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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】インターフェース表示方法及び端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20240207BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20240207BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/04886
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022510216
(86)(22)【出願日】2020-08-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-24
(86)【国際出願番号】 CN2020107424
(87)【国際公開番号】W WO2021031868
(87)【国際公開日】2021-02-25
【審査請求日】2022-02-21
(31)【優先権主張番号】201910757131.7
(32)【優先日】2019-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】曹 延杰
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109814795(CN,A)
【文献】国際公開第2016/042864(WO,A1)
【文献】特表2014-511524(JP,A)
【文献】特表2017-528776(JP,A)
【文献】特開2015-041271(JP,A)
【文献】国際公開第2016/200586(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第106933468(CN,A)
【文献】特開2015-021732(JP,A)
【文献】特開平10-293677(JP,A)
【文献】長谷川 裕行 ,マニュアルには書かれない独習者のためのもっと中級のパソコン入門,アスキー.PC ,日本,株式会社アスキー,2003年12月01日,第6巻,第12号,第146~149頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に用いられるインターフェース表示方法であって、
前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることとを含み、
前記ターゲットコントロールは、少なくとも二つのサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つのアプリケーションプログラムを指示し、
各々の前記サブコントロールの指示するアプリケーションが異なり、
前述した、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することは、
前記ターゲットコントロールにおける第一のサブコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することを含み、前記第一のサブコントロールが、前記第一のアプリケーションプログラムを指示し、
前述した、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることは、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることを含み、
そのうち、前記第二のサブコントロールは、前記第一の入力によって決定される、インターフェース表示方法。
【請求項2】
前記少なくとも二つのサブコントロールは、オーバーラップ状態である、請求項1に記載のインターフェース表示方法。
【請求項3】
前述した、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることは、
前記第一の入力に応答し、前記第一のサブコントロールを第一の面積から第二の面積に調整することと、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得することと、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることとを含む、請求項1に記載のインターフェース表示方法。
【請求項4】
前述した、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることの後、前記方法は、
前記第二のサブコントロールを第二の面積から第一の面積に調整することをさらに含む、請求項3に記載のインターフェース表示方法。
【請求項5】
前述した、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることは、
前記第一の入力に応答し、初期コントロール面積が前記第一のサブコントロールと同じである予備コントロールを表示させ、前記予備コントロールを第二の面積に調整することと、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得することと、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることとを含む、請求項1に記載のインターフェース表示方法。
【請求項6】
前記第一の入力は、スライド入力であり、
述した、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることは、
前記スライド入力のスライド方向に基づき、第のサブコントロールを決定することと、
前記スライド入力に応答し、前記第一の領域によって前記第のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることとを含む、請求項1に記載のインターフェース表示方法。
【請求項7】
前述した、前記ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することの前、前記方法は、
前記ターゲットコントロールにおける第のサブコントロールに対するユーザの第二の入力を受信することと、
前記第二の入力に応答し、前記ターゲットコントロールにおける各サブコントロールを互いにオーバーラップしない状態に調整することとをさらに含む、請求項6に記載のインターフェース表示方法。
【請求項8】
前述した、前記スライド入力のスライド方向に基づき、第のサブコントロールを決定することは、
前記スライド方向に基づき、前記第のサブコントロールの移動方向を決定することと、
前記移動方向での第のサブコントロールを取得することとを含む、請求項6に記載のインターフェース表示方法。
【請求項9】
端末であって、
前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第一の表示モジュールとを含み、
前記ターゲットコントロールは、少なくとも二つのサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つのアプリケーションプログラムを指示し、
各々の前記サブコントロールの指示するアプリケーションが異なり、
前記第一の受信モジュールは、
前記ターゲットコントロールにおける第一のサブコントロールに対するユーザの第一の入力を受信するために用いられ、前記第一のサブコントロールが、前記第一のアプリケーションプログラムを指示し、
前記第一の表示モジュールは、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるために用いられ、
そのうち、前記第二のサブコントロールは、前記第一の入力によって決定される、端末。
【請求項10】
前記少なくとも二つのサブコントロールは、オーバーラップ状態である、請求項9に記載の端末。
【請求項11】
前記第一の表示モジュールは、
前記第一の入力に応答し、前記第一のサブコントロールを第一の面積から第二の面積に調整するための第一の調整ユニットと、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得するための第一の取得ユニットと、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第一の表示ユニットとを含む、請求項9に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年8月16日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910757131.7の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、通信技術分野に関し、特にインターフェース表示方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
携帯電話のソフトウェアとハードウェアの発展に伴い、人々の携帯電話に取り付けられるアプリケーションプログラム(APP)は、ますます多くなり、携帯電話を使用している過程で、複数のAPPを開くことが多いが、毎回、一つのAPPインターフェースしか表示されなく、各APP間を切り替えたい場合、バックグラウンドを開いてバックグラウンドで運行するAPPを選択するか、又はデスクトップに戻り、APPが位置するインターフェースへスライドし、APPアイコンをクリックしてAPPを開く必要がある。
【0004】
関連技術は、携帯電話のバックグラウンド又はシステムデスクトップなどの方式によって、複数のステップの操作を通じてAPP切り替えを行い、複数回のクリック、スライドなどの操作が必要であり、操作が複雑で、APPを迅速に切り替えることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、関連するAPP切り替え方式の操作が複雑である問題を解決するためのインターフェース表示方法及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。
【0007】
第一の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、端末に用いられるインターフェース表示方法を提供する。前記方法は、
前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることとを含む。
【0008】
第二の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、端末をさらに提供する。前記端末は、
前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第一の表示モジュールとを含む。
【0009】
第三の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、端末をさらに提供する。前記端末は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述したインターフェース表示方法のステップを実現させる。
【0010】
第四の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述したインターフェース表示方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0011】
発明の実施例では、端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることによって、アプリケーションプログラムを迅速に入れ替えることが可能な表示領域を実現させた。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示のいくつかの実施例のインターフェース表示方法のフローチャートを示す。
図2】フレキシブルディスプレイのインターフェース状態の概略図を示す。
図3】フレキシブルディスプレイの曲げ状態の概略図を示す。
図4】アプリケーションプログラム切替アイコンを呼び出すユーザ操作状態の概略図を示す。
図5】アプリケーションプログラムを切り替えるユーザ操作状態の概略図のその一を示す。
図6】アプリケーションプログラムを切り替えるユーザ操作状態の概略図のその二を示す。
図7】アプリケーションプログラム切替アイコンをキャンセルするユーザ操作状態の概略図を示す。
図8】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその一を示す。
図9】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその二を示す。
図10】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその三を示す。
図11】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその四を示す。
図12】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその五を示す。
図13】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその六を示す。
図14】本開示のいくつかの実施例の端末のモジュール概略図のその七を示す。
図15】本開示のいくつかの実施例の端末のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0014】
図1に示すように、本開示のいくつかの実施例は、端末に用いられるインターフェース表示方法を提供する。この方法は、以下のステップを含む。
【0015】
ステップ101、前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信し、
そのうち、前記ターゲットコントロールは、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するために用いられ、この第一の入力は、クリック入力、長押入力、スライド入力などであってもよく、つまり、この第一の入力は、ユーザが端末のインターフェース上でターゲットコントロールに対して実行する特定の操作であり、クリック操作、長押操作、スライド操作、スケーリング操作などを含む。
【0016】
ステップ102、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させる。
【0017】
なお、本開示のいくつかの実施例でいうアプリケーションプログラムとは、一つの端末の画面の異なる領域ですでに開いているアプリケーションプログラムであり、この領域は、スクリーンをオフにする状態であってもよく、スクリーンをオンにする状態であってもよく、本開示のいくつかの実施例において、第二のアプリケーションプログラムが第一の領域に表示される前にすでにオープン状態であり、且つそのユーザインターフェースは、第一の領域以外の他の領域にすでに表示されていた。
【0018】
なお、前記端末は、第一の領域と第二の領域とを含み、端末がターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信する前に、前記第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースは、前記第一の領域上に表示され、前記第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースは、前記第二の領域上に表示され、具体的には、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信した後、端末は、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させた後、端末はさらに、前記第二の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させ、つまり、この場合、第一の領域と第二の領域で表示されるアプリケーションプログラムのユーザインターフェースの入れ替えを実現しており、なお、この場合、ターゲットコントロールは、第一の領域又は第二の領域上に表示され、ユーザがターゲットコントロールに対して特定の操作を実行した後、ユーザがアプリケーションプログラムの画面間のドラッグ操作を実行することなく、二つの領域上のアプリケーションプログラムを迅速に入れ替えることができる。
【0019】
なお、前記端末は、少なくとも二つの領域を含み、端末がターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信する前に、ユーザの第三の入力を受信し、アプリケーションプログラムが表示されたユーザインターフェースの領域個数Nを取得し、前記第三の入力に応答し、ターゲットコントロールを表示させ、前記ターゲットコントロールは、N個のサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つの領域上に表示されるアプリケーションプログラムを指示し、
そのうち、Nは、1よりも大きい整数である。
【0020】
なお、この場合、ターゲットコントロールに対して第一の入力を実行する前に、まず、ターゲットコントロールを表示させる必要があり、ターゲットコントロールを表示させる時、すでに開いているアプリケーションプログラムが表示されたユーザインターフェースの領域の個数に応じて行われ、つまり、アプリケーションプログラムを表示させる領域がいくつかあれば、表示されるターゲットコントロールは、いくつかのサブコントロールを含み、それによってアプリケーションプログラムに対する制御を容易に実現させることができる。
【0021】
なお、このターゲットコントロールは、少なくとも二つのサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つのアプリケーションプログラムを指示し、例えば、各サブコントロールは、一つの円形で示される。
【0022】
以下では、まず、本開示のいくつかの実施例の具体的な実現の前提を具体的に説明し、以下の通りである。
【0023】
例えば、フレキシブルディスプレイが使用された携帯電話上で、フレキシブルディスプレイの各表示部分(即ち領域)を一定の角に折り畳んでもよい。携帯電話のフレキシブルディスプレイを3つの表示部分に分けるとともに、携帯電話の左側の三分の一の表示部分を折り畳み、携帯電話の中間の表示部分と45度の角にし、この表示部分は、第一のディスプレイ(第一の表示領域と呼ばれてもよい)であり、同様に、携帯電話の右側の三分の一の表示部分を折り畳み、携帯電話の中間の表示部分と45度の角にし、この表示部分は、第二のディスプレイ(第二の表示領域と呼ばれてもよい)である。上記操作により、この時、携帯電話全体が3つの表示部分に分けられ、中間の表示部分は、即ち第三のディスプレイ(第三の表示領域と呼ばれてもよい)である。この3つの表示部分がいずれも独立しており、一つの携帯電話には3つのディスプレイが同時に存在することに相当し、具体的には、図2に示される通りである。
【0024】
まず、ユーザは、一番左の第一のディスプレイで使用したい一つのAPP1を開き、この時、第一のディスプレイには、APP1のユーザインターフェースが表示され、それから左側の画面を後ろに折り畳み、携帯電話の中間の画面と180度の角にし、この時、携帯電話の左側の画面は、スクリーンをオフにする状態にあり、それから、ユーザは、一番右の第二のディスプレイで二番目の使用したいAPP2を開き、この時、第二のディスプレイには、APP2のユーザインターフェースが表示され、同様に、右側の画面を後ろに折り畳み、携帯電話の中間の画面と180度の角にし、この時、携帯電話の右側の画面も、スクリーンをオフにする状態にあり、最後に、携帯電話の中間の第三のディスプレイで一つのAPP3を開き、この時、第三のディスプレイには、APP3のユーザインターフェースが表示され、ユーザが操作するのも中間の第三のディスプレイであり、次にユーザは、携帯電話の中間の第三のディスプレイでこのAPP3を正常に使用することができ、具体的には、図3に示される通りである。
【0025】
アプリケーションプログラム表示領域の入れ替えを実現するために、まず、端末の画面にターゲットコントロールを表示させる必要があり、具体的には、端末上でスライド入力を実行し、端末は、前記スライド入力に応答し、ターゲットコントロールを表示させてもよい。
【0026】
選択的に、このスライド入力は、端末のフレキシブルディスプレイの二つのディスプレイの接続領域で実行したスライド操作であり、端末は、このスライド入力に応答し、ターゲットコントロール(即ちアプリケーションプログラム切替アイコン)を表示させ、具体的には、このターゲットコントロールは、少なくとも二つのサブコントロールを含み、各サブコントロールは、フレキシブルディスプレイにおいてすでに開いている一つのアプリケーションプログラムに対応し、且つ各サブコントロール上には、すでに開いている一つのアプリケーションプログラムの識別子情報が表示される。
【0027】
具体的には、ターゲットコントロールの少なくとも二つのサブコントロールは、オーバーラップ状態であり、例えば、各サブコントロールは、一つの円形であり、ターゲットコントロールは、異なる面積を有する円形によって構成される同心円である。
【0028】
例えば、ユーザが第三のディスプレイを使用する過程において、第一のディスプレイ又は第二のディスプレイに設置されているAPPに切り替えたい場合、操作のために一つのターゲットコントロール(即ちアプリケーションプログラム切替アイコン)を呼び出す必要があり、ターゲットコントロールを呼び出す具体的な操作方式は、第三のディスプレイと第二のディスプレイが折り畳まれる位置で、指で上に一定の距離だけスライドした後、下に一定の距離だけスライドすると、このターゲットコントロールを呼び出すことができ、つまり、端末は、アプリケーションプログラム切替モードに入り、具体的には、図4に示すように、具体的には、第三のディスプレイの下半分には、3つの同心の円形が表示され、第一の円形10、第二の円形20と第三の円形30によって構成されるターゲットコントロール(例えば、図4における回転ホイール形状のコントロール)、このターゲットコントロールは、APPインターフェースの上部に表示され、ターゲットコントロールの第一層の円環(第三の円形30と第二の円形20によって構成される円環)上には、第一のディスプレイにおいてすでに開いているAPP1が表示され、ターゲットコントロールの第二層の円環(第一の円形10と第二の円形20によって構成される円環)上には、第二のディスプレイにおいて設置されているAPP2が表示され、第一の円形10(即ち中心円)上には、すでに開いているAPP3が表示される。
【0029】
以下、本開示のいくつかの実施例についてそれぞれ説明し、具体的には、以下の通りである。
【0030】
選択的に、ステップ101の一具体的な実現方式は、前記ターゲットコントロールにおける第一のサブコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することであり、さらに、ステップ102の実現方式は、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることであり、そのうち、前記第二のサブコントロールは、前記第一の入力によって決定される。
【0031】
以下、それぞれ異なる観点から、ステップ102のさらなる実現方式について説明し、具体的には、以下の通りである。
【0032】
方式1、サブコントロールの面積を入れ替えることによってアプリケーションプログラムの表示領域の入れ替えを実現させる
具体的には、この場合、ステップ102のさらなる実現方式は、前記第一の入力に応答し、前記第一のサブコントロールを第一の面積から第二の面積に調整し、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得し、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることである。
【0033】
なお、この場合は、サブコントロールの面積を調節することによってアプリケーションプログラムの表示領域の入れ替えを実現させることであり、つまり、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させた後、端末は、前記第二のサブコントロールを第二の面積から第一の面積に調整し、即ち、調節時、一つのサブコントロールの面積を別のサブコントロールの面積と同じであるように調節し、この時、別のサブコントロールの面積は、面積調節を行うサブコントロールの面積に自動的に調整される。
【0034】
方式2、補助コントロールを介して補助コントロール面積の調節を行うことによって、アプリケーションプログラムの表示領域の入れ替えを実現させる。
【0035】
具体的には、この場合、ステップ102のさらなる実現方式は、
前記第一の入力に応答し、初期コントロール面積が前記第一のサブコントロールと同じである予備コントロールを表示させ、前記予備コントロールを第二の面積に調整し、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得し、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることである。
【0036】
例えば、この予備コントロールは、一つのぼかしたグラフィックスであり、即ち、ユーザが第一の入力を実行した後、このターゲットコントロール上にはこのぼかしたグラフィックスが表示され、それと同時に、このぼかしたグラフィックスの面積を調整することもできる。
【0037】
例えば、ユーザは、手で中心の円形を押さえ、この時、この円形の位置には、一つのぼかした円形40(即ち上述した予備コントロール)が現れ、ユーザの指のスライドが絶えずに変化するとともに、ユーザが上へスライドし、ぼかした円形40が徐々に大きくなり、ぼかした円形40の大きさが第二層の円環(第一の円形10と第二の円形20によって構成される円環)と同じである時、この時、スライドを停止し、指を画面から離し、このサークル上に表示されるAPP3が第二層の円環に表示されるAPP2と入れ替え、円環上の表示の変化とともに、第二のディスプレイと第三のディスプレイのAPPも入れ替えて表示され、即ち、第三のディスプレイにAPP2が表示され、第二のディスプレイにAPP3が表示され、この時、第二のディスプレイは、依然としてスクリーンをオフにする状態であるが、それは、APP3の現在の状態を保存しており、具体的には、図5に示される通りである。
【0038】
同様に、ぼかした円の大きさが第一層の円環(即ち第三の円形30と第二の円形20によって構成される円環)と同じである時、この時、スライドを停止し、指を画面から離し、中心のサークルに表示されるAPP3が第一層の円環に表示されるAPP1と入れ替え、円環上の表示の変化とともに、第一のディスプレイと第三のディスプレイのAPPも入れ替えて表示され、即ち第三のディスプレイにAPP1が表示され、第一のディスプレイにAPP3が表示され、この時、第一のディスプレイは、依然としてスクリーンをオフにする状態であるが、それは、APP3の現在の状態を保存している。
【0039】
例えば、ユーザが手で第一層の円環を押さえ、この時、第一層の円環の位置には一つのぼかした円が現れ、ユーザの指のスライドが絶えずに変化するとともに、ユーザが下へスライドし、ぼかした円が徐々に減少し、ぼかした円の大きさが第二層の円環と同じである時、この時、スライドを停止し、指を画面から離し、第一層の円環に表示されるAPP1が第二層の円環に表示されるAPP2と入れ替え、円環上の表示の変化とともに、第一のディスプレイと第二のディスプレイのAPPも入れ替えて表示され、即ち第一のディスプレイにAPP2が表示され、第二のディスプレイにAPP1が表示され、この時、第一のディスプレイと第二のディスプレイは、依然としてスクリーンをオフにする状態であり、APP1とAPP2の現在の状態を保存している。
【0040】
同様に、ぼかした第一層の円環の大きさが中心のサークルと同じである時、この時、スライドを停止し、指を画面から離し、中心のサークルに表示されるAPP3が第一層の円環に表示されるAPP1と入れ替え、円環上の表示の変化とともに、第一のディスプレイと第三のディスプレイのAPPも入れ替えて表示され、即ち第三のディスプレイにAPP1が表示され、第一のディスプレイにAPP3が表示され、この時、第一のディスプレイは、依然としてスクリーンをオフにする状態であるが、それは、APP3の現在の状態を保存している。
【0041】
なお、第二層の円環をドラッグする操作が第一層の円環をドラッグする操作と同じであり、ここではこれ以上説明しない。
【0042】
選択的に、ステップ101の別の具体的な実現方式は、第三のサブコントロールに対するユーザのスライド入力を受信することであり、さらに、ステップ102の実現方式は、前記スライド方向に基づき、第四のサブコントロールを決定し、前記スライド入力に応答し、前記第一の領域によって前記第四のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることである。
【0043】
なお、ターゲットコントロールがオーバーラップ状態にある複数のサブコントロールを含むため、まず複数のサブコントロールを分離する必要があり、つまり、ステップ101の前に、前記ターゲットコントロールにおける第三のサブコントロールに対するユーザの第二の入力を受信することと、前記第二の入力に応答し、前記ターゲットコントロールにおける各サブコントロールを互いにオーバーラップしない状態に調整することとをさらに含む。
【0044】
さらに、前記スライド方向に基づき、第四のサブコントロールを決定する方式は、前記スライド方向に基づき、前記第三のサブコントロールの移動方向を決定することと、前記移動方向での第四のサブコントロールを取得することである。
【0045】
この実現方式では、オーバーラップ状態にある複数のサブコントロールを含むターゲットコントロールが表示された後、まず、複数のサブコントロールを分離する必要があり、即ち、複数のサブコントロールの状態を互いにオーバーラップしない状態に調整し、それから、そのうちの一つのサブコントロールを操作し、この操作に基づき、このサブコントロールに対応するアプリケーションプログラムがどのサブコントロールに対応するアプリケーションプログラムの表示領域と入れ替えるかを決定し、それから、アプリケーションプログラムの表示領域の入れ替えを実行すればよく、アプリケーションプログラムの表示領域の入れ替えをより容易にすることができる。
【0046】
例えば、中心円を押さえ、ユーザの指が画面の上部へスライドし、中心のサークルは、指とともに画面の上部にスライドすると同時に、第一層の円環は、画面の左下に自動的に移動され、第二層の円環は、画面の右下に自動的に移動される。3つの同心円は、分散されて3つの円になり、図6に示すように、図6には、第一の円形10、第二の円形20と第三の円形30が表示され、そのうち、第三のディスプレイに表示されるAPPを代表する円が画面の上部にあり、第一のディスプレイに対応する円が左下に表示され、第二のディスプレイに対応する円が右下に表示され、第一の画面に対応する円を押さえて図6における矢印の方向に沿って、画面の上部に速くスライドすると、この時、第一のディスプレイに対応する円は、画面の上部で対応する第三のディスプレイに表示されるAPP3の円の位置へ移動すると同時に、画面の上部で第三のディスプレイに対応する円は、画面の左下の第一のディスプレイに対応する円の位置へ移動し、二つの円の入れ替え位置が完了された後、第一のディスプレイのAPP1は、第三の画面に表示され、APP3の状態は、第一のディスプレイに保存され、なお、第二のディスプレイと第三のディスプレイの入れ替えも同様である。
【0047】
なお、ユーザはアプリケーションプログラム切替の操作を実行した後、ユーザは、二つの表示部分の接続領域でスライド操作を実行するだけでアプリケーションプログラム切替モードを終了させることができ、例えば、ユーザ切り替えAPPが完了された後、又はターゲットコントロールをキャンセルしたい時、第一のディスプレイと第三のディスプレイが折り畳まれる位置で、指で上へ一定の距離だけスライドしてから、下へ一定の距離だけスライドするだけで、ターゲットコントロールをキャンセルすることができ、具体的には、図7に示される通りである。
【0048】
なお、アプリケーションプログラム切替モードの呼び出しとアプリケーションプログラム切替モードの終了のスライド操作は、同じ表示部分の接続領域でスライド操作を実行してもよく、異なる表示部分の接続領域でスライド操作を実行してもよく、端末がアプリケーションプログラム切替モードにない時、このスライド操作を実行すると、アプリケーションプログラム切替モードを呼び出し、端末がアプリケーションプログラム切替モードにある時、このスライド操作を実行すると、アプリケーションプログラム切替モードを終了させる。
【0049】
なお、本開示のいくつかの実施例は、同一の端末上の異なる表示領域におけるアプリケーションプログラムの入れ替えを迅速に実現させることができ、ユーザ操作を容易にした。
【0050】
図8図14に示すように、本開示のいくつかの実施例は、端末をさらに提供する。この端末は、
前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信するための第一の受信モジュール801と、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第一の表示モジュール802とを含む。
【0051】
具体的には、前記ターゲットコントロールは、少なくとも二つのサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つのアプリケーションプログラムを指示する。
【0052】
選択的に、前記少なくとも二つのサブコントロールは、オーバーラップ状態である。
【0053】
選択的に、前記第一の受信モジュール801は、
前記ターゲットコントロールにおける第一のサブコントロールに対するユーザの第一の入力を受信するために用いられ、
前記第一の表示モジュール802は、
前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるために用いられ、
そのうち、前記第二のサブコントロールは、前記第一の入力によって決定される。
【0054】
さらに、前記第一の表示モジュール802は、
前記第一の入力に応答し、前記第一のサブコントロールを第一の面積から第二の面積に調整するための第一の調整ユニット8021と、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得するための第一の取得ユニット8022と、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第一の表示ユニット8023とを含む。
【0055】
選択的に、前記第一の表示ユニット8023が前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させた後、
前記第二のサブコントロールを第二の面積から第一の面積に調整するための第二の調整ユニット8024をさらに含む。
【0056】
選択的に、前記第一の表示モジュール802は、
前記第一の入力に応答し、初期コントロール面積が前記第一のサブコントロールと同じである予備コントロールを表示させ、前記予備コントロールを第二の面積に調整するための応答ユニット8025と、
コントロール面積が第二の面積である第二のサブコントロールを取得するための第二の取得ユニット8026と、
前記第一の領域によって第二のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第二の表示ユニット8027とを含む。
【0057】
選択的に、前記第一の受信モジュール801は、
第三のサブコントロールに対するユーザのスライド入力を受信するために用いられ、
前記第一の表示モジュール802は、
前記スライド方向に基づき、第四のサブコントロールを決定するための決定ユニット8028と、
前記スライド入力に応答し、前記第一の領域によって前記第四のサブコントロールにより指示される第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第三の表示ユニット8029とを含む。
【0058】
選択的に、前記第一の受信モジュール801が前記ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信する前に、
前記ターゲットコントロールにおける第三のサブコントロールに対するユーザの第二の入力を受信するための第二の受信モジュール803と、
前記第二の入力に応答し、前記ターゲットコントロールにおける各サブコントロールを互いにオーバーラップしない状態に調整するための調整モジュール804とをさらに含む。
【0059】
具体的には、前記決定ユニット8028は、
前記スライド方向に基づき、前記第三のサブコントロールの移動方向を決定することと、
前記移動方向での第四のサブコントロールを取得することに用いられる。
【0060】
選択的に、前記端末は、第一の領域と第二の領域とを含み、
第一の受信モジュール801がターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信する前に、前記第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースは、前記第一の領域上に表示され、前記第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースは、前記第二の領域上に表示され、
前記第一の表示モジュール802が前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させた後、
前記第二の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させるための第二の表示モジュールをさらに含む。
【0061】
選択的に、前記端末は、少なくとも二つの領域を含み、
前記第一の受信モジュール801がターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信する前に、
ユーザの第三の入力を受信するための第三の受信モジュール805と、
アプリケーションプログラムが表示されたユーザインターフェースの領域個数Nを取得するための取得モジュール806と、
前記第三の入力に応答し、ターゲットコントロールを表示させるための第三の表示モジュール807であって、前記ターゲットコントロールは、N個のサブコントロールを含み、各サブコントロールは、一つの領域上に表示されるアプリケーションプログラムを指示する第三の表示モジュール807とをさらに含み、
そのうち、Nは、1よりも大きい整数である。
【0062】
本開示のいくつかの実施例による端末は、図1の方法の実施例において端末によって実現された各プロセスを実現させることができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。本開示のいくつかの実施例の端末は、端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることによって、アプリケーションプログラムを迅速に入れ替えることが可能な表示領域を実現させており、ユーザ使用体験を向上させた。
【0063】
図15は、本開示のいくつかの実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0064】
この端末150は、無線周波数ユニット1510、ネットワークモジュール1520、オーディオ出力ユニット1530、入力ユニット1540、センサ1550、表示ユニット1560、ユーザ入力ユニット1570、インターフェースユニット1580、メモリ1590、プロセッサ1511、及び電源1512などの部品を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図15に示す端末構造は、端末に対する限定を構成しなく、端末には、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置が含まれてもよい。本開示のいくつかの実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0065】
そのうち、プロセッサ1511は、前記端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、第一のアプリケーションプログラム及び/又は第二のアプリケーションプログラムを指示するためのターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信することと、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることに用いられる。
【0066】
本開示のいくつかの実施例の端末は、端末の画面の第一の領域によって第一のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースが表示された場合、ターゲットコントロールに対するユーザの第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記第一の領域によって第二のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示させることによって、アプリケーションプログラムを迅速に入れ替えることが可能な表示領域を実現させており、ユーザ使用体験を向上させた。
【0067】
理解すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、無線周波数ユニット1510は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ1511に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1510は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット1510は、無線通信システムやネットワークによって他の機器との通信を行ってもよい。
【0068】
端末は、ネットワークモジュール1520によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0069】
オーディオ出力ユニット1530は、無線周波数ユニット1510又はネットワークモジュール1520によって受信された又はメモリ1590に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット1530はさらに、端末150によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号着信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット1530は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0070】
入力ユニット1540は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1540は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)1541とマイクロホン1542を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ1541は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット1560上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ1541によって処理された画像フレームは、メモリ1590(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット1510又はネットワークモジュール1520によって送信されてもよい。マイクロホン1542は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット1510によって移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0071】
端末150は、少なくとも一つのセンサ1550、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル1561の輝度を調整することができ、接近センサは、端末150が耳元に移動した時、表示パネル1561及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横画面切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる。センサ1550はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。
【0072】
表示ユニット1560は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット156は、表示パネル1561を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル1561が配置されてもよい。
【0073】
ユーザ入力ユニット1570は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット1570は、タッチパネル1571及び他の入力機器1572を含む。タッチパネル1571は、タッチ画面とも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1571上又はタッチパネル1571付近で行う操作)を收集することができる。タッチパネル1571は、タッチ検出装置とタッチコントロールという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントロールに伝送し、タッチコントロールは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ1511に送信し、プロセッサ1511から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル1571を実現してもよい。タッチパネル1571以外、ユーザ入力ユニット157は、他の入力機器1572をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1572は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。
【0074】
さらに、タッチパネル1571は、表示パネル1561上に覆われてもよい。タッチパネル1571は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ1511に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ1511は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1561上で相応な視覚出力を提供する。図15では、タッチパネル1571と表示パネル1561は、二つの独立した部品として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル1571と表示パネル1561を集積して端末の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0075】
インターフェースユニット1580は、外部装置と端末150との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット1580は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末150内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は端末150と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0076】
メモリ1590は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1590は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ1590は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0077】
プロセッサ1511は、端末の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ1590に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ1590に記憶されたデータ呼び出し、端末の様々な機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ1511は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1511は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1511に集積されなくてもよい。
【0078】
端末150は、各部品に電力を供給する電源1512(例えば電池)をさらに含んでもよい。選択的に、電源1512は、電源管理システムによってプロセッサ1511にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0079】
また、端末150は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0080】
選択的に、本開示のいくつかの実施例は、端末をさらに提供する。この端末は、プロセッサ1511と、メモリ1590と、メモリ1590に記憶され、且つ前記プロセッサ1511上で運行できるプログラムとを含み、このプログラムがプロセッサ1511によって実行される時、インターフェース表示方法実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0081】
本開示のいくつかの実施例はさらに、可読記憶媒体を提供する。可読記憶媒体には、プログラムが記憶されており、このプログラムがプロセッサによって実行される時、インターフェース表示方法実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前述した可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0082】
理解できるように、本開示のいくつかの実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントロール、マイクロコントロール、マイクロプロセッサ、本出願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0083】
なお、本明細書では、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0084】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0085】
以上の説明は、本開示の選択的な実施の形態であり、指摘すべきなのは当業者にとって、本開示に記載の原理から逸脱しない前提で若干の改良と修正を行うこともでき、これらの改良と修正も本開示の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0086】
10 第一の円形
20 第二の円形
30 第三の円形
40 ぼかした円形
45 携帯電話の中間の表示部分と
150 端末
801 第一の受信モジュール
802 第一の表示モジュール
803 第二の受信モジュール
804 調整モジュール
805 第三の受信モジュール
806 取得モジュール
807 第三の表示モジュール
1510 無線周波数ユニット
1511 プロセッサ
1512 電源
1520 ネットワークモジュール
1530 オーディオ出力ユニット
1540 入力ユニット
1541 グラフィックスプロセッサ
1542 マイクロホン
1550 センサ
1560 表示ユニット
1561 表示パネル
1570 ユーザ入力ユニット
1571 タッチパネル
1572 他の入力機器
1580 インターフェースユニット
1590 メモリ
8021 第一の調整ユニット
8022 第一の取得ユニット
8023 第一の表示ユニット
8024 第二の調整ユニット
8025 応答ユニット
8026 第二の取得ユニット
8027 第二の表示ユニット
8028 決定ユニット
8029 第三の表示ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15