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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】異形タバコの製造及び包装方法
(51)【国際特許分類】
   B65B 19/10 20060101AFI20240207BHJP
   B65D 85/10 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
B65B19/10
B65D85/10
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022549747
(86)(22)【出願日】2021-11-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 CN2021128255
(87)【国際公開番号】W WO2023045034
(87)【国際公開日】2023-03-30
【審査請求日】2022-10-18
(31)【優先権主張番号】202111107278.5
(32)【優先日】2021-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517283640
【氏名又は名称】雲南中煙工業有限責任公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】楊璽
(72)【発明者】
【氏名】田原
(72)【発明者】
【氏名】呉穎
(72)【発明者】
【氏名】陳芳鋭
(72)【発明者】
【氏名】尹志▲じゃん▼
【審査官】▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2011-0043356(KR,A)
【文献】中国特許出願公開第109998163(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B19/00-23/22
B65D85/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1)異形タバコ収容室が折り畳みにより形成可能なインナラッパを設計する段階と、
2)インナラッパを折り畳んで異形タバコ収容室を形成する段階と、
3)通常のタバコを異形タバコ収容室の内部に充填する段階と、
4)所定時間放置し、前記異形タバコ収容室の固定及び押圧の作用により、通常のタバコの横断面を円形から異形にして異形タバコ収容室に収容する段階と、を含み、
前記異形タバコ収容室の内接円の直径が通常のタバコの直径より小さく、前記インナラッパの材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであり、
前記異形タバコは、横断面が四角形の四角形タバコを含み、
四角形タバコのインナラッパは、充填押圧固定ブランク(F1)、中間仕切りブランク(F2)及び仕切りパネル(F4)を含み、
前記充填押圧固定ブランク(F1)は、第1折り畳みパネル(F11)、第2折り畳みパネル(F12)、第3折り畳みパネル(F13)、第4折り畳みパネル(F14)、第5折り畳みパネル(F15)及び第6折り畳みパネル(F16)を含み、第1直方体に折り畳まれることができ、前記第2折り畳みパネル(F12)、第3折り畳みパネル(F13)、第4折り畳みパネル(F14)及び第6折り畳みパネル(F16)が、前記第1折り畳みパネル(F11)の4つの辺に順次連なって第1直方体の4つの側面とされ、前記第1折り畳みパネル(F11)が第1直方体の底面とされ、前記第5折り畳みパネル(F15)が第1直方体の上面とされ、
前記第3折り畳みパネル(F13)と前記第2折り畳みパネル(F12)が、同じ大きさ及び形状を有し、それぞれ第1折り畳みパネル(F11)の左右両側に位置し、前記第2折り畳みパネル(F12)の前記第1折り畳みパネル(F11)から遠い側と、前記第3折り畳みパネル(F13)の前記第1折り畳みパネル(F11)から遠い側にそれぞれ第1フラップ(F17)が連結され、前記第1フラップ(F17)の前記第1折り畳みパネル(F11)から遠い側に第1差込部(F171)を有し、
第4折り畳みパネル(F14)、第6折り畳みパネル(F16)が、それぞれ前記第1折り畳みパネル(F11)の上下両側に位置し、前記第4折り畳みパネル(F14)の前記第1折り畳みパネル(F11)から遠い側が第5折り畳みパネル(F15)に連なり、前記第5折り畳みパネル(F15)には、前記第1差込部(F171)に対応する第1切り欠き(F151)が設けられ、
前記第6折り畳みパネル(F16)の前記第1折り畳みパネル(F11)から遠い側に第2フラップ(F18)及び第3フラップ(F19)が順次連結され、前記第6折り畳みパネル(F16)と前記第2フラップ(F18)との連結部に摘みタブ(F161)が設けられ、前記第2フラップ(F18)、第3フラップ(F19)が前記第1直方体の上面から第1直方体内に差し込み可能であり、
前記摘みタブ(F161)を手で引くことで前記第2フラップ(F18)、第3フラップ(F19)を前記第1直方体内から引き出すことができ、
前記中間仕切りブランク(F2)は、第7折り畳みパネル(F21)、第8折り畳みパネル(F22)及び第9折り畳みパネル(F24)を含み、側面に開口を有する第2直方体に折り畳まれることができ、前記第7折り畳みパネル(F21)が前記第2直方体の上面とされ、前記第8折り畳みパネル(F22)が前記第2直方体の底面とされ、前記第7折り畳みパネル(F21)と前記第8折り畳みパネル(F22)が前記第9折り畳みパネル(F24)を介して連結され、
前記第8折り畳みパネル(F22)に第2切り欠き(F221)を有し、前記第8折り畳みパネル(F22)の左右両側には第10折り畳みパネル(F23)が外に向かって延在し、前記第10折り畳みパネル(F23)の前記第8折り畳みパネル(F22)から遠い側に第2差込部(F231)を有し、前記第10折り畳みパネル(F23)に折り目が設けられ、前記折り目に沿って折り畳むことで、前記第2差込部(F231)を第2切り欠き(F221)に差し込むことができ、前記第10折り畳みパネル(F23)が前記第8折り畳みパネル(F22)の左右両側に中空構造を有する第3直方体を形成し、
第2直方体を前記第1直方体内に差し込むことで、前記第2直方体の上部及び底部がそれぞれ前記第1直方体の上部及び底部と第4直方体空間を形成し、前記第2直方体内部及び前記第4直方体空間が、タバコに固定及び押圧の作用をするように、タバコの形状及び大きさを規制し、
前記仕切りパネル(F4)は、パネル本体(F41)と、前記パネル本体(F41)に垂直に立設される複数の直立仕切り片(F42)とを含み、各前記直立仕切り片(F42)は、前記直立仕切り片(F42)の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
前記第2直方体及び前記第4直方体空間内の円形タバコは、充填押圧固定ブランク(F1)、前記中間仕切りブランク(F2)及び前記仕切りパネル(F4)の固定及び押圧により、円形タバコから四角形タバコとなることを特徴とする、異形タバコの製造及び包装方法。
【請求項2】
各層のタバコには独立した前記仕切りパネル(F4)が設けられ、前記直立仕切り片(F42)の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しく、隣り合う前記直立仕切り片(F42)の間の間隔が前記タバコの直径よりも小さいか、又は、前記直立仕切り片(F42)の高さが前記タバコの直径よりも小さいか、又は、隣り合う前記直立仕切り片(F42)の間の間隔及び前記直立仕切り片(F42)の高さがいずれも前記タバコの直径よりも小さく、前記充填押圧固定ブランク(F1)、中間仕切りブランク(F2)及び仕切りパネル(F4)の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートから選択され、前記第1切り欠き(F151)が2つであり、前記第1切り欠き(F151)に対応する前記第1差込部(F171)も2つであり、前記第2切り欠き(F221)が4つであり、前記第2切り欠き(F221)に対応する前記第2差込部(F231)も4つであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
1)異形タバコ収容室が折り畳みにより形成可能なインナラッパを設計する段階と、
2)インナラッパを折り畳んで異形タバコ収容室を形成する段階と、
3)通常のタバコを異形タバコ収容室の内部に充填する段階と、
4)所定時間放置し、前記異形タバコ収容室の固定及び押圧の作用により、通常のタバコの横断面を円形から異形にして異形タバコ収容室に収容する段階と、を含み、
前記異形タバコ収容室の内接円の直径が通常のタバコの直径より小さく、前記インナラッパの材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであり、
前記異形タバコは、一端の横断面が円形で、他端の横断面が四角形の四角形・円形組み合わせ型タバコを含み、
四角形・円形組み合わせ型タバコのインナラッパは、充填押圧固定ブランク(FY1)、内部固定ブランク(FY2)、中間固定ブランク(FY3)及び仕切りパネル(FY4)を含み、
充填押圧固定ブランク(FY1)は、請求項に記載の充填押圧固定ブランク(F1)と同じであり、
前記内部固定ブランク(FY2)は、第1側板(FY21)を含み、前記第1側板(FY21)の左右両側にそれぞれ第2側板(FY22)が連結され、前記第2側板(FY22)の第1側板(FY21)から遠い側に第3側板(FY23)が連結され、前記第3側板(FY23)の上下両辺にサイドフラップ(FY231)を有し、
前記第2側板(FY22)、前記第3側板(FY23)を前記第1側板(FY21)側に向かって折り畳み、前記サイドフラップ(FY231)を第2側板(FY22)側に向かって折り畳むことで、台形凹溝(FY5)を形成することができ、前記第1側板(FY21)が前記台形凹溝(FY5)の上底が位置する面であり、前記第3側板(FY23)が前記台形凹溝(FY5)の斜辺が位置する面であり、前記第2側板(FY22)が前記第1側板(FY21)に垂直して前記第3側板(FY23)の外側に位置し、前記第2側板(FY22)、前記第3側板(FY23)及び前記サイドフラップ(FY231)が折り畳まれて三角柱体(FY51)を形成し、前記三角柱体(FY51)の底面が前記第1側板(FY21)に位置することで、前記台形凹溝(FY5)の上底が位置する面が限定され、
前記中間固定ブランク(FY3)は、2つの第4側板(FY31)、2つの第5側板(FY32)、2つの第6側板(FY33)及び1つの第7側板(FY34)を含み、
前記第6側板(FY33)及び第5側板(FY32)が前記第4側板(FY31)の両側に位置し、前記第7側板(FY34)が2つの前記第6側板(FY33)の間に位置し、前記第5側板(FY32)と前記第6側板(FY33)は大きさ及び形状が一致し、
前記第7側板(FY34)は第1等脚台形であり、前記第4側板(FY31)に近い側が第1等脚台形の底であり、前記第7側板(FY34)に第2等脚台形折り目を有し、同様に、前記第4側板(FY31)に近い側が第2等脚台形折り目の底であり、前記第2等脚台形折り目に沿って、前記第7側板(FY34)を折り畳むことで台形突起(FY341)を形成することができ、前記2つの第5側板(FY32)の間に第7側板(FY34)に対応する台形切り欠きを有し、
前記第5側板(FY32)を前記第4側板(FY31)を介して前記第6側板(FY33)の方向に折り畳み、前記第6側板(FY33)に対して平行させることで、2つの直角凹溝を形成することができ、前記台形突起(FY341)が2つの直角凹溝の中間に位置し、
前記直角凹溝を前記台形凹溝(FY5)内に差し込み、前記第1直方体で前記台形凹溝(FY5)を覆うことで、上中下の3層が形成され、前記直角凹溝が中間層であり、
前記仕切りパネル(FY4)は、パネル本体(FY41)と、前記パネル本体(FY41)に垂直に立設される複数の直立仕切り片(FY42)とを含み、各前記直立仕切り片(FY42)は、前記直立仕切り片(FY42)の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
台形凹溝(FY5)内の円形タバコは、充填押圧固定ブランク(FY1)、前記内部固定ブランク(FY2)、中間固定ブランク(FY3)及び前記仕切りパネル(FY4)の固定及び押圧により、円形タバコから一端が四角形で他端が円形のタバコになることを特徴とする、異形タバコの製造及び包装方法。
【請求項4】
各層のタバコには独立した前記仕切りパネル(FY4)が設けられ、前記直立仕切り片(FY42)の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しく、隣り合う前記直立仕切り片(FY42)の間の間隔が前記タバコの直径よりも小さいか、又は、前記直立仕切り片(FY42)の高さが前記タバコの直径よりも小さいか、又は、隣り合う前記直立仕切り片(FY42)の間の間隔及び前記直立仕切り片(FY42)の高さがいずれも前記タバコの直径よりも小さく、前記充填押圧固定ブランク(FY1)、内部固定ブランク(FY2)、中間固定ブランク(FY3)及び仕切りパネル(FY4)の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートから選択され、前記中間固定ブランク(FY3)及び前記仕切りパネル(FY4)の長さがタバコの軸方向長さの半分のみであることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
1)異形タバコ収容室が折り畳みにより形成可能なインナラッパを設計する段階と、
2)インナラッパを折り畳んで異形タバコ収容室を形成する段階と、
3)通常のタバコを異形タバコ収容室の内部に充填する段階と、
4)所定時間放置し、前記異形タバコ収容室の固定及び押圧の作用により、通常のタバコの横断面を円形から異形にして異形タバコ収容室に収容する段階と、を含み、
前記異形タバコ収容室の内接円の直径が通常のタバコの直径より小さく、前記インナラッパの材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであり、
前記異形タバコは、横断面が三角形の三角形タバコを含み、
三角形タバコのインナラッパは、第1内部仕切りパネル(S1)及び第2内部仕切りパネル(S2)を含み、
前記第1内部仕切りパネル(S1)には複数本の平行な折り目が予め設けられ、前記折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第1三角形突起(S11)及び第1三角形凹溝(S12)を形成することができ、前記第1三角形突起(S11)と前記第1三角形凹溝(S12)の大きさ及び形状が同じであり、
前記第2内部仕切りパネル(S2)には複数本の平行な折り目が予め設けられ、前記折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第2三角形突起(S21)及び第2三角形凹溝(S22)を形成することができ、前記第2三角形突起(S21)と前記第2三角形凹溝(S22)の大きさ及び形状が同じであり、前記第2三角形凹溝(S22)内に直立仕切り片(S23)を有し、
折り畳まれた前記第1内部仕切りパネル(S1)及び前記第2内部仕切りパネル(S2)を互いに対向させて重ね、上層の前記第1内部仕切りパネル(S1)の第1三角形突起(S11)を下層の前記第2内部仕切りパネル(S2)の第2三角形凹溝(S22)と対向させることで、複数の順次連なる横断面菱形のタバコ収容室を形成することができ、前記第2三角形凹溝(S22)内の直立仕切り片(S23)がそれぞれ上層の第1三角形突起(S11)の三角形頂点及び下層の第2三角形凹溝(S22)の三角形頂点に接して、菱形のタバコ収容室を直立仕切り片(S23)の両側の中間層三角形収容室に仕切り、
前記第1三角形凹溝(S12)が上層三角形収容室であり、前記第2三角形突起(S21)が下層三角形収容室であり、上層、中間層、下層の三角形収容室がタバコに固定及び押圧の作用をして円形タバコの横断面を三角形にして収容することを特徴とする、異形タバコの製造及び包装方法。
【請求項6】
前記第1三角形凹溝(S12)と前記第2三角形突起(S21)とが接する点が上層三角形及び下層三角形の頂点であり、該頂点の両側の中間層三角形収容室が、該頂点の上下の上層三角形収容室及び下層三角形収容室とともに正方形を形成し、前記第1三角形凹溝(S12)の2つの辺が該正方形の上部分対角線であり、前記第2三角形突起(S21)の2つの辺が該正方形の下部分対角線であり、左右両側の直立仕切り片(S23)が該正方形の2つの辺であり、該頂点が正方形の対角線の交点であり、前記上層、中間層、下層の三角形収容室の三角形の高さが三角形の底辺の半分に等しく、前記上層三角形収容室が5個、下層三角形収容室が5個、中間層三角形収容室が10個であり、前記第1内部仕切りパネル(S1)及び前記第2内部仕切りパネル(S2)の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
1)異形タバコ収容室が折り畳みにより形成可能なインナラッパを設計する段階と、
2)インナラッパを折り畳んで異形タバコ収容室を形成する段階と、
3)通常のタバコを異形タバコ収容室の内部に充填する段階と、
4)所定時間放置し、前記異形タバコ収容室の固定及び押圧の作用により、通常のタバコの横断面を円形から異形にして異形タバコ収容室に収容する段階と、を含み、
前記異形タバコ収容室の内接円の直径が通常のタバコの直径より小さく、前記インナラッパの材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであり、
前記異形タバコは、横断面が六角形の六角形タバコを含み、
六角形タバコのインナラッパは、少なくとも2層の内部仕切りパネル(L1)を含み、前記内部仕切りパネル(L1)には折り目(L13)が予め設けられ、前記折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面台形の台形突起(L11)及び台形凹溝(L12)を形成することができ、前記台形突起(L11)と前記台形凹溝(L12)の大きさ及び形状が同じであり、折り畳まれた2層の内部仕切りパネル(L1)を互いに対向させて重ね、上層の前記内部仕切りパネル(L1)の台形突起(L11)を下層の前記内部仕切りパネル(L1)の台形凹溝(L12)と対向させることで、複数の順次連なる横断面六角形のタバコ収容室を形成することができ、前記タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をしてタバコの横断面を六角形にして収容することを特徴とする、異形タバコの製造及び包装方法。
【請求項8】
前記台形突起(L11)と前記台形凹溝(L12)の上辺及び2つの斜辺がいずれも等しく、複数の順次連なる横断面が正六角形のタバコ収容室を形成することができ、前記台形突起(L11)と前記台形凹溝(L12)の首尾が順次連なり、前記正六角形が7個であり、前記内部仕切りパネル(L1)の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートであることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タバコパックの技術分野に関し、詳しくは、異形タバコの製造及び包装方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市販のタバコはほとんどが円柱形状である。タバコ製造技術の発展や進歩に伴い、例えば、直方体形状のタバコ(断面が四角形であるタバコ)、一端の横断面が四角形で、他端の横断面が円形である変形タバコ、三角柱形状のタバコ(断面が三角形であるタバコ)、又は六角柱形状のタバコ(断面が六角形であるタバコ)など、通常の形状ではないタバコが登場し、この種の異形タバコをカスタマイズされた装置で製造すると、コストが大幅に上昇するだけでなく、成形されたタバコが通常のタバコパックで包装、保管、輸送、販売することもできない。
【0003】
異形タバコは横断面が通常のタバコとは異なるため、成形された異形タバコを従来の包装技術及び通常のタバコパックで収容すると、次の2つの問題が生じやすい。
1.タバコの充填が非常に不便であり、成形されたタバコが既存の形状を維持することができなく、パック内のタバコ群の乱れや隙間の不均一などが発生しやすいため、保管や輸送の際にタバコが固定できないので揺れや移動が発生して、押し付けられて変形したり、タバコ刻みが落ちたりする。
2、パック内部の空隙が大きすぎるため、パックが変形してしまうという深刻な問題が発生する。
【0004】
異形タバコのためにカスタマイズされたタバコパックを製造すると、コストが過度に上昇し、四角形タバコの利用や普及に不利である。
【0005】
したがって、通常のタバコを機械的加工を行わずに特別な包装方法のみで異形タバコに変更することができ、従来のタバコパック(直方体)に簡単に入れることができ、また、輸送や保管の際にタバコを固定させてタバコの変形を防止し、取り出しを容易にするなどを含めた包装要件を満たすことが望まれている。
【0006】
以上の問題を解決するために、本発明を提出する。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、異形タバコのインナラッパを設計し、機械的加工を行わずに特別な包装方法で通常のタバコを四角形タバコに変更することにより、成形された四角形タバコを従来の包装技術及び通常のタバコパックで収容する際に存在する技術的問題を解決することができる、異形タバコの製造及び包装方法を提供することにある。
【0008】
本発明に係る異形タバコの製造及び包装方法は、
1)異形タバコ収容室が折り畳みにより形成可能なインナラッパを設計する段階と、
2)インナラッパを折り畳んで異形タバコ収容室を形成する段階と、
3)通常のタバコを異形タバコ収容室の内部に充填する段階と、
4)所定時間放置し、異形タバコ収容室の固定及び押圧の作用により、通常のタバコの横断面を円形から異形にして異形タバコ収容室に収容する段階と、を含み、
異形タバコ収容室の内接円の直径が通常のタバコの直径より小さく、インナラッパの材料がカード紙又は食品グレードPVCシートである。
【0009】
好ましくは、異形タバコは、横断面が四角形の四角形タバコ、一端の横断面が円形で、他端の横断面が四角形の四角形・円形組み合わせ型タバコ、横断面が三角形の三角形タバコ、又は横断面が六角形の六角形タバコを含む。
【0010】
各異形タバコの実施形態を具体的に説明する。
【0011】
四角形タバコのインナラッパ:
インナラッパは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4を含み、
充填押圧固定ブランクF1は、第1折り畳みパネルF11、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14、第5折り畳みパネルF15及び第6折り畳みパネルF16を含み、第1直方体に折り畳まれることができ、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14及び第6折り畳みパネルF16が第1折り畳みパネルF11の4つの辺に順次連なって第1直方体の4つの側面とされ、第1折り畳みパネルF11が第1直方体の底面とされ、第5折り畳みパネルF15が第1直方体の上面とされ、
第3折り畳みパネルF13と第2折り畳みパネルF12が、同じ大きさ及び形状を有し、それぞれ第1折り畳みパネルF11の左右両側に位置し、第2折り畳みパネルF12の第1折り畳みパネルF11から遠い側と、第3折り畳みパネルF13の第1折り畳みパネルF11から遠い側にそれぞれ第1フラップF17が連結され、第1フラップF17の第1折り畳みパネルF11から遠い側に第1差込部F171を有し、
第4折り畳みパネルF14、第6折り畳みパネルF16が、それぞれ第1折り畳みパネルF11の上下両側に位置し、第4折り畳みパネルF14の第1折り畳みパネルF11から遠い側が第5折り畳みパネルF15に連なり、第5折り畳みパネルF15には、第1差込部F171に対応する第1切り欠きF151が設けられ、
第6折り畳みパネルF16の第1折り畳みパネルF11から遠い側に第2フラップF18及び第3フラップF19が順次連結され、第6折り畳みパネルF16と第2フラップF18との連結部に摘みタブF161が設けられ、第2フラップF18、第3フラップF19が第1直方体の上面から第1直方体内に差し込み可能であり、
タバコの取り出しが容易になるように、摘みタブF161を手で引くことで第2フラップF18、第3フラップF19を第1直方体内から引き出すことができ、
中間仕切りブランクF2は、第7折り畳みパネルF21、第8折り畳みパネルF22及び第9折り畳みパネルF24を含み、側面に開口を有する第2直方体に折り畳まれることができ、第7折り畳みパネルF21が第2直方体の上面とされ、第8折り畳みパネルF22が第2直方体の底面とされ、第7折り畳みパネルF21と第8折り畳みパネルF22が第9折り畳みパネルF24を介して連結され、
第8折り畳みパネルF22に第2切り欠きF221を有し、第8折り畳みパネルF22の左右両側には第10折り畳みパネルF23が外に向かって延在し、第10折り畳みパネルF23の第8折り畳みパネルF22から遠い側に第2差込部F231を有し、第10折り畳みパネルF23に折り目が設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、第2差込部F231を第2切り欠きF221に差し込むことができ、第10折り畳みパネルF23が第8折り畳みパネルF22の左右両側に中空構造を有する第3直方体を形成し、
第2直方体を第1直方体内に差し込むことで、第2直方体の上部及び底部がそれぞれ第1直方体の上部及び底部と第4直方体空間を形成し、第2直方体内部及び第4直方体空間が、タバコに固定及び押圧の作用をするように、タバコの形状及び大きさを規制し、
仕切りパネルF4は、パネル本体F41と、パネル本体F41に垂直に立設される複数の直立仕切り片F42とを含み、各直立仕切り片F42は、直立仕切り片F42の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
第2直方体及び第4直方体内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形タバコとなる。
【0012】
好ましくは、各層のタバコには独立した仕切りパネルF4が設けられ、直立仕切り片F42の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しく、すなわち、直立仕切り片F42の数が各層のタバコ間の隙間の数に等しい。
【0013】
好ましくは、隣り合う直立仕切り片F42の間の間隔がタバコの直径よりも小さいか、又は、直立仕切り片F42の高さがタバコの直径よりも小さいか、又は、隣り合う直立仕切り片F42の間の間隔及び直立仕切り片F42の高さがいずれもタバコの直径よりも小さい。タバコを押圧する効果を得るために、隣り合う直立仕切り片F42の間の間隔又は直立仕切り片F42の高さの少なくとも一方をタバコの直径よりも小さくする必要がある。すなわち、独立したタバコを収容する空間の内接円の直径がタバコの直径よりも小さい。
【0014】
好ましくは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4の材料は、ナノセラミックコーティングのような防湿コーティングが裏面に施されたカード紙、食品グレードPVCシートなど、良好な剛性、強力な支持力、ある程度のシール効果を有する材料である。
【0015】
好ましくは、中間仕切りブランクF2の材料は、カード紙、食品グレードPVCシートなどの良好な剛性、強力な支持力を有する材料であり、タバコを特定の形状及び大きさの空間内に規制してタバコに固定及び押圧の作用をすることができる。
【0016】
好ましくは、第1切り欠きF151が2つであり、対応する第1差込部F171も2つである。
【0017】
好ましくは、第2切り欠きF221が4つであり、対応する第2差込部F231も4つである。
【0018】
四角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、
中間仕切りブランクF2を折り畳んで側面に開口を有する第2直方体を形成する段階:
a、第10折り畳みパネルF23を折り目に沿って第8折り畳みパネルF22に向かって折り畳み、第10折り畳みパネルF23の第2差込部F231を第2切り欠きF221に差し込んで、第8折り畳みパネルF22の左右両側に中空構造を有する第3直方体を形成し、
b、第7折り畳みパネルF21、第9折り畳みパネルF24を折り目を介して第8折り畳みパネルF22に向かって折り畳み、第7折り畳みパネルF21を第8折り畳みパネルF22に対して平行させることで、第7折り畳みパネルF21、第9折り畳みパネルF24、第8折り畳みパネルF22及び第3直方体が、側面に開口を有する第2直方体を形成する段階と、
充填押圧固定ブランクF1を折り畳んで第1直方体を形成する段階:
c、充填押圧固定ブランクF1の第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14、第6折り畳みパネルF16を、第1折り畳みパネルF11に隣接する辺に沿って内側に向かって折り畳み、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13を互いに平行させ、第4折り畳みパネルF14と第1折り畳みパネルF11とを互いに垂直にし、
d、第5折り畳みパネルF15を、第4折り畳みパネルF14に隣接する辺に沿って第1折り畳みパネルF11に向かって折り畳み、第5折り畳みパネルF15を第1折り畳みパネルF11に対して平行させ、
e、第1フラップF17を、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13に隣接する辺に沿って折り畳み、第1フラップF17の第1差込部F171を、第5折り畳みパネルF15の対応する第1切り欠きF151内に差し込み、
f、第6折り畳みパネルF16の上部の第2フラップF18、第3フラップF19を折り畳んで、充填押圧固定ブランクF1から形成される第1直方体の上面から第1直方体内に差し込む段階と、
仕切りパネルF4を折り畳まず提供する段階と、を含む。
【0019】
本発明に係る四角形タバコのインナラッパを含むタバコパックは、
本発明に係るインナラッパを含み、パック本体F3をさらに備え、中間仕切りブランクF2が充填押圧固定ブランクF1内に位置し、充填押圧固定ブランクF1がパック本体F3内に位置し、
パック本体F3内にタバコ収容室を有し、
タバコ収容室は上中下の3層に仕切られ、上層及び下層が第4直方体空間であり、中間層が第2直方体内部であり、各層のタバコには独立した仕切りパネルF4が設けられ、
第2直方体及び第4直方体内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形タバコになる。
【0020】
好ましくは、上下の2層にそれぞれ7本のタバコを有し、対応して、上下の2層に用いられる仕切りパネルF4に6つの直立仕切り片F42を有し、中間層に6本のタバコを有し、対応して、中間層に用いられる仕切りパネルに5つの直立仕切り片F42を有し、各直立仕切り片F42は隣り合うタバコの間の隙間に位置する。
【0021】
パック本体F3は、複数本のタバコを包装する通常のタバコパックである。
【0022】
本発明において、折り畳みパネルが折り畳まれて形成される直方体の内部空間を直方体内部と呼び、直方体間に形成される空間を直方体空間と呼ぶ。
【0023】
四角形・円形組み合わせ型タバコのインナラッパ:
四角形・円形組み合わせ型タバコは一端の横断面が円形で、他端の横断面が四角形であり、インナラッパは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4を含み、
充填押圧固定ブランクFY1は充填押圧固定ブランクF1と同じであり、その内部の折り畳みパネルの数及び位置も同じである。
内部固定ブランクFY2は、第1側板FY21を含み、第1側板FY21の左右両側にそれぞれ第2側板FY22が連結され、第2側板FY22の第1側板FY21から遠い側に第3側板FY23が連結され、第3側板FY23の上下両辺にサイドフラップFY231を有し、
第2側板FY22、第3側板FY23を第1側板FY21側に向かって折り畳み、サイドフラップFY231を第2側板FY22側に向かって折り畳むことで、台形凹溝FY5を形成することができ、第1側板FY21が台形凹溝FY5の上底が位置する面であり、第3側板FY23が台形凹溝FY5の斜辺が位置する面であり、第2側板FY22が第1側板FY21に垂直して第3側板FY23の外側に位置し、第2側板FY22、第3側板FY23及びサイドフラップFY231が折り畳まれて三角柱体FY51を形成し、三角柱体FY51の底面が第1側板FY21に位置することで、台形凹溝FY5の上底が位置する面が限定され、
中間固定ブランクFY3は、2つの第4側板FY31、2つの第5側板FY32、2つの第6側板FY33及び1つの第7側板FY34を含み、
第6側板FY33及び第5側板FY32が第4側板FY31の両側に位置し、第7側板FY34が2つの第6側板FY33の間に位置し、第5側板FY32と第6側板FY33は大きさ及び形状が一致し、
第7側板FY34は第1等脚台形であり、第4側板FY31に近い側が第1等脚台形の底であり、第7側板FY34に第2等脚台形折り目を有し、同様に、第4側板FY31に近い側が第2等脚台形折り目の底であり、第2等脚台形折り目に沿って、第7側板FY34を折り畳むことで台形突起FY341を形成することができ、2つの第5側板FY32の間に第7側板FY34に対応する台形切り欠きを有し、
第5側板FY32を第4側板FY31を介して第6側板FY33の方向に折り畳み、第6側板FY33に対して平行させることで、2つの直角凹溝を形成することができ、台形突起FY341が2つの直角凹溝の中間に位置し、
直角凹溝を台形凹溝FY5内に差し込み、第1直方体で台形凹溝FY5を覆うことで、上中下の3層が形成され、直角凹溝が中間層であり、
仕切りパネルFY4は、パネル本体FY41と、パネル本体FY41に垂直に立設される複数の直立仕切り片FY42とを含み、各直立仕切り片FY42は、直立仕切り片FY42の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
台形凹溝FY5内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の固定及び押圧により、円形タバコから一端が四角形で他端が円形のタバコになる。
【0024】
好ましくは、各層のタバコには独立した仕切りパネルFY4が設けられ、直立仕切り片FY42の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しい。
【0025】
好ましくは、隣り合う直立仕切り片FY42の間の間隔がタバコの直径よりも小さいか、又は、直立仕切り片FY42の高さがタバコの直径よりも小さいか、又は、隣り合う直立仕切り片FY42の間の間隔及び直立仕切り片FY42の高さがいずれもタバコの直径よりも小さい。すなわち、独立したタバコを収容する空間の内接円の直径がタバコの直径よりも小さい。
【0026】
好ましくは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートから選ばれる。
【0027】
四角形・円形組み合わせ型タバコのインナラッパの折り畳み方法は、本発明の第1形態のインナラッパを使用し、
内部固定ブランクFY2を折り畳んで台形凹溝を形成する段階:
a、第2側板FY22、第3側板FY23を第1側板FY21側に向かって折り畳み、第2側板FY22を第1側板FY21に垂直にし、サイドフラップFY231を第2側板FY22側に向かって折り畳むことで、台形凹溝FY5を形成することができ、第1側板FY21が台形凹溝FY5の上底が位置する面であり、第3側板FY23が台形凹溝FY5の斜辺が位置する面であり、第2側板FY22が第1側板FY21に垂直して第3側板FY23の外側に位置し、第2側板FY22、第3側板FY23及びサイドフラップFY231が折り畳まれて三角柱体FY51を形成し、三角柱体FY51の底面が第1側板FY21に位置することで、台形凹溝FY5の上底が位置する面が限定される段階と、
中間固定ブランクFY3を折り畳んで直角凹溝を形成する段階:
b、第2等脚台形折り目に沿って、第7側板FY34を折り畳むことで台形突起FY341を形成し、第5側板FY32を第4側板FY31を介して第6側板FY33の方向に折り畳み、第6側板FY33に対して平行させることで、2つの直角凹溝を形成することができ、台形突起FY341が2つの直角凹溝の中間に位置する段階と、
充填押圧固定ブランクFY1を充填押圧固定ブランクF1の折り畳み方法と同様に折り畳んで第1直方体を形成する段階と、
仕切りパネルFY4を折り畳まず提供する段階と、を含む。
【0028】
好ましくは、タバコパックはパック本体FY6をさらに備え、中間固定ブランクFY3が内部固定ブランクFY2内に位置し、内部固定ブランクFY2が充填押圧固定ブランクFY1内に位置し、充填押圧固定ブランクFY1がパック本体FY6内に位置し、
パック本体FY6内にタバコ収容室を有し、
タバコ収容室は上中下の3層に仕切られ、中間固定ブランクFY3を折り畳んで形成された直角凹溝を、内部固定ブランクFY2を折り畳んで形成された台形凹溝内に差し込み、第1直方体で台形凹溝を覆うことで、上中下の3層が形成され、直角凹溝が中間層であり、各層のタバコには独立した仕切りパネルFY4が設けられ、
台形凹溝FY5内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形・円形組み合わせ型タバコになる。
【0029】
好ましくは、上下の2層にそれぞれ7本のタバコを有し、対応して、上下の2層に用いられる仕切りパネルFY4に6つの直立仕切り片FY42を有し、中間層に6本のタバコを有し、対応して、中間層に用いられる仕切りパネルに5つの直立仕切り片FY42を有し、各直立仕切り片FY42が隣り合うタバコの間の隙間に位置する。
【0030】
タバコの一端のみが四角形になるように、本発明では、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の長さがタバコの軸方向長さの半分のみになっている。
【0031】
三角形タバコのインナラッパ:
インナラッパは、第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を含み、
第1内部仕切りパネルS1には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第1三角形突起S11及び第1三角形凹溝S12を形成することができ、第1三角形突起S11と第1三角形凹溝S12の大きさ及び形状が同じであり、
第2内部仕切りパネルS2には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第2三角形突起S21及び第2三角形凹溝S22を形成することができ、第2三角形突起S21と第2三角形凹溝S22の大きさ及び形状が同じであり、第2三角形凹溝S22内に直立仕切り片S23を有し、
折り畳まれた第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を互いに対向させて重ね、上層の第1内部仕切りパネルS1の第1三角形突起S11を下層の第2内部仕切りパネルS2の第2三角形凹溝S22と対向させることで、複数の順次連なる横断面菱形のタバコ収容室を形成することができ、第2三角形凹溝S22内の直立仕切り片S23がそれぞれ上層の第1三角形突起S11の三角形頂点及び下層の第2三角形凹溝S22の三角形頂点に接して、菱形のタバコ収容室を直立仕切り片S23の両側の中間層三角形収容室に仕切り、
第1三角形凹溝S12が上層三角形収容室であり、第2三角形突起S21が下層三角形収容室であり、上層、中間層、下層の三角形収容室がタバコに固定及び押圧の作用をして円形タバコの横断面を三角形にして収容する。タバコを押圧する効果を得るために、独立したタバコを収容する空間の内接円の直径がタバコの直径よりも小さく、すなわち、上層、中間層、下層の三角形収容室の内接円の直径がタバコの直径よりも小さい。
【0032】
好ましくは、第1三角形凹溝S12と第2三角形突起S21とが接する点が上層三角形及び下層三角形の頂点であり、頂点の両側の中間層三角形収容室が、頂点の上下の上層三角形収容室及び下層三角形収容室とともに正方形を形成し、第1三角形凹溝S12の2つの辺が正方形の上部分対角線であり、第2三角形突起S21の2つの辺が正方形の下部分対角線であり、左右両側の直立仕切り片S23が正方形の2つの辺であり、頂点が正方形の対角線の交点である。
【0033】
好ましくは、上層、中間層、下層の三角形収容室の三角形の高さが三角形の底辺の半分に等しい。
【0034】
好ましくは、上層三角形収容室が5個、下層三角形収容室が5個、中間層三角形収容室が10個である。
【0035】
好ましくは、第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートである。
【0036】
好ましくは、内部仕切りパネルL1の材料は、カード紙、食品グレードPVCシートなどの良好な剛性及び強力な支持力を有する材料である。
【0037】
三角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、インナラッパを使用し、
a、第1内部仕切りパネルS1に複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第1三角形突起S11及び第1三角形凹溝S12を形成することができる段階と、
b、第2内部仕切りパネルS2に複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第2三角形突起S21及び第2三角形凹溝S22を形成することができ、第2三角形凹溝S22内に直立仕切り片S23を有する段階と、
c、折り畳まれた第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を互いに対向させて重ね、上層の第1内部仕切りパネルS1の第1三角形突起S11を下層の第2内部仕切りパネルS2の第2三角形凹溝S22と対向させることで、複数の順次連なる横断面菱形のタバコ収容室を形成することができ、第2三角形凹溝S22内の直立仕切り片S23がそれぞれ上層の第1三角形突起S11の三角形頂点及び下層の第2三角形凹溝S22の三角形頂点に接して、菱形のタバコ収容室を直立仕切り片S23の両側の中間層三角形収容室に仕切る段階と、を含む。
【0038】
好ましくは、第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2における複数本の縦方向の折り目の間の間隔が等しく、直立仕切り片S23の高さの2分のルート2である。
【0039】
本発明に係るインナラッパを含むタバコパックは、パック本体S3をさらに備え、インナラッパを折り畳んで形成したタバコ収容室がパック本体S3内に位置し、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をして円形タバコを三角形にして収容する。
【0040】
タバコパックは通常のヒンジリッド型手巻きタバコパックである。
【0041】
六角形タバコのインナラッパ:
インナラッパは、少なくとも2層の内部仕切りパネルL1を含み、内部仕切りパネルL1には折り目L13が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面台形の台形突起L11及び台形凹溝L12を形成することができ、台形突起L11と台形凹溝L12の大きさ及び形状が同じであり、折り畳まれた2層の内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ね、上層の内部仕切りパネルL1の台形突起L11を下層の内部仕切りパネルL1の台形凹溝L12と対向させることで、複数の順次連なる横断面六角形のタバコ収容室を形成することができ、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をしてタバコの横断面を六角形にして収容する。タバコを押圧する効果を得るために、独立したタバコを収容する空間の内接円の直径がタバコの直径よりも小さく、すなわち、横断面六角形のタバコ収容室の内接円の直径がタバコの直径よりも小さい。
【0042】
好ましくは、台形突起L11と台形凹溝L12の上辺及び2つの斜辺がいずれも等しく、複数の順次連なる横断面が正六角形のタバコ収容室を形成することができる。
【0043】
好ましくは、台形突起L11と台形凹溝L12の首尾が順次連なる。
【0044】
好ましくは、正六角形が7個である。
【0045】
好ましく、内部仕切りパネルL1の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートである。
【0046】
好ましくは、内部仕切りパネルL1の材料は、カード紙、食品グレードPVCシートなどの良好な剛性及び強力な支持力を有する材料である。
【0047】
六角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、
a、内部仕切りパネルL1に複数本の縦方向の折り目を有し、内部仕切りパネルL1を折り目に沿って複数回折り畳むことで、順次連なる横断面台形の台形突起L11及び台形凹溝L12を形成する段階と、
b、折り畳まれた内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ね、上層の内部仕切りパネルL1の台形突起L11を下層の内部仕切りパネルL1の台形凹溝L12と対向させることで、複数の順次連なる横断面六角形のタバコ収容室を形成する段階と、を含む。
【0048】
好ましくは、折り畳まれた横断面台形の台形突起L11と台形凹溝L12の上辺及び2つの斜辺がいずれも等しく、複数の順次連なる横断面正六角形のタバコ収容室を形成するように、内部仕切りパネルL1における複数本の縦方向の折り目の間の間隔を等しくする。
【0049】
本発明に係るインナラッパを含むタバコパックは、パック本体L2をさらに備え、インナラッパを折り畳んで形成したタバコ収容室がパック本体L2内に位置し、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をしてタバコを六角形にして収容する。
【0050】
タバコパックは通常のヒンジリッド型手巻きタバコパックである。
【0051】
好ましくは、内部仕切りパネルL1が4層であり、折り畳まれた4層の内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ねることで、上中下3層のタバコ収容室を形成することができる。
【0052】
好ましくは、上層及び下層のタバコ収容室が7個の順次連なる六角形空間を含み、中間層のタバコ収容室が6個の順次連なる六角形空間を含む。
【0053】
本発明の四角形タバコの充填押圧固定ブランク、中間仕切りブランク、仕切りパネル、四角形・円形組み合わせ型タバコの充填押圧固定ブランク、内部固定ブランク、中間固定ブランク、三角形タバコの第1内部仕切りパネル、第2内部仕切りパネル、直立仕切り片、及び六角形タバコの内部仕切りパネルはカード紙、食品グレードPVCシートなどの材料を使用し、具体的な製造方法は、
1、所要に応じて、製造されるタバコの仕様及び選択されたパックの形状を確定し、選択されたタバコパックと一致するように上記部品の構造やサイズを確定する段階と、
2、内部仕切りパネルの構造図を描き、サンプルカッターと手作業を合わせてカード紙、食品グレードPVCシートなどの材料を裁断、筋押し加工して、所望の形状に製造する段階とを含む。
【0054】
印刷や型抜きによって上記部品の量産を行うことができる。
【0055】
大量に製造された通常の円形タバコを所定の配列方法に従って成形された上記部品の間に詰めてパック内に入れ、パックを成形する際の圧力によって所望の異形タバコの形状にする。成形後、複数回のテスト及び使用を行う。
発明の効果
【0056】
従来技術に比して、本発明は次の利点を有する。
1.本発明は、異形タバコに対して異なるインナラッパを設計し、インナラッパを設計、裁断することにより、特定形状を有する充填押圧固定ブランク及び中間仕切りブランクを得、折り畳み方法により、通常の円形タバコを異形タバコのインナラッパで製造されたタバコパック内に入れ、特定の形状及び大きさの空間内に規制し、タバコに固定及び押圧の作用をすることで、通常の円形タバコを異形タバコに変更し、パック構造を再設計することなく従来のパック(直方体空間)内に収容することができるので、従来技術における機械的装置により異形タバコを直接製造することによるコストの高騰や製造工程の複雑さなどの問題を防止することができる。
2.本発明は、様々な異形タバコのインナラッパを提供することにより、タバコ製造装置を追加する必要がなく、タバコパック構造を再設計する必要がないので低コストであり、新規な異形タバコのインナラッパ及びその折り畳み方法のみで、タバコの形状を変更することができ、異形タバコの包装要件を満たした。充填押圧固定ブランク及び中間仕切りブランクは良好な剛性、強力な支持力を有する材料を使用するので、タバコの保管が容易になり、輸送の際に安定して固定され、互いに押し付けられたりしてしわや変形が発生することなく、パックの積み重ねや押圧によりタバコの成形がより安定して、形状が変化しにくく、従来技術において製造された異形タバコを通常のタバコパックに入れることによる保管や輸送の不便を回避し、異形タバコに合う異形タバコパックを別途製造することも防止した。さらに、輸送の際の振動はタバコの形状変化にも有利である。
3、本発明は、新規な異形タバコのインナラッパの折り畳み方法を提供し、人々の新しいものへの好奇心を満たし、可動な固定仕切りブランクの構造によって喫煙者の使用体験を向上させ、タバコが取り出しやすくなり、ブランドに対する喫煙者の信頼度や満足度を高めることができる。さらに、広告やプロモーションを目的とした開発に着目して、より多くの製品、機能、用途を開発し、体験を常に向上させることで、開発や普及の目的を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0057】
図1】本発明の充填押圧固定ブランクF1の展開図である。
図2】本発明の中間仕切りブランクF2の展開図である。
図3】本発明の中間仕切りブランクF2の折り畳み図である。
図4】本発明の上層及び下層のタバコ収容室内に使用される仕切りパネルF4の構造図であり、7本のタバコに合わせるために、仕切りパネルF4に6つの直立仕切り片を有する。
図5】本発明の中間層のタバコ収容室内に使用される仕切りパネルF4の構造図であり、6本のタバコに合わせるために、仕切りパネルF4に5つの直立仕切り片を有する。
図6】本発明の中間仕切りブランクF2を折り畳んだ後、中間層のタバコ及び中間層の仕切りパネルF4を入れた場合の構造図である。
図7】本発明の充填押圧固定ブランクF1を折り畳んだ後、3層のタバコ及び3層の仕切りパネルF4を入れた場合の構造図である(中間層は、図5におけるタバコが充填された中間仕切りブランクF2である)。
図8】本発明のタバコを充填押圧固定ブランク1、中間仕切りブランクF2、仕切りパネルF4によって包装した後、パック本体F3内に入れた場合の構造図である。
図9】本発明の内部固定ブランクFY2の構造図である。
図10】本発明の中間固定ブランクFY3の構造図である。
図11】本発明の上層及び下層のタバコ収容室内に使用される仕切りパネルFY4の構造図であり、7本のタバコに合わせるために、仕切りパネルFY4に6つの直立仕切り片を有する。
図12】本発明の中間層のタバコ収容室内に使用される仕切りパネルFY4の構造図であり、中間層の仕切りパネルFY4を2つ有し、それぞれ2つの直立仕切り片を有し、2つの仕切りパネルFY4がそれぞれ台形突起FY341の両側に位置し、各仕切りパネルFY4に3本のタバコが対応する。
図13】本発明の内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3、仕切りパネルFY4及び充填タバコの分解図である。
図14】本発明の充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3を折り畳んだ後タバコを充填した場合の構造図である。
図15】本発明のタバコを充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3、仕切りパネルFY4によって包装した後、パック本体FY6内に入れた場合の構造図である。
図16】本発明の第1内部仕切りパネルS1が折り畳まれた後の構造図である。
図17】本発明の第2内部仕切りパネルS2が折り畳まれた後の構造図である。
図18】本発明の第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2にタバコを重ねて配置した後の横断面図である。
図19】本発明のタバコ、第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2をタバコパック内に入れる過程を示す図である。
図20】本発明の内部仕切パネルL1が折り畳まれた後の構造図である。
図21】本発明の4層の内部仕切りパネルL1を積み重ね、タバコを充填した後の構造図である。
図22】本発明のタバコ及び内部仕切りパネルL1をタバコパック内に入れる過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
本発明の目的、構成及び機能をよりよく理解するために、以下、図面を参照しながら、本発明の異形タバコのインナラッパ及びその折り畳み方法、並びにそれを備えるタバコパックについて詳細に説明する。
【0059】
実施例1
図1~8に示されるように、四角形タバコのインナラッパは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4を含み、
充填押圧固定ブランクF1は、第1折り畳みパネルF11、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14、第5折り畳みパネルF15及び第6折り畳みパネルF16を含み、第1直方体に折り畳まれることができ、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14及び第6折り畳みパネルF16が、第1折り畳みパネルF11の4つの辺に順次連なって第1直方体の4つの側面とされ、第1折り畳みパネルF11が第1直方体の底面とされ、第5折り畳みパネルF15が第1直方体の上面とされ、
第3折り畳みパネルF13と第2折り畳みパネルF12が、同じ大きさ及び形状を有し、それぞれ第1折り畳みパネルF11の左右両側に位置し、第2折り畳みパネルF12の第1折り畳みパネルF11から遠い側と、第3折り畳みパネルF13の第1折り畳みパネルF11から遠い側にそれぞれ第1フラップF17が連結され、第1フラップF17の第1折り畳みパネルF11から遠い側に第1差込部F171を有し、
第4折り畳みパネルF14、第6折り畳みパネルF16が、それぞれ第1折り畳みパネルF11の上下両側に位置し、第4折り畳みパネルF14の第1折り畳みパネルF11から遠い側が第5折り畳みパネルF15に連なり、第5折り畳みパネルF15には、第1差込部F171に対応する第1切り欠きF151が設けられ、
第6折り畳みパネルF16の第1折り畳みパネルF11から遠い側に第2フラップF18及び第3フラップF19が順次連結され、第6折り畳みパネルF16と第2フラップF18との連結部に摘みタブF161が設けられ、第2フラップF18、第3フラップF19が第1直方体の上面から第1直方体内に差し込み可能であり、
タバコの取り出しが容易になるように、摘みタブF161を手で引くことで第2フラップF18、第3フラップF19を第1直方体内から引き出すことができ、
中間仕切りブランクF2は、第7折り畳みパネルF21、第8折り畳みパネルF22及び第9折り畳みパネルF24を含み、側面に開口を有する第2直方体に折り畳まれることができ、第7折り畳みパネルF21が第2直方体の上面とされ、第8折り畳みパネルF22が第2直方体の底面とされ、第7折り畳みパネルF21と第8折り畳みパネルF22が第9折り畳みパネルF24を介して連結され、
第8折り畳みパネルF22に第2切り欠きF221を有し、第8折り畳みパネルF22の左右両側には第10折り畳みパネルF23が外に向かって延在し、第10折り畳みパネルF23の第8折り畳みパネルF22から遠い側に第2差込部F231を有し、第10折り畳みパネルF23に折り目が設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、第2差込部F231を第2切り欠きF221に差し込むことができ、第10折り畳みパネルF23が第8折り畳みパネルF22の左右両側に中空構造を有する第3直方体を形成し、
第2直方体を第1直方体内に差し込むことで、第2直方体の上部及び底部がそれぞれ第1直方体の上部及び底部と第4直方体空間を形成し、第2直方体内部及び第4直方体空間が、タバコに固定及び押圧の作用をするように、タバコの形状及び大きさを規制し、
仕切りパネルF4は、パネル本体F41と、パネル本体F41に垂直に立設される複数の直立仕切り片F42とを含み、各直立仕切り片F42は、直立仕切り片F42の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
第2直方体及び第4直方体内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形タバコとなる。
【0060】
各層のタバコには独立した仕切りパネルF4が設けられ、直立仕切り片F42の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しく、すなわち、直立仕切り片F42の数が各層のタバコ間の隙間の数に等しい。本実施例において、上下の2層にそれぞれ7本のタバコF5を有するので、上下の2層に用いられる仕切りパネルには6つの直立仕切り片を有し、中間層に6本のタバコF5を有するので、中間層に用いられる仕切りパネルには5つの直立仕切り片を有し、各直立仕切り片は隣り合うタバコの間の隙間に位置する。
【0061】
隣り合う直立仕切り片F42の間の間隔はタバコの直径よりも小さい。
【0062】
第1切り欠きF151が2つであり、対応する第1差込部F171も2つである。第2切り欠きF221が4つであり、対応する第2差込部F231も4つである。
【0063】
充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2、仕切りパネルF4の材料は食品グレードPVCシートである。
【0064】
四角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、
中間仕切りブランクF2を折り畳んで側面に開口を有する第2直方体を形成する段階:
a、第10折り畳みパネルF23を折り目に沿って第8折り畳みパネルF22に向かって折り畳み、第10折り畳みパネルF23の第2差込部F231を第2切り欠きF221に差し込んで、第8折り畳みパネルF22の左右両側に中空構造を有する第3直方体を形成し、
b、第7折り畳みパネルF21、第9折り畳みパネルF24を折り目を介して第8折り畳みパネルF22に向かって折り畳み、第7折り畳みパネルF21を第8折り畳みパネルF22に対して平行させることで、第7折り畳みパネルF21、第9折り畳みパネルF24、第8折り畳みパネルF22及び第3直方体が、側面に開口を有する第2直方体を形成する段階と、
充填押圧固定ブランクF1を折り畳んで第1直方体を形成する段階:
c、充填押圧固定ブランクF1の第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13、第4折り畳みパネルF14、第6折り畳みパネルF16を、第1折り畳みパネルF11に隣接する辺に沿って内側に向かって折り畳み、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13を互いに平行させ、第4折り畳みパネルF14と第1折り畳みパネルF11とを互いに垂直にし、
d、第5折り畳みパネルF15を、第4折り畳みパネルF14に隣接する辺に沿って第1折り畳みパネルF11に向かって折り畳み、第5折り畳みパネルF15を第1折り畳みパネルF11に対して平行させ、
e、第1フラップF17を、第2折り畳みパネルF12、第3折り畳みパネルF13に隣接する辺に沿って折り畳み、第1フラップF17の第1差込部F171を、第5折り畳みパネルF15の対応する第1切り欠きF151内に差し込み、
f、第6折り畳みパネルF16の上部の第2フラップF18、第3フラップF19を折り畳んで、充填押圧固定ブランクF1から形成される第1直方体の上面から第1直方体内に差し込む段階と、
仕切りパネルF4を折り畳まず提供する段階と、を含む。
【0065】
四角形タバコのインナラッパを備えるタバコパックは、パック本体F3をさらに備え、中間仕切りブランクF2が充填押圧固定ブランクF1内に位置し、充填押圧固定ブランクF1がパック本体F3内に位置し、
パック本体F3内にタバコ収容室を有し、
タバコ収容室は上中下の3層に仕切られ、上層及び下層が第4直方体空間であり、中間層が第2直方体内部であり、各層のタバコには独立した仕切りパネルF4が設けられ、
第2直方体及び第4直方体内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクF1、中間仕切りブランクF2及び仕切りパネルF4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形タバコになる。
【0066】
上下の2層にそれぞれ7本のタバコを有し、対応して、上下の2層に用いられる仕切りパネルF4に6つの直立仕切り片F42を有し、中間層に6本のタバコを有し、対応して、中間層に用いられる仕切りパネルに5つの直立仕切り片F42を有し、各直立仕切り片F42は隣り合うタバコの間の隙間に位置する。パック本体F3は通常のタバコパックである。
【0067】
実施例2
図9~15に示されるように、四角形・円形組み合わせ型タバコは一端の横断面が円形で、他端の横断面が四角形であり、四角形・円形組み合わせ型タバコのインナラッパは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4を含み、
充填押圧固定ブランクFY1は実施例1の充填押圧固定ブランクF1と同じであり、
内部固定ブランクFY2は、第1側板FY21を含み、第1側板FY21の左右両側にそれぞれ第2側板FY22が連結され、第2側板FY22の第1側板FY21から遠い側に第3側板FY23が連結され、第3側板FY23の上下両辺にサイドフラップFY231を有し、
第2側板FY22、第3側板FY23を第1側板FY21側に向かって折り畳み、サイドフラップFY231を第2側板FY22側に向かって折り畳むことで、台形凹溝FY5を形成することができ、第1側板FY21が台形凹溝FY5の上底が位置する面であり、第3側板FY23が台形凹溝FY5の斜辺が位置する面であり、第2側板FY22が第1側板FY21に垂直して第3側板FY23の外側に位置し、第2側板FY22、第3側板FY23及びサイドフラップFY231が折り畳まれて三角柱体FY51を形成し、三角柱体FY51の底面が第1側板FY21に位置することで、台形凹溝FY5の上底が位置する面が限定され、
中間固定ブランクFY3は、2つの第4側板FY31、2つの第5側板FY32、2つの第6側板FY33及び1つの第7側板FY34を含み、
第6側板FY33及び第5側板FY32が第4側板FY31の両側に位置し、第7側板FY34が2つの第6側板FY33の間に位置し、第5側板FY32と第6側板FY33は大きさ及び形状が一致し、
第7側板FY34は第1等脚台形であり、第4側板FY31に近い側が第1等脚台形の底であり、第7側板FY34に第2等脚台形折り目を有し、同様に、第4側板FY31に近い側が第2等脚台形折り目の底であり、第2等脚台形折り目に沿って、第7側板FY34を折り畳むことで台形突起FY341を形成することができ、2つの第5側板FY32の間に第7側板FY34に対応する台形切り欠きを有し、
第5側板FY32を第4側板FY31を介して第6側板FY33の方向に折り畳み、第6側板FY33に対して平行させることで、2つの直角凹溝を形成することができ、台形突起FY341が2つの直角凹溝の中間に位置し、
直角凹溝を台形凹溝FY5内に差し込み、第1直方体で台形凹溝FY5を覆うことで、上中下の3層が形成され、直角凹溝が中間層であり、
仕切りパネルFY4は、パネル本体FY41と、パネル本体FY41に垂直に立設される複数の直立仕切り片FY42とを含み、各直立仕切り片FY42は、直立仕切り片FY42の両側のタバコに固定及び押圧の作用をするように、隣り合うタバコの間の隙間に差し込まれ、
台形凹溝FY5内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の固定及び押圧により、円形タバコから一端が四角形で他端が円形のタバコになる。
【0068】
各層のタバコには独立した仕切りパネルFY4が設けられ、直立仕切り片FY42の数が各層のタバコの数から1を引いた数に等しい。すなわち、直立仕切り片FY42の数が各層のタバコ間の隙間の数に等しい。本実施例において、上下の2層にそれぞれ7本のタバコFY7を有するので、上下の2層に用いられる仕切りパネルには6つの直立仕切り片を有し、中間層に6本のタバコFY7を有するので、中間層に用いられる仕切りパネルには5つの直立仕切り片を有し、各直立仕切り片は隣り合うタバコの間の隙間に位置する。
【0069】
隣り合う直立仕切り片F42の間の間隔はタバコの直径よりも小さい。
【0070】
充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の材料は食品グレードPVCシートである。
【0071】
本実施例において、図5に示すように、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の長さはタバコの軸方向長さの半分のみである。
【0072】
四角形・円形組み合わせ型タバコのインナラッパの折り畳み方法は、本発明の第1形態のインナラッパを使用し、
充填押圧固定ブランクFY1の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートから選択され、
内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートから選択され、
内部固定ブランクFY2を折り畳んで台形凹溝を形成する段階:
a、第2側板FY22、第3側板FY23を第1側板FY21側に向かって折り畳み、第2側板FY22を第1側板FY21に垂直にし、サイドフラップFY231を第2側板FY22側に向かって折り畳むことで、台形凹溝FY5を形成することができ、第1側板FY21が台形凹溝FY5の上底が位置する面であり、第3側板FY23が台形凹溝FY5の斜辺が位置する面であり、第2側板FY22が第1側板FY21に垂直して第3側板FY23の外側に位置し、第2側板FY22、第3側板FY23及びサイドフラップFY231が折り畳まれて三角柱体FY51を形成し、三角柱体FY51の底面が第1側板FY21に位置することで、台形凹溝FY5の上底が位置する面が限定される段階と、
中間固定ブランクFY3を折り畳んで直角凹溝を形成する段階:
b、第2等脚台形折り目に沿って、第7側板FY34を折り畳むことで台形突起FY341を形成し、第5側板FY32を第4側板FY31を介して第6側板FY33の方向に折り畳み、第6側板FY33に対して平行させることで、2つの直角凹溝を形成することができ、台形突起FY341が2つの直角凹溝の中間に位置する段階と、
充填押圧固定ブランクFY1を実施例1の充填押圧固定ブランクF1の折り畳み方法と同様に折り畳んで第1直方体を形成する段階と、
仕切りパネルFY4を折り畳まず提供する段階と、を含む。
【0073】
インナラッパで製造されたタバコパックは、パック本体FY6をさらに備え、中間固定ブランクFY3が内部固定ブランクFY2内に位置し、内部固定ブランクFY2が充填押圧固定ブランクFY1内に位置し、充填押圧固定ブランクFY1がパック本体FY6内に位置し、
パック本体FY6内にタバコ収容室を有し、
タバコ収容室は上中下の3層に仕切られ、中間固定ブランクFY3を折り畳んで形成された直角凹溝を、内部固定ブランクFY2を折り畳んで形成された台形凹溝内に差し込み、第1直方体で台形凹溝を覆うことで、上中下の3層が形成され、直角凹溝が中間層であり、各層のタバコには独立した仕切りパネルFY4が設けられ、
台形凹溝FY5内の円形タバコは、充填押圧固定ブランクFY1、内部固定ブランクFY2、中間固定ブランクFY3及び仕切りパネルFY4の固定及び押圧により、円形タバコから四角形・円形組み合わせ型タバコになる。
【0074】
上下の2層にそれぞれ7本のタバコを有し、対応して、上下の2層に用いられる仕切りパネルFY4に6つの直立仕切り片FY42を有し、中間層に6本のタバコを有し、対応して、中間層に用いられる仕切りパネルに5つの直立仕切り片FY42を有し、各直立仕切り片FY42が隣り合うタバコの間の隙間に位置する。
【0075】
実施例3
図16~19に示されるように、本発明に係る三角タバコのインナラッパは、第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を含み、
第1内部仕切りパネルS1には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第1三角形突起S11及び第1三角形凹溝S12を形成することができ、第1三角形突起S11と第1三角形凹溝S12の大きさ及び形状が同じであり、
第2内部仕切りパネルS2には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第2三角形突起S21及び第2三角形凹溝S22を形成することができ、第2三角形突起S21と第2三角形凹溝S22の大きさ及び形状が同じであり、第2三角形凹溝S22内に直立仕切り片S23を有し、
折り畳まれた第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を互いに対向させて重ね、上層の第1内部仕切りパネルS1の第1三角形突起S11を下層の第2内部仕切りパネルS2の第2三角形凹溝S22と対向させることで、複数の順次連なる横断面菱形のタバコ収容室を形成することができ、第2三角形凹溝S22内の直立仕切り片S23がそれぞれ上層の第1三角形突起S11の三角形頂点及び下層の第2三角形凹溝S22の三角形頂点に接して、菱形のタバコ収容室を直立仕切り片S23の両側の中間層三角形収容室に仕切り、
第1三角形凹溝S12が上層三角形収容室であり、第2三角形突起S21が下層三角形収容室であり、上層、中間層、下層の三角形収容室がタバコに固定及び押圧の作用をして円形タバコの横断面を三角形にして収容する。
【0076】
第1三角形凹溝S12と第2三角形突起S21とが接する点が上層三角形及び下層三角形の頂点であり、頂点の両側の中間層三角形収容室が、頂点の上下の上層三角形収容室及び下層三角形収容室とともに正方形を形成し、第1三角形凹溝S12の2つの辺が正方形の上部分対角線であり、第2三角形突起S21の2つの辺が正方形の下部分対角線であり、左右両側の直立仕切り片S23が正方形の2つの辺であり、頂点が正方形の対角線の交点である。
【0077】
上層、中間層、下層の三角形収容室の三角形の高さが三角形の底辺の半分に等しい。
【0078】
上層三角形収容室が5個で、5本のタバコS4を収容することができ、下層三角形収容室が5個で、5本のタバコS4を収容することができ、中間層三角形収容室が10個で、10本のタバコS4を収容することができる。
【0079】
第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2の材料がカード紙又は食品グレードPVCシートである。
【0080】
三角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、インナラッパを使用し、
a、第1内部仕切りパネルS1には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第1三角形突起S11及び第1三角形凹溝S12を形成することができる段階と、
b、第2内部仕切りパネルS2には複数本の平行な折り目が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面三角形の第2三角形突起S21及び第2三角形凹溝S22を形成することができ、第2三角形凹溝S22内に直立仕切り片S23を有する段階と、
c、折り畳まれた第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2を互いに対向させて重ね、上層の第1内部仕切りパネルS1の第1三角形突起S11を下層の第2内部仕切りパネルS2の第2三角形凹溝S22と対向させることで、複数の順次連なる横断面菱形のタバコ収容室を形成することができ、第2三角形凹溝S22内の直立仕切り片S23がそれぞれ上層の第1三角形突起S11の三角形頂点及び下層の第2三角形凹溝S22の三角形頂点に接して、菱形のタバコ収容室を直立仕切り片S23の両側の中間層三角形収容室に仕切る段階と、を含む。
【0081】
第1内部仕切りパネルS1及び第2内部仕切りパネルS2における複数本の縦方向の折り目の間の間隔が等しく、直立仕切り片S23の高さの2分のルート2である。
【0082】
本発明に係るインナラッパを含むタバコパックは、パック本体S3をさらに備え、インナラッパを折り畳んで形成したタバコ収容室がパック本体S3内に位置し、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をし、円形タバコを三角形にして収容する。タバコパックは通常のヒンジリッド型手巻きタバコパックである。
【0083】
実施例4
図20~22に示されるように、六角形タバコのインナラッパは2層の内部仕切りパネルL1を含み、内部仕切りパネルL1には折り目L13が予め設けられ、折り目に沿って折り畳むことで、順次連なる横断面台形の台形突起L11及び台形凹溝L12を形成することができ、台形突起L11と台形凹溝L12の大きさ及び形状が同じであり、折り畳まれた2層の内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ね、上層の内部仕切りパネルL1の台形突起L11を下層の内部仕切りパネルL1の台形凹溝L12と対向させることで、7個の順次連なる横断面六角形のタバコ収容室を形成することができ、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をしてタバコの横断面を六角形にして収容する。
【0084】
台形突起L11と台形凹溝L12の上辺及び2つの斜辺がいずれも等しく、タバコ収容室は正六角形である。
【0085】
台形突起L11と台形凹溝L12の首尾が順次連なる。
【0086】
内部仕切りパネルL1の材料がカード紙である。
【0087】
六角形タバコのインナラッパの折り畳み方法は、
a、内部仕切りパネルL1に複数本の縦方向の折り目を有し、内部仕切りパネルL1を折り目に沿って複数回折り畳むことで、順次連なる横断面台形の台形突起L11及び台形凹溝L12を形成する段階と、
b、折り畳まれた内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ね、上層の内部仕切りパネルL1の台形突起L11を下層の内部仕切りパネルL1の台形凹溝L12と対向させることで、7個の順次連なる横断面六角形のタバコ収容室を形成する段階と、を含む。
【0088】
折り畳まれた横断面台形の台形突起L11と台形凹溝L12の上辺及び2つの斜辺がいずれも等しく、7個の順次連なる横断面正六角形のタバコ収容室を形成するように、内部仕切りパネルL1における複数本の縦方向の折り目の間の間隔を等しくする。
【0089】
このインナラッパで製造された六角形タバコ用のタバコパックは、パック本体L2をさらに備え、インナラッパを折り畳んで形成したタバコ収容室がパック本体L2内に位置し、タバコ収容室がタバコに固定及び押圧の作用をしてタバコを六角形にして収容する。
【0090】
タバコパックは通常のヒンジリッド型手巻きタバコパックである。
【0091】
内部仕切りパネルL1は4層であり、折り畳まれた4層の内部仕切りパネルL1を互いに対向させて重ねることで、上中下3層のタバコ収容室を形成することができる。
【0092】
上層及び下層のタバコ収容室は7個の順次連なる六角形空間を含み、中間層のタバコ収容室は6個の順次連なる六角形空間を含み、すなわち、上下の2層は7本のタバコL3を収容することができ、中間層は6本のタバコL3を収容することができる。
【0093】
いくつかの実施例によって本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、これらの特徴及び実施例に様々な変更又は同等置換を加えることができることを理解されたい。また、本発明の教示に基づいて、具体的な状況や材料に適合するように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくこれらの特徴及び実施例に対して修正を行うことができる。したがって、本発明は、明細書に開示された具体的な実施例に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に含まれるすべての実施例は、本発明の保護範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0094】
図1図8において、F1:充填押圧固定ブランク、F11:第1折り畳みパネル、F12:第2折り畳みパネル、F13:第3折り畳みパネル、F14:第4折り畳みパネル、F15:第5折り畳みパネル、F151:第1切り欠き、F16:第6折り畳みパネル、F161:摘みタブ、F17:第1フラップ、F171:第1差込部、F18:第2フラップ、F19:第3フラップ、F2:中間仕切りブランク、F21:第7折り畳みパネル、F22:第8折り畳みパネル、F221:第2切り欠き、F23:第10折り畳みパネル、F231:第2差込部、F24:第9折り畳みパネル、F3:パック本体、F4:仕切りパネル、F41:パネル本体、F42:直立仕切り片、F5:四角形タバコ
図9図15において、FY1:充填押圧固定ブランク、FY11:第1折り畳みパネル、FY12:第2折り畳みパネル、FY13:第3折り畳みパネル、FY14:第4折り畳みパネル、FY15:第5折り畳みパネル、FY16:第6折り畳みパネル、FY161:摘みタブ、FY17:第1フラップ、FY171:第1差込部、FY18:第2フラップ、FY19:第3フラップ、FY2:内部固定ブランク、FY21:第1側板、FY22:第2側板、FY23:第3側板、FY231:サイドフラップ、FY3:中間固定ブランク、FY31:第4側板、FY32:第5側板、FY33:第6側板、FY341:台形突起、FY4:仕切りパネル、FY41:パネル本体、FY42:直立仕切り片、FY5:台形凹溝、FY51:三角柱体、FY6:パック本体、FY7:四角形・円形組み合わせ型タバコ。
図16図19において、S1:第1内部仕切りパネル、S11:第1三角形突起、S12:第1三角形凹溝、S2:第2内部仕切りパネル、S21:第2三角形突起、S22:第2三角形凹溝、S23:直立仕切り片、S3:パック本体、S4:三角形タバコ。
図20図22において、L1:内部仕切りパネル、L11:台形突起、L12:台形凹溝、L13:折り目、L2:パック本体、L3:六角形タバコ。
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