(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-07
(45)【発行日】2024-02-16
(54)【発明の名称】釘抜き機
(51)【国際特許分類】
B25C 11/00 20060101AFI20240208BHJP
【FI】
B25C11/00 B
(21)【出願番号】P 2023094397
(22)【出願日】2023-05-20
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2022-05-07
【審査請求日】2023-08-12
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】721011198
【氏名又は名称】中村 俊章
(72)【発明者】
【氏名】中村 俊章
【審査官】城野 祐希
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-136205(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0230795(US,A1)
【文献】実開平05-005376(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25C 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄ねじ1の下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、雄ねじ1上部に、貫通穴4が開いており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項2】
六角柱5の下に、雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、雄ねじ1上部に、貫通穴4が、開いており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項3】
六角穴付き円柱6の下に、雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、雄ねじ1上部に、貫通穴4が開いており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項4】
六角穴付き円柱6の下に、六角柱5が付き、その下に雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、雄ねじ1上部に、貫通穴4が、開いており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項5】
六角柱5の下に雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項6】
六角穴付き円柱6の下に、六角柱5が付き、その下に雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【請求項7】
六角穴付き円柱6の下に雄ねじ1が付き、その下に、引っ掛け爪3が付き、両者は一体型になっており、ロング六角柱2内の雌ねじ2‘は、雄ねじ1に、回し入れており回転
する、
人力の回転により引っ掛け爪3が釘頭部8を持ち上げ、回転しながら上下することを特徴とする釘抜き機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木材等に打ち込まれた釘を人力で抜く、釘抜き機である。
【背景技術】
【0002】
建設業者など、狭い場所で釘を使用して作業する現場では、釘が曲がって打ってしまった、または、違う場所に打ってしまった、などは、バールが使用できず、そのまま放置している。または、曲がった釘を抜かなければ、ならない場所は、解体して、釘を抜かなければならなかった。そのため、手直し時間がかかり、手直し工事の費用も掛かっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の釘抜き機によれば、ハンドル、バッテリー、スイッチ設けられており、電気を使用して動く構造になっている、クロウ、ロッド、ロッドねじ部分が一体型なっており、クロウに釘を引っ掛け傘歯車の回転原理を用いて長手方向に移動して引き抜く構造になっている、しかし、問題がないわけではない。
【0005】
本発明の目的は、バッテリーが切れた、電気が無い所など、どんな時でも確実に人力で取り外すことのできる、使い勝手に優れた釘抜き機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来の角度調整の出来ないバールでは、狭い場所、障害物のある場所、また、力の入らない位置等は作業効率が悪いので、釘が、なかなか抜けなかった。これらの欠点を解決しようとするものである。
【発明の効果】
【0007】
本考案の釘抜き機は、釘を抜くことはもちろん、狭い場所、障害物、力の入らない場所などで使用するには最適であり、作業効率の向上に役立つ釘抜き機である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】円柱長棒9とモンキーレンチを使用する場合。木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、貫通穴4に、円柱長棒9を入れ、円柱長棒9を回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に円柱長棒9を逆回転させ、引っ掛け爪3が、下方向に来るように回転し続け、引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図2】円柱長棒9とモンキーレンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、貫通穴4に、円柱長棒9を入れ、円柱長棒9を回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ。釘が抜ける、次に円柱長棒9を逆回転させ、引っ掛け爪3が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。モンキーレンチを2本使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5にも、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5のモンキーレンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角柱5のモンキーレンチを逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図3】円柱長棒9とモンキーレンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、貫通穴4に、円柱長棒9を入れ、円柱長棒9を回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に円柱長棒9を逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。モンキーレンチと六角レンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角穴7に、六角レンチを入れ、六角レンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角レンチを回転させて引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図4】円柱長棒9とモンキーレンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、貫通穴4に、円柱長棒9を入れ、円柱長棒9を回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に円柱長棒9を逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。モンキーレンチと六角レンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角穴7に、六角レンチを入れ、六角レンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角レンチを回転させて引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。モンキーレンチを2本使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5にも、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5のモンキーレンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角柱5のモンキーレンチを逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図5】モンキーレンチを2本使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5にも、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5のモンキーレンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角柱5のモンキーレンチを逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図6】モンキーレンチを2本使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5にも、モンキーレンチを挟み込む、六角柱5のモンキーレンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角柱5のモンキーレンチを逆回転させ、引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。モンキーレンチと六角レンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角穴7に、六角レンチを入れ、六角レンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角レンチを回転させて引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【
図7】モンキーレンチと六角レンチを使用する場合 木材から釘を抜く時は、引っ掛け爪3に、釘頭部8を、引っかかる。ロング六角柱2に、モンキーレンチを挟み込む、六角穴7に、六角レンチを入れ、六角レンチを回転させて回し続ける、引っ掛け爪3と釘頭部8、上方向に来るように回転させ、釘が抜ける、次に、六角レンチを回転させて引っ掛け爪3と釘頭部8が、下方向に来るように回転し続け。引っ掛け爪3と釘頭部8が見えたら作業終了。
【発明を実施するための形態】
【0009】
六角穴付き円柱6の下に、六角柱5が付き、その下に雄ねじ1が付き、その下に引っ掛け爪3が付く、これらは一体型になっており固定されている。雄ねじ1上部に貫通穴4が、開いている。これを、釘抜き機本体と呼ぶ
【実施例】
【0010】
以下、添付図面に従って実施例を説明する、
図1から
図8は、引っ掛け爪3に、釘の頭部8を、引っ掛る。
工具(六角レンチ、モンキーレンチ、円柱長棒9)により使い分けて、工具使用して、工具を回して使用する。
【符号の説明】
【0011】
1 雄ねじ
2 ロング六角柱
2‘雌ねじ
3 引っ掛け爪
4 貫通穴
5 六角柱
6 六角穴付き円柱
7 六角穴
8 釘頭部
9 円柱長棒