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特許7432294駐車場構造およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-07
(45)【発行日】2024-02-16
(54)【発明の名称】駐車場構造およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/14 20060101AFI20240208BHJP
   G07B 15/00 20110101ALI20240208BHJP
【FI】
G08G1/14 A
G07B15/00 N
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020019789
(22)【出願日】2020-02-07
(65)【公開番号】P2021125112
(43)【公開日】2021-08-30
【審査請求日】2023-02-06
(73)【特許権者】
【識別番号】591069086
【氏名又は名称】パーク二四株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100113804
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 敏
(74)【代理人】
【識別番号】100101384
【弁理士】
【氏名又は名称】的場 成夫
(72)【発明者】
【氏名】久保 美穂
(72)【発明者】
【氏名】高木 利幸
(72)【発明者】
【氏名】松田 隆一
【審査官】小林 勝広
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-082320(JP,A)
【文献】特開2011-058229(JP,A)
【文献】特開2002-163730(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00- 6/44
G07B 11/00-17/04
G08G 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の路面の水平方向を多数に区分し、
各区分には、前記の路面に車両が存在する場合に車両からの重力による圧力を検知する圧力検知装置および前記の路面を発光させる発光装置を備え、
前記の圧力検知装置における圧力検知の結果を入力データとして受信し、その入力データに基づいて車両の有無および車両が駐車した場合の占有区域とその面積を算出する占有面積算出手段と、
その占有面積算出手段が算出した占有区域とその面積に基づいて前記の発光装置による発光を前記の区分毎に制御する制御装置と、
を備えた駐車場構造。
【請求項2】
前記の圧力検知装置および前記の発光装置を車両の重さから守るとともに、前記の発光装置が発光する光を前記の路面側へ透過させる保護層を備えた
請求項1に記載の駐車場構造。
【請求項3】
前記の保護層における上面は、前記の路面へ水を滞留させないための傾斜または/および上方へ凸となるように湾曲させて形成した
請求項2に記載の駐車場構造。
【請求項4】
前記の圧力検知装置に基づいて駐車した車両が駐車している駐車時間を計測するタイマーと、
そのタイマーが計測した駐車時間および前記の占有面積算出手段が算出した占有面積に基づいて駐車料金を算出する料金算出手段と、
その料金算出手段が算出した駐車料金を出力する料金出力手段と、
を備えた請求項1から請求項3のいずれかに記載の駐車場構造。
【請求項5】
駐車しようとする車両に対して前記の占有面積算出手段が算出した車両の占有区域とその面積を提供できるか否かを判断する駐車判断手段と、
その駐車判断手段が駐車スペースを提供可能と判断した場合に、駐車スペースを決定する駐車スペース決定手段と、
を備え、
前記の制御装置は、前記の駐車スペース決定手段が決定した駐車スペースへ前記の駐車しようとする車両を導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行することとした
請求項1から請求項4のいずれかに記載の駐車場構造。
【請求項6】
前記の駐車判断手段が駐車スペースを提供不能と判断した場合には、
前記の制御装置は、前記の駐車しようとする車両を駐車場から退場させるように導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行することとした
請求項5に記載の駐車場構造。
【請求項7】
駐車場の路面の水平方向を多数に区分し、
各区分には、前記の路面に車両が存在する場合に車両からの重力による圧力を検知する圧力検知装置および前記の路面を発光させる発光装置を備えた駐車場構造の制御装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記の圧力検知装置による圧力の検知の結果である重力による圧力を入力データとして受信し、その入力データに基づいて車両の有無および車両が駐車した場合の占有区域とその面積を算出する占有面積算出手順と、
その占有面積算出手順にて算出した占有区域とその面積に基づいて前記の発光装置による発光を前記の区分毎に制御する発光制御手順と、
を前記の制御装置に実行させることとしたコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記の圧力検知装置に基づいて駐車した車両が駐車している駐車時間を計測する駐車時間計測手順と、
その駐車時間計測手順にて計測した駐車時間および前記の占有面積算出手順にて算出した占有面積に基づいて駐車料金を算出する料金算出手順と、
その料金算出手順にて算出した駐車料金を出力する料金出力手順と、
を前記の制御装置に実行させることとした
請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
駐車しようとする車両に対して前記の占有面積算出手順にて算出した車両の占有区域とその面積を提供できるか否かを判断する駐車判断手順と、
その駐車判断手順にて駐車スペースを提供可能と判断した場合に、駐車スペースを決定する駐車スペース決定手順と、
前記の駐車スペース決定手順にて決定した駐車スペースへ前記の駐車しようとする車両を導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行する誘導手順と、
を前記の制御装置に実行させることとした
請求項7または請求項8のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場として確保された空間を、駐車場ユーザにとって利便性を向上させるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の運転者に対して車両を駐車する駐車スペースを提供し、運転者から提供の対価を受け取るという駐車場ビジネスは、古くから存在する。提供の対価(料金)は、駐車スペースを占有していた時間(例えば、10分、15分)を単位とすることが一般的である。
【0003】
提供した駐車スペースの広さ(専有面積)の広狭に応じて料金を上下させる場合もある。たとえば、「普通車用スペース」よりも広い「大型車用スペース」を用意しておき、前者の利用料金よりも後者の利用料金を高額に設定するのである。
【0004】
特許情報プラットフォームにおいて、以下の検索式を用いて先行技術文献を調査した。
検索式=[駐車場/TX]*[区分/CL]*[細分/SP]*[単位/SP]
この結果、48件がヒットし、以下の特許文献を検証した。
【0005】
特許文献1には、各車両において積載重量に関連した料金ではなく、道路損傷への影響度の大きさに応じた課金が実現できる課金システム、課金方法、プログラム及び輪重計が開示されている。
【0006】
特許文献2には、駐車スペースの提供とともに、車両が電気自動車である場合の充電サービスを提供する設備に関する技術が開示されている。
すなわち、電力供給状態、すなわち充電が正常な状況によって実行されるかどうかがきちんと把握されなくて充電時間が遅延することを防止し、充電品質を確実に担保することができるうえ、電気料金算定の際に考慮される様々な条件を具体的に適用して正確な課金されるようにすることに重点を置いた技術が開示されている。
【0007】
特許文献3には、大規模な複合用途施設の駐車場の計画、運営に際しては、利用車両の目的別、例えば業務、商業、宿泊、宴会、サービス車両、VIP車両、タクシーなど、曜日別、時間帯別、車室別、用途別駐車時間、契約種別などを考慮する必要がある。実例として施設のデータが存在する場合には、それをも考慮すべきであろう。そうしたシミュレーションを動的に実行可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】国際公開第2018/109860号公報
【文献】特開2017-16547号公報
【文献】特開平11-161703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
駐車場として利用している土地や空間は、車両の大きさを想定して予め区分して駐車区画を定めているのが一般的である。それを前提とする場合、駐車を希望する車両に対する柔軟な対応が困難である。
【0010】
たとえば、定められた区画よりも大きな区域とその面積が必要な車両は、駐車することができない。他の車両の出入りに支障を来すこととなるためである。とはいえ、定められた区画を無視して駐車する車両も、時にはある。
【0011】
また、大型車両用の区画が空いているのに、普通車両用の区画が埋まっている場合、駐車できないことはないが、時にはある。大型車両用の区画は、普通車両用のそれよりも駐車料金が高めに設定されているので駐車料金が余分に掛かってしまうが、駐車料金が無料であったり、所定の買い物などによって実質的に無料となったりする場合には、大型車両用の区画へ普通車両が駐車してしまうこともある。
【0012】
上述したような課題を解決するため、駐車場として用意する土地や空間を、柔軟に、効率的に利用することについて検討を重ねた。
本発明が解決しようとする課題は、駐車場として用意する土地や空間を、柔軟に、効率的に利用するための技術を提供することにある。
【0013】
なお、本発明の解決手段に合わせて、以下のような検索式によっても先行する特許文献を検索した。
[駐車/CL]*[検知/SP+検出/SP+計測/SP+測定/SP]*[面積/CL]
この結果、117件がヒットしたので、空きスペースを検知する技術(特開2018-106479号)、区画線を検知する技術(特開2018-116579号)などを検証してみたが、本願発明とは類似していなかった。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した課題を解決するため、駐車場の構造に係る第一の発明、および第一に係る駐車場構造を制御するコンピュータプログラムに係る第二の発明を提供する。
【0015】
(第一の発明)
第一の発明は、駐車場の路面の水平方向を多数に区分し、
各区分には、前記の路面に車両が存在する場合に車両からの重力による圧力を検知する圧力検知装置および/または前記の路面を発光させる発光装置を備え、
前記の圧力検知装置における圧力検知の結果を入力データとして受信し、その入力データに基づいて車両の有無および車両が駐車した場合の占有区域とその面積を算出する占有面積算出手段と、
その占有面積算出手段が算出した占有区域とその面積に基づいて前記の発光装置による発光を前記の区分毎に制御する制御装置と、
を備えた駐車場構造に係る(図1参照)。
【0016】
(用語説明)
「区分」とは、駐車場の路面における駐車可能な部位を所定の境界線にて区切った場合の境界線に囲まれた部位である。区分の形状は、正方形が一般的であるが(図1参照)、他の形状でも良い(図14参照)。
【0017】
ひとつの区分に圧力検知装置および発光装置を備えてもよいし、一つの圧力検知装置を備えた区分に複数の発光装置を備えてもよい(図13図14参照)。
一つの区分に複数の発光装置を備え、更に複数の発光装置が発光する光の色を複数種類としておくことが望ましい。発信する情報の種類を多様化することに寄与するからである。
【0018】
区分を正方形とした場合、圧力検知装置を配置するピッチ寸法(図13において「L」)は、小さいほど(製造コストが増加するが)占有区域や占有面積の算出が正確になる。よって、小さいほど望ましいが(図2図1と比較して参照)、車両のサイズとの関係から区分の最大寸法は、約最大で500ミリメートルである。最大値を採用した場合、車両の占有面積を算出する単位は、0.25平方メートルが一単位となる。
区分の寸法は10~100ミリメートルが現時点で採用されるが、製造コストが下がれば、もっと小さな寸法でもよい。
【0019】
発光装置を配置する区分は、圧力検知装置を配置する区分よりも細分化することが望ましい。区分を正方形とした場合、発光装置を配置する区分の一辺の寸法(図13において「M」)は、M=L/4としている。
【0020】
「圧力検知装置」は、所定以上の圧力(荷重)が検知できればよい。たとえば、荷重によって生じる歪みにて変化する抵抗値を計測する歪みセンサのほか、弾性体の変形が所定値を超えた旨を検知するだけの荷重スイッチなどがある。
【0021】
「車両」には、四輪の普通車両の他、大型車両、特殊車両、自動二輪、軽車両(自転車)なども含む。
【0022】
「占有面積算出手段」には、「圧力検知装置」が検知する「所定の圧力」に応じた所定の補整手段(補整演算のアルゴリズムおよびその実行手段)が含まれる。補整演算のアルゴリズムとしては、例えば図11に示す。
なお、「占有区域の面積」とは、駐車をすることによって他の車両が使うことのできない面積とする場合が主である( 後述する実施形態においてはこちらの意味) が、車両を投影した面積とする場合もあり、駐車場毎に、あるいは駐車場の管理運営方針などによって、その定義が異なる余地を含む。
【0023】
(作用)
圧力検知装置は、駐車場に車両が存在しない場合には、全区分において圧力を検知していない。駐車場の路面に車両が入ってきたとする。
その車両の車輪を介して圧力の掛かった区分に存在する圧力検知装置は、車重による圧力を検知する。圧力を検知できる区分とできない区分との入力データを受信することで、占有面積算出手段が当該車両の占有区域と占有面積を算出する。
その占有面積算出手段が算出した占有区域と占有面積に基づいて、制御装置が発光装置による発光を区分毎に制御する。例えば、車両が駐車した場所の一回り大きな周囲を発光させることで、他の車両が駐車や出庫のために近づくことを抑制する。
【0024】
以上のように、各構成要件が作用することで、車両の大きさが様々であったとしても、駐車している車両が利用している区域を他の場所と区別することができる。その結果、駐車場として用意する土地や空間を柔軟に、効率的な利用に供することとなる。
【0025】
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の圧力検知装置および前記の発光装置を車両の重さから守るとともに、前記の発光装置が発光する光を前記の路面側へ透過させる保護層を備えるのである(図5図16等参照)。
【0026】
「保護層」は、単一の材質で構成されている場合の他、異なる材質による複数の層から構成されている場合を含む。発光装置から発光される光を透過させることができる材質が採用される。たとえば、強化ガラス、熱可塑性樹脂などである。
【0027】
(作用)
圧力検知装置を配置する区分と、発光装置を配置する区分とは、異なる区分とすることで、駐車場構造の製造、運用を合理的にすることができる場合がある。
【0028】
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の保護層における上面は、前記の路面へ水を滞留させないための傾斜または/および上方へ凸となるように湾曲させて形成するのである(図15(b)、図16(b)参照)。
【0029】
(用語説明)
傾斜や湾曲は、本発明に係る駐車場構造を利用する車両へ乗車している人が違和感を覚えない程度であることが望ましい。
たとえば、「傾斜」の角度は、1~6度程度である。傾斜または/および上方へ凸となるように湾曲は、駐車した車両がサイドブレーキを使っていなくても動かない方向への傾斜/湾曲とすることが望ましい。
路面に多数の溝を設けておき、その溝の凹部上面のみを傾斜させることとしても良い。
【0030】
(作用)
本発明に係る駐車場構造が屋外である場合、降雨による雨水を路面へ滞留させないことに寄与する。
本発明に係る駐車場が屋内である場合でも、清掃その他の事情で水が路面に流れる場合があり得るが、そうした場合にも滞留させないことに寄与する。
【0031】
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の圧力検知装置に基づいて駐車した車両が駐車している駐車時間を計測するタイマーと、
そのタイマーが計測した駐車時間および前記の占有面積算出手段が算出した占有面積に基づいて駐車料金を算出する料金算出手段と、
その料金算出手段が算出した駐車料金を出力する料金出力手段と、
を備えるのである(図1等における「精算機」を参照)。
【0032】
(用語説明)
「料金出力手段」は、精算機の出力画面のほか、本発明に係る駐車場構造を管理している管理サーバが存在する場合にはその管理サーバへのデータ送信手段を含む(図19参照)。
【0033】
(作用)
占有面積に応じた駐車料金を算出することができるので、不公平感の小さな合理的な駐車料金を演算することができる。
【0034】
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、駐車しようとする車両に対して前記の占有面積算出手段が算出した車両の占有区域とその面積を提供できるか否かを判断する駐車判断手段と、
その駐車判断手段が駐車スペースを提供可能と判断した場合に、提供する駐車スペースを決定する駐車スペース決定手段と、を備える。
そして、前記の制御装置は、前記の駐車スペース決定手段が決定した駐車スペースへ前記の駐車しようとする車両を導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行することとするのである(図9参照)。
【0035】
(作用)
駐車しようとする車両に対して、占有面積算出手段が算出した車両の占有区域とその面積を提供できるか否かを、駐車判断手段が判断する。駐車スペースを提供可能と判断した場合には、提供する駐車スペースを、駐車スペース決定手段が決定する。
制御装置は、駐車スペース決定手段が決定した駐車スペースへ駐車しようとする車両を導くために、所定の発光装置を点灯させたり点滅させたりすることで誘導を実行する。
【0036】
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明におけるバリエーション4は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の駐車判断手段が駐車スペースを提供不能と判断した場合には、
前記の制御装置は、前記の駐車しようとする車両を駐車場から退場させるように導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行する(図12のS17参照)。
【0037】
(作用)
駐車判断手段が駐車スペースを提供不能と判断すると、制御装置は、駐車しようとする車両を駐車場から退場させるように、所定の発光装置を点灯させたり点滅させたりすることで誘導を実行する。
【0038】
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係る駐車場構造の制御装置のためのコンピュータプログラムに係る。
すなわち、第一の発明における圧力検知装置による圧力の検知の結果である重力による圧力を入力データとして受信し、その入力データに基づいて車両の有無および車両が駐車した場合の占有区域とその面積を算出する占有面積算出手順と、
その占有面積算出手順にて算出した占有区域とその面積に基づいて前記の発光装置による発光を前記の区分毎に制御する発光制御手順と、
を前記の制御装置に実行させることとしたコンピュータプログラムである。
【0039】
(第二の発明のバリエーション1)
第二の発明は、以下のようにすると、より好ましい。
すなわち、前記の圧力検知装置に基づいて駐車した車両が駐車している駐車時間を計測する駐車時間計測手順と、
その駐車時間計測手順にて計測した駐車時間および前記の占有面積算出手順にて算出した占有面積に基づいて駐車料金を算出する料金算出手順と、
その料金算出手順にて算出した駐車料金を出力する料金出力手順と、
を前記の制御装置に実行させることとするのである。
【0040】
(第二の発明のバリエーション2)
第二の発明は、以下のようにすると、より好ましい。
すなわち、駐車しようとする車両に対して前記の占有面積算出手順にて算出した車両の占有区域とその面積を提供できるか否かを判断する駐車判断手順と、
その駐車判断手順にて駐車スペースを提供可能と判断した場合に、駐車スペースを決定する駐車スペース決定手順と、
前記の駐車スペース決定手順にて決定した駐車スペースへ前記の駐車しようとする車両を導くために、前記の発光装置を用いて誘導点灯を実行する誘導手順と、
を前記の制御装置に実行させることとするのである。
【0041】
第二の発明に係るコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、DVD-R、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータまたは駐車場構造の制御コンピュータから、通信回線を通じて駐車場構造の制御コンピュータへ伝送することも可能である。
【発明の効果】
【0042】
第一の発明によれば、駐車場として用意する土地や空間を、柔軟に、効率的に利用するための駐車場構造を提供することができる。
第二の発明によれば、駐車場として用意する土地や空間を、柔軟に、効率的に利用するための駐車場構造を制御するコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図2】本発明の第二の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図3】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(車両が移動中)を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図4】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(駐車の前後)を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図5】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図6】本発明の第三の実施形態に係る駐車場構造の作動(駐車後)を示す平面図である。
図7】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(駐車中)を示す平面図である。
図8】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(入庫前)を示す平面図である。
図9】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(入庫から駐車への誘導)を示す平面図である。
図10】本発明の第一の実施形態に係る駐車場構造の作動(入庫から駐車への誘導)を示す平面図である。
図11】占有区域を決定するためのフローチャートである。
図12】駐車場への入場後に入庫場所を決定するためのフローチャートである。
図13】本発明の第四の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図14】本発明の第五の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図15】本発明の第六および第七の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図16】本発明の第八および第九の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図17】本発明の第十の実施形態に係る駐車場構造の全体を示す概略側面図(一部は断面図)である。
図18】本発明に係る駐車場構造がネットワーク化された場合を示す概念図である。
図19】本発明に係る駐車場構造がネットワーク化された場合を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の実施形態について、図面(図1から図19)を参照して説明する。本発明は、実施形態に限定されるものではなく、本発明を解釈するための形態である。
【0045】
図1
図1は、平面形状が正方形をなす駐車場の平面図(a)、断面図(b)を示している。
その水平方向を多数の正方形に区分している。正方形の一辺の寸法は、100~250ミリメートルとした。
【0046】
各区分には、前記の路面に車両が存在する場合にその車両からの車重による圧力を検知する圧力センサが含まれたパネルと、前記の路面を発光させる発光装置が含まれたパネル(以下、単に「発光部」)と、その発光部における発光のオンオフを制御する基板と、からなる。
【0047】
前記の基板は、制御ユニットに接続されており、その制御ユニットには、前記の圧力検知装置における電磁波の検知の結果を入力データとして受信し、その入力データに基づいて車両の有無および車両が駐車した場合の占有区域とその面積を算出する占有面積算出手段と、その占有面積算出手段が算出した占有区域とその面積に基づいて前記の発光装置による発光を前記の区分毎に制御する制御装置とを備えている。
【0048】
(精算機)
前記の基板は、精算機にも接続されている。その精算機には、 前記の圧力検知装置に基づいて駐車した車両が駐車している駐車時間を計測するタイマーと、 そのタイマーが計測した駐車時間および前記の占有面積算出手段が算出した占有面積に基づいて駐車料金を算出する料金算出手段と、 その料金算出手段が算出した駐車料金を出力する料金出力手段と、を備えている(図示は省略)。
【0049】
図2
図2は、図1に示した区分よりも細分化した実施形態を示している。
単位面積当たりの圧力センサの数が増えれば、車両がどこにあるか、どのくらいの大きさや重量であるか、などの推定が正確になる。単位面積当たりの発光部の数が増えれば、多彩な表示や車両が占有する区域(図4(b)、図6参照)の細かな設定が可能となる。
【0050】
図3
図3は、前述の駐車場構造の路面を車両が移動している場合(a)と、徐行している場合(b)を示す。
図3(a)では、車両が移動中、車輪の下にある圧力センサが圧力を検知している旨を図示している。
【0051】
図3(b)では、徐行を始めた車両が図3(a)よりも前進し、車輪の下にある圧力センサも場所が変化している旨を図示している。
【0052】
図4
図4は、前述の駐車場構造の路面で車両が停車した場合(a)と、停車位置で駐車することとなった場合(b)を示す。
【0053】
図4(a)で示すのは、車両が停止したことで圧力を検知した圧力センサの位置が特定された旨を示している。圧力センサは、基板を介してどの圧力センサが圧力を検知し、どの圧力センサは圧力を検知していないのかについて、制御ユニットに電気信号として伝える。そして、各圧力センサからの電気信号を解析し、車両のサイズなどに関するデータベースを参照し(図11参照)、車両が占有する区域とその面積を算出する。車両の占有区域とその面積の決定については、図11にて詳述する。
【0054】
制御ユニットは、発光層において、駐車する車両が占有する区域の外周部分に該当する部分を発光させる。図4(a)では、発光した区分(発光部)のハッチングの種類を変更して示している。車両を運転する運転者に対しては、どの区域へ車両を駐車させるべきであるか、駐車後にどの区域を占有して借りているのか、を発光部によって示すことができる。
【0055】
図5
図5では、圧力センサおよび発光部の上端となる面を覆って路面となる保護層を備えた実施例を示す。
保護層は、圧力検知装置が検知する電磁波を透過させることができ、発光装置から発光される光を透過させることができる材質が採用される。たとえば、強化ガラス、熱可塑性樹脂などの単一の材質で構成してもよいが、異なる材質による複数の層から構成してもよい。
【0056】
図6
図6は、本実施形態に係る駐車場構造を備えた駐車場へ、駐車した車両を平面図にて示している。車両が占有する区域よりも一回り広い区域の周囲が発光している。路面に白線を塗装して駐車のための区域を表示してきた従来型の駐車場とは異なり、駐車場全体をフレキシブルに使うことができる。
【0057】
車両が占有する区域よりも一回り広い区域を、その車両が駐車によって借りる区域となる。その区域については、後述するカメラ(図8など)が、入庫しようとする車両の写真を撮影し、その車両写真を分析した結果を用いることで、より細かな区域設定を可能となる。
【0058】
たとえば、右ハンドルの車両であれば、駐車した車両のハンドル側をやや広めとして乗降のしやすさを考慮した区域設定とすることができる。また、荷物を積んだ車両であれば、駐車した車両の後方に「荷さばきスペース」を設けた区域設定とすることができる。
【0059】
図7
図7では、駐車を終えて運転者が車両を離れた状態(a)と、車両に人が近づいた状態(b)とを示す。
図7(a)では、運転者が車両を離れ、周囲に人や車両が存在しない場合には、発光層による発光は不要であるため、消灯している状態を示している。
【0060】
図7(b)では、駐車場または駐車している区域へ近づく人がいる旨を、図示を省略した人感センサが検知し、車両が駐車して占有している領域を示すために、発光層の所定の区分を発光させた状態を示している。
なお、図示を省略するが、駐車場内で他の車両が近づいてきた場合には、その旨を光感知パネルが検知するので、同様に、発光層の所定の区分を発光させる。
【0061】
図8
図8では、一般道に面して本実施形態に係る駐車場構造を備えたL字形をなす駐車場へ、既に駐車中の車両とは別に、駐車しようとしている車両が現れた旨を、平面図にて示している。
【0062】
一般道からの駐車場の入口には、入庫しようという車両を検知したら開放されるゲート(小規模な駐車場やナンバープレート撮影で代用する駐車場などではゲートが無い場合もある)と、ゲートから入庫しようとする車両の車種やナンバープレートを撮影するカメラまたは車両の存在を検知可能なセンサが備えられている。
【0063】
図9
図9では、駐車しようとしている車両が駐車場へ入場した場合を示している。
駐車しようとしている車両の運転者に見えるように、駐車すべき場所への誘導のため、発光パネルの所定区分が、誘導のために点灯している。
また、誘導のための点灯の先には、駐車のための区域を示す発光パネルの所定区分が点滅している。
【0064】
図10
図10では、図8および図9で示した駐車しようとしている車両が一般道から駐車場へ入ろうとする直前と直後について、当該車両と本実施形態に係る駐車場構造との関係を示している。
【0065】
図10(a)では、車両が一般道から駐車場へ入ろうとする直前を平面図で示し、図10(b)では、その状態の際における駐車場構造について車両を省略した状態として示している。駐車場と一般道との境目にある圧力センサが圧力を検知した状態では、車両が占有する区域およびその面積が決定されない。
【0066】
図10(c)では、車両が駐車場へ入った直後を平面図で示し、図10(d)では、その状態の際における駐車場構造について車両を省略した状態として示している。駐車場と一般道との境目にある圧力センサには、圧力を検知したものがなくなっている。車両が駐車場内に完全に入ったからである。
【0067】
それ以後のある瞬間において、圧力を検知した圧力センサがどこであるか、というデータに基づいて制御ユニットが、当該車両が駐車した場合に占有する区域およびその面積を算出する。そして、算出した区域を提供できる場所を算出し、その場所へ車両を誘導するための点灯命令を、所定の発光パネルに対して出力する。
【0068】
図11
図11では、車両が占有する面積を算出して決定する手順のアルゴリズムを示している。
「占有する面積」とは、車両が圧力センサへ車重を掛けた部位を結んで囲った面積ではなく、駐車をすることによって他の車両が使うことのできない面積であり、駐車料金を決定する場合に必須の値となる。
【0069】
ある瞬間に車両の車輪から圧力を検知した圧力センサについてのデータを、基板を介して制御ユニットが取得する(S1)。
【0070】
続いて、車幅およびホイールベース寸法を決定する(S2)。圧力センサが細かく設置されていればタイヤ幅の検知も可能であり、その場合には車両の特定に役立つ。車幅やホイールベース寸法に関しては、データベースにデータ群を予め格納しておく。そのデータベースを用いて車種を推定する(S3)。図8で示したカメラによる画像を用いて車種の特定に用いても良い(S4)。
【0071】
車種を特定したら、その車種が占有する区域として縦横どの位のサイズとなるかを演算する(S5)。そして、占有区域を示す発光部へ発光を指示する制御信号を発信する(S6)。そして、占有区域を囲う発光部を発光させる(S7)。
【0072】
図12
図12は、車両が駐車場へ入場した後に、駐車すべき場所を決定し、駐車場所へ案内するアルゴリズムを実行する場合のフローチャートである。
【0073】
まず、入場してきた車両がどのような占有区域を要するか、を決定する(S6)。なお、どのような占有区域を要するか、については、図10(a)~(d)を用いて説明した。
【0074】
続いて、決定した占有区域を、その駐車場が現時点で提供できるか否か、を判断する(S12)。提供できないと判断した場合には、退場への道案内を表示することとなる(S17)。そしてその場合、その車両が駐車場から退場した旨を確認し、終了する(S18)。
【0075】
決定した占有区域を提供できる場合、その車両が駐車すべき場所を決定する(S13)。そして、その駐車場所へ当該車両が移動するための案内表示(図10(c)、(d)など)を、制御ユニットによる発光層に対する区分への制御によって実行する(S14)。
【0076】
案内表示にしたがった車両が移動する旨は、圧力を受けた圧力センサがどのように変化するか、によって制御ユニットにおいて把握できる。その移動に応じた別の案内表示が必要であれば、案内表示も移動させる(S15)。
【0077】
案内によって導いた駐車すべき区域(図6に図示)へ車両が停車したら、その区域における圧力センサが圧力を検知しなくなるので、駐車場所へ停車した旨を制御ユニットにおいて把握できる(S16)。停車して所定時間が経過したことを検知することで、駐車場所への案内を終了する(S19)。
【0078】
図13
図13は、圧力センサおよび発光部の配置についてのバリエーション示す平面図(a)および断面図(b)である。
【0079】
圧力センサを配置するピッチLに対して、発光層を形成する区分Mは、四分分の一としている。具体的なLの寸法としては100ミリメートル、Mは25ミリメートルとした。しかし、本発明がこれらの寸法や前述の比である必要はない。
【0080】
Mについては、小さければ小さいほど、駐車場の利用者(車両の運転者に限らない。たとえば、駐車場の近くを歩行する人など)に対する情報提供が多彩化できる。
【0081】
図14
図14は、圧力センサを埋め込んだパネルの区分の形状を正方形ではなく正六角形とし、発光部の区分を形成する形状を前記の正六角形を六等分する正三角形とした場合について示す平面図(a)および断面図(b)である。
この図で示したように、圧力センサを埋め込んだ区分の形状も発光部の区分の形状も、正方形に限られない。
【0082】
図15
続いて、路面へ雨水などの水を対流させないための構造について説明する。駐車場が屋外である場合には雨水が滞留しないようにするためであり、駐車場が屋内であっても清掃時などに水を使う場合があるためである。
【0083】
図15(a)では、保護層を備えていない駐車場構造であり、圧力センサを備えたパネルおよび発光部を備えたパネルを交互に配置した層および基板からなる構造全体を傾斜させている。
【0084】
傾斜角度θaは、0.5~6度ほどが一般的である。ただし、本発明を採用する場所(駐車場ごと)によって、適正な傾斜角度は異なる。
傾斜の方向は、駐車する車両の前後方向ではなく、原則として左右方向とすべきである。車両のサイドブレーキかけ忘れがあったとしても、車両が動いてしまわないためである。
【0085】
図15(b)では、路面の上面を形成することとなる保護層のみで傾斜を形成する場合を示している。この実施形態における保護層は、駐車する車両の下方が山となり、左右方向へ下方傾斜させるように形成している。傾斜角度θbは、0.5~6度ほどが一般的であるが、これも駐車場毎に適正値が異なる。
図15(a)と比べた場合、運転者など車両に乗る乗車者へ違和感を与えにくいというメリットがある。
【0086】
図16(a)では、保護層のみを一方向へ傾斜させている実施形態を示す。傾斜角度θcもまた、0.5~6度ほどが一般的であるが、これも駐車場毎に適正値が異なる。
【0087】
図16(b)では、保護層のみを上に凸となるような湾曲をさせている実施形態を示す。湾曲させた部位の平均的な傾斜角度θdもまた、0.5~6度ほどが一般的であるが、これも駐車場毎に適正値が異なる。
【0088】
図17
図17に示す実施形態では、発光部に発熱材を備えており、積雪のある地域における駐車場構造として提供する。この図では、発光部全てではなく、ひとつ置きに備えることとしている。発熱材は、基板を介して提供される電気エネルギを熱エネルギに変換し、路面の積雪を溶かす機能を果たす。
【0089】
図示は省略するが、保護層を備える実施形態において、保護層へ発熱材を備えることとしてもよい。また、発光部が発光の際に発熱を伴うものであれば、前述の発熱材は省略可能である。
【0090】
発熱材に代わって、水または温水を路面に対して噴出させて雪を溶かす構造としてよい。融雪が可能な水温の水を得られる場所では、そうした水を少量ずつ流す構造を備えることで発熱材に代替させることもできる。
【0091】
図18
図18は、複数の駐車場A,B,Cに、それぞれ本発明に係る駐車場構造を採用した場合、制御ユニットにて受信したり処理したりするデータを駐車場管理サーバへ送信するデータ送信装置を備えている旨を、概念的に示したものである。
【0092】
駐車場管理サーバでは、各駐車場A,B,Cから送信されるデータをデータ受信装置によって受信し、駐車場管理データベースへ蓄積する。
なお、図示を省略しているが、駐車場管理サーバから各駐車場A,B,Cへデータを送信することも可能である。送信するデータには、制御ユニットにて実行するコンピュータプログラムなどを含む。そのため、制御ユニットにて実行するコンピュータプログラムを更新することが容易となる。
【0093】
図19
図19は、図18で示したデータ送信装置を精算機としたものである。各駐車場A,B,Cにおける制御ユニットと精算機とは双方向でデータの送受信を実行するが、その精算機を介して駐車場管理サーバへ各種のデータを送信することができるようにしたものである。
【0094】
図19に示す実施形態によれば、駐車料金やその料金算出の根拠となったデータを駐車場管理サーバが受信できる。それらのデータ収集とその収集データの分析によって、より合理的な駐車場の運営管理に寄与する。
【0095】
なお、図示を省略しているが、駐車場管理サーバから各駐車場A,B,Cへデータを送信することも可能であるのは、図18の実施形態と同様である。送信するデータには、精算機にて実行するコンピュータプログラム、制御ユニットにて実行するコンピュータプログラムなどを含む。
【0096】
前述してきた実施形態によれば、駐車場として用意する土地や空間を、柔軟に、効率的に利用するための駐車場構造を提供することができる。たとえば、駐車によってその車両が占有する区域を合理的に配置することが可能なので、駐車できる台数を増やしたり、規格外の占有をする車両に対して合理的な課金をしたりするなど、柔軟な対応を可能とする。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明は、駐車場の設備製造業、駐車場の管理業、駐車場および貸し出し用車両を利用したカーシェアリング事業やレンタカー事業、駐車場管理用データの通信機器の製造業、データ通信におけるデータ管理業、駐車場の制御ユニットや駐車場管理サーバにおけるアプリケーションソフトウェアの開発業、などにおいて利用可能性を有する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19