(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-08
(45)【発行日】2024-02-19
(54)【発明の名称】電動パイプサポート
(51)【国際特許分類】
E04G 25/00 20060101AFI20240209BHJP
【FI】
E04G25/00 C
E04G25/00 Z
(21)【出願番号】P 2020126847
(22)【出願日】2020-06-30
【審査請求日】2023-06-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】599162174
【氏名又は名称】中嶋 勢三
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 勢三
【審査官】櫻井 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/097735(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0313436(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0147642(KR,A)
【文献】特開2007-205081(JP,A)
【文献】特許第6329678(JP,B1)
【文献】特開2018-188901(JP,A)
【文献】特許第6377830(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G9/00-19/00
25/00-25/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設業の型枠工事に於いて、型枠 支保工用パイプサポートの改良に関するもので、既存の下柱管と下柱管に差し込む上柱管はそのまま使用し、上部からの荷重を支える新サポートピン(3)と新サポートナット(2)を備え、新サポートピン(3)にレンチで回転させる為の六角頭部(3a)と歯車(3b)を設け、新サポートナット(2)の上部全周に新サポートピン(3)の歯車(3b)と連動する歯を設けて、ラックピニオン駆動を形成し、電動レンチで新サポートピン(3)を回転させる事で瞬時にサポートを伸縮出来る型枠用パイプサポート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
建設業の型枠工事に於いて、主に上部の荷重を支えるパイプサポートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パイプサポートの伸縮はサポートナットのハンドルを手で掴んで回す事が常套である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
林立するサポートの上げ下げの作業を手回しで行うのは効率が悪い。
【0004】
又、上部に鉄筋等の負荷が加われば手回しの作業に手間取る事になる。
【発明の効果】
【0005】
サポートのナットとサポートピンを一新し、電動のレンチでサポートの伸縮が一瞬に出来、作業効率が格段に上がる。
【0006】
又、現在使用しているサポートの本体が使える為、コストを抑える事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
発明を実施するための最良の形態を、それぞれの図面を介して説明する。
【0008】
図1は既存のパイプサポートと、既存のパイプサポートの下柱管1aに上柱管1aを差し込んだものに、新サポートナット2と新サポートピン3を取り付けたものである。
【0009】
図2は、詳細図である。新サポートナット2の上部全周に歯切りをしたラック2aを施し、端部には新サポートピン3を収納する縦貫通穴2bと、新サポートナット2を手動で回す為の横貫通穴2cは工具を差し込んで使用する。新サポートピン3に於いては、端部にラック2aと連動する歯車、ピニオン3bと電動レンチで新サポートピン3を回転させる為の六角頭部3aを施すものである。
【0010】
図3は、新サポートピン3を新サポートナット2に収納したものである
【0011】
図4は、ラックピニオンの歯噛みを示すもので電動レンチを六角頭部3aに合致させ右に回すと新サポートナット2は左に回り下降する。六角頭部3aを左に回すと新サポートナットナット2は右に回り上昇する。新サポートピン3を回転させる時には上柱管の荷重が新サポートピン3の浮き上がりを防ぎ、空回りする事は無い。。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】 既存のパイプサポートと改良後のパイプサポートである。
【
図3】 改良部分の新サポートピンの収納を示す図である。
【
図4】 ラックとピニオンの歯噛みを示す図である。
【符号の説明】
1a 既存の下柱管
1b 既存の上柱管
1c 既存のサポートナット
1d 既存のサポートピン
2 新サポートナット
2a ラック
2b 新サポートピン収納穴
2c 手回し用貫通穴
3 新サポートピン
3a 六角頭部
3b ピニオン