(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】冷凍装置
(51)【国際特許分類】
F25D 17/02 20060101AFI20240213BHJP
【FI】
F25D17/02 302
(21)【出願番号】P 2023216748
(22)【出願日】2023-12-22
【審査請求日】2023-12-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】393027729
【氏名又は名称】株式会社カンネツ
(74)【代理人】
【識別番号】100080746
【氏名又は名称】中谷 武嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100217881
【氏名又は名称】中谷 由美
(72)【発明者】
【氏名】荒木 努
【審査官】西山 真二
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-516970(JP,A)
【文献】特開平2-9363(JP,A)
【文献】特開2008-70035(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 3/36
F25D 9/00
F25D 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食物(E)を収納する冷凍ユニット(U)を、同一円(C)上に等ピッチにて、かつ、上記同一円(C)の中心を通る鉛直一軸心(L)廻りに回転可能として、複数個配設し、
各上記冷凍ユニット(U)が、低温の冷却液(A)を収容する有底円筒体(1)と、該円筒体(1)内に配設されるとともに上記飲食物(E)を上方から挿入して保持する飲食物保持体(2)と、該飲食物保持体(2)の底壁(2a)側に固着されたプロペラ(3)とを有し、
上記プロペラ(3)へ上記冷却液(A)を噴射して上記プロペラ(3)を回転させるように構成し、
さらに、上記同一円(C)上の所定位置(Z)では、上記冷却液(A)を噴射せず、上記飲食物(E)を上記円筒体(1)に出入れ可能に構成したことを特徴とする冷凍装置。
【請求項2】
上記同一円(C)の中心位置から上記冷凍ユニット(U)の各々へ平面視放射状に下パイプ(4)を配設し、上記下パイプ(4)から上記冷却液(A)を上記冷凍ユニット(U)の上記プロペラ(3)へ噴射するように構成し、
かつ、上記同一円(C)の中心位置から上記冷凍ユニット(U)の各々へ平面視放射状に上パイプ(5)を配設し、上記冷凍ユニット(U)から上記上パイプ(5)へ上記冷却液(A)を排出するように構成した請求項1記載の冷凍装置。
【請求項3】
上記同一円(C)の中心位置に、下ロータリージョイント(R
1 )と上ロータリージョイント(R
2 )を、配設し、固定側の冷却機(15)から上記下ロータリージョイント(R
1 )を介して上記冷凍ユニット(U)の上記プロペラ(3)へ上記冷却液(A)を噴射し、上記冷凍ユニット(U)から上記上ロータリージョイント(R
2 )を介して固定側の上記冷却機(15)へ上記冷却液(A)を回収するように構成した請求項2記載の冷凍装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、低温(例えば-30℃前後)の冷却液(エチルアルコール水溶液)中に食品を設置して冷凍する冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1記載の冷凍装置は、飲食物を充分長時間をかけて過冷却してから冷却液中に設置するので、全体として、手間と時間がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、短時間にて冷凍完了することができる冷凍装置を提供することを目的とする。特に、複数の瓶入りアルコール等の飲食物を、効率良く、順次、冷凍すると共に、冷凍した飲食物を、簡単容易に(順次)、取出すことができる冷凍装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る冷凍装置は、飲食物を収納する冷凍ユニットを、同一円上に等ピッチにて、かつ、上記同一円の中心を通る鉛直一軸心廻りに回転可能として、複数個配設し、各上記冷凍ユニットが、低温の冷却液を収容する有底円筒体と、該円筒体内に配設されるとともに上記飲食物を上方から挿入して保持する飲食物保持体と、該飲食物保持体の底壁側に固着されたプロペラとを有し、上記プロペラへ上記冷却液を噴射して上記プロペラを回転させるように構成し、さらに、上記同一円上の所定位置では、上記冷却液を噴射せず、上記飲食物を上記円筒体に出入れ可能に構成したものである。
【0007】
また、上記同一円の中心位置から上記冷凍ユニットの各々へ平面視放射状に下パイプを配設し、上記下パイプから上記冷却液を上記冷凍ユニットの上記プロペラへ噴射するように構成し、かつ、上記同一円の中心位置から上記冷凍ユニットの各々へ平面視放射状に上パイプを配設し、上記冷凍ユニットから上記上パイプへ上記冷却液を排出するように構成したものである。
【0008】
また、上記同一円の中心位置に、下ロータリージョイントと上ロータリージョイントを、配設し、固定側の冷却機から上記下ロータリージョイントを介して上記冷凍ユニットの上記プロペラへ上記冷却液を噴射し、上記冷凍ユニットから上記上ロータリージョイントを介して固定側の上記冷却機へ上記冷却液を回収するように構成したものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の冷凍装置によれば、短時間にて冷凍完了することができる。また、複数の瓶入りアルコール等の飲食物を、効率良く、順次、冷凍すると共に、冷凍した飲食物を、簡単容易に(順次)、取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図示の実施の形態に基づいて本発明を詳説する。
図1・
図2は、本発明の実施の一形態を示す。
本発明の冷凍装置は、飲食物E(例えば、日本酒等の瓶入りアルコールNであって、特に、生酒が好適である。)を冷凍するものであって、飲食物E(例えば、1本の瓶入りアルコールN)を収納する複数(
図1の例では、12個)の冷凍ユニットUが、同一円C上に等ピッチにて、かつ、同一円Cの中心を通る鉛直一軸心L廻りに回転可能として、配設される。
【0012】
各冷凍ユニットUが、低温の冷却液Aを収容する有底円筒体1と、円筒体1内に配設されるとともに飲食物Eを上方から挿入して保持する飲食物保持体2(瓶保持体14)と、飲食物保持体2の底壁2a側に固着されたプロペラ3とを有する。低温の冷却液Aは、例えば、-35℃以上-25℃以下のエチルアルコール水溶液(アルコール濃度約60%)である。本発明に於て、「底壁側に固着された」とは、底壁に直接固着された場合と、底壁に連設された軸を介して固着された場合との両方を含むものとする。飲食物保持体2を、例えば、多数の孔付きの受皿状とする。プロペラ3の回転軸3Aを回転自在に支持する回転軸受6を設ける。なお、回転軸受6は、
図2の玉軸受に限らず、メタル軸受等であっても良い。円筒体1の外周面側に、冷却液Aと外部との熱の移動を抑制するための断熱材7を備える。断熱材7は、例えば、発泡ウレタンから成る。
【0013】
プロペラ3へ冷却液Aを(図示省略のポンプによって)噴射してプロペラ3を回転させるように構成する。
図1に示すように、同一円C上の所定位置Zでは、冷却液Aを噴射せず、飲食物Eを円筒体1に出入れ可能に構成する。
【0014】
同一円Cの中心位置から冷凍ユニットUの各々へ平面視放射状に下パイプ4を配設し、下パイプ4から冷却液Aを冷凍ユニットUのプロペラ3へ噴射するように構成する。同一円Cの中心位置から冷凍ユニットUの各々へ平面視放射状に上パイプ5を配設し、冷凍ユニットUから上パイプ5へ冷却液Aを排出するように構成する。
【0015】
同一円Cの中心位置に、(冷却液A用)下ロータリージョイントR1 と(冷却液A用)上ロータリージョイントR2 を、配設する。固定側の冷却機15から下ロータリージョイントR1 を介して冷凍ユニットUのプロペラ3へ冷却液Aを噴射し、冷凍ユニットUから上ロータリージョイントR2 を介して固定側の冷却機15へ冷却液Aを回収するように構成する。
【0016】
具体的には、固定側の冷却液送出パイプ(図示省略)から下ロータリージョイントR
1及び下パイプ4を介して円筒体1へ冷却液Aを噴出し、円筒体1から上パイプ5及び上ロータリージョイントR
2 を介して固定側の冷却液回収パイプ(図示省略)から冷却液Aを冷却機15へ回収し、再度、冷却機15から冷却液送出パイプへ冷却液Aを送出して、冷却液Aが循環するように構成する。ところで、(前述のように)
図1の同一円C上の所定位置Zに於て、冷却液Aの噴射及び回収(排出)が自動的に止まるようにするためには、上下ロータリージョイントR
2 ,R
1 の固定側に、平面視C形状とした冷却液流路凹溝を、形成すれば良い。
【0017】
円筒体1を開閉自在として施蓋する蓋体8を備える。蓋体8の閉状態を保持するための電磁ロック9を備える。蓋体8に、飲食物E(瓶入りアルコールNの場合、栓S)を上方から押圧する押え部材10と、押え部材10を下方へ弾発付勢するバネ部材(図示省略)と、押え部材10を鉛直軸心L
0 廻りに回転自在に保持する回転軸受(図示省略)とを、取着する。押え部材10等によって、瓶Bが芯ずれしたり、転倒することを防止することができる。
図3に示すように、冷却液Aは、螺旋状に流れる。なお、
図3では、プロペラ3、飲食物保持体2等を、図示省略している。
【0018】
図1・
図2に戻って、11はメインパイプを示す。メインパイプ11内に、冷却液送出パイプ及び冷却液回収パイプと、蓋体8を開閉するための圧縮エアー用パイプと、電磁ロック9及びセンサー用の電気配線が、挿通している。圧縮エアー用ロータリージョイント、及び、電気用スリップリングユニットを、有する。(圧縮エアー用パイプ、センサー用の電気配線、圧縮エアー用ロータリージョイント、及び、電気用スリップリングユニットを、図示省略する。)
【0019】
12は冷却ユニットを示す。冷却ユニット12は、冷却液Aを冷却するための冷却機15と、冷却液Aを一時的に収容するタンクと、冷却液Aを送出すポンプを、有する(タンク及びポンプを、図示省略する)。冷却機15とタンクとポンプは、適宜、配管にて接続される。
【0020】
13は固定台を示す。固定台13は、冷凍ユニットUを鉛直一軸心L廻りに回転させるための駆動モーター(図示省略)を内蔵する。
【0021】
飲食物E(例えば、1本の瓶入りアルコールN)を飲食物保持体2(瓶保持体14)に保持させ、プロペラ3を、高速回転領域で回転させるように構成する。飲食物Eが瓶入りアルコールNの場合、瓶Bの内部にアルコールの攪拌流が生じる。高速回転領域とは、 100rpm 以上 600rpm 以下である。望ましくは、 250rpm 以上 500rpm 以下である。回転速度が、上記範囲内にある場合、(飲食物Eと冷却液Aとの間の)熱移動速度が速く、飲食物Eを、短時間で効率良く冷凍することができる。回転速度が、 100rpm 未満の場合、熱移動速度が遅い。飲食物Eが瓶入りアルコールNの場合、瓶Bの内部のアルコールに生じる攪拌流が微かであり、熱移動速度が遅い。回転速度が 600rpm を超える場合、例えば、飲食物Eが瓶入りアルコールNの場合、熱移動速度が遅くなる(剥離流の再付着が顕著となり中心付近がかえって攪拌されにくくなるためだと考えられる)。
【0022】
飲食物Eの外面と、円筒体1の内周面との間隙寸法T(
図2参照)を、5mm以上15mm以下に設定する。間隙寸法Tが、上記範囲にある場合、飲食物Eと円筒体1の内周面との間隙が狭く、冷却液Aの流速が速くなり、熱伝達係数が上がり、冷却効果が高くなる。さらに、熱抵抗が減少する。すなわち、一層短時間で飲食物Eを冷凍することができる。間隙寸法Tが、5mm未満の場合、飲食物Eに圧力がかかり、飲食物Eが浮上がる虞れがある(特に、押え部材10等を省略した場合に、飲食物Eが浮上がる)。間隙寸法Tが、15mmを超える場合、冷却液Aの流速が遅くなり、熱伝達係数が下がり、冷凍に要する時間の短縮効果が小さくなる。
【0023】
次に、本発明の飲食物Eの冷凍方法の一例について説明する。複数の冷凍ユニットUを、停止させ、飲食物設置位置(
図1に示す例では、時計の3時の位置)に於て、
図1の矢印E
1 方向に、(未冷凍の)飲食物Eを冷凍ユニットUの円筒体1(の飲食物保持体2)へ挿入する。例えば、低温の冷却液A中に瓶入りアルコールNを鉛直状に設置する。その後、蓋体8を閉じて、電磁ロック9を施錠する。
【0024】
一方、飲食物取出位置(
図1に示す例では、時計の2時の位置)に於て、電磁ロック9を開錠し、蓋体8を開いて、
図1の矢印E
2 方向に、(冷凍完了後の)飲食物Eを冷凍ユニットUの円筒体1から取出す。
【0025】
飲食物設置位置に於ける飲食物Eの設置と、飲食物取出位置に於ける飲食物Eの取出しとが完了後、複数の冷凍ユニットUを一体状に、鉛直一軸心L廻りに(
図1の矢印Y方向へ)所定角度θ(
図1に示す例では、30°)だけ回転(公転)させる。順次、飲食物Eの設置・取出しと、複数の冷凍ユニットUの鉛直一軸心L廻りの回転とを、繰返す。
【0026】
飲食物Eは、冷凍ユニットU内に設置されて鉛直一軸心L廻りに公転するとともに、鉛直軸心L0 廻りに自転する。すなわち、冷却液Aを流すことにより飲食物Eを鉛直軸心L0 廻りに回転(自転)させて、飲食物Eから熱を奪いつつ冷凍する。具体的には、飲食物Eを、高速回転領域で回転させる。飲食物Eが瓶入りアルコールNの場合、瓶Bの内部にアルコールの攪拌流が生じる。冷却液Aをプロペラ3へ間欠的に噴射し、プロペラ3の回転と停止とを、所定時間毎に繰返すように構成する。例えば、飲食物Eの出入れの際、複数の全ての冷凍ユニットUに於て、冷却液Aの噴射及び排出を停止する。飲食物Eが、飲食物設置位置から飲食物取出位置へ移動する間に、冷凍されるように、冷凍ユニットUの鉛直一軸心L廻りの回転時間を設定する。なお、飲食物Eの設置及び取出しは、手動又は自動のいずれにて行うように構成するも良い。
【0027】
なお、飲食物Eは、(真空パックされた)肉、魚等、ソフトドリンク、ノンアルコール飲料、味醂、醤油等の調味料類を含むあらゆる飲食物であっても良い。例えば、瓶入りアルコールNは、ワイン、焼酎、招興酒等でも良い。また、飲食物保持体2の形状・構造は、(多数の孔付きの受皿状に限らず、)飲食物Eの形状・性質に合わせたものとする。
【0028】
本発明は、設計変更可能であって、例えば、冷凍ユニットU等の個数は、増減自在である。特に、処理能力を向上させるために、冷凍ユニットUの個数を多くするのが、好ましい。また、所定位置Z(飲食物設置位置及び飲食物取出位置)に於ては、冷却液Aの噴射・排出を停止し、所定位置Z以外の位置に於ては、冷却液Aを連続的に噴射・排出するように構成するも良い。また、複数の冷凍ユニットUを、同一円Cの中心を通る鉛直一軸心L廻りに、常時、ゆっくり回転させるように構成するも良い。また、下ロータリージョイントR1 と上ロータリージョイントR2 を、固定側と回転側の各々一体ものとするも好ましい。また、押え部材10等を省略するも良い。
【0029】
以上のように、本発明は、飲食物Eを収納する冷凍ユニットUを、同一円C上に等ピッチにて、かつ、上記同一円Cの中心を通る鉛直一軸心L廻りに回転可能として、複数個配設し、各上記冷凍ユニットUが、低温の冷却液Aを収容する有底円筒体1と、該円筒体1内に配設されるとともに上記飲食物Eを上方から挿入して保持する飲食物保持体2と、該飲食物保持体2の底壁2a側に固着されたプロペラ3とを有し、上記プロペラ3へ上記冷却液Aを噴射して上記プロペラ3を回転させるように構成し、さらに、上記同一円C上の所定位置Zでは、上記冷却液Aを噴射せず、上記飲食物Eを上記円筒体1に出入れ可能に構成したので、短時間にて冷凍完了することができる。特に、複数の瓶入りアルコールN等の飲食物Eを、効率良く、順次、冷凍すると共に、冷凍した飲食物Eを、簡単容易に(順次)、取出すことができる。
【0030】
また、上記同一円Cの中心位置から上記冷凍ユニットUの各々へ平面視放射状に下パイプ4を配設し、上記下パイプ4から上記冷却液Aを上記冷凍ユニットUの上記プロペラ3へ噴射するように構成し、かつ、上記同一円Cの中心位置から上記冷凍ユニットUの各々へ平面視放射状に上パイプ5を配設し、上記冷凍ユニットUから上記上パイプ5へ上記冷却液Aを排出するように構成したので、同一円Cの中心位置から分岐状に冷却液Aを流すことができるとともに、同一円Cの中心位置へ求心的に冷却液Aを回収することができて、効率が良い。
【0031】
また、上記同一円Cの中心位置に、下ロータリージョイントR1 と上ロータリージョイントR2 を、配設し、固定側の冷却機15から上記下ロータリージョイントR1 を介して上記冷凍ユニットUの上記プロペラ3へ上記冷却液Aを噴射し、上記冷凍ユニットUから上記上ロータリージョイントR2 を介して固定側の上記冷却機15へ上記冷却液Aを回収するように構成したので、次々と多数(複数)の飲食物Eを冷凍可能でありながら、簡素な構造であって、コンパクトに設置することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 (有底)円筒体
2 飲食物保持体
2a 底壁
3 プロペラ
4 下パイプ
5 上パイプ
15 冷却機
A 冷却液
C 同一円
E 飲食物
L 鉛直一軸心
R1 下ロータリージョイント
R2 上ロータリージョイント
U 冷凍ユニット
Z 所定位置
【要約】
【課題】短時間にて冷凍完了することができる冷凍装置を提供する。
【解決手段】飲食物を収納する冷凍ユニットUを、同一円C上に等ピッチにて、かつ、同一円Cの中心を通る鉛直一軸心L廻りに回転可能として、複数個配設する。各冷凍ユニットUが、低温の冷却液を収容する有底円筒体1と、円筒体1内に配設されるとともに飲食物を上方から挿入して保持する飲食物保持体と、飲食物保持体の底壁側に固着されたプロペラとを有する。プロペラへ冷却液を噴射してプロペラを回転させるように構成する。同一円C上の所定位置Zでは、冷却液を噴射せず、飲食物を円筒体1に出入れ可能に構成する。
【選択図】
図1