IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キヤノン株式会社の特許一覧

特許7433881画像読取装置、その制御方法、及びプログラム
<>
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図1
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図2
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図3
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図4
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図5
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図6
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図7
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図8
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図9
  • 特許-画像読取装置、その制御方法、及びプログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】画像読取装置、その制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240213BHJP
   G03G 21/14 20060101ALI20240213BHJP
   G03G 15/00 20060101ALN20240213BHJP
【FI】
H04N1/00 912
G03G21/14
G03G15/00 107
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019228438
(22)【出願日】2019-12-18
(65)【公開番号】P2021097358
(43)【公開日】2021-06-24
【審査請求日】2022-12-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
(72)【発明者】
【氏名】齊木 健児
【審査官】松永 隆志
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-046732(JP,A)
【文献】特開2005-077849(JP,A)
【文献】特開2003-296067(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
G03G 21/14
G03G 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿をスキャンするスキャン手段と、
実行している第1のスキャンによって生成された画像データのファイル形式の設定に基づいて、前記スキャン手段によって前記第1のスキャンと異なる第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを判定する判定手段と、
前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定手段によって判定された場合に前記第1のスキャンを中断した後に前記第2のスキャンを実行する実行手段と、
前記第2のスキャンを実行した後に前記第1のスキャンを再開する再開手段とを有し、
複数のスキャンページの画像を1つの画像データとして出力可能な所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されている場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可しないと前記判定手段によって判定され、
前記所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されていない場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定手段によって判定されることを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
前記所定のファイル形式は、PDFであることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
【請求項3】
実行中の第1のスキャンによって生成された画像データのファイル形式の設定に基づいて、前記第1のスキャンと異なる第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを判定する判定ステップと、
前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定ステップで判定された場合に前記第1のスキャンを中断した後に前記第2のスキャンを実行する実行ステップと、
前記第2のスキャンを実行した後に前記第1のスキャンを再開する再開ステップとを有し、
複数のスキャンページの画像を1つの画像データとして出力可能な所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されている場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可しないと前記判定ステップで判定され、
前記所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されていない場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定ステップで判定されることを特徴とする画像読取装置の制御方法。
【請求項4】
画像読取装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像読取装置の制御方法は、
実行中の第1のスキャンによって生成された画像データのファイル形式の設定に基づいて、前記第1のスキャンと異なる第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを判定する判定ステップと、
前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定ステップで判定された場合に前記第1のスキャンを中断した後に前記第2のスキャンを実行する実行ステップと、
前記第2のスキャンを実行した後に前記第1のスキャンを再開する再開ステップとを有し、
複数のスキャンページの画像を1つの画像データとして出力可能な所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されている場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可しないと前記判定ステップで判定され、
前記所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されていない場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定ステップで判定されることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スキャナ部及び画像処理部を備える画像読取装置としてのMFPが知られている。MFPは、スキャナ部及び画像処理部を用いてスキャン画像処理を実行する。スキャン画像処理では、スキャナ部が、MFPの原稿トレイに載置された原稿束を一枚ずつ読み取り、読み取ったデータを画像処理部に転送し、画像処理部がスキャナ部から取得したデータに対して画像処理を施す。スキャナ部によって読み取られた原稿は、MFPの排紙トレイに出力される。MFPは、例えば、或る原稿束のスキャンを実行している間、別の原稿束のスキャンを割り込みで実行することができない。このため、ユーザは、急ぎで別の原稿束のスキャンを実行したくても、実行中のスキャンが完了するまで待機する必要があり、不便だった。これに対し、一の原稿束のスキャンを中断し、他の原稿束のスキャンを完了後に、中断した一の原稿束のスキャンを再開可能なネットワークシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このネットワークシステムでは、MFP以外の装置、具体的に、システム制御装置が、スキャンの中断や中断したスキャンの再開を制御し、また、システム制御装置が、中断する直前までMFPが原稿を読み取って生成した画像データを保持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平08-237403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、スキャンの中断や中断したスキャンの再開を制御するシステム制御装置を、MFPと別に準備する必要がある。すなわち、従来では、MFPが、他の装置を用いることなく、実行していたスキャンを中断して別のスキャンを割り込みで実行し、また、中断したスキャンを再開するといった割り込みスキャンに関する制御を行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、実行中の第1のスキャンによって生成された画像データに基づいて出力される印刷物の後処理設定に基づいて、第1のスキャンと異なる第2のスキャンを第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを決める仕組みを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿をスキャンするスキャン手段と、実行している第1のスキャンによって生成された画像データのファイル形式の設定に基づいて、前記スキャン手段によって前記第1のスキャンと異なる第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを判定する判定手段と、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定手段によって判定された場合に前記第1のスキャンを中断した後に前記第2のスキャンを実行する実行手段と、前記第2のスキャンを実行した後に前記第1のスキャンを再開する再開手段とを有し、複数のスキャンページの画像を1つの画像データとして出力可能な所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されている場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可しないと前記判定手段によって判定され、前記所定のファイル形式が前記第1のスキャンの設定として設定されていない場合に、前記第2のスキャンを前記第1のスキャンを中断して実行することを許可すると前記判定手段によって判定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、実行中の第1のスキャンによって生成された画像データに基づいて出力される印刷物の後処理設定に基づいて、第1のスキャンと異なる第2のスキャンを第1のスキャンを中断して実行することを許可するか否かを決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置としてのMFPの構成を概略的に示すブロック図である。
図2図1のスキャナ部におけるDF部の内部構造を示す側面図である。
図3図1のMFPによって実行されるスキャン画像処理の手順を示すフローチャートである。
図4図1の制御部によって実行される割り込みジョブ制御処理の手順を示すフローチャートである。
図5図4のステップS403の判別を説明するための図である。
図6図1の操作部に表示される画面の一例を示す図である。
図7図1の操作部に表示される終了確認画面の一例を示す図である。
図8図1の操作部に表示される再開確認画面の一例を示す図である。
図9図4の割り込みジョブ制御処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
図10図1の操作部に表示される割り込みジョブ設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。なお、本実施の形態では、画像読取装置としてのMFPに本発明を適用した場合について説明するが、本発明はMFPに限られず、載置された原稿を読み取るスキャン機能を少なくとも備えるスキャナ等の装置に本発明を適用しても良い。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置としてのMFP100の構成を概略的に示すブロック図である。
【0011】
図1において、MFP100は、制御部101、蓄積メモリ105、操作部109、スキャナ部114、及びプリンタ部115を備える。制御部101は、蓄積メモリ105、操作部109、スキャナ部114、及びプリンタ部115と接続されている。また、制御部101は、CPU102、ROM103、RAM104、LANI/F部106、回線I/F部107、操作部制御部108、IO制御部110、及び画像処理部113を備える。CPU102、ROM103、RAM104、LANI/F部106、回線I/F部107、操作部制御部108、及びIO制御部110は、システムバス111を介して互いに接続されている。画像処理部113は、画像バス112を介してIO制御部110と接続されている。
【0012】
制御部101は、MFP100の全体を統括的に制御する。CPU102は、ROM103や蓄積メモリ105に格納されたプログラムを実行してMFP100のソフトウェアモジュール(不図示)に各処理を実行させる。ROM103は、システムのブートプログラム等を記憶する。RAM104は、CPU102がMFP100のソフトウェアモジュール(不図示)を実行するためのシステムワークメモリエリアである。また、RAM104は、画像データを処理する際に当該画像データを一時的に記憶するための画像メモリである。蓄積メモリ105は、HDDやSSD(SolidState Drive)で構成され、内部ストレージとして使用される。蓄積メモリ105には、例えば、MFP100の各機能を実現するためのシステムソフトウェアモジュールや、RAM104から転送された画像データが記憶される。
【0013】
LANI/F部106は、MFP100をLANに接続するためのI/Fである。LANI/F部106は、LANに接続された外部装置とデータ通信を行う。回線I/F部107は、MFP100をWANに接続するためのI/Fである。回線I/F部107は、WANに接続された外部装置とデータ通信を行う。操作部制御部108は、制御部101及び操作部109のI/Fである。例えば、操作部制御部108は、VGA信号を操作部109に出力し、該VGA信号に対応する画像を操作部109に表示させる。また、操作部制御部108は、ユーザが操作部109に入力した情報をCPU102へ出力する。操作部109は、LCDタッチパネル等で構成される。操作部109は、操作部制御部108から出力されるVGA信号を解釈して該VGA信号に対応する画像を表示する。
【0014】
IO制御部110は、システムバス111と画像バス112とを接続し、システムバス111のデータ構造を変換するバスブリッジである。画像バス112は、PCIバス、IEEE1394、及びPCIEx等の汎用バスで構成され、画像データを高速で転送する。画像バス112には、IO制御部110及び画像処理部113の他に、スキャナ部114及びプリンタ部115が接続されている。画像バス112は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。画像処理部113は、複数のASICで構成される。画像処理部113は、画像データに対し、解像度変換処理、圧縮処理、伸張処理、及び2値多値変換処理等の画像処理を施す。スキャナ部114は、図2のDF(DocumentFeeder)部200を備える。スキャナ部114は、原稿を読み取って画像データを生成する。プリンタ部115は、スキャナ部114が生成した画像データを印刷する。
【0015】
図2は、図1のスキャナ部114におけるDF部200の内部構造を示す側面図である。なお、図2では、理解を容易にするために内部の構成が透過して示される。
【0016】
DF部200には、原稿を載置するための原稿トレイ201が設けられている。原稿トレイ201には、ドキュメントセンサ202、2つの原稿ガイド203、及び原稿サイズ検知センサ204が設けられている。ドキュメントセンサ202は、原稿が原稿トレイ201に載置されているか否かを検知する。2つの原稿ガイド203は、原稿の搬送方向に直交する方向において対向するように配置されている。原稿トレイ201に載置された原稿は、ピックアップローラ205、搬送ローラ207、及び排紙ローラ208の3つのローラによって搬送される。ピックアップローラ205は、原稿トレイ201に載置された原稿をDF部200の原稿搬送路(不図示)へ搬送する。ピックアップローラ205によって搬送された原稿は、原稿通過検知センサ206によって検出される。DF部200では、原稿通過検知センサ206が検出した時間に基づいて1枚目の原稿が通過したか否かが判別される。搬送ローラ207は、ピックアップローラ205によって原稿搬送路に搬送された原稿を排紙ローラ208へ搬送する。排紙ローラ208は、搬送ローラ207によって搬送された原稿を排紙トレイ209に搬送する。なお、ピックアップローラ205、搬送ローラ207、及び排紙ローラ208は、ステッピングモータ(不図示)によって駆動される。
【0017】
上記原稿搬送路に搬送された原稿は、当該原稿搬送路に設けられる透明なDF読み取り窓210を通過した際にセンサユニット211によって読み取られる。センサユニット211は、CIS212を備える。上記原稿搬送路に搬送された原稿は、DF読み取り窓210を通してセンサユニット211が読み取り可能な位置に配置される。センサユニット211は、副走査方向に自由に移動可能である。例えば、センサユニット211は、搬送ローラ207から排紙ローラ208へ搬送された原稿の搬送方向と同じ方向に移動する。なお、DF読み取り窓210は、副走査方向に或る程度の長さを有する。CIS212は、その長さの範囲内で任意の位置に移動し、移動した位置で原稿を読み取ることができる。CIS212は、複数の光電変換素子、例えば、CCD素子で構成される。CIS212では、CCD素子が一列に配列されている。CIS212は、各CCD素子で読み取った画素データを蓄積するためのFIFO等を制御するための制御信号を生成する。
【0018】
図3は、図1のMFP100によって実行されるスキャン画像処理の手順を示すフローチャートである。図3の処理は、制御部101のCPU102がROM103からRAM104に読み出した制御プログラムを実行することによって実現される。
【0019】
図3において、CPU102は、スキャンに関連する設定(以下、「スキャン設定」という。)に含まれる原稿読み取り設定を取得する(ステップS301)。次いで、CPU102は、取得した原稿読み取り設定に従って、スキャナ部114から取得した画像データに画像処理を施すASICを決定し、当該ASICに原稿読み取り設定を設定する(ステップS302)。
【0020】
次いで、CPU102は、スキャナ部114に対し、原稿トレイ201に載置された原稿束のスキャンの実行を指示する。この指示を受けたスキャナ部114は、原稿トレイ201に載置された原稿束を1枚ずつ読み取り、読み取った原稿の画像データを生成する。CPU102は、スキャナ部114から画像データを受信する(ステップS303)。次いで、CPU102は、画像処理部113を制御し、受信した画像データに対して画像処理を施す(ステップS304)。次いで、CPU102は、画像処理済みの画像データを蓄積メモリ105に格納する(ステップS305)。次いで、CPU102は、原稿トレイ201に載置された全ての原稿の処理を完了したか否かを判別する(ステップS306)。
【0021】
ステップS306の判別の結果、原稿トレイ201に載置された何れかの原稿の処理を完了しないとき、CPU102は、ステップS301の処理に戻り、次の原稿に対する処理を行う。ステップS306の判別の結果、原稿トレイ201に載置された全ての原稿の処理を完了したとき、CPU102は、本処理を終了する。
【0022】
図4は、図1の制御部101によって実行される割り込みジョブ制御処理の手順を示すフローチャートである。図4の処理は、制御部101のCPU102がROM103からRAM104に読み出した制御プログラムを実行することによって実現される。図4の処理は、スキャナ部114によるスキャンを伴うジョブ(以下、「スキャン込みジョブ」という。)の実行指示をユーザから受け付けた際に実行される。スキャン込みジョブは、例えば、スキャンジョブ、SENDジョブ、BOXジョブ、コピージョブである。スキャンジョブは、スキャナ部114が原稿を読み取って画像データを生成し、画像処理部113がスキャナ部114から取得した画像データに画像処理を施すといった一連の処理を含むジョブである。SENDジョブは、上記一連の処理を行い、更に画像処理済みの画像データを他の装置に送信するジョブである。BOXジョブは、上記一連の処理を行い、更に画像処理済みの画像データを蓄積メモリ105等に格納するジョブである。コピージョブは、上記一連の処理を行い、更に画像処理済みの画像データを用紙に印刷するジョブである。なお、本実施の形態では、従来の割り込みコピーとは異なり、コピージョブにおいて実行している原稿の読み取りを中断し、原稿トレイ201において置き換えられた別の原稿のスキャンを実行可能である。
【0023】
図4において、CPU102は、ユーザが実行を指示したスキャン込みジョブにおけるスキャン設定を取得する(ステップS401)。ステップS401では、例えば、上記スキャン込みジョブがコピージョブである場合、CPU102はスキャン設定として、カラー/モノクロ、部数、片面/両面等の設定や、後述するコピージョブの結果物の仕上げ設定を取得する。上記スキャン込みジョブがSENDジョブである場合、CPU102はスキャン設定として、送信する画像データのファイル形式の設定等を取得する。上記スキャン込みジョブがBOXジョブである場合、CPU102はスキャン設定として、格納する画像データのファイル形式の設定等を取得する。次いで、CPU102は、スキャナ部114によるスキャンを実行しているか否かを判別する(ステップS402)。
【0024】
ステップS402の判別の結果、スキャナ部114によるスキャンを実行していない、つまり、スキャナ部114によるスキャンを終了したとき、CPU102は、スキャン込みジョブにおける残りの処理を実行し、本処理を終了する。ステップS402の判別の結果、スキャナ部114によるスキャンを実行しているとき、CPU102は、ステップS401にて取得したスキャン設定に基づいて、実行しているスキャンを中断可能であるか否かを判別する(ステップS403)。なお、以下では、実行しているスキャンを「実行中スキャン」と表し、このスキャンを伴うジョブを「実行中ジョブ」と表す。
【0025】
例えば、実行が指示されたスキャン込みジョブがコピージョブである場合、CPU102は、図5(a)に示すように、ステップS401にて取得した仕上げ設定に基づいて実行中スキャンを中断可能であるか否かを判別する。仕上げ設定では、後処理に関する設定、例えば、一部毎にまとめて印刷物を排紙トレイに排紙する「ソート」、ページ毎にまとめて印刷物を排紙トレイに排紙する「グループ」、及び印刷物にホチキス止めを行う「ホチキス」(ステープル)が設定される。
【0026】
仕上げ設定が「ソート」又は「グループ」である場合、ユーザが、中断時に原稿トレイ201に載置されていた原稿や排紙トレイに排紙されていた印刷物を一旦退避させ、再開時に原稿や印刷物を元に戻すことで、中断したスキャンを容易に再開可能である。このため、CPU102は、仕上げ設定が「ソート」又は「グループ」である場合には、実行中スキャンを中断可能であると判別する。一方、仕上げ設定が「ホチキス」である場合、各ページの画像が印刷された複数の印刷物がプリンタ部115の中間トレイ(不図示)に1枚ずつ溜め込まれ、全ての印刷物が揃った段階でホチキスが行われる。中間トレイは、装置内部で搬送された用紙を溜め込む構成である。このため、ユーザは、中断した際に途中まで溜め込まれた印刷物を退避させることは可能であるが、再開時に印刷物を手差しで元に戻すことができない。つまり、ユーザがスキャンの中断時の状況を再現することができず、中断したスキャンを再開することができない。このため、CPU102は、仕上げ設定が「ホチキス」である場合には、実行中スキャンを中断可能でないと判別する。
【0027】
また、実行が指示されたスキャン込みジョブがSENDジョブである場合、CPU102は、図5(b)に示すように、ステップS401にて取得したファイル形式の設定に基づいて、実行中スキャンを中断可能であるか否かを判別する。ファイル形式では、JPEG、TIFF、及びPDF等が設定される。
【0028】
ファイル形式がJPEG又はTIFFである場合、スキャナ部114によって読み取られた複数ページの画像がページ毎の複数の画像データとして出力される。このようなファイル形式のSENDジョブにおいて、スキャンが中断されても、MFP100は中断直前まで生成された画像データを外部装置に送信可能である。このため、CPU102は、SENDジョブにおけるファイル形式がJPEG又はTIFFである場合、実行中スキャンを中断可能であると判別する。一方、ファイル形式がPDFである場合、スキャナ部114によって読み取られた複数ページの画像が1つの画像データとして出力される。このようなファイル形式のSENDジョブにおいて、スキャンが中断されると、一部のページの画像が欠落した不完全な画像データが外部装置へ送信される懸念がある。このため、CPU102は、SENDジョブにおけるファイル形式がPDFである場合、実行中スキャンを中断可能でないと判別する。
【0029】
実行が指示されたスキャン込みジョブがBOXジョブである場合、CPU102は、図5(c)に示すように、ステップS401にて取得したファイル形式の設定に基づいて、実行中スキャンを中断可能であるか否かを判別する。BOXジョブにおけるファイル形式でも、上述したSENDジョブにおけるファイル形式と同様に、JPEG、TIFF、及びPDF等が設定される。
【0030】
ファイル形式がJPEGやTIFFである場合、上述したようにスキャナ部114によって読み取られた複数ページの画像がページ毎の複数の画像データとして出力される。このようなファイル形式のBOXジョブにおいて、スキャンが中断されても、中断直前まで生成された画像データを蓄積メモリ105に格納可能である。また、ファイル形式がPDFである場合、スキャンが中断されると、上述したように一部のページの画像が欠落した不完全な画像データが生成される懸念がある。しかし、当該画像データと再開後に生成された画像データとを連結する画像処理を施すことで、スキャナ部114によって読み取られた全てのページの画像が含まれる完全な画像データを生成可能である。このため、CPU102は、BOXジョブにおいて上述した何れのファイル形式が設定されても、実行中スキャンを中断可能であると判別する。
【0031】
ステップS403の判別の結果、実行中スキャンを中断可能でないとき、CPU102は、図6(a)の中止画面600を操作部109に表示させる(ステップS404)。中止画面600は、中止ボタン601を備える。中止ボタン601は、実行中ジョブの中止を指示するためのボタンである。次いで、CPU102は、中止画面600において中止ボタン601が選択されたか否かを判別する(ステップS405)。
【0032】
ステップS405の判別の結果、中止画面600において中止ボタン601が選択されないとき、CPU102は、ステップS402の処理に戻る。ステップS405の判別の結果、中止画面600において中止ボタン601が選択されたとき、CPU102は、中止処理を実行する(ステップS406)。中止処理では、CPU102は、実行中ジョブを中止する。次いで、CPU102は、本処理を終了する。
【0033】
ステップS403の判別の結果、実行中スキャンを中断可能であるとき、CPU102は、図6(b)の中止中断画面602を操作部109に表示させる(ステップS407)。中止中断画面602は、中止ボタン603及び中断ボタン604を備える。中止ボタン603は、実行中ジョブの中止を指示するためのボタンである。中断ボタン604は、実行中ジョブ(以下、「先行ジョブ」という。)を中断して実行中スキャンと異なる割り込みスキャンを伴うジョブ(以下、「割り込みジョブ」という。)を実行することを指示するためのボタンである。すなわち、本実施の形態では、実行中スキャンを中断可能である場合、割り込みスキャンの実行が許可され、割り込みジョブの実行を指示するための中断ボタン604が操作部109に表示される。ユーザは、中止ボタン603及び中断ボタン604の何れか一方を選択可能である。次いで、CPU102は、中止中断画面602において中止ボタン603が選択されたか否かを判別する(ステップS408)。
【0034】
ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中止ボタン603が選択されたとき、CPU102は、ステップS406の処理を行う。ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中止ボタン603が選択されないとき、CPU102は、中止中断画面602において中断ボタン604が選択されたか否かを判別する(ステップS409)。
【0035】
ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中断ボタン604が選択されないとき、CPU102は、ステップS402の処理に戻る。ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中断ボタン604が選択されたとき、CPU102は、中断する先行ジョブにおけるスキャン設定を蓄積メモリ105に格納する(ステップS410)。次いで、CPU102は、スキャナ部114に対してスキャンの停止を指示する(ステップS411)(割り込みスキャン制御手段)。先行ジョブの中断を確認したユーザは、原稿トレイ201から原稿を取り除き、また、排紙トレイ209から印刷物を取り除いて、別の原稿を原稿トレイ201に載置する。CPU102は、このユーザが操作部109に入力した情報に基づいて割り込みジョブの設定を行う(ステップS412)。次いで、CPU102は、割り込みジョブを実行し(ステップS413)(割り込みスキャン制御手段)、図7の終了確認画面700を操作部109に表示させる(ステップS414)。終了確認画面700は、割り込みジョブを終了するか否かをユーザに選択させるための画面である。終了確認画面700は、「はい」ボタン701及び「いいえ」ボタン702を備える。「はい」ボタン701は、割り込みジョブの終了を指示するためのボタンである。「いいえ」ボタン702は、割り込みジョブの継続を指示するためのボタンである。次いで、CPU102は、終了確認画面700において「はい」ボタン701及び「いいえ」ボタン702の何れが選択されたかに基づいて、割り込みジョブの終了を指示されたか否かを判別する(ステップS415)。
【0036】
ステップS415の判別の結果、割り込みジョブの終了を指示されないとき、CPU102は、ステップS413の処理に戻る。ステップS415の判別の結果、割り込みジョブの終了を指示されたとき、CPU102は、図8の再開確認画面800を操作部109に表示させる(ステップS416)。再開確認画面800は、中断された先行ジョブを再開するか否かをユーザに選択させるための画面である。再開確認画面800は、「はい」ボタン801及び「いいえ」ボタン802を備える。「はい」ボタン801は、中断された先行ジョブの再開を指示するためのボタンである。「いいえ」ボタン802は、中断された先行ジョブの中止を指示するためのボタンである。次いで、CPU102は、再開確認画面800において「はい」ボタン801及び「いいえ」ボタン802の何れが選択されたかに基づいて、中断された先行ジョブの再開を指示されたか否かを判別する(ステップS417)。
【0037】
ステップS417の判別の結果、中断された先行ジョブの中止を指示されたとき、CPU102は、本処理を終了する。ステップS417の判別の結果、中断された先行ジョブの再開を指示されたとき、CPU102は、中断された先行ジョブのスキャン設定を蓄積メモリ105から読み出す(ステップS418)。次いで、CPU102は、中断された先行ジョブを再開する(ステップS419)。これにより、中断された先行ジョブにおけるスキャン(以下、「先行スキャン」という。)が再開される。次いで、CPU102は、本処理を終了する。
【0038】
上述した実施の形態によれば、先行スキャンが中断されて割り込みスキャンが実行され、割り込みスキャンが終了すると、中断した先行スキャンが再開される。先行ジョブにおけるスキャン設定に基づいて、割り込みスキャンの実行を許可するか否かが制御される。これにより、他の装置を用いることなく、割り込みスキャンに関する制御を行うことができる。
【0039】
また、上述した実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定は、先行ジョブの結果物の仕上げ設定である。これにより、仕上げ設定がなされたジョブを実行している最中に受け付けた割り込みスキャンの実行を適切に制御することができる。
【0040】
さらに、上述した実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定において「ホチキス」が設定されている場合、割り込みスキャンの実行が許可されない。先行ジョブにおけるスキャン設定において「ホチキス」以外の仕上げ設定がなされている場合、割り込みスキャンの実行が許可される。これにより、割り込みスキャンを実行するために、「ホチキス」が設定されたコピージョブのようにユーザが中断時の状況を再現不可能な先行ジョブが中断されるのを防止することができる。
【0041】
上述した実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定は、先行ジョブの結果物のファイル形式の設定である。これにより、結果物のファイル形式が設定された先行ジョブを実行している最中に受け付けた割り込みスキャンの実行を適切に制御することができる。
【0042】
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、ステップS403において、実行中ジョブであるBOXジョブのファイル形式にPDFが設定された場合、SENDジョブのファイル形式にPDFが設定された場合と同様に、実行中スキャンを中断可能でないと判別しても良い。すなわち、本実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定においてPDF(所定のファイル形式)が設定されている場合、割り込みスキャンの実行が許可されない。先行ジョブにおけるスキャン設定においてPDF形式以外(所定のファイル形式以外)のファイル形式が設定されている場合、割り込みスキャンの実行が許可される。これにより、先行ジョブを中断することで、一部のページの画像が欠落した不完全な画像データが生成されるのを防止することができる。
【0043】
上述した実施の形態では、ステップS403において、仕上げ設定が「ホチキス」であっても中間トレイに印刷物が1枚も溜め込まれていない場合には、実行中スキャンを中断可能であると判別しても良い。
【0044】
また、上述した実施の形態では、図6(a)及び図6(b)に示すように、スキャン込みジョブの中断可否に応じて中断ボタン604の表示/非表示を切り替える構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、スキャン込みジョブを中断可能でない場合に、ユーザが中断ボタン604を選択できないように制御しても良い。具体的に、中断ボタン604をグレーアウトで表示する、若しくは、ユーザが中断ボタン604を押下した際に先行ジョブを中断できない旨を示すメッセージを表示する。
【0045】
上述した実施の形態では、ステップS403において、実行中ジョブがSENDジョブである場合、ファイル形式の設定以外の他の設定との組み合わせに基づいて実行中スキャンの中断可否を判別しても良い。例えば、MFP100が、一連の複数ページの画像を読み取り、1ページ毎に画像データをPDF形式で出力するページ分割機能を備えている場合について説明する。ページ分割機能が「オン」に設定された場合、1ページ毎に画像データがPDF形式で出力されるので、スキャンが中断されても、中断直前まで生成された画像データを外部装置へ送信可能である。このため、CPU102は、実行中ジョブであるSENDジョブのファイル形式がPDFであり且つページ分割機能が「オン」である場合、実行中スキャンを中断可能であると判別する。このように処理することで、ファイル形式の設定に起因して割り込みスキャンの実行が必要以上に制限されるのを抑制することができる。
【0046】
また、上述した実施の形態では、ステップS403において、実行中スキャンがSENDジョブである場合、MFP100のファイル送信に関する設定に基づいて実行中スキャンの中断可否を判別しても良い。例えば、読み込んだ全てのページの画像を含むPDF形式の画像データを生成した後に当該画像データを外部装置へ送信する設定がなされている場合、一部のページの画像が欠落した不完全な画像データが外部装置へ送信されることはない。このような場合、CPU102は、実行中スキャンを中断可能であると判別する。このように処理することで、不都合が生じないにも関わらず、割り込みスキャンの実行が必要以上に制限されるのを抑制することができる。
【0047】
上述した実施の形態では、ステップS403において、実行中スキャンがFAXジョブである場合、FAX通信を中断できないため、CPU102は、実行中スキャンを中断可能でないと判別するのが好ましい。
【0048】
また、上述した実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定に基づいて、割り込みジョブの設定を制限しても良い。
【0049】
例えば、仕上げ設定として「ホチキス」が設定されたコピージョブを中断した場合、上述したように、中間トレイから退避させた印刷物をユーザが手差しで元に戻せないので、中間トレイを使用する割り込みジョブを実行不可能である。しかし、このような場合であっても、中間トレイを使用しない割り込みジョブ、例えば、Sendジョブであれば、中間トレイから印刷物を退避させる必要がないので、不都合無く実行可能である。このように、先行ジョブにおけるスキャン設定に応じて、実行可能な割り込みジョブの種別が変わる。
【0050】
これに対し、本実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定に基づいて、割り込みジョブにおいて利用可能な機能を制限する。
【0051】
図9は、図4の割り込みジョブ制御処理の変形例の手順を示すフローチャートである。図9の処理も、図4の処理と同様に、制御部101のCPU102がROM103からRAM104に読み出した制御プログラムを実行することによって実現される。また、図9の処理も、図4の処理と同様に、上記スキャン込みジョブの実行指示をユーザから受け付けた際に実行される。
【0052】
図9において、CPU102は、ステップS401,S402の処理を行う。ステップS402の判別の結果、スキャナ部114によるスキャンを実行していない、つまり、スキャナ部114によるスキャンを終了したとき、CPU102は、本処理を終了する。ステップS402の判別の結果、スキャナ部114によるスキャンを実行しているとき、CPU102は、ステップS407,S408の処理を行う。
【0053】
ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中止ボタン603が選択されたとき、CPU102は、ステップS406の処理を行い、本処理を終了する。ステップS408の判別の結果、中止中断画面602において中止ボタン603が選択されないとき、CPU102は、ステップS409~S411の処理を行う。次いで、CPU102は、蓄積メモリ105に格納された先行ジョブにおけるスキャン設定を読み出し、当該スキャン設定に基づいて、割り込みジョブにおいて利用可能な機能を制限するか否かを判別する(ステップS901)。ステップS901では、例えば、先行ジョブの仕上げ設定が「ホチキス」である場合、中間トレイを使用する可能性があるコピー機能の利用を禁止する。なお、本実施の形態では、MFP100が中断する先行ジョブが1つである場合について説明するが、MFP100が複数の先行ジョブを中断可能であっても良い。複数の先行ジョブを中断する場合、中断される全ての先行ジョブにおけるスキャン設定に基づいて割り込みジョブにおいて利用可能な機能を制限するのが好ましい。
【0054】
ステップS901の判別の結果、割り込みジョブにおいて利用可能な機能を制限しないとき、CPU102は、図10(a)の割り込みジョブ設定画面1000を操作部109に表示する(ステップS902)。ユーザは、割り込みジョブ設定画面1000から割り込みジョブの種別を選択し、その後、スキャン設定等の割り込みジョブに関する詳細設定を行う。次いで、CPU102は、ステップS413以降の処理を行う。
【0055】
ステップS901の判別の結果、割り込みジョブにおいて利用可能な機能を制限するとき、CPU102は、図10(b)の割り込みジョブ設定画面1001を操作部109に表示する(ステップS902)。割り込みジョブ設定画面1001では、利用が制限された機能をユーザが選択できないように、例えば、この機能に対応する選択ボタン1002がグレーアウトで表示される。次いで、CPU102は、ステップS413以降の処理を行う。
【0056】
上述した実施の形態では、先行ジョブにおけるスキャン設定に基づいて、割り込みジョブにおいて利用可能な機能が制限される。これにより、先行スキャンが再開不可能な状態に陥ることなく、割り込みスキャンを実行することができる。
【0057】
上述した図9の処理では、説明を容易にするために、図4のステップS403~S405の処理を行わない形態について説明したが、これに限られない。例えば、図4のステップS401~S411の処理を行って、ステップS901~S903の処理を行い、その後、ステップS413以降の処理を行っても良い。
【0058】
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0059】
100 MFP
101 制御部
102 CPU
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10