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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】情報検索システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9035 20190101AFI20240213BHJP
   G06F 16/909 20190101ALI20240213BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20240213BHJP
【FI】
G06F16/9035
G06F16/909
H04L67/02
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020021234
(22)【出願日】2020-02-12
(65)【公開番号】P2021128403
(43)【公開日】2021-09-02
【審査請求日】2022-12-12
(73)【特許権者】
【識別番号】504124635
【氏名又は名称】株式会社サガス
(74)【代理人】
【識別番号】110000486
【氏名又は名称】弁理士法人とこしえ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】片渕 藤夫
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-135023(JP,A)
【文献】特開2014-041405(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
H04L 67/00-67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の携帯端末と、これらの携帯端末と電気通信回線網を介して通信可能なサーバと、を備える情報検索システムにおいて、
前記携帯端末は、前記電気通信回線網を介して前記サーバと通信可能な通信装置と、当該携帯端末の現在位置を取得する位置検出装置と、ユーザの操作により情報を入力する入力装置と、情報を表示するディスプレイと、スピーカと、マイクロホンと、端末制御装置とを備え、
前記端末制御装置は、
前記位置検出装置により取得した現在位置を所定のタイミングで前記サーバに出力し、
ユーザの操作があった場合に、前記入力装置を介して、所望のコンテンツ情報又は所望の検索条件情報を前記サーバに出力し、
前記サーバから受信した情報を前記ディスプレイに表示し、
前記サーバは、前記電気通信回線網を介して前記携帯端末と通信する通信装置と、情報を記憶する記憶装置と、サーバ制御装置とを備え、
前記サーバ制御装置は、
前記携帯端末から受信したコンテンツ情報を、当該携帯端末の現在位置又は特定の位置情報と、前記コンテンツ情報を記憶したアップロード時間とに関連付けて前記記憶装置に蓄積し、
前記携帯端末から受信した検索条件情報、検索地域及び検索アップロード時間域にしたがって、該当するコンテンツ情報を前記記憶装置から抽出し、前記抽出したコンテンツ情報を前記携帯端末に出力し、
前記ディスプレイに表示されたコンテンツ情報に対して音声通話の要求を出力することで、前記ディスプレイに表示されたコンテンツ情報の発信元である前記携帯端末との間で、前記電気通信回線網を介した音声通話を実行することができる情報検索システム。
【請求項2】
前記携帯端末を中心とする所定距離以内の検索地域と、現在から所定時間以内の検索アップロード時間域とに存在するコンテンツ情報を検索範囲とする請求項1に記載の情報検索システム。
【請求項3】
前記携帯端末を中心とする最大半径10km以内の検索地域と、現在から最大24時間以内の検索アップロード時間域とに存在するコンテンツ情報を検索範囲とする請求項2に記載の情報検索システム。
【請求項4】
前記携帯端末は、カメラをさらに備え、
前記音声通話の際に、前記カメラにより撮影された映像を同時に出力する請求項1~3のいずれか一項に記載の情報検索システム。
【請求項5】
前記サーバは、前記複数の携帯端末間で実行される前記電気通信回線網を介したリアルタイム通信を制御する請求項1~のいずれか一項に記載の情報検索システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報検索システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の情報検索システムとして、Google(登録商標)やYahoo(登録商標)などのWORLD WIDE WEB検索エンジンが知られており、これらのWEB検索エンジンにキーワードを入力することで、所望の情報検索を行うことができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-175670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなWEB検索エンジンでは、WORLD WIDE WEBサイトを所有する者しか検索対象にならないため、WEBサイトを所有しない店舗などを検索することができないという問題がある。また、自分の現在位置から近距離にあるWEBサイトの掲載店舗を容易に検索することができないという問題もある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、自分の現在位置から所定範囲内に存在する店舗などの事業体やユーザを含む各種情報を容易に検索することができる情報検索システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の携帯端末と、これら携帯端末と電気通信回線網を介して通信可能なサーバと、を備える情報検索システムであり、検索対象となるコンテンツ情報は、任意の携帯端末から、当該携帯端末の現在位置又は特定位置と、コンテンツ情報のアップロード時間とが関連付けられて、サーバにアップロードされる。そして、各携帯端末から検索条件情報、検索地域及び検索アップロード時間域を入力すると、該当するコンテンツ情報が抽出され、抽出されたコンテンツ情報をその携帯端末で閲覧することができ、またディスプレイに表示されたコンテンツ情報に対して音声通話の要求を出力することで、前記ディスプレイに表示されたコンテンツ情報の発信元である携帯端末との間で、前記電気通信回線網を介した音声通話を実行することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、自分の現在位置から所定範囲内に存在する店舗などの事業体やユーザを含む各種情報を、容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る情報検索システムの一実施の形態を示すブロック図である。
図2】本発明に係る情報検索システムの使用例を示す図である。
図3】本発明に係る携帯端末のディスプレイに表示される「ホーム」画面の一例を示す図である。
図4A】ディスプレイ下部のタスクバーの「設定」ボタンをタップした場合に表示される一般ユーザの設定画面の一例を示す図である。
図4B図4Aの「一般ユーザ」ボタンをタップした場合に表示される利用モード変更画面の一例を示す図である。
図4C図4Bの「店舗ユーザへモードを変更する」ボタンをタップした場合に表示される店舗ユーザの設定画面の一例を示す図である。
図4D図4Cの「店舗ユーザ」ボタンをタップした場合に表示される利用モード変更画面の一例を示す図である。
図4E図4Cの「お気に入りユーザリスト」ボタンをタップした場合に表示されるお気に入り画面の一例を示す図である。
図4F図4Cの「店舗の混雑状況を設定する」ボタンをタップした場合に表示される混雑状況の設定画面の一例を示す図である。
図5A図3の「ホーム」画面の「投稿」ボタンをタップした場合に表示される新規投稿画面の一例(入力前)を示す図である。
図5B図5Aの所定箇所に必要事項を入力した後の新規投稿画面の一例を示す図である。
図6A図3の「ホーム」画面の投稿の一つを選択した場合に表示される投稿画面の一例を示す図である。
図6B図6Aの投稿画面から電話をかけた場合の画面の一例(呼出中)を示す図である。
図6C図6Aの投稿画面から電話をかけた場合の画面の一例(通話中)を示す図である。
図7A】ディスプレイ下部のタスクバーの「お店を探す」ボタンをタップした場合に表示される検索条件設定画面の一例を示す図である。
図7B図7Aの「お店を探す」画面の検索を実行した後の検索結果の一例を示す図である。
図7C図7Bの検索結果のうちのユーザAAAの店舗情報の一例を示す図である。
図7D図7Cの「このお店の投稿を見る」ボタンをタップした場合に表示される画面の一例を示す図である。
図8A】ディスプレイ下部のタスクバーの「人を探す」ボタンをタップした場合に表示される検索条件設定画面の一例を示す図である。
図8B図8Aの「人を探す」画面の検索を実行した後の検索結果の一例を示す図である。
図8C図8Bの検索結果のうちのユーザ(ひろし)の情報の一例を示す図である。
図8D図8Cの「このユーザの投稿を見る」ボタンをタップした場合に表示される画面の一例を示す図である。
図9A】ディスプレイ下部のタスクバーの「ルーム」ボタンをタップした場合に表示されるトークルームのトップ画面の一例を示す図である。
図9B図9Aの「ルームを作成する」ボタンをタップした場合に表示されるトークルームの作成画面の一例を示す図である。
図9C図9Aの「作成したルーム」ボタンをタップした場合に表示されるトークルームの画面の一例を示す図である。
図9D図9Aの「ルームの会話を聴いてみる」ボタンをタップした場合に表示されるトークルームの画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《情報検索システムSの構成》
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、発明に係る情報検索システムの一実施の形態を示すブロック図、図2は、本発明に係る情報検索システムの使用例を示す図である。本実施形態の情報検索システムSは、たとえば最大半径10km程度の近距離地域に存在する、店舗などの事業体や個人が発信した、最長24時間以内のホットな情報を、容易に検索することができるシステムである。そのため、本実施形態の情報検索システムSは、情報検索処理を実行するソフトウェアをインストールしたサーバ1と、情報検索処理を実行するアプリケーションソフトウェアをインストールした複数の携帯端末2と、これらサーバ1と複数の携帯端末2との間の情報の送受信を行う電気通信回線網3とを備える。
【0010】
店舗などの事業体が発信する情報としては、「〇〇〇バーガー渋谷店」といった店舗の名称や位置情報に加え、「ジャンボチキンナゲット登場!6個入り¥300」といった、店舗での販売商品・取り扱いサービスや、時間限定又は地域限定の商品・サービスなどが挙げられる。また個人が発信する情報としては、「19時から飲み会です。恵比寿駅前に集合!」といった、食事・遊び・スポーツその他の行動を行う地域コミュニティの提案情報などが挙げられる。以下の一実施形態では、図2に示すように、情報検索を行う自分U0に対し、たとえば半径Rが3km以内に存在する複数の携帯端末U1~U3を所持する個人と、複数の店舗S1~S3から発信されたホットな情報を検索する場合を例に挙げ、本発明を説明する。
【0011】
本実施形態の情報検索システムSは、図1に示すように、複数の携帯端末2と、これらの携帯端末2と電気通信回線網3を介して通信可能なサーバ1と、を備える。一つの携帯端末2は、たとえばスマートホンから構成され、電気通信回線網3を介してサーバ1と通信可能な通信装置21と、端末制御装置22と、携帯端末2の現在位置を取得する位置検出装置23と、ユーザの操作により情報を入力する入力装置24と、情報を表示するディスプレイ25と、カメラ26と、スピーカ27と、マイクロホン28とを備える。
【0012】
本実施形態の携帯端末2は、少なくとも演算装置であるCPU又はMPUと、各種のソフトウェアが書き込まれる不揮発性メモリであるROM及び/又はハードディスクと、各種の情報を一時的に記憶する揮発性メモリであるRAMとを備える。そして、ROM又はハードディスクには、オペレーティングシステムと、当該オペレーティングシステム上で動作する複数のアプリケーションソフトウェアが書き込まれる。本実施形態の携帯端末2のコンピュータソフトウェアは、アプリケーションソフトウェアの一種であり、オペレーティングシステム上にて動作する。
【0013】
携帯端末2の位置検出装置23は、スマートホンが備えるGPS受信器からなり、携帯端末2の現在の緯度及び経度などの位置情報を、所定のタイミングでサーバ1に出力する。位置検出装置23は、GPS受信器と、モバイルネットワーク,Wi-Fi(登録商標),Bluetooth(登録商標)とを複合することで、より正確な位置を検出してもよい。携帯端末2の入力装置24は、スマートホンが備える入力キーボード(タッチパネル式液晶ディスプレイに表示される各種入力キーボード)からなり、携帯端末2のユーザが入力キーの操作をすることで、ユーザが入力した情報を、携帯端末2のディスプレイ25に表示したり、サーバ1に出力したりする。なお、入力装置24は、入力キーに加え又はこれに代えて、スピーカ27と音声解析プログラムを用いた音声認識装置で構成してもよい。
【0014】
携帯端末2のディスプレイ25は、スマートホンが備えるディスプレイからなり、入力装置24を兼用するタッチパネル式液晶ディスプレイなどで構成することができる。ディスプレイ25に表示される画像は、端末制御装置22により制御される。携帯端末2のカメラ26は、スマートホンが備えるアウトカメラ及び/又はインカメラからなり、後述するビデオ電話を行う場合に、インカメラを用いてユーザを撮影したり、アウトカメラを用いて周囲の景色を撮影したりして、その動画を音声情報とともに通話相手に送信する。携帯端末2のスピーカ27及びマイクロホン28は、スマートホンが備えるスピーカ及びマイクロホンからなり、後述する音声電話を行う場合に、自分の音声をマイクロホン28に入力して通話相手に送信し、受信した通話相手の音声をスピーカ27から出力して聞く。
【0015】
携帯端末2の端末制御装置22は、携帯端末2を統括的に制御するコントローラであり、位置検出装置23により取得した現在の位置情報を所定のタイミングでサーバ1に出力し、ユーザの操作があった場合に、入力装置24を介して、所望のコンテンツ情報又は所望の検索情報をサーバ1に出力する。位置検出装置23により取得した現在の位置情報をサーバ1に出力する所定のタイミングは、図5Bの新規投稿をアップロードするボタンB10をタップしたとき、図7A及び図8Aの検索を実行するために携帯端末2をシェイクしたとき、図9Bのトークルームを作成するボタンB36をタップしたときである。また、端末制御装置22は、サーバ1から受信した情報及び入力装置24から入力した情報をディスプレイ25に表示したり、マイクロホン28に入力した音声信号をサーバ1又は他の携帯端末2に送信したり、サーバ1又は他の携帯端末2から送信されてきた音声信号をスピーカ27から出力したりする。
【0016】
本実施形態のサーバ1は、汎用コンピュータにより構成することができ、少なくとも演算装置であるCPU又はMPUと、各種のソフトウェアが書き込まれる不揮発性メモリであるROM及び/又はハードディスクと、各種の情報を一時的に記憶する揮発性メモリであるRAMとを備える。また、サーバ1をクラウドコンピュータで構成し、当該クラウドコンピュータを汎用コンピュータで操作するようにしてもよい。
【0017】
本実施形態のサーバ1は、電気通信回線網3を介して複数の携帯端末2と通信する通信装置11と、サーバ制御装置12と、情報を記憶する記憶装置13と、を備える。記憶装置13は、各種の情報を一時的に記憶するメモリで構成される。
【0018】
サーバ1のサーバ制御装置12は、複数の携帯端末2から受信したコンテンツ情報を、当該携帯端末2の現在位置情報と、コンテンツ情報を記憶したアップロード時間とに関連付けて、記憶装置13に蓄積する。またサーバ制御装置12は、携帯端末2から受信した検索情報、検索地域及び検索アップロード時間域にしたがって、該当するコンテンツ情報を記憶装置13から抽出し、抽出したコンテンツ情報をその携帯端末2に出力する。
【0019】
本実施形態の電気通信回線網3は、いわゆるキャリア回線網を使用したインターネット回線網その他の広域電気通信回線網からなる。
【0020】
《携帯端末の画面表示》
次に、本実施形態の情報検索システムSのアプリケーションソフトウェアをインストールした携帯端末2の表示画面の遷移内容について説明する。図3は、本発明に係る携帯端末2のディスプレイ25に表示されるホーム画面P1の一例を示す図である。
【0021】
図3に示すホーム画面P1の上部左側には、「+投稿」ボタンB1が設けられ、この投稿ボタンB1をタップすると、図5Aに示すコンテンツ情報の新規投稿画面P2に遷移する。また、ホーム画面P1の下部のタスクバーには、左から「お店を探す」ボタンB2,「人を探す」ボタンB3,「ホーム」ボタンB4,「ルーム」ボタンB5,「設定」ボタンB6が設けられている。図3に示すホーム画面P1は、ホームボタンB4をタップした場合に表示される画面である。
【0022】
なお、ディスプレイ25の画面中央には、投稿されたコンテンツ情報が表示されており、ホーム画面P1に表示するコンテンツ情報は、ユーザの設定により、全ての投稿、テキスト情報のみの投稿、ボイスメッセージのみの投稿、自分の投稿のみのいずれかが選択できる。また、ホーム画面P1において、いずれかの投稿をタップすると、図6Aに示すコンテンツ情報の投稿画面P3に遷移する。
【0023】
最初に、設定画面P4について説明する。図3のホーム画面P1の下部のタスクバーに設けられた設定ボタンB6をタップすると、図4Aの設定画面P4に遷移する。本実施形態の情報検索システムSでは、設定画面P4において設定する利用モードとして、図4A及び図4Bに示す「一般ユーザとしての利用モード」と、図4C及び図4Dに示す「店舗ユーザとしての利用モード」が設定されている。
【0024】
一般ユーザとしての利用モードは、図4Bの画面に案内されているように、距離的に近くにいる人と話がしたい、距離的に近くのお店を探したい、自分のニーズに合う人・お店に対して投稿を行い、その投稿に対して反応してアクセス・通話してきた人と繋がりたい、といった個人に向いているモードである。また、自分の投稿が他人の検索にヒットした場合に、5分~12時間の範囲の中で自分が指定した時間だけ、他人の携帯端末2に検索結果として表示し、それ以降は表示しないモードである。一般ユーザの投稿は、その日の19時に集合する飲み会のお誘いのように、限られた時間だけ有用なことがあり、無用となった投稿の掲載を止めることで情報を絞ることができるからである。
【0025】
これに対して、店舗ユーザとしての利用モードは、お店の運営を行っているユーザ向けのモードとなり、基本的には自分の現在地(情報検索した時の位置情報や、投稿を行った時の位置情報)が地図上にピン表示され、全ユーザに公開され、また、検索結果には時間制限なく表示される。また、店舗ユーザのみの機能として「店舗の混雑状況」を登録して、一般ユーザが検索を実行した時の結果に反映させることができる。店舗の近くに来ている人に、お店の存在を知らせて来客を促すように活用できるモードとなる。
【0026】
一般ユーザの利用モードを表示する画面から店舗ユーザの利用モードを表示する画面へ変更するには、図4Aの一般ユーザの利用画面において、「一般ユーザ」ボタンB8をタップし、図4Bの画面に遷移したのち、「店舗ユーザへモードを変更する」ボタンB14をタップする。これにより、図4Cに示す店舗ユーザの利用モードの画面に遷移する。
【0027】
図4Aに示す一般ユーザの利用モードの画面には、「保存する」ボタンB7,「一般ユーザ」ボタンB8,画像の設定ボタンB9,ユーザ名の入力スペースS1,自己紹介文の入力スペースS2,このシステムを使用する目的を選択するボタン(又はプルダウンメニュー)B10,検索用ハッシュタグの設定ボタンB11,ホームページURLの入力スペースS3,検索結果に表示し続ける時間の設定ボタンB12,位置情報を地図で公開するかのボタンB13,お気に入りユーザリストボタンB15が設けられている。
【0028】
保存するボタンB7は、この設定画面P4の必要入力項目が入力されると、それまでの非活性状態から活性状態に遷移し、入力が可能になる。そして、これをタップすることで、入力事項がサーバ1の記憶装置13に蓄積される。画像の設定ボタンB9は、ユーザ自身の写真や風景画をアップロードするための画像ファイルの選択ボタンである。ユーザ名の入力スペースS1,自己紹介文の入力スペースS2には、入力装置24を用いてテキスト情報を入力する。このシステムを使用する目的を選択するボタン(又はプルダウンメニュー)B10は、たとえば「遊びに行く仲間探し」といった目的を入力または選択するためのボタンである。検索用ハッシュタグの設定ボタンB11は、自分の投稿が他のユーザの検索に頻繁にヒットするために、投稿内容以外に設定するキーワードを入力するためのボタンである。
【0029】
ホームページURLの入力スペースS3は、自分が開設するホームページがあればそのURLのテキスト情報を必要に応じて入力するためのスペースである。検索結果に表示し続ける時間の設定ボタンB12は、自分の投稿が他人の検索にヒットした場合に、5分~12時間の範囲の中で自分が指定した時間だけ、他人の携帯端末2に検索結果として表示し、それ以降は表示しないための時間を設定するボタンである。位置情報を地図で公開するかのボタンB13は、他人の携帯端末2に検索結果としてヒットした場合に、自分の位置情報を地図で公開するか否かを設定するためのON/OFFボタンであり、ONにすると自分の位置情報が地図で公開されることになる。
【0030】
これに対して、図4Cに示す店舗ユーザの利用モードの画面P5には、「保存する」ボタンB7,「店舗ユーザ」ボタンB8,画像の設定ボタンB9,店舗名の入力スペースS1,お店の紹介文の入力スペースS2,お店のジャンルカテゴリー・ジャンル説明・平均予算・対応人数などお店の情報を選択するボタン(又は入力スペース,プルダウンメニュー)B16,店舗住所の入力スペースS4,ホームページURLの入力スペースS3,店舗混雑状況反映機能の使用ボタンB17,店舗の混雑状況を設定するボタンB18,お気に入りユーザリストボタンB15が設けられている。
【0031】
保存するボタンB7は、この設定画面P5の必要入力項目が入力されると、それまでの非活性状態から活性状態に遷移し、入力が可能になる。そして、これをタップすることで、入力事項がサーバ1の記憶装置13に蓄積される。また、この図4Cの店舗ユーザの利用モードの設定画面P5において、「店舗ユーザ」ボタンB8をタップすると、図4Dの画面に遷移するので、店舗ユーザの利用モードを表示する画面から一般ユーザの利用モードを表示する画面へ変更したい場合には、「一般ユーザへモードを変更する」ボタンB14をタップする。これにより、図4Aに示す一般ユーザの利用モードの画面に遷移する。
【0032】
画像の設定ボタンB9は、店舗の写真や風景画をアップロードするための画像ファイルの選択ボタンである。店舗名の入力スペースS1,お店の紹介文の入力スペースS2には、入力装置24を用いてテキスト情報を入力する。お店のジャンルカテゴリー・ジャンル説明・平均予算・対応人数などお店の情報を選択するボタン(又は入力スペース,プルダウンメニュー)B16は、たとえばジャンルカテゴリーに「フード」、ジャンル説明に「インドカレー」、平均予算に「~500円」、対応人数に「指定なし」といった内容を入力または選択するためのボタンである。店舗住所の入力スペースS4は、入力装置24を用いてテキスト情報を入力する。ホームページURLの入力スペースS3は、店舗が開設するホームページがあればそのURLのテキスト情報を必要に応じて入力するためのスペースである。
【0033】
店舗混雑状況反映機能ボタンB17は、店舗側から来店者に現在の店舗の混雑状況を知らせる機能をON/OFFするボタンであり、「店舗の混雑状況を設定する」ボタンB18をタップすると図4Fの混雑状況の設定画面P7に遷移するので、混雑状況を選択するカーソルB19を現在の混雑状況に応じた位置に合せ、公開ボタンB20をタップすることで、その店舗の現在の混雑状況に関する情報がサーバ1に出力され、記憶装置13に記憶された情報が更新される。これにより、店舗の混雑状況に応じたタイミングで来店を喚起することができる。
【0034】
図4Aの一般ユーザの利用モードの設定画面P4のお気に入りユーザリストボタンB15及び図4Cの店舗ユーザの利用モードの設定画面P5のお気に入りユーザリストボタンB15は、その携帯端末2の所有者(一般ユーザ又は店舗)が比較的頻繁にアクセスするであろうとして登録された他のユーザの内容を表示するボタンである。このお気に入りユーザリストボタンB15をタップすると、図4Eのお気に入り画面P6に遷移し、現在登録されている他のユーザの一覧が表示され、いずれかのユーザをタップすると、一般ユーザであれば図6Aに示すコンテンツ情報の投稿画面P3に遷移し、店舗ユーザであれば図7Cに示すコンテンツ情報の投稿画面P3に遷移する。
【0035】
次に、コンテンツ情報の投稿について説明する。図5Aは、図3のホーム画面P1の「+投稿」ボタンB1をタップした場合に表示される新規投稿画面P2の一例(入力前)を示す図である。図3のホーム画面P1において「+投稿」ボタンB1をタップすると、図5Aの新規投稿画面P2がモーダル表示される。新規投稿画面P2には、図5Aに示すように、「ボイスメッセージを登録する」ボタンB7、投稿メッセージの入力スペースS1、投稿エリアの入力ボタンB8、投稿範囲の入力ボタンB9、「投稿する」ボタンB10が設けられている。
【0036】
ここでいう新規投稿とは、携帯端末2のユーザが、他の携帯端末2のユーザに対して発信するコメント又はつぶやきであり、「ボイスメッセージを登録する」ボタンB7をタップすると、ユーザの音声が入力および録音可能な状態となり、たとえば12秒程度の音声メッセージが、他のコンテンツ情報に関連付けてサーバ1に出力される。ボイスメッセージが登録され、図5Bに示す画面に遷移したら、「再生する」ボタンB11と「やり直しする」ボタンB12が表示され、「再生する」ボタンB11をタップすると、登録した音声メッセージがスピーカ27から再生される。音声メッセージを変更したい場合は、「やり直しする」ボタンB12をタップし、再録音すればよい。
【0037】
また、投稿内容をテキスト情報で発信する場合は、投稿メッセージの入力スペースS1に、携帯端末2の入力装置24を用いて、図5Bに示すように、たとえば「今夜19時から末広町で飲みたい人集まれー!末広町駅の交差点にあるタイヤキ屋の前で待っています。」などと入力する。
【0038】
投稿エリアとは、どの地点を中心として投稿するかを指定する情報であり、投稿エリアの入力ボタンB8をタップすると、現在地か又は指定する住所を入力する選択肢となり、現在地を選択すると、その携帯端末2の位置検出装置23で検出された位置情報が設定される。また、指定する住所を選択すると、テキスト入力のスペースが表示されるので、入力装置24により住所のテキスト情報を入力することで、投稿エリアが設定される。投稿範囲とは、投稿エリアで設定した投稿地点から、発信先までの距離を指定する情報であり、投稿範囲の入力ボタンB9をタップすると、たとえば、1km,2km,3km,5km,7km,10kmといった距離が選択できるようになっている。
【0039】
これら投稿エリアと投稿範囲は、投稿者のメッセージ又はつぶやきなどのコンテンツ情報を、どの程度の距離範囲まで発信するかの目安であり、コンテンツの内容に応じた適宜の値がある。たとえば、上述した飲み会へのお誘いメッセージなどでは、集合場所と開始までの時間によって参加できる人が限られ、開始までの時間が短いと投稿範囲を短距離にせざるを得ない。これに対して、開始までの時間に十分な余裕があり、たとえば高齢者の麻雀大会などのように特殊な趣味・嗜好のイベントなどへのお誘いメッセージでは、投稿範囲を広げないと、十分な人数を確保できない可能性がある。このように、本実施形態の投稿エリアと投稿範囲は、コンテンツ情報の内容に応じて適切な値を設定することができる。
【0040】
なお、本実施形態では、新規投稿画面P2において、投稿メッセージと投稿エリアと投稿範囲の入力が必須項目とされ、ボイスメッセージの入力が任意項目とされているので、新規投稿画面P2において、投稿メッセージと投稿エリアと投稿範囲の入力が行われると、「投稿する」ボタンB10が、それまでの非活性状態から活性状態に遷移し、入力が可能になるので、これをタップすると、新規投稿画面P2で入力されたコンテンツ情報と投稿エリア及び投稿範囲の情報が関連付けられてサーバ1に出力される。サーバ1のサーバ制御装置12は、これらコンテンツ情報とこれに関連付けられた投稿エリア及び投稿範囲の情報を記憶装置13に蓄積する。なお、図5Bに示す新規投稿画面P2に表示される地図情報は、自分の携帯端末2の設定画面にて、「位置情報を地図で公開する」を選択している場合に限り表示され、それ以外の場合は表示されない。
【0041】
図6Aは、図3のホーム画面P1の投稿の一つをタップした場合に表示される投稿画面P3の一例を示す図である。図3の画面中央に表示された一つの投稿をタップすると、図6Aに示すコンテンツ情報の投稿画面P3に遷移する。ここで選択した投稿は、ニックネームが「かよこ」さん、投稿範囲が地図表示された地点から1km以内、検索結果に表示し続ける時間が15分以内、投稿メッセージが「19時から飲み会です。恵比寿駅前に集合!」とされた内容である。
【0042】
この投稿にボイスメッセージがあると、「ボイスメッセージを聞く」ボタンB21が活性状態に遷移するので、このボタンB21をタップすることで、サーバ1の記憶装置13に蓄積した音声情報を、携帯端末2のスピーカ27から視聴することができる。また、図6Aに示す投稿画面P3を閲覧し、投稿者に電話したい場合は、「今すぐ電話する」ボタンB22をタップする。これにより、ディスプレイ25の表示画面が、図6Bに示す電話呼出中の画面P8に遷移するとともに、携帯端末2の端末制御装置22は、インターネット回線網を用いた電話機能を起動し、投稿者の携帯端末2に呼出音を出力させる。
【0043】
通話相手である投稿者が応答すると、図6Cに示す通話中の画面P9に遷移し、自分の音声がマイクロホン28により通話相手に出力されるとともに通話相手の音声がスピーカ27から出力される。なお、ビデオ電話を所望する場合は、インカメラなどのカメラ26を用いて自分の画像を通話相手に送信する一方、通話相手から送信されてきた画像情報をディスプレイ25に表示する。通話を終了する場合は、「通話を終了する」ボタンB23をタップする。このようなインターネット回線網を用いた通話は、たとえばWebRTC(Web Real-Time Commonication)に準拠したソフトウェアにより実現することができる。
【0044】
次に、店舗の検索について説明する。図7Aは、ディスプレイ25の下部に表示されるタスクバーの「お店を探す」ボタンB2をタップした場合に表示される検索条件設定画面P10の一例を示す図、図7Bは、図7Aの店舗の検索を実行した後の検索結果画面P11の一例を示す図、図7Cは、図7Bの検索結果のうちのユーザAAAをタップした場合のお店の情報画面P12の一例を示す図、図7Dは、図7Cの「このお店の投稿を見る」ボタンB27をタップした場合に表示される画面P13の一例を示す図である。
【0045】
図7Aに示すように、店舗の検索条件設定画面P10には、店舗のジャンル,来店人数,店舗までの距離,予算などを設定する検索条件設定ボタンB24が設けられ、これらに具体的な内容を設定したのち(制限なしといった内容も含む)、検索を実行すると、図7Bに示す検索結果画面P11に遷移する。検索の実行は、携帯端末2にインストールされたOSのシェイク機能を検索実行に用いるほか、検索実行ボタンを設けてこれにタップしてもよい。図7Bは、検索条件設定ボタンB24の店舗のジャンルに「カレー」,来店人数に2名,店舗までの距離に1km以内,予算に5000円以下といった具体的条件を設定して検索した結果を示す。図7Bの検索結果には、店舗名、ジャンル、平均予算、検索した携帯端末2から店舗までの距離、対応人数が要約してリスト表示され、また店舗名の左に現在の混雑状況が色彩表示されている。現在の混雑状況の色彩表示は、たとえば、赤い丸印が混雑中、黄色い丸印が少し混雑中、緑色の丸印が空いている、黒い丸印が不明を表す。
【0046】
図7Bのリスト表示からさらに詳細な情報を知りたい場合は、その店舗をタップする。これにより、図7Cに示す店舗情報画面P12に遷移する。図7Cの店舗情報画面P12には、要約してリスト表示された店舗名、ジャンル、平均予算、検索した携帯端末2から店舗までの距離、対応人数のほかに、店舗やメニューの画像情報、店舗からの投稿メッセージ、店舗の住所や地図表示が表示される。また、「お気に入りに追加する」ボタンB25、「今すぐ電話する」ボタンB26、「このお店の投稿を見る」ボタンB27が設けられている。この店舗情報画面P12にて、「お気に入りに追加する」ボタンB25をタップすると、サーバ1の記憶装置13に、その携帯端末2のユーザのお気に入りに当該店舗のIDが蓄積され、図4Aの設定画面P4のお気に入りユーザリストボタンB15をタップすることで呼び出すことができる。
【0047】
また、この店舗情報画面P12にて、「今すぐ電話する」ボタンB26をタップすると、図6B及び図6Cで説明した電話呼出中の画面に遷移するとともに、携帯端末2の端末制御装置22は、インターネット回線を用いた電話機能を起動し、店舗の携帯端末2に呼出音を出力させる。そして、通話相手である店舗が応答すると、通話中の画面に遷移し、自分の音声がマイクロホン28により通話相手に出力されるとともに通話相手の音声がスピーカ27から出力される。
【0048】
また、この店舗情報画面P12にて、「このお店の投稿を見る」ボタンB27をタップすると、図7Dの画面P13に遷移し、そのAAAという店舗が投稿したコンテンツ情報をリスト表示する。図7Bにリスト表示された検索結果の中からさらに詳細な情報を閲覧可能とすることで、店舗の決定に貢献することができる。
【0049】
次に、一般ユーザの検索について説明する。図8Aは、ディスプレイ25の下部に表示されるタスクバーの「人を探す」ボタンB3をタップした場合に表示される検索条件設定画面P14の一例を示す図、図8Bは、図8Aの一般ユーザの検索を実行した後の検索結果画面P15の一例を示す図、図8Cは、図8Bの検索結果のうちのユーザ(ひろし)をタップした場合のユーザ(ひろし)の情報画面P16の一例を示す図、図8Dは、図8Cの「このユーザの投稿を見る」ボタンB30をタップした場合に表示される画面P17の一例を示す図である。
【0050】
図8Aに示すように、一般ユーザの検索条件設定画面P14には、人を探す目的,ハッシュタグ,一般ユーザまでの距離(人を探す半径距離)などを設定する検索条件設定ボタンB28が設けられ、これらに具体的な内容を設定したのち(制限なしといった内容も含む)、検索を実行すると、図8Bに示す検索結果画面P15に遷移する。検索の実行は、携帯端末2にインストールされたOSのシェイク機能を検索実行に用いるほか、検索実行ボタンを設けてこれにタップしてもよい。図8Bは、検索条件設定ボタンB28の人を探す目的に「遊びに行く」,ハッシュタグに「飲み,遊び、ハングアウト、友達」,一般ユーザまでの距離(探す半径距離)に1km以内といった具体的条件を設定して検索した結果を示す。図8Bの検索結果には、一般ユーザ名、プロフィール、検索した携帯端末2から一般ユーザまでの距離、検索結果に表示し続ける時間が要約してリスト表示される。
【0051】
図8Bのリスト表示からさらに詳細な情報を知りたい場合は、その一般ユーザ(たとえば「ひろし」)をタップする。これにより、図8Cに示すユーザ情報画面P16に遷移する。図8Cの店舗情報画面P16には、要約してリスト表示された一般ユーザ名、プロフィール、検索した携帯端末2から一般ユーザまでの距離、検索結果に表示し続ける時間のほかに、そのユーザの投稿メッセージ、許可している場合には地図表示が表示される。また、「今すぐ電話する」ボタンB29、「このユーザの投稿を見る」ボタンB30が設けられている。このユーザ情報画面P16にて、「今すぐ電話する」ボタンB29をタップすると、図6B及び図6Cで説明した電話呼出中の画面に遷移するとともに、携帯端末2の端末制御装置22は、インターネット回線を用いた電話機能を起動し、ユーザ(ひろし)の携帯端末2に呼出音を出力させる。そして、通話相手であるユーザ(ひろし)が応答すると、通話中の画面に遷移し、自分の音声がマイクロホン28により通話相手に出力されるとともに通話相手の音声がスピーカ27から出力される。
【0052】
また、このユーザ情報画面P16にて、「このユーザの投稿を見る」ボタンB30をタップすると、図8Dの画面P17に遷移し、そのひろしというユーザが投稿したコンテンツ情報をリスト表示する。図8Bにリスト表示された検索結果の中からさらに詳細な情報を閲覧可能とすることで、一般ユーザの決定に貢献することができる。
【0053】
次に、トークルームについて説明する。図9Aは、ディスプレイ25の下部に表示されたタスクバーの「ルーム」ボタンB5をタップした場合に表示されるトークルームのトップ画面P18の一例を示す図、図9Bは、図9Aの「ルームを作成する」ボタンB31をタップした場合に表示されるトークルームの作成画面P19の一例を示す図、図9Cは、図9Aの「作成したルーム」ボタンB32を押した場合に表示されるトークルームの画面P20の一例を示す図、図9Dは、図9Aの「ルームの会話を聴いてみる」ボタンB33をタップした場合に表示されるトークルームの画面P21の一例を示す図である。
【0054】
本実施形態のトークルームとは、面識のないユーザを含む複数人で音声通話ができるWebRTCによる音声通話スペースである。トークルームを作成すると、公開エリア(地域)半径の範囲にいるユーザは、そのトークルームにアクセスして音声通話に参加でき、知らない人たちと様々な情報を交換することができる。図9Aのトークルームのトップ画面P18には、「ルームを作成する」ボタンB31と、「作成したルーム」ボタンB32と、「ルームの会話を聴いてみる」ボタンB33が設けられている。
【0055】
自分でトークルームを開設したい場合は、トップ画面P18の「ルームを作成する」ボタンB31をタップする。これにより、ディスプレイ25の画面が、図9Bのトークルームの作成画面P19に遷移する。このトークルームの作成画面P19には、ルームタイトルの入力スペースS5,ルームの説明の入力スペースS6,ルーム設置エリアの設定ボタンB34,ルームへのアクセス可能範囲(半径距離)の指定ボタンB35が設けられている。ルームタイトルの入力スペースS5,ルームの説明の入力スペースS6には、入力装置24を用いてテキスト情報を入力する。ルーム設置エリアの設定ボタンB34は、どの地点を中心にしてルームを開設するかを設定するボタンであり、ルームへのアクセス可能範囲(半径距離)の指定ボタンB35は、設定ボタンB34で設定されたルーム設置エリアを中心に半径何kmにいるユーザにルームを公開するかを設定するボタンである。たとえば、ルーム名を「カレーについて語るルーム」、ルームの説明に「カレーが好きな人は集まれ!」、ルーム設置エリアを千代田区外神田3丁目、半径距離を1kmなどと入力する。
【0056】
自分が作成したルームにアクセスする場合は、トップ画面P18の「作成したルーム」ボタンB32をタップする。これにより、ディスプレイ25の画面が、図9Cのトークルームの画面P20に遷移し、自分で作成したルームの一覧が表示される。そして、いずれかのルームをタップすると、そのトークルームに割り当てられた音声通話スペースにアクセスすることが可能となり、他のユーザからの発話音声信号が携帯端末2のスピーカから出力されるとともに自分の発話音声信号はマイクロホンに入力され、他のユーザに送信される。これにより、複数の携帯端末2間で音声通話を行うことができ、たとえば外神田界隈で有名なカレー専門店などの情報を交換することができる。
【0057】
本実施形態のトークルームは、自分の携帯端末2が条件とされる半径距離内にある限り、他のユーザが作成したトークルームに参加することができる。また複数のトークルームの会話を順次聴きたい場合には、トップ画面P18の「ルームの会話を聴いてみる」ボタンB33をタップする。これにより、ディスプレイ25の画面が、図9Dのトークルームの画面P21に遷移し、所定半径距離内で公開されているトークルームが、5秒おきに自動で、順次ディスプレイ25に表示されながら、スピーカ27から会話内容が出力される。
【0058】
以上のとおり、本実施形態の情報検索システムSによれば、自分の現在位置から所定範囲内に存在する店舗などの事業体やユーザを含む各種情報を、容易に検索することができる。
【符号の説明】
【0059】
S…情報検索システム
1…サーバ
11…通信装置
12…サーバ制御装置
13…記憶装置
2…携帯端末
21…通信装置
22…端末制御装置
23…位置検出装置
24…入力装置
25…ディスプレイ
26…カメラ
27…スピーカ
28…マイクロホン
3…電気通信回線網
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図7D
図8A
図8B
図8C
図8D
図9A
図9B
図9C
図9D