(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】ラベル発行装置、ラベル発行システムおよびラベル発行プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20240213BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240213BHJP
B41K 3/00 20060101ALN20240213BHJP
【FI】
G06F3/12 343
B41J29/38
G06F3/12 302
G06F3/12 378
B41K3/00 A
(21)【出願番号】P 2020028005
(22)【出願日】2020-02-21
【審査請求日】2023-01-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】平原 嘉幸
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-150566(JP,A)
【文献】特表2015-501259(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0226857(US,A1)
【文献】特開2010-240844(JP,A)
【文献】特開2003-098967(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09- 3/12
B41J 29/00- 29/70
H04N 1/00
B41K 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタと通信する通信インターフェースと、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力する入力器と、
前記入力器により入力された情報をコード化したコード画像を
異なる大きさで第1方向に配置する画像数を設定し、前記コード画像を異なる大きさで前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第1方向とは異なる第2方向に配置する表示段数を設定し、前記表示段数の前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第2方向に並べて配置したラベルの印刷データを生成し、前記印刷データを前記ラベルの印刷要求とともに前記通信インターフェースを介して前記プリンタへ出力するプロセッサと、
を有するラベル発行装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記第1方向に並べて配置する各コード画像の大きさを第1方向に並べる前記画像数に応じて設定する、
請求項1に記載のラベル発行装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記入力器を用いて入力された情報を視認可能に表示する第1の印刷画像と
前記表示段数の前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第2方向に並べて配置した第2の印刷画像とを生成し、前記第1の印刷画像を
第1領域に印刷し、前記第1領域から切り離し可能な第2領域に前記第2の印刷画像を印刷する
ラベルの印刷データを生成する、
請求項1に記載のラベル発行装置。
【請求項4】
ラベル発行装置とプリンタとを有するラベル発行システムにおいて、
前記ラベル発行装置は、
前記プリンタと通信する第1の通信インターフェースと、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力する入力器と、
前記入力器により入力された情報をコード化したコード画像を
異なる大きさで第1方向に配置する画像数を設定し、前記コード画像を異なる大きさで前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第1方向とは異なる第2方向に配置する表示段数を設定し、前記表示段数の前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第2方向に並べて配置したラベルの印刷データを生成し、前記印刷データを前記ラベルの印刷要求と共に前記第1の通信インターフェースを介して前記プリンタへ出力するプロセッサと、を有し、
前記プリンタは、
前記ラベル発行装置と通信する第2の通信インターフェースと、
前記第2の通信インターフェースにより受信する前記印刷データに基づいて前記コード画像を異なる大きさで複数配置した画像を前記ラベルとして用いる媒体に印刷するプリンタと、を有する、
ラベル発行システム。
【請求項5】
コンピュータに、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力させ、
前記入力された情報をコード化したコード画像を生成させ、
前記コード画像を異なる大きさで
第1方向に配置する画像数を設定させ、
前記コード画像を異なる大きさで前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第1方向とは異なる第2方向に配置する表示段数を設定させ、
前記表示段数の前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第2方向に並べて配置したラベルの印刷データを生成させ、
前記印刷データを前記ラベルの印刷要求とともにプリンタへ出力させる、
機能を実現させるためのラベル発行プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ラベル発行装置、ラベル発行システムおよびラベル発行プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コード画像を印刷したラベルを用いて物品を管理する管理システムがある。例えば、物流システムでは、箱に貼り付けられたラベルに印刷されているコード画像をコード読取装置が読み取ることで箱の配送先を判別するものがある。コード読取装置は、カメラが撮影した画像から抽出するコード画像をデコードすることでコード化された情報を読み取る。
【0003】
しかしながら、コード読取装置は、カメラとラベルの印刷面にあるコード画像との距離が一定の範囲内できなれば、コード画像から情報を読み取ることが難しい。例えば、コード読取装置は、カメラとラベルとの距離が遠くなればなるほど、ラベル上に小さく印刷されたコード画像が読み取り難くなる。逆に、コード読取装置は、カメラとラベルとの距離が近くなればなるほど、ラベル上に大きく印刷されたコード画像が読み取り難くなる。物流システムなどのシステムでは、カメラとラベルとの距離を常に一定とすることが難しい場合がある。このため、カメラとラベルとの距離がばらついてもコード読取装置が読み取り易いコード画像を印刷したラベルが要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した課題を解決するために、移動する物体に貼り付けられる場合であっても読み取り易いコード画像が印刷されたラベルを発行できるラベル発行装置、ラベル発行システムおよびラベル発行プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、ラベル発行装置は、通信インターフェースと入力器とプロセッサとを有する。通信インターフェースは、プリンタと通信する。入力器は、ラベルにコード化して印刷する情報を入力する。プロセッサは、入力器により入力された情報をコード化したコード画像を異なる大きさで第1方向に配置する画像数を設定し、前記コード画像を異なる大きさで前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第1方向とは異なる第2方向に配置する表示段数を設定し、前記表示段数の前記第1方向に配置した前記画像数のコード画像群を前記第2方向に並べて配置したラベルの印刷データを生成し、前記印刷データをラベルの印刷要求とともに通信インターフェースを介してプリンタへ出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係るラベル発行システムの構成例を概略的に示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るラベル発行装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るラベルプリンタの構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの第1の構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの第1の構成例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの第2の構成例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの第2の構成例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの運用例を説明するための図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係るラベルプリンタが発行するラベルの運用例を説明するための図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係るラベル発行装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【
図11】
図11は、実施形態に係るラベルプリンタの動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、実施形態に係るラベル発行システム1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係るラベル発行システム1の構成例を示す図である。
本実施形態に係るラベル発行システム1は、例えば、配送先ごとに仕分けられた物品を載せた台車あるいはケースに貼り付けるラベルを発行するシステムである。ただし、ラベル発行システム1は、台車やケースなどに貼り付けるものに限定されるものではなく、コード画像が印刷されるラベルを発行するものであれば良い。本実施形態では、
図1に示すように、物流センタにおいて各店舗へ配送する商品を載せた台車15に貼り付けるラベル16を発行するシステムを想定して説明するものとする。
【0009】
図1に示す例において、ラベル発行システム1は、データサーバ11、ラベル発行装置12およびラベルプリンタ(プリンタ)13などで構成される。
データサーバ11は、物流センタと取り扱う商品および台車などに関する情報を管理する。例えば、データサーバ11は、各店舗へ納品すべき商品を載せた台車に関する情報を管理する。データサーバ11は、ラベル発行装置12が発行するラベルにコード画像として印刷する台車IDに対応づけて台車の配送(納品)先を示す情報を記憶する。
【0010】
ラベル発行装置12は、ラベルプリンタ13にラベルを発行させる制御を行う。ラベル発行装置12は、通信インターフェースを有し、プログラムを実行することによりラベルプリンタ13にラベルを発行する処理を実行させるものであれば良い。例えば、ラベル発行装置12は、スマートフォンあるいはタブレットPCにアプリケーションプログラムをインストールしたもので実現される。ラベル発行装置12は、大きさの異なる複数のコード画像を含むラベルの印刷画像を生成する。ラベル発行装置12は、生成した印刷画像を示す印刷データをラベルプリンタ13へ供給することによりラベルの印刷を要求する。
【0011】
ラベルプリンタ13は、ラベル16を発行する装置である。ラベルプリンタ13は、ラベル発行装置12から供給される印刷データを印刷したラベルを発行する。ラベルプリンタ13は、例えば、裏面が台車15に貼り付け可能な面となるラベル16の表面にコード画像を含む印刷画像を印刷する。また、ラベルプリンタ13は、印刷画像のうち人が目視で認識できる情報を印刷する第1領域とコード画像を印刷する第2領域とを分離できるラベル16を発行する。例えば、ラベル16における第2領域は、第1領域を切り離した状態で台紙から剥がすことができ、台紙から剥がしたラベルの裏面が台車への貼り付け面となるものとする。
【0012】
次に、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベル発行装置12の構成について説明する。
図2は、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベル発行装置12の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ラベル発行装置12は、プロセッサ211、ROM212、RAM213、通信インターフェース(I/F)214、データメモリ215、表示器216、入力器217およびプリンタインターフェース218を備える。
【0013】
プロセッサ211は、プログラムを実行することにより種々の処理を行う。プロセッサ211は、ROM212又はデータメモリ215などに記憶されたプログラム(システムプログラム、アプリケーションプログラム又はファームウェア)を実行する。プロセッサ211は、例えば、CPU、MPU又はDSPである。また、プロセッサ211は、CPU、MPU又はDSPなどの複数を組み合わせたものであっても良い。本実施形態において、プロセッサ211は、ラベル発行処理用のアプリケーションプログラムを実行することによりラベルプリンタ13に台車に貼り付けるラベルを発行させる。
【0014】
ROM212は、データの読み出しに用いられる不揮発性のメモリである。ROM212は、プロセッサ211が実行するプログラムを記憶する。また、ROM212は、プロセッサ211が予め定められた各種の処理を行うために使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM213は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM213は、プロセッサ211が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワーキングメモリなどとして利用される。
【0015】
通信インターフェース214は、データサーバ11と通信するためのインターフェースである。例えば、通信インターフェース214は、セキュアなロカールネットワークを介してデータサーバ11と通信するためのネットワークインターフェースである。
【0016】
プリンタインターフェース(第1の通信インターフェース)218は、ラベルプリンタ13と通信するためのインターフェースである。例えば、プリンタインターフェース218は、無線通信によりラベルプリンタ13と通信するためのインターフェースである。なお、ラベル発行装置12は、ラベルプリンタ13とは通信インターフェース214を介して通信するようにしても良い。この場合、プリンタインターフェース218は省略しても良い。
【0017】
データメモリ215は、各種のデータを保存する書き換え可能な不揮発性のメモリである。例えば、データメモリ215は、プロセッサ211が実行するラベル発行処理用のアプリケーションプログラム(ラベル発行プログラム)を記憶する。また、データメモリ215は、プロセッサ211が実行するプログラムあるいは設定値を記憶しても良い。また、データメモリ215は、プロセッサ211による処理で生成されたデータなどを記憶しても良い。
【0018】
表示器216は、情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示器216は、オペレータに提示する情報を表示する。入力器217は、オペレータからの指示入力を受け付けるデバイスである。入力器217は、オペレータからの入力された指示内容をプロセッサ211へ通知する。例えば、入力器217は、タッチパネル、テンキー、キーボード、マウスなどで構成される。表示器216および入力器217は、タッチパネル付きのディスプレイなどで構成される。
【0019】
次に、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベルプリンタ13の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベルプリンタ13の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ラベルプリンタ13は、プロセッサ311、ROM312、RAM313、通信インターフェース(I/F)314、データメモリ315、表示器316、および、プリンタ317を備える。
【0020】
プロセッサ311は、プログラムを実行することにより種々の処理を行う。プロセッサ311は、ROM312又はデータメモリ315などに記憶されたプログラム(システムプログラム、アプリケーションプログラム又はファームウェア)を実行する。プロセッサ311は、例えば、CPU、MPU又はDSPである。
【0021】
ROM312は、データの読み出しに用いられる不揮発性のメモリである。ROM312は、プロセッサ311が実行するプログラムを記憶する。また、ROM312は、プロセッサ311が予め定められた各種の処理を行うために使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM313は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM313は、プロセッサ311が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワーキングメモリなどとして利用される。
【0022】
通信インターフェース(第2の通信インターフェース)314は、ラベル発行装置12と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース314は、無線通信であっても良いし、有線通信であっても良い。例えば、通信インターフェース314は、無線通信によってラベル発行装置12と通信するためのネットワークインターフェースである。
【0023】
データメモリ315は、各種のデータを保存する書き換え可能な不揮発性のメモリである。また、データメモリ315は、プロセッサ311が実行するプログラムあるいは設定値を記憶しても良い。
表示器316は、情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示器316は、印刷状況を示す情報を表示する。表示器316は、オペレータが指示を入力する入力器としてのタッチパネル付きのディスプレイなどで構成されるようにしても良い。
【0024】
プリンタ317は、ラベルとして用いる媒体に画像を印刷する。プリンタ317は、プロセッサ311から供給される印刷データに基づいて印刷画像をラベルとなる媒体の表面に印刷する。例えば、プリンタ317は、上述したように、裏面が台車に貼り付け可能なラベルとして用いる媒体の表面にコード画像を含む印刷画像を印刷する。また、プリンタ317は、上述したような第1領域と第2領域とが分離できるように構成される媒体に印刷画像を印刷する。プリンタ317は、第1領域に人が目視で認識できる情報を印刷し、第2領域に大きさの異なる複数のコード画像を印刷する。また、プリンタ317は、ラベル16における第1領域と第2領域とが簡単に切り離しできるように加工を施す機構を有するものであっても良い。
【0025】
なお、ラベルプリンタ13は、後述するラベル発行装置12によるラベル発行処理を実行するものであっても良い。つまり、ラベル発行装置12とラベルプリンタ13とは、1台の装置として実現しても良い。
また、ラベルプリンタ13は、作業者が携帯可能な筐体で実現するものであっても良いし、所定位置に設置したプリンタであっても良い。
【0026】
次に、ラベルプリンタ13が発行するラベル16の構成について説明する。
図4は、ラベルプリンタ13が発行するラベル16の第1構成例である。また、
図5は、
図4に示す第1構成例のラベル16における第1領域161と第2領域162とを分離した状態を示す図である。
図4に示すように、第1構成例のラベル16は、第1領域161と第2領域162とを有する。第1領域161には、人が目視で認識できる情報が印刷される。
図4に示す例では、第1領域161にテキストで配送先(納品先)とする店舗名と当該店舗の店舗IDとが印刷される。これにより、作業者などの人物は、ラベル16における第1領域161を目視することで納品先の店舗を確認できる。
【0027】
第1構成例の第2領域162には、大きさの異なる複数のコード画像が印刷される。1つの第2領域162に印刷される大きさの異なる複数のコード画像は、同じ情報を示すコード情報(2次元コード)である。
図4に示す例では、第2領域162に配送先の店舗名および台車IDを示すコード画像(2次元コード)が異なる大きさで横に2個並べて印刷される。
【0028】
コード読取装置は、
図4に示すラベル16の第2領域162に印刷される複数のコード画像のうち何れか1つを読取れば配送先の店舗および台車IDを認識できる。例えば、コード読取装置は、ラベル16の第2領域162に接近すればするほど、大きく印刷されたコード画像が読み取り難くなり、小さく印刷されたコード画像が読み取り易くなる。逆に、コード読取装置は、ラベル16の第2領域162から離れるほど、小さく印刷されたコード画像が読み取り難くなり、大きく印刷されたコード画像が読み取り易くなる。すなわち、ラベル16は、大きさの異なる複数のコード画像が印刷されるため、コード読取装置との相対的な距離が変化しても、コード画像が読み取られ易い。
【0029】
また、ラベル16は、
図5に示すように、第2領域162の部分が第1領域161と切り離される。
図5に示す例では、ラベル16の第2領域162の部分は、第1領域161を含む台紙部分から剥がして使用される。また、ラベル16の第2領域162の部分は、台紙から剥がされた面(裏面)が台車15に貼り付け可能な面となっている。従って、ラベル16全体を台車15に貼り付けた後、ラベル16の第2領域162の部分は、第1領域161を含む台紙から剥がして切り離すことができる。第1領域161を含む台紙から剥がした第2領域162の部分は、大きさが異なる複数のコード画像の印刷面が台車15の所定位置に貼り付けられる。
【0030】
次に、ラベルプリンタ13が発行するラベル16の変形例について説明する。
図6は、ラベルプリンタ13が発行するラベル260の第2構成例である。また、
図7は、
図6に示す第2構成例のラベル260における第1領域261と第2領域262とを分離した状態を示す図である。
第2構成例のラベル260は、上述した
図4および
図5に示す第1構成例のラベル16の変形例である。
図6に示すように、第2構成例のラベル260は、第1構成例の第1領域161と第2領域162と同様に、第1領域261と第2領域262とを有する。第2構成例のラベル260における第1領域261には、人が目視で認識できる情報が印刷される。
図6に示す例では、第1領域261にテキストで配送先の店舗名と当該店舗の店舗IDとが印刷される。これにより、作業者などの人物は、ラベル260における第1領域261を目視することで配送先(納品先)の店舗を確認できる。
【0031】
第2構成例のラベル260における第2領域262には、大きさの異なる複数のコード画像のセット(コード画像群)が複数セット印刷される。1つの第2領域262に印刷される全てのコード画像は、1つの配送先の店舗名および台車IDを示すコード情報(2次元コード)である。
図6に示す例は、横方向に並べた大きさの異なる2つのコード画像を1セット(コード画像群)とし、2セットを上下方向に並べて第2領域262に印刷した例である。すなわち、第2構成例のラベル16は、横方向(第1方向)に並べた大きさの異なる複数のコード画像のセットが上下方向(第1方向とは異なる第2方向)に複数並べられて第2領域262に印刷されたものである。
【0032】
コード読取装置は、第2構成例のラベル260の第2領域262に印刷される複数のコード画像のうち何れか1つを読取れば店舗および台車IDを認識できる。すなわち、第2構成例のラベル260は、第2領域262に大きさの異なる複数のコード画像が印刷される。これにより、コード読取装置は、ラベル260の第2領域262との相対的な距離が変化しても、第2領域262に印刷された何れかのコード画像が読み取り易い。
【0033】
さらに、第2構成例のラベル260は、第2領域262にコード画像群が上下方向に並べて複数印刷される。これにより、コード読取装置は、コード画像の読取位置に対して第2領域262の位置が上下方向に変動する場合であっても何れかのコード画像が読み取り易い。
【0034】
また、
図7に示すように、第2構成例のラベル260は、第1構成例と同様に、第2領域262の部分が第1領域261と切り離される。例えば、ラベル260の第2領域262の部分は、第1領域261を含む台紙部分から剥がして使用される。また、ラベル260の第2領域262の部分は、台紙から剥がされた面(裏面)が台車15に貼り付け可能な面となっている。従って、ラベル260全体を台車15に貼り付けた後、ラベル260の第2領域262の部分は、第1領域261を含む台紙から剥がして切り離すことができる。第1領域261を含む台紙から剥がした第2領域262の部分は、大きさが異なる複数のコード画像の印刷面が台車15の所定位置に貼り付けられる。
【0035】
ここで、固定位置に設置したコード読取装置が、横方向(第1方向)に移動する台車に貼り付けられたラベル260の第2領域262を読み取る運用を想定する。このような運用では、台車とコード読取装置との相対的な距離が変動したり、台車における第2領域162の貼り付け位置が変動したりすることがある。このような場合であっても、コード読取装置は、ラベル260の第2領域162に印刷された何れかのコード画像が読み取り易い。
【0036】
次に、実施形態に係るラベル発行システム1で発行されるラベル16(260)の運用例について説明する。
図8および
図9は、実施形態に係るラベル発行システム1で発行されるラベル16(260)の運用例を説明するための図である。
ラベル発行装置12は、後述するラベル発行処理によって
図4または
図6に示すようなラベル16(260)の印刷データを生成する。ラベルプリンタ13は、ラベル発行装置12から供給される印刷データに基づいて
図4または
図6に示すような第1領域161(261)と第2領域162(262)とを有するラベル16(260)を印刷(発行)する。
【0037】
ラベルプリンタ13が発行したラベル16は、
図8に示すように、第1領域161と第2領域162とが一体となった状態のままで、台車15に貼り付けられる。例えば、ラベル16は、台車15に商品を載せる作業者あるいは台車15を移動させる作業者などの人物が第1領域161に印刷した情報を見やすい位置に貼り付けられる。
【0038】
ラベル16を貼り付けた台車15へ商品を載せる作業が終了すると、
図9に示すように、ラベル16の第2領域162は、第1領域161から切り離される。この結果、商品を載せる作業が終了した台車15は、第2領域162が切り離されたラベル16の第1領域161が貼り付けられたままの状態となる。これにより、人は、台車15に貼り付けているラベル16の第1領域161から第2領域162が切り離されている場合には商品を載せる作業が終了していると確認できる。また、人は、台車15に貼り付けているラベル16の第1領域161から第2領域162が切り離されていない場合には商品を載せる作業が終了していないと確認できる。
【0039】
ラベル16の第1領域161から切り離された第2領域162は、台車15の所定位置に貼り付けられる。例えば、作業者は、ラベル16における第1領域161を含む台紙から第2領域162の部分を剥がして台車15の所定位置に貼り付ける。ラベル16の第2領域162は、台車15において、コード読取装置が読み取り易い位置に貼り付けられる。ここで、第2領域162に印刷されたコード画像を読み取るコード読取装置は、台車15が通過する通路(またはゲート)に沿って所定の位置に配置されるものとする。
【0040】
図9に示す例では、ラベル16の第2領域162は、台車15における下方のフレーム(タイヤが取り付けられる台)の側面に貼り付けられる。この場合、コード読取装置は、台車15における下方のフレームの高さに応じた高さに設置される。台車15の側面に貼り付けられたラベル16の第2領域162は、床面からの高さが変わらずに移動することとなる。従って、横方向(床面を水平となる方向)に並べて配置した大きさの異なる複数のコード画像は、台車15が移動する通路に沿って設置したコード読取装置によって順次読取れる。
【0041】
ここで、台車15は、作業者が移動させるものであるため、通路またはゲートを通過す場合に実際の移動位置が変動する。台車15の移動位置が変動すると、台車15に貼り付けた第2領域162に印刷されたコード画像とコード読取装置との相対距離が変動する。第2領域162とコード読取装置との相対距離が変動する場合も、コード読取装置は、複数のコード画像のうち読み取り易い大きさのコード画像を読み取ることができる。
【0042】
また、複数種類の台車が混在する場合、ラベル16の第2領域162が貼り付けられる貼付位置の高さ(床面からの高さ)は、全ての種類の台車で同じでないことがある。また、ラベル16の第2領域162は、人(作業者)の作業で台車15に貼り付ける場合に、貼付位置の高さがばらつくこともありうる。ラベル16の第2領域162の台車15における貼付位置の高さが一定でなければ、横に並べた複数のコード画像は、読取位置の高さが固定のコード読取装置では読み取り難い。
【0043】
第2構成例のラベル260の第2領域262には、横に並べて配置した複数のコード画像からなるコード画像群が上下方向に複数段印刷される。
図7に示すラベル260の第2領域262は、貼付位置の高さが一定でなくても、上下方向に配置した何れかのコード画像がコード読取装置によって確実に読み取られる。すなわち、第2構成例のラベル260は、相対距離の変動だけでなく、貼付位置の高さが変動する場合であっても、第2領域262に印刷したコード画像が読み取り易くなる。
【0044】
次に、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベル発行装置12の動作について説明する。
図10は、ラベル発行装置12によるラベル発行処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
ラベル発行処理において、ラベル発行装置12のプロセッサ211は、発行するラベル16に印刷する情報を取得する(ACT11)。例えば、作業者は、ラベル発行装置12の入力器217により台車15に貼り付けるラベル16の発行処理を指示する。プロセッサ211は、入力器217に入力されるラベル発行処理の開始指示を受け付ける。
【0045】
プロセッサ211は、ラベル発行処理の開始指示を受けると、ラベル16に印刷する情報を入力するための入力画面を表示器216に表示する。この場合、プロセッサ211は、入力画面に従って入力器217により入力される情報をラベルに印刷する情報として取得する。ラベル16に印刷する情報としては、配送先(納品先)とする店舗を示す店舗IDと台車の種類とを取得する。なお、プロセッサ211は、作業者を管理するため、作業者を特定する作業者IDを入力させるようにしても良い。この場合、プロセッサ211は、入力される店舗IDおよび台車の種類などの情報に対応づけて作業者IDを保持する。
【0046】
ラベルに印刷する情報を取得した後(ACT12、YES)、プロセッサ211は、ラベル16(161)の第2領域162(262)に印刷する複数のコード画像のレイアウトを設定する(ACT13)。プロセッサ211は、各コード画像の数、大きさおよび配置などを示すレイアウト情報に基づいてレイアウトを設定するレイアウト設定処理を実行する。
【0047】
例えば、プロセッサ211は、入力器217などを用いて作業者が指定するレイアウト情報を取得する。この場合、プロセッサ211は、作業者が指定するレイアウト情報に従ってレイアウトを設定する。また、プロセッサ211は、予めデータメモリ215に保存しているレイアウト情報を取得するようにしても良い。この場合、プロセッサ211は、データメモリ215から取得するレイアウト情報に従ってレイアウトを設定する。さらに、データメモリ215は、台車の種類に応じたレイアウト情報を保存するようにしても良い。この場合、プロセッサ211は、指定された台車の種類に応じたレイアウト情報をデータメモリ215から取得するようにすれば良い。
【0048】
ここで、
図10のACT13に示すレイアウト設定処理の例について説明する。
プロセッサ211は、取得するレイアウト情報に基づいて、異なる大きさで横(第1方向)に並べて表示するコード画像の数を設定する(ACT31)。コード画像の数を設定すると、プロセッサ211は、横に並べて表示する各コード画像の大きさを設定する(ACT32)。例えば、プロセッサ211は、横に並べて表示するコード画像の数に応じて各コード画像の大きさを設定する。また、プロセッサ211は、各コード画像に対して作業者が入力器217を用いて指定する大きさを設定するようにしても良い。
【0049】
また、プロセッサ211は、レイアウト情報に基づいて横に並べて表示する複数のコード画像を上下方向に表示する段数(表示段数)を設定する(ACT33)。例えば、表示段数が2段である場合、プロセッサ211は、
図6に示すように、横に並べたコード画像群を上下方向に2セット並べて表示するレイアウトを設定する。
【0050】
コード画像のレイアウト設定が終了すると(ACT14、YES)、プロセッサ211は、発行するラベル16を貼り付ける台車15を識別するための台車IDを発行する(ACT15)。例えば、プロセッサ211は、所定のアルゴリズムによって台車IDを発行する。また、プロセッサ211は、データサーバ11に問い合わせて台車IDを発行するようにしても良い。
【0051】
台車IDを発行すると、プロセッサ211は、行先情報としての店舗ID、台車IDおよび台車の種類などの情報をコード化したコード画像を生成する(ACT16)。コード画像は、店舗を示す情報(行先情報)を含む情報をコード化したコード情報である。コード画像は、例えば、2次元コードである。コード画像は、拡大あるいは縮小してもコード読取装置が同じ情報として読み取れるものであれば良い。
【0052】
コード画像を生成すると、プロセッサ211は、第2領域162(262)に印刷する印刷画像(第2の印刷画像)を生成する(ACT17)。プロセッサ211は、上述したレイアウト設定に従って複数のコード画像を配置することにより第2の印刷画像を生成する。例えば、プロセッサ211は、コード画像を拡大または縮小することにより横並びに配置する大きさの異なる複数のコード画像を生成する。さらに、プロセッサ211は、横並びに配置するコード画像群を設定された表示段数だけ上下方向に配置する。例えば、表示段数が2段である場合、プロセッサ211は、横並びに配置するコード画像群を上下に並べて配置した第2の印刷画像を生成する。
【0053】
また、プロセッサ211は、第1領域161(261)に印刷する印刷画像(第1の印刷画像)を生成する(ACT18)。第1の印刷画像は、人が目視で確認する情報を表示するものであれば良い。例えば、
図4に示す例では、第1領域161(261)には、店舗ID(店舗番号)と店舗名とが印刷される。この場合、プロセッサ211は、店舗IDと店舗名とをテキストで表示する第1の印刷画像を生成する。
【0054】
第1の印刷画像と第2の印刷画像とを生成すると、プロセッサ211は、ラベルプリンタ13へ供給する印刷データを生成する(ACT19)。例えば、プロセッサ211は、第1の印刷画像と第2の印刷画像とを組み合わせた印刷画像を印刷用のデータ形式に変換することにより印刷データを生成する。
【0055】
印刷データを生成すると、プロセッサ211は、印刷データをラベルプリンタ13へ供給することでラベル16(260)の印刷を要求する(ACT20)。また、プロセッサ211は、ラベルプリンタ13に印刷させた台車に関する情報(例えば、台車IDおよび店舗ID)をデータサーバ11へ通知するようにして良い。
【0056】
次に、実施形態に係るラベル発行システム1におけるラベルプリンタ13の動作について説明する。
図11は、ラベルプリンタ13の動作例を説明するためのフローチャートである。
ラベルプリンタ13は、ラベル発行装置12からの要求に応じてラベルの印刷(発行)動作を実行する。すなわち、ラベルプリンタ13のプロセッサ311は、通信I/F314によりラベル発行装置12からの印刷要求を受け付ける(ACT51)。プロセッサ311は、ラベル発行装置12から印刷供給を受信した場合(ACT51、YES)、印刷供給と共に受信する印刷データを取得する(ACT52)。通信I/F314により受信する印刷データは、RAM213またはデータメモリ215に保持される。
【0057】
プロセッサ311は、取得した印刷データに基づいてプリンタ317を駆動させてラベルの印刷を実行する(ACT53)。例えば、プリンタ317は、プロセッサ211からの印刷開始指示に応じてラベルとして用いる媒体を取り出す。プリンタ317は、取り出した媒体にプロセッサ211から供給される印刷データを印刷する。これにより、プリンタ317は、
図4あるいは
図6に示すような印刷画像を印刷したラベル16(260)を生成する。
【0058】
プロセッサ311は、プリンタ317からの印刷終了を示す信号に基づいてラベルの印刷完了を検出する(ACT54)。ラベルの印刷が完了したことを検知すると(ACT54、YES)、プロセッサ311は、ラベルの印刷が完了したことを表示器316で表示する。また、プロセッサ311は、ラベルの印刷が完了すると、印刷の要求元であるラベル発行装置12にラベルの印刷(発行)完了を通知する(ACT55)。
【0059】
以上のように、実施形態に係るラベル発行システムは、台車IDなどの特定の情報をコード化したコード画像を異なる大きさで複数配置した画像を印刷したラベルを発行する。このようなラベル発行システムが発行するラベルは、コード読取装置と相対距離が変動しても何れかのコード画像がコード読取装置にとって読み取り易い大きさとなる。この結果、ラベルを貼り付けた物体(台車)が移動する場合であっても、コード読取装置が確実に読み取れるコード画像が印刷されたラベルを提供できる。
【0060】
なお、上述した実施形態では、装置内のメモリにプロセッサが実行するプログラムが予め記憶されている場合で説明をした。しかし、プロセッサが実行するプログラムは、ネットワークから装置にダウンロードしても良いし、記憶媒体から装置にインストールしてもよい。記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記憶媒体であれば良い。また、予めインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティングシステム)等と協働して実現させるものであってもよい。
【0061】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載した内容を付記する。
[1]
プリンタと通信する通信インターフェースと、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力する入力器と、
前記入力器により入力された情報をコード化したコード画像を生成し、前記コード画像を異なる大きさで複数配置した画像の印刷データを前記ラベルの印刷要求とともに前記通信インターフェースを介して前記プリンタへ出力するプロセッサと、
を有するラベル発行装置。
[2]
前記プロセッサは、前記コード画像を異なる大きさで第1方向に複数配置した画像の印刷データを生成する、
[1]に記載のラベル発行装置。
[3]
前記プロセッサは、前記コード画像を異なる大きさで第1方向に複数配置したコード画像群を前記第1方向とは異なる第2方向に複数配置した画像の印刷データを生成する、
[1]に記載のラベル発行装置。
[4]
前記プロセッサは、前記入力器を用いて入力された情報を視認可能に表示する第1の印刷画像と前記コード画像を異なる大きさで複数配置したコード画像群からなる第2の印刷画像とを生成し、前記第1の印刷画像を印刷する第1領域から切り離し可能な第2領域に前記第2の印刷画像を印刷させる印刷データを生成する、
[1]に記載のラベル発行装置。
[5]
ラベル発行装置とプリンタとを有するラベル発行システムにおいて、
前記ラベル発行装置は、
前記プリンタと通信する第1の通信インターフェースと、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力する入力器と、
前記入力器により入力された情報をコード化したコード画像を生成し、前記コード画像を異なる大きさで複数配置した画像の印刷データを前記ラベルの印刷要求と共に前記第1の通信インターフェースを介して前記プリンタへ出力するプロセッサと、を有し、
前記プリンタは、
前記ラベル発行装置と通信する第2の通信インターフェースと、
前記第2の通信インターフェースにより受信する前記印刷データに基づいて前記コード画像を異なる大きさで複数配置した画像を前記ラベルとして用いる媒体に印刷するプリンタと、を有する、
ラベル発行システム。
[6]
コンピュータに、
ラベルにコード化して印刷する情報を入力させ、
前記入力された情報をコード化したコード画像を生成させ、
前記コード画像を異なる大きさで複数配置した画像の印刷データを生成させ、
前記印刷データを前記ラベルの印刷要求とともにプリンタへ出力させる、
機能を実現させるためのラベル発行プログラム。
【符号の説明】
【0062】
1…ラベル発行システム、11…データサーバ、12…ラベル発行装置、13…ラベルプリンタ(プリンタ)、15…台車、16(260)…ラベル、161(261)…第1領域、162(262)…第2領域、211…プロセッサ、215…データメモリ、217…入力器、218…プリンタインターフェース(通信インターフェース、第1の通信インターフェース)、311…プロセッサ、314…通信インターフェース(第2の通信インターフェース)、315…データメモリ、317…プリンタ。