(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】建築物副構造と駐車装置
(51)【国際特許分類】
E04H 6/44 20060101AFI20240213BHJP
E04H 6/18 20060101ALI20240213BHJP
B64C 27/08 20230101ALI20240213BHJP
B64C 39/02 20060101ALI20240213BHJP
B64F 1/22 20240101ALI20240213BHJP
B64F 1/32 20060101ALI20240213BHJP
B64F 1/36 20240101ALI20240213BHJP
【FI】
E04H6/44
E04H6/18 601Z
B64C27/08
B64C39/02
B64F1/22
B64F1/32
B64F1/36
(21)【出願番号】P 2020047532
(22)【出願日】2020-03-18
【審査請求日】2023-01-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000198363
【氏名又は名称】IHI運搬機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】大隈 政春
【審査官】土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-507075(JP,A)
【文献】特開2018-193022(JP,A)
【文献】国際公開第2019/071293(WO,A1)
【文献】特開2019-023020(JP,A)
【文献】特開2019-214888(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00 - 6/44
B64C 27/08,39/02
B64F 1/22,1/32,1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造の運用方法であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、
を準備する準備工程と、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を備え、
前記荷物移動工程が、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物一時保管工程と、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程とを持ち、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造
の運用方法。
【請求項2】
前記出入り構造と、
前記荷物受け/預け窓口と、
前記荷物受け渡し場所と、
前記荷物一時保管場所と、
第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、
を準備する前記準備工程と、
前記第二飛行経路確保工程と、
前記飛行体
待ち工程と、
前記荷物移動工程と、
前記ケージ移動機構が前記ケージ
を前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機場所で待機するのを待つ一時待機工程と、
を
備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の建築物副構造
の運用方法。
【請求項3】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造の運用方法であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
を準備する準備工程と、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を備え、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により複数の前記ケージを移動空間のうちの位置の異なる複数の特定箇所に各々に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造
の運用方法。
【請求項4】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造の運用方法であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
を準備する準備工程と、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を備え、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを移動空間のうちの隣に位置し飛行体が迂回できる迂回空間のある位置の近郷に位置させ、飛行体が移動空間と前記迂回空間との間で飛行して移動するときに前記駆動機構が飛行体に接触しない様に前記ケージを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造
の運用方法。
【請求項5】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造の運用方法であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
を準備する準備工程と、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を備え、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造
の運用方法。
【請求項6】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造の運用方法であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、
を準備する準備工程と、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
前記ケージ移動機構が前記ケージが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機場所で待機するのを待つ一時待機工程と、
を
備える、
ことを特徴とする建築物副構造
の運用方法。
【請求項7】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を実行でき、
前記荷物移動工程が、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物一時保管工程と、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程とを持ち、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造。
【請求項8】
前記出入り構造と、
前記荷物受け/預け窓口と、
前記荷物一時保管場所と、
前記荷物受け渡し場所と、
第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、
前記制御装置と、
を
備え、
前記制御装置が、
前記第二飛行経路確保工程と、
前記飛行体
待ち工程と、
前記荷物移動工程と、
前記ケージ移動機構が前記ケージが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機場所で待機するのを待つ一時待機工程と、
を実行できる、
ことを特徴とする請求項7に記載の建築物副構造。
【請求項9】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を実行でき、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により複数の前記ケージを移動空間のうちの位置の異なる複数の特定箇所に各々に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造。
【請求項10】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を実行でき、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを移動空間のうちの隣に位置し飛行体が迂回できる迂回空間のある位置の近郷に位置させ、飛行体が移動空間と前記迂回空間との間で飛行して移動するときに前記駆動機構が飛行体に接触しない様に前記ケージを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造。
【請求項11】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
を実行でき、
前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する、
ことを特徴とする建築物副構造。
【請求項12】
荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画され、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を設けられ
る建築物の副構造である建築物副構造であって、
飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、
荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、
飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、
第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、
飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、
前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、
前記ケージ移動機構が前記ケージが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機場所で待機するのを待つ一時待機工程と、
を実行できる、
ことを特徴とする建築物副構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物を搭載し飛行する飛行体が出入りするための建築物の副構造である建築物副構造と飛行体が出入りできる駐車装置とに係る。特に、荷物を搭載し飛行しホバリング可能なドローンが出入りするための建築物の副構造である建築物副構造とドローンが出入りできる駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飛行体による物流が検討されている。
自律的に飛行できる飛行体は、ドローンと呼称される。
【0003】
ドローンは、荷物を搭載できる。
ドローンが、所定の飛行経路に沿って飛行して所定の場所で荷物を受け取る。
ドローンが、予め設定される飛行経路に沿って飛行して所定の場所で荷物を受け取る。
荷物を搭載したドローンが所定の飛行経路に沿って飛行して所定の出発位置から到着位置まで移動する。
荷物を搭載したドローンが予め設定される飛行経路に沿って飛行して所定の出発位置から到着位置まで移動する。
ドローンが荷物を下ろす。
空荷になったドローンが所定の飛行経路に沿って飛行して移動する。
【0004】
ドローンを運用する際は、地上の建築物を避けた飛行経路を予め設定する。
ドローンは、予め設定された飛行経路に沿って飛行する。
【0005】
飛行経路に沿って存在する建築物を物流の拠点として利用することが考えられる。
ドローンは建築物に一時保管した荷物を受け取り運搬する。
例えば、ドローンがタワー型の駐車装置に一時保管された荷物を受け取り運搬する。
ドローンが荷物を運搬し、ドローンで運搬する荷物を建築物に一時保管する。
たとえば、ドローンで運搬する荷物をタワー型の駐車装置に一時保管する。
一時保管された荷物は、別の手段で移動されてもよい。
【0006】
発明者は、飛行経路に沿って存在する建築物に荷物を一時保管するために、建築物または駐車装置にドローンが出入りするための副構造を考案した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、荷物を一時保管するためにドローンが出入りするための建築物の副構造と荷物を一時保管するため飛行体が出入りできる駐車装置とを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画される建築物の副構造である建築物副構造を、飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、を備え、前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、を実行できる、ものとした。
【0009】
上記本発明の構成により、建築物は、荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りでき内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画される。出入り構造は、飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる構造である。荷物受け/預け窓口は、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。荷物受け渡し場所は、飛行体との間で荷物を受け渡す場所である。第二飛行経路確保工程は、前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する。飛行体待ち工程は、飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ。荷物移動工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる。
その結果、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
【0010】
以下に、本発明の実施形態に係る建築物副構造を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0011】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、を備え、前記荷物移動工程が、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物一時保管工程と、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程とを持つ。
上記の実施形態の構成により、荷物一時保管場所は、前記荷物を一時的に保管できる。荷物一時保管工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる。荷物受け/預け工程は、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる。
その結果、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
【0012】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物がケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有し、前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
上記の実施形態の構成により、ケージ移動機構をは、ケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有する。前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
その結果、ケージと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0013】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物が複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有し、前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により複数の前記ケージを移動空間のうちの位置のの異なる複数の特定箇所に各々に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
上記の実施形態の構成により、ケージ移動機構が、複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有する。前記駆動機構により複数の前記ケージを移動空間のうちの位置のの異なる複数の特定箇所に各々に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
その結果、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0014】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物が複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有し、前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記ケージを移動空間のうちの隣に位置し飛行体が迂回できる迂回空間のある位置の近傍に位置させて、飛行体が移動空間と前記迂回空間との間で飛行して移動するときに前記駆動機構が飛行体に接触しない様に前記ケージを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する、
上記の実施形態の構成により、ケージ移動機構は、複数のケージと複数の前記ケージを前記移動空間で隣り合って移動させる駆動機構とを有する。前記駆動機構により前記ケージを移動空間のうちの隣に位置し飛行体が迂回できる迂回空間のある位置の近傍に位置させて飛行体が移動空間と前記迂回空間との間で飛行して移動するときに前記駆動機構が飛行体に接触しない様に前記ケージを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する、
その結果、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0015】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物がケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有し、建前記荷物受け/預け窓口と、前記荷物一時保管場所と、第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、前記出入り構造と、前記荷物受け渡し場所と、を有し、
前記飛行体移動工程と、前記荷物移動工程と、前記パレット移動機構が前記ケージが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つ一時待機工程と、を実行できる。
上記の実施形態の構成により、建築物がケージと前記ケージを前記移動空間で移動させる駆動機構とを有するケージ移動機構を有する。一時待機場所は、第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる場所である。一時待機工程は、前記ケージ移動機構が前記ケージが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つ工程である。
その結果、、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導できる。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明に係る車両を駐車させる装置であって荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りできる駐車装置を、
車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間と複数の駐車空間に沿って配置され前記パレットを移動させることのできる空間である移動空間とを区画する駐車装置主構造と、該パレットを前記移動空間で移動させ前記駐車空間との間で移載できるパレット移動機構と、駐車装置副構造と、を備え、前記駐車装置副構造が、飛行体を外部と内部空間との間で飛行して予め設定された経路である第一飛行経路に沿って移動して出入りさせる出入り構造と、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、を有し、前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間で移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する第二飛行経路確保工程と、飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路に沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、を実行できる、のとした。
【0017】
上記本発明の構成により、複数のパレットは、車両を搭載可能な構造体である。駐車装置主構造は、複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間と複数の駐車空間に沿って配置され前記パレットを移動させることのできる空間である移動空間とを区画する。パレット移動機構は、該パレットを前記移動空間で移動させ前記駐車空間との間で移載できる。前記駐車装置副構造が、出入り構造は、飛行体を外部と内部空間との間で飛行して予め設定された経路である第一飛行経路に沿って移動して出入りさせる構造である。荷物受け/預け窓口は、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。荷物受け渡し場所は、飛行体との間で荷物を受け渡す場所である。第二飛行経路確保工程は、前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と前記荷物受け渡し場所との間で移動できる様になる経路である第二飛行経路を確保する。飛行体待ち工程は、飛行体が前記第一飛行経路と前記第二飛行経路確保工程を実行して確保された経路である前記第二飛行経路に沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ。荷物移動工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる。
その結果、駐車装置において、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
【0018】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0019】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、を備え、前記荷物移動工程が、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物一時保管工程と、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程とを持つ。
上記の実施形態の構成により、荷物一時保管場所は、荷物を一時的に保管できる。荷物一時保管工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程は、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる。
その結果、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
【0020】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記パレット移動機構が前記パレットを搭載できる構造であるリフタと該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する駆動機構とを有し、前記第二飛行経路確保工程において前記駆動機構が前記リフタを移動空間の端部に位置させて前記第二飛行空間を確保する。
上記の実施形態の構成により、リフタは前記パレットを搭載できる構造である。駆動機構は、該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する機構である。前記第二飛行経路確保工程において前記駆動機構が前記リフタを移動空間の端部に位置させて前記第二飛行空間を確保する。
その結果、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0021】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記パレット移動機構が前記パレットを搭載できる構造であるリフタと該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する駆動機構とを有し、前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
上記の実施形態の構成により、リフタは、前記パレットを搭載できる構造である。駆動機構は、該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する。前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させて前記第二飛行経路を確保する。
その結果、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0022】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記パレット移動機構が前記パレットを搭載できる構造であるリフタと該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する駆動機構とを有し、前記第二飛行経路確保工程が前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の近傍に位置させ、飛行体が移動空間と前記空駐車空間との間で飛行して移動するときに前記駆動機構が飛行体に接触しない様に前記リフタを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する。
上記の実施形態の構成により、リフタは、前記パレットを搭載できる構造である。駆動機構は、該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する。前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の近傍に位置させ、飛行体が移動空間と前記空駐車空間との間で飛行して移動するときに前記起動機構が飛行体に接触しない様に前記リフタを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する。
その結果、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
【0023】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記パレット移動機構が前記パレットを搭載できる構造であるリフタと該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する駆動機構とを有し、前記駐車装置副構造が、前記荷物受け/預け窓口と、前記荷物一時保管場所と、第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる一時待機場所と、前記出入り構造と、前記荷物受け渡し場所と、を有し、前記飛行体移動工程と、前記荷物移動工程と、前記パレット移動機構が前記パレットを前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つ一時待機工程と、を実行できる。
上記の実施形態の構成により、リフタは、前記パレットを搭載できる構造である。駆動機構は、該リフタを前記移動空間で移動できる様に駆動する機構である。一時待機場所は、第一飛行経路と第二飛行経路の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる場所である。一時待機工程は、前記パレット移動機構が前記パレットを前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つ工程である。
その結果、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導できる。
【0024】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に隣接する。
上記の実施形態の構成により、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に隣接する。
その結果、荷受人または荷送人が入出庫空間に隣接する位置で荷物を受け取り、または預けることができる。
【0025】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記一時保管場所が駐車空間に位置するパレットの上に位置する、
上記の実施形態の構成により、前記一時保管場所が駐車空間に位置するパレットの上に位置する、
その結果、駐車空間を一時保管場所として利用できる。
【0026】
上記目的を達成するため、本発明に係る荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路に沿って移動できる飛行体が出入りできる建築物の副構造である建築物副構造を、
建築物の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するダクトと、飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる出入り構造と、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、を備え、飛行体が前記第一飛行経路と前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ飛行体待ち工程と、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物移動工程と、を実行できる、ものとした。
【0027】
上記本発明の構成により、ダクトは、建築物の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。出入り構造は、飛行体を外部と内部空間との間で予め設定された経路である第一飛行経路に沿って飛行して出入りさせる構造である。荷物受け/預け窓口は、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。飛行体との間で荷物を受け渡す場所である荷物受け渡し場所と、を備え、飛行体待ち工程は、飛行体が前記第一飛行経路と前記第一飛行経路に繋がり飛行体が前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所との間を移動できる様になる経路である第二飛行経路とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ。荷物移動工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる。
その結果、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
【0028】
以下に、本発明の実施形態に係る建築物副構造を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0029】
Y2
本発明の実施形態に建築物副構造は、荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、を備え、前記荷物移動工程が、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる荷物一時保管工程と、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる荷物受け/預け工程とを持つ。
上記の実施形態の構成により、荷物一時保管場所は、荷物を一時的に保管できる。荷物一時保管工程は、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる工程である。荷物受け/預け工程は、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる工程である。
その結果、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
【0030】
上記目的を達成するため、本発明に係る車両を駐車させる駐車装置を、車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間を区画する駐車装置構造と、該パレットを駐車装置の内部空間に位置する移動空間で移動させ前記駐車空間との間で移載できるパレット移動機構と、駐車装置副構造と、を備え、前記駐車装置副構造が、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である荷物受け/預け窓口と、荷物を一時的に保管できる荷物一時保管場所と、を有し、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所に保管する荷物を前記荷物受け/預け窓口で受け取りまたは預けできる荷物受け/預け工程を実行できる、のとした。
【0031】
上記本発明の構成により、複数のパレットは、車両を搭載可能な構造体である。駐車装置構造は、複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間を区画する。パレット移動機構は、該パレットを駐車装置の内部空間に位置する移動空間で移動させ前記駐車空間との間で移載できる。荷物受け/預け窓口は、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。荷物一時保管場所は、荷物を一時的に保管できる。荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所に保管する荷物を前記荷物受け/預け窓口で受け取りまたは預けできる荷物受け/預け工程を実行できる、ものとした。
その結果、複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間に沿って配置され前記パレットを移動させることのできる空間である移動空間を区画する駐車装置において、荷受人が運送された荷物を受け取り、または荷送人が運送される荷物を預けることができる。
【0032】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0033】
本発明の実施形態に駐車装置は、前記荷物受け/預け工程が、荷受人または荷送人からの要求に従い、荷物を前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で移動させて、前記荷物一時保管場所に保管する荷物を前記荷物受け/預け窓口で受け取りまたは預けできる工程である。
上記の実施形態の構成により、前記荷物受け/預け工程が、荷受人または荷送人からの要求に従い、荷物を前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で移動させて、前記荷物一時保管場所に保管する荷物を前記荷物受け/預け窓口で受け取りまたは預けできる工程である。
その結果、運送された荷物または運送される荷物を駐車装置で一時保管できる。
【0034】
本発明の実施形態に駐車装置は、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に一致または隣接する。
上記の実施形態の構成により、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に一致または隣接する。
その結果、運送された荷物または運送される荷物を駐車装置の入出庫空間に一致または隣接する場所で一時保管できる。
【0035】
本発明の実施形態に駐車装置は、前記一時保管場所が前記パレットの上に位置する。
上記の実施形態の構成により、前記一時保管場所が前記パレットの上に位置する。
その結果、駐車空間を利用して運送された荷物または運送される荷物を駐車装置で一時保管できる。
【発明の効果】
【0036】
以上説明したように、本発明に係る建築物副構造は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体が、外部と内部空間との間で前記第一飛行経路に沿って出入りし、前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と荷物を受け渡しできる荷物受け渡し場所との間を移動できる様に誘導し、前記荷物受け渡し場所と荷物を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所との間で荷物を移動させることができる様にしたので、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
また、前記駆動機構により前記ケージを前記移動空間の端部に位置させて前記第二飛行経路を確保する様にしたので、ケージと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記駆動機構により複数の前記ケージを移動空間のうちの位置のの異なる複数の特定箇所に各々に位置させて前記第二飛行経路を確保する様にしたので、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記駆動機構により前記ケージを移動空間のうちの隣に飛行体が迂回できる迂回空間のある位置の隣に位置させて飛行体が移動空間と前記迂回空間との間で飛行して移動するときに前記ケージが飛行体に接触しない様に前記ケージを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する様にしたので、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記パレット移動機構が前記パレットが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つので、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導できる。
【0037】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間に沿って配置され前記パレットを移動させることのできる空間である移動空間を区画する駐車装置において、飛行体が、外部と内部空間との間で前記第一飛行経路に沿って出入りし、前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と荷物を受け渡しできる荷物受け渡し場所との間を移動できる様に誘導し、前記荷物受け渡し場所と荷物を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所との間で荷物を移動させることができる様にしたので、駐車装置において、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
また、 駆動機構が前記リフタを移動空間の端部に位置させて前記第二飛行空間を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させて前記第二飛行経路を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記駆動機構により前記リフタを移動空間のうちの前記パレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させ、飛行体が移動空間と前記空駐車空間との間で飛行して移動するときに前記リフタが飛行体に接触しない様に前記リフタを前記移動空間の中で移動させる様にして前記第二飛行経路を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体を誘導することができる。
また、前記パレット移動機構が前記パレットが前記移動空間のなかで移動させるときに飛行体が前記一時待機箇所で待機するのを待つので、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体を誘導できる。
また、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に一致又は隣接する様にしたので、荷受人または荷送人が入出庫空間に隣接する位置で荷物を受け取り、または預けることができる。
また、前記一時保管場所が駐車空間に位置するパレットの上に位置する様にしたので、駐車空間を一時保管場所として利用できる。
【0038】
以上説明したように、本発明に係る建築物副構造は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体が、外部と内部空間との間で前記第一飛行経路に沿って出入りし、ダクトが区画する前記移動空間の少なくとも一部を飛行して外部と荷物を受け渡しできる荷物受け渡し場所との間を移動できる様に誘導し、前記荷物受け渡し場所と荷物を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所との間で荷物を移動させることができる様にしたので、窓口で渡した荷物を飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して外部へ移動させ、または荷物を外部から飛行体に搭載して第一飛行経路と第二飛行経路とに沿って移動空間を飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、前記荷物受け渡し場所と前記荷物一時保管場所との間で荷物を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物を受け取るまたは荷物を預けることができる。
【0039】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間に沿って配置され前記パレットを移動させることのできる空間である移動空間を区画する駐車装置において、荷受人が運送された荷物を受け取り、または荷送人が運送される荷物を預けることができる。
また、荷物を前記荷物一時保管場所と前記荷物受け/預け窓口との間で移動させることができる様にしたので、運送された荷物または運送される荷物を駐車装置で一時保管できる。
また、前記荷物受け渡し場所が車両を入出庫させる空間である入出庫空間に一致または隣接する様にしたので、運送された荷物または運送される荷物を駐車装置の入出庫空間に一致または隣接する場所で一時保管できる。
また、前記一時保管場所が駐車空間に位置するパレットの上に位置する様にしたので、駐車空間を利用して運送された荷物または運送される荷物を駐車装置で一時保管できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本発明の第一乃至四、十、十一の実施形態に係る建築物の斜視図である。
【
図2】本発明の第一の実施形態に係る建築物の概念図である。
【
図3】本発明の第二の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【
図4】本発明の第三の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【
図5】本発明の第四の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【
図6】本発明の第五乃至九の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。
【
図7】本発明の第五の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図8】本発明の第五の実施形態に係る駐車装置のAーA断面図である。
【
図9】本発明の第五の実施形態に係る駐車装置の部分図である。
【
図10】本発明の第六の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図11】本発明の第七の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図12】本発明の第八の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図13】本発明の第九の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図14】本発明の第十の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【
図15】本発明の第十一の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【
図16】本発明の第十二の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【
図17】本発明の駐車装置、建築物副構造の手順図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の第一乃至四の実施形態にかかる建築物副構造200は、建築物100の副構造である。
図1は、本発明の第一乃至四、十、十一の実施形態に係る建築物の斜視図である。
建築物100は、移動空間Hを区画される。
移動空間Hは、荷物を搭載し飛行して移動できる飛行体が出入りでき飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である
移動空間Hは、荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路Pに沿って移動できる飛行体が出入りでき(飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である。
飛行体10は、回転翼をもつ飛行体であってもよい。
飛行体10は、回転翼をもつドローンであってもよい。
【0042】
建築物100は構造建築物であってもよい。
ここで、高層建築物は、6階以上の建築物または31メートルを越える高さをもつ建築物であ。
移動空間Hは、垂直に延びる空間であってもよい。
移動空間Hは、エレベータのケージ131が移動する垂直に延びる空間であってもよい。
エレベータは、ケージ移動機構130を持つ。
ケージ移動機構130は、ケージ131と駆動機構132とで構成される。
ケージ移動機構130は、ケージ131と駆動機構132とケーブル133とで構成されてもよい。
駆動機構132は、ケーブル133でケージ131を吊り、ケージ131を移動空間Hで移動させる。
図2乃至5に、エレベータがケージ移動機構130に相当し、エレベータがケージを移動させる空間が移動空間Hに相当する様子が示される。
図14、15に、建築物が飛行体に専用の移動空間Hを区画するダクトが設けられる様子が示される。
【0043】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造200を、図を基に説明する。
図2は、本発明の第一の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物受け渡し場所250とで構成される。
本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250とで構成されてもよい。
【0044】
出入り構造210は、飛行体10を外部と内部空間S0との間で飛行して出入りさせる構造である。
出入り構造210は、飛行体10を外部と内部空間S0との間で予め設定された経路である第一飛行経路P1に沿って飛行して出入りさせる構造であってもよい。
出入り構造210は、外部と内部空間S0とを遮断可能であって、飛行体を外部と内部空間S0との間で飛行して出入りさせる構造であってももよい。
出入り構造210は、外部と内部空間S0とを遮断可能であって、飛行体を外部と内部空間S0との間で予め設定された経路である第一飛行経路P1に沿って飛行して出入りさせる構造であってももよい。
例えば、出入り構造210は、建築物100の屋根部101に設けられてもよい。
出入り構造210は、二重扉を設けられていてもよい。
【0045】
出入り構造210は、侵入口W1で構成される。
出入り構造210は、侵入口W1と第一扉T1とで構成されてもよい。
出入り構造210は、侵入口W1と中間口W2とで構成されてもよい。
出入り構造210は、侵入口W1と中間口W2と第二扉T2とで構成されてもよい。
出入り構造210は、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と第二扉T2と構成されてもよい。
【0046】
侵入口W1は、飛行体10が待機空間S1から建築物の内部空間S0に飛行して侵入可能な開口である
例えば、侵入口W1は、飛行体が待機空間から飛行経路Pに沿って建築物の内部空間S0に飛行して侵入可能な開口である
ここで、待機空間S1は、建築物の頭頂部に設定される空間である。
【0047】
第一扉T1は、侵入口W1を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第一扉T1により開かれた侵入口W1を通過して飛行できる。
【0048】
中間口W2は、中間空間S2を境として第一扉T1の反対側に位置する開口である。
ここで、中間空間S2は、建築物の内部空間S0の第一扉T1の裏側に位置する空間である。
例えば、中間空間S2は、建築物の内部空間S0の飛行経路Pに沿って第一扉T1の裏側に位置する空間である。
【0049】
第二扉T2は、中間口W2を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第二扉T2により開かれた中間口W2を通過して飛行できる。
【0050】
荷物受け/預け窓口220は、荷受人が運送された荷物を受け取るため、または荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。
例えば、荷物受け/預け窓口220は、荷受人が運送された荷物を受け取るための窓口である。
例えば、荷物受け/預け窓口220は、荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。
荷物受け/預け窓口220は、建築物100の壁部102に設けられてもよい。
【0051】
荷物一時保管場所230は、荷物を一時的に保管する場所である。
荷物一時保管場所230は、複数の荷物を一時的に保管する場所であってもよい。
荷物一時保管場所230は、飛行体10との間で受け渡された荷物を一時的に保管する
場所である。
荷物一時保管場所230は、荷物受け/預け窓口220に隣接して設けられてもよい。
【0052】
荷物受け渡し場所250は、飛行体10との間で荷物を受け渡す場所である。
飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物を受けとる。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物受け/預け窓口220に預けられた荷物20を受けとる。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物一時保管場所230に保管された荷物20を受けとる。
飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物を渡す。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物受け/預け窓口220に荷物20を渡す。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物一時保管場所230に荷物20を渡す。
【0053】
本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行する。
本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0054】
第二飛行経路確保工程S20は、第二飛行経路P2を確保する工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり飛行体10が移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所250との間を移動できる様になる経路である。
【0055】
ケージ131が移動する空間を移動空間Hとして利用するケースときは、第二飛行経路確保工程S20は、駆動機構132によりケージ131を移動空間Hの端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
例えば、エレベータ130のケージ131が移動する空間を移動空間Hとして利用するときは、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132によりケージ131を移動空間Hの上方または下方の何方か一方の端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
【0056】
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所250との間を移動するのを待つ工程である。
例えば、飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所250との間を移動する様に誘導して待つ工程である。
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路確保工程S20を実行して確保された経路である第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所250との間を移動するのを待つ工程であってもよい。
飛行経路として第一飛行経路P1と第二飛行経路P2を指定することで飛行体を誘導しても良い。
飛行経路として第一飛行経路P1と第二飛行経路P2の地点情報を指示することで飛行体を誘導しても良い。
【0057】
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
荷物一時保管工程S41は、荷物受け渡し場所250と荷物一時保管場所230との間で荷物を移動させる工程である。
荷物受け/預け工程S42は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所230と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷受人からの受け取り要求に従い荷物一時保管場所230から荷物受け/預け窓口220へ荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷送人からの預け入れ要求に従い荷物受け/預け窓口220から荷物一時保管場所230へ荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は機械により実行されてもよい。
荷物移動工程S40は人力により実行されてもよい。
例えば、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とが機械により行われる。
例えば、荷物一時保管工程S41が機械により行われ、荷物受け/預け工程S42が人力により行われる。
例えば、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とが人力により行われる。
【0058】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造の作用を説明する。
【0059】
飛行体10が出入り構造210により外部から第一飛行経路P1に沿って通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所250で荷物20を受け渡しをする。
荷物は、荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で移動される。
荷受人または荷送人は、荷物20を荷物受け/預け窓口220との間で受け取りまたは預け入れする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造210へ飛行し第一飛行経路P1に沿って出入り構造210の外部へ出る。
【0060】
飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所250で荷物20を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、荷物受け渡し空間S3にホバリングする飛行体10と荷物受け渡し場所で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造210へ飛行し第一飛行経路P1に沿って侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0061】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所250で荷物20を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所250で荷物20を受け渡しをしてもよい。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W!を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所250で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造210へ飛行し第一飛行経路P1に沿って第一扉T1により開かれた侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0062】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる建築物副構造を、図を基に、説明する。
図3は、本発明の第二の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と一時待機場所240と荷物受け渡し場所250とで構成される。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と一時待機場所240と荷物受け渡し場所250とで構成されてもよい。
【0063】
出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250の構造は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので説明を省略する。
【0064】
一時待機場所240は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との途中に位置し飛行体10が一時的に待機できる場所である。
一時待機場所240は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との途中に位置し荷物を搭載した飛行体が一時的に待機できる場所であってもよい。
一時待機場所240は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との途中に位置し荷物を搭載した飛行体がホバリングして一時的に待機できる場所であってもよい。
一時待機場所240は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との途中に位置し荷物を搭載した飛行体が停止して一時的に待機できる場所であってもよい。
一時待機場所240は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との途中に位置し荷物を搭載した飛行体が荷物20を降ろして一時的に待機できる場所であってもよい。
【0065】
本発明の第二の実施形態にかかる建築物副構造は、飛行体待ち工程S30と一時待機工程S10と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第二の実施形態にかかる建築物副構造は、飛行体待ち工程S30と一時待機工程S10と荷物移動工程S40とを実行する。
本発明の第二の実施形態にかかる建築物副構造は、第二飛行経路確保工程S20と一時待機工程S10と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0066】
飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので説明を省略する。
図3に、飛行体10が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とを飛行する途中で一時待機場所240で一時退避する様子が示される。
【0067】
一時待機工程S10は、飛行体が一時待機場所で待機するのを待つ工程である。
例えば、一時待機工程S10は、飛行体が一時待機場所で待機する様に誘導して待つ工程である。
一時待機工程S10は、ケージ移動機構がケージを移動空間のなかで移動させるときに飛行体が一時待機場所で待機するのを待つ工程であってもよい。
一時待機工程S10は、第二飛行経路確保工程S20を実行して第二飛行経路P2が確保されるまで、飛行体が一時待機場所で待機するのを待つ工程であってもよい。
図3に、飛行体1が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との間に設定された一時待機場所240に退避した後で、確保された第二飛行経路P2に沿って飛行する様子を示される。
【0068】
本発明の第二の実施形態にかかる建築物副構造の作用は、飛行体が一時退避場場所240に一時退避することを除き同じなので、説明を省略する。
【0069】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる建築物副構造を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の第三の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物受け渡し場所250とで構成される。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250とで構成されてもよい。
【0070】
出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0071】
本発明の第三の実施形態にかかる建築物副構造は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0072】
飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40の構成は、第一の実施形態にかかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0073】
第二飛行経路確保工程S20は、第二飛行経路P2を確保する工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり飛行体10が移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所250との間を移動できる様になる経路である。
【0074】
複数のケージ131が移動する空間を移動空間Hとして利用するケースときは、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132により複数のケージ131を移動空間Hのうちの位置の異なる複数の特定箇所に各々に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
複数のケージ131が移動する垂直に延びる空間を移動空間Hとして利用するケースときは、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132により複数のケージ131を移動空間のうちの高さの異なる複数の特定箇所に各々に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
【0075】
本発明の第三の実施形態にかかる建築物副構造の作用は、本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0076】
次に、本発明の第四の実施形態にかかる建築物副構造を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の第四の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物受け渡し場所250とで構成される。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造200は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250とで構成されてもよい。
【0077】
出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物一時保管場所230と荷物受け渡し場所250の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0078】
本発明の第四の実施形態にかかる建築物副構造は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0079】
飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40の構成は、第一の実施形態にかかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0080】
第二飛行経路確保工程S20は、第二飛行経路P2を確保する工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり飛行体10が移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所250との間を移動できる様になる経路である。
【0081】
ケージ131が移動する空間を移動空間Hとして利用するケースときは、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132によりケージ131を移動空間Hのうちの隣に位置し飛行体が迂回できる迂回空間S4のある位置の近傍に位置させ、飛行体10が移動空間Hと迂回空間S4との間で飛行して移動するときに駆動機構132が飛行体10に接触しない様にケージ131を移動空間Hの中で移動させる様にして第二飛行経路P2を確保する。
図5に、飛行体10が移動空間Hと迂回空間S4との間で飛行して移動するときにケージ131が飛行体10に接触しない様にケージ131を移動空間Hの中で移動する様子が示される。
【0082】
本発明の第四の実施形態にかかる建築物副構造の作用は、本発明の第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0083】
次に、本発明の第五乃至九の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図6は、本発明の第五乃至九の実施形態にかかる駐車装置の斜視図である。
駐車装置は、車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行して移動できる飛行体が出入りできる。
駐車装置は、車両を駐車させる装置であって、飛行体が出入りできる。
飛行体10は、荷物20を搭載し飛行して移動できる。
飛行体10は、荷物20を搭載し飛行して予め設定される飛行経路Pに沿って移動できてもよい。
飛行体10は、荷物20を搭載し飛行してホバリングでき予め設定される飛行経路Pに沿って移動できてもよい。
【0084】
図6に、後述する荷物受け/預け窓口420が、入出庫口340の近傍に設けられる様子が示される。
本発明の第五乃至九の実施形態にかかる駐車装置300は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
パレット310は、車両を搭載可能な構造体である。
例えば、パレット310は、上から見て略矩形の構造体である。
駐車装置主構造320は、駐車装置の主構造であって、複数の駐車空間Zと移動空間Hとを区画する。
駐車空間Zは、パレット310を各々に置く空間である。
移動空間Hは、複数の駐車空間Zに沿って配置されパレットを移動させることのできる空間であってもよい。
図7乃至13に、移動空間Hが縦方向に重なる複数の駐車空間Zの横に区画される様子が示される。
【0085】
パレット移動機構330は、パレット310を移動空間Hで移動させ駐車空間Zとの間で移載できる機構である。
パレット移動機構330は、リフタ331と駆動機構332とケーブル333とで構成あれてもよい。
リフタ331は、パレット310を搭載でき、パレット310をリフタ331の上と駐車空間Zとの間で移載できる機構である。
駆動機構332はリフタ331を吊るケーブル333を巻上げまたは巻き下げして、リフタ331を移動空間Hの中で上昇または下降させる。
【0086】
本発明の実施形態にかかる駐車装置副構造400は、駐車装置300の副構造である。
駐車装置副構造400は、専用の移動空間Hを区画されてもよい。
移動空間Hは、荷物を搭載し飛行して移動できる飛行体が出入りでき飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である
移動空間Hは、荷物を搭載し飛行して予め設定される飛行経路Pに沿って移動できる飛行体が出入りでき飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である。
飛行体10は、回転翼をもつ飛行体であってもよい。
飛行体10は、回転翼をもつドローンであってもよい。
【0087】
移動空間Hは垂直に昇る空間であってもよい。
移動空間Hは、専用のダクト460が区画する空間であってもよい。
ダクト460は、駐車装置等の建築物の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画する。
ダクト460は、駐車装置等の建築物の内部または外部のうちの一方に垂直に延び飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画してもよい。
【0088】
最初に、本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図7は、本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物受け渡し場所450とで構成される。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450とで構成されてもよい。
【0089】
出入り構造410は、飛行体10を外部と内部空間S0との間で飛行して移動して出入りさせる構造である。
出入り構造410は、飛行体10を外部と内部空間S0との間で飛行して予め設定された経路である第一飛行経路P1に沿って移動して出入りさせる構造であってもよい。
出入り構造410は、外部と内部空間S0とを遮断可能であって、飛行体10を外部と内部空間S0との間で飛行して移動して出入りさせる構造であってもよい。
出入り構造410は、外部と内部空間S0とを遮断可能であって、飛行体10を外部と内部空間S0との間で飛行して予め設定された経路である第一飛行経路P1に沿って移動して出入りさせる構造であってもよい。
例えば、出入り構造410は、駐車装置300の屋根部301に設けられてもよい。
出入り構造410は、二重扉を設けられていてもよい。
出入り構造410は、二重扉を設けられていてもよい。
【0090】
出入り構造410は、侵入口W1で構成される。
出入り構造410は、侵入口W1と第一扉T1とで構成されてもよい。
出入り構造410は、侵入口W1と中間口W2とで構成されてもよい。
出入り構造410は、侵入口W1と中間口W2と第二扉T2とで構成されてもよい。
出入り構造410は、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と第二扉T2と構成されてもよい。
【0091】
侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と第二扉T2の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0092】
荷物受け/預け窓口420は、荷受人が運送された荷物を受け取るためまたは荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。
例えば、荷物受け/預け窓口420は、荷受人が運送された荷物を受け取るための窓口である。
例えば、荷物受け/預け窓口420は、荷送人が運送される荷物を預けるための窓口である。
【0093】
荷物一時保管場所430は、荷物を一時的に保管する場所である。
荷物一時保管場所430は、荷物受け/預け窓口220に隣接して設けられる場所であってもよい。
荷物一時保管場所430は、飛行体10との間で受け渡された荷物を一時的に保管する
場所である。
【0094】
荷物一時保管場所430は、パレット310の上に設けられても良い。
図9に、車両に換えて荷物一時保管場所430がパレット310の上に設けられる様子が示される。
【0095】
荷物一時保管場所430は、入出庫空間350の空き空間に設けられても良い。
ここで、入出庫空間350は車両を駐車装置に駐車させるために出入りする空間である。
入出庫口340が入出庫空間350の壁に設けられる。
【0096】
荷物受け渡し場所450は、飛行体10との間で荷物を受け渡す場所である。
飛行体10は、荷物受け渡し場所450で荷物を受けとる。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所450で荷物を荷物受け/預け窓口420から受けとる。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所450で荷物を荷物一時保管場所430から受けとる。
飛行体10は、荷物受け渡し場所450で荷物を渡す。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所450で荷物受け/預け窓口420に荷物を渡す。
例えば、飛行体10は、荷物受け渡し場所250で荷物一時保管場所430に荷物を渡す。
【0097】
本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行する。
本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0098】
第二飛行経路確保工程S20は、第二飛行経路P2を確保する工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり飛行体10が移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所250との間を移動できる様になる経路である。
【0099】
第二飛行経路確保工程S20は、駆動機構332によりリフタ331を移動空間Hの端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
例えば、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132によりケージ331を移動空間Hの端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
例えば、第二飛行経路確保工程S20が駆動機構132によりケージ331を移動空間Hの上方または下方のうちの一方の端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する。
【0100】
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所450との間を移動するのを待つ工程である。
例えば、飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所450との間を移動する様に誘導して待つ工程である。
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路確保工程S20を実行して確保された経路である第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所450との間を移動するのを待つ工程であってもよい。
図7、
図8に、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路確保工程S20を実行して確保された経路である第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所450との間を移動する様子が示される。
【0101】
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所450と荷物受け/預け窓口420との間で荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
荷物一時保管工程S41は、荷物受け渡し場所450と荷物一時保管場所430との間で荷物を移動させる工程である。
荷物受け/預け工程S42は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所230と荷物受け/預け窓口420との間で荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷受人からの受け取り要求に従い荷物一時保管場所430から荷物受け/預け窓口420へ荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷送人からの預け入れ要求に従い荷物受け/預け窓口420から荷物一時保管場所430へ荷物を移動させる工程である。
【0102】
以下に、本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置の作用を説明する。
【0103】
パレット移動機構が、入出庫を希望する車両をパレットに載せて、駐車空間Zと入出庫空間との間で搬送する。
車両の入出庫がないときに、第二飛行経路確保工程S20を実施する。
【0104】
飛行体10が出入り構造410により外部から第一飛行経路P1に沿って通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
荷物は、荷物受け渡し場所450と荷物受け/預け窓口420との間で移動される。
荷受人または荷送人は、荷物20を荷物受け/預け窓口420との間で受け取りまたは預け入れする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って出入り構造210の外部へ出る。
【0105】
飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所450まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、荷物受け渡し空間S3にホバリングする飛行体10と荷物受け渡し場所で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0106】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをしてもよい。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W!を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所450まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って第一扉T1が開いた侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0107】
次に、本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図10は、本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と一時待機場所440と荷物受け渡し場所450とで構成される。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と一時待機場所440と荷物受け渡し場所450とで構成されてもよい。
【0108】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0109】
一時待機場所440は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2の途中に位置し荷物を搭載した飛行体が一時的に待機できる場所である。
一時待機場所440は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2の途中に位置し飛行体が一時的に待機できる場所であってもよい。
一時待機場所440は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2の途中に位置し飛行体がホバリングして一時的に待機できる場所であってもよい。
一時待機場所440は、第一飛行経路P1と第二飛行経路P2の途中に位置し飛行体が荷物20を降ろして一時的に待機できる場所であってもよい。
【0110】
本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と一時待機工程S10と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と一時待機工程S10と荷物移動工程S40とを実行する。
本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と一時待機工程S10と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0111】
第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40に構成は、第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0112】
一時待機工程S10は、パレット移動機構がパレットを移動空間のなかで移動させるときに飛行体が一時待機箇所440で待機するのを待つ工程である。
例えば、一時待機工程S10は、パレット移動機構がパレットを移動空間のなかで移動させるときに飛行体が一時待機箇所440で待機する様に誘導して待つ工程である。
一時待機工程S10は、パレット移動機構がケージを移動空間Hのなかで移動させるときに飛行体10が一時待機場所440で待機するのを待つ工程であってもよい。
図11は、飛行体10が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2との間に設定された一時待機場所440に待機する様子を示す。
【0113】
本発明の第六の実施形態にかかる駐車装置の作用は、飛行体が一時退避場場所440に一時待機することを除き同じなので、説明を省略する。
【0114】
次に、本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図11は、本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物受け渡し場所450とで構成される。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450とで構成されてもよい。
【0115】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0116】
本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0117】
飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40の構成は、本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0118】
第二飛行経路確保工程S20は、駆動機構332によりリフタ331を移動空間Hのうちのパレット310が位置しない駐車空間Zである空駐車空間の隣に位置させて第二飛行経路P2を確保する工程である。
図11に、飛行体10が第一飛行経路P1と第二飛行経路確保工程S20を実行して確保された経路である第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所450との間を移動する様子が示される。
【0119】
本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置の作用は、飛行体が第二飛行経路P2の確保方法を除き同じなので、説明を省略する。
【0120】
次に、本発明の第八の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図12は、本発明の第八の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物受け渡し場所450とで構成される。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450とで構成されてもよい。
【0121】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0122】
本発明の第八の実施形態にかかる駐車装置は、第二飛行経路確保工程S20と飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行してもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
【0123】
飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40の構成は、本発明の第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0124】
第二飛行経路確保工程S20は、駆動機構332によりリフタ331を移動空間Hのうちのパレット310が位置しない駐車空間である空駐車空間の近傍に位置させ、飛行体10が移動空間Hと空駐車空間Zとの間で飛行して移動するときに駆動機構332飛行体10に接触しない様にリフタ331を移動空間Hの中で移動させる様にして第二飛行経路を確保する工程である。
【0125】
本発明の第八の実施形態にかかる駐車装置の作用は、飛行体が飛行経路の確保方法を除き同じなので、説明を省略する。
【0126】
次に、本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図13は、本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物受け渡し場所450とダクト460とで構成される。
駐車装置副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450とダクト460とで構成されてもよい。
【0127】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第五の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0128】
ダクト460は、駐車装置主構造330の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
例えば、ダクト460は、駐車装置主構造320の外部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
例えば、ダクト460は、駐車装置主構造320の内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
ダクト460が区画する移動空間Hは、駐車装置主構造320が区画するリフタ331を移動させる移動空間Hとは別個に設定される。
【0129】
ダクト460は、出入り構造410と荷物受け渡し場所450とを繋ぐ。
例えば、ダクト460の上部が出入り構造410に連通する。
例えば、ダクト460の下部が荷物受け渡し場所450に連通する。
荷物受け/預け窓口420が、荷物受け渡し場所450に隣接して設けられてもよい。
【0130】
本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行する。
【0131】
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ工程である。
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動する様に誘導して待つ工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所450との間を移動できる様になる経路である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり移動空間Hを飛行して外部と荷物受け渡し場所450との間を移動できる様になる経路である。
【0132】
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所450と荷物受け/預け窓口420との間で荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物受け渡し場所450と荷物受け/預け窓口420との間で荷物を移動させる工程であってもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
荷物一時保管工程S41は、荷物受け渡し場所450と荷物一時保管場所430との間で荷物を移動させる工程である。
荷物受け/預け工程S42は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所430と荷物受け/預け窓口420との間で荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷受人からの要求に従い荷物一時保管場所から荷物受け/預け窓口へ荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷送人からの要求に従い荷物受け/預け窓口から荷物一時保管場所へ荷物を移動させる工程である。
【0133】
以下に、本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置の作用を説明する。
【0134】
パレット移動機構が、入出庫を希望する車両をパレット310に載せて、駐車空間Zと入出庫空間との間で搬送する。
【0135】
飛行体10が出入り構造410により外部から第一飛行経路P1に沿って通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
荷物は、荷物受け渡し場所450と荷物受け/預け窓口420との間で移動される。
荷受人または荷送人は、荷物20を荷物受け/預け窓口420との間で受け取りまたは預け入れする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って出入り構造210の外部へ出る。
【0136】
飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所450まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、荷物受け渡し空間S3にホバリングする飛行体10と荷物受け渡し場所で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0137】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250まで飛行して荷物受け渡し場所450に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをしてもよい。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W!を通過して第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所450まで飛行して荷物受け渡し場所250に停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所450で荷物20を受け渡しをする。
荷物の受け渡しを完了した飛行体10は、第二飛行経路P2に沿って荷物受け渡し場所250から出入り構造410へ飛行し第一飛行経路P1に沿って第一扉T1の開いた侵入口W1を通過して出入り構造210の外部へ出る。
【0138】
次に、本発明の第十の実施形態にかかる建築物副構造を、図を基に、説明する。
図14は、本発明の第十の実施形態にかかる建築物副構造に概念図である。
建築物副構造は、建築物の副構造である。
建築物の構成は、上述した建築物と同じなので、説明を省略する。
本発明の第十の実施形態にかかる建築物副構造は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物受け渡し場所450とダクト460とで構成される。
建築物副構造400は、出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450とダクト460とで構成されてもよい。
【0139】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0140】
ダクト260は、建築物主構造120の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
例えば、ダクト260は、建築物主構造320の外部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
例えば、ダクト260は、建築物主構造320の内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間を区画するものである。
ダクト260が区画する移動空間Hは、建築物主構造320が区画するケージ131を移動させる移動空間Hとは別個に設定される。
【0141】
ダクト260は、出入り構造210と荷物受け渡し場所250とを繋ぐ。
例えば、ダクト260の上部が出入り構造210に連通する。
例えば、ダクト260の下部が荷物受け渡し場所250に連通する。
荷物受け/預け窓口220が、荷物受け渡し場所250に隣接して設けられてもよい。
【0142】
本発明の第十の実施形態にかかる建築物は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第十の実施形態にかかる建築物は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行する。
【0143】
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ工程である。
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動する様に誘導して待つ工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所450との間を移動できる様になる経路である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり飛行体10が移動空間Hを飛行して外部と荷物受け渡し場所450との間を移動できる様になる経路である。
【0144】
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程であってもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所と荷物一時保管場所との間で荷物を移動させる
荷物受け/預け工程S42は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所と荷物受け/預け窓口との間で荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷受人からの要求に従い荷物一時保管場所から荷物受け/預け窓口へ荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷送人からの要求に従い荷物受け/預け窓口から荷物一時保管場所へ荷物を移動させる工程である。
【0145】
本発明の第十の実施形態にかかる建築物副構造の作用は、本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置副構造の作用と同じなので、説明を省略する。
【0146】
次に、本発明の第十一の実施形態に係る建築物副構造を、図を基に、説明する。
図15は、本発明の第十一の実施形態に係る建築物副構造の概念図である。
【0147】
建築物副構造は建築物の副構造である。
建築物の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造の建築物と同じなので、説明を省略する。
本発明の第十一の実施形態に係る建築物副構造は、出入り構造210と荷物受け/預け窓口220と荷物受け渡し場所250とダクト260と駐車装置300とで構成される。
駐車装置300は、パレット310と駐車装置主構造320とパレット移動機構330と入出庫口340とで構成される。
【0148】
出入り構造410と荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430と荷物受け渡し場所450の構成は、第一の実施形態にかかる建築物副構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0149】
ダクト460は、建築物主構造120の内部または外部のうちの一方に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間Hを区画するものである。
例えば、ダクト460は、建築物主構造320の外部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間Hを区画するものである。
例えば、ダクト460は、建築物主構造320の内部に飛行体が飛行可能な寸法をもつ空間である移動空間Hを区画するものである。
ダクト460が区画する移動空間Hは、建築物主構造320が区画するケージ131を移動させる移動空間Hと駐車装置主構造320が区画するパレット310を硫黄させる移動空間Hとは別個に設定される。
【0150】
ダクト260は、出入り構造210と荷物受け渡し場所250とを繋ぐ。
例えば、ダクト260の上部が出入り構造210に連通する。
例えば、ダクト260の下部が荷物受け渡し場所250に連通する。
荷物受け/預け窓口220が、荷物受け渡し場所250に隣接して設けられてもよい。
【0151】
荷物一時保管場所430が、駐車装置300に設けられる。
例えば、荷物一時保管場所430が、駐車装置300の特定のパレット310の上に設定されてもよい。
特定のパレット310が荷物を一時的に保管する装置を備えていてもよい。
【0152】
本発明の第十の実施形態にかかる建築物は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行できる。
本発明の第十の実施形態にかかる建築物は、飛行体待ち工程S30と荷物移動工程S40とを実行する。
【0153】
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動するのを待つ工程である。
飛行体待ち工程S30は、飛行体が第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って飛行し外部と荷物受け渡し場所との間を移動する様に誘導して待つ工程である。
第二飛行経路P2は、第一飛行経路P1に繋がり移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物受け渡し場所250との間を移動できる様になる経路である。
【0154】
荷物移動工程S40は、荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程である。
荷物移動工程S40は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物受け渡し場所250と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程であってもよい。
荷物移動工程S40が、荷物一時保管工程S41と荷物受け/預け工程S42とで構成されてもよい。
荷物一時保管工程S41は、荷物受け渡し場所250と荷物一時保管場所430との間で荷物を移動させる工程である。
荷物受け/預け工程S42は、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所430と荷物受け/預け窓口220との間で荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷受人からの要求に従い荷物一時保管場所430から荷物受け/預け窓口220へ荷物を移動させる工程である。
例えば、荷物受け/預け工程S42は、荷送人からの要求に従い荷物受け/預け窓口220から荷物一時保管場所230へ荷物を移動させる工程である。
【0155】
本発明の第十一の実施形態にかかる建築物副構造の作用は、荷物を駐車装置に一時的に保管し、駐車装置のパレット移動機構を用いて荷物一時保管場所430と荷物受け/預け窓口220との間で移動させることを除いて、本発明の第九の実施形態にかかる駐車装置副構造の作用と同じなので、説明を省略する。
【0156】
次に、本発明の第十二の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図16は、本発明の第十二の実施形態にかかる駐車装置の概念図である。
本発明の第七の実施形態にかかる駐車装置は、複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330と駐車装置副構造400とで構成される。
複数のパレット310と駐車装置主構造320とパレット移動装置330の構成は上述したものと同じなので、説明を省略する。
駐車装置副構造400は、荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430とで構成されてもよい。
【0157】
荷物受け/預け窓口420と荷物一時保管場所430との構成は、第七の実施形態にかかる駐車装置ものとほぼ同じなので、特徴的な構成のみを説明する。
荷物一時保管場所430は、荷物を一時的に保管する場所である。
荷物一時保管場所430は、パレット310の上でもよい。
荷物20がパレット310の上に一時的に搭載されてもよい。
例えば、複数の荷物がパレット310の上に乱積みされる。
例えば、複数の荷物20がパレット310の上の区画されたスペースに置かれる。
荷物一時保管場所430が、入出庫空間350の空きスペースであってもよい。
空きスペースは、入出庫空間350のうちパレット310に干渉しないスペースである。
例えば、空きスペースは駐車場主構造320の柱材と柱材とに挟まれるスペースであってもよい。
例えば、複数の荷物20が入出庫空間350の空きスペースに詰まれる。
例えば、複数の荷物20が入出庫空間350の空きスペースに区画されたスペースに置かれる。
【0158】
以上説明したように、本発明の実施形態に係る建築物副構造110は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体10が、外部と内部空間S0との間で第一飛行経路P1に沿って出入りし、移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物20を受け渡しできる荷物受け渡し場所250との間を移動できる様に誘導し、荷物受け渡し場所250と荷物20を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所250との間で荷物20を移動させることができる様にしたので、窓口で渡した荷物20を飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して外部へ移動させ、または荷物20を外部から飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、荷物受け渡し場所250と荷物一時保管場所230との間で荷物20を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所230と荷物受け/預け窓口220との間で荷物20を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物20を受け取るまたは荷物20を預けることができる。
また、駆動機構132によりケージ131を移動空間Hの端部に位置させて第二飛行経路P2を確保する様にしたので、ケージ131と干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、駆動機構132により複数のケージ131を移動空間Hのうちの位置の異なる複数の特定箇所に各々に位置させて第二飛行経路P2を確保する様にしたので、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、駆動機構132によりケージ131を移動空間Hのうちの隣に飛行体10が迂回できる迂回空間のある位置の隣に位置させて飛行体10が移動空間Hと迂回空間との間で飛行して移動するときにケージが飛行体10に接触しない様にケージを移動空間Hの中で移動させる様にして第二飛行経路P2を確保する様にしたので、ケージと物理的に干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、パレット移動機構がパレットが移動空間Hのなかで移動させるときに飛行体10が一時待機箇所で待機して待つ様に誘導するので、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体10を誘導できる。
【0159】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間に沿って配置されパレットを移動させることのできる空間である移動空間Hを区画する駐車装置において、
飛行体10が、外部と内部空間S0との間で第一飛行経路P1に沿って出入りし、移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物20を受け渡しできる荷物受け渡し場所450との間を移動できる様に誘導し、荷物受け渡し場所450と荷物20を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所450との間で荷物20を移動させることができる様にしたので、駐車装置において、窓口で渡した荷物20を飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して外部へ移動させ、または荷物20を外部から飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、荷物受け渡し場所450と荷物一時保管場所430との間で荷物20を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所430と荷物受け/預け窓口420との間で荷物20を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物20を受け取るまたは荷物20を預けることができる。
また、駆動機構332がリフタ331を移動空間Hの端部に位置させて第二飛行空間を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、駆動機構332によりリフタ331を移動空間Hのうちのパレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させて第二飛行経路P2を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、駆動機構332によりリフタ331を移動空間Hのうちのパレットが位置しない駐車空間である空駐車空間の隣に位置させ、飛行体10が移動空間Hと空駐車空間との間で飛行して移動するときにリフタが飛行体10に接触しない様にリフタを移動空間Hの中で移動させる様にして第二飛行経路P2を確保する様にしたので、パレットと干渉する恐れなく飛行体10を誘導することができる。
また、パレット移動機構330がパレット310が移動空間Hのなかで移動させるときに飛行体10が一時待機箇所で待機する様に誘導して待つので、パレットと物理的に干渉する恐れなく飛行体10を誘導できる。
また、荷物受け渡し場所450が車両を入出庫させる空間である入出庫空間350に一致又は隣接する様にしたので、荷受人または荷送人が入出庫空間350に隣接する位置で荷物20を受け取り、または預けることができる。
また、荷物一時保管場所430が駐車空間Zに位置するパレット310の上に位置する様にしたので、駐車空間Zを一時保管場所として利用できる。
【0160】
以上説明したように、本発明に係る建築物副構造は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体10が、外部と内部空間S0との間で第一飛行経路P1に沿って出入りし、ダクトが区画する移動空間Hの少なくとも一部を飛行して外部と荷物20を受け渡しできる荷物受け渡し場所250との間を移動できる様に誘導し、荷物受け渡し場所250と荷物20を受け取りまたは渡す荷物受け渡し場所250との間で荷物20を移動させることができる様にしたので、窓口で渡した荷物20を飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して外部へ移動させ、または荷物20を外部から飛行体10に搭載して第一飛行経路P1と第二飛行経路P2とに沿って移動空間Hを飛行して移動させ窓口で受け取ることができる。
また、荷物受け渡し場所250と荷物一時保管場所230との間で荷物20を移動させ、荷受人または荷送人からの要求に従い荷物一時保管場所230と荷物受け/預け窓口220との間で荷物20を移動させる様にしたので、タイミングを選ばず荷物20を受け取るまたは荷物20を預けることができる。
【0161】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数のパレットを各々に置く複数の駐車空間に沿って配置されパレットを移動させることのできる空間である移動空間Hを区画する駐車装置において、
荷受人が運送された荷物20を受け取り、または荷送人が運送される荷物20を預けることができる。
また、荷物20を荷物一時保管場所430と荷物受け/預け窓口420との間で移動させることができる様にしたので、運送された荷物20または運送される荷物20を駐車装置で一時保管できる。
また、荷物受け渡し場所450が車両を入出庫させる空間である入出庫空間350に一致または隣接する様にしたので、運送された荷物20または運送される荷物20を駐車装置の入出庫空間に一致または隣接する場所で一時保管できる。
また、荷物一時保管場所430が駐車空間Zに位置するパレット310の上に位置する様にしたので、駐車空間Zを利用して運送された荷物20または運送される荷物20を駐車装置で一時保管できる。
【0162】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【符号の説明】
【0163】
P 飛行経路
P1 第一飛行経路
P2 第二飛行経路
W1 侵入口
T1 第一扉
W2 中間口
T2 第二扉
S0 内部空間
S1 待機空間
S2 中間空間
S3 荷物受け渡し空間
S4 迂回空間
H 移動空間
Z 駐車空間
10 飛行体
20 荷物
S10 一時待機工程
S20 第二飛行経路確保工程
S30 飛行体待ち工程
S40 荷物移動工程
S41 荷物一時保管工程
S42 荷物受け/預け工程
100 建築物
101 屋根部
102 壁部
120 主構造
130 エレベータ
131 ケージ
132 駆動機構
133 ケーブル
200 建築物副構造
210 出入り構造
220 荷物受け/預け窓口
230 荷物一時保管場所
240 一時待機場所
250 荷物受け渡し場所
260 ダクト
300 駐車装置
310 パレット
320 駐車装置主構造
321 天井部
322 壁部
330 パレット移動機構
331 リフタ
332 駆動機構
333 ケーブル
340 入出庫口
350 入出庫空間
400 駐車装置副構造
410 出入り構造
420 荷物受け/預け窓口
430 荷物一時保管場所
440 一時待機場所
450 荷物受け渡し場所
460 ダクト
【先行技術文献】
【特許文献】
【0164】
【文献】特開2019-59402号
【文献】特表2017-521781号
【文献】特表2017-517466号