(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】液晶表示装置
(51)【国際特許分類】
G02F 1/1343 20060101AFI20240213BHJP
G02F 1/1368 20060101ALI20240213BHJP
【FI】
G02F1/1343
G02F1/1368
(21)【出願番号】P 2021012711
(22)【出願日】2021-01-29
(62)【分割の表示】P 2018233056の分割
【原出願日】2018-12-13
【審査請求日】2021-12-13
(31)【優先権主張番号】10-2017-0178732
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(72)【発明者】
【氏名】許 承 郁
(72)【発明者】
【氏名】全 佑 烈
(72)【発明者】
【氏名】柳 知 善
(72)【発明者】
【氏名】尹 智 愛
【審査官】植田 裕美子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0131608(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0135149(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0083092(US,A1)
【文献】特開2008-003185(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0050738(KR,A)
【文献】特開2013-037364(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/1343-1/1345,1/135
G02F 1/136-1/1368
G09F 9/30-9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に交差し、複数の画素の内の1つの画素を形成する複数のサブ画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータラインと、
前記複数のサブ画素の内、左右に隣り合うサブ画素のいずれか一方のサブ画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタであって前記一方のサブ画素は第1の色を発光し、他方のサブ画素は第2の色を発光する、2つの薄膜トランジスタとを含み、
前記2つの薄膜トランジスタのいずれか一方の薄膜トランジスタは、前記一方のサブ画素に電気的に接続され、他方の薄膜トランジスタは、他方のサブ画素に電気的に接続され、
前記複数の画素のそれぞれは第1のサブ画素と、第2のサブ画素とを含み、
前記第1のサブ画素は第1のサイズを有し、前記第2のサブ画素は前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有し、
前記複数の画素における前記第1の色を発光する複数の前記サブ画素は前記第1のサブ画素と前記第2のサブ画素とを含む、液晶表示装置。
【請求項2】
前記サブ画素に交互に配置される複数の共通電極および複数の画素電極とをさらに含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記サブ画素に備えられるカラーフィルタと、
前記複数のサブ画素のうち列方向に隣り合う前記サブ画素の間の境界に備えられ、少なくとも1つのカラーフィルタで構成された遮光層とをさらに含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記遮光層は、赤色カラーフィルタ上に青色カラーフィルタが積層されて構成された、請求項3に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
前記ゲートラインに対して並んだ方向に、前記サブ画素の列方向の下側と前記ゲートラインとの間に配置される共通ラインをさらに含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
前記データラインの少なくとも一側に配置されて前記共通ラインに連結される第1遮蔽ラインと、
前記データラインの上部に配置される第2遮蔽ラインとをさらに含む、請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記いずれか一方のサブ画素の回路部内に配置され、第1コンタクトホールを通して前記いずれか一方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される第1画素電極接続部と、第2コンタクトホールを通して前記他方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される第2画素電極接続部とをさらに含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
前記第2画素電極接続部は、前記左右に隣り合うサブ画素の間に配置されるデータラインを経て前記他方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される、請求項7に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
前記複数のサブ画素は、赤色サブ画素と緑色サブ画素および青色サブ画素を含み、
それぞれの行の(row)サブ画素は、前記赤色サブ画素と前記緑色サブ画素および前記青色サブ画素が順に繰り返し配列され、
同じ列の(column)サブ画素は、同じ色の前記赤色サブ画素、前記緑色サブ画素、または前記青色サブ画素が繰り返し配列される、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項10】
前記複数のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素および白色サブ画素を含み、
それぞれの行のサブ画素は、前記赤色サブ画素、前記緑色サブ画素、前記青色サブ画素および前記白色サブ画素を順に繰り返し配列し、
同じ列のサブ画素は、異なる2つの色のサブ画素を繰り返し配列する、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項11】
前記同じ列のサブ画素は、前記赤色サブ画素と前記青色サブ画素を繰り返し配列するか、または前記緑色サブ画素と前記白色サブ画素を繰り返し配列する、請求項10に記載の液晶表示装置。
【請求項12】
前記左右に隣り合う前記サブ画素および上下に隣り合う前記サブ画素は、列方向に互いに異なる長さを有する、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項13】
基板上に交差し、複数の画素の内の1つの画素を形成する複数のサブ画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータラインと、
前記複数のサブ画素の内の左右に隣り合うサブ画素の内のいずれか一方のサブ画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタであって、前記一方のサブ画素は第1の色を発光し、他方のサブ画素は第2の色を発光する、2つの薄膜トランジスタとを含み、
隣り合う前記サブ画素の内の他方のサブ画素の回路部は、薄膜トランジスタを備えず、
前記複数の画素のそれぞれは第1のサブ画素と第2のサブ画素とを含み、前記第1のサブ画素は第1のサイズを有し、前記第2のサブ画素は前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有し、
前記複数の画素における前記第1の色を発光する前記複数のサブ画素は前記第1のサブ画素と前記第2のサブ画素とを含む、液晶表示装置。
【請求項14】
前記サブ画素に備えられるカラーフィルタと、
前記複数のサブ画素のうち列方向に隣り合う前記サブ画素の間の境界に備えられ、少なくとも1つのカラーフィルタで構成された遮光層とをさらに含む、請求項13に記載の液晶表示装置。
【請求項15】
前記ゲートラインに対して並んだ方向に、前記サブ画素の列方向の下側と前記ゲートラインとの間に配置される共通ラインをさらに含む、請求項14に記載の液晶表示装置。
【請求項16】
前記2つの薄膜トランジスタのいずれか1方の薄膜トランジスタは、前記いずれか一方のサブ画素に電気的に接続され、他方の薄膜トランジスタは、前記他方のサブ画素に電気的に接続される、請求項13に記載の液晶表示装置。
【請求項17】
前記いずれか一方のサブ画素の回路部内に配置され、第1コンタクトホールを通して前記いずれか一方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される第1画素電極接続部と、第2コンタクトホールを通して前記他方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される第2画素電極接続部とをさらに含む、請求項13に記載の液晶表示装置。
【請求項18】
前記第2画素電極接続部は、前記左右に隣り合うサブ画素の間に配置されるデータラインを経て前記他方のサブ画素の画素電極と電気的に接続される、請求項17に記載の液晶表示装置。
【請求項19】
前記
左右に隣り合うサブ画素のうちの前記一方のサブ画素および前記他方のサブ画素は、互いに非対称的な、請求項13に記載の液晶表示装置。
【請求項20】
前記左右に隣り合う前記サブ画素および上下に隣り合う前記サブ画素は、列方向に互いに異なる長さを有する、請求項13に記載の液晶表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に関し、より詳細には、超大型モデルにおいて、カラーフィルタをアレイ基板の薄膜トランジスタ上に形成したCOT(Color filter On TFT)構造の液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、液晶表示装置は、液晶の光学的異方性と分極性質を利用して駆動する。液晶は、構造が細長いため、分子の配列に方向性を有しており、人為的に液晶に電場を印加して分子配列の方向を制御することができる。
【0003】
従って、液晶の分子配列方向を任意に調節すれば、液晶の分子配列が変わるようになり、光学的異方性によって液晶の分子配列方向に光が屈折して画像情報を表現することができる。
【0004】
この中で薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)と薄膜トランジスタに連結された画素電極が行列方式で配列された能動行列液晶表示装置(Active Matrix LCD;AMLCD)が解像度および動画具現能力に優れて注目を浴びている。
【0005】
液晶表示装置は、一般に、カラーフィルタ、共通電極等が形成された上部基板とスイッチング素子、画素電極等が形成された下部基板および両基板の間に介在する液晶からなる。このような液晶表示装置では、共通電極と画素電極との間に印加される電場によって液晶が配向し、透過率、開口率等の特性が優れている。
【0006】
一方、上部基板および下部基板それぞれに形成されたカラーフィルタとスイッチング素子を同一の基板に形成する技術が提案されている。いわゆるCOT(Color filter On TFT)構造であって、カラーフィルタをスイッチング素子が形成する下部基板に形成する構造である。これは、上部基板および下部基板を合着する工程で考慮される合着マージンを減らして開口率等の向上を目的とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
COT構造の液晶表示装置は、基板の合着時のマージンを減らして開口率等を向上させられるという利点がある。
【0009】
一方、カラーフィルタを積層することによりサブ-画素境界の回路部にBS(Black Strip)領域を形成して光の漏れを防止する。BS領域は、画像が表示されない非表示領域であるため、BS領域が大きくなるにつれて開口率が低下するという問題があった。
【0010】
この問題のため、特に、超大型モデルにおいて、顧客の要求(needs)を満たす高解像度と高開口率が達成されなかった。
【0011】
本発明の発明者らは、超大型モデルは、BS領域が相対的に広くて回路設計が容易であり、他の構成の追加、配置が可能であるという点、およびこれを利用して左右に隣り合うサブ-画素を非対称構造に設計する場合、いずれか一つのサブ-画素のBS領域を縮小させることができる点に着眼し、超大型モデルにおいてBS領域を縮小させられる構造を発明した。
【0012】
一例として、左右に隣り合うサブ-画素のうちのいずれか一つのサブ-画素の回路部内に左右サブ-画素の2つの薄膜トランジスタを共に配置してサブ-画素を非対称設計することにより、他の一つのサブ-画素の開口領域を拡張でき、透過率と開口率を極大化することができる。
【0013】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、カラーフィルタをアレイ基板のTFT上に形成したCOT構造を適用し、超大型モデルで透過率と開口率を極大化することができる液晶表示装置を提供することである。
【0014】
本発明の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前述したような課題を解決するために、本発明の一実施例に係る液晶表示装置は、基板上に交差して複数のサブ-画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータライン、一例として、左右に隣り合うサブ-画素のいずれか一つのサブ-画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタおよびサブ-画素に交互に配置される複数の共通電極と画素電極を含み、2つの薄膜トランジスタのいずれか一つの薄膜トランジスタは、いずれか一つのサブ-画素に電気的に接続され、他の一つの薄膜トランジスタは、他の一つのサブ-画素に電気的に接続され得る。
【0016】
前述したような課題を解決するために、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置は、基板上に交差して複数のサブ-画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータライン、一例として、左右に隣り合うサブ-画素のいずれか一つのサブ-画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタおよびサブ-画素に交互に配置される複数の共通電極と画素電極を含み、いずれか一つのサブ-画素の回路部は、2つの薄膜トランジスタが共に備えられるのに対し、他のサブ-画素の回路部は、薄膜トランジスタが備えられず、非対称サブ-画素構造を有し得る。
【0017】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、左右サブ-画素を一例として、水平方向に非対称設計することにより、いずれか一つのサブ-画素の開口領域を拡張でき、透過率(~約9%以上)と開口率を極大化することができる。従って、超大型モデルで表示品位が向上する効果を提供する。
【0019】
本発明に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに様々な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施例に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。
【
図2】
図1に示された本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、回路部を拡大して示す図である。
【
図3】
図2に示された本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、I-I’線に沿って切断した断面を概略的に示す図である。
【
図4】本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【
図5】比較例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【
図6】本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【
図7】比較例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【
図8】本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【
図9】比較例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【
図10】本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【
図11】比較例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば、明確になるだろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現され、単に、本実施例は、本発明の開示が完全なものとなるようにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。
【0022】
本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、大きさ、比率、角度、個数等は、例示的なものであり、本発明は、図示された事項に限定されるものではない。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本明細書上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0023】
構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
【0024】
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~隣に」等と二部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二部分の間に一つ以上の他の部分が位置してもよい。
【0025】
素子または層が異なる素子または層の上(on)と称されるものは、他の素子のすぐ上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をいずれも含む。
【0026】
第1、第2等が様々な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。従って、以下において言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよい。
【0027】
明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。図面で示された各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜のために示されたものであり、本発明は、示された構成の大きさおよび厚さに必ずしも限定されるものではない。本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、当業者が十分に理解できるように技術的に多様な連動および駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であっても、関連関係で共に実施可能であってもよい。以下、添付の図面を参照して、本発明の様々な実施例を詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施例に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。
図2は、
図1に示された本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、回路部を拡大して示す図である。
図3は、
図2に示された本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、I-I’線に沿って切断した断面を概略的に示す図である。
【0029】
このとき、
図1は、本発明の一実施例に係る液晶表示装置100において、2×1の2つのサブ-画素P11、P12の平面構造を例で示している。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0030】
図1乃至
図3を参照すると、本発明は、カラーフィルタ107R、107G、107Bを下部基板110に形成したCOT(Color filter On TFT)構造の液晶表示装置100を提供する。
【0031】
COT構造の液晶表示装置100は、カラーフィルタ107R、107G、107Bをスイッチング素子が形成される下部基板110に形成するため、上部基板および下部基板110を合着する過程で考慮される合着マージンを減らすことができ、開口率の向上をもたらし得る。
【0032】
本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、複数のサブ-画素P11、P12を含むことができる。以下においては、説明の便宜上、
図1に示された2×1の2つのサブ-画素P11、P12について説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0033】
複数のサブ-画素P11、P12は、下部基板110上にゲートライン116nとデータライン117m、117m+1、117m+2とを互いに交差させてマトリクス(matrix)形態に配置され得る。複数のサブ-画素P11、P12は、ロー(row)方向およびカラム(column)方向に配列されてマトリクス形態に配置され得る。例えば、
図1は、複数のサブ-画素P11、P12が1つのローと2つのカラムで配列された場合を例に挙げて示している。即ち、
図1においては、その中で任意の2×1の2つのサブ-画素P11、P12が例で示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。以下、説明の便宜上、複数のサブ-画素P11、P12のうちロー方向に配列されたサブ-画素P11、P12のグループをローサブ-画素と定義し、カラム方向に配列されたサブ-画素P11、P12のグループをカラムサブ-画素と定義する。
【0034】
複数のサブ-画素P11、P12は、それぞれ特定カラーの光を生じさせる。一例として、複数のサブ-画素P11、P12それぞれは、赤色を生じさせる赤色サブ-画素、緑色を生じさせる緑色サブ-画素または青色を生じさせる青色サブ-画素で構成され得る。この場合、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素および青色サブ-画素のグループが一つの画素と称され得る。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、複数のサブ-画素は、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、青色サブ-画素および白色サブ-画素で構成されてもよい。
【0035】
複数のサブ-画素P11、P12それぞれは、ゲートライン116nおよびデータライン117m、117m+1、117m+2と電気的に接続できる。即ち、第1行のサブ-画素は、第1ゲートラインに電気的に接続でき、第1列のサブ-画素は、第1データラインと第2データラインに交互に電気的に接続できる。また、第2行~第n行のサブ-画素は、第2~第nゲートラインとそれぞれ電気的に接続できる。そして、第2列~第m列のサブ-画素は、第2データラインと第3データライン~第mデータラインと第m+1データラインとそれぞれ交互に電気的に接続できる。このとき、例えば
図1を参照すると、第n行のサブ-画素P11、P12は、第nゲートライン116nに電気的に接続できる。第m列のサブ-画素P11は、第mデータライン117mと第m+1データライン117m+1に交互に電気的に接続でき、第m+1列のサブ-画素P22は、第m+1データライン117m+1と第m+2データライン117m+2に交互に電気的に接続できる。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0036】
複数のサブ-画素P11、P12は、ゲートライン116nから伝達されるゲート電圧と、データライン117m、117m+1、117m+2から伝達されるデータ電圧に基づいて動作するように構成できる。
【0037】
ゲートライン116nは、下部基板110上に第1方向に配置できる。データライン117m、117m+1、117m+2は、第1方向と交差する第2方向に配置されてゲートライン116nと共に複数のサブ-画素P11、P12を区画できる。
【0038】
図1には、n番目のゲートライン116nがm番目のデータライン117mとm+1番目のデータライン117m+1と共に2×1の2つのサブ-画素P11、P12を区画する場合を例で示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0039】
複数のサブ-画素P11、P12は、薄膜トランジスタST、ST’を備えることができる。即ち、ゲートライン116nとデータライン117m、117m+1、117m+2が交差する領域にスイッチング素子として薄膜トランジスタST、ST’が備えられ得る。特に、本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のいずれか一つのサブ-画素P11の回路部内に左右サブ-画素P11、P12の2つの薄膜トランジスタST、ST’を共に配置してサブ-画素P11、P12を非対称に設計する。例えば、
図1において、サブ-画素P11は、第1のサイズを有し、サブ-画素P12は、第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有する。
【0040】
以下においては、説明の便宜上、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のうち
図1および
図2の左側に位置するサブ-画素P11を第1サブ-画素と称し、
図1および
図2の右側に位置するサブ-画素P12を第2サブ-画素と称する。また、第1サブ-画素P11の薄膜トランジスタSTを第1薄膜トランジスタと称し、第2サブ-画素P12の薄膜トランジスタST’を第2薄膜トランジスタと称する。また、以下においては、説明の便宜上、第1サブ-画素P11の回路部に第1薄膜トランジスタSTと第2薄膜トランジスタST’が共に配置される場合を例に挙げて説明する。
【0041】
一例として、第1薄膜トランジスタSTは、n番目のゲートライン116nに電気的に接続された第1ゲート電極121、m番目のデータライン117mに電気的に接続された第1ソース電極122、第1画素電極118に電気的に接続された第1ドレイン電極123および第1アクティブ層124を含んで構成され得る。そして、第2薄膜トランジスタST’は、n番目のゲートライン116nに電気的に接続された第2ゲート電極121’、m+1番目のデータライン117m+1に電気的に接続された第2ソース電極122’、第2画素電極118’に電気的に接続された第2ドレイン電極123’および第2アクティブ層を含んで構成されてもよい。
【0042】
そして、それぞれのサブ-画素P11、P12には、複数の共通電極108、108’と画素電極118、118’が交互に配置され、液晶層内に横電界(水平電界)を発生させることができる。
【0043】
このように、ゲート信号を供給するゲートライン116nとデータ信号(画素信号)を供給するデータライン117m、117m+1、117m+2は、交差構造に形成され、サブ-画素P11、P12を定義する。
【0044】
第1、第2薄膜トランジスタST、ST’は、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のいずれか一つのサブ-画素、一例として、第1サブ-画素P11の回路部に共に配置できる。即ち、上述したように、本発明は、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のうち第1サブ-画素P11の回路部内に左右サブ-画素P11、P12の第1、第2薄膜トランジスタST、ST’を共に配置してサブ-画素P11、P12を非対称に設計する。
【0045】
また、
図3を参照すると、第1、第2薄膜トランジスタST、ST’が共に配置される第1サブ-画素P11の回路部内には、キャパシタCも共に配置できる。即ち、本発明の一実施例の場合は、第1サブ-画素P11と第2サブ-画素P12がキャパシタCを構成する下部電極として下部ストレージ電極108cを共有できる。一例として、第1サブ-画素P11のキャパシタCは、ゲート絶縁層115aを挟んで配置される下部ストレージ電極108cと上部ストレージ電極125で構成できる。下部ストレージ電極108cは、共通ライン108Lから突出、または延伸して構成でき、上部ストレージ電極125は、ドレイン電極123から延伸して構成できる。
【0046】
従って、第2サブ-画素P12の回路部には、第2薄膜トランジスタST’のような回路素子(circuit element)およびキャパシタを除くゲートライン116nが配置でき、回路素子およびキャパシタを除いただけ開口領域が増加(
図2のA参照)できる。それによって、一例として、超大型モデルで透過率が約9%以上改善可能となる。
【0047】
第1、第2薄膜トランジスタST、ST’は、ゲートライン116nのゲート信号に応答してデータライン117m、117m+1、117m+2の画素信号を画素電極118、118’に充電して維持できるようにする。このために、第1薄膜トランジスタSTは、n番目のゲートライン116nに電気的に接続された第1ゲート電極121と、m番目のデータライン117mに電気的に接続された第1ソース電極122と、第1ソース電極122と対向して配置される第1ドレイン電極123とを含んで構成できる。また、第2薄膜トランジスタST’は、n番目のゲートライン116nに電気的に接続された第2ゲート電極121’と、m+1番目のデータライン117m+1に電気的に接続された第2ソース電極122’と、第2ソース電極122’と対向して配置される第2ドレイン電極123’とを含んで構成できる。
【0048】
また、第1薄膜トランジスタSTは、ゲート絶縁層115aを挟んで第1ゲート電極121と重畳されて第1ソース電極122と第1ドレイン電極123との間にチャンネル(channel)を形成する第1アクティブ層124を含むことができる。このとき、第1ソース電極122と第1ドレイン電極123との間のオーミック接触(ohmic contact)のために、チャンネルを除く第1アクティブ層124上に形成されたオーミック接触層をさらに備えてもよい。また、第2薄膜トランジスタST’は、ゲート絶縁層115aを挟んで第2ゲート電極121’と重畳されて第2ソース電極122’と第2ドレイン電極123’との間にチャンネル(channel)を形成する第2アクティブ層を含むことができる。このとき、第2ソース電極122’と第2ドレイン電極123’との間のオーミック接触(ohmic contact)のために、チャンネルを除く第2アクティブ層上に形成されたオーミック接触層をさらに備えてもよい。
【0049】
第1、第2薄膜トランジスタST、ST’の上部には、保護層115bを形成でき、保護層115b上にサブ-画素P11、P12別に赤色、青色および緑色カラーフィルタ107R、107G、107Bが順に配列された構造のカラーフィルタ107R、107G、107Bを形成できる。
【0050】
一例として、上下に隣り合うサブ-画素の間の回路部、即ち、BS領域には、少なくとも一つのカラーフィルタ107R、107G、107Bで構成された遮光層160をさらに含むことができる。一例として、
図3を参照すると、遮光層160は、赤色カラーフィルタ107R上に青色カラーフィルタ107Bを積層して構成できるが、本発明は、これに限定されるものではない。
図1および
図2は、便宜上、カラーフィルタ107R、107G、107Bと遮光層160を示していない。
【0051】
このとき、カラーフィルタ107R、107G、107Bと遮光層160が形成された下部基板110の上部には、遮光層160を覆うように平坦化層115cが形成され得る。
【0052】
図3に示すように、平坦化層115cは、カラーフィルタ107R、107G、107Bを保護して平坦化するための樹脂組成物を利用して形成したオーバーコート層で構成できる。
【0053】
本発明の一実施例の場合、第1、第2薄膜トランジスタST、ST’が配置される第1サブ-画素P11の回路部の平坦化層115c、保護層115bおよび遮光層160のそれぞれの一部の領域を選択的に除去し、第1ドレイン電極123と第2ドレイン電極123’の一部をそれぞれ露出させる第1コンタクトホール140および第2コンタクトホール140’を形成できる。
【0054】
本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、第1コンタクトホール140を通して第1画素電極接続部118aを第1ドレイン電極123と連結でき、それによって第1画素電極118と第1ドレイン電極123とを互いに電気的に接続できる。また、本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、第2コンタクトホール140’を通して第2画素電極接続部118a’を第2ドレイン電極123’と連結でき、それによって第2画素電極118’と第2ドレイン電極123’とを互いに電気的に接続できる。
【0055】
第1画素電極接続部118aは、第1画素電極118の一端と連結される第1画素電極ライン118Lから回路部方向に突出、または延伸して第1ドレイン電極123と重畳されるように構成できる。これに対し、第2画素電極接続部118a’は、第2画素電極118’の一端と連結される第2画素電極ライン118L’から第1サブ-画素P11方向に延伸して第2ドレイン電極123’と重畳されるように構成できる。
【0056】
従って、第2サブ-画素P12の第2画素電極接続部118a’は、m+1番目のデータライン117m+1を経て隣り合う第1サブ-画素P11方向に延伸することができる。即ち、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のうち第1サブ-画素P11の回路部に第1、第2薄膜トランジスタST、ST’が配置される場合、第1画素電極接続部118aは、第1画素電極ライン118Lから回路部方向に突出して第1ドレイン電極123と電気的に接続するのに対し、第2画素電極接続部118a’は、第2画素電極ライン118L’から第1サブ-画素P11方向に延伸して第2ドレイン電極123’と電気的に接続できる。
【0057】
このように、第1画素電極接続部118aと第1ドレイン電極123との間の接続および第2画素電極接続部118a’と第2ドレイン電極123’との間の接続のための本発明の一実施例に係る第1コンタクトホール140および第2コンタクトホール140’は、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のいずれか一つの回路部内に2つを共に配置できる。
【0058】
画素電極118、118’は、サブ-画素P11、P12内で共通電極108、108’と交互に配置されて横電界を形成することができる。このとき、第2サブ-画素P12の第2画素電極118’と第2共通電極108’は、第1サブ-画素P11の第1画素電極118と第1共通電極108より相対的に長くできるが、これは、第2サブ-画素P12にゲートライン116nを除く回路部構成を配置しないためである。
【0059】
共通ライン108Lおよび共通電極108、108’は、液晶駆動のための基準電圧を供給できる。
【0060】
共通ライン108Lは、サブ-画素P11、P12の上側や下側に配置でき、ゲートライン116nに対して並んだ方向に配置できる。共通ライン108Lは、一例として、サブ-画素P11、P12の下側とゲートライン116nとの間に配置できるが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0061】
データライン117m、117m+1、117m+2の一側には、第1遮蔽ライン108aを配置でき、第1遮蔽ライン108aは、共通ライン108Lに連結できる。第1遮蔽ライン108aは横電界に対するデータ信号の干渉を遮蔽できる。
【0062】
データライン117m、117m+1、117m+2の上部には、第2遮蔽ライン108bを配置できる。
【0063】
このとき、複数の共通電極108、108’は、複数の画素電極118、118’と共にフィンガー(finger)、またはヘリンボーン(herringbone)形状にサブ-画素P11、P12内に配置できるが、本発明は、これに限定されるものではなく、共通電極108、108’を、垂直方向や水平方向の直線状に配置してもよい。
【0064】
この結果、薄膜トランジスタを通して画素信号が供給された画素電極118、118’と共通ライン108Lを通して基準電圧が供給された共通電極108、108’との間には、横電界を形成できる。このような横電界により画素電極118、118’と共通電極108、108’との間に水平方向に配列された液晶分子が誘電異方性によって回転できる。
【0065】
ゲートライン116nは、ゲートパッドを通してゲートドライバと電気的に接続でき、データライン117m、117m+1、117m+2は、データパッドを通してデータドライバと電気的に接続できる。
【0066】
本発明の一実施例に係るCOT構造の液晶表示装置100は、合着マージンを減らして開口率等を向上する利点がある。
【0067】
また、カラーフィルタ107R、107G、107Bを積層して上下に隣り合うサブ-画素の間の境界、即ち、BS領域に遮光層160を形成して光の漏れを防止している。このとき、BS領域は、画像を表示できない非表示領域であり、このBS領域が増加することにより開口率が減る問題があった。
【0068】
この問題のため、特に、超大型モデルにおいて、顧客の要求(needs)を満たす高解像度と高開口率とを達成できなかった。
【0069】
本発明の一実施例は、超大型モデルは、BS領域が相対的に広くて回路設計が容易であり、他の構成の追加、配置が可能であるという点、およびこれを利用して左右に隣り合うサブ-画素P11、P12を非対称構造に設計する場合、一部のサブ-画素のBS領域を縮小させることができる点に着眼して、超大型モデルでBS領域を縮小することができる構造を開示している。
【0070】
即ち、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12のいずれか一つのサブ-画素、一例として、第1サブ-画素P11の回路部内に左右サブ-画素P11、P12の2つの薄膜トランジスタST、ST’を共に配置してサブ-画素を非対称に設計することにより、他の一つのサブ-画素、一例として、第2サブ-画素P12の開口領域を拡張(
図2のA参照)でき、透過率と開口率を極大化できる。一例として、超大型モデルで透過率が約9%以上改善できる。
【0071】
図4は、本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。そして、
図5は、比較例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【0072】
図6は、本発明の一実施例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。そして、
図7は、
図5に示された比較例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【0073】
このとき、
図4は、本発明の一実施例に係る液晶表示装置100において、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…の平面構造を例で示している。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。また、
図5は、比較例に係る液晶表示装置10において、11×4の44個のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、…、P31’、P32’、P33’、P34’、P35’、P36’、…、P41’、P42’、P43’、P44’、P45’、P46’、…の平面構造を例で示している。
【0074】
このとき、同じハッチング(hatching)で表示されたサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…は、同じカラーの光を生じる場合を示している。一方、
図4は、複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…が赤色サブ-画素と、緑色サブ-画素および青色サブ-画素で構成された場合を例に挙げている。
【0075】
また、
図6は、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…からなる本発明の一実施例に係る液晶表示装置100において、ブラックマトリクスBM構造を例で示している。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。また、
図7は、
図5に示された11×4の44個のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、…、P31’、P32’、P33’、P34’、P35’、P36’、…、P41’、P42’、P43’、P44’、P45’、P46’、…からなる比較例に係る液晶表示装置10において、ブラックマトリクスBM’構造を例で示している。
【0076】
図4を参照すると、本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…を含むことができる。以下においては、説明の便宜上、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…について説明するが、ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0077】
複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…は、下部基板上にゲートライン116n、116n+1、116n+2、116n+3とデータライン117m、117m+1、117m+2、117m+3、117m+4、117m+5、117m+6、117m+7、117m+8、117m+9、117m+10、117m+11とを互いに交差してマトリクス(matrix)形態に配置できる。
【0078】
ゲートライン116n、116n+1、116n+2、116n+3は、下部基板上に第1方向に配置できる。データライン117m、117m+1、117m+2、117m+3、117m+4、117m+5、117m+6、117m+7、117m+8、117m+9、117m+10、117m+11は、第1方向と交差する第2方向に配置でき、ゲートライン116n、116n+1、116n+2、116n+3と共に複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…を区画できる。
【0079】
本発明の一実施例に係る液晶表示装置100の場合、それぞれの行のサブ-画素は、赤色サブ-画素と緑色サブ-画素および青色サブ-画素が順に繰り返し配列され得る。一例として、第n行のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…は、赤色サブ-画素P11、P14、…と緑色サブ-画素P12、P15、…および青色サブ-画素P13、P16、…を順に繰り返して配列できる。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0080】
そして、同じ列のサブ-画素は、同じカラーのサブ-画素、一例として、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、または青色サブ-画素を繰り返して配列できる。一例として、mカラムサブ-画素P11、P21、P31、P41は、赤色サブ-画素P11、P21、P31、P41を繰り返して配列できる場合を例に挙げている。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0081】
このように構成される本発明の一実施例に係る液晶表示装置100は、一例として左右に隣り合うサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…のいずれか一つのサブ-画素P11、P13、P15、…、P22、P24、P26、…、P31、P33、P35、…、P42、P44、P46、…の回路部CA内に左右サブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…の2つの薄膜トランジスタを共に配置してサブ-画素を非対称に設計する。この場合、薄膜トランジスタが配置されない他の一つのサブ-画素P12、P14、P16、…、P21、P23、P25、…、P32、P34、P36、…、P41、P43、P45、…は、一例として
図6および
図7と比較して、回路部CAだけの開口領域が増加し、従って、隣接する2つのサブ-画素の2つの薄膜トランジスタが隣接する2つのサブ-画素のいずれか一方の回路部CAに一緒に配置されている場合には、ブラックマトリクスBMの幅、または面積が減少することが分かる。
【0082】
このようなサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、…、P31、P32、P33、P34、P35、P36、…、P41、P42、P43、P44、P45、P46、…の非対称構造は、同じ行のサブ-画素内で繰り返されると同時に、同じ列のサブ-画素内でも繰り返され得る。従って、開口領域の増加の効果が特定のカラーサブ-画素に限定されることを防止できる。即ち、一例として、
図4に示すようにmカラムサブ-画素P11、P21、P31、P41の場合、回路部を共有する赤色サブ-画素P11、P31と、回路部が縮小されて開口領域が増加した赤色サブ-画素P21、P41とを交互に繰り返し配列できる。
【0083】
比較例に係る液晶表示装置10の場合、
図5を参照すると、複数のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、…、P31’、P32’、P33’、P34’、P35’、P36’、…、P41’、P42’、P43’、P44’、P45’、P46’、…は、下部基板上にゲートライン16n、16n+1、16n+2、16n+3とデータライン17m、17m+1、17m+2、17m+3、17m+4、17m+5、17m+6、17m+7、17m+8、17m+9、17m+10、17m+11が互いに交差してマトリクス(matrix)形態に配置され得る。
【0084】
図5の比較例に係る液晶表示装置10は、サブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、…、P31’、P32’、P33’、P34’、P35’、P36’、…、P41’、P42’、P43’、P44’、P45’、P46’、…毎に薄膜トランジスタを備えることで、回路部CA’が全て配置される対称構造を有することが分かる。または、サブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、…、P31’、P32’、P33’、P34’、P35’、P36’、…、P41’、P42’、P43’、P44’、P45’、P46’、は、実質的に同じ大きさを持つ。この場合、
図7に例として示されているように回路部CA’だけの開口領域が減り、従って、ブラックマトリクスBM’の幅、または面積が増加することが分かる。これによって、開口率と透過率が減少する。
【0085】
一つの画素は、赤色サブ-画素と、緑色サブ-画素および青色サブ-画素のほかに、輝度を向上させるための白色サブ-画素をさらに含むことができ、これについては、本発明の他の一実施例を通して詳細に説明する。
【0086】
図8は、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。そして、
図9は、比較例に係る液晶表示装置において、画素構造を例で示す平面図である。
【0087】
図10は、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。そして、
図11は、
図9の比較例に係る液晶表示装置において、ブラックマトリクス構造を例で示す平面図である。
【0088】
図8は、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置200において、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…の平面構造を例で示している。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。また、
図9は、比較例に係る液晶表示装置20において、11×4の44個のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、P17’、P18’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、P27’、P28’、…の平面構造を例で示している。
【0089】
同じハッチング(hatching)で表示されたサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…は、同じ色の光を生じる場合を示している。一方、
図8は、複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…が赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、青色サブ-画素および白色サブ-画素で構成された場合を例に挙げている。
【0090】
また、
図10は、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…からなる本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置200において、ブラックマトリクスBM構造を例に挙げている。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。また、
図11は、
図9に示された11×4の44個のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、P17’、P18’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、P27’、P28’、…からなる比較例に係る液晶表示装置20において、ブラックマトリクスBM’構造を例に挙げている。
【0091】
図8を参照すると、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置200は、複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…を含められる。以下においては、説明の便宜上、11×4の44個のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…について説明するが、ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0092】
複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…は、下部基板上にゲートライン216n、216n+1、216n+2、216n+3とデータライン217m、217m+1、217m+2、217m+3、217m+4、217m+5、217m+6、217m+7、217m+8、217m+9、217m+10、217m+11が互いに交差してマトリクス(matrix)形態に配置できる。
【0093】
ゲートライン216n、216n+1、216n+2、216n+3は、下部基板上に第1方向に配置され得る。データライン217m、217m+1、217m+2、217m+3、217m+4、217m+5、217m+6、217m+7、217m+8、217m+9、217m+10、217m+11は、第1方向と交差する第2方向に配置され、ゲートライン216n、216n+1、216n+2、216n+3と共に複数のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…を区画できる。
【0094】
本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置200の場合、それぞれの行のサブ-画素は、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、青色サブ-画素および白色サブ-画素が順に繰り返し配列され得る。一例として、第n行のサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…は、赤色サブ-画素P11、P15、…、緑色サブ-画素P12、P16、…、青色サブ-画素P13、P17、…、および白色サブ-画素P14、P18、…を順に繰り返して配列できる。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0095】
そして、同じ列のサブ-画素は、異なる2つのカラーのサブ-画素、一例として、赤色サブ-画素と青色サブ-画素および緑色サブ-画素と白色サブ-画素を繰り返して配列できる。一例として、第m列のサブ-画素P11、P21、P31、P41は、赤色サブ-画素P11、P31と青色サブ-画素P21、P41を繰り返して配列し、第m+1列のサブ-画素P11、P21、P31、P41は、緑色サブ-画素P12、P32と白色サブ-画素P22、P42を繰り返し配列する場合を例に挙げている。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0096】
上述した本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置100は、左右に隣り合うサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…のいずれか一つのサブ-画素P11、P13、P15、P17、…、P22、P24、P26、P28、…の回路部CA内に左右サブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…の2つの薄膜トランジスタを共に配置してサブ-画素を非対称に設計する。この場合、薄膜トランジスタが配置されない他の一つのサブ-画素P12、P14、P16、P18、…、P21、P23、P25、P27、…は、回路部CAだけの開口領域が増加し、従って、
図10に示すようにブラックマトリクスBMの幅、または面積が減少することが分かる。
【0097】
このようなサブ-画素P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18、…、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、…の非対称構造は、同じ行のサブ-画素内で繰り返されると同時に、同じ列のサブ-画素内でも繰り返され得る。
【0098】
次に、比較例に係る液晶表示装置20の場合、
図9を参照すると、複数のサブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、P17’、P18’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、P27’、P28’…は、下部基板上にゲートライン26n、26n+1、26n+2、26n+3とデータライン27m、27m+1、27m+2、27m+3、27m+4、27m+5、27m+6、27m+7、27m+8、27m+9、27m+10、27m+11を互いに交差してマトリクス(matrix)形態に配置できる。
【0099】
上述したように、
図9の比較例に係る液晶表示装置20は、サブ-画素P11’、P12’、P13’、P14’、P15’、P16’、P17’、P18’、…、P21’、P22’、P23’、P24’、P25’、P26’、P27’、P28’…毎に薄膜トランジスタを備えることで、回路部CA’が全て配置される対称構造を有することが分かる。この場合、回路部CA’だけの開口領域が減り、従って、
図11に示すようにブラックマトリクスBM’の幅、または面積が増加することが分かる。これによって、開口率と透過率が縮小される。
【0100】
本発明の例示的な実施例は、下記のように説明できる。本発明の一実施例に係る液晶表示装置は、基板上に交差して複数のサブ-画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータラインと、左右に隣り合うサブ-画素のいずれか一つのサブ-画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタと、サブ-画素に交互に配置される複数の共通電極および画素電極とを含み、2つの薄膜トランジスタのいずれか一つの薄膜トランジスタは、いずれか一つのサブ-画素に電気的に接続され、他の一つの薄膜トランジスタは、他の一つのサブ-画素に電気的に接続され得る。
【0101】
本発明の他の特徴によれば、液晶表示装置は、サブ-画素に備えられるカラーフィルタと、上下に隣り合うサブ-画素の間の境界に備えられ、少なくとも一つのカラーフィルタで構成された遮光層とをさらに含むことができる。
【0102】
本発明のまた他の特徴によれば、遮光層は、赤色カラーフィルタ上に青色カラーフィルタが積層されて構成できる。
【0103】
本発明のまた他の特徴によれば、液晶表示装置は、ゲートラインに対して並んだ方向に、サブ-画素の下側とゲートラインとの間に配置される共通ラインをさらに含むことができる。
【0104】
本発明のまた他の特徴によれば、液晶表示装置は、データラインの少なくとも一側に配置されて共通ラインに連結される第1遮蔽ラインと、データラインを隠すようにデータラインの上部に配置される第2遮蔽ラインとをさらに含むことができる。
【0105】
本発明のまた他の特徴によれば、液晶表示装置は、いずれか一つのサブ-画素の回路部内に配置され、第1コンタクトホールを通していずれか一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続される第1画素電極接続部、および第2コンタクトホールを通して他の一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続される第2画素電極接続部をさらに含むことができる。
【0106】
本発明のまた他の特徴によれば、第2画素電極接続部は、左右に隣り合うサブ-画素の間に配置されるデータラインを経て他の一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続できる。
【0107】
本発明のまた他の特徴によれば、複数のサブ-画素は、赤色サブ-画素と緑色サブ-画素および青色サブ-画素で構成され、それぞれの行の(row)サブ-画素は、赤色サブ-画素と緑色サブ-画素および青色サブ-画素を順に繰り返し配列し、同じ列の(column)サブ-画素は、同じカラーの赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、または青色サブ-画素を繰り返し配列する。
【0108】
本発明のまた他の特徴によれば、複数のサブ-画素は、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、青色サブ-画素および白色サブ-画素で構成され、それぞれの行のサブ-画素は、赤色サブ-画素、緑色サブ-画素、青色サブ-画素および白色サブ-画素を順に繰り返し配列し、同じ列のサブ-画素は、異なる2つのカラーのサブ-画素を繰り返して配列できる。
【0109】
本発明のまた他の特徴によれば、同じ列のサブ-画素は、赤色サブ-画素と青色サブ-画素を繰り返して配列するか、または緑色サブ-画素と白色サブ-画素を繰り返して配列できる。
【0110】
そして、本発明の他の一実施例に係る液晶表示装置は、基板上に交差して複数のサブ-画素(sub pixel)を定義する複数のゲートラインおよびデータラインと、左右に隣り合うサブ-画素のいずれか一つのサブ-画素の回路部内に共に備えられる2つの薄膜トランジスタと、サブ-画素に交互に配置される複数の共通電極および画素電極とを含み、いずれか一つのサブ-画素の回路部は、2つの薄膜トランジスタを共に備えるのに対し、他のサブ-画素の回路部は、薄膜トランジスタを備えず、非対称サブ-画素構造を有し得る。
【0111】
本発明の他の特徴によれば、液晶表示装置は、サブ-画素に備えられるカラーフィルタと上下に隣り合うサブ-画素との間の境界に備えられ、少なくとも一つのカラーフィルタで構成された遮光層をさらに含むことができる。
【0112】
本発明のまた他の特徴によれば、液晶表示装置は、ゲートラインに対して並んだ方向に、サブ-画素の下側とゲートラインとの間に配置される共通ラインをさらに含むことができる。
【0113】
本発明のまた他の特徴によれば、2つの薄膜トランジスタのいずれか一つの薄膜トランジスタは、いずれか一つのサブ-画素に電気的に接続され、他の一つの薄膜トランジスタは、他の一つのサブ-画素に電気的に接続され得る。
【0114】
本発明のまた他の特徴によれば、液晶表示装置は、いずれか一つのサブ-画素の回路部内に配置され、第1コンタクトホールを通していずれか一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続される第1画素電極接続部、および第2コンタクトホールを通して他の一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続される第2画素電極接続部をさらに含むことができる。
【0115】
本発明のまた他の特徴によれば、第2画素電極接続部は、左右に隣り合うサブ-画素の間に配置されるデータラインを経て他の一つのサブ-画素の画素電極と電気的に接続され得る。
【0116】
以上、添付の図面を参照して、本発明の実施例をさらに詳細に説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解すべきである。本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。