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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】小売施設およびその商品処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20240213BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20240213BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20240213BHJP
【FI】
G06Q30/06
G07G1/01 301C
G07G1/00 311D
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021523604
(86)(22)【出願日】2019-08-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-17
(86)【国際出願番号】 CN2019099057
(87)【国際公開番号】W WO2020093743
(87)【国際公開日】2020-05-14
【審査請求日】2022-07-04
(31)【優先権主張番号】201811309715.X
(32)【優先日】2018-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520223893
【氏名又は名称】ベイジン・ジンドン・ゼンシ・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲亞▼曼
(72)【発明者】
【氏名】霍 虹
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107679956(CN,A)
【文献】特開2005-332135(JP,A)
【文献】特表2017-527934(JP,A)
【文献】国際公開第2018/144622(WO,A1)
【文献】特開平10-247286(JP,A)
【文献】特開平09-226914(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108460882(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07G 1/01
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品(91)を置くように構成される商品陳列エリア(20)、商品(91)を梱包するように構成される梱包エリア(40)、および梱包済み商品(92)を出荷するように構成される出荷エリア(70)を含む建物(10)と、
前記商品(91)を前記商品陳列エリア(20)から前記梱包エリア(40)に仕分けするように構成される仕分けデバイス(30)と、
前記梱包エリア(40)に入る前記商品(91)を梱包するように構成される梱包デバイス(50)と、
前記梱包済み商品(92)を前記梱包エリア(40)から前記出荷エリア(70)に搬送するように構成される搬送デバイス(60)と
支払いインターフェースを提供し、支払いが完了した後に支払い完了情報を提供するように構成される課金デバイス(83)と
を含み、
前記商品陳列エリア(20)が複数の商品棚(21)を含み、各商品棚(21)が商品(91)の少なくとも1つのカテゴリーを置くように構成され、商品棚(21)が、前記商品棚(21)の上に置かれた商品のカテゴリーに対応するスキャン情報を与えられ、
前記建物(10)が、
指定された識別情報をスキャンデバイスに与えるように構成される、スキャンデバイスを提供するためのエリア(81)であって、前記スキャンデバイスが、商品注文を形成して前記スキャン情報を前記指定された識別情報と関連づけるために、前記商品棚(21)の上の前記スキャン情報をスキャンするように構成される、エリア(81)と、
返却されたスキャンデバイスを受けて、前記商品注文の前記支払いインターフェースを表示するために前記課金デバイス(83)をトリガするように構成される、スキャンデバイスを返却するためのエリア(82)と
をさらに含む、小売施設。
【請求項2】
前記スキャンデバイスが、人体に装着可能なスキャナまたは手持ち式スキャナを含む、請求項1に記載の小売施設。
【請求項3】
前記梱包エリア(40)が複数の梱包ポート(41)を含み、前記仕分けデバイス(30)が、
前記複数の商品棚(21)の下にそれぞれ設けられた複数の滑りポート(31)であって、各滑りポート(31)が開放可能および閉止可能である、複数の滑りポート(31)と、
前記複数の滑りポート(31)および前記複数の梱包ポート(41)と通信し、かつ前記滑りポート(31)から滑り出る前記商品(91)を対応する梱包ポート(41)に搬送するように構成される搬送経路(32)と
を含む、請求項1に記載の小売施設。
【請求項4】
前記搬送経路(32)が、前記複数の梱包ポート(41)が下に位置する滑り路を含み、前記仕分けデバイス(30)が、前記梱包ポート(41)に設けられたフリップをさらに含み、前記フリップが、前記フリップが開かれたときに前記商品(91)が前記滑り路から前記梱包ポート(41)の中に落下することを可能にするように構成されるようにする、請求項3に記載の小売施設。
【請求項5】
前記搬送デバイス(60)が、水平搬送機構(61)および垂直搬送機構(62)を含み、前記水平搬送機構(61)が、前記梱包ポート(41)から落下した前記梱包済み商品(92)を前記垂直搬送機構(62)まで搬送するために前記梱包エリア(40)の下に位置し、前記垂直搬送機構(62)が、前記梱包済み商品(92)を前記出荷エリア(70)まで持ち上げるように構成される、請求項3に記載の小売施設。
【請求項6】
前記商品陳列エリア(20)、前記搬送経路(32)、前記梱包エリア(40)および前記水平搬送機構(61)が、異なる高さの層の中に上部から底部まで逐次分配される、請求項5に記載の小売施設。
【請求項7】
透明ケーシングが、前記商品陳列エリア(20)、前記搬送経路(32)、前記梱包エリア(40)および前記出荷エリア(70)の外に設けられる、請求項3に記載の小売施設。
【請求項8】
前記梱包デバイス(50)が、
前記梱包ポート(41)において提供される包装紙(42)を閉じるように構成される閉止機構(51)を含む、請求項3に記載の小売施設。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の前記小売施設に基づく商品処理方法であって、
スキャンデバイスと関連づけられた商品注文が受信されると、前記商品陳列エリア(20)の中の対応する商品(91)を仕分けし前記スキャンデバイスに対応する前記梱包エリア(40)の中に置くように、前記商品注文に従って仕分けデバイス(30)を制御するステップと、
支払い完了情報が受信されると、前記梱包エリア(40)の中の対応する位置において前記商品(91)を梱包するように梱包デバイス(50)を制御するステップと、梱包済み商品(92)を出荷エリア(70)に搬送するように搬送デバイス(60)を制御するステップと
を含む、商品処理方法。
【請求項10】
前記商品陳列エリア(20)が複数の商品棚(21)を含み、それらの各商品棚(21)が、商品(91)の少なくとも1つのカテゴリーを置くように構成され、それらの各商品棚(21)が、前記商品棚(21)の上に置かれた前記商品のカテゴリーに対応するスキャン情報を与えられ、商品注文を前記受信するステップが、
前記スキャンデバイスが前記商品棚(21)の前記スキャン情報をスキャンするとき、前記スキャンデバイスまたは前記商品棚(21)によって送信された商品注文を受信するステップを含み、前記商品注文が、前記スキャンデバイスと、指定された商品カテゴリーおよび量の前記商品(91)との間の関連情報を含む、請求項9に記載の商品処理方法。
【請求項11】
前記梱包エリア(40)が、複数の梱包ポート(41)を含み、前記仕分けデバイス(30)が、前記複数の商品棚(21)の下にそれぞれ配列された複数の滑りポート(31)と、前記複数の滑りポート(31)および前記複数の梱包ポート(41)と通信する搬送経路(32)とを含み、各滑りポート(31)が開放可能および閉止可能であり、前記商品を仕分けするステップが、
商品(91)が前記滑りポート(31)から前記搬送経路(32)に滑り出るように、指定された商品カテゴリーの前記商品(91)が位置する滑りポート(31)を開くステップと、
前記商品(91)が、前記搬送経路(32)の中を前記スキャンデバイスに対応する梱包ポート(41)まで搬送されたとき、前記商品(91)が前記梱包ポート(41)の中に落下するように前記梱包ポート(41)を開くステップと
を含む、請求項10に記載の商品処理方法。
【請求項12】
前記小売施設が課金デバイス(83)をさらに含み、前記商品処理方法が、梱包するステップの前に、
前記商品注文に対応する支払いインターフェースを前記課金デバイス(83)によって表示するステップと、
支払いが完了した後に、前記課金デバイス(83)によって発行された支払い完了情報を受信するステップと
をさらに含む、請求項10に記載の商品処理方法。
【請求項13】
未払いの商品注文を処理するための方法をさらに含み、前記方法が、
前記商品注文に対応する前記梱包エリア(40)の中の位置を動作不能にするステップを含む、請求項12に記載の商品処理方法。
【請求項14】
未払いの商品注文を処理するための前記方法が、
棚に戻す命令が受信されると、前記商品注文に対応する前記梱包エリア(40)の中の前記位置を動作可能にするステップと、未梱包商品(91)を、棚に戻すために前記搬送デバイス(60)によって前記出荷エリア(70)に搬送するステップとをさらに含む、請求項13に記載の商品処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年11月6日に出願された中国特許出願第201811309715.X号に基づき、その優先権を主張する。
【0002】
本開示は、小売りの分野に関し、詳細には、小売施設およびその商品処理方法に関する。
【背景技術】
【0003】
人件費の増加および技術の進歩とともに、無人の小売りが、ホットスポットとして徐々に浮上してきた。無人の小売りは、主に無人の状態の下で小売りの消費者サービスを提供する、販売人のいないサービスを指す。「無人の」は、本明細書では一般に、人手によるサービスを提供するための販売員およびレジ係がいないことを表す。
【0004】
現在、無人スーパーマーケットが、中国の複数の都市において建築され、稼働している。本発明者に知られている無人スーパーマーケットのモデルでは、無人ショッピングを実現するために主に2つの技術が存在し、一方は、RFIDによって無人ショッピングを実現することであり、他方は、画像認識によって無人ショッピングを実現することである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、小売施設が提供される。小売施設は、商品を置くように構成される商品陳列エリア、商品を梱包するように構成される梱包エリア、および梱包済み商品を出荷する(output)ように構成される出荷エリアを含む建物と、商品を商品陳列エリアから梱包エリアに仕分けするように構成される仕分けデバイスと、梱包エリアに入る商品を梱包するように構成される梱包デバイスと、梱包済み商品を梱包エリアから出荷エリアに搬送するように構成される搬送デバイスとを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、商品陳列エリアは複数の商品棚を含み、それらの各商品棚は、商品の少なくとも1つのカテゴリーを置くように構成され、それらの各商品棚は、商品棚の上に置かれた商品のカテゴリーに対応するスキャン情報を与えられる。
【0007】
いくつかの実施形態では、建物は、指定された識別情報をスキャンデバイスに与えるように構成される、スキャンデバイスを提供するためのエリアをさらに含み、スキャンデバイスは、商品注文を形成してスキャン情報を指定された識別情報と関連づけるために、商品棚の上のスキャン情報をスキャンするように構成される。
【0008】
いくつかの実施形態では、小売施設は、支払いインターフェースを提供し、支払いが完了した後に支払い完了情報を提供するように構成される課金デバイスをさらに含み、建物は、返却されたスキャンデバイスを受けて、商品注文の支払いインターフェースを表示するために課金デバイスをトリガするように構成される、スキャンデバイスを返却するためのエリアをさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、スキャンデバイスは、人体に装着可能なスキャナまたは手持ち式スキャナを含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、梱包エリアは複数の梱包ポートを含み、仕分けデバイスは、複数の商品棚の下にそれぞれ設けられた複数の滑りポートを含み、各滑りポートは、開放可能および閉止可能であり、搬送経路は、複数の滑りポートおよび複数の梱包ポートと通信しており、滑りポートから滑り出る商品を対応する梱包ポートに搬送するように構成される。
【0011】
いくつかの実施形態では、搬送経路は、複数の梱包ポートがその下に位置する滑り路を含み、仕分けデバイスは、梱包ポートに設けられたフリップをさらに含み、フリップは、フリップが開かれたときに商品が滑り路から梱包ポートの中に落下することを可能にするように構成されるようにする。
【0012】
いくつかの実施形態では、搬送デバイスは、水平搬送機構および垂直搬送機構を含み、水平搬送機構は、梱包ポートから落下した梱包済み商品を垂直搬送機構まで搬送するために梱包エリアの下に位置し、垂直搬送機構は、梱包済み商品を出荷エリアまで持ち上げるように構成される。
【0013】
いくつかの実施形態では、商品陳列エリア、搬送経路、梱包エリアおよび水平搬送機構は、異なる高さの層の中に上部から底部まで逐次分配される。
【0014】
いくつかの実施形態では、透明ケーシングが、商品陳列エリア、搬送経路、梱包エリアおよび出荷エリアの外に設けられる。
【0015】
いくつかの実施形態では、梱包デバイスは、梱包ポートにおいて提供される包装紙を閉じるように構成される閉止機構を含む。
【0016】
本開示の一態様によれば、前述の小売施設に基づく商品処理方法が提供される。方法は、スキャンデバイスと関連づけられた商品注文が受信されると、商品陳列エリアの中の対応する商品を仕分けし、スキャンデバイスに対応する梱包エリアの中に置くように商品注文に従って仕分けデバイスを制御するステップと、支払い完了情報が受信されると、梱包エリアの中の対応する位置において商品を梱包するように梱包デバイスを制御するステップと、梱包済み商品を出荷エリアに搬送するように搬送デバイスを制御するステップとを含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、商品陳列エリアは複数の商品棚を含み、それらの各商品棚は、商品の少なくとも1つのカテゴリーを置くように構成され、それらの各商品棚は、商品棚の上に置かれた商品のカテゴリーに対応するスキャン情報を与えられ、商品注文を受信するステップは、スキャンデバイスが商品棚のスキャン情報をスキャンするとき、スキャンデバイスまたは商品棚によって送信された商品注文を受信するステップを含み、商品注文は、スキャンデバイスと、指定された商品カテゴリーおよび量の商品との間の関連情報を含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、梱包エリアは、複数の梱包ポートを含み、仕分けデバイスは、複数の商品棚の下にそれぞれ配列された複数の滑りポートと、複数の滑りポートおよび複数の梱包ポートと通信する搬送経路とを含み、各滑りポートは、開放可能および閉止可能であり、仕分けするステップは、商品が滑りポートから搬送経路に滑り出るように、指定された商品カテゴリーの商品が位置する滑りポートを開くステップと、商品が、搬送経路の中をスキャンデバイスに対応する梱包ポートまで搬送されたとき、商品が梱包ポートの中に落下するように梱包ポートを開くステップとを含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、小売施設は、課金デバイスをさらに含み、商品処理方法は、梱包するステップの前に、商品注文に対応する支払いインターフェースを課金デバイスによって表示することと、支払いが完了した後に、課金デバイスによって発行された支払い完了情報を受信することとのステップをさらに含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、商品処理方法は、未払いの商品注文を処理するための方法をさらに含み、その方法は、商品注文に対応する梱包エリアの中の位置を動作不能にするステップを含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、未払いの商品注文を処理するための方法は、棚に戻す命令が受信されると、商品注文に対応する梱包エリアの中の位置を動作可能にするステップと、未梱包商品を、棚に戻すために搬送デバイスによって出荷エリアに搬送するステップとをさらに含む。
【0022】
本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の例示的な実施形態を示し、本明細書とともに、本開示の原理を説明する役目を果たす。
【0023】
本開示は、添付の図面を参照する以下の発明を実施するための形態から、より明確に理解し得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本開示による小売施設のいくつかの実施形態のブロック図である。
図2】上面視の角度における、本開示による小売施設のいくつかの実施形態の概略構造図である。
図3】斜視の角度における、本開示による小売施設のいくつかの実施形態の概略構造である。
図4】本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態の概略的フローチャートである。
図5】本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における仕分けプロセスの概略図である。
図6】本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における支払いの流れの概略図である。
図7】本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における未払いの商品注文の処理の流れの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
添付の図面に示す様々な部分の寸法は、縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。加えて、同じまたは同様の参照符号は、同じまたは同様の構成要素を示すために使用される。
【0026】
本開示の様々な例示的な実施形態について、次に、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。例示的な実施形態の説明は単なる例示であり、本開示、その適用例または使用に対する制限としてまったく意図されていない。本開示は、多くの異なる形態において実施されてもよく、本明細書で説明する実施形態に限定されない。これらの実施形態は、本開示の範囲を当業者に詳細、完全かつ十分に伝えることを本開示に行わせるために提供される。別段に定めのない限り、これらの実施形態の中で説明される構成要素およびステップの相対配置は、限定としてではなく、単なる例示として解釈されるべきであることに留意されたい。
【0027】
本開示における用語「第1の」、「第2の」および同様の単語の使用は、順序、量または重要性を示すのではなく、異なる部分の間を区別するために使用されるにすぎない。「含む(comprise)」、「含む(include)」またはそれらの変形などの単語は、その単語の前の要素が、その単語の後に列挙される要素を、他の要素もカバーする可能性を排除することなくカバーすることを意味する。「上の」、「下の」、「左の」、「右の」などの用語は、相対的位置関係を表すために使用されるにすぎず、相対的位置関係は、説明される物体の絶対位置が変化する場合、それに応じて変更されてもよい。
【0028】
本開示では、特定のデバイスが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間に位置することが説明されるとき、特定のデバイスと第1のデバイスまたは第2のデバイスとの間に中間のデバイスが存在してもよく、代替的に、中間のデバイスが存在しなくてもよい。特定のデバイスが他のデバイスに接続されることが説明されるとき、特定のデバイスは、中間のデバイスなしに前記他のデバイスに直接接続されてもよく、代替的に、前記他のデバイスに直接接続されるのではなく、中間のデバイスを用いて接続されてもよい。
【0029】
本開示の中で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、別段に規定されない限り、本開示の当業者によって理解されるものと同じ意味を有する。一般的な辞書の中で定義される用語は、本明細書において明確に規定されない限り、関連技術の観点からそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、理想化された、または極端に形式化された意味に解釈されるべきでないことも理解されたい。
【0030】
関連技術における当業者に知られている技法、方法および装置は、詳細には説明しないが、必要に応じて、これらの技法、方法および装置は、本明細書の一部と見なされるべきである。
【0031】
本発明者に知られている無人スーパーマーケットモデルでは、無人ショッピングを実現するために主に2つの技術が存在し、一方の技術は、RFIDによって無人ショッピングを実現することであり、他方は、画像認識によって無人ショッピングを実現することである。研究終了後、RFIDの解決策では、各商品が販売される前にRFIDタグを貼り付ける必要があることが判明した。RFIDを貼り付けるために取られる労力とRFIDタグの価格とを考慮すると、そのような解決策は、多くの労力およびコストを消費する必要があることは明らかである。画像認識の解決策では、商品の誤認をもたらす低い認識精度の問題が存在する。その上、この解決策によってスーパーマーケットに同時に入ることを許される消費者の数は、一定数(たとえば、10~20人の消費者)を超えることはできず、それにより、悪いショッピング体験がもたらされる。
【0032】
これを考慮して、本開示の実施形態は、労力およびコストを節約することができる、それらの小売施設および商品処理方法を提供する。
【0033】
図1に示すように、それは、本開示による小売施設のいくつかの実施形態のブロック図である。図1を参照すると、いくつかの実施形態では、小売施設は、建物10と、仕分けデバイス30と、梱包デバイス50と、搬送デバイス60とを含む。建物10は、地面または他の支持面(たとえば、車両または船などの表面)の上に建てられた固定式または移動式の建物であってもよい。建物10は、単層構造であっても、多層構造を含んでもよい。
【0034】
建物10は、商品陳列エリア20と、梱包エリア40と、出荷エリア70とを含んでもよい。商品陳列エリア20は、ユーザが商品を見て選択してもよいように、商品91を置くように構成されてもよい。梱包エリア40は、商品91を梱包するように構成される。仕分けデバイス30は、商品91を商品陳列エリア20から梱包エリア40に仕分けしてもよい。梱包デバイス50は、梱包エリア40に入る商品91を梱包してもよい。
【0035】
出荷エリア70は、ユーザが梱包済み商品92を提供してもよいように、梱包済み商品92を出荷するように構成される。搬送デバイス60は、梱包済み商品92を梱包エリア40から出荷エリア70に搬送してもよい。
【0036】
この実施形態では、ユーザは、商品陳列エリア20の中に置かれた商品を見て回るとき、自身の必要性に従って取得したいと思う商品を選択してもよい。小売施設は、全プロセスにおいてRFIDタグをスキャンすることなく、ユーザによって選択された商品を、自動的に仕分けて、梱包および出荷することができ、それにより、RFIDタグのコストと、RFIDタグを貼り付けるために取られる労力とが節約される。
【0037】
図2に示すように、それは、上面視の角度における、本開示による小売施設のいくつかの実施形態の概略構造図である。図2を参照すると、いくつかの実施形態では、商品陳列エリア20は、複数の商品棚21を含む。これらの商品棚21は、同じ高さまたは異なる高さに配列されてもよい。歩行者のための通路は、ユーザが各商品棚21の上の商品を自由に見て回ってもよいように、各商品棚21の間に形成されてもよい。
【0038】
各商品棚21は、商品91の少なくとも1つのカテゴリーを置いてもよく、各商品棚21は、商品棚21の上に置かれた商品のカテゴリーに対応するスキャン情報(たとえば、バーコードまたはQRコード(登録商標)など)を与えられる。ユーザが、商品棚21の上の商品を選択すると、商品注文は、商品棚21の上のスキャン情報をスキャンすることによって形成されてもよい。
【0039】
ユーザは、スキャン情報をスキャンするために小売施設によって設けられたスキャンデバイスを使用してもよい。それに応じて、建物10は、指定された識別情報をスキャンデバイスに与えるように構成される、スキャンデバイスを提供するためのエリア81をさらに含んでもよい。スキャンデバイスは、小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームが、商品注文を形成して、スキャン情報を指定された識別情報と関連づけてもよいように、商品棚21の上のスキャン情報をスキャンしてもよい。スキャンデバイスは指定された識別情報に対応するので、ユーザがスキャンデバイスによってスキャンするとき、スキャンデバイスとスキャンされた商品との間に相互関係を確立すること、同じく、ユーザのこの商品注文との対応関係を確立することが可能である。
【0040】
ユーザが選択を終えた後、スキャンデバイスは、小売施設に返却されてもよく、すなわち、建物10は、スキャンデバイスを返却するためのエリア82を含んでもよい。スキャンデバイスの返却は、同じく、ユーザの支払いの流れと関連づけられてもよく、すなわち、小売施設は課金デバイス83を含む。課金デバイス83は、支払いインターフェースを表示してもよく、たとえば、ユーザによって選択された各商品の価格情報、累積後の合計価格などが表示される。スキャンデバイスを返却するためのエリア82が、返却されたスキャンデバイスを受けると、課金デバイス83は、商品注文の支払いインターフェースを表示するためにトリガされてもよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、スキャンデバイスは、人体に装着可能なスキャナまたは手持ち式スキャナ、たとえば、リング、腕輪、眼鏡、ヘルメット、またはハンドヘルドスキャナを含む場合がある。スキャンデバイスを取得した後、ユーザは、支払い動作をトリガするためにスキャンデバイスを返却してもよく、それにより、スキャンデバイスは、使用において再利用されてもよく、したがって、コストが低減される。他の実施形態では、スキャンデバイスは、ユーザによってもたらされるモバイル通信デバイス、たとえば、携帯電話を含んでもよい。ユーザは、携帯電話の内蔵システムプログラムまたはダウンロードされたアプリケーションプログラムによってスキャンしてもよい。
【0042】
ユーザは、支払い動作を実行するために、支払いインターフェースのプロンプトによる支払い方法、たとえば、キャッシュ、銀行カード、ショッピングカード、インターネット支払い方法などによる支払い方法を選択してもよい。支払いが完了した後、課金デバイス83は、小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームに支払い完了情報を配信してもよく、それにより、コントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、梱包動作を実行するために梱包デバイス50を制御し、梱包済み商品92を出荷エリア70に搬送するために搬送デバイス60を制御してもよい。
【0043】
図3に示すように、それは、斜視の角度における、本開示による小売施設のいくつかの実施形態の概略構造図である。図3を参照すると、いくつかの実施形態では、仕分けデバイス30は、複数の開放可能および閉止可能な滑りポート31と搬送経路32とを含む。複数の開放可能および閉止可能な滑りポート31は、複数の商品棚21の下にそれぞれ配列されてもよい。搬送経路32は、滑りポート31から滑り出る商品91を搬送経路32に沿って移動させるために、複数の滑りポート31と通信する。
【0044】
ユーザが、スキャンデバイスを使用して特定の商品棚21の上の商品91をスキャンするとき、小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、新しい商品注文を生成するか、または既存の商品注文にスキャンされた商品を追加する。その上、コントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、商品棚21の下の滑りポート31を制御して開いてもよく、それにより、選択された商品は、滑りポート31から重力の作用のもとで搬送経路32まで滑る。
【0045】
図3では、梱包エリア40は、複数の梱包ポート41を含んでもよい。搬送経路32は、複数の梱包ポート41と通信し、滑りポート31から滑り出る商品91を対応する梱包ポート41に搬送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、搬送経路32は、複数の梱包ポート41がその下に位置する滑り路を含む。仕分けデバイス30は、梱包ポート41に設けられたフリップをさらに含んでもよい。フリップが開くと、商品91は、滑り路から梱包ポート41の中に落下することが可能になる。このようにして、商品が滑り路に沿って滑るとき、商品91は、梱包ポート41の中に落下するために、開いたフリップを有する梱包ポートまで滑ってもよい。他の実施形態では、搬送経路32は、ベルト搬送デバイス、チェーン搬送デバイス、ローラー搬送デバイスなどを含んでもよい。
【0046】
図3を参照すると、商品91を包むための包装紙42は、梱包ポート41の下に設けられてもよい。包装紙42は、プラスチック袋、紙袋、布袋、段ボール箱などであってもよい。商品91が包装紙42の中に落下した後、結束は一時的に保留され、チェックアウトが完了したとき、梱包デバイス50は、梱包済み商品92を形成するために商品の梱包を完了してもよい。梱包デバイス50は、梱包ポート41に配列された包装紙42を結束するための閉止機構51を含んでもよい。
【0047】
図3では、搬送デバイス60は、水平搬送機構61および垂直搬送機構62を含んでもよい。水平搬送機構61は、梱包エリア40の下に位置し、梱包ポート41から落下した梱包済み商品92を垂直搬送機構62まで搬送するように構成される。
【0048】
上記で説明した仕分けプロセスでは、複数の梱包ポートは、異なるユーザの商品注文に対応してよく、その商品注文は、それらの間で混同されず、より多くのユーザが商品を選択するために小売施設に入って、購入した商品を正しく取得することが可能になるように、数の制限をあまり受けなくしてもよく、それにより、ユーザのショッピング体験が大幅に改善される。
【0049】
図3を参照すると、商品の転送を実施するために商品自体の重力ポテンシャルを最大限に利用するために、商品陳列エリア20、搬送経路32、梱包エリア40および水平搬送機構61は、異なる高さの層の中に上部から底部まで逐次分配されてもよい。出荷エリア70は、ユーザによる提供を容易にするために、商品陳列エリア20と同じかまたは同様の高さに配列されてもよい。垂直搬送機構62は、最下層に位置する水平搬送機構61によって搬送された梱包済み商品92を出荷エリア70まで持ち上げてもよい。
【0050】
加えて、維持管理を容易にして小売施設の美的効果を改善するために、透明ケーシングが、維持管理要員のためにおよび小売施設の中の商品の動作プロセスをユーザが見るために、商品陳列エリア20、搬送経路32、梱包エリア40および出荷エリア70の外に設けられてもよい。
【0051】
小売施設の上記で説明した実施形態に関連して、本開示は、小売施設に基づく商品処理方法のいくつかの実施形態も提供する。図4に示すように、それは、本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態の概略的フローチャートである。図4を参照すると、いくつかの実施形態では、商品処理方法は、ステップ100およびステップ200を含む。ステップ100では、スキャンデバイスと関連づけられた商品注文が受信されると、仕分けデバイス30は、商品陳列エリア20の中の対応する商品91を仕分けして、スキャンデバイスに対応する梱包エリア40の中に置くように、商品注文に従って制御される。
【0052】
たとえば、ユーザが、スキャンデバイスによって商品のスキャン情報をスキャンすると、小売施設を管理する小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、スキャンデバイスと関連づけられた商品注文を受信してもよい。ここで、スキャンデバイスと関連づけられた商品注文は、スキャンデバイスに対応する指定された識別情報と関連づけられた商品情報のリストであってもよく、商品カテゴリー、量、割引情報などを含んでもよい。コントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、商品注文に従って制御命令を仕分けデバイス30に発行してもよく、それにより、仕分けデバイス30は、対応する商品91を仕分けし、スキャンデバイスに対応する梱包エリア40の中に置く。ここで、スキャンデバイスに対応する位置は、スキャンデバイスに対応する指定された識別情報と関連づけられた少なくとも1つの梱包ポートであってもよい。
【0053】
図2を参照すると、いくつかの実施形態では、商品陳列エリア20は複数の商品棚21含み、それらの各々は、商品91の少なくとも1つのカテゴリーを置くように構成され、それらの各々は、商品棚21の上に置かれた商品のカテゴリーに対応するスキャン情報を与えられる。スキャンデバイスが、商品棚21のスキャン情報をスキャンするとき、コントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、スキャンデバイスまたは商品棚21によって送信された商品注文を受信してもよく、商品注文は、スキャンデバイスと、指定された商品カテゴリーおよび量の商品との間の関連情報を含む。
【0054】
ステップ200では、支払い完了情報が受信されると、梱包デバイス50は、梱包エリア40の中の対応する位置において商品91を梱包するように制御され、搬送デバイス60は、梱包済み商品92を出荷エリア70に搬送するように制御される。
【0055】
たとえば、ユーザが、商品陳列エリア20の中で複数個の商品をスキャンした後、チェックアウトしようとしているとき、支払いインターフェースが、スキャンデバイスの返却によってトリガされてもよい。ユーザが、支払い動作を完了すると、コントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、課金デバイス83によって提供された支払い完了情報を受信し、すでに梱包エリア40の中の対応する位置にある商品91を梱包するように梱包デバイス50を制御し、次いで、梱包済み商品92を出荷エリア70に搬送するように搬送デバイス60を制御してもよい。このようにして、ユーザは、梱包済み商品92を出荷エリア70から取得してもよい。
【0056】
図5に示すように、それは、本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における仕分けプロセスの概略図である。図3では、梱包エリア40は複数の梱包ポート41を含み、仕分けデバイス30は、複数の商品棚21の下にそれぞれ設けられた複数の開放可能および閉止可能な滑りポート31と、複数の滑りポート31および複数の梱包ポート41と通信する搬送経路32とを含む。
【0057】
小売施設を管理する小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、商品91を商品陳列エリア20から梱包エリアの中の対応する梱包ポート41に仕分けするために仕分けデバイス30を制御してもよい。具体的には、仕分け動作は、ステップ110およびステップ120を含んでもよい。ステップ110では、商品91が滑りポート31から搬送経路32に滑り出るように、指定された商品カテゴリーの商品91が位置する滑りポート31が開かれる。ステップ120では、商品91が、搬送経路32の中をスキャンデバイスに対応する梱包ポート41まで搬送されたとき、商品91が梱包ポート41の中に落下するように、梱包ポート41が開かれる。
【0058】
図6に示すように、それは、本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における支払いの流れの概略図である。図2を参照すると、小売施設は、課金デバイス83をさらに含む。したがって、梱包動作の前に、商品処理方法は、ステップ210およびステップ220をさらに含んでもよい。ステップ210では、課金デバイス83は、商品注文に対応する支払いインターフェースを表示してもよい。ステップ220では、支払いが完了した後、課金デバイス83によって発行された支払い完了情報が受信される。
【0059】
たとえば、ユーザが、いくつかの動作、たとえば、スキャンデバイスを返却することによって、支払いの準備ができたとき、小売施設を管理する、小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、商品注文に対応する支払いインターフェースを表示するように課金デバイス83を制御してもよい。ユーザは、支払いインターフェースを閲覧して支払額、商品注文の商品リスト、および割引の標記などを確認し、支払いインターフェースの中で提供される支払い方法によって支払いを実行してもよい。支払いが完了すると、課金デバイス83は、後続の梱包動作をトリガするために、コントローラまたは遠隔制御プラットフォームに支払い完了情報を発行してもよい。
【0060】
図7に示すように、それは、本開示による小売施設の商品処理方法のいくつかの実施形態における未払いの商品注文の処理の流れの概略図である。図7を参照すると、いくつかの実施形態では、ユーザが、商品の購入を中止するかまたは支払いなどの動作を完了することに失敗すると、商品処理方法は、未払いの商品注文を処理するための方法をさらに含む。方法は、ステップ230、すなわち、商品注文に対応する梱包エリア40の中の位置を動作不能にするステップを含んでもよい。この時点で、商品は、依然として、梱包エリア40の中の対応する梱包ポートにおいて包装紙の中に位置し、商品注文はキャンセルされるか、またはユーザは、支払い方法を変更するようにプロンプトされる。
【0061】
本開示による小売施設の実施形態に対して、未払いの商品注文は、たとえば、商品注文に対応する梱包エリア40の中の位置を動作可能にし、未梱包の商品91を、受信された棚に戻す命令に従って棚に戻すために、搬送デバイス60によって出荷エリア70に搬送するステップ240を、維持管理者によってさらに処理されてもよい。
【0062】
このプロセスの間、維持管理者は、同じく、スキャンデバイスを返却するためのエリア82によって、そのような処理プロセスをトリガしてもよい。たとえば、異常処理専用のスキャンデバイスが、スキャンデバイスを返却するためのエリア82の中に置かれると、小売施設の表示画面は、現在の未払いの注文の番号を示す。棚に戻すことが必要であるとき、小売施設を管理する、小売施設のコントローラまたは遠隔制御プラットフォームは、未梱包の商品91を出荷エリア70に搬送するように搬送デバイス60を制御してもよい。このようにして、維持管理者は、これらの商品を手動で片づけてもよく、またはこれらの商品は、小売施設の関連機構によって自動的に片づけられる。
【0063】
ここに、本開示の様々な実施形態が、詳細に説明された。本開示の概念を不明瞭にしないために、当技術分野でよく知られているいくつかの詳細事項は説明されない。上記の説明によれば、本明細書で開示される技術的解決策を実装する方法は、当業者には完全に周知されよう。
【0064】
本開示のいくつかの特定の実施形態が、例として詳細に説明されたが、上記の例は例示のためにすぎず、本開示の範囲を限定するものとは見なされないことを、当業者には理解されたい。上記の実施形態に対する修正形態および技術的特徴の部分の等価な置き換えが、本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく作成されてもよいことを、当業者には理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。
【符号の説明】
【0065】
10 建物
20 商品陳列エリア
21 商品棚
30 仕分けデバイス
31 滑りポート
32 搬送経路
40 梱包エリア
41 梱包ポート
42 包装紙
50 梱包デバイス
51 閉止機構
60 搬送デバイス
61 水平搬送機構
62 垂直搬送機構
70 出荷エリア
81 スキャンデバイスを提供するためのエリア
82 スキャンデバイスを返却するためのエリア
83 課金デバイス
91 商品
92 梱包済み商品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7