(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】UEにおけるブロードキャストおよびインデックス生成のための方法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20240213BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20240213BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20240213BHJP
【FI】
H04W48/18
H04W48/10
H04W76/10
(21)【出願番号】P 2022548524
(86)(22)【出願日】2021-02-12
(86)【国際出願番号】 IB2021051207
(87)【国際公開番号】W WO2021161265
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-10-21
(32)【優先日】2020-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】リンドハイマー, クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】オールソン, オスカー
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,SIB1 design for NPN[online],3GPP TSG RAN WG2 #108 R2-1914628,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_108/Docs/R2-1914628.zip>,2019年11月18日,Section2.1.3、ANNEX
【文献】Ericsson,Remaining RRC aspects of NPN[online],3GPP TSG RAN WG2 #109_e R2-2000131,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_109_e/Docs/R2-2000131.zip>,2020年02月24日
【文献】Ericsson,Remaining RRC aspects of NPN[online],3GPP TSG RAN WG2 #109_e R2-2000130,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_109_e/Docs/R2-2000130.zip>,2020年02月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(110、200)であって、前記無線デバイスが、
前記無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路(137、213)と、
処理回路(120、201)と
を備え、前記処理回路は、
ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出することであって、前記システム情報が、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備える、システム情報を検出することと、
前記複数のNPNからネットワークを選択することと、
前記選択されたネットワークに関連するインデックス値を決定することであって、
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づ
き、かつ
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子がネットワーク識別子(NID)を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく、ことと
を行うように設定された、無線デバイス(110、200)。
【請求項2】
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子が前記CAG識別子を含み、前記インデックス値を決定することが、それぞれのCAG識別子によって識別され、前記システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づく、請求項1に記載の無線デバイス。
【請求項3】
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子が、前記NIDを含み、前記インデックス値を決定することは、前記システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づく、請求項1に記載の無線デバイス。
【請求項4】
前記処理回路は、
前記無線デバイスが、前記選択されたネットワークへのアクセスを要求することを示すために、接続セットアップ中に前記インデックス値を使用すること、または
前記選択されたネットワークに関連するユニファイドアクセス制御(UAC)パラメータを決定するために前記インデックス値を使用すること
を行うようにさらに設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項5】
前記処理回路は、
前記システム情報に基づいてネットワークインデックスを生成することを行うようにさらに設定され、前記ネットワークインデックスを生成するために、前記処理回路は、
前記システム情報が、1つまたは複数のPLMN識別情報を備えるリストを含むかどうかを決定し、前記システム情報が、1つまたは複数のPLMN識別情報を備える前記リストを含むとき、前記ネットワークインデックス中に前記1つまたは複数のPLMN識別情報についての1つまたは複数のインデックス値を含めることと、
NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のCAG識別子を備えるリストを含むかどうかを決定し、NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のCAG識別子を備える前記リストを含むとき、前記ネットワークインデックス中に前記1つまたは複数のCAG識別子についての1つまたは複数のインデックス値を含めることと、
NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のNIDを備えるリストを含むかどうかを決定し、NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のNIDを備える前記リストを含むとき、前記ネットワークインデックス中に前記1つまたは複数のNIDについての1つまたは複数のインデックス値を含めることと
を行うように設定され、
前記選択されたネットワークに関連する前記インデックス値が、前記ネットワークインデックスに基づいて決定される、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項6】
前記処理回路は、
セルがNPN専用セルであることを示すパラメータを検出し、応答して、前記ネットワークインデックス中に含めるべきPLMN識別情報についてのインデックス値がないと仮定して前記ネットワークインデックスを生成すること
を行うようにさらに設定された、請求項5に記載の無線デバイス。
【請求項7】
無線デバイスにおける方法であって、前記方法は、
ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出すること(2302)であって、前記システム情報が、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備える、システム情報を検出すること(2302)と、
前記複数のNPNからネットワークを選択すること(2304)と、
前記選択されたネットワークに関連するインデックス値を決定すること(2306)であって、
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づ
き、かつ
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子がネットワーク識別子(NID)を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく、こと(2306)と
を含む、方法。
【請求項8】
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子が前記CAG識別子を含み、前記インデックス値を決定することが、それぞれのCAG識別子によって識別され、前記システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記選択されたネットワークに関連する前記NPN識別子が、前記NIDを含み、前記インデックス値を決定することは、前記システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記無線デバイスが、前記選択されたネットワークへのアクセスを要求することを示すために、接続セットアップ中に前記インデックス値を使用すること、または
前記選択されたネットワークに関連するユニファイドアクセス制御(UAC)パラメータを決定するために前記インデックス値を使用すること
をさらに含む、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークノード(160)であって、前記ネットワークノードが、
前記ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路(187)と、
処理回路(170)と
を備え、前記処理回路は、
複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備えるシステム情報をブロードキャストすることと、
前記複数のNPNのうちのネットワークに関連するインデックス値を決定することであって、
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づ
き、かつ
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子がネットワーク識別子(NID)を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく、ことと
を行うように設定された、ネットワークノード(160)。
【請求項12】
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子が前記CAG識別子を含み、前記インデックス値を決定することが、それぞれのCAG識別子によって識別され、前記システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づく、請求項11に記載のネットワークノード。
【請求項13】
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子が、前記NIDを含み、前記インデックス値を決定することは、前記システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づく、請求項11に記載のネットワークノード。
【請求項14】
前記処理回路は、
接続セットアップ中に無線デバイスから前記ネットワークに関連する前記インデックス値を受信したことに基づいて、前記無線デバイスが前記ネットワークへのアクセスを要求すると決定すること、または
ユニファイドアクセス制御(UAC)パラメータが前記ネットワークに関連することを示すために、前記ネットワークに関連する前記インデックス値とともに前記UACパラメータを送信すること
を行うようにさらに設定された、請求項11から13のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項15】
前記処理回路が、前記システム情報に基づいてネットワークインデックスを生成するようにさらに設定され、
前記システム情報が、1つまたは複数のPLMN識別情報を備えるリストを含むとき、前記ネットワークインデックスが、前記1つまたは複数のPLMN識別情報についての1つまたは複数のインデックス値を含み、
NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のCAG識別子を備えるリストを含むとき、前記ネットワークインデックスが、前記1つまたは複数のCAG識別子についての1つまたは複数のインデックス値を含み、
NPN識別子の前記リストが、1つまたは複数のNIDを備えるリストを含むとき、前記ネットワークインデックスが、前記1つまたは複数のNIDについての1つまたは複数のインデックス値を含むことを含み、
前記ネットワークに関連する前記インデックス値が、前記ネットワークインデックスに基づいて決定される、請求項11から14のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項16】
前記処理回路は、
セルがNPN専用セルであることを示すパラメータを送信し、それにより、ネットワークインデックス中に含めるべきPLMN識別情報についてのインデックス値がないことを無線デバイスに示すこと
を行うようにさらに設定された、請求項11から15のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項17】
ネットワークノードにおける方法であって、前記方法は、
複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備えるシステム情報をブロードキャストすること(2402)と、
前記複数のNPNのうちのネットワークに関連するインデックス値を決定すること(2404)であって、
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づ
き、かつ
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子がネットワーク識別子(NID)を含むとき、前記インデックス値を決定することが、NPN識別子の前記リスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく、こと(2404)と
を含む、方法。
【請求項18】
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子が前記CAG識別子を含み、前記インデックス値を決定することが、それぞれのCAG識別子によって識別され、前記システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ネットワークに関連する前記NPN識別子が、前記NIDを含み、前記インデックス値を決定することは、前記システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
接続セットアップ中に無線デバイスから前記ネットワークに関連する前記インデックス値を受信したことに基づいて、前記無線デバイスが前記ネットワークへのアクセスを要求すると決定すること、または
ユニファイドアクセス制御(UAC)パラメータが前記ネットワークに関連することを示すために、前記ネットワークに関連する前記インデックス値とともに前記UACパラメータを送信すること
をさらに含む、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、現在、一般に「5G」または「第5世代」と呼ばれる仕様に取り組んでいる。これらの作業において、様々な要件がリストされ、様々なソリューションが提案されている。たとえば、新コアネットワークへの新無線(new radio)アクセスを接続するためのソリューションが存在する。新無線アクセスは、一般に「NR」(新無線)と呼ばれる。新コアネットワークは、一般に、「5Gコアネットワーク」、または略して「5GC」と呼ばれる。「5Gシステム」、または略して「5GS」という用語は、完全なシステムを構成するものと呼ばれることもある。
【0002】
リリース15(Rel-15)における3GPPによって規定される5Gシステムは、したがって、新無線アクセス(NR)と新コアネットワーク(5GC)の両方を含む。5GCは、ネットワークスライシングのサポート、改善されたサービス品質(QoS)、ならびに、「非アクティブモード」と呼ばれる新しいユーザ機器(UE)状態の形態のレイテンシおよびバッテリー最適化など、いくつかの新しい特徴を提供する。
【0003】
5Gシステムは、一般に、「パブリックシステム」、すなわち、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)として知られる。これは、誰でもネットワークへのサブスクリプションおよびアクセスを得ることができることを意味する。これは、たとえば、特定のUEのみによってアクセスされ得、アクセスするためのサブスクリプション/証明を単に得ることが可能でない、いくつかの他のネットワークとは対照的である。「プライベート」ネットワークの1つのそのような例は、プライベートブロードバンド接続の拡張、たとえば、ファイバーを介したブロードバンドサブスクリプション、xDSL(「x」が、非同期DSLまたは同期DSLなど、あるタイプのDSLを指すことができるワイルドカードである、「デジタル加入者回線」)、または同様の接続として展開される、Wi-Fiルータである。この場合、誰でもアクセスを得ることはできない。これは、あるタイプのプライベートネットワークである。プライベートネットワークは、「非パブリックネットワーク(non-public network)」、または略して「NPN」と呼ばれることもある。
【0004】
ワイドローカルエリアネットワーク(WLAN)は、5Gとは異なるアクセスであるが、最近、5Gアクセスおよび5Gコアネットワークをも使用してこれらのNPNを展開する可能性を提供することに関係するアクティビティがあった。その場合ターゲットにされるものは、おそらく厳密にはホームWi-Fiアクセスポイントに対応しておらず、むしろ、たとえば、場合によっては工場機器、車両と、従業員との両方を接続するために、工場におけるNPNの展開に対応している。これらのタイプの展開は、まったく異なる要件を課し得る。一例として、これらのタイプのネットワークは、異なるセキュリティ要件を有し得る。別の例として、これらのタイプのネットワークは異なるローミング要件を有し得、いくつかの場合には、ローミングが働くこと(すなわち、接続をプライベートネットワーク内から「パブリック」であるネットワークにシームレスに転送するために)が重要であり得る。他の場合には、ローミングは、決してサポートされるべきではない。一例は、接続される機械類が、好ましくはプライベートネットワークのみにおいて働くべきであり、たとえば、他のアクセスポイント/セルまたはgNB(「gNB」はNRでは基地局を指す)を通して接続することが可能であるべきではないことであり得る。
【0005】
3GPPは、NPNがどのように働くべきであるかについての要件を記載し、要件をどのように満たすべきかに関する研究が実施された。要件は、3GPPドキュメント22.261(v16.6.0)において説明され、以下にコピーされる。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【0006】
非パブリックネットワークは、企業などのプライベートエンティティの単独の使用を対象とし、仮想エレメントと物理エレメントの両方を利用して、様々な設定において展開され得る。詳細には、非パブリックネットワークは完全にスタンドアロンのネットワークとして展開され得るか、非パブリックネットワークはPLMNによってホストされ得るか、または、非パブリックネットワークはPLMNのスライスとして提供され得る。
【0007】
これらの展開オプションのいずれでも、無許可のUE、企業に関連しないUEが非パブリックネットワークにアクセスすることを試みないことが予想され、これにより、リソースが、そのUEを拒否するために使用され、それにより、企業のUEのために利用可能でなくなることを生じ得る。企業のUEが、それらのUEがアクセスすることを許可されていないネットワークにアクセスすることを試みないことも予想される。たとえば、いくつかの企業UEは、PLMNカバレッジが同じ地理的エリア中で利用可能である場合でも、企業の非パブリックネットワークのみにアクセスするように制限され得る。他の企業UEは、非パブリックネットワークと、特に許容される場合はPLMNとの両方にアクセスすることが可能であり得る。
【0008】
6.25.2 要件
5Gシステムは、非パブリックネットワークをサポートするものとする。
【0009】
5Gシステムは、特定の地理的エリア内にカバレッジを提供する非パブリックネットワークをサポートするものとする。
【0010】
5Gシステムは、物理非パブリックネットワークと仮想非パブリックネットワークの両方をサポートするものとする。
【0011】
5Gシステムは、非パブリックネットワークのスタンドアロン動作をサポートするものとし、すなわち、非パブリックネットワークは、PLMNへの依存性なしに動作することが可能であり得る。
【0012】
オペレータとサービスプロバイダ、オペレータポリシーと地域または国内規制要件との間の一致を条件として、5Gシステムは、非パブリックネットワーク加入者について以下のものをサポートするものとする:
- 非パブリックネットワークを介した、サブスクライブされたPLMNサービスへのアクセス、
- 非パブリックネットワークとPLMNとの間の、サブスクライブされたPLMNサービスのためのシームレスなサービス継続性、
- PLMNを介した、選択された非パブリックネットワークサービスへのアクセス、
- 非パブリックネットワークとPLMNとの間の、非パブリックネットワークサービスのためのシームレスなサービス継続性。
【0013】
PLMNサービスにアクセスすべき非パブリックネットワーク加入者は、PLMNによって提供または受容される3GPP識別子および証明を使用するサービスサブスクリプションを有するものとする。
【0014】
5Gシステムは、UEが非パブリックネットワークを識別および選択するための機構をサポートするものとする。
【0015】
注: 異なるネットワーク選択機構が、物理非パブリックネットワーク対仮想非パブリックネットワークのために使用され得る。
【0016】
5Gシステムは、割り振られた識別子間の衝突可能性を最小限に抑えるために、多数の非パブリックネットワークのための識別子をサポートするものとする。
【0017】
5Gシステムは、非パブリックネットワークへのサブスクリプションをもつUEが、PLMN、またはそのUEが選択することを許可されていない非パブリックネットワークを自動的に選択し、その非パブリックネットワークにアタッチするのを防ぐための機構をサポートするものとする。
【0018】
5Gシステムは、PLMNへのサブスクリプションをもつUEが、そのUEが選択することを許可されていない非パブリックネットワークを自動的に選択し、その非パブリックネットワークにアタッチするのを防ぐための機構をサポートするものとする。
【0019】
5Gシステムは、非パブリックネットワークのUEに記憶されたネットワーク選択情報を変更することなしに、あるPLMNから別のPLMNへの非パブリックネットワークのホストの変更をサポートするものとする。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【0020】
要件は研究され、規格化されている2つの異なるソリューションがある。
【0021】
PLMNを介したパブリックネットワーク統合非パブリックネットワーク(PNI-NPN:Public Network Integrated Non-Public Network)
PNI-NPNは、非パブリックネットワークに1つまたは複数のネットワークスライスまたはデータネットワークを割り当てることによって、PLMNを介して利用可能にされる。ネットワークスライシングは、UEがネットワークスライスを使用することを許容されないエリア中でUEがネットワークにアクセスすることを試みることを回避する可能性を有効にしないので、追加のアクセス制御を適用するために、ネットワークスライシングに加えてクローズドアクセスグループ(CAG:Closed Access Group)の使用量が使用され得る。この場合、PNI-NPNはPLMN IDとCAG IDとの組合せによって識別され、ここで、CAG IDはPLMNの範囲内で一意であり、または、少なくともPNI-NPNのために使用されるべきセルがPLMN IDおよびCAG IDによって識別される(すなわち、実際のNPNは、専用シグナリングにおける他の手段、たとえば、ネットワークスライスIDによって識別され得る)。随意に、手動CAG選択の場合、ユーザを支援するために、人間可読ネットワーク名(HRNN:human readable network name)も提供され得る。人間可読ネットワーク名は、手動ネットワーク選択プロシージャをサポートするべきである。CAGを特定のデータネットワークまたはスライスに関連付けることは必要でなく、CAGなしに使用されている同じスライスに関してもCAGを使用することが完全に可能である。
【0022】
スタンドアロンNPN(SNPN)
SNPNは、PLMNの依存性なしに動作し、PLMN IDとネットワークID(NID)との組合せによって識別される。PLMNによって使用されるPLMN IDとは異なり、SNPNによって使用されるPLMN IDは一意であることを必要とされず、すなわち、2つのSNPNが同じPLMN IDを共有することが可能である。プライベートネットワークによる使用のために予約されたPLMN IDは、たとえば、国際電気通信連合(ITU)によって割り振られたモバイル国コード(MCC)999に基づいて、非パブリックネットワークのために使用され得る。NIDは、PLMN IDの拡張と見なされ、異なる割り振りモデルをサポートすることができる。たとえば、
- ローカルに管理されるNIDは、展開時間においてSNPNによって個々に選定されると仮定される(したがって、すべてのシナリオにおいて一意でないことがある)、
- 広く管理されるNIDは、地域ごとに中央エンティティによって管理され、グローバル一意であると仮定される。
【0023】
PNI-NPNと同様に、HRNNが、ユーザが手動ネットワーク選択中にSNPNを識別するのを支援するために、随意に提供され得る。
【0024】
上記のことからわかるように、PNI-NPNによって使用される識別情報とSNPNによって使用される識別情報とは、同様のものである。SNPNがPLMN ID+NIDを使用し、PNI-NPNがPLMN ID+CAG IDを使用する。他の差は、SNPNが、プライベート使用のために予約されたPLMN IDを使用し得、PNI-NPNが、そのホスティングPLMNのPLMN ID、すなわち、パブリックPLMN IDを使用することである。
【0025】
したがって、SNPN/NIDソリューション原理は、以下の通りである。
- PLMN IDとNIDとの組合せはSNPNを識別する、
- NIDはグローバル一意であるかまたはローカルに管理され得る、
- NG-RANノードは、合計12個のNIDをブロードキャストすることをサポートする、
- 随意に、手動選択のためのNIDごとの人間可読ネットワーク名、
- 随意に、SNPNをサポートしないUEがセルにアクセスするのを防ぐためのセルブロードキャスト情報、
- UEがSNPNアクセスモードで動作するようにセットされたとき、UEは、SNPNのみを選択し、SNPNのみに登録する、
- UEは、選択されたPLMNとしてのPLMN IDおよびNIDを提供し、NG-RANは、選択されたPLMNとしてのPLMN IDおよびNIDを5GCに提供する、
- アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、UEがSNPNのためのサブスクリプションを有しない場合、アクセス制御を実施し、UEを拒否する、
- ユニファイドアクセス制御(UAC:Unified Access Control)情報は、非パブリックネットワークごとに設定される。
【0026】
NIDは、ネットワーク選択中にPLMN IDとともに使用され、したがって、ネットワーク識別情報の拡張、すなわち、PLMN IDと見なされる。これは、「SNPNアクセスモードで動作するUEは、選択されたSNPNのPLMN IDとNIDの両方をブロードキャストするセルおよびネットワークのみを選択する。」という文から理解される。
【0027】
PNI-NPN/CAGソリューション原理は、既存の機能(たとえば、ネットワークスライシング)がパブリックネットワーク内にNPNを展開するために使用され、さらに、アクセス制御の目的で、クローズドアクセスグループが以下のように使用され得ることである。
- CAGセルは、PLMNごとに1つまたは複数のCAG識別子をブロードキャストし(次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)ノードが、合計12個のCAG識別子をブロードキャストすることをサポートすると仮定する)、随意に、CAG識別子ごとに人間可読ネットワーク名をブロードキャストする、
- PLMN/ネットワーク選択はPLMN IDを使用して行われ、選択されたPLMN内で、許容セルは、許容CAGリストと、UEがCAGセルにアクセスすることを許容されるにすぎないかどうかの随意の指示とを使用して導出される。セル選択/再選択は、次いで、CAG情報と、UEがCAGアクセス専用指示(CAG access only indication)をプロビジョニングされるかどうかの知識とを使用して実施され、次いで、セル選択も、選択されたPLMN-IDの非CAG非SNPNセルに対してセル(再)選択を実施することができる。
- PLMN IDごとの複数のCAG識別子があり得るので、UEは、選択されたCAG識別子をNG-RANに提供し、NG-RANは、N2を介してCAG識別子をAMFに提供する、
- (NASにおけるUE、およびN2を介したNG-RANのための)モビリティ制限は、許容CAGリストと、UEがCAGセルにアクセスすることを許容されるにすぎないかどうかの指示とで拡張される、
- CAGセルは、CAGをサポートするUEのみがセルにアクセスしているように情報をブロードキャストするものとする(すなわち、セルはCAGセルまたは通常PLMNセルのいずれかである)。
【0028】
ソリューションのいくつかの特性は、PLMNオペレータが、CAGがPLMN IDの範囲内で規定されるので、外部登録の必要なしにPLMNオペレータのネットワークと使用される識別情報とを管理することを可能にすることを含む。
【0029】
上記で説明されたように新しいネットワークタイプを規定する際に、どんなネットワークがセルにおいてサポートされるかに関する情報をUEが得ることができるように、ある種類のブロードキャストをサポートする必要がある。これは、通常、RANがブロードキャスト情報を送るように行われる。3GPP NR規格および5Gシステム規格に従うシステムでは、ネットワークは、通常、システム情報ブロック1(SIB1)と呼ばれるメッセージ中にリストされる。
【0030】
SIB1は、セルがアクセス可能であるかどうかまたはセルが規制されるかどうか、セルが緊急サービスをサポートしているかどうか、およびUEがアクセスすることができるものに何らかの制限があるかどうかなどの情報を含む。含まれる別の情報エレメントは、サポートされるPLMNのリストである。このリストは、異なるPLMNまたは異なるネットワークに、特定のセル識別情報(CellIdentity)、トラッキングエリアコード(TAC)およびranエリアコード(RANAC)を割り振るための機会をも提供する。3GPP技術仕様(TS)38.331規格では、そのようなネットワークリストまたはPLMNリストを含む情報エレメント(IE)は、cellAccessRelatedInfoと呼ばれ、cellAccessRelatedInfoはSIB1中に含まれる。仕様からの以下の抜粋は、cellAccessRelatedInfo情報エレメントについて説明する。
CellAccessRelatedInfo
IE CellAccessRelatedInfoは、このセルについてのセルアクセス関係情報を示す。
CellAccessRelatedInfo情報エレメント
【0031】
NPNが別個の情報エレメント中にリストされるべきであるという提案が、現在存在する。以下に従う。
- CellAccessRelatedInfo
IE CellAccessRelatedInfoは、このセルについてのセルアクセス関係情報を示す。
CellAccessRelatedInfo情報エレメント
【0032】
編集者の注:NPNについてのネットワークインデックス付けの規定は、さらなる検討が必要(FFS)である。
【0033】
次の修正されるサブクローズ(6.3.2における新しい情報エレメント)
NPN-Identity
IE NPN-Identityは、PLMN識別情報ごとのCAG-IDのリストまたはNIDのリストのいずれかを含む。IEをどのようにセットすべきかに関するさらなる情報は、TS23.003[21]において指定されている。
NPN-Identity情報エレメント
【0034】
編集者の注:(1)NIDのサイズは、CT4合意に基づいて検査されるべきである、(2)NIDのリストの必要は、サポートされるべきRAN共有シナリオに依存する、および(3)同じPLMN識別情報に関連するすべてのCAG識別情報が同じcag-IdentityList中にリストされるものとするかどうかは、FFSである。
【0035】
次の修正(6.3.2における新しい情報エレメント)
NPN-IdentityInfoList
IE NPN-IdentityInfoListは、NPN識別情報のリストを含む。
NPN-IdentityInfoList情報エレメント
【0036】
上記でわかるように、NPN識別情報は、別個のネットワークリスト、すなわち、cellAccessRelatedInfo中のNPN-IdentityInfoListにおいて導入される。このようにして、ブロードキャスト情報(SIB1)は、SIB1によって表されるセルが様々なNPNネットワーク識別情報のアクセスをサポートする場合、リスニングをUEに示すことが可能になる。
【発明の概要】
【0037】
現在、(1つまたは複数の)ある課題が存在する。たとえば、UEがどのネットワーク、どのPLMNまたはNPNにアクセスすることを希望するかをUEがシグナリングするとき、UEは、無線リソース制御(RRC)セットアッププロシージャと呼ばれるプロシージャにおいてこれを行う。このプロシージャはTS38.331において詳述され、これは、UEとネットワークとの間の、3つのRRCメッセージの交換からなる。3つのメッセージは
図1に示されている。実際には、この図では隠れているより多くのメッセージがあるが、それらのメッセージは、RRCレイヤに焦点を当てる目的で省略されたことに留意されたい。これが述べられる理由は、RRCセットアップ要求が(メッセージ3のように)msg3と呼ばれることがあり、RRCセットアップ完了がmsg5(またはメッセージ5)と呼ばれるからである。これらのmsg3およびmsg5参照は、コンテキストにおいて読み取られる必要があるが、他のプロシージャでは、msg5は、他のメッセージ、たとえば、再開完了メッセージであり得る。
【0038】
RRCセットアップ要求メッセージは、UE識別情報または参照と確立原因値、すなわち、アクセスの理由とを含む、極めて短いメッセージである。RRCセットアップメッセージは、無線ベアラ設定に関するネットワークからの情報を含み、RRCセットアップ完了メッセージは、UEがどのネットワークにアクセスすることを希望するかに関するさらなる詳細を含む。特に、このメッセージは、UEがアクセスすることを希望するネットワークへの参照を含む。この指示は明示的ではないが、完全なPLMN IDではなく、むしろ、SIB1メッセージ中に含まれたPLMNのリストを指すインデックスである。
【0039】
PLMNのための規格では、UEがアクセスすることができるPLMNを含むPLMN-IdentityInfoListは、以下のものなど、PLMNインデックスを生成するための入力である。
PLMNインデックスは、PLMN-IdentityInfoListのn番目のエントリおよびその対応するPLMN-IdentityInfoのi番目のエントリにおいて含まれるPLMNについて、b1+b2+...+b(n-1)+iとして規定され、ここで、b(j)は、それぞれ、各PLMN-IdentityInfo中のPLMN-Identityエントリの数である。
ここで、
- PLMN-Identity
IE PLMN-Identityは、パブリックランドモバイルネットワークを識別する。IEをどのようにセットすべきかに関するさらなる情報は、TS23.003[21]において指定されている。
PLMN-Identity情報エレメント
- PLMN-IdentityInfoList
IE PLMN-IdentityInfoListは、PLMN識別情報のリストを含む。
PLMN-IdentityInfoList情報エレメント
【0040】
ルールは、UEがPLMNのみに拡張されるインデックスを生成するための原理として、明らかな理由から単に1つのリストに適用される。
【0041】
現在、NPNに関するインデックス生成がどのように行われるべきであるかについてのソリューションはない。
【0042】
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題のソリューションを提供し得る。概して、本開示のいくつかの実施形態は、非パブリックネットワークを展開するための、ならびに、ネットワークおよびそのようなネットワーク中のUEによるブロードキャストおよびネットワークインデックス生成のためのソリューションを提供する。
【0043】
本開示の一態様では、UEのための方法が、ブロードキャストにおいて提供される情報からネットワーク識別情報インデックスを生成するために提供される。ネットワーク識別情報インデックスは、非パブリックネットワークにアクセスする意図をシグナリングするために有効である。
【0044】
本開示の別の態様では、ネットワークにおける方法が、SIB1からのCAGおよびNIDのブロードキャストにおけるhrnnエレメントとHRNNを搬送する新しいブロードキャスト/新しいSIBとの間の1対1のマップがあるようにネットワークに接続されるNPNについての人間可読ネットワーク名のブロードキャストのために提供される。
【0045】
本明細書で開示される問題点のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。
【0046】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、処理回路とを備える。処理回路は、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出するように設定される。システム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備える。処理回路は、複数のNPNからネットワークを選択することと、選択されたネットワークに関連するインデックス値を決定することとを行うように設定される。選択されたネットワークに関連するNPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づく。選択されたネットワークに関連するNPN識別子がネットワーク識別子(NID)を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0047】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおける方法が、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出することを含む。システム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備える。本方法は、複数のNPNからネットワークを選択することと、選択されたネットワークに関連するインデックス値を決定することとを含む。選択されたネットワークに関連するNPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づく。選択されたネットワークに関連するNPN識別子がネットワーク識別子(NID)を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0048】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路を備える。本ネットワークノードは、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備えるシステム情報をブロードキャストすることと、複数のNPNのうちのネットワークに関連するインデックス値を決定することとを行うように設定された処理回路をさらに備える。前記ネットワークに関連するNPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づく。前記ネットワークに関連するNPN識別子がネットワーク識別子(NID)を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0049】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備えるシステム情報をブロードキャストすることと、複数のNPNのうちのネットワークに関連するインデックス値を決定することとを含む。前記ネットワークに関連するNPN識別子がクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別情報に少なくとも部分的に基づく。前記ネットワークに関連するNPN識別子がネットワーク識別子(NID)を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0050】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、処理回路とを備える。処理回路は、ネットワークノードからブロードキャストされた第1のシステム情報を検出するように設定される。第1のシステム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別する複数のNPNエレメントを備える。処理回路はまた、ネットワークノードからブロードキャストされた第2のシステム情報を検出するように設定される。第2のシステム情報は、複数の人間可読ネットワーク名(HRNN)エレメントを備える。各HRNNエレメントは第1のシステム情報のそれぞれのNPNエレメントに対応し、各HRNNエレメントは名前情報を示す。名前情報は、それぞれのNPNに関連するHRNN、または、第2のシステム情報がそれぞれのNPNに関連するHRNNを含まない場合は「名前なし」インジケータを備える。処理回路は、第2のシステム情報の名前情報を第1のシステム情報の対応するNPNエレメントに関連付けるようにさらに設定される。関連付けは、i番目のHRNNエレメントに対応するi番目のNPNエレメントに基づく。処理回路は、NPNエレメントのうちの1つに関連するそれぞれのNPNを識別するために、NPNエレメントのうちの前記1つに対応するHRNNを使用するように設定される。
【0051】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおける方法が、ネットワークノードからブロードキャストされた第1のシステム情報を検出することを含む。第1のシステム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別する複数のNPNエレメントを備える。本方法は、ネットワークノードからブロードキャストされた第2のシステム情報を検出することをさらに含む。第2のシステム情報は、複数の人間可読ネットワーク名(HRNN)エレメントを備える。各HRNNエレメントは第1のシステム情報のそれぞれのNPNエレメントに対応し、各HRNNエレメントは名前情報を示す。名前情報は、それぞれのNPNに関連するHRNN、または、第2のシステム情報がそれぞれのNPNに関連するHRNNを含まない場合は「名前なし」インジケータを備える。本方法は、第2のシステム情報の名前情報を第1のシステム情報の対応するNPNエレメントに関連付けることをさらに含む。関連付けは、i番目のHRNNエレメントに対応するi番目のNPNエレメントに基づく。本方法は、NPNエレメントのうちの1つに関連するそれぞれのNPNを識別するために、NPNエレメントのうちの前記1つに対応するHRNNを使用することをさらに含む。
【0052】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、電力供給回路と処理回路とを備える。電力供給回路は、ネットワークノードに電力を供給するように設定される。処理回路は、第1のシステム情報を送信することと、第2のシステム情報を送信することとを行うように設定される。第1のシステム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別する複数のNPNエレメントを備える。第2のシステム情報は、複数の人間可読ネットワーク名(HRNN)エレメントを備え、各HRNNエレメントが、i番目のNPNエレメントがi番目のHRNNエレメントに対応するように第1のシステム情報のそれぞれのNPNエレメントに対応する。各HRNNエレメントは名前情報を示す。名前情報は、それぞれのNPNに関連するHRNN、または、第2のシステム情報がそれぞれのNPNに関連するHRNNを含まない場合は「名前なし」インジケータを備える。処理回路は、NPNエレメントのうちの1つに関連するそれぞれのNPNを識別するために、NPNエレメントのうちの前記1つに対応するHRNNを使用するようにさらに設定される。
【0053】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、第1のシステム情報を送信することと、第2のシステム情報を送信することとを含む。第1のシステム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別する複数のNPNエレメントを備える。第2のシステム情報は、複数の人間可読ネットワーク名(HRNN)エレメントを備え、各HRNNエレメントが、i番目のNPNエレメントがi番目のHRNNエレメントに対応するように第1のシステム情報のそれぞれのNPNエレメントに対応する。各HRNNエレメントは名前情報を示す。名前情報は、それぞれのNPNに関連するHRNN、または、第2のシステム情報がそれぞれのNPNに関連するHRNNを含まない場合は「名前なし」インジケータを備える。本方法は、NPNエレメントのうちの1つに関連するそれぞれのNPNを識別するために、NPNエレメントのうちの前記1つに対応するHRNNを使用することをさらに含む。
【0054】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出するように設定された処理回路とを備える。システム情報は、非パブリックネットワーク(NPN)識別子のリストを備える。処理回路は、システム情報に基づいてネットワークインデックスを生成するようにさらに設定される。ネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。ネットワークインデックスを生成するために、処理回路は、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別し、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきCAGインデックスを生成するようにさらに設定される。CAGインデックスは、NPN識別子のリスト上の(1つまたは複数の)CAG識別子のうちの少なくとも1つと組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)エレメントの数に少なくとも部分的に基づく。ネットワークインデックスを生成するために、処理回路はまた、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのネットワーク識別子(NID)を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別し、NPN識別子のリストが、少なくとも1つNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきNIDインデックスを生成するように設定される。NIDインデックスは、NIDのリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0055】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、第1のシステム情報ブロードキャストを検出するように設定された処理回路とを備える。第1のシステム情報ブロードキャストは、非パブリックネットワーク(NPN)リストを備える。NPNリストは、複数のNPN識別子を示し、各NPN識別子が複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。処理回路は、第2のシステム情報ブロードキャストを検出するようにさらに設定される。第2のシステム情報ブロードキャストは、人間可読ネットワーク名(HRNN)リストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。処理回路は、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付けることと、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用することとを行うようにさらに設定される。
【0056】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、ネットワークノードから受信されたパラメータが、セルが非パブリックネットワーク(NPN)専用セルであることを示すかどうかを決定することと、ネットワーク識別情報を選択することとを行うように設定された処理回路とを備える。ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリストから選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストから選択される。
【0057】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と、パブリックランドモバイルネットワークリストから第1のエレメントを読み取り、通常サービスが利用可能でないことを示すものとして前記第1のエレメントを検出したことに応答して、非パブリックネットワーク(NPN)リストからネットワーク識別情報を選択するように設定された処理回路とを備える。方法は、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用することをさらに含む。
【0058】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報に関連するネットワークインデックスを生成するように設定された処理回路を備える。システム情報は、非パブリックネットワーク(NPN)識別子のリストを備える。ネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきCAGインデックスを生成することとを含む。CAGインデックスは、NPN識別子のリスト上の(1つまたは複数の)CAG識別子のうちの少なくとも1つと組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)エレメントの数に少なくとも部分的に基づく。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのネットワーク識別子(NID)を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきNIDインデックスを生成することとをも含む。NIDインデックスは、NIDのリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態によれば、本ネットワークノードは、ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路をさらに備える。
【0059】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、第1のシステム情報ブロードキャストを送信するように設定された処理回路を備える。第1のシステム情報ブロードキャストは、非パブリックネットワーク(NPN)リストを備える。NPNリストは複数のNPN識別子を示す。各NPN識別子は、複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。処理回路は、第2のシステム情報ブロードキャストを準備するようにさらに設定される。第2のシステム情報ブロードキャストは、人間可読ネットワーク名(HRNN)リストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。第2のシステム情報ブロードキャストは、無線デバイスが、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付けることを可能にするように設定される。処理回路は、第2のシステム情報ブロードキャストを送信するようにさらに設定される。いくつかの実施形態では、処理回路は、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用するようにさらに設定される。いくつかの実施形態によれば、本ネットワークノードは、ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路をさらに備える。
【0060】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、無線デバイスにパラメータを送信するように設定された処理回路を備える。パラメータは、セルが非パブリックネットワーク(NPN)専用セルであることを示す。処理回路は、無線デバイスからネットワーク識別情報の選択を受信するようにさらに設定され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリストから選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストから選択される。いくつかの実施形態によれば、本ネットワークノードは、ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路をさらに備える。
【0061】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストの第1のエレメントを無線デバイスに送るように設定された処理回路を備え、PLMNリストの第1のエレメントは、通常サービスが利用可能でないことを示し、それにより、無線デバイスが、非パブリックネットワーク(NPN)リストからネットワーク識別情報を選択し、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用するべきであることを示す。いくつかの実施形態によれば、本ネットワークノードは、ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路をさらに備える。
【0062】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおける方法が、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出することを含む。システム情報は、非パブリックネットワーク(NPN)識別子のリストを備える。本方法は、システム情報に基づいてネットワークインデックスを生成することをさらに含む。ネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきCAGインデックスを生成することとを含む。CAGインデックスは、NPN識別子のリスト上の(1つまたは複数の)CAG識別子のうちの少なくとも1つと組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)エレメントの数に少なくとも部分的に基づく。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのネットワーク識別子(NID)を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきNIDインデックスを生成することとをも含む。NIDインデックスは、NIDのリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0063】
いくつかの実施形態によれば、無線ネットワークにおける方法が、第1のシステム情報ブロードキャストを検出することを含む。第1のシステム情報ブロードキャストは、非パブリックネットワーク(NPN)リストを備える。NPNリストは、複数のNPN識別子を示し、各NPN識別子が複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。本方法は、第2のシステム情報ブロードキャストを検出することをさらに含む。第2のシステム情報ブロードキャストは、人間可読ネットワーク名(HRNN)リストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。本方法は、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付けることと、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用することとをさらに含む。
【0064】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおける方法が、ネットワークノードから受信されたパラメータが、セルが非パブリックネットワーク(NPN)専用セルであることを示すかどうかを決定することと、ネットワーク識別情報を選択することとを含む。ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリストから選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストから選択される。
【0065】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおける方法が、パブリックランドモバイルネットワークリストから第1のエレメントを読み取ることと、通常サービスが利用可能でないことを示すものとして前記第1のエレメントを検出したことに応答して、非パブリックネットワーク(NPN)リストからネットワーク識別情報を選択することとを含む。本方法は、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用することをさらに含む。
【0066】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報に関連するネットワークインデックスを生成することを含む。システム情報は、非パブリックネットワーク(NPN)識別子のリストを備える。ネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのクローズドアクセスグループ(CAG)識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきCAGインデックスを生成することとを含む。CAGインデックスは、NPN識別子のリスト上の(1つまたは複数の)CAG識別子のうちの少なくとも1つと組み合わせて含まれるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)エレメントの数に少なくとも部分的に基づく。ネットワークインデックスを生成することは、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのネットワーク識別子(NID)を含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別することと、NPN識別子のリストが、少なくとも1つNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきNIDインデックスを生成することとをも含む。NIDインデックスは、NIDのリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0067】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、第1のシステム情報ブロードキャストを送信することを含む。第1のシステム情報ブロードキャストは、非パブリックネットワーク(NPN)リストを備える。NPNリストは複数のNPN識別子を示す。各NPN識別子は、複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。本方法は、第2のシステム情報ブロードキャストを準備することをさらに含む。第2のシステム情報ブロードキャストは、人間可読ネットワーク名(HRNN)リストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。第2のシステム情報ブロードキャストは、無線デバイスが、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付けることを可能にするように設定される。本方法は、第2のシステム情報ブロードキャストを送信することをさらに含む。いくつかの実施形態では、本方法は、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用することをさらに含む。
【0068】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、無線デバイスにパラメータを送信することを含む。パラメータは、セルが非パブリックネットワーク(NPN)専用セルであることを示す。本方法は、無線デバイスからネットワーク識別情報の選択を受信することをさらに含み、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリストから選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストから選択される。
【0069】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードにおける方法が、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)リストの第1のエレメントを無線デバイスに送ることを含み、PLMNリストの第1のエレメントは、通常サービスが利用可能でないことを示し、それにより、無線デバイスが、非パブリックネットワーク(NPN)リストからネットワーク識別情報を選択し、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用するべきであることを示す。
【0070】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、上記で説明された方法のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を備える。
【0071】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを備える。コンピュータプログラムは、コンピュータ上で実行されたとき、上記で説明された方法のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を備える。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリアが、コンピュータプログラムを備える。コンピュータプログラムは、コンピュータ上で実行されたとき、上記で説明された方法のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を備える。
【0073】
いくつかの実施形態は、(1つまたは複数の)以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。たとえば、本開示は、NPN識別情報リストとPLMN識別情報リストの両方にわたるネットワーク識別情報インデックスを生成する簡単なやり方を提供する。これに関する主要な利点のうちの1つは、これが、規格の他の部分に適合し、たとえばセットアップ完了メッセージなど、共通メッセージの新しい実装を強制しない、ソリューションであることである。本開示に関する別の利点は、本開示が、HRNNがどのようにブロードキャストされるものとするのか、およびHRNNがSIB1中のブロードキャストとしてどのようにNPNリストに接続するものとするのかについての簡単なソリューションを提供することである。
【0074】
開示される実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面とともに、以下の説明が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【
図1】無線リソース制御(RRC)セットアップのためのメッセージフローの一例を示す図である。
【
図2】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図3】いくつかの実施形態による、無線ネットワークの一例を示す図である。
【
図4】いくつかの実施形態による、ユーザ機器の一例を示す図である。
【
図5】いくつかの実施形態による、仮想化環境の一例を示す図である。
【
図6】いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークの一例を示す図である。
【
図7】いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの一例を示す図である。
【
図8】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法の一例を示す図である。
【
図9】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法の一例を示す図である。
【
図10】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法の一例を示す図である。
【
図11】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法の一例を示す図である。
【
図12】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図13】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図14】いくつかの実施形態による、仮想化装置の一例を示す図である。
【
図15A】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図15B】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図16】いくつかの実施形態による、ネットワークインデックスの一例を示す図である。
【
図17】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図18】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図19】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図20】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図21】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図22】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図23】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【
図24】いくつかの実施形態による、方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0076】
次に、添付の図面を参照しながら、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
【0077】
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連のある技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、実施形態のいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目標、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
【0078】
同じPLMNに関係するCAG識別子
本開示の一態様では、2つ以上のネットワークリストにわたってどのようにネットワークインデックスを生成すべきかについてのソリューションが提供される。ネットワークリストは、一実施形態では、PLMNのリストおよびNPNのリストである。
【0079】
NPNのリストは、さらに、以下のリストにスプリットされ得る。
・ PLMN+CAG ID、および
・ PLMN+(略して「NID」とも呼ばれる)ネットワークID。
【0080】
コンテキストに応じて、表示「PLMN」は、時々、モバイル国コード(MCC)およびモバイルネットワークコード(MNC)からなる識別子PLMN IDを指し、時々、表示「PLMN」は、PLMN IDで識別されるパブリックネットワークを指す。ID部分が言及されているときにこれを明確にするために、PLMN IDは、時々、「MCC,MNC」表示で言及されることがある。「MCC,MNC」表示がPLMN IDと同じものを指すことを理解されたい。
【0081】
様々なネットワークタイプのためのネットワークインデックスを生成するとき、どんな情報をインデックスで示すべきか、およびその情報をどのように示すべきかについてのいくつかのルールが必要とされる。たとえば、オペレータが、PLMN IDによって表されるPLMNを動作させる場合、1つのそのようなルールは、そのPLMN IDとともにブロードキャストされるCAG IDが、同じPLMN IDとともにブロードキャストされる別のCAG IDと同じネットワークインデックスを有することができるかどうかを明確にするべきである。
【0082】
CAG IDを含んでいるエレメントのための提案される構造は、いくつかのCAG IDが同じPLMN IDを使用してサーブされる場合にそれらのCAG IDが集められ得ることを示唆する。これは、以下に示される。
NPN-Identity情報エレメント
【0083】
したがって、1つのNPN-Identityエレメント中のCAG IDを集めることが可能であるか、または、いくつかのNPN-Identityエレメントを作成し、各エレメントに異なるCAG IDを割り振るが、それらのエレメントに対して同じplmn-Identityを繰り返すことが可能である、の両方である。両方が可能である。同じPLMN IDのCAG IDが異なるNPN-Identityエレメント中でブロードキャストされる場合、異なるNPN-IdentityInfoエレメント中でCAG IDをリストすることによって、CAG IDに異なるcellIdentityを割り振ることが可能である、下記参照。
NPN-IdentityInfoList情報エレメント
【0084】
オペレータが、オペレータによってブロードキャストされている他のCAG IDとは異なるCAG IDを扱うことを希望する状況では、いくつかの実施形態は、その特定のCAGのみをもつNPN-Identityエレメントを作成する。このエレメントは、次いで、NPN-IdentityList中で単一のエレメントとしてリストされる場合、一意のトラッキングエリアコード、一意のRANACおよび一意のCellIdentity値と、それが一意のネットワークインデックスを得ているので、別個のユニファイドアクセス制御パラメータ(UAC)との両方をさえ、提供され得る。
【0085】
これが認識されると、インデックスを規定することに関連する課題は、(上記で規定された)NPN-IdentityエレメントがCAGを含んでいるかどうか、またはNPN-IdentityエレメントがNIDを含んでいるかどうかに応じて、インデックス規定が別様に扱われる必要があることからくる。同様に、(たとえば、UEの場合)インデックスを生成することに関連する課題は、NPN-IdentityエレメントがCAGを含んでいるのかNIDを含んでいるのかに応じて、インデックス生成が別様に扱われる必要があることからくる。
【0086】
これの主要な理由のうちの1つは、同じNPN-Identityエレメント内の、すなわち、同じリスト内の異なるCAGについてインデックス値を作成したくないという願望があり得ることである。本開示の一態様によれば、同一のNPN-Identity内にリストされるすべてのCAGは、同じネットワークインデックス値を有するものとして規定され、UEがあるネットワークタイプのインデックス値をどのように生成するべきであるかについてのルールが提供される。
【0087】
ネットワークインデックスは、主に、ユーザ/UEがどのネットワークにアクセスすることを目的としているかをネットワーク側(アクセスノード、たとえば、gNB)に伝えるために使用されるべきである。ネットワークインデックスはまた、(以下で示されるようにUAC-BarringPerPLMNとして示される)ネットワークレベルごとのユニファイドアクセス制御パラメータ(たとえば、規制ファクタおよび規制時間)を参照するために、ネットワークによって使用される。
【0088】
PLMNでは、UEは、RANが正しいAMFを選択することができるように、接続セットアップ(セットアップ完了)において、選択されたネットワークをRANにシグナリングする必要がある。これは、インデックスを示すことによって行われる、下記参照。
【0089】
同様に、ユニファイドアクセス制御(UAC)では、PLMNインデックスは、UAC固有規制パラメータをシグナリングするために使用される。
【0090】
インデックスは、SIB1中に明示的に含まれないが、上記で含まれたTS38.331において述べられているルールを使用してSIB1ブロードキャストからUEによって生成される、すなわち、
PLMNインデックスは、PLMN-IdentityInfoListのn番目のエントリおよびその対応するPLMN-IdentityInfoのi番目のエントリにおいて含まれるPLMNについて、b1+b2+...+b(n-1)+iとして規定され、ここで、b(j)は、それぞれ、各PLMN-IdentityInfo中のPLMN-Identityエントリの数である
【0091】
plmn-IdentityIndexおよびselectedPLMN-Identityに関係するフレームワークおよび機能はすべて所定の位置にあるので、そのフレームワークおよび機能ができる限り再使用され得るならば好ましい。この実施形態は、SIB1中のブロードキャスト情報のほかに変更を回避するために、NPNについてもplmn-IdentityIndexに基づくことを提案する。したがって、本開示に従ってNPNをインデックス付けするために、NPNインデックスは、PLMNインデックスが使用されるやり方とまったく同じやり方を使用することが可能であるべきである。
【0092】
インデックスの重要な態様は、インデックスが特定のPLMNまたはネットワーク(CAGまたはSNPNによって表されるPNI NPN)をポイントするべきであることである。したがって、インデックス付けは、PLMNが変動させられ得るとき、インデックスが進められる必要があるように、行われなければならない。PLMNは、現在、NPN識別情報エレメント中に含められることが提案されており、したがって、NPN-Identityは、インデックスを進めるための基礎である必要がある。したがって、インデックス付けは、NPN-Identityなど、PLMNを変動させることができるエレメントに基づく必要がある。
【0093】
NPN-IdentityInfoListの提案されたNPNリストおよび構造の場合、インデックスについて説明し、インデックスを生成する1つのやり方は、インデックスを3つの部分において分離することである。
・ (すでに規定された)PLMNインデックス
・ CAGインデックス - CAGインデックスをもつPNI-NPN(下記参照)
・ NIDインデックス - SNPN/NIDインデックス
【0094】
いくつかの実施形態は、インデックスをいつ進めるべきかを制御するためにこの分離を使用する。たとえば、同一のcag-IdentityList中のCAGインデックスのリストはインデックスを進めるべきでないが、nid-List中のNIDはインデックスを進めるべきである。
【0095】
このコンテキストでは、共有シナリオの場合、cag-IdentityListのリストとnid-IdentityListのリストとを混合しないことが必要である。実現可能な前進するやり方は、PLMNが、最も低いインデックス、次いでCAG、次いでNIDを有するように、常にブロードキャストすることである。低から高へのインデックスの順序は、PLMN - CAG/PNI-NPN - NID/SNPNであるものとする。
【0096】
本開示の一態様によれば、CAGインデックスは、次のように規定される。
PLMNインデックス+x、
(順序が)x番目のcag-IdentityList中のCAG IDについて、したがって、同一のcag-IdentityList内のすべてのCAG IDは、同じCAGインデックスを有するべきである。
【0097】
NIDインデックスは、次のように規定される。
PLMNインデックス+CAGインデックス+N1+N2+...+N(n-1)+p
n番目のnid-List中の位置pにおけるNIDについて、ここで、Nは、それぞれ各nid-List中のNIDの数である。
【0098】
上記のインデックス規定を使用すると、すべてのNIDが別個のインデックスを有することになり、同じcag-IdentityList中で集められたすべてのCAGが同じインデックスを有することになる。したがって、CAGインデックスとNIDインデックスとは、以下のようになるように、UE中でおよびネットワーク中で生成される。
CAGインデックス=PLMNインデックス+x番目のcag-IdentityList中のx
NIDインデックス=PLMNインデックス+CAGインデックス+N1+N2+...+N(n-1)+p、n番目のnid-List中の位置pにおけるNIDについて、ここで、Nは、それぞれ各nid-List中のNIDの数である。
【0099】
上記のことは、シグナリングの構造を参照することなど、他のやり方で表現され得、ここで、以下のものへの参照が行われ得る。
NPN-IdentityInfoList
NPN-IdentityInfo
NPN-IdentityList
NPN Identity
PLMN-IdentityおよびcagまたはNIDリスト
【0100】
簡単のために、上記の説明は、NPN-IdentityInfoListとcag識別情報リストまたはNIDリスト中のCAG/NIDエレメントとの間のステップを、それらのステップがより複雑な式を助長するので、省いた。
【0101】
もちろん、あるCAG IDがどのidentityListおよび識別情報エレメント中に含まれているかを参照することも可能であるが、明確に規定された順序がある限り、これはインデックス値を変更しない。
【0102】
インデックス規定に関する別の態様は、パラメータcellReservedForOtherUseがいつ真にセットされるかである。これは、アクセスされ得るPLMNリスト中のエレメントがない(PLMNリスト中のネットワークが規制される)ことを意味する。
【0103】
これは、事実上、完全なPLMNリストが無効にされる(すべてのUEについて規制される)ことを意味し、その場合、plmn-IdentityIndexカウントがまったくない、すなわち、NPNをシグナリングするときのPLMNインデックス値が0であるものとすることが理解できる。したがって、CAGのためのまたはNIDのためのインデックスを生成するとき、いくつかの実施形態は、cellReservedForOtherUseが真にセットされたとき、NPNインデックス(CAGインデックス、NIDインデックス)を生成することがPLMNインデックス部分を0として計数するものとするという追加の条件を含む。
【0104】
UEにおいてインデックス値を生成する異なるステップの説明が、
図2に示されている。
【0105】
第1のステップ20において、UEは、SIB1を読み取り、パラメータcellReservedForOtherUseが真にセットされるのか偽にセットされるのかを最初に検出する。パラメータcellReservedForOtherUseが真にセットされた場合、UEはステップ26にスキップするべきである。パラメータcellReservedForOtherUseが偽にセットされた場合、UEは、PLMN識別情報リスト中にリストされたPLMNの、規定に従う、インデックス(ステップ24に示されているPLMNインデックス)を生成するべきであり、次いで、ステップ26に進むべきである。次のステップ26において、NPN-Identityリストがブロードキャスト中に存在するかどうかが検査されるべきである。NPN-Identityリストが存在しない場合、UEはステップ36にスキップするべきである。NPN-Identityリストが存在する場合、そのリストがCAG IDを含むかどうかが検査されるべきである(ステップ28)。そのリストがCAG IDを含まない場合、UEはステップ32にスキップする。そのリストが1つまたは複数のCAG IDを含む場合、UEは、ステップ30を実施して、上記でリストされたルールに従って、CAG IDのためのインデックスセットを生成し、次いで、ステップ32に進む。次のステップ32として、NPN-IdentityList中にNIDがあるかどうかを確かめるための検査がある。NPN-IdentityList中にNIDがない場合、プロシージャはステップ36にスキップする。NPN-IdentityList中に1つまたは複数のNIDがある場合、UEは(上記で説明されたルールに従ってNIDインデックスを生成する)ステップ34を実施し、次いで、ステップ36に進む。ステップ36において、方法は、UEがアクセスし、RRC接続をセットアップすることを目的とするネットワークのネットワーク識別情報を示す計算されたインデックスをUEが送信することによって終了する。
【0106】
上記の説明はUEについてのものであるが、実際は、同じプロシージャに従ってインデックスを生成することは、これが、ネットワークがPLMNまたはネットワーク固有UACパラメータをブロードキャストするように設定されるべきであるかどうか、またはいつ設定されるべきであるかを決定することに関して必要とされるので、ネットワークタスクでもある。
【0107】
上記で示されたプロシージャの後に、UEのための次のステップ、たとえば、ネットワークにアクセスする試みが進行中である状況において、UEは、UE/ユーザがアクセスすることを目的とするネットワークに対応するインデックス指示を含むRRCセットアップ完了メッセージをフォーマットするべきである。
【0108】
本開示の別の態様では、すべてのCAGブロードキャストおよびSNPN(MCC、MNC、NID組合せ)のための人間可読ネットワーク名(HRNN)のブロードキャストをサポートする必要がある。したがって、可読名は、CAGセルおよびSNPNセルのためのHRNNについてブロードキャストされ得る。
【0109】
本開示の一態様によれば、前のステップにおいて作成されたインデックスを使用する代わりに、HRNNブロードキャストは、SIB1ブロードキャスト中に含まれるCAGおよびNIDの数と同数のエレメントを含む、新しいSIB、SIBxを使用して行われる。HRNNを有するべきでないネットワークがある場合、エレメントはいずれにせよ含まれるが、このエレメントのコンテンツは、「空」または「名前なし」、あるいは、いくつかのネットワークが実際は人間可読ネットワーク名をブロードキャストしないことを示す何らかの他の指示にセットされる。このパラメータは、単に「偽」指示であることもある。
【0110】
本開示の一態様によれば、利点は、CAG IDおよびNIDがあるのと同数のエレメントを含むことにおいて認識される。たとえば、UEまたはネットワークによって生成されたような、および上記で説明されたようなインデックスを使用するための代替手法は、同じCAGリストの一部であるCAGのためのHRNNをリストする可能性を許容せず、なぜなら、これらのCAGは、その場合、同じネットワークインデックスを有し得るからである。したがって、インデックスを使用するソリューションは、インデックスがすべてのCAGおよびすべてのNIDについて進められていることを考慮する必要がある。しかしながら、課題は、同じリスト中のCAGがインデックスを進めるべきでなく、その場合、そのインデックスが、HRNNに関連付けるために直接使用され得ないことであった。(上記で説明されたように)UACのためにおよびmsg5のために使用されたインデックスを再使用することが可能であったならば、有利であった。しかしながら、これは、同一のCag-IdentityListエレメントの下で集められたCAGについて異なるHRNNを許容しないので、別のインデックスが必要とされる。代替ソリューション、および場合によっては最も簡単なものは、すべてのCAGおよびNIDにわたって進められる別個のインデックスを作成し、これをHRNNリストに関連付けることである。本開示の別の実施形態による、代替手法は、したがって、第2のインデックス、CAG-NIDインデックスを作成し、これをHRNNブロードキャスト中のHRNNに関連付けることである。これは、HRNNのための新しいSIBが、SIB1中のCAGおよびNIDの数と同じ量のHRNNエレメントを有する場合の代替形態と見なされ、ここでもエレメントは空であり得る。
【0111】
以下は、本開示の一実施形態による、HRNNの一例を提供する。
SIBx
IE SIBxは、人間可読ネットワーク名(HRNN)を含んでいる
SIBx情報エレメント
【0112】
UEが、記憶されたシステム情報を再使用することを可能にするために、UEがいつシステム情報を読み取っているか、特に、UEがいつSIB1情報を獲得しているかに関して、(SIB1、SIB6、SIB7またはSIB8を除いて)NRにおけるSIBは値タグに関連付けられる。記憶されたSIBは、そのSIBが3時間以内に獲得され、値タグが、SIB1中でそのSIBについて提供された値タグに一致する場合、有効と見なされる。SIBは、さらに、同じSIBが2つ以上のセル中で再使用されることを可能にするために有効性エリアタグに関連付けられ得、この場合、エリアidは、記憶されたSIBが有効と見なされるためにSIB1中のエリアidにも一致しなければならない。
【0113】
値タグの有効性を確認するとき、UEは、PLMN ID、および随意に(SIBがセル固有であるかどうかに応じて)、記憶されたSIBのセルIDが、SIB1中でブロードキャストされたPLMN IDおよびセルIDに一致することをも検査しなければならない。とはいえ、RAN共有により、セルに関連する複数のPLMN IDがあり得るので、PLMN IDを比較することはわずかに問題になる。Rel-15では、これは、比較のためにSIB1中でブロードキャストされた第1のPLMN IDを使用することによって解決された。
UEは、以下を行うものとする。
1> SIBの記憶されたバージョンを、そのバージョンが有効と正常に確認された瞬間から3時間後に削除する。
1> SIBの各記憶されたバージョンについて、
2> areaScopeが関連付けられ、SIBの記憶されたバージョンについてのその値が、サービングセルからのそのSIBのためのsi-SchedulingInfo中で受信された値と同じである場合、
3> サービングセルから受信されたSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれる、PLMN-IdentityInfoList中に含まれる第1のPLMN-Identityと、systemInformationAreaIDと、valueTagとが、そのSIBの記憶されたバージョンに関連するPLMN-Identityと、systemInformationAreaIDと、valueTagと同等である場合、
4> 記憶されたSIBをセルについて有効と見なす。
2> areaScopeがSIBの記憶されたバージョンについて存在せず、areaScope値が、サービングセルからのそのSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれない場合、
3> サービングセルから受信されたSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれる、PLMN-IdentityInfoList中の第1のPLMN-Identityと、CellIdentityと、valueTagとが、そのSIBの記憶されたバージョンに関連するPLMN-Identityと、CellIdentityと、valueTagと同等である場合、
4> 記憶されたSIBをセルについて有効と見なす。
【0114】
第1のPLMN IDがSI有効性確認において使用されることは、NPN専用セルについての問題を潜在的に引き起こし得る。NPNが別個のネットワークリスト中で提供されることが同意されたので、「npn専用セル」の場合、PLMNリスト値は、単に「ダミー値」であり得、SI有効性の目的で依拠するものがない。さらに、特にSNPNでは、PLMN部分が一意でないことがあるので、特に、オペレータPLMNが使用されないときはいつでもMCC=999が使用されないように、単にPLMN部分を有することは十分でないことがある。SNPNでは、NIDも実際に必要とされる。
【0115】
上記の目的で、および本開示の別の態様によれば、cellReservedForOperatorUseが「偽」にセットされた場合、UEが上記のことに従って有効性を確認するべきであることが提案される。cellReservedForOperatorUseが「真」(npn専用)にセットされた場合、NPN-IdentityInfoList中の第1のネットワークエレメントが使用されるものとする。このエレメントがSNPNエレメントである場合、このエレメントもNID部分を含むべきである。
【0116】
本開示の別の態様では、「PLMNダミー値」が、空でないPLMNリストを基本的に有するために使用される規格化された値である場合、UEは、UEがダミー値を検出することによって代わりにNPNリストの第1のエレメントをとるべきであることを極めてよく認識し得る。その場合、UEは、cellReservedForOtherUse値を検出するかまたは読み取る必要がない。したがって、本開示の一態様によれば、cellReservedForOtherUseが真にセットされたとき、UEは、PLMN-IdentityInfoList中ではなくNPN-IdentityInfoList中の第1のネットワーク識別情報(PLMN、SNPN)を使用するものとする。第1のネットワーク識別情報がSNPN識別情報である場合、記憶されたSIの有効性を確認するとき、PLMNとNIDの両方が使用されるものとする。
【0117】
以下は、3GPP TS38.331仕様に対して行われた変更を示す。
【0118】
5.2.2.2.1 SIB有効性
UEは、セル選択時に(たとえば、電源投入時に)、セル再選択時に、カバレッジ外からの復帰時に、同期を伴う再設定完了の後に、別のRATからネットワークに入った後に、システム情報が変化したという指示を受信すると、PWS通知を受信すると、およびUEが記憶されたSIBの有効なバージョンを有しないときはいつでも、節5.2.2.3において規定されているシステム情報(SI)獲得プロシージャを適用するものとする。
【0119】
UEが、節5.2.2.3に記載されているように、サービングセルにおいてMIB(マスタ情報ブロック)またはSIB1またはSIメッセージを獲得するとき、およびUEが獲得されたSIBを記憶する場合、UEは、SIBのためのsi-SchedulingInfoに示されているような、存在する場合は関連するareaScopeと、ネットワーク識別情報(PLMN-IdentityまたはPLMN-Identity+NID)と、CellIdentityと、存在する場合はsystemInformationAreaIDと、存在する場合はvalueTagとを記憶するものとする。UEは、たとえば、セル再選択の後に、カバレッジ外からの復帰時に、またはSI変化指示の受信後に、MIB、SIB1、SIB6、SIB7またはSIB8を除いて、SIの有効な記憶されたバージョンを使用し得る。
【0120】
注: 現在のサービングセルについて有効なSIBに加えて、記憶されたSIBの記憶および管理は、UE実装形態に委ねられる。
【0121】
UEは、以下を行うものとする。
1> cellReservedForOtherUseが偽にセットされた場合、
2> SIB有効性検査のためにネットワーク識別情報としてのPLMN-IdentityInfoList中の第1のPLMN-Identityおよび関連するCellIdentityを使用する。
2> 他の場合、
2> NPN-IdentityInfoList中の第1のNPN-Identityがpni-npnである場合、
3> SIB有効性検査のためにネットワーク識別情報としてのNPN-Identity中のPLMN-Identityおよび関連するCellIdentityを使用する。
2> NPN-IdentityInfoList中の第1のNPN-Identityがsnpnである場合、
3> SIB有効性検査のためにネットワーク識別情報としてのNPN-Identity中のPLMN-Identityおよび第1のNIDおよび関連するCellIdentityを使用する。
1> SIBの記憶されたバージョンを、そのバージョンが有効と正常に確認された瞬間から3時間後に削除する。
1> SIBの各記憶されたバージョンについて、
2> areaScopeが関連付けられ、SIBの記憶されたバージョンについてのその値が、サービングセルからのそのSIBのためのsi-SchedulingInfo中で受信された値と同じである場合、
3> サービングセルから受信されたSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれる、ネットワーク識別情報と、systemInformationAreaIDと、valueTagとが、そのSIBの記憶されたバージョンに関連するネットワーク識別情報と、systemInformationAreaIDと、valueTagと同等である場合、
4> 記憶されたSIBをセルについて有効と見なす。
2> areaScopeがSIBの記憶されたバージョンについて存在せず、areaScope値が、サービングセルからのそのSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれない場合、
3> サービングセルから受信されたSIBのためのsi-SchedulingInfo中に含まれる、ネットワーク識別情報と、CellIdentityと、valueTagとが、そのSIBの記憶されたバージョンに関連するネットワーク識別情報と、CellIdentityと、valueTagと同等である場合、
4> 記憶されたSIBをセルについて有効と見なす。
【0122】
次の修正されるサブクローズ
以下の段落は、セクション5.5.5.1(「概要」)から始まる、3GPP TS38.331仕様の追加の変更について説明する。TS38.331のこのセクションは、ネットワークにMeasurementReportメッセージを送るUEを示す「
図5.5.5.1-1:測定報告」を含む。このプロシージャの目的は、測定結果をUEからネットワークに転送することである。UEは、成功したアクセス階層(AS)セキュリティアクティブ化の後にのみ、このプロシージャを始動するものとする。
【0123】
測定報告プロシージャがトリガされたmeasIdについて、UEは、以下のように、MeasurementReportメッセージ内にmeasResultsをセットするものとする。
1> measIdを、測定報告をトリガした測定識別情報にセットする。
1> servingCellMOで設定された各サービングセルについて、
2> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigがrsTypeを含む場合、
3> 測定報告をトリガしたreportConfig中に含まれるrsTypeに基づくサービングセル測定が利用可能である場合、
4> 測定報告をトリガしたreportConfig中に含まれるrsTypeに基づいて導出された、サービングセルの参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)および利用可能な信号対干渉プラス雑音比(SINR)を含めるように、measResultServingMOList内にmeasResultServingCellをセットする。
2> 他の場合、
3> 同期信号ブロック(SSB)ベースサービングセル測定が利用可能である場合、
4> SSBに基づいて導出された、サービングセルのRSRP、RSRQおよび利用可能なSINRを含めるように、measResultServingMOList内にmeasResultServingCellをセットする。
3> そうではなく、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)ベースサービングセル測定が利用可能である場合、
4> CSI-RSに基づいて導出された、サービングセルのRSRP、RSRQおよび利用可能なSINRを含めるように、measResultServingMOList内にmeasResultServingCellをセットする。
1> もしあれば、servingCellMOで設定された各NRサービングセルを含めるように、measResultServingMOList内にservCellIdをセットする。
1> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportを含む場合、
2> servingCellMOで設定された各サービングセルについて、5.5.5.2に記載されているように、関連するreportConfigに従ってビーム測定情報を含める。
1> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigがreportAddNeighMeasを含む場合、
2> 測定報告をトリガしたmeasIdと対応するmeasObjectId以外の、servingCellMOでも参照される、measIdList中で参照される各measObjectIdについて、
3> servingCellMOによって示されたmeasObjectNRが、reportConfig中で示されたrsTypeに対応するRSリソース設定を含む場合、
4> physCellIdと、関係するmeasObjectNRに対応する非サービングセルのreportConfig中で示されたreportQuantityCellおよびrsTypeに基づく利用可能な測定量とを、RSRP測定結果がこのmeasObjectNRに対応するセルのために利用可能である場合、最も高い測定されたRSRPとともに、さもなければ、RSRQ測定結果がこのmeasObjectNRに対応するセルのために利用可能である場合、最も高い測定されたRSRQとともに、さもなければ、最も高い測定されたSINRとともに含めるように、measResultServingMOList内にmeasResultBestNeighCellをセットする。
4> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportを含む場合、
5> 測定報告中に含まれる各最良の非サービングセルについて、
6> 5.5.5.2に記載されているように、関連するreportConfigに従ってビーム測定情報を含める。
1> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、eventTriggeredにセットされ、eventIDが、eventA3、またはeventA4、またはeventA5、またはeventB1、またはeventB2にセットされた場合、
2> UEがNE-DC中にあり、この測定報告をトリガした測定設定がMCGに関連する場合、
3> 各E-UTRA SCGサービング周波数についてエントリを含めるように、measResultServFreqListEUTRA-SCGをセットし、以下を伴う。
4> E-UTRAサービング周波数のcarrierFreqを含める。
4> UEがSCGに関連する測定設定によって測定するように設定された利用可能な測定量を含めるように、measResultServingCellをセットする。
4> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigがreportAddNeighMeasを含む場合、
5> measResultBestNeighCell内に、関係するサービング周波数上の、RSRPに基づく、最良の非サービングセルの量を含めるように、measResultServFreqListEUTRA-SCGをセットする。
1> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、eventTriggeredにセットされ、eventIDが、eventA3、またはeventA4、またはeventA5にセットされた場合、
2> UEがNR-DC中にあり、この測定報告をトリガした測定設定がMCGに関連する場合、
3> もしあれば、servingCellMOで設定された各NR SCGサービングセルについて、以下を含めるようにmeasResultServFreqListNR-SCGをセットする。
4> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigがrsTypeを含む場合、
5> 測定報告をトリガしたreportConfig中に含まれるrsTypeに基づくサービングセル測定が、SCGに関連する測定設定に従って利用可能である場合、
6> 測定報告をトリガしたreportConfig中に含まれるrsTypeに基づいて導出された、サービングセルのRSRP、RSRQおよび利用可能なSINRを含めるように、measResultServFreqListNR-SCG内にmeasResultServingCellをセットする。
4> 他の場合、
5> SSBベースサービングセル測定が、SCGに関連する測定設定に従って利用可能である場合、
6> SSBに基づいて導出された、サービングセルのRSRP、RSRQおよび利用可能なSINRを含めるように、measResultServFreqListNR-SCG内にmeasResultServingCellをセットする。
5> そうではなく、CSI-RSベースサービングセル測定が、SCGに関連する測定設定に従って利用可能である場合、
6> CSI-RSに基づいて導出された、サービングセルのRSRP、RSRQおよび利用可能なSINRを含めるように、measResultServFreqListNR-SCG内にmeasResultServingCellをセットする。
4> SSBに基づいて導出されたサービングセルについての結果が含まれる場合、
5> サービングセルのMeasObjectNR中に含まれるようなssbFrequencyによって示された値にssbFrequencyを含める。
4> CSI-RSに基づいて導出されたサービングセルについての結果が含まれる場合、
5> サービングセルのMeasObjectNR中に含まれるようなrefFreqCSI-RSによって示された値にrefFreqCSI-RSを含める。
4> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportを含む場合、
5> servingCellMOで設定された各サービングセルについて、5.5.5.2に記載されているように、関連するreportConfigに従ってビーム測定情報を含め、ここで、利用可能性が、SCGに関連する測定設定に従って考慮される。
4> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigがreportAddNeighMeasを含む場合、
5> servingCellMOによって示されたmeasObjectNRが、reportConfig中で示されたrsTypeに対応するRSリソース設定を含む場合、
6> physCellIdと、関係するmeasObjectNRに対応する非サービングセルのreportConfig中で示されたreportQuantityCellおよびrsTypeに基づく利用可能な測定量とをもつ1つのエントリを、RSRP測定結果がこのmeasObjectNRに対応するセルのために利用可能である場合、最も高い測定されたRSRPとともに、さもなければ、RSRQ測定結果がこのmeasObjectNRに対応するセルのために利用可能である場合、最も高い測定されたRSRQとともに、さもなければ、最も高い測定されたSINRとともに含めるように、measResultServFreqListNR-SCG内にmeasResultBestNeighCellListNRをセットし、ここで、利用可能性が、SCGに関連する測定設定に従って考慮される。
7> 測定報告をトリガしたmeasIdに関連するreportConfigが、reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportを含む場合、
8> 測定報告中に含まれる各最良の非サービングセルについて、
9> 5.5.5.2に記載されているように、関連するreportConfigに従ってビーム測定情報を含め、ここで、利用可能性が、SCGに関連する測定設定に従って考慮される。
1> 報告すべき少なくとも1つの適用可能な隣接セルがある場合、
2> reportTypeが、eventTriggeredまたはperiodicalにセットされた場合、
3> 以下に従って、maxReportCellsまでの最良の隣接セルを含めるようにmeasResultNeighCellsをセットする。
4> reportTypeがeventTriggeredにセットされた場合、
5> このmeasIdのためのVarMeasReportList内で規定されたcellsTriggeredList中に含まれるセルを含める。
4> 他の場合、
5> 新しい測定結果が、最後の周期的報告からあるいは測定が始動またはリセットされてから利用可能になった適用可能なセルを含める。
4> measResultNeighCells中に含まれる各セルについて、physCellIdを含める。
4> reportTypeが、eventTriggeredまたはperiodicalにセットされた場合、
5> 各含まれるセルについて、以下のように順序付けされて、このmeasIdのためのreportConfigに従って、レイヤ3フィルタ処理済みの測定された結果を含める。
6> このmeasIdに関連するmeasObjectがNRに関係する場合、
7> 関連するreportConfig中のrsTypeがssbにセットされた場合、
8> 5.5.5.3において指定されているように決定された分類量の降順に、関係するreportConfig内のreportQuantityCell中で示された(1つまたは複数の)同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックベース量を含めるように、measResult内にresultsSSB-cellをセットし、すなわち、最良のセルが最初に含められる。
8> reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportが設定された場合、5.5.5.2に記載されているように、ビーム測定情報を含める。
7> そうではなく、関連するreportConfig中のrsTypeがcsi-rsにセットされた場合、
8> 5.5.5.3において指定されているように決定された分類量の降順に、関係するreportConfig内のreportQuantityCell中で示された(1つまたは複数の)CSI-RSベース量を含めるように、measResult内にresultsCSI-RS-Cellをセットし、すなわち、最良のセルが最初に含められる。
8> reportQuantityRS-IndexesおよびmaxNrofRS-IndexesToReportが設定された場合、5.5.5.2に記載されているように、ビーム測定情報を含める。
6> このmeasIdに関連するmeasObjectがE-UTRAに関係する場合、
7> 5.5.5.3において指定されているように決定された分類量の降順に、関係するreportConfigInterRAT内のreportQuantity中で示された(1つまたは複数の)量を含めるように、measResultをセットし、すなわち、最良のセルが最初に含められる。
2> 他の場合、
3> cellForWhichToReportCGI(注:CGIはセルグローバル識別子を指す)によって示されたセルがNRセルである場合、
4> 関係するセルのためのcgi-Infoのplmn-IdentityInfoListが取得された場合、
5> plmn-IdentityInfoListの各エントリについてのplmn-IdentityList、trackingAreaCode(利用可能な場合)、ranac(利用可能な場合)、CellIdentityおよびcellReservedForOperatorUseを含む、plmn-IdentityInfoListを含める。
5> 利用可能な場合、frequencyBandListを含める。
4> UEがNPN対応であり、関係するセルのためのcgi-InfoのNPN-IdentityInfoListが取得された場合、
5> NPN-IdentityInfoListの各エントリについてのNPN-IdentityList、trackingAreaCode(利用可能な場合)、ranac(利用可能な場合)、CellIdentityおよびcellReservedForOperatorUseを含む、NPN-IdentityInfoListを含める。
4> そうではなく、MIBが、SIB1がブロードキャストされないことを示す場合、
5> 関係するセルのMIBから取得されたssb-SubcarrierOffsetとpdcch-ConfigSIB1とを含むnoSIB1を含める(ここで、「pdcch」は物理ダウンリンク制御チャネルを指す)。
3> cellForWhichToReportCGIによって示されたセルがE-UTRAセルである場合、
4> 関係するセルのためのcgi-Info-EPCのすべての必須のフィールドが取得された場合、
5> cgi-Info-EPC中に、EPCに関連するE-UTRA SystemInformationBlockType1中でブロードキャストされたフィールドを含める。
4> UEがE-UTRA/5GC対応であり、関係するセルのためのcgi-Info-5GCのすべての必須のフィールドが取得された場合、
5> cgi-Info-5GC中に、5GCに関連するE-UTRA SystemInformationBlockType1中でブロードキャストされたフィールドを含める。
4> 関連するmeasObject中のcellForWhichToReportCGIによって指示されたセルのためのcgi-Infoの必須の現在のフィールドが取得された場合、
5> freqBandIndicatorを含める。
5> セルがmultiBandInfoListをブロードキャストする場合、multiBandInfoListを含める。
5> セルがfreqBandIndicatorPriorityをブロードキャストする場合、freqBandIndicatorPriorityを含める。
1> 対応するmeasObjectがNRに関係する場合、
2> reportSFTD-Measが、このmeasIdのための対応するreportConfigNR内で真にセットされた場合、
3> 以下に従ってmeasResultSFTD-NRをセットする。
4> sfn-OffsetResult(ここで、SFNはシステムフレーム番号を指す)およびframeBoundaryOffsetResultを、下位レイヤによって提供された測定結果にセットする。
4> reportRSRPが真にセットされた場合、
5> rsrp-Resultを、SSBに基づいて導出されたNR PSCell(2次セルグループの1次セル)のRSRPにセットする。
2> そうではなく、reportSFTD-NeighMeasがこのmeasIdのための対応するreportConfigNR内に含まれる場合、
3> 測定結果が利用可能である各適用可能なセルについて、measResultCellListSFTD-NR中にエントリを含め、以下のようにコンテンツをセットする。
4> physCellIdを、関係するNRネイバーセルの物理セル識別情報にセットする。
4> sfn-OffsetResultおよびframeBoundaryOffsetResultを、下位レイヤによって提供された測定結果にセットする。
4> reportRSRPが真にセットされた場合、
5> rsrp-Resultを、SSBに基づいて導出された関係するセルのRSRPにセットする。
1> そうではなく、対応するmeasObjectがE-UTRAに関係する場合、
2> reportSFTD-Measが、このmeasIdのための対応するreportConfigInterRAT内で真にセットされた場合、
3> 以下に従ってmeasResultSFTD-EUTRAをセットする。
4> sfn-OffsetResultおよびframeBoundaryOffsetResultを、下位レイヤによって提供された測定結果にセットする。
4> reportRSRPが真にセットされた場合、
5> rsrpResult-EUTRAを、EUTRA PSCellのRSRPにセットする。
1> このmeasIdのためのVarMeasReportList内で規定されたnumberOfReportsSentを1だけ増分する。
1> 稼働している場合、周期的報告タイマーを停止する。
1> このmeasIdのためのVarMeasReportList内で規定されたnumberOfReportsSentが、このmeasIdのための対応するreportConfig内で規定されたreportAmountよりも小さい場合、
2> このmeasIdのための対応するreportConfig内で規定されたreportIntervalの値を用いて、周期的報告タイマーを開始する。
1> 他の場合、
2> reportTypeがperiodicalにセットされた場合、
3> このmeasIdのためのVarMeasReportList内のエントリを除去する。
3> VarMeasConfig内のmeasIdListからこのmeasIdを除去する。
1> UEが(NG)EN-DC中にある場合、
2> SRB3が設定された場合、
3> 送信のためにSRB3を介したMeasurementReportメッセージを下位レイヤにサブミットし、そのとき、プロシージャが終了する。
2> 他の場合、
3> TS36.331[10]において指定されているようにE-UTRA RRCメッセージULInformationTransferMRDC中に埋め込まれたE-UTRA MCGを介してMeasurementReportメッセージをサブミットする(ここで、ULはアップリンクを指し、MRDCはマルチRATデュアルコネクティビティを指す)。
1> そうではなく、UEがNR-DC中にある場合、
2> この測定報告をトリガした測定設定がSCGに関連する場合、
3> SRB3が設定された場合、
4> 送信のためにSRB3を介したMeasurementReportメッセージを下位レイヤにサブミットし、そのとき、プロシージャが終了する。
3> 他の場合、
4> 5.7.2a.3において指定されているようにNR RRCメッセージULInformationTransferMRDC中に埋め込まれたNR MCGを介してMeasurementReportメッセージをサブミットする。
2> 他の場合、
3> 送信のためにSRB1を介したMeasurementReportメッセージを下位レイヤにサブミットし、そのとき、プロシージャが終了する。
1> 他の場合、
2> 送信のためにMeasurementReportメッセージを下位レイヤにサブミットし、そのとき、プロシージャが終了する。
【0124】
次の修正されるサブクローズ
6.2.2 メッセージ規定
[...]
- RRC再開完了
RRC再開完了メッセージは、RRC接続再開の成功した完了を確認するために使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC-SAP:AM
論理チャネル:専用制御チャネル(DCCH)
方向:UEからネットワーク
RRC再開完了メッセージ
[...]
【0125】
次の修正されるサブクローズ- SIB3の変更および新しいSIBx
6.3.1 システム情報ブロック
[...]
- SIB3
SIB3は、周波数内セル再選択についてのみ関連する隣接セル関係情報を含んでいる。IEは、特定の再選択パラメータをもつセルならびにブラックリストに載せられたセルを含む。
SIB3情報エレメント
[...]
SIBx
IE SIBxは、人間可読ネットワーク名(HRNN)を含んでいる
SIBx情報エレメント
【0126】
次の修正されるサブクローズ(108#37からのCRに基づく)
6.3.2 無線リソース制御情報エレメント
[...]
- CellAccessRelatedInfo
IE CellAccessRelatedInfoは、このセルについてのセルアクセス関係情報を示す。
CellAccessRelatedInfo情報エレメント
[...]
- CGI-InfoNR
IE CGI-InfoNRは、CGI報告プロシージャの一部としてUEによって報告されるセルアクセス関係情報を示す。
CGI-InfoNR情報エレメント
[...]
- UAC-BarringPerPLMN-List
IE UAC-BarringPerPLMN-Listは、PLMNごとに設定されたアクセスカテゴリー固有アクセス制御パラメータを提供する。
UAC-BarringPerPLMN-List情報エレメント
【0127】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、
図3に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、
図3の無線ネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160および160b、ならびにWD110、110b、および110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード160および無線デバイス(WD)110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
【0128】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
【0129】
ネットワーク106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
【0130】
ネットワークノード160およびWD110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
【0131】
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、モバイルスイッチングセンタ(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME))、運用保守(O&M)ノード、運用サポートシステム(OSS)ノード、自己最適化ネットワーク(SON:Self-Optimized Network)ノード、測位ノード(たとえば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC))、および/あるいはドライブテスト最小化(MDT:minimization of drive test)を含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
【0132】
図3では、ネットワークノード160は、処理回路170と、デバイス可読媒体180と、インターフェース190と、補助機器184と、電源186と、電力回路187と、アンテナ162とを含む。
図3の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
【0133】
同様に、ネットワークノード160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ162がRATによって共有され得る)。ネットワークノード160は、ネットワークノード160に統合された、たとえば、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、Long Term Evolution(LTE)、新無線(NR)、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード160内の他の構成要素に統合され得る。
【0134】
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路170によって実施されるこれらの動作は、処理回路170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0135】
処理回路170は、単体で、またはデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード160機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に記憶された命令、または処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
【0136】
いくつかの実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172とベースバンド処理回路174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172とベースバンド処理回路174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路172とベースバンド処理回路174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体180、または処理回路170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路170によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路170は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路170単独に、またはネットワークノード160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0138】
デバイス可読媒体180は、限定はしないが、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路170によって実行されることが可能であり、ネットワークノード160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われた計算および/またはインターフェース190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路170およびデバイス可読媒体180は、統合されていると見なされ得る。
【0139】
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、および/またはWD110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース190は、たとえば有線接続上でネットワーク106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末194を備える。インターフェース190は、アンテナ162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ162の一部であり得る、無線フロントエンド回路192をも含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198と増幅器196とを備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162および処理回路170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路192は、デジタルデータを、フィルタ198および/または増幅器196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0140】
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード160は別個の無線フロントエンド回路192を含まないことがあり、代わりに、処理回路170は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路192なしでアンテナ162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路172の全部または一部が、インターフェース190の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末194と、無線フロントエンド回路192と、RFトランシーバ回路172とを含み得、インターフェース190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路174と通信し得る。
【0141】
アンテナ162は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ162は、無線フロントエンド回路192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード160に接続可能であり得る。
【0142】
アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
【0143】
電力回路187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は、電源186から電力を受信し得る。電源186および/または電力回路187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源186は、電力回路187および/またはネットワークノード160中に含まれるか、あるいは電力回路187および/またはネットワークノード160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された、または電力回路187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
【0144】
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、
図3に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード160のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
【0145】
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
【0146】
示されているように、無線デバイス110は、アンテナ111と、インターフェース114と、処理回路120と、デバイス可読媒体130と、ユーザインターフェース機器132と、補助機器134と、電源136と、電力回路137とを含む。WD110は、WD110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
【0147】
アンテナ111は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ111は、WD110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD110に接続可能であり得る。アンテナ111、インターフェース114、および/または処理回路120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ111は、インターフェースと見なされ得る。
【0148】
示されているように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112とアンテナ111とを備える。無線フロントエンド回路112は、1つまたは複数のフィルタ118と増幅器116とを備える。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111および処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に結合されるか、またはアンテナ111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD110は別個の無線フロントエンド回路112を含まないことがあり、むしろ、処理回路120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部または全部が、インターフェース114の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路112は、デジタルデータを、フィルタ118および/または増幅器116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ111は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0149】
処理回路120は、単体で、またはデバイス可読媒体130などの他のWD110構成要素と併せてのいずれかで、WD110機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路120は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体130に記憶された命令、または処理回路120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
【0150】
示されているように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD110の処理回路120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路124およびアプリケーション処理回路126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路122およびベースバンド処理回路124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122は、インターフェース114の一部であり得る。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のためのRF信号を調整し得る。
【0151】
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体130に記憶された命令を実行する処理回路120によって提供され得、デバイス可読媒体130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路120は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路120単独に、またはWD110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0152】
処理回路120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0153】
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路120およびデバイス可読媒体130は、統合されていると見なされ得る。
【0154】
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザがWD110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD110にインストールされるユーザインターフェース機器132のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132は、WD110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路120に接続される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132はまた、WD110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路120がWD110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
【0155】
補助機器134は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊なセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
【0156】
電源136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD110は、電源136から、本明細書で説明または指示される任意の機能を行うために電源136からの電力を必要とする、WD110の様々な部分に電力を配信するための、電力回路137をさらに備え得る。電力回路137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD110は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源136に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源136の充電のためのものであり得る。電力回路137は、電源136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
【0157】
図4は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE
200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。
図4に示されているUE200は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、
図4はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
【0158】
図4では、UE200は、入出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、ランダムアクセスメモリ(RAM)217と読取り専用メモリ(ROM)219と記憶媒体221などとを含むメモリ215、通信サブシステム231、電源213、および/または任意の他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、アプリケーションプログラム225と、データ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、
図4に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
【0159】
図4では、処理回路201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路201は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形態での情報であり得る。
【0160】
図示された実施形態では、入出力インターフェース205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE200は、入出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE200への入力およびUE200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE200は、ユーザがUE200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
【0161】
図4では、RFインターフェース209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、ネットワーク243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0162】
RAM217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス202を介して処理回路201にインターフェースするように設定され得る。ROM219は、処理回路201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225と、データファイル227とを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
【0163】
記憶媒体221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体221中に有形に具現され得、記憶媒体221はデバイス可読媒体を備え得る。
【0164】
図4では、処理回路201は、通信サブシステム231を使用してネットワーク243bと通信するように設定され得る。ネットワーク243aとネットワーク243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム231は、IEEE802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)ネットワーク(UTRAN)、拡張UTRA(E-UTRA)ネットワーク(E-UTRAN)、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機233および/または受信機235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機233および受信機235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0165】
示されている実施形態では、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム231は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源213は、UE200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
【0166】
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE200の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路201は、バス202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路201と通信サブシステム231との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
【0167】
図5は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境300を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
【0168】
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
【0169】
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション320によって実装され得る。アプリケーション320は、処理回路360とメモリ390とを備えるハードウェア330を提供する、仮想化環境300において稼働される。メモリ390は、処理回路360によって実行可能な命令395を含んでおり、それにより、アプリケーション320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
【0170】
仮想化環境300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ390-1を備え得、メモリ390-1は、処理回路360によって実行される命令395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370は物理ネットワークインターフェース380を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路360によって実行可能なソフトウェア395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体390-2をも含み得る。ソフトウェア395は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
【0171】
仮想マシン340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
【0172】
動作中に、処理回路360は、ソフトウェア395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
【0173】
図5に示されているように、ハードウェア330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア330は、アンテナ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)3100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
【0174】
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするために使用され得る。
【0175】
NFVのコンテキストでは、仮想マシン340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン340の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン340のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
【0176】
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の上の1つまたは複数の仮想マシン340において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、
図5中のアプリケーション320に対応する。
【0177】
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機3220と1つまたは複数の受信機3210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナ3225に結合され得る。無線ユニット3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
【0178】
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム3230を使用して、実現され得る。
【0179】
図6を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411とコアネットワーク414とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局412a、412b、412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを規定する。各基地局412a、412b、412cは、有線接続または無線接続415上でコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c中に位置する第1のUE491が、対応する基地局412cに無線で接続するか、または対応する基地局412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア413a中の第2のUE492が、対応する基地局412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE491、492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局412に接続している状況に等しく適用可能である。
【0180】
通信ネットワーク410は、それ自体、ホストコンピュータ430に接続され、ホストコンピュータ430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との間の接続421および422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク420を介して進み得る。中間ネットワーク420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0181】
図6の通信システムは全体として、接続されたUE491、492とホストコンピュータ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続450として説明され得る。ホストコンピュータ430および接続されたUE491、492は、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局412は、接続されたUE491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局412は、UE491から発生してホストコンピュータ430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
【0182】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、
図7を参照しながら説明される。通信システム500では、ホストコンピュータ510が、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース516を含む、ハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路518をさらに備える。特に、処理回路518は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ510は、ホストコンピュータ510に記憶されるかまたはホストコンピュータ510によってアクセス可能であり、処理回路518によって実行可能である、ソフトウェア511をさらに備える。ソフトウェア511はホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510において終端するOTT接続550を介して接続するUE530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0183】
通信システム500は、通信システム中に提供される基地局520をさらに含み、基地局520は、基地局520がホストコンピュータ510およびUE530と通信することを可能にするハードウェア525を備える。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース526、ならびに基地局520によってサーブされるカバレッジエリア(
図7に図示せず)中に位置するUE530との少なくとも無線接続570をセットアップおよび維持するための無線インターフェース527を含み得る。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を容易にするように設定され得る。接続560は直接であり得るか、あるいは、接続560は、通信システムのコアネットワーク(
図7に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局520のハードウェア525は、処理回路528をさらに含み、処理回路528は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521をさらに有する。
【0184】
通信システム500は、すでに言及されたUE530をさらに含む。UE530のハードウェア535は、UE530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース537を含み得る。UE530のハードウェア535は、処理回路538をさらに含み、処理回路538は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE530は、UE530に記憶されるかまたはUE530によってアクセス可能であり、処理回路538によって実行可能である、ソフトウェア531をさらに備える。ソフトウェア531はクライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートのもとに、UE530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ510では、実行しているホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510において終端するOTT接続550を介して、実行しているクライアントアプリケーション532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション532は、クライアントアプリケーション532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0185】
図7に示されているホストコンピュータ510、基地局520およびUE530は、それぞれ、
図6のホストコンピュータ430、基地局412a、412b、412cのうちの1つ、およびUE491、492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、
図7に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、
図6のものであり得る。
【0186】
図7では、OTT接続550は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局520を介したホストコンピュータ510とUE530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE530からまたはホストコンピュータ510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
【0187】
UE530と基地局520との間の無線接続570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続570が最後のセグメントを形成するOTT接続550を使用して、UE530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、データレート、レイテンシ、または電力消費を改善し、それにより、低減されたユーザ待ち時間、ファイルサイズに対する緩和された制限、より良い応答性、または延長されたバッテリー寿命などの利益を提供し得る。
【0188】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE530との間のOTT接続550を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続550を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511およびハードウェア515でまたはUE530のソフトウェア531およびハードウェア535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続550が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア511、531が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア511および531が、ソフトウェア511および531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0189】
図8は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図6および
図7を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図8への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610の(随意であり得る)サブステップ611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0190】
図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図6および
図7を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図9への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0191】
図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図6および
図7を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図10への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ820において、UEはユーザデータを提供する。ステップ820の(随意であり得る)サブステップ821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ810の(随意であり得る)サブステップ811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0192】
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図6および
図7を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図11への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0193】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
【0194】
図12は、特定の実施形態による方法を図示する。いくつかの実施形態では、方法は、PLMNとCAG IDとの組合せのNPNインデックスに対応するネットワークインデックス、またはPLMNとネットワークID(NID)との組合せのインデックスを生成するために、上記で説明された無線デバイス110またはUE160などの無線デバイスによって実施され得る。ステップ1201において、方法は、システム情報ブロードキャストを検出し、ブロードキャストは非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストを含む。ステップ1202において、方法は、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを識別する。ステップ1203において、方法は、cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成する。ステップ1204において、方法は、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを識別する。ステップ1205において、方法は、nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成する。
図12の方法のいくつかのステップは、実施形態によっては随意であり得る。一例として、ステップ1203は、いくつかの実施形態では随意であり得る(たとえば、ステップ1203は、ステップ1202において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えない場合、省略され得る)。別の例として、ステップ1205は、いくつかの実施形態では随意であり得る(たとえば、ステップ1205は、ステップ1204において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えない場合、省略され得る)。
【0195】
図13は、特定の実施形態による方法を図示する。いくつかの実施形態では、方法は、PLMNとCAG IDとの組合せのNPNインデックスに対応するネットワークインデックス、またはPLMNとネットワークID(NID)との組合せのインデックスを生成するために、上記で説明された無線デバイス110またはUE160などの無線デバイスによって、あるいは上記で説明されたネットワークノード160などのネットワークノードによって実施され得る。ステップ1301において、方法は、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報中に含まれる非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメント、および/または少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかを決定する。ステップ1302において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えると決定したことに応答して、およびそれがそのようなエレメントを含む場合、方法は、cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成する。ステップ1303において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えると決定したことに応答して、およびそれがそのようなエレメントを含む場合、方法は、nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成する。いくつかの実施形態では、ステップ1302および/またはステップ1303は、たとえば、ステップ1301において行われた決定の結果に応じて、随意であり得る。いくつかの実施形態は、ステップ1301において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えないと決定された場合、ステップ1302を省略し得る。いくつかの実施形態は、ステップ1301において、非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えないと決定された場合、ステップ1303を省略し得る。
【0196】
図14は、無線ネットワーク(たとえば、
図3に示されている無線ネットワーク)における装置1400の概略ブロック図を示す。装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、
図3に示されている無線デバイス110またはネットワークノード160)において実装され得る。装置1400は、
図13に関して説明された例示的な方法、および、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、
図13の方法は、必ずしも装置1400のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
【0197】
仮想装置1400は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、システム情報ユニット1402、CADインデックスユニット1404、NIDインデックスユニット1406、および装置1400の任意の他の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
【0198】
図14に示されているように、装置1400は、システム情報ユニット1402と、CADインデックスユニット1404と、NIDインデックスユニット1406とを含む。システム情報ユニット1402は、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報を取得し、システム情報中に含まれる非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメント、および/または少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかを決定するように設定される。システム情報中に含まれる非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えると決定したことに応答して、システム情報ユニット1402は、cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成するように設定されたCADインデックスユニット1404にNPNのリストを提供し得る。システム情報中に含まれる非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えると決定したことに応答して、システム情報ユニット1402は、nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成するように設定されたNIDインデックスユニット1406にNPNのリストを提供し得る。
【0199】
他の実施形態は、任意の他の好適な様式で、システム情報ユニット1402、CADインデックスユニット1404、およびNIDインデックスユニット1406の間で機能を割り当て得る。一例として、いくつかの実施形態では、システム情報ユニット1402は、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報を取得し、CADインデックスユニット1404およびNIDインデックスユニット1406に、システム情報中に含まれるNPNのリストを提供するように設定され得る。CADインデックスユニット1404は、NPNのリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを決定するように設定され得る。はいの場合、CADインデックスユニット1404は、cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成するようにさらに設定され得る。NIDインデックスユニット1406は、NPNのリストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを決定するように設定され得る。はいの場合、NIDインデックスユニット1406は、nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成するようにさらに設定され得る。
【0200】
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
【0201】
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ上で実行されたとき、本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかを実施する命令を備える。さらなる例では、命令は、信号またはキャリア上で搬送され、それはコンピュータ上で実行可能であり、実行されたとき、本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかを実施する。
【0202】
実施形態
グループAの実施形態
1. パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とクローズドアクセスグループ(CAG)IDとの組合せの非パブリックネットワーク(NPN)インデックスに対応するネットワークインデックス、またはPLMNとネットワークID(NID)との組合せのインデックスとを生成するための無線デバイス(たとえば、UE)における方法であって、前記生成することは、
- システム情報ブロードキャストを検出するステップであって、ブロードキャストが非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストを含む、システム情報ブロードキャストを検出するステップと、
- 非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを識別するステップと、
- cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成するステップと、
- 非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備えるかどうかと、それがそのようなエレメントを含むかどうかとを識別するステップと、
- nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成するステップと
を含む、方法。
2. 前記CAGインデックスを生成することは、前記システム情報ブロードキャスト中に含まれるPLMN識別情報リストがある場合をも考慮に入れ、ある場合、CAGインデックスを、それらがPLMN識別情報のために生成されたインデックス値の後に来るように構成する、実施形態1に記載の方法。
3. 前記NIDインデックスを生成することは、前記システム情報ブロードキャスト中に含まれるPLMN識別情報リストがある場合をも考慮に入れ、ある場合、NIDインデックスを、それらがCAGインデックスのために生成されたインデックス値の後に来るように構成する、実施形態1に記載の方法。
4. 前記CAGインデックスまたはNIDインデックスを生成することは、
- cellReservedForOtherUseパラメータの値と、前記パラメータの値がいつ真にセットされるかとを検出するステップと、
- 先行するPLMNインデックス値がないと仮定してCAGインデックスを生成するステップと、
- 先行するPLMNインデックス値がないと仮定してNIDインデックスを生成するステップと
をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
5. 前記生成されたインデックスは、RRCセットアップ完了メッセージを送信するときに使用されており、前記インデックスは、アクセスが要求されるネットワークの表現として前記メッセージ中に含まれている、実施形態1から4のいずれか1つに記載の方法。
6. 第1のシステム情報ブロードキャスト中の異なるネットワーク識別子のネットワークタイプを、第2のシステム情報ブロードキャスト中の前記異なるネットワーク識別子の人間可読ネットワーク名に関連付けるための、無線ネットワークにおける方法。
7. 関連付けは、前記第1のシステム情報ブロードキャスト中のネットワーク識別子の量が、前記第2のシステム情報ブロードキャスト中の人間可読ネットワーク名エレメントの量に対応することに基づく、実施形態6に記載の方法。
8. 「名前なし」に対応する値を割り振られた人間可読ネットワーク名エレメントのうちの少なくとも1つがブロードキャストされる、実施形態7に記載の方法。
9. システム情報の有効性を確認するための無線デバイス(たとえば、UE)における方法であって、有効性を確認するステップは、
- cellReservedForOtherUseパラメータを読み取ることと、
- 前記cellReservedForOtherUseパラメータが値真を有する場合、NPN-IdentityInfoListからネットワーク識別情報を選択し、前記cellReservedForOtherUseパラメータが値偽を有する場合、PLMN-IdentityInfoListからネットワーク識別情報を選択することと
を含む、方法。
10. 前記選択することが、リストのいずれかから第1のネットワーク識別情報を選択することを含む、実施形態9に記載の方法。
11. システム情報の有効性を確認するための無線デバイス(たとえば、UE)における方法であって、有効性を確認するステップは、
- PLMN-IdentityInfoリストから第1のエレメントを読み取ることと、
- 前記第1のエレメントが、利用可能な通常サービスがないことを示す規格化されたエレメントとして検出された場合、システム情報の有効性を確認するために使用されるように、NPN-IdentityInfoListからネットワーク識別情報を選択することと
を含む、方法。
12.
- ユーザデータを提供することと、
- 基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングすることと
をさらに含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法。
グループBの実施形態
13. PLMNとCAG IDとの組合せのNPNインデックスに対応するネットワークインデックス、またはPLMNとネットワークID(NID)との組合せのインデックスとを生成するためのネットワークノードにおける方法であって、前記生成することは、
前記ネットワークノードによるシステム情報ブロードキャストであって、ブロードキャストが非パブリックネットワーク識別子(NPN)のリストを含む、前記ネットワークノードによるシステム情報ブロードキャストについて、
- 非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくともエレメントを備える場合、およびそれがそのようなエレメントを含む場合、cag-IdentityListエレメントと組み合わせて含まれるPLMNエレメントの数に少なくとも部分的に基づいてCAGインデックスを生成するステップと、
- 非パブリックネットワーク識別子の前記リストが、少なくとも1つのNID識別子を含む少なくともエレメントを備える場合、およびそれがそのようなエレメントを含む場合、nid-List中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてNIDインデックスを生成するステップと
を含む、方法。
14. 前記ネットワークノードが、ユニファイドアクセス制御パラメータをブロードキャストまたは送信するときに参照として前記NIDインデックスを関連付ける、実施形態13に記載の方法。
15.
- ユーザデータを取得することと、
- ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスにフォワーディングすることと
をさらに含む、実施形態13または14に記載の方法。
グループCの実施形態
16. 無線デバイスであって、
- グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線デバイス。
17. 基地局であって、
- グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 基地局に電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、基地局。
18. ユーザ機器(UE)であって、
- 無線信号を送り、受信するように設定されたアンテナと、
- アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、
- グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリーと
を備える、ユーザ機器(UE)。
19. コンピュータプログラムであって、コンピュータ上で実行されたとき、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム。
20. コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム製品。
21. コンピュータプログラムを備える非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリアであって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリア。
22. コンピュータプログラムであって、コンピュータ上で実行されたとき、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム。
23. コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム製品。
24. コンピュータプログラムを備える非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリアであって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する命令を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリア。
25. ホストコンピュータを含む通信システムであって、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
- セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
26. 基地局をさらに含む、実施形態25に記載の通信システム。
27. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態25または26に記載の通信システム。
28.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
実施形態25から27のいずれか1つに記載の通信システム。
29. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、基地局が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
30. 基地局においてユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態29に記載の方法。
31. ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、実施形態29または30に記載の方法。
32. 基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、UEが、実施形態29から31のいずれか1つを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
33. ホストコンピュータを含む通信システムであって、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
34. セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、実施形態33に記載の通信システム。
35.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態33または34に記載の通信システム。
36. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
37. UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態36に記載の方法。
38. ホストコンピュータを含む通信システムであって、
- ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
39. UEをさらに含む、実施形態38に記載の通信システム。
40. 基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、実施形態38または39に記載の通信システム。
41.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、
実施形態38から40のいずれか1つに記載の通信システム。
42.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
実施形態38から41のいずれか1つに記載の通信システム。
43. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
44. UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、実施形態43に記載の方法。
45.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより、送信されるべきユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、実施形態43または44に記載の方法。
46.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
- UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストプリケーションを実行することによって提供される、入力データを受信することと
をさらに含み、
- 送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、実施形態43から45のいずれか1つに記載の方法。
47. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、基地局が、無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
48. 基地局をさらに含む、実施形態47に記載の通信システム。
49. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態47または48に記載の通信システム。
50.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それにより、ホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
実施形態47から49のいずれか1つに記載の通信システム。
51. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
52. 基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態51に記載の方法。
53. 基地局において、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動することをさらに含む、実施形態51または52に記載の方法。
【0203】
図15A、
図15B、
図17、
図18、および
図19は、各々、無線デバイス110またはUE200など、無線デバイスによって実施され得る方法の例について説明する。たとえば、無線デバイスは、無線デバイスによって実施される方法のうちの1つまたは複数の1つまたは複数のステップを実施するように設定された、処理回路120または(1つまたは複数の)プロセッサ201など、処理回路を備え得る。ネットワークノード160などのネットワークノードは、類似するまたは逆の機能を実施するように設定され得る。たとえば、いくつかの実施形態は、ある情報をネットワークノードに送る無線デバイスについて説明する。逆の実施形態では、ネットワークノードは、その情報を無線デバイスから受信する。同様に、いくつかの実施形態は、ある情報をネットワークノードから受信する無線デバイスについて説明する。逆の実施形態では、ネットワークノードは、その情報を無線デバイスに送る。ネットワークノードは、ネットワークノードによって実施される方法のうちの1つまたは複数の1つまたは複数のステップを実施するように設定された、処理回路170など、処理回路を備え得る。
図20、
図21、および
図22は、それぞれ、
図17、
図18、および
図19中の無線デバイスによって実施される機能をサポートするためにネットワークノードによって実施され得る方法の例を提供する。
【0204】
次に
図15Aおよび
図15Bの方法を参照すると、方法は、
図15Aのステップ1502において始まり、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出する。システム情報は、NPN識別子のリストを備える。方法は、ステップ1504に進み、システム情報に基づいてネットワークインデックスを生成する。ステップ1504は、
図15Bに示されている1つまたは複数のステップ/サブステップを含み得る。ステップ1502において受信されたシステム情報はNPN識別子のリストを備えるので、ステップ1504において生成されたネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。NPNインデックスは、CAGインデックス(たとえば、1つまたは複数のCAGインデックス値を備えるインデックス)および/またはNIDインデックス(たとえば、1つまたは複数のNIDインデックス値を備えるインデックス)を含み得る。CAGインデックスに関するさらなる情報は、
図15Bのステップ1506および1508の説明において見つけられ得、NIDインデックスに関するさらなる情報は、
図15Bのステップ1510および1512の説明において見つけられ得る。
【0205】
ステップ1506において、方法は、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメント/リストエントリを備えるかどうかを識別する。NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含むエレメントを含まないとき、方法は、(CAGインデックスを生成することなしに)ステップ1510にスキップし得る。代替的に、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのCAG識別子を含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、方法はステップ1508に進み、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきCAGインデックスを生成する。CAGインデックスは、NPN識別子のリスト上の(1つまたは複数の)CAG識別子のうちの少なくとも1つと組み合わせて含まれるPLMNエレメントに少なくとも部分的に基づく。
【0206】
一例として、CAGはPLMN IDおよびCAG IDによって識別される。いくつかの実施形態では、たとえば、同じPLMN IDに関連するCAGが、同じCAGインデックス値を割り振られ得る。
上記の例では、インデックス値を決定するのは、PLMN ID+CAG IDペアのPLMN ID部分である。このようにして、コアネットワーク選択は、PLMN ID部分のみに基づき得る。PLMN IDのみに基づいてインデックス値を生成することは、CAG IDに関連するプライバシーを増加させ得る。さらなる例が、見出し「同じPLMNに関係するCAG識別子」の下で上記で説明された。いくつかの実施形態では、CAGがPNI-NPNとしても説明され得、いくつかの実施形態では、CAG IDがcag-IdentityListエレメントに対応し得ることに留意されたい。
【0207】
他の実施形態では、たとえば、同じPLMN IDに関連するCAGが、異なるCAGインデックス値を割り振られ得る。
【0208】
ステップ1510において、方法は、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるかどうかを識別する。NPN識別子のリストが、少なくとも1つのNIDを含むエレメントを含まないとき、方法は、NIDインデックスを生成する必要がない(方法はステップ1512をスキップし得る)。代替的に、NPN識別子のリストが、少なくとも1つのNIDを含む少なくとも1つのエレメントを備えるとき、方法はステップ1512に進み、NPNインデックスの少なくとも一部として含めるべきNIDインデックスを生成する。いくつかの実施形態では、NIDインデックスは、たとえば、NIDのリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。
【0209】
いくつかの実施形態は、システム情報がPLMN識別情報リストを含むかどうかを識別するステップを含む。
図15Bは、これをステップ1514において示す。PLMN識別情報リストは、PLMN IDによって識別されるパブリックネットワークを含んでいる。上述のように、NPN識別情報リスト(非パブリックネットワークを含んでいるリスト)も、PLMN IDが非パブリックネットワークのSNPNおよびPNI-NPN識別情報中に含まれるので、PLMN IDを使用する。いくつかの実施形態では、方法は、セルがNPN専用であるかどうかを示すパラメータに基づいて、システム情報がPLMN識別情報リストを含むかどうかを決定し得る。一例として、cellReservedForOtherUseパラメータは、セルがNPN専用であるとき、真にセットされ、セルがNPN専用でないとき、偽にセットされ得る。パラメータが、セルがNPN専用セルであることを示すことを検出したことに応答して、方法はステップ1516をスキップし得る。パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すことを検出したことに応答して、方法はステップ1516に進み得る。
【0210】
ステップ1516は、システム情報がPLMN識別情報リストを含むとき、方法が、ネットワークインデックスの少なくとも一部として含めるべきPLMN識別情報についてのインデックス値を生成することを示す。したがって、いくつかの実施形態では、ネットワークインデックスは、各PLMN識別情報についてのインデックス値を備え、ネットワークインデックスはNPNインデックスをも備える。上記で説明されたように、NPNインデックスは、CAGインデックス(たとえば、1つまたは複数のCAGインデックス値を備えるインデックス)および/またはNIDインデックス(たとえば、1つまたは複数のNIDインデックス値を備えるインデックス)を含み得る。ネットワークインデックスがCAGインデックスとPLMN識別情報についてのインデックス値とを備えるとき、いくつかの実施形態は、CAGインデックスを、PLMN識別情報についてのインデックス値の後に来るように構成する。ネットワークインデックスがNIDインデックスとPLMN識別情報についてのインデックス値とを備えるとき、いくつかの実施形態は、NIDインデックスを、PLMN識別情報についてのインデックス値の後に来るように構成する。ネットワークインデックスがNIDインデックスとCAGインデックスとを備えるとき、いくつかの実施形態は、NIDインデックスを、CAGインデックスの後に来るように構成する。ネットワークインデックスがすべての3つのインデックスを備えるとき、いくつかの実施形態は、NIDインデックスを、CAGインデックスの後に来るように構成し、CAGインデックスを、PLMN識別情報についてのインデックス値の後に来るように構成する。
図16は一例を示す。代替的に、パラメータ(たとえば、cellReservedForOtherUse)が、セルがNPN専用であることを示す実施形態では、ネットワークインデックスを生成することは、CAGインデックスまたはNIDインデックスに先行するPLMNインデックス値がないと仮定することを含む。
【0211】
図15Aに戻ると、方法は、ステップ1518に進み、ネットワークインデックスを使用する。いくつかの実施形態は、無線デバイスがアクセスすることを要求するネットワークを示すために、接続セットアップ中にネットワークインデックスを使用する。一例として、いくつかの実施形態は、無線デバイスがアクセスすることを要求するネットワークのインデックス値を示し得る。いくつかの実施形態は、NPNに関連するUACパラメータを決定するためにネットワークインデックスを使用する。一例として、いくつかの実施形態は、インデックス値とUACパラメータとの間の関連付けに基づいてUACパラメータを決定する。
【0212】
図15Aおよび
図15Bのステップは、任意の好適な順序で実施され得る。一例として、いくつかの実施形態は、
図2の類似するステップによって示された順序に従ってステップを実施し得る。
【0213】
上記で説明されたように、いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、類似するまたは逆の機能を実施するように設定され得る。たとえば、ネットワークノードは、ネットワークノードによってブロードキャストされたシステム情報に関連するネットワークインデックスを生成し得る。システム情報は、NPN識別子のリストを備える。ネットワークインデックスは、少なくともNPNインデックスを備える。NPNインデックスを生成することは、
図15Bのステップ1506、1508、1510、および1512に基づく。いくつかの実施形態では、ネットワークインデックスを生成することは、
図15Bのステップ1514および1516にさらに基づく。このようにして、ネットワークノードは、ネットワークノードと無線デバイスとが特定のネットワークを識別するために同じネットワークインデックス値を使用することを保証するように、無線デバイスと同じルールに従ってネットワークインデックスを生成し得る。一例として、ネットワークノードは、無線デバイスがアクセスすることを要求するネットワークを決定するために、接続セットアップ中にネットワークインデックスを使用し得る。別の例として、ネットワークノードは、NPNに関連する1つまたは複数のユニファイドアクセス制御(UAC)パラメータを無線デバイスに示すためにネットワークインデックスを使用し得る。
【0214】
図17は、いくつかの実施形態による、無線デバイス110またはUE200など、無線デバイスによって実施され得る方法の一例を示す。いくつかの実施形態では、方法は、ステップ1702において第1のシステム情報ブロードキャストを検出する。第1のシステム情報ブロードキャストはNPNリストを備える。NPNリストは複数のNPN識別子を示す。各NPN識別子は、複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。NPN識別子は、たとえば、CAG(たとえば、PNI-NPN)またはNID(たとえば、SNPN)を識別し得る。方法は、ステップ1704に進み、第2のシステム情報ブロードキャストを検出する。第2のシステム情報ブロードキャストはHRNNリストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。ステップ1706において、方法は、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付ける。いくつかの実施形態では、関連付けは、HRNNリスト中のエレメントの数に対応する、NPNリスト中のエレメント/リストエントリの数に基づく。一例として、いくつかの実施形態では、関連付けは、HRNNリストのi番目のエレメントに対応するNPNリストのi番目のエレメントに基づく。所与のNPNに関連するHRNNがない場合、HRNNリスト中の対応するエレメントは不在であり得る(たとえば、「名前なし」に対応する値がHRNNリストのそのエレメントに割り振られ得る)。ステップ1708において、方法は、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用する。
【0215】
図18は、いくつかの実施形態による、無線デバイス110またはUE200など、無線デバイスによって実施され得る方法の一例を示す。いくつかの実施形態では、方法は、ステップ1802において始まり、ネットワークノードから受信されたパラメータが、セルがNPN専用セルであることを示すかどうかを決定する。いくつかの実施形態では、パラメータは、cellReservedForOtherUseパラメータである。cellReservedForOtherUseパラメータは、真にセットされたとき、セルがNPN専用であることを示し、cellReservedForOtherUseパラメータは、偽にセットされたとき、セルがNPN専用でないことを示す。方法は、ステップ1804に進み、パラメータが、セルがNPN専用セルであることを示すかどうかに基づいて、ネットワーク識別情報を選択する。ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリスト(たとえば、NPN-IdentityInfoList)から選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、PLMNリスト(たとえば、PLMN-IdentityInfoList)から選択される。いくつかの実施形態では、NPNリストからネットワーク識別情報を選択することは、NPNリスト上に最初にリストされているネットワーク識別情報を選択することを含み、PLMNリストからネットワーク識別情報を選択することは、PLMNリスト上に最初にリストされているネットワーク識別情報を選択することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、ステップ1806において示されているように、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するために、選択されたネットワーク識別情報を使用することをさらに含む。
【0216】
図19は、いくつかの実施形態による、無線デバイス110またはUE200など、無線デバイスによって実施され得る方法の一例を示す。ステップ1902において、方法は、PLMNリスト(たとえば、PLMN-IdentityInfoList)から第1のエレメント/リストエントリを読み取ることを含む。通常サービスが利用可能でないことを示すものとして前記第1のエレメントを検出したことに応答して、方法は、ステップ1904に進み、NPNリスト(たとえば、NPN-IdentityInfoList)からネットワーク識別情報を選択する。方法は、次いで、ステップ1906に進み、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用する。いくつかの実施形態では、システム情報の有効性を確認することは、選択されたネットワーク識別情報が、システム情報の記憶されたコピーに関連するネットワーク識別情報に一致することを検証することを含む。
【0217】
図20は、いくつかの実施形態による、ネットワークノードによって実施される方法の一例を示す。方法は、ステップ2002において始まり、第1のシステム情報ブロードキャストを送信する。第1のシステム情報ブロードキャストはNPNリストを備える。NPNリストは複数のNPN識別子を示す。各NPN識別子は、複数のネットワークのそれぞれのネットワークに関連する。方法は、ステップ2004に進み、第2のシステム情報ブロードキャストを準備する。第2のシステム情報ブロードキャストはHRNNリストを備える。HRNNリストは複数のHRNNを示す。第2のシステム情報ブロードキャストは、無線デバイスが、第2のシステム情報ブロードキャストの各HRNNを第1のシステム情報ブロードキャストの対応するNPN識別子に関連付けることを可能にするように設定される。方法は、ステップ2006に続き、第2のシステム情報ブロードキャストを送信する。方法は、ステップ2008において終了し、NPN識別子のうちの1つに関連するそれぞれのネットワークを識別するために、NPN識別子のうちの前記1つに対応するHRNNを使用する。たとえば、ネットワークノードは、HRNNによってネットワークを識別するメッセージを無線デバイスに送り得るか、または、ネットワークノードは、HRNNによってネットワークを識別するメッセージを無線デバイスから受信し得る。
【0218】
図21は、いくつかの実施形態による、ネットワークノードによって実施される方法の一例を示す。方法は、ステップ2102において始まり、無線デバイスにパラメータを送信する。パラメータは、セルがNPN専用セルであることを示す。方法は、ステップ2104に進み、無線デバイスからネットワーク識別情報の選択を受信し、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用であることを示すとき、NPNリストから選択され、ネットワーク識別情報は、パラメータが、セルがNPN専用でないことを示すとき、PLMNリストから選択される。
【0219】
図22は、いくつかの実施形態による、ネットワークノードによって実施される方法の一例を示す。方法は、PLMNリストの第1のエレメントを無線デバイスに送るステップ2202を含み、PLMNリストの第1のエレメントは、通常サービスが利用可能でないことを示し、それにより、無線デバイスが、NPNリストからネットワーク識別情報を選択し、無線デバイスによって記憶されたシステム情報の有効性を確認するためにネットワーク識別情報を使用するべきであることを示す。
【0220】
図23は、いくつかの実施形態による、無線デバイスによって実施される方法の一例を示す。方法は、ステップ2302において始まり、ネットワークノードからブロードキャストされたシステム情報を検出する。システム情報は、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備える。方法は、ステップ2304に続き、複数のNPNからネットワークを選択する。方法は、次いで、ステップ2306に進み、選択されたネットワークに関連するインデックス値を決定する。方法は、次いで、無線デバイスの動作を実施するためにインデックス値を使用し得る。一例として、いくつかの実施形態は、無線デバイスが、選択されたネットワークへのアクセスを要求することをネットワークノードに示すために、接続セットアップ中にインデックス値を使用する。別の例として、いくつかの実施形態は、選択されたネットワークに関連するUACパラメータを決定するためにインデックス値を使用する。たとえば、無線デバイスは、UACパラメータとインデックス値とを備えるメッセージをネットワークノードから受信し得、UACパラメータを選択されたネットワークに関連付けるためにインデックス値を使用し得る。
【0221】
いくつかの実施形態は、選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるのかNIDを備えるのかに基づいて、ステップ2306においてインデックス値を決定する。選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるPLMN識別情報に少なくとも部分的に基づく。一例として、いくつかの実施形態は、それぞれのCAG識別子によって識別され、システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づいて、インデックス値を決定する。上記の
図15の説明は、一例として表を提供し(例1)、ここで、CAG A1およびCAG A2は、各々、それぞれのCAG識別子(それぞれ、CAG識別子1およびCAG識別子2)によって識別され、CAG A1およびCAG A2は、インデックス値がCAG A1およびCAG A2について同じ(インデックス値1)になるように、同じPLMN(PLMN ID A)に関連する。
【0222】
代替的に、インデックス値を決定することは、各PLMN識別情報-CAG識別子ペアについて異なるインデックス値を使用することに基づき得る(異なるCAG識別子によって識別されたNPNは、それらが同じPLMNに関連するかどうかにかかわらず、異なるインデックス値を有することになる)。上記の
図15の説明は、一例として表を提供し(例2)、ここで、CAG A1およびCAG A2は、異なるCAG識別子(それぞれ、CAG識別子1およびCAG識別子2)によって識別され、したがって、CAG A1およびCAG A2が同じPLMN(PLMN ID A)に関連するが、異なるインデックス値(それぞれ、インデックス値1およびインデックス値2)を有する。CAG B1は異なるPLMN(PLMN ID B)に関連するので、CAG B1も異なるインデックス値(インデックス値3)を有する。すなわち、PLMN ID Bに関連するCAG識別子1は、PLMN ID Aに関連するCAG識別子1が異なるPLMNに関連するので、それとは異なるCAG識別子であることが理解される。
【0223】
いくつかの実施形態は、選択されたネットワークに関連するNPN識別子がNIDを備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。たとえば、いくつかの実施形態は、システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づいて、インデックス値を決定する。上記の
図15の説明は、一例として表を提供し(例3)、ここで、NID A1およびNID A2は、異なるNID(それぞれ、NID1およびNID2)によって識別され、したがって、NID A1およびNID A2が同じPLMN(PLMN ID A)に関連するが、異なるインデックス値(それぞれ、インデックス値1およびインデックス値2)を有する。NID B1は異なるPLMN(PLMN ID B)に関連するので、NID B1も異なるインデックス値(インデックス値3)を有する。すなわち、PLMN ID Bに関連するNID1は、PLMN ID Aに関連するNID1が異なるPLMNに関連するので、それとは異なるNIDであることが理解される。
【0224】
いくつかの実施形態では、無線デバイスは、異なるタイプのNPNをサポートする。無線デバイスは、選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるのかNIDを備えるのかを決定し、次いで、それに応じてインデックス値を決定する。たとえば、無線デバイスは、関連するNPN識別子が第1の時間期間中にCAG識別子を備えるネットワークを選択し、無線デバイスは、関連するNPN識別子が第2の時間期間中にNIDを備えるネットワークを選択する。第2の時間期間は、第1の時間期間の前または後に生じ得る。(選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるとき)第1の時間期間中に、無線デバイスは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるPLMN識別情報に少なくとも部分的に基づいてインデックス値を決定し(たとえば、
図15の例1の表または例2の表参照)、(選択されたネットワークに関連するNPN識別子がNIDを備えるとき)第2の時間期間中に、無線デバイスは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてインデックス値を決定する(たとえば、
図15の例3の表参照)。いくつかの実施形態は、それぞれのCAG識別子によって識別され、システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づいて、第1の時間期間についてのインデックス値を決定し、システム情報がそれ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づいて、第2の時間期間についてのインデックス値を決定する。
【0225】
いくつかの実施形態は、システム情報に基づいて(
図16中のネットワークインデックスなどの)ネットワークインデックスを生成し得る。選択されたネットワークに関連するインデックス値(ステップ2306において決定されるインデックス値)が、ネットワークインデックスに基づいて決定され得る。一例として、選択されたネットワークに関連するインデックス値(i)が、ネットワークインデックス中のi番目のインデックス値に対応するように決定され得る。いくつかの実施形態では、無線デバイスの下位レイヤが、SIBを読み取り得、利用可能なPLMN、CAG、および/またはNIDを無線デバイスの上位レイヤに報告し得る。無線デバイスの上位レイヤは、次いで、ネットワークのうちの1つを選択し得る。たとえば、無線デバイスは、無線デバイスがNPNを使用することを選ぶ場合、PLMN-CAG IDまたはPLMN-NID組合せを選択し得る。この選択に基づいて、無線デバイスの下位レイヤは、選択されたネットワークの対応するインデックス値を計算する。選択されたネットワークのインデックス値を正確に計算することが可能であるために、無線デバイスは、他の利用可能なネットワークを考慮に入れる。言い換えれば、無線デバイスは、少なくとも、無線が、選択されたネットワークに関連するインデックス値を計算するときに他の利用可能なネットワークを考慮するという点で、ネットワークインデックスを生成する。このようにして、無線デバイスは、(たとえば、異なるインデックス値を使用するように意図されている2つのネットワークについて同じインデックス値を使用することを回避するために)適切なときにインデックス値を増分することができる。
【0226】
一実施形態では、ネットワークインデックスを生成することは、システム情報が、1つまたは複数のPLMN識別情報を備えるリストを含む(PLMN-CAG IDまたはPLMN-NID組合せとは対照的に、それら自体でPLMN識別情報を意味する)かどうかを決定することと、システム情報が、1つまたは複数のPLMN識別情報を備えるリストを含むとき、ネットワークインデックス中に1つまたは複数のPLMN識別情報のための1つまたは複数のインデックス値を含めることと、NPN識別子のリストが、(PLMN-CAG ID組合せを含む)1つまたは複数のCAG識別子を備えるリストを含むかどうかを決定することと、NPN識別子のリストが、1つまたは複数のCAG識別子を備えるリストを含むとき、ネットワークインデックス中に1つまたは複数のCAG識別子のための1つまたは複数のインデックス値を含めることと(上記で説明されたように、いくつかの実施形態では、同じPLMNに関連するCAG識別子は同じインデックス値を有し得る)、NPN識別子のリストが(PLMN-NID組合せを含む)1つまたは複数のNIDを備えるリストを含むかどうかを決定することと、NPN識別子のリストが、1つまたは複数のNIDを備えるリストを含むとき、ネットワークインデックス中に1つまたは複数のNIDについての1つまたは複数のインデックス値を含めることとを含む。いくつかの実施形態では、無線デバイスは、セルがNPN専用セルであることを示すパラメータを検出し、応答して、ネットワークインデックス中に含めるべきPLMN識別情報についてのインデックス値がないと仮定してネットワークインデックスを生成する。いくつかの実施形態では、ネットワークインデックスはステップ2306より前に生成され得、ステップ2306においてインデックス値を決定することは、選択されたネットワークとそのインデックス値との間の関連付けを取得するためにネットワークインデックスを使用することに基づき得る。たとえば、選択されたネットワークについてのインデックス値(i)を決定するために、無線デバイスは、ネットワークインデックスのi番目のインデックス値を取得し得る。
【0227】
図24は、ネットワークノードによって実施される方法の一例を示す。概して、
図24のステップは、ネットワークノードが所与のネットワークのために使用するインデックス値が、無線デバイスがそのネットワークのために使用するインデックス値に対応するように、
図23において無線デバイスによって実施されるステップに類似する/それらのステップとは逆であり得る。方法は、ステップ2402において始まり、複数の非パブリックネットワーク(NPN)を識別するNPN識別子のリストを備えるシステム情報をブロードキャストする。方法は、ステップ2404に進み、複数のNPNのうちのネットワークに関連するインデックス値を決定する。いくつかの実施形態では、方法は、ネットワークノードの動作を実施するためにインデックス値を使用する。一例として、いくつかの実施形態は、接続セットアップ中に無線デバイスから前記ネットワークに関連するインデックス値を受信したことに基づいて、無線デバイスが前記ネットワークへのアクセスを要求すると決定する。ネットワークノードは、次いで、前記ネットワークとの接続を容易にし得る。別の例として、いくつかの実施形態は、UACパラメータが前記ネットワークに関連することを示すために、前記ネットワークに関連するインデックス値とともにUACパラメータを送信する。
【0228】
いくつかの実施形態は、前記ネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるのかNIDを備えるのかに基づいて、ステップ2404においてインデックス値を決定する。前記ネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるPLMN識別情報に少なくとも部分的に基づく。一例として、インデックス値を決定することは、それぞれのCAG識別子によって識別され、システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づく。上記の
図15の説明は、(
図23に関してさらに説明されるように)一例として表を提供する(例1)。代替的に、インデックス値を決定することは、各PLMN識別情報-CAG識別子ペアについて異なるインデックス値を使用することに基づき得る(異なるCAG識別子によって識別されたNPNは、それらが同じPLMNに関連するかどうかにかかわらず、異なるインデックス値を有することになる)。上記の
図15の説明は、(
図23に関してさらに説明されるように)一例として表を提供する(例2)。
【0229】
いくつかの実施形態では、前記ネットワークに関連するNPN識別子がNIDを備えるとき、インデックス値を決定することは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づく。たとえば、いくつかの実施形態は、システム情報が、それ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づいて、インデックス値を決定する。上記の
図15の説明は、(
図23に関してさらに説明されるように)一例として表を提供する(例3)。
【0230】
いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、異なるタイプのNPNをサポートする。たとえば、ネットワークノードは、無線デバイスによって選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるのかNIDを備えるのかを決定し、次いで、それに応じてインデックス値を決定する。たとえば、第1の時間期間について選択されたネットワークに関連するNPN識別子はCAG識別子を備え得、第2の時間期間について選択されたネットワークに関連するNPN識別子はNIDを備え得る。第2の時間期間は、第1の時間期間の前または後に生じ得る。(選択されたネットワークに関連するNPN識別子がCAG識別子を備えるとき)第1の時間期間中に、ネットワークノードは、NPN識別子のリスト中に少なくとも1つのCAG識別子と組み合わせて含まれるPLMN識別情報に少なくとも部分的に基づいてインデックス値を決定し(たとえば、
図15の例1の表または例2の表参照)、(選択されたネットワークに関連するNPN識別子がNIDを備えるとき)第2の時間期間中に、ネットワークノードは、NPN識別子のリスト中に含まれるNIDの数に少なくとも部分的に基づいてインデックス値を決定する(たとえば、
図15の例3の表参照)。いくつかの実施形態は、それぞれのCAG識別子によって識別され、システム情報中の同じPLMNに関連するすべてのNPNについて同じインデックス値を使用することに基づいて、第1の時間期間についてのインデックス値を決定し、システム情報がそれ自体のインデックス値を有するそれぞれのNIDによって識別する各NPNに基づいて、第2の時間期間についてのインデックス値を決定する。
【0231】
図23において無線デバイスによって実施される方法と同様に、
図24においてネットワークノードによって実施される方法のいくつかの実施形態は、少なくとも、利用可能なネットワークのすべてが、特定のネットワークに関連するインデックス値を決定するときに考慮に入れられ得るという点で、ネットワークインデックスを生成し得る。
図16は、ネットワークインデックスの一例を示す。セルがNPN専用セルである場合、ネットワークインデックスは、PLMN識別情報に関連するインデックス値を含む必要がない(PLMN-CAG IDまたはPLMN-NID組合せとは対照的に、それら自体でPLMN識別情報を意味する)。いくつかの実施形態は、セルがNPN専用セルであることを示すパラメータを送信し、それにより、ネットワークインデックス中に含めるべきPLMN識別情報についてのインデックス値がないことを無線デバイスに示す。
【0232】
いくつかの実施形態は、ネットワークインデックスを記憶し得、ネットワークノードがインデックス値とネットワークとの間の関連付けを決定する必要があるとき、ネットワークインデックスを後で使用し得る。たとえば、ネットワークノードが無線デバイスから接続要求中でインデックス値を受信したとき、ネットワークノードは、要求されたネットワーク(すなわち、インデックス値に関連するネットワーク)を決定するためにネットワークインデックスを使用することができる。別の例として、ネットワークノードが特定のネットワークについてのUACパラメータを送信する準備をしているとき、ネットワークノードは、そのネットワークに関連するインデックス値を決定するためにネットワークインデックスを使用することができる。ネットワークノードは、次いで、UACパラメータが特定のネットワークについてのものであることを示すために、UACパラメータを送信するときにインデックス値を提供することができる。
【0233】
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されるシステムおよび装置に対して修正、追加、または省略が行われ得る。システムおよび装置の構成要素は、統合または分離され得る。その上、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施され得る。さらに、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施され得る。本明細書で使用される「各々」は、セットの各メンバーまたはセットのサブセットの各メンバーを指す。
【0234】
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明される方法に対して修正、追加、または省略が行われ得る。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含み得る。さらに、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
【0235】
本開示はいくつかの実施形態に関して説明されたが、実施形態の改変および置換は当業者に明らかであろう。したがって、実施形態の上記の説明は、本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、以下の特許請求の範囲によって規定される、本開示の範囲から逸脱することなく可能である。