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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-09
(45)【発行日】2024-02-20
(54)【発明の名称】ドアハンドル
(51)【国際特許分類】
   E05B 85/16 20140101AFI20240213BHJP
   B60J 5/04 20060101ALI20240213BHJP
【FI】
E05B85/16 B
B60J5/04 H
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023579698
(86)(22)【出願日】2023-05-17
(86)【国際出願番号】 JP2023018463
【審査請求日】2023-12-26
(31)【優先権主張番号】P 2022117259
(32)【優先日】2022-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000192914
【氏名又は名称】株式会社神菱
(74)【代理人】
【識別番号】110002295
【氏名又は名称】弁理士法人M&Partners
(72)【発明者】
【氏名】向野 努
【審査官】秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-295063(JP,A)
【文献】特開2019-7195(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 85/10-85/18
B60J 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項5】
前記把持部(82)は湾曲部(87)を有し、
前記湾曲部(87)の一部は前記爪受部(43)よりドアパネル(100)側に位置することを特徴とする請求項2又は3記載のドアハンドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアハンドルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両等のドアパネルに取り付けされるドアハンドルには、センサ、アンテナ、スイッチ等の電子部品が埋め込まれることがある。例えば、特許文献1には、スマートエントリーシステムに対応したドアハンドルが開示されている。ドアハンドルは電子部品であるアンテナを内蔵し、ドアハンドルのベース部にはアンテナが取り付けられたアンテナケースがネジ固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-120759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のように電子部品をドアハンドルのベース部にネジ固定する場合、ネジをネジ孔に挿入し、ネジを回転して螺合する作業が必要があり、組立工数が増加する。
本発明は、組立作業の負担を軽減することができるドアハンドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかるドアハンドルは、
ドアパネル(100)に取り付けられるドアハンドル(1)であって、
ハンドル本体部(2)とベース部(3)とを備え、
前記ベース部(3)はケース(4)及び固定パッド(8)を有し、
前記固定パッド(8)は把持部(82)を有し、
前記把持部(82)は爪部(83)を有し、
前記ケース(4)は電子部品(5)を収容する収容部(40)及び前記爪部(83)と係合する爪受部(43)を有し、
前記爪部(83)は前記電子部品(5)の表面を押圧することを特徴とする。
【0006】
このような構成のドアハンドルとすることにより、固定パッドにより電子部品を固定することができるため組立工数を減らすことができる。
【0007】
また、本発明に係るドアハンドルは、上記構成において、
前記爪部(83)は、前記電子部品(5)を幅方向に挟持する構造であってもよい。
【0008】
このような構成のドアハンドルとすることにより、電子部品を幅方向に固定することができる。
【0009】
また、本発明に係るドアハンドルは、上記構成において、
前記爪部(83)及び前記収容部(40)の内壁面(44)は前記電子部品(5)を長手方向に挟持する構造であってもよい。
【0010】
このような構成のドアハンドルとすることにより、電子部品を長手方向に固定することができる。
【0011】
また、本発明に係るドアハンドルは、上記構成において、
前記把持部(82)はパネル当接部(85)を有し、
前記パネル当接部(85)は前記固定パッド(8)の外枠部(81)より前記ドアパネル(100)側に突出して構成されてもよい。
【0012】
このような構成のドアハンドルにより、ドアハンドルのドアパネルへの取り付けによる応力を把持部に伝達し、有効かつ確実に電子部品を固定することができる。
【0013】
また、本発明に係るドアハンドルは、上記構成において、
前記把持部(82)は湾曲部(87)を有し、
前記湾曲部(87)の一部は前記爪受部(43)よりドアパネル(100)側に位置する構造であってもよい。
【0014】
このような構成のドアハンドルとすることにより、電子部品の側面からの固定をさらに強化することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、組立作業の負担を軽減することができるドアハンドルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1(A)は車体のドアパネル100に取り付けられたドアハンドル1を示す斜視図、図1(B)はドアハンドル1のドアパネル100側から見た平面図、図1(C)はベース部3の拡大斜視図である。
図2図2(A)は、固定パッド8の斜視図、図2(B)は電子部品5の斜視図、図2(C)は、ベース部3のケース4の平面図である。
図3図3(A)は固定パッド8の上面図、図3(B)は側面図、図3(C)は正面図である。
図4図4(A)は、ケース4に電子部品5を嵌め込む過程を示す断面図、図4(B)、(C)は固定パッド8の把持部82をケース4と係合させる過程を示す断面図である。図4(B)は図1(C)のA-A’線断面に対応し、図4(C)は図1(C)のB-B’線断面に対応する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は、いずれも本発明の要旨の認定において限定的な解釈を与えるものではない。また、同一又は同種の部材については同じ参照符号を付して、説明を省略することがある。
【0018】
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
【0019】
(実施形態1)
以下、本発明にかかるドアハンドル1の一実施形態について説明する。
ドアハンドル1は、車両等のドアに設けられる開閉装置の一構成部品であり、操作者がドアを開閉する際に使用する操作部である。
図1(A)は車体のドアパネル100に取り付けられたドアハンドル1を示す斜視図、図1(B)はドアハンドル1のドアパネル100側から見た平面図、図1(C)はベース部3の拡大斜視図である。
図2(A)は、固定パッド8の斜視図、図2(B)は電子部品5の斜視図、図2(C)は、ベース部3のケース4の平面図である。
【0020】
図1(A)に示すように、ドアハンドル1は車両のドアパネル100に取り付けられる。操作者は、ドアハンドル1を把持し、車両のドアの開閉操作を行うことができる。
図1(B)に示すように、ドアハンドル1はハンドル本体部2とベース部3とを備え、ハンドル本体部2は、ドアパネル1に対して回動可能に支持され、ベース部3はドアパネル1に固定されている。
【0021】
図1において、車両の前後方向(ドアハンドル1の長手方向)をX方向、X方向に垂直な車両の高さ方向をY方向(ドアハンドル1の幅方向)とする。なお、車両の内部から外部への方向(ドアハンドル1の高さ方向)をZ方向とする。
X-Y平面は、ドアハンドル1のドアパネル100の取付箇所において、ドアパネル100と平行な面である。
ドアハンドル1の取付方向は、例えば図1(A)において左側を車両の前方側、右側を車両の後方側とすることができるが、この例に限定されない。
【0022】
ベース部3はケース4を有し、ケース4の内部には、電子部品5が収容されている。
ケース4は、非限定的に、主に例えば樹脂やプラスチック等により構成されることができる。
また、ケース4には、円筒状のナット支持部6が設けられ、ナット支持部6にはナット7が固定(溶着)されている。ナット7は、ベース部3をドアパネル100にボルトで固定するために使用される。
【0023】
電子部品5は、筐体を有し、筐体の内部に、例えば、電気的又は磁気的機能を有する、電子回路、配線、センサ等の任意の部品(主体部品)を収容することができる。電子部品5の主要な構成であるこれらの部品は、筐体に公知の固定方法、例えば接着、ネジ固定等により固定される。
筐体は、非限定的に、例えば、主に樹脂、プラスチック、セラミック等の材料から構成される。
【0024】
電子部品5には、電力を供給する電力線や、データ通信するデータ線が接続されるが、簡単のため図面では省略されている。
なお、無線により、電子部品5に対して電力供給やデータ通信を行ってもよい。
【0025】
電子部品5はケース4の収容部40(収容スペース)に収容される(図2(C)参照)。
図1(C)、図2(C)に示すように、ケース4には、電子部品5を係止するための係止部41(電子部品係止部)が設けられている。
電子部品5は、筐体の一部に被係止部51が設けられている(図2(B)参照)。電子部品5が収容部40に収容されると、係止部41が被係止部51に接し、その結果、電子部品5はケース4に係止される。
【0026】
ケース4の表面には、固定パッド8(固定補助具)が設置されている。
固定パッド8は、例えば弾性を有する樹脂で構成される。好適な材料として、例えばABS樹脂やポリプロピレン(PP)樹脂が採用できる。
固定パッド8は、ケース4とドアパネル100との間に介在し、ベース部3とドアパネル100との間を液密に封止する効果を有し、また緩衝材としても機能することができる。
【0027】
図2に示すように、ケース4の収容部40に電子部品5が収容され、その後、電子部品5の上方から固定パッド8が取り付けられる。
収容部40はX方向(長手方向)の端部に電子部品5の壁面と接触する当接面44(内壁面)を有する。
固定パッド8は、ケース4に設けられた突起部42を、固定パッド8に設けられた連結孔80に嵌め込むことで、ケース4に固定することができる。
【0028】
固定パッド8の外枠部81は、主にケース4の周縁に沿った形状を有する。ドアハンドル1をドアパネル100に取り付けると、外枠部81はドアパネル100及びケース4の周縁部と密着し、ケース4の収容部40に水が浸入することを防止する。
固定パッド8は、外枠部81の内側に、収容部40に収容された電子部品5を覆うように保持する把持部82を有する。把持部82は、その端部に爪部83が設けられている。把持部82は、その連結部84により、外枠部81と連結されている。
ケース4は、爪部83を受ける爪受部43を有する。爪受部43は、爪部83の側面に接触し、爪部83を電子部品5側へ押圧するように機能することができる。把持部82を有する固定パッド8は弾性を有する材料から構成される。
【0029】
図3は固定パッド8の形状を示し、図3(A)は固定パッド8の上面図、図3(B)は側面図、図3(C)は正面図である。
【0030】
把持部82はパネル当接部85を有する。パネル当接部85の表面は、外枠部81よりドアパネル100側に突出している。ドアハンドル1をドアパネル100に取り付けると、まずパネル当接部85がドアパネル100の表面に当接するように構成されている。
【0031】
固定パッド8の把持部82には、非限定的に、3つの爪部83(第1の爪部83a、第2の爪部83b、及び第3の爪部83c)が設けられている。
2つの爪部83(第1の爪部83a、第2の爪部83b)は、互いに幅方向に対向して設けられており、電子部品5を幅方向(Y方向)に把持(挟持)することが可能である。
第1の爪部83a及び第2の爪部83bは、電子部品5の幅方向の側部表面(側壁面)に接触して、互いに押圧しながら把持することにより、電子部品5の幅方向のがたつきを防止する。
さらに、第1の爪部83a及び第2の爪部83bは、電子部品5のドアパネル100側表面に接触し、収容部40の底部45に電子部品5を押圧し、高さ方向に固定し、がたつきを防止することができる。
【0032】
他の1つの爪部83(第3の爪部83c)は、2つの爪部83(第1の爪部83a、第2の爪部83b)と長手方向(X方向)に離隔する位置に設けられ、収容部40の当接面44と対向する。
第3の爪部83cと当接面44とは、電子部品5を長手方向(X方向)に把持(挟持)することが可能である。
第3の爪部83c及び当接面44は、電子部品5の長手方向側部の表面(側壁面)に接触し、互いに押圧しながら、電子部品5の長手方向のがたつきを防止する。
また、第3の爪部83cは、電子部品5のドアパネル100側の表面に接触し、収容部40の底部45に電子部品5を押圧し、高さ方向に固定し、がたつきを防止する。
【0033】
以下、ドアハンドル1へ電子部品5を取り付ける主要な工程について説明する。
図4(A)は、ケース4に電子部品5を嵌め込む過程を示す断面図、図4(B)、(C)は固定パッド8の把持部82をケース4と係合させる過程を示す断面図である。図4(B)は図1(C)のA-A’線断面に対応し、図4(C)は図1(C)のB-B’線断面に対応する。
【0034】
まず、ケース4に固定パッド8を取り付ける。
その後、固定パッド8の把持部82を45°程度起こした状態で、図4(A)に示すように、電子部品5の一端側の被係止部51aがケース4の一端側の、係止部41aの下部(ドアパネル100の反対側)に位置するように、電子部品5を斜め方向からケース4に挿入する。
【0035】
その後、一端側の被係止部51aの周りに電子部品5を旋回させ、電子部品5の他端側の被係止部51bをケース4の他端側の、係止部41bの下方へと押し込む。係止部41(係止部41a、係止部41b)と被係止部51(被係止部51a、被係止部51b)とが係合すると、係止部41は電子部品5の底部52を収容部40の底部45に押圧し、電子部品5をスナップ固定する。
組立作業者は、カチっと嵌め込む触感(クリック感)により、係止部41と被係止部51との係合を感知することができる。
なお、旋回による嵌め込みを容易にするように、電子部品5の被係止部51の下部は平面又は曲面の傾斜面53を有してもよい。
【0036】
その後、固定パッド8の把持部82を、電子部品5を覆うように、ケース4(特に収容部40内)に押し込み、爪部83を爪受部43と係合させる(図4(B)参照)。
【0037】
その後、ドアハンドル1をドアパネル100に取り付ける。固定パッド8の外枠部81は、ドアパネル100の表面に密着する。ケース4とドアパネル100とで、固定パッド8と電子部品5とが挟まれ、固定される。
その結果、把持部82は電子部品5側に押圧される。第1の爪部83a及び第2の爪部83bが電子部品5に押圧されると、第1の爪部83a及び第2の爪部83bが押し潰れる。有限のポアソン比のため、第1の爪部83a及び第2の爪部83bがZ方向に押圧されるとY方向に平行に広がり、電子部品5の側壁面を幅方向に押圧する。
【0038】
また、把持部82はアーチ状の脚部86を有し、第1の爪部83a及び第2の爪部83bは脚部86の端部に位置し、パネル当接部85は脚部86の頭頂部に位置する。脚部86は爪受部43と接触する角部87(湾曲部)を有する。
爪受部43は、ケース4の壁面から内側(収容部40側)へ突出している。角部87は、爪受部43に対向する箇所において、段差88を有し、段差88において爪受部43と係合することができる。
【0039】
また、角部87の少なくとも一部を爪受部43よりドアパネル100の表面側(図4(B)中上方)に位置するように構成してもよい。
パネル当接部85がドアパネル100の表面により押圧されると、脚部86が幅方向(Y方向に平行な方向)に広がり、角部87の爪受部43よりドアパネル100の表面側に位置する部分が爪受部43より外側へと押される。その結果、爪受部43よりドアパネル100と反対側に位置する爪部83(第1の爪部83a及び第2の爪部83b)は電子部品5側へ向かう方向(上記角部87の部分の押圧方向と反対方向)に湾曲し、電子部品5の側壁面を押圧する。
第1の爪部83a及び第2の爪部83bは、電子部品5を幅方向に把持し、固定することができる。
【0040】
第3の爪部83cについても第1の爪部83a及び第2の爪部83と同様である(図4(C)参照)。
ドアハンドル1をドアパネル100に取り付けることにより、第3の爪部83cが電子部品5へと押圧され、押しつぶされると、有限のポアソン比により変形し、第3の爪部83cは、電子部品5を長手方向に(当接面44に向かう方向に)押圧する。
また、第3の爪部83cの角部87の一部は爪受部43よりドアパネル100の表面側に位置するように構成してもよい。ドアハンドル1をドアパネル100に取り付けると、パネル当接部85がドアパネル100の表面に当接し、脚部86を介して第3の爪部83cに圧力が伝達される。第3の爪部83cは、電子部品5のドアパネル100側表面を押圧する。
第3の爪部83cの角部87の爪受部43よりドアパネル100の表面側に位置する部分が爪受部43へと押されると、第3の爪部83cは電子部品5を長手方向に(当接面44に向かう方向に)押圧する。
その結果、第3の爪部83cは長手方向に電子部品5を固定する。
【0041】
このように、把持部82により、電子部品5を把持するようにケース4に固定することができる。
ドアハンドル1のドアパネル100への取り付け作業が、ドアハンドル1の組み立て工程の一部となり、電子部品5はケース4に対して安定して固定又は保持されることができる。
【0042】
なお、把持部82は固定パッド8の一部として構成されているため、従来のドアハンドル1の組み立て作業に対して追加の作業負荷も少ない。さらに、把持部82は固定パッド8の一部であるため、追加の部品がなく、把持部82を個別に保管する必要がなく、部品の保管も容易である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明によれば、ドアハンドル1への電子部品5の組み付けが容易となり、ドアハンドル1の組み立て作業負担が軽減され、産業上の利用可能性は大きい。
【符号の説明】
【0044】
100 ドアパネル
1 ドアハンドル
2 ハンドル本体部
3 ベース部
4 ケース
40 収容部(収容スペース)
41、41a、41b 係止部(電子部品係止部)
42 突起部
43 爪受部
44 当接面(内壁面)
45 底部
5 電子部品
51、51a、51b 被係止部
52 底部
53 傾斜面
6 ナット支持部
7 ナット
8 固定パッド(固定補助具)
81 外枠部
82 把持部
83 爪部
83a 第1の爪部
83b 第2の爪部
83c 第3の爪部
84 連結部
85 パネル当接部
86 脚部
87 角部(湾曲部)
88 段差
【要約】
組立作業の負担を軽減することができるドアハンドルを提供する。ドアパネル(100)に取り付けられるドアハンドル(1)は、ハンドル本体部(2)とベース部(3)とを備える。ベース部(3)はケース(4)及び固定パッド(8)を有する。固定パッド(8)は、把持部(82)を有し、把持部(82)は爪部(83)を有する。ケース(4)は電子部品(5)を収容する収容部(40)及び爪部(83)と係合する爪受部(43)を有し、爪部(83)は電子部品(5)の表面を押圧する。固定パッド(8)の把持部(82)により、電子部品(5)は収容部(40)内に固定される。
図1
図2
図3
図4