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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】気体圧縮機
(51)【国際特許分類】
   F04B 39/06 20060101AFI20240214BHJP
   F04B 41/02 20060101ALI20240214BHJP
   F04B 25/00 20060101ALI20240214BHJP
【FI】
F04B39/06 F
F04B41/02 A
F04B25/00
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020013374
(22)【出願日】2020-01-30
(65)【公開番号】P2021119300
(43)【公開日】2021-08-12
【審査請求日】2022-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000005094
【氏名又は名称】工機ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】一橋 直人
(72)【発明者】
【氏名】小堀 賢志
(72)【発明者】
【氏名】圷 康輔
(72)【発明者】
【氏名】野田 貴史
【審査官】丹治 和幸
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第103994053(CN,A)
【文献】実開昭56-154584(JP,U)
【文献】特開2016-070232(JP,A)
【文献】特開2016-044607(JP,A)
【文献】国際公開第2015/029661(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2009-0090111(KR,A)
【文献】実開平05-036079(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 39/06
F04B 41/02
F04B 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピストンを作動可能に支持するシリンダと、
前記シリンダ内に設けられ、かつ、前記ピストンの作動によって気体を圧縮する圧縮室と、
前記シリンダが取り付けられたクランクケースと、
前記クランクケース内に設けられた回転軸と、
前記回転軸によって回転されて空気の流れを形成するファンと、
前記クランクケース内に設けられ、かつ、前記回転軸と前記ピストンとを連結する連結部材と、
を有する気体圧縮機であって、
前記シリンダに熱伝達可能に接続された放熱部材が設けられ、
前記放熱部材は、
前記回転軸の軸方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向と交差する方向において前記シリンダと重なるように配置された第1のガイド部と、
前記回転軸の軸方向と交差する方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向において前記シリンダに対して前記ファンの反対側に配置された第2のガイド部と、
を有し、
前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部は、前記ファンによる空気の流れの一部を、前記シリンダと前記第1のガイド部との間を流れ、かつ、前記シリンダと前記第2のガイド部との間を流れるように規制し、
前記放熱部材は、前記シリンダと前記クランクケースとの間に配置され、かつ、前記シリンダ及び前記クランクケースに固定されている、気体圧縮機。
【請求項2】
前記放熱部材は、前記ピストンの作動方向に対して交差する方向に延びる基部を有し、
前記基部の外縁は、前記ピストンの作動方向に対して交差する平面内で、前記シリンダの外縁より外側に配置され、
前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部は、それぞれ前記基部の外縁から前記ピストンの作動方向に沿って突出して設けられる、請求項1記載の気体圧縮機。
【請求項3】
前記ピストン、前記シリンダ及び前記圧縮室をそれぞれ有する第1圧縮部及び第2圧縮部と、
前記第1圧縮部の前記圧縮室で圧縮された気体を前記第2圧縮部の前記圧縮室に送る供給部材と、
が更に設けられ、
前記放熱部材は、少なくとも前記第2圧縮部の前記シリンダに熱伝達可能に接続されている、請求項1または2記載の気体圧縮機。
【請求項4】
前記放熱部材の熱伝導率は、前記クランクケースの熱伝導率より高い、請求項1乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
【請求項5】
前記放熱部材を構成する材料の比重は、前記クランクケースを構成する材料の比重より大きい、請求項1乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
【請求項6】
前記クランクケースは、マグネシウム合金製である、請求項または記載の気体圧縮機。
【請求項7】
前記放熱部材は、アルミニウム合金製である、請求項乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
【請求項8】
ピストンを作動可能に支持するシリンダと、
前記シリンダ内に設けられ、かつ、前記ピストンの作動によって気体を圧縮する圧縮室と、
前記シリンダが取り付けられたクランクケースと、
前記クランクケース内に設けられた回転軸と、
前記回転軸によって回転されて空気の流れを形成するファンと、
前記クランクケース内に設けられ、かつ、前記回転軸と前記ピストンとを連結する連結部材と、
を有する気体圧縮機であって、
前記シリンダと前記クランクケースとの間に配置された放熱部材を有し、
前記放熱部材は、
前記回転軸の軸方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向と交差する方向において前記シリンダと重なるように配置された第1のガイド部と、
前記回転軸の軸方向と交差する方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向において前記シリンダに対して前記ファンの反対側に配置された第2のガイド部と、
を有し、
前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部は、前記ファンによる空気の流れの一部を、前記シリンダと前記第1のガイド部との間を流れ、かつ、前記シリンダと前記第2のガイド部との間を流れるように規制する、気体圧縮機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピストンを作動可能に支持するシリンダと、シリンダ内に設けられた圧縮室と、シリンダが取り付けられたクランクケースと、を備えた気体圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
ピストンを作動可能に支持するシリンダと、シリンダ内に設けられた圧縮室と、シリンダが取り付けられたクランクケースと、を備えた気体圧縮機の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された気体圧縮機は空気圧縮機であり、その空気圧縮機は、モータ、モータ回転軸、クランクケース、シリンダ、モータ回転軸、コネクティングロット、ピストン、ファン、空気タンク及びカバーを有する。モータは、ローラ及びステータを有し、ロータはモータ回転軸に取り付けられている。モータ回転軸の一部は、クランクケース内に設けられている。
【0003】
モータ、クランクケース及びシリンダは、空気タンクの上に設けられている。コネクティングロッドは、モータ回転軸に取り付けられ、ピストンはコネクティングロッドに連結されている。ピストンは、シリンダ内に設けられている。ファンはモータ軸に取り付けられ、ファンはクランクケースの外に配置されている。カバーは、クランクケース、ファン、モータ、シリンダなどを覆っている。
【0004】
モータがモータ軸を回転させると、ピストンがシリンダ内で作動し、シリンダ内圧縮された空気は、空気タンクに溜められる。ファンはモータ回転軸によって回転され、カバーの外部の空気がカバー内へ吸い込まれる。カバー内へ吸い込まれた空気の冷却風が生成され、モータ、クランクケース、シリンダなどが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2016-70232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者は、シリンダの放熱性を向上させる必要がある、という課題を認識した。
【0007】
本発明の目的は、シリンダの放熱性を向上させることの可能な気体圧縮機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態の気体圧縮機は、ピストンを作動可能に支持するシリンダと、前記シリンダ内に設けられ、かつ、前記ピストンの作動によって気体を圧縮する圧縮室と、前記シリンダが取り付けられたクランクケースと、前記クランクケース内に設けられた回転軸と、前記回転軸によって回転されて空気の流れを形成するファンと、前記クランクケース内に設けられ、かつ、前記回転軸と前記ピストンとを連結する連結部材と、を有する気体圧縮機であって、前記シリンダに熱伝達可能に接続された放熱部材が設けられ、前記放熱部材は、前記回転軸の軸方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向と交差する方向において前記シリンダと重なるように配置された第1のガイド部と、前記回転軸の軸方向と交差する方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向において前記シリンダに対して前記ファンの反対側に配置された第2のガイド部と、を有し、前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部は、前記ファンによる空気の流れの一部を、前記シリンダと前記第1のガイド部との間を流れ、かつ、前記シリンダと前記第2のガイド部との間を流れるように規制し、前記放熱部材は、前記シリンダと前記クランクケースとの間に配置され、かつ、前記シリンダ及び前記クランクケースに固定されている。
【0009】
他の実施形態の気体圧縮機は、ピストンを作動可能に支持するシリンダと、前記シリンダ内に設けられ、かつ、前記ピストンの作動によって気体を圧縮する圧縮室と、前記シリンダが取り付けられたクランクケースと、前記クランクケース内に設けられた回転軸と、前記回転軸によって回転されて空気の流れを形成するファンと、前記クランクケース内に設けられ、かつ、前記回転軸と前記ピストンとを連結する連結部材と、を有する気体圧縮機であって、前記シリンダと前記クランクケースとの間に配置された放熱部材を有し、前記放熱部材は、前記回転軸の軸方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向と交差する方向において前記シリンダと重なるように配置された第1のガイド部と、前記回転軸の軸方向と交差する方向に沿って延び、前記回転軸の軸方向において前記シリンダに対して前記ファンの反対側に配置された第2のガイド部と、を有し、前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部は、前記ファンによる空気の流れの一部を、前記シリンダと前記第1のガイド部との間を流れ、かつ、前記シリンダと前記第2のガイド部との間を流れるように規制する。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態の気体圧縮機は、シリンダの放熱性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の気体圧縮機の実施形態である空気圧縮機を示す斜視図である。
図2】空気圧縮機にカバーを取り付けた状態の斜視図である。
図3】空気圧縮機の平面図である。
図4】空気圧縮機の平面断面図である。
図5】空気圧縮機の正面図である。
図6】空気圧縮機の側面図である。
図7】空気圧縮機の分解斜視図である。
図8図3の要部を拡大して示す図である。
図9図5の要部を拡大して示す図である。
図10図6の要部を拡大して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の気体圧縮機に含まれるいくつかの実施形態のうち、代表的な空気圧縮機の実施形態を、図1図2図3図4図5及び図6を参照して説明する。なお、図各に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付してある。
【0013】
空気圧縮機10は、金属製のフレーム11、カバー12、電動モータ13、第1圧縮部14及び第2圧縮部15、制御部16、及び空気タンク17,18を有する。空気タンク17,18は金属製であり、空気タンク17,18は、フレーム11に取り付けられ、空気タンク17,18に複数の脚部19がそれぞれ取り付けられている。複数の脚部19は、空気圧縮機10の設置場所20に接触する。フレーム11は、電動モータ13、第1圧縮部14、第2圧縮部15を支持している。カバー12は、空気タンク17,18及びフレーム11に取り付けられている。
【0014】
カバー12により覆われた空間である内部A1に、電動モータ13、第1圧縮部14及び第2圧縮部15が配置されている。第1圧縮部14及び第2圧縮部15は、所定方向に間隔をおいて配置されている。第1圧縮部14及び第2圧縮部15の配置方向で、フレーム11の両端にグリップ22,23が取り付けられている。グリップ22,23は間隔をおいて配置されている。空気圧縮機10は可搬式であり、作業者はグリップ22,23を両手で掴んで空気圧縮機10を持ち上げ、かつ、運搬することができる。
【0015】
クランクケース24がフレーム11に固定されている。クランクケース24は金属製であり、回転軸25がクランクケース24の内部から外部に亘って配置されている。クランクケース24は、軸受21を介して回転軸25を回転可能に支持している。回転軸25は仮想線B1を中心として回転可能である。
【0016】
電動モータ13は、固定子26及び回転子27を有する。固定子26はクランクケース24に対して回転しないように設けられている。回転子27は、回転軸25に取り付けられている。電動モータ13は、例えば、3相交流型のブラシレスモータである。
【0017】
冷却ファン28が回転軸25に取り付けられている。冷却ファン28はカバー12の内部A1に設けられている。カバー12は、第1壁部29及び第2壁部30を有する。第1壁部29と第2壁部30とは、仮想線B1に沿った方向に間隔をおいて配置されている。通気口34が第1壁部29を貫通して設けられ、通気口35が第2壁部30を貫通して設けられている。通気口34は、カバー12の内部A1と外部A2とをつなぎ、通気口35は、カバー12の内部A1と外部A2とをつなぐ。通気口34は、カバー12の外部A2の空気を、内部A1に導く通路である。通気口35は、カバー12の内部A1を流れる空気を、外部A2に導く通路である。
【0018】
図4に示す空気圧縮機10の平面断面視で、冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24及び制御部16は、第1壁部29と第2壁部30との間に仮想線B1方向で互いに異なる位置に配置されている。仮想線B1方向で第1壁部29から第2壁部30に近づくことに伴い、冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24及び制御部16の順序で配置されている。つまり、冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24及び制御部16のうち、冷却ファン28が、仮想線B1方向で第1壁部29に最も近い位置に配置されている。
【0019】
冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24及び制御部16のうち、制御部16が、仮想線B1方向で第2壁部30に最も近い位置に配置されている。電動モータ13及びクランクケース24は、仮想線B1方向で冷却ファン28と制御部16との間に配置されている。電動モータ13は、仮想線B1方向で冷却ファン28とクランクケース24との間に配置されている。クランクケース24は、仮想線B1方向で電動モータ13と制御部16との間に配置されている。
【0020】
空気圧縮機10が設置場所20に置かれた状態、つまり、図5及び図6のように複数の脚部19が設置場所20に接触した状態において、設置場所20の表面が略水平であると、仮想線B1は、略水平である。また、冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24、第1圧縮部14及び第2圧縮部15は、重力の作用方向、つまり、鉛直方向で空気タンク17,18より上方に位置する。
【0021】
図4のように空気圧縮機10を平面断面視すると、グリップ22とグリップ23とが、仮想線B1に対して交差する方向に間隔をおいて配置されている。また、仮想線B1に対して交差する方向で、グリップ22とグリップ23との間に、カバー12、冷却ファン28、電動モータ13、クランクケース24、第1圧縮部14及び第2圧縮部15が配置されている。
【0022】
図3のように、空気圧縮機10を平面視すると、クランクケース24は、仮想線B1に対して交差する方向で、第1圧縮部14と第2圧縮部15との間に配置されている。第1圧縮部14は、第1シリンダ36、第1シリンダヘッド37、第1隔壁38、第1コネクティングロッド39、第1ピストン40、第1圧縮室41、第1排気室42及びポート44を有する。図5のように、仮想線B1に対して垂直な平面内において、第1シリンダ36、第1シリンダヘッド37、第1隔壁38は、冷却ファン28の配置領域より外側に配置されている。
【0023】
第1シリンダ36及び第1シリンダヘッド37は、金属製である。図3のように、第1シリンダ36、第1シリンダヘッド37及び第1隔壁38は、ねじ部材63によってクランクケース24に固定されている。ポート44は、第1隔壁38を貫通し、かつ、第1圧縮室41と第1排気室42とをつなぐ。
【0024】
第1コネクティングロッド39の第1端部は、クランクケース24の内部において、回転軸25に対して回転可能に連結されている。第1ピストン40は、第1コネクティングロッド39の第2端部に設けられている。第1ピストン40は、第1シリンダ36内で作動可能である。第1ピストン40は、図4に示された仮想線E1に沿った方向に往復作動が可能である。仮想線E1は、第1シリンダ36の中心を表す直線である。空気圧縮機10の平面断面視で、仮想線B1と仮想線E1とが所定角度で交差、一例として90度の角度で交差されている。第1圧縮室41は、第1シリンダ36内で第1ピストン40と第1隔壁38との間に形成される。第1排気室42は、第1隔壁38と第1シリンダヘッド37との間に形成されている。
【0025】
第2圧縮部15は、図4のように、第2シリンダ45、第2シリンダヘッド46、第2隔壁47、第2コネクティングロッド48、第2ピストン49、第2圧縮室50、第2排気室51及びポート52を有する。
【0026】
第2シリンダ45及び第2シリンダヘッド46は、金属製である。図3図7及び図8のように、第2シリンダ45、第2シリンダヘッド46及び第2隔壁47は、ねじ部材64によってクランクケース24に固定されている。図9のように、仮想線B1に対して垂直な平面内において、第2シリンダ45、第2シリンダヘッド46、第2隔壁47は、冷却ファン28の配置領域より外側に配置されている。
【0027】
第2ピストン49は、第2シリンダ45内に作動可能に設けられている。第2ピストン49は、図4に示された仮想線E2に沿った方向に往復作動が可能である。仮想線E2は、第2シリンダ45の中心を表す直線である。空気圧縮機10の平面断面視で、仮想線B1と仮想線E2とが所定角度で交差、一例として90度の角度で交差されている。仮想線E1と仮想線E2とは、仮想線B1に沿った方向で異なる箇所に位置する。
【0028】
図7及び図8のように、第2シリンダ45の外周面には、複数のフィン45Aが全周に亘って設けられている。複数のフィン45Aは、第2シリンダ45の円周方向で所定の間隔をおいて配置されている。複数のフィン45Aは、第2シリンダ45の外周面から径方向にそれぞれ突出され、かつ、仮想線E2に沿った方向に延ばされている。複数のフィン45Aは、第2シリンダ45と一体的に形成されている。また、図7及び図8のように、第2シリンダヘッド46には、複数のフィン46Aが設けられている。複数のフィン46Aは、仮想線E2に沿った方向にそれぞれ突出され、かつ、仮想線B1に沿った方向にそれぞれ延ばされている。さらに、複数のフィン46Aは、仮想線E2に対して90度の角度で交差する方向、つまり、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている。複数のフィン46Aは、それぞれ第2シリンダヘッド46に一体的に形成されている。
【0029】
図4に示す空気圧縮機10の平面断面視において、仮想線E2に沿った方向で、第2シリンダヘッド46とクランクケース24との間に、第2隔壁47及び第2シリンダ45が設けられている。第2シリンダヘッド46は、第2隔壁47に接触されている。第2シリンダ45は、仮想線E2に沿った方向で、第2隔壁47とクランクケース24との間に設けられている。
【0030】
第2コネクティングロッド48の第1端部は、クランクケース24内で回転軸25に対して回転可能に連結されている。第2コネクティングロッド48の第2端部は、第2ピストン49に連結されている。第2圧縮室50は、第2シリンダ45内で第2ピストン49と第2隔壁47との間に形成される。ポート52は第2隔壁47を貫通して形成され、かつ、第2圧縮室50と第2排気室51とをつなぐ。第2排気室51は、第2隔壁47と第2シリンダヘッド46との間に形成されている。
【0031】
接続管60の第1端部が第1排気室42に接続され、接続管60の第2端部が第2圧縮室50に接続されている。接続管60は、一例として金属製である。第2排気室51と空気タンク18とを接続する接続管72が設けられている。空気タンク17と空気タンク18とを接続する接続管73が設けられている。2つの空気タンク17,18内の空気圧は同じである。図1のように、空気タンク17,18内の圧力を検出して信号を出力する圧力センサ74が設けられている。
【0032】
空気タンク17は、減圧バルブ75を介して供給管76に接続されている。減圧バルブ75は、空気タンク17の空気の圧力を調整、具体的には、減圧して供給管76に吐出する。また、供給管76内の空気圧を表示する圧力計77が設けられている。カプラ78が供給管76に取り付けられている。カプラ78は、エアホースに取り付け及び取り外しが可能である。カプラ78はエアホースを介して作業機に接続される。
【0033】
空気タンク18は、減圧バルブ79を介して供給管80に接続されている。減圧バルブ79は、空気タンク18の空気の圧力を調整、具体的には、減圧して供給管80に吐出する。また、供給管80内の空気圧を表示する圧力計81が設けられている。カプラ82が供給管80に取り付けられている。カプラ82は、エアホースに取り付け及び取り外しが可能である。カプラ82はエアホースを介して作業機に接続される。
【0034】
カバー12の表面に操作部83が設けられており、操作部83は、電源スイッチ、表示パネル等を有する。制御部16は、第1圧縮部14及び第2圧縮部15の作動及び停止を制御する機構である。制御部16は、入力インタフェース、出力インタフェース、中央演算処理部及び記憶部を有するマイクロコンピュータである。
【0035】
インバータ回路がカバー12の内部A1に設けられている。制御部16はインバータ回路を制御する。カバー12の内部A1に、電動モータ13の回転方向の位相を検出するセンサ、電動モータ13の回転数を検出するセンサが設けられている。圧力センサ74、電源スイッチ及び各種のセンサの信号は制御部16に入力される。なお、制御部16がインバータ回路を含む構成でもよい。
【0036】
次に、作業者が空気圧縮機10の使用する例を説明する。作業者が電源スイッチをオンすると、制御部16はインバータ回路を制御し、電動モータ13の回転子27が回転する。回転子27及び回転軸25が一体回転すると、回転軸25のトルクで第1ピストン40及び第2ピストン49が、それぞれ往復動される。
【0037】
第1ピストン40が作動されると、カバー12の外部A2の空気は、通気口34を介して第1圧縮部14の第1圧縮室41に吸入され、第1圧縮室41で空気が圧縮される。第1圧縮室41で圧縮された空気は、第1排気室42へ排出される。第2ピストン49が作動されると、第1排気室42の空気は、接続管61を通って第2圧縮部15の第2圧縮室50に吸い込まれる。第2圧縮室50は、空気を更に圧縮し、第2圧縮室50で圧縮された空気は、第2排気室51及び接続管72を介して空気タンク17,18へ送られる。
【0038】
このように、空気圧縮機10は、空気を2段階で圧縮する。作業者は、空気タンク17,18内の空気を、減圧バルブ75により減圧して供給管76に送ること、減圧バルブ79により減圧して供給管80に送ること、のうち少なくとも一方を行うことが可能である。
【0039】
制御部16は、圧力センサ74の信号を処理して空気タンク17,18内の空気圧を検出する。制御部16は、記憶部に記憶されているデータに基づいて、電動モータ13の回転、停止、回転数及びトルクを制御する。制御部16は、電源スイッチがオンされていると、空気タンク17,18内の空気圧が、目標圧力まで上昇するように電動モータ13の回転数、トルクを制御する。制御部16は、空気タンク17,18内の空気圧が目標圧力になると、電動モータ13を停止させる。
【0040】
さらに、冷却ファン28は回転軸25と共に回転し、カバー12の外部A2の空気は、通気口34を通ってカバー12の内部A1へ流れ込む。冷却ファン28は、図5及び図9において時計回りに回転される。カバー12の内部A1に導入された空気は、第2壁部30に近づくように流れ方向D1に沿って移動する。電動モータ13、第1圧縮部14、第2圧縮部15、クランクケース24及び制御部16の熱は、内部A1を流れる空気に伝達される。内部A1を流れる空気は、通気口35を通って外部A2へ排出される。
【0041】
したがって、電動モータ13、第1圧縮部14、第2圧縮部15、クランクケース24及び制御部16のそれぞれの表面から空気に熱が伝達され、これらの要素の温度上昇が抑制、つまり、冷却される。特に、内部A1で空気の流れが形成され、各要素と空気との間で、強制対流による熱伝達が行われる。
【0042】
第2圧縮室50で圧縮された空気の圧力は、第1圧縮室41で圧縮された空気の圧力より高い。このため、第2圧縮部15の温度は、第1圧縮部14の温度より高くなり易い。また、クランクケース24の軽量化を目的として、クランクケース24の材質として、アルミニウム合金製より比重が低いマグネシウム合金製にする場合を想定する。この場合、マグネシウム合金の熱伝達率は、アルムニウム合金の熱伝達率より低く、第2シリンダ45の熱を、クランクケース24を介して空気中へ放散することが困難になる。
【0043】
本開示の空気圧縮機10は、第2圧縮部15を冷却する機能を高めるための放熱部材を有する。放熱部材としてヒートシンク65が設けられ、ヒートシンク65は、仮想線E2に沿った方向でクランクケース24と第2シリンダ45との間に設けられている。ヒートシンク65は、クランクケース24及び第2シリンダ45とは、物理的に別の部材である。
【0044】
ヒートシンク65は、取り付け孔66を有し、ねじ部材64の軸部が取り付け孔66に差し込まれている。つまり、ヒートシンク65は、ねじ部材63によって、クランクケース24と第2シリンダ45との間に固定されている。ヒートシンク65は、クランクケース24及び第2シリンダ45に対して熱伝達可能に接触、具体的には面接触されている。
【0045】
ヒートシンク65は、金属製の板材にプレス加工、例えば、穴あけ加工及び曲げ加工を施して設けられた一体成形品である。ヒートシンク65は、図6及び図10のように、基板67及び複数のガイド部68,69,70,71を有する。基板67は、仮想線E2に対して垂直な平面に沿った設けられたプレートである。仮想線E2に対して垂直な平面内において、基板67の外縁は、第2シリンダ45の外縁より外側に位置する。図10において、基板67の外縁及び第2シリンダ45の外縁は、共に輪郭線で示されている。
【0046】
基板67は、開口部92及び取り付け孔66を有する。ヒートシンク65がクランクケース24と第2シリンダ45との間に固定された状態において、第2ピストン49は、開口部92内で作動可能である。基板67は、クランクケース24と第2シリンダ45との間に挟まれている。
【0047】
複数のガイド部68,69,70,71は、基板67から仮想線E2に沿った方向にそれぞれ突出されている。ヒートシンク65は、基板67、及び複数のガイド部68,69,70,71を有する単数の部材である。複数のガイド部68,69,70,71は、クランクケース24から離間される向き、つまり、第2シリンダヘッド46に近づく向きに、それぞれ突出されている。
【0048】
第2圧縮部15を側面視すると、仮想線E2に対して垂直な平面内で、複数のガイド部68,69,70,71は、第2シリンダ45を、3方向から囲むように配置されている。仮想線E2を中心とする径方向で、複数のガイド部68,69,70,71は、第2シリンダ45より外側に配置されている。複数のガイド部68,69,70,71により囲まれた空間G1が形成され、第2シリンダ45は空間G1に配置されている。
【0049】
仮想線B1に対して垂直な平面内の一例である図9において、鉛直方向における第2圧縮部15及びヒートシンク65の配置範囲は、冷却ファン28の配置範囲内にある。仮想線E2に沿った方向で、複数のガイド部68,69,70のそれぞれの長さL1は、第2シリンダ45及び第2隔壁47の長さL2以上である。
【0050】
ガイド部68,69は、鉛直方向で仮想線E2より上に配置されている。ガイド部71は、鉛直方向で仮想線E2より下に配置されている。ガイド部70は、鉛直方向で仮想線E2より上から、仮想線E2より下に亘って配置されている。仮想線B1に沿った方向において、冷却ファン28とガイド部70との間に、ガイド部68,69,71が配置されている。
【0051】
ガイド部68は、略水平に配置されている。仮想線B1に沿った方向において、ガイド部68のうち冷却ファン28に最も近い端部と、ガイド部71のうち冷却ファンに最も近い端部と、の間に通気路88が設けられている。通気路88は空間G1につながっている。
【0052】
ガイド部68とガイド部69とが、仮想線B1に沿った方向に間隔をおいて配置されている。ガイド部68とガイド部69との間に切り欠き部84が設けられている。切り欠き部84は空間G1につながっている。
【0053】
ガイド部69は、天板85と、天板85につながった壁板86と、を有する。天板85は、略水平に配置され、壁板86は、略鉛直方向に沿って配置されている。ガイド部70は、略鉛直方向に沿って配置されている。ガイド部71は、略水平方向に沿って配置されている。ガイド部70とガイド部71との間に通気路87が設けられている。通気路87は空間G1につながっている。
【0054】
冷却ファン28の回転による空気の流れを具体的に説明する。冷却ファン28の回転によって内部A1を流れる空気の一部は、流れ方向D2のように、電動モータ13の側方を通り、かつ、通気路88から空間G1へ流れ込む。空間G1へ流れ込んだ空気の一部は、流れ方向D3のように、第2シリンダ45とガイド部68との間、及び第2シリンダ45とガイド部69の天板85との間を通る。
【0055】
さらに、空間G1を流れる空気は、壁板86によって流れ方向D4が下向きになる。このため、空間G1を流れる空気は、流れ方向D5のように、第2シリンダ45とガイド部70との間を通り、通気路87から排出される。第2シリンダ45の熱は、ヒートシンク65に伝達され、ヒートシンク65に伝達された熱は、ヒートシンク65の表面から空気へ伝達される。
【0056】
このように、ヒートシンク65が設けられているため、第2シリンダ45の熱が空気へ伝達される面積が増加され、第2シリンダ45を冷却する性能が向上する。したがって、クランクケース24の材質として、アルミニウム合金製より比重が低いマグネシウム合金製にする場合においても、第2シリンダ45を冷却する性能が確保される。また、第2シリンダヘッド46として、第2シリンダ45より熱伝導率の低い材質で形成された場合においても、ヒートシンク65が第2シリンダ45に直に接触していることから、第2シリンダ45からの放熱を好適に行うことができる。
【0057】
また、第2シリンダ45の表面から熱が伝達された空気の一部は、空間G1から切り欠き84を通って排出される。さらに、基板67、ガイド部68,69,70によってガイドされる空気の流れは、仮想線E2を中心として第2シリンダ45の周囲で強制対流させられる。つまり、第2シリンダ45の周囲の空気が第2シリンダ45の外面に沿って流れるように、空気の流れが規制される。したがって、第2シリンダ45を冷却する性能が一層向上する。
【0058】
さらに、第2シリンダ45、第2シリンダヘッド46及び第2隔壁47をクランクケース24へ固定するねじ部材64は、ヒートシンク65をクランクケース24及び第2シリンダ45へ固定する機能も有する。このため、ヒートシンク65をクランクケース24及び第2シリンダ45へ固定する要素を専用で設けずに済む。したがって、部品点数の増加を抑制可能である。
【0059】
また、第2圧縮室50は、第2シリンダ45、シリンダヘッド46及び第2ピストン49により形成されており、第2圧縮部15の内部圧力が上昇する。このため、例えばヒートシンク65を第2シリンダ45とシリンダヘッド46との間に挟まれる構成とする場合、ヒートシンク65が、第2圧縮室50のシール性に影響を与えないよう十分に配慮する必要がある。
【0060】
これに対して、本実施形態では、ヒートシンク65を、クランクケース24と第2シリンダ45との間に挟まれる構成としている。つまり、第2圧縮部15の内部圧力が、第2圧縮室50よりも低い箇所に、ヒートシンク65が配置されている。したがって、ヒートシンク65が、第2圧縮室50のシール性に影響を与えることを抑制でき、第2圧縮部15の良好な組立性を得ることができる。
【0061】
本実施形態で開示されたクランクケース24、第2シリンダ45及びヒートシンク65のそれぞれの材質、及びそれぞれの物理的性質には、次の具体例を採用可能である。
【0062】
(具体例1)
ヒートシンク65の熱伝導率は、第2シリンダ45またはクランクケース24の少なくとも一方の熱伝導率より高く設定する。例えば、ヒートシンク65は、熱伝導率200W/mKのアルミニウム合金製とする。第2シリンダ45またはクランクケース24の少なくとも一方は、熱伝導率70W/mKのマグネシウム合金製とする。また、第2シリンダヘッド46は、熱伝導率96W/mKのアルミニウムダイカスト材である。
【0063】
(具体例2)
ヒートシンク65を構成する金属材料の比重は、第2シリンダ45またはクランクケース24の少なくとも一方を構成する金属材料の比重より大きく設定する。例えば、ヒートシンク65は、比重2.7のアルミニウム合金製とする。第2シリンダ45またはクランクケース24の少なくとも一方は、比重1.8のマグネシウム合金製とする。
【0064】
本実施形態で開示した事項の技術的意味の一例は、次の通りである。空気圧縮機10は、気体圧縮機の一例である。第1シリンダ36及び第2シリンダ45は、それぞれシリンダの一例である。第1圧縮室41及び第2圧縮室50は、それぞれ圧縮室の一例である。クランクケース24は、クランクケースの一例である。回転軸25は、回転軸の一例である。第1コネクティングロッド39及び第2コネクティングロッド48は、それぞれ連結部材の一例である。ヒートシンク65は、放熱部材の一例である。基板67は、基板の一例である。冷却ファン28は、ファンの一例である。仮想線E1,E2に沿った方向は、それぞれピストンの作動方向の一例である。ガイド部68,69,70,71は、それぞれガイド部の一例である。第1圧縮部14は、第1圧縮部の一例である。第2圧縮部15は、第2圧縮部の一例である。接続管60は、供給部材の一例である。
【0065】
気体圧縮機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、放熱部材は、第2シリンダと第2隔壁との間に設けることも可能である。さらに、放熱部材は、第1シリンダと、クランクケースとの間に設けることも可能である。放熱部材は、第1シリンダと第1隔壁との間に設けることも可能である。さらに、放熱部材は、クランクケースの表面に熱伝達可能に接触して設けられ、かつ、第1シリンダ及び第2シリンダから離間されていてもよい。
【0066】
さらに、放熱部材をシリンダまたはクランクケースの少なくとも一方に取り付けるにあたり、専用の固定要素、例えば、ボルト、ナットを用いることも可能である。また、放熱部材をシリンダまたはクランクケースの少なくとも一方に固定するにあたり、溶接、ハンダ、接着の何れかを採用することも可能である。
【0067】
本開示において“放熱部材が、少なくとも一方の部材に熱伝達可能に接続され”は、放熱部材が、少なくとも一方の部材に直接、接触されているもの、放熱部材と、少なくとも一方の部材との間に熱伝導性を有する別部材が設けられているもの、を含む。
【0068】
さらに、放熱部材は、プレート形状に代えて、ブロック形状でもよい。また、放熱部材は、基部と、基部から突出されたフィンと、を有していてもよい。さらに、放熱部材の材質は、アルミニウム合金製に代えて、銅製でもよい。
【0069】
圧縮室で圧縮される気体は、空気に代えて不活性ガスでもよい。不活性ガスは、窒素ガス、希ガスを含む。希ガスは、アルゴンガス、ヘリウムガスを含む。圧縮部は、3箇所以上あってもよい。また、圧縮部で圧縮された気体を蓄えるタンクは、単数または複数の何れでもよい。また、圧縮部で圧縮された気体を、タンクに溜めることなく、エアホースまたは配管を介して作業機に送る構成でもよい。
【0070】
本実施形態には、次の構成例も開示されている。
【0071】
(構成例1)
ピストンを作動可能に支持するシリンダと、前記シリンダ内に設けられ、かつ、前記ピストンの作動によって気体を圧縮する圧縮室と、前記ピストンを作動させる駆動部と、を有する気体圧縮機であって、
前記シリンダに熱伝達可能に接続された基部と、
前記ピストンの作動方向を示す仮想線を中心とする径方向で、前記シリンダよりも外側に配置されたガイド部と、
を有し、
前記ガイド部は、前記シリンダの周囲における空気の流れを前記シリンダの外面に沿ってガイドする、気体圧縮機。駆動部は、本実施形態で開示されているコネクティングロッド及び回転軸を含む。
【0072】
(構成例2)
構成例1に記載の気体圧縮機において、前記基部と前記ガイド部とが接続された放熱部材を有する、気体圧縮機。
【0073】
(構成例3)
構成例2に記載の気体圧縮機において、
前記駆動部を収容するケーシングが更に設けられ、
前記基部は、前記ケーシングと前記シリンダとの間に挟まれている、気体圧縮機。ケーシングは、本実施形態で開示されているクランクケースを含む。
【符号の説明】
【0074】
10…空気圧縮機、14…第1圧縮部、15…第2圧縮部、24…クランクケース、25…回転軸、28…冷却ファン、36…第1シリンダ、39…第1コネクティングロッド、41…第1圧縮室、45…第2シリンダ、48…第2コネクティングロッド、50…第2圧縮室、60…接続管、65…ヒートシンク、67…基板、68,69,70,71…ガイド部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10