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  • 特許-水中係留装置及び水中観測装置 図1
  • 特許-水中係留装置及び水中観測装置 図2
  • 特許-水中係留装置及び水中観測装置 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】水中係留装置及び水中観測装置
(51)【国際特許分類】
   B63C 11/00 20060101AFI20240214BHJP
   B63B 22/00 20060101ALI20240214BHJP
【FI】
B63C11/00 F
B63B22/00 C
B63C11/00 G
B63C11/00 H
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020036686
(22)【出願日】2020-03-04
(65)【公開番号】P2021138249
(43)【公開日】2021-09-16
【審査請求日】2022-11-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000000099
【氏名又は名称】株式会社IHI
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100175802
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 光生
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100167553
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 久典
(72)【発明者】
【氏名】澤田 信一
【審査官】宇佐美 琴
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109835438(CN,A)
【文献】米国特許第05095841(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0035870(US,A1)
【文献】国際公開第2019/141038(WO,A1)
【文献】特開平06-225664(JP,A)
【文献】国際公開第2013/039048(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 1/00-85/00
B63J 1/00-99/00
B63C 1/00-15/00
B63G 1/00-13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルの上端に浮体が設けられ、前記ケーブルの下端に鉛直方向の下向きに重力を作用させる錘が設けられた本体部と、
水中に設けられ、周面が前記ケーブルに係合する回転体と、
該回転体と一体に設けられ、当該回転体を回転駆動する駆動部と、
前記回転体及び前記駆動部を水中に係留する略円筒状の係留ブイとを備え、
前記係留ブイは、先端部に係留ロープの一端を係合させる係合部が設けられ、後方周面部に複数の翼が突出するように設けられていることを特徴とする水中係留装置。
【請求項2】
前記ケーブルが挿通する一対の開口を備え、前記回転体を覆う保護具をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の水中係留装置。
【請求項3】
前記浮体の浮力と前記錘の重力とは吊り合っていることを特徴とする請求項1または2に記載の水中係留装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の水中係留装置と、
前記本体部に備えられる観測機器と
を備えることを特徴とする水中観測装置。
【請求項5】
前記観測機器は、前記浮体と前記錘とに設けられることを特徴とする請求項4に記載の水中観測装置。
【請求項6】
前記浮体の上部には無線通信装置が設けられることを特徴とする請求項4または5に記載の水中観測装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中係留装置及び水中観測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、水中昇降装置が開示されている。この水中昇降装置は、水底に繋がるゲーブルによって水中に係留されると共に浮力体が備えられた水中観測機器を昇降させるものであり、ゲーブルの巻取り/繰出しを行うウインチユニットと、上記巻取りの停止/繰出しの開始を行うラッチユニットを備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2013/039048号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した水中観測機器には浮力や潮流が作用するので、ウインチユニットやラッチユニットには比較的大きな力が作用する。したがって、ウインチユニットやラッチユニットには、機械構造的に比較的強固な構造を採用する必要があり、よって装置構成が大型化するという問題点がある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも小さな力で昇降することが可能な水中係留装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、水中係留装置に係る第1の解決手段として、ケーブルの上端に浮体が設けられ、前記ケーブルの下端に錘が設けられた本体部と、水中に設けられ、周面が前記ケーブルに係合する回転体と、該回転体と一体に設けられ、当該回転体を回転駆動する駆動部とを備える、という手段を採用する。
【0007】
本発明では、水中係留装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記ケーブルが挿通する一対の開口を備え、前記回転体を覆う保護具をさらに備える、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、水中係留装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記浮体の浮力と前記錘の重力とは吊り合っている、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、水中観測装置に係る第1の解決手段として、上記第1~第3のいずれかの解決手段に係る水中係留装置と、前記本体部に備えられる観測機器とを備える、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、水中観測装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記観測機器は、前記浮体と前記錘とに設けられる、という手段を採用する。
【0011】
本発明では、水中観測装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記浮体の上部には無線通信装置が設けられる、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、従来よりも小さな力で昇降することが可能な水中係留装置及び水中観測装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る水中係留装置及び水中観測装置の構成を示す模式図である。
図2】本発明の一実施形態に係る水中係留装置の要部構成を示す正面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る水中係留装置及び水中観測装置の動作を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る水中観測装置Aは、例えば海中における所定の環境量を観測する装置であり、水中係留装置Bを用いることにより所定深度の海中に係留されている。この水中観測装置Aは、図1に示すように、昇降部1及び係留部2を備える。
【0015】
昇降部1は、上記環境量を観測する観測機器が設けられている構造要素であり、ケーブル1a、浮体1b、錘1c及び無線通信装置1dを備えている。なお、上記観測機器は、例えば潮流の流れや海水温度等を環境量として計測する計測機器である。
【0016】
ケーブル1aは、観測対象となる深度範囲に応じて長さが設定された比較的軽量かつ引張強度に優れた線条体であり、一端に浮体1bが設けられ、他端に錘1cが設けられている。すなわち、このケーブル1aは、浮体1bに作用する浮力及び錘1cに作用する重力の関係で、海中において鉛直姿勢となる。なお、上記浮体1bの浮力と上記錘1cの重力とは互いに吊り合っている。
【0017】
浮体1bは、このようなケーブル1aの一端つまり上端に固定され、内部に所定のガスが密封された所定形状の密封容器である。この浮体1bは、ケーブル1aの一端に対して鉛直方向における上向きの浮力を作用させる。また、この浮体1bには、上述した観測機器が付属的に設けられている。なお、上記ガスは、例えば空気あるいは不活性ガスである。
【0018】
錘1cは、ケーブル1aの他端つまり下端に固定され、比重が海水よりも大きな材料から形成された所定形状の物体である。この錘1cは、ケーブル1aの他端に対して鉛直方向における下向きの重力を作用させる。また、この錘1cには、上述した観測機器が付属的に設けられている。なお、上記材料は、例えば表面に防食処理が施された鉄等の金属である。
【0019】
すなわち、本実施形態における昇降部1には、観測機器が浮体1b及び錘1cの2ヶ所に設けられている。浮体1bの観測機器及び錘1cの観測機器は、同一の環境量を計測する計測機器であってもよく、または異なる環境量を計測する計測機器であってもよい。例えば、浮体1b及び錘1cの両観測機器で潮流の流れや海水温度等を同時に計測してもよく、または浮体1bの観測機器で潮流の流れを計測し、錘1cの観測機器で海水温度を計測してもよい。
【0020】
無線通信装置1dは、図示するように浮体1bの上部に備えられており、外部の無線通信装置と電波の授受を行うアンテナと、送信データを変調してアンテナに出力すると共にアンテナが受信した電波から受信データを復調する通信本体部とを備える。この無線通信装置1dは、上述した観測機器で観測された観測データを外部に送信するために主に用いられる。
【0021】
すなわち、浮体1b及び錘1cの各観測機器は、所定期間に亘って観測を行うと、観測データを無線通信装置1dに出力する。無線通信装置1dは、通信本体部で観測機器から入力された観測データに所定の処理を施すことにより送信データを生成し、当該送信データをアンテナを用いて電波として外部の無線通信装置に送信する。
【0022】
係留部2は、このような昇降部1を海中の所定の深度範囲に係留する構造要素であり、係留ブイ2a、係留ロープ2b、昇降ローラ2c、昇降モータ2d、制御装置2e及びカバー2f(保護具)を備えている。なお、上記深度範囲は、上述した観測機器による環境量の観測深度範囲に相当する。
【0023】
係留ブイ2aは、係留ロープ2bを介して海中に係留されている略円筒状の浮体であり、先端部に係留ロープ2bの一端を係合させる係合部2gが設けられている。また、この係留ブイ2aには、後方周面部に複数の翼2hが突出するように設けられている。
【0024】
係留ロープ2bは、一端が上記係合部2gに結合し、他端が例えば海底に固定された所定長さの線条体である。この係留ロープ2bは、比較的軽量かつ引張強度に優れた線条体であり、係留ブイ2aの係合部2gに張力を作用させる。
【0025】
すなわち、本実施形態における係留ブイ2aは、自らに作用する浮力つまり鉛直方向における上向きの力、自らに作用する重力つまり鉛直方向における下向きの力、潮流の流れ方向に起因する略水平方向の力、また係留ロープ2bによって与えられる略下向きの力のバランスに基づいて、海中において略水平姿勢を保持する。
【0026】
昇降ローラ2cは、このような係留ブイ2aの後端部に設けられた円形回転体であり、所定幅の円形周面2iを備える。この昇降ローラ2cは、係留ブイ2aの前後方向に延在する中心軸線と同軸な回転軸周りに回転し、また図2に示すように昇降部1のケーブル1aが円形周面2iに螺旋状に巻き付いている。このような昇降ローラ2cは、上記回転軸周りに回転することによりケーブル1aを上方向あるいは下方向に送り出す。
【0027】
昇降モータ2dは、上記昇降ローラ2cを回転駆動する動力源であり、出力軸が上述した昇降ローラ2cの回転軸に連結されている。この昇降モータ2dは、制御装置2eによって制御されることによって昇降ローラ2cを回転駆動する。すなわち、この昇降モータ2dは、制御装置2eから入力される駆動電力に応じて、昇降ローラ2cを正回転あるいは逆回転させる。
【0028】
制御装置2eは、係留ブイ2aに一体に設けられており、昇降モータ2dを駆動制御する。この制御装置2eは、例えば計時装置を内蔵しており、計時装置が計時する時刻及び予め搭載された制御プログラムに基づいて昇降モータ2dを制御する。このような制御装置2eは、例えば制御プログラムで指定された時刻になると、昇降モータ2dを一定の速度で回転させることによって昇降部1を昇降させる。なお、上記昇降モータ2d及び制御装置2eは、本発明における駆動部に相当する。
【0029】
カバー2fは、ケーブル1aが挿通する一対の開口(上部開口及び下部開口)を備えており、昇降ローラ2cとケーブル1aとの係合箇所を覆う保護具である。すなわち、このカバー2fは、昇降ローラ2cとケーブル1aとの係合箇所に異物が付着したりすることを抑制するためのもの、つまり昇降ローラ2cとケーブル1aとの係合状態を初期状態に極力保持するための部材である。
【0030】
このような水中観測装置Aの構成要素のうち、昇降部1に設けられた観測機器及び無線通信装置1dを除く構成要素は、本実施形態に係る水中係留装置Bを構成している。すなわち、本実施形態に係る水中係留装置Bは、観測機器及び無線通信装置1dを除く昇降部1及び係留部2を備え、観測機器及び無線通信装置1dを除く昇降部1を水中における所定の深度範囲において昇降させる。
【0031】
次に、本実施形態に係る水中観測装置A及び水中係留装置Bの動作について、図3をも参照して詳しく説明する。
【0032】
この水中係留装置Bでは、浮力と重力とが吊り合った状態の昇降部1を昇降ローラ2cを回転させることによって昇降させる。すなわち、昇降モータ2d及び制御装置2eからなる駆動部によって昇降ローラ2cを正回転(図3における反時計方向への回転)させることによって昇降部1を海中で上昇させ、また当該駆動部によって昇降ローラ2cを逆回転(図3における時計方向への回転)させることによって昇降部1を海中で降下させる。
【0033】
水中観測装置Aでは、浮体1b及び錘1cの各観測機器は、この昇降動作中に環境量を順次計測し、当該計測によって得られた観測データを内部メモリに順次記憶して蓄える。そして、水中観測装置Aは、無線通信装置1dのアンテナが、図3に示すように海面上に位置したタイミングで、無線通信装置1dを用いて観測データを外部に送信させる。
【0034】
ここで、昇降部1に作用する浮力と重力とが吊り合っているので、昇降部1を昇降させる駆動部の昇降モータ2dに作用する負荷はゼロに近い。したがって、本実施形態に係る水中係留装置Bによれば、従来よりも小さな力(駆動力)で昇降部1を昇降させることが可能である。
【0035】
また、昇降部1に作用する浮力と重力とが完全に吊り合っていない場合であっても、浮力と重力とによって昇降モータ2dに作用する負荷が軽減されるので、昇降部1を昇降させるために必要な力(駆動力)は低減される。したがって、浮力と重力とが完全に吊り合っていることは、必ずしも必要な条件ではない。
【0036】
また、このような昇降ローラ2cを正回転及び逆回転によって、浮体1bは深度範囲ΔD1に亘って昇降し、また錘1cは深度範囲ΔD2に亘って昇降する。したがって、本実施形態に係る水中観測装置Aでは、水中観測装置Aによって浮体1bが深度範囲ΔD1に亘って昇降し、また錘1cは深度範囲ΔD2に亘って昇降するので、深度範囲ΔD1及び深度範囲ΔD2に亘る環境量を観測することが可能である。
【0037】
また、本実施形態によれば、カバー2fが昇降ローラ2cとケーブル1aとの係合箇所に設けられているので、海中において異物が係合箇所に付着して昇降部1の昇降機能に障害をもたらすことを抑制することが可能である。したがって、本実施形態によれば、耐久性に優れた水中観測装置A及び水中係留装置Bを抵抗することが可能である。
【0038】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、水中係留装置Bを水中観測装置Aに用いたが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明に係る水中係留装置は、環境量の観測以外の用途に適用することが可能である。
【0039】
(2)上記実施形態では、ケーブル1aの途中部位つまり浮体1bと錘1cとの間において昇降ローラ2cをケーブル1aに係合させたが、本発明はこれに限定されない。例えば、浮体1bあるいは錘1cをケーブル1aの途中部位に設け、浮体1bの上側あるいは錘1cの下側において昇降ローラ2cをケーブル1aに係合させてもよい。
【0040】
上記実施形態では、ケーブル1aの途中部位において昇降ローラ2cをケーブル1aに係合させたので、観測深度範囲が、互いに離間する深度範囲ΔD1及び深度範囲ΔD2となったが、浮体1bの上側あるいは錘1cの下側において昇降ローラ2cをケーブル1aに係合させることによって深度範囲ΔD1及び深度範囲ΔD2を連続した深度範囲とすることが可能である。
【0041】
(3)上記実施形態では、浮体1b及び錘1cの両方に観測機器を設けることによって深度範囲ΔD1及び深度範囲ΔD2における環境量を観測するが、本発明はこれに限定されない。すなわち、浮体1bあるいは錘1cの何れか一方に観測機器を設けてもよい。ただし、この場合には、深度範囲ΔD1あるいは深度範囲ΔD2の環境量しか観測することができないことになる。
【0042】
(4)上記実施形態では、昇降ローラ2cの円形周面2iに昇降部1のケーブル1aを螺旋状に巻き付けることによって昇降ローラ2cとケーブル1aとを係合させたが、本発明はこれに限定されない。昇降ローラ2cの円形周面2iとケーブル1aとが滑ることのない摩擦係数で係合していれば、昇降ローラ2cの回転によって昇降部1を昇降させることができるので、ケーブル1aを円形周面2iに巻き付けるのではなく、ケーブル1aが円形周面2iに所望の当接力で当接するようにケーブル1aを所定の付勢手段を用いて円形周面2i側に付勢してもよい。
【0043】
例えば、ケーブル1aを挟んだ状態で昇降ローラ2cの円形周面2iに対峙すると共に回転軸が円形周面2iに向けて付勢された補助ローラ(従動ローラ)を設けることによって、昇降ローラ2cとケーブル1aとを係合させてもよい。
【0044】
(5)上記実施形態では、制御装置2eが計時時刻に基づいて昇降モータ2dを制御することにより昇降部1を昇降させたが、本発明はこれに限定されない。昇降モータ2dの制御形体つまり昇降部1を昇降させるやり方には種々のものが考えられる。
【0045】
例えば、無線通信装置1dのアンテナが海面上に位置したタイミングで無線通信装置1dが外部から受信した観測指令信号に基づいて昇降部1を昇降させてもよい。すなわち、水中観測装置Aが自律的に環境量を計測するのではなく、外部からの観測指令に基づいて受動的に環境量を計測してもよい。
【符号の説明】
【0046】
A 水中観測装置
B 水中係留装置
1 昇降部
1a ケーブル
1b 浮体
1c 錘
1d 無線通信装置
2 係留部
2a 係留ブイ
2b 係留ロープ
2c 昇降ローラ(回転体)
2d 昇降モータ
2e 制御装置
2f カバー(保護具)
2g 係合部
2h 翼
2i 円形周面


図1
図2
図3