(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】光伝送装置、光伝送システム、光伝送装置の制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 8/65 20180101AFI20240214BHJP
H04B 10/00 20130101ALI20240214BHJP
【FI】
G06F8/65
H04B10/00
(21)【出願番号】P 2019092269
(22)【出願日】2019-05-15
【審査請求日】2022-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 貴志
(72)【発明者】
【氏名】小林 拓矢
【審査官】坂庭 剛史
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-362447(JP,A)
【文献】国際公開第2019/012818(WO,A1)
【文献】特開2016-139321(JP,A)
【文献】特開2018-116375(JP,A)
【文献】特開2012-195884(JP,A)
【文献】特開2009-117970(JP,A)
【文献】国際公開第2015/145905(WO,A1)
【文献】特開2002-063098(JP,A)
【文献】特開2018-128790(JP,A)
【文献】特開2015-060289(JP,A)
【文献】特開2009-211286(JP,A)
【文献】特開2010-182068(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/60-8/658
H04B 10/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光トランシーバを制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域を有する記憶部と、
前記光トランシーバの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得するプログラム取得部と、
前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新するプログラム更新部と、
を備
え、
前記光トランシーバの識別情報は、前記制御プログラムを特定可能な前記光トランシーバの種類を示す情報であり、
前記光トランシーバの種類は、前記光トランシーバの伝送容量または前記光トランシーバの製造元のベンダーを含む、
光伝送装置。
【請求項2】
前記識別情報取得部は、前記光トランシーバが前記光伝送装置に実装された場合、前記光トランシーバに書き込まれている前記識別情報を読み出す、
請求項1に記載の光伝送装置。
【請求項3】
前記制御プログラムは、前記光トランシーバの通信に必要な初期設定を行うための初期設定プログラムを含む、
請求項1
または2に記載の光伝送装置。
【請求項4】
前記初期設定プログラムは、前記光トランシーバの識別
情報に応じて、前記光トランシーバに通信パラメータを設定するためのプログラムである、
請求項
3に記載の光伝送装置。
【請求項5】
前記制御プログラムは、前記光トランシーバの識別
情報に応じて、前記光トランシーバの動作状態を監視する監視プログラムを含む、
請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記光伝送装置を制御するためのメインプログラムを格納するメインプログラム格納領域を有し、
前記制御プログラム格納領域は、前記メインプログラム格納領域と異なる領域である、
請求項1乃至
5のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項7】
前記プログラム更新部は、前記光トランシーバの通信が停止している状態で前記制御プログラムを更新する、
請求項1乃至
6のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項8】
前記プログラム更新部は、前記制御プログラムが停止している状態で前記制御プログラムを更新する、
請求項1乃至
7のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項9】
前記プログラム更新部は、前記制御プログラムに排他を設定している状態で前記制御プログラムを更新する、
請求項1乃至
8のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項10】
前記プログラム取得部は、前記識別情報に対応した前記制御プログラムを格納する制御プログラム格納装置から、前記制御プログラムを取得する、
請求項1乃至
9のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項11】
前記プログラム取得部は、前記光伝送装置を制御する制御ネットワークを介して、前記制御プログラム格納装置から前記制御プログラムを取得する、
請求項
10に記載の光伝送装置。
【請求項12】
前記記憶部は、前記制御プログラム格納領域として、第1の光トランシーバを制御する第1の制御プログラムを格納する第1の制御プログラム格納領域と、第2の光トランシーバを制御する第2の制御プログラムを格納する第2の制御プログラム格納領域と、を有する、
請求項1乃至
11のいずれか一項に記載の光伝送装置。
【請求項13】
光伝送装置と格納装置を備えた光伝送システムであって、
前記格納装置は、光トランシーバの識別情報に対応した制御プログラムを格納し、
前記光伝送装置は、
前記光トランシーバを制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域を有する記憶部と、
前記光トランシーバの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを、前記格納装置から取得するプログラム取得部と、
前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新するプログラム更新部と、
を備
え、
前記光トランシーバの識別情報は、前記制御プログラムを特定可能な前記光トランシーバの種類を示す情報であり、
前記光トランシーバの種類は、前記光トランシーバの伝送容量または前記光トランシーバの製造元のベンダーを含む、
光伝送システム。
【請求項14】
前記プログラム取得部は、前記光伝送装置を制御する制御ネットワークを介して、前記格納装置から前記制御プログラムを取得する、
請求項
13に記載の光伝送システム。
【請求項15】
光トランシーバを制御するための制御プログラムを記憶部の制御プログラム格納領域に格納し、
前記光トランシーバの識別情報を取得し、
前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得し、
前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新
し、
前記光トランシーバの識別情報は、前記制御プログラムを特定可能な前記光トランシーバの種類を示す情報であり、
前記光トランシーバの種類は、前記光トランシーバの伝送容量または前記光トランシーバの製造元のベンダーを含む、
光伝送装置の制御方法。
【請求項16】
光トランシーバを制御するための制御プログラムを記憶部の制御プログラム格納領域に格納し、
前記光トランシーバの識別情報を取得し、
前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得し、
前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新
し、
前記光トランシーバの識別情報は、前記制御プログラムを特定可能な前記光トランシーバの種類を示す情報であり、
前記光トランシーバの種類は、前記光トランシーバの伝送容量または前記光トランシーバの製造元のベンダーを含む、
処理を光伝送装置に実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光伝送装置、光伝送システム、光伝送装置の制御方法及びプログラムに関し、特に、光伝送を行う光伝送装置、光伝送システム、光伝送装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットを介したSNS(Social Networking Service)や動画共有サービスの普及が世界規模で進んでおり、そのようなサービスで利用されるキャリアネットワークやデータセンタネットワークを構成する光伝送システムの大容量化が加速している。
【0003】
今後、5G(第5世代移動通信)時代の到来により、キャリアネットワークのトラヒック量の急増が見込まれているため、更なる広帯域化及び高速化が光伝送装置に要求されている。また、クラウドサービスの普及に伴い、データセンタネットワークの規模が拡大しているため、データセンタ内部や複数のデータセンタ間を接続する光伝送装置の高速化が急速に進んでいる。
【0004】
なお、関連する技術として特許文献1~4が知られている。特許文献1には関連する光モジュールが記載されている。特許文献2には、光トランシーバ内部のファームウェアを更新する技術が記載されている。特許文献3には、ソフトウェアアップデート機能を有するネットワーク機器が記載されている。特許文献4には、複数のプロセッサを有する電子交換機システムのソフトウェアアップデート方式が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開第2018/116516号
【文献】特開2017-167887号公報
【文献】特開2003-122587号公報
【文献】特開2002-049502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光伝送装置の伝送容量は、40Gbpsから100Gbpsへと移行が進んでおり、今後、100Gbps、200Gbps、400Gbpsへと大容量化が予定されている。関連する光伝送装置では、伝送容量に応じた光トランシーバを実装することで大容量化への対応を可能としている。
【0007】
しかしながら、関連する光伝送装置では、実装された光トランシーバによっては、光トランシーバを制御する制御プログラムを更新する必要があるため、光伝送装置の運用に影響を及ぼす恐れがあるという問題がある。
【0008】
本開示は、このような課題に鑑み、光伝送装置の運用への影響を抑えつつ制御プログラムを更新することが可能な光伝送装置、光伝送システム、光伝送装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る光伝送装置は、光トランシーバを制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域を有する記憶部と、前記光トランシーバの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得するプログラム取得部と、前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新するプログラム更新部と、を備えるものである。
【0010】
本開示に係る光伝送システムは、光伝送装置と格納装置を備えた光伝送システムであって、前記格納装置は、光トランシーバの識別情報に対応した制御プログラムを格納し、前記光伝送装置は、前記光トランシーバを制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域を有する記憶部と、前記光トランシーバの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを、前記格納装置から取得するプログラム取得部と、前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新するプログラム更新部と、を備えるものである。
【0011】
本開示に係る光伝送装置の制御方法は、光トランシーバを制御するための制御プログラムを記憶部の制御プログラム格納領域に格納し、前記光トランシーバの識別情報を取得し、前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得し、前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新するものである。
【0012】
本開示に係るプログラムは、光トランシーバを制御するための制御プログラムを記憶部の制御プログラム格納領域に格納し、前記光トランシーバの識別情報を取得し、前記取得された識別情報に対応した前記制御プログラムを取得し、前記制御プログラム格納領域に格納された前記制御プログラムを、前記取得された制御プログラムにより更新する、処理を光伝送装置に実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
本開示によれば、光伝送装置の運用への影響を抑えつつ制御プログラムを更新することが可能な光伝送装置、光伝送システム、光伝送装置の制御方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】実施の形態に係る光伝送装置の概要を示す構成図である。
【
図2】実施の形態に係る光伝送システムの概要を示す構成図である。
【
図3】実施の形態1に係る光伝送システムの構成例を示す構成図である。
【
図4】実施の形態1に係る光伝送装置の構成例を示す構成図である。
【
図5】実施の形態1に係る管理装置の構成例を示す構成図である。
【
図6】実施の形態1に係る光伝送システムの動作例を示すシーケンス図である。
【
図7】実施の形態2に係る光伝送装置の構成例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図面においては、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
【0016】
(実施の形態に至る検討)
光伝送装置は、光ファイバを接続し光電変換を行う光トランシーバが挿抜可能に構成されており、必要とされる伝送容量に応じた光トランシーバを実装する。光トランシーバは、より小型化、低消費電力化及び大容量化が要求されており、それらの要求に応じた光トランシーバの研究開発が進められている。また、コスト削減や互換性確保等のため、光トランシーバのサイズやピン配置、コネクタ形状等を定めたMSA(Multi Source Agreement)規格が策定されており、マルチベンダー採用の傾向が強まっていること等から、多くのベンダー(製造元メーカ)から光トランシーバが提供されている。そのため、光伝送装置は、用途や価格等に合わせて、様々な種類の光トランシーバを組み合わせて機器間の通信を可能とする必要がある。
【0017】
一方、光トランシーバは、大容量化等の要求により複雑な構成となっており、光トランシーバと光伝送装置間のインタフェースも、光トランシーバに合わせて複雑化している。特に、運用開始前に、光トランシーバに対して光の波長や特性等を最適化したパラメータを設定する必要がある。数Gbps程度の光トランシーバでは単純な設定で動作可能であったが、数十Gbpsを超える光トランシーバでは、個別の複雑な調整が必要となっている。さらに、上記のように、多くのベンダーが光トランシーバを提供しているため、ベンダーごとの相違も考慮しなければならない。このため、大容量化やマルチベンダー化により、光トランシーバの制御に困難が生じている。
【0018】
そこで、光トランシーバに合わせた制御プログラムを光伝送装置に導入する方法が考えられる。この制御プログラムを実行することで、光トランシーバに対し最適な設定等を行うことが可能となる。しかし、全ての光トランシーバに対応する制御プログラムを製造することはコストや期間の面から難しいため、特定の光トランシーバに対応した制御プログラムとなる。そうすると、光伝送装置は、新たな光トランシーバを実装すると、その光トランシーバに応じて制御プログラムを更新しなければならない。
【0019】
ここで、キャリアネットワークやデータセンタネットワークのように高い信頼性が要求されるミッションクリティカルなシステムでは、サービスが停止することを極力抑える必要がある。このため、関連する光伝送装置では、システムの運用を継続した状態で、制御プログラムを更新しなければならないという課題が生じる。すなわち、関連する技術では、制御プログラムを更新した場合、光伝送装置を再起動する必要があるため、一時的にサービスが停止してしまう。複数のポートに光トランシーバ等を導入している光伝送装置では、1つのポートに実装された新しい光トランシーバに対応するために装置を再起動することは、他のサービスへ影響が生じるため避けたい。
【0020】
したがって、以下の実施の形態では、光伝送装置を再起動することなく、光トランシーバに対応した制御プログラムの更新を可能とする。
【0021】
(実施の形態の概要)
図1は、実施の形態に係る光伝送装置の概要を示し、
図2は、実施の形態に係る光伝送システムの概要を示している。
図1に示すように、実施の形態に係る光伝送装置10は、記憶部11、識別情報取得部12、プログラム取得部13、プログラム更新部14を備えている。
【0022】
記憶部11は、光伝送装置10に実装する光トランシーバ15を制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域11aを有する。識別情報取得部12は、実装された光トランシーバ15から、光トランシーバ15の識別情報を取得する。プログラム取得部13は、識別情報取得部12が取得した識別情報に対応する制御プログラムを取得する。プログラム更新部14は、制御プログラム格納領域11aに格納された制御プログラムを、プログラム取得部13が取得した制御プログラムにより更新する。
【0023】
図2に示すように、実施の形態に係る光伝送システム21は、光伝送装置10と制御プログラム格納装置20を備えている。制御プログラム格納装置20は、例えば、サーバ等の管理装置であり、光トランシーバ15に対応した複数の制御プログラムを格納している。光伝送装置10は、制御プログラム格納装置20から、光伝送装置10に実装した光トランシーバ15の識別情報に対応した制御プログラムを取得し、取得した制御プログラムによって制御プログラム格納領域11aを更新する。
【0024】
このように、光トランシーバの識別情報に対応した制御プログラムにより、光伝送装置の記憶部における制御プログラム格納領域の制御プログラムを更新することで、記憶部の他の領域へ影響を及ぼさないため、光伝送装置の再起動が不要となり、光伝送装置の運用への影響を抑えることができる。
【0025】
(実施の形態1)
次に、実施の形態1に係る光伝送装置及び光伝送システムについて説明する。
図3は、本実施の形態に係る光伝送システムの構成例を示している。
図3に示すように、本実施の形態に係る光伝送システム1は、複数の光伝送装置100と管理装置200を備えている。この例では、光伝送装置100として、2つの光伝送装置100-1及び100-2を備えている。
【0026】
光伝送装置100は、光ファイバ2を用いて、例えば、遠隔地に画像や音声のデータ信号及び制御信号を長距離光伝送する装置である。例えば、光伝送装置100は、光通信を行うルータやスイッチ等の中継装置である。光伝送装置100は、光通信用の光トランシーバ150を実装可能であり、光トランシーバ150に接続された光ファイバ(光伝送路)2を介して光通信を行う。この例では、光伝送装置100-1及び100-2は、それぞれ光トランシーバ150-1及び150-2を備え、光トランシーバ150-1及び150-2により光通信可能に接続されている。複数の光伝送装置100は、光ファイバ2を介してデータ通信を行うデータネットワーク(データプレーン)を構成している。この例では、光伝送装置100-1及び100-2は、1対1で接続されているが、複数の光伝送装置100は、例えば、リング型やスター型、メッシュ型など任意のトポロジーのデータネットワークを構成してもよい。
【0027】
管理装置200は、複数の光伝送装置100の運用や動作を管理するネットワーク管理装置等である。管理装置200は、任意の伝送路3を介して、複数の光伝送装置100と通信可能に接続されている。伝送路3は、有線でもよいし、無線でもよい。すなわち、管理装置200と複数の光伝送装置100は、伝送路3を介して制御通信(管理通信)を行う制御ネットワーク(制御プレーンまたは管理プレーン)を構成している。本実施の形態では、管理装置200が、光トランシーバ150に対応した制御プログラムを格納し、光伝送装置100が実装した光トランシーバ150に応じた制御プログラムを管理装置200からダウンロードする。管理装置200は、例えば、ネットワーク管理装置等のサーバ装置であるが、光トランシーバ150の制御プログラムを格納するその他の制御プログラム格納装置としてもよい。例えば、制御プログラム格納装置を、光伝送装置100の外部記憶装置として、光伝送装置100に直接接続してもよい。また、制御プログラム格納装置を、光伝送装置100の内部の記憶部としてもよい。
【0028】
図4は、本実施の形態に係る光伝送装置の構成例を示している。
図4に示すように、光伝送装置100は、制御部110、記憶部120、データ通信部130、制御通信部140を備えている。さらに、光伝送装置100は、入出力ポート(不図示)に光トランシーバ150が挿抜可能に構成されている。光伝送装置100は、複数の入出力ポートを有しており、各入出力ポートに光トランシーバ150を実装可能である。
【0029】
光トランシーバ150は、光ファイバ2のコネクタ部が接続されるとともに、光伝送装置100に挿抜可能なプラガブル光トランシーバ(光モジュール)である。光トランシーバ150は、所定のベンダーによって製造され、例えば、MSA規格に準拠した形状やインタフェースを備え、所定の通信規格に対応している。すなわち、光トランシーバ150は、MSA規格及び通信規格に対応した、10G、25G、40G、50G、100G、200G、400G等の伝送容量、SFP(Small Form-Factor Pluggable)、QSFP(Quad Small Form-Factor Pluggable)、CFP(C Form Factor Pluggable)等のコネクタ形状、伝送距離、波長により光通信を行う。そのような光通信を行うための構成として、例えば、光トランシーバ150は、光制御部151と光送受信部152とを備える。光制御部151は、光伝送装置100からの指示に従って光送受信部152の光伝送動作の制御や監視を行う。光送受信部152は、光制御部151からの制御に従って設定された波長や特性等で光信号の送受信を行い、また、光ファイバ2と光伝送装置100の間で光信号と電気信号を光電変換する。光トランシーバ150には、予め、光トランシーバ150の識別情報が読み出し可能に書き込まれている。
【0030】
光伝送装置100の記憶部120は、光伝送装置100の動作に必要な情報を格納する。記憶部120は、不揮発性の記憶部(格納部)であり、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスクである。記憶部120は、光伝送装置100を制御するためのメインプログラムを格納するメインプログラム格納領域121、光トランシーバ150を制御するための制御プログラムを格納する制御プログラム格納領域122を有する。メインプログラム格納領域121と制御プログラム格納領域122とは、異なる領域であり、一方の領域に書き込みを行っても、他方の領域に影響しない。その他、記憶部120には、データ通信に必要な情報や、状態監視のための情報等が必要に応じて格納される。
【0031】
制御部110は、光伝送装置100の各部の動作を制御する制御部であり、CPU(Central Processing Unit)等のプログラム実行部である。制御部110は、記憶部120に格納されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することで、各機能(処理)を実現する。この機能として、例えば、管理部111、識別部112、取得部113、更新部114、設定部115、監視部116を有する。
【0032】
管理部111は、光伝送装置100の運用や動作を管理し、例えば、オペレータのコマンド操作に応じて各部の設定や制御を行う。光伝送装置100に対するコマンドの入力は、光伝送装置100に直接接続された入力装置から入力してもよいし、制御ネットワーク等のネットワークを介して入力してもよい。
【0033】
識別部(識別情報取得部)112は、光トランシーバ150が実装された時に、光トランシーバ150の光制御部151との制御用インタフェースを介して、実装された光トランシーバ150から識別情報を取得し(読み出し)、光トランシーバ150を識別する。なお、識別部112は、既に実装されている光トランシーバ150から識別情報を取得してもよい。取得部(プログラム取得部)113は、制御通信部140を介して、光トランシーバ150の識別情報を管理装置200へ通知し、管理装置200から光トランシーバ150に対応した制御プログラムを取得する。更新部(プログラム更新部)114は、管理装置200から取得した制御プログラムにより、制御プログラム格納領域122の制御プログラムを更新する。更新部114は、少なくとも、制御プログラムが更新可能な状態で、制御プログラム格納領域122を書き換える。例えば、更新部114は、光トランシーバ150の通信が停止している状態、制御プログラムが停止している状態、制御プログラムに排他を設定している状態で、制御プログラムを更新する。
【0034】
設定部(光トランシーバ設定部)115は、光トランシーバ150の光制御部151との設定用インタフェースを介して、通信開始前に、光トランシーバ150に応じた光の波長や入出力特性等の通信パラメータを設定する。監視部(光トランシーバ監視部)116は、光トランシーバ150の光制御部151との監視用インタフェースを介して、所定のタイミングで(定期的に)、光トランシーバ150の動作を監視し、光トランシーバ150に応じた送受信電力や警告(アラーム)等の動作情報を取得する。
【0035】
制御部110における各部は、それぞれ別々のプログラムにより実行されてもよいが、ここでは、光トランシーバ150の制御処理については制御プログラム格納領域122の制御プログラムにより実行され、その他の処理についてはメインプログラム格納領域121のメインプログラムにより実行される。すなわち、制御部110がメインプログラムを実行することで、管理部111、識別部112、取得部113、更新部114の機能が実現され、制御部110が制御プログラムを実行することで、設定部115、監視部116の機能が実現される。換言すると、制御プログラムは、光トランシーバ150の識別情報(種類)に応じて光トランシーバ150に通信パラメータを設定(初期設定)するための初期設定プログラムであり、また、光トランシーバ150の識別情報に応じて光トランシーバ150の動作状態を監視するための監視プログラムである。制御プログラムは、少なくとも、光トランシーバ150の通信に必要な初期設定を行うための初期設定プログラムであってもよい。
【0036】
なお、制御部110を複数の制御部として構成してもよく、例えば、メインプログラムを実行する制御部(光伝送装置制御部)と、制御プログラムを実行する制御部(光トランシーバ制御部)を備えてもよい。また、制御プログラムを実行する制御部とデータ通信部130を1つの半導体チップとしてもよい。
【0037】
データ通信部130は、光トランシーバ150を介してデータ通信を行う通信処理部であり、例えば、光トランシーバ150に対応した通信処理用の半導体チップである。データ通信部130は、光トランシーバ150の光送受信部152との通信用インタフェースを介して、光送受信部152が光電変換するデータ信号を入出力する。さらに、データ通信部130は、入出力するデータ信号に対するフレーム処理や、フレームに対するスイッチングやルーティング処理等を行う。
【0038】
制御通信部140は、管理装置200との間で制御用の通信を行う通信処理部であり、例えば、伝送路3を介した制御ネットワークの通信規格に対応した通信処理用の半導体チップである。制御通信部140は、制御部110の指示に従い、管理装置200へ光トランシーバ150の識別情報を送信し、管理装置200から光トランシーバ150に対応した制御プログラムを受信する。また、制御通信部140は、制御部110の指示に従い、光トランシーバ150の動作情報等を管理装置200へ送信する。
【0039】
図5は、本実施の形態に係る管理装置の構成例を示している。
図5に示すように、本実施の形態に係る管理装置200は、プログラム管理部210、格納部220、動作監視部230、通信部240を備えている。
【0040】
格納部220は、複数の光トランシーバ150に対応する複数の制御プログラムを格納するデータベースである。例えば、格納部220は、光トランシーバ150の識別情報と制御プログラムを対応付けた制御プログラムテーブル221を格納する。識別情報は、対応する光トランシーバ150の制御プログラムを特定可能な情報であり、例えば、光トランシーバ150の種類(タイプ)を示す情報である。光トランシーバ150の種類には、10G、25G、40G、50G、100G、200G、400G等の伝送容量(伝送速度)や、SFP、QSFP、CFP等のコネクタ形状(フォームファクター)、伝送距離、波長、通信規格等が含まれる。さらに、識別情報には、光トランシーバ150を製造するベンダーを識別する情報が含まれる。識別情報は、予め光トランシーバ150に書き込まれている情報であり、その形式(フォーマット)は限定されない。例えば、識別情報は、伝送容量やベンダー等の要素(パラメータ)毎に識別可能な識別値であってもよいし、全ての要素をまとめて識別可能な識別値でもよい。
【0041】
プログラム管理部210は、通信部240を介して、光伝送装置100から光トランシーバ150の識別情報を取得し、格納部220の制御プログラムテーブル221を参照して、光トランシーバ150に対応した制御プログラムを光伝送装置100へ提供する。動作監視部230は、通信部240を介して、光伝送装置100から光トランシーバ150の警告等の動作情報を取得し、動作情報に応じた表示等を行う。
【0042】
通信部240は、伝送路3を介して、光伝送装置100との間で制御用の通信を行う。通信部240は、プログラム管理部210の指示に応じて光トランシーバ150の制御プログラムを光伝送装置100へ送信し、また、光伝送装置100から光トランシーバ150の動作情報を受信する。
【0043】
図6は、本実施の形態に係る光伝送システムの動作例を示している。
図6に示すように、まず、光トランシーバ150は、通信を停止する(S101)。すなわち、光伝送装置100を操作するオペレータが、停止する光トランシーバ150のポートに対し、shutdownコマンドを入力する。そうすると、光伝送装置100の管理部111は、入力されたshutdownコマンドに応じて、対応するポートの光トランシーバ150に対し通信停止を指示する。光トランシーバ150の光制御部151は、管理部111からの指示に従い、光送受信部152による通信を停止するよう制御する。
【0044】
続いて、光伝送装置100は、光トランシーバ150の制御プログラムを停止する(S102)。すなわち、光伝送装置100の管理部111は、入力されたコマンドに応じて光トランシーバ150の通信を停止するとともに、制御プログラム格納領域122の制御プログラムを停止する。このとき、管理部111は、制御プログラムに対し、排他を設定する(排他制御を実行する)。排他を設定することで、光伝送装置100の各部や各プログラムから制御プログラムにアクセスできない状態となる。
【0045】
続いて、光伝送装置100に光トランシーバ150を実装する(S103)。すなわち、光伝送装置100のポートに対し、古い光トランシーバ150を抜去し、新しい光トランシーバ150を挿入する。そうすると、光伝送装置100は、光トランシーバ150の識別情報を取得する(S104)。すなわち、光伝送装置100の識別部112は、光トランシーバ150が実装されたことを検出すると、実装された光トランシーバ150に書き込まれている識別情報を読み出すことで、光トランシーバ150の識別情報を取得する。なお、光トランシーバ150の光制御部151から識別部112へ識別情報を通知してもよい。
【0046】
続いて、光伝送装置100は、管理装置200へ光トランシーバ150の制御プログラムを要求する(S105)。すなわち、光トランシーバ150の取得部113は、新しい光トランシーバ150の識別情報を取得すると、取得した識別情報を含めて制御プログラムの要求(取得要求)を管理装置200へ送信する。
【0047】
続いて、光伝送装置100は、管理装置200から光トランシーバ150の制御プログラムを取得する(S106)。すなわち、管理装置200のプログラム管理部210は、光伝送装置100から制御プログラムの取得要求を受信すると、格納部220の制御プログラムテーブル221を参照し、要求された識別情報に対応する制御プログラムを特定し、特定した制御プログラムを光伝送装置100へ送信する。そうすると、光伝送装置100の取得部113は、管理装置200から光トランシーバ150の識別情報に対応した制御プログラムを受信する。
【0048】
続いて、光伝送装置100は、光トランシーバ150の制御プログラムを更新する(S107)。すなわち、光伝送装置100の更新部114は、管理装置200から光トランシーバ150に対応した制御プログラムを取得すると、記憶部120の制御プログラム格納領域122を、取得した制御プログラムにより更新する(上書きする)。
【0049】
続いて、光伝送装置100は、光トランシーバ150の制御プログラムを起動する(S108)。すなわち、光伝送装置100の管理部111は、制御プログラムが更新されると、更新後の制御プログラムを起動(実行)する。このとき、管理部111は、制御プログラム格納領域122の制御プログラムの排他を解除する(排他制御解除を実行する)。排他を解除することで、光伝送装置100の各部や各プログラムからアクセス可能な状態となる。
【0050】
続いて、光伝送装置100は、光トランシーバ150へ通信開始に必要な設定を行う(S109)。すなわち、光伝送装置100の設定部115は、更新された制御プログラムにしたがって、光トランシーバ150に対し光波長等の設定を指示する。光トランシーバ150の光制御部151は、設定部115からの指示に従い、光送受信部152に対し光波長等を設定する。
【0051】
続いて、光トランシーバ150は、設定に基づいて通信を開始する(S110)。すなわち、光伝送装置100を操作するオペレータが、通信を行う光トランシーバ150のポートに対し、no shutdownコマンドを入力する。そうすると、管理部111は、入力されたno shutdownコマンドに応じて、対応するポートの光トランシーバ150に対し通信開始を指示する。光トランシーバ150の光制御部151は、管理部111からの指示に従い、光送受信部152による通信を開始するよう制御する。
【0052】
光トランシーバ150の通信が開始すると、光伝送装置100の監視部116は、更新された制御プログラムにしたがって、定期的に光トランシーバ150の光制御部151から動作情報を取得し、取得した動作情報を管理装置200へ通知する。なお、監視部116は、管理装置200からの要求に応じて、動作情報を管理装置200へ送信してもよい。
【0053】
以上のように、本実施の形態では、光トランシーバを制御する制御プログラムを予め管理装置などの別装置に格納しておき、光伝送装置に光トランシーバを実装した際、光トランシーバの識別情報(種別)を別装置に送信し、別装置から対応する制御プログラムを光伝送装置にダウンロードすることにより、光伝送装置の再起動を伴わずに光トランシーバに対応するプログラムにアップデートすることを可能とする。
【0054】
光トランシーバの動作を停止し、新しい光トランシーバを実装(接続)したときに制御プログラムを更新することにより、サービスを停止することなく新しい光トランシーバに対応する制御プログラムで動作することができる。光トランシーバの制御プログラムは、他の機能を制御するプログラムとは独立していため、光伝送装置を再起動することなく制御プログラムを更新することができる。また、光トランシーバの種類に応じて異なる制御プログラムを取得し、更新することで、実装した光トランシーバを適切に制御することができる。
【0055】
また、伝送容量や通信規格のバリエーションが増加し、さらに、光トランシーバのベンダーの数も増加していることから、全ての光トランシーバに対応した多くの制御プログラムを光伝送装置に格納することは困難である。そこで、本実施の形態では、各光トランシーバの複数の制御プログラムを光伝送装置とは異なる別装置に格納することにより、光伝送装置の記憶容量の増加を抑えることができる。また、複数の光伝送装置と別装置は同一の制御ネットワークに存在し、お互いに通信可能であるため、一つの別装置から複数の光伝送装置へ制御プログラムを送信することができ、制御プログラムの更新や管理の効率化を図ることができる。
【0056】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る光伝送装置について説明する。
図7は、本実施の形態に係る光伝送装置の構成例を示している。
図7に示すように、本実施の形態に係る光伝送装置100は、実施の形態1の構成に加えて、複数の光トランシーバの識別情報(種類等)に対応する複数の制御プログラムを格納可能とする。
【0057】
光伝送装置100は、複数の光トランシーバ150を実装し、記憶部120に複数の制御プログラム格納領域122を有する。この例では、光トランシーバ150-1及び150-2のそれぞれに対応する制御プログラム格納領域122-1及び122-2を有する。すなわち、制御プログラム格納領域(第1の制御プログラム格納領域)122-1は、光トランシーバ(第1の光トランシーバ)150-1に対応した制御プログラム(第1の制御プログラム)を格納し、制御プログラム格納領域(第2の制御プログラム格納領域)122-2は、光トランシーバ(第2の光トランシーバ)150-2に対応した制御プログラム(第2の制御プログラム)を格納する。
【0058】
実施の形態1と同様に、光伝送装置100は、光トランシーバ150-1を実装すると、光トランシーバ150-1の識別情報に対応した制御プログラムを管理装置200から取得し、取得した制御プログラムにより制御プログラム格納領域122-1を更新する。また、光伝送装置100は、光トランシーバ150-2を実装すると、光トランシーバ150-2の識別情報に対応した制御プログラムを管理装置200から取得し、取得した制御プログラムにより制御プログラム格納領域122-2を更新する。
【0059】
本実施の形態のように、複数の光トランシーバに対応する複数の制御プログラムを格納することにより、実装する複数の光トランシーバの種類等が異なり、別々の制御プログラムが必要となる場合でも、それぞれの光トランシーバに対応した制御プログラムを格納し、適切に更新することができる。
【0060】
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0061】
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法(光伝送装置の制御方法)を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
【0062】
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【符号の説明】
【0063】
1 光伝送システム
2 光ファイバ
3 伝送路
10 光伝送装置
11 記憶部
11a 制御プログラム格納領域
12 識別情報取得部
13 プログラム取得部
14 プログラム更新部
15 光トランシーバ
20 制御プログラム格納装置
21 光伝送システム
100、100-1、100-2 光伝送装置
110 制御部
111 管理部
112 識別部
113 取得部
114 更新部
115 設定部
116 監視部
120 記憶部
121 メインプログラム格納領域
122、122-1、122-2 制御プログラム格納領域
130 データ通信部
140 制御通信部
150、150-1、150-2 光トランシーバ
151、151-1、151-2 光制御部
152、152-1、152-2 光送受信部
200 管理装置
210 プログラム管理部
220 格納部
221 制御プログラムテーブル
230 動作監視部
240 通信部