(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】ロボットシステム
(51)【国際特許分類】
B25J 13/08 20060101AFI20240214BHJP
B25J 13/00 20060101ALI20240214BHJP
【FI】
B25J13/08 A
B25J13/00 A
(21)【出願番号】P 2019171218
(22)【出願日】2019-09-20
【審査請求日】2022-07-20
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】遠山 渉
【審査官】神山 貴行
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-111640(JP,A)
【文献】特開2018-122370(JP,A)
【文献】特開2007-030087(JP,A)
【文献】特開2018-111140(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 1/00-21/02
B65G 47/90-47/96
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送手段により搬送されているワークを1回又は複数回撮像する第1の撮像手段と
前記搬送手段により搬送されているワークが撮像された撮像画像に基づいて、前記ワークを検出する検出手段と、
前記搬送手段により搬送されているワークを取り出すロボットと、
前記撮像画像に基づいて、前記ワークの高さを取得する高さ取得手段と、
前記高さ取得手段により取得された高さが、所定の閾値以上であるときに、前記検出手段による検出条件を限定する条件限定手段と、
前記条件限定手段により前記検出条件が限定された後に、前記第1の撮像手段により撮像された1枚又は複数枚の撮像画像において、前記ワークの下方を探索し、前記検出手段により新たなワークを検出する探索手段と、
前記探索手段により前記新たなワークが検出された場合には、当該検出の結果を、前記ロボットによる取出し動作に利用するため、前記探索手段の外部に伝達する伝達手段と、を備えるロボットシステムであって、
前記ロボットは、
前記ワークを取り出すハンドと、
前記搬送手段により搬送されている前記ワークを撮像する第2の撮像手段とを備え、
当該ロボットシステムは、更に、
前記ハンドの基準方向を傾ける基準方向傾倒手段を備え、
前記基準方向傾倒手段は、前記高さが前記所定の閾値以上であるときに、前記ハンドの基準方向を傾け、前記探索手段は、前記第2の撮像手段によっ
て前記第1の撮像手段とは異なる角度から撮像された
撮像画像において、前記ワークの下方を探索し、前記検出手段により新たなワークを検出する、ロボットシステム。
【請求項2】
前記検出条件は、前記探索手段による探索範囲に係る検出条件を含む、請求項1に記載のロボットシステム。
【請求項3】
前記検出条件は、前記第1の撮像手段による前記ワークの検出で用いられる閾値に係る条件を含む、請求項1又は請求項2に記載のロボットシステム。
【請求項4】
前記伝達手段は、前記検出の結果を、次工程のロボットによる取出し動作に利用するため、前記探索手段の外部に伝達する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロボットシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ロボットシステムにおけるビジュアルトラッキングとは、搬送手段としてのコンベヤ上を流れてくる多数の対象物をビジョンセンサで見つけて、ロボットがコンベヤの流れに合わせて取出しを行うアプリケーションのことである。これにより、コンベヤを流れてくる対象物を複数のロボットが分担して取り出していくことが可能となる。
【0003】
ビジュアルトラッキングを用いた装置として、第1のステレオカメラを用いた初期段階の検出操作でワークの位置及び姿勢を認識し、ワークの移動位置に追従させてロボットのハンドを移動させながら、第2のステレオカメラを繰り返し作動させて、ワークの位置及び姿勢のズレ量を求めた後、当該ズレ量を補正することにより、最終的なピッキング動作の目標位置とハンドの姿勢を制御するピッキング装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1で開示されるピッキング装置は、ワークが積み重なることに対応した装置ではなかった。
【0006】
コンベヤ上を流れてくるワークをビジュアルトラッキングで検出する場合、ワークが積み重なって流れてくることがある。ビジョンセンサを用いる際、コンベヤ上で積み重なって流れてくるワークに対しては、ビジョンセンサは一定間隔でビジョンの認識を行うように設定することが多い。下に隠れているワークは、ワークの探索パラメータの範囲を広く設定することで検出できるようにすることが可能だが、そうすると1回の認識にかかる時間が長くなり、一定間隔のビジョンの認識に間に合わずワークの見逃しが生じやすい。
【0007】
搬送されている積み重なったワークを低コストで効率的に取出し可能なロボットシステムを提供することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、搬送手段により搬送されているワークを1回又は複数回撮像する第1の撮像手段と、前記第1の撮像手段により撮像された撮像画像に基づいて、前記ワークを検出する検出手段と、前記搬送手段により搬送されているワークを取り出すロボットと、前記撮像画像に基づいて、前記ワークの高さを取得する高さ取得手段と、前記高さ取得手段により取得された高さが、所定の閾値以上であるときに、前記検出手段による検出で用いられる検出条件を限定する条件限定手段と、前記条件限定手段により前記検出条件が限定された後に、前記第1の撮像手段により撮像された1枚又は複数枚の撮像画像において、前記ワークの下方を探索し、前記第1の検出手段により新たなワークを検出する探索手段と、前記探索手段により前記新たなワークが検出された場合には、当該検出の結果を、前記ロボットによる取出し動作に利用するため、前記探索手段の外部に伝達する伝達手段と、を備えるロボットシステムである。
【発明の効果】
【0009】
一態様によれば、搬送されている積み重なったワークを低コストで効率的に取出し可能なロボットシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】一実施形態における制御部の機能ブロック図である。
【
図3】一実施形態の動作を示すフローチャートである。
【
図4】一実施形態の動作中における各構成要素の位置関係を示す図である。
【
図5】一実施形態の動作中における各構成要素の位置関係を示す図である。
【
図6】一実施形態の動作中における各構成要素の位置関係を示す図である。
【
図7】一実施形態の動作中における各構成要素の位置関係を示す図である。
【
図8】一実施形態の動作中における各構成要素の位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、
図1~
図8を参照することにより説明する。
【0012】
〔1 実施形態の構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るロボットシステム1の全体構成を示す図である。
図1に示すように、一実施形態によるロボットシステム1は、ロボット11と、コンベヤ(以降では、「搬送手段」とも呼称する)12と、固定カメラ(以降では、「第1の撮像手段」とも呼称する)13と、ロボット搭載カメラ(以降では、「第2の撮像手段」とも呼称する)14と、制御部30とを備える。
【0013】
また、コンベヤ12上では、例えばワーク2A、ワーク2B、及びワーク2Cを含む、ワーク2が、ワーク2Aがワーク2Bとワーク2Cとの上に積み重なった状態で、流れてくるものとする。
【0014】
ロボット11は、複数の駆動軸を有し、先端部を位置決めする。ロボット11としては、典型的には図示するような垂直多関節ロボットとされるが、例えば直交座標ロボット、スカラロボット、パラレルリンクロボット等であってもよい。
【0015】
とりわけ本実施形態において、ロボット11は、コンベヤ12上を上流から流れてくるワーク2をピッキングするためのロボットである。ロボット11は、アーム111とハンド(以降では、「取出し手段」とも呼称する)112とを備える。ハンド112はアーム111の先端部に設けられる。ロボット11は、アーム111を駆動することにより、ハンド112を目標物であるワーク2に近づけ、ハンド112によってワーク2をピッキングする。
【0016】
コンベヤ12は、ロボット11よりも上流からロボット11よりも下流に向かって、ワーク2を搬送する装置である。コンベヤ12は、例えばベルトコンベヤであってよい。
【0017】
固定カメラ13は、ロボット11よりも上流側において、コンベヤ12上を流れるワーク2を1回又は複数回撮像する装置である。固定カメラ13は、コンベヤ12に対する相対位置が固定されていることを好適とするが、これには限定されない。また、固定カメラ13は、ワーク2の三次元画像を撮像する3Dビジョンセンサであるが、これには限定されず、例えばワーク2の二次元画像を撮像するカメラであってもよい。
【0018】
とりわけ本実施形態において、固定カメラ13は、コンベヤ12上のワーク2の大まかな位置を取得するために用いられるが、その他、固定カメラ13が通常有する機能を備えることが可能である。
【0019】
ロボット搭載カメラ14は、物体の三次元画像を撮像することが可能な3Dビジョンセンサである。とりわけ本実施形態において、ロボット搭載カメラ14は、ロボット11のアーム111に固定されている。これにより、ロボット11がハンド112によりワーク2をピッキングする前後において、ロボット搭載カメラ14は、ワーク2に近接することにより、ワーク2の三次元情報を取得することが可能である。ただし、これには限定されず、ロボット搭載カメラ14は、ワーク2の三次元画像を撮像可能な位置であれば、任意の位置に設置することが可能である。
【0020】
制御部30は、CPU及びメモリを含むマイクロプロセッサ(図示せず)により構成される。制御部30において、マイクロプロセッサのCPUは、メモリから読み出した所定のプログラムに従って、ロボットシステム1に係る各種の制御を実行する。以下、制御部30の機能の一部について説明する。
【0021】
図2は、制御部30の機能ブロックである。制御部30は、検出部301と、高さ取得部302と、条件限定部303と、探索部304と、伝達部305と、基準方向傾倒部306とを備える。
【0022】
検出部301は、固定カメラ13によって撮像されたワーク2の撮像画像に基づいて、ワーク2を検出する。
【0023】
高さ取得部302は、固定カメラ13によって撮像されたワーク2Aの撮像画像に基づいて、ワーク2Aの高さを取得する。
例えば、
図1に示す例において、高さ取得部302は、ワーク2の高さとして、ワーク2Aと、ワーク2B及びワーク2Cとが積み重なった高さを取得する。
【0024】
条件限定部303は、高さ取得部302により取得された高さが、所定の閾値以上であるときに、検出部301でワーク2を検出する際に用いる検出条件を限定する。
【0025】
この「所定の閾値」は、例えばワーク2Aの厚みとすることが可能である。これにより、条件限定部303は、高さ取得部302により取得された高さがワーク2Aの厚みを超える、すなわち、ワーク2Aの下に新たなワークが存在することを条件とすることが可能となる。
【0026】
また、この「検出条件」は、後述の探索部304により、固定カメラ13によって撮像されたワーク2Aの撮像画像において、ワーク2Aの下方を探索する際の、探索範囲に係る検出条件としてもよい。
【0027】
あるいは、この「検出条件」は、検出部301によって、ワーク2の撮像画像に基づいて、ワーク2を検出する際に用いる閾値を含んでもよい。この「閾値」は、例えば、ワーク2の撮像画像において、事前に制御部30の記憶部(不図示)に記憶されたパターンとワーク2とで、どのくらいの部分がマッチングした場合に、ワーク2を検出するかを定める閾値であってよい。
【0028】
例えば、検出されたワーク2の周囲の領域の明るさを計測するツールを用いて、明るさが一定以上の領域が広いようなワーク2の周囲に探索ウィンドウを限定して再び計測すれば、ワーク2が積み重なっており、なおかつ密集している領域を優先的に計測することが可能となる。
【0029】
探索部304は、条件限定部303により検出条件が限定された後に、固定カメラ13によって撮像されたワーク2Aの1枚又は複数枚の撮像画像において、ワーク2Aの下方を探索し、検出部301により新たなワークとして、ワーク2B及び/又はワーク2Cを検出する。
【0030】
伝達部305は、探索部304により新たなワークとして、ワーク2B及び/又はワーク2Cが検出された場合には、当該検出結果を、ロボット11による取出し動作に利用するため、探索部304の外部に伝達する。
【0031】
とりわけ本実施形態において、伝達部305は、探索部304による検出結果を、次工程のロボット11Aによる取出し動作に利用するため、ロボット11Aの制御部に伝達することが可能である。
【0032】
基準方向傾倒部306は、ロボット11に備わるハンド112の基準方向を傾ける。ここで、「基準方向」とは、ハンド112の座標系の方向のことであってよい。あるいは、ロボット搭載カメラ14の視野方向のことであってよい。ハンド112の方向が変わることによって変化する、ロボット搭載カメラ14の視野を変更することが可能となる。
【0033】
とりわけ、本実施形態において、基準方向傾倒部306は、高さ取得部302によって取得された高さが所定の閾値以上であるときに、ハンド112の基準方向を傾ける。更に、その後、探索部304は、ロボット搭載カメラ14によって、固定カメラ13とは異なる角度から撮像されたワーク2の下方を探索する。
【0034】
なお、上記の実施形態において、ロボットシステム1は、ロボット搭載カメラ14を備えるとしたが、これには限定されず、ロボット搭載カメラ14を省略した構成としてもよい。ロボット搭載カメラ14を省略した場合、固定カメラ13でパラメータを変えながら複数回撮像することで、積み重なったワークを十分に見つけることができる。その上で、更にロボット搭載カメラ14を使えば、検出を成功するワークの個数の増加の可能性を高めることができる。
【0035】
〔2 実施形態の動作〕
図3は、本実施形態に係るロボットシステム1の動作を示すフローチャートである。また、
図4~
図7は、
図3に示すフローチャートの各ステップにおける、ロボットシステム1内の各構成要素の位置関係及び状態を示す図である。以下、
図3~
図7を参照することにより、ロボットシステム1の動作について説明する。
【0036】
ステップS1において、
図4に示すように、コンベヤ12で流れてくるワーク2に対し、第1の撮像手段(固定カメラ13)を用いて全体探索し、検出部301が露出ワーク(ワーク2A)を検出する。
【0037】
ステップS2において、高さ取得部302が、検出部301によって検出されたワーク2Aの高さを取得する。
【0038】
ステップS3において、ワーク2Aの高さが所定の閾値以上である場合(S3:YES)には、処理はステップS4に移行する。ワーク2Aの高さが所定の閾値未満である場合(S3:NO)には、処理はステップS6に移行する。
【0039】
ステップS4において、
図5に示すように、第1の撮像手段(固定カメラ13)を用いて、条件限定部303により検出条件を限定して、ワーク2を計測し、新たなワーク2Bを検出する。
【0040】
ステップS5において、
図6に示すように、ロボット11のハンド112の基準方向を傾け、第2の撮像手段(ロボット搭載カメラ14)を用いて、ワーク2の側面を計測し、新たなワーク2Cを検出する。
【0041】
ステップS6において、
図7に示すように、ロボット11のハンド112により、検出済みワーク2を取り出す。その後、処理はステップS1に移行する。
【0042】
なお、別態様として、
図8に示すように、ステップS6に代えて、伝達部305が、次工程のロボット11Aの制御部に対して、探索部304による、隠れていたワーク2B及びワーク2Cの検出結果を伝達してもよい。これにより、次工程のロボット11Aは、隠れていたワーク2B及びワーク2Cを取り出す。
【0043】
〔3 実施形態が奏する効果〕
本実施形態に係るロボットシステム1は、コンベヤ12により搬送されているワーク2を1回又は複数回撮像する固定カメラ13と、固定カメラ13により撮像された撮像画像に基づいて、前記ワーク2を検出する検出部301と、コンベヤ12により搬送されているワーク2を取り出すロボット11と、撮像画像に基づいて、ワーク2の高さを取得する高さ取得部302と、高さ取得部302により取得された高さが、所定の閾値以上であるときに、検出部301による検出で用いられる検出条件を限定する条件限定部303と、条件限定部303により検出条件が限定された後に、固定カメラ13により撮像された1枚又は複数枚の撮像画像において、ワーク2の下方を探索し、検出部301により新たなワーク2を検出する探索部304と、探索部304により新たなワーク2が検出された場合には、当該検出の結果を、ロボット11による取出し動作に利用するため、探索部304の外部に伝達する伝達部305と、を備える。
【0044】
これにより、コンベヤ12上で積み重なったワーク2を効率的に取り出すことが可能となる。また、円弧コンベヤ等の別の機構を用意する必要がないため、コストを削減できる。
【0045】
また、本実施形態に係るロボットシステム1において、ロボット11は、ワーク2を取り出すハンド112と、ハンド112に設置され、コンベヤ12により搬送されているワーク2を撮像し、検出するロボット搭載カメラ14とを備え、ロボットシステム1は、更に、ハンド112の基準方向を傾ける基準方向傾倒部306を備え、基準方向傾倒部306は、高さが所定の閾値以上であるときに、ハンド112の基準方向を傾け、探索部304は、ロボット搭載カメラ14によって、固定カメラ13とは異なる角度から撮像されたワーク2の下方を探索してもよい。
【0046】
これにより、真上からの計測では検出できなかったワーク2の検出可能性が高まり、ワーク2の見逃しが減り、効率的なワーク2の検出が可能となる。
【0047】
また、本実施形態に係るロボットシステム1において、検出条件は、探索部304による探索範囲に係る検出条件を含んでもよい。
【0048】
これにより、固定カメラ13による検出結果に応じて、探索部304による探索範囲を変更することが可能となる。とりわけ、ロボット搭載カメラ14によってワーク2がないところも探索してしまう場合に比較して、処理時間を短縮することが可能となる。
【0049】
また、本実施形態に係るロボットシステム1において、検出条件は、固定カメラ13によるワーク2の検出で用いられる閾値に係る条件を含んでもよい。
【0050】
これにより、固定カメラ13による検出結果に応じて、固定カメラ13でワーク2を検知する際の、パターンマッチングの基準を変更することが可能となる。
【0051】
また、本実施形態に係るロボットシステム1において、伝達部305は、検出部301による検出結果を、次工程のロボット11による取出し動作に利用するため、探索部304の外部に伝達してもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 ロボットシステム
2、2A、2B、2C ワーク
11 ロボット
12 コンベヤ
13 固定カメラ(第1の撮像手段)
14 ロボット搭載カメラ(第2の撮像手段)
30 制御部
111 アーム
112 ハンド(取出し手段)
301 検出部(検出手段)
302 高さ取得部(高さ取得手段)
303 条件限定部(条件限定手段)
304 探索部(探索手段)
305 伝達部(伝達手段)
306 基準方向傾倒部(基準方向傾倒手段)