IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三和シヤッター工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図1
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図2
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図3
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図4
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図5
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図6
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図7
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図8
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図9
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図10
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図11
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図12
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図13
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図14
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図15
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図16
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図17
  • 特許-簡易組み立て型検体採取用ブース 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】簡易組み立て型検体採取用ブース
(51)【国際特許分類】
   E04H 1/12 20060101AFI20240214BHJP
   E04H 3/08 20060101ALI20240214BHJP
【FI】
E04H1/12 302Z
E04H3/08 C
E04H1/12 A
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2020112510
(22)【出願日】2020-06-30
(65)【公開番号】P2022011392
(43)【公開日】2022-01-17
【審査請求日】2023-04-27
(73)【特許権者】
【識別番号】307038540
【氏名又は名称】三和シヤッター工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085394
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
(74)【代理人】
【識別番号】100165456
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 佑子
(72)【発明者】
【氏名】小林 祐三
(72)【発明者】
【氏名】脇坂 京嗣
(72)【発明者】
【氏名】若松 勇司
【審査官】伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-252965(JP,A)
【文献】登録実用新案第3226600(JP,U)
【文献】特表2008-508948(JP,A)
【文献】実開昭64-24183(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 3/08
E04H 1/00 - 1/12
E04B 1/00 - 1/61
A61G 9/00 - 15/12
A61G 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検者から検体を採取する採取人が入って作業する検体採取用のブースであって、
該ブースを、前後左右のコーナー部に設けられる四本の縦支柱を備え、隣接する縦支柱間が前後左右の四つの側面部になるよう構成された平面視で四角形状をし、
前記側面部のうちの前側面部には、採取人用の手袋の基端部を着脱自在に取り付けることができる取り付け部が形成された透明な前板材が取り付けられ、他の三つの側面部のうちの一つの側面部は出入り口部となり、残りの二つの側面部には側板材が取り付けられた構成にするにあたり、
前記縦支柱は、横方向に対向する一対の保持片を備えた縦溝状のものが中心部から平面視で十文字状に延出する保持溝部を備えることで構成され、
出入り口部となる側面部以外の三つの側面部は、対応する板材の端縁部がそれぞれ保持溝部に抜き差し自在に嵌入支持されることで左右に隣接する縦支柱同士が板材を介して連結されることを特徴とする簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項2】
出入り口部は、隣接する縦支柱の上端部間に、補強横材が着脱自在に横架されることを特徴とする請求項1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項3】
補強横材は、跨部と左右脚部とを備えた冂字形の横杆体により構成され、左右脚部が縦支柱に上側から抜き差し自在に嵌入支持されることを特徴とする請求項2記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項4】
補強横材は、縦支柱と同材の横支柱により構成され、該横支柱と縦支柱とは、側板材と同材からなる板材を抜き差し自在に嵌入支持することにより連結されることを特徴とする請求項2記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項5】
出入り口部には、横杆体の跨部をカーテンレールとしたカーテンが開閉自在に設けられることを特徴とする請求項3記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項6】
出入り口部には、該出入り口の左右縦支柱の一方を戸尻側とする開き戸が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項7】
出入り口部の左右縦支柱の保持溝部には、中央部位に出入り口用の開口部が形成された一枚板状の出入り口用板材が抜き差し自在に嵌入支持され、出入り口用開口部の左右方向一端縁部に、開き戸の戸尻側端縁部が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項6記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項8】
出入り口部の左右縦支柱の保持溝部には、左右一対の出入り口用板材が左右対向間に出入り口用の開口部を有する状態で抜き差し自在に嵌入支持され、一方の出入り口用板材の端縁部に、開き戸の戸尻側端縁部が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項6記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項9】
出入り口部には、縦支柱と同材からなる上下横支柱が設けられ、該上下横支柱には、該上下横支柱の保持溝部を案内レールとして左右方向に開閉移動する引き戸が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項10】
出入り口部には、縦支柱と同材からなる上下横支柱が設けられ、該上下横支柱には、該上下横支柱の保持溝部を案内レールとして戸先側端縁部の上下に設けた案内突起が左右方向に移動する折戸が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項11】
開き戸または折戸を構成する戸体の戸先側端縁部は、閉鎖姿勢状態のとき磁着により縦支柱側に保持されることを特徴とする請求項6乃至8、10の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項12】
前板材は上下に分割されたものとし、該分割された部位の縦支柱間には、該縦支柱と同材の中間横支柱が設けられ、該中間横支柱の上下保持溝部には、分割された前板材の端縁部が抜き差し自在に嵌合支持されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項13】
中間横支柱の保持溝部には、ブース内外の少なくとも一方に突出する棚板材が抜き差し自在に嵌合支持されることを特徴とする請求項12記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項14】
ブースには天井板が配されるものであり、該天井板は、隣接する縦支柱の上端部間に設けられる横杆体の脚部が貫通して縦支柱中央部に嵌入支持されることでブース上端部に支持されることを特徴とする請求項3記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項15】
ブースには天井板が設けられるものであり、該天井板は、隣接する縦支柱の上端部間に設けた上横支柱の保持溝部に抜き差し自在に嵌合支持されることでブース上端部に支持されることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【請求項16】
ブースは、前板材、側板材が嵌入組み込みされていない縦支柱の保持溝部に板材を嵌入組み込みすることで増設されることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検者がコロナウイルス等の病原体に罹患しているか否かの診断をするため被検者から検体を採取する際に、採取現場において簡単に組み立てができる簡易組み立て型検体採取用ブースの技術分野に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、免疫効果を獲得できるワクチンや治癒効果のある薬剤のない新型コロナウイルス等の病原体の蔓延が大きな問題になっており、このような病原体に罹患しているか否かの診断を、被検者から採取した検体について必要な検査(例えばPCR検査)をすることで行うことがあるが、このような場合に、採取人が被検者に対して直接相対する状態で検体採取することは、採取人の感染リスクが極めて高くなるという問題があり、このため、採取人と被検者とのあいだに衝立のような仕切りを設け、該仕切りを介して採取作業を行うことが試みられる。
ところが検体採取時に被検者がくしゃみや咳をした際に、口や鼻から排出される飛沫が衝立を越えて採取人にまで到達するリスクが高く、そこで採取人を、周囲環境から遮るよう設けたブース(小室)に入って採取作業ができるようにすることが提唱される。
このようなブースとして、前後左右のコーナー部に配した四本の縦支柱と、これら縦支柱間に設けた側面板とを備え、側面板のうちの前側面板を透明板にすると共に、該透明板にゴム手袋を設けた構成とし、ブースに入室した採取人が安心して採取作業ができるようにしたものが提唱されている(例えば非特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】文化シヤッター 2020年4月27日付ニュースリリース”医療従事者を守り、医療崩壊を防ぐPCR検査用ブース”:https://www.bunka-s.co.jp/news_info/20200427news/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来のものは、組付け工事が要求されるだけでなく、床面に固定型であるため、専門の職人による組み付け作業が必要になり、この組み付け作業は、採取現場を変更したり撤収するたびにいちいち必要になるため自由度に乏しく、設置個所も選択せざるを得ない等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、被検者から検体を採取する採取人が入って作業する検体採取用のブースであって、該ブースを、前後左右のコーナー部に設けられる四本の縦支柱を備え、隣接する縦支柱間が前後左右の四つの側面部になるよう構成された平面視で四角形状をし、前記側面部のうちの前側面部には、採取人用の手袋の基端部を着脱自在に取り付けることができる取り付け部が形成された透明な前板材が取り付けられ、他の三つの側面部のうちの一つの側面部は出入り口部となり、残りの二つの側面部には側板材が取り付けられた構成にするにあたり、前記縦支柱は、横方向に対向する一対の保持片を備えた縦溝状のものが中心部から平面視で十文字状に延出する保持溝部を備えることで構成され、出入り口部となる側面部以外の三つの側面部は、対応する板材の端縁部がそれぞれ保持溝部に抜き差し自在に嵌入支持されることで左右に隣接する縦支柱同士が板材を介して連結されることを特徴とする簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項2の発明は、出入り口部は、隣接する縦支柱の上端部間に、補強横材が着脱自在に横架されることを特徴とする請求項1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項3の発明は、補強横材は、跨部と左右脚部とを備えた冂字形の横杆体により構成され、左右脚部が縦支柱に上側から抜き差し自在に嵌入支持されることを特徴とする請求項2記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項4の発明は、補強横材は、縦支柱と同材の横支柱により構成され、該横支柱と縦支柱とは、側板材と同材からなる板材を抜き差し自在に嵌入支持することにより連結されることを特徴とする請求項2記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項5の発明は、出入り口部には、横杆体の跨部をカーテンレールとしたカーテンが開閉自在に設けられることを特徴とする請求項3記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項6の発明は、出入り口部には、該出入り口の左右縦支柱の一方を戸尻側とする開き戸が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項7の発明は、出入り口部の左右縦支柱の保持溝部には、中央部位に出入り口用の開口部が形成された一枚板状の出入り口用板材が抜き差し自在に嵌入支持され、出入り口用開口部の左右方向一端縁部に、開き戸の戸尻側端縁部が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項6記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項8の発明は、出入り口部の左右縦支柱の保持溝部には、左右一対の出入り口用板材が左右対向間に出入り口用の開口部を有する状態で抜き差し自在に嵌入支持され、一方の出入り口用板材の端縁部に、開き戸の戸尻側端縁部が開閉揺動自在に設けられることを特徴とする請求項6記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項9の発明は、出入り口部には、縦支柱と同材からなる上下横支柱が設けられ、該上下横支柱には、該上下横支柱の保持溝部を案内レールとして左右方向に開閉移動する引き戸が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項10の発明は、出入り口部には、縦支柱と同材からなる上下横支柱が設けられ、該上下横支柱には、該上下横支柱の保持溝部を案内レールとして戸先側端縁部の上下に設けた案内突起が左右方向に移動する折戸が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項11の発明は、開き戸または折戸を構成する戸体の戸先側端縁部は、閉鎖姿勢状態のとき磁着により縦支柱側に保持されることを特徴とする請求項6乃至8、10の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項12の発明は、前板材は上下に分割されたものとし、該分割された部位の縦支柱間には、該縦支柱と同材の中間横支柱が設けられ、該中間横支柱の上下保持溝部には、分割された前板材の端縁部が抜き差し自在に嵌合支持されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項13の発明は、中間横支柱の保持溝部には、ブース内外の少なくとも一方に突出する棚板材が抜き差し自在に嵌合支持されることを特徴とする請求項12記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項14の発明は、ブースには天井板が配されるものであり、該天井板は、隣接する縦支柱の上端部間に設けられる横杆体の脚部が貫通して縦支柱中央部に嵌入支持されることでブース上端部に支持されることを特徴とする請求項3記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項15の発明は、ブースには天井板が設けられるものであり、該天井板は、隣接する縦支柱の上端部間に設けた上横支柱の保持溝部に抜き差し自在に嵌合支持されることでブース上端部に支持されることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
請求項16の発明は、ブースは、前板材、側板材が嵌入組み込みされていない縦支柱の保持溝部に板材を嵌入組み込みすることで増設されることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1記載の簡易組み立て型検体採取用ブースである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、保持溝部が形成された四本の十文字状をした縦支柱の保持溝部に、手袋が着脱自在に取付けられる前板材と側板材とを抜き差し自在に嵌入支持することで、検体採取用のブースを、採取現場となる設置個所にこだわる必要がなく採取現場において熟練を要することなく採取者であっても簡単に組み立てできることになる。
請求項2の発明とすることにより、出入り口部の左右縦支柱間に横架される補強横材によって簡単に補強できることになる。
請求項3の発明とすることにより、出入り口部を補強する横補強材を冂字形の横杆体とし、該横杆体の脚部を、縦支柱に嵌入支持することで簡単に補強できることになって作業性に優れたものとなる。
請求項4の発明とすることにより、出入り口部を補強する横補強材を縦支柱と同材の横支柱によって構成できることになって、部材点数を増やすことなく補強できることになる。
請求項5の発明とすることにより、出入り口部補強用の横杆体の跨部を出入り口部の開閉をするカーテンのカーテンレールとして利用できることになって構造の簡略化が図れる。
請求項6の発明とすることにより、出入り口部に、左右縦支柱の一方を戸尻側とする開き戸が設けられたものにできることになって、より遮蔽性の優れたブースを簡単に組み立てることができる。
請求項7の発明とすることにより、出入り口部に、中央部位に出入り口用の開口部が形成された出入り口用板材を縦支柱の保持溝部に嵌入支持して設けると共に、該出入り口用開口の端縁部に開き戸を開閉自在に設けることができることになって、より遮蔽性の優れたブースを簡単に組み立てることができる。
請求項8の発明とすることにより、左右一対の出入り口用板材を各縦支柱に嵌入支持した状態で、一方の出入り口用板材を戸尻側として開き戸を設けることができることになって、より遮蔽性の優れたブースを簡単に組み立てることができる。
請求項9の発明とすることにより、出入り口部に設けた上下の横支柱を設けた状態で、該上下の横支柱の保持溝部を案内レールとして利用した引き戸が設けられたものとなって、より遮蔽性の優れたブースを簡単に組み立てることができる。
請求項10の発明とすることにより、出入り口部に設けた上下の横支柱を設けた状態で、該上下の横支柱の保持溝部を、戸先側端縁部に設けた案内突起の案内をする案内レールとして利用した折戸が設けられたものとなって、より遮蔽性の優れたブースを簡単に組み立てることができる。
請求項11の発明とすることにより、出入り口部の開閉をする戸体を開き戸、折戸とした場合に、これら戸体を磁着力を利用して閉鎖姿勢に保持することができ、構造の簡略化を図ることができる。
請求項12の発明とすることにより、前板材を、あいだに中間横支柱が設けられた状態で上下に分割したものに簡単にでき、前板材の下半部を不透明板で構成した場合では、採取者の足元を隠したものにできることになり、ブースとしての多様性の発揮ができることになる。
請求項13の発明とすることにより、前板材を分割するために設けられる中間横支柱を利用して棚板材を設けることができ、ブースとしてのさらなる多様性の発揮ができることになる。
請求項14の発明とすることにより、ブースに天井板を設けることが、ブースを補強するため設けられる横杆体を利用して簡単にできることになってブースの簡単組み立てに寄与できることになる。
請求項15の発明とすることにより、ブースに天井板を設けることが、ブースを補強するため設けられる上横支柱を利用して簡単にできることになってブースの簡単組み立てに寄与できることになる。
請求項16の発明とすることにより、ブースの増設が簡単にできることになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第一の実施の形態のブースの前側斜視図である。
図2】ブースの後側斜視図である。
図3】ブースの天井板を分解した状態を示す後側斜視図である。
図4】縦支柱と前板材、側板材との分解状態を示す斜視図である。
図5】(A)(B)は縦支柱に前板材、側板材を組み込みする前後の状態を示す平面図である。
図6】(A)(B)は前板材の手袋取り付け部位の縦断面図、該部位の要部拡大断面図である。
図7】天井板の取付け状態を示す要部分解斜視図である。
図8】第二の実施の形態のブースの前側斜視図である。
図9】同上中間横支柱部位の縦断面図である。
図10】第三の実施の形態のブースの一部を分解した前側斜視図である。
図11】第四の実施の形態のブースの開き戸が閉鎖した状態を示す後側斜視図である。
図12】同上要部の水平断面図である。
図13】第五の実施の形態のブースの開き戸が閉鎖した状態を示す後側斜視図である。
図14】第六の実施の形態のブースの引き戸が閉鎖した状態を示す後側斜視図である。
図15】同上要部の水平断面図である。
図16】第七の実施の形態の折戸が閉鎖した状態を示す後側斜視図である。
図17】同上要部の水平断面図である。
図18】第八の実施の形態を示す要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は検体採取用のブースであって、該ブース1は、前後左右のコーナー部に設けられる四本の縦支柱2と、隣接する縦支柱間が前後左右の四つの側面部になるよう構成された平面視で四角形状をしたものであって、前記側面部のうちの前側面部には、採取人用の手袋3の基端部3bを着脱自在に取り付けることができる円筒状の取り付け部4aがブース1内側に突出する状態で形成された透明な前板材4が取り付けられ、他の三つの側面部のうちの後側面部は出入り口部5となって開口し、左右二つの側面部には不透明な側板材6が取り付けられた構成になっている。
尚、手袋3は、長手袋であって、手部3aがブース外に配され、基端部3bがブース1内に配される状態で取り付け部4aに貫通したものを、基端部3bを、取り付け部4aを外嵌するように折り返したものの外周を、例えば幅広輪ゴムや面ファスナーのような緊締具11を用いて緊着することで前板材4に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0009】
因みに、出入り口部5は、後側面部でなく、左右一方の側面部とすることができることは言うまでもない。
また前板材4としては、ポリカルボネート、アクリルニトリル等の透明性に優れた強度のある硬質の合成樹脂材を用いて一枚板状に形成することが好ましいが、ガラス製であっても勿論よい。
側板材6は、軽量で強度もあって取り扱いが容易な段ボールとすることが好ましいが、段ボールとした場合に、紙製だけでなく、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製のものものを採用することができ、このように合成樹脂製とした場合には、屋外使用用として防水処理を施す必要がない。さらに側板材6として合成樹脂材を採用する場合には、発泡板とすることで強度、防水性、軽量化の確保をしたものとすることが段ボールの場合と同様にしてできる。勿論、アルミニウム等の金属製板材としてもよいことはいうまでもない。
さらに縦支柱2についても、側板材6と同様、合成樹脂製、金属製とすることができる。
【0010】
前記縦支柱2は、円筒状の筒孔2bが形成された中心部2aと、該中心部2aから平面視で十文字状に延出した保持溝部2cとを備えることで自立できる構成になっているが、該保持溝部2cは、横方向(左右方向)に間隙を存して対向する一対の保持片2dを備えることで構成されている。
保持溝部2cは、入り口部2eと溝奥部2fとが溝幅Xとなり、これらのあいだの中間部2gの溝幅Yが前記溝幅Xよりも幅広(Y>X)となるよう設定されている。
【0011】
前記側板材6は、保持溝部2cの入り口部2eと溝奥部2fとの溝幅Xと略同寸法か僅かに薄い板厚のもので形成され、左右端縁部を、保持溝部2cに溝奥部2fまで抜き差し自在に嵌入することで押圧(弾圧)を受ける状態で着脱自在に支持されるようになっている。
これに対して前板材4は、側板材6よりも肉薄になっていて軽量化が図られているが、その左右端縁部には、コ字形をしたスペーサ7が外嵌組み込みされているが、該スペーサ7は、自然状態では跨部7aから延びる脚部7bが中間部位で対向する脚部7b側に向けて折曲していると共に先端同士が当接した形状になっている。そして前板材4を、両脚部7b間に挟持される状態で内嵌すると、前記脚部7bに形成される折曲部7cが前板材6の表面から離間するく字状態になり、前板材4は、このスペーサ7が外嵌取り付けされた状態で保持溝部2cに抜き差し自在に嵌入することで組付け現場において縦支柱2の保持溝部2cに取付けられるようになっている。そして該嵌入組み込みされたスペーサ7は、跨部7aが溝奥部2fに嵌入支持され、脚部7bの先端側部位が入り口部2eに挟持状に支持される構成になっている。
尚、前板材4を保持溝部2cから抜き取る場合に、スペーサ7は、折曲部7cが入り口部2eよりも幅広となる状態になっているため、前板材4と共に抜け出ることはあまりなく、スペーサ7が保持溝部2c内に残ることが多いが、該残ったスペーサ7は、前板部4がないため元の縮小した姿勢になるため、簡単に保持溝部2cから抜き出すことができることになる。
【0012】
次に、第一の実施の形態のブース1について具体的に説明する。このものは、出入り口部5がカーテン8により開閉できる構成になっているが、前側左右の縦支柱2の互いに左右に対向する保持溝部2cに、前板材4の左右両端縁部がスペーサ7を外嵌する状態で抜き差し自在に嵌入取り付けされ、左右両側の前後の縦支柱2の互いに前後に対向する保持溝部2cに側板材6の前後端縁部を抜き差し自在に嵌入取り付けされたものとなっている。そしてこの場合に、出入り口部5の左右の縦支柱2の上端縁部同士が補強横材を用いて補強されるが、本実施の形態の補強横材としては、上端縁部同士が左右方向に長い跨部9aと、該跨部9aの左右両端縁部に折曲形成された左右の脚部9bとを備えた冂字形の横杆体9を用いて連結補強された構成になっている。
【0013】
具体的には、前記出入り口部5に設けられる左右縦支柱2の中心部2aに設けられる筒孔2bの上端部に横杆体9の脚部9bが抜き差し自在に嵌入支持されることで、両縦支柱2同士が出入り口部5の上側において一連状に連結補強されたものとなっているが、該横杆体9の跨部9aには、カーテン8の上端縁部に適間隔を存して設けたカーテンリング8aが遊嵌状に外嵌しており、これによってカーテン8は、跨部9aをカーテンレールとして出入り口部5の開閉ができるように設定されている。
因みに本実施の形態では横杆体9は、出入り口部5の左右縦支柱2間だけでなく、前板材4が嵌入支持される左右の縦支柱2の上端部間にも設けられており、これら前後の横杆体9によってブース1の補強をするようになっている。
さらには、横杆体9を、中心部2aの筒孔2bに嵌入支持することに限定されるものではなく、適宜選択される保持溝部2cに抜き差し自在に嵌入支持するようにしてもよいものである。
【0014】
さらにこのブース1には、四角形状をした天井板10が設けられるが、該天井板10は、コーナー部10aが前記縦支柱2の上端縁部に上側から載置(オーバーラップ)する状態で配されるが、該コーナー部10aには、天井板10の縦支柱2への載置状態で、中心部2aに設けた筒孔2bと同位置になるよう貫通孔10bが穿設されている。
そして天井板10は、前記前後の横杆体9の脚部9bを、天井板10に設けた貫通孔10bを貫通せしめた状態で縦支柱2の中心部筒孔2bに嵌入取り付けすることで組付けられるようになっている。
【0015】
叙述の如く構成された本実施の形態において、ブース1は、組み立てようとする現場に、縦支柱2、前板材4、側板材6、天井板10、横杆体9、スペーサ7、カーテン8、そして手袋3、緊締具11を組立て部品として持ち込み、各縦支柱2の選択される保持溝部2cに、スペーサ7を外嵌した前板材4、左右の側板材6を嵌入組み込みすると共に、天井板10を貫通する状態で横杆体9の脚部9bを各縦支柱2の筒孔2bに嵌入組み込みすることで、屋根付きのブース1を簡単に組み込みすることができる。しかもこの場合に、ブース1自体は床面に固定するものでもなく、単に床面に載置する状態で設置できる簡易型のものであるため、現場組み立てをするに際し、職人のような高レベルの技量は不要であって、仮令素人でも簡単に現場において組み立て、分解作業ができることになる。
尚、手袋3は予め前板材4に取り付けたものを現場搬入してもよいことは言うまでもない。
【0016】
そしてこのものでは、出入り口部5を開閉するため設けられるカーテン8は、該出入り口部5の左右に配される縦支柱2同士を連結して補強するため、該縦支柱2の筒孔2bに抜き差し自在に嵌入支持される補強横材9の跨部9aがカーテンレールとなって機能することになり、この結果、カーテン8の取り付け構造も簡単になる。
そのうえ天井板10は、隣接する縦支柱2同士を連結補強するため設けられる補強横材9を有効利用して取り付けることができるため、ここにおいても構造の簡略化が図れることになる。
【0017】
尚、本発明は前記実施の形態のものに限定されないことは勿論であって、図8図9に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。このものは、前板材4を上下に二分割したものであって、上側半部4uは第一の実施の形態のものと同材の透明板で構成され、手袋3が取り付けられたものとなっているのに対し、下側半部4dは、前記不透明な側板材6と同材によって構成されている。
そしてこのものでは、前側面部の左右縦支柱2の上下分割部位に、縦支柱2と同材からなる中間横支柱12を左右縦支柱2間に配すると共に、該中間横支柱12の上側の保持溝部12cに上側半部4uの下端縁部を抜き差し自在に嵌入支持し、下側の保持溝部12cに下側半部4dの上端縁部を抜き差し自在に嵌入し支持すればよい。この場合に、上側半部4uを透明板とし、下側半部4dを不透明板としているが、両者を透明板としてもよい。
またこのものにおいて、横支柱12のブース外側の保持溝部12c、あるいは図9に示すようにブース内側の保持溝部12cに棚板13を抜き差し自在に嵌入支持することができ、このようにすることで棚板13を簡単な物置き台として使用することができる。
【0018】
また、前記実施の形態のものは、天井板10を、隣接する縦支柱2の上端縁部間に支架した冂字形の補強横材9を用いて取付ける構成にしたが、これに限定されるものではなく、図10に示す第三の実施の形態のように、縦支柱2と同材からなる上横支柱14を縦支柱2の上端部間に四角形状となるよう配し、該上横支柱14のブース1内側の保持溝部14cに天井板10の四周縁部を嵌入支持するようにしても天井板10の取り付けができ、この場合に、下側の保持溝部14aに前板材4および側板材6の上端縁部を嵌入支持することで、天井板10の補強取り付けができることになる。
【0019】
また、前記実施の形態のものは、出入り口部5をカーテン8を用いて開閉する構成にしたが、これに限定されるものではなく、開閉自在な戸体とすることもできる。そして戸体とする場合に、前後方向(ブース内外方向)に開閉移動自在な開き戸、左右方向に開閉移動自在な引き戸、さらには折戸としても実施することができる。
【0020】
図11図12は、出入り口部5を開き戸16とした第四の実施の形態を図示したものであり、該開き戸16とする場合に、出入り口部5の左右縦支柱2の保持溝部2cに、中心部位に出入り口用の大きな四角形状の開口部15aが形成された出入り口用板材15を、前記側板材6と同様にして抜き差し自在に嵌入支持すると共に、該出入り口用板材15の開口部15aの左右何れか一方の端縁部に、開き戸16の戸尻側端縁部を、可撓性(屈曲性)を有した連結部材17を介して揺動自在に支持することで、開き戸16を開閉自在に支持した構成になっている。因みにこのものでは、開き戸16および出入り口用板材15を、共に側板材6と同部材で形成したものとすることで、簡易型ブースとしての機能を損なうことがないものにできて好適であり、この場合に連結部材17は、蝶番としての機能を持たせれば足るものであるため蝶番を用いる必要はなく、開き戸16の開閉揺動ができるよう可撓性のある素材であれば、一枚板状のものや編組されたもの等、適宜のものを採用することができ、この場合の連結部材17と、出入り口用板材15と開き戸との各連結は、接着剤、両面粘着テープ、面ファスナー等の適宜連結部材(図示せず)を用いて連結することができる。
そしてこのものでは、閉鎖姿勢の開き戸16の戸先側部と出入り口用板材15の戸先側端部とにそれぞれ設けた磁着材(永久磁石)16a、16bを介して着磁する構成にしたものであり、このように構成することにより、開き戸16を閉鎖姿勢に保持できるように構成したものである。
この場合に、開き戸16としては、出入り口用板材15のブース1内またはブース1外に設定される開放側に段差状に取り付けたものとしているが、出入り口用板材15に対して面一状に設けたものすることもできる。
また、出入り口用板材15としては、下側片がなく、冂字形をしたものであってもよい。
【0021】
このように開き戸16を出入り口部5に取り付ける場合に、開き戸16の戸尻側端縁部を出入り口部5の左右いずれか一方の縦支柱2の保持溝部2cに連結して戸尻側縦枠とし、他方の縦支柱2を戸先側縦枠とすることができる。
さらには図13に示す第五の実施の形態のように、左右縦支柱2にそれぞれ幅狭な補助板材18を設け、該補助板材18に連結部材17を介して開き戸16を設けたものとすることができ、これら開き戸16を設ける場合に、出入り口部5の左右の縦支柱2間に上下横支柱の少なくとも一方を設けたものとすることができ、このようにすることで開き戸16付きのブース1の補強をすることができる。
因みにこのものでは、上下横支柱19を設けたものとし、該上下横支柱19の保持溝部19cを、開き戸16が閉鎖したときの戸当りとすることで、開き戸16を確実に閉鎖できることになる。尚、上下横支柱19を設けることで、補助板材18の支持が補強されたものとなり好適であるが、必要において上下横支柱19の少なくとも一方を省略してもよいことは言うまでもない。
【0022】
また戸体を引き戸21とする場合には、図14図15に示す第六の実施の形態のように、出入り口部5の左右縦支柱2に上下横支柱19が設けられたものとし、出入り口部5の左右いずれか一方の縦支柱2の保持溝部2cのブース内外何れか一方の面に、出入り口部5の左右方向一方の半部を閉鎖するべく固定板(フィックス板)20を前述したように面ファスナー等の連結部材を介して連結する一方、他方の半部の開閉をする引き戸21を配したものとするが、この場合、引き戸21は、前記上下横支柱19の保持溝部19cをガイドレールとして左右方向移動自在に摺動する構成とすることで専用のガイドレールを省略したものにできる。このように保持溝部19cを引き戸21のガイドレールとする場合には、引き戸21を側板部6と同材で構成した場合に、引き戸21の保持溝部19cをガイドレールとした円滑な開閉移動が損なわれる惧れがあり、このため引き戸21の肉厚を薄くしたものとして保持溝部19cの摺動を円滑化する配慮が必要になる。
【0023】
さらに戸体を折戸23とする場合には、ブース1を、図16、17に示す第七の実施の形態のように、出入り口部5の上下に前述したものと同様、横支柱19が設けられたものとし、そして連結部材17を介して折畳み自在に連結された折戸23の戸尻側端縁部から上下に突設した支軸部23aを、上下横支柱19の保持溝部19cの戸尻側端縁部に移動不能となる状態で嵌入支持する一方、折戸23の戸先側端縁部から上下に突設した案内突起23bを、上下横支柱19の保持溝部19cに左右方向移動自在に嵌入支持することで保持溝部19cを案内溝としたものに構成することができる。
因みにこのものにおいて、支軸部23aを移動不能とする構成としては、例えば保持溝部19cの支軸部23aが嵌入された部位の戸先側に、規制部材23cを圧入(強制嵌入)する状態で嵌入取り付けすることでできることになる。また、支軸部23aが縦支柱2側に移動することも想定され、この場合には、同様にして規制部材23dを保持溝部2cに取り付ければよいことになる。
このように、本発明を実施するにあたり、出入り口部の開閉をする手段としてカーテン、開き戸、引き戸、折戸を実施の形態として例示したが、これに限定されないことは勿論であって、カーテン8に代えて暖簾のように布材が単純に垂下したものとすることもでき、さらには第四、第五の実施の形態のように、出入り口部5に出入り口用板材15や補助板材18を設けたものにおいては、これら板材15、18に戸体全体を、例えば磁石を介して着脱自在に取り付けることで戸体全体をブース1から取外すことができるようにしても本発明を実施することができる。
【0024】
尚、ブース1を補強する構成として、前述したものでは横杆体9や横支柱12、14、19を用いているが、横支柱を設けたものである場合に、縦支柱2と任意の横支柱(例えば上横支柱19)とのコーナー部に前板材等の板材が取り付けられておらず開いている場合(例えばカーテン8で開閉するようにしたもの)に、該開いているコーナー部の保持溝部2c、19cに、図18に示す第八の実施の形態のように、例えば直角三角形状にした補強板材24を嵌入支持することでさらなる補強をすることができる。
またブース1の大きさについては、前板材4、側板材6を幅広のものにすることで大型のものとすることができるが、さらに縦支柱を介在する状態で前記前板材4や側板材6を延長配設することで大型のものに増設することができ、このようにした場合には、大型のブースについて補強されたものを簡単に現場組立てできることになり都合がよい。
さらにブース1には、照明を取り付けたもの、空気清浄機を取り付けたもの、ブース1内を陽圧にするための内圧調整機を取り付けたもの等、必要において適宜の部材装置を取り付けたものとすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は、被検者がコロナウイルス等の病原体に罹患しているか否かの診断をするため被検者から検体を採取する際に、採取現場において簡単に組み立てができる簡易組み立て型検体採取用ブースに利用することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 ブース
2 縦支柱
2a 中心部
2b 筒孔
2c 保持溝部
3 手袋
4 前板材
5 出入り口部
6 側板材
7 スペーサ
8 カーテン
8a カーテンリング
9 横杆体
9a 跨部
9b 脚部
10 天井板
10b 貫通孔
12 中間横支柱
13 棚板
14 上横支柱
15 出入り口用板材
15a 開口部
16 開き戸
17 連結部材
18 補助板材
19 上下横支柱
20 固定板
21 引き戸
23 折戸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18