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特許7436492レオロジー改質剤としてMFCを含む殺有害生物製剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】レオロジー改質剤としてMFCを含む殺有害生物製剤
(51)【国際特許分類】
   A01N 57/12 20060101AFI20240214BHJP
   A01N 25/04 20060101ALI20240214BHJP
   A01N 25/10 20060101ALI20240214BHJP
   A01N 25/28 20060101ALI20240214BHJP
   A01N 53/06 20060101ALI20240214BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20240214BHJP
   C05G 3/60 20200101ALI20240214BHJP
【FI】
A01N57/12 A
A01N25/04 102
A01N25/10
A01N25/28
A01N53/06 150
A01P7/04
C05G3/60
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021543292
(86)(22)【出願日】2020-01-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-14
(86)【国際出願番号】 US2020015084
(87)【国際公開番号】W WO2020154684
(87)【国際公開日】2020-07-30
【審査請求日】2023-01-17
(31)【優先権主張番号】62/797,124
(32)【優先日】2019-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/916,764
(32)【優先日】2019-10-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/896,762
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521325352
【氏名又は名称】アムバック・ホンコン・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100196597
【弁理士】
【氏名又は名称】横田 晃一
(72)【発明者】
【氏名】ロペス,ハンベルト・ベニート
(72)【発明者】
【氏名】ゼニ,リジアン
(72)【発明者】
【氏名】マルティネス,ジョニー
【審査官】藤代 亮
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-522560(JP,A)
【文献】特表2020-510080(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0265425(US,A1)
【文献】特表2018-517756(JP,A)
【文献】国際公開第2016/202500(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第102100229(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0227782(US,A1)
【文献】米国特許第05614558(US,A)
【文献】特表2009-530289(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0108373(US,A1)
【文献】特表2022-536947(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0369386(US,A1)
【文献】特表2020-531420(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104082290(CN,A)
【文献】特表2010-505798(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0273298(US,A1)
【文献】特表2014-524963(JP,A)
【文献】特表2017-519909(JP,A)
【文献】米国特許第05405953(US,A)
【文献】特表2022-518545(JP,A)
【文献】特表2022-523685(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N 57/12
A01N 25/04
A01N 25/10
A01N 25/28
A01N 53/06
A01P 7/04
C05G 3/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
組成物であって、
液相中のクロレトキシホスとビフェントリンの混合物のカプセル懸濁液(CS)であって、前記混合物が封入壁内に配置されている、前記カプセル懸濁液(CS)、
ポリマー分散剤、および
ミクロフィブリル化セルロース、ならびに場合によってエタノールアミン
を含む、前記組成物。
【請求項2】
前記封入壁がポリ尿素を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記液相が水を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
エタノールアミンをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる、2019年1月25日に出願した仮特許出願第62/797,124号、2019年9月6日に出願した仮特許出願第62/896,762号、および、2019年10月17日に出願した仮特許出願第62/916,764号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
[0002]農業用製剤における従来のレオロジー改質剤の使用における共通の問題は、不希釈の液体肥料、微量栄養素および他の極めてイオン性のある媒体とタンクミックスを生成する際の凝集である。このような凝集による固体は、装置の目詰まりを引き起こし、所望しない材料の早期分離をもたらす可能性がある。物理的不相容性は、例えば、凝固、フロキュレーション、ゲル化、または結晶の析出により、タンク混合物が凝集物を形成する際に最も頻繁に生じる。混合物は、固く詰め込まれた凝集物または油の小球体を形成し得る。不良なタンク混合物は従来のスプレーフィルターおよびノズルを詰まらせるので、物理的不相容性は問題を提示する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
[0003]一部の態様では、本明細書の実施形態は、液相中のクロレトキシホスとビフェントリンの混合物のカプセル懸濁液(CS)であって、この混合物が封入壁内に配置されているカプセル懸濁液(CS)を含み、ポリマー分散剤、ミクロフィブリル化セルロース、および場合によってエタノールアミンをさらに含む組成物に関する。
【0004】
[0004]一部の態様では、本明細書の実施形態は、微粒子形態の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物であって、微粒子形態が液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、微粒子形態の農業用薬剤が乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(suspo-emulsion)(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部である組成物に関する。
【0005】
[0005]一部の態様では、本明細書の実施形態は、作物を処理する方法であって、微粒子形態の農業用薬剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物を準備するステップであって、微粒子形態が、液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、微粒子形態の農業用薬剤が、乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部であるステップと、組成物に、肥料および水を添加して、混合物を得るステップと、混合物を作物に施用するステップとを含む方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[0006]本発明の実施形態は、ポリマー分散剤と併せてミクロフィブリル化セルロース(MFC)を利用して、農業用懸濁製剤における従来のレオロジー改質剤に対する必要性を減少させるまたは排除する。ある特定の実施形態は殺虫剤の特定のカプセル懸濁液製剤に関するものであるが、当業者であれば、この実施形態を、本明細書に記載されているような他の種類の農業用活性化合物および微粒子形態に適用する能力について認識している。
【0007】
[0007]驚くことに、レオロジー改質剤MFCは、従来のレオロジー改質剤、例えば、キサンタンガムおよびグアーガムと相容性のない極めてイオン性の媒体存在下または多価カチオンの存在下でもカプセル懸濁液の安定した製剤を提供することが発見された。これらおよび他の利点は当業者には明らかである。
【0008】
I.定義
[0008]本明細書で使用されている略語は、一般的に化学的および生物学的技術の範囲内でのこれらの従来の意味に適合する。他に具体的に指摘されていない限り、本明細書で使用されているすべての技術的および科学的用語は、当業者により共通して理解されている意味と同じ意味を有する。加えて、本明細書に記載されている方法または材料と類似のまたは同等の任意の方法または材料は、本明細書中に開示される実施形態の実施において使用することができる。本発明の実施形態の目的のため、以下の用語が定義される。
【0009】
[0009]本明細書で使用される場合、「約」という用語は、特定された値を含む値の範囲を意味し、当業者であれば当然この値の範囲を特定された値と類似の値と考える。実施形態では、約は、当技術分野で一般的に許容される測定を使用して、標準偏差の範囲内であることを意味する。実施形態では、約は、特定された値の+/-10%広がる範囲を意味する。実施形態では、約は特定された値を含む。
【0010】
[0010]「組成物」は本明細書で使用される場合は、特定された成分を特定された量で含む生成物、ならびに特定された成分の組合せから特定された量で直接的にまたは間接的に生じる任意の生成物を包含することを意図する。
【0011】
[0011]本明細書で使用される場合、「農業用薬剤」とは、殺有害生物性作用、除草特性作用などを有する農業用として活性のある化合物を含めた、農作物に対して任意の作用を有する化合物、生物製剤、または基質、ならびに有用なアジュバント活性、植物栄養値など、例えば、バイオスティミュラント、肥料、および微量栄養素を提供する化合物、生物学的製剤、または基質を指す。
【0012】
[0012]一般的に、農業用活性化合物は「微粒子形態」で提供され得る。本明細書で使用される場合、「微粒子形態」は、封入された農業用活性化合物(カプセル懸濁液を形成)、ゲル、水和剤(WP)、スラリー種子処理のための水分散性粉末(WS)、水分散性粒剤(WG)、乳化性粒剤(EG)、および乳化性粉末(EP)を含み得る。ゲルは、ゲル粒子を形成することが可能な任意の有機ポリマー、例えば、ポリアクリルアミド、ポリアンモニウムアクリレートなどを含むアクリル酸ベースのゲルを含む。このようなゲルの例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,185,024号に開示されている。WP微粒子は、任意選択の充填剤および微粉形態の他の製剤成分と合わせた農業用活性化合物の均質の固体であり、一般的に可視の余分な物質および硬質塊状物を含まない。WS微粒子は、通常着色剤を含み、粉末の形態である担体および他の製剤成分と合わせた農業用活性化合物の均質な固体であり、一般的に可視の余分な物質および硬質塊状物を含まない。WG微粒子は、担体および他の製剤成分と一緒に合わせた農業用活性化合物の均質な固体であり、通常水中で分解して、コロイド状懸濁液を形成するように設計されている。WGは一般的に自由流動性であり、大半がダストフリーであり、一般的に可視の余分な物質および硬質塊状物を含まない。EG微粒子は、他の製剤成分と一緒に有機溶媒に溶解され得る農業用活性化合物の粒剤である。EG微粒子は一般的に均質であり、一般的に可視の余分な物質および硬質塊状物を含まない。EP微粒子は、他の製剤成分と合わせた農業用活性化合物の均質の混合物であり、一般的に可視の余分な物質および硬質塊状物を含まない自由流動性粉末で供給され、水による希釈によってエマルジョンを形成する。
【0013】
[0013]本明細書で使用される場合、「乾物重量濃度」という用語は、製剤中の水および他の吸収された液体を除外した、MFCの絶対的重量パーセントを指す。「乾物」または「固形成分含有量」という用語は、MFCの量との関連で、すべての溶媒(通常水)が除去された場合のMFCの量を指す。したがって、「乾物」の濃度としてのMFCの量を提供することは、溶媒の不在下での組成物の全重量に対する「%w/w」としての量を提供する。
【0014】
[0014]本明細書で使用される場合、「チキソトロピー」とは、組成物の時間依存性ずり減粘特性を指す。組成物は、静的条件下で粘性ではあるが、応力が加えられた際、例えば、振盪された、撹拌された、ポンプで送り込まれた、混合されたまたは剪断応力の対象下におかれた際に、時間の経過と共に流動する(例えば、薄くなる、粘性が低くなる)場合チキソトロピーを示す。
【0015】
[0015]「ミクロフィブリル化セルロース」または「MFC」(「網状になった」セルロースもしくは「超微細」セルロース、または「セルロースナノフィブリル」としても公知)は、セルロースベースの生成物であり、例えば、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる米国特許第4,481,077号、U.S.4,374,702およびU.S.4,341,807に記載されている。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、セルロース繊維に対してより短い長さのスケール(直径、フィブリル長)、改善された保水性および調節可能な粘弾性特性を有する。特定の用途に対して改善されたまたは調整された特性を有するMFC、例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれるWO2007/091942およびWO2015/180844で開示されたものなどが公知である。
【0016】
[0016]ミクロフィブリル化セルロース(MFC)はセルロース由来の生成物であり、セルロース繊維が切り開かれ、解体されて、幾何学的制限を介した(繰り返される)通過によりフィブリルおよびミクロフィブリル/ナノフィブリルを形成するプロセスで一般的に製造される。例えば、MFCは、WO2015/180844で開示された通り、小さな直径の開口部にセルロースの液体組成物を通し、この開口部において組成物が少なくとも3000psigの圧力降下および高速剪断作用、これに続く高速の減速効果の対象下となることにより生成され得る。セルロース組成物が実質的に安定した組成物になるまで、開口部にMFC組成物を通すことを繰り返す。このプロセスは、セルロースをミクロフィブリル化セルロースに変換し、ミクロフィブリル化セルロースは、セルロース出発材料の実質的な化学変化なしに、価値のある物理的特性(ゲル形成能力、チキソトロピック特性、高い保水値WRVなど)を有する。
【0017】
[0017]ミクロフィブリル化セルロースを製造するための別のプロセスが米国特許第5,385,640号に記載されており、この特許は、繊維状セルロース系材料を、分散した3次レベル構造へとリファイニングし、よってこのような構造変化に付随して生じる望ましい特性を達成するための手段を開示している。このような方式で生成されたセルロース系繊維は、ミクロフィブリル化セルロースのサブグループである「ミクロデノミネーテッドセルロース(MDC)」と呼ばれる。このようなミクロフィブリル化セルロースは、組成物を実質的に安定させ、組成物に保水性(セルロース組成物の高剪断ゾーンを介した通過の繰り返しと共に一貫した増加を示す)を付与するのに十分な条件下および十分な時間の長さにわたり、繊維状セルロースの液体組成物を高剪断ゾーンに繰り返し通すことにより得られ、このゾーンは表面の一方が他方に対して回転している2つの対向する表面により規定される。このプロセスは、それ以上粘度の増加が達成されなくなるまで粘度を増加させ、ゲル構造をもたらす。このような処理後、均質なMFCが得られ、よってセルロースの微細セルロースへの変換が完結する。
【0018】
[0018]本明細書中に開示される実施形態による「ミクロフィブリル化セルロース」(MFC)は、比表面積の増加、ならびに断面(直径)および/または長さの点からセルロース繊維サイズの減少をもたらす機械的処理の対象下におかれるセルロース繊維に関するものと理解され、前記サイズの減少はナノメートル範囲の直径およびマイクロメートル範囲の長さを有する「フィブリル」をもたらす。
【0019】
[0019]MFCを生成するセルロース出発材料は、個別化したおよび「分離した」セルロース「フィブリル」の有意な部分を含有しない。木材繊維中のセルロースはフィブリルの凝結である。セルロース(パルプ)において、エレメンタリーフィブリルは凝結してミクロフィブリルとなり、これがさらに凝結してより大きなフィブリル束となり、最後にセルロース系繊維となる。木材ベースの繊維の直径は、通常10~50ミクロンの範囲である(これらの繊維の長さはさらにより長い)。セルロース繊維がミクロフィブリル化すると、nmからミクロンの断面寸法および長さを有する「放出された」フィブリルの不均一な混合物が生成され得る。フィブリルおよびフィブリルの束は、生成したミクロフィブリル化セルロースと共存し得る。
【0020】
[0020]ミクロフィブリル化セルロースは、3次元網状組織内で互いに絶え間なく相互作用するフィブリルを含有する。MFCのレオロジー特性、すなわち、静止時の高い粘度、ずり減粘(チキソトロピック)挙動、容水量は、このもつれた網状組織の存在の結果生じたものである。
【0021】
[0021]本明細書で開示されているMFC製品において、個々のフィブリルまたはフィブリル束は、従来の光学的顕微鏡法により、例えば、40×の倍率で、または電子顕微鏡法の使用により識別し、簡単に見分けることができる。
【0022】
[0022]示されている通り、上記任意の種類のミクロフィブリル化セルロース(MFC)は、生成したフィブリルの平均直径がナノメートル範囲であり、したがって元のセルロース材料の利用可能な表面よりも、セルロースベースの全材料のより大きな表面が作り出されるよう、元のセルロースパルプに存在する繊維束がMFC作製プロセスにおいて十分に分離される限り、本明細書で開示されている実施形態と関連して使用することができる。MFCは、上記に具体的に引用された参考文献を含めて、当技術分野で記載されている任意のプロセスに従い調製され得る。
【0023】
[0023]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは以下の特徴を有し得る:ミクロフィブリル化セルロースは、溶媒としてポリエチレングリコール(PEG)中で測定された場合、およびMFCの固形成分含有量約0.65%において、少なくとも2000PaS、または少なくとも3000Pa・sまたは4000Pa・s、または少なくとも5000Pa・s、または少なくとも6000Pa・s、または少なくとも7000Pa・sのゼロ剪断粘度、η0を有するゲル状分散液を形成する。
【0024】
[0024]レオロジー特性、特にゼロ剪断粘度は、Anton Paar Physica MCR301タイプのレオメーターで測定することができる。すべての測定において温度は25℃で実施することができ、「プレート-プレート」形状が使用される(直径:50mm)。レオロジー測定は、分散液中の構造度を評価するための振動測定(振幅スイープ)および回転性粘度測定として実施することができ、この場合粘度は、静止時の粘度(剪断力→0)を評価するため剪断速度の関数として、ならびに分散液のずり減粘特性として測定することができる。測定方法はPCT/EP2015/001103(EP 3 149241)にさらに記載されている。
【0025】
[0025]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、40より多い、または50より多い、または60より多い、または70より多い、または75より多い、または80より多い、または90より多い、さらに100より多い容水量(また保水能力)を有する。容水量は(mV/mT)-1(式中、mVは湿った沈殿物の重量であり、mTは分析した乾燥MFCの重量である)として付与される。容水量は、MFC構造内でMFCが水を保持する能力について記載し、これは利用可能な表面積に関する。容水量は、水中でMFC試料を0.3%固形成分含有量に希釈し、次いで試料を1000Gで15分間遠心分離することにより測定することができる。透明な水相は沈殿物から分離することができ、沈殿物を秤量する。測定方法はPCT/EP2015/001103(EP 3 149241)にさらに記載されている。
【0026】
[0026]セルロースの起源に関しては特定の制限はない、したがって、本明細書で開示されている実施形態で利用されるミクロフィブリル化セルロースに特定の制限はない。原則として、セルロースミクロフィブリルに対する原料は、任意のセルロース系材料、特に木材、一年生植物、綿、アマ、わら、カラムシ、バガス(サトウギビ由来)、適切な藻、ジュート、サトウダイコン、柑橘果実、食物加工業界からの廃棄物またはエネルギー作物または細菌性起源もしくは動物起源のセルロース、例えば、被嚢類由来のセルロースであってよい。
【0027】
[0027]実施形態では、堅木または軟木のいずれかのまたは両方(混合物として)の木材ベースの材料が原料として使用される。実施形態では、軟木は、1つの種類または異なる種類の軟質木材の混合物のいずれかが原料として使用される。
【0028】
[0028]修飾された(誘導体化)および非修飾の(非誘導化)セルロース/MFCが利用され得る。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、その官能基に関して未修飾であってもよいし、または物理的に修飾されていても、または化学的に修飾されていても、または両方であってもよい。
【0029】
[0029]セルロースミクロフィブリルの表面の化学修飾は、セルロースミクロフィブリルの表面官能基の様々な可能な反応、例えば、酸化、シリル化反応、エーテル化反応、イソシアネートとの縮合、酸化アルキレンとのアルコキシ化反応、またはグリシジル誘導体との縮合もしくは置換反応を含めた反応によりヒドロキシル基を官能化することにより達成することができる。化学修飾は、解繊ステップの前または後に行うことができる。
【0030】
[0030]実施形態では、セルロースミクロフィブリルは、表面にミクロフィブリルを吸着することにより、またはスプレーすることにより、またはコーティングすることにより、または封入することにより物理的経路で修飾することができる。実施形態では、修飾ミクロフィブリルは、少なくとも1つの化合物の物理的吸着により得ることができる。MFCはまた、両親媒性化合物(界面活性剤)との結合により修飾されてもよい。
【0031】
[0031]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは物理的に修飾されていない。
[0032]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは非修飾ミクロフィブリル化セルロース、例えば、植物材料由来の非修飾ミクロフィブリル化セルロースである。
【0032】
[0033]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、(a)セルロースパルプを少なくとも1つの機械的前処理ステップの対象とするステップと、(b)ステップ(a)の機械的に前処理したセルロースパルプをホモジナイズステップの対象とし、これによりステップ(a)の機械的に前処理したセルロースパルプに存在するセルロース繊維に対して、より短い長さおよび直径のフィブリルおよびフィブリル束を結果として生じるステップとを少なくとも含むプロセスであって、前記ステップ(b)がミクロフィブリル化セルロースを生成し、ホモジナイズステップ(b)が、ステップ(a)で得たセルロースパルプを圧縮し、セルロースパルプを圧力降下の対象とするステップを含む、プロセスにより調製される。
【0033】
[0034]機械的前処理ステップはリファイニングステップを含むことができる。機械的前処理の目的は、セルロースパルプを「叩解する」ことによって細胞壁の利用可能性を増加させる、すなわち、表面積を増加させることである。
【0034】
[0035]機械的前処理ステップの前、または機械的前処理ステップに加えて、セルロースパルプの酵素的(前)処理は、一部の用途に対して望ましいこともある任意選択の追加のステップである。セルロースのミクロフィブリル化と併せた酵素的前処理に関して、WO2007/091942のそれぞれの内容は参照により本明細書に組み込まれる。化学的前処理を含めた、任意の他の種類の前処理もまた実施され得る。
【0035】
[0036](機械的)前処理ステップの後に行われることになっているホモジナイズステップ(b)において、ステップ(a)で得たセルロースパルプスラリーは、例えば、それぞれの内容が参照により本明細書に組み込まれているPCT/EP2015/001103において記載されているように、ホモジナイザーに少なくとも1回、または少なくとも2回通す。
【0036】
[0037]本明細書で使用される場合、「イオン強度」とは、溶液中のイオン(すなわち、電気的に帯電している種)の濃度の尺度を指す。イオン強度が「高い」かどうか判定するという目的では、従来のレオロジー改質剤、例えば、キサンタンおよび/またはグアーガムが凝集を開始した場合、および/またはさもなければ持続性のチキソトロピック性質を組成物に付与できない場合、イオン強度は「高い」。「高いイオン強度」は、任意の機能性イオンにおいて約5%の飽和度である溶液から得たイオン濃度を含む。例えば、NaClは約360g/Lの飽和度において水に溶解できる。したがって、NaClと比べて「高いイオン強度」とは、水中に18gのNaCl/Lを含む。キサンタンガムなどの薬剤と比較したMFCの性能に関して、MFCはまた、カチオン性界面活性剤および多価カチオン(これは微量栄養素の至る所に存在する)との相容性からも恩恵を受ける。特に多価カチオンに関しては、これらのイオンの濃度は、キサンタンガムまたはグアーガムが機能しない以前にさらに特に高い必要はない。
【0037】
本明細書で使用される場合、「分散剤」または「分散薬剤」という用語は、フロキュレーションを阻止するため、すなわち、固体粒子が一緒に固着し、粒子のより大きな凝集を形成することを阻止するために使用される添加剤を指す。分散剤は、特に懸濁製剤中で、粒子の均質な(均一の)分布を維持するために、使用することができる。
【0038】
[0038]本明細書で使用される場合、「ポリマー分散剤」とは、ポリマー、例えば、これらに限定されないが、Envi-Pol 871、アクリルポリマー、アクリルコポリマー、ポリ尿素、ポリイソシアネート、ポリアミン、およびポリアミドを含む分散剤を指す。
【0039】
[0039]本明細書で使用される場合、「アニオン性ポリマー分散剤」とは、ポリマー上に全アニオン性電荷を含むポリマー分散剤を指す。
[0040]本明細書で使用される場合、「非イオン性ポリマー分散剤」とは、ポリマー上にイオン電荷を有さないポリマー分散剤を指す。
【0040】
[0041]本明細書で使用される場合、「櫛型アクリル分散剤」とは、アクリルポリマーまたはコポリマーが櫛型分枝形状ポリマーまたはコポリマーであるアクリルポリマー分散剤を指す。
【0041】
[0042]本明細書で使用される場合、「殺有害生物剤」とは、有害生物および/もしくは雑草を死滅させるもしくは防除する、または有害生物および/もしくは雑草の挙動および/もしくは生理機能を改質することを意図した化学的または生物学的活性化合物を指す。殺有害生物剤として、これらに限定されないが、除草剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤、殺魚剤、殺鳥剤、殺鼠剤、殺菌剤、殺真菌剤、抗菌剤、昆虫忌避剤、殺虫剤用共力剤、除草剤解毒剤、および発芽阻害剤が挙げられる。本明細書で開示されている特定の実施形態に有用な殺有害生物剤として、これらに限定されないがビフェントリン、クロレトキシフォス、およびProxel GXLが挙げられる。
【0042】
[0043]本明細書で使用される場合、「生物学的殺有害生物剤」とは、生命体、例えば、これらに限定されないが、真菌、線虫、および微生物を含む殺有害生物剤を指す。生物学的殺有害生物剤は、微生物の殺有害生物剤、バイオ由来の化学物質、植物に組み込まれた保護剤、およびRNAi殺有害生物剤に分類することができる。微生物の殺有害生物剤として、これらに限定されないが、細菌、昆虫病原性真菌またはウイルス、および昆虫病原性線虫が挙げられる。バイオ由来の化学物質は化学的に合成できる自然発生物質であり、これらに限定されないが、エッセンシャルオイル、ニーム油、ロテノン、および除虫菊を挙げることができる。
【0043】
[0044]本明細書で使用される場合、「除草剤」とは、望ましくない植物の成長を防除するために使用される化合物または基質を指し、ウィードキラーとしても公知である。除草剤は選択的または非選択的であることができる。選択的除草剤は、望ましい作物を比較的に無害のまま残して特定の植物種を防除するのに対して、非選択的な除草剤はすべての植物を排除するために使用される。
【0044】
[0045]本明細書で使用される場合、「殺生物剤」とは、有害な生物を防除する、抑止する、無害化する、または破壊するために使用される化合物または基質を指す。殺生物剤は、天然製品または製造品に損傷を与える可能性がある。本明細書の実施形態で有用な殺生物剤として、これらに限定されないが、Proxel GXLが挙げられる。
【0045】
[0046]本明細書で使用される場合、「植物生長調節剤」は、成長および/または生理学的植物プロセスを改質するおよび変化させるために使用される化合物または基質を指す。植物生長調節剤は時には植物ホルモンと呼ばれる。植物生長調節剤は、成長および発達のすべての態様、例えば、胚形成、病原体防御、ストレス耐性、生殖の発達、および器官サイズの規制を制御することができる。
【0046】
[0047]本明細書で使用される場合、「バイオスティミュラント」とは、植物の天然のプロセスを刺激して、収穫品質、栄養素効率、栄養素取り込み、および非生物性ストレスに対する耐性を増強するおよび/またはこれらに役立てるために使用される化合物または基質を指す。バイオスティミュラントとして、これらに限定されないが、タンパク質加水分解物、腐植酸およびフルボ酸、海藻抽出物、キトサン、バイオポリマー、無機化合物、およびプロバイオティクスが挙げられる。
【0047】
[0048]本明細書で使用される場合、「懸濁液」とは、固体微粒子を含む異種起源の混合物を指す。微粒子は裸眼で見ることができてもよく、混合物から最終的に沈降してもよい。
【0048】
[0049]本明細書で使用される場合、「カプセル剤」とは、活性化合物がカプセル剤の内部にあるように活性化合物を封入する構造を指す。カプセル剤の種類として、これらに限定されないが、ポリマー、オリゴ糖、およびエトキシレートが挙げられる。
【0049】
[0050]本明細書で使用される場合、「カプセル懸濁液」または「CS」という用語は、使用前に水で希釈されることを意図とする、水性連続相中の封入された農業用薬剤の安定した懸濁液を指す。封入は、制限なしで、ポリ尿素、ポリウレタン、シクロデキストリン、および機能的に類似の系を含むポリマー組成物により一般的に提供される。
【0050】
[0051]本明細書で使用される場合、「懸濁液濃縮物」または「SC」という用語は、使用前に水で希釈されることを意図とする、水性連続相中の農業用薬剤の安定した懸濁液を指す。SC調製物は一般的に非ニュートン性流れ特性を示す。懸濁液濃縮物製剤は、当業者により公知の任意の粒径を有することができる。
【0051】
[0052]本明細書で使用される場合、「エマルジョン」とは、不混和性である少なくとも2種の液体を含む混合物であって、1種の液体が第2の液体全体にわたり分散している混合物を指す。
【0052】
[0053]本明細書で使用される場合、「乳化剤」とは、エマルジョン、すなわち不混和性である2種以上の液体の混合物を安定化させる化合物または基質を指す。実施形態では、エマルジョンを作製するために乳化剤を使用することができる。乳化剤の例として、これらに限定されないが、モノエタノールアミン、ポリビニルピロリドンポリマー、アルコールエトキシレート、ヒマシ油エトキシル化物などが挙げられる。
【0053】
[0054]本明細書で使用される場合、「乳化する」とは、エマルジョンを作製するプロセスを指す。乳化プロセスは乳化剤を含有してもしなくてもよい。
[0055]本明細書で使用される場合、「サスポエマルジョン」または「SE」という用語は、水性連続相中で油の微細な小滴のエマルジョンと組み合わせた微粒子の安定した懸濁液を指す。
【0054】
[0056]本明細書で使用される場合、「マイクロエマルジョン」または「ME」とは、目視により透明な、均質の液体を形成する水、不水溶性および水溶性の化合物の混合物を指す。活性化合物は水相、非水相、または両方の中にあってよい。マイクロエマルジョン製剤は、水相が分散相であると考えられる、連続相であると考えられる、または代わりに、2つの相が両連続性であると考えられるように調製することができる。マイクロエマルジョン製剤は、水中で分散し、従来のエマルジョンまたは希釈マイクロエマルジョンを形成する。
【0055】
[0057]本明細書で使用される場合、「エマルジョン濃縮物」または「乳化可能な濃縮物」は、使用前に水で希釈するように設計されている、水相、非水相のいずれか、または両方の中に活性化合物を含む安定したエマルジョンまたはマイクロエマルジョンを指す。エマルジョンは準安定系であり、したがって、輸送後、振盪または撹拌により製剤を再均質化することが必要となり得る。
【0056】
[0058]本明細書で使用される場合、「油分散液」または「油ベースの懸濁液濃縮物」または「OD」という用語は、使用前に水で希釈されることを意図とする、有機溶媒流体中の農業用活性成分の安定した懸濁液(および他の溶解した化合物を含有してもよい)を指す。
【0057】
[0059]本明細書で使用される場合、「アルキルホルムアルデヒド凝縮物」とは、アルキルアリール化合物、例えば、t-ブチルまたはノニルフェノールをホルムアルデヒドと縮合反応させて、メチレン架橋した縮合生成物を生成することにより調製されるポリマー性界面活性剤のグループを指す。生成したポリマーは、多数のヒドロキシル部位上のエポキシドの開環重合を介してさらに官能化して、複雑な非イオン性界面活性剤を生成する。これらポリアルキレンオキシドアルキルアリール(例えば、t-ブチルフェノール)ホルムアルデヒド凝縮物の特性は、アルキルアリール材料、酸化アルキレンの種類、組込み量および順序の選択を介して極めて水溶性から、油溶性となるように操作することができる。
【0058】
[0060]本明細書で使用される場合、「アルキル」とは、示された炭素原子の数を有する直鎖または分枝の、飽和した、脂肪族基を指す。アルキルは、任意の数の炭素、例えば、C1~2、C1~3、C1~4、C1~5、C1~6、C1~7、C1~8、C1~9、C1~10、C2~3、C2~4、C2~5、C2~6、C3~4、C3~5、C3~6、C4~5、C4~6およびC5~6を含むことができる。例えば、C1-6アルキルとして、これらに限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。アルキルはまた、20個までの炭素原子を有するアルキル基、例えば、これらに限定されないが、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどを指すこともできる。アルキル基は、置換または非置換であることができる。
【0059】
[0061]本明細書で使用される場合、「アルコキシ」とは、アルキル基を結合点:アルキル-O-に連結する酸素原子を有するアルキル基を指す。アルキル基に関して、アルコキシ基は、任意の適切な数の炭素原子、例えば、C1~6を有することができる。アルコキシ基として、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ-プロポキシ、ブトキシ、2-ブトキシ、イソ-ブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシなどが挙げられる。アルコキシ基は、中に記載されている様々な置換基でさらに置換されていてもよい。アルコキシ基は置換または非置換であることができる。
【0060】
[0062]本明細書で使用される場合、「アルコキシ化」とは、化合物または基質にアルコキシ基を添加するプロセスを指す。
[0063]本明細書で使用される場合、「ハロアルキル」とは、水素原子の一部またはすべてがハロゲン原子で置き換えられている、上で定義されたようなアルキルを指す。アルキル基に関して、ハロアルキル基は、任意の適切な数の炭素原子、例えば、C1~6を有することができる。例えば、ハロアルキルとして、トリフルオロメチル、フルオロメチル(flouromethyl)などが挙げられる。実施形態では、「パーフルオロ」という用語は、すべての水素がフッ素で置き換えられている化合物または基を定義するために使用することができる。例えば、パーフルオロメチルは、1,1,1-トリフルオロメチルを指す。
【0061】
[0064]本明細書で使用される場合、「エトキシレート」とは、共有結合により結合した酸化エチレン官能基を化合物または基質上に含む化合物のクラスを指す。
[0065]本明細書で使用される場合、「エトキシ化」とは、酸化エチレンが化合物または基質に添加される化学的プロセスを指す。
【0062】
[0066]本明細書で使用される場合、「アルキルエトキシレート」とは、酸化エチレン官能基を含むアルキル化合物を指す。
[0067]本明細書で使用される場合、「ポリ尿素(ポリウレア)」とは、ジイソシアネート化合物をポリアミンと反応することから誘導される種類のポリマーを指す。ポリ尿素は、以下の式:
【0063】
【化1】
【0064】
を有する化学部分を有する。
[0068]本明細書で使用される場合、「ポリイソシアネート」とは、1つより多くのイソシアネート基を含むポリマーの種類を指す。
【0065】
[0069]本明細書で使用される場合、「ポリアミン」とは、1つより多くのアミノ基を含むポリマーまたは化合物を指す。
[0070]本明細書で使用される場合、「ポリアミド」とは、1つより多くのアミド結合を含むポリマーを指す。
【0066】
[0071]本明細書で使用される場合、「ポリウレタン」とは、以下の式:
【0067】
【化2】
【0068】
を有するカルバメートリンカーを含むポリマーを指す。
[0072]本明細書で使用される場合、「ポリカーボネート」とは、1つより多くのカーボネート基を含むポリマーを指す。
【0069】
[0073]本明細書で使用される場合、「ポリスルホンアミド」とは、1つより多くのスルホンアミド基を含むポリマーを指す。
[0074]本明細書で使用される場合、「ポリイミン」とは、1つより多くのイミン基を含むポリマーを指す。
【0070】
[0075]本明細書で使用される場合、「リグノスルホネート」とは、水溶性アニオン性ポリマーを指し、これは高分子電解質でもある。リグノスルホネートはスルホン化リグニンともと呼ばれる。
【0071】
[0076]本明細書で使用される場合、「ポリビニルアルコール」とは、水溶性であり、式-[CHCH(OH)]-を含むポリマーを指す。ポリビニルアルコールはポリ酢酸ビニルの加水分解により慣習的に調製され、乳化特性を有する。
【0072】
[0077]本明細書で使用される場合、「アクリルポリマー」とは、弾性であり、破損しにくく、透明なポリマーを指す。ビニル基およびカルボン酸エステル末端またはニトリルを含むモノマーがアクリルポリマーを形成するために慣習的に使用される。アクリルポリマーを形成するのに有用なモノマーの例として、これらに限定されないが、アクリル酸メチル、メタクリレート、アクリル酸エチル、2-クロロエチルビニルエーテル、アクリル酸2-エチルヘキシル、ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリル酸ブチル、メタクリ酸ブチル、およびトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)が挙げられる。アクリルポリマーとして、これらに限定されないが、Envi-Pol871、PAPI27 Polymeric MDI、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアクリル酸塩、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ(酢酸ビニル)(PVAc)、およびポリアクリルアミドが挙げられる。
【0073】
[0078]本明細書で使用される場合、「アクリルコポリマー」とは、1つより多くの種類のモノマーを含むアクリルポリマーを指す。
[0079]本明細書で使用される場合、「レオロジー改質剤」とは、液体の粘度およびまたは流速を改質することができる化合物または基質を指す。レオロジー改質剤の種類は、これらに限定されないが、Kelzan S Plus、多糖、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤およびこれらの混合物を含む。
【0074】
[0080]本明細書で使用される場合、「多糖」とは、グリコシド連結により一緒に共有結合した複数の単糖を含む化合物を指す。多糖は、高度に分岐しているか、または直鎖であることができる。すべての単糖が同じ種類である場合、多糖はホモ多糖と呼ぶことができる。1つより多くの種類の単糖(monosaacharide)が存在する場合、多糖は、ヘテロ多糖と呼ばれる。慣習的に、多糖とは約10個より多くの単糖単位を指し、「オリゴ糖」という用語は約3~10個の単糖単位を指すように使用されるが、ただし、正確なカットオフは変動し得る。
【0075】
[0081]本明細書で使用される場合、「シクロデキストリン」とはアルファ-1,4-グリコシド結合で連結された大環状環を形成するグルコースサブユニットを含む環式オリゴ糖を指す。アルファ-シクロデキストリンは、6個のグルコースサブユニットを含み、ベータ-シクロデキストリンは7個のグルコースサブユニットを含み、ガンマ-シクロデキストリンは8個のグルコースサブユニットを含む。
【0076】
[0082]本明細書で使用される場合、「グアーガム」とは、ガラクトマンナンを含む多糖を指す。グアーガムは、グアーマメから抽出することができ、液体増粘特性を有することができる。
【0077】
[0083]本明細書で使用される場合、ローカストビーンガムとしても公知の「ローカストガム」は、ガラクトマンナンで構成される多糖から本質的になる。
[0084]本明細書で使用される場合、「粘土」とは、ケイ酸塩鉱物を含む細粒化土または岩材料を指す。粘土は、微量の石英および金属酸化物、例えば、酸化アルミニウムおよび酸化マグネシウムを含んでもよい。ある特定の割合で水と混合した場合、粘土は可塑性を示す。
【0078】
[0085]本明細書で使用される場合、「シリカ」とは、化学式SiOを有する二酸化ケイ素を指す。
[0086]本明細書で使用される場合、「デンプン」とは、グリコシド結合により共有結合したグルコース単糖を含む炭水化物ポリマーを指す。デンプンは、粘着剤、剛化剤、および/または増粘剤として使用することができる。
【0079】
[0087]本明細書で使用される場合、「rheo界面活性剤」とは、溶液のレオロジーを改質することができる界面活性剤を指し、会合性増粘剤としても公知である。このような薬剤は、疎水性修飾されたヒドロキシエチルセルロース、疎水性修飾されたアルカリ膨潤性エマルジョンポリマー(HASE)、疎水性修飾されたエトキシ化されたウレタンポリマー(HEUR)、およびポリアルキレンオキシドポリマーを含む。
【0080】
[0088]本明細書で使用される場合、「消泡剤」とは、液体加工において泡状物質の形成を除去する、減少させる、および/または妨害する化合物または基質を指す。消泡剤として、これらに限定されないが、Xiameter、ポリジメチルシロキサン、シリコーン(silcone)、アルコール、ステアリン酸塩(sterates)、グリコール、および油が挙げられる。
【0081】
[0089]「架橋された」という用語は、本明細書に記載されているように、互いに多くの共有結合を有することによって、これらが単一の構造となるような状態を指す。架橋されている個々の固相担体を連結する化学的官能基は、「架橋剤」と呼ばれる。架橋剤は通常、1つの化合物または基質上の1つの反応性官能基および別の化合物または基質上の1つの反応性の官能基と反応することによって、2つの化合物または基質を互いに連結する二官能性化合物である。
【0082】
[0090]本明細書で使用される場合、「水性混合物」とは、溶媒が水である液体溶液または混合物を指す。水性混合物は、液体溶液が水の大部分を構成するよう塩および他の有機溶媒を含有してもよい。
【0083】
[0091]本明細書で使用される場合、「有機混合物」とは、溶媒が有機溶媒である液体溶液または混合物を指す。有機溶媒とは、水溶性および水不溶性の有機化合物のいずれかのまたは両方を溶解することが可能な水混和性または水不混和性の溶媒を指す。本明細書の実施形態において有用な有機溶媒として、これらに限定されないが、芳香族200ND、モノエタノールアミン、ベンゼン、トルエン、キシレン、3-アミノ-1-プロパノール、ジエチレントリアミン(DETA)、プロピレングリコール、およびアルコールが挙げられる。本明細書の実施形態において有用なアルコールの例として、これらに限定されないが、メタノール、エタノール、プロパノール、およびイソプロパノールが挙げられる。当業者であれば、他の有機溶媒が本明細書の実施形態において有用であることを認識している。
【0084】
II.実施形態
[0092]P1.実施形態では、微粒子形態の殺有害生物剤、ポリマー分散剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む懸濁液が提供される。
【0085】
[0093]P2.実施形態では、懸濁液は、25℃、剪断速度0.1~0.2逆数秒で、約2,000mPa.s~約25,000mPa.sの粘度を有する。
[0094]P3.実施形態では、固体形態は、約1ミクロン~約15ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する。
【0086】
[0095]P4.実施形態では、微粒子は固形殺有害生物剤である。
[0096]P5.実施形態では、微粒子はカプセル剤である。
[0097]P6.実施形態では、カプセル剤は、シクロデキストリン、20~50個の炭素の直鎖および20~90パーセントのエトキシ化を有するアルキルエトキシレート、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ならびにポリスルホンアミド(これらのいずれかは場合によって架橋されている)ならびにこれらの組合せからなる群から選択される壁内に殺有害生物剤を封入することにより形成される。
【0087】
[0098]P7.実施形態では、カプセル剤はポリイソシアネート由来の架橋されたポリ尿素および架橋剤である。
[0099]P8.実施形態では、ポリイソシアネートは、ポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒド、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメテン-4,4’-ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート、2,4,4’-ジフェニルエーテルトリイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、1,5-ナフチレンジイソシアネートおよび4,4’4”-トリフェニルメタントリイソシアネートから選択される。
【0088】
[0100]P9.実施形態では、架橋剤はポリアミンを含む。
[0101]P10.実施形態では、ポリアミンは、ジエチレントリアミン、エチレンジアミン、プロピレン-1,3-ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、1,6-ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、4,9-ジオキサドデカン-1,12-ジアミン、1,3-フェニレンジアミン、2,4-および2,6-トルエンジアミンならびに4,4’-ジアミノジフェニルメタンまたはその酸付加塩から選択される。
【0089】
[0102]P11.実施形態では、ポリイソシアネートはポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒドである。
[0103]P12.実施形態では、ポリアミンはジエチレントリアミンである。
【0090】
[0104]P13.実施形態では、殺有害生物剤は、除草剤、殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、植物生長調節剤、バイオスティミュラント、生物学的殺有害生物剤からなる群から選択される。
【0091】
[0105]P14.実施形態では、殺有害生物剤は1種または複数の殺虫剤を含む。
[0106]P15.実施形態では、殺有害生物剤は、クロレトキシホスおよびビフェントリンの組合せである。
【0092】
[0107]P16.実施形態では、殺有害生物剤は懸濁液の約0.1重量%~約60重量%の量で存在する。
[0108]P17.実施形態では、ポリマー分散剤は、アニオン性ポリマー分散剤、リグノスルホネート、アルキルホルムアルデヒド凝縮物、非イオン性ポリマー分散剤、ポリビニルアルコール、アクリルコポリマー、櫛型アクリル分散剤からなる群から選択される。
【0093】
[0109]P18.実施形態では、ポリマー分散剤は櫛型アクリルポリマー分散剤である。
[0110]P19.実施形態では、ポリマー分散剤はEnvi-Pol871である。
[0111]P20.実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、懸濁液の約0.05重量%~約3重量%の量で存在する。
【0094】
[0112]P21.実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースはExilva F-01Vである。
[0113]P22.実施形態では、懸濁液はエタノールアミンをさらに含んでもよい。
【0095】
[0114]P23.実施形態では、懸濁液は、水、芳香族溶媒、グリコール、オレイン酸メチル、脂肪族溶媒、およびこれらの混合物から選択される溶媒をさらに含んでもよい。
[0115]P24.実施形態では、懸濁液は殺生物剤をさらに含んでもよい。
【0096】
[0116]P25.実施形態では、殺生物剤は、イソチアゾリノン、ホルムアルデヒド、ブチル化ヒドロキシトルエンからなる群から選択される。
[0117]P26.実施形態では、殺生物剤はイソチアゾリノンである。
【0097】
[0118]P27.実施形態では、イソチアゾリノンはベンゾイソチアゾリノンである。
[0119]P28.実施形態では、殺生物剤は懸濁液の約0.005重量%~約3重量%の量で存在する。
【0098】
[0120]P29.実施形態では、懸濁液は消泡剤をさらに含んでもよい。
[0121]P30.実施形態では、消泡剤はシリコーン泡止め剤である。
[0122]P31.実施形態では、消泡剤はシリコーンエマルジョンである。
【0099】
[0123]P32.実施形態では、消泡剤は、懸濁液の約0.01重量%~約2重量%の量で存在する。
[0124]P33.実施形態では、懸濁液はレオロジー改質剤をさらに含んでもよい。
【0100】
[0125]P34.実施形態では、レオロジー改質剤は、多糖、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤(レオ界面活性剤)(rheo-surfactants)、ミクロフィブリル化セルロースおよびこれらの組合せからなる群から選択される。
【0101】
[0126]P35.実施形態では、レオロジー改質剤はミクロフィブリル化セルロースである。
[0127]P36.実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースはExilva F01Vである。
【0102】
[0128]P37.実施形態では、レオロジー改質剤は多糖をさらに含む。
[0129]P38.実施形態では、多糖は、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガムからなる群から選択される。
【0103】
[0130]P39.実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.01~約5重量%の量で存在する。
[0131]P40.実施形態では、微粒子形態の封入された殺有害生物剤、ポリマー分散剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む封入懸濁液が提供される。
【0104】
[0132]P41.実施形態では、封入された殺有害生物剤は、ポリ尿素内に封入されたクロレトキシホスとビフェントリンの混合物を含む。
[0133]P42.実施形態では、封入された懸濁液を作製する方法であって、水中にポリマー分散剤を含む水性混合物を準備するステップと、水性混合物に、有機溶媒中に殺有害生物剤およびポリイソシアネートを含む有機混合物を添加するステップと、水性混合物中の有機混合物を所望の粒径エマルジョンに乳化するステップと、架橋剤をエマルジョンに添加して、封入された殺有害生物剤を得るステップと、ミクロフィブリル化セルロースを含む少なくとも1種のレオロジー改質剤を封入された殺有害生物剤に添加して、懸濁液を形成するステップとを含む方法が提供される。
【0105】
[0134]P43.実施形態では、レオロジー改質剤はミクロフィブリル化セルロースからなる。
[0135]P44.実施形態では、レオロジー改質剤はキサンタンガムをさらに含む。
【0106】
[0136]P45.実施形態では、殺有害生物剤はクロレトキシホスとビフェントリンの混合物を含む。
[0137]P46.実施形態では、クロレトキシホスは懸濁液の約25重量パーセントで存在する。
【0107】
[0138]P47.実施形態では、ビフェントリンは懸濁液の約4重量パーセントであらかじめ設定する。
[0139]P48.実施形態では、方法は、乳化剤を、封入された殺有害生物剤に添加するステップをさらに含んでもよい。
【0108】
[0140]P49.実施形態では、乳化剤はモノエタノールアミンである。
【0109】
III.さらなる実施形態
A.組成物および製剤
[0141]実施形態では、液相中のクロレトキシホスとビフェントリンの混合物のカプセル懸濁液(CS)であって、この混合物が封入壁内に配置されているカプセル懸濁液(CS)を含み、ポリマー分散剤、ミクロフィブリル化セルロース、および場合によってエタノールアミンをさらに含む組成物が提供される。
【0110】
[0142]実施形態では、封入壁はポリ尿素を含む。
[0143]実施形態では、液相は水を含む。
[0144]実施形態では、組成物はエタノールアミンをさらに含んでもよい。
【0111】
[0145]実施形態では、微粒子形態の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物であって、微粒子形態が、液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、微粒子形態の農業用薬剤が、乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部である組成物が提供される。組成物は懸濁液濃縮物(SC)を、EC、CS、SE、ME、またはOD形態のうちの1種または複数と組み合わせてさらに含んでもよい。
【0112】
[0146]実施形態では、組成物は固体微粒子、非晶質状態の微粒子、またはこれらの組合せをさらに含んでもよい。固体微粒子は結晶性、半結晶性であってよい。固体微粒子として、水和剤(WP)、スラリー種子処理用水分散性粉末(WS)、水分散性粒剤(WG)、乳化性粒剤(EG)、および乳化性粉末(EP)を挙げることができる。固体微粒子はまた、組成物に添加される懸濁液濃縮物(SC)である別個の製剤の一部であってもよい。
【0113】
[0147]実施形態では、組成物はポリマー分散剤をさらに含んでもよい。
[0148]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、湿潤剤または分散剤で前処理され、剪断条件に対象下におかれてもよい。この追加の前処理は、本明細書の組成物を形成する際に損失弾性率(G’)または貯蔵弾性率(G’’)を増加させるために使用することができる。
【0114】
[0149]実施形態では、農業用薬剤は、殺有害生物剤、生物学的殺有害生物剤、除草剤、殺虫剤、植物生長調節剤、バイオスティミュラント、UV保護剤、防塵剤、ホルモン、肥料、微量栄養素またはこれらの組合せのうちの1種または複数を含む。
【0115】
[0150]実施形態では、固体微粒子、メタミクト状態微粒子、またはこれらの組合せは、殺有害生物剤、生物学的殺有害生物剤、除草剤、殺虫剤、植物生長調節剤、バイオスティミュラント、UV保護剤、防塵剤、ホルモン、肥料、微量栄養素またはこれらの組合せのうちの1種または複数を含む。
【0116】
[0151]実施形態では、農業用薬剤はクロレトキシホスを含む。
[0152]実施形態では、農業用薬剤はビフェントリンを含む。
[0153]実施形態では、農業用薬剤は、組成物の約0.1%~約60重量%の量で存在する。
【0117】
[0154]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.01乾燥重量%~約5乾燥重量%の量で存在する。
[0155]実施形態では組成物は、アニオン性ポリマー分散剤、リグノスルホネート、アルキルホルムアルデヒド凝縮物、非イオン性ポリマー分散剤、ポリビニルアルコール、アクリルコポリマー、および櫛型アクリル分散剤からなる群から選択されるポリマー分散剤をさらに含んでもよい。
【0118】
[0156]実施形態では、農業用薬剤は、カプセル懸濁液の一部であり、ポリマー分散剤は櫛型アクリルポリマー分散剤である。
[0157]実施形態では、ポリマー分散剤はアニオン性アクリルポリマーである。
【0119】
実施形態では、組成物は追加のレオロジー改質剤をさらに含んでもよい。
[0158]実施形態では、レオロジー改質剤は、多糖、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0120】
[0159]実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.01重量%~約5重量%の量で存在する。
[0160]実施形態では、組成物はエタノールアミンをさらに含んでもよい。
【0121】
[0161]実施形態では、微粒子形態の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
[0162]実施形態では、カプセル懸濁液中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
【0122】
[0163]実施形態では、懸濁液濃縮物中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
[0164]実施形態では、マイクロエマルジョン中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
【0123】
[0165]実施形態では、サスポエマルジョン中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
[0166]実施形態では、乳化可能な濃縮物中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
【0124】
[0167]実施形態では、湿潤可能な粒剤中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
[0168]実施形態では、油分散液中の農業用薬剤およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。
【0125】
[0169]本明細書の実施形態において有用な農業用薬剤は、当業者に公知の任意の適切な農業用薬剤を含む。実施形態では、農業用薬剤は、殺有害生物剤、生物学的殺有害生物剤、除草剤、植物生長調節剤、およびバイオスティミュラントのうちの1種または複数を含む。
【0126】
[0170]本明細書の実施形態において有用な殺有害生物剤は、当業者に公知の任意の適切な殺有害生物剤を含む。実施形態では、殺有害生物剤は、除草剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤、殺魚剤、殺鳥剤、殺鼠剤、殺菌剤、殺真菌剤、抗菌剤、昆虫忌避剤、殺虫剤用共力剤、除草剤解毒剤、または発芽阻害剤である。実施形態では、殺有害生物剤は、クロレトキシホス、ビフェントリン、Proxel GXL、またはこれらの組合せを含む。実施形態では、殺有害生物剤はクロレトキシホスを含む。実施形態では、殺有害生物剤はビフェントリンを含む。
【0127】
[0171]本明細書の実施形態において有用な除草剤は当業者に公知の任意の適切な除草剤を含む。実施形態では、除草剤は、Roundup renew、Watkins Weedkiller、McGregor’s Weedout、Agpro Glyphosate 360、Dow Glyphosate 360、Glyphosate 360、Gro-Chem Glyphosate 360、Hortcare Glyphosate 360 SC、Jolyn G 360、Nufarm Glyphosate 360、Nufarm Glyphosate Gold、Samurai TM、Orion Glyphosate 360、Proactive Glyphosate 360、Proactive Glyphosate Green、Rainbow&Brown Glyphosate、Associate 600、Escort、Meturon、Mustang、Brush Off、Grazon、Scrubcutter、Victory TM、Renovate、Renovate Gorsekiller、Versatill、Multiple、Tango TM、Void TM、Pasture-Kleen TM、Relay TM、Thistle Killem LV TM、Hard to Kill Weedkiller、Amitrole 400、Chemagro Amitrole 40AC、Yates Amitrole、またはこれらの組合せである。実施形態では除草剤は、グリホセート、メトスルフロン(metsulferon)-メチル、トリクロピル、クロピラリド、アミトロール、アミノピラリド、アトラジン、ジカンバ、グルホシネートアンモニウム、フルロキシピル、イマザピル、イマザピック、リヌロン、塩素酸ナトリウム、ピクロラム、パラコート、ペンジメタリン、メトラクロル、酢酸、D-リモネン、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸および誘導体、2-メチル-4-クロロフェノキシ酢酸および誘導体、またはこれらの組合せを含む。
【0128】
[0172]本明細書の実施形態において有用な植物生長調節剤は、当業者に公知の任意の適切な植物生長調節剤を含む。実施形態では、植物生長調節剤は、オーキシン、サイトカイニン、エチレン、エチレン放出薬、ジベレリン、阻害剤または遅延剤を含む。実施形態では、植物生長調節剤は、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸、インドールブタン酸、3-インドールアセトアルデヒド酸、3-インドール酢酸、3-インドールピルビン酸、キネチン、CPPU、エチレン、エテホン、GAGA、GA、アブシジン酸、アンシミドール、カルバリル、クロルメクワット、クロルIPC、水素シアナミド、コハク酸、ダミノジド、フルルピリミドール、メフルイジド、塩化メピクアット、パクロブトラゾール(paclobutrozol)、プロヘキサジオンカルシウム、またはこれらの組合せを含む。
【0129】
[0173]本明細書の実施形態において有用なバイオスティミュラントは当業者に公知の任意の適切なバイオスティミュラントを含む。実施形態では、バイオスティミュラントは、タンパク質加水分解物、腐植酸酸性、フルボ酸、海藻抽出物、キトサン、バイオポリマー、無機化合物、およびプロバイオティクスまたはこれらの組合せを含む。
【0130】
実施形態では、組成物は、肥料、殺有害生物剤、殺真菌剤、殺虫剤、除草剤、生長調節剤、毒性緩和剤、および微量栄養素のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
[0174]実施形態では、組成物は肥料を含んでもよく、肥料は、窒素源、リン源、およびカリウム源のうちの少なくとも1種を含み,窒素源、リン源、およびカリウム源は、0~40:0~50:0~40の間のNPK(窒素-リン-カリウム)値をもたらす量で存在するが、ただし、窒素源、リン、およびカリウム源の値の少なくとも1つはゼロではないものとする。
【0131】
[0175]実施形態では、窒素源は、アンモニア、尿素、尿素ホスフェート、チオ尿素、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸二アンモニウム(DAP)、尿素トリアゾン、アミノ酸、芳香族窒素または複素環窒素化合物、ヘキサメチレンテトラアミン、メラミン、ニトロベンゼン、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0132】
[0176]実施形態では、リン源は、リン酸塩、亜リン酸塩、リン酸カルシウム、ニトロリン酸塩、リン酸カリウム、モノリン酸アンモニウム、リン酸二アンモニウム、トリプルスーパーリン酸塩、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、HEDP(1-ヒドロキシエタン1,1-ジホスホン酸)、AMP(アデニル酸)、アミノ-トリス(メチレンホスホン酸)、五酸化リン、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0133】
[0177]実施形態では、カリウム源は、硫酸カリウム、リン酸カリウム、酸化カリウム、水酸化カリウム、塩化カリウム、硝酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、カリウム硫酸マグネシウム、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0134】
[0178]実施形態では、組成物は、グリホセート、グルホシネート、チオカルバメート、ジフェンゾコート、ピリダジノン、ニコチンアニリド、フルリドン、イソオキサゾリジノン、ジフェニルエーテル;N-フェニルフタルイミド、オキサジアゾール、トリアゾリノン、クロロアセトアミド、オキシアセトアミド、フタラメート、N-フェニルフタルイミド、オキサジアゾール、トリアゾリノン、アセトアミド、ベンゾイルイソオキサゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、ピラゾリウム、トリケトン、ベンゾフラン、アセトクロル、クレトジム、ジカンバ、フルミオキサジン、フォメザフェン、メトラクロル、トリアスルフロン、メソトリオン、キザロホップ、サフルフェナシル、スルコトリオン、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸、その塩、およびこれらの混合物からなる群から選択される除草剤を含んでもよい。
【0135】
[0179]実施形態では、組成物は、ホウ素、銅、マンガン、鉄、塩素、モリブデン、亜鉛からなる群から選択される元素、およびこれらの混合物を含む微量栄養素を含んでもよい。
【0136】
[0180]実施形態では、組成物は、グリホセート、グルホシネートのうちの少なくとも1種を含んでもよく、肥料は、窒素源、リン源、およびカリウム源のうちの少なくとも1種を含み、窒素源、リン源、およびカリウム源は、0~40:0~50:0~40の間のNPK(窒素-リン-カリウム)値をもたらす量で存在するが、ただし窒素源、リン、カリウム源の値の少なくとも1つはゼロでないものとする。
【0137】
[0181]実施形態では、窒素源は、これらに限定されないが、アンモニア、尿素、尿素ホスフェート、チオ尿素、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸二アンモニウム(DAP)、尿素トリアゾン、アミノ酸、芳香族窒素または複素環窒素化合物、ヘキサメチレンテトラアミン、メラミン、ニトロベンゼン、およびこれらの混合物を含む群から選択される。
【0138】
[0182]実施形態では、リン源は、これらに限定されないが、リン酸塩、亜リン酸塩、リン酸カルシウム、リン酸ニトロ、リン酸カリウム、モノリン酸アンモニウム、リン酸二アンモニウム、トリプルスーパーリン酸塩、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、HEDP(1-ヒドロキシエタン1,1-ジホスホン酸)、AMP(アデニル酸)、アミノ-トリス(メチレンホスホン酸)、五酸化リン、およびこれらの混合物を含む群から選択される。
【0139】
[0183]実施形態では、カリウム源は、これらに限定されないが、硫酸カリウム、リン酸カリウム、酸化カリウム、水酸化カリウム、塩化カリウム、硝酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、カリウム硫酸マグネシウム、およびこれらの混合物を含む群から選択される。
【0140】
[0184]実施形態では、高いイオン強度を有する媒体は、農業用活性成分を塩として含む。
実施形態では、塩としての農業用活性成分は、グルホシネート、グリホセート、2,4D、ジカンバ、または他のイオン性活性成分からなる群から選択される。
【0141】
[0185]実施形態では、農業用活性成分が存在する。実施形態では、農業用活性成分は微粒子形態である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分の固体粒子である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分のカプセル懸濁液である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分の懸濁液濃縮物である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分の乳化可能な濃縮物である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分の液体粒子である。実施形態では、微粒子は農業用活性成分の分散したゲルである。
【0142】
[0186]実施形態では、農業用活性成分は、殺ウイルス剤、殺有害生物剤、殺菌剤、殺藻剤、殺線虫剤、殺真菌剤、幼虫駆除剤、殺虫剤、除草剤、除草剤解毒剤、植物生長調節剤、植物活性剤、共力剤、殺ダニ剤、殺軟体動物剤、忌避剤、殺魚剤、殺鳥剤、殺鼠剤、摂食阻害剤、化学不妊剤、および微量栄養素のうちの少なくとも1種を含む。実施形態では、農業用活性成分は、殺有害生物剤、殺菌剤、殺藻剤、殺線虫剤、殺真菌剤、幼虫駆除剤、殺虫剤、除草剤、除草剤解毒剤、植物生長調節剤、植物活性剤、共力剤、殺ダニ剤、殺軟体動物剤、忌避剤、および微量栄養素のうちの少なくとも1種を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺ウイルス剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺有害生物剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺菌剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺藻剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺線虫剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺真菌剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は幼虫駆除剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺虫剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は除草剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は除草剤解毒剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は植物生長調節剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は植物活性剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は共力剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺ダニ剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺軟体動物剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は忌避剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺魚剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺鳥剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は殺鼠剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は摂食阻害剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は化学不妊剤を含む。実施形態では、農業用活性成分は微量栄養素を含む。
【0143】
[0187]実施形態では、殺ウイルス剤はイマニンまたはリバビリンである。
[0188]実施形態では、殺菌剤は、ブロノポール、水酸化銅、クレゾール、ジクロロフェン、ジピリチオン、ドジシン、フェナミノスルフ、ホルムアルデヒド、ヒドラーガフェン、8-ヒドロキシキノリン硫酸塩、カスガマイシン、ニトラピリン、オクチリノン、オキソリン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、またはチオメルサールである。
【0144】
[0189]実施形態では、殺線虫剤は抗生物質殺線虫剤(例えば、アバメクチン(AVID(登録商標))、カルバメート殺線虫剤(例えば、ベノミル、カルボフラン、カルボスルファン、クロエトカルブ、オキシムカルバメート殺線虫剤、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、またはオキサミル)、有機リン殺線虫剤(例えば、ジアミダホス、フェナミホス、ホスチエタン、フォスファミドン、カズサホス、クロルピリホス、ジクロフェンチオン、ジメトエート、エトプロホス、フェンスルホチオン、ホスチアゼート、ヘテロホス、イサミドホス、イサゾホス、メカルホン、フォレート、ホスホカルブ、テルブホス、チオナジン、またはトリアゾホス)、アセトプロール、ベンクロチアズ、クロルピクリン、ダゾメット、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン(DBCP)、ジクロロフェノールインドフェノール(DCIP)、1,2-ジクロロプロパン、1,3-ジクロロプロペン、フルフラール、ヨードメタン、メタム、臭化メチル、イソチオシアン酸メチル、またはキシレノールである。
【0145】
[0190]実施形態では、殺藻剤は、臭素化合物(例えば、AGRIBROM(登録商標))、ベトキサジン(3-ベンゾ[b]チエン-2-イル-5,6-ジヒドロ-1,4,2-オキサチアジン4-オキシド)、硫酸銅、シブトリン(N-シクロプロピル-N-(1,1-ジメチルエチル)-6-(メチルチオ)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン)、ディクロン(2,3-ジクロロ-1,4-ナフトキノン)、ジクロロフェン(2,2-メチレンビス[4-クロロフェノール]または4,4-ジクロロ-2,2-メチレンジフェノール)、エンドタール、フェンチン(トリフェニルスズ、トリフェニルスタンニリウム、またはフェノロボ)、消石灰(水酸化カルシウム)、ナーバム、キノクラミン(2-アミノ-3-クロロ-1,4-ナフトキノンまたはACN)、キノナミド(2,2-ジクロロ-N-(3-クロロ-1,4-ナフトキノン-2-イル)アセトアミド)、またはシマジンである。
【0146】
[0191]実施形態では、殺真菌剤は、脂肪族窒素殺真菌剤(例えば、ブチルアミン、シモキサニル、ドジシン、ドジン、グアザチン、またはイミノクタジン)、アミド殺真菌剤(例えば、カプロパミド、クロラニホルメタン、シアゾファミド、シフルフェナミド、ジクロシメット、エタボキサム、フェンオキサニル、フルメトベル、フラメトピル、ペンチオピラド、プロクロラズ、キナザミド、シルチオファム、トリフォリン、ベナラキシル(例えば、ベナラキシル-M)、フララキシル、メタラキシル(RIDOMIL(登録商標)、SUBDUE(登録商標))(例えば、メタラキシル-M)、ペフラゾエート、ベンズアミド殺真菌剤(例えば、ベンゾヒドロキサム酸、フルオピコリド、チオキシミド、トリクラミド、ザリラミド、またはゾキサミド)、フラミド殺真菌剤(例えば、シクラフラミド、フルメシクロックス)、フェニルスルファミド殺真菌剤(例えば、ジクロフルアニド、トリルフルアニド)、バリンアミド殺真菌剤(例えば、ベンチアバリカルブ、イプロバリカルブ)、アニリド殺真菌剤(例えば、ベナラキシル(例えば、ベナラキシル-M)、ボスカリド、カルボキシン(VITAVAX(登録商標))、フェンヘキサミド、メタラキシル(例えば、メタラキシル-M)、メトスルホバックス、オフラセ、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ピラカルボリド、チフルザミド、またはチアジニル)、ベンズアニリド殺真菌剤(例えば、ベノダニル、フルトラニル、メベニル、メプロニル、サリチルアニリド、またはテクロフタラム)、フルアニリド殺真菌剤(例えば、フェンフラム、フララキシル、フルカルバニル、またはメトフロキサム)、またはスルホンアニリド殺真菌剤(例えば、フルスルファミド))、抗生物質殺真菌剤(例えば、アウレロファンジン、ブラスチシジン-S、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン、ポリオキソリム、ストレプトマイシン、バリダマイシン)、またはストロビルリン殺真菌剤(例えば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレゾキシム-メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、またはトリフロキシストロビン))、芳香族殺真菌剤(例えば、ビフェニル、クロロジニトロナフタレン、クロロネブ、クロロタロニル(BRAVO(登録商標)、DACONIL2787(登録商標)、EXOTHERM(登録商標)、TERMIL(登録商標))、クレゾール、ジクロラン、クロロベンゾール(例えば、ヘキサクロロベンゼン(HCB)、ペンタクロロニトロベンゼン(PCNB)(TERRACLOR(登録商標)))、ペンタクロロフェノール(penta)(PCP)(DUROTOX(登録商標))、キントゼン、ペンタクロロフェノールナトリウム、テクナゼン、またはトリブロモフェノール)、ベンゾイミダゾール殺真菌剤(例えば、ベノミル、カルベンダジム、クロルフェナゾール、シプラゾール、デバカルブ、フベリダゾール、メカルビンジド、ラベンザゾール、またはチアベンダゾール)、ベンゾイミダゾール前駆体殺真菌剤(例えば、フロファネート、チオファネート、またはチオファネート-メチル)、ベンゾチアゾール(benzothioazole)殺真菌剤(例えば、ベンタルロン、クロベンチアゾン、または(ベンゾチアゾール-2-イルチオ)メチルチオシアネート(TCMTB))、架橋ジフェニル殺真菌剤(例えば、ビチオノール、ジクロロフェン、またはジフェニルアミン)、カルバメート殺真菌剤(例えば、ベンチアバリカルブ、フロファネート、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、チオファネート、チオファネート-メチル(CLEARY3336(登録商標)、EASOUT(登録商標))、ベノミル、カルベンダジム、シプラゾール、デバカルブ、メカルビンジド、またはジエトフェンカルブ)、コナゾール殺真菌剤(例えば、クリンバゾール、クロトリマゾール、イマザリル、オキスポコナゾール、プロクロラズ、トリフルミゾール、アザコナゾール、ブロムモコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェンコナゾール、ジニコナゾール(例えば、ジニコナゾール-M)、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフォール、ファーコナゾール(例えば、シスファーコナゾール)、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、キンコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリチコナゾール、またはウニコナゾール(例えば、ウニコナゾール-P))、銅殺真菌剤(例えば、ボルドー液(すなわち、硫酸銅/銅(II)テトラオキソスルフェート/硫酸第二銅(CuSO)(1~2%)+炭酸カルシウム(CaCO)または水酸化物、安定化剤有りまたはなしで(CuSO・3Cu(OH)・3CaSO))、バーガンディー液(すなわち、水中炭酸二ナトリウム+硫酸銅)、チェスハント液(すなわち、銅(II)テトラオキソスルフェートおよび二炭酸アンモニウム)、酢酸銅、炭酸銅(塩基性)、水酸化銅、ナフテン酸銅、オレイン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、硫酸銅(塩基性)、クロム酸亜鉛銅、クフラネブ、クプロバム、酸化第一銅、マンコッパー、またはオキシン銅)、ジカルボキシイミド殺真菌剤(例えば、ファモキサドン、フルオロイミド、クロゾリネート、ジクロゾリン、イプロジオン、イソバレジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン、カプタフォール(DIFOLATAN(登録商標))、カプタン(CAPTAN(登録商標))、ジタリムホス、フォルペット(FOLPAN(登録商標)、PHALTAN(登録商標)、THIOPHAL(登録商標))、またはチオクロルフェンフィム)、ジニトロフェノール殺真菌剤/ニトロ誘導体(例えば、ビナパクリル、ジノブトン、ジノカップ(例えば、ジノカップ-4またはジノカップ-6)、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジニトロ-オルト-クレゾール(DNOC)、p-ノニル-ジニトロフェノール、またはジニトロフェニル-ノニル-ブチレート)、ジチオカルバメート殺真菌剤(例えば、ジメチルジチオカルバメート(例えば、フェルバムまたはジラム)、エチレンビスジチオカルバメート(EBDC)(例えば、マンコゼブ(DITHANE(登録商標))、マネブ(MB)/マンガンエチレン-ビス-ジチオカルバメート(Mn-EBDC)、ジネブ、ナーバム/二ナトリウムエチレンビス(ジチオカルバメート)/二ナトリウム1,2-エタンジイルビス(カルバモジチオエート))、またはチラム(THIRAM(登録商標)、TULISAN(登録商標)))、プロピレンビスジチオカルバメート(例えば、プロピネブ)、アジチラム、カルバモルフ、クフラネブ、クプロバム、ジスルフィラム、メタム、テコラム、環式ジチオカルバメート殺真菌剤(例えば、ダゾメット、エテム、またはミルネブ)、またはポリマー性ジチオカルバメート殺真菌剤(例えば、マンコッパー、メチラム、ポリカルバメート、またはプロピレンビスジチオカルバメート(例えば、プロピネブ)))、イミダゾール殺真菌剤(例えば、シアゾファミド、フェンアミドン、フェナパニル、グリオジン、イプロジオン(CHIPCO26019(登録商標)、ROVRAL(登録商標))、イソバレジオン、ペフラゾエート、またはトリアゾキシド)、無機殺真菌剤(例えば、アジ化カリウム、チオシアン酸カリウム、アジ化ナトリウム、硫黄殺真菌剤(例えば、硫黄粉末(SULPHUR-92%(登録商標))、wettable Sulphur、またはlime Sulphur)、水銀殺真菌剤(例えば、塩化第二水銀、酸化水銀、塩化第一水銀、アグロサンGN、セレサン、セメサン、perrugen、(3-エトキシプロピル)臭化水銀、酢酸エチル水銀、臭化エチル水銀、塩化エチル水銀、エチル水銀2,3-ジヒドロキシプロピルメルカプチド、リン酸エチル水銀、エチル水銀スルフェート、N-(エチル水銀)-p-トルエンスルホンアニリド、ヒドラーガフェン、塩化2-メトキシエチル水銀、安息香酸メチル水銀、メチル水銀ジシアンジアミド、メチル水銀ペンタクロロフェノキシド、8-フェニル水銀オキシキノリン、尿素フェニル水銀、酢酸フェニル水銀、塩化フェニル水銀、ピロカテコールのフェニル水銀誘導体、硝酸フェニル水銀、サリチル酸フェニル水銀、チオメルサール、またはトリ水銀アセテート)、モルホリン殺真菌剤(例えば、アルジモルフ、ベンザモルフ、カルバモルフ、ジメトモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フルモルフ、またはトリデモルフ)、有機リン殺真菌剤(例えば、アミプロホス、ジタリムホス、エジフェンホス、フォセチル、ヘキシルチオホス、イプロベンフォス、ホスジフェン、ピラゾホス、トルクロフォス-メチル、トリアミホス、またはトリ-o-トリルホスフェート/トリ-オルトクレシルホスフェート(TOCP))、有機スズ殺真菌剤(例えば、デカフェンチン、フェンチン、または酸化トリブチルスズ)、オキサチイン殺真菌剤(例えば、カルボキシンまたはオキシカルボキシン)、オキサゾール殺真菌剤(例えば、クロゾリネート、ジクロゾリン、ドラゾキソロン、ファモキサドン、ヒメキサゾール、メタゾキソロン、ミクロゾリン、オキサジキシル、またはビンクロゾリン)、ポリスルフィド殺真菌剤(例えば、多硫化バリウム、多硫化カルシウム、多硫化カリウム、または多硫化ナトリウム)、ピラゾール殺真菌剤(例えば、フラメトピルまたはペンチオピラド)、ピリジン殺真菌剤(例えば、ボスカリド、ブチオベート、ジピリチオン、フルアジナム、フルオピコリド、ピリジニトリル、ピリフェノックス、ピロキシクロル、またはピロキシフル)、ピリミジン殺真菌剤(例えば、ブピリメート、シプロジニル、ジフルメトリム、ジメチリモール、エチリモール、フェナリモール、フェルミゾン、メパニピリム、ヌアリモール、ピリメタニル、またはトリアリモール)、ピロール殺真菌剤(例えば、フェンピクロニル、フルジオキソニル、またはフルオロイミド)、キノリン殺真菌剤(例えば、エトキシキンまたはハラクリネート)、8-ヒドロキシキノリンスルフェート(例えば、キナセトールまたはキノキシフェン)、キノン殺真菌剤(例えば、ベンキノックス、クロラニル、ジクロン、またはジチアノン)、キノロン、キノキサリン殺真菌剤(例えば、キノメチオネート、クロルキノックス、またはチオキノックス)、チアゾール殺真菌剤(例えば、エタボキサム、エトリジアゾール(TRUBAN(登録商標))、メトスルホバックス、オクチリノン、チアベンダゾール、チアジフルア、またはチフルザミド)、チオカルバメート殺真菌剤(例えば、メタスルホカルブまたはプロチオカルブ)、チオフェン殺真菌剤(例えば、エタボキサムまたはシルチオファム)、トリアジン殺真菌剤(例えば、アニラジン、トリアゾール殺真菌剤、ビテルタノール、フルオトリマゾール、またはトリアズブチル)、尿素殺真菌剤(例えば、ベンタルロン、ペンシクロン、またはキナザミド)、浸透移行性殺真菌剤(例えば、オキサチイン誘導体(例えば、plantvaxまたはvitavax)、デモサン、またはバビスチン、アシベンゾラー、アシペタックス、アリルアルコール、塩化ベンズアルコニウム、ベンザマクリル、ベトキサジン、カルボン、クロルピクリン、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン(DBCP)、デヒドロ酢酸、ジクロメジン、ジエチルピロカーボネート、フェナミノスルフ(LESAN(登録商標))、フェニトロパン、フェンプロピジン、ホルムアルデヒド、フルフラール、ヘキサクロロブタジエン、ヨードメタン、イソプロチオラン、臭化メチル、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、ニトロスチレン、ニトロタール-イソプロピル、OCH、2-フェニルフェノール、フタリド、ピペラリン、プロベナゾール、プロ
キナジド、ピロキロン、ナトリウムオルトフェニルフェノキサイド、スピロキサミン、スルトロペン、チシオフェン、トリシクラゾール、ナフテン酸亜鉛、マラカイトグリーン、またはefosite-Al(ALIETTE(登録商標))である。
【0147】
[0192]実施形態では、除草剤は、硫酸銅(CuSO)、硫酸(HSO)、塩素酸ナトリウム(NaClO)、スルファミン酸アンモニウム(NHSONH)、ホウ砂、塩素酸カルシウム、硫酸鉄、アジ化カリウム、シアン酸カリウムアジ化ナトリウム、脂肪族またはハロ-脂肪族酸性(例えば、ダラポン/2,2-ジクロロプロピオン酸(DOWPON(登録商標)、TAFAPON(登録商標))またはトリクロロ酢酸(TCA)(VARITOX(登録商標)))、アミド除草剤(例えば、アリドクロル/N,N-ジアリル-2-クロロアセトアミド(CDAA)(RANDOX(登録商標))、ベフルブタミド、ベンザドクス、ベンジプラム、ブロモブチド、カフェンストロール、2-クロロ-N,N-ジエチルアセトアミド(CDEA)、クロルチアミド、シプラゾール、ジメテナミド(例えば、ジメテナミド-P)、ジフェナミド、エプロナズ、エトニプロミド、フェントラザミド、フルポキサム、フォメザフェン、ハロサフェン、イソカルバミド、イソキサベン、ナプロパミド、ナプタラム/N-1-ナフチルフタルアミド酸(naphthyohthalamic acid)(ALANAP(登録商標))、ペノクススラム、ペトキサミド、プロピザミド、キノナミド、テブタム、またはアニリド除草剤(例えば、クロラノクリル、シサニリド、クロメプロプ、シプロミッド、ジフルフェニカン、エトベンザニド、フェナシュラム、フルフェナセット、フルフェニカン、メフェナセット、メフルイジド、メタミホップ、モナリド、ナプロアニリド、ペンタノクロル、ピコリナフェン、プロパニル/3,4-ジクロロプロピオンアニリド(STAM F-34(登録商標)、ROGUE(登録商標))、ベンゾイルプロップ、フランプロップ(例えば、フランプロップ-M)、アセトクロル、アラクロル/2-クロロ-2,6-ジエチル-N-(メトキシメチル)-アセトアニリド(LASSO(登録商標))、ブタクロル/N-(ブトキシメチル)-2-クロロ-2’、c’エチルアセトアニリド(MACHETE(登録商標))、ブタクロール、デラクロール、ジエタチル、ジメタクロル、メタザクロル、メトラクロル(例えば、S-メトラクロル)、プレチラクロル、プロパクロル/2-クロロ-N-イソプロピルアセトアニリド(RAMROD(登録商標))、プロピソクロール、プリナクロル、テルブクロール、テニルクロル、キシラクロル、ベンゾフルオル、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、パーフルイドン、プロフルアゾール、またはプロナミド/3,5-ジクロロ(N-1,1-ジメチル-2-プロピニル)ベンズアミド(KERB(登録商標))))、アクリルアルデヒド(acryldehyde)(例えば、アクロレイン/2-プロパノールまたはアクリルアルデヒド(aldihide)(AQALIN(登録商標)))、芳香族酸性除草剤(例えば、安息香酸除草剤(例えば、クロランベン、ジカンバ、2,3,6-トリクロロ安息香酸(2,3,6-TBA)、またはトリカンバ)、ピリミジニルオキシ安息香酸除草剤(例えば、ビスピリバクまたはピリミノバク)、ピリミジニルチオ安息香酸除草剤(例えば、ピリチオバク)、フタル酸除草剤(例えば、クロルタル)、ピコリン酸除草剤(例えば、アミノピラリド、クロピラリド、またはピクロラム)、またはキノリンカルボン酸除草剤(例えば、キンクロラックまたはキンメラック))、アニリンまたはニトロ-フェノール(例えば、ジニトラミン(dinitamine)/2,6-ジニトロ-3,アミノ-4-トリ-フルオロメチル-N,N-ジエチル-アニリン(COBEX(登録商標))、ニトラリン/4-(メチル-スルホニル)-2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピニリン(PLANAVIN(登録商標))、ペノキサリン(penexalin)/N-(エチルプロピル)-3,4-ジメチル-2,6-ジニトロベンズアミン(STOMP(登録商標))、トリフルラリン/2,6-ジニトロ-N,N-ジプロピル-4-トリフルオロ(trifluron)メチルアニリン(TREFLAN(登録商標))、フルクロラリン/N-プロピル-N-(2’クロロエチル)-2,6-ジニトロ(dintro)-トリフロメチル(trifluroin-エチル)-アニリン(BASALIN(登録商標))、2-メチル-4,6-ジニトロフェノール/ジニトロオルトクレゾ-ル(DNOC)(SINOX(登録商標))、ジノセブ/4,6-ジニトロ-2-5-ブチルフェノール(DOW-WEEDKILLER(登録商標))、ペンタクロロフェノール、ニトロフェン/2,4-ジニトロ-4-トリフルオロ-メチル-ジフェニル-エーテル(TOK E-25(登録商標)))、ヒ素除草剤(例えば、カコジル酸、CMA、ヘキサフルレート、MAMA、亜ヒ酸カリウム、亜ヒ酸ナトリウム、メチルヒ酸二ナトリウム(DSMA)(ANSER184(登録商標))、メタンヒ酸(MAA)(ANSAR(登録商標))、メチルヒ酸一ナトリウム(MSMA)(ANSER-529(登録商標))、ヒ酸またはオカルシウムルトヒ酸カルシウム/ヒ酸三カルシウムまたはオルトヒ酸三カルシウム(CaHAsO)、砒酸鉛(PbHAsO)、またはジメチルアーセネート(dimethylarsonate))、抗生物質除草剤(例えば、ビラナホス)、安息香酸およびフェニル酢酸(例えば、クロランベン/3-アミノ-2,5-ジクロロ安息香酸(AMIBEN、VEGIBEN(登録商標))、ジカンバ/2-メトキシ-3,6-ジクロロ安息香酸(BANVEL-D(登録商標))、フェナック/2,3,6-トリクロロフェニル酢酸(FENAC(登録商標))、またはオキシフルオルフェン/2-クロロ-1-(3-エトキシ-4-ニトロフェノキシ)-4-(トリフルオロメチル(trifluormethyl))ベンゼン(GOAL(登録商標)))、ベンゾイルシクロヘキサンジオン除草剤(例えば、メソトリオンまたはスルコトリオン)、ベンゾフラニルアルキルスルホネート除草剤(例えば、ベンフレセートまたはエトフメゼート)、カルバメート除草剤(例えば、カルボキサゾール、クロルプロカルブ、ジクロルメート/3,4-ジクロロベンジルメチルカルバメート(SIRMATE(登録商標))、アズラム/メチルスルファニリルカルバメート(AUSLOX(登録商標))、フェナシュラム、カルブチレート、またはテルブカルブ)、カルバニレート除草剤(例えば、バルバン/4-クロロ-2-ブチニルm-クロロ-カルバニレート(CARBYNE(登録商標))、1-メチルプロピルC-(3-クロロフェニル)カルバメート(BCPC)、カルバスラム、カルベタミド、2-クロロエチルN-(3-クロロフェニル)カルバメート(CEPC)、クロルブファム、クロルプロファム(chlorprophan)/イソプロピル m-クロロカルバニレート(CIPC(登録商標))、2-クロロ-1-メチルエチルN-(3-クロロフェニル)カルバメート(CPPC)、デスメジファム、フェニソファム、フェンメジファム、フェンメジファム-エチル、プロファム/イソプロピルカルバニレート(IPC(登録商標))、またはスウェップ/3,4-ジクロロカルバニレート(METHYL(登録商標)))、シクロヘキセンオキシム除草剤(例えば、アロキシジム、ブトロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、またはトラルコキシジム)、シクロプロピルイソオキサゾール除草剤(例えば、ソキサクロルトールまたはイソキサフルトール)、ジカルボキシイミド除草剤(例えば、ベンズフェンジゾン、シニドン-エチル、フルメジン、フルミクロラック、フルミオキサジン、またはフルミプロピン)、ジニトロアニリン除草剤(例えば、ベンフルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、エタルフルラリン、フルクロラリン、イソプロパリン、メタルプロパリン、ニトラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロフルラリン、またはトリフルラリン)、ジニトロフェノール除草剤(例えば、ジノフェネート、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、ジノテルブ、2-メチル-4,6-ジニトロフェノール/ジニトロ-o-クレゾール(DNOC)(SINOX(登録商標))、エチノフェン、またはメジノテルブ)、ジフェニルエーテル除草剤(例えば、エトキシフェンまたはニトロフェニルエーテル除草剤(例えば、アシフルオルフェン、アクロニフェン、ビフェノクス、クロメトキシフェン、クロロニトロフェン、エトニプロミド、フロロジフェン、フルオログリコフェン、フルオロニトロフェン、フォメザフェン、フリロキシフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、またはオキシフルオルフェン))、ジチオカルバメート除草剤(例えば、ダゾメットまたはメタム)、ハロゲン化脂肪族除草剤(例えば、アロラック、クロロポン、ダラポン、フルプロパネート、ヘキサクロロアセトン、ヨードメタン、臭化メチル、モノクロル酢酸、SMA、またはトリクロロ酢酸(TCA))、イミダゾリノン除草剤(例えば、イマザメタベンズ、イマザモクス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、またはイマゼタピル)、ニトリル除草剤(例えば、ブロモボニル、ブロモキシニル/4-ヒドロキシ-3,5-ジブロモベンゾニトリル(BUCTRIL(登録商標))、クロロキシニル、ジクロベニル/2,6-ジクロロベンゾニトリル(CASORON(登録商標))、ヨードボニル、イオキシニル/4-ヒドロキシ-3-5-ジ-ヨードベンゾニトリル(ACTRIL(登録商標))、またはピラクロニル)、有機リン除草剤(例えば、アミプロホス-メチル、アニロホス、ベンスリド、ビラナホス、ブタミホス、2,4-DEP、O-(2,4-ジクロロフェニル)O-メチル(1-メチルエチル)ホスホルアミドチオエート(DMPA)、エチル(P,P)-ビス(2-エチルヘキシル)ホスフィネート(EBEP)、ホサミン、ホスホノメチルアミノ酸/グリシン誘導体(例えば、グリホセート/グリシンホスホネート(ROUND-UP(登録商標))またはN-(ホスホノメチル)-グリシン/グルホシネート)、またはピペロホス))、フェノキシ除草剤(例えば、ブロモフェノキシム、クロメプロプ、2,4-DEB、2,4-DEP/トリス(2-(2-4-ジクロロフェノキシ)エチルスルフェート(FALONE(登録商標))、2,4-DES/ナトリウム,2-(2-4-ジクロロフェノキシ)エチルスルフェート(SESONE(登録商標))、ジフェノペンテン、ジスル、エルボン、エトニプロミド、フェンテラコール、トリホプシメ、2-(4-クロロフェノキシ)酢酸(4-CPA)、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)(ETHYL ESTER(登録商標))、3,4-DA、2-メチル-4-クロロフェノキシ酢酸(MCPA)(ACME MCPA AMINE4(登録商標)、AGRITOX(登録商標)、AGRO ONE(登録商標)、BORDERMASTER(登録商標)、BH、MCPA(登録商標)、CHIPTOX(登録商標)、DED-WEED(登録商標)、EMPAL(登録商標)、KILSEM(登録商標)、MEPHANAL(登録商標)、METHOXONE(登録商標)、PHOMENE(登録商標)、RHONOX(登録商標)、ANDWEEDAR(登録商標))、S-エチル2-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)エタンチオエート(MCPA-チオエチル)、または2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T)(BRUSH KILLER(登録商標))(多くの場合2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)が混入)、Agent Blue、Agent Green、Agent Orange、Agent Pink、Agent Purple、Agent White、ジノキソール、トリノキソール、ブロマシル、ジクアット
、タンデックス、モヌロン、ジウロン、ダラポン、フェノキシ酪酸除草剤(例えば、4-(4-クロロフェノキシ)ブタン酸(4-CPB)、(2,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4-DB)(BUTAXONE(登録商標))、3,4-DB、4-クロロ-2-メチル-フェノキシ)酪酸(MCPB)(TROPOTOX(登録商標))、または4-(2,4,5-トリクロロフェノキシ)ブタン酸(2,4,5-TB))、α-フェノキシプロピオン酸除草剤(例えば、シルベックス/2(2,4,5-トリクロロフェノキシ)プロピオン酸(WEEDONE(登録商標))、2-(4-クロロフェノキシ)プロパン酸(4-CPP)、ジクロプロプ/α-(2,4-ジクロロフェノキシ)プロピオン酸(2,4-DP(登録商標))(例えば、ジクロプロプ-P)、3,4-DP、フェノプロップ、またはメコプロプ/(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)プロピオン酸(MCPP(登録商標))(例えば、メコプロプ-P))、アリールオキシフェノキシプロピオン酸除草剤(例えば、クロラジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ、フェノキサプロプ(例えば、フェノキサプロプ-P)、フェンチアプロップ、フルアジホップ(例えば、フルアジホップ-P)、ハロキシホップ(例えば、ハロキシホップ-P)、イソキサピリホップ、メタミホップ、プロパキザホップ、キザロホップ(例えば、キザロホップ-P)、またはトリホップ)、フェニレンジアミン除草剤(例えば、ジニトラミンまたはプロジアミン)、ピラゾリルオキシアセトフェノン除草剤(例えば、ベンゾフェナプまたはピラゾキシフェン)、ピラゾリルフェニル除草剤(例えば、フルアゾレートまたはピラフルフェン)、ピリダジン除草剤(例えば、クレダジン、ピリダフォル、ピリデート、マレイン酸ヒドラジド(MH)/1,2-ジヒドロピリダジン-3,6-ジオン(RETARD(登録商標)))、ピリダジノン除草剤(例えば、ブロムピラゾン、クロリダゾン、ジミダゾン、フルフェンピル、メトフルラゾン、ノルフルラゾン、オキサピラゾン、またはピダノン)、ピリジン除草剤(例えば、アミノピラリド、クリオジネート、クロピラリド、ジチオピル、フルロキシピル、ハロキシジン、ピクロラム/4-アミノ-3,5,6-トリクロロピコリン酸(piclonic acid)(TORDON(登録商標))、ピコリナフェン、ピリクロール、チアゾピル、またはトリクロピル)、ピリミジンジアミン除草剤(例えば、イプリミダムまたはチオクロリム)、第四級アンモニウム除草剤(例えば、シペルコート、ジエタムコート、ジフェンゾコート、モルファムコート、ジクアット/1,1-エチル-2,2ビピリジリウムジブロミド(REGLON(登録商標))、またはパラコート/1,1-ジメチル-4,4-ビピリジリウムジブロミド(GRAMOXONE(登録商標)))、トリアジン除草剤(例えば、ジプロペトリン、トリアジフラム、トリヒドロキシトリアジン、クロロトリアジン除草剤(例えば、アトラジン/2-クロロ-4-(エチルアミノ)-6-(イソプロピルアミノ)-S-トリアジン(ATRATAF(登録商標)、RESIDOX(登録商標))、クロラジン、シアナジン、シプラジン、エグリナジン、イパジン、メソパジン、プロシアジン、プログリナジン、プロパジン、セブチラジン、シマジン/2-クロロ-4,6-ビス-(エチルアミノ)-S-トリアジン(GESATOP(登録商標))、テルブチラジン、またはトリエタジン)、メトキシトリアジン除草剤(例えば、アトラトン、メトメトン、プロメトン/プロメトン/2,4-ビス(イソプロピルアミノ)-6-メトキシ-S-トリアジン(PRAMITOL(登録商標))、セクブメトン、シメトン、またはターブメトン)、またはメチルチオトリアジン除草剤(例えば、アメトリン/アメトリン/2-(エチルアミノ)-4-(イソプロピル-アミノ)-6-(メチルアミノ)-S-トリアジン(GESAPAX(登録商標))、アジプロトリン、シアナトリン、デスメトリン、ジメタメトリン、メトプロトリン、プロメトリン、シメトリン、またはテルブチリン/テルブチリン/2,4-ビス(イソプロピルアミノ)-6-メトキシ-S-トリアジン(tert-ブチルアミノ)-4(エチルアミノ)-6-(メチルチオ)-S-トリアジン(IGRAN(登録商標)))、トリアジノン除草剤(例えば、アメトリジオン、アミブジン、ヘキサジノン、イソメチオジン、メタミトロン、またはメトリブジン/4-アミノ-6-tert-ブチル3-(メチル-チオ)-S-トリアジン-5(4H)1つの(SENCOR(登録商標)))、トリアゾール除草剤(例えば、アミトロール/3-アミノ-1,2,4-トリアゾール(WEEDAZOL(登録商標))、カフェンストロール、エプロナズ、またはフルポキサム)、トリアゾロン除草剤(例えば、アミカルバゾン、カフェントラゾン、フルカルバゾン、プロポキシカルバゾン、またはスルフェントラゾン)、トリアゾロピリミジン除草剤(例えば、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペノクススラム、ウラシル除草剤、ブタフェナシル、フルプロパシル、イソシル、レナシル、ブロマシル/5-ブロモ-6-メチル1 3,5-ブチルウラシル(HYVAR-X(登録商標))、またはテルバシル/5-クロロ-6-メチル3-Tブチルウラシル(SINBAR(登録商標)))、アミノトリアゾン、アミトロール/3-アミノ-1,2,4-トリアゾール(WEEDAZOL(登録商標))、エンドタール/3,6-エンドキソヘキサヒドロフタル酸/7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,3-ジカルボン酸(ENDOTHALL(登録商標))、オキサジアゾン/2-ブチル-4-(2-,4-ジクロロ-5-イソプロピル-1,3,4-オキサジアゾリン5オン-オキシフェノール)(RONSTAR(登録商標))、またはピラゾン/5-アミノ-4-クロロ-2-フェニル3(2H)ピリダジノン(PYRAMIN(登録商標)))、チオカルバメート除草剤(例えば、ブチレート、シクロエート、ジアレート/S-(2,3-ジクロロアリル)ジイソプロピルチオカルバメート(AVADEX(登録商標))、S-エチルジプロピルチオカルバメート(EPTC)(EPTAM(登録商標))、エスプロカルブ、エチオレート、イソポリネート、メチオベンカルブ、モリネート/S-エチルヘキサヒドロ-1H-アザピン1-カルボチオネート(ORDAM-72(登録商標))、オルベンカルブ、ペブレート、プロスルホカルブ、ピリブチカルブ、スルファレート、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアラート/S-(2,3,3-トリクロロアリル)ジイソプロピルチオカルバメート(AVADEX BW(登録商標))、ベルノレート(例えば、ベンチオカーブ/S-(4-クロロベンジル)-N,N-ジエチルチオ-カルバメート(SATURN(登録商標)、BOLERO(登録商標))、2-クロロアリルジエチルジチオカルバメート(CDEC)(VEGADEX(登録商標))、ベンタゾン/ベンタゾン/3-イソプロピル-2,1,3-ベンゾ-チアジアゾン-4-オン-2,2-ジオキシド(BESAGRANBSA-3510(登録商標))、またはパラチオン)、チオカーボネート除草剤(例えば、ジメキサノ、チオペルオキシ二炭酸ジエチルエステル(EXD)、またはプロキサン)、置換尿素除草剤(例えば、ベンズチアズロン、クミルロン、シクルロン、ジクロラル尿素、ジフルフェンゾピル、イソノルロン、イソウロン、メタベンズチアズロン、モニソウロン、ノルロン、メチウロン、アニスロン、ブツロン、リヌロン/3-(3,4-ジクロロフェニル)-1,メトキシ-1-メチル尿素(LOROX(登録商標))、クロルブロムロン/3-(4-ブロモ-3-クロロフェニル)-1-メトキシ-1-メチル尿素(BROMEX(登録商標))、クロレツロン、クロロトルロン、クロロスルフロン、クロロクスロン/3-(p-(p-クロロフェノキシ)フェニル)1,1-ジメチル尿素(TENORON(登録商標))、ジウロン/3-(3,4-ジクロロフェニル)ジメチル尿素(KARMEX(登録商標))、フェヌロンTCA/1,1-ジメチル-3-フェニル-尿素(ureamon)(トリクロロアセテート)(URAB(登録商標))、フルオメツロン/1,1-ジメチル-3-(a,a,a-トリフルオロm-トリル)尿素(COTORON(登録商標))、モヌロン/3(p-クロルフェニル)-1,1-ジメチル尿素(TELVAR(登録商標))、ネブロン/3,4-ジクロロフェニルブチル、メチル尿素(BONUS(登録商標))、ダイムロン、ジフェノキスロン、ジメフロン、フルオチウロン、イソプロツロン、メチウロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトクスロン、モノリニュロン、パラフルロン、フェノベンズロン、シデュロン、テトラフルロン、チアジアズロン、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、フォラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、メソスルフロン、ニコスルフロン、オキサスルフロン、ピリミスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロルスルフロン、シノスルフロン、エタメトスルフルロン、ヨードスルフロン、メトスルフロン、プロスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロン、トリトスルフロン、ブチウロン、エチジムロン、テブチウロン、チアザフルロン、またはチアジアズロン)、C-288-メタゾール/2-(3,4-ジクロロフェニル)-4-メチル-1,2-4-オキサジアゾリジン-3,5-ジオン(PROBE(登録商標))、パーフルイドン/4-(フェニルスルホニル)-1,1,1-トリフロメチルスルホノ-o-トルイジド(DESTUN(登録商標))、ホスミドマイシン、アクロレイン、アリルアルコール、アザフェニジン、ベナゾリン、ベンゾビシクロン、ビチアゾール、カルシウムシアナミド(CaCN)(DORMEX(登録商標))、カンベンジクロル、クロルフェナック、クロルフェンプロップ、クロルフルラゾール、クロルフルレノール、シンメチリン、クロマゾン、1-クロロ-N’-(3,4-ジクロロフェニル)-N,N-ジメチルメタンイミドアミド(CPMF)、クレゾール、オルト-ジクロロベンゼン、ジメピペレート、フルオロミジン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、フルチアセット、インダノファン、イソチオシアン酸メチル、ニピラクロフェン、OCH、オキサジアルギル、オキサジクロメホン、ペンタクロロフェノール、ペントキサゾン、酢酸フェニル水銀、ピノキサデン、プロスルファリン、ピラゾキシネート、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、キノクラミン、ロデタニル、スルグリカピン、チジアジミン、トリディファン、トリメツロン、トリプロピンダン、またはトリタックである。
【0148】
[0193]実施形態では、除草剤解毒剤は、ベノキサコル、クロキントセット、シオメトリニル、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトラート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェナート、ナフタル酸無水物、またはオキサベトリニルである。
【0149】
[0194]実施形態では、植物活性剤はアシベンゾラーまたはプロベナゾールである。
[0195]実施形態では、植物生長調節剤は、抗オーキシン(例えば、クロフィブリン酸または2,3,5-トリ-ヨード安息香酸)、オーキシン(例えば、2-(4-クロロフェノキシ)酢酸(4-CPA)、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)、4-(2,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4-DB)、2,4-DEP、ジクロプロプ、フェノプロップ、インドール-3-酢酸(IAA)、インドール-3-酪酸(IBA)、ナフタレンアセトアミド、α-ナフタレン酢酸、1-ナフトール、ナフトキシ酢酸、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸ナトリウム、または2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T))、サイトカイニン(例えば、2iP、ベンジルアデニン、キネチン、またはゼアチン)、枯葉剤(例えば、カルシウムシアナミド、ジメチピン、エンドタール、エテホン、メトクスロン、ペンタクロロフェノール、チアジアズロン、またはトリブホス)、エチレン阻害剤(例えば、アビグリシンまたは1-メチルシクロプロペン)、エチレン放出薬(例えば、1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)、エタセラシル、エテホン、またはグリオキシム)、ジベレリン(例えば、ジベレリン酸)、成長阻害剤(例えば、アブシジン酸、アンシミドール、ブトラリン、カルバリル、クロルホニウム、クロルプロファム、ジケグラック、フルメトラリン、フルオリダミド、ホサミン、グリホシン、イソピリモール、ジャスモン酸、マレイン酸ヒドラジド、塩化メピクアット、ピプロクタニル、プロヒドロジャスモン、プロファム、2,3,5-トリ-ヨード安息香酸、モルファクチン(例えば、クロルフルレン、クロルフルレノール、ジクロルフルレノール、またはフルレノール)、成長遅延剤(例えば、塩化クロルメクワット(CYCOCEL(登録商標))、ダミノジド(B-NINE(登録商標))、フルルピリミドール、メフルイジド、パクロブトラゾール、テトシクラシス、またはウニコナゾール)、成長刺激物質(例えば、ブラシノリド、ホルクロルフェヌロン、またはヒメキサゾール)、ベンゾフルオル、ブミナホス、カルボン、シオブチド、クロフェンセット、クロキシホナック、シクラニリド、シクロヘキシミド、エポコレオン、エチクロゼート、エチレン、フェンリダゾン、ヘプトパルギル、ホロスルフ、イナベンフィド、カレタザン、砒酸鉛、メタスルホカルブ、プロヘキサジオン、ピダノン、シントフェン、トリアペンテノール、またはトリネキサパックである。
【0150】
[0196]実施形態では、殺軟体動物剤は、ヒ酸カルシウム、アセト亜ヒ酸銅(すなわち、パリスグリーン/ピグメントグリーン21/CAsCu16))、硫酸銅、N-ブロモアセタミド(CBrNO)、メタアルデヒド、ニクロサミド、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロフェノールナトリウム、フェニルメチルカルバメート(例えば、クロエトカルブ、メチオカルブ、タジムカルブ、チオジカルブ、またはトリメタカルブ)、有機スズ殺真菌剤(例えば、トリエチル酸化スズ、トリブチル酸化スズ、トリフェニルアセテートスズ、またはフェンチン)、またはトリフェンモルフである。
【0151】
[0197]実施形態では、殺虫剤は、殺ハエ剤、外部寄生生物撲滅剤/殺ダニ剤(例えば、抗生物質殺ダニ剤(例えば、ニッコーマイシン、ツリンギエンシン、大環状ラクトン殺ダニ剤、テトラナクチン、アベルメクチン殺ダニ剤(例えば、アバメクチン(AVID(登録商標))、ドラメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン、またはセラメクチン)、またはミルベマイシン殺ダニ剤(例えば、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、またはモキシデクチン))、アゾベンゼン、ベンゾキシメート、安息香酸ベンジル、ブロモプロピレート、クロルベンシド、クロルフェネトール、クロルフェンソン、クロルフェンスルフィド、クロロベンジレート、クロロプロピレート(chloropropylat)、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)、ジコホル(KELTHANE(登録商標)、MITIGAN(登録商標))、ジフェニルスルホン、ドフェナピン、フェンソン、フェントリファニル、フルオルベンシド、プロクロノール、テトラジホン、テトラスル、ベノミル(BENLATE(登録商標))、カーバノレート、カルバリル、カルボフラン、メチオカルブ、メトルカルブ、プロマシル、プロポクスル、アルジカルブ、ブトキシカルボキシム、オキサミル、チオカルボキシム、チオファノックス、ビナパクリル、ジネックス、ジノブトン、ジノカップ(例えば、ジノカップ-4またはジノカップ-6)、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、4,6-ジニトロ-o-クレゾール(DNOC)、アミトラズ、クロルジメホルム、クロロメブホルム、ホルメタナート、ホルムパラナート、ダニ成長調節剤(例えば、クロフェンテジン、ジフロビダジン、ドフェナピン、フルアズロン、フルベンジミン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、またはヘキシチアゾクス)、有機塩素殺ダニ剤(例えば、ブロモシクレン、カンフェクロル、DDT、ジエノクロル(PENTAC QQUAFLOW(登録商標))、エンドスルファン、またはリンデン)、有機リン殺ダニ剤(例えば、クロルフェンビンホス、クロトキシホス、ジクロルボス、ヘプテノホス、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、スクラダン、テトラエチルピロリン酸塩(TEPP)、テトラクロルビンホス、アミジチオン、アミトン、アジンホス-エチル、アジンホス-メチル、アゾトエート、ベノキサホス、ブロモホス、ブロモホス-エチル、カルボフェノチオン、クロルピリホス、クロルチオホス、クマホス、シアントアート、デメトン(例えば、デメトン-Oまたはデメトン-S)、デメトン-メチル(例えば、デメトン-O-メチルまたはデメトン-S-メチル)、デメトン-S-メチルスルホン、ジアリホス、ジアジノン、ジメトエート、ジオキサチオン、ジスルホトン、エンドチオン、エチオン、エトアート-メチル、ホルモチオン、マラチオン、メカルバム、メタクリホス、オメトエート、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、パラチオン、フェンカプトン、フォレート、フォサロン、フォスメット、フォキシム、ピリミホス-メチル、プロチダチオン、プロトエート、ピリミテート、キナルホス、キンチオホス、ソファミド、スルホテプ、チオメトン、トリアゾホス、トリフェノホス、バミドチオン、トリクロルホン、イソカルボホス、メタミドホス、プロペタンホス、ホスホロジアミド殺ダニ剤、ジメホックス、またはミパフォックス)、有機スズ殺ダニ剤(例えば、アゾシクロチン、シヘキサチン(DOWCO213(登録商標)、PLICTRAN(登録商標))、または酸化フェンブタスズ(TORQUE(登録商標)、VENDEX(登録商標)))、ジクロフルアニド、ジアリホス、フォスメット、アセトプロール、フィプロニル、テブフェンピラド、バニリプロール、ピレスロイド殺ダニ剤(例えば、アクリナトリン、ビフェントリン、シハロトリン、シペルメトリン(例えば、アルファ-シペルメトリン)、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、フルバリネート(例えば、タウ-フルバリネート)、ペルメトリン、またはハルフェンプロックス)、ピリミジフェン、クロルフェナピル、キノメチオネート、チオキノックス、プロパルギット、クロフェンテジン、ジフロビダジン、スピロジクロフェン、フェノチオカルブ、クロロメチウロン、ジアフェンチウロン、アセキノシル、アミドフルメト、亜ヒ酸化物、ビフェナゼート、クロサンテル、クロタミトン、ジスルフィラム、エトキサゾール、フェナザフロル、フェナザキン、フェンピロキシメート、フルアクリピリム、フルエネチル、メスルフェン、2-フルオロ-N-メチル-N-(1-ナフタレニル)アセトアミド(MNAF)、ニフルリジド、ピリダベン、スルフィラム、スルフルラミド、硫黄、またはトリアラテン)、抗生物質殺虫剤(例えば、アロサミジン、ツリンギエンシン、大環状ラクトン殺虫剤(例えば、スピノサド)、アベルメクチン殺虫剤(例えば、アバメクチン(AVID(登録商標))、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン、またはセラメクチン)、またはミルベマイシン殺虫剤(例えば、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、またはモキシデクチン))、ヒ素殺虫剤/ヒ素(例えば、ヒ酸カルシウム、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、砒酸鉛、亜ヒ酸カリウム、または亜ヒ酸ナトリウム)、カルバメート殺虫剤/カルバメートアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤(例えば、ベンジオカルブ、カルバリル、ベンゾフラニルメチルカルバメート殺虫剤(例えば、ベンフラカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、デカルボフラン、またはフラチオカルブ)、ジメチルカルバメート殺虫剤(例えば、ジメタン、ジメチラン、ヒキンカルブ、またはピリミカルブ)、オキシムカルバメート殺虫剤(例えば、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、ブトキシカルボキシム、ブトキシカルボキシム、メトミル、ニトリラカルブ、オキサミル(OXAMYL(登録商標))、タジムカルブ、チオカルボキシム、チオジカルブ、またはチオファノックス)、フェニルメチルカルバメート殺虫剤(例えば、アリキシカルブ、アミノカルブ、ブフェンカルブ、ブタカルブ、カーバノレート、クロエトカルブ、ジクレジル、ジオキサカルブ、4-(エチルチオ)フェニルN-メチルカルバメート(EMPC)、エチオフェンカルブ、フェネタカルブ、フェノブカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトルカルブ、メキサカルベート、プロマシル、プロメカルブ、プロポクスル、トリメタカルブ、3,5-ジメチルフェニルN-メチルカルバメート(XMC)、またはキシリルカルブ)、ジニトロフェノール殺虫剤(例えば、ジネックス、ジノプロップ、ジノサム、または2-メチル-4,6-ジニトロフェノール/ジニトロ-o-クレゾール(DNOC)(SINOX(登録商標)))、フッ素殺虫剤(例えば、フルオロシリケート(fluosilicates)(例えば、ヘキサフルオロケイ酸バリウムまたはヘキサフルオロケイ酸ナトリウム)、氷晶石、フッ化ナトリウム、またはスルフルラミド)、ホルムアミジン殺虫剤(例えば、アミトラズ、クロルジメホルム、ホルメタナート、またはホルムパラナート)、燻蒸剤殺虫剤(例えば、アクリロニトリル、二硫化炭素、四塩化炭素、クロロホルム、クロルピクリン、p-ジクロロベンゼン1,2-ジクロロプロパン、ギ酸エチル、二臭化エチレン、二塩化エチレン、酸化エチレン、シアン化水素、ヨードメタン、臭化メチル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、ナフタレン、ホスフィン、フッ化スルフリル、またはテトラクロロエタン)、無機殺虫剤(例えば、ホウ砂、多硫化カルシウム、オレイン酸銅、塩化第一水銀、チオシアン酸カリウム、またはチオシアン酸ナトリウム)、昆虫成長調整剤(例えば、キチン合成阻害剤(例えば、ビストリフルロン、ブプロフェジン、クロルフルアズロン、シロマジン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、ペンフルロン、テフルベンズロン、またはトリフルムロン)、幼若ホルモン模倣物(例えば、エポフェノナン、フェノキシブカルブ、ヒドロプレン、キノプレン(ENSTAR(登録商標))、メトプレン、ピリプロキシフェン、またはトリプレン)、幼若ホルモン(例えば、幼若ホルモンI、幼若ホルモンII、または幼若ホルモンIII)、脱皮ホルモンアゴニスト(例えば、クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、またはテブフェノジド)、脱皮ホルモン(例えば、エクジソンまたはエクジステロン)、脱皮阻害剤(例えば、ジオフェノラン)、プレコセン(例えば、プレコセンI、プレコセンII、またはプレコセンIII)、またはジシクラニル)、ネライストキシンアナログ殺虫剤(例えば、ベンスルタップ、カルタップ、チオシクラム、またはチオスルタップ)、ニコチノイド殺虫剤(例えば、フロニカミド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、ニチアジン、アセタミプリド、イミダクロプリド、ニテンピラム、またはチアクロプリド)、有機塩素/塩素化炭化水素殺虫剤(例えば、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)(例えば、pp-DDT)、ブロモ-DDT、カンフェクロル、ジクロロジフェニルジクロロエタン(エチル-DDD)、ヘキサクロロシクロヘキサン(HCH)(例えば、ガンマ-HCHまたはリンデン)、メトキシクロル、ペンタクロロフェノール、ジクロロジフェニルジクロロエタン(TDE)、シクロジエン殺虫剤(例えば、アルドリン、ブロモシクレン、クロルビシクレン、クロルデン、クロルデコン、ディルドリン、ジロール、エンドスルファン、エンドリン、1,2,3,4,10,10-ヘキサクロロ-6,7-エポキシ-1,4,4a,5,6,7,8,8a-オクタヒドロ-エンド-1,4-エキソ-5,8-ジメタノナフタレン(HEOD)、ヘプタクロル、(1R,4S,4aS,5S,8R,8aR)-1,2,3,4,10,10-ヘキサクロロ-1,4,4a,5,8,8a-ヘキサヒドロ-1,4:5,8-ジメタノナフタレン(HHDN)、イソベンザン、イソドリン、ケレバン、またはミレックス)、電位依存性Naチャネル阻害剤、または塩素化シクロジエンGABAアンタゴニスト)、有機リン殺虫剤(例えば、ブロムフェンビンホス、クロルフェンビンホス、クロトキシホス、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメチルビンホス、ホスピレート、ヘプテノホス、メトクロトホス、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、ナフタロホ、フォスファミドン、プロパホス、スクラダン、ピロリン酸テトラエチル(TEPP)、テトラクロルビンホス、ジオキサベンゾホス、ホスメチラン、フェントエート、アセチオン、アミトン、カズサホス、クロレトキシホス、クロルメホス、デメフィオン(例えば、デメフィオン-Oまたはデメフィオン-S)、デメトン(例えば、デメトン-Oまたはデメトン-S)、デメトン-メチル(例えば、デメトン-O-メチルまたはデメトン-S-メチル)、デメトン-S-メチルスルホン、ジスルホトン、エチオン、エトプロホス、S-[(エチルスルフィニル)メチル]O,O-ビス(1-メチルエチル)ホスホロジチオエート(IPSP)、イソチオエート、マラチオン、メタクリホス、オキシデメトン-メチル(METASYSTOX(登録商標))、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、フォレート、スルホテプ、テルブホス、チオメトン、アミジチオン、シアントアート、ジメトエート、エトアート-メチル、ホルモチオン、メカルバム、オメトエート、プロトエート、ソファミド、バミドチオン、クロルホキシム、フォキシム、フォキシム-メチル、アザメチホス、クマホス、クミトアート、ジオキサチオン、エンドチオン、メナゾン、モルホチオン、ホサロン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キノチオン、ジチクロホス、チクロホス、アジンホス-エチル、アジンホス-メチル、ジアリホス、フォスメット、イソキサチオン、ゾラプロホス、クロルプラゾホス、ピラゾホス、クロルピリホス、クロルピリホス-
メチル、ブタチオホス、ジアジノン、エトリムホス、リリンホス、ピリミホス-エチル、ピリミホス-メチル、プリミドホス、ピリミテート、テブピリムホス、キナルホス、キナルホス-メチル、アチダチオン、リチダチオン、メチダチオン、プロチダチオン、イサゾホス、トリアゾホス、アゾトエート、ブロモホス、ブロモホス-エチル、カルボフェノチオン、クロルチオホス、シアノホス、シチオアート、ジカプトン、ジクロフェンチオン、エタホス、ファンファー、フェンクロルホス、フェニトロチオン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェンチオン-エチル、ヘテロホス、ジョードフェンホス、メスルフェンホス、パラチオン、パラチオン-メチル、フェンカプトン、ホスニクロル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テメホス、トリクロルメタホス-3、トリフェノホス、ブトネート、トリクロルホン、メカルホン、ホノホス、トリクロロナート、シアノフェンホス、O-エチルO-(4-ニトロフェニル)フェニルホスホノチオエート(EPN)、レプトホス、クルホメート、フェナミホス、ホスチエタン、メホスホラン、ホスホラン、ピリメタホス、アセフェート(ORTHENE(登録商標))、イソカルボホス、イソフェンホス、メタミドホス、プロペタンホス、ジメホックス、マジドックス、ミパフォックス、オキサジアジン殺虫剤、またはインドキサカルブ)、フタルイミド殺虫剤(例えば、ジアリホス、フォスメット、またはテトラメトリン)、ピラゾール殺虫剤(例えば、アセトプロール、エチプロール、フィプロニル、テブフェンピラド、トルフェンピラド、またはバニリプロール)、ピレスロイド殺虫剤(例えば、アクリナトリン、アレスリン(例えば、ビオアレトリン)、バルトリン、ビフェントリン、ビオエタノメチリン、シクレトリン、シクロプロトリン、シフルスリン(例えば、β-シフルスリン)、シハロトリン(例えば、ガンマ-シハロトリンまたはラムダ-シハロトリン)、シペルメトリン(例えば、アルファ-シペルメトリン、β-シペルメトリン、シータ-シペルメトリン、またはゼータ-シペルメトリン)、シフェノトリン、デルタメトリン、ジメフルトリン、ジメトリン、エンペントリン、フェンフルトリン、フェンピリトリン、フェンプロパトリン、フェンバレレート(例えば、エスフェンバレレート)、フルシトリネート、フルバリネート(例えば、タウ-フルバリネート(MAVRIK(登録商標)))、フレスリン、イミプロトリン、メトフルトリン、ペルメトリン(例えば、ビオペルメトリンまたはトランスペルメトリン)、フェノトリン、パレトリン、プロフルトリン、ピレスメトリン、レスメトリン(例えば、ビオレスメトリンまたはシスメトリン)、テフルトリン、テラレスリン、テトラメトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、エトフェンプロクス、フルフェンプロックス、ハルフェンプロックス、プロトリフェンビュート、またはシラフルオフェン(silafluofe))、ピリミジンアミン殺虫剤(例えば、フルフェネリムまたはピリミジフェン)、ピロール殺虫剤(例えば、クロルフェナピル)、テトロン酸殺虫剤(例えば、スピロメシフェン)、チオ尿素殺虫剤(例えば、ジアフェンチウロン、尿素殺虫剤、フルコフロン、またはスルコフロン)、クロサンテル、クロタミトン、チオペルオキシ二炭酸ジエチルエステル(EXD)、フェナザフロル、フェノキサクリム、ヒドラメチルノン、イソプロチオラン、マロノベン、メトキサジアゾン、ニフルリジド、ピリダベン、ピリダリル、ラフォキサニド、トリアラテン、トリアザメート、フルオロシリケート、レタン、タナイト、リン化マグネシウム(DETIA GAS-EX-B-FORTE(登録商標))、イミダクロプリド(ADMIRE(登録商標)、MARATHON(登録商標)、RAXIL SECUR(登録商標))、殺虫性石鹸(M-PEDE(登録商標)、SAFER SOAP(登録商標))、またはキノメチオネート(MORESTAN(登録商標))である。
【0152】
[0198]実施形態では、忌避剤は、防虫剤、鳥忌避剤、または哺乳動物忌避剤である。実施形態では、忌避剤は防虫剤である。実施形態では、忌避剤は鳥忌避剤である。実施形態では、忌避剤は哺乳動物忌避剤である。実施形態では、防虫剤はブトピロノキシル、フタル酸ジブチル、N,N-ジエチル-m-トルアミド(DEET)(AUTAN EXTREME(登録商標))、ジメチルカルバート、フタル酸ジメチル、エトヘキサジオール、ヘキサンアミド、メトキンブチル、メチルネオデカンアミド、オキサメート、ピカリジン/KBR3023、シトロネラ、テンジクアオイ(Pelargoniumon)、またはSS-220である。実施形態では、鳥忌避剤はアントラキノン、クロラロース、オキシ塩化銅/R6、ジアジノン、グアザチン、メチオカルブ、チラム、トリメタカルブ、またはジラムである。実施形態では、哺乳動物忌避剤はナフテン酸銅、トリメタカルブ、ナフテン酸亜鉛、またはジラムである。
【0153】
[0199]実施形態では、忌避剤はブトピロノキシル、フタル酸ジブチル、N,N-ジエチル-m-トルアミド(DEET)(AUTAN EXTREME(登録商標))、ジメチルカルバート、フタル酸ジメチル、エトヘキサジオール、ヘキサンアミド、メトキンブチル、メチルネオデカンアミド、オキサメート、ピカリジン/KBR3023、シトロネラ、テンジクアオイ、SS-220、アントラキノン、クロラロース、オキシ塩化銅/R6、ジアジノン、グアザチン、メチオカルブ、チラム、トリメタカルブ、ジラム、ナフテン酸銅、またはナフテン酸亜鉛である。
【0154】
[0200]実施形態では、殺鳥剤は4-アミノピリジン、クロラロース、エンドリン、フェンチオン、またはストリキニーネである。
[0201]実施形態では、殺鼠剤は、インダンジオン殺鼠剤(例えば、クロロファシノン、ダイファシノン、またはピンドン)、有機リン殺鼠剤(例えば、ホサセチム)、ピリミジンアミン殺鼠剤(例えば、クリミジン)、γ-グルタミル-カルボキシラーゼ阻害剤(クマリン殺鼠剤)(例えば、ブロジファクム、ブロマジオロン、クマクロル、クマフリル、クマテトラリル、ジフェナクム、ジフェチアロン、フロクマフェン、またはワルファリン)、アコニターゼ阻害剤(例えば、フルオロアセトアミド(fluoracetamide)またはフルオロ酢酸ナトリウム)、無機殺鼠剤(例えば、リン化アルミニウム(CELPHOS(登録商標)、DEGESCH FUMIGATION TABLETS(登録商標)、FUMITOXIN(登録商標))、亜ヒ酸化物、白色または黄色の元素のリン、亜ヒ酸カリウム、亜ヒ酸ナトリウム、または硫酸タリウム)、チオ尿素殺鼠剤(例えば、α-ナフチルチオ尿素(ANTU)(ANTU(登録商標)))、尿素殺鼠剤(例えば、ピリヌロン)、燻蒸剤(例えば、カルシウムシアニド(CaCN)(CYMAG(登録商標))、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO)、ペトロールクロロホルム、四塩化炭素(CCl)、ジクロロエタン、二臭化エチレン、ジブロモクロロプロパン、臭化メチル、EDTC混合物、ガンマ-ヘキサクロロシクロヘキサン(ガンマ-HCH)、HC、リンデン、GABAアンタゴニスト(例えば、テトラミン(テトラメチレンジスルホテトラアミン))、電圧ゲーティングしたナトリウムチャネル阻害剤(例えば、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT))、ブロメタリン、クロラロース、α-クロロヒドリン、エルゴカルシフェロール、フルプロパジン、シアン化水素、またはノルボミド(RATICATE(登録商標))である。
【0155】
[0202]実施形態では、共力剤は、ピペロニルブトキシド、ピプロタール、プロピルイソメ、セサメックス、セサモリン、またはスルホキシドである。
[0203]実施形態では、摂食阻害剤は、クロルジメホルム、フェンチン、グアザチン、またはピメトロジンである。
【0156】
[0204]実施形態では、化学不妊剤は、アホラート、ビサジル、ブスルファン、ジフルベンズロン、ジマチフ、ヘメル、ヘンパ、メテパ、メチオテパ、メチルアホレート、モルジド、ペンフルロン、テパ、チオヘムパ、チオテパ、トレタミン、またはウレデパである。
【0157】
[0205]実施形態では、農業用活性成分は、クロム化ヒ酸銅(CCA)、シアン化カルシウム、ジニトロフェノール、ナフチルインダン-1,3-ジオン、ニコチン硫酸塩、ノナノール、ピペラジン、ポリブテン、エチルキサントゲン酸カリウム、シアン化ナトリウム、チオシアナトジニトロベンゼン、トリクロロトリニトロベンゼン、または亜鉛トリクロロフェノキシドを含む。
【0158】
[0206]実施形態では、農業用製剤は、グリホセート、グルホシネート、チオカルバメート、ジフェンゾコート、ピリダジノン、ニコチンアニリド、フルリドン、イソオキサゾリジノン、ジフェニルエーテル;N-フェニルフタルイミド、オキサジアゾール、トリアゾリノン、クロロアセトアミド、オキシアセトアミド、フタラメート、N-フェニルフタルイミド、オキサジアゾール、トリアゾリノン、アセトアミド、ベンゾイルイソオキサゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、ピラゾリウム、トリケトン、ベンゾフラン、アセトクロル、クレトジム、ジカンバ、フルミオキサジン、フォメザフェン、メトラクロル、トリアスルフロン、メソトリオン、トプラメゾン、キザロホップ、サフルフェナシル、スルコトリオン、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸、その塩、およびこれらの混合物からなる群から選択される除草剤を含む。
【0159】
[0207]実施形態では、組成物は微量栄養素を含んでもよく、微量栄養素は、ホウ素、銅、マンガン、鉄、塩素、モリブデン、亜鉛、およびこれらの混合物からなる群から選択される元素を含む。
【0160】
[0208]農業用薬剤は、当業者に公知の任意の適切な量で存在し得る。実施形態では、農業用薬剤は懸濁液の約0.01重量%~約90重量%の量で存在する。実施形態では、農業用薬剤は、懸濁液の約0.05重量%~約80重量%の量で存在する。実施形態では、農業用薬剤は、懸濁液の約0.05重量%~約70重量%の量で存在する。実施形態では、農業用薬剤は、懸濁液の約0.1重量%~約60重量%の量で存在する。実施形態では、農業用薬剤は、懸濁液の約1重量%~約40重量%の量で存在する。実施形態では、農業用薬剤は、懸濁液の約1重量%、2重量%、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、35重量%、40重量%、45重量%、または50%の量で存在する。
【0161】
[0209]本明細書の実施形態において有用なミクロフィブリル化セルロースは、当業者に公知の任意の適切なミクロフィブリル化セルロースを含む。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースはExilva F 01-Vである。
【0162】
[0210]ミクロフィブリル化セルロースは当業者に公知の任意の適切な量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.005重量%~約20重量%の量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.005重量%~約10重量%の量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.01重量%~約10重量%の量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.01重量%~約5重量%の量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約0.01重量%、0.05重量%、1重量%、2重量%、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%または10重量%の量で存在する。実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、組成物の約3重量%の量で存在する。
【0163】
[0211]本明細書の実施形態において有用な農業用薬剤のサイズは、当業者に公知の任意の適切なサイズを有することができる。実施形態では、微粒子は、約0.05ミクロン~約30ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約1ミクロン~約30ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約0.05ミクロン~約15ミクロン、または約15ミクロン~約30ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約1ミクロン~約15ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約5ミクロン~約15ミクロンの範囲のメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20ミクロンのメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。実施形態では、微粒子は、約10ミクロンのメジアン粒径を有する固形農業用薬剤を含む。
【0164】
[0212]本明細書の実施形態において有用な微粒子形態は、当業者に公知の任意の適切な微粒子形態を含む。実施形態では、微粒子は、カプセル懸濁液(CS)、懸濁液濃縮物(SC)、マイクロエマルジョン(ME)、エマルジョン濃縮物、油分散液(OD)、水和剤(WP)、水分散性粉末に対するスラリー種子処理(WS)、水分散性粒剤(WG)、乳化性粒剤(EG)、および乳化性粉末(EP)である。実施形態では、微粒子はカプセル懸濁液である。実施形態では、カプセル懸濁液は、多糖、オリゴ糖、シクロデキストリン、アルキルエトキシレート、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、およびポリスルホンアミド(これらのいずれかは場合によって架橋している)ならびにこれらの組合せからなる群から選択される化合物を含む封入壁内に農業用薬剤を封入することにより形成されるカプセル剤を含む。
【0165】
[0213]本明細書の実施形態において有用なカプセル剤は、当業者に公知の任意の適切なカプセル剤を含む。実施形態では、カプセル剤は、シクロデキストリン、20~50個の炭素の直鎖および20~90パーセントのエトキシ化を有するアルキルエトキシレート、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ならびにポリスルホンアミド(これらのいずれかは場合によって架橋している)ならびにこれらの組合せからなる群から選択される化合物を含む封入壁内への農業用薬剤の封入により形成される。実施形態では、カプセル剤は、ポリ尿素、またはこれらの組合せから選択される化合物を含む封入壁内への農業用薬剤の封入により形成される。
【0166】
[0214]実施形態では、カプセル剤はポリイソシアネート由来の架橋ポリ尿素および架橋剤である。実施形態では、カプセル剤は芳香族ポリイソシアネートまたは脂肪族イソシアネート由来の架橋ポリ尿素および架橋剤である。実施形態では、カプセル剤は、芳香族ポリイソシアネート由来の架橋ポリ尿素および架橋剤である。
【0167】
[0215]本明細書の実施形態において有用なポリイソシアネートは、当業者に公知の任意の適切なポリイソシアネートを含む。実施形態では、ポリイソシアネートは、芳香族ポリイソシアネートまたは脂肪族イソシアネートから選択される。実施形態では、ポリイソシアネートは、ポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒド、トルエンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、メチレンジフェニルジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート、2,4,4’-ジフェニルエーテルトリイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、1,5-ナフチレンジイソシアネート、4,4’4”-トリフェニルメタントリイソシアネート、m-キシリレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,8-ジイソシアナトオクタン、および1,4-シクロヘキシレンジイソシアネートから選択される。実施形態では、ポリイソシアネートは、ポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒド、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメテン-4,4’-ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート、2,4,4’-ジフェニルエーテルトリイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、1,5-ナフチレンジイソシアネートおよび4,4’4”-トリフェニルメタントリイソシアネートから選択される。実施形態では、ポリイソシアネートはポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒドである。
【0168】
[0216]本明細書の実施形態において有用な架橋剤は、当業者に公知の任意の適切な架橋剤を含む。実施形態では、架橋剤は、ポリアミン、チオール、ハロアルキル、またはこれらの組合せを含む。実施形態では、架橋剤はポリアミンを含む。
【0169】
[0217]本明細書の実施形態において有用なポリアミンは、任意の適切なポリアミンを含む。実施形態では、ポリアミンは、ジアミン、トリアミン、またはテトラアミンである。実施形態では、ポリアミンは、ジエチレントリアミン、エチレンジアミン、プロピレン-1,3-ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、1,6-ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、4,9-ジオキサドデカン-1,12-ジアミン、1,3-フェニレンジアミン、2,4-および2,6-トルエンジアミンならびに4,4’-ジアミノジフェニルメタン、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリイミン、またはこれらの混合物である。実施形態では、ポリアミンはジエチレントリアミンである。
【0170】
[0218]封入壁は、当業者に公知の任意の適切な量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.05重量%~80重量%の量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.05重量%~60重量%の量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.1重量%~50重量%の量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.1重量%~30重量%の量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.1重量%~10重量%の量で存在する。実施形態では、封入壁は、組成物の0.25重量%、0.5重量%、1重量%、1.5重量%、2重量%、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%、または10重量%の量で存在する。
【0171】
[0219]実施形態では、組成物はポリマー分散剤をさらに含む。本明細書の実施形態において有用なポリマー分散剤は、当業者に公知の任意の適切なポリマー分散剤を含む。実施形態では、ポリマー分散剤は、アニオン性ポリマー分散剤、リグノスルホネート、アルキルアリールホルムアルデヒド凝縮物、非イオン性ポリマー分散剤、ポリビニルアルコール、アクリルコポリマー、および櫛型アクリル分散剤からなる群から選択される。実施形態では、ポリマー分散剤は櫛型アクリルポリマー分散剤である。実施形態では、ポリマー分散剤はアクリルポリマーである。実施形態では、ポリマー分散剤はEnvi-Pol 871である。
【0172】
[0220]実施形態では、ミクロフィブリル化セルロースは、剪断条件下で湿潤剤または分散剤で前処理される。実施形態では、湿潤剤または分散剤は、水性混合物、有機混合物、アクリルポリマー、アクリルコポリマー、ポリ尿素、ポリイソシアネート、ポリアミン、ポリアミド、または櫛型アクリル分散剤である。
【0173】
[0221]実施形態では、組成物は追加のレオロジー改質剤をさらに含んでもよい。実施形態では、レオロジー改質剤は、多糖、オリゴ糖、単糖、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される。実施形態では、レオロジー改質剤は、多糖、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される。実施形態では、レオロジー改質剤はキサンタンガムである。実施形態では、レオロジー改質剤はKelzan S Plusである。
【0174】
[0222]レオロジー改質剤は、当業者に公知の任意の適切な量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.01重量%~約5重量%の量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.01重量%~約3重量%の量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.01重量%~約1重量%の量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.05重量%~約0.5重量%の量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.1重量%~約0.3重量%の量で存在する。実施形態では、レオロジー改質剤は、懸濁液の約0.05重量%、0.06重量%、0.07重量%、0.08重量%、0.09重量%、0.10重量%、0.12重量%、0.13重量%、0.14重量%、または0.15重量%の量で存在する。
【0175】
[0223]実施形態では、組成物は殺生物剤をさらに含んでもよい。本明細書の実施形態において有用な殺生物剤は、当業者に公知の任意の殺生物剤を含む。実施形態では、殺生物剤は、イソチアゾリノン、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アルコール、フェノール、ブチル化ヒドロキシトルエン、および酸化エチレンからなる群から選択される。実施形態では、殺生物剤は、イソチアゾリノン、ホルムアルデヒド、およびブチル化ヒドロキシトルエンからなる群から選択される。実施形態では、殺生物剤はProxel GXLである。
【0176】
[0224]実施形態では、組成物は消泡剤をさらに含んでもよい。実施形態では、消泡剤はシリコーンエマルジョン、シリコーン、疎水性シリカ、ケロセン、燃料油、植物油、脂肪族アルコールおよびエチレンビスステアラミドである。実施形態では、消泡剤はシリコーンエマルジョンである。実施形態では、消泡剤はXiameter AFE-0010である。
【0177】
[0225]本明細書の実施形態において有用な乳化剤は、当業者に公知の任意の適切な乳化剤を含む。実施形態では、乳化剤は水中油型エマルジョンを形成することができる。実施形態では、乳化剤はモノエタノールアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、スルホン酸アルキル、アルキル硫酸塩、アリールスルホン酸塩、タンパク質加水分解物、またはポリビニルピロリドンポリマーであり、ポリビニルピロリドンポリマーは場合によってアルキル化されている。実施形態では、乳化剤は、フェノール、アルコール、脂肪族アルコール、芳香族スルホネート、シリコーン、またはシリコーン誘導体である。実施形態では、組成物はエタノールアミンをさらに含んでもよい。
【0178】
[0226]組成物の粘度は当業者に公知の任意の適切な粘度であることができる。実施形態では、組成物は約1,000mPa・s~約30,000mPa・sの粘度を含む。実施形態では、組成物は約2,000mPa・s~約25,000mPa・sの粘度を含む。実施形態では、組成物は約5,000mPa・s~約25,000mPa・sの粘度を含む。実施形態では、組成物は約5,000mPa・s~約20,000mPa・sの粘度を含む。実施形態では、組成物は約5,000mPa・s~約15,000mPa・sの粘度を含む。実施形態では、組成物は25℃で、剪断速度0.1~0.2逆数秒で、約2,000mPa・s~約25,000mPa・sの粘度を含む。
【0179】
[0227]クロレトキシホスのビフェントリンに対する重量パーセントによる比は、当業者に公知の任意の適切な比であることができる。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約50:1~約1:50である。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約30:1~約1:30である。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約30:1~約1:1である。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約25:1~約5:1である。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約8:1~約4:1である。実施形態では、クロレトキシホスのビフェントリンに対する比は、重量パーセントで約6:1である。
【0180】
[0228]実施形態では、クロレトキシホスとビフェントリンの混合物のカプセル懸濁液、ポリマー分散剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物が提供される。実施形態では、カプセル懸濁液は、ポリ尿素を含む封入壁内にクロレトキシホスおよびビフェントリンを封入することにより形成される。
【0181】
[0229]本明細書の実施形態において有用な水性製剤当業者に公知の任意の適切な水性製剤を含む。実施形態では、水性製剤は、水、塩、有機溶媒、および農業用薬剤を含む。実施形態では、水性製剤は、水、有機溶媒、農業用薬剤、ポリマー分散剤、レオロジー改質剤、アクリルポリマー、架橋剤、およびセルロースを含む。実施形態では、水性製剤は、水、および本明細書に記載されているような微粒子形態の農業用薬剤を含む。実施形態では、水性製剤は、水、本明細書に記載されているような微粒子形態の農業用薬剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む。
【0182】
[0230]実施形態では、組成物は殺生物剤をさらに含んでもよい。
[0231]実施形態では、殺生物剤は、イソチアゾリノン、ホルムアルデヒド、およびブチル化ヒドロキシトルエンからなる群から選択される。
【0183】
[0232]実施形態では、組成物は消泡剤をさらに含んでもよい。
【0184】
B.方法
[0233]実施形態では、封入された懸濁液を作製する方法であって、水中にポリマー分散剤を含む水性混合物を準備するステップと、水性混合物に、有機溶媒中に農業用薬剤およびポリイソシアネートを含む有機混合物を添加するステップと、水性混合物中の有機混合物を所望の粒径エマルジョンへと乳化するステップと、架橋剤をエマルジョンに添加して、封入された農業用薬剤を得るステップと、ミクロフィブリル化セルロースを含む少なくとも1種のレオロジー改質剤を、封入された農業用薬剤に添加して、安定した懸濁液を形成するステップとを含む方法が提供される。
【0185】
[0234]実施形態では、レオロジー改質剤はキサンタンガムをさらに含む。
[0235]実施形態では、農業用薬剤はクロレトキシホスとビフェントリンの混合物を含む。
【0186】
[0236]実施形態では、方法は、乳化剤を、封入された農業用薬剤に添加するステップをさらに含んでもよい。
[0237]実施形態では、方法は、エタノールアミン、トリエタノール、アミン、櫛型アクリルポリマー分散剤、アクリルポリマーまたはこれらの組合せを添加することをさらに含んでもよい。
【0187】
[0238]実施形態では、方法は、肥料、イオン性殺有害生物剤(グリホセートまたはグルホシネートから選択される)、バイオペスティサイド、バイオスティミュラント、または微量栄養素から選択されるイオン性液体媒体中に、封入された懸濁液を分散させるステップをさらに含んでもよく、分散は、最低限の剪断を含むか、剪断を含まず、分散した封入された懸濁液はイオン性媒体中に少なくとも1時間の間分散されたまま留まる。
【0188】
[0239]実施形態では、カプセル剤は、シクロデキストリン、20~50個の炭素の直鎖および20~90パーセントのエトキシ化を有するアルキルエトキシレート、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ならびにポリスルホンアミド(これらのいずれかは場合によって架橋している)ならびにこれらの組合せからなる群から選択される化合物を含む封入壁内への農業用薬剤の封入により形成される。
【0189】
[0240]実施形態では、カプセル剤は、ポリイソシアネート由来の架橋ポリ尿素および架橋剤である。
[0241]実施形態では、ポリイソシアネートは、ポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒド、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメテン-4,4’-ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート、2,4,4’-ジフェニルエーテルトリイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジフェニルジイソシアネート、1,5-ナフチレンジイソシアネートおよび4,4’4”-トリフェニルメタントリイソシアネートから選択される。
【0190】
[0242]実施形態では、ポリイソシアネートはポリ(フェニルイソシアネート)-co-ホルムアルデヒドである。
[0243]実施形態では、架橋剤はポリアミンを含む。
【0191】
[0244]実施形態では、ポリアミンは、ジエチレントリアミン、エチレンジアミン、プロピレン-1,3-ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、1,6-ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、4,9-ジオキサドデカン-1,12-ジアミン、1,3-フェニレンジアミン、2,4-および2,6-トルエンジアミンならびに4,4’-ジアミノジフェニルメタン、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリイミン、またはこれらの混合物である。
【0192】
[0245]実施形態では、ポリアミンはジエチレントリアミンである。
[0246]実施形態では、本明細書の実施形態は、封入された懸濁液を作製する方法であって、水中にポリマー分散剤を含む水性混合物を準備するステップと、水性混合物に、有機溶媒中の農業用薬剤およびポリイソシアネートを含む有機混合物を添加するステップと、水性混合物中で有機混合物を所望の粒径エマルジョンに乳化するステップと、架橋剤をエマルジョンに添加して、封入された殺有害生物剤を得るステップと、ミクロフィブリル化セルロースを含む少なくとも1種のレオロジー改質剤を、封入された殺有害生物剤に添加して、安定した懸濁液を形成するステップとを含む方法を提供する。
【0193】
[0247]本明細書の実施形態において有用な水性混合物は、当業者に公知の任意の適切な水性混合物を含む。実施形態では、水性混合物は水およびポリマー分散剤を含む。実施形態では、水性混合物は、水、ポリマー分散剤、および消泡剤を含む。実施形態では、水性混合物は水およびポリアミンを含む。実施形態では、水性混合物は、水、プロピレングリコール、殺生物剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む。実施形態では、水性混合物は、水、Envi-Pol871、およびXiameter AFE-0010を含む。実施形態では、水性混合物は、水およびジエチレントリアミン(DETA)を含む。実施形態では、水性混合物は、水、プロピレングリコール、Proxel GXL、およびExilva F01-Vを含む。
【0194】
[0248]本明細書の実施形態において有用な有機混合物は、当業者に公知の任意の適切な水性混合物を含む。実施形態では、有機混合物は、有機溶媒および農業用薬剤を含む。実施形態では、有機混合物は、有機溶媒、農業用薬剤、およびポリイソシアネートを含む。実施形態では、有機混合物は、有機溶媒およびレオロジー改質剤を含む。実施形態では、有機溶媒は、Aromatic 200ND、Fortress Technical、ビフェントリン、およびPAPI 27 Polymeric MDIを含む。実施形態では、有機の混合物はプロピレングリコールおよびKelzan S Plusを含む。
【0195】
[0249]本明細書の実施形態の方法において有用な農業用薬剤は、上記に記載されている農業用薬剤を含む。実施形態では、クロレトキシホスとビフェントリンの混合物を含む農業用薬剤が提供される。
【0196】
[0250]本明細書の実施形態の方法において有用なレオロジー改質剤は、上記に記載されているレオロジー改質剤を含む。実施形態では、レオロジー改質剤はキサンタンガムをさらに含む。実施形態では、レオロジー改質剤はKelzan S Plusをさらに含む。
【0197】
[0251]実施形態では、方法は、乳化剤を、封入された殺有害生物剤に添加するステップをさらに含んでもよい。本明細書の方法において有用な乳化剤は上記に記載されている乳化剤を含む。実施形態では、乳化剤はモノエタノールアミンである。
【0198】
C.使用
[0252]実施形態では、作物を処理する方法であって、微粒子形態の農業用薬剤、およびミクロフィブリル化セルロースを含む組成物を準備するステップであって、微粒子形態が液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、微粒子形態の農業用薬剤が、乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部であるステップと、組成物に、肥料および/または水を添加して、混合物を得るステップと、混合物を作物に施用するステップとを含む方法が提供される。
【0199】
[0253]実施形態では、方法は葉面施用に施用することができる。
[0254]実施形態では、方法は土壌施用に施用することができる。
[0255]実施形態では、方法は根施用に施用することができる。
【実施例
【0200】
IV.実施例
実施例1
[0256]以下の実施例は、ウェスタン、ノザン、およびサザンコーンルートワーム;ハリガネムシ、ネキリムシ、タネバエ、地虫、サトウキビビートル、グレープコラスピス(grape colapse)およびコムカデの防除に対して定植のトウモロコシ(飼料用トウモロコシ、種トウモロコシ、スウィートトウモロコシおよびポップコーン)で使用することができる液体殺土壌昆虫剤である。この例示的懸濁液はクロレトキシホス(25.8パーセント)およびビフェントリン(4.2%)を活性成分として含有し、カプセル懸濁液タイプの製剤である。当業者により認識されているように、他の殺有害生物剤および活性成分で容易に置き換え可能である。
【0201】
[0257]懸濁製剤は以下の構成成分を含む:
[0258]A.Fortress Technical
活性成分1の登録番号:EPA Reg.No.5481-492
化学名:(±)-O,O-ジエチルO-(1,2,2,2-テトラクロロエチル)ホスホロチオエート
一般名称:クロレトキシホス
CAS No.54593-83-8
設定濃度:88%
[0259]B.Bifenthrin Technical
活性成分2の登録番号:EPA Reg.NO5481-505
化学名:3-[(1Z)-2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペニル]-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボン酸(2-メチルビフェニル-3-イル)メチルエステル
一般名称:ビフェントリン
CAS NO.82657-04-3
設定濃度:96.2%
[0260]C. Water
CAS NO.7732-18-5
[0261]D. Aromatic 200
化学名:溶媒ナフサ(石油)、Heavy Aromatic Trade Name:Aromatic 200 ND
CAS NO.64742-94-5
[0262]E.モノエタノールアミン
一般名称:エタノールアミン
CAS NO.141-43-5
[0263]F.1,2-プロパンジオール
CAS NO.57-55-6
商標名:プロピレングリコール
[0264]G.Envi-Pol871
化学名:Envi-Pol 871
CAS NO.独自仕様のブレンド
[0265]H.Proxel(商標)GXL
CAS NO.2634-33-5
追加情報:Proxel GXLは19.3%溶液であり、よって公称は0.048%w/wの1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンと等しい
[0266]I.Xiameter AFE-0010
CAS NO.独自仕様のブレンド
[0267]J.セルロース
化学名:Exilva(10%ペースト)
CAS NO.9004-34-6
[0268]K.キサンタンガム
CAS NO.11138-66-2
商標名:Kelzan S Plus
[0269]L.架橋ポリ尿素タイプの封入ポリマー
製剤の混合中に形成されるポリマー
【0202】
手順
[0270]製剤手順は以下の通りである:
[0271]乳化アセンブリーを備えた高速ミキサーを有するタンク内で:
[0272]1.適量の水相を添加する。
【0203】
[0273]2.適量の有機相を添加する。
[0274]3.所望の粒径が得られるまで混合物を乳化する。
[0275]4.パドル混合アセンブリーを使用して、適当な成分を添加して、界面重合を完了する。
【0204】
[0276]8.アッセイおよび粘度について生成物をチェックする。
[0277]前述の発明は、明確な理解のため、例示および実施例によりいくらか詳細に記載されているが、当業者であれば、ある特定の変化および修正が添付の特許請求の範囲内で実施され得ることは認識している。加えて、本明細書に提供されている各参考文献は、まるで各参考文献が個々に参照により組み込まれているのと同程度に、その全体が参照により組み込まれている。本出願と、本明細書に提供されている参考文献との間に矛盾が存在する場合、本出願が優先されるものとする。
本発明の具体的態様は以下のとおりである。
[態様1]
組成物であって、
液相中のクロレトキシホスとビフェントリンの混合物のカプセル懸濁液(CS)であって、前記混合物が封入壁内に配置されている、前記カプセル懸濁液(CS)、
ポリマー分散剤、および
ミクロフィブリル化セルロース、ならびに場合によってエタノールアミン
を含む、前記組成物。
[態様2]
前記封入壁がポリ尿素を含む、態様1に記載の組成物。
[態様3]
前記液相が水を含む、態様1に記載の組成物。
[態様4]
エタノールアミンをさらに含む、態様1に記載の組成物。
[態様5]
組成物であって
微粒子形態の農業用薬剤、および
ミクロフィブリル化セルロース
を含み、
前記微粒子形態が、液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、
前記微粒子形態の農業用薬剤が、乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部である、前記組成物。
[態様6]
固体微粒子をさらに含む、態様5に記載の組成物。
[態様7]
ポリマー分散剤をさらに含む、態様5に記載の組成物。
[態様8]
前記ミクロフィブリル化セルロースが、湿潤剤または分散剤で前処理されており、剪断条件の対象下におかれる、態様5に記載の組成物。
[態様9]
前記農業用薬剤が、殺有害生物剤、生物学的殺有害生物剤、除草剤、殺虫剤、植物生長調節剤、バイオスティミュラント、UV保護剤、防塵剤、ホルモン、肥料、微量栄養素のうちの1種もしくは複数またはこれらの組合せを含む、態様5に記載の組成物。
[態様10]
前記固体微粒子、メタミクト状態微粒子、またはこれらの組合せが、殺有害生物剤、生物学的殺有害生物剤、除草剤、殺虫剤、植物生長調節剤、バイオスティミュラント、UV保護剤、防塵剤、ホルモン、肥料、微量栄養素のうちの1種もしくは複数またはこれらの組合せを含む、態様6に記載の組成物。
[態様11]
前記農業用薬剤がクロレトキシホスを含む、態様5に記載の組成物。
[態様12]
前記農業用薬剤がビフェントリンを含む、態様5または11に記載の組成物。
[態様13]
前記農業用薬剤が、前記組成物の約0.1重量%~約60重量%の量で存在する、態様5に記載の組成物。
[態様14]
前記ミクロフィブリル化セルロースが、前記組成物の約0.01乾燥重量%~約5乾燥重量%の量で存在する、態様5に記載の組成物。
[態様15]
アニオン性ポリマー分散剤、リグノスルホネート、アルキルホルムアルデヒド凝縮物、非イオン性ポリマー分散剤、ポリビニルアルコール、アクリルコポリマー、および櫛型アクリル分散剤からなる群から選択されるポリマー分散剤をさらに含む、態様5に記載の組成物。
[態様16]
前記農業用薬剤がカプセル懸濁液の一部である場合、前記ポリマー分散剤が櫛型アクリルポリマー分散剤である、態様15に記載の組成物。
[態様17]
前記ポリマー分散剤がアニオン性アクリルポリマーである、態様15に記載の組成物。
[態様18]
追加のレオロジー改質剤をさらに含む、態様5に記載の組成物。
[態様19]
前記レオロジー改質剤が、多糖、キサンタンガム、グアーガム、ローカストガム、粘土、シリカ、デンプン、rheo界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される、態様18に記載の組成物。
[態様20]
前記レオロジー改質剤が、前記懸濁液の約0.01重量%~約5重量%の量で存在する、態様19に記載の組成物。
[態様21]
エタノールアミンをさらに含む、態様5に記載の組成物。
[態様22]
作物を処理する方法であって、
微粒子形態の農業用薬剤、および
ミクロフィブリル化セルロース
を含む組成物を準備するステップであって、
前記微粒子形態が、液滴、ゲル、またはこれらの組合せからなる群から選択され、
前記微粒子形態の農業用薬剤が、乳化可能な濃縮物(EC)、カプセル懸濁液(CS)、サスポエマルジョン(SE)、マイクロエマルジョン(ME)、または油分散液(OD)の一部である、前記ステップと、
前記組成物に、肥料および/または水を添加して、混合物を得るステップと、
前記混合物を作物に施用するステップと
を含む、前記方法。