IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 旭化成ホームズ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-犬小屋 図1
  • 特許-犬小屋 図2
  • 特許-犬小屋 図3
  • 特許-犬小屋 図4
  • 特許-犬小屋 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】犬小屋
(51)【国際特許分類】
   A01K 1/02 20060101AFI20240214BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240214BHJP
【FI】
A01K1/02 C
G06Q50/10
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022094723
(22)【出願日】2022-06-10
(62)【分割の表示】P 2021141389の分割
【原出願日】2021-08-31
(65)【公開番号】P2023035824
(43)【公開日】2023-03-13
【審査請求日】2022-06-10
(73)【特許権者】
【識別番号】303046244
【氏名又は名称】旭化成ホームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100189337
【弁理士】
【氏名又は名称】宮本 龍
(72)【発明者】
【氏名】上野山 翔太
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-058266(JP,A)
【文献】登録実用新案第3099635(JP,U)
【文献】特開2003-319727(JP,A)
【文献】登録実用新案第3141786(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 50/10
A01K 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
犬の出入り口に取り付けられた扉と、
犬を収容する第1空間部と、
犬以外を収容する第2空間部と
を備え
前記扉は、前記第1空間部と前記第2空間部とで共通である、犬小屋。
【請求項2】
犬の出入り口に取り付けられた扉と、
天井の中心部分に取り付けられたリードフックと、
を備える犬小屋。
【請求項3】
犬を収容する第1空間部と、
犬以外を収容する第2空間部と
をさらに備える、請求項2に記載の犬小屋。
【請求項4】
犬の出入り口に取り付けられた前記扉よりも内部に設置されたインナーゲート
をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の犬小屋。
【請求項5】
解錠要求を受信する通信部と、
前記解錠要求に基づいて、犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠する施解錠部と
をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の犬小屋。
【請求項6】
開口部を有する壁部
をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の犬小屋。
【請求項7】
前記扉を物理的に施解錠する物理施解錠部
をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の犬小屋。
【請求項8】
前記物理施解錠部によって前記扉が解錠される場合に警報を鳴らす警報部
をさらに備える、請求項に記載の犬小屋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬小屋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
店舗内などの公共スペースでは、他のお客の迷惑になるという理由からペット連れでの買い物は許されていない場合が多い。このため、犬の散歩の際にショッピングをしたくなった場合、犬の散歩をしている者は、ショッピングを断念することになる。
店舗側にとっては、犬を散歩させている顧客に来店してほしいため、一部の店舗では、犬を繋ぐためにリードフックを設置している所もある。しかし、繋いでいる間のトラブルが懸念されることから、利用はあまり進んでいない。
【0003】
公共スペースで楽に且つ安全にペットとともに移動することを可能にできる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、ペット用キャリーカートは、前後および左右に折り畳みおよび展開可能な支持フレーム構造と、シート部材とを備える。シート部材の上方にて、保護フレームが支持フレーム構造に取り付けられている。保護フレームは、一対の側部バーと一つの前部バーとを有する。前部バーは、互いに枢着された一対の分割バー部材を含んでおり、一対の分割バー部材を枢動させて折り畳むことにより、支持フレーム構造の折り畳み時に共に左右に折り畳み可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009-247278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
犬の飼い主は、できるだけペットと一緒にいたいと考え、買い物などの外出時にも一緒に連れ出したい場合もあると想定される。また、散歩は毎日行うことであるため、健康のために犬にたくさん散歩させてあげたいと考えていると想定される。特に忙しい日である場合には、犬の散歩と買い物などとを同時に済ませられたら便利で効率的である。
しかし、犬と一緒に出掛けるためのインフラが整っていないところが多いため、犬とは別に外出しなければならないことが多い。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、犬を待機させることができる犬小屋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一実施形態は、犬の出入り口に取り付けられた扉と、犬の出入り口に取り付けられた前記扉よりも内部に設置されたインナーゲートとを備える、犬小屋である。
このように構成することによって、犬小屋は、犬の出入り口に取り付けられた扉よりも内部に設置されたインナーゲートを備えることができるため、扉が開いた場合に、犬が飛び出してしまうことを防止できる。
【0008】
(2)本発明の一実施形態は、解錠要求を受信する通信部と、前記解錠要求に基づいて、犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠する施解錠部とを備える、犬小屋である。
このように構成することによって、犬小屋は、解錠要求を受信する通信部と、解錠要求に基づいて、犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠する施解錠部とを備えることができるため、解錠要求に基づいて、扉を解錠できる。
【0009】
(3)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、犬を収容する第1空間部と、犬以外を収容する第2空間部とをさらに備えるようにしてもよい。
【0010】
このように構成することによって、犬小屋は、犬を収容する第1空間部に加え、犬以外を収容する第2空間部を備えることができるため、清掃具、外したリード、小物などを収容できる。
【0011】
(4)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、前記扉は、前記第1空間部と前記第2空間部とで共通であるようにしてもよい。
【0012】
このように構成することによって、犬小屋は、扉を開くことによって、第1空間部に収容された犬と、第2空間部に収容された清掃具、外したリード、小物などを取り出すことができるため、第1空間部と第2空間部とに別々の扉が設置されている場合よりも作業が容易である。
【0013】
(5)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、開口部を有する壁部をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
このように構成することによって、犬小屋は、開口部を有する壁部を備えることができるため、犬小屋内の換気を行うことができる。このため、犬小屋に入れられた犬の安全を確保できる。開口部を有する壁部を犬小屋の背面とすることによって、仮に犬が吠えた場合でも、背面から音が漏れるようにできるため、防音を図ることができる。
【0015】
(6)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、天井の中心部分に取り付けられたリードフックをさらに備えるようにしてもよい。
【0016】
このように構成することによって、犬小屋には、天井の中心部分に取り付けられたリードフックを備えることができるため、ユーザーは、リードフックにリードを掛ければよいため便利であるとともに、リードフックが天井の中心部分に取り付けられているため、犬がリード絡まることを防止できるため、犬の安全を図ることができる。
【0017】
(7)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、前記扉を物理的に施解錠する物理施解錠部をさらに備えるようにしてもよい。
【0018】
このように構成することによって、犬小屋は、施解錠部によって解錠できなくなった場合でも、物理施解錠部を解錠することによって、収納されたものを取り出すことができる。
【0019】
(8)本発明の一実施形態は、前述した犬小屋において、前記物理施解錠部によって前記扉が解錠される場合に警報を鳴らす警報部をさらに備えるようにしてもよい。
【0020】
このように構成することによって、犬小屋は、物理施解錠部によって扉が解錠される場合に周囲に物理施解錠部によって扉が解錠されることを知らせることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、ユーザーの会員登録情報に基づいて会員登録を行うことができるため、会員登録情報に基づいて犬小屋レンタルシステムの会員に登録するか否かを判定できる。
本発明によれば、会員登録を行った場合にユーザーを識別する顧客識別情報を発行できるため、会員になった者にだけに犬小屋をレンタルさせることができる。
本発明によれば、ユーザー端末又は犬小屋が備える端末装置が送信する犬小屋の使用開始要求に含まれる顧客識別情報と犬小屋識別情報とに基づいて、犬小屋識別情報に該当する犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を施錠できるため、犬の安全を確保できる。また、犬を預けることができる犬小屋を貸し出すことによって、一時利用可能な空間を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態の犬小屋レンタルシステムの構成例を示す図である。
図2】本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムに含まれる管理サーバと、ユーザー端末と、端末装置との詳細を示す図である。
図3】本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例1を示すフローチャートである。
図4】本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例2を示すフローチャートである。
図5】本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例3を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本実施形態の犬小屋レンタルシステム、犬小屋レンタル方法及び犬小屋を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0024】
(実施形態)
(犬小屋レンタルシステム)
図1は、本発明の実施形態の犬小屋レンタルシステムの構成例を示す図である。図1において、犬小屋レンタルシステム1は、管理サーバ100と、端末装置300-1と、端末装置300-2と、施解錠装置LD-1と、施解錠装置LD-2とを備える。図1には、管理サーバ100に加え、犬を預けるユーザーUと、ユーザーUが使用するユーザー端末200と、端末装置300-1と施解錠装置LD-1とが取り付けられる犬小屋DH-1と、端末装置300-2と施解錠装置LD-2とが取り付けられる犬小屋DH-2と、決済事業者サーバ400とが示されている。管理サーバ100は、犬小屋レンタルシステム1の運営側が使用する。
管理サーバ100とユーザー端末200と端末装置300-1と端末装置300-2と決済事業者サーバ400とは、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
【0025】
犬小屋DH-1と、犬小屋DH-2とは、歩道、店先などの公共空間に設置されている。このように構成することによって、任意のユーザーUに犬小屋をレンタルさせることができる。
犬小屋DH-1と、犬小屋DH-2とは、犬の出入り口に取り付けられた扉と、扉よりも内部に設置されたインナーゲートと、屋根と、側面部などの壁部を備える。自然換気がとれるよう、扉はパッキンではなく部分的に戸当たりのようなものが貼付されてもよい。壁部の少なくとも一部は、開口部を有する。開口部によって犬小屋内の換気を行うことができる。開口部を有する壁部の部分は、犬小屋DH-1と犬小屋DH-2との各々の背面とされる。開口部を有する壁部の部分を犬小屋の背面とすることによって、仮に犬が吠えた場合でも、背面から音が漏れるようにできるため、防音を図ることができる。犬の出入り口に取り付けられた扉よりも内部に設置されたインナーゲートを備えることによって、扉が開いた場合に、犬が飛び出してしまうことを防止できる。
【0026】
犬小屋DH-1と、犬小屋DH-2との一例は、エアコンなどの空気調和設備と、温度センサーと、見守りカメラと、UV(ultraviolet)による自動殺菌機能と、スマートロックとを備える。例えば、空気調和設備は夏場に常時運転を行うために使用される。温度センサーは、犬小屋DH-1と、犬小屋DH-2との温度を測定するためのものであり。その温度は、ユーザー端末200によって確認可能である。温度センサーが測定した温度に基づいて、空気調和設備の制御が行われる。
見守りカメラによって、利用中の愛犬の様子をユーザー端末200で確認可能である。UVによる自動殺菌機能によって、利用終了時に毎回自動で犬小屋内を殺菌洗浄する。スマートロックによって、犬小屋DHの利用中は飼い主しか鍵の開閉ができないようにできる。
【0027】
また、犬小屋DH-1と犬小屋DH-2との各々は、犬を繋いだリードを掛けるリードフックを備える。リードフックを備えることによって、ユーザーUは、リードフックにリードを掛ければよいため便利である。
また、リードフックは、犬小屋DH-1と犬小屋DH-2との各々の天井の中心部分に取り付けられてもよい。天井の中心部分にリードフックが取り付けられることによって、リードフックが天井の中心部分以外の部分に取り付けられた場合と比較して、犬がリード絡まることを防止できるため、犬の安全をより図ることができる。
【0028】
犬小屋レンタルシステム1を使用するために、ユーザーUが犬小屋レンタルシステム1に会員登録する処理について説明する。
ユーザーUは、ユーザー端末200を使用して、管理サーバ100にアクセスすることによって犬小屋レンタルサイトにアクセスする。ユーザーUは、ユーザー端末200に、犬小屋レンタルアプリ(以下「アプリ」という)をダウンロードし、ダウンロードしたアプリをインストールする。
ユーザーUは、ユーザー端末200を操作することによってインストールしたアプリを起動し、犬小屋レンタルシステム1への会員登録画面を表示させる。ユーザーUは、ユーザー端末200を操作することによって、会員登録情報を入力する。
ユーザー端末200は、ユーザーUが入力した会員登録情報を含む会員登録要求を作成する。ユーザー端末200は、作成した会員登録要求を管理サーバ100へ送信する。
ユーザーUは、本人確認書類と、クレジットカード情報とを、運営側へ提出する。
管理サーバ100は、ユーザー端末200が送信した会員登録要求を受信する。管理サーバ100は、受信した会員登録要求に含まれる会員登録情報を取得する。運営側は、ユーザーUが提出した本人確認書類と、クレジットカード情報とを取得する。
【0029】
運営側は、管理サーバ100が取得した会員登録情報と、ユーザーUが提出した本人確認書類と、クレジットカード情報とに基づいて、ユーザーUが会員登録要件を満たすか否かを判定する。運営側は、会員登録条件を満たさない場合には、エラー処理を行う。運営側は、会員登録条件を満たす場合には、管理サーバ100を操作することによって、会員登録を行う。具体的には、管理サーバ100は、ユーザーUに該当する顧客識別情報(顧客ID)を発行し、発行した顧客IDと会員登録情報とを関連付けて顧客情報DBに記憶する。運営側において、管理サーバ100は、ユーザーUがアプリを利用することを可能に設定する。
【0030】
管理サーバ100は、顧客IDを含む会員登録応答画面を作成する。管理サーバ100は、作成した会員登録応答画面を、ユーザー端末200へ送信する。
ユーザー端末200は、管理サーバ100が送信した会員登録応答画面を受信する。ユーザー端末200は、受信した会員登録応答画面を表示する。ユーザー端末200は、会員登録応答画面に含まれる顧客IDを記憶する。
【0031】
ユーザーUが、犬小屋レンタルシステム1の利用を開始する処理について説明する。
犬小屋DH-1は、犬小屋DH-1の識別情報(以下「犬小屋ID-1」という)を変換することによって作成されるQR(Quick Response)コード(登録商標)などの識別コードが貼付されている。
本実施形態では、識別コードの一例として、QRコード(登録商標)を適用した場合について説明を続ける。
【0032】
ユーザーUは、ユーザー端末200で、犬小屋DH-1と犬小屋DH-2との各々に貼付されているQRコード(登録商標)のいずれかを読み込む。以下、ユーザーUが、ユーザー端末200で、犬小屋DH-1と犬小屋DH-2とのうち、犬小屋DH-1に貼付されているQRコード(登録商標)を読み込む場合について説明を続ける。
ユーザー端末200は、読み込んだQRコード(登録商標)で表されている犬小屋DH-1の識別情報(以下「犬小屋ID-1」という)を取得する。ユーザー端末200は、自ユーザー端末200の位置情報を取得する。ユーザー端末200は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋DH-1の位置情報を取得する。例えば、一又は複数の犬小屋識別情報と、一又は複数の犬小屋識別情報の各々について犬小屋の位置情報とが関連付けて記憶されて犬小屋位置情報DBが用意され、ユーザー端末200は、犬小屋位置情報DBから犬小屋DH-1の位置情報を取得する。例えば、犬小屋位置情報DBは、ユーザー端末200に記憶されてもよい。
【0033】
ユーザー端末200は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。例えば、ユーザー端末200は、ユーザー端末200と犬小屋ID-1との間の距離が、閾値以下である場合に近いと判定する。ユーザー端末200は、ユーザー端末200は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と「利用開始要求」ボタンとを表示する。
ユーザーUは、犬小屋DH-1の利用を開始する場合に、ユーザー端末200に表示された「利用開始要求」ボタンを押す。「利用開始要求」ボタンが、ユーザーUによって押された場合に、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用開始要求を作成する。ユーザー端末200は、作成した利用開始要求を、管理サーバ100へ送信する。
【0034】
管理サーバ100は、ユーザー端末200が送信した利用開始要求を受信する。管理サーバ100は、受信した利用開始要求に含まれる犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。管理サーバ100は、取得した犬小屋ID-1に該当する犬小屋DH-1へ解錠要求を送信する。犬小屋ID-1と顧客IDと関連付けて利用情報DBに記憶する。
犬小屋DH-1は、管理サーバ100が送信した解錠要求を受信し、受信した解錠要求に基づいて、解錠する。
【0035】
ユーザーUは、犬小屋DH-1の扉を開けて、犬を入れ、扉を閉める。扉が閉められることによって、施錠される。犬小屋DH-1は、犬小屋ID-1を含む、管理サーバ100を宛先とする施錠通知を作成する。犬小屋DH-1は、作成した施錠通知を、管理サーバ100へ送信する。
管理サーバ100は、施錠通知を受信し、施錠通知を受信した時刻情報(以下「利用開始時刻情報」という)を取得する。管理サーバ100は、施錠通知に含まれる犬小屋ID-1を取得する。管理サーバ100は、取得した犬小屋ID-1に基づいて、利用情報DBに犬小屋ID-1と顧客IDとに加えて、利用開始時刻情報を関連付けて記憶する。
【0036】
ユーザーUが、犬小屋レンタルシステムの利用を終了する処理について説明する。
ユーザーUは、ユーザー端末200を操作することによって、アプリで、解錠(「利用終了要求」)ボタンを押す。ユーザー端末200は、犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。ユーザー端末200は、自ユーザー端末200の位置情報を取得する。ユーザー端末200は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋位置情報DBから犬小屋DH-1の位置情報を取得する。ユーザー端末200は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。例えば、ユーザー端末200は、ユーザー端末200と犬小屋ID-1との間の距離が、閾値以下である場合に近いと判定する。
【0037】
ユーザー端末200は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用終了要求を作成する。ユーザー端末200は、作成した利用終了要求を、管理サーバ100へ送信する。
管理サーバ100は、ユーザー端末200が送信した利用終了要求を受信する。管理サーバ100は、受信した利用終了要求に含まれる犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。管理サーバ100は、取得した犬小屋ID-1に該当する犬小屋DH-1へ解錠要求を送信する。
犬小屋DH-1は、管理サーバ100が送信した解錠要求を受信し、受信した解錠要求に基づいて、解錠する。
【0038】
ユーザーUは、犬小屋DH-1の扉を開けて、犬を出し、庫内の掃除をし、扉を閉める。扉が閉められることによって、施錠される。犬小屋DH-1は、犬小屋ID-1を含む、管理サーバ100を宛先とする施錠通知を作成する。犬小屋DH-1は、作成した施錠通知を、管理サーバ100へ送信する。
管理サーバ100は、施錠通知を受信し、施錠通知を受信した時刻情報(以下「利用終了時刻情報」という)を取得する。管理サーバ100は、施錠通知に含まれる犬小屋ID-1を取得する。管理サーバ100は、取得した犬小屋ID-1に基づいて、利用情報DBに犬小屋ID-1に関連付けて記憶されている利用開始時刻情報を取得する。
管理サーバ100は、取得した利用開始時刻情報と利用終了時刻情報とに基づいて、利用料金を導出する。管理サーバ100は、顧客IDと、導出した利用料金を特定する情報と、クレジットカードを特定する情報とを含む決済要求を作成する。管理サーバ100は、作成した決済要求を決済事業者サーバ400へ送信する。
【0039】
決済事業者サーバ400は、管理サーバ100が送信した決済要求を受信する。決済事業者サーバ400は、ユーザー端末200との間で、犬小屋DH-1の利用料金の決済を行う。決済事業者サーバ400は、決済処理が終了した場合に、顧客IDと、決済処理が終了したことを特定する情報とを含む決済応答を作成する。決済事業者サーバ400は、作成した決済応答を、管理サーバ100へ送信する。
管理サーバ100は、決済事業者サーバ400が送信した決済応答を受信する。管理サーバ100は、受信した決済応答に含まれる顧客IDを取得する。管理サーバ100は、利用情報DBにおいて、取得した顧客IDに関連付けて、利用済を記憶する。
端末装置300-1と端末装置300-2とのうち任意の端末装置を端末装置300と記載し、施解錠装置LD-1と施解錠装置LD-2とのうち任意の施解錠装置を施解錠装置LDと記載する。
【0040】
以下、犬小屋レンタルシステム1に含まれる管理サーバ100と、ユーザー端末200と、端末装置300との各々について、順次説明する。
図2は、本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムに含まれる管理サーバと、ユーザー端末と、端末装置との詳細を示す図である。
【0041】
(管理サーバ100)
管理サーバ100は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。管理サーバ100は、例えば、通信部102と、処理部103と、利用判定部107と、記憶部106と、料金算出部108と、決済部109と、施解錠部110とを備える。
通信部102は、通信モジュールによって実現される。通信部102は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部102は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部102は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。
【0042】
通信部102は、ネットワークNWを介してユーザー端末200と通信するために必要な通信情報を保持する。通信部102は、ユーザー端末200が送信した会員登録要求を受信する。通信部102は、処理部103が出力した会員登録応答画面を取得し、取得した会員登録応答画面を、ユーザー端末200へ送信する。
通信部102は、ユーザー端末200が送信した利用開始要求を受信する。通信部102は、施解錠部110が出力した解錠要求を取得し、取得した解錠要求を、端末装置300へ送信する。通信部102は、端末装置300が送信した施錠通知を受信する。
通信部102は、ユーザー端末200が送信した利用終了要求を受信する。通信部102は、施解錠部110が出力した解錠要求を取得し、取得した解錠要求を、端末装置300へ送信する。通信部102は、端末装置300が送信した施錠通知を受信する。
通信部102は、決済部109が出力した決済要求を取得し、取得した決済要求を、決済事業者サーバ400へ送信する。通信部102は、決済事業者サーバ400が送信した決済応答を受信する。
【0043】
記憶部106は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。記憶部106には、顧客情報DB106aと、利用情報DB106bとが記憶される。顧客情報DB106aと、利用情報DB106bとがクラウド上に記憶されていてもよい。顧客情報DB106aは、一又は複数の顧客IDと、一又は複数の顧客IDの各々について会員登録情報と、本人確認書類と、クレジットカード情報とを関連付けたDBである。利用情報DB106bは、一又は複数の犬小屋IDと、一又は複数の犬小屋IDの各々について、顧客IDと利用開始時刻情報とを関連付けたDBである。
【0044】
処理部103は、通信部102が受信した会員登録要求を取得する。処理部103は、取得した会員登録要求に含まれる会員登録情報を取得する。会員登録情報には、ユーザーUの住所、氏名、連絡先などのユーザーUを識別する情報が含まれる。会員登録情報には、狂犬病予防接種済書などの狂犬病予防接種を受けた犬であることを示す情報が含まれる。
運営側は、ユーザーUが提出した本人確認書類と、クレジットカード情報などを取得する。本人確認書類には、身分証明書などの社会生活上、人の本人性や法的資格を示すために用いられる文書が含まれる。クレジットカード情報は、クレジットカードなどの商品を購入する際の後払い決済する手段を特定する情報である。運営側は、取得した会員登録情報と、本人確認書類と、クレジットカード情報とに基づいて、会員登録するか否かを判定する。
具体的には、運営側は、会員情報に含まれるクレジットカードを特定する情報に基づいて、クレジットカードが有効であるか否かを判定する。運営側は、会員情報に含まれる狂犬病予防接種済書が有効であるか否かを判定する。
【0045】
処理部103は、運営側が会員登録すると判断した場合に顧客IDを発行する。処理部103は、発行した顧客IDと会員登録情報とを関連付けて顧客情報DB106aに登録する。処理部103は、ユーザーUが、アプリを利用することを可能に設定する。処理部103は、顧客IDを含む会員登録応答画面を作成する。処理部103は、作成した会員登録応答画面を、通信部102へ出力する。
処理部103は、運営側が、会員登録しないと判断した場合にエラー処理を行う。例えば、運営側は、クレジットカードが有効でない、狂犬病予防接種済書が有効でないなどの会員登録情報が会員登録条件を満たさないことなどの会員登録条件を満たさない理由を含む会員登録応答を作成してもよい。運営側は、作成した会員登録応答を、ユーザーUへ通知してもよい。
【0046】
処理部103は、通信部102が受信した利用開始要求を受信する。処理部103は、取得した使用開始要求に含まれる顧客IDと、犬小屋IDとを取得する。
利用判定部107は、処理部103が取得した顧客IDと犬小屋IDとを取得する。利用判定部107は、取得した顧客IDと犬小屋IDとに基づいて、犬小屋を解錠するか否かを判定する。具体的には、利用判定部107は、ユーザーUに犬小屋の利用資格があるか否か、犬小屋が利用可能な状態であるか否かを判定する。利用判定部107は、ユーザーUに犬小屋の利用資格があり、犬小屋が利用可能な状態であると判定した場合に、犬小屋を解錠すると判定する。
利用判定部107は、顧客IDが顧客情報DB106aに登録されていると判定した場合には、犬小屋の利用資格があると判定する。利用判定部107は、犬小屋IDが利用情報DB106bに登録されていない場合に犬小屋が利用可能な状態であると判定する。
【0047】
利用判定部107は、顧客IDが顧客情報DB106aに登録されていないと判定した場合には、犬小屋を貸し出すことができないと判定する。例えば、利用判定部107は、会員登録がなされていないなどの犬小屋を貸し出すことができない理由を含む利用応答を作成してもよい。利用判定部107は、作成した利用応答を、通信部102から、ユーザー端末200へ送信してもよい。
施解錠部110は、利用判定部107が犬小屋を解錠すると判定した場合にその顧客IDを含む利用開始要求に含まれる犬小屋IDを取得する。施解錠部110は、取得した犬小屋IDに該当する犬小屋DHに取り付けられている施解錠装置LDを解錠する鍵を含む解錠要求を作成する。施解錠部110は、作成した解錠要求を、通信部102へ出力する。処理部103は、犬小屋ID-1と顧客IDと関連付けて利用情報DB106bに記憶する。
【0048】
処理部103は、通信部102が受信した施錠通知を取得する。処理部103は、施錠通知を取得した利用開始時刻情報を取得する。処理部103は、施錠通知に含まれる犬小屋ID-1を取得する。処理部103は、取得した犬小屋ID-1に基づいて、利用情報DB106bに犬小屋ID-1と顧客IDとに加えて、利用開始時刻情報を関連付けて記憶する。
【0049】
処理部103は、通信部102が受信した利用終了要求を取得する。処理部103は、取得した利用終了要求に含まれる犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。
利用判定部107は、処理部103が取得した顧客IDと犬小屋IDとを取得する。利用判定部107は、取得した顧客IDと犬小屋IDとに基づいて、犬小屋を解錠するか否かを判定する。具体的には、利用判定部107は、ユーザーUに犬小屋の解錠資格があるか否か、犬小屋が解錠可能な状態であるか否かを判定する。利用判定部107は、ユーザーUに犬小屋の解錠資格があり、犬小屋が解錠可能な状態であると判定した場合に、犬小屋を解錠すると判定する。
利用判定部107は、顧客IDが顧客情報DB106aに登録されていると判定した場合には、犬小屋の解錠資格があると判定する。利用判定部107は、犬小屋IDが利用情報DB106bに登録されている場合に犬小屋が解錠可能な状態であると判定する。
【0050】
利用判定部107は、顧客IDが顧客情報DB106aに登録されていないと判定した場合には、犬小屋を解錠することができないと判定する。例えば、利用判定部107は、会員登録がなされていないなどの犬小屋を解錠することができない理由を含む利用応答を作成してもよい。利用判定部107は、作成した利用応答を、通信部102から、ユーザー端末200へ送信してもよい。
施解錠部110は、利用判定部107が解錠すると判定した場合に、犬小屋ID-1に該当する犬小屋DH-1に取り付けられている施解錠装置LDを解錠する鍵を含む解錠要求を作成する。施解錠部110は、作成した解錠要求を、通信部102へ送信する。
【0051】
処理部103は、通信部102が受信した施錠通知を取得する。処理部103は、施錠通知を取得した利用終了時刻情報を取得する。処理部103は、施錠通知に含まれる犬小屋ID-1を取得する。処理部103は、取得した犬小屋ID-1に基づいて、利用情報DB106bに犬小屋ID-1に関連付けて記憶されている利用開始時刻情報を取得する。
料金算出部108は、処理部103が取得した利用開始時刻情報と利用終了時刻情報とを取得する。料金算出部108は、取得した利用開始時刻情報と利用終了時刻情報とに基づいて、利用開始時刻から利用終了時刻までの経過時間を導出し、導出した経過時刻に単位時間当たりの利用料金を乗算することによって利用料金を導出する。
【0052】
決済部109は、料金算出部108が算出した利用料金を特定する情報と、顧客IDとを取得する。決済部109は、取得した顧客IDに関連付けて記憶されているクレジットカードを特定する情報を顧客情報DB106aから取得する。決済部109は、取得した顧客IDと、利用料金を特定する情報と、取得したクレジットカードを特定する情報とを含む決済要求を作成する。決済部109は、作成した決済要求を、通信部102から決済事業者サーバ400へ送信する。
決済部109は、通信部102が受信した決済応答を取得する。決済部109は、取得した決済応答に基づいて決済が完了したことを確認する。決済部109は、取得した決済応答に含まれる顧客IDを取得する。決済部109は、利用情報DB106bにおいて、取得した顧客IDに関連付けて、利用済を記憶する。
【0053】
処理部103、利用判定部107、料金算出部108、決済部109及び施解錠部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部106に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0054】
(ユーザー端末200)
ユーザー端末200は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。ユーザー端末200は、例えば、通信部202と、処理部203と、表示部204と、操作部205と、記憶部206と、コードリーダ207と、測位部208とを備える。
通信部202は、通信モジュールによって実現される。通信部202は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部202は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。また、通信部202は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。
通信部202は、ネットワークNWを介して管理サーバ100、及び端末装置300と通信するために必要な通信情報を保持する。
【0055】
通信部202は、管理サーバ100が送信したアプリを受信する。通信部202は、処理部203が出力した会員登録要求を取得し、取得した会員登録要求を、管理サーバ100へ送信する。通信部202は、管理サーバ100が送信した会員登録応答画面を受信する。
通信部202は、処理部203が出力した利用開始要求を取得し、取得した利用開始要求を、管理サーバ100へ送信する。
通信部202は、処理部203が出力した利用終了要求を取得し、取得した利用終了要求を、管理サーバ100へ送信する。
【0056】
記憶部206は、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
処理部203は、通信部202がダウンロードしたアプリをインストールする。
操作部205は、例えば、タッチパネルなどによって構成され、表示部204に表示される画面に対するユーザーUのタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。操作部205は、表示部204に表示される犬小屋レンタルサイトに対してユーザーUの会員登録情報を入力するタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。
処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の検出結果を取得する。処理部203は、取得したユーザーUのタッチ操作の検出結果に基づいて、ユーザーUが入力した会員登録情報を含む、管理サーバ100を宛先とする会員登録要求を作成する。処理部203は、作成した会員登録要求を通信部202へ出力する。
【0057】
処理部203は、通信部202が受信した会員登録応答画面を取得する。処理部203は、取得した会員登録応答画面に含まれる顧客IDを取得する。
コードリーダ207は、QRコードを読み取ることによって、QRコードに表されている情報を取得する。コードリーダ207は、犬小屋DH-1に貼付されているQRコードを読み取ることによって、QRコードに表されている犬小屋ID-1を取得する。
【0058】
測位部208は、複数の航法衛星(図示なし)によって無線送信される航法信号を受信し、該航法信号に基づいてユーザー端末200の測位を行うことによってユーザー端末200の位置情報を得る。また、測位部208は、基地局(図示なし)によって送信される下りリンクの無線信号を受信し、該下りリンクの信号に付帯される位置情報を取得する。また、測位部208は、一又は複数のセンサーを搭載し、該一又は複数のセンサーによって取得される情報に基づいて、ユーザー端末200の測位を行うことによって位置情報を取得する。
処理部203は、測位部208からユーザー端末200の位置情報を取得する。処理部203は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋位置情報DBから、犬小屋DH-1の位置情報を取得する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。例えば、処理部203は、ユーザー端末200と犬小屋ID-1との間の距離が、閾値以下である場合に近いと判定する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と「利用開始要求」ボタンとを表示部204に表示させる。
【0059】
ユーザーUは、犬小屋DH-1の利用を開始する場合に、表示部204に表示された「利用開始要求」ボタンを押す。「利用開始要求」ボタンが、ユーザーUによって押された場合に、操作部205は、「利用開始要求」ボタンが押されたタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の結果に基づいて、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用開始要求を作成する。処理部203は、作成した利用開始要求を、通信部202へ出力する。
【0060】
ユーザーUは、犬小屋DH-1の利用を終了する場合に、表示部204に表示された「利用終了要求」ボタンを押す。「利用終了要求」ボタンが、ユーザーUによって押された場合に、操作部205は、「利用終了要求」ボタンが押されたタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。
処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の結果に基づいて、犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。処理部203は、測位部208からユーザー端末200の位置情報を取得する。処理部203は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋DH-1の位置情報を取得する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。例えば、処理部203は、ユーザー端末200と犬小屋ID-1との間の距離が、閾値以下である場合に近いと判定する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用終了要求を作成する。処理部203は、作成した利用終了要求を、通信部202へ出力する。
【0061】
処理部203は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部206に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0062】
(端末装置300)
端末装置300は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。端末装置300は、例えば、第1通信部302-1と、第2通信部302-2と、処理部303と、記憶部306とを備える。
第1通信部302-1は、通信モジュールによって実現される。第1通信部302-1は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。第1通信部302-1は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。また、第1通信部302-1は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。
第1通信部302-1は、ネットワークNWを介して管理サーバ100、及びユーザー端末200と通信するために必要な通信情報を保持する。
第1通信部302-1は、管理サーバ100が送信した解錠要求を受信する。第1通信部302-1は、処理部303が出力した施錠通知を取得し、取得した施錠通知を、管理サーバ100へ送信する。
【0063】
第2通信部302-2は、通信モジュールによって実現される。第2通信部302-2は、ネットワークを介して、外部の通信装置と通信する。第2通信部302-2は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部202は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。
第2通信部302-2は、ネットワークを介して施解錠装置LDと通信するために必要な通信情報を保持する。
第2通信部302-2は、処理部303が出力した施解錠装置LDを解錠する鍵を取得し、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵を、施解錠装置LDへ送信する。第2通信部302-2は、処理部303が出力した施解錠装置LDを解錠する鍵を取得し、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵を、施解錠装置LDへ送信する。
【0064】
記憶部306は、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
処理部303は、第1通信部302-1が受信した解錠要求を取得する。処理部303は、取得した解錠要求に含まれる施解錠装置LDを解錠する鍵を取得する。処理部303は、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵を第2通信部302-2へ出力する。施解錠装置LDは、第2通信部302-2が送信した解錠要求に含まれる施解錠装置LDを解錠する鍵を取得し、取得した解錠する鍵によって解錠する。
ユーザーUは、犬小屋DH-1の扉を開けて、犬を入れ、扉を閉める。扉が閉められることによって、施解錠装置LDは施錠する。施解錠装置LDは、施錠した場合に、施錠通知を端末装置300へ送信する。第2通信部302-2は、施解錠装置LDが送信した施錠通知を受信する。処理部303は、第2通信部302-2が受信した施錠通知を取得する。処理部303は、施術通知を取得した場合に、犬小屋ID-1を含む、管理サーバ100を宛先とする施錠通知を作成する。処理部303は、作成した施錠通知を、第1通信部302-1へ出力する。
【0065】
処理部303は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部306に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0066】
(犬小屋レンタルシステムの動作)
犬小屋レンタルシステム1の動作について、(1)ユーザー登録、アプリのアクティベート、(2)利用開始操作、(3)利用終了操作に分けて説明する。
図3は、本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例1を示すフローチャートである。図3を参照して、(1)ユーザー登録、アプリのアクティベートについて説明する。
(ステップS1-1)
ユーザー端末200において、処理部203は、通信部202がダウンロードしたアプリをインストールする。
(ステップS2-1)
ユーザー端末200において、操作部205は、表示部204に表示される犬小屋レンタルサイトに対してユーザーUの会員登録情報を入力するタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。
処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の検出結果を取得する。処理部203は、取得したユーザーUのタッチ操作の検出結果に基づいて、ユーザーUが入力した会員登録情報を含む、管理サーバ100を宛先とする会員登録要求を作成する。処理部203は、作成した会員登録要求を通信部202へ出力する。通信部202は、処理部203が出力した会員登録要求を取得し、取得した会員登録要求を、管理サーバ100へ送信する。管理サーバ100は、ユーザー端末200が送信した会員登録要求を受信する。管理サーバ100は、受信した会員登録要求に含まれる会員登録情報を取得する。
【0067】
(ステップS3-1)
ユーザーUは、本人確認書類と、クレジットカード情報とを、運営側へ提出する。運営側は、ユーザーUが提出した本人確認書類と、クレジットカード情報とを取得する。
(ステップS4-1)
運営側は、管理サーバ100が取得した会員登録情報と、ユーザーUが提出した本人確認書類と、クレジットカード情報とに基づいて、ユーザーUが会員登録要件を満たすか否かを判定する。ここでは、運営側が、ユーザーUが会員登録要件を満たすと判定した場合について説明を続ける。運営側は、会員登録条件を満たさない場合には、エラー処理を行う。
(ステップS5-1)
運営側は、会員登録条件を満たす場合には、管理サーバ100を操作することによって、会員登録を行う。運営側は、管理サーバ100に対して、ユーザーUがアプリを利用可能に設定する。
図3に示されるフローチャートにおいて、ステップS1-1からS3-1は、任意の順序で実行されてもよい。
【0068】
図4は、本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例2を示すフローチャートである。図4を参照して、(2)利用開始操作について説明する。
(ステップS1-2)
ユーザー端末200において、コードリーダ207は、犬小屋DH-1に貼付されているQRコードを読み取ることによって、QRコードに表されている犬小屋ID-1を取得する。
(ステップS2-2)
ユーザー端末200において、測位部208は、ユーザー端末200の測位を行うことによってユーザー端末200の位置情報を得る。処理部203は、測位部208からユーザー端末200の位置情報を取得する。処理部203は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋DH-1の位置情報を取得する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。ユーザー端末200の位置と犬小屋DH-1の位置とが近いと判断した場合について説明を続ける。
【0069】
(ステップS3-2)
ユーザー端末200において、処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と「利用開始要求」ボタンとを表示部204に表示させる。
(ステップS4-2)
ユーザー端末200において、「利用開始要求」ボタンが、ユーザーUによって押された場合に、操作部205は、「利用開始要求」ボタンが押されたタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の結果に基づいて、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用開始要求を作成する。
(ステップS5-2)
ユーザー端末200において、処理部203は、作成した利用開始要求を、通信部202へ出力する。通信部202は、処理部203が出力した利用開始要求を取得し、取得した利用開始要求を、管理サーバ100へ送信する。
【0070】
(ステップS6-2)
管理サーバ100において、通信部102は、ユーザー端末200が送信した利用開始要求を受信する。処理部103は、通信部102が受信した利用開始要求を受信する。処理部103は、取得した使用開始要求に含まれる顧客IDと、犬小屋IDとを取得する。利用判定部107は、処理部103が取得した顧客IDと犬小屋IDとを取得する。利用判定部107は、取得した顧客IDと犬小屋IDとに基づいて、犬小屋を解錠するか否かを判定する。犬小屋を解錠すると判定した場合について説明を続ける。
(ステップS7-2)
管理サーバ100において、施解錠部110は、利用判定部107が犬小屋を解錠すると判定した場合にその顧客IDを含む利用開始要求に含まれる犬小屋IDを取得する。施解錠部110は、取得した犬小屋IDに該当する犬小屋DHに取り付けられている施解錠装置LDを解錠する鍵を含む解錠要求を作成する。施解錠部110は、作成した解錠要求を、通信部102へ出力する。通信部102は、施解錠部110が出力した解錠要求を取得し、取得した解錠要求をユーザー端末200へ送信する。
【0071】
(ステップS8-2)
端末装置300において、第1通信部302-1は、管理サーバ100が送信した解錠要求を受信する。処理部303は、第1通信部302-1が受信した解錠要求を取得する。処理部303は、取得した解錠要求に含まれる施解錠装置LDを解錠する鍵を取得する。処理部303は、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵を第2通信部302-2へ出力する。第2通信部302-2は、処理部303が出力した施解錠装置LDを解錠する鍵を取得し、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵に基づいて解錠する。犬小屋の扉が開く。
【0072】
図5は、本実施形態に係る犬小屋レンタルシステムの動作の例3を示すフローチャートである。図5を参照して、(3)利用終了操作について説明する。
(ステップS1-3)
ユーザーUによって、犬小屋DH-1の利用を終了する場合に、表示部204に表示された「利用終了要求」ボタンが押される。
(ステップS2-3)
ユーザー端末200において、「利用終了要求」ボタンが、ユーザーUによって押された場合に、操作部205は、「利用終了要求」ボタンが押されたタッチ操作を検出し、ユーザーUのタッチ操作の検出結果を、処理部203へ出力する。処理部203は、操作部205が出力したユーザーUのタッチ操作の結果に基づいて、犬小屋ID-1と顧客IDとを取得する。処理部203は、測位部208からユーザー端末200の位置情報を取得する。処理部203は、犬小屋ID-1に基づいて、犬小屋DH-1の位置情報を取得する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とを比較し近いかどうかを判断する。
【0073】
(ステップS3-3)
ユーザー端末200において、処理部203は、ユーザー端末200と犬小屋ID-1との間の距離が、閾値以下である場合に近いと判定する。処理部203は、ユーザー端末200の位置情報と犬小屋DH-1の位置情報とが近いと判断した場合に、犬小屋ID-1と顧客IDとを含む、管理サーバ100を宛先とする利用終了要求を作成する。
(ステップS4-3)
ユーザー端末200において、処理部203は、作成した利用終了要求を、通信部202へ出力する。通信部202は、処理部203が出力した利用終了要求を取得し、取得した利用終了要求を、管理サーバ100へ送信する。
【0074】
(ステップS5-3)
管理サーバ100において、通信部102は、ユーザー端末200が送信した利用終了要求を受信する。処理部103は、通信部102が受信した利用終了要求を取得する。処理部103は、取得した利用終了要求に含まれる犬小屋ID-1と顧客IDを取得する。利用判定部107は、処理部103が取得した顧客IDと犬小屋IDとを取得する。利用判定部107は、取得した顧客IDと犬小屋IDとに基づいて、犬小屋を解錠するか否かを判定する。犬小屋を解錠すると判定する場合について説明を続ける。
(ステップS6-3)
管理サーバ100において、施解錠部110は、利用判定部107が解錠すると判定した場合に、犬小屋ID-1に該当する犬小屋DH-1に取り付けられている施解錠装置LDを解錠する鍵を含む解錠要求を作成する。施解錠部110は、作成した解錠要求を、通信部102へ出力する。通信部102は、施解錠部110が出力した解錠要求を取得し、取得した解錠要求を端末装置300へ送信する。
【0075】
(ステップS7-3)
端末装置300において、第1通信部302-1は、管理サーバ100が送信した解錠要求を受信する。処理部303は、第1通信部302-1が受信した解錠要求を取得する。処理部303は、取得した解錠要求に含まれる施解錠装置LDを解錠する鍵を取得する。処理部303は、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵を第2通信部302-2へ出力する。第2通信部302-2は、処理部303が出力した施解錠装置LDを解錠する鍵を取得し、取得した施解錠装置LDを解錠する鍵に基づいて解錠する。犬小屋の扉が開く。
(ステップS8-3)
ユーザーUによって、扉が閉められることによって、施解錠装置LDは施錠する。
(ステップS9-3)
施解錠装置LDは、施錠した場合に、施錠通知を端末装置300へ送信する。第2通信部302-2は、施解錠装置LDが送信した施錠通知を受信する。処理部303は、第2通信部302-2が受信した施錠通知を取得する。処理部303は、施術通知を取得した場合に、犬小屋ID-1を含む、管理サーバ100を宛先とする施錠通知を作成する。処理部303は、作成した施錠通知を、第1通信部302-1へ出力する。第1通信部302-1は、処理部303が出力した施錠通知を取得し、取得した施錠通知を、管理サーバ100へ送信する。
【0076】
(ステップS10-3)
管理サーバ100において、通信部102は、端末装置300が送信した施錠通知を受信する。処理部103は、通信部102が受信した施錠通知を取得する。処理部103は、施錠通知を取得した利用終了時刻情報を取得する。処理部103は、施錠通知に含まれる犬小屋ID-1を取得する。処理部103は、取得した犬小屋ID-1に基づいて、利用情報DB106bに犬小屋ID-1に関連付けて記憶されている利用開始時刻情報を取得する。
料金算出部108は、処理部103が取得した利用開始時刻情報と利用終了時刻情報とを取得する。料金算出部108は、取得した利用開始時刻情報と利用終了時刻情報とに基づいて、利用開始時刻から利用終了時刻までの経過時間を導出し、導出した経過時刻に単位時間当たりの利用料金を乗算することによって利用料金を導出する。
【0077】
前述した実施形態では、犬小屋レンタルシステム1に、一台のユーザー端末200が含まれる場合について説明したがこの限りでない。例えば、犬小屋レンタルシステム1に、複数のユーザー端末200が含まれてもよい。
前述した実施形態では、犬小屋レンタルシステム1に、二台の端末装置300が含まれる場合について説明したがこの限りでない。例えば、犬小屋レンタルシステム1に、一台の端末装置が含まれてもよいし、三台以上の端末装置300が含まれてもよい。
前述した実施形態において、処理部103は、使用終了要求を取得した後、一定時間扉が閉められていない場合に、ユーザーに通知するようにしてもよい。具体的には、処理部103は、使用要求を取得して後、時間閾値の間施錠通知を取得しない場合に、扉が閉められていないことを通知するための情報を含む、ユーザー端末200を宛先とする扉状況通知を作成し、作成した扉状況通知を通信部200へ出力する。通信部200は、処理部103が出力した扉状況通知を、ユーザー端末200へ送信する。
【0078】
前述した実施形態において、犬小屋DHを貸し出すことができる時間帯を設定し、処理部103は、設定した時間帯に基づいて、犬小屋DHを利用可能にするようにしてもよい。この場合、管理サーバ100は、犬小屋DHを貸し出すことができる時間帯を設定する設定部を備える。処理部103は、設定部が設定した時間帯に基づいて、犬小屋DHを利用可能にする。このように構成することによって、犬小屋レンタルシステム1は、犬小屋DHを貸し出すことができる時間帯を設定できるため、犬小屋DHが設置されている場所で犬小屋DHの需要のある時間帯に基づいて、犬小屋レンタルシステム1を使用できる。
前述した実施形態において、犬小屋DHに、犬小屋DHの内部の内容物を検出する検出部と、使用終了要求を受信した後に扉が閉められた場合に、検出部が内容物を検出したか否かに基づいて通知する通知部とをさらに備えるようにしてもよい。
前述した実施形態において、犬小屋DHに、扉を物理的に施解錠する物理施解錠部を備えるようにしてもよい。例えば、物理施解錠部は、緊急開錠レバーによって構成されてもよい。この場合、停電時は犬小屋背面の緊急開錠レバーを引くことで物理的に開錠することが可能である。いたずら防止等のため、停電時以外に緊急開錠レバーが引かれると利用者のアプリ及び管理者に通知されるようにしてもよい。
前述した実施形態において、物理解錠部によって扉が解錠される場合に警報を鳴らす警報部をさらに備えるようにしてもよい。レバーを引くと同時に一定時間ブザー音がなる仕組みが導入されてもよい。
前述した実施形態において、クレジットカードなどの商品を購入する際の後払い決済する手段を特定する情報、狂犬病予防接種済書などの狂犬病予防接種を受けた犬であることを示す情報の有効期限が切れた場合に、有効期限が切れていないものを提出させることによって、会員を更新できるようにしてもよい。
前述した実施形態において、ユーザー端末200が犬小屋DHに近いか否かを、Bluetooth(登録商標)など、犬小屋とユーザー端末とが短距離通信の圏内かで判定してもよい。
前述した実施形態において、利用終了要求を受信した後、一定時間扉が閉められなければ、ユーザーに通知してもよい。
【0079】
本実施形態に係る犬小屋レンタルシステム1によれば、犬の一時待機用の犬小屋DHを貸し出す犬小屋レンタルシステム1であって、ユーザーUの会員登録情報に基づいて会員登録を行い、ユーザーを識別する顧客識別情報を発行する処理部103と、犬小屋DHの使用開始要求に含まれる顧客識別情報と犬小屋識別情報とに基づいて、犬小屋識別情報に該当する犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を施解錠する施解錠部110とを備える。
このように、犬小屋レンタルシステム1は、ユーザーUの会員登録情報に基づいて会員登録を行うことができる。そして、会員登録を行った場合にユーザーUを識別する顧客識別情報を発行できるため、会員になった者にだけに犬小屋をレンタルさせることができる。また、犬小屋DHの使用開始要求に含まれる顧客識別情報と犬小屋識別情報とに基づいて、犬小屋識別情報に該当する犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を施解錠できるため、犬の安全を確保できる。また、犬を待機させることができる犬小屋DHを貸し出すことによって、一時利用可能な空間を提供できる。
【0080】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、小屋識別情報は、識別コードが読み取られることによって取得されるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋識別情報は、識別コードが読み取られることによって取得されるため、犬小屋識別情報を入力する手間を省くことができる。
【0081】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、識別コードは、QRコードであってもよい。このように構成することによって、犬小屋識別情報は、QRコードが読み取られることによって取得されるため、犬小屋識別情報を入力する手間を省くことができる。
【0082】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHとユーザー端末200の位置関係に基づいて、ユーザー端末200からの使用開始要求の送信が可能か、または犬小屋DHの犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠可能か、を判断する処理部203としての判断部を備える。
このように構成することによって、犬小屋レンタルシステム1は、犬小屋DHとユーザー端末200の位置関係に基づいて、ユーザー端末200からの使用開始要求の送信が可能か、または犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠可能か、を判断できる。
【0083】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、施解錠部110は、ユーザーUに犬小屋DHの利用資格がある場合に扉を解錠するようにしてもよい。
このように構成することによって、施解錠部110は、ユーザーUに犬小屋DHの利用資格がある場合に扉を解錠できるため、利用資格がないユーザーに対して犬小屋の扉が解錠されるのを防止できる。
【0084】
前述した前記犬小屋レンタルシステム1において、施解錠部110は、犬小屋DHが利用可能な状態である場合に扉を解錠するようにしてもよい。
このように構成することによって、施解錠部110は、犬小屋DHが利用可能な状態である場合に扉を解錠できるため、犬小屋DHが利用可能でない状態である場合に犬小屋DHの扉が解錠されるのを防止できる。
【0085】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、施解錠部110は、ユーザーUが犬小屋DHのそばにいる場合に扉を解錠するようにしてもよい。このように構成することによって、施解錠部110は、ユーザーUが犬小屋DHのそばにいる場合に扉を解錠できるため、ユーザーUが犬小屋DHのそばにいない場合に犬小屋DHの扉が解錠されるのを防止できる。
【0086】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、施解錠部110は、犬小屋DHの使用終了要求に含まれる顧客識別情報と犬小屋識別情報とに基づいて、犬小屋識別情報に該当する犬小屋DHの犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠するようにしてもよい。
このように構成することによって、施解錠部110は、犬小屋DHの使用終了要求に含まれる顧客識別情報と犬小屋識別情報とに基づいて、犬小屋識別情報に該当する犬小屋DHの犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠することができるため、犬小屋識別情報に該当しない犬小屋DHの犬の出入り口に取り付けられた扉が解錠されるのを防止できる。
【0087】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、処理部103は、使用終了要求を受信した後に一定時間前記扉が閉められない場合に、ユーザーに通知するようにしてもよい。
このように構成することによって、使用終了要求を受信した後に一定時間扉が閉められない場合にユーザーに通知できるため、ユーザーが扉を閉め忘れた場合でも、扉を閉めることを促すことができる。
前述した犬小屋レンタルシステム1において、使用終了要求を受信した後に扉が閉められた時刻に基づいて、犬小屋DHのレンタル料金を算出する料金算出部108をさらに備えるようにしてもよい。
このように構成することによって、使用終了要求を受信した後に扉が閉められた時刻に基づいて、犬小屋のレンタル料金を算出できるため、ユーザーに犬小屋をレンタルさせたことによる料金を請求できる。
【0088】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHの内部の内容物を検出する検出部と、使用終了要求を受信した後に扉が閉められた場合に、検出部が内容物を検出したか否かに基づいて通知する通知部とをさらに備えるようにしてもよい。
このように構成することによって、使用終了要求を受信した後に扉が閉められた場合に、犬小屋の内部の内容物を検出したか否かに基づいて通知できるため、ユーザーに犬小屋の内部に内容物があることを知らせることができる。
【0089】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、使用開始要求に含まれる顧客識別情報に基づいて、ユーザーが会員登録されているか否かを判定する利用判定部107としての顧客判定部をさらに備え、施解錠部110は、顧客判定部が、ユーザーUが会員登録されていると判定した場合に、犬小屋識別情報に該当する犬小屋の扉を解錠するようにしてもよい。
このように構成することによって、使用開始要求に含まれる顧客識別情報に基づいて、ユーザーUが会員登録されているか否かを判定できるため、使用開始要求を送信したユーザーUが会員であるか否かを判定できる。
そして、ユーザーUが会員登録されていると判定した場合に、犬小屋識別情報に該当する犬小屋の扉を解錠できるため、会員登録されていると判定されたユーザーUに犬小屋DHを使用させることができる。使用開始要求を送信したユーザーUが会員でない場合には顧客識別情報が異なるため、会員登録されているとは判定されないため、犬小屋識別情報に該当する犬小屋DHの扉は解錠されず、犬小屋は使用できない。
【0090】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHを貸し出すことができる時間帯を設定する設定部をさらに備え、処理部103は、設定部が設定した時間帯に基づいて、犬小屋DHを利用可能にするようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋レンタルシステム1は、犬小屋DHを貸し出すことができる時間帯を設定できるため、犬小屋DHが設置されている場所で犬小屋DHの需要のある時間帯に基づいて、犬小屋レンタルシステム1を使用できる。
【0091】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、犬を繋いだリードを掛けるリードフックを備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、犬を繋いだリードを掛けるリードフックを備えることができるため、ユーザーUは、リードフックにリードを掛ければよいため便利であるとともに、犬がリード絡まることを防止できるため、犬の安全を図ることができる。
【0092】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、開口部を有する壁部を備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、開口部を有する壁部を備えることができるため、犬小屋内の換気を行うことができる。このため、犬小屋に入れられた犬の安全を確保できる。開口部を有する壁部を犬小屋の背面とすることによって、仮に犬が吠えた場合でも、背面から音が漏れるようにできるため、防音を図ることができる。
【0093】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHには、天井の中心部分に取り付けられたリードフックを備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHには、天井の中心部分に取り付けられたリードフックを備えることができるため、ユーザーUは、リードフックにリードを掛ければよいため便利であるとともに、リードフックが天井の中心部分に取り付けられているため、犬がリード絡まることを防止できるため、犬の安全を図ることができる。
【0094】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、公共空間に設置されるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、公共空間に設置できるため、任意のユーザーに使用させることができる。
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、犬の出入り口に取り付けられた扉よりも内部に設置されたインナーゲートを備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、犬の出入り口に取り付けられた扉よりも内部に設置されたインナーゲートを備えることができるため、扉が開いた場合に、犬が飛び出してしまうことを防止できる。
【0095】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、犬を収容する第1空間部と、犬以外を収容する第2空間部とを備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、犬を収容する第1空間部に加え、犬以外を収容する第2空間部を備えることができるため、清掃具、外したリード、小物などを収容できる。
前述した犬小屋レンタルシステム1において、扉は、第1空間部と第2空間部とで共通であるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、扉を開くことによって、第1空間部に収容された犬と、第2空間部に収容された清掃具、外したリード、小物などを取り出すことができるため、第1空間部と第2空間部とに別々の扉が設置されている場合よりも作業が容易である。
【0096】
前述した犬小屋レンタルシステム1において、犬小屋DHは、扉を物理的に施解錠する物理施解錠部を備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、施解錠部によって解錠できなくなった場合でも、物理施解錠部を解錠することによって、収納されたものを取り出すことができる。
前述した犬小屋レンタルシステム1において、物理施解錠部によって扉が解錠される場合に警報を鳴らす警報部をさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、物理施解錠部によって扉が解錠される場合に周囲に物理施解錠部によって扉が解錠されることを知らせることができる。
【0097】
本実施形態によれば、犬小屋DHは、犬の出入り口に取り付けられた扉と、犬の出入り口に取り付けられた前記扉よりも内部に設置されたインナーゲートとを備える。このように構成することによって、犬小屋DHは、犬の出入り口に取り付けられた扉よりも内部に設置されたインナーゲートを備えることができるため、扉が開いた場合に、犬が飛び出してしまうことを防止できる。
本実施形態によれば、犬小屋DHは、解錠要求を受信する第1通信部302-1としての通信部と、解錠要求に基づいて、犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠する施解錠装置LDとしての施解錠部とを備える。このように構成することによって、犬小屋は、解錠要求を受信する通信部と、解錠要求に基づいて、犬小屋の犬の出入り口に取り付けられた扉を解錠する施解錠部とを備えることができるため、解錠要求に基づいて、扉を解錠できる。
前述した犬小屋DHにおいて、犬を収容する第1空間部と、犬以外を収容する第2空間部とをさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、犬を収容する第1空間部に加え、犬以外を収容する第2空間部を備えることができるため、清掃具、外したリード、小物などを収容できる。
前述した犬小屋DHにおいて、前記扉は、前記第1空間部と前記第2空間部とで共通であるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、扉を開くことによって、第1空間部に収容された犬と、第2空間部に収容された清掃具、外したリード、小物などを取り出すことができるため、第1空間部と第2空間部とに別々の扉が設置されている場合よりも作業が容易である。
【0098】
前述した犬小屋DHにおいて、開口部を有する壁部をさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、開口部を有する壁部を備えることができるため、犬小屋内の換気を行うことができる。このため、犬小屋DHに入れられた犬の安全を確保できる。開口部を有する壁部を犬小屋の背面とすることによって、仮に犬が吠えた場合でも、背面から音が漏れるようにできるため、防音を図ることができる。
前述した犬小屋DHにおいて、天井の中心部分に取り付けられたリードフックをさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHには、天井の中心部分に取り付けられたリードフックを備えることができるため、ユーザーは、リードフックにリードを掛ければよいため便利であるとともに、リードフックが天井の中心部分に取り付けられているため、犬がリード絡まることを防止できるため、犬の安全を図ることができる。
【0099】
前述した犬小屋DHにおいて、扉を物理的に施解錠する物理施解錠部をさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、施解錠部によって解錠できなくなった場合でも、物理施解錠部を解錠することによって、収納されたものを取り出すことができる。
前述した犬小屋DHにおいて、前記物理施解錠部によって前記扉が解錠される場合に警報を鳴らす警報部をさらに備えるようにしてもよい。このように構成することによって、犬小屋DHは、物理施解錠部によって扉が解錠される場合に周囲に物理施解錠部によって扉が解錠されることを知らせることができる。
【0100】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0101】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してコンピュータプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0102】
以上、実施形態及びその変形例を説明したが、これらの実施形態及びその変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態及びその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。これら実施形態及びその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。例えば、印象量推定装置や印象量推定装置が実行する印象量推定方法は、建物設計装置や建物設計装置が実行する建物設計方法として実現することも可能である。
【0103】
なお、上述した管理サーバ100、ユーザー端末200、及び端末装置300は、前述したように、コンピュータで実現される。この場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体のことをいう。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含む。
【0104】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含んでいてもよい。短時間の間、動的にプログラムを保持するものは、例えば、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
【0105】
なお、上述の管理サーバ100、ユーザー端末200、及び端末装置300は内部にコンピュータを有している。そして、上述した管理サーバ100ユーザー端末200、及び端末装置300の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0106】
1…犬小屋レンタルシステム、100…管理サーバ、102…通信部、103…処理部、106…記憶部、106a…顧客情報DB、106b…利用情報DB、107…利用判定部、108…料金算出部、109…決済部、110…施解錠部、200…ユーザー端末、202…通信部、203…処理部、204…表示部、205…操作部、206…記憶部、207…コードリーダ、208…測位部、300…端末装置、302-1…第1通信部、302-2…第2通信部、303…処理部、306…記憶部、400…決済事業者サーバ
図1
図2
図3
図4
図5