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特許7436578基準信号チャネル特性を設定する方法および装置、ならびに通信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】基準信号チャネル特性を設定する方法および装置、ならびに通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/06 20060101AFI20240214BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20240214BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20240214BHJP
   H04L 27/26 20060101ALN20240214BHJP
【FI】
H04B7/06 960
H04W72/20
H04W24/10
H04L27/26 114
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022116108
(22)【出願日】2022-07-21
(62)【分割の表示】P 2020527109の分割
【原出願日】2018-11-19
(65)【公開番号】P2022163064
(43)【公開日】2022-10-25
【審査請求日】2022-08-19
(31)【優先権主張番号】201711148979.7
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,ボー
(72)【発明者】
【氏名】リ,ユ ンゴク
(72)【発明者】
【氏名】ルー,ジャオフア
(72)【発明者】
【氏名】チェン,イージアン
(72)【発明者】
【氏名】ユエン,イーフェイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,シンフイ
【審査官】大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】ZTE, SANECHIPS,Discussion on beam management[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717424,3GPP,2017年10月03日,[検索日:2023.06.27],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717424.zip>
【文献】SAMSUNG,On Beam Management, Measurement and Reporting[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717605,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717605.zip>,2017年10月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/06
H04W 72/20
H04W 24/10
H04L 27/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準信号チャネル特性を構成する方法であって、
第2通信ノードによって第1通信ノードから、送信構成通知(TCI)状態の第1セットを記述する情報を搬送する無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信するステップであって、
TCI状態の前記第1セットにおける各TCI状態は、1つまたは複数の基準信号を識別する1つまたは複数のインデックス要素を備える、
ステップ、
前記第2通信ノードによって前記第1通信ノードから、TCI状態の第2セットがアクティブ化されたことを示す情報を搬送するメディアアクセス制御要素(MAC-CE)シグナリングを受信するステップであって、
TCI状態の前記第2セットは、TCI状態の前記第1セットからアクティブ化される少なくとも1つのTCI状態を含む、
ステップ、
前記第1通信ノードによって送信されたダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを受信するステップであって、
前記DCIシグナリングは、TCI状態の前記第2セットらのTCI状態に関する通知情報を備え、
前記通知情報は、ダウンリンク復調基準信号(DMRS)のチャネル特性およびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)のチャネル特性およびサウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定を示す、
ステップ、
を有する方法。
【請求項2】
前記RRCシグナリングを受信するステップの後に、前記方法はさらに、
前記第2通信ノードによって前記第1通信ノードから、TCI状態の前記第1セットからの少なくとも1つのTCI状態を搬送する再構成RRCシグナリングを受信するステップ;
前記再構成RRCシグナリングによって示される少なくとも1つのTCI状態を削除するステップ;
を有する、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
TCI状態の前記第1セットはM個のセットを備え、
TCI状態の前記第2セットはS個のセットを備え、
SおよびMは1以上の整数である、
請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記TCI状態に関する前記通知情報はさらに、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を示す、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記TCI状態に関する前記通知情報はさらに、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を示す、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の基準信号のなかの基準信号は、同期信号ブロック(SSブロック)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、またはサウンディング基準信号(SRS)を有する、請求項1記載の方法。
【請求項7】
基準信号チャネル特性を構成する方法であって、
第1通信ノードによって第2通信ノードに対して、送信構成通知(TCI)状態の第1セットを記述する情報を搬送する無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信するステップであって、
TCI状態の前記第1セットにおける各TCI状態は、1つまたは複数の基準信号を識別する1つまたは複数のインデックス要素を備える、
ステップ、
前記第1通信ノードによって前記第2通信ノードに対して、TCI状態の第2セットがアクティブ化されたことを示す情報を搬送するメディアアクセス制御要素(MAC-CE)シグナリングを送信するステップであって、
TCI状態の前記第2セットは、TCI状態の前記第1セットからアクティブ化される少なくとも1つのTCI状態を含む、
ステップ、
前記第1通信ノードによってダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを送信するステップであって、
前記DCIシグナリングは、TCI状態の前記第2セットらのTCI状態に関する通知情報を備え、
前記通知情報は、ダウンリンク復調基準信号(DMRS)のチャネル特性およびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)のチャネル特性およびサウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定を示す、
ステップ、
を有する方法。
【請求項8】
前記RRCシグナリングを送信するステップの後に、前記方法はさらに、
前記第1通信ノードによって前記第2通信ノードに対して、TCI状態の前記第1セットのうち少なくとも1つの削除されるべきTCI状態を搬送する再構成RRCシグナリングを送信するステップを有する、
請求項記載の方法。
【請求項9】
TCI状態の前記第1セットはM個のセットを備え、
TCI状態の前記第2セットはS個のセットを備え、
SおよびMは1以上の整数である、
請求項記載の方法。
【請求項10】
前記TCI状態に関する前記通知情報はさらに、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を示す、請求項記載の方法。
【請求項11】
前記TCI状態に関する前記通知情報はさらに、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を示す、請求項記載の方法。
【請求項12】
前記1つまたは複数の基準信号のなかの基準信号は、同期信号ブロック(SSブロック)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、またはサウンディング基準信号(SRS)を含む、請求項記載の方法。
【請求項13】
請求項1から1のいずれか1項記載の方法を実装するように構成されたプロセッサを備える、無線通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年11月17日に中国特許庁に提出された中国特許出願第201711148979.7号に対する優先権を主張するものであり、その開示は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
【0002】
本願は通信の分野に関し、例えば、基準信号のチャネル特性を設定するための方法および装置、ならびに通信デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
超広帯域、すなわちミリ波通信を有する高帯域は、将来の移動通信の発展において重要な方向性となっており、世界中の学界や産業界の注目を集めている。特に、大規模な接続されたスペクトルリソースおよび物理ネットワ-クによって引き起こされる輻輳が増大することにつれて、ミリメ-トル波の利点はますます魅力的になってきている。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)や3GPP(3rd Generation Partner Project)などの多くの標準化機関が、それらの標準化作業を開始している。例えば、3GPP規格グループでは、大きな帯域幅の著しい利点により、高帯域通信は5Gの新しい無線アクセス技術(New RAT)の重要な革新点となる。
【0004】
しかしながら、高帯域通信は例えば、大きな伝搬経路損失、大気のより大きな吸収(例えば酸素)、および降雨フェ-ドを含む、リンク減衰の課題にも直面している。これらの課題に直面して、高帯域通信システムは高帯域の短波長および容易なアンテナ集積の利点を利用し、高いアンテナ利得を得るためにマルチアンテナアレイおよびビーム成形方式を使用し、信号伝送損失を打ち消して、リンクマ-ジンを確保し、通信ロバスト性を改善することができる。
【0005】
アンテナ重み(プリコ-ディングおよびビームとも呼ばれる)トレ-ニング中に、高帯域において、送信端はトレ-ニングパイロットを送信し、受信端はチャネルを受信し、チャネル推定を実施する。そして高帯域受信端は、トレ-ニング送信端に対してチャネル状態情報をフィ-ドバックすることにより、トランシ-バが、利用可能なトランシ-バアンテナ重みペアから、マルチチャネルデ-タ伝送に使用できる複数のアンテナ重みペアを見つけ出し、それによって全体のスペクトル効率を改善することが容易になるようにする必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法および装置、ならびにビーム通知オ-バヘッドを大幅に増加させる問題を改善するための通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は第1通信ノードに対して適用され、以下を有する:第1タイプシグナリングを決定するステップであって、前記第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、前記第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む、ステップ;前記第1タイプシグナリングを第2通信ノードに対して送信するステップ。
【0008】
本出願はさらに、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は第2通信ノードに対して適用され、以下を有する:第1通信ノードによって送信された第1タイプシグナリングを受信するステップ;前記第1タイプシグナリングで搬送された第1タイプセットを取得するステップであって、前記第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む、ステップ。
【0009】
本出願はさらに、基準信号のチャネル特性を設定するための装置を提供する。この装置は、通信デバイスにおいて構成され、シグナリング決定ユニットとシグナリング送信ユニットを含む。
【0010】
前記シグナリング決定ユニットは第1タイプシグナリングを決定するように構成され、前記第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、前記第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む。
【0011】
前記シグナリング送信ユニットは、第1タイプシグナリングを第2通信ノードに対して送信するように構成される。
【0012】
本出願はさらに、端末を提供する。前記端末は、メモリ、プロセッサ、前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なコンピュ-タプログラム、を備え、前記プロセッサは、前述の方法のいずれかを実行する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本出願の実施形態における図面を以下に記載して、本出願のさらなる理解を提供する。図面は、説明と関連して本出願を説明するために使用され、本出願の範囲を限定することを意図するものではない。
【0014】
図1】本出願の1実施形態による、PDSCHおよびPDCCHに対するビーム通知の概略図である。
【0015】
図2】本出願の1実施形態による非周期的CSI-RSのためのビーム通知の概略図である。
【0016】
図3】本発明の1実施形態による非周期的SRSのためのチャネル状態情報の構成を示す概略図である。
【0017】
図4】本出願の1実施形態によるビーム報告に関連付けられたビーム通知の概略図である。
【0018】
図5】本願の1実施形態によるCSI報告のためのポ-ト通知の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
当業者によるより良い理解を容易にするために、本出願は、図面と併せて以下でさらに説明される。なお、以下に示す実施の形態は、本願の範囲を限定するものではない。互いに競合していない場合、本明細書で説明する実施形態および実施形態における様々な方法は、互いに組み合わせることができる。
【0020】
本出願の実施形態で提供される方法および装置を説明する前に、関連する概念を以下に説明する。本出願の実施形態では、基準信号は以下に列挙される信号のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
(1)セル固有基準信号(CRS)
【0022】
(2)チャネル状態表示基準信号(CSI-RS)
【0023】
(3)ビーム管理用チャネル状態通知基準信号(CSI-RS)
【0024】
(4)チャネル状態情報干渉測定(CSI-IM)信号
【0025】
(5)復調基準信号(DMRS)
【0026】
(6)ダウンリンク復調基準信号
【0027】
(7)アップリンク復調基準信号
【0028】
(8)サウンディング基準信号(SRS)
【0029】
(9)位相トラッキング基準信号(PT-RS)
【0030】
(10)移動度基準信号(MRS)
【0031】
(11)ビーム固有基準信号(BRS)
【0032】
(12)ビーム精密化基準信号(BRRS)
【0033】
(13)ランダムアクセスチャネル(RACH)信号
【0034】
(14)同期信号(SS)
【0035】
(15)同期信号ブロック(SSブロック)
【0036】
(16)プライマリ同期信号(PSS)
【0037】
(17)セカンダリ同期信号(SSS)
【0038】
チャネル特性には以下が含まれる:水平伝送方位、垂直伝送方位、水平受信方位、垂直受信方位などの物理伝送チャネル特性;アンテナ素子パタ-ン、アンテナ配置、ベ-スバンド時間オフセット、周波数オフセット、位相雑音などの無線周波数およびベ-スバンド回路特性。
【0039】
ビームはリソース(例えば、送信端における予符号化、受信端における予符号化、アンテナポ-ト、アンテナ重みベクトル、またはアンテナ重み行列)である場合がある。ビームは送信の観点からいくつかの時間-周波数-符号リソースにバインドできるので、ビームシンボルはリソースインデックスによって置き換えることができる。ビームはまた、送信(送信/受信)モ-ドであってもよい。送信モ-ドは、空間分割多重化または周波数領域/時間領域ダイバ-シティを含むことができる。
【0040】
受信ビーム通知は、送信端が現在の基準信号、アンテナポ-トおよびユ-ザ機器(UE)によってフィ-ドバックされる基準信号(ベ-ス基準信号)、ならびにアンテナポ-トの準コロケ-ション仮定を介して、通知を実行できることを意味する。
【0041】
受信ビームとは、、通知が必要とされない受信端におけるビームを指し、または、現在の基準信号、アンテナポ-トおよびユ-ザ機器(UE)によってフィ-ドバックされる基準信号(ベ-ス基準信号)、ならびにアンテナポ-トの擬似コロケ-ション仮定を介して、送信端によって通知される、受信端におけるビームを指す。
【0042】
1実施形態によると、ビーム通知において、元の基準信号は、以前に測定され、参照ソ-スとして使用された基準信号を指す;タ-ゲット基準信号は、チャネル特性によって示される必要があり、関連する基準信号のチャネル特性のアップロ-ドを決定するために使用される基準信号を指す。
【0043】
QCLに関連するパラメ-タには、ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、平均利得、空間パラメ-タ、空間関係、および空間受信パラメ-タが含まれる。
【0044】
リンク再構成要求は、ビームリカバリ要求とも呼ばれる。
【0045】
本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は、ステップ100およびステップ200を含む。
【0046】
ステップ100において、基地局はM個のセットを含む第1タイプセットを構成し、i番目のセットは、Ni個のインデックス要素を含む。
【0047】
ステップ200において、基地局はシグナリングをUEに対して送信し、シグナリングは、M個のセットを含む第1タイプセットを搬送する。
【0048】
M個のセットのi番目のセットは、Ni個のインデックス要素を含む。構成情報はUEに対して通知される。MおよびNiは1以上の整数である。単一のビームを考慮すると、第1タイプセット内の各セットは、1つのインデックス要素のみを含むことができる。第1タイプセットは、送信制御通知、候補送信構成通知、またはアップリンク送信制御通知と呼ぶことができる。
【0049】
例えば、第1タイプセット内の各セットが1つのインデックス要素を含む場合、第1タイプセット、すなわち、候補送信構成通知状態は、表1に記載されるようになる。
【表1】
【0050】
一般的な場合、候補送信構成通知状態は、表2に列挙される通りである。各状態は、1つまたは複数の基準信号インデックスに関連付けることができる。
【表2】
【0051】
各インデックス要素は、インデックス要素番号、基準信号タイプインデックス、基準信号リソース構成インデックス、基準信号リソースセットインデックス、基準信号リソースインデックス、基準信号ポ-トインデックス、リソースブロックインデックス、リソースブロックバーストインデックス、リソースブロックバーストセットインデックス、測定限界ウィンドウインデックス、時間領域ウィンドウインデックス、レポ-ト構成インデックス、ビームグループ化インデックス、測定制約、構成制約、時間制約、トリガ情報、または基準信号グループインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
基準信号は、同期信号ブロック(SSブロック)、チャネル状態通知基準信号(CSI-RS)、サウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号または復調基準信号(DMRS)のうち少なくとも1つを含む。
【0053】
非周期的CSI-RSのような非周期的基準信号の場合、非周期的CSI-RSは追加のトリガ情報を用いて構成される必要があることが通知される。システムは、非周期的CSI-RSを複数回トリガすることができる。トリガ情報は、特定の非周期的CSI-RS通知を区別するために使用される。1実施形態ではインデックス付与動作はトリガインデックス付与であり、非周期的CSI-RS通知モ-ドはトリガインデックス付与+CRIである。
【0054】
実施形態では、第1タイプセットを再設定することは次の動作のうち少なくとも1つを含む:第1タイプセットに対して新しい第1タイプセットを追加するステップ;第1タイプセットから通知されたセットを削除するステップ;第1タイプセット内の通知されたセット内の通知された要素を更新するステップ;第1タイプセット内の通知されたセット内の通知された要素を削除するステップ;または第1タイプセット内の通知されたセットに対して新しいインデックス要素を追加するステップ。1実施形態によると、第1タイプセットの再構成は、無線リソース制御(RRC)シグナリングまたはメディアアクセス制御要素(MAC-CE)シグナリングを介して実施することができる。1実施形態では、再構成が第1タイプシグナリングだけでなく、独立したシグナリングの1つのピ-スによって実施されてもよい。
【0055】
第1タイプセットに基づいて、第1タイプセットからセットをスクリ-ニングして、第2タイプセットを形成することができる。1実施形態では、第2タイプセットを生成する動作は以下のうちの少なくとも1つを含む:(1)第1タイプセット内のセットをアクティブ化し、第1タイプセット内のアクティブ化されたセットによって第2タイプセットを形成するステップ、(2)第1タイプセット内のセットを第2タイプセットに結合するステップ、または(3)第1タイプセット内のセット内のインデックス要素を結合して第2タイプセットを形成するステップ。
【0056】
第2タイプシグナリングは、第2通信ノードに対して送信される。第2タイプセットは、S個のセットを含む。Sセットのi番目のセットは、Ki個のインデックス要素を含む。SおよびKiは、1以上の整数である。1実施形態では、基準信号のチャネル特性を設定するための方法は、ビットマップを使用して、第1タイプセット内のセットまたは第1タイプセット内のセット内のインデックス要素に命令し、第2タイプセットを形成することを含む。第1タイプセットの各セット、または第1タイプセットのセットの各インデックス要素は、ビットマップの各ビットに対応する。ビットマップは、要素0と1、およびバイナリ系列の要素の位置を使用して、関連付けられた情報が有効かアクティブかを示す。
【0057】
ビット位置内の特定の値は、(I)関連するセットのアクティブ化、組み合わせ、または選択を表すか、または(II)関連するセット内のインデックス要素のアクティブ化、組み合わせ、または選択を表す。ビットマップを介して選択されたセット内のセットまたはインデックス要素は、ビットマップの順序によってエンコ-ドされ、第2タイプセット内のセットまたは第2タイプセット内のセット内のインデックス要素を示す。
【0058】
例えば、第1タイプセットが16セットを含むとき、第1タイプセットにおける8セットのアクティブ化のためのシグナリングは、明示的に示されるか(例えば、1、3、5、6、7、8、15、16)、またはビットマップを使用することによって示される。
【0059】
実施形態において、16ビットの各ビットは第1タイプセットにおけるそれぞれのセットに対応し、1はアクティブ化セットを示し、0は非アクティブ化セットを示す。例えば、16’b1010111100000011。したがって、これらのセットのいずれかを効果的に示し、アクティブにするために必要なのは16ビットのみである。1実施形態では、アクティブ化する必要があるセットの数がしきい値k以上であるとき、セットはビットマップを使用して示され、アクティブ化する必要があるセットの数がしきい値k未満であるとき、セットは明示的に示される。kは1以上の正整数である。1実施形態では、下記式で表される。Tは、第1タイプセット内のセットの数を示す。
【数1】
【0060】
1実施形態では、明示的方法およびビットマップ法は、セット内の要素の通知、およびセット内のセットおよび要素のジョイントアクティベ-ションに対して使用するために、拡張することができる。
【0061】
本出願の別実施形態では、第2タイプセットにおいて、第2タイプセット内のX1セットが明示的に示され、X1セットがビットマップを使用して示される。X1は1以上の整数である。1実施形態では、第2タイプセットが2つの異なる通知方法を使用して通知される。ビットマップはコストを効果的に節約できるが、効果的なシ-ケンス情報を提供できない。第1タイプセットからの選択において、第2タイプセット内の通知された位置のセットは、デフォルト構成の点で他のセットと一致しない。
【0062】
1実施形態では、規則(最も低いインデックスを有するセット、最も高いインデックスを有するセット、または第1通信ノードによって構成されるかまたはあらかじめ指定される特定のインデックスを有するセットのうちの少なくとも1つを含む)にしたがって、第2タイプセット内の合意されたセットは、関連する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を通知するために、または関連するPUCCHの復調基準信号のチャネル特性仮定を通知するために、使用される。
【0063】
例えば、第1タイプセットが16のセットを含むとき、第1タイプセットにおける8つのセットのアクティブ化のためのシグナリングは、明示的シグナリングの1つの断片に1つのビットマップを加えたものによって通知されることがある。例えば、1、3、5、6、7、8、15、16がアクティブ化され、6が2番目のタイプセットの最初のセットとして機能する場合、シグナリング形式は{explicit indication、bitmap}={6、16’b1010101100000011}である。1実施形態では、ビットマップが明示的に示されるセットを示さない場合、シグナリングフォ-マットは{explicit indication、bitmap(明示通知ビットをスキップする)}={6,15’b101011100000011}である。1実施形態では、取得される第2タイプセットは以下の通りである。
【表3】
【0064】
以下の実施形態は、DL制御およびデ-タチャネル、ならびにUL制御およびデ-タチャネルのシナリオに関連して説明される。
【0065】
第1タイプセットまたは第2タイプセットから形成される任意選択のセットは、第3タイプシグナリングによって通知される。実施形態において、第3タイプシグナリングは、MAC-CEシグナリングまたはダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングである。1実施形態では、第3タイプシグナリングは、第1タイプセットまたは第2タイプセット内のセットのうちの少なくとも1つを示すことにより、以下のうち少なくとも1つを示す:(a)関連するダウンリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、(b)関連するアップリンク復調基準信号または関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、(c)関連する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または関連するPUCCHの関連する層、(d)関連する物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)または関連するPUSCHの関連する層、(e)関連するチャネル状態通知基準信号(CSI-RS)のチャネル特性仮定、(f)関連するサウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定、(g)関連する干渉測定リソース(IMR)基準信号のチャネル特性仮定。
【0066】
第3タイプシグナリングは、第2通信ノードに対して送信される。
【0067】
図1は、本願の1実施形態によるビーム通知方法の概略図である。この方法は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のためのビーム通知のシナリオに適用可能である。図1は、以下の項目を含む:
【0068】
タ-ゲットRS/チャンネル;
【0069】
RRCシグナリング;
【0070】
MAC-CEシグナリング;
【0071】
DCIシグナリング;
【0072】
M個の候補TCI状態(その各々は、非周期的(トリガされた情報またはセットIDによって識別される)、半永続的および周期的CSI-RSおよびSSB、ならびに非周期的(トリガされた情報またはセットIDによって識別される)、半永続的および周期的SRSに関連する;
【0073】
少なくとも空間QCL通知のための基準RSプ-ル;
【0074】
PDCCH DMRS QCLの仮定について示されている1状態;
【0075】
M候補TCI状態に対するビットマップシグナリングの使用;
【0076】
Na個状態TCI;
【0077】
Na個TCI状態のNaビットDCIフィ-ルドへのマッピング;
【0078】
PDSCHビーム通知のための2Na個TCI状態のうち1つの通知。
【0079】
まず、基地局はM個の第1タイプセットを設定する。すなわち、M個の候補送信構成通知タグ制御情報(TCI)状態のセットを設定する。各セットは、非周期的、半永続的および周期的CSI‐RSおよびSSBと関連している。すなわち、各セットは、非周期的、半持続的、および周期的CSI-RSまたはSSBのうちの少なくとも1つを管理する。M個の第1タイプセットは、第1タイプシグナリングで搬送される。第1タイプシグナリングは、RRCを介してUEに対して送信される。候補TCI状態のセットは、半永続的でないかまたは周期的ではないSRSリソースに関連付けることができる。
【0080】
PDCCHについては、MAC-CEを通じて通知を実施できる。PDSCHの場合、M>2Naのとき、MAC-CEシグナリングが有効になり、M個のTCIステ-トから2NaTCIステ-トが選択される。2NaおよびNaビットは、DCI通知領域、すなわち、第2タイプシグナリングに関連付けられる。
【0081】
最後に、PDSCHの場合、第3タイプシグナリングの送信が完了するように、DCIを介してビーム通知が実行される。
【0082】
PDCCHおよびPDSCHを共同で符号化するための方法を提示する。MAC-CEシグナリングが関与し、共有可能であるので、アクティブ化された第1候補TCI状態は、PDCCHの通知ビームとして使用できる。
【0083】
1実施形態では、PDSCHおよびPDCCHについてのビーム通知が、関連するDMRS信号のQCL通知によって実施される。すなわち、基準RSインデックス情報は、TCIで搬送され、最終通知フェ-ズにおいて、対応するPDSCHのDMRS信号に関連付けられる。
【0084】
図2は、本出願の1実施形態による非周期的CSI-RSについてのビーム通知の概略図である。PDCCHおよびPDSCHと同じ候補TCI状態のセットが共有される。図2は、以下の項目を含む:
【0085】
タ-ゲットRS/チャンネル;
【0086】
RRCシグナリング;
【0087】
MAC-CEシグナリング;
【0088】
DCIシグナリング;
【0089】
非周期的CSI-RS;
【0090】
非周期的CSI-RSリソースの設定;
【0091】
L個の非周期的CSI-RSリソースセットの設定;
【0092】
M個の候補TCI状態(その各々は、非周期的(トリガされた情報またはセットIDによって識別される)、半永続的および周期的CSI-RSおよびSSB、ならびに非周期的(トリガされた情報またはセットIDによって識別される)、半永続的および周期的SRSに関連する;
【0093】
非周期的CSI-RSリソースセットを表す(2Nb-1)個のステ-トのアクティブ化。それぞれKi>1個のCSI-RSリソースが含まれる;
【0094】
Ki個のリソースそれぞれをM個のTCI候補ステ-トの1つに関連付ける。(2Nb-1)個のステ-トそれぞれは、Ki個リソースの大きさを持つリソースセットを含む;
【0095】
(2Nb-1)個の非周期的CSI-RSリソースセットのうちの1つをトリガする。
【0096】
RRCシグナリングを介して構成された候補TCI状態に加えて、L個の非周期的CSI-RSリソースセットがRRCシグナリングを介して構成される。Lが2Nb以上の場合、(2Nb-1) ステ-トがアクティブになる。各ステ-トは、対応するCSI-RSリソースセットに関連付けられる。各リソースセットには、Ki個のCSI-RSリソースが含まれている。1実施形態では、ビットマップメソッドを使用して、L個の非周期的CSI-RSリソースセットから(2Nb-1)個の非周期的CSI-RSリソースセットをアクティブ化することができる。1実施形態では、ビットマップ内の非ゼロ要素の数が、Nbのサイズを暗黙的に示すことができる。次に、MAC-CEシグナルを使用して、候補のTCI状態を非周期的CSI-RSリソースに関連付け、最後の(2Nb-1)非周期的CSI-RSリソースセットのDCIトリガリングを可能にする。
【0097】
さらに、第1タイプセット内または第2タイプセット内の少なくとも1つのセットおよびアップリンク基準信号インデックスを結合符号化して、結合符号化における1つの要素を示し、またはアップリンク基準信号インデックスを示す場合、これは、(a)関連するアップリンク復調基準信号または関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、または(b)関連するサウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定、のうちの少なくとも1つの通知に適用される。
【0098】
次に、先行する情報を搬送する第4タイプシグナリングが、第2通信ノードに対して送信される。
【0099】
1実施形態では、第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件は、第3タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件よりも強い。第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定は、同一の空間フィルタに基づくか、またはパラメ-タセットドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、平均利得、および空間パラメ-タの1つ、またはパラメ-タセットドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、および空間パラメ-タの1つに基づく。第3タイプシグナリングは、空間パラメ-タまたは空間関係のみに基づく。
【0100】
1実施形態によると、アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号またはアップリンク復調基準信号(UL DMRS)のうちの1つを含む。
【0101】
1実施形態によると、第3タイプシグナリングは例えば、アップリンク基準信号ビームとダウンリンク基準信号ビームとの間の十分な相関のみを規定し;第4タイプシグナリングは、一貫した空間フィルタを含む元のアップリンク基準信号の伝達モ-ドとタ-ゲットアップリンク基準信号が一致しなければならないことを規定する。
【0102】
従来技術と比較して、本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は以下を含む:第1タイプシグナリングを決定するステップであって、第1タイプシグナリングが第1タイプセットを搬送し、第1タイプセットが複数のインデックス要素を含むステップ;第1タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するステップ。本出願のこの解決策によって、QCL仮定または強制的な制約通知方法を使用して、アップリンク基準信号がビームトレ-ニングまたはチャネル状態情報取得に使用されることを差分的に通知し、これにより、ユ-ザ移動およびチャネル変更シナリオに適応し、ビーム通知オ-バヘッドを低減し、システム柔軟性を向上させる効果を達成する。
【0103】
以下の実施形態は、非周期的SRSのシナリオに関連して説明される。
【0104】
関連するSRS(すなわち、タ-ゲット基準信号)が非周期的SRSである場合、E≧2Ndであれば、(2Nd-1)SRSリソースセットがE個のSRSリソースセットから選択され、非周期的SRSリソーストリガ-のために使用されるようにダウンリンク制御情報(DCI)通知フィ-ルドに関連づけられる;E<2Ndであれば、E個のSRSリソースセットは非周期的SRSリソーストリガ-のために使用されるようにDCI通知フィ-ルドに関連づけられる。非周期的SRSはE個のSRSリソースセットで構成され、i番目のSRSリソースセットにはWi個のSRSリソースが含まれる。E、Nd、Wiは1以上の正整数である。
【0105】
1実施形態では、(2Nd-1)SRSリソースセットがビットマップを使用してE個のSRSリソースセットから選択される。
【0106】
従来技術と比較して、本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は以下を含む:第1タイプシグナリングを決定するステップであって、第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む、ステップ;第1タイプシグナリングを第2通信ノードに対して送信するステップ。本出願のこの解決策によって、QCL仮定または強制的な制約通知方法を使用して、アップリンク基準信号がビームトレ-ニングまたはチャネル状態情報取得に使用されることを差分的に通知し、これにより、ユ-ザ移動およびチャネル変更シナリオに適応し、ビーム通知オ-バヘッドを低減し、システム柔軟性を向上させる効果を達成する。
【0107】
図3は、本発明の1実施形態による非周期的SRSのためのチャネル状態情報の構成を示す概略図である。図3は、以下の項目を含む:
【0108】
タ-ゲットRS/チャンネル;
【0109】
RRCシグナリング;
【0110】
MAC-CEシグナリング;
【0111】
DCIシグナリング;
【0112】
非周期的SRSリソースの設定;
【0113】
Ld個の非周期SRSリソースセットの設定;
【0114】
Ki>1個のSRSリソースを含む非周期的SRSリソースセットを表す(2Nd-1)個のステ-トをアクティブ化;
【0115】
基準RSをタ-ゲットRSに関連付ける;
【0116】
Ki個のリソースそれぞれをM個の候補TCIまたはMUL候補UL-TCI状態と関連付け、(2Nb-1)個の状態のそれぞれは、Ki個のリソースの大きさを有するリソースセットを含む;
【0117】
(2Nb-1)個の非周期的SRSリソースセットのうちの1つをトリガする。
【0118】
最初に、Ld個の非周期SRSリソースセットがRRC信号を介して構成される。次に、(2Nb-1)個のステ-トが、MAC-CE信号によってアクティブになる。それぞれのSRSリソースセットには、K1個のSRSリソースが含まれる。次に、候補TCI状態またはUL-TCI状態を介して、SRSとの関連付けが実行される。ここで、2つの関連付け方法を実行することができる。第1関連付け方法では、QCLや空間アソシエ-ション方式で規制を実施し、アップリンク送信ビームのみを大まかに制約する。第2関連付け方法では、SRIまたはCRIを介して制約が実行され、基準信号または完全なチャネル特性要件を示すフィルタに完全に従うためにタ-ゲット基準信号が必要とされる。最後に、非周期的SRSリソースが、DCIシグナリングを介してトリガされ、通知される。
【0119】
1実施形態ではLdがNd以上の場合のみ、MAC-CEシグナリングが選択のために必要とされる;LdがNd未満の場合はシグナリングを省略してもよい。しかしながら、目標基準信号はMAC-CEシグナリングを通じてソ-ス基準信号(すなわち、候補TCI)に関連付けられる場合がある。
【0120】
候UL-TCI状態は、第3タイプセットと呼ぶことができる。第3タイプセットは、T個のセットを含む。Tセットのi番目のセットは、Riアップリンク基準信号インデックス要素を含む。TとRiは1 以上の整数である。単一のビームを考慮すると、第3タイプセット内の各セットは、1つのインデックス要素を含むことができる。
【0121】
要約すると、CSI-RS、SRSまたはIMR基準信号は非周期的基準信号であり、基準信号リソースまたは基準信号リソースセットの数が2G以上である場合、(2G-1)リソースまたはリソースセットはY個の基準信号リソースまたは基準信号リソースプ-ルから選択され、その後、選択された(2G-1)リソースまたはリソースセットの各セットは、第3タイプシグナリングによって通知される第2タイプセット、または第3タイプシグナリングによって通知される第1タイプセットに関連付けられる。
【0122】
以下の実施形態は、1つの部分とビーム報告との間の境界関係を解決する方法のシナリオに関連して説明される。
【0123】
第1タイプセットおよび第2タイプセットまたはセット内の要素は、ビームレポ-トに関連付けることができる。セット内の通知されたセットまたは要素は、ビーム報告結果に従って更新される。ビーム報告を受信した後、第1通信ノードは、第2通信ノードに対して肯定応答シグナリングを送信する。肯定応答シグナリングは、更新有効時間を示すために使用される。更新有効時間は、肯定応答シグナリングが送信された後のXスロットである。Xは1以上の整数である。
【0124】
第1タイプセット内の1つのセットもしくは第1タイプセット内の1つのセットのインデックス要素、または、第2タイプセット内の1つのセットもしくは第2タイプセット内の1つのセットのインデックス要素に関連するダウンリンク基準信号のチャネル特性仮定が更新される;あるいは、第1タイプセット内の1つのセットもしくは第1タイプセット内の1つのセットのインデックス要素、または、第2タイプセット内の1つのセットもしくは第2タイプセット内の1つのセットのインデックス要素に関連するダウンリンク基準信号がアクティブにされる。ここで、ダウンリンク基準信号は、CSI-RS、時間-周波数トラッキングのためのCSI-RS、またはTRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
図4は、本出願の1実施形態によるビーム報告に関連付けられたビーム通知の概略図である。まず、基地局はUEに対してビームレポ-ト構成Tを設定し、ビームレポ-ト構成TをTCI状態aに関連付ける。1実施形態によると、ビームレポ-トの構成は、測定構成を通して実装されてもよい。UEがビーム報告を実行した後、基地局は、UEに対して肯定応答シグナリングを送信する必要がある。肯定応答シグナリングが有効になった後にのみ、TCI状態aは、最良のRSRPのビームなどのビームレポ-ト内の結果に関連付けることができる。UE応答のコストを考慮して、アソシエ-ションはXスロット、例えば4スロットの後にのみ有効になる。Xの値は、UEの能力に従って決定されてもよい。Xスロットの後、基地局がさらにTCI-aを示す場合、報告に関連する基準信号は、ビーム通知のための元の基準信号となる。
【0126】
1実施形態では、UE報告が失敗する可能性があるので、基地局が肯定応答シグナリングを送信しない場合、2つの側の誤判定が容易に発生する。例えばUEは、情報が基地局に対して通知されたが、基地局は情報を受信していないと判断する。したがって、基地局の肯定応答シグナリング、すなわち応答情報はTCI状態更新(すなわち、関連する元の基準信号)の安定性および信頼性を大幅に改善する。1実施形態では、肯定応答シグナリングのDCIが搬送され、PDSCHがスケジュ-ルされ、肯定応答シグナリングのDCIがUEによって望まれるように搬送されず、またはPDSCHがスケジュ-ルされず、または関連付けられない。
【0127】
以下の実施形態は、ポ-トインデックス通知方法のシナリオに関連して説明される。
【0128】
図5は、本願の1実施形態によるCSI報告のためのポ-ト通知の概略図である。基地局は、ポ-トインデックスのグループの通知に従ってCSIを測定し報告するように、端末に対して指示する。UEがポ-トインデックスのグループ通知を理解していることは、層間ネスティングの特性などの特性要件を満たす。例えば、そのような規則が定義される:UEによってランクiを測定するためのポ-トグループは、ランクjを測定するためのポ-トグループのサブセットである。図5を参照する。このように、シグナルを通して報告する必要があるのは、ランク8のポ-トシ-クエンスのみである。
【0129】
1実施形態では第1通信ノード(基地局)は、ポ-トインデックスのグループの通知に従ってCSIを報告するように第2通信ノード(UE)に対して指示し、第2通信ノードがポ-トインデックスのグループの通知を理解していることは特性要件を満たす。1実施形態では、特性要件は層間ネスティングの特性を含む。1実施形態では層間ネスティングの特性は以下の通りである:ランクiを測定するためのポ-トグループはランクjを測定するためのポ-トグループのサブセットであり、i<jであり、iとjは1以上の整数である。
【0130】
要約すると、本出願のこの実施形態で提供される解決策に基づいて、多層ビーム通知ア-キテクチャおよびビットマップを使用する方法が確立される。インデックスセットが作成され、インデックスセットの一部がアクティブ化され(特定のインデックスセットが示される)、その結果、ビーム通知が、ダウンリンクデ-タチャネル、ダウンリンク制御チャネル、ダウンリンク基準信号、アップリンク制御チャネル、アップリンクデ-タチャネル、およびアップリンク基準信号に対して実施される。アップリンク基準信号の通知に関して、異なる制約強度を有する2つの通知方法、すなわち、QCL仮定または強制制約通知方法が提供され、アップリンク基準信号がビームトレ-ニングまたはチャネル状態情報取得のために使用されることを差分的に通知する。
【0131】
本出願のこの実施形態は前述の実施形態と概念的に類似しているか、または概念的に同じであり、基準信号のチャネル特性を設定するための方法をさらに提供する。この方法は第2通信ノードに対して適用され、第2通信ノードは第1通信ノードによって送信された第1タイプシグナリングを受信し、第1タイプシグナリングで搬送される第1タイプセットを取得することを含み、第1タイプセットは、複数のインデックス要素を含む。
【0132】
各インデックス要素は、以下のうちの少なくとも1つを含む:インデックス要素番号、基準信号タイプインデックス、基準信号リソース構成インデックス、基準信号リソースセットインデックス、基準信号リソースインデックス、基準信号ポ-トインデックス、リソースブロックインデックス、リソースブロックバーストインデックス、リソースブロックバーストセットインデックス、測定限界ウィンドウインデックス、時間領域ウィンドウインデックス、レポ-ト構成インデックス、ビームグループ化インデックス、測定制約、構成制約、時間制約、トリガ情報、基準信号グループインデックス。
【0133】
基準信号は、以下のうちの少なくとも1つを含む:同期信号ブロック(SSブロック)、チャネル状態表示基準信号(CSI-RS)、発音基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号、復調基準信号(DMRS)。
【0134】
第1タイプシグナリングで搬送される第1タイプセットは、M個のセットを含む。第1タイプセットのi番目のセットは、Ni個のインデックス要素を含む。MおよびNiは、1以上の整数である。1実施形態では、第1タイプセット内の各セットが1つのインデックス要素を含む。
【0135】
第1タイプセットは、送信構成通知状態、候補送信構成通知状態、またはアップリンク送信構成通知状態である。
【0136】
本方法はさらに、第1タイプセットの再構成を通知するために第1通信ノードによって送信された関連再構成情報を第2通信ノードが受信することを含む;第2通信ノードは、第1タイプセットの再構成を通知する受信された関連再構成情報に従って、第1タイプセットを再設定する。第1タイプセットの再構成には、次の操作の少なくとも1つが含まれる:第1タイプセットに新しい第1タイプセットを追加する;第1タイプセットから通知されたセットを削除する;第1タイプセットで通知されたセット内の通知された要素を更新する;第1タイプセットで通知されたセット内の通知された要素を削除する;または第1タイプセット内の通知されたセットに新しいインデックス要素を追加する。
【0137】
本出願のこの実施形態では、本方法はさらに以下を含む:第2通信ノードが第1通信ノードによって送信された第2タイプシグナリングを受信し、第2タイプセットの通知情報は、第2通信ノードのための第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを通知するために第2タイプシグナリングで搬送され、第2通信ノードは受信された第2タイプシグナリングで搬送された第2タイプセットの通知情報に従って、第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを取得する。
【0138】
受信された第2タイプシグナリングで搬送される第2タイプセットの通知情報に従って第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを取得する動作は、以下のうち少なくとも1つを含む:第1タイプセット内のセットの一部をアクティブ化し、第1タイプセット内のアクティブ化されたセットによって第2タイプセットを形成する;第1タイプセット内のセットの一部またはすべてを第2タイプセットに結合する;第1タイプセット内のセット内のインデックス要素を第2タイプセットに結合する。
【0139】
取得された第2タイプセットは、S個のセットを含む。第2タイプセットのi番目のセットは、Ki個のインデックス要素を含む。SおよびKiは、1以上の整数である。
【0140】
本願の本実施形態では、本方法はさらに以下を含む:第2通信ノードは第1通信ノードによって送信されたビットマップを受信し、第2通信ノードは受信されたビットマップで搬送された通知情報に従って第2タイプセットを取得する。ビットマップで搬送される通知情報は、第1タイプセットの中のセットまたは要素を通知して、第2タイプセットを形成するために使用される。
【0141】
第1タイプセットの各セット、または第1タイプセットのセットの各インデックス要素は、ビットマップの各ビットに対応する。ビット位置内の特定の値は、ビット位置に関連するセットのアクティブ化、組み合わせ、または選択を表すか、またはビット位置に関連するセット内のインデックス要素のアクティブ化、組み合わせ、または選択を示す。
【0142】
ビットマップを介して選択されたセット内のセットまたはエレメントは、ビットマップ内のビットの順序でエンコ-ドされ、第2タイプセット内のセットまたは第2タイプセット内のエレメントを示す。
【0143】
第2タイプセットでは、第2タイプセットのX1セットが明示的に示され、第2タイプセットのL-X1セットはビットマップを使用して示される。
【0144】
X1とLは1以上の整数であり、Lは第2タイプシグナリングで搬送される第2タイプセット内のセットの数を示し、X1はL未満の整数を示す。
【0145】
本出願のこの実施形態では、本方法は以下を含む:第2通信ノードが第1通信ノードによって送信された第3タイプシグナリングを受信し、第1タイプセットまたは第2タイプセットの範囲内のセットを指定するように第2通信ノードへ指示するように第3タイプのセットの通知情報が第3タイプシグナリングで搬送される;第3タイプのセットの通知情報に従って、第1タイプセットまたは第2タイプセットの範囲内の通知されたセットが以下の項目のうち少なくとも1つを通知していることを、第2通信ノードが決定する。項目1:関連するダウンリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、項目2:関連するアップリンク復調基準信号または関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、項目3:関連する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または関連するPUCCHの関連する層、項目4:関連する物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)または関連するPUSCHの関連する層、項目5:関連チャネル状態通知基準信号(CSI-RS)のチャネル特性仮定、項目6:関連サウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定、項目7:関連干渉測定リソース(IMR)のチャネル特性仮定。
【0146】
本出願のこの実施形態では、本方法はさらに、第2通信ノードが第1通信ノードによって送信された第3タイプセットを受信することを含む。第3タイプセットは、T個のセットを含む。Tセットのi番目のセットは、Riアップリンク基準信号インデックス要素を含む。TとRiは1以上の整数である。
【0147】
本出願のこの実施形態では、本方法はさらに以下を含む:第2通信ノードが第1通信ノードによって送信された第4タイプシグナリングを受信し、第1タイプセット、第2タイプセット、または第3タイプのセットの範囲内のセットを指定するように第2通信ノードへ命令するように第4タイプセットの通知情報が第4タイプシグナリング内で搬送される;第2通信ノードが第4タイプセットの通知情報に従って、第1タイプセット、第2タイプセット、または第3タイプセットの範囲内の通知されたセットが以下の項目のうちの少なくとも1つを示すことを決定する:関連するアップリンク復調基準信号、関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、関連するサウンディング基準信号(SRS)、SRSのチャネル特性仮定。
【0148】
第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定は、同じアンテナポ-ト仮定に基づいて、またはパラメ-タセット(a)ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、平均利得、および空間パラメ-タ、またはパラメ-タセット(b)ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、および空間パラメ-タのうちの1つに基づいて、同じ空間フィルタに基づく。
【0149】
アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号またはアップリンク復調基準信号(UL DMRS)の1つを含む。
【0150】
UL DMRSは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に関連づけられる。
【0151】
第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件は、第3タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件よりも強い。
【0152】
本方法はさらに、第2通信ノードが第1通信ノードによって送信された第5タイプのシグナリングを受信することを含み、第5タイプシグナリングは、(i)第1タイプセット内の1つのセット、または(ii)第2タイプセット内の1つのセットのうち少なくともいずれかを第2通信ノードのビームレポ-トに関連付けることを命令するために使用される;ビームレポ-ト結果に従って、セット内の示されたセットまたはインデックス要素を更新する。
【0153】
第2通信ノードは、(i)第1タイプセット内の1つのセット、または(ii)第2タイプセット内の1つのセット、のうちの少なくとも1つを、第5のタイプシグナリングに従って第2通信ノードのビームレポ-トに関連付け、ビームレポ-ト結果に従ってセット内の示されたセットまたはインデックス要素を更新する。
【0154】
この方法はさらに、第2通信ノードがビーム報告を第1通信ノードに対して送信し、第2通信ノードがビーム報告に関する肯定応答シグナリングを受信することをさらに含む。肯定応答シグナリングは、更新有効時間を示すために第1通信ノードによって送信される。
【0155】
本願のこの実施形態では、更新有効時間は、肯定応答シグナリングが送信された後のXスロットである。Xは1以上の整数である。
【0156】
本方法はさらに以下を含む:第2通信ノードが第1通信ノードにリンク再構成要求シグナリングを送信する;第2通信ノードが第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングの肯定応答を受信する;肯定応答応答を受信した後、第2通信ノードは以下のうち少なくとも1つを実施する:第1タイプセット内の合意されたセットまたは第2タイプセット内の合意されたセットを、第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングによって示されたダウンリンク基準信号に対応する基準信号インデックスに更新するステップ;受信された物理アップリンク共有チャネル(PDSCH)のダウンリンク基準信号および復調基準信号(DMRS)がチャネル特性仮定を満たすと判定するステップであって、ダウンリンク基準信号はリンク再構成要求シグナリングによって示されたダウンリンク基準信号である、ステップ;送信されるアップリンク基準信号および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)がチャネル特性仮定を満たすと判定するステップであって、アップリンク基準信号が第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングに関連付けられるステップ;送信されるPUCCHおよび要求シグナリングによって使用されるPUCCHは同じチャネル特性仮定を有すると判定するステップであって、要求シグナリングによって使用されるPUCCHは第1通信ノードによって送信されるリンク再構成要求シグナリングによって使用されるPUCCHである、ステップ。
【0157】
リンク再構成要求シグナリングは、ビーム回復要求シグナリングとも呼ばれる。
【0158】
本願のこの実施形態では、第1通信ノードは基地局であり、第2通信ノードはUEである。
【0159】
従来技術と比較して、本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。本方法は以下を含む:第1タイプシグナリングを決定するステップであって、第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む、ステップ;第1タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するステップ。本出願のこの解決策によって、QCL仮定または強制的な制約通知方法を使用して、アップリンク基準信号がビームトレ-ニングまたはチャネル状態情報取得に使用されることを差分的に通知し、これにより、ユ-ザ移動およびチャネル変更シナリオに適応し、ビーム通知オ-バヘッドを低減し、システム柔軟性を向上させる効果を達成する。
【0160】
本出願のこの実施形態は前述の実施形態と概念的に類似しているか、または概念的に同じであり、基準信号チャネル特性を設定するための装置をさらに提供する。この装置は、通信装置、例えば基地局において構成され、シグナリング決定ユニットおよびシグナリング送信ユニットを含む。
【0161】
シグナリング決定ユニットは第1タイプシグナリングを決定するように構成され、第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む。
【0162】
シグナリング送信ユニットは、第1タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するように構成される。
【0163】
本願のこの実施形態では、各インデックス要素は以下のうちの少なくとも1つを含む:インデックス要素番号、基準信号タイプインデックス、基準信号リソース構成インデックス、基準信号リソースセットインデックス、基準信号リソースインデックス、基準信号ポ-トインデックス、リソースブロックインデックス、リソースブロックバーストインデックス、リソースブロックバーストセットインデックス、測定限界ウィンドウインデックス、時間領域ウィンドウインデックス、レポ-ト構成インデックス、ビームグループ化インデックス、測定制約、構成制約、時間制約、トリガ情報、基準信号グループインデックス。
【0164】
本願のこの実施形態では、基準信号は、同期信号ブロック(SSブロック)、チャネル状態表示基準信号(CSI-RS)、発音基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号または復調基準信号(DMRS)のうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
本願のこの実施形態では、第1タイプシグナリングで搬送される第1タイプセットはM個のセットを含む。第1タイプセットのi番目のセットは、Ni個のインデックス要素を含む。MおよびNiは、1以上の整数である。
【0166】
本願のこの実施形態では、第1タイプセット内の各セットが1つのインデックス要素を含む。
【0167】
本願のこの実施形態では、第1タイプセットは、送信構成通知状態、候補送信構成通知状態、またはアップリンク送信構成通知状態である。
【0168】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに、第1タイプシグナリングが第2通信ノードに対して送信された後に、第1タイプセットを再構成し;第1タイプシグナリングで搬送された再構成された第1タイプセットを第2通信ノードに送信し;または再構成された第1タイプセットに関連する再構成情報を第2通信ノードに送信する;ように構成される。第1タイプセットの再構成には、次の操作の少なくとも1つが含まれる:第1タイプセットに新しい第1タイプセットを追加する;第1タイプセットから通知されたセットを削除する;第1タイプセットで通知されたセット内の通知された要素を更新する;第1タイプセットで通知されたセット内の通知された要素を削除する;第1タイプセット内の通知されたセットに新しいインデックス要素を追加する。
【0169】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに、第1タイプシグナリングが第2通信ノードに送信された後に、第2タイプシグナリングを決定し、第2タイプセットの通知情報は第2通信ノードのための第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを示すために第2タイプシグナリングで搬送される;シグナリング送信ユニットはさらに、第2タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するように構成される。第2タイプセットの通知情報は、以下のいずれかを指示するために用いられる:第1タイプセット内のセットの一部をアクティブ化し、第1タイプセット内のアクティブ化されたセットによって第2タイプセットを形成する;第1タイプセット内のセットの一部またはすべてを第2タイプセットに結合する;第1タイプセット内のセット内のインデックス要素を第2タイプセットに結合する。
【0170】
本願のこの実施形態では、取得された第2タイプセットがS個のセットを含む。第2タイプセットのi番目のセットは、Ki個のインデックス要素を含む。SおよびKiは、1以上の整数である。
【0171】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに、ビットマップを使用して、第1タイプセット内のセット、または第1タイプセット内のセットのインデックス要素に対して、第2タイプセットを形成するように命令するように構成される。
【0172】
本出願のこの実施形態では、第1タイプセットの各セット、または第1タイプセットのセットの各インデックス要素は、ビットマップの各ビットに対応する。ビット位置内の特定の値はビット位置に関連するセットのアクティブ化、組み合わせ、または選択を示し、またはビット位置に関連するセット内のインデックス要素のアクティブ化、組み合わせ、または選択を示す。
【0173】
本出願のこの実施形態では、ビットマップを通して選択されたセット内のセットまたはインデックス要素は、第2タイプセット内のセットまたは第2タイプセット内のインデックス要素を示すために、ビットマップ内のビットの順序で符号化される。
【0174】
本願のこの実施形態では、第2タイプセットにおいて、第2タイプセットのX1セットが明示的に示され、第2タイプセットにおけるL-X1セットがビットマップを使用することによって示される。
【0175】
X1とLは1以上の整数であり、Lは第2タイプシグナリングで搬送される第2タイプセット内のセットの数を示し、X1はL未満の整数を示す。
【0176】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットが第3タイプシグナリングを決定するようにさらに構成され、第3タイプセットの通知情報は、第1タイプセットまたは第2タイプセットの範囲内のセットを指定するように第2通信ノードに命令するために、第3タイプシグナリングで搬送される;シグナリング送信ユニットは第3タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するようにさらに構成される。第3タイプセットの通知情報は以下の項目のうちの少なくとも1つに関する指示のために使用される:項目1:関連するダウンリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、項目2:関連するアップリンク復調基準信号または関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、項目3:関連する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または関連するPUCCHの関連する層、項目4:関連する物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)または関連するPUSCHの関連する層、項目5:関連するチャネル状態通知基準信号(CSI-RS)のチャネル特性仮定、項目6:関連するサウンディング基準信号(SRS)のチャネル特性仮定、または項目7:関連する干渉測定リソース(IMR)基準信号のチャネル特性仮定。
【0177】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットが第3タイプセットを決定するようにさらに構成され、シグナリング送信ユニットは第3タイプセットを第2通信ノードに送信するようにさらに構成される。第3タイプセットは、T個のセットを含む。Tセットのi番目のセットは、Riアップリンク基準信号インデックス要素を含む。TとRiは1以上の整数である。
【0178】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットが第4タイプシグナリングを決定するようにさらに構成され、第4タイプのセットの通知情報は、第1タイプセット、第2タイプセット、または第3タイプのセットの範囲内のセットを指定するように第2通信ノードへ命令するために、第4タイプシグナリングで搬送される;シグナリング送信ユニットは、第4タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するようにさらに構成される。第4タイプセットの通知情報は、以下の(i)または(ii)のうち少なくともいずれかについての指示のために用いられる:(i)関連するアップリンク復調基準信号、または関連するアップリンク復調基準信号のチャネル特性仮定、(ii)関連するサウンディング基準信号(SRS)、またはSRSのチャネル特性仮定。
【0179】
本願のこの実施形態では、第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定は、同じアンテナポ-ト仮定に基づき、またはパラメ-タセット(a)ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、平均利得、および空間パラメ-タ、またはパラメ-タセット(b)ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、および空間パラメ-タのうちの1つに基づいて、同じ空間フィルタに基づく。
【0180】
本出願のこの実施態様において、アップリンク基準信号は、発音基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号またはアップリンク復調基準信号(UL DMRS)の1つを含む。
【0181】
本出願のこの実施形態では、UL DMRSが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に関連付けられるか、または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に関連付けられる。
【0182】
本願のこの実施形態では、第4タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件は、第3タイプシグナリングのチャネル特性仮定の制約条件よりも強い。
【0183】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定部はさらに、E≧2Ndの場合、E個のSRSリソースセットから(2Nd-1)個のSRSリソースセットを選択し、その後、(2Nd-1)個のSRSリソースセットをダウンリンク制御情報(DCI)通知フィ-ルドに関連付けて、非周期的SRSリソーストリガのためにE個のSRSリソースセットをDCI通知フィ-ルドに関連付けるように構成される。E<2Ndの場合、E個のSRSリソースセットをDCI通知フィ-ルドに関連付ける。E、Nd,Wiは1以上の正の整数である。
【0184】
本願のこの実施形態では、(2Nd-1)個のSRSリソースセットがビットマップを使用してE個のSRSリソースセットから選択される。
【0185】
本願のこの実施形態では、第3タイプセット内の各セットが1つのインデックス要素を含む。
【0186】
本出願のこの実施形態では、CSI-RS、SRS、またはIMR基準信号は非周期的基準信号であり、シグナリング決定ユニットはさらに、基準信号リソースまたは基準信号リソースセットの数が2G以上である場合に、Y個の基準信号リソースまたは基準信号リソースプ-ルから(2G-1)個のリソースまたはリソースセットを選択し、選択された(2G-1)個のリソースまたはリソースセット内の各セットを、選択されたリソースまたはリソースセットのチャネル特性想定を示すために、第3タイプシグナリングによって示される第2タイプセット内のセットに、または第3タイプシグナリングによって示される第1タイプセット内のセットに関連付けるように構成される。
【0187】
本出願のこの実施態様において、チャネル特性仮定は、準共位置、ドップラー拡散、ドップラーシフト、遅延拡散、平均遅延、平均利得、空間受信パラメ-タ、空間関係または空間パラメ-タのうちの少なくとも1つを含む。
【0188】
本出願のこの実施態様において、規則に従って、第2タイプセットにおける合意されたセットは、関連する物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)を示すために、または関連するPUCCHの復調基準信号のチャネル特性仮定を示すために使用される。
【0189】
本出願のこの実施形態では、前記ル-ルは以下のうち少なくともいずれかである:ル-ル1:最低のシリアル番号のセット;ル-ル2:最高のシリアル番号のセット;ル-ル3:第1通信ノードによって構成されたシリアル番号のセット。
【0190】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに:第5タイプシグナリングを生成し、第1タイプセットまたは第2タイプセットの1つのセットのうちの少なくとも1つを第2通信ノードのビームレポ-トに関連付け、ビームレポ-ト結果に従ってセット内の通知されたセットまたはインデックス要素を更新する;ように構成される。
【0191】
本願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに、ユ-ザが肯定応答シグナリングを受信した後、更新有効時間が肯定応答シグナリングが送信された後のXスロットであるように構成される。Xは1以上の整数である。
【0192】
本出願のこの実施形態では、シグナリング決定ユニットはさらに、(i)第1タイプセットの1つのセットまたは第1タイプセットの1つのセットのインデックス要素、または(ii)第2タイプセットの1つのセットまたは第2タイプセットの1つのセットの1つのインデックス要素に関連するダウンリンク基準信号のチャネル特性仮定を更新するか、または、(i)第1タイプセットの1つのセットまたは第1タイプセットの1つのセットのインデックス要素、または(ii)第2タイプセットの1つのセットまたは第2タイプセットの1つのセットの1つのセットのインデックス要素に関連するダウンリンク基準信号をアクティブ化する、ように構成される。
【0193】
本出願のこの実施態様において、ダウンリンク基準信号は、CSI-RS、時間-周波数トラッキングのためのCSI-RS、またはTRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0194】
本願のこの実施形態では、第2通信ノードに送信される肯定応答シグナリングに必要とされる特性は、肯定応答シグナリングのDCIを搬送するDCI、PDSCHをスケジュ-リングするDCI、UEが望むように肯定応答シグナリングのDCIを搬送しないDCI、またはPDSCHをスケジュ-リングしないDCI、またはPDSCHを関連付けないDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0195】
本願のこの実施形態では、第1通信ノードは、ポ-トインデックスのグループの通知に従ってCSIを報告するように第2通信ノードに対して指示し、第2通信ノードによるポ-トインデックスのグループの通知の理解は特性要件を満たす。
【0196】
本願のこの実施形態では、特性要件が層間ネスティングの特性を含む。
【0197】
本出願のこの実施形態では、層間ネスティングの特性は以下の通りである:ランクiを測定するためのポ-トグループがランクjを測定するためのポ-トグループのサブセットであり、i<j、jは1以上の整数である。
【0198】
本出願のこの実施形態は前述の実施形態と概念的に類似しているか、または概念的に同じであり、基準信号チャネル特性を設定するための装置をさらに提供する。この装置は通信デバイス、例えば、UE内において構成され、シグナリング受信ユニットと、セット収集ユニットとを含む。
【0199】
シグナリング受信ユニットは、第1通信ノードによって送信された第1タイプシグナリングを受信するように構成される。第1タイプシグナリングは第1タイプセットを搬送し、第1タイプセットは、複数のインデックス要素を含む。セット取得ユニットは、第1タイプセットを保存するように構成される。
【0200】
本出願のこの実施形態では、シグナリング受信ユニットが第1通信ノードによって送信された第2タイプシグナリングを受信するようにさらに構成され、第2タイプセットの通知情報は第2通信ノードのための第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを示すために第2タイプシグナリングで搬送される;セット収集ユニットは、受信された第2タイプシグナリングで搬送された第2タイプセットの通知情報に従って、第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを取得するように構成される。受信された第2タイプシグナリングで搬送される第2タイプセットの通知情報に従って第1タイプセットに基づいて第2タイプセットを取得する動作は、以下のうちの少なくとも1つを含む:第1タイプセット内のセットの一部をアクティブ化し、第1タイプセット内のアクティブ化されたセットによって第2タイプセットを形成すること;第1タイプセット内のセットの一部またはすべてを第2タイプセットに結合すること;第1タイプセット内のセット内のインデックス要素を第2タイプセットに結合すること。
【0201】
本願のこの実施形態では、UEが第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングの肯定応答を受信し、肯定応答を受信した後、第2通信ノードは以下の動作のうちの少なくとも1つを実行する:第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングによって示されるダウンリンク基準信号に対応する基準信号インデックスに対して、第1タイプセットまたは第2タイプセットにおいて合意されたセットを更新するステップ;受信された物理アップリンク共有チャネル(PDSCH)のダウンリンク基準信号および復調基準信号(DMRS)がチャネル特性仮定を満たすことを決定するステップであって、ダウンリンク基準信号は第1通信ノードによって送信されたリンク再構成要求シグナリングによって示されるダウンリンク基準信号である、ステップ;送信されるアップリンク基準信号および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)がチャネル特性仮定を満たすことを決定するステップであって、アップリンク基準信号はリンク再構成要求シグナリングに関連づけられている、ステップ;信されるべきPUCCHおよび要求シグナリングによって使用されるPUCCHが同じチャネル特性仮定を有することを決定するステップであって、要求シグナリングによって使用されるPUCCHは第1通信ノードによって送信されるリンク再構成要求シグナリングによって使用されるPUCCHである、ステップ。
【0202】
本出願のこの実施形態は先の実施形態と概念的に類似しているか、または概念的に同じであり、端末をさらに提供する。端末は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサ上で実行可能なコンピュ-タプログラムとを含む。プロセッサは、コンピュ-タプログラムを実行して、本出願の任意の実施形態で提供される基準信号のチャネル特性を設定するための方法を実行する。
【0203】
本出願のこの実施形態は、先の実施形態と概念が類似しているか、または概念が同じであり、通信デバイスをさらに提供する。通信デバイスは、本出願の任意の実施形態において提供される基準信号チャネル特性を設定するための装置を含む。
【0204】
従来技術と比較して、本出願は、基準信号のチャネル特性を設定するための方法を提供する。この方法は以下を含む:第1タイプシグナリングを決定するステップであって第1タイプシグナリングが第はタイプセットを搬送し、第1タイプセットは複数のインデックス要素を含む、ステップ;第1タイプシグナリングを第2通信ノードに送信するステップ。本出願のこの解決策によって、QCL仮定または強制的な制約通知方法を使用して、アップリンク基準信号がビームトレ-ニングまたはチャネル状態情報取得に使用されることを差分的に通知、これにより、ユ-ザ移動およびチャネル変更シナリオに適応し、ビーム通知オ-バヘッドを低減し、システム柔軟性を向上させる効果を達成する。
図1
図2
図3
図4
図5