(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-13
(45)【発行日】2024-02-21
(54)【発明の名称】車両駐車管理方法、電子デバイス、及びコンピュータ記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G08G 1/14 20060101AFI20240214BHJP
G01C 21/34 20060101ALI20240214BHJP
G07B 15/00 20110101ALI20240214BHJP
【FI】
G08G1/14 A
G01C21/34
G07B15/00 L
(21)【出願番号】P 2022526130
(86)(22)【出願日】2019-12-31
(86)【国際出願番号】 CN2019130645
(87)【国際公開番号】W WO2021109307
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-05-06
(31)【優先権主張番号】201911228326.9
(32)【優先日】2019-12-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512041355
【氏名又は名称】博泰▲車▼▲聯▼网科技(上海)股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】PATEO CONNECT+TECHNOLOGY (SHANGHAI) CORPORATION
【住所又は居所原語表記】Room 208, Building 4, No.1411, Yecheng Road, Jiading Industrial Zone Shanghai 201821, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲時▼ ▲紅▼仁
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲歡▼
(72)【発明者】
【氏名】鹿 培信
【審査官】佐々木 佳祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-069429(JP,A)
【文献】特開2019-185463(JP,A)
【文献】特開2019-095242(JP,A)
【文献】特許第5984076(JP,B1)
【文献】特開2004-145717(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-25/00
G07B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方に実行される車両駐車管理方法であって、
車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方において、駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報を取得するステップであって、前記現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含み、前記複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであり、前記車両と前記モバイルデバイスは関連付けられているステップと、
前記現在の駐車スペース情報と追加情報に基づいて、駐車スペースの分布画像を生成するステップであって、前記駐車スペースの分布画像は少なくとも前記空き駐車スペースと前記追加情報を指示し、前記追加情報は前記空き駐車スペースの前記位置に関連付けられているように構成されるステップと、
前記駐車スペースの分布画像をプレゼンテーションするステップと、
前記空き駐車スペース又は前記追加情報に対する操作を検出したことに応答して、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成するステップであって、前記目標空き駐車スペースは、前記操作が対象とする空き駐車スペース又は前記操作が対象とする追加情報に関連付けられている空き駐車スペースであるステップとを含み、
前記車両が前記目標空き駐車スペースに到達したことを示す情報を受信したか否かを決定するステップと、
前記車両が前記目標空き駐車スペースに到達したことを示す情報を受信したと決定したことに応答して、前記モバイルデバイスにおいて、前記目標空き駐車スペースに関連付けられている前記追加情報により標識された関連データを取得するステップとをさらに含む、車両駐車管理方法。
【請求項2】
前記追加情報は、駐車場付近のショップで取引を行う時の割引情報の識別子、駐車料金を支払うための識別子、
充電パイルで充電する料金を支払うための識別子からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記関連データは前記モバイルデバイスで識別子を生成することに用いられ、前記識別子は前記追加情報の関連対象の取引割引情報を標識することに用いられ、前記関連対象は、駐車場が所在するモールにおける複数のショップのうちの1つ又は複数である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
駐車スペースの分布画像を生成するステップは、
前記空き駐車スペースの指示画像と追加画像をレンダリングすることにより、前記空き駐車スペースの指示画像に前記追加画像をプレゼンテーションするステップであって、前記追加画像は前記空き駐車スペースに関連付けられている前記追加情報を標識する画像であり、前記空き駐車スペースの指示画像と前記追加画像の少なくとも1つが操作可能であるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成するステップは、
ナビゲーション情報を取得するステップであって、前記ナビゲーション情報は、前記車両の現在の位置情報と前記目標空き駐車スペースの位置に基づいて生成されるものであるステップと、
前記車両環境画像、及び前記ナビゲーション情報と前記追加画像のうちの少なくとも一方に基づいて、前記ナビゲーション指示を生成するステップであって、前記車両環境画像は前記車載撮像装置によって収集されたリアルタイムな前景画像を含むステップと、
前記ナビゲーション指示をプレゼンテーションするステップとを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ナビゲーション指示をプレゼンテーションするステップは、
前記車両の車載ディスプレイに前記車両のリアルタイムな前景画像を表示するステップであって、前記リアルタイムな前景画像上に、ナビゲーション情報を指示するためのナビゲーション案内画像と前記追加画像のうちの少なくとも一方がオーバーレイされているステップ、及び
前記車両の前車窓に前記ナビゲーション案内画像と前記追加画像のうちの少なくとも一方を表示させるステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
ナビゲーション案内画像は、前記車両の現在の位置に対する次の交差点又は目標空き駐車スペースのナビゲーション情報を指示するための矢印、線分及び数値のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ナビゲーション指示を生成するステップは、
前記駐車場の地図情報と前記車両の現在の位置情報に基づいて、前記車両の現在の運動状態と運動状態変更を必要とする実際距離を決定するステップと、
前記車載撮像装置の予め設定された画素距離キャリブレーションに基づいて、前記運動状態変更を必要とする実際距離を前記車載撮像装置によって収集された画像内の画素距離に変換するステップと、
前記現在の運動状態と前記画素距離に基づいて、前記ナビゲーション案内画像を作成するステップとを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記車両の現在の位置情報は、
前記駐車場の入口での車両GPS信号、前記車両の走行距離データ及びジャイロの角運動情報に基づいて、前記車両の前記現在の位置情報を決定することと、
前記サーバが、前記車両と前記モバイルデバイスのうちの少なくとも一方によってフィードバックされた測位装置の検出信号に基づいて、前記車両の前記現在の位置情報を決定することと、
サーバが、取得した前記駐車場の撮像装置によって収集された、少なくとも前記車両のナンバープレート情報が含まれているビデオ画像に基づいて、前記車両の現在の位置情報を決定することと、
前記車両が、前記車両環境画像において認識された前記駐車場の欄でのマークと地面停駐車スペース番号のうちの少なくとも1つに基づいて、前記車両の前記現在の位置情報を決定することとの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
車両駐車管理方法であって、
サーバにおいて、駐車場の現在の駐車スペース情報を決定するステップであって、前記現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含むステップと、
前記空き駐車スペースの位置に関連付けられるように複数の追加情報を設定するステップであって、前記複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであるステップと、
前記現在の駐車スペース情報と設定された前記複数の追加情報を、車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方に送信するステップであって、前記車両と前記モバイルデバイスは関連付けられているステップと、
前記車両の現在の位置情報と目標空き駐車スペースの位置に基づいて、前記目標空き駐車スペースに関するナビゲーション情報を生成し、前記ナビゲーション情報を送信するステップであって、前記目標空き駐車スペースは、前記車両と前記モバイルデバイスのうちの少なくとも一方による空き駐車スペース又は前記追加情報に対する操作に基づいて決定されるステップと、を含み、
前記車両が前記目標空き駐車スペースに駐車していると決定したことに応答して、前記モバイルデバイスにおいて前記目標空き駐車スペースに関連付けられている前記追加情報により標識された関連データを取得するように、前記車両と前記モバイルデバイスのうちの少なくとも一方に、前記車両が前記目標空き駐車スペースに到達したことを示す情報を送信するステップをさらに含む、車両駐車管理方法。
【請求項11】
前記駐車場入口での撮像装置によって、前記車両の画像を取得するステップと、
前記画像から前記車両のナンバープレート情報を認識し、前記車両と前記車両に関連付けられている前記モバイルデバイスを決定するステップと、
前記車両と前記モバイルデバイスのうちの少なくとも一方に関連付けられている履歴取引又は停車データに基づいて、前記複数の追加情報を決定するステップとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記追加情報は、駐車場付近のショップで取引を行う時の割引情報の識別子、駐車料金を支払うための識別子、
充電パイルで充電する料金を支払うための識別子からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記車両が前記目標空き駐車スペースに駐車していると決定するステップは、
前記目標空き駐車スペースを示すビデオ画像を取得するステップであって、前記ビデオ画像は、前記目標空き駐車スペースに関連付けられている駐車場内の撮像装置によって収集されるステップと、
前記ビデオ画像に基づいて、前記車両が予め設定された割合を超えた前記目標空き駐車スペースを占めているか否かを決定するステップと、
前記車両が予め設定された割合を超えた前記目標空き駐車スペースを占めており、且つ前記車両がエンジンストップ状態であると決定したことに応答して、前記車両が前記目標空き駐車スペースに駐車していると決定するステップであって、前記車両がエンジンストップ状態にあることは前記車両から取得されるステップとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記車両が前記目標空き駐車スペースに駐車していると決定するステップは、
複数の測位装置のうち、前記目標空き駐車スペースとの距離が予め設定された距離閾値よりも小さい測位装置をターゲット測位装置として決定するステップであって、前記複数の測位装置は前記駐車場の複数の予め設定された位置に設けられるステップと、
モバイルデバイスと車両のうちの少なくとも一方によってフィードバックされた測位装置の検出信号に、前記ターゲット測位装置の検出信号が含まれていると決定したことに応答して、前記ターゲット測位装置の検出信号の強度が予め設定された範囲にあるか否かを決定するステップと、
前記ターゲット測位装置の検出信号の強度が予め設定された範囲にあり、且つ前記車両がエンジンストップ状態であると決定したことに応答して、前記車両が前記目標空き駐車スペースに駐車していると決定するステップであって、前記車両がエンジンストップ状態であることは前記車両から取得されるステップとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
複数の追加情報を設定するステップは、
前記追加情報の関連対象の位置と前記空き駐車スペースの位置との間の距離が予め設定された第1の距離以下であると決定したことに応答して、前記追加情報と前記空き駐車スペースとが関連付けられていると決定するステップと、
前記空き駐車スペースの位置と予め設定された位置との距離が予め設定された第2の距離以上であると決定したことに応答して、複数の前記追加情報と前記空き駐車スペースとが関連付けられていると決定するステップとの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
1つ又は複数のコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに結合され、且つ前記1つ又は複数のプログラムを実行して、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法を前記装置に実行させるように構成されるプロセッサとを含む、電子デバイス。
【請求項17】
機械実行可能な命令が記憶されており、前記機械実行可能な命令は実行されると、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法のステップを機械に実行させる非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、全体的には、車両管理に関し、具体的には、車両駐車管理方法、電子デバイス、及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
大型屋内駐車場、特にモール、オフィスビルやスーパーマーケットの地下駐車場、屋内又は地下駐車場では、GPS信号が弱く、運転手が適切な駐車スペースを簡便に見つけられて駐車するために、停車管理システムを配置するのが一般的である。
【0003】
従来の車両駐車管理スキームは通常2種類がある。1つは、例えば、各駐車スペースの位置の上方にあるインジケータライトによって駐車スペースの使用状況を示す(例えば、インジケータライトが赤である場合、対応する駐車スペースが占められていることを示し、インジケータライトが緑である場合、対応する駐車スペースが空き駐車スペースであることを示す)ことである。このような方式は、運転手が車両付近の限られた空間に空き駐車スペースがあるか否かを判断するだけを支援できる。通常、駐車スペースが不十分である場合、適切な空き駐車スペースを見つけるには運転手が車両を運転して駐車場を何回も走行する必要があり、とても時間がかかる。もう1つは、例えば、空き駐車スペースの数を示す表示看板によって、駐車場全体又は駐車場の特定の領域内の利用可能な空き駐車スペースの数を示すことである。このような方式は、運転手が残りの駐車スペースの数を把握することだけを支援でき、運転手を案内して適切な空き駐車スペースを素早く見つけるようにすることができず、非常に不便である。
【0004】
上記の従来の車両駐車管理スキームでは、車両付近の駐車スペースの使用状況又は駐車場の特定領域内の残りの駐車スペースの数しか示されず、空き駐車スペースの位置を示すことができないため、運転手が適切な空き駐車スペースを素早く見つけることに不利である。しかも、モール、オフィスビルやスーパーマーケットのエレベータ付近の空き駐車スペースが少なく、走行しながら駐車スペースを探す車両が非常に多くなり、その結果、渋滞やスクラッチなどの事件の原因となり、一方、距離が遠い空き駐車スペースが発見されなかったりアイドルになったりしてしまい、このため、駐車場の駐車スペースをバランスよく利用することに不利である。
【0005】
したがって、従来の車両駐車管理スキームは、運転手を案内して適切な駐車スペースを素早く見つけること、及び駐車場の駐車スペースを効果的に利用することに不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、適切な駐車スペースを素早く見つけるように運転手を案内し、駐車場の駐車スペースをバランスよく利用することを可能にする車両駐車管理方法、電子デバイス、及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様によれば、車両駐車管理方法を提供する。該方法は、車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方において、駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報を取得するステップであって、現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含み、複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであり、車両とモバイルデバイスは関連付けられているステップと、現在の駐車スペース情報と追加情報に基づいて、駐車スペースの分布画像を生成するステップであって、駐車スペースの分布画像は少なくとも空き駐車スペースと追加情報を指示し、追加情報は空き駐車スペースの位置に関連付けられているように構成されるステップと、駐車スペースの分布画像をプレゼンテーションするステップと、空き駐車スペースと追加情報のうちの一方に対する操作を検出したことに応答して、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成するステップであって、目標空き駐車スペースは、操作が対象とする空き駐車スペース又は操作が対象とする追加情報に関連付けられている空き駐車スペースであるステップと、を含む。
【0008】
本開示の第2の態様によれば、車両駐車管理方法を提供する。該方法は、サーバにおいて、駐車場の現在の駐車スペース情報を決定するステップであって、現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含むステップと、空き駐車スペースの位置に関連付けられるように複数の追加情報を設定するステップであって、複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであるステップと、現在の駐車スペース情報と設定された複数の追加情報とを、車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方に送信するステップであって、車両とモバイルデバイスは関連付けられているステップと、車両の現在の位置情報と目標空き駐車スペースの位置に基づいて、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション情報を生成し、ナビゲーション情報を送信するステップであって、目標空き駐車スペースは、車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方による空き駐車スペース又は追加情報に対する操作に基づいて決定されるステップと、を含む。
【0009】
本発明の第3の態様によれば、1つ又は複数のコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、メモリに結合され、且つ1つ又は複数のプログラムを実行して、本開示の第1及び第2の態様のいずれかに記載の方法を装置に実行させるように構成されるプロセッサとを含む、電子デバイスをさらに提供する。
【0010】
本開示の第4の態様によれば、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。該非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、機械実行可能な命令が記憶されており、該機械実行可能な命令は、実行されると、本開示の第1及び第2の態様のいずれかに記載の方法を機械に実行させる。
【0011】
発明の概要の部分は、簡素化された形態で概念の選択を説明するために提供され、これらは以下の発明を実施するための形態においてさらに詳しく説明する。発明の概要の部分は、本開示のキー特徴又は重要な特徴を示すことも、本開示の範囲を制限することも意図していない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本開示の実施例に係る車両駐車管理方法を実施するためのシステム100の模式図を示す。
【
図2】本開示の実施例に係る車両駐車管理方法200のフローチャートを示す。
【
図3】本開示の実施例に係る関連データを取得する方法300のフローチャートを示す。
【
図4】本開示の実施例に係る目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成する方法400のフローチャートを示す。
【
図5】本開示の実施例に係る車両駐車管理方法500のフローチャートを示す。
【
図6】本開示の実施例に係る追加情報を決定する方法600のフローチャートを示す。
【
図7】本開示の実施例に係るナビゲーション指示700の模式図を示す。
【
図8】本開示の実施例に係る駐車スペースの分布画像800の模式図を示す。
【
図9】本開示の実施例に係る予め設定された画素距離キャリブレーション方式を決定する模式図を示す。
【
図10】本開示の実施例を実現することに適した電子デバイス1000のブロック図を模式的に示す。 各図において、同一又は対応する符号は同一又は対応する部分を表す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本開示の好適な実施例をさらに説明する。図面には本開示の好適な実施例が示されているが、本開示は様々な形態で実現することができ、ここで記載される実施例に制限されないことを理解すべきである。もしろ、これらの実施例は本開示をより明確かつ完全にし、且つ本開示の範囲を当業者に完全に伝える目的で提供される。
【0014】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、オープンな包含、即ち「を含むが、これらに制限されない」を意味する。特に断らない限り、用語「又は」は「及び/又は」を意味する。用語「に基づいて」は「少なくとも部分的に基づいて」を意味する。用語「1つの例示的な実施例」及び「一実施例」は「少なくとも1つの例示的な実施例」を意味する。用語「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を意味する。用語「第1の」、「第2の」などは、同一又は異なる対象を指すことができる。以下、他の明示的又は暗黙的な定義を含むこともある。
【0015】
前記のとおり、上記の従来の車両駐車管理スキームでは、インジケータライトによって車両付近の駐車スペースの使用状況又は駐車場の特定領域内の残りの駐車スペースの数しか示さず、空き駐車スペースの位置を直接示すことができないため、運転手が適切な空き駐車スペースを素早く見つけることに不利であり、しかも、駐車場の駐車スペースを効果的かつバランスよく利用することにも不利である。
【0016】
上記の問題及び他の潜在的な問題のうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に解決するために、本開示の例示的な実施例は、車両駐車管理スキームを提案している。このスキームでは、車両とモバイルデバイスのうちの少なくとも一方において、駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報を取得し、現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含み、複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであり、車両とモバイルデバイスは関連付けられており、現在の駐車スペース情報と追加情報に基づいて、駐車スペースの分布画像を生成し、駐車スペースの分布画像は少なくとも空き駐車スペースと追加情報を指示し、追加情報は空き駐車スペースの位置に関連付けられているように構成され、駐車スペースの分布画像をプレゼンテーションし、空き駐車スペースと追加情報のうちの一方に対する操作を検出したことに応答して、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成し、目標空き駐車スペースは、操作が対象とする空き駐車スペース又は操作が対象とする追加情報に関連付けられている空き駐車スペースである。
【0017】
上記スキームでは、車両又は関連モバイルデバイスにおいて駐車スペースの分布画像を生成してプレゼンテーションすることにより、空き駐車スペースと空き駐車スペースの位置に関連付けられている追加情報とを指示し、そして、空き駐車スペース又は追加情報に対する操作を検出すると、ナビゲーション指示を生成し、それにより、選択される目標空き駐車スペース又は選択される追加情報に関連する空き駐車スペースの位置へナビゲーションし、このため、本開示は、車両を目標空き駐車スペースに直接素早くかつ効果的にナビゲーションすることを可能にする。そして、ナビゲーション指示は、運転手が直接選択した目標空き駐車スペースの位置に車両をガイドしてもよいし、運転手が選択した追加情報に関連付けられている空き駐車スペースの位置に車両をガイドしてもよいため、本開示は、追加情報によって目標空き駐車スペースへの運転手の選択を調整することで、空き駐車スペースが集中して選択されることを回避し、駐車場を効果的に利用することに有利である。
【0018】
図1は、本開示の実施例に係る車両駐車管理方法のシステム100の模式図を示す。
図1に示すように、システム100は、車両110、モバイルデバイス120、サーバ130、サーバ160、駐車場の複数の撮像装置172(例えば、具体的には、172-1、172-2~172-Nを含み、Nは自然数である)を含む。いくつかの実施例では、システム100は、複数の測位装置176(例えば、具体的には、176-1~176-Mを含み、Mは自然数である)をさらに含む。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120、サーバ130、サーバ160は、例えば基地局150、ネットワーク140を介してデータ交換を行える。
【0019】
車両110は、少なくとも、車載機、車載データ検知デバイス、車載T-BOXを含む。車載データ検知デバイスは、車両自体のデータ及び車両が位置する外部環境のデータをリアルタイムで検知することに用いられる。
【0020】
車載T-BOXは、車載機、モバイルデバイス120、路側ユニット、サーバ130のデータ交換に用いられる。車載T-BOXは、例えばSIMカード、GPSアンテナ、4G又は5Gアンテナなどを含む。ユーザがモバイルデバイス120(例えば携帯電話)のアプリケーションプログラム(APP)を通じて制御命令(車両を遠隔的に起動させたり、エアコンをオンにしたり、シートを適切な位置に調整したりするなど)を送信すると、TSPバックエンドは監視要求命令を車載T-BOXに送信し、車両は制御命令を取得すると、CANバスを介して制御メッセージを送信し車両を制御し、最後に、操作結果をユーザの携帯電話APPにフィードバックする。車載T-BOXと車載機がcanbusを介して通信し、データ交換、例えば車両状態情報、ボタン状態情報、制御命令などの伝送が実現される。車載T-BOXは、車両110バスDcan、Kcan、PTcanに関連するバスデータを収集することができる。
【0021】
車載データ検知デバイスは、例えば、車両自体のデータを検知する検知デバイス及び車両環境データを検知する検知デバイスを含む。これらのうち、車両環境データを検知する検知デバイスは、車両環境ビデオデータを収集する複数の撮像装置、例えば車両のフロントカメラ及びリアカメラを少なくとも含み、この車両のフロントカメラ及びリアカメラは、それぞれ、車両の前方環境画像(例えばリアルタイムな前景画像)又は車両の後方環境画像を収集する。
【0022】
車両110とモバイルデバイス120は、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、セルラーなどの無線通信手段を介してデータの交換及び共有を行うことができる。例えば、モバイルデバイス120は、モバイルデバイス120での予め設定された動作(例えば振り)を検出することで車両に関連付けられる。モバイルデバイス120が予め設定された動作(例えば振り)を通じて車両に関連付けられることによって、車両と特定ユーザ(例えば運転手)の関連モバイルデバイスとを高セキュリティで関連付けることができ、それにより、データ及びコンピューティングリソースの共有が可能になる。車両110は、車両110に対するモバイルデバイス120の距離が予め設定された値(例えば、モバイルデバイス120が車両110の内部にあったり、車外部の数メートルの範囲内にあったりすると検出することが挙げられるが、これらに制限されない)よりも小さいと検出すると、車両データ検知デバイスによって収集された車両自体のデータ及び外部環境データ(例えば環境ビデオデータを含む)をモバイルデバイス120に送信してもよい。上記手段によれば、車両とモバイルデバイスとの間の余分なデータの交換を減らすことができる。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120が車両110の内部にあると検出する場合、車載機と携帯電話とはUSB通信技術によって相互接続され得る。
【0023】
車両110とサーバ130は、例えば衛星無線通信やモバイルセルラーなどの無線通信技術によってデータをリアルタイムで交換する。屋内又は地下駐車場の衛星無線通信又はモバイルセルラー信号が弱い場合、モバイルデバイス120又は車両110は、例えば信号が駐車場をカバーする複数の測位装置176によるブルートゥース(登録商標)信号を介して、サーバ130とデータ交換を行うことができる。例えば車両110は、サーバ130から駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報を直接取得するか、又は直接又はモバイルデバイス120を介してサーバ130と現在の駐車スペース情報及び複数の追加情報に関するデータを交換する。
【0024】
モバイルデバイス120は、例えば携帯電話であってもよいが、これに制限されない。端末デバイス120は、車載T-BOXとデータ交換を直接行ってもよく、基地局150、ネットワーク140を介してサーバ130及びサーバ160とデータ交換を行ってもよい。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120はタブレットコンピュータであってもよい。モバイルデバイス120において、例えば予め設定された動作(例えば振り)を通じて車両110と関連付けて、且つ予め設定されたアプリケーション(例えば仮想車キーAPP)を起動させる。モバイルデバイス120は、また、サーバ130からの駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報(各々の追加情報は関連データを標識するものである)を取得してもよい。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120は、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールによって駐車場の複数の測位装置176の検出信号を受信し、該検出信号をサーバ130にフィードバックしてもよく、それにより、サーバ130は該フィードバックされた検出信号に基づいて車両110の現在の位置情報を決定することができる。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120は、さらに、受信した現在の駐車スペース情報と追加情報に基づいて、駐車スペースの分布画像を生成して表示し、駐車スペースの分布画像において空き駐車スペースと追加情報を指示してもよい。車両が目標空き駐車スペースに駐車していれば、モバイルデバイス120は、目標空き駐車スペースに関連付けられている追加情報により標識された関連データをさらに取得してもよい。いくつかの実施例では、該関連データは、例えば、モバイルデバイス120において関連対象(例えば駐車場付近のショップ)で取引を行う時の割引情報の識別子(例えば、QRコード(登録商標)、バーコードや他の形態の識別子)を生成することができる。
【0025】
サーバ130は、車両駐車を管理するものである。サーバ130は、例えば駐車場管理システムである。いくつかの実施例では、サーバ130は1つ又は複数の処理ユニットを有してもよく、このような処理ユニットには、GPU、FPGAやASICなどのような専用処理ユニット及びCPUのような汎用処理ユニットが含まれてもよい。また、それぞれのコンピューティングにおいて1つ又は複数の仮想マシンが運行されていてもよい。いくつかの実施例では、サーバ130は、駐車場の現在の駐車スペース情報を決定してもよい。該現在の駐車スペース情報は、例えば、複数の空き駐車スペース174-1と174-3の位置情報及び/又は複数の使用中の駐車スペース174-2の位置情報を含む。サーバ130は、また、空き駐車スペース174-1及び174-3の位置のそれぞれに関連付けられるように複数の追加情報を設定してもよい。サーバ130は、また、車両110及び/又はモバイルデバイス120に
図8に示す駐車スペースの分布画像を表示するように、現在の駐車スペース情報と設定された複数の追加情報を車両110及び/又はモバイルデバイス120に送信してもよい。サーバ130は、また、車両110の現在の位置情報と目標空き駐車スペースの位置に基づいて、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション情報を生成してもよい。いくつかの実施例では、サーバ130は、車両110が目標空き駐車スペース(例えば174-1)に駐車していると決定すれば、モバイルデバイス120が目標空き駐車スペースに関連付けられている関連データを取得するために、車両110及び/又はモバイルデバイス120に車両110が空き駐車スペース174-1の位置に到達したことを示す情報を送信する。
【0026】
サーバ160は、例えばインターネット・オブ・ビークルズ(Internet of Vehicles)のサービスを提供するものである。サーバ160は、例えばネットワーク140を介してサーバ130とデータ交換を行う。いくつかの実施例では、サーバ160は1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、このような処理ユニットには、GPU、FPGAやASICなどのような専用処理ユニット及びCPUのような汎用処理ユニットが含まれる。また、それぞれのコンピューティングにおいて1つ又は複数の仮想マシンが運行されていてもよい。いくつかの実施例では、サーバ160は、例えば車両110の情報(例えば少なくともナンバープレート情報を含む)、及び車両110に関連付けられているモバイルデバイス120及びユーザの情報を記憶している。サーバ130は、サーバ160を介して、ナンバープレート情報に関連付けられている車両110及びモバイルデバイス120の情報を問い合わせることができる。
【0027】
測位装置176は、測位信号を送信するものであり、該測位装置は、例えばブルートゥース(登録商標)測位装置、又はiBeacon(登録商標)測位装置である。いくつかの実施例では、複数の測位装置176は、駐車場の複数層のそれぞれの複数の予め設定された位置に予め設けられておき、複数の測位装置から送信される信号(例えばブルートゥース(登録商標)信号)が駐車場の複数層をカバーできるようにする。サーバ130は、この複数の測位装置176-1~176-Mのそれぞれの位置を測位基準位置として予め記録しておき、測位装置の信号に基づいて各々の測位装置を認識するとともに、対象(例えばモバイルデバイス120又は車両110)によってフィードバックされた、1つ又はいくつかの測位装置に関する検出信号に基づいて、該対象と該1つ又はいくつかの測位装置との相対位置を決定してもよい。
【0028】
以下、
図2を参照して本開示の実施例に係る車両駐車管理方法を説明する。
図2は、本開示の実施例に係る車両駐車管理方法200のフローチャートを示す。なお、方法200は、例えば
図10に記載の電子デバイス1000で実行されてもよい。
図1に記載のモバイルデバイス120又は車両110の車載機で実行されてもよい。なお、方法200は、示されていない追加動作をさらに含む及び/又は示された動作を省略することも可能であり、本開示の範囲はこれについて制限されない。
【0029】
ブロック202においては、モバイルデバイス120と車両110の車載機のうちの少なくとも一方において、駐車場の現在の駐車スペース情報と複数の追加情報を取得し、現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含み、複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものであり、車両110とモバイルデバイス120は関連付けられている。
【0030】
いくつかの実施例では、モバイルデバイス120と車両110の車載機はサーバ130から駐車場の地図情報と複数の追加情報を取得する。いくつかの実施例では、地図情報は、例えば駐車場の複数層の停車駐車スペースの地図を含む。該駐車スペース地図情報には、例えば現在のすべての空き駐車スペース(例えば空き駐車スペース174-1及び174-3)の位置及び/又は符号が示されている。いくつかの実施例では、地図情報には、例えば使用中の駐車スペース(例えば使用中の駐車スペース174-2)の位置及び/又は符号も示されている。
【0031】
追加情報に関しては、いくつかの実施例では、各々の追加情報の関連データは、例えば、モバイルデバイス120において識別子(例えばQRコード(登録商標)、バーコード)を生成することに用いられる。識別子は、追加情報の関連対象の取引割引情報を標識するものである。ここで、関連対象は、例えば、駐車場が所在するモールにおける複数のショップのうちの1つ又は複数である。取引割引情報は例えば商品のクーポンである。いくつかの実施例では、追加情報は、例えばモバイルデバイス120において駐車料金を支払う識別子を生成することに用いられてもよい。いくつかの実施例では、追加情報は、充電杭で充電する料金を支払うための識別子であってもよく、該追加情報に関連付けられている空き駐車スペースは、例えば、充電杭による充電を提供する空き駐車スペースである。
【0032】
ブロック204においては、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、取得した現在の駐車スペース情報と追加情報に基づいて、駐車スペースの分布画像を生成し、駐車スペースの分布画像は少なくとも空き駐車スペースと追加情報を指示し、追加情報は空き駐車スペースの位置に関連付けられているように構成される。
【0033】
いくつかの実施例では、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、空き駐車スペースの指示画像に追加画像をプレゼンテーションするために、空き駐車スペースの指示画像と追加画像をレンダリングし、追加画像は、空き駐車スペースに関連付けられている追加情報を標識することに用いられ、空き駐車スペースの指示画像と追加画像のうちの少なくとも1つは操作可能である。
【0034】
ブロック206において、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は駐車スペースの分布画像をプレゼンテーションする。例えば、車両110の車載機のディスプレイに駐車スペースの分布画像を表示する。以下、
図8を参照して駐車スペースの分布画像を説明する。
図8は、本開示の実施例に係る駐車スペースの分布画像800の模式図を示す。
図8に示すように、駐車スペースの分布画像800は、例えば、モバイルデバイス120及び/又は車両110のディスプレイに表示される。駐車スペースの分布画像800には、空き駐車スペース、例えば番号がそれぞれ34、36、40、56及び88の空き駐車スペース820、822、824、826及び828が表示されている。いくつかの実施例では、駐車スペースの分布画像800には、現在の空き駐車スペースに加えて、使用中の他の駐車スペース、例えば、使用中の駐車スペース830、832及び駐車スペース番号と図面の符号が示されていない他の駐車スペースが表示されている。駐車スペースの分布画像800において、空き駐車スペース822、824、826及び828の位置には、関連付けられる追加情報810、812、814、816、及び818がそれぞれ表示される。模式的には、追加情報810は、例えばコンピュータを販売するショップの取引割引情報を標識する。追加情報812は、例えば携帯電話をメンテナンスするショップの取引割引情報を標識する。追加情報814は、例えば充電杭の充電割引情報や充電支払い情報を標識する。追加情報816は、例えばスーパーマーケットの取引割引情報である。追加情報818は、例えばレストランの取引割引情報である。いくつかの実施例では、1つの空き駐車スペースは複数の追加情報に関連付けられてもよい。いくつかの実施例では、運転手は空き駐車スペース又は関連付けられる追加情報に対して予め設定された操作(例えばクリック操作)を行うように、空き駐車スペース820、822、824、826、及び828と追加情報810、812、814、816、及び818に対応するアイコンが操作可能とされる。
【0035】
ブロック208において、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、空き駐車スペース又は追加情報に対する操作を検出したか否かを決定する。
【0036】
ブロック210においては、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、空き駐車スペース又は追加情報に対する操作を検出したと決定すると、空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成し、目標空き駐車スペースは、操作が対象とする空き駐車スペース又は操作が対象とする追加情報に関連付けられている空き駐車スペースである。例えば、車両110の車載機は、運転手が追加情報816をクリックしたと検出すると、追加情報816に関連付けられている空き駐車スペース826が目標空き駐車スペースであると決定する。また、例えば、車両110の車載機は、ユーザが空き駐車スペース826の指示画像に直接クリック操作をしたと検出すると、空き駐車スペース826が目標空き駐車スペースであると決定する。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120及び/又は車両110は、決定した目標空き駐車スペースをサーバ130に送信し、それにより、サーバ130は、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション情報を生成した後、ナビゲーション情報をモバイルデバイス120及び/又は車両110に送信する。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120及び/又は車両110も、直接車両現在の位置情報と目標空き駐車スペースの位置情報に基づいて、目標空き駐車スペースへのナビゲーション情報を生成する。
【0037】
モバイルデバイス120及び/又は車両110にプレゼンテーションされたナビゲーション指示は、いくつかの実施例では、例えば、車両110の車載ディスプレイに車両のリアルタイムな前景画像を表示すること、リアルタイムな前景画像上にナビゲーション情報と追加画像(例えばクリックした標識追加情報816の追加画像)のうちの少なくとも1つをオーバーレイすること、及び/又は車両110の前車窓にナビゲーション情報と追加画像のうちの少なくとも1つを表示することを含む。上記ナビゲーション指示は、モバイルデバイス120を目標空き駐車スペースにガイドして、該目標空き駐車スペースに関連付けられた関連データを取得又はダウンロードさせることに用いられる。いくつかの実施例では、車両110の前車窓には、ナビゲーション情報と追加画像が表示されていてもよく、車両110の前車窓には追加画像が表示され、ナビゲーション情報が表示されていなくてもよい。このような場合、表示された追加画像は、車両を目標空き駐車スペースにガイドすることに用いられてもよい。
【0038】
ナビゲーション指示を生成するための具体的な方式については、後で
図4を参照して目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成する方法400を詳しく説明するため、ここでは詳しく説明しない。
【0039】
上記スキームでは、車両110又は関連付けられているモバイルデバイス120において空き駐車スペースと空き駐車スペースの位置に関連付けられている追加情報を生成してプレゼンテーションし、空き駐車スペース又は追加情報に対する操作が検出されると、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示が生成され、本開示では、ユーザが直接選択した空き駐車スペース又はユーザが選択した追加情報に関連付けられている空き駐車スペースに車両を直接ナビゲーションすることを素早くかつ効果的に実現できる。したがって、本開示は、車両を空き駐車スペースに素早くかつ効果的にガイドできるだけでなく、駐車場の駐車スペースの有効な利用に有利である。
【0040】
いくつかの実施例では、方法200は、関連データを取得するための方法300をさらに含んでもよい。
図3は、本開示の実施例に係る関連データを取得する方法300のフローチャートを示す。なお、方法300は、例えば
図10に記載の電子デバイス1000で実行されてもよい。
図1に記載のモバイルデバイス120又は車両110の車載機で実行されてもよい。なお、方法300は、示されていない追加動作を含む及び/又は示された動作を省略することも可能であり、本開示の範囲はこれについて制限されない。
【0041】
ブロック302においては、モバイルデバイス120は、車両110が目標空き駐車スペースに到達したことを示す情報を受信したか否かを決定する。いくつかの実施例では、サーバ130は、車両110が目標空き駐車スペース(例えば空き駐車スペース826)に駐車していると検出すると、ユーザのモバイルデバイス120が該目標空き駐車スペース826に関連付けられている追加情報816の関連データをダウンロードすることを可能にするために、モバイルデバイス120に車両110が目標空き駐車スペースに到達したことを示す情報を送信する。
【0042】
ブロック304においては、モバイルデバイス120が、車両が目標空き駐車スペースに到着したことを示す情報を受信したと決定すると、モバイルデバイス120において目標空き駐車スペースに関連付けられている追加情報により標識された関連データを取得する。例えば、モバイルデバイス120は、サーバ130によって送信された、車両110が目標空き駐車スペース826に到達したことを示す情報を受信すると、該目標空き駐車スペースに関連付けられている追加情報816により標識された関連データをダウンロードすることができる。該関連データは、例えば関連対象の取引割引データである。上記手段によれば、車両を追加情報が関連付けられている空き駐車スペースに実際に止めるようにユーザをガイドすることに有利である。
【0043】
いくつかの実施例では、方法200は、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成するための方法400をさらに含んでもよい。以下、
図4、
図7、及び
図9を参照して目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成する方法400を説明する。
図4は、本開示の実施例に係る目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成する方法400のフローチャートを示す。
図7は、本開示の実施例に係るナビゲーション指示700の模式図を示す。なお、方法400は、例えば
図10に記載の電子デバイス1000で実行されてもよい。
図1に記載のモバイルデバイス120又は車両110の車載機で実行されてもよい。なお、方法400は、示されていない追加動作を含む及び/又は示された動作を省略することも可能であり、本開示の範囲はこれについては制限されない。
【0044】
ブロック402においては、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機はナビゲーション情報を取得し、ナビゲーション情報は、車両の現在の位置情報と目標空き駐車スペースの位置に基づいて生成されるものである。
【0045】
車両の現在の位置情報は、以下の複数の方式によって決定され得る。
【0046】
いくつかの実施例では、モバイルデバイス120及び/又は車両110は、駐車場の入口での車両GPS信号、車両110の走行距離データ及びジャイロ角運動情報を取得し、車両の現在の位置情報を決定する。ジャイロは、高速回転体の運動量のモーメントに敏感なハウジングが慣性空間に対して自転軸と直交する1つ又は2つの軸を中心にして回転する角運動検出装置である。ジャイロの角運動情報は、車両の走行方向及び角速度を示すことができる。例えばモバイルデバイス120及び/又は車両110は、駐車場の入口での車両110のGPS信号、及び車両110のリアルタイム車両走行距離計のデータ、及びジャイロの角運動データを取得する。モバイルデバイス120及び/又は車両110は、上記データに基づいて、車両110の現在の車両の走行距離と走行軌跡を算出し、車両110の駐車場内の現在の位置を特定する。屋内又は地下駐車場のGPS信号が弱いものの、車両110のジャイロの角運動情報が屋内又は地下駐車場による影響を受けない。駐車場入口での車両110のGPS信号、車両110の走行距離及びジャイロの加速度情報を組み合わせて車両110の現在の位置情報を決定すると、GPS信号が弱いことによる影響を受けずに、車両110の現在の位置情報を素早くかつ正確に決定することができ、そして、計算量の減少に有利である。
【0047】
いくつかの実施例では、サーバ130は、車両110とモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方によってフィードバックされた測位装置176の検出信号に基づいて、車両110の現在の位置情報を決定してもよい。例えば、複数の測位装置によって送信された信号(例えばブルートゥース(登録商標)信号)が駐車場の複数層をカバーできるように、駐車場の複数層のそれぞれの複数の予め設定された位置に、測位信号を送信するための複数の測位装置(該測位装置は、例えばブルートゥース(登録商標)測位装置、又はiBeacon(登録商標)測位装置である)が予め配置されておいてもよい。サーバ130は、この複数の測位装置のそれぞれの位置を測位基準位置として予め記録しておき、測位装置の信号に基づいて各々の測位装置を認識してもよい。モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、車両110が駐車場にて走行する過程において通過して検出した複数の測位装置の検出信号をサーバ130に送信し得る(例えば、検出信号をサーバ130にリアルタイムで送信したり、パッケージ化された検出信号を予め設定された時間間隔で中継装置を介してサーバ130に送信する)ブルートゥース(登録商標)通信モジュールを有する。サーバ130は、モバイルデバイス120及び/又は車両110によって送信された複数の測位装置の信号の検出信号の強弱及び該複数の測位装置の測位基準位置に基づいて、モバイルデバイス120及び/又は車両110の駐車場での現在の位置及び通過した路径を決定してもよい。上記手段によれば、GPS信号が弱い地下駐車場において、車両現在の位置の認識及びターゲット位置へのナビゲーションが正確に行われ得る。また、測位装置が低電力ブルートゥース(登録商標)測位装置を用いることができるため、低エネルギー消費手段によって車両現在の位置の認識及びターゲット位置へのナビゲーションを実施することができる。
【0048】
いくつかの実施例では、サーバ130は、取得した駐車場の撮像装置によって収集されたビデオ画像に基づいて、車両110の現在の位置情報を決定してもよく、ビデオ画像には、車両110のナンバープレート情報が少なくとも含まれている。
【0049】
いくつかの実施例では、車両110は、車載撮像装置によって収集された車両環境画像において認識された駐車場の欄でのマークと地面停駐車スペース番号のうちの少なくとも一方に基づいて、車両110の現在の位置情報を決定してもよい。例えば、車両110の車載機は、環境画像内の欄でのマーク(例えば
図700における欄でのC、QRコード(登録商標)など)と地面駐車スペースの番号のうちの少なくとも一方を認識することで、車両110の現在の位置を決定する。例えば、車両110の車載機は、
図700における欄でのマーク「C」に基づいて、車両110が現在駐車場の地下二階で走行していると決定するとともに、
図700において車両により遮断されていない最近の地面停駐車スペースの番号(例えば
図8における番号40の停駐車スペース)に基づいて車両110の現在の走行位置を決定することができる。
【0050】
ブロック404においては、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、車両環境画像、及びナビゲーション情報と追加画像のうちの少なくとも1つに基づいて、ナビゲーション指示を生成し、車両環境画像は、車載撮像装置によって収集されたリアルタイムな前景画像を含む。
【0051】
ナビゲーション指示を生成する方式は、以下の複数種がある。
【0052】
いくつかの実施例では、車両110の車載機は、まず、駐車場の地図情報と車両の現在の位置情報に基づいて、車両の現在の運動状態と運動状態変更を必要とする実際距離を決定し、次に、車載撮像装置の予め設定された画素距離キャリブレーションに基づいて、運動状態変更を必要とする実際距離を車載撮像装置によって収集された画像内の画素距離に変換し、さらに、現在の運動状態と画素距離に基づいて、ナビゲーション案内画像を作成してもよい。例えば、車両110の車載機は、サーバから取得した駐車場の地図情報と算出した車両の現在の位置情報に基づいて、車両の現在の運動状態(車両の現在の運動状態は、例えば直進や折りであるが、これらに制限されない)、及び車両運動状態変更を必要とする実際距離(例えばXで表す)を決定する。次に、車両110の車載機は、車載撮像装置の予め設定された画素距離キャリブレーションに基づいて、決定した該運動状態変更を必要とする実際距離Xを変換し、該運動状態変更を必要とする実際距離Xを車載撮像装置によって収集された画像内の画素距離iに変換する。その後、車両110の車載機は、(例えば分類ネットワークを介して)車載撮像装置によって収集された画像画面内の画素距離iを含む行(運動状態変更を必要とする実際距離Xが車載撮像装置によって収集された画像画面内において所在する位置に対応する)でナビゲーション案内画像を作成し、例えば、i及びi+n行(nは自然数である)で
図7に示す方向ナビゲーション案内画像714を作成する。
【0053】
いくつかの実施形態では、距離ナビゲーション案内画像は、例えば一定の長さを有する線分又は数値であり、線分の長さ又は数値の大きさは、例えば車両の現在の位置からの次の交差点の距離に比例する。方向ナビゲーション案内画像は、例えば左折又は右折を示す矢印(例えば方向ナビゲーション案内画像714)であり、矢印が示す方向は、車載ディスプレイにより表示された位置において、車両の現在の位置からの次の交差点の距離に比例する。
【0054】
予め設定された画素距離キャリブレーションは、予め決定されておいてもよい。以下、
図9を参照しながら予め設定された画素距離キャリブレーションの決定方式を説明する。
図9は、本開示の実施例に係る予め設定された画素距離キャリブレーションの決定方式の模式図を示す。
図9に示すように、車載撮像装置は、車両110上の位置910に固定された後、車載撮像装置の前方(即ち車両の進行方向)の地面950から1つの近点920と1つの遠点930を選択し、次に、基準点960からの近点920と遠点930の実際距離をそれぞれ測定する。次に、車載撮像装置の地面950からの高さhに基づいて、車載撮像装置によって収集された画像画面において各行の画素に対応する位置の実際距離を計算し、車載撮像装置の予め設定された画素距離キャリブレーションを決定する。その後、決定した車載撮像装置の予め設定された画素距離キャリブレーションが正確であるか否かを検証するために、車載撮像装置の前方の地面950から選択された、実際距離の異なる複数の点(例えば5m、10m、15m)にマーカーをそれぞれ配置する。いくつかの実施例では、車載撮像装置は、広視野範囲であるため歪みが発生しやすく、チェッカーボードキャリブレーション法によって車載撮像装置の広視野範囲に起因する歪みを解消することができる。
【0055】
実際距離から画素距離への変換に関しては、いくつかの実施形態では、
図7に示すように、リアルタイムな前景画像上にナビゲーション案内画像(例えば方向ナビゲーション案内画像714)をオーバーレイするように、車両110の車載機は、車載撮像装置の高さ、撮影角度及び撮像範囲に基づいて、決定した該運動状態変更を必要とする実際距離Xを、車載撮像装置によって収集された画像画面内の画素座標に変換することができる。いくつかの実施例では、以下の式(1)により、決定した車両運動状態変更を必要とする実際距離Xを車載撮像装置によって収集された画像内の画素距離iに変換し得る。
【数1】
【0056】
上記式(1)において、αは、近点920と車載撮像装置の所定位置910との結び線の、垂直方向に対する夾角を表す。βは、遠点930と車載撮像装置の所定位置910との結び線の、垂直方向に対する夾角を表す。hは、車載撮像装置の地面950からの高さを表す。mは、車載撮像装置によって収集された画像画面内において近点920であるa点と遠点930との間にある画素の行数を表す。Pαは、車載撮像装置によって収集された画像画面内の近点920の行数を表す。Xは、車両運動状態変更を必要とする実際距離を表す。iは、実際距離Xに対応する、車載撮像装置によって収集された画像内の画素距離を表す。
【0057】
以下、式(2)を参照しながら、近点920と車載撮像装置の所定位置910との結び線の、垂直方向に対する夾角αの決定方式を説明する。
【数2】
【0058】
以下、式(3)を参照しながら、遠点930と車載撮像装置の所定位置910との結び線の、垂直方向に対する夾角βの決定方式を説明する。
【数3】
【0059】
上記式(2)及び(3)において、aは、近点920と基準点960との間の距離を表す。bは、遠点930と基準点960との間の距離を表す。hは、車載撮像装置の地面950からの高さを表す。
【0060】
上記スキームでは、ナビゲーション案内画像をリアルタイムな前景画像上にオーバーレイすることによって、運転手が地下駐車場で走行している過程における実際の視野をガイドできる拡張現実のナビゲーション画面を作成できる。
【0061】
いくつかの実施形態では、車両110の車載機は、車載撮像装置によって収集された画像画面内のナビゲーション案内画像の作成箇所から予め設定された距離だけ離れた箇所において追加画像を作成してもよい。それによって、リアルタイムな前景画像上に追加画像を再度オーバーレイすることができる。追加画像をリアルタイムな前景画像上にオーバーレイすることによって、拡張現実の方式で運転手を追加情報に関連付けられている目標空き駐車スペースにガイドすることができる。いくつかの実施例では、リアルタイムな前景画像上に追加画像だけをオーバーレイし、ナビゲーション案内画像をオーバーレイしないようにしてもよい。追加画像の作成方式については、前述したナビゲーション案内画像の作成方式を参照してもよい。
【0062】
ブロック406においては、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載機は、モバイルデバイス120及び/又は車両110の車載ディスプレイにナビゲーション指示をプレゼンテーションする。上記手段によれば、重要な運転動作を取るように運転手を直感的にガイドすることができ、ユーザが目標空き駐車スペースを素早く見つける効率を向上させる。
【0063】
いくつかの実施例では、モバイルデバイス120及び/又は車両110は、車両の車載ディスプレイに車両のリアルタイムな前景画像を表示させ、リアルタイムな前景画像上にナビゲーション情報を指示するナビゲーション案内画像及び追加画像をオーバーレイしてもよい。いくつかの実施例では、車両110は、前車窓にナビゲーション案内画像及び追加画像を表示している。いくつかの実施例では、プレゼンテーションされるナビゲーション案内画像は、
図7に示すように、例えば、車両の現在の位置に対する次の交差点又は目標空き駐車スペースのナビゲーション情報を示す矢印、線分及び数値のうちの少なくとも1つを含み、
図7におけるナビゲーション指示700は、例えば車両110の車載ディスプレイに表示されている。ナビゲーション指示700は、車両前景画像及び車両前景画像上にオーバーレイされたナビゲーション案内画像(例えば矢印714及びユーザによって選択された追加情報に関連付けられている追加画像(例えば商品画像712)を表示する。これらのうち、ナビゲーション案内画像(例えば矢印714)及び追加画像(例えば商品画像712)は、目標空き駐車スペース710の位置をガイドすることに用いられる。
【0064】
以下、
図5を参照しながら、本開示の実施例に係る車両駐車管理方法を説明する。
図5は、本開示の実施例に係る車両駐車管理方法500のフローチャートを示す。なお、方法500は、例えば、
図10に記載の電子デバイス1000で実行されてもよい。
図1に記載のサーバ130で実行されてもよい。なお、方法500は、示されている追加動作を含む及び/又は示された動作を省略することも可能であり、本開示の範囲はこれについては制限されない。
【0065】
ブロック502においては、サーバ130は、駐車場の現在の駐車スペース情報を決定し、現在の駐車スペース情報は少なくとも空き駐車スペースの位置を含む。いくつかの実施例では、サーバ130は、駐車場の複数の撮像装置172によって収集された画像に基づいて、駐車場の現在の駐車スペース情報、例えば空き駐車スペースの位置を決定してもよい。
【0066】
ブロック504においては、サーバ130は、空き駐車スペースの位置に関連付けられるように、複数の追加情報を設定してもよく、複数の追加情報のうち各々の追加情報は関連データを標識するものである。
【0067】
サーバ130は、複数の方式で追加情報を設定し得る。いくつかの実施例では、サーバ130は、関連対象(例えば駐車場が位置するモールのショップ)と空き駐車スペースとの距離に基づいて、追加情報と空き駐車スペースとの関連性を決定してもよい。例えば、サーバ130は、追加情報の関連対象の位置と空き駐車スペースの位置との間の距離が予め設定された第1の距離以下であると決定すると、該追加情報と空き駐車スペースとが関連付けられていると決定する。上記手段によれば、ユーザが関心を持っている関連対象からの距離に応じて、ユーザに適切な空き駐車スペースを推薦できる。
【0068】
いくつかの実施例では、サーバ130は、空き駐車スペースの位置と予め設定された位置との距離が予め設定された第2の距離以上であると決定すると、複数の追加情報と空き駐車スペースとが関連付けられていると決定する。例えば、駐車場のエレベータから遠い空き駐車スペースに対しては、サーバ130は、追加情報をより多く設定してこの遠い空き駐車スペースに関連付けたり、より高い割引割合を示す追加情報を設定してこの遠い空き駐車スペースに関連付けたりしてもよい。上記手段によれば、距離の遠い空き駐車スペースを選択するようにユーザをガイドし、駐車場の駐車スペースの使用をよりバランスよくし、集中しすぎることを回避する。
【0069】
ブロック506においては、サーバ130は、現在の駐車スペース情報と設定された複数の追加情報を、車両110とモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方に送信し、車両110とモバイルデバイス120は関連付けられている。
【0070】
ブロック508においては、サーバ130は、車両110の現在の位置情報(例えば駐車場入口)と目標空き駐車スペース(例えば選択された空き駐車スペース174-1)の位置に基づいて、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション情報を生成し、該ナビゲーション情報を送信する。目標空き駐車スペース(例えば空き駐車スペース174-1)は、車両110及び/又はモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方による空き駐車スペース又は追加情報に対するユーザ操作に基づいて決定されてもよく、目標空き駐車スペースは、車両110及び/又はモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方から取得される。
【0071】
目標空き駐車スペースの取得に関しては、いくつかの実施例では、車両110及び/又はモバイルデバイス120は、ユーザ在駐車スペースの分布画像上の空き駐車スペースと追加情報の少なくとも1つに対する操作を検出すると、ユーザ操作が対象とする空き駐車スペース又はユーザ操作が対象とする追加情報に関連付けられている空き駐車スペースを目標空き駐車スペースとしてサーバ130に送信する。
【0072】
上記スキームでは、サーバ130は、駐車場の現在の駐車スペース情報を決定し、複数の追加情報を設定して空き駐車スペースの位置と関連付けて、目標空き駐車スペースに関するナビゲーション指示を生成し、ナビゲーション指示を送信し、本開示では、車両を空き駐車スペースに素早くかつ効果的にガイドできるだけでなく、駐車場の駐車スペースの有効な利用に有利である。
【0073】
いくつかの実施例では、方法500には、サーバ130は、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していると検出すると、ユーザのモバイルデバイス120が該目標空き駐車スペースに関連付けられている追加情報の取引割引データの取得(例えばダウンロード)を許可するステップをさらに含んでもよい。例えば、サーバ130は、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していると決定すると、モバイルデバイス120において目標空き駐車スペースに関連付けられている追加情報により標識された関連データを取得するように、車両110とモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方に、車両が目標空き駐車スペースに到着したことを示す情報を送信する。
【0074】
車両が目標空き駐車スペースに駐車していると決定する方式は以下の複数がある。
【0075】
いくつかの実施例では、サーバ130は、目標空き駐車スペースを示すビデオ画像を取得してもよく、ビデオ画像は、目標空き駐車スペースに関連付けられている駐車場内の撮像装置によって収集される。次に、サーバ130は、ビデオ画像に基づいて、車両が予め設定された割合を超えた目標空き駐車スペースを占めているか否かを決定する。サーバ130は、車両110が予め設定された割合を超えた目標空き駐車スペースを占めており、且つ車両がエンジンストップ状態であると決定すると、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していると決定し、車両110がエンジンストップ状態であることは車両110から取得される。上記手段によれば、本開示は、各々の停駐車スペースの上方にセンサを配置することなく、車両110が駐車しているか否かを決定できる。
【0076】
いくつかの実施例では、サーバ130は、複数の測位装置176-1~176-M(該複数の測位装置は、駐車場の複数の予め設定された位置に設けられる)の中から、目標空き駐車スペース(例えば空き駐車スペース174-1)との距離が予め設定された距離閾値よりも小さい測位装置がターゲット測位装置(例えば176-1)であると決定してもよい。次に、サーバ130は、モバイルデバイス120と車両110のうちの少なくとも一方によってフィードバックされた測位装置の検出信号に、ターゲット測位装置(例えば176-1)の検出信号が含まれているか否かを決定する。サーバ130は、モバイルデバイス120と車両110のうちの少なくとも一方によってフィードバックされた測位装置の検出信号にターゲット測位装置の検出信号が含まれていると決定すると、ターゲット測位装置の検出信号の強度が予め設定された範囲にあるか否かを決定し、ターゲット測位装置の検出信号の強度が予め設定された範囲にあり、且つ車両がエンジンストップ状態であると決定すると、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していると決定する。車両がエンジンストップ状態であることは車両110から取得される。例えば、車両が目標空き駐車スペースに駐車している場合、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールを有するモバイルデバイス120及び/又は車両110は、例えばブルートゥース(登録商標)カバー範囲が目標空き駐車スペースを含める複数の測位装置の検出信号を検出できる。各々の検出信号の信号強度はモバイルデバイス120及び/又は車両110と測位装置との距離によるものである。したがって、サーバ130は、目標空き駐車スペースに最も近い測位装置を、目標空き駐車スペースに関するターゲット測位装置として決定し得る。サーバ130は、モバイルデバイス120及び/又は車両110によってフィードバックされたターゲット測位装置に関する検出信号の強度が予め設定された範囲にあり、且つ車両110がエンジンストップ状態であると決定すると、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していると決定する。各々の停駐車スペースの上方にカメラやセンサを配置して、車両の駐車を決定するような従来の方式に比べて、上記手段によれば、本開示は、低エネルギー消費の方式によって車両110が駐車しているか否かを決定できる。
【0077】
いくつかの実施例では、サーバ130は、車両110又はモバイルデバイス120からの、車両110が目標空き駐車スペースに駐車していることに関する情報を取得してもよい。該情報は、例えば車両の現在の位置の、目標空き駐車スペースの位置からの距離が予め設定された範囲よりも小さいことに基づいて決定されてもよい。
【0078】
いくつかの実施例では、サーバ130は、現在の駐車スペース情報をリアルタイムで更新してもよい。
【0079】
いくつかの実施例では、サーバ130は、また、車両が目標空き駐車スペースに駐車しており、且つ車両がエンジンストップとなっていると決定した後、目標空き駐車スペースの位置(例えばサーバ130は、車両が目標空き駐車スペースに駐車しており、且つ車両がエンジンストップとなるときのモバイルデバイス120及び/又は車両110によって送信された測位装置の検出信号を記録し、このときの検出信号に基づいて目標空き駐車スペースの位置を決定する)を記録し、モバイルデバイス120が車両110の駐車位置を問い合わせるためにこの目標空き駐車スペースの位置をモバイルデバイス120に送信してもよい。いくつかの実施例では、モバイルデバイス120において停車位置を問い合わせることに関する問い合わせ要求を検出すると、モバイルデバイス120の現在の位置と目標空き駐車スペースの位置に基づいて、ユーザが駐車場に駐車している車両110を見つけるためのナビゲーション情報を生成する。上記手段によれば、モバイルデバイス120を簡便に利用して、停車位置の問い合わせ及びナビゲーションを行うことができる。
【0080】
いくつかの実施例では、方法500は、追加情報を決定する方法600をさらに含む。
図6は、本開示の実施例に係る追加情報を決定する方法600のフローチャートを示す。なお、方法600は、例えば
図10に記載の電子デバイス1000で実行されてもよい。
図1に記載のサーバ130で実行されてもよい。なお、方法600は、示されていない追加動作を含む及び/又は示された動作を省略することも可能であり、本開示の範囲はこれについては制限されない。
【0081】
ブロック602においては、サーバ130は、駐車場入口での撮像装置172-1によって、車両の画像を取得する。
【0082】
ブロック604においては、サーバ130は、画像において車両110のナンバープレート情報を認識することで、車両110と車両110に関連付けられているモバイルデバイス120を決定する。いくつかの実施例では、サーバ130は、ローカルに記憶されたデータ又はサーバ160を介して、認識したナンバープレート情報に関連付けられている車両110の車両情報と車両110に関連付けられているモバイルデバイス120の情報とを取得してもよい。いくつかの実施例では、サーバ130は、画像において車両110の他の車両特徴情報(例えばモデル情報)も認識し、また、車両特徴情報に基づいて車両110の駐車場での位置を追跡する。
【0083】
ブロック606においては、サーバ130は、車両110とモバイルデバイス120のうちの少なくとも一方に関連付けられている履歴取引又は停車データに基づいて、複数の追加情報を決定する。例えば、サーバ130は、車両110又はモバイルデバイス120に関連する履歴取引データに基づいて、車両110又はモバイルデバイス120がよくスーパーマーケットで商品を購買すると決定すると、スーパーマーケットのクーポンを標識する追加情報を空き駐車スペースに関連付けられるように優先的に設定できる。上記手段によれば、推薦される空き駐車スペース及び追加情報がユーザの消費習慣に合うようになる。例えば、サーバ130は、車両110又はモバイルデバイス120に関連する履歴停車データに基づいて、車両110が充電杭を備える空き駐車スペースによく駐車することを判定し、且つ駐車場の空き駐車スペースに充電可能な駐車スペースが含まれていることを示す場合、充電杭に関連する追加情報を、対応する空き駐車スペースに関連付けられるように決定する。
【0084】
図10は、本開示の実施例を実現することに適した電子デバイス1000のブロック図を模式的に示す。デバイス1000は、
図2~6に示す方法200、300、400、500、及び600を実行するデバイスを実現することに用いられる。
図10に示すように、デバイス1000は、読み取り専用メモリ(ROM)1002に記憶されたコンピュータプログラム命令又は記憶ユニット1008からランダムアクセスメモリ(RAM)1003にロードされたコンピュータプログラム命令に従って、さまざまな適切な動作や処理を実行し得る中央処理ユニット(CPU)1001を含む。RAM1003には、デバイス1000の操作に必要な各種のプログラム及びデータがさらに記憶されてもよい。CPU1001、ROM1002及びRAM1003は、バス1004を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース1005もバス1004に接続されている。
【0085】
デバイス1000における複数の部品はI/Oインターフェース1005に接続され、入力ユニット1006、出力ユニット1007、記憶ユニット1008を含み、処理ユニット1001は、前述した各方法及び処理、例えば方法200、300、400、500及び600を実行する。例えば、いくつかの実施例では、方法200、300、400、500、及び600は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実装されてもよく、機械読み取り可能な媒体、例えば記憶ユニット1008に記憶される。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM1002及び/又は通信ユニット1009を介してデバイス1000に導入及び/又はインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM1003にロードされCPU1001により実行されると、前述した方法200、300、400、500、及び600の1つ又は複数の操作が実行される。或いは、別の実施例では、CPU1001は、他の適切な方式(例えば、ファームウェアを介して)によって、方法200、300、400、500、及び600の1つ又は複数の動作を実行するように構成される。
【0086】
さらに、なお、本開示は、方法、装置、システム及び/又はコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品は、本開示の各態様を実行するコンピュータ読み取り可能なプログラム命令が付されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。
【0087】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行デバイスにより使用される命令を保持・記憶している有形デバイスであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、電磁記憶デバイス、半導体記憶デバイス又は上記の任意の適切な組み合わせであってもよいが、これらに制限されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体な例(非網羅的なリスト)は、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリー)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多機能ディスク(DVD)、メモリースティック、フロッピーディスク、機械コーティングデバイス、例えば命令が記憶されているパンチカード又は凹溝内凸起構造、及び上記の任意の適切な組み合わせを含む。ここで使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、過渡信号自体、例えば無線電波又は自在に伝播する他の電気磁波、導波路又は他の伝送媒体を介して伝播する電磁波(例えば、光ファイバーケーブルを介した光パルス)、又はワイヤーを介して伝送される電気信号として解釈できない。
【0088】
ここで記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から各計算/処理デバイスにダウンロードするか、又はネットワーク、例えばインターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク及び/又は無線アネットワークを介して外部コンピュータ又は外部記憶デバイスにダウンロードすることができる。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光ファイバ伝送、無線伝送、ルーター、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ及び/又はエッジサーバを含んでもよい。各計算/処理デバイスにおけるネットワークアダプタカード又はネットワークインターフェースは、ネットワークからコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を受信し、このコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を転送し、各計算/処理デバイスのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶する。
【0089】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は1種以上のプログラミング言語の任意の組み合わせでプログラミングされるソースコード又はオブジェクトコードであってもよく、該プログラミング言語は、オブジェクト指向プログラミング言語、例えばSmalltalk、C++等、及び従来の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似のプログラミング言語を含む。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、完全にユーザコンピュータ上で実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータ上で実行されてもよいし、独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、一部がユーザコンピュータ上で、一部が遠隔コンピュータ上で実行されてもよいし、完全に遠隔コンピュータ又はサーバ上で実行されてもよい。遠隔コンピュータの場合、遠隔コンピュータは、任意の種類のネットワーク、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザコンピュータに接続されるか、又は、外部コンピュータ(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続される)に接続されてもよい。いくつかの実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令の状態情報を用いて電子回路、例えばプログラマブルロジック回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又はプログラマブルロジックアレイ(PLA)をカスタムメイドすることができ、該電子回路は、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行して、本開示の各態様を実現することができる。
【0090】
ここで本開示の実施例に係る方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して、本開示の各態様を説明している。なお、フローチャート及び/又はブロック図のそれぞれのブロック及びフローチャート及び/又はブロック図の各ブロックの組み合わせは、すべて、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令によって実現され得る。
【0091】
これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、音声インタラクション装置のプロセッサ、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置の処理ユニットに供給されて、機械を構成し、それにより、これらの命令がコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置の処理ユニットによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに規定される機能/動作を実現する装置を発生させる。また、これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、これらの命令は、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置及び/又は他のデバイスを特定の方式で作動させ、それによって、命令が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに規定される機能/動作の各態様を実現する命令を含む製品を含む。
【0092】
コンピュータ読み取り可能なプログラム命令はコンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイスにロードされ、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置又は他のデバイス上で一連の操作ステップを実行し、コンピュータにより実現されるプロセスを発生させ、それにより、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイス上で実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに規定される機能/動作を実現するようにしてもよい。
【0093】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施例に係るデバイス、方法、及びコンピュータプログラム製品が実現可能なシステムアーキテクチャ、機能、及び操作を示す。これについては、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、1つのモジュール、一部のプログラム又は命令の一部を表してもよく、該モジュール、一部のプログラム又は命令の一部は、所定のロジック機能を実現するための実行可能命令を1つ又は複数含む。代替としてのいくつかの実装において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順番と異なる順番にしたがって発生してもよい。例えば、2つの連続したブロックは、実際には、実質的に並列実行してもよく、場合によっては、反対の順番に従って実行してもよく、これは、係る機能によるものである。なお、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組み合わせは、所定の機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースシステムによって実現されてもよく、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現されてもよい。
【0094】
以上は、本開示の各実施例を説明しており、上記説明は例示的なものであり、網羅的ではなく、且つ開示された各実施例に制限されるものではない。説明した各実施例の範囲及び主旨を逸脱することなく、当業者にとっては多くの修正や変更は明らかなことである。本明細書で使用される用語は、各実施例の原理、実際の応用又は市場での技術の改良を好適に解釈したり、当業者が本明細書で開示された各実施例を理解できるようにしたりするためである。
【0095】
以上は、本開示の好適な実施例に過ぎず、本開示を制限するものではなく、当業者にとっては、本開示にはさまざまな変更や変化が可能である。本開示の主旨及び原則を逸脱することなく行われる修正、等価置換、改良などであれば、本開示の特許範囲に含まれるものとする。