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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-14
(45)【発行日】2024-02-22
(54)【発明の名称】情報管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20240215BHJP
【FI】
G06Q50/12
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021205131
(22)【出願日】2021-12-17
(65)【公開番号】P2023090256
(43)【公開日】2023-06-29
【審査請求日】2023-06-09
(73)【特許権者】
【識別番号】520479504
【氏名又は名称】株式会社ブーム
(74)【代理人】
【識別番号】100151367
【弁理士】
【氏名又は名称】柴 大介
(72)【発明者】
【氏名】竹内 隆哲
【審査官】山本 俊介
(56)【参考文献】
【文献】特許第6981577(JP,B1)
【文献】国際公開第2021/240724(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0391041(US,A1)
【文献】凸版印刷株式会社 感染症情報管理アプリ「PASS-CODE」を開発,月刊セキュリティ研究,一般社団法人セキュリティスペシャリスト協会,2021年09月25日,第24巻 第10号,pp.52-53
【文献】ヒット予測2022「23 接種電子証明書 ワクチンパスポート」,日経トレンディ,日経BP,2021年11月04日,第484号,p.62
【文献】ホットインフォメーション「「ヒトサラ」で飲食店・ユーザー双方がワクチン接種状況を登録する機能を実装」,飲食店経営,株式会社アール・アイ・シー,2021年10月15日,第48巻 第11号,p.76
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理者Cが管理するコンピュータC、前記管理者Cと異なる管理者Sが管理するコンピュータC及び管理者Aが管理する情報管理システム(システムA)を構成要素として含む情報管理システムであって、
前記システムAは、データベースDを構成要素として含み、
前記システムAは、前記管理者Cの情報I及び前記管理者Sの情報Iを、前記データベースDに格納して、前記情報I及び前記情報Iの一部又は全部を前記コンピュータC及び前記コンピュータCに表示させることができ、
前記情報管理システムは、
前記管理者Cが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記情報Iを前記システムAに入力するステップC1、
前記システムAが、入力された前記情報Iを前記データベースDに格納するステップC2、
前記システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、前記管理者Cが前記コンピュータCから前記システムAに入力すると、前記情報Iの一部又は全部に対応する暗号情報ICを前記コンピュータCに表示できるようにするステップC3、
前記管理者Sが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記情報Iを前記システムAに入力するステップS1、
前記システムAが、入力された前記情報Iを前記データベースDに格納するステップS2、
前記システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、前記管理者Sが前記コンピュータCから前記システムAに入力すると、前記暗号情報ICに対応する前記情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示できるようにするステップS3、
前記管理者Cが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記システムAに前記IDを入力してログインし、前記システムAに前記暗号情報ICを前記コンピュータCに表示することを指示するステップA1、
前記システムAが、前記コンピュータCに、前記IDに対応する前記暗号情報ICを表示するステップA2、
前記管理者Sが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして前記IDを入力してログインするステップA3、
前記コンピュータCに、前記コンピュータCに表示された前記暗号情報ICを入力するステップA4、
前記コンピュータCから、入力された前記暗号情報ICを前記システムAに入力するステップA5、
前記システムAが、入力された前記暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示するステップA6を前記システムAに実行させ、
さらに、
前記管理者Sが、前記管理者Cに前記コンピュータCに表示された情報Iの一部又は全部に対応するサービスを提供するステップA7を実行し、
前記システムAが、前記管理者Cと前記管理者Sが同時に前記システムAにログインしている間だけ、前記ステップA6を前記コンピュータCに実行させることができる情報管理システム。
【請求項2】
前記ステップA3及びA4において、前記コンピュータCに、暗号情報ICを所定の時間だけ表示する請求項1記載の情報管理システム。
【請求項3】
前記情報Iには、前記管理者Cの少なくとも住所、氏名、生年月日、性別、連絡先、及び顔写真からなる群から選ばれる1以上の本人認証情報、並びに、前記管理者Cの特定の感染症に対するワクチン接種履歴情報を含む請求項1又は2いすれか記載の情報管理システム。
【請求項4】
前記管理者Sが、前記管理者Cにサービスを提供する店であり、前記管理者Cが前記店から前記サービスを提供される客である請求項1~3のいずれか1項記載の情報管理システム。
【請求項5】
前記店が、飲食業又は社交場提供業である請求項4記載の情報管理システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理者Sが、管理者Cの情報に対応する情報を当該管理者Cに提供するための情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、
「予防接種管理システムであって、情報処理装置を用いて構成され、
ユーザ装置から予防接種対象者の接種実績のある外国を識別する識別情報を少なくとも含む対象者情報を受け付ける情報受付部と、
外国の予防接種ワクチン名又は種類を少なくとも含む外国予防接種情報を記憶する記憶部を備え、
前記識別情報に対応する外国の予防接種ワクチン名又は種類の一覧を示す外国ワクチン一覧情報を生成し前記ユーザ装置へ送信する送信処理と
ユーザ装置から前記外国ワクチン一覧情報に基づいて選択された接種済外国ワクチン情報を受け付ける受付処理と、を実行する、予防接種管理システム」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-128360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2020年春以降、世界的に感染が拡大した、人を介して人に感染するCOVID-19(coronavirus disease 2019)(以下「コロナウィルス感染症」という)(以下、コロナウィルス感染症の世界的拡大を「コロナ禍」という)によって、人と人が利用する施設との間の情報交換の在り方が大きく変化した。
【0005】
コロナ禍前であれば、施設が繁華街にある飲食店である場合、飲食店を利用しようとする人は、例えばスマートフォンで、複数の飲食店の情報を表示するサイトにアクセスして、表示された複数の飲食店の飲食メニュー、接待サービス、アクセス情報等の飲食店情報を閲覧・比較して、当該人に最も適した飲食店を選んで、当該飲食店に足を運ぶことになり、当該飲食店も、多くの場合、当該人に特段の身分証明を要求することなく入点させて、飲食店利用者と飲食店運営者はその関係の中で自由に交流することができたといえる。
【0006】
しかし、コロナ禍の最中では、飲食店利用者も飲食店運営者も、コロナウィルスに感染しないようにするために、飲食店利用者は不特定の人が集う飲食店に行くのを躊躇い、飲食店はコロナウィルスに汚染されないように営業を制限する等して、従前のような自由な交流をすることができず、飲食店市場での飲食店利用者と飲食店運営者の活動が大きく委縮することとなった。
【0007】
一方、コロナウィルスに感染に対するワクチンが開発され、ワクチン接種履歴を有する人が増加するに伴い、例えば、飲食店利用者が、飲食店でワクチン接種履歴を提示すれば、飲食店側で受け入れることができるようなワクチンパスポートシステムが開発されつつあるが、具体的な内容は明らかになっておらず、特許文献1のようなワクチン接種自体の管理システムだけでは、飲食店利用者と飲食店運営者の間での安心できる交流を再開することが困難である。
【0008】
本発明は、管理者S(例えば、飲食店運用者)が、管理者C(例えば、飲食店利用客)のワクチン接種履歴の提示の当否を容易かつ迅速に判断できて(それ故、管理者Cと管理者Sが感染症に対するリスクを共有できて)、管理者Cに、ワクチン接種履歴に応じて管理者Sの情報又はサービスを提示することができる(それ故、管理者Cと管理者Sとが当該リスクの共有の下で安心して交流できる)システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
管理者Cが管理するコンピュータC、前記管理者Cと異なる管理者Sが管理するコンピュータC及び管理者Aが管理する情報管理システム(システムA)を構成要素として含む情報管理システムであって、
前記システムAは、データベースDを構成要素として含み、
前記システムAは、前記管理者Cの情報I及び前記管理者Sの情報Iを、前記データベースDに格納して、前記情報I及び前記情報Iの一部又は全部を前記コンピュータC及び前記コンピュータCに表示させることができ、
前記情報管理システムは、
前記管理者Cが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記情報Iを前記システムAに入力するステップC1、
前記システムAが、入力された前記情報Iを前記データベースDに格納するステップC2、
前記システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、前記管理者Cが前記コンピュータCから前記システムAに入力すると、前記情報Iの一部又は全部に対応する暗号情報ICを前記コンピュータCに表示できるようにするステップC3、
前記管理者Sが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記情報Iを前記システムAに入力するステップS1、
前記システムAが、入力された前記情報Iを前記データベースDに格納するステップS2、
前記システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、前記管理者Sが前記コンピュータCから前記システムAに入力すると、前記暗号情報ICに対応する前記情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示できるようにするステップS3、
前記管理者Cが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして、前記システムAに前記IDを入力してログインし、前記システムAに前記暗号情報ICを前記コンピュータCに表示することを指示するステップA1、
前記システムAが、前記コンピュータCに、前記IDに対応する前記暗号情報ICを表示するステップA2、
前記管理者Sが、前記コンピュータCから、前記システムAにアクセスして前記IDを入力してログインするステップA3、
前記コンピュータCに、前記コンピュータCに表示された前記暗号情報ICを入力するステップA4、
前記コンピュータCから、入力された前記暗号情報ICを前記システムAに入力するステップA5、
前記システムAが、入力された前記暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示するステップA6を前記システムAに実行させ、
さらに、
前記管理者Sが、前記管理者Cに前記コンピュータCに表示された情報Iの一部又は全部に対応するサービスを提供するステップA7を実行し、
前記システムAが、前記管理者Cと前記管理者Sが同時に前記システムAにログインしている間だけ、前記ステップA6を前記コンピュータCに実行させることができる情報管理システムに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、管理者S(例えば、飲食店運用者)が、管理者C(例えば、飲食店利用客)のワクチン接種履歴の提示の当否を容易かつ迅速に判断できて(それ故、管理者Cと管理者Sが感染症に対するリスクを共有できて)、管理者Cに、ワクチン接種履歴に応じて管理者Sの情報又はサービスを提示することができる(それ故、管理者Cと管理者Sとが当該リスクの共有の下で安心して交流できる)システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1-1】客Cx(管理者C)がスマホCx(コンピュータCc)からシステムAが機能する管理者Aサイトの客用URLにアクセスすると、スマホCxに表示される客用ログイン画面である。
図1-2】図1-1の客用ログイン画面に併せて表示される店情報ISpi(情報I)の一部又は全部である。
図1-3】客用ログイン画面で新規登録をクリックすると表示される客情報ICx(情報I)の入力ボックス画面である。
図1-4】図1-3の入力ボックスに入力された客情報ICxがシステムAのデータベースDに格納(新規登録)され、システムAがパソコンCに表示させる、管理者Aが閲覧・編集できる客情報ICxの一覧である。
図1-5】客Cxが新規登録後に図1-1の〔ログイン〕をクリックすると表示されるログイン画面。
図1-6】図1-5で、新規登録された客情報ICxの中のメールアドレスとパスワードを客Cxのログイン用身分証明IDCx(ログイン用身分証明ID)として入力すると表示されるマイページ画面。
図1-7】管理者Aの、システムAがパソコンCに表示させる管理者用画面に表示させた所定の客情報ICxが基準を満たすことを確認して登録又は登録留保するための画面である(〔登録する〕をクリックすると、図1-6のマイページ画面で客Cxが〔パスポート表示〕をクリックすするとスマホCxに暗号情報ICCx(暗号情報IC)がQRコードで表示される(図3-3))。
図2-1】店Spi(管理者S)が、タブレットCSpi(コンピュータC)からシステムAが機能する管理者Aサイトの店用URLを入力して管理者Aサイトにアクセスすると、タブレットCSpiに表示される店用ログイン画面である。
図2-2】図2-1で、店Spiが新規登録ボックスをクリックすると表示される、店情報ISpi(情報I)の一部を入力するための画面である。
図2-3】図2-2で店情報ISpi(情報I)の一部が入力され、システムAが、当該ISpiの一部をデータベースDに格納(新規登録)した後、店Spiが新規登録された店情報ISpiの一部の中のメールアドレスとパスワードを、店Spiのログイン用身分証明IDSpi(ログイン用身分証明ID)として入力するとタブレットCSpiに表示される店管理画面である。
図2-4】図2-3の店管理画面で〔店舗登録情報〕をクリックすると表示される、管理者Aサイトの客用ログイン画面(図1-2)に表示でき、客Cxが閲覧できる店情報ISpiを入力するための画面である。
図2-5】店Spi図2-4で示される店情報ISpiの各項目に情報を入力してデータベースDに格納された後に、管理者用画面の店舗管理画面で閲覧できる店情報ISpiである(管理者Aが店情報ISpiの当否を確認して〔保存する〕をクリックすると、客Cxが、管理者Aサイトの客用ログイン画面(図1-2)に店情報ISpiの一部又は全部が表示され、客Cxが閲覧できるようになる)。
図3-1】客Cxが、スマホCxに表示された客用ログイン画面(図1-2)の最下段の〔お店一覧〕をクリックすると表示されるお店一覧画面である。
図3-2】客Cxが、お店一覧画面に掲載される特定の店「パテントガールズ」(店Spi)ををクリックすると表示される「パテントガールズ」(店Spi)の店情報ISpiの一部又は全部である。
図3-3】客Cxが、マイページの〔パスポート表示〕(図1-6)をクリックして、スマホCxに30秒だけQRコードで表示される暗号情報ICxである。
図3-4】店Spiは、予め店管理画面(図2-3)の〔パスポートスキャン〕をクリックして表示される画面である。
図3-5】暗号情報ICx(QRコード)がタブレットCSpiでスキャンされてシステムAに入力される、システムAが、所定の確認をした上で、 タブレットCSpiに表示されているパスポートスキャン欄(図3-4)に表示した暗号情報ICx(QRコード)に対応する客情報ICxの一部又は全部である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
《管理者C、管理者S及び管理者A》
本発明は、管理者Cが管理するコンピュータC、管理者Sが管理するコンピュータC及び管理者Aが管理する情報管理システム(システムA)を構成要素として含む情報管理システムである。
【0013】
本発明における管理者Cと管理者Sとは、典型的には、管理者Sが管理者Cに情報を提供する人又は店のような事業者(個人業者でも法人でもよい)、管理者Cが当該管理者Sから情報又はサービスの提供を受ける人又は店のような事業者(個人業者でも法人でもよい)である場合である。
【0014】
本発明では、管理者Cが人(人C)で、管理者Sも人(人S)であってよく、例えば、人Sが、人Cの情報を閲覧して、人Cと情報交換することの可否を決める場合に本発明の情報管理システムを利用することができる。
【0015】
本発明によれば、例えば、人Sが他の人とのセールス等のビジネス交流又はお見合い等のマッチングによるプライベート交流を望む際に、人Sが人Cの情報を閲覧して、当該情報が人Sにとって交流する基準を満たす内容であった場合に、人Sは人Cに、交流する内容について情報交換を行うことが可能であることを伝えることができる。
【0016】
本発明では、管理者Cが客で、管理者Sが店であってよく、例えば、店が、客の情報を閲覧して、客の情報に応じてサービスを提供することの可否を決める場合に本発明の情報管理システムを利用することができる。
【0017】
例えば、多くの飲食店の運用は、厨房内で飲食を調理する板前、コック等の飲食調理スタッフ、飲食店利用者のために、飲食の注文の受注・清算、調理された飲食の運搬・食器の片付、飲食環境の整備等の接待を行う接遇スタッフ、及び飲食店の経営スタッフ等で行われる。
【0018】
飲食店の飲食店利用者に提供できる基本的サービスは、飲食店利用者が注文した飲食を飲食店が提供することである。
【0019】
本明細書では、飲食店は飲食の提供だけではなく、業態に応じて様々なサービスを提供する場合を含む。
【0020】
例えば、以下が挙げられる:
(1)飲食店利用者が飲食スペース(例えば、不特定多数の飲食店利用者が使用できる大広間、カウンター席;人数に応じて特定の管理者Cだけで利用できるテーブル、個室)を選べる業態;
(2)飲食店利用者に対する接待の態様(例えば、任意の接遇スタッフと会話をしながらの飲食、特定の接遇スタッフと会話をしながらの飲食)を選べる業態;
(3)飲食店利用者の社交の場の提供が主で、飲食の提供が従となる社交場を提供する業態(社交の態様は、飲食店利用者同士の社交(ビジネス社交、お見合い等のプライベート社交を含む)、飲食店利用者と接遇スタッフとの社交等が挙げられる);
(4)飲食店利用者の嗜好・趣味(例えば、漫画読書、喫煙)に合わせたサービス(各種漫画、各種煙草、喫煙器具の販売・貸与等)の提供が主で、飲食の提供が従となる場を提供する業態。
【0021】
本発明における客と店は、飲食店利用者と飲食店だけではなく、客が店を利用して、当該客が当該店からサービスを受ける関係にあればよく、例えば、
ホテル等の宿泊施設利用者と宿泊施設;映画館、遊園施設、温泉等の娯楽・休養施設利用者と娯楽・休養施設等が挙げられる。
【0022】
管理者Aは、後述するシステムAの管理を通じて、管理者C、管理者S及び管理者Aを構成要素に含む本発明の情報管理システムをコントロールする人又は事業者(個人業者でも法人でもよい)である。
【0023】
《コンピュータC及びC並びにシステムA》
本発明において、管理者CはコンピュータCを管理し、管理者SがコンピュータCを管理する。
【0024】
以下では、管理者Cが客のような人で、管理者Sが店のような組織体であることを想定して説明するが、管理者Cが組織体であってもよく、管理者Sが人であってもよい。
【0025】
コンピュータCとは、管理者Cが当該コンピュータCを操作して後述するシステムAにアクセスすることができるコンピュータをいい、一定のコミュニティの間で共用できるパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)でも、管理者C個人用のパソコンでも、スマートフォン(以下「スマホ」という)及びタブレット端末(以下「タブレット」という)等のコンピュータ機能を搭載した携帯通信機器でもよい。
【0026】
コンピュータCとは、管理者Sのスタッフ(特定のスタッフでもよい)が当該コンピュータCを操作して後述するシステムAにアクセスすることができるコンピュータをいい、管理者S内で共用するパソコンでも、特定のスタッフ用のパソコンでも、複数の管理者Sが共用する大型コンピュータでも、スマホ及びタブレット等のコンピュータ機能を搭載した携帯通信機器でもよい。
【0027】
システムAは、管理者CがコンピュータCを操作して、管理者SがコンピュータCを操作してアクセスすることができ、コンピュータC及びコンピュータCと双方向に通信及びデータの送信が可能な、特定の管理者Aが管理するシステムである。
【0028】
なお、システムAは、複数のそれぞれが異なる管理者Cのそれぞれが管理する複数のコンピュータC及び複数のそれぞれが異な管理者Sが管理者Sのそれぞれが管理する複数のコンピュータCが、それぞれ個別にシステムAにアクセスしても、各アクセスに対して、本発明におけるステップを実行させることができる。
【0029】
システムAは、データベースDを構成要素として含み、例えば、管理者Cの情報Iを、データベースDに格納してコンピュータC、コンピュータC又は管理者Aが管理するコンピュータCにダウンロードして表示させる。
【0030】
なお、コンピュータC、コンピュータC又はコンピュータCに表示する(又は表示させる)とは、これらのコンピュータに内蔵又は外装される、これらのコンピュータが処理する情報の表示装置に表示する(表示させる)ことを意味する。
【0031】
システムAは、例えば、インターネット回線に接続されたコンピュータCによって、インターネット経由でコンピュータC及びコンピュータCとのデータの入出力及びデータベースDへのデータの入出力を行う機能を有する。
【0032】
システムAは、典型的には、コンピュータCがクラウド・コンピューティング(以下「クラウド」という)である態様で実行され運用される。
【0033】
システムAにおいて、コンピュータC、コンピュータC及びコンピュータCとのデータの入出力及びデータベースDへのデータの入出力は、インターネット回線を経由させずに、各コンピュータに直接接続される有線回線経由でもよい。
【0034】
以下では、
「コンピュータCによって、コンピュータC及びCとのデータの入出力及びデータベースDへのデータの入出力を行う」ことを、
「システムAがコンピュータC及びCとのデータの入出力及びデータベースDへのデータの入出力を行う」と表現する場合がある。
【0035】
《情報管理システム》
本発明の情報管理システムは、コンピュータC、コンピュータC及びシステムAを構成要素として含む。
【0036】
(ステップC1、C2及びC3)
本発明の情報管理システムでは、システムAは、少なくとも管理者CのコンピュータCを介して、以下のステップC1、C2およびC3を実行させる:
〔ステップC1〕
管理者Cが、コンピュータCから、システムAにアクセスして、情報IをシステムAに入力するステップ;
〔ステップC2〕
システムAが、入力された情報IをデータベースDに格納するステップ;及び
〔ステップC3〕
システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、管理者CがコンピュータCからシステムAに入力すると、情報Iの一部又は全部に対応する暗号情報ICをコンピュータCに表示できるようにするステップ。
【0037】
但し、ステップC1、C2及びC3は、必ずしもこの順番で実行される必要はなく、例えば、ステップC3、C1及びC2の順番で実行されてもよく、各ステップにおいて必要に応じて、管理者Cが、コンピュータCから、システムAにアクセスする作業が入ってもよい。
【0038】
情報Iは、少なくとも、住所、氏名、生年月日、性別、連絡先、及び顔写真からなる群から選ばれる1以上の本人認証情報、並びに、管理者Cの特定の感染症に対するワクチン接種履歴情報を含むことが好ましい。
【0039】
本人認証情報は、各項目をシステムAに手入力しても、各項目を情報として含むデジタル情報、バーコード・QRコード等の二次元図形で構成される光学認識情報を読み取らせても、各項目が記載されている免許証、パスポート、保険証、マイナンバーカード、顔写真付きクレジットカード等の紙媒体をスキャンして画像データとしてシステムAに入力してもよい。
【0040】
連絡先は、住所、電話番号、FAX番号及びメールアドレスからなる群から選ばれ得る1以上の連絡先であることが好ましく、メールアドレスを含むことがより好ましく、メールアドレスであることが更に好ましい。
【0041】
顔写真は、ステップC1でシステムAに入力するために撮影したアナログ写真をスキャンして入力しても、デジタル写真を読み取らせてもよく、免許証、パスポート、マイナンバーカード、顔写真付きクレジットカード等の顔写真付きカードを利用して、顔写真だけをスキャンして入力しても、カード全体をスキャンして入力してもよい。
【0042】
ワクチン接種履歴情報は、特定の感染症毎に、好ましくは、病院、地方自治体及び国が作成して発行したものであり、少なくとも、感染症の種類、ワクチン製造元、接種年月日、病院名等の接種場所、並びにワクチン接種者の氏名、住所及び生年月日が記載されていることが好ましい。
【0043】
ワクチン接種履歴情報は、各項目が印刷された紙媒体をスキャンして読み込ませても、各項目がデジタル情報とし書き込まれたカード媒体から読み込ませてもよい。各項目は文字情報であっても、デジタル情報であっても、光学認識情報であってもよい。
【0044】
情報Iが格納されるデータベースDは、管理者Aが管理するクラウド上の仮想サーバ若しくは物理的サーバ又はこれらが内蔵する仮想の記憶領域若しくは物理的記憶装置に保存されていてもよいし、当該サーバに外付けされた仮想の記憶領域若しくは物理的記憶装置に保存されていてもよい。
【0045】
システムAが作成するIDは、情報Iを他の管理者C情報と識別できるように決めればよく、一連の文字・記号で構成される文字記号情報でも、図形情報でもよく、情報Iの項目とパスワードを組合わせた組合せ情報でもよい。
【0046】
IDは、システムAが全て作成しても、一部を管理者Cが作成し、他をシステムAが作成してもよい。
【0047】
例えば、システムAが情報Iの項目に含まれる情報I(X)を選び、システムA又は管理者Cがパスワードを作成して、情報I(X)(例えば、管理者Cのメールアドレス)とパスワードを組合せた情報をIDとしてもよい。
【0048】
作成されたIDは、例えば、システムAから、管理者Cのメールアドレス宛の管理者Cの(少なくともコンピュータCを含む)コンピュータに送信して、管理者Cが当該コンピュータに表示して確認できるようにしてもよく、システムAからIDが印刷された紙媒体又はIDがコンピュータで読取可能なデジタル情報(好ましくは、コンピュータで読取可能なデジタル情報)として格納されたカードを管理者Cあてに郵送して管理者Cに確認させてもよい。
【0049】
システムAがデータベースDにIDを格納したことをもって、管理者CがコンピュータCからシステムAに入力すると、情報Iの一部又は全部に対応する暗号情報ICをコンピュータCに表示できるようにしてもよいし、
データベースDに格納されたIDが、管理者Aが設定した承認基準(例えば、本人認証情報及びワクチン接種履歴情報の記載内容に齟齬がないこと等)を満たすか否かを審査して、満たす場合にのみ管理者CがコンピュータCからシステムAに入力すると、情報Iの一部又は全部に対応する暗号情報ICをコンピュータCに表示できるようにしてもよい。
【0050】
IDは、システムAにログインできる有効期間を限定して、当該有効期間を経過したら、システムAにログインできなくなるようにしてもよく、(例えば、ワクチン接種履歴情報と紐づけて、ワクチンの接種時期からワクチンの効能が低下する時期までの間に)有効期間を限定できるようにしてもよい。
【0051】
ステップC3における暗号情報ICは、後述するステップA1~A6における具体的な操作によって処理される。
【0052】
(ステップS1、S2及びS3)
本発明の情報管理システムでは、システムAは、少なくとも管理者SのコンピュータCを介して、以下のステップS1、S2およびS3を実行させる:
〔ステップS1〕
管理者Sが、コンピュータCから、システムAにアクセスして、管理者Sの情報IをシステムAに入力するステップ;
〔ステップS2〕
システムAが、入力された情報IをデータベースDに格納するステップ;及び
〔ステップS3〕
システムAが作成したログイン用身分証明(ID)を、管理者SがコンピュータCからシステムAに入力すると、暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示できるようにするステップ。
【0053】
但し、ステップS1、S2及びS3は、必ずしもこの順番で実行される必要はなく、例えば、ステップS1、S3及びS2の順番で実行されてもよく、各ステップにおいて必要に応じて、管理者Sが、コンピュータCから、システムAにアクセスする作業が入ってもよい。
【0054】
実施態様例では、情報Iは、少なくとも、管理者Sの名称及び/又は管理者Sの連絡先(例えば、管理者Sの住所及び/又はメールアドレス)である管理者S認証情報、並びに、管理者Sが実施している特定の感染症に対する予防対策情報を含むことが好ましい。
【0055】
情報Iは、さらに、管理者Sのサービス内容を含めることが好ましく、管理者Cのワクチン接種履歴に対応して提供できるサービスを含めることが好ましい。
【0056】
ステップS2におけるデータベースDは、ステップC2におけるデータベースDと同様の態様であることが好ましい。
【0057】
なお、情報Iについては、管理者Sの経営方針に沿って管理者S認証情報と特定の感染症に対する予防対策情報の内容が変わるのに伴い修正できるようにすることが好ましい。
【0058】
システムAが作成するIDは、システムAが作成するIDの好適態様の説明で、管理者Cを管理者Sに置き換えた態様であることが好ましい。
【0059】
システムAがデータベースDにIDを格納したことをもって、管理者SがコンピュータCからシステムAに入力すると、暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示できるようにしてもよいし、
データベースDに格納されたIDが、管理者Aが設定した承認基準(例えば、本人認証情報、ワクチン接種履歴情報、営業許可証等の記載内容に齟齬がないこと等)を満たすか否かを審査して、満たす場合にのみ管理者SがコンピュータCからシステムAに入力すると、暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部を前記コンピュータCに表示できるようにしてもよい。
【0060】
ステップS3における暗号情報ICは、後述するステップA1~A6における具体的な操作によって処理される。
【0061】
(ステップA1、A2、A3、A4、A5及びA6)
本発明の情報管理システムでは、システムAは、少なくともコンピュータC及びコンピュータCを介して、以下のステップA1、A2、A3、A4、A5及びA6を実行させる(但し、システムAが、管理者Cと管理者SがステップA1及びステップA2におけるログインを同時にしている間だけ、ステップA6をコンピュータCに実行させることができる):
〔ステップA1〕
管理者Cが、コンピュータCから、システムAにアクセスして、システムAにIDを入力してログインし、システムAに暗号情報ICを前記コンピュータCに表示することを指示するステップ;
〔ステップA2〕
システムAが、コンピュータCに、IDに対応する暗号情報ICを表示するステップ;
〔ステップA3〕
管理者Sが、コンピュータCから、システムAにアクセスしてIDを入力してログインするステップ;
〔ステップA4〕
コンピュータCに、コンピュータCに表示された暗号情報ICを入力するステップ;
〔ステップA5〕
コンピュータCから、入力された暗号情報ICをシステムAに入力するステップ;及び、
〔ステップA6〕
システムAが、入力された暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部をコンピュータCに表示するステップ。
【0062】
ステップA1及びステップA3は、例えば、システムAが公知の方法で、コンピュータC及びコンピュータCを介して、管理者C及び管理者Sに作業を誘導してログインさせることができる。
【0063】
システムAは、管理者Cと管理者SがステップA1及びステップA3におけるログインを同時にしている間だけ、ステップA6をコンピュータC及びコンピュータCに実行させることができる。
【0064】
言い換えると、
管理者C若しくは管理者Sのいずれかがログインしていないとき又は管理者C若しくは管理者Sのいずれかがログアウトした後、好ましくは、管理者Cがログインしていないとき又は管理者Cがログアウトした後、
システムAは、コンピュータC及びコンピュータCに、ステップA4、A5及びA6の少なくともいずれかのステップが実行できず、結果としてステップ6が実行させることができない。
【0065】
ステップA1で、管理者CがシステムAにコンピュータCに後述する暗号情報ICを表示することを指示(命令を入力)すると、
ステップA2で、システムAは、コンピュータCに情報ICに対応する暗号情報ICを表示する。
【0066】
暗号情報ICは、コンピュータCが(例えばスキャンして)読み取れる(入力できる)態様であればよく、例えば、一連の文字・記号で構成される文字情報であっても、二次元図形で構成される光学認識情報であっても、音情報であってもよい。
【0067】
ステップA4では、コンピュータCに、コンピュータCに表示された暗号情報ICを(例えば、コンピュータCにスキャンさせて)入力する。
【0068】
ステップA3及びA4において、好ましくは、コンピュータCに、暗号情報ICを所定の時間(好ましくは1秒~2時間、より好ましくは5秒~1時間、更に好ましくは10秒~30分、更に好ましくは20秒~10分、更に好ましくは30秒~5分、更に好ましくは30秒~1分)だけ表示する。
【0069】
コンピュータCに、暗号情報ICを所定の時間だけ表示するとは、
ステップA3でコンピュータCに暗号情報ICが表示されてから、所定の時間経過後は、
それまで表示されていた暗号情報ICでは、システムAが暗号情報ICに対応する情報Iの一部又は全部をコンピュータCに表示させることができないという意味で、
所定の時間経過後は、暗号情報ICがコンピュータCに表示されなくなって(例えば、コンピュータCSが暗号情報ICをスキャンできなくなって)もよいし、
情報Iに対応しない情報に変化して、変化する前の暗号情報ICでは、例えば、ステップA4でコンピュータCSに入力できない、又は入力できてもステップA5でシステムAに入力できない、又は入力できてもステップA6が実行できないようにしてもよいし、
それまで表示されていた暗号情報ICと異なる暗号情報ICを表示する場合、新たな暗号情報ICが情報Iに対応していて、新たな暗号情報ICに対してステップA4~A6が実行できるようにしてもよい。
【0070】
コンピュータCに、暗号情報ICを所定の時間だけ表示できるようにすることで、管理者S以外の他人によって、暗号情報ICが複写されて長期間保存され、当該複写された暗号情報ICを使用して、ステップA4~A6を実行して情報Iが当該他人に知られることを回避することができる。
【0071】
ステップA5は、ステップA4で入力された暗号情報ICを自動的にコンピュータCを介してシステムAに入力させてもよいし、ステップA4の後に、管理者S(のコンピュータCの操作者が)が改めて入力された暗号情報ICをコンピュータCを介してシステムAに入力してもよい。
【0072】
ステップA6では、例えば、暗号情報ICに管理者Aサイトの管理者A用URLの情報が組み込まれており、暗号情報ICが入力されたコンピュータCが、当該管理者A用URL(管理者AサイトのシステムA)にアクセスできるようにしてもよく、
コンピュータCからアクセスされ、暗号情報ICが入力されたシステムAは、
管理者SがシステムAにログインしているか否かをを確認し、
管理者Sがログインしていれば、暗号情報ICに対応する情報IcをコンピュータCに送信してコンピュータCに表示し、
管理者Sがログインしていなければ、暗号情報ICに対応する情報IcをコンピュータCに送信しないようにすることができる。
【0073】
ステップA6で表示される暗号情報ICに対応する情報Iは、管理者Sが、管理者Cの認証ができる情報と管理者Cのワクチン接種履歴情報を確認して、提供できるサービスを特定できる内容が含まれていれば、情報Iの一部であっても全部であってもよい。
【0074】
ステップA6において、コンピュータCに、暗号情報ICに対応する情報Iは所定の時間(好ましくは1秒~2時間、より好ましくは5秒~1時間、更に好ましくは10秒~30分、更に好ましくは20秒~10分、更に好ましくは30秒~5分、更に好ましくは30秒~1分)だけ表示することが好ましい。
【0075】
ステップA6において、好ましくは、コンピュータCに表示された暗号情報ICをに対応する情報Iは、コンピュータC上でコピーされたり、スクリーンショットされないような記録防止処理コードを含むことが好ましい。
【0076】
管理者Aが、ステップA6で暗号情報ICをに対応する情報Iが表示されるモニターを、管理者Sに提供して、当該モニターが、コンピュータCに接続されている間で、好ましくは、かつ所定の時間だけ、コンピュータCの表示装置ではなく、当該モニターにのみ情報Iを表示するようにしてもよい。
【0077】
当該モニターは、上述した記録防止処理コードが機能し、かつ、当該モニターに表示される情報Iを外部から撮影されないように、肉眼による除き穴以外は密閉し、除き穴を通しての撮影ができないような物理的・電気工学的な撮影防止機能が装備されていることが好ましい。
【0078】
ステップA6で表示される暗号情報ICに対応する情報Iにおける、上記の管理者Sが管理者Cに提供できるサービスを特定するための内容は、管理者Cが、システムAからダウンロードしてコンピュータCに表示される情報Iを参考にしたり、管理者Sに直接問い合わせたりして決めることができる。
【0079】
ステップA6で表示される暗号情報ICに対応する情報Iにおける、管理者Sが管理者Cの認証ができる情報は、必要に応じて、対面した管理者Cに免許証・健康保険証・マイナンバーカード等の身分証明書(好ましくは顔写真付き身分証明書)を提示してもらうことを前提にして、管理者C及び/又は管理者Sが選択してもよい。
【0080】
〔ステップA7〕
本発明の情報管理システムは、さらに、
管理者Sが、客Cに、ステップA6でコンピュータCに表示された情報Iの一部又は全部に対応するサービスを提供するステップA7を構成要素として含む。
【0081】
ステップA7では、管理者Sが、ステップA6でコンピュータCに表示された情報ICの一部又は全部に対応するサービスを、事前に整理されたサービス一覧表から選択して管理者Cに提供してもよいし、システムAが情報Iから選択してコンピュータCに表示させて管理者Cに提供してもよい。
【0082】
ステップ7で、管理者Sが提供するサービスが、管理者Cのワクチン接種履歴情報に対応している場合は、情報Iの一部又は全部には、管理者Cのワクチン接種履歴情報が含まれていることが好ましい。
【0083】
共通のカテゴリーpに属する複数の管理者Spi(i=1,2,・・・,m)(mは管理者の数)が管理者CにサービスSpiを提供するが場合、管理者Sとして複数の管理者Spiが本発明の情報管理システムの構成要素となってよい。
【0084】
共通のカテゴリーpに属する管理者Spiが構成要素となる本発明の情報管理システムをIASとすると、本発明の情報管理システムは、複数のカテゴリーp(p=1,2,・・・,u)(uはカテゴリーの数)に対応する複数の本発明の情報管理システムIASを含み、複数の本発明の情報管理システムIAS全体の情報管理をシステムAが実行してもよい。
【0085】
本発明の情報管理システムにおいて、管理者Sは、例えば、
接客を主とする業態のカテゴリー1に属する複数の管理者S1i(i=1,2,・・・,m)、
飲食を主とする業態のカテゴリー2に属する複数の管理者S2j(j=1,2,・・・,n)、
宿泊を主とする業態のカテゴリー3に属する複数の管理者S3k(k=1,2,・・・,o)で構成されていてよく、この場合、本発明の情報管理システムは、それぞれのカテゴリーに対応する情報管理システムIAS、IAS及びIASを含んでよい。
【0086】
本発明の情報管理システムIASが複数の情報管理システムIASを含む場合、
複数の情報管理システムIASは共通のシステムAで客情報Iを管理してよく、
この場合、管理者Cは、本発明の情報管理システムIASのシステムAにアクセスして、
さらに、システムAの誘導によって、受けたいサービスを提供する管理者Sが存在する情報管理システムIASを選択して、情報管理システムIAS内でステップA1~A7が実行されて必要なサービスを提供されることになる。
【0087】
以上のように、本発明の情報管理システムは、
特定のカテゴリーpに属する複数の管理者Spiの情報ISpiを、管理者Cが管理者Aが運用する1つのサイトで閲覧できるプラットフォーム又はポータルサイトの機能を有し、
複数の管理者Spiが属する複数のカテゴリーpを、管理者Cが管理者Aが運用する1つのサイトで閲覧できるプラットフォーム又はポータルサイトの機能を有するということができる。
【0088】
《実施態様例》
以下では、本発明を、実施態様例によって詳細に説明する。
【0089】
実施態様例では、
管理者Sは、カテゴリーp(p=1,2,・・・,7)に属する店Spi(i=1,2,・・・,m(mはカテゴリーpに属する店の数)からなり、
管理者Cは、店SpiのサービスSpiを受けようとする不特定多数の客であり、その中の特定の客をCxとする。
【0090】
実施態様例では、
客Cxが管理するコンピュータCは、客Cx(実施態様例では「特許権太」さん)が管理するスマホCxであり、
店Spiが管理するコンピュータCSpiは、店Spiの担当者(実施態様例では「特許権子」さん)が操作するタブレットCSpiであり(以下、店Spiの担当者がタブレットCSpiを操作する場合も「店SpiがタブレットCSpiを操作する」という言い方をする)、
管理者A管理するシステムAは、スマホCx、タブレットCSpi及び管理者Aが管理するパソコンCに所定のステップを実行させる。
【0091】
管理者Aが管理するシステムAを作動させるクラウドの存在する管理者AサイトのURLは、それぞれ、客用、店用、管理者A用にネット上で公開されており、
客CxがスマホCxで客用URLにアクセスすると、客用ログイン画面(図1-1)のあるホームページに、
店SpiがタブレットCSpiで店用URLにアクセスすると、店用ログイン画面(図2-1)のあるホームページに、
管理者AはパソコンCで管理者A用URLにアクセスすると、管理者A用ログイン画面に、 それぞれ誘導される。
【0092】
客Cx、店Spi及び管理者Aが、それぞれ管理するスマホCx、タブレットCSpi及びパソコンCから、管理者Aサイトの客用、店用、管理者A用のURLにアクセスすると、
システムAが、スマホCx、タブレットCSpi及びパソコンCに所定のステップを実行させて、
客Cx、店Spi及び管理者Aが、それぞれ管理するスマホCx、タブレットCSpi及びパソコンCを介して所定の情報の入出力及び閲覧ができるようになっている。
【0093】
実施態様例における情報管理システムは、
不特定多数の客Cに対する飲食の提供と対人的接遇の提供の態様が異なる7種のカテゴリーp(p=1,2,・・・,7)に属する店Spi(i=1,2,・・・,m)を含み、
当該店を利用する不特定多数の客Cと、当該分野のサービスを提供する複数の店Spiが、管理者サイトからシステムAにアクセスすることを想定している。
【0094】
実施態様例では、店Spiのカテゴリーは「ガールズバー」「キャバクラ」「セクキャバ」「ホテヘル」「デリヘル」「ソープ」「その他」の7種であり、店Spiが入力する店情報の1つしての「お店タイプ」ボックスで選択できるようになっている(図2―4)。
【0095】
実施態様例では、客Cxの客情報ICxに対応して店Spiが提供するサービスは、
客Cxが店Spiに入店して、
客Cxと店SpiがシステムAにアクセスしてステップA1~A6を実行して、
暗号情報ICxに対応する客情報ICxの一部又は全部をタブレットSpiに表示して、
店Spiが当該表示を確認後、客Cxに提供する。
【0096】
以下では、システムAが、客Cxの客情報ICx及び店Spiの店情報ISpiをデータベースDに格納して入出力できる状態にすることを、客情報ICx及び店情報ISpiを登録するともいう。
【0097】
(ステップC1、C2及びC3)
システムAに新規に客情報ICxを登録する客Cxは、
スマホCx上でウェブブラウザを起動させて、管理者A用URLにアクセスすると、
客用ログイン画面が表示される(図1-1)。
【0098】
なお、客Cxは客用ログイン画面を下にスクロールすると、管理者Aサイトに登録されている店情報ISpiの一部又は全部を閲覧することができる(図1-2)。
【0099】
実施態様例では、客Cxは、客用ログイン画面で新規登録を完了しなければ、ログインすることができない。
【0100】
客Cxが、客用ログイン画面(図1-1)で、新規登録ボックスをクリックすると、
客情報の入力ボックス画面(図1-3)が表示される。
【0101】
なお、図1-3に記載される「クーポン」とは、店Sが客Cに提供する客情報の一部又は全部に対応するサービスを意味し、又は、客Cが店Sから当該サービスを提供してもらうために提示する紙媒体又は電子媒体による券を意味する。
【0102】
客Cxは、
スマホCxにIDCxを表示するのに必要な管理者Aサイトへの登録手続をするために、
客情報の入力ボックス画面(図1-3)から客情報ICxを入力する(ステップC1)。
【0103】
図1-3では、客情報の各入力ボックスには、
客Cxの個人認証情報として、客Cxの氏名、郵便番号、住所、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス及びパスワードの項目を入力するためのボックスが設けてあり、さらに、
客Cxの免許証又はマイナンバーカードの画像データを入力できるボックスが設けてあり、
客Cxの特定の感染症に対するワクチン接種履歴情報として、
予防接種済証又は接種証明書の画像を入力できるボックスが設けてある。
【0104】
図1-3で、客情報の各入力ボックスに客情報ICxを入力し〔登録する〕をクリックすると、
システムAは、
情報ICxをデータベースDに格納する(ステップC2)(図1-4)と同時に、
メールアドレス確認用メールを客CxのスマホCxに送信する。
【0105】
客Cxがメールアドレス確認用メールの受領メールをシステムAに返信すると、
システムAからスマホCxに仮登録完了の連絡メールが送信され、
メールアドレスとパスワードの組合せがIDCxとしてデータベースDに格納される。
【0106】
データベースDに格納された客情報ICxは、システムAの表示機能によって、
図1-4のように整理されて表示され、管理者Aは、
客Cxは管理者Aサイトの会員として登録されていること、
客Cxの氏名毎に付随する登録状況の情報を一覧表として閲覧し編集等をすることができる。
【0107】
登録した客Cxは、管理者Aサイトにアクセスして、
客用ログイン画面(図1-1)のログインボックスをクリックして、
ID入力画面(図1-5)でIDCxとしてメールアドレスとパスワードを入力すると、
管理者Aサイトのマイページにログインできるが(図1―6)、
〔パスポート状態〕が「発行済み」と表示されていないと、
〔パスポート表示〕をクリックして暗号情報ICx(実施態様例では「ワクチンパスポート」という)をスマホCxに表示することができない。
【0108】
管理者Aが、管理者用画面に表示させた所定の客情報ICxが基準を満たす(例えば、客の個人認証情報とワクチン接種履歴情報に記載された客の個人情報が同一人物の情報である)ことの確認を入力すると(図1-7)、
システムAは、客Cxのメールアドレス宛に、
登録完了がなされた旨とマイページから暗号情報ICx(ワクチンパスポート)をスマホCxに表示できる旨の連絡メールを送信する。
【0109】
図1-7では、管理者Aが、
上部に表示された情報ICxについて下部に表示される所定の確認ボックスが全てOKで最終接種日と有効期間が入力されていることが確認した上で、〔登録する〕をクリックすると、
システムAは、客Cxのメールアドレス宛に、
登録完了がなされた旨とマイページから暗号情報ICx(ワクチンパスポート)をスマホCxに表示できる旨の連絡メールを送信する(ステップC3)。
【0110】
(ステップS1、S2及びS3)
システムAが、ログイン用身分証明(IDSpi)を作成し、
店SSpiが前記IDSpiをタブレットCSpiからシステムAに入力すると、
暗号情報ICxに対応する客情報ICxの一部又は全部をタブレットCSpiに表示できるようにするために、
店Spi及びタブレットCSpiは、以下の作業及びステップを実行する。
【0111】
システムAに新規に登録する店Spiの管理者Spiは、
タブレットCSpi上でウェブブラウザを起動させて、管理者A用URLにアクセスすると、
店用ログイン画面が表示される(図2-1)。
【0112】
店Spiが、新規登録ボックスをクリックして、
新規登録画面(図2-2)から所定の店情報ISpiの一部(実施態様例では店名、担当者氏名、電話番号、メールアドレス(E-mail)及びパスワード(password))を入力し(ステップS1)(図2-2)、利用規約に同意して登録申請をクリックすると、
システムAは、当該ISpiの一部をデータベースDに格納する(ステップS2)と同時に、メールアドレス確認用メールを店SpiのタブレットCSpiに送信する。
【0113】
店Spiが、タブレットCSpiからメールアドレス確認用メールの受領メールをシステムAに返信すると、
システムAからタブレットCSpiに登録完了の連絡メールが送信される。
【0114】
登録した店Spiは、タブレットCSpiから管理者Aサイトにアクセスして、
店用ログイン画面(図2-1)で、IDSpiとしてメールアドレスとパスワードを入力すると、
管理者Aサイトの店管理画面にログインできるが(図2―3)、
スマホCxに表示された暗号情報ICx(ワクチンパスポート)を、例えば、タブレットCSpiに搭載されるカメラでスキャンして、システムAに入力できるようにならず、さらに、
店情報ISpiの一部又は全部を、管理者Aサイトのホームページに表示できない。
【0115】
図2-3に示される店管理画面では、店Spiは以下の画面にアクセスできる。
(1)店の営業推移や統計を閲覧できる「ダッシュボード」画面;
(2)管理者Aサイトのホームページに表示できる店舗情報を入力するための「店舗登録情報」画面(図2-4);
(3)クーポンの内容の履歴を入力・閲覧できる「クーポン管理」画面;
(4)来店客の個別の状況の履歴を入力・閲覧できる「来客履歴」画面;
(5)来店客の統計情報を閲覧できる「レポート」画面;
(6)来店した客CxのスマホCxに表示された暗号情報ICx(ワクチンパスポート)をスキャンして得られた情報Iび一部又は全部を表示するための「パスポートスキャン」画面。
【0116】
図2―4に示される店情報の入力画面には、
店Spiの一般情報として、店の属するカテゴリー、店名、キャッチフレーズ、電話番号、営業時間、定休日、住所、アクセス、オフィシャルサイトのURLを入力するためのボックスが設けてあり、
店Spiの認証情報として、タブレットCSpiのメールアドレス、「風俗営業許可」等の店の業態に応じた所定の営業許可証、
店Spiの客のワクチン接種履歴情報に対応して提供できるサービス、さらに、
店Spiの感染症に対する予防対策情報として、コロナウィルス感染症対策の項目(ワクチン接種、定期PCR検査、定期抗体検査、体温測定、定期換気、マスク着用、歳対策遵守)から選択できるようになっている。
【0117】
店情報ISpiの入力項目として、さらに、客の来店回数・注文履歴に応じて付与されるポイントに関する情報等を設けてもよい。
【0118】
店Spi図2-4で示される店情報の各項目に情報を入力して保存すると、保存された店情報ISpiは、管理者用画面の店舗管理画面で閲覧できる(図2-5)。
【0119】
管理者Aが、管理者用画面で図2-5で示される店情報ISpiが、
基準を満たす(例えば、所定の情報が所定の営業許可証等に記載された情報と同一である)ことが確認できたら、
〔掲載設定〕を「掲載する」にして保存すると、
スマホCxに表示された暗号情報ICx(ワクチンパスポート)を、例えば、タブレットCSpiに搭載されるカメラでスキャンして、システムAに入力できるようになり(ステップS3)、
店情報ISpiの一部又は全部を、管理者Aサイトのホームページに表示できるようになり、
情報ISpiの一部又は全部が、管理者Aサイトのホームページに掲載され、
客Cxが管理者Aサイトのホームページで閲覧できるようになると同時に、
システムAから、店Spiのメールアドレス宛のタブレットCSpiに、
管理者Aサイトのホームページで、
店情報ISpiが一部又は全部が不特定多数の客(及び他の店)に閲覧できるようになった旨が送信される。
【0120】
管理者Aが、パソコンCに表示させた所定の情報ISpiが基準を満たす(例えば、所定の情報Iが営業許可証等に記載された情報と同一である)ことが確認できなかったら、
所定の基準を満たしていないので、所定の基準を満たすよう再度手続することを促し、
所定の基準を満たせなかった場合は、店Spiのメールアドレス宛に
データベースDに一時的に格納した情報ISpi、及び/又は、IDSpiは抹消される旨のメールを送信してもよい。
【0121】
(ステップA1、A2、A3、A4、A5、A6及びA7)
システムAに登録された管理者Aサイトのログイン用IDCxを取得した客Cxが、
システムAに登録されたログイン用IDSpiを取得した店Spiに、
客Cxのワクチン接種履歴情報に対応するサービスを提供して欲しい場合、
客Cxは、スマホCxから管理者Aサイトにアクセスして客用ログイン画面に入ると、
客用ログイン画面に掲載される店情報ISpiの一部又は全部を閲覧できる(図1-2)。
【0122】
例えば、客Cxが図1-2の最下段の〔お店一覧〕をクリックすると、
図3-1のようにお店一覧が閲覧でき、さらに各店の店情報を閲覧できる。
【0123】
例えば、客Cxが図3-1で最上段左側の「パテントガールズ」をクリックすると、当該店の店情報が表示され、内容を閲覧できる(図3-2)。
【0124】
客Cxは、所望のサービスを提供してくれる店Spiを決めたら、店Spiに出向いて入店する。
【0125】
客Cxは、店Spiに入店したら、受付で、スマホCxから管理者Aサイトにアクセスして、客用ログイン画面(図1-5)でIDCx(実施態様例では、客情報ICx中のメールアドレスとパスワード)を入力して、マイページ(図1-6)にログインする(ステップA1)。
【0126】
店Spiは、好ましくは、入店した客Cxが、受付でステップ1の作業を始める前には、タブレットCSpiから管理者Aサイトにアクセスして、店用ログイン画面(図2-1)でIDSpi(実施態様例では、店情報ISpi中のメールアドレスとパスワード)を入力して、店管理画面(図2―3)にログインする(ステップA2)。
【0127】
店Spiが、店管理画面(図2―3)にログインしている間に、
客Cxは、マイページの〔パスポート表示〕をクリックして、スマホCxのディスプレイに暗号情報ICxを表示する(ステップA3)(実施態様例では、暗号情報ICxが含まれるQRコードで30秒間だけ表示され、30秒が経過すると同じ暗号情報ICxが含まれる異なるQRコードに変化する)(図3-3)。
【0128】
店Spiは、予め店管理画面(図2-3)の〔パスポートスキャン〕をクリックして表示される画面(図3-4)で〔パスポートスキャン〕をクリックしておき、タブレットCSpiに搭載されたカメラで、スマホCxのディスプレイに表示された暗号情報ICx(QRコード)をスキャンして、タブレットCSpiに暗号情報ICx(QRコード)を入力する(ステップA4)と同時に、システムAに暗号情報ICx(QRコード)を送信して入力する(ステップA5)。
【0129】
実施態様例では、
図2-3での〔パスポートスキャン〕をクリックしなければ、タブレットCSpiに搭載されたカメラは撮像した情報をシステムAに送信できない(カメラが撮像した情報は一度だけしかシステムAに送信できない)ようにしてもよいし、
図2-3での〔パスポートスキャン〕をクリックしなくても、タブレットCSpiに搭載されたカメラは撮像した情報をシステムAに送信はできるようにしておいてもよい(システムAが、店SpiがタブレットCSpiがログインしていることを確認できな場合にのみ、送信された暗号情報ICに対応する店情報ICxをタブレットCSpiに表示させるようにしてよい)。
【0130】
暗号情報ICx(QRコード)が表示されてから30秒を経過すると、暗号情報ICx(QRコード)の内容が変化してしまい、タブレットCSpiにスキャンさせても、タブレットCSpiには客情報ICxは表示できなくなるようにしてもよい。
【0131】
ステップA5で、暗号情報ICx(QRコード)がシステムAに入力されると、
システムAは、
入力された暗号情報ICx(QRコード)が客情報ICxに対応しており、
システムAに登録された店Spiが管理者Aサイトにログインしていることを確認した上で、
暗号情報ICx(QRコード)に対応する客情報ICxの一部又は全部を、
タブレットCSpiに表示されているパスポートスキャン欄(図3-4)に表示する(図3-5)(ステップA6)。
【0132】
ステップA6で、表示される客情報ICxの一部又は全部に、免許証又はマイナンバーカード等の客Cxの顔情報が含まれていない場合は、店Spiは、客Cxに免許証又はマイナンバーカード等の客Cxの所定の情報(好ましくは、少なくとも顔情報)が含まれている身分証明書を提示させてもよい。
【0133】
店Spiは、タブレットCSpiに表示された情報Iの一部又は全部によって、又は、さらに別途提示された客Cxの所定の情報が含まれてる身分証明書とを併せて、客Cxのワクチン接種履歴情報が来店した客Cx本人の情報であることが確認できたら、〔受付完了〕をクリックして、客情報ICxの一部又は全部に対応するサービスを客Cxに提供する(ステップA7)。

図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
図1-7】
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図2-4】
図2-5】
図3-1】
図3-2】
図3-3】
図3-4】
図3-5】