(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-14
(45)【発行日】2024-02-22
(54)【発明の名称】足首ブレースデバイス、システム、及び方法
(51)【国際特許分類】
A63B 71/12 20060101AFI20240215BHJP
A41D 13/06 20060101ALI20240215BHJP
A61F 5/01 20060101ALI20240215BHJP
【FI】
A63B71/12 C
A41D13/06
A61F5/01 N
(21)【出願番号】P 2021517224
(86)(22)【出願日】2019-09-26
(86)【国際出願番号】 US2019053182
(87)【国際公開番号】W WO2020069149
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-09-22
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520495135
【氏名又は名称】ショック ドクター インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ベスト ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ベスト ブレイズ
(72)【発明者】
【氏名】ジュルドゥ バスティアン
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0367865(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0113659(KR,A)
【文献】国際公開第2007/149489(WO,A2)
【文献】米国特許出願公開第2005/0222531(US,A1)
【文献】国際公開第2005/097014(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0083603(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 71/12
A41D 13/06
A61F 5/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
足首ブレースであって、
着用者の足を受け入れるように構成された主本体と、
前記主本体に結合された足首ステーと、
を含み、
前記足首ステーは、
前記着用者の前記足の足首に対して前方に配置されるように構成され、前方向に面する第1の凸形縁部と後方向に面する第1の凹形縁部とを含む上前セクションと、
前記上前セクションに結合された中間前セクションであって、前記着用者の前記足の前記足首に対して下方に配置されるように構成され、前記後方向に面する第2の凸形縁部と前記前方向に面する第2の凹形縁部とを含む前記中間前セクションと、
前記上前セクションの反対側
で前記中間前セクションに結合された下前セクションと、
を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
【請求項2】
前記足首ステーは、
前記上前セクションに対して後方に配置される上後セクションであって、前記着用者の前記足の前記足首に対して後方に配置されるように構成された上後セクションを更に含み、該上後セクションは、前記後方向に面する第3の凸形縁部と前記前方向に面する第3の凹形縁部とを含む、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項3】
前記足首ステーは、
前記下前セクションに対して後方に配置され、前記上後セクションに結合された下後セクションであって、前記前方向に面する第4の凸形縁部と前記後方向に面する第4の凹形縁部とを含む下後セクションを更に含む、請求項2に記載の足首ブレース。
【請求項4】
前記足首ステーは、前記下前セクションを前記下後セクションに結合する下部分を更に含む、請求項3に記載の足首ブレース。
【請求項5】
前記下部分は、前記着用者の前記足の足底に対して下方に配置されるように構成される、請求項4に記載の足首ブレース。
【請求項6】
前記足首ステーは、前記着用者の前記足の前記足首を二等分するコロナ平面にわたって非対称である、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項7】
前記下前セクションは、前記前方向に面する第3の凸形縁部と前記後方向に面する第3の凹形縁部とを含む、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項8】
前記主本体は、前記着用者の前記足の内側に配置されるように構成された内面と該着用者の該足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、前記足首ステーは、該主本体の該内面に配置される、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項9】
前記主本体は、前記着用者の前記足の内側に配置されるように構成された内面と該着用者の該足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、前記足首ステーは、該主本体の該外面に配置される、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項10】
前記足首ステーは、外側足首ステーであり、
前記主本体に結合されて該主本体の前記内面に配置された内側足首ステーを更に含む、
請求項9に記載の足首ブレース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、これによりその全体が引用によって本明細書にそれが教示する全てに対してかつ全ての目的に対して組み込まれている2018年9月27日出願の米国仮特許出願第62/737,356号の「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益及びそれに対する優先権を主張するものである。
【0002】
本発明の開示は、一般的に、保護的及び支持的運動用具及びそれを作る方法に関する。本発明の開示は、足首ストラップ及び足首ブレースのような着用者の足首を支持するデバイス及び方法に関する。より具体的には、本発明の開示は、内側/外側足首支持を提供するための足首ステーを有する足首ブレースに関する。
【背景技術】
【0003】
毎年、競技者及び非競技者の両方の多くの人々が足首を負傷する。一部の場合では、競技者は、足首負傷を防ぐために及び/又は負傷が発生した後で彼らの足首を支持するために粘着テープを彼らの足首に巻き付ける。多くの事例では、競技者及び他者は、彼らの足首を保護する及び/又は回復するために足首ブレースを使用する。
【0004】
着用者の足又は足首を支持する又は安定化するためのデバイスは、日常使用のために及び/又は身体活動に関わっている時の使用のために着用者によって着用される場合がある。足又は足首に対する損傷は一般的であり、かつ着用者の身体機能及び/又は競技パフォーマンスに影響を与える場合がある。ある一定の着用者に関して、衰弱した又は負傷した足又は足首を支持するために人工構造体を使用することが有益である場合がある。ある一定の剛性構造体は、構造的支持を提供する又は更に別の負傷を防ぐために1日を通して及び/又はスポーツに関わっている時に着用することができる。多くの場合に医師又は医療従事者は、ぴったり合う支持体又は構造体を着用者の四肢の外側に適用して着用者の四肢に対する耐体重支持を提供することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
様々な足首ブレースは公知であるが、公知の足首ブレース性能及び快適性の継続的改善に対する要望が存在する。ストラップ又はブレースのような着用者の足又は足首のためのある一定の支持構造体は、利用可能であり、かつ敏捷性、快適性、又は耐体重機能のようなある一定の利点を提供する場合がある。しかし、ある一定のオプションは、特定の特性に起因して不適切である場合がある。例えば、現在利用可能であるアンダーシャツは、柔軟で快適であると考えられるが、十分な支持を提供しない場合がある。他の事例では、ぴったり合うデバイスは、着用者にとって高価であり、及び/又は広範なカスタマイズを必要とする場合がある。これに加えて、構造的支持を提供するある一定のデバイスは、快適ではなく、又は着用者の四肢による特定レベルの敏捷性又は動きを要求するある一定のスポーツに使用するのに向いていない場合がある。すなわち、適切な耐体重機能を提供するが、運動中に使用するのに十分に柔軟かつ快適であり、同じく費用対効果が高くて入手しやすい着用者の1又は複数の四肢を支持するためのデバイス又は方法に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の例では、本発明の開示による足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体と、主本体に結合された足首ステーとを含む。足首ステーは、上前セクション、中間前セクション、及び下前セクションを含む。上前セクションは、着用者の足の足首に対して前方に配置されるように構成され、上前セクションは、前方向に面する第1の凸形縁部と後方向に面する第1の凹形縁部とを含む。中間前セクションは、上前セクションに結合される。中間前セクションは、着用者の足の足首に対して下方に配置されるように構成される。中間前セクションは、後方向に面する第2の凸形縁部と前方向に面する第2の凹形縁部とを含む。下前セクションは、上前セクションの反対側の中間前セクションに結合される。
【0007】
第2の例では、第1の例の足首ブレースは、足首ステーが、着用者の足の足首に対して後方に配置されるように構成された上後セクションを更に含む。上後セクションは、後方向に面する第3の凸形縁部と前方向に面する第3の凹形縁部とを含む。
【0008】
第3の例では、第1の例又は第2の例の足首ブレースは、足首ステーが下後セクションを更に含む。下後セクションは、前方向に面する第4の凸形縁部と後方向に面する第4の凹形縁部とを含む。
【0009】
第4の例では、第1の例から第3の例の足首ブレースは、足首ステーが下部分を更に含む。下部分は、下前セクションを下後セクションに結合する。
【0010】
第5の例では、第1の例から第4の例の足首ブレースは、下部分が着用者の足の足底に対して下方に配置されるように構成される。
【0011】
第6の例では、第1の例から第5の例の足首ブレースは、足首ステーが、着用者の足の足首を二等分するコロナ平面にわたって非対称である。
【0012】
第7の例では、第1の例から第6の例の足首ブレースは、下前セクションが、前方向に面する第3の凸形縁部と後方向に面する第3の凹形縁部とを含む。
【0013】
第8の例では、第1の例から第7の例の足首ブレースは、主本体が、着用者の足の内側に配置されるように構成された内面と着用者の足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、足首ステーは、主本体の内面に配置される。
【0014】
第9の例では、第1の例から第8の例の足首ブレースは、主本体が、着用者の足の内側に配置されるように構成された内面と着用者の足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、足首ステーは、主本体の外面に配置される。
【0015】
第10の例では、第1の例から第9の例の足首ブレースは、足首ステーが外側足首ステーであり、主本体に結合されて主本体の内面に配置された内側足首ステーを更に含む。
【0016】
第11の例では、本発明の開示による足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体と、主本体に結合された足首ステーとを含む。足首ステーは、前部分、下部分、及び後部分を含む。前部分は、着用者の足の足首に対して前方に配置されるように構成される。下部分は、前部分に結合され、かつ着用者の足の足底に対して下方に配置されるように構成される。後部分は、前部分の反対側の下部分に結合される。後部分は、着用者の足の足首に対して後方に配置されるように構成される。
【0017】
第12の例では、第11の例の足首ブレースは、前部分が、前方向に面する凸形縁部と後方向に面する凹形縁部とを含む。
【0018】
第13の例では、第11の例又は第12の例の足首ブレースは、前部分が、前方向に面する凹形縁部と後方向に面する凸形縁部とを含む。
【0019】
第14の例では、第11の例から第13の例の足首ブレースは、後部分が、前方向に面する凸形縁部と後方向に面する凹形縁部とを含む。
【0020】
第15の例では、第11の例から第14の例の足首ブレースは、後部分が、前方向に面する凹形縁部と後方向に面する凸形縁部とを含む。
【0021】
第16の例では、第11の例から第15の例の足首ブレースは、主本体が、着用者の足の内側に配置されるように構成された内面と、着用者の足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、足首ステーは、主本体の内面に配置される。
【0022】
第17の例では、第11の例から第16の例の足首ブレースは、主本体が、着用者の足の内側に配置されるように構成された内面と、着用者の足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、足首ステーは、主本体の外面に配置される。
【0023】
第18の例では、第11の例から第17の例の足首ブレースは、足首ステーが外側足首ステーであり、主本体に結合されて主本体の内面に配置された内側足首ステーを更に含む。
【0024】
第19の例では、本発明の開示による足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体を含む。主本体は、上面部分、底面部分、前面部分、後面部分、第1の側面部分、及び第2の側面部分を有する。主本体は、第1の部分及び第2の部分を更に含む。第1の部分は、底面部分と上面部分の間に配置され、かつ着用者の足の背面の上を覆うように構成される。第1の部分は、第1の延伸性を有する。第2の部分は、第1の側面部分及び第2の側面部分に配置される。第2の部分は、第2の延伸性を有し、第2の延伸性は、第1の延伸性よりも低い。
【0025】
第20の例では、第19の例の足首ブレースは、第2の部分が、更に主本体の底面部分に配置される。
【0026】
第21の例では、第19の例又は第20の例の足首ブレースは、第1の側面部分及び第2の側面部分のうちの一方に配置された足首ステーを更に含む。
【0027】
第22の例では、第19の例又は第20の例の足首ブレースは、第1の側面部分に配置された第1の足首ステーと、第2の側面部分に配置された第2の足首ステーとを更に含む。
【0028】
第23の例では、足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体を含む。主本体は、第1の側面部分、第1の側面部分の反対側の第2の側面部分、及び着用者の足の下を覆うように構成された足底を有する。足首ブレースは、足底に結合された第1の側面あぶみストラップを更に含む。第1の側面あぶみストラップは、足底から上向きに第1の側面部分に沿って延び、第1の側面あぶみストラップは、第1の側面部分に切り離し可能に結合する。足首ブレースは、足底に結合された第2の側面あぶみストラップを更に含む。第2の側面あぶみストラップは、足底から上向きに第2の側面部分に沿って延び、第2の側面あぶみストラップは、第2の側面部分に切り離し可能に結合する。
【0029】
第24の例では、第23の例の足首ブレースは、第1の側面あぶみストラップ及び第2の側面あぶみストラップが、互いにモノリシックに形成される。
【0030】
第25の例では、足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体を含む。主本体は、着用者の足の下を覆うように構成された足底、着用者の足の背面の上を覆うように構成された上面部分、及び着用者の足に対して後方に配置されるように構成された後面部分を有する。足首ブレースは、足底に結合された第1の交差ストラップ及び第2の交差ストラップを更に含む。第1の交差ストラップ及び第2の交差ストラップは、足底から反対方向に延び、上方に延びて上面部分で互いに交差し、後方に延びて後面部分で再度互いに交差し、かつ第2の交差ストラップが第1の交差ストラップの上を覆うように前方に延びる。
【0031】
第1の交差ストラップ及び第2の交差ストラップは、互いにモノリシックに形成される。
【0032】
複数の実施形態を開示するが、本発明の更に他の実施形態が本発明の例示的実施形態を図示して説明する以下の詳細説明から当業者には明らかになるであろう。従って、図面及び詳細説明は、制限ではなく本質的に例示であるとして見なされるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図1B】着用者の足の背屈中の
図1Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図2A】平坦構成に示す
図1Aの足首ブレースの足首ステーの側面図である。
【
図2B】着用者の足に対して位置決めされて示す
図1Aの足首ブレースの第1及び第2の足首ステーの側面斜視図である。
【
図2C】着用者の足に対して位置決めされて示す
図2Bの第1及び第2の足首ステーの前面斜視図である。
【
図3A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図3B】着用者の足の背屈中の
図3Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図4A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図4B】着用者の足の背屈中の
図4Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図5A】平坦構成に示す
図4Aの足首ブレースの足首ステーの側面図である。
【
図5B】着用者の足に対して位置決めされて示す
図4Aの足首ブレースの足首ステーの側面斜視図である。
【
図5C】着用者の足に対して位置決めされて示す
図4Aの足首ブレースの足首ステーの前面斜視図である。
【
図6】平坦構成に示す本発明の開示の別の実施形態による足首ステーの側面斜視図である。
【
図7】平坦構成に示す本発明の開示の更に別の実施形態による足首ステーの側面斜視図である。
【
図8A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図8B】着用者の足上に着用されている
図8Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図8C】着用者の足に固定されている
図8Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図9A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図9B】着用者の足上に着用されている
図9Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図9C】上側後面ストラップ及び下側後面ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図9Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図9D】第1の側面あぶみストラップ及び第2の側面あぶみストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図9Aの足首ブレースの上面斜視図である。
【
図10A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図10B】着用者の足上に着用されている
図10Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図10C】上側後面ストラップ及び下側後面ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図10Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図10D】第1の側面あぶみストラップ及び第2の側面あぶみストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図10Aの足首ブレースの上面斜視図である。
【
図10E】第1の上側巻き付けストラップ及び第2の上側巻き付けストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図10Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図11A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図11B】着用者の足上に着用されている
図11Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図11C】上側後面ストラップ及び下側後面ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図11Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図11D】第1の側面あぶみストラップ及び第2の側面あぶみストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図11Aの足首ブレースの上面斜視図である。
【
図11E】第1の交差ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図11Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図11F】第2の交差ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図11Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図12A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図12B】着用者の足上に着用されている
図12Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図13A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図13B】着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図13C】第1の後面ストラップ及び第2の後面ストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図13D】第1の交差あぶみストラップ及び第2の交差あぶみストラップを足首ブレースの主本体の周りに位置決めすることによって着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの上面斜視図である。
【
図13E】第1の交差あぶみストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図13F】第2の交差あぶみストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図13G】上側巻き付けストラップを固定することによって着用者の足に固定されている
図13Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図14A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図15B】着用者の足に対して位置決めされて示す
図14Aの足首ブレースの足首ステーの側面斜視図である。
【
図15C】着用者の足に対して位置決めされて示す
図14Aの足首ブレースの足首ステーの前面斜視図である。
【
図16】平坦構成に示す本発明の開示の別の実施形態による足首ステーの側面斜視図である。
【0034】
図面は、本発明の例示的実施形態の理解を容易にすることを意図しており、かつ必ずしも縮尺通りではないことを理解しなければならない。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下の説明は、特定の実施形態を示す添付図面を参照する。特定の実施形態を図示して説明するが、追加の又は代替の特徴が他の実施形態では使用されていることは理解されるものとする。以下の詳細説明は限定的な意味に取るべきではなく、主張する本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物によって定められる。
【0036】
同じ参照番号は、いくつかの作図を通して一貫して同じ構造的構成要素、要素、部分、又は面を識別するように意図しており、従って、構成要素、要素、部分、又は面は、詳細説明が不可欠な部分である記載する明細書全体によって更に説明又は解説することができることは理解されるものとする。他に示さない限り、図面は、明細書と共に読まれるように意図しており(例えば、クロスハッチング、部品の配置、均衡、程度、その他)、かつ記載する説明の一部分と見なされるものとする。
【0037】
本明細書に使用される時に、「内側」は、着用者の身体の中央、中心線、又は正中面に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「外側」は、着用者の身体の側部又は外側に向かう場所を一般的に指す。すなわち、着用者の足の内側は、身体の中心及び反対側の足にほぼ向けて内向きに面する側である。着用者の足の外側は、着用者の身体及び反対側の足からほぼ離れるように外向きに面する側である。すなわち、着用者の右足の内側は、その足の左側であり、着用者の右足の外側は、その足の右側である。着用者の左足の内側は、その足の右側であり、着用者の左足の外側は、その足の左側である。本明細書に使用される時に、「前」は、着用者の身体の前部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「後」は、着用者の身体の後部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「上」は、着用者の身体の上部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「下」は、着用者の身体の底部の近くの場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「サジタル」は、着用者の身体を左側と右側に分割する垂直平面又は着用者の足を内側と横断側に分割する垂直平面を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「コロナ」は、着用者の身体を前側と後側に分割する垂直平面又は着用者の足を前側と後側に分割する垂直平面を一般的に指す。
【0038】
図1A及び
図1Bは、着用者の足10上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース100を示している。足首ブレース100は、足首12を含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体102を含む。主本体102は、上面部分104、底面部分106、第1の側面部分108、第2の側面部分110、前面部分112、及び後面部分114を含む。一部の実施形態では、上面部分104は、着用された時にほぼ着用者のふくらはぎ18上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、底面部分106は、着用された時にほぼ着用者の足底24上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、第1の側面部分108は、着用された時にほぼ着用者の足10の外側14にかつそれに対して位置付けられる(すなわち、第1の側面部分108は、着用者の足10の外側14に配置されるように構成された外面であると考えられる)。一部の実施形態では、第2の側面部分110は、着用された時にほぼ着用者の足10の内側16にかつそれに対して位置付けられる(すなわち、第2の側面部分110は、着用者の足10の内側16に配置されるように構成された内面であると考えられる)。一部の実施形態では、前面部分112は、着用された時にほぼ着用者の中足20上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、後面部分114は、着用された時にほぼかかと22及びふくらはぎ18上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、足首ブレース100は、着用者の右足又は左足上に選択的に着用可能であり、及び/又は足首ブレース100は、着用者の足10を二等分するサジタル平面にわたって対称である。
【0039】
主本体102の前面部分112は、着用された時に足10の中足18がそれを通って延びる前面開口部116を定める。主本体102の上面部分104は、着用された時に着用者のふくらはぎ20がそれを通って延びる上部開口部118を定める。一部の実施形態では、主本体102の後面部分114は、着用された時に足10のかかと22がそれを通って延びる後面開口部(図示せず)を定める。他の実施形態では及び図に示すように、主本体102の後面部分114は、開口部を欠く場合がある。
【0040】
主本体102は、1又は2以上の層(図示せず)で形成することができ、その各々は、1又は2以上の材料で形成することができる。すなわち、一部の実施形態では、主本体102は単層で形成される。一部の実施形態では、主本体102は複数の層から形成される。一部の実施形態では、主本体102の複数の層は、縫合、接着剤、及びその組合せなどを通じて互いに結合することができる。一部の実施形態では、主本体102の1又は2以上の層は、弾力的であるが着用者の足10を支持する弾性があり、かつ着用者が拘束なく移動することを可能にする1又は2以上の材料から形成される。一部の実施形態では、主本体102の1又は2以上の層は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成される。例えば、主本体102の1又は2以上の層は、ネオプレン、ナイロン、ポリエステル、ゴム、及びラテックスで形成することができる。
【0041】
足首ブレース100の主本体102は、第1の足首ステー120とも呼ばれる第1の足首支持体120と、第2の足首ステー122とも呼ばれる第2の足首支持体122とを担持する。足首ステー120、122は、着用者の足首12の周りに部分的に延びるように構成される。一部の実施形態では、第1の足首ステー120は、主本体102の外面108に配置される(すなわち、第1の足首ステー120は、着用者の足10の外側14に配置されるように構成された外側足首ステーであると考えられる)。一部の実施形態では、第2の足首ステー122は、主本体102の内面110に配置される(すなわち、第2の足首ステー122は、着用者の足10の内側16に配置されるように構成された内側足首ステーであると考えられる)。一部の実施形態では、第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122は、主本体102の層の間に配置され、かつ接着剤(図示せず)又は第1の足首ステー120及び第2の足首の周囲に隣接する縫合(図示せず)などを通じて主本体102の1又は2以上の層に結合される。
【0042】
一般的に、第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122は、足首反転、足首外転、及び足底屈に対して比較的高い抵抗を提供する。第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122はまた、足背屈に対して比較的低い抵抗を提供する(
図1Bを参照)。第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122はまた、着用者の足10の足底24の下に部分的に配置されるように構成され、着用者の体重は、上述の足の運動に対して抵抗を提供するのに適する位置に第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122を維持する。そのような特性を容易にする第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122の形状及び/又は他の特徴を以下でより詳細に説明する。
【0043】
図2Aは、第1の足首ステー120及び/又は第2の足首ステー122である場合がある足首ステーを例示的な目的で平坦構成に示している(主本体102によって担持される時に、第1の足首ステー120はページの中に曲がり、第2の足首ステーはページから出るように曲がる)。
図2B及び2Cは、着用者の足10に対して位置決めされた第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122を示し、足首ブレース100の主本体102は、例示的な目的で隠されている。
【0044】
足首ステー120、122は、モノリシック構成要素であるが、他の実施形態では、足首ステー120、122は、例えば接着剤又は超音波溶接などを通じて接合された別々のセクションとして形成することができる。足首ステー120、122は、実質的に均一な厚み(例えば、約1.5mm)及び幅を有するが、他の実施形態では、足首ステー120、122は、不均一な厚み及び/又は幅を有する場合がある。一部の実施形態では、足首ステー120、122は、ポリマー(例えば、ポリエチレン)及び複合材(例えば、金属補強ポリエチレン)などで形成される。
【0045】
足首ステー120、122は、足首12を二等分する垂直平面にわたって非対称である。足首ステー120、122は、足首ステー120、122に非対称形状を提供する異なる形状を有するいくつかの部分を含む。一般的に、足首ステー120、122は、着用者の足首12に対して前方に配置されるように構成された前部分201と、着用者の足10の足底24に対して下方に配置されるように構成された下部分202と、着用者の足10の足首12に対して後方に配置されるように構成された後部分204とを含む。
【0046】
前部分201は、着用者の足首12に対して前方に配置されるように構成された上前セクション206を含む。上前セクション206は、前端208、前方向に面する第1の凸形縁部210、及び後方向に面する第1の凹形縁部212を含む。第1の凸形縁部210及び第1の凹形縁部212は、上前セクション206に約125度(すなわち、125度±5度)の角度を与える曲げ部を設ける。一部の実施形態では、上前セクション206は、足首ステー120、122に足首反転及び足首外転に対する比較的高い抵抗を与える。前端208の反対側では、上前セクション206は、中間前セクション214に結合する。
【0047】
中間前セクション214は、着用者の足首12に対して下方に配置されるように構成される。中間前セクション214は、後方向に面する第2の凸形縁部216と前方向に面する第2の凹形縁部218とを含む。第2の凸形縁部216及び第2の凹形縁部218は、中間前セクション214に約95度(すなわち、95度±5度)の角度を有する曲げ部を設ける。一部の実施形態では、中間前セクション214は、足首ステー120、122に足背屈に対する比較的低い抵抗を提供する。上前セクション206の反対側では、中間前セクション214は、下前セクション220に結合する。
【0048】
下前セクション220は、着用者の足の側面にかつ着用者の足底24に対して下方に配置されるように構成される(すなわちかつ
図2B及び2Cに示すように、下前セクション220は、着用者の足10の側面から着用者の足底24の下まで湾曲する)。下前セクション220は、前方向に面する第3の凸形縁部222と後方向に面する第3の凹形縁部224とを含む。第3の凸形縁部222及び第3の凹形縁部224は、下前セクション220に約145度(すなわち、145度±5度)の角度を有する曲げ部を設ける。一部の実施形態では、下前セクション220は、足首ステー120、122に足首反転及び足首外転に対して比較的高い抵抗を提供し、及び/又は上述のように足首ステー120、122を適切な位置に維持するために着用者の体重によって負荷が掛けられる。中間前セクション214の反対側では、下前セクション220が下部分202に結合する。
【0049】
下部分202は、着用者の足底24に対して下方に配置されるように構成される。下部分202は、足首ステー120、122の前部分201及び後部分204に対して外向きに面する第4の凸形縁部226を含む。下部分202は、足首ステー120、122の前部分201及び後部分204に対して内向きに面する第4の凹形縁部228を更に含む。第4の凸形縁部226及び第4の凹形縁部228は、下部分202にほぼU字形を設ける。一部の実施形態では、下部分202は、上述のように足首ステー120、122を適切な位置に維持するために着用者の体重によって負荷が掛けられる。下前セクション220の反対側では、下部分202が、後部分204の下後セクション230に結合する。
【0050】
下後セクション230は、着用者の足の側面に足底24に対して下方に配置されるように構成される(すなわちかつ
図2B及び2Cに示すように、下前セクション220は、着用者の足10の側面から着用者の足底24の下まで湾曲する)。下後セクション230は、前方向に面する第5の凸形縁部232と後方向に面する第5の凹形縁部234とを含む。第5の凸形縁部232及び第5の凹形縁部234は、下後セクション230に約155度(すなわち、155度±5度)の角度を有する曲げ部を設ける。一部の実施形態では、下後セクション230は、足首ステー120、122に足首反転、足首外転、及び足底屈に対して比較的高い抵抗を提供し、及び/又は上述のように足首ステー120、122を適切な位置に維持するために着用者の体重によって負荷が掛けられる。下部分202の反対側では、下後セクション230が、上後セクション236に結合する。
【0051】
上後セクション236は、着用者の足首12に対して後方に配置されるように構成される。上後セクション236は、前方向に面する第6の凸形縁部238と後方向に面する第6の凹形縁部240とを含む。第6の凸形縁部238及び第6の凹形縁部240は、上後セクション236に約140度(すなわち、140度±5度)の角度を有する曲げ部を設ける。一部の実施形態では、上後セクション236は、足首ステー120、122に足首反転、足首外転、及び足底屈に対して比較的高い抵抗を提供する。下後セクション230の反対側では、上後セクション236は後端242まで延びる。後端242は、足首ステー120、122に開放上部244を設けるために前端208に対して後方に配置される。
【0052】
本発明の開示の一部の実施形態による足首ブレースは、上述の足首ブレース100よりも追加の又は異なる特徴、構成要素、形状、寸法、及び/又は特性を含むことができる。例えば、一部の実施形態では、足首ブレースの主本体は、異なる材料及び/又は特性を有する部分を含む。そのような足首ブレースの例示的実施形態を以下に説明する。
【0053】
図3A及び3Bは、着用者の足10上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース300を示している。足首ブレース300は、足首12と本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、足首ステー120、122)とすることができる第1の足首ステー304及び第2の足首ステー306とを含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体302を含む。主本体302は、一般的に、主本体302が異なる材料及び/又は特性を有する第1の部分308及び第2の部分310を含むことを除いて、足首ブレース100の主本体102と同じ特徴、構成要素、形状、寸法、及び特性を含む。第1の部分308は第1の延伸性を有し、第2の部分310は、第1の延伸性よりも低い第2の部分延伸性を有する。例えば、第2の延伸性は、第1の延伸性よりも25パーセント低く、第1の延伸性よりも50パーセント低く、又は第1の延伸性よりも75パーセント低い場合がある。第1の部分308は、ネオプレンのような比較的弾性の材料で形成することができる。第2の部分310は、織布のような比較的非弾性の材料で形成することができる。第2の部分310は、内側/外側及び垂直足首支持を促進するために、足首ステー304、306に隣接する第1の側面部分309及び第2の側面部分311及び足首ブレース300の他の場所(主本体302の底面部分312のような)上に存在することができる。第2の部分310は欠如する場合があり、第1の部分308は、足10に対して圧縮嵌めを提供するために足首ブレース300の他の場所(底面部分312と上面部分314の間で足10の背面の上を覆うような)に存在することができる。一部の実施形態では、第1の部分308及び第2の部分310は、例えば、足首ブレース304、306に隣接して部分的に重なり、足首ステー304、306が担持されるポケット(図示せず)を形成する。
【0054】
追加の及び/又は異なる特徴を含む本発明の開示の実施形態による足首ブレースの別の例として、本発明の開示の一部の実施形態による足首ブレースの足首ステーは、異なる形状、寸法、及び/又は特性を有することができる。より具体的な例として、一部の実施形態では、足首ステーの一方又は両方の1又は2以上の部分の形状及び/又は寸法は、上述して図面に示したものとは異なる。別の例として、一部の実施形態では、足首ステーは、着用者の足首を二等分するコロナ平面にわたって対称とすることができるであろう。そのような足首ステーのいくつかの例示的実施形態を以下に説明する。
【0055】
図4A及び4Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース400を示している。足首ブレース400は、足首12を含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体402を含む。主本体402は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体402は、足首ステーを担持する(第1の足首ステー404は
図4A及び
図4Bに示されており、第2の足首ステーは隠されている)。
図5Aは、例示的な目的で平坦構成で足首ステー404を示している。
図5Bは、着用者の足10に対して位置決めされた足首ステー404を示し、足首ブレース400の主本体402は、例示的な目的で隠されている。
図5Cは、着用者の足10に対して位置決めされた足首ステー404のうちの2つを示し、足首ブレース400の主本体402は、例示的な目的で隠されている。足首ステー404は、一般的に、足首ステー120、122と比較して類似の構成要素及び特徴を含み、図面では、類似の構成要素及び特徴は、400だけ増加した同じ参照番号によって表されている(すなわち、足首ステー404は、前部分501、下部分502、後部分504を含む等々である)。しかし、足首ステー120、122とは対照的に、下前セクション520、下部分502、及び下後セクション530は、着用者の足10の側面に配置されるように構成される(すなわち、着用者の足底に対して下方ではない)。
【0056】
図6は、本発明の開示の実施形態による足首ステー600を示し、これは、上述のような足首ステーの代わりに足首ブレースの一部として含めることができる。足首ステー600は、例示的な目的で平坦構成で示されている。足首ステー600は、足首ステー120、122にほぼ類似であるが、足首ステー600は、着用者の足首を二等分するコロナ平面にわたって対称である。すなわち、足首ステー600は、一般的に、前部分601、下部分602、及び後部分604を含む。前部分601は、上前セクション606(着用者の足首に対して前方に配置されるように構成され、前端608、前方に面する第1の凸形縁部610、及び後方に面する第1の凹形縁部612を有する)と、中間前セクション614(着用者の足首に対して下方に配置されるように構成され、後方に面する第2の凸形縁部616及び前方に面する第2の凹形縁部618を有する)と、下前セクション620(着用者の側面に足底に対して下方に配置されるように構成され、前方に面する第3の凸形縁部622及び後方に面する第3の凹形縁部624を有する)とを含む。下部分602は、着用者の足底に対して下方に配置されるように構成され、外向きに面する第4の凸形縁部626及び内向きに面する第4の凹形縁部628を含む。後部分604は、下後セクション630(着用者の側面に足底に対して下方に配置されるように構成され、後方に面する第5の凸形縁部632及び前方に面する第5の凹形縁部634を有する)と、中間後セクション636(着用者の足首に対して下方に配置されるように構成され、前方に面する第6の凸形縁部638及び後方に面する第6の凹形縁部640を有する)と、上後セクション642(着用者の足首に対して後方に配置されるように構成され、後方に面する第7の凸形縁部644、前方に面する第7の凹形縁部646、及び足首ステー600に開放上部650を設けるために前端608に対して後方に配置された後端648を有する)とを含む。
【0057】
図7は、本発明の開示の実施形態による足首ステー700を示し、これは、上述のような足首ステーの代わりに足首ブレースの一部として含めることができる。足首ステー700は、例示的な目的で平坦構成で示されている。足首ステー700は、一般的に、足首ステー404と比較して類似の構成要素及び特徴を含み、図面では、類似の構成要素及び特徴は、300だけ増加した同じ参照番号によって表されている(すなわち、足首ステー700は、前部分701、下部分702、後部分704を含む等々である)。しかし、足首ステー404とは対照的に、下前セクション720、下部分702、及び下後セクション730は、着用者の足の側面に配置されるように構成される(すなわち、着用者の足底に対して下方ではない)。
【0058】
図14A及び
図14Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース1400を示している。足首ブレース1400は、足首12を含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体1402を含む。主本体1402は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体1402は、足首ステー1404を担持する。
図15Aは、例示的な目的で平坦構成で足首ステー1404を示している。
図15B及び15Cは、着用者の足10に対して位置決めされた足首ステー1404を示し、足首ブレース1400の主本体1402は、例示的な目的で隠されている。足首ステー1404は、第1の又は外側の側面部分1506及び第2の又は内側の側面部分1508を含み、その両方は、例えば、上記の本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えばかつ図示のような足首ステー120、122)と同じか又は類似の構造を有することができる。足首ステー1404はまた、第1の側面部分1506の下部分1512を第2の側面部分1508の下部分1514に結合する接続部分1510を含む。接続部分1510は、着用者の足10の下を覆うように構成される。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面部分1506、第2側面部分1508、及び接続部分1510は、モノリシックに形成されるが、他の実施形態では、第1の側面部分1506、第2側面部分1508、及び接続部分1510は、例えば接着剤又は超音波溶接などを通じて接合された別々のセクションとして形成することができる。
【0059】
図16は、本発明の開示の実施形態による足首ステー1600を示し、これは、上述のような足首ステーの代わりに足首ブレースの一部として含めることができる。足首ステー1600は、例示的な目的で平坦構成で示されている。足首ステー1600は、足首ステー1404とほぼ類似であるが、足首ステー1600は、着用者の足首を二等分するコロナ平面にわたって対称である。すなわち、足首ステー1600は、第1の又は外側の側面部分1602及び第2の又は内側の側面部分1604を含み、その両方は、例えば、上記の本明細書に説明する対称足首ステーのいずれか(例えば及び図示のような足首ステー600)と同じか又は類似の構造を有することができる。足首ステー1600はまた、第1の側面部分1602の下部分1608を第2の側面部分1604の下部分1610に結合する接続部分1606を含む。接続部分1606は、着用者の足の下を覆うように構成される。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面部分1602、第2側面部分1604、及び接続部分1606は、モノリシックに形成されるが、他の実施形態では、第1の側面部分1602、第2の側面部分1604、及び接続部分1606は、例えば接着剤又は超音波溶接などを通じて接合された別々のセクションとして形成することができる。
【0060】
追加の及び/又は異なる特徴を含む本発明の開示の実施形態による足首ブレースの別の例として、本発明の開示の実施形態による足首ブレースの主本体は、着用者の足の支持及び/又は着用者の足への固定を容易にする追加の構成要素及び/又は特徴を含むことができる。一部の実施形態では、例えば、足首ブレースの主本体は、着用者の足の支持及び/又は着用者の足への固定を容易にするストラップシステム(すなわち、1又は2以上のストラップ)を含む。そのような足首ブレースのいくつかの例示的実施形態を以下に説明する。
【0061】
図8A-8Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース800を示している。
図8Cは、着用者の足10に固定されている足首ブレース800を示している。足首ブレース800は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体802を含む。主本体802は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体802は、第1の足首ステー804及び第2の足首ステー806を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー120、122及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体802は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。主本体802は、ストラップアセンブリ808を担持し、これは、後面開口部814を選択的に閉鎖して着用者の足10に足首ブレース800を固定するための上側後面ストラップ810及び下側後面ストラップ812を含む。上側後面ストラップ810及び下側後面ストラップ812は、主本体802とモノリシックに形成することができる。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側後面ストラップ810及び下側後面ストラップ812は、フック及びループファスナを通じて主本体802の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、上側後面ストラップ810及び下側後面ストラップ812は、複数のフック816を担持し(
図8Cを参照)、主本体802は、複数のループ818を担持する)。他の実施形態では、上側後面ストラップ810及び下側後面ストラップ812は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体802の他の部分に切り離し可能に結合する。
【0062】
図9A-9Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース900を示している。
図9C-9Dは、着用者の足10に固定されている足首ブレース900を示している。足首ブレース900は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体902を含む。主本体902は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体902は、第1の足首ステー904及び第2の足首ステー906を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー120、122及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体902は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。
【0063】
主本体902はまた、ストラップアセンブリ908を担持する。ストラップアセンブリ908は、後面開口部914を選択的に閉鎖して着用者の足10に足首ブレース900を固定するための上側後面ストラップ910及び下側後面ストラップ912を含む。上側後面ストラップ910及び下側後面ストラップ912は、主本体902とモノリシックに形成することができる。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側後面ストラップ910及び下側後面ストラップ912は、フック及びループファスナを通じて主本体902の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、上側後面ストラップ910及び下側後面ストラップ912は、複数のフック916を担持し(
図9Cを参照)、主本体902は、複数のループ918を担持する)。他の実施形態では、上側後面ストラップ910及び下側後面ストラップ912は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体902の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ908は、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922を更に含む。第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、足底928から上向きにそれぞれ主本体902の第1の側面部分924及び第2の側面部分926に沿って延び、着用者の足10を支持して足首ブレース900を着用者の足10に固定する。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体902の足底928に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、フック及びループファスナを通じて主本体902の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、複数のループ918に切り離し可能に結合する複数のフック930を担持する(
図9Dを参照))。他の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ920及び第2の側面あぶみストラップ922は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体902の他の部分に切り離し可能に結合する。
【0064】
図10A-10Bは、着用者の足10上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース1000を示している。
図10C-10Eは、着用者の足10に固定されている足首ブレース1000を示している。足首ブレース1000は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体1002を含む。主本体1002は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体1002は、第1の足首ステー1004及び第2の足首ステー1006を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー120、122及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体1002は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。
【0065】
主本体1002はまた、ストラップアセンブリ1008を担持する。ストラップアセンブリ1008は、後面開口部1014を選択的に閉鎖して着用者の足10に足首ブレース1000を固定するための上側後面ストラップ1010及び下側後面ストラップ1012を含む。上側後面ストラップ1010及び下側後面ストラップ1012は、主本体1002とモノリシックに形成することができる。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側後面ストラップ1010及び下側後面ストラップ1012は、フック及びループファスナを通じて主本体1002の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、上側後面ストラップ1010及び下側後面ストラップ1012は、複数のフック1016を担持し(
図9Cを参照)、主本体1002は、複数のループ1018を担持する)。他の実施形態では、上側後面ストラップ1010及び下側後面ストラップ1012は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1002の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1008は、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022を更に含む。第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、足底1028から上向きにそれぞれ主本体1002の第1の側面部分1026及び第2の側面部分1028に沿って延び、着用者の足10を支持して足首ブレース1000を着用者の足10に固定する。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1002の足底1024に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、フック及びループファスナを通じて主本体1002の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、複数のループ1018に切り離し可能に結合する複数のフック1030を担持する(
図10Dを参照))。他の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1020及び第2の側面あぶみストラップ1022は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1002の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1008は、足首ブレース1000を着用者の足10に固定するために第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034を更に含む。第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034は、上側後面ストラップ1010から上部開口部1036に隣接する主本体1002の周りに延び、第1の上側巻き付けストラップ1032は、第2の上側巻き付けストラップ1034の上を覆い、かつそれに切り離し可能に結合される。一部の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて上側後面ストラップ1010に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(例えばかつ
図10Eに示すように、第1の上側巻き付けストラップ1032は、複数のフック1038を担持し、第2の上側巻き付けストラップ1034は、複数のループ1040を担持する)。他の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合する。
【0066】
図11A-11Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース1100を示している。
図11C-11Fは、着用者の足10に固定されている足首ブレース1100を示している。足首ブレース1100は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体1102を含む。主本体1102は、例えば、本明細書に説明する主本体のいずれか(例えば、図示のような主本体102又は主本体302)とすることができる。主本体1102は、第1の足首ステー1104及び第2の足首ステー1106を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー120、122及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体1102は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。
【0067】
主本体1102はまた、ストラップアセンブリ1108を担持する。ストラップアセンブリ1108は、後面開口部1114を選択的に閉鎖して足首ブレース1100を着用者の足10に固定するための上側後面ストラップ1110及び下側後面ストラップ1112を含む。上側後面ストラップ1110及び下側後面ストラップ1112は、主本体1102とモノリシックであるとすることができる。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側後面ストラップ1110及び下側後面ストラップ1112は、フック及びループファスナを通じて主本体1102の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、上側後面ストラップ1110及び下側後面ストラップ1112は、複数のフック1116を担持し(
図11Cを参照)、主本体1102は、複数のループ1118を担持する)。他の実施形態では、上側後面ストラップ1110及び下側後面ストラップ1112は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1102の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1108は、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122を更に含む。第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、足底1124から上向きにそれぞれ主本体1102の第1の側面部分1126及び第2の側面部分1128に沿って延び、着用者の足10を支持して足首ブレース1100を着用者の足10に固定する。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1102の足底1124に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、フック及びループファスナを通じて主本体1102の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、複数のループ1118に切り離し可能に結合する複数のフック1130を担持する(
図10Dを参照))。他の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1102の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1108は、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134を更に含み、着用者の足10を支持して足首ブレース1100を着用者の足10に固定する。第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、足底1124から反対方向に延び、上方に延びて足10の背面の上を覆う主本体1102の上面部分1135の部分で互いに交差し、後方に延びて主本体1102の後面部分1136で再度互いに交差し、かつ第2の交差ストラップ1134が次に第1の交差ストラップ1132の上を覆うように前方に延びる。一部の実施形態では、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて足底1124に結合する。一部の実施形態ではかつ
図11A及び11Bに示すように、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、足10の両側で足首のすぐ上方で終端するほど十分な長さを有する。より具体的には、第1の交差ストラップ1132は、足10の内側及び外側のうちの一方の足首のすぐ上方で終端することができ、第2の交差ストラップ1134は、足10の内側及び外側のうちの他方の足首のすぐ上方で終端することができる。一部の実施形態では、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134のうちの一方は、主本体1102に切り離し可能に結合し(例えば、フック及びループを通じて)、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134のうちの他方は、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134のうちの第1のものの上を部分的に覆い、かつそれに切り離し可能に結合する(例えば、フック及びループを通じて)。これらの実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1120及び第2の側面あぶみストラップ1122は、第1の交差ストラップ1132又は第2の交差ストラップ1134が主本体1102に切り離し可能に結合することを可能にするように、例示したものよりも短くすることができる。一部の実施形態では、足首の上方で着用者の脚の周りに延びることにより、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、1又は2以上の上側巻き付けストラップ(例えば、第1の巻き付けストラップ1132及び第2の巻き付けストラップ1134、
図10A-10Eを参照)と同じタイプの支持を提供する。一部の実施形態ではかつ
図11Eに示すように、第1の交差ストラップ1132は、第2の側面あぶみストラップ1122に切り離し可能に結合する(例えばかつ
図11Eに示すように、第1の交差ストラップ1132は、複数のフック1138を担持し、第2の側面あぶみストラップ1122は、複数のループ1140を担持する)。一部の実施形態ではかつ
図11Fに示すように、第2の交差ストラップ1134は、第1の側面あぶみストラップ1120に切り離し可能に結合する(例えばかつ
図11Fに示すように、第2の交差ストラップ1134は、複数のフック1142を担持し、第1の側面あぶみストラップ1120は、複数のループ1144を担持する)。他の実施形態では、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式でそれぞれ第2の側面あぶみストラップ1122及び第1の側面あぶみストラップ1120に切り離し可能に結合する。他の実施形態では、第1の交差ストラップ1132及び第2の交差ストラップ1134のようなストラップのうちの1又は2以上は、例示したものとは異なる長さを有する。
【0068】
図12A-12Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース1200を示している。足首ブレース1200は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体1202を含む。主本体1202は、第1の足首ステー1204及び第2の足首ステー1206を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー120、122及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体1202は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。主本体1202は、底面部分1212から上面部分1214まで延びる後面部分1210での後面開口部1208を定める。足10のかかと22は、足首ブレース1200が着用された時に後面開口部1208を通って延びる。後面開口部1208はまた、上面部分1214に隣接するブリッジ1216によって張られる。ブリッジ1216は、ネオプレンのような比較的弾性の材料で形成することができるが、複数の材料をこれに加えて又はこれに代えて使用することができる。
【0069】
主本体1202はまた、ストラップアセンブリ1218を担持する。ストラップアセンブリ1218は、足首ブレース1200を着用者の足10に固定するための第1の後面ストラップ1220及び第2の後面ストラップ1222を含む。一部の実施形態では、第1の後面ストラップ1220及び第2の後面ストラップ1222は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1202に結合する。一部の実施形態では、第1の後面ストラップ1220及び第2の後面ストラップ1222は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(図示せず、例えば、第1の後面ストラップ1220は複数のフックを担持し、第2の後面ストラップ1222は複数のループを担持する)。他の実施形態では、第1の後面ストラップ1220及び第2の後面ストラップ1222は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1218は、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226を更に含む。第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、足底1228から上向きにそれぞれ主本体1202の第1の側面部分1230及び第2の側面部分1232に沿って延び、着用者の足10を支持して足首ブレース1200を着用者の足10に固定する。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1202の足底1228に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、フック及びループファスナを通じて主本体1202の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、主本体1202上に担持された複数のループ(図示せず)に切り離し可能に結合する複数のフック(図示せず)を担持する)。他の実施形態では、第1の側面あぶみストラップ1224及び第2の側面あぶみストラップ1226は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1202の他の部分に切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1218は、足首ブレース1200を着用者の足10に固定するために上側巻き付けストラップ1234を更に含む。上側巻き付けストラップ1234は、上部開口部1236に隣接して主本体1202の周りに延び、かつそれ自体に切り離し可能に結合される。一部の実施形態では、上側巻き付けストラップ1234は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1202に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側巻き付けストラップ1234は、フック及びループファスナを通じてそれ自体に切り離し可能に結合する(例えば、上側巻き付けストラップ1234の第1の部分は、複数のフック(図示せず)を担持し、上側巻き付けストラップ1234の第2の部分は、複数のループ(図示せず)を担持する)。他の実施形態では、上側巻き付けストラップ1234は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式でそれ自体に切り離し可能に結合する。一部の実施形態では、上側巻き付けストラップ1234は、2つの上側巻き付けストラップ(例えば、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034、
図10A-10Eを参照)で置換することができる。
【0070】
図13A-13Bは、着用者の足10に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース1300を示している。
図13C-13Gは、着用者の足10に固定されている足首ブレース1300を示している。足首ブレース1300は、着用者の足10を受け入れるように構成された主本体1302を含む。主本体1302は、第1の足首ステー1304及び第2の足首ステー1306を担持し、これは、例えば、本明細書に説明する足首ステーのいずれか(例えば、図示のような足首ステー130、132及び/又は足首ステー404、600、700)とすることができる。他の実施形態では、主本体1302は、1つの足首ステーを担持し、これは、例えば、足首ステー120、122、404、600、700、1404、又は1600とすることができる。主本体1302は、底面部分1312から上面部分1314まで延びる後面部分1310での後面開口部1308を定める。足10のかかと22は、足首ブレース1300が着用された時に後面開口部1308を通って延びる。後面開口部1308はまた、上面部分1314に隣接するブリッジ1316によって張られる。ブリッジ1316は、ネオプレンのような比較的弾性の材料で形成することができるが、複数の材料をこれに加えて又はこれに代えて使用することができる。
【0071】
主本体1302はまた、ストラップアセンブリ1318を担持する。ストラップアセンブリ1318は、足首ブレース1300を着用者の足10に固定するための第1の後面ストラップ1320及び第2の後面ストラップ1322を含む。一部の実施形態では、第1の後面ストラップ1320及び第2の後面ストラップ1322は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1302に結合する。一部の実施形態では、第1の後面ストラップ1320及び第2の後面ストラップ1322は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(例えば、第1の後面ストラップ1320は複数のフック1321を担持し(
図13C)、第2の後面ストラップ1322は複数のループ1323を担持する)。他の実施形態では、第1の後面ストラップ1320及び第2の後面ストラップ1322は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合する。ストラップアセンブリ1318は、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326を更に含む。第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326は、主本体1302の前面部分1328から延びてその上で互いに交差し、それぞれ主本体1302の第2の側面部分1332及び第1の側面部分1330に沿って下方に延び、足底1334の下を延びて再度互いに交差し、かつ次にそれぞれ主本体1302の第1の側面部分1330及び第2の側面部分1332に沿って上方に延びて着用者の足10を支持して足首ブレース1300を着用者の足10に固定する。一部の実施形態では、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1302の前面部分1328に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326は、フック及びループファスナを通じて主本体1302の別の部分に切り離し可能に結合する(例えば、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326は、主本体1302上に担持された複数のループ1337に切り離し可能に結合する複数のフック1336(
図13E及び13Fを参照)を担持する)。他の実施形態では、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体1302の他の部分に切り離し可能に結合する。一部の実施形態では、第1の交差あぶみストラップ1324及び第2の交差あぶみストラップ1326に十分な張力を印加することは、第1の足首ステー1304及び第2の足首ステー1306に着用者の足10に下で互いに係合させ、これは、着用者の足10に追加の支持を提供する。ストラップアセンブリ1318は、足首ブレース1300を着用者の足10に固定するために上側巻き付けストラップ1338を更に含む。上側巻き付けストラップ1338は、上部開口部1340に隣接して主本体1302の周りに延び、かつそれ自体に切り離し可能に結合される。一部の実施形態では、上側巻き付けストラップ1338は、縫合(図示せず)又は接着剤(図示せず)などを通じて主本体1302に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、上側巻き付けストラップ1338は、フック及びループファスナを通じてそれ自体に切り離し可能に結合する(例えば、上側巻き付けストラップ1338の第1の部分は、複数のフック1342を担持し(
図13Gを参照)、上側巻き付けストラップ1338の第2の部分は、複数のループ1344を担持する)。他の実施形態では、上側巻き付けストラップ1338は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式でそれ自体に切り離し可能に結合する。一部の実施形態では、上側巻き付けストラップ1338は、2つの上側巻き付けストラップ(例えば、第1の上側巻き付けストラップ1032及び第2の上側巻き付けストラップ1034、
図10A-10Eを参照)で置換することができる。
【0072】
本発明の開示による足首ブレースの実施形態は、他の方式で上述して図面に示したものから変化する場合がある。例えば、本発明の開示による足首ブレースの実施形態は、本明細書に説明する特徴の様々な組合せを含む又は本明細書に説明する1又は2以上の特徴を欠く場合がある。具体的な例として、本発明の開示による足首ブレースの実施形態は、いずれの足首ステーも欠く場合がある。
【0073】
議論した例示的実施形態に対して本発明の範囲から逸脱することなく様々な他の修正及び追加を行うことができる。例えば、上述の実施形態は特定の特徴を参照するが、本発明の範囲は、特徴の異なる組合せを有する実施形態及び上述の特徴の全てを含まない実施形態も含む。
本発明のその他の実施態様を以下に記載する。
〔実施形態1〕
足首ブレースであって、
着用者の足を受け入れるように構成された主本体と、
前記主本体に結合された足首ステーと、
を含み、
前記足首ステーは、
前記着用者の前記足の足首に対して前方に配置されるように構成され前部分と、
前記前部分に結合され、かつ前記着用者の前記足の足底に対して下方に配置されるように構成された下部分と、
前記前部分の反対側の前記下部分に結合された後部分であって、前記着用者の前記足の前記足首に対して後方に配置されるように構成された前記後部分と、
を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
〔実施形態2〕
前記前部分は、前方向に面する凸形縁部と後方向に面する凹形縁部とを含む、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態3〕
前記前部分は、前方向に面する凹形縁部と後方向に面する凸形縁部とを含む、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態4〕
前記後部分は、前方向に面する凸形縁部と後方向に面する凹形縁部とを含む、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態5〕
前記後部分は、前方向に面する凹形縁部と後方向に面する凸形縁部とを含む、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態6〕
前記主本体は、前記着用者の前記足の内側に配置されるように構成された内面と該着用者の該足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、前記足首ステーは、該主本体の該内面に配置される、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態7〕
前記主本体は、前記着用者の前記足の内側に配置されるように構成された内面と該着用者の該足の外側に配置されるように構成された外面とを含み、前記足首ステーは、該主本体の該外面に配置される、実施形態1に記載の足首ブレース。
〔実施形態8〕
前記足首ステーは、外側足首ステーであり、
前記主本体に結合されて該主本体の前記内面に配置された内側足首ステーを更に含む、
実施形態7に記載の足首ブレース。
〔実施形態9〕
足首ブレースであって、
着用者の足を受け入れるように構成され、上面部分、底面部分、前面部分、後面部分、第1の側面部分、及び第2の側面部分を有する主本体、
を含み、
前記主本体は、
前記底面部分と前記上面部分の間に配置されて前記着用者の前記足の背面の上を覆うように構成され、第1の延伸性を有する第1の部分と、
前記第1の側面部分及び前記第2の側面部分に配置され、前記第1の延伸性よりも低い第2の延伸性を有する第2の部分と、
を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
〔実施形態10〕
前記第2の部分は、更に前記主本体の前記底面部分に配置される、実施形態9に記載の足首ブレース。
〔実施形態11〕
前記第1の側面部分及び前記第2の側面部分のうちの一方に配置された足首ステーを更
に含む、実施形態9に記載の足首ブレース。
〔実施形態12〕
前記第1の側面部分に配置された第1の足首ステーと、
前記第2の側面部分に配置された第2の足首ステーと、
を更に含む、実施形態9に記載の足首ブレース。
〔実施形態13〕
着用者の足を受け入れるように構成され、第1の側面部分、該第1の側面部分の反対側の第2の側面部分、及び該着用者の該足の下を覆うように構成された足底を有する主本体と、
前記足底に結合され、該足底から上向きに前記第1の側面部分に沿って延び、かつ該第1の側面部分に切り離し可能に結合する第1の側面あぶみストラップと、
前記足底に結合され、該足底から上向きに前記第2の側面部分に沿って延び、かつ該第2の側面部分に切り離し可能に結合する第2の側面あぶみストラップと、
を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
〔実施形態14〕
前記第1の側面あぶみストラップ及び前記第2の側面あぶみストラップは、互いにモノリシックに形成される、実施形態13記載の足首ブレース。
〔実施形態15〕
着用者の足を受け入れるように構成され、該着用者の該足の下を覆うように構成された足底、該着用者の該足の背面の上を覆うように構成された上面部分、及び該着用者の該足に対して後方に配置されるように構成された後面部分を有する主本体と、
前記足底に結合された第1の交差ストラップ及び第2の交差ストラップであって、該足底から反対方向に延び、上方に延びて前記上面部分で互いに交差し、後方に延びて前記後面部分で再度互いに交差し、かつ該第2の交差ストラップが該第1の交差ストラップの上を覆うように前方に延びる前記第1の交差ストラップ及び第2の交差ストラップと、
を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
〔実施形態16〕
前記第1の交差ストラップ及び前記第2の交差ストラップは、互いにモノリシックに形成される、実施形態15に記載の足首ブレース。
【符号の説明】
【0074】
14 外側
16 内側
100 足首ブレース
102 主本体
116 前面開口部
120 第1の足首ステー