(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-15
(45)【発行日】2024-02-26
(54)【発明の名称】ライフログ提供システムおよびライフログ提供方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/231 20110101AFI20240216BHJP
H04N 21/234 20110101ALI20240216BHJP
【FI】
H04N21/231
H04N21/234
(21)【出願番号】P 2020057915
(22)【出願日】2020-03-27
【審査請求日】2023-03-20
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001379
【氏名又は名称】弁理士法人大島特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平澤 園子
(72)【発明者】
【氏名】藤松 健
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-125870(JP,A)
【文献】特開2004-040205(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0167590(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0067730(KR,A)
【文献】特開2016-139387(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供システムであって、
前記プロセッサが、
前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、
検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、
少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成することを特徴とするライフログ提供システム。
【請求項2】
施設に設置されたエッジコンピュータと、
このエッジコンピュータにネットワークを介して接続されたクラウドコンピュータと、を備え、
前記エッジコンピュータに設けられた第1のプロセッサが、
前記特定事象を検知する処理と、前記シーン画像を抽出する処理とを行って、前記シーン画像を前記クラウドコンピュータに送信し、
前記クラウドコンピュータに設けられた第2のプロセッサが、
前記エッジコンピュータから受信した前記シーン画像に基づいて、前記成長マップを生成して、その成長マップをユーザ装置に配信することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
骨格検知処理、行動認識処理、および表情推定処理の少なくともいずれかを含む画像認識処理により、前記特定事象を検知することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記サムネイルを選択するユーザの操作に応じて、選択された前記サムネイルに対応する特定事象が発生した日時に関する時間情報をユーザ装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記サムネイルを選択するユーザの操作に応じて、選択された前記サムネイルに対応する前記シーン画像をユーザ装置で再生することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、
お気に入りの登録を指示するユーザの操作に応じて、対象とする特定事象をお気に入りに登録することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
お気に入りの閲覧を指示するユーザの操作に応じて、お気に入りに登録された特定事象に関する情報をユーザ装置で一覧表示することを特徴とする請求項1に記載のライフログ提供システム。
【請求項8】
施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供方法であって、
前記プロセッサが、
前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、
検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、
少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成することを特徴とするライフログ提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供するライフログ提供システムおよびライフログ提供方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、共働き世帯が増えるなどの理由で、子供が低月齢から保育園に預けられることも多く、親などの保護者が子供の「成長の機会」を目にすることが減少している。このため、保育園に低月齢から預けることを躊躇したり、成長の機会を逃したことがずっと悔やまれたり、また子供の成長状況を保育士伝いにしか確認できないなど、保護者が不満に感じることが多く、このような不満を解消できる技術が望まれる。
【0003】
このような要望に対して、従来、カメラの撮影画像から子供の印象的なシーン、例えば、その日の笑顔、初めて立った日の様子、初めて歩いた様子などを認識して、その子供の印象的なシーンが撮影された画像をカメラの撮影画像から抽出して出力する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、保護者が直接見ることができない子供の印象的なシーンを保護者が閲覧できるようになり、保護者の不満を解消することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、従来の技術では、子供の印象的なシーンが撮影された画像を保護者に提示することができるが、印象的であるかどうかは保護者の主観に依存するため、提示された画像が保護者が望むものであるとは限らない。また、保護者の立場からすると、子供の成長状況は保育士伝いにしか確認ができない。このため、保育施設で預かっている子供のライフログとして子供を撮影した画像を保護者に提示するにあたっては、子供の成長状況を把握できることが望まれる。特に、全ての保護者にとって共通の尺度で、子供の成長状況を体系的に把握できることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明は、子供の成長状況を体系的に把握できるライフログをユーザに提供することができるライフログ提供システムおよびライフログ提供方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のライフログ提供システムは、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供システムであって、前記プロセッサが、前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成する構成とする。
【0008】
また、本発明のライフログ提供方法は、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供方法であって、前記プロセッサが、前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成する構成とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、子供の標準的な成長状況を表す指標により、保護者などのユーザが、主観に左右されない客観的な尺度で、子供の成長状況を判断することができる。また、保護者と施設職員とで共通の指標に基づいて、子供の成長状況を把握することができる。これにより、子供の成長状況を体系的に把握することができるライフログをユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態に係るライフログ提供システムの全体構成図
【
図3】ユーザ端末5に表示される画面の遷移状況を示す説明図
【
図4】ユーザ端末5に表示される成長マップ画面を示す説明図
【
図5】エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4の概略構成を示すブロック図
【
図6】クラウドコンピュータ4で処理される管理情報を示す説明図
【
図7】エッジコンピュータ3で行われる処理の手順を示すフロー図
【
図8】クラウドコンピュータ4で行われる顔照合処理の手順を示すフロー図
【
図9】クラウドコンピュータ4で行われるログイン処理、成長マップ生成処理、および配信処理の手順を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0011】
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供システムであって、前記プロセッサが、前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成する構成とする。
【0012】
これによると、子供の標準的な成長状況を表す指標により、保護者などのユーザが、主観に左右されない客観的な尺度で、子供の成長状況を判断することができる。また、保護者と施設職員とで共通の指標に基づいて、子供の成長状況を把握することができる。これにより、子供の成長状況を体系的に把握することができるライフログをユーザに提供することができる。
【0013】
また、第2の発明は、施設に設置されたエッジコンピュータと、このエッジコンピュータにネットワークを介して接続されたクラウドコンピュータと、を備え、前記エッジコンピュータに設けられた第1のプロセッサが、前記特定事象を検知する処理と、前記シーン画像を抽出する処理とを行って、前記シーン画像を前記クラウドコンピュータに送信し、前記クラウドコンピュータに設けられた第2のプロセッサが、前記エッジコンピュータから受信した前記シーン画像に基づいて、前記成長マップを生成して、その成長マップをユーザ装置に配信する構成とする。
【0014】
これによると、エッジコンピュータからクラウドコンピュータに送信するデータ量を削減して通信負荷を低減することができる。
【0015】
また、第3の発明は、前記プロセッサは、骨格検知処理、行動認識処理、および表情推定処理の少なくともいずれかを含む画像認識処理により、前記特定事象を検知する構成とする。
【0016】
これによると、特定事象を精度よく検知することができる。
【0017】
また、第4の発明は、前記プロセッサは、前記サムネイルを選択するユーザの操作に応じて、選択された前記サムネイルに対応する特定事象が発生した日時に関する時間情報をユーザ装置に表示する構成とする。
【0018】
これによると、ユーザが注目した特定事象が発生した日時をユーザが容易に確認することができる。
【0019】
また、第5の発明は、前記プロセッサは、前記サムネイルを選択するユーザの操作に応じて、選択された前記サムネイルに対応する前記シーン画像をユーザ装置で再生する構成とする。
【0020】
これによると、ユーザが注目した特定事象に関するシーン画像をユーザが容易に閲覧することができる。
【0021】
また、第6の発明は、前記プロセッサは、お気に入りの登録を指示するユーザの操作に応じて、対象とする特定事象をお気に入りに登録する構成とする。
【0022】
これによると、ユーザが注目した特定事象をお気に入りに登録することで、その特定事象のシーン画像を後から容易に繰り返し閲覧することができる。
【0023】
また、第7の発明は、前記プロセッサは、お気に入りの閲覧を指示するユーザの操作に応じて、お気に入りに登録された特定事象に関する情報をユーザ装置で一覧表示する構成とする。
【0024】
これによると、ユーザが、お気に入りに登録された特定事象に関する情報をユーザ装置で容易に確認することができる。なお、一覧表示される特定事象に関する情報は、例えば、特定事象の名称、特定事象が発生した日時、対象とする子供の月齢(生後月日数)などである。
【0025】
また、第8の発明は、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供する処理をプロセッサにより実行するライフログ提供方法であって、前記プロセッサが、前記カメラの撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知し、検知された前記特定事象が撮影されたシーン画像を、前記カメラの撮影画像から抽出し、少なくとも子供の成長の時間軸および特定事象ごとの標準的な成長状況を表す指標を含むマップ画像上に、前記シーン画像のサムネイルを、そのシーン画像に関する前記特定事象の検知日時に対応するように重畳した成長マップを、前記ライフログとして生成する構成とする。
【0026】
これによると、第1の発明と同様に、子供の成長状況を体系的に把握できるライフログをユーザに提供することができる。
【0027】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0028】
図1は、本実施形態に係るライフログ提供システムの全体構成図である。
図2は、ライフログ提供システムの概要を示す説明図である。
【0029】
このライフログ提供システムは、保育園などの保育施設に預けられた子供(乳幼児)を撮影した画像をライフログとして、保育施設に子供を預けている親などの保護者や、保育施設で保育業務に携わる保育士などの施設職員などのユーザに提供するものであり、カメラ1と、レコーダー2と、エッジコンピュータ3と、クラウドコンピュータ4と、ユーザ端末5(ユーザ装置)と、を備えている。
【0030】
カメラ1、レコーダー2、およびエッジコンピュータ3は保育施設に設置される。このカメラ1とレコーダー2とエッジコンピュータ3とは、LANなどのネットワークを介して接続されている。また、エッジコンピュータ3とクラウドコンピュータ4とユーザ端末5とは、インターネットなどのネットワークを介して接続されている。
【0031】
カメラ1は、保育施設内を撮影する。このカメラ1により、保育施設内での子供の日常の生活風景が常時撮影される。
【0032】
レコーダー2は、カメラ1の撮影画像を蓄積(録画)する。
【0033】
エッジコンピュータ3は、カメラ1の撮影画像をレコーダー2から取得して、その撮影画像に対する画像認識により、子供の成長状況に関係する特定事象を検知して、その検知結果に基づいて、カメラ1の撮影画像から特定事象を含むシーン画像を抽出して、そのシーン画像と、特定事象の事象IDや検知日時などの情報とを、クラウドコンピュータ4に送信する。ここで、特定事象とは、子供に現れる種々の事象(行動、表情、状態など)のうち、子供の成長状況を判断する際の対象(評価事項)とする事象である。
【0034】
クラウドコンピュータ4は、エッジコンピュータ3から受信したシーン画像に写る子供を顔照合により特定して、予め登録された子供の情報とシーン画像とを対応付ける。また、クラウドコンピュータ4は、子供の成長状況(成長度合い)を可視化した成長マップを生成する。また、クラウドコンピュータ4は、ユーザ端末5からのシステムへのログインを管理し、ユーザに関係する子供の成長マップおよびシーン画像をライフログとしてユーザ端末5に配信する。
【0035】
ユーザ端末5は、PCやスマートフォンであり、ユーザとしての保護者(親など)や施設職員(保育士など)が操作する。本実施形態では、クラウドコンピュータ4からライフログとして配信される成長マップおよびシーン画像を表示する。これにより、ユーザとしての保護者や施設職員が、保護者が養育する子供や施設職員が担当する子供の成長マップおよびシーン画像を閲覧することができる。
【0036】
なお、本実施形態では、エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4の2つの情報処理装置が設けられた構成としたが、エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4の各機能を単一の情報処理装置で実現する構成、すなわち、エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4のいずれか一方のみが設けられた構成としてもよい。
【0037】
また、本実施形態では、保育施設内に設置されたカメラ1の撮影画像から、特定事象が撮影されたシーン画像が抽出されるようにしたが、公園などに出かけた外出時の状況をスマートフォンなどで撮影した撮影画像から、シーン画像が抽出されるようにしてもよい。
【0038】
なお、本実施形態では、エッジコンピュータ3が、特定事象を検知して、その特定事象が撮影されたシーン画像(動画像)を、レコーダー2に録画された画像の中から抽出するようにしたが、施設職員などが、特定事象が撮影されたシーン画像を選択する操作を行うことで、シーン画像が抽出されるようにしてもよい。また、エッジコンピュータ3が、シーン画像の候補を抽出して、施設職員などが、シーン画像の候補を選択するようにしてもよい。
【0039】
次に、ユーザ端末5に表示される画面について説明する。
図3は、ユーザ端末5に表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
【0040】
ユーザ端末5では、クラウドコンピュータ4にアクセスすると、まず、
図3(A)に示すログイン画面が表示される。このログイン画面で、ユーザが、入力部11,12にユーザIDおよびパスワードを入力してログインボタン13を操作すると、
図3(B)に示す人物選択画面に遷移する。
【0041】
図3(B)に示す人物選択画面では、複数の子供ごとの人物選択部15,16が表示される。この人物選択部15,16には、人物画像と氏名と月齢とが表示される。この人物選択画面で、ユーザが、複数の人物選択部15,16のいずれかを選択する操作を行うと、
図3(C)に示す成長マップ画面に遷移する。
【0042】
なお、人物選択画面は、保育施設に複数の子供を預けている保護者や施設職員がログインした場合に表示される。保育施設に子供を1人しか預けていない保護者がログインした場合には人物選択画面は省略される。また、ユーザが、親などの保護者の場合には、自分が養育する子供が表示され、ユーザが、保育士などの施設職員の場合には、自分が担当する子供が表示される。
【0043】
図3(C)に示す成長マップ画面では、ユーザが選択した子供に関する成長マップ21が表示される。この成長マップ21には、特定事象に該当する子供の動作が写るシーン画像のサムネイル22が表示される。ユーザが、サムネイル22を選択する操作を行うと、
図3(D)に示す動画再生画面に遷移する。また、成長マップ画面には、お気に入り閲覧マーク23が表示される。ユーザが、お気に入り閲覧マーク23を操作すると、
図3(E)に示すお気に入り一覧画面に遷移する。
【0044】
図3(D)に示す動画再生画面には、動画ビューワ25が表示される。この動画ビューワ25では、成長マップ上で選択したサムネイル22に対応する特定事象に関するシーン画像(動画)が再生される。また、動画再生画面には、特定事象の名称と、特定事象が検知された日時(撮影日時)と、特定事象が検知された時点(撮影時点)での子供の月齢と、が表示される。また、動画再生画面には、お気に入り登録マーク26が表示される。ユーザが、お気に入り登録マーク26を操作すると、該当する特定事象をお気に入りに登録する処理が行われる。
【0045】
図3(E)に示すお気に入り一覧画面には、対象とする子供に関して過去に検知された特定事象のうち、お気に入りに登録された特定事象に関する情報が一覧表示される。具体的には、特定事象の名称(「できごと」)と、特定事象が検知された日時(「できた日」)と、特定事象が検知された時点での子供の月齢と、が表示される。このお気に入り一覧画面において、ユーザが、特定事象の名称を選択する操作を行うと、
図3(D)に示す動画再生画面に遷移する。
【0046】
次に、ユーザ端末5に表示される成長マップ画面について説明する。
図4は、ユーザ端末5に表示される成長マップ画面を示す説明図である。
【0047】
成長マップ画面には、子供の成長状況(成長度合い)を可視化した成長マップ21が表示される。この成長マップ21では、マップ画像28上に、特定事象に該当する子供の動作が写るシーン画像のサムネイル22が重畳表示される。
【0048】
マップ画像28には、子供の成長状況を判断する際の対象となる特定事象の分野に関する項目として、運動能力の発達に関する特定事象(「運動」)の項目欄31と、器用さの発達に関する特定事象(「手の動き」)の項目欄32と、精神的な発達に関する特定事象(「心・言葉・社会性」)の項目欄33とが設けられている。
【0049】
図4に示す例では、運動能力の発達に関する特定事象(「運動」)の項目として、おすわりの行動、つかまり立ちの行動、寝返りの行動、ハイハイの行動、伝い歩きの行動、一人で歩く行動などを対象とする。また、器用さの発達に関する特定事象(「手の動き」)の項目として、がらがらをふる行動、がらがらをふりまわす行動、両手でもの(つみき)を打ち合わせる行動、両手に持つ行動、箱の中にものを出し入れする行動などを対象とする。また、精神的な発達に関する特定事象(「心・言葉・社会性」)の項目として、いないいないばあを喜ぶ行動、バイバイする行動、指さしの行動などを対象とする。
【0050】
なお、本実施形態における成長とは、主に身体的能力や精神的能力に関する成長(発達)を示すものであるが、身長や体重のような身体の大きさに関する成長を含むものとしてもよい。
【0051】
また、マップ画像28には、月齢の項目欄34が設けられている。この月齢の項目欄34は、子供の成長の基準となる時間軸を表す。
【0052】
また、マップ画像28には、成長状況を判断する際の目安となる標準期間を表す標準期間マーク35(成長状況の指標)が、特定事象ごとに描画されている。
【0053】
また、マップ画像28には、特定事象が検知された時点(撮影時点)での子供の月齢に基づいて、特定事象が検知された時点(撮影時点)を表す事象検知マーク36が表示される。この事象検知マーク36は、特定事象ごとの標準期間マーク上の対応する月齢の位置に表示される。また、事象検知マーク36に隣接して、その事象検知マーク36に対応するシーン画像のサムネイル22が表示される。これにより、ユーザ、すなわち親などの保護者や保育士などの施設職員が、標準的な成長状況と比較しながら、子供の成長状況を一目で把握でき、子供が順調に成長しているか否かを容易に確認することができる。さらに、今後の育児および保育に役立つ情報が得られ、子供の成長状況に応じた適切な育児および保育を行うことができる。
【0054】
なお、対象とする子供に関して、特定事象が検知された時点が標準期間から外れる場合には、標準期間マーク35の左側または右側に事象検知マーク36とサムネイル22とが表示される。ユーザが、サムネイル22を選択する操作を行うと、
図3(D)に示す動画再生画面に遷移する。
【0055】
また、サムネイル22上にポインタを重ねる操作(マウスオーバー)をユーザが行うと、吹き出し37が表示される。この吹き出し37には、サムネイル22に対応する特定事象のタイムスタンプ、すなわち、特定事象の発生日時に関する時間情報が表示される。
【0056】
また、成長マップ画面には、スクロールボタン38が設けられている。このスクロールボタン38をユーザが操作すると、成長マップ21が横方向にスクロールして、1画面内に収まらない月齢の成長マップ21を表示させることができる。なお、ページ送りボタンが設けられて、次のページの成長マップ21に切り替わるようにしてもよい。
【0057】
また、成長マップ画面には、お気に入り閲覧マーク23が表示される。ユーザが、お気に入り閲覧マーク23を操作すると、
図3(E)に示すお気に入り一覧画面に遷移する。
【0058】
次に、エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4の概略構成について説明する。
図5は、エッジコンピュータ3およびクラウドコンピュータ4の概略構成を示すブロック図である。
図6は、クラウドコンピュータ4で処理される管理情報を示す説明図である。
【0059】
エッジコンピュータ3は、通信部51と、記憶部52と、プロセッサ53(第1のプロセッサ)と、を備えている。
【0060】
通信部51は、ネットワークを介してレコーダー2との間で通信を行う。本実施形態では、レコーダー2に蓄積されたカメラ1の撮影画像をレコーダー2から受信する。また、通信部51は、ネットワークを介してクラウドコンピュータ4との間で通信を行う。本実施形態では、プロセッサ53で生成した画像をクラウドコンピュータ4に送信する。
【0061】
記憶部52は、プロセッサ53で実行されるプログラムなどを記憶する。
【0062】
プロセッサ53は、記憶部52に記憶されたプログラムを実行することでライフログ提供に係る各種の処理を行う。本実施形態では、プロセッサ53が、特定事象検知処理、およびシーン画像抽出処理などを行う。
【0063】
特定事象検知処理では、プロセッサ53が、レコーダー2に蓄積されたカメラ1の撮影画像に対して画像認識処理を行い、その認識結果に基づいて、子供の成長状況に関する特定事象を検知する。画像認識処理では、骨格検知処理、行動認識処理、および表情推定処理の少なくともいずれかの処理が行われる。骨格検知処理により、子供の各部の動きを認識することができる。行動認識処理により、子供の行動を認識することができる。表情推定処理により、子供の笑顔などの表情を認識することができる。
【0064】
なお、この特定事象検知処理は、機械学習(ディープラーニングなど)により構築された認識モデルを用いて行うことができる。また、画像認識処理では、対象とする子供の他に、その周囲に存在する人物や物体を認識する。例えば、がらがらをふる行動の検知では、人物が手に持つ物体を認識する。また、いないいないばあを喜ぶ行動の検知では、いないいないばあを行う人物(保育士)を認識する。
【0065】
シーン画像抽出処理では、プロセッサ53が、レコーダー2に蓄積されたカメラ1の撮影画像(動画像)の中から、特定事象検知処理の検知結果に基づいて、検知された特定事象が撮影されたシーン画像(動画像)を抽出する。
【0066】
このシーン画像抽出処理で抽出されたシーン画像は、クラウドコンピュータ4に送信される。また、特定事象検知結果情報として、特定事象の検知日時、シーン画像の録画時間、シーン画像を撮影したカメラ1に関するカメラID、検知された特定事象に関する事象ID、および事象検知スコア(検知された特定事象の確からしさを表すスコア)が、クラウドコンピュータ4に送信される。
【0067】
なお、シーン画像抽出処理では、特定事象が撮影された期間の動画像を抽出する他に、カメラ1の撮影画像から人物画像、すなわち、対象とする人物が写る画像領域を切り出すようにしてもよい。具体的には、人物の検出枠または検出枠を含む矩形の範囲を切り出す。
【0068】
クラウドコンピュータ4は、通信部61と、記憶部62と、プロセッサ63(第2のプロセッサ)と、を備えている。
【0069】
通信部61は、ネットワークを介してエッジコンピュータ3およびユーザ端末5との間で通信を行う。
【0070】
記憶部62は、プロセッサ63で実行されるプログラムなどを記憶する。また、記憶部62は、エッジコンピュータ3から受信したシーン画像を蓄積する。また、記憶部62は、管理情報を記憶する。なお、シーン画像や管理情報を蓄積するために、ハードディスクなどの大容量記憶デバイスを設けるようにしてもよい。
【0071】
プロセッサ63は、記憶部62に記憶されたプログラムを実行することでライフログ提供に係る各種の処理を行う。本実施形態では、プロセッサ63が、顔照合処理、ログイン管理処理、成長マップ生成処理、および配信処理などを行う。
【0072】
顔照合処理では、プロセッサ63が、エッジコンピュータ3から受信したシーン画像に写る人物、すなわち、特定事象の主体である人物を特定する。具体的には、シーン画像から子供の顔特徴情報を抽出して、そのシーン画像に写る子供の顔特徴情報と、記憶部62に格納された人物管理情報に含まれる予め登録された子供ごとの顔特徴情報とを比較して、顔照合スコアを取得して、顔照合スコアが所定の閾値以上となる人物を、シーン画像に写る人物と特定する。この顔照合処理の結果に基づいて、シーン画像に写る人物と、予め登録された人物管理情報(人物ID、氏名、生年月日)とを対応付けることができる。具体的には、顔照合処理で取得した人物IDと顔照合スコアとが特定事象検知結果情報として記憶部62に格納される。
【0073】
ログイン管理処理では、プロセッサ63が、記憶部62に格納されたログイン管理情報に基づいて、ログイン判定(ユーザ認証)を行う。ここで、ログインが成功する、すなわち、ログイン要求した人物が、正規のユーザと判定されると、成長マップ21やシーン画像の閲覧が許可される。また、ログイン管理情報には、成長マップ21やシーン画像の閲覧を許可する子供の人数(人物ID数)および人物IDが含まれ、この情報に基づいて、人物選択画面(
図3(B)参照)が生成される。
【0074】
成長マップ生成処理では、プロセッサ63が、ログインしたユーザ(保護者や施設職員)に関係する子供で、かつ、ユーザが選択した子供に関する成長マップ21を生成する。このとき、記憶部62に格納された事象分野管理情報に基づいて、マップ画像28(
図4参照)が作成される。具体的には、特定事象の3つの分野ごとの項目欄31,32,33が描画される。また、記憶部62に格納された特定事象管理情報(標準開始月齢、標準終了月齢)に基づいて、標準期間マーク35(
図4参照)が描画される。また、特定事象検知結果情報に含まれる特定事象の検知日時と、人物管理情報に含まれる人物の生年月日とに基づいて、検知時の子供の月齢(年月日)が算出される。そして、検知時の子供の月齢に基づいて、マップ画像28上にサムネイル22が配置される。
【0075】
配信処理では、プロセッサ63が、ユーザ端末5におけるユーザの指示操作に応じて、成長マップ生成処理で生成した成長マップ21をユーザ端末5に配信して、成長マップ21をユーザ端末5に表示させる。また、ユーザ端末5におけるユーザの指示操作に応じて、シーン画像(動画像)をユーザ端末5に配信し、シーン画像の再生をユーザ端末5に行わせる。
【0076】
この他に、プロセッサ63は、各子供に関して過去に発生した特定事象のお気に入り状態を管理する(お気に入り管理処理)。このお気に入り管理処理では、お気に入り状態に関する情報が、特定事象検知結果情報および顔照合結果情報に対応付けて記憶部62に格納される。また、ユーザが、お気に入り登録マーク26(
図3(D)参照)を操作すると、該当する特定事象をお気に入りに登録する処理が行われる。また、ユーザが、お気に入り閲覧マーク23(
図3(C)参照)を操作すると、記憶部62のお気に入り状態に関する情報に基づいて、お気に入り一覧画面(
図3(E))を表示させる処理が行われる。
【0077】
次に、エッジコンピュータ3で行われる処理について説明する。
図7は、エッジコンピュータ3で行われる処理の手順を示すフロー図である。
【0078】
エッジコンピュータ3では、まず、プロセッサ53が、レコーダー2に録画されたカメラ1の撮影画像を取得する(ST101)。そして、プロセッサ53が、カメラ1の撮影画像から子供の動作を認識して、子供ごとの動作を表す動作情報を生成する(動作認識処理)(ST102)。次に、プロセッサ53が、全ての特定事象を対象にして、特定事象検知処理およびシーン画像抽出処理を行う(ST103~ST113)。具体的には、検出された動作の撮影画像を順次1フレームごとに特定事象に該当するか否かを判定し、該当するフレーム(通常は数十フレーム継続)について事象IDと紐付けて抽出情報を検知済み事象リストに登録する処理を行う。そして、撮影画像が特定事象に該当しなくなったとき、過去に特定事象の抽出情報が検知済み事象リストに登録されているかを事象IDに基づいて判定し、制限時間に達した抽出情報(シーン画像)を統合する処理を行う。
【0079】
この処理では、まず、プロセッサ53が、動作認識処理で認識されたある子供の動作が、対象とした特定事象に該当するか否かを判定する(動作判定処理)(ST104)。
【0080】
ここで、検出された動作が特定事象に該当する場合、すなわち、特定事象が検知された場合には(ST104でYes)、次に、プロセッサ53が、検知対象とした特定事象が検知済み事象リストに未登録の事象IDであるか否か、すなわち、その特定事象が新規に検知されたか否かを判定する(ST105)。
【0081】
ここで、検知された特定事象が未登録の事象IDである場合には(ST105でYes)、プロセッサ53が、特定事象に該当する子供の動作が写る撮影画像をシーン画像として新規の抽出情報を検知済み事象リストに登録する(ST106)。一方、検知された特定事象が検知済み事象リストに登録済みの事象IDである場合には(ST105でNo)、特定事象に該当する子供の動作が写る撮影画像をシーン画像として抽出情報を更新(追加)する(ST107)。
【0082】
一方、検出された動作が特定事象に該当しない場合、すなわち、特定事象が検知されない場合(特定事象が終了した場合を含む)には(ST104でNo)、次に、プロセッサ53が、特定事象が検知済み事象リストに登録済みであるか否かを判定する(ST108)。
【0083】
ここで、検知された特定事象が事象リストに登録済みである場合には(ST108でYes)、次に、プロセッサ53が、事象IDに基づいて抽出情報の登録時間、すなわち、抽出情報として登録されたシーン画像(動画像)の録画時間の合計が、所定の制限時間に達したか否かを判定する(登録時間判定処理)(ST109)。
【0084】
ここで、登録時間が制限時間に達した場合には(ST109でYes)、次に、プロセッサ53が、抽出情報として登録された複数のシーン画像を統合する(ST110)。次に、通信部51が、統合済みのシーン画像を、そのシーン画像が写る特定事象の事象IDと共に、クラウドコンピュータ4に送信する(ST111)。次に、該当する特定事象の事象IDと紐付く抽出情報を検知済み事象リストから削除する(ST112)。
【0085】
一方、特定事象が検知済み事象リストに未登録である場合や(ST108でNo)、登録時間が制限時間に達していない場合には(ST109でNo)、特に処理を行わずに、次の特定事象に関する処理に進む。
【0086】
次に、クラウドコンピュータ4で行われる顔照合処理について説明する。
図8は、クラウドコンピュータ4で行われる顔照合処理の手順を示すフロー図である。
【0087】
クラウドコンピュータ4では、まず、通信部61が、エッジコンピュータ3からシーン画像を受信する(ST201)。次に、プロセッサ63が、登録された全ての子供を対象にして、シーン画像に写る子供を特定する顔照合処理を行う(ST202~ST208)。
【0088】
この処理では、まず、プロセッサ63が、シーン画像から子供の顔特徴情報を抽出して、そのシーン画像に写る子供の顔特徴情報と、予め登録された子供ごとの顔特徴情報とを比較して、顔照合スコアを取得する(ST203)。そして、プロセッサ63が、顔照合スコアが所定の閾値以上であるか否かを判定する(顔照合スコア判定)(ST204)。
【0089】
ここで、照合スコアが閾値以上である場合には(ST204でYes)、人物IDと顔照合スコアとを含む顔照合結果情報を生成する(ST206)。一方、照合スコアが閾値未満である場合には(ST204でNo)、該当する人物がいないものとして、人物IDを含まない顔照合結果情報を生成する(ST205)。
【0090】
次に、プロセッサ63が、登録情報を、特定事象検知結果情報として記憶部62に格納する(ST207)。
【0091】
次に、クラウドコンピュータ4で行われるログイン処理、成長マップ生成処理、および配信処理について説明する。
図9は、クラウドコンピュータ4で行われるログイン処理、成長マップ生成処理、および配信処理の手順を示すフロー図である。
【0092】
クラウドコンピュータ4では、まず、プロセッサ63が、ユーザ端末5からの閲覧要求に応じて、ログイン画面をユーザ端末5に表示させる(ST301)。次に、ユーザ端末5において、ユーザが、ログイン情報(IDおよびパスワード)を入力してログインの操作を行うことで、通信部61が、ユーザ端末5からのログイン要求を受信すると、プロセッサ63が、ログイン情報を検証して、ログインが成功、すなわち、正規のユーザか否かを判定する(ST302)。
【0093】
ここで、ログインが成功すると(ST302でYes)、プロセッサ63が、人物選択画面をユーザ端末5に表示させる(ST303)。次に、ユーザ端末5においてユーザが人物を選択する操作を行うと、プロセッサ63が、選択された人物に関する特定事象検知結果情報を記憶部62から取得する(ST304)。次に、プロセッサ63が、選択された人物に関する特定事象検知結果情報に基づいて、選択された人物に関する成長マップ21を生成する(ST305)。次に、プロセッサ63が、成長マップ21をユーザ端末5に配信してユーザ端末5に表示させる(ST306)。
【0094】
次に、ユーザ端末5に表示された成長マップ画面において、ユーザがサムネイル22を選択する操作を行うと(ST307でYes)、プロセッサ63が、ユーザが選択したサムネイル22に対応する特定事象の事象IDを取得する(ST308)。そして、その事象IDに対応するシーン画像(動画像)をユーザ端末5に配信し、シーン画像の再生をユーザ端末5に行わせる(ST309)。
【0095】
また、ユーザ端末5においてユーザがログアウトの操作を行うことで、通信部61が、ユーザ端末5からのログアウト要求を受信すると(ST310)、ログアウト処理を行う(ST311)。
【0096】
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明に係るライフログ提供システムおよびライフログ提供方法は、子供の成長状況を体系的に把握できるライフログをユーザに提供することができる効果を有し、施設内の子供をカメラにより撮影した画像をライフログとしてユーザに提供するライフログ提供システムおよびライフログ提供方法などとして有用である。
【符号の説明】
【0098】
1 カメラ
2 レコーダー
3 エッジコンピュータ
4 クラウドコンピュータ
5 ユーザ端末(ユーザ装置)
21 成長マップ
22 サムネイル
23 お気に入り閲覧マーク
25 マップ画像
26 お気に入り登録マーク
31,32,33 特定事象の項目欄
34 月齢の項目欄
35 標準期間マーク
36 事象検知マーク
37 吹き出し
38 スクロールボタン
51 通信部
52 記憶部
53 プロセッサ
61 通信部
62 記憶部
63 プロセッサ