(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-15
(45)【発行日】2024-02-26
(54)【発明の名称】葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240216BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2022134832
(22)【出願日】2022-08-26
【審査請求日】2022-08-26
(31)【優先権主張番号】10-2022-0088840
(32)【優先日】2022-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522010244
【氏名又は名称】スマート36 カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SMART36. CO., LTD
【住所又は居所原語表記】(Gasan-dong, Daeryung Post Tower 6-cha) 911ho, 912 ho, 298, Beotkkot-ro, Geumcheon-gu, Seoul 08510, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】カン チョル
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-128719(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの消費者端末、葬儀支援サービスの提供者のサーバ、および金融機関
のサーバと接続されたスマート割賦サービス
の提供者のサーバを含むスマート割賦販売システムであって、
前記スマート割賦サービス
の提供者のサーバは、
前記スマート割賦サービス
の提供者の連携商品と
前記葬儀支援サービスの提供者の葬儀支援サービスを連携して販売するために必要な所定の情報を保存するための保存部;
前記消費者端末、
前記葬儀支援サービスの提供者のサーバ、および
前記金融機関
のサーバと音声および/またデータ通信を実行するための通信部;
前記消費者端末
、前記葬儀支援サービスの提供者のサーバ、および
前記金融機関のサーバとの通信をコントロールし、前記保存部が保存する情報に対する処理を実行するための制御部;および
前記情報の入出力を行うための入出力部を含み、
前記保存部には、消費者情報を含む連携販売の契約情報、前記連携商品の注文および賦金の納入に関する情報、前記連携商品の配送に関する情報、葬儀支援サービスの提供者が消費者に提供する割賦支援金の情報が保存される、
スマート割賦販売システム。
【請求項2】
前記保存部には、前記葬儀支援サービスの提供者のサーバから受信した営業手数料の情報がさらに保存される請求項1に記載のスマート割賦販売システム。
【請求項3】
前記消費者端末と連携販売契約を締結し、前記連携販売の契約情報を保存する段階;
前記連携販売の契約情報のうち、葬儀支援サービスの契約情報を前記葬儀支援サービスの提供者
のサーバに提供する段階;
前記連携商品の配送情報を保存する段階;および
前記葬儀支援サービスの提供情報を保存する段階を含む、
請求項1または請求項2に記載のスマート割賦販売システムのスマート割賦サービスの提供者
のサーバで実行されるスマート割賦サービス方法。
【請求項4】
前記連携商品に対する短期割賦金および前記葬儀支援サービスに対する長期割賦金を含むスマート割賦金の納入情報を保存する段階をさらに含む、
請求項3に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項5】
前記スマート割賦金の納入情報は、前記短期割賦金と前記長期割賦金の納入期間および納入金額情報とを含み、
前記納入期間は、前記消費者が前記短期割賦金と前記長期割賦金を一緒に納付する前期(T1)と前記長期割賦金のみを納付する後期(T2)とに区分され、
前記前期(T1)中に前記消費者が納付する前記短期割賦金と前記長期割賦金の毎月の納入金額は、前記後期(T2)中に前記消費者が納付する前記長期割賦金の毎月の納入金額と同じである、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項6】
前記スマート割賦金の納入情報は、
前記金融機関
のサーバから受信した前記連携商品の入金額情報を含み、
前記入金額情報に含まれる一時払入金額は、前記短期割賦金に割賦サービス期間を乗じることで得られる前記連携商品の総額から前記金融機関の手数料を控除した金額である、
請求項5に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項7】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記スマート割賦サービスの提供者が前記消費者から月々受取り、
前記金融機関に毎月支払う前記短期割賦金と関連した情報を保存する段階;および
前記金融機関から一時払いで支払われる債権譲渡代金の情報を保存する段階を含む、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項8】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記金融機関が前記消費者から月々受け取った前記短期割賦金と関連した情報を保存する段階;および
前記スマート割賦サービスの提供者が前記金融機関から一時払いで支払われる連携商品の代金情報を保存する段階を含む、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項9】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記金融機関が前記消費者から月々受取り、前記葬儀支援サービスの提供者に毎月支払う前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項10】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者から月々直接受け取る前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項11】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記連携販売の契約情報に含まれる
前記葬儀支援サービス
の契約の満了時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記短期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む、
請求項4に記載のスマート割賦サービス方法。
【請求項12】
前記スマート割賦金の納入情報の保存段階は、
前記連携販売の契約情報に含まれる
前記葬儀支援サービス
の契約の満了時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階をさらに含む、
請求項11に記載のスマート割賦サービス方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、葬儀支援サービスとある商品を1つのパッケージに連携して同時に販売することにより、葬儀支援サービスと結合した商品の供給者および購入者の両方が取引に対する経済的負担が緩和され、円滑に取引を行うことができるスマート割賦販売システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術が発達するにつれて、インターネットを通じて各種サービスや商品を広告して購入するネット通信販売の市場規模が急速に拡大している。通信販売で販売されるサービスの中には、葬儀支援サービスや婚礼サービスのようにサービスの提供時期が契約時に確定しない場合には、数年から数十年にわたる長期割賦販売が圧倒的に多い。
【0003】
一方、通信販売で販売される商品の中で、ベッド、マッサージチェアなどの家具や冷蔵庫、洗濯機、テレビ、コピー機、浄水器などの大型家電製品の場合でも値段が高価で数ヶ月から数十ヶ月にわたる短期割賦販売サービスを用いて商品が取引される場合が多い。
【0004】
従来の割賦販売サービスの構造を見ると、葬儀支援サービスのように長期割賦販売を中心とする企業の場合、莫大な広告費を支出して広報を行うため、サービスの品質低下を避けられない欠点があり、短期割賦サービスを行う中小企業の場合には、商品供給後の割賦金入金に伴う代金回収時点までの資金流動性問題を解決する方法が容易でない点で割賦販売サービスの運営が難しいのが実情だった。
【0005】
このような問題点を解決するために、韓国登録特許番号第(10-1387417号 2014年4月15日登録)のように、オンラインオープンマーケット形態のショッピングモールを運営するにあたり、ショッピングモール入店業者からショッピングモールが支給を受ける販売手数料に対する持分の一部を商品販売以前にオークションにつけて事前に運営資金を確保することにより、個人および中小企業がより容易にオープンマーケット形態のショッピングモールを創業して運営できるようにする案などが提示されたが、中小企業の割賦販売による流動性確保を解決するには不十分な点が多かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の問題点を解決するために本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法は、上記のような背景で提案されたものであり、販売者が短期割賦商品(以下、連携商品)と長期割賦サービス(例えば、葬儀支援サービス)を連携して一つのパッケージ商品として広告して販売し、葬儀支援サービスの提供者が消費者に短期割賦金に相当する割賦支援金を支援することにより、スマート割賦サービスの提供者のマーケティング費用と販売利益率に実質的な変化がなくても消費者の実質購入負担は減少し、連携商品と葬儀支援サービスの販売を共に促進できるスマート割賦販売システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法は、ある商品と葬儀支援サービスを連携して販売することにより、スマート割賦サービスの提供者が葬儀支援サービスに対する営業を代行し、葬儀支援サービスの提供者から営業手数料を受け取ることができるスマート割賦販売システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法は、葬儀支援サービスの購入に伴う割賦支援金を通じて連携商品の購入コストを削減することができ、サービスと商品の購入に伴う消費者の費用負担を最小限に抑えることができるスマート割賦販売システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法は、信用提供者や金融会社を通じて連携商品代金を先払いすることにより、スマート割賦サービスの提供者が資金流動性を確保するのに非常に有利なスマート割賦販売システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法は、通信販売、インターネットショッピングなどネットワークを用いたショッピングにおいて、消費者とサービス提供者および商品提供者の両方を満足することができるスマート割賦販売システムおよび方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るスマート割賦販売システムは、少なくとも1つの消費者端末、葬儀支援サービスの提供者のサーバおよび金融機関サーバと連結されたスマート割賦販売サービス提供者のサーバを含むスマート割賦販売システムであって、前記スマート割賦販売サービス提供者のサーバは、
前記スマート割賦サービスの提供者の連携商品と葬儀支援サービスの提供者の葬儀支援サービスを連携して販売するために必要な所定の情報を保存するための保存部;前記消費者端末と葬儀支援サービスの提供者のサーバ、および前記金融機関サーバと音声および/またはデータ通信を実行するための通信部;前記端末およびサーバとの通信をコントロールし、前記保存部の情報に対する処理を実行するための制御部;および、前記情報の入出力を行うための入出力部を設け、
前記保存部には、消費者情報を含む連携販売契約情報、前記連携商品の注文および割賦金納入に関する情報、前記連携商品の配送に関する情報、葬儀支援サービスの提供者が消費者に提供する割賦支援金に関する情報が保存される。
【0013】
また、前記スマート割賦販売システムの保存部には、前記葬儀支援サービスの提供者のサーバから受信した営業手数料情報がさらに保存される。
【0014】
一方、前記目的を達成するために、前記スマート割賦販売システムのスマート割賦サービスの提供者サーバで実行されるスマート割賦サービスの方法は、前記消費者端末と連携販売契約を締結し、前記連携販売契約情報を保存する段階;前記連携販売契約情報のうち、葬儀支援サービスの契約情報を前記葬儀支援サービスの提供者のサーバに提供する段階;前記連携商品の配送情報を保存する段階;および、前記葬儀支援サービスの提供情報を保存する段階を含む。
【0015】
また、前記連携商品に対する短期割賦金および、前記葬儀支援サービスに対する長期割賦金を含むスマート割賦サービスの納金情報を保存する段階をさらに含む。
【0016】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記短期割賦金と前記長期割賦金の納入期間および納入金額などの情報を含み、前記納入期間は、前記消費者が前記短期割賦金と前記長期割賦金を一緒に納付する前期(T1)と、前記長期割賦金のみを納付する後期(T2)に区分され、前記前期(T1)中に前記消費者が納付する前記短期割賦金と前記長期割賦金の月々の納入金額は、前記後期(T2)中に前記消費者が納付する前記長期割賦金の月々の納入金額と同じである。
【0017】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記金融機関サーバから受信した前記連携商品の入金額情報を含み、前記入金額情報に含まれる一時払い入金額は、前記連携商品の総額(すなわち、前記短期割賦金に割賦サービス期間を乗じた金額)から前記金融機関の手数料を控除した金額である。
【0018】
また、本発明に係る一実施形態によれば、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記スマート割賦サービスの提供者が前記消費者から月々入金されるお金を受け取って金融機関に毎月支払う前記短期割賦金の関連情報を保存する段階;および、前記金融機関から一時払いで支払われる債権譲渡代金情報を保存する段階を含む。
【0019】
さらに、本発明に係る一実施形態によれば、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記金融機関が消費者から月々入金されるお金を受け取って前記短期割賦金の関連情報を保存する段階;および、前記スマート割賦サービスの提供者が前記金融機関から一時払いで支払われる連携商品の代金情報を保存する段階を含む。
【0020】
また、本発明に係る一実施形態によれば、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記金融機関が前記消費者から月々入金されるお金を受け取って、前記葬儀支援サービスの提供者に毎月支払う前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む。
【0021】
また、本発明に係る一実施形態によれば、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者から月々直接受け取る前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む。
【0022】
また、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記連携販売の契約情報に含まれる葬儀支援サービス契約の満了時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記短期割賦金と関連した情報を保存する段階を含む。
【0023】
また、前記スマート割賦金の納入情報を保存する段階は、前記連携販売の契約情報に含まれる葬儀支援サービス契約の満期時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記長期割賦金と関連した情報を保存する段階をさらに含む。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法によれば、販売者が短期割賦サービス商品と葬儀支援サービスを連携して一つのパッケージ商品として広告し販売しながら、葬儀支援サービスの提供者が消費者に短期割賦金に相当する割賦支援金を支援することにより、スマート割賦サービスの提供者のマーケティング費用と販売利益率には実質的な変化がなくても消費者の実質的な購入負担は減少し、連携商品と葬儀支援サービスの販売の両方を促進することができる。
【0025】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法によれば、連携商品と葬儀支援サービスを連携して販売することにより、スマート割賦サービスの提供者が葬儀支援サービスに対する営業を代行し、葬儀支援サービスの提供者から営業手数料を受け取ることができる。
【0026】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法によれば、葬儀支援サービスの購入に伴う割賦支援金を通じて連携商品の購入コストを削減することができ、サービスと商品の購入に伴うコスト負担を最小限に抑えることができる。すなわち、消費者は、葬儀支援サービス契約の満了時に、連携商品の購入代金に相当する所定の割賦支援金を支払われるので、結局、葬儀支援サービスと連携商品を低価で同時に購入できるようになる。
【0027】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法によれば、信用提供者や金融会社を通じて連携商品の代金を先払いすることにより、スマート割賦サービスの提供者が資金流動性を確保するのに非常に有利である。
【0028】
また、本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法によれば、通信販売、インターネットショッピングなどのネットワークを用いたショッピングにおいて、消費者と葬儀支援サービスの提供者および、パッケージ商品の販売者の両方が満足できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品が連携されたスマート割賦販売システムの構成図である。
【0030】
【
図2】本発明の第2実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品が連携されたスマート割賦販売システムの構成図である。
【0031】
【
図3】本発明の第3実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品が連携されたスマート割賦販売システムの構成図である。
【0032】
【
図4】本発明に係るスマート割賦販売システムのスマート割賦サービスの提供者端末で実行されるスマート割賦サービス方法のフローチャートである。
【0033】
【
図5】本発明に係るスマート割賦販売システムのスマート割賦サービスの提供者端末の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下では、添付の図面を参照して本発明を説明する。しかしながら、本発明はいくつかの異なる形態で実施することができ、したがって本明細書に記載の実施形態に限定されない。
【0035】
本明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結、接続または結合」されていると言う際、これは「直接的に連結、接続または結合」されている場合だけでなく、その中間に他の部材を挟んで「間接的に連結、接続または結合」されている場合も含む。さらに、ある部分がある構成要素を「含む」と言う場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに備えることができることを意味する。
【0036】
本明細書で用いられる主な用語について、以下のように定義する。
【0037】
1.「短期割賦サービス契約」とは、契約の名称や形式が如何なるかにかかわらず、商品の代金やサービスの対価を2ヶ月以上の期間にわたって3回以上分けて支給し、商品などの代金を完納する前に商品の供給やサービスの提供を受けることにする契約をいい、「前払式割賦サービス契約」を除く。これは大韓民国の「割賦取引に関する法律」上の「割賦サービス契約」と同じ概念である。
【0038】
2.「長期割賦サービス契約」とは、契約の名称や形式が如何なるかにかかわらず、消費者が事業者から葬儀又は婚礼などの冠婚葬祭のためのサービスおよびこれに付随する商品(以下、「葬儀支援サービス」と呼ぶ)の代金を2ヶ月以上の期間にわたって2回以上に分けて支給し、葬儀支援サービスの供給は、代金の全部又は一部を支給した後に受けることとする契約をいう。これは「割賦取引に関する法律」上の「前払式割賦サービス契約」と同じ概念である。
【0039】
3.「消費者」とは、短期割賦サービス契約または長期割賦サービス契約によって提供される商品などを消費生活のために使用または用いる者、またはそれと同じ地位および取引条件で取引する者をいう。
【0040】
4.「割賦金融」とは、商品とサービスの売買契約について、信用提供者が売り手および買い手とそれぞれ約定を締結し、買い手に融資した財貨と用役の購入資金を売り手に支給し、買い手から元利金を分けて返済される方式の金融を言うものとして、例えばクレジットカード割賦決済がこれに該当する。
【0041】
5.「金融機関」とは、クレジットカード会社のような信用提供者および債権譲渡譲受業務を遂行する金融会社などの与信金融機関を通称する。
【0042】
以下、本発明の様々な実施例を通じて本発明を詳細に説明する。
【0043】
図1は、本発明の第1実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品を連携したスマート割賦販売システムの構成図である。
図1のスマート割賦販売システムの特徴は、信用提供者による長・短期割賦金の支払いにある。
【0044】
図1は、スマート割賦サービスの提供者(20)(ただし、スマート割賦サービスの提供者が用いるコンピュータ・通信端末を含む)が消費者(10)(ただし、消費者が用いるコンピュータ・通信端末を含む)に連携商品を販売するに当たって、スマート割賦サービスの提供者(20)(ただし、スマート割賦サービスの提供者が用いるコンピュータ・通信端末を含む)が連携商品の販売と葬儀支援サービスの販売を結合する構造である。
【0045】
スマート割賦サービスの提供者は、葬儀支援サービスの提供者(30)(ただし、葬儀支援サービスの提供者が用いるコンピュータ・通信端末を含む)と結合して連携商品すなわち葬儀支援サービスと連携された商品と葬儀支援サービスを同一消費者に一つのパッケージ商品として割賦販売する。
【0046】
図1のスマート割賦サービスの構造は、スマート割賦サービスの提供者(20)が自社の連携商品を短期割賦販売するとともに、葬儀支援サービスの提供者(30)を代行して葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約の締結に必要な過程の一部又は全部( 例えば、信用調査、割賦契約の締結)を行い、スマート割賦サービスの提供者(20)と葬儀支援サービスの提供者(30)は、各割賦契約の締結に応じて連携商品の提供、葬儀支援サービスの提供など割賦サービス契約の反対給付を行う。
【0047】
ここで、スマート割賦サービス契約とは、短期割賦サービス契約と長期割賦サービス契約を組み合わせたものであり、各契約を同時に締結する割賦契約を意味する。
【0048】
好ましくは、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)のための長期割賦サービス契約の全過程を代行して消費者(10)と連携商品に対する短期割賦サービス契約および葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を締結する。この場合、スマート割賦サービスの提供者(20)は、スマート割賦サービス契約に含まれる葬儀支援サービスの割賦契約情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に提供して、葬儀支援サービスの提供を行う。
【0049】
これとは異なり、スマート割賦サービスの提供者(20)は、基本的に自社製品である連携商品に対する短期割賦サービス契約を締結する一方、葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約に対する消費者の同意のみを求めた後、当該同意情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に伝えることもできる。このような場合には、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)と別途連絡し、葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を別途締結することになる。
【0050】
基本的に、スマート割賦サービス契約の締結は、連携商品の短期割賦サービス契約の締結と葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約の締結の両方が含まれているため、スマート割賦サービス契約の締結には、連携商品の割賦契約書および葬儀支援サービスの割賦契約書の押印(または電子契約の締結)、1回目の連携商品の割賦金、および1回目の葬儀支援サービスの割賦金の納入が含まる。
【0051】
ただし、例外的にスマート割賦サービス契約が連携商品に対する短期割賦サービス契約の締結のほか、葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約の同意のみを含む場合には、連携商品割賦契約書の押印(又は電子契約の締結)、一回目の連携商品の割賦金の納入および葬儀支援サービスのための長期割賦サービスの契約の同意情報が含まる。このような場合、スマート割賦サービスの提供者(20)は、消費者(10)の葬儀支援サービス購入意思のみを確認し、これを葬儀支援サービスの提供者(30)に通知し、葬儀支援サービスの提供者(30)が別途消費者の信用照会などの契約手続を完了し、パッケージ商品の中で葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を締結した後、これを再びスマート割賦サービスの提供者(20)に通知する。
【0052】
したがって、本発明において、長期割賦サービス契約締結の進行主体がスマート割賦サービスの提供者(20)の場合もあり、葬儀支援サービスの提供者(30)の場合もあるが、葬儀支援サービスの提供者(30)とスマート割賦サービスの提供者(20)とが相互連携して一つのパッケージ商品を構成することと、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に連携商品の購入のための経済的利益を提供することによって消費者(10)に購入動機を与えるという点においては差がない。
【0053】
ここで、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に提供する経済的恩恵は、例えば、葬儀支援サービス契約の満期時に消費者(10)がこれまでに納入した短期割賦金および長期割賦金を葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に全額返済する方式で提供される。
【0054】
また、連携商品の割賦サービス期間には、葬儀支援サービス割賦金の納入額を最低に減少させ、連携商品の割賦サービス期間が経過した後には、葬儀支援サービス割賦金を増加させる方式で割賦サービス契約を締結するように相互調整することにより、消費者(10)が全期間中一定に割賦金を納付することができる。
【0055】
特に、前記スマート割賦サービス契約において、連携商品に対する短期割賦金と葬儀支援サービスに対する長期割賦金を統合したスマート割賦サービス契約の割賦金は、短期割賦金と長期割賦金の割合を自由に構成することができる。例えば、毎月3万ウォンずつ総納入期間が200ヶ月であれば、消費者は200ヶ月間に合計600万ウォンの割賦金総額を納付する義務が発生する。そのとき、消費者が毎月納付する割賦金3万ウォンは、連携販売契約の後1回目から20回目までは短期割賦金の納付(すなわち、短期割賦金の総額=60万ウォン)であり、短期割賦金の納付が満了した後21回目から200回目までは、葬儀支援サービスに対する長期割賦金の納付(すなわち、長期割賦金総額=540万ウォン)に区分することができる。これとは異なり、契約後1回目から30回目までは2万ウォンの短期割賦金と1万ウォンの長期割賦金を納付し、31回目から200回目までは3万ウォンの長期割賦金を納付する仕組みを採用することもできる。この場合でも、短期割賦金の総額は60万ウォンで、長期割賦金の総額は540万ウォンと同じである。
【0056】
前述の長・短期割賦金の金額および納入期間などは理解を助けるために単に例示したものであり、実際の連携販売契約では、前記スマート割賦サービス契約の参加主体、すなわち葬儀支援サービスの提供者とスマート割賦サービスの提供者が相互協議して割賦条件を多様に設計できる。
【0057】
以下、スマート割賦サービス契約の具体的な進行過程を
図1により詳細に説明する。
【0058】
まず、スマート割賦サービスの提供者(20)が通信販売放送、インターネットショッピングモールなどの媒体を用いてスマート割賦サービスに関連するパッケージ商品を広告、広報し(S110)、消費者(10)はこれに応じて連携商品と葬儀支援サービスが結合されたパッケージ商品を注文するスマート割賦サービス契約を締結する(S120)。消費者(10)とのスマート割賦サービス契約を締結するために、スマート割賦サービスの提供者(20)は、内部または外部のお問い合わせセンター(図示せず)を介して消費者(10)と連絡を取り、消費者(10)に対する信用照会を行うなどの契約の締結過程を進める。
【0059】
スマート割賦サービス契約の締結と管理のためには、消費者(10)の信用照会、契約締結の進行、契約締結後の割賦金の納入管理などの手続きを進めなければならないので、スマート割賦サービスの提供者(20)は連携商品の製造および納品能力の他に、前記プロセスを進めることができるシステムとソフトウェアと関連するノウハウを備えなければならない。
【0060】
スマート割賦サービス契約が締結されると、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)にスマート割賦サービス契約情報を提供し(S130)、葬儀支援サービスの提供者(30)が将来消費者(10)に葬儀支援サービスを提供できるようにする(S150)。
【0061】
一方、消費者(10)とスマート割賦サービスの提供者(20)との間に締結されるスマート割賦サービス契約に応じて、消費者(10)は短期割賦金と長期割賦金をクレジットカードで納付することになる。スマート割賦金の納付期間は、短期割賦金と長期割賦金の両方が納付される前期(T1)と長期割賦金のみ納付される後期(T2)に区分される。
図1において、金銭取引に関する段階は点線で示されている。
【0062】
前期(T1)中に消費者(10)がクレジットカード決済を通じて短期割賦金を納付することを支援するために、スマート割賦サービスの提供者(20)は、クレジットカード会社である信用提供者(40)と割賦金融サービスに対する事前約定を締結し、クレジットカードで短期割賦金(AST1)(Short-term Allotment for term T1)を決済する消費者(10)が毎月納付する短期割賦金を信用提供者(40)が受取る代わりに(S160)、信用提供者(40)はスマート割賦サービスの提供者(20)に短期割賦金(ただし、信用提供者の手数料は除く)(AST1')に割賦月数(MT1)(Months for term T1)を乗じた割賦金の総額(AST1'×MT1)を一時払いで支払う(S170)。
【0063】
また、信用提供者(40)と葬儀支援サービスの提供者(30)も月納入金に対する事前約定を締結し、クレジットカードで長期割賦金(ALT1)(Long-term Allotment for term T1)を決済する消費者(10)が 毎月納付する長期割賦金を信用提供者(40)が受け取った後(S160)、所定の信用提供者の手数料を除いた金額(ALT1')を毎月葬儀支援サービスの提供者(30)に支払う(S180)。
【0064】
一方、後期(T2)の間には消費者(10)の短期割賦金の納付はない。消費者(10)は、前期(T1)に比べて金額が増加した長期割賦金(ALT2)(Long-term Allotment for term T2)を毎月クレジットカード決済で納付し(S160)、信用提供者(40)は所定の信用提供者の手数料を除いた金額(ALT2')を毎月、葬儀支援サービスの提供者(30)に支払う(S180)。ここで、前期(T1)の間に消費者(10)が納付するスマート割賦金の月納入額(ALT1+AST1)が後期(T2)の間に消費者が納付するスマート割賦金の月納入額(ALT2)と同一になるように設計して消費者(10)が 全期間にわたって一定の月納入額を支払うようにすることは、パッケージ商品のマーケティングの側面および消費者(10)の支払い負担を軽減する上でも好ましい。
【0065】
スマート割賦サービスの提供者(20)は、前期(T1)に信用提供者(40)から一時払いで受け取った割賦金の総額(AST1’×MT1)を財源として連携商品を大量に購入、製造又は委託製造して消費者(10)に発送できる(S140)。
【0066】
最後に、消費者(10)が葬儀支援サービスを利用していない状態で長期割賦サービス契約である葬儀支援サービス契約の満期が到来すると、葬儀支援サービスの提供者(30)は、前期(T1)および後期(T2)にわたって消費者(10)が納入した短期割賦金および長期割賦金の総額(ALT1+ALT2+AST1)TOTALを消費者(10)に返金し、これにより消費者(10)は連携商品を無償で取得した効果を得ることになる。すなわち、消費者(10)が信用提供者(40)を経てスマート割賦サービスの提供者(20)に納付した短期割賦金の総額を、連携商品に対する割賦支援金として、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に返却することにより消費者(10)は、連携商品を無償取得する利益を得ることになる。
【0067】
ここで、葬儀支援サービスの提供者(30)は、信用提供者(40)に納付した手数料を除いた金額(ALT1’+ALT2’+AST1’)TOTALを消費者(10)に返金することもできるが、パッケージ商品のマーケティングの側面および消費者(10)の支払負担軽減の側面を考慮すると、これまで消費者(10)が納入したスマート割賦金の総額(ALT1+ALT2+AST1)TOTALを全て返金することがより好ましい。
【0068】
一方、
図1の各構成要素(10、20、30、40)は、ビジネスモデルの一部である各主体を意味するとともに、各主体が運営するコンピュータおよび/または通信端末を含む概念である。 ここで、「端末」は、本発明の実施に係るデータの処理、保存、管理および有無線通信に利用可能なコンピュータ端末、PC、サーバ、電話などを全て包括し、葬儀支援サービスの提供者、スマート割賦サービスの提供者、金融会社の場合にはサーバークラスのコンピュータで実装される方がより現実的である。各構成要素別に単一の端末として示されているが、これは例示的なものであり、複数の端末が使用可能であることは当然である。
【0069】
また、消費者端末(10)は、商品やサービスの購入を希望する消費者の端末であり、オンラインショッピングや通信販売放送の注文のためのデスクトップ、ノート型パソコン、スマートフォン、ウェアラブル機器、有線電話機、無線電話機などの通信手段を全て含み、なお、訪問販売や店舗訪問による直接契約の場合には、消費者情報の入力および契約締結などのための機能乃至アプリケーションを備えた営業社員の端末を含むことができる。
【0070】
図2は、本発明の第2実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品が連携されたスマート割賦販売システムの構成図である。
図2のスマート割賦販売システムの特徴は、信用提供者による短期割賦金の支払いにある。以下では、
図1と同じ構成については説明を省略する。
【0071】
図2のスマート割賦サービスの構造は、スマート割賦サービスの提供者(20)が自社の連携商品を短期割賦サービスを用いて販売するとともに、葬儀支援サービスの提供者(30)を代行して葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約の締結に必要な過程の一部又は全部(例えば、信用調査、割賦契約の締結)を行い、スマート割賦サービスの提供者(20)と葬儀支援サービスの提供者(30)は、各割賦契約の締結に応じて連携商品の提供、葬儀支援サービスの提供のような割賦契約の反対給付を行う。
【0072】
好ましくは、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)のための長期割賦サービス契約の全過程を代行して消費者(10)と連携商品に対する短期割賦サービス契約および葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を締結する。この場合、スマート割賦サービスの提供者(20)は、スマート割賦サービス契約に含まれる葬儀支援サービス割賦契約情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に提供して、葬儀支援サービス提供を履行するようにする。
【0073】
これとは異なり、スマート割賦サービスの提供者(20)は、基本的に自社製品である連携商品に対する短期割賦サービス契約を締結する一方、葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約に対する消費者の同意のみを得た後、当該同意情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に伝えることもできる。このような場合には、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)と別途連絡し、葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を別途締結することになる。
【0074】
ここでも、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に提供する経済的恩恵は、例えば葬儀支援サービス契約の満期時に消費者(10)がこれまでに納入した短期割賦金および長期割賦金を葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に全額返済する方式で提供される。
【0075】
また、連携商品の割賦サービス期間には、葬儀支援サービス割賦金の納入額を最低に減少させ、連携商品の割賦サービス期間が経過した後には、葬儀支援サービス割賦金を増加させる方式で割賦契約を締結するように相互調整することにより、消費者(10)が全期間中一定に割賦金を納付するようにすることが好ましい。
【0076】
以下、第2実施形態に係るスマート割賦サービス契約の具体的な進行過程を
図2により詳細に説明する。
【0077】
まず、スマート割賦サービスの提供者(20)が通信販売放送、インターネットショッピングモールなどの媒体を用いてスマート割賦サービスに関連するパッケージ商品を広告、広報し(S210)、消費者(10)はこれに応じて連携商品と葬儀支援サービスが結合されたパッケージ商品を注文するスマート割賦サービス契約を締結する(S220)。消費者(10)とのスマート割賦サービス契約を締結するために、スマート割賦サービスの提供者(20)は、内部または外部のお問い合わせセンター(図示せず)を介して消費者(10)と連絡を取り、消費者(10)に対する信用照会を行うなどの契約締結の過程を進める。
【0078】
スマート割賦サービス契約が締結されると、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)にスマート割賦サービス契約情報を提供し(S230)、葬儀支援サービスの提供者(30)が将来消費者(10)に葬儀支援サービスを提供できるようにする(S250)。
【0079】
一方、消費者(10)とスマート割賦サービスの提供者(20)との間に締結されるスマート割賦サービス契約に応じて、消費者(10)は短期割賦金をクレジットカードで納付することになる。 スマート割賦金の納付期間は、短期割賦金と長期割賦金の両方が納付される前期(T1)と長期割賦金のみ納付される後期(T2)に区分される。
図2においても、金銭取引に関する段階は点線で示されている。
【0080】
前期(T1)中に消費者(10)がクレジットカード決済を通じて短期割賦金を納付することを支援するために、スマート割賦サービスの提供者(20)は、クレジットカード会社である信用提供者(40)と割賦金融に対する事前約定を締結し、クレジットカードで短期割賦金(AST1)を決済する消費者(10)が月々納付する短期割賦金を信用提供者(40)が受取る代わりに(S260)、信用提供者(40)はスマート割賦サービスの提供者(20)に短期割賦金(ただし、信用提供者の手数料は除く)(AST1')に割賦月数(MT1)(Months for term T1)を乗じた割賦金の総額(AST1'×MT1)を一時払いで支払う(S270)。
【0081】
また、消費者(10)は、スマート割賦サービス契約に含まれる長期割賦金の納入約定に応じて、長期割賦金(ALT1)を毎月、葬儀支援サービスの提供者(30)に直接納付する(S280)。 直接納付する方法は、消費者(10)の金融口座から口座自動振替方式で行うことができる。
【0082】
一方、後期(T2)中には消費者(10)の短期割賦金の納付はない。消費者(10)は、前期(T1)に比べて金額が増加した長期割賦金(ALT2)を毎月、葬儀支援サービスの提供者(30)に直接納付する(S280)。ここでも、前期(T1)中に消費者(10)が納付するスマート割賦金の月納入額(ATL1+AST1)が後期(T2)中に消費者が納付するスマート割賦金の月納入額(ALT2)と同一になるように設計して消費者(10)が 全期間にわたって一定の月納入金を支払うようにすることは、パッケージ商品のマーケティングの側面および消費者(10)の支払い負担を軽減する上でも好ましい。
【0083】
一方、スマート割賦サービスの提供者(20)は、前期(T1)に信用提供者(40)から一時払いで受け取った割賦金の総額(AST1’×MT1)を財源として連携商品を大量に購入、製造又は委託製造して消費者(10)に出荷することができる(S240)。
【0084】
最後に、消費者(10)が葬儀支援サービスを利用していない状態で長期割賦サービス契約である葬儀支援サービス契約の満期が到来すると、葬儀支援サービスの提供者(30)は、前期(T1)および後期(T2)にわたって消費者(10)が納入した短期割賦金および長期割賦金の総額((ALT1+ALT2+AST1)TOTALを消費者(10)に返金し、これにより消費者(10)は連携商品を無償で取得した効果を得ることになる。すなわち、消費者(10)が信用提供者(40)を経てスマート割賦サービスの提供者(20)に納付した短期割賦金の総額を、連携商品に対する割賦支援金として、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に返却することにより消費者(10)は、連携商品を無償取得する利益を得ることになる。
【0085】
図3は、本発明の第3の実施形態に係る葬儀支援サービスと連携商品とが連携されたスマート割賦販売システムの構成図である。
図3のスマート割賦販売システムの特徴は、金融会社を通じた短期割賦金の債権の譲渡にある。以下では、
図1または
図2と同様の構成については説明を省略する。
【0086】
図3のスマート割賦サービスの構造は、スマート割賦サービスの提供者(20)が自社の連携商品を短期割賦販売するとともに、葬儀支援サービスの提供者(30)を代行して葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約締結に必要な過程の一部又は全部(例えば、信用調査、割賦契約の締結)を行い、スマート割賦サービスの提供者(20)と葬儀支援サービスの提供者(30)は、各割賦契約の締結に応じて連携商品の提供、葬儀支援サービスの提供のような割賦契約の反対給付を行う。
【0087】
好ましくは、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)のための長期割賦サービス契約の全過程を代行して消費者(10)と連携商品に対する短期割賦サービスの契約および葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を締結する。この場合、スマート割賦サービスの提供者(20)は、スマート割賦サービス契約に含まれる葬儀支援サービス割賦契約情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に提供して、葬儀支援サービスの提供を履行するようにする。
【0088】
これとは異なり、スマート割賦サービスの提供者(20)は、基本的に自社製品である連携商品に対する短期割賦サービス契約を締結する一方、葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約に対する消費者の同意のみを得た後、当該同意情報を葬儀支援サービスの提供者(30)に伝えることもできる。このような場合には、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)と別途連絡を取り、葬儀支援サービスに対する長期割賦サービス契約を別途締結することになる。
【0089】
ここでも、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に提供する経済的恩恵は、例えば葬儀支援サービス契約の満期時に消費者(10)がこれまでに納入した短期割賦金および長期割賦金を葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に全額返済するように提供される。
【0090】
また、連携商品の割賦サービス期間には、葬儀支援サービス割賦金の納入額を最低に減少させ、連携商品の割賦サービス期間が経過した後には、葬儀支援サービス割賦金を増加させる方式で割賦契約を締結するように相互調整することにより、消費者(10)が全期間中一定に割賦金を納付するようにすることが好ましい。
【0091】
以下、第3実施形態に係るスマート割賦サービス契約の具体的な進行過程を
図3により詳細に説明する。
【0092】
まず、スマート割賦サービスの提供者(20)が通信販売放送、インターネットショッピングモールなどの媒体を用いてスマート割賦サービスに関連するパッケージ商品を広告、広報し(S310)、消費者(10)はこれに応じて連携商品と葬儀支援サービスが結合されたパッケージ商品を注文するスマート割賦サービス契約を締結する(S320)。消費者(10)とのスマート割賦サービス契約を締結するために、スマート割賦サービスの提供者(20)は、内部または外部のお問い合わせセンター(図示せず)を介して消費者(10)と連絡を取り、消費者(10)に対する信用照会を行うなどの契約締結の過程を進める。
【0093】
スマート割賦サービス契約が締結されると、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)にスマート割賦サービス契約情報を提供し(S330)、葬儀支援サービスの提供者(30)が将来消費者(10)に葬儀支援サービスを提供できるようにする(S350)。
【0094】
一方、スマート割賦金の納付期間は、短期割賦金と長期割賦金の両方が納付される前期(T1)と長期割賦金のみ納付される後期(T2)とに区分される。
図3においても、金銭取引に関する段階は点線で示されている。
【0095】
前期(T1)中、消費者(10)は、スマート割賦サービス契約に含まれる短期割賦金の納入約定に応じて、短期割賦金(AST1)を毎月スマート割賦サービスの提供者(20)に直接納付する(S280)。直接納付する方法は、消費者(10)の金融口座から口座自動振替方式で行うことができる。
【0096】
スマート割賦サービスの提供者(20)は、金融会社(50)(ただし、スマート割賦サービスの提供者(20)内部の金融部署又は外部の金融機関を含む)と債権譲渡契約および短期割賦金の納入代行契約を締結し、消費者(10)から将来受け取る短期割賦金の債権を金融会社(50)に譲渡する代わりに、金融会社(50)から債権譲渡代金を受取る。
【0097】
前記債権譲渡および短期割賦金の納入代行契約に基づき、スマート割賦サービスの提供者(20)は月々消費者(10)から短期割賦金(AST1)を受け取り(S360)、それを金融会社(50)に渡す(S365)。これに対応して、金融会社(50)は、債権譲渡代金を一時払いでスマート割賦サービスの提供者(20)に支払い(S370)、ここで債権譲渡代金は、債権譲渡による割引額を除いた短期割賦金の総額(AST1”×MT1)に相当する。
【0098】
また、消費者(10)は、スマート割賦サービス契約に含まれる長期割賦金の納入約定に応じて、長期割賦金(ALT1)を毎月、葬儀支援サービスの提供者(30)に直接納付する(S380)。 直接納付する方法は、消費者(10)の金融口座から口座自動振替方式で行うことができる。
【0099】
一方、後期(T2)中には消費者(10)の短期割賦金の納付はない。消費者(10)は、前期(T1)に比べて金額が増加した長期割賦金(ALT2)を毎月、葬儀支援サービスの提供者(30)に直接納付する(S380)。ここでも、前期(T1)中に消費者(10)が納付するスマート割賦金の月納入額(ATL1+AST1)が後期(T2)中に消費者が納付するスマート割賦金の月納入額(ALT2)と同一になるように設計して消費者(10)が 全期間にわたって一定の月納入額を支払うようにすることは、パッケージ商品のマーケティングの側面および消費者(10)の支払い負担軽減する上でも好ましい。
【0100】
一方、スマート割賦サービスの提供者(20)は、前期(T1)に金融会社(50)から一時払いで受け取った債権譲渡代金(AST1”×MT1)を財源として連携商品を大量に購入、製造または委託製造して消費者(10)に配送できる(S340)。
【0101】
最後に、消費者(10)が葬儀支援サービスを利用していない状態で長期割賦サービス契約である葬儀支援サービス契約の満期が到来すると、葬儀支援サービスの提供者(30)は、前期(T1)および後期(T2)にわたって消費者(10)が納入した短期割賦金および長期割賦金の総額( ALT1+ALT2+AST1)TOTALを消費者(10)に返金し、それにより消費者(10)は連携商品を無償で取得した効果を得ることになる。すなわち、消費者(10)がスマート割賦サービスの提供者(20)に納付した短期割賦金の総額を連携商品に対する割賦支援金として、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に返却することにより、消費者(10)は連携商品を無償取得する利益を得ることになる。ここで、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に返金する金額は、金融会社(50)とスマート割賦サービスの提供者(20)との間の債権譲渡に伴う割引額を考慮せずに、前期(T1)および後期(T2)の間消費者(10)が納入したスマート割賦金の総額(ALT1+ALT2+AST1)TOTALを全て返金することが好ましい。
【0102】
図4は、
図1~
図3の実施形態によるスマート割賦サービスの提供者端末で実行されるスマート割賦方法のフローチャートである。
【0103】
まず、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、消費者端末(10)からスマート割賦サービスパッケージ商品に対する購入意思データと消費者情報を受信して保存する(S410)。購入意思データには、連携商品の品目と購入、配送および設置に必要なデータと葬儀支援サービスへの加入に関するデータが含まれる。
【0104】
次に、お問い合わせセンター(図示せず)を介した消費者の信用照会手続きを経て、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、当該消費者情報を用いて照会した消費者の信用照会情報を受信して保存する(S420)。信用照会は、スマート割賦サービスの提供者が独自に保有している信用情報データベースを用いて行うことに加え、スマート割賦サービスの提供者、葬儀支援サービスの提供者または外部専門業者が保有するデータベースを通じて行うことも可能である。スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、その目的のために、消費者の氏名、年齢、マイナンバー、電話番号、住所、口座番号、クレジットカード情報などの消費者情報を受信して保存し、独自の信用情報データベースまたは外部信用機関を通じて当該消費者の信用等級の確認および割賦契約サービス承認の可否の決定などを行う。
【0105】
消費者の信用照会の結果、契約締結に異常がなければ、スマート割賦サービスの提供者は割賦契約締結の過程の一部として連携商品の短期割賦および長期割賦サービスのための一回目の割賦金を納入してもらい、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は一回目の割賦金の納入履歴を保存する(S430)。
【0106】
このような過程を通じて、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、購入意思データ、消費者情報、消費者の信用照会情報、連携商品情報および一回目の割賦金の納入履歴などを含むスマート割賦サービスの契約情報を保存および管理することになる(S440)。
【0107】
続いて、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、スマート割賦サービス契約情報を葬儀支援サービスの提供者端末(30)に送信し、葬儀支援サービスの提供者(30)に葬儀支援サービス契約が締結されたことを通知し(S450)、続いて葬儀支援サービスの提供者(30)は、スマート割賦サービス契約に含まれる葬儀支援サービス契約の締結情報と割賦金の納入情報を保存する(S460)。
【0108】
一方、スマート割賦サービスの契約締結は、短期割賦サービス契約の締結のみを含み、葬儀支援サービス加入については消費者の同意のみが含まれており、葬儀支援サービスのための長期割賦サービス契約を消費者(10)が葬儀支援サービスの提供者(30)と別途に締結しなければならない場合も考えられる。このような場合、スマート割賦サービスの契約情報には、葬儀支援サービスへの加入のための消費者同意が含まれているので、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、葬儀支援サービスの提供者(30)との事前協議に従い、葬儀支援サービス加入のための消費者同意を含む 葬儀支援サービス契約に関する情報を葬儀支援サービスの提供者端末(30)に送信し(S450)、葬儀支援サービスの提供者端末(30)は消費者端末(10)と通信して葬儀支援サービスの契約締結および1回目の割賦金の納入などを行った後、葬儀支援サービスの契約締結および割賦金の納入情報を保存する(S460)。
【0109】
ここで、葬儀支援サービスの提供者(30)の電算システムとスマート割賦サービスの提供者(20)の電算システムとの連携度合いに応じて、前記情報伝送はオンラインで処理されてもよく、有線・無線電話、ファックスなどの別途の通信手段を介して処理することもできる。
【0110】
また、スマート割賦サービスの提供者(20)が連携商品を消費者(10)に配送すると、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、連携商品の配送および・又は設置を行い、配送・設置完了に関する情報を受信して保存および管理する(S470)。スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、必要の際、葬儀支援サービスの提供者端末(30)に配送・設置情報の少なくとも一部を送信し、連携商品の配送および/または設置が完了したことを知らせる。
【0111】
次に、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、毎月、葬儀支援サービスの提供者端末(30)、信用提供者端末40および/または金融会社端末(50)と連動して消費者(10)の短期および長期割賦金の納入履歴、延滞履歴などの割賦納入情報を管理する(S480)。
【0112】
スマート割賦サービスの提供者(20)の広報、広告を通じて消費者(10)がスマート割賦サービス契約を締結することになる場合、スマート割賦サービスの提供者(20)は、葬儀支援サービスに対する営業を代行したものとなるので、その代価で葬儀支援サービスの提供者(30)から別途約定に応じた所定の営業手数料を支給してもらうことができ、そのような場合、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、葬儀支援サービスの提供者端末(30)から営業手数料の情報を受信して一緒に管理することができる。
【0113】
一方、スマート割賦サービス契約には、長期割賦サービスである葬儀支援サービス契約と短期割賦連携商品購入契約の他に、例えば損害保険、生命保険、疾病保険、コンドミニアム利用権、提携カードサービス、旅行サービスなど追加的な有償または無償のサービスの提供が含まれる。このような場合、スマート割賦サービスの提供者端末(20)は、当該連携販売契約に関する情報を関連連携サービスを提供する提供者の端末(図示せず)に送信し、連携サービス提供者が葬儀支援サービスの提供者と同様の方法で関連する割賦金を徴収し、関連したサービスを提供するように支援することができる。
【0114】
一方、葬儀支援サービスの提供者(30)がスマート割賦サービスの提供者(20)とは別に消費者(10)と葬儀支援サービス契約を締結して葬儀支援サービス割賦金を徴収する場合、スマート割賦サービスの提供者の割賦徴収の体系とは別の割賦金徴収システムおよび電算システムを備えることができるが、スマート割賦サービスの提供者の割賦徴収の体系と電算システム内で葬儀支援サービス割賦金を一緒に徴収することもできる。
【0115】
最後に、いかなる場合においても、葬儀支援サービス契約の満了時には、葬儀支援サービスの提供者(30)が消費者(10)に既に納入した葬儀支援サービスの長期割賦金および連携商品の短期割賦金の全体相当額を返却する方式で消費者(10)に支援を提供し、これと関連する納入金の返済情報が、葬儀支援サービスの提供者端末(30)から消費者端末(10)に提供される(S490)。
【0116】
図5は、
図1~
図3の実施形態に係るスマート割賦サービスの提供者端末に対応するサーバ級コンピュータであるスマート割賦サービスの提供者装置の構成図である。
【0117】
図5のスマート割賦サービスの提供者装置(500)は、スマート割賦に必要な各種情報を保存する保存部(510)と、消費者端末(10)、葬儀支援サービスの提供者端末(またはサーバ)(30)、信用提供者端末(またはサーバ)(40)、金融会社端末(またはサーバ)(50)、連携サービス提供者端末(またはサーバ)(図示せず)のうち、1つ以上と音声および/またはデータ通信を行う通信部(520)と、スマート割賦サービス提供者装置(500)と外部端末(またはサーバ)との通信をコントロールし、保存部の各種情報に対する処理を行う制御部(530)と、前記各種情報の入出力を行う入出力部(540)を含んで構成される。
【0118】
保存部(510)には、消費者情報を含む連携販売の契約情報又はスマート割賦サービス契約情報、連携商品の注文および割賦金の納入に関する情報、連携商品の注文、配送、設置に関する情報、葬儀支援サービスの契約および割賦金の納入に関する情報、葬儀支援サービスの提供者が消費者に提供する割賦支援金および営業手数料の情報、債権譲渡および債権譲渡代金の情報など連携販売に必要な所定の情報が保存される。
【0119】
また、保存部(510)には、前記消費者端末(10)と締結した前記連携販売の契約情報の他、前記連携販売契約情報のうち、前記葬儀支援サービスの提供者サーバ(30)に伝達した葬儀支援サービスの契約情報、前記消費者(10)に、 配送した前記連携商品の配送情報および前記葬儀支援サービスの提供者(30)が前記消費者に前記葬儀支援サービスを提供したか否かに関する情報が保存される。
【0120】
また、保存部(510)には、前記連携商品に対する短期割賦金および前記葬儀支援サービスに対する長期割賦金を含むスマート割賦金の納入情報がさらに保存される。
【0121】
このとき、前記スマート割賦金の納入情報は、前記短期割賦金と前記長期割賦金の納入期間および納入金額情報とを含み、前記納入期間は、前記消費者が前記短期割賦金と前記長期割賦金を一緒に納付する前期(T1)と、前記長期割賦金のみを納付する後期(T2)に区分され、前記前期(T1)中に前記消費者が納付する前記短期割賦金と前記長期割賦金の月々の納入金額は、前記後期(T2)中に前記消費者が納付する前記長期割賦金の月々の納入金額と同じであることが好ましい。
【0122】
ここで、前記スマート割賦金の納入情報は、前記信用提供者(40)または金融会社(50)サーバから受信した前記連携商品の入金額情報を含み、前記入金額の情報に含まれた一時払いの入金額は、前記連携商品の総額(すなわち、前記短期割賦金に割賦サービス期間を乗じた金額)から前記信用提供者(40)乃至金融会社(50)の所定の手数料を控除した金額の場合もある。
【0123】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記スマート割賦サービスの提供者(20)が前記消費者(10)から月々お金を受取り、前記金融会社(50)に毎月支払う前記短期割賦金と関連した情報および前記金融機関から一時払いで支払われる債権譲渡代金の情報を含むことができる。
【0124】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記信用提供者(40)が前記消費者(10)から月々受け取る前記短期割賦金と関連した情報および前記スマート割賦サービスの提供者(20)が前記信用提供者(40)から一時払いで支払われる連携商品の代金情報を含むことができる。
【0125】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記信用提供者(40)が前記消費者(10)から月々受け取り、前記葬儀支援サービスの提供者(30)に毎月支払う長期割賦金と関連した情報を含むことができる。
【0126】
また、スマート割賦金の納入情報は、前記葬儀支援サービスの提供者(30)が前記消費者(10)から月々直接受け取る前記長期割賦金と関連した情報を含むことができる。
【0127】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記連携販売の契約情報に含まれる葬儀支援サービス契約の満了時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記短期割賦金と関連した情報を含む。
【0128】
また、前記スマート割賦金の納入情報は、前記連携販売の契約情報に含まれる葬儀支援サービス契約の満了時に、前記葬儀支援サービスの提供者が前記消費者に返却する前記長期割賦金と関連した情報をさらに含む。
【0129】
制御部(530)は、コンピュータのプロセッサによって駆動されるソフトウェアのアルゴリズムを介してスマート割賦サービスの提供者の装置(500)が上述した様々な作業を実行できるようにする。
【0130】
一方、図示していないが、本発明の構成要素である他の端末(30、40、50)乃至サーバ級コンピュータで構成される他の装置(30、40、50)も
図5に対応する構成を備えなければならず、保存部には、スマート割賦サービスの提供者(20)から受信したスマート割賦サービスの契約情報、連携商品の配送情報の他に、葬儀支援サービス契約と関連した情報、葬儀支援サービスに対する長期割賦金の納入情報、営業手数料のうち、少なくとも一部が保存されるべきである。
【0131】
上述した本発明に係る葬儀支援サービスと連携して商品を販売するためのスマート割賦販売システムおよび方法の実施形態は、様々なコンピュータの構成要素を介して実行することができるプログラム命令語の形で実施され、コンピュータが読み取ることができる記録媒体に記録することができる。前記コンピュータが読み取ることができる記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。前記コンピュータが読み取ることができる記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計および構成されたものであうるか、コンピュータソフトウェアの分野の当業者に公知で使用可能なものの場合もある。
【0132】
コンピュータが読み取ることができる記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROM、DVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク(Floptical disk)などの磁気光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリ、それらの均等物などのようにプログラム命令語を保存し実行できるように特別に構成されたメモリ装置が含まれる。
【0133】
プログラム命令語の例には、コンパイラによって作成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行することができる高級言語コードも含まれる。本明細書に記載のハードウェア装置は、本発明に係る処理を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成することができ、その逆も同様である。
【0134】
これまで、本明細書では、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に理解し再現できるように、図面に示した実施形態を参考にして説明してきたが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術 当分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の実施形態から様々な変形および均等な他の実施形態が可能であることが理解するだろう。したがって、上述した実施形態はすべての点で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一の形態で説明されている各構成要素は分散して実施されてもよく、同様に分散されて説明されている構成要素も組み合わせた形態で実施されてもよい。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ決定されるべきである。