特許 7437850 ノズル封止用ラベルおよびそれを備えた容器

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-02-15

(45)【発行日】2024-02-26

(54)【発明の名称】ノズル封止用ラベルおよびそれを備えた容器

(51)【国際特許分類】

   G09F 3/00 20060101AFI20240216BHJP

   G09F 3/02 20060101ALI20240216BHJP

   B65D 77/36 20060101ALI20240216BHJP

【ＦＩ】

G09F3/00 Q

G09F3/02 Z

B65D77/36

【請求項の数】 11

(21)【出願番号】P 2020053163

(22)【出願日】2020-03-24

(65)【公開番号】P2021152602

(43)【公開日】2021-09-30

【審査請求日】2023-02-14

(73)【特許権者】

【識別番号】000205306

【氏名又は名称】大阪シーリング印刷株式会社

(74)【代理人】

【識別番号】100161942

【弁理士】

【氏名又は名称】鴨 みどり

(72)【発明者】

【氏名】松原 一裕

(72)【発明者】

【氏名】千田 繁宏

(72)【発明者】

【氏名】杉原 啓二

(72)【発明者】

【氏名】助成 勝弘

(72)【発明者】

【氏名】奥山 徹

(72)【発明者】

【氏名】片渕 恵三

(72)【発明者】

【氏名】森本 聡

(72)【発明者】

【氏名】古川 武司

(72)【発明者】

【氏名】盛屋 考治

【審査官】稲荷 宗良

(56)【参考文献】

【文献】特開２０１３－１１４２１７（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００４－２１７２６８（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開昭５８－０７３３６９（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００１－１７５１７７（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｇ０９Ｆ ３／００

Ｇ０９Ｆ ３／０２

Ｂ６５Ｄ ７７／３６

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

基材および接着層を有し、
ノズル先端部を封止するための、
ノズル封止用ラベルおよびノズルを備えた容器であって、
前記ラベルを、前記ラベルの長手方向中央部が前記ノズルの縁に沿うように、且つ前記ノズルの先端部より突き出た状態でノズルに巻き付けて装着後、前記長手方向中央部の両側のラベル同士を合わせて平坦部を形成するように装着し、
前記ノズルの先端部を封止するように前記ラベルを貼り合わせた、
容器。

【請求項2】

前記ノズルが前記容器の横方向に伸びており、
前記ラベルを、前記ラベルの長手方向中央部が前記ノズル上部に位置するように巻き付けて、前記長手方向中央部の両側のラベル同士を合わせて前記平坦部を形成するように装着し、
前記平坦部が前記ノズル下のスペースに収まるように形成されている、
請求項１に記載の容器。

【請求項3】

前記ノズルが曲折している、
請求項１又は２に記載の容器。

【請求項4】

前記基材が紙である、
請求項１～３のいずれか１項に記載の容器。

【請求項5】

前記接着層が自着性接着層である、
請求項１～４のいずれか１項に記載の容器。

【請求項6】

前記ラベルが、前記ラベルを折るように加工された加工部を有する、
請求項１～５のいずれか１項に記載の容器。

【請求項7】

前記加工部が、切り込み、ミシン目または折り筋である、
請求項６に記載の容器。

【請求項8】

前記ラベルの長手方向の長さが７５～８５ｍｍであり、
前記ラベルの該長手方向に垂直な短手方向の長さが２５～３５ｍｍである、
請求項１～７のいずれか１項に記載の容器。

【請求項9】

前記ラベルの形状が、前記ラベルの長手方向中央部を通る長手方向に垂直な中央線を軸にして線対称である、
請求項１～８のいずれか１項に記載の容器。

【請求項10】

前記ラベルの形状が、略長方形である、
請求項１～９のいずれか１項に記載の容器。

【請求項11】

前記ラベルが、ノズルを封止時に平坦部となる部分に情報表示部を有する、
請求項１～１０のいずれか１項に記載の容器。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、ノズル封止用ラベルおよびそれを備えた容器に関する。

【背景技術】

【0002】

ノズルを備えた容器には、販売促進を行うためにラベルが使用される。
特許文献１には、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能なラベルが開示され、ノズルを一対のフラップによって挟み込むことでノズルの保護を行えるキャップ状ラベルが公開されている（特許文献１の図１３、１４）。
また、特許文献２には、ノズルヘッドの無用の押し下げ等を防止することができるカバー状ラベルが公開されている。
これらのラベルでは、ノズルが完全に封止されておらず、ノズルへの異物投入等の悪戯や、店頭で不特定多数の人が触ることによるノズル先端部の汚染が懸念される。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【文献】特開２００１－１７５１７７号公報

【文献】特開２０１２－１９２９４９号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止するノズル封止用ラベル、ならびに、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止した容器を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0005】

上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。

【0006】

本発明の請求項１に記載のノズル封止用ラベルは、基材および接着層を有し、ノズル先端部を封止するためのノズル封止用ラベルであることを特徴とする。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルは、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止することが可能となる。

【0007】

また、請求項２に記載のノズル封止用ラベルでは、上記基材が紙である。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、環境に優しく、開封が容易であり、開封されたことが分かりやすい。

【0008】

また、請求項３に記載のノズル封止用ラベルでは、上記接着層が自着性接着層である。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、ノズルを封止したラベルを除去する際に糊残りが発生しない。

【0009】

また、請求項４に記載のノズル封止用ラベルでは、上記ラベルを折るように加工された加工部を有する。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、ノズルを封止する際の固定する位置が分かりやすく、ラベルを２つ折りにして装着してノズルを封止するのが容易になる。

【0010】

また、請求項５に記載のノズル封止用ラベルでは、上記加工部は、切り込み、ミシン目または折り筋である。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、ノズルを封止する際の固定する位置が分かりやすく、ノズルに２つ折り等にして装着してノズルを封止するのが容易になる。

【0011】

また、請求項６に記載のノズル封止用ラベルでは、上記ラベルの長手方向の長さが７５～８５ｍｍであり、上記ラベルの該長手方向に垂直な短手方向の長さが２５～３５ｍｍである。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、十分な表示面積を確保すると共に、ノズルを封止した際に運搬や陳列の邪魔にならない。また、ラベルが長すぎず、両端をぴったり合わせて装着し易い。さらに、適当なサイズを有することにより、ラベルの装着の自動化が容易となる。

【0012】

また、請求項７に記載のノズル封止用ラベルでは、上記ラベルの形状が、上記ラベルの長手方向中央部を通る長手方向に垂直な中央線を軸に線対称である。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、ラベルの両端をぴったり合わせて装着し易く、ノズルを封止した際に強度が上がると共に、接着層が露出しにくくなる。

【0013】

また、請求項８に記載のノズル封止用ラベルでは、上記ラベルの形状が、略長方形である。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、十分な表示面積を確保できる。

【0014】

また、請求項９に記載のノズル封止用ラベルでは、上記ラベルが、ノズルを封止時に平坦部となる部分に情報表示部を有する。
以上のように構成されたノズル封止用ラベルでは、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能になる。

【0015】

また、本発明の請求項１０に記載の容器は、上記ラベルおよびノズルを備えた容器であって、上記ラベルを、平坦部を有するように上記ノズルに巻き付けて装着し、該ノズルの先端部を封止するように上記ラベルを貼り合わせた容器であることを特徴とする。
以上のように構成された容器では、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止できる。また、平坦部となる部分に情報表示部を有するラベルを使用する場合には、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能になる。

【0016】

また、請求項１１に記載の容器では、上記ラベルを、上記ラベルの長手方向中央部が該ノズルの縁に沿うように、且つノズルの先端部より突き出た状態で巻き付けて装着後、上記長手方向中央部の両側のラベル同士を合わせて上記平坦部を形成するように装着する。
以上のように構成された容器では、上記ラベルの封止がより優れる。また、上記平坦部の強度が向上する。

【0017】

また、請求項１２に記載の容器では、上記ノズルが上記容器の横方向に伸びており、上記ラベルを、上記ラベルの長手方向中央部が該ノズル上部に位置するように巻き付けて、上記長手方向中央部の両側のラベル同士を合わせて上記平坦部を形成するように装着し、上記平坦部がノズル下のスペースに収まるように形成されている。
以上のように構成された容器では、運搬や陳列の邪魔にならない。

【0018】

また、請求項１３に記載の容器では、上記ノズルが曲折している。
以上のように構成された容器では、封止したラベルが意図せず外れることを防止できる。

【発明の効果】

【0019】

本発明によれば、ノズル先端部の汚染防止およびノズルへの異物投入等の悪戯防止を行えるノズル封止用ラベル、ならびに、ノズル先端部の汚染防止およびノズルへの異物投入等の悪戯防止に優れた容器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【0020】

【図1】本発明に係るノズル封止用ラベルの、一実施形態の平面図である。

【図2】本発明に係るノズル封止用ラベルの、他の実施形態の平面図である。

【図3】本発明に係る容器の、一実施形態の側面図である。

【図4】本発明に係る容器の、他の実施形態の側面図である。

【図5】本発明に係る容器の、別の実施形態の側面図である。

【図6】本発明に係る容器の、また別の実施形態の側面図である。

【発明を実施するための形態】

【0021】

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

【0022】

１．ノズル封止用ラベル
本発明のノズル封止用ラベル（以下、単にラベルという場合がある）は、基材および接着層を有し、ノズル先端部を封止するためのノズル封止用ラベルである。本発明のノズル封止用ラベルは、ノズル先端部を封止するために使用され、ノズル先端部の汚染防止およびノズルへの異物投入等の悪戯防止を行うことができる。

【0023】

１－１ 基材
上記基材としては、従来公知の基材を使用できるが、紙が好ましい。上記基材として紙を使用した場合、環境に優しく、容易に破ることができるためノズル封止後の開封が容易であり、開封時にラベルが破れるため復元しにくく開封されたことが分かりやすい。

【0024】

１－２ 接着層
上記接着層は、従来公知の接着層を使用できるが、自着性接着層であることが好ましい。この自着性接着層は、基材の少なくとも一方の面に塗布されている。自着性とは、接着層同士を接触させて加圧した場合には接着するが、他の物質に接触・加圧しても接着しない性質をいう。
上記接着層を自着性接着層とした場合、開封時のノズルへの糊残しを防止出来る。
以下に、具体的な実施形態を示して詳しく説明する。

【0025】

（実施形態１）
図１に示す実施形態１のノズル封止用ラベル１（以下、単にラベル１という場合がある）は、長手方向中央部５に加工部１２として切り込み２を有する。これにより、ノズルを封止する際の固定する位置が分かりやすく、ノズルに２つ折り等にして装着してノズルを封止するのが容易になる。加工部１２は、長手方向中央部５の両端部に２個設けられていても良い。また、加工部１２は、長手方向中央部５以外の場所に設置されていても良い。

【0026】

ラベル１の長手方向の長さは、装着されるノズル付容器のノズル横のスペース（後掲の図３の２８）や、ノズル下のスペース（後掲の図４の３８、図５の４８、図６の５８）の長さにより決定すればよいが、好ましくは７５～８５ｍｍであり、７６～８４ｍｍであることがより好ましく、７７～８２ｍｍであることがさらに好ましく、７９～８１ｍｍであることが特に好ましい。
ラベル１の上記長手方向に垂直な短手方向の長さは、同様に、装着されるノズル付容器のノズル横のスペース（後掲の図３の２８）や、ノズル下のスペース（後掲の図４の３８、図５の４８、図６の５８）の幅により決定すればよいが、例えばノズル長プラス５～１０ｍｍであり、好ましくは２５～３５ｍｍであり、２６～３４ｍｍであることがより好ましく、２７～３２ｍｍであることがさらに好ましく、２９～３１ｍｍであることが特に好ましい。

【0027】

ラベル１の長手方向の長さ及び短手方向の長さを上記の範囲とすることにより、十分な表示面積を確保すると共に、ノズルを封止した際に運搬や陳列の邪魔にならずに、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能になる。また、ラベルが長すぎず、両端をぴったり合わせて装着し易い。さらに、適当なサイズを有することにより、ラベル装着の自動化が容易となる。

【0028】

ラベル１の形状は、ラベル１の長手方向中央部５を通る長手方向に垂直な中央線を軸に線対称の略長方形である。これにより、両端をぴったり合わせて装着し易く、ノズルを封止した際に強度が上がると共に、接着層が露出しにくくなるとともに、十分な表示面積を確保できる。
ラベル１の形状は、円形、楕円形、ひし形、三角形等であってもよく、また、非線対称形であっても良い。

【0029】

また、ラベル１は、ノズルを封止時に平坦部となる部分３に商品に関する情報を表示するための情報表示部４を有する。ここで、平坦部となる部分３は、ラベル１をノズルに装着した際に、ラベル１のうち平坦となる部分を指す。これにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能になる。情報表示部４には、適宜、商品名やデザイン等を印刷できる。また、図１に示すように、平面視において、各平坦部となる部分３に挟まれた領域、すなわち長手方向中央部５とその近傍領域は、ノズルを封止するための封止部として機能する。

【0030】

（実施形態２）
図２に示す実施形態２のノズル封止用ラベル１１（以下、単にラベル１１という場合がある）は、長手方向中央部に直線状の加工部１２を有する。上記直線状の加工部１２は、ミシン目または折り筋である。ラベル１１の形状、ラベル１１の長手方向の長さ、及びラベル１１の長手方向に垂直な短手方向の長さは、上記実施形態１と同様である。
また、ラベル１１は、ノズルを封止時に平坦部となる部分１３に情報表示部１４を有する。平坦部となる部分１３は、ラベル１１をノズルに装着した際に、ラベル１１のうち平坦となる部分を指す。これにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積を確保することが可能になる。情報表示部１４には、適宜、商品名やデザイン等を印刷できる。

【0031】

２．容器
本発明の容器は、上記ラベルおよびノズルを備えた容器であって、上記ラベルを平坦部を有するように上記ノズルに巻き付けて装着し、上記ノズルの先端部を封止するように上記ラベルを貼り合わせた容器である。平坦部は、装着された上記ラベルのうち平坦な部分を指す。
上記ラベルは、両端を合わせて装着してもよい。上記ノズルは、容器の上方向に伸びていても良く、横方向に伸びていても良く、また、曲折していても良い。上記ノズルは、ポンプ機能を備えたノズルヘッドに設けられていても良い。
上記平坦部は、ノズルの横または下のスペースに収まるように形成されていることが好ましい。
以下に、具体的な実施形態を示して詳しく説明する。

【0032】

（実施形態３）
図３に示す実施形態３の容器２１は、容器本体２２と、容器２１の上方向に伸びたノズル２３を有するキャップ２４と、ノズル２３の先端部を封止するように装着されたラベル２５とを備えている。
ラベル２５は、ラベル２５の長さ方向中央部を通る長手方向に垂直な中央線を、ノズル２３の縁に沿って且つノズルの先端部より突き出た状態で装着後、ノズル２３の表面に巻き付け、その後、上記ラベル２５の両端を合わせて、ノズル２３の先端が封止され且つ平坦部２６を形成するように、上記長手方向中央部の両側のラベルを貼着して装着されている。
平坦部２６には、情報表示部２７が形成されている。上記ラベル２５の両端は、ぴったり合わされていなくても良い。ラベル２５としては、上記１．のノズル封止用ラベルの項で記載のものを使用できる。

【0033】

ラベル２５のノズル２３への装着方法としては、平坦部２６が形成され、ノズル２３の先端部が封止されていれば良く、他は限定されない。先端部が封止されていることにより、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止できる。さらに、平坦部２６が情報表示部２７を有することにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。
平坦部２６は、ノズル２３の横のスペース２８に収まることが好ましい。これにより、容器２１の運搬や陳列の邪魔にならずに、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。

【0034】

（実施形態４）
図４に示す実施形態４の容器３１は、容器本体３２と、容器３１の横方向に伸びたノズル３３を有するキャップ３４と、ノズル３３の先端部を封止するように装着されたラベル３５とを備えている。
ラベル３５は、ラベル３５の長さ方向中央部を通る長手方向に垂直な中央線がノズル３３の上部に位置し、且つノズルの先端部より突き出た状態で装着後、ノズル３３の表面に沿って巻き付け、その後、上記ラベル３５の両端を合わせてノズル３３の先端が封止され且つ平坦部３６を形成するように、上記長手方向中央部の両側のラベルを貼着して装着されている。
また、ラベル３５は平坦部３６に情報表示部３７を有する。上記ラベル３５の両端は、ぴったり合わされていなくても良い。ラベル３５としては、上記１．のノズル封止用ラベルの項で記載のものを使用できる。

【0035】

ラベル３５のノズル３３への装着方法としては、平坦部３６が形成され、ノズル３３の先端部が封止されていれば良く、他は限定されない。先端部が封止されていることにより、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止できる。さらに、平坦部３６が情報表示部３７を有することにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。
平坦部３６は、ノズル３３の下部のスペース３８に収まることが好ましい。これにより、容器３１の運搬や陳列の邪魔にならずに、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。

【0036】

（実施形態５）
図５に示す実施形態５の容器４１は、容器本体４２と、容器４１の横方向に伸び、曲折しているノズル４３を有するキャップ４４と、ノズル４３の先端部を封止するように装着されたラベル４５とを備えている。
ラベル４５は、ラベル４５の長さ方向中央部が、ノズル４３の上部に位置し、且つノズル４３の先端部より突き出た状態で装着後、ノズル４３の表面に沿い、またノズル４３の先端が封止され且つ平坦部４６を形成するように、上記長手方向中央部の両側のラベルを貼着して装着されている。
また、ラベル４５は平坦部４６に情報表示部４７を有する。上記ラベル４５の両端は、ぴったり合わされていなくても良い。ラベル４５としては、上記１．のノズル封止用ラベルの項で記載のものを使用できる。

【0037】

ラベル４５のノズル４３への装着方法としては、平坦部４６が形成され、ノズル４３の先端部が封止されていれば良く、他は限定されない。先端部が封止されていることにより、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止できる。また、平坦部４６が情報表示部４７を有することにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。さらに、ノズル４３が曲折していることにより、封止したラベルが意図せず外れることを防止できる。
平坦部４６は、ノズル４３の下部のスペース４８に収まることが好ましい。これにより、容器４１の運搬や陳列の邪魔にならずに、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。

【0038】

（実施形態６）
図６に示す実施形態６の容器５１は、容器本体５２と、容器５１の横方向に伸びたノズル５３を有する、ポンプ機能を備えたノズルヘッド５４と、ノズル５３の先端部を封止するように装着されたラベル５５とを備えている。ノズル５３は、曲折していてもよい。
ラベル５５は、ラベル５５の長さ方向中央部を通る長手方向に垂直な中央線がノズル５３の上部に位置し、且つノズルの先端部より突き出た状態で装着後、ノズル５３の表面に沿って巻き付け、その後、上記ラベル５５の両端を合わせてノズル５３の先端が封止され且つ平坦部５６を形成するように、上記長手方向中央部の両側のラベルを貼着して装着されている。
また、ラベル５５は平坦部５６に情報表示部５７を有する。上記ラベル５５の両端は、ぴったり合わされていなくても良い。ラベル５５としては、上記１．のノズル封止用ラベルの項で記載のものを使用できる。

【0039】

ラベル５５のノズル５３への装着方法としては、平坦部５６が形成され、ノズル５３の先端部が封止されていれば良く、他は限定されない。先端部が封止されていることにより、ノズル先端部の汚染およびノズルへの異物投入等の悪戯を防止できる。また、平坦部５６が情報表示部５７を有することにより、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。
平坦部５６は、ノズル５３の下部のスペース５８に収まることが好ましい。これにより、容器５１の運搬や陳列の邪魔にならずに、販売促進効果を期待することができる程度の表示面積が確保できる。

【符号の説明】

【0040】

１、１１、２５、３５、４５、５５ ラベル
２ 切り込み
３、１３ 平坦部となる部分
２６、３６、４６、５６ 平坦部
４、１４、２７、３７、４７、５７ 情報表示部
５ 長手方向中央部
１２ 加工部
２１、３１、４１、５１ 容器
２２、３２、４２、５２ 容器本体
２３、３３、４３、５３ ノズル
２４、３４、４４ キャップ
５４ ノズルヘッド
２８、３８、４８、５８ スペース

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】