(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-15
(45)【発行日】2024-02-26
(54)【発明の名称】光送受信システム
(51)【国際特許分類】
H04B 10/27 20130101AFI20240216BHJP
H04L 7/00 20060101ALI20240216BHJP
【FI】
H04B10/27
H04L7/00 750
(21)【出願番号】P 2022127154
(22)【出願日】2022-08-09
【審査請求日】2022-08-09
(32)【優先日】2022-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】501027245
【氏名又は名称】中華電信股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】胡 晉 誠
(72)【発明者】
【氏名】洪 裕 涵
(72)【発明者】
【氏名】廖 虹 惠
(72)【発明者】
【氏名】胡 秀 芳
(72)【発明者】
【氏名】游 幼 蘋
(72)【発明者】
【氏名】頼 國 祥
【審査官】前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/198873(WO,A1)
【文献】特開2020-136969(JP,A)
【文献】特開2014-207547(JP,A)
【文献】特開2018-033033(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/27
H04L 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一光トランシーバと、
前記第一光トランシーバに接続された第一光デュプレクサと、
第二光トランシーバと、
前記第二光トランシーバに接続された第二光デュプレクサと、を含み、
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサとの間には単一の光伝送ルートが存在し、且つ前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサは前記単一の光伝送ルートを介して信号の交換を行
い、
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサは前記単一の光伝送ルートを介して高精度な時間プロトコル同期信号を交換する、光送受信システム。
【請求項2】
前記第一光トランシーバは第一受信ポート及び第一送信ポートを含み、前記第一光デュプレクサは第一ポート、第二ポート及び第三ポートを含み、
前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記第一光トランシーバの前記第一送信ポートに接続され、前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第二光デュプレクサに接続され、前記第一光デュプレクサの前記第三ポートは前記第一光トランシーバの前記第一受信ポートに接続される、請求項1に記載の光送受信システム。
【請求項3】
前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記第一光トランシーバの前記第一送信ポートから第一光信号を受信し、前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記第一光信号を前記第一光デュプレクサの前記第二ポートに転送し、且つ前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第一光信号を前記第二光デュプレクサに送信する、請求項2に記載の光送受信システム。
【請求項4】
前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートから前記第二光デュプレクサからの第二光信号を受信し、前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記第二光信号を前記第一光デュプレクサの前記第三ポートに転送し、且つ前記第一光デュプレクサの前記第三ポートは前記第二光信号を前記第一光トランシーバの前記第一受信ポートに送信する、請求項2に記載の光送受信システム。
【請求項5】
前記第二光トランシーバは第二受信ポート及び第二送信ポートを含み、前記第二光デュプレクサは第一ポート、第二ポート及び第三ポートを含み、
前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光トランシーバの前記第二送信ポートに接続され、前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第一光デュプレクサに接続され、前記第二光デュプレクサの前記第三ポートは前記第二光トランシーバの前記第二受信ポートに接続される、請求項1に記載の光送受信システム。
【請求項6】
前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光トランシーバの前記第二送信ポートから第二光信号を受信し、前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光信号を前記第二光デュプレクサの前記第二ポートに転送し、且つ前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第二光信号を前記第一光デュプレクサに送信する、請求項5に記載の光送受信システム。
【請求項7】
前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートから前記第一光デュプレクサからの第一光信号を受信し、前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記第一光信号を前記第二光デュプレクサの前記第三ポートに転送し、且つ前記第二光デュプレクサの前記第三ポートは前記第一光信号を前記第二光トランシーバの前記第二受信ポートに送信する、請求項5に記載の光送受信システム。
【請求項8】
前記単一の光伝送ルート上に設置された光コネクタを更に含み、前記第一光デュプレクサは前記光コネクタを介して前記第二光デュプレクサに接続される、請求項1に記載の光送受信システム。
【請求項9】
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサはいずれも受動素子である、請求項1に記載の光送受信システム。
【請求項10】
第一光トランシーバと、
前記第一光トランシーバに接続された光コネクタと、
前記光コネクタに接続された第一光デュプレクサと、
第二光トランシーバと、
前記第二光トランシーバに接続された第二光デュプレクサと、を含み、
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサとの間には単一の光伝送ルートが存在し、且つ前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサは前記単一の光伝送ルートを介して信号の交換を行
い、
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサは前記単一の光伝送ルートを介して高精度な時間プロトコル同期信号を交換する、光送受信システム。
【請求項11】
前記第一光トランシーバは第一受信ポート及び第一送信ポートを含み、前記光コネクタは第一ポート及び第二ポートを含み、前記光コネクタの前記第一ポートは前記第一光トランシーバの前記第一受信ポートに接続され、前記光コネクタの前記第二ポートは前記第一光トランシーバの前記第一送信ポートに接続される、請求項
10に記載の光送受信システム。
【請求項12】
前記第一光デュプレクサは第一ポート、第二ポート及び第三ポートを含み、
前記第一光デュプレクサの前記第三ポートは前記光コネクタの前記第一ポートに接続され、前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記光コネクタの前記第二ポートに接続され、前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記第二光デュプレクサに接続される、請求項
11に記載の光送受信システム。
【請求項13】
前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記光コネクタの前記第二ポートを介して前記第一光トランシーバの前記第一送信ポートから第一光信号を受信し、前記第一光デュプレクサの前記第一ポートは前記第一光信号を前記第一光デュプレクサの前記第二ポートに転送し、且つ前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第一光信号を前記第二光デュプレクサに送信する、請求項
12に記載の光送受信システム。
【請求項14】
前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートから前記第二光デュプレクサからの第二光信号を受信し、前記第一光デュプレクサの前記第二ポートは前記第二光信号を前記第一光デュプレクサの前記第三ポートに転送し、且つ前記第一光デュプレクサの前記第三ポートは前記光コネクタの前記第一ポートを介して前記第二光信号を前記第一光トランシーバの前記第一受信ポートに送信する、請求項
12に記載の光送受信システム。
【請求項15】
前記第二光トランシーバは第二受信ポート及び第二送信ポートを含み、前記第二光デュプレクサは第一ポート、第二ポート及び第三ポートを含み、
前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光トランシーバの前記第二送信ポートに接続され、前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第一光デュプレクサに接続され、前記第二光デュプレクサの前記第三ポートは前記第二光トランシーバの前記第二受信ポートに接続される、請求項
10に記載の光送受信システム。
【請求項16】
前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光トランシーバの前記第二送信ポートから第二光信号を受信し、前記第二光デュプレクサの前記第一ポートは前記第二光信号を前記第二光デュプレクサの前記第二ポートに転送し、且つ前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートを介して前記第二光信号を前記第一光デュプレクサに送信する、請求項
15に記載の光送受信システム。
【請求項17】
前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記単一の光伝送ルートから前記第一光デュプレクサからの第一光信号を受信し、前記第二光デュプレクサの前記第二ポートは前記第一光信号を前記第二光デュプレクサの前記第三ポートに転送し、且つ前記第二光デュプレクサの前記第三ポートは前記第一光信号を前記第二光トランシーバの前記第二受信ポートに送信する、請求項
15に記載の光送受信システム。
【請求項18】
前記第一光デュプレクサと前記第二光デュプレクサはいずれも受動素子である、請求項
10に記載の光送受信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術領域
本発明は光送受信の構造に関し、特に光送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
背景技術
時間同期は通信ネットワークにおいて不可欠な技術であり、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System,GNSS)によりサーバが直接世界の標準時間を取得する以外に、また高精度な時間プロトコル(Precision Time Protocol,PTP)により上流設備から伝送される時間信号を受信することができる。
【0003】
一般的に、設備間の伝送及び受信の大部分は可変光路方式を採用しているが、この方式は伝送及び受信ルートの長さが異なる場合があり、時間同期の品質が劣化するという課題が生じ、それによってネットワークサービスに影響を及ぼす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明の概要
技術的な課題
このことに鑑みて、本発明は光送受信システムを提供し、時間同期の品質が劣化しネットワークサービスに影響を及ぼすという技術的な課題を解決するために用いることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するための技術的手段
本発明は光送受信システムを提供し、第一光トランシーバ、第一光デュプレクサ、第二光トランシーバ及び第二光デュプレクサを含む。第一光デュプレクサは第一光トランシーバに接続される。第二光デュプレクサは第二光トランシーバに接続される。第一光デュプレクサと第二光デュプレクサとの間には単一の光伝送ルートが存在し、且つ第一光デュプレクサと第二光デュプレクサは単一の光伝送ルートを介して信号の交換を行う。
【0006】
本発明は光送受信システムを提供し、第一光トランシーバ、光コネクタ、第一光デュプレクサ、第二光トランシーバ及び第二光デュプレクサを含む。光コネクタは第一光トランシーバに接続される。第一光デュプレクサは光コネクタに接続される。第二光デュプレクサは第二光トランシーバに接続される。第一光デュプレクサと第二光デュプレクサとの間には単一の光伝送ルートが存在し、且つ第一光デュプレクサと第二光デュプレクサは単一の光伝送ルートを介して信号の交換を行う。
【発明の効果】
【0007】
技術的な効果
上記に基づいて、本発明の実施例が提供する光送受信システムは少なくとも以下の特徴を備える。(1)本発明で使用する光デュプレクサは受動式の光学素子であり、追加の電力供給を必要とせず、元のネットワークシステムの稼働及びメンテナンス方式に影響を及ぼさない。(2)非対称な長さの可変光路により生じる時間同期の品質が劣化する課題を解決することができる。(3)光ケーブルを節約することができる。(4)本発明の光送受信システムは伝送速度が100Gbps以下で、伝送距離が80km以下のネットワークシステムに使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施例に基づく可変光路の伝送の概略図である。
【
図2】
図1に基づく光送受信システムの概略図である。
【
図3】
図2に基づく対称でない伝送遅延を備える光送受信システムの概略図である。
【
図4】本発明の一実施例に基づく光送受信システムの概略図である。
【
図6】
図5に基づく光送受信システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態
図1を参照し、
図1は本発明の一実施例に基づく可変光路の伝送の概略図である。
図1において、光トランシーバ110は受信ポート112及び送信ポート114を含んでもよく、ここで受信ポート112は対応する受信ルート(例えば光ファイバ)を介してその他の設備/装置から信号を受信してもよく、送信ポート114は送信ルート(例えばもう一本の光ファイバ)を介してその他の設備/装置へ信号を送信してもよい。
【0010】
図2を参照し、
図2は
図1に基づく光送受信システムの概略図である。
図2において、光送受信システム20は信号処理装置21及び22を含み、それぞれ光トランシーバ110を含み、且つ信号処理装置21の光トランシーバ110と信号処理装置22の光トランシーバ110との間に一つ又は複数の光コネクタ23が接続され、光コネクタ23は第一ポート231及び第二ポート232を含む。
【0011】
本実施例において、信号処理装置21の送信ポート114は前記各光コネクタ23の第一ポート231を順に介して信号L1を信号処理装置22の受信ポート112に送信してもよい。この場合、信号処理装置21の送信ポート114と信号処理装置22の受信ポート112との間には一本の光伝送ルート(例えば一本の光ファイバ)が存在すると見なされる。また、信号処理装置22の送信ポート114は前記各光コネクタ23の第二ポート232を順に介して信号L2を信号処理装置21の受信ポート112に送信してもよい。この場合、信号処理装置22の送信ポート114と信号処理装置21の受信ポート112との間にもう一本の光伝送ルート(例えばもう一本の光ファイバ)が存在すると見なされる。
【0012】
一実施例において、
図2の構造は信号処理装置21と22との間でPTP同期信号を伝送することに用いることができる。詳細に説明すると、PTPは異なるネットワークノード(例えば信号処理装置21、22)上で、時間信号の分配及び時間同期の維持を行うのに用いることができる。PTPの目標は一つのネットワークノードAからもう一つのネットワークノードBへ伝達するタイムスタンプの最小誤差を計算することであり、二つのノードの時間同期を達成するのに用いられる。
【0013】
例えば、ネットワークノードAとBが以前に時間同期に達していないという前提のもと、ノードAのT1時刻からノードBへT1を埋め込んだ時間データパケットを送信する。送信後、ノードBは認定されたT2時刻でこのパケットを受け取る。その後、ノードBのT3時刻からノードAへT3を埋め込んだ時間データパケットを再送信する。送信後、ノードAは認定されたT4時刻でこのパケットを受け取る。その後、ノードAはT4を埋め込んだ時間データパケットを再送信しノードBへ返送する。ノードBがT1、T2、T3及びT4に対応するパケットを収集すると、「(T2-T1-T4+T3)/2」の公式を使用して補正時間を計算することができる。
【0014】
しかし、この公式で仮にノードAとBとの間のリンクルートに生じた伝送遅延が対称であった場合、目標はノードAからノードBのリンクルートへの遅延とノードBからノードAのリンクルートへの遅延を等しくする必要があるということである。このことから分かるように、PTPはリンクルート遅延の非対称の影響を受ける可能性がある。
【0015】
図2の構造において、前記二本の光伝送ルートはネットワーク設計又はその他を考慮に入れて異なる光ファイバを選ぶ可能性があり、この二本の光伝送ルートが異なる長さを備え、それによって異なる伝送遅延/リンクルート遅延を備える可能性がある。この場合、信号処理装置21、22の間はPTPのメカニズムを介して良好な同期を実現することができない。
【0016】
図3を参照し、
図3は
図2に基づく対称でない伝送遅延を備える光送受信システムの概略図である。
図3において、仮に信号処理装置21の送信ポート114が光伝送ルートP1を介して信号L1(例えば上記PTPメカニズムで使用される一つの時間が埋め込まれたデータパケット)を送信する場合、ここで光伝送ルートP1は信号処理装置21の送信ポート114と光コネクタ23の第一ポート231との間のサブ光伝送ルートP11、及び光コネクタ23の第一ポート231と信号処理装置22の受信ポート112との間のサブ光伝送ルートP12を備える。仮にサブ光伝送ルートP11及びP12の長さがそれぞれy1キロメートル及びz2キロメートルであるとすると、光伝送ルートP1の長さは例えば、y1+z2キロメートルになる。
【0017】
また、仮に信号処理装置22の送信ポート114が光伝送ルートP2を介して信号L2(例えば上記PTPメカニズムで使用されるもう一つの時間が埋め込まれたデータパケット)を送信する場合、ここで光伝送ルートP2は信号処理装置22の送信ポート114と光コネクタ23の第二ポート232との間のサブ光伝送ルートP22、及び光コネクタ23の第二ポート232と信号処理装置21の受信ポート112との間のサブ光伝送ルートP21を備える。仮にサブ光伝送ルートP21及びP22の長さがそれぞれz1キロメートル及びx1キロメートルであるとすると、光伝送ルートP2の長さは例えば、x1+z1キロメートルになる。
【0018】
図3から分かるように、光伝送ルートP1及びP2の間には|x-y|のルート長さの差が存在する。一般的に、標準光ファイバの1キロメートル当たりの遅延は約5000nsであり、このルート長さの差は1キロメートル当たり約2500nsの時間誤差が生じる可能性があり、それによってPTPメカニズムの正確性に影響を及ぼす可能性が生じる。
【0019】
更に、実際の光ファイバネットワークの構築において、一般的には環状に束ねられた光ファイバ(例えば都市全体を取り巻く一つの光ファイバ)が配置され、同じ光ファイバの異なるワイヤは異なる地域の異なる設備/装置(例えば各中継基地及び/又は通信機械室)に様々に使用/接続される可能性がある。これらの場合、信号処理装置21の受信ポート212と光コネクタの第二ポート232との間及び信号処理装置21の送信ポート214と光コネクタの第一ポート231との間の余った少量のワイヤを選んで使用するだけの場合、異なる長さのワイヤセグメントを選んでサブ光伝送ルートP11及びP21とする状態が生じやすく、それによって
図3に示される問題が派生する。
【0020】
このことに鑑みて、本発明は光デュプレクサを結合して時間同期の品質を高める技術的解決手段を提供し、二つの装置の間の可変光伝送ルートペアの伝送を単一の光伝送ルートペアの伝送に変換する。これにより、可変光伝送ルートのルート長さの差が大きすぎて時間同期の品質に影響を及ぼすのを避けることができる。
【0021】
図4を参照し、
図4は本発明の一実施例に基づく光送受信システムの概略図である。
図4において、光送受信システム40は第一光トランシーバ410、第一光デュプレクサD1、第二光トランシーバ420及び第二光デュプレクサD2を含む。第一光デュプレクサD1は第一光トランシーバ410に接続される。第二光デュプレクサD2は第二光トランシーバ420に接続される。第一光デュプレクサD1と第二光デュプレクサD2との間には単一の光伝送ルート499が存在し、且つ第一光デュプレクサD1と第二光デュプレクサは単一の光伝送ルート499を介して信号の交換を行う。
【0022】
一実施例において、第一光トランシーバ410は第一受信ポート412及び第一送信ポート414を含み、第一光デュプレクサD1は第一ポートD11、第二ポートD12及び第三ポートD13を含む。第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光トランシーバ410の第一送信ポート414に接続され、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は単一の光伝送ルートを介して第二光デュプレクサD2に接続され、且つ第一光デュプレクサD1の第三ポートD13は第一光トランシーバ410の第一受信ポート412に接続される。
【0023】
一実施例において、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光トランシーバ410の第一送信ポート414から第一光信号S1を受信し、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光信号S1を第一光デュプレクサD1の第二ポートD12に転送し、且つ第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は単一の光伝送ルート499を介して第一光信号S1を第二光デュプレクサD2に送信する。
【0024】
一実施例において、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は単一の光伝送ルート499から第二光デュプレクサD2からの第二光信号S2を受信し、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は第二光信号S2を第一光デュプレクサD1の第三ポートD13に転送し、且つ第一光デュプレクサD1の第三ポートD13は第二光信号S2を第一光トランシーバ410の第一受信ポート412に送信する。
【0025】
一実施例において、第二光トランシーバ420は第二受信ポート422及び第二送信ポート424を含み、第二光デュプレクサD2は第一ポートD21、第二ポートD22及び第三ポートD23を含む。第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光トランシーバ420の第二送信ポート424に接続され、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルート499を介して第一光デュプレクサD1に接続され、第二光デュプレクサD2の第三ポートD23は第二光トランシーバ420の第二受信ポート422に接続される。
【0026】
言い換えれば、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルート499を介して第一光デュプレクサD1の第二ポートD12に接続され、単一の光伝送ルート499を介して信号(例えば第一光信号S1及び第二光信号S2)の交換を行うようにする。
【0027】
一実施例において、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光トランシーバ420の第二送信ポート424から第二光信号S2を受信し、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光信号S2を第二光デュプレクサD2の第二ポートD22に転送し、且つ第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルートを介して第二光信号S2を第一光デュプレクサD1(の第二ポートD12)に送信する。
【0028】
一実施例において、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルートから第一光デュプレクサD1からの第一光信号S1を受信し、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は第一光信号S1を第二光デュプレクサD2の第三ポートD23へ転送し、且つ第二光デュプレクサD2の第三ポートD23は第一光信号S1を第二光トランシーバ420の第二受信ポート422に送信する。
【0029】
一実施例において、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2は単一の光伝送ルート499を介してPTP同期信号を交換する。一実施例において、第一光信号S1はPTPメカニズムを実行する際に使用されるうちの時間を埋め込んだ一つのPTP同期信号であってもよく、第二光信号S2はPTPメカニズムを実行する際に使用されるもう一つの時間を埋め込んだPTP同期信号であってもよいが、これに限定されない。
【0030】
この場合、光トランシーバ410及び420は単一の光伝送ルート499を介してPTP同期信号の交換を行うことができるので、従って
図3に示すような対称でない伝送遅延/リンクルート遅延の問題が生じない。これにより、PTPメカニズムの同期特性を改善することができる。
【0031】
本発明の実施例において、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2はいずれも受動素子である。言い換えれば、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2はいずれも電力供給やコンセントに差し込む必要がなく使用でき、光トランシーバ、光コネクタ又は光ケーブル等と接続して使用可能である。
【0032】
図5を参照し、
図5は
図3、
図4に基づく光送受信システムの概略図である。
図5において、第一光トランシーバ410は例えば信号処理装置51内に設置されてもよく、第二光トランシーバ420は例えば信号処理装置52内に設置されてもよい。本実施例において、第一光トランシーバ410は
図4に示される方式で第一光デュプレクサD1に接続されてもよく、第二光トランシーバ420は
図4に示される方式で第二光デュプレクサD2に接続されてもよく、よって詳細についてはここでは説明しない。
【0033】
本発明の実施例において、
図5の構造は
図4の構造を
図3の構造に使用することで理解可能である。
図5において、光送受信システム50は単一の光伝送ルートP3上に設置される光コネクタ53を更に含んでもよく、ここで第一光デュプレクサD1は光コネクタ53を介して第二光デュプレクサD2に接続される。一実施例において、光コネクタ53は第一ポート531及び第二ポート532を含んでもよく、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は例えば第二ポート532を介して第二光デュプレクサD2の第二ポートD22に接続されてもよい。
【0034】
一実施例において、単一の光伝送ルートP3は例えば第一光デュプレクサD1の第二ポートD12と光コネクタ53の第二ポート532との間のサブ光伝送ルートP31、及び光コネクタ53の第二ポート532と第二光デュプレクサD2の第二ポートD22との間のサブ光伝送ルートP32を含んでもよい。
【0035】
一実施例において、サブ光伝送ルートP32は例えば光ケーブル599のうちの一本のワイヤであってもよく、この光ケーブル599は例えば数十/百本のワイヤを含んで環状に特定の地域(例えば某市/行政区)に設置されてもよく、また数キロメートルの長さに達してもよいが、これに限定されない。
【0036】
図5において、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光トランシーバ410の第一送信ポート414から第一光信号S1を受信し、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光信号S1を第一光デュプレクサD1の第二ポートD12に転送し、且つ第一光デュプレクサD1の第二ポートD12はサブ光伝送ルートP31を介して第一光信号S1を光コネクタ53の第二ポート532に送信する。その後、光コネクタ53の第二ポート532はサブ光伝送ルートP32を介して第一光信号S1を第二光デュプレクサD2の第二ポートD22に送信し、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は第一光信号S1を第二光デュプレクサD2の第三ポートD23に転送し、また第三ポートD23により第一光信号S1を光トランシーバ420の第二受信ポート422に送信する。
【0037】
また、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光トランシーバ420の第二送信ポート424から第二光信号S2を受信し、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光信号S2を第二光デュプレクサD2の第二ポートD22に転送し、且つ第二光デュプレクサD2の第二ポートD22はサブ光伝送ルートP32を介して第二光信号S2を光コネクタ53の第二ポート532に送信する。その後、光コネクタ53の第二ポート532はサブ光伝送ルートP31を介して第二光信号S2を第一光デュプレクサD1の第二ポートD12に送信し、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は第二光信号S2を第一光デュプレクサD1の第三ポートD13に転送し、また第三ポートD13により第二光信号S2を光トランシーバ410の第二受信ポート412に送信する。
【0038】
上記から、第一光信号S1と第二光信号S2(それぞれ例えばPTP同期信号)が通るのは同一の光伝送ルートP3であり、このため第一光信号S1と第二光信号S2の送信/受信過程において対称でないルートにより生じる伝送遅延/リンクルート遅延が存在しないことが分かる。この場合、信号処理装置51及び52は互いに第一光信号S1及び第二光信号S2に基づいて良好なPTP同期を達成することができる。
【0039】
また、信号処理装置51及び52は互いに一本の光ケーブル/ワイヤを介して接続されているだけなので、使用される光ケーブルの数も対応して減少させることができる。
【0040】
これらの実施例において、本発明の光トランシーバは特定の能動モジュール/素子を備えてもよく、対応する信号処理装置の電気信号を光信号(例えば第一光信号S1及び/又は第二光信号S2)に変換するのに用いることができ、それにより変換で得られた光信号を光伝送ルートに進入させ伝送する。
【0041】
これらの実施例において、本発明の光コネクタは特定の受動モジュール/素子を備えてもよく、異なる光伝送ルート(例えばサブ光伝送ルートP31、P32)を同一の光伝送ルート(例えば光伝送ルートP3)に接続するのに用いることができる。
【0042】
これらの実施例において、本発明の光デュプレクサ(例えば光デュプレクサD1)は特定の受動モジュール/素子を含んでもよく、逆方向の伝送光(例えば第二光信号S2)に対してガイドするのに用いることができ、それを順方向の伝送光(例えば第一光信号S1)と空間上から分離し、また可変伝送光を異なるポート(例えば第二ポートD12及び第三ポートD13)から出力させるのに用いることができる。
【0043】
これらの実施例において、本発明の光デュプレクサは台湾特許出願番号M599511に記載の光デュプレクサで実現可能であるが、これに限定されない。
【0044】
図6を参照し、
図6は
図5に基づく光送受信システムの概略図である。
図6において、光送受信システム60は第一光トランシーバ410、光コネクタ53、第一光デュプレクサD1、第二光トランシーバ420及び第二光デュプレクサD2を含む。光コネクタ53は第一光トランシーバ410に接続される。第一光デュプレクサD1は光コネクタ53に接続される。第二光デュプレクサD2は第二光トランシーバ420に接続される。第一光デュプレクサD1と第二光デュプレクサD2との間には単一の光伝送ルートP4が存在し、且つ第一光デュプレクサD1と第二光デュプレクサD2は単一の光伝送ルートP4を介して信号の交換を行う。
【0045】
図6において、第一光トランシーバ410は例えば信号処理装置51内に設置されてもよく、第二光トランシーバ420は例えば信号処理装置52内に設置されてもよい。
【0046】
一実施例において、第一光トランシーバ410は第一受信ポート412及び第一送信ポート414を含み、光コネクタ53は第一ポート531及び第二ポート532を含み、光コネクタ53の第一ポート531は第一光トランシーバ410の第一受信ポート412に接続され、光コネクタ53の第二ポート532は第一光トランシーバ410の第一送信ポート414に接続される。
【0047】
図6において、光コネクタ53の第一ポート531と光トランシーバ410の第一受信ポート412との間は例えば光伝送ルートP52を介して接続されてもよく、光コネクタ53の第二ポート532と光トランシーバ410の第一送信ポート414との間は例えば光伝送ルートP51を介して接続されてもよく、ここで光伝送ルートP51及びP52は例えば等しいルート長さを備えてもよい。
【0048】
一実施例において、光コネクタ53と光トランシーバ410との間は例えば一つの光ケーブルを介して接続されてもよく、光伝送ルートP51及びP52は例えばこの光ケーブルのうちの等しい長さを備えるワイヤを選んで実現することができる。言い換えれば、光伝送ルートP51及びP52は等しいルート長さを備えてもよい。
【0049】
一実施例において、第一光デュプレクサD1は第一ポートD11、第二ポートD12及び第三ポートD13を備える。第一光デュプレクサD1の第三ポートD13は光コネクタ53の第一ポートD11に接続され、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は光コネクタ53の第二ポート532に接続され、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は第二光デュプレクサD2に接続される。
【0050】
図6において、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は光コネクタ53の第二ポート532を介して光トランシーバ410の第一送信ポート414に接続されると理解することができる。また、第一光デュプレクサD1の第三ポートD13は光コネクタ53の第一ポート531を介して光トランシーバ410の第一受信ポート412に接続されると理解することができる。
【0051】
一実施例において、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は光コネクタ53の第二ポート532を介して第一光トランシーバ410の第一送信ポート414から第一光信号S1を受信し、第一光デュプレクサD1の第一ポートD11は第一光信号S1を第一光デュプレクサD1の第二ポートD12に転送し、且つ第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は単一の光伝送ルートP4を介して第一光信号S1を第二光デュプレクサD2に送信する。
【0052】
一実施例において、光伝送ルートP4は例えば一つの光ケーブル699のうちの一本のワイヤであってもよく、この光ケーブル699は例えば数十/百本のワイヤで環状に特定の地域(例えば各市/行政区)に設置されてもよく、また数キロメートルに達してもよいが、これに限定されない。
【0053】
一実施例において、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は単一の光伝送ルートP4から第二光デュプレクサD2からの第二光信号S2を受信し、第一光デュプレクサD1の第二ポートD12は第二光信号S2を第一光デュプレクサD1の第三ポートD13に転送し、且つ第一光デュプレクサD1の第三ポートD13は光コネクタ53の第一ポート531を介して第二光信号S2を第一光トランシーバ410の第一受信ポート412に送信する。
【0054】
一実施例において、第二光トランシーバ420は第二受信ポート422及び第二送信ポート424を含み、第二光デュプレクサD2は第一ポートD21、第二ポートD22及び第三ポートD23を含む。第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光トランシーバ420の第二送信ポート424に接続され、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルートP4を介して第一光デュプレクサD1(の第二ポートD12)に接続され、第二光デュプレクサD2の第三ポートD23は第二光トランシーバ420の第二受信ポート422に接続される。
【0055】
一実施例において、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光トランシーバ420の第二送信ポート424から第二光信号S2を受信し、第二光デュプレクサD2の第一ポートD21は第二光信号S2を第二光デュプレクサD2の第二ポートD22に転送し、且つ第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルートP4を介して第二光信号S2を第一光デュプレクサD1(の第二ポートD12)に送信する。
【0056】
一実施例において、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は単一の光伝送ルートP4から第一光デュプレクサD1からの第一光信号S1を受信し、第二光デュプレクサD2の第二ポートD22は第一光信号S1を第二光デュプレクサD2の第三ポートD23に転送し、且つ第二光デュプレクサD2の第三ポートD23は第一光信号S1を第二光トランシーバ420の第二受信ポート422に送信する。
【0057】
一実施例において、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2は単一の光伝送ルートP4を介してPTP同期信号を交換する。一実施例において、第一光信号S1はPTPメカニズムを実行する際に使用されるうちの時間を埋め込んだ一つのPTP同期信号であってもよく、第二光信号S2はPTPメカニズムを実行する際に使用されるもう一つの時間を埋め込んだPTP同期信号であってもよいが、これに限定されない。
【0058】
この場合、光トランシーバ410及び420は単一の光伝送ルートP4を介してPTP同期信号の交換を行うことができるので、従って
図3に示すような対称でない伝送遅延/リンクルート遅延の問題が生じない。これにより、PTPメカニズムの同期特性を改善することができる。
【0059】
本発明の実施例において、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2はいずれも受動素子である。言い換えれば、第一光デュプレクサD1及び第二光デュプレクサD2はいずれも電力供給やコンセントを差し込む必要がなく使用でき、光トランシーバ、光コネクタ又は光ケーブル等と接続して使用可能である。
【0060】
図6において、光トランシーバ410は光伝送ルートP51及びP4を介して第一光信号S1を光トランシーバ420に送信すると理解することができ、光トランシーバ420は光伝送ルートP4及びP52を介して第二光信号S2を光トランシーバ420に送信すると理解することができる。一実施例において、光伝送ルートP51及びP52が等しい長さを備えるワイヤを選んで等しいルート長さを備えた場合、第一光信号S1及び第二光信号S2が通る光伝送ルートは等しい長さを備えることになる。この場合、同様に
図3に示すような対称でない伝送遅延/リンクルート遅延の問題は生じない。これにより、PTPメカニズムの同期特性を改善することができる。
【0061】
以上で説明したように、本発明の実施例が提供する光送受信システムは少なくとも以下の特徴を備える:(1)本発明で使用される光デュプレクサは受動光学素子であり、追加の電力供給を必要とせず、元のネットワークシステムの稼働及びメンテナンス方式に影響を及ぼさない。(2)非対称の長さの可変光路により生じる時間同期の品質が劣化する課題を解決することができる。(3)光ケーブルを節約することができる。(4)本発明の光送受信システムは伝送速度が100Gbps以下で、伝送距離が80km以下のネットワークシステムに使用可能である。
【0062】
本発明は実施例により上記のとおり明らかにしたが、本発明を限定するものではなく、当業者が本発明の精神及び範囲を逸脱することなく行う変更及び修正は、本発明の保護範囲内にあると見なし、特許請求の範囲で規定される。
【産業上の利用可能性】
【0063】
産業の利用性
本発明の光送受信システムは光ファイバネットワークに使用可能であり、時間同期の品質を高めるのに用いられる。
【符号の説明】
【0064】
符号の説明
110 光トランシーバ
112 受信ポート
114 送信ポート
20、30、40、50、60 光送受信システム
21、22、51、52 信号処理装置
23、53 光コネクタ
231、531 第一ポート
232、532 第二ポート
410 第一光トランシーバ
412 第一受信ポート
414 第一送信ポート
420 第二光トランシーバ
422 第二受信ポート
424 第二送信ポート
599、699 光ケーブル
D1 第一光デュプレクサ
D11、D21 第一ポート
D12、D22 第二ポート
D13、D23 第三ポート
D2 第二光デュプレクサ
S1 第一光信号
S2 第二光信号
L1、L2 信号
P1、P2、499、P3、P4、P51、P52 光伝送ルート
P11、P12、P21、P22、P31、P32 サブ光伝送ルート