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特許7438355ノード管理方法、装置、機器、記憶媒体及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-15
(45)【発行日】2024-02-26
(54)【発明の名称】ノード管理方法、装置、機器、記憶媒体及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/0895 20220101AFI20240216BHJP
   H04L 43/20 20220101ALI20240216BHJP
【FI】
H04L41/0895
H04L43/20
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2022532127
(86)(22)【出願日】2020-10-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-03
(86)【国際出願番号】 CN2020123533
(87)【国際公開番号】W WO2021109750
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-05-30
(31)【優先権主張番号】201911216078.6
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】謝 宝 国
【審査官】大石 博見
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/143235(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/018435(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 41/0895
H04L 43/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノードライフサイクル管理情報を受信するステップと、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの少なくとも1つを含むライフサイクル管理を行うステップと
所定時間内でノード状態情報を報告するよう仮想化インフラストラクチャマネージャーVIMに指示するサブスクリプション要求を前記VIMに送信するステップと、
前記VIMによってフィードバックされ、ノードが属するクラスターのクラスター標識子、ノード標識子及びノードリソース情報を含むノード状態情報を受信した場合、前記ノード状態情報をOSS又はNFVOに送信するステップとを含む、ノード管理方法。
【請求項2】
前記ノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するノード状態クエリ要求を前記VIMに送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に前記VIMによってフィードバックされるノード異常情報を受信するステップと、
ノードリソースが前記異常ノードのノードリソース情報モデルのノードリソースと同じであるノードリソース情報モデルが付されているノード作成要求を前記VIMに送信するステップと、
新しく作成されたノードの情報が付されているノード異常状態情報を前記OSS又は前記NFVOに送信するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ノードライフサイクル管理情報は、
業務運用サポートシステムOSSと、
ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVOと、
NFVOによって送信されたノードライフサイクル管理情報を転送する仮想ネットワーク機能マネージャーVNFMとのうちの1つのノードによって送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードに対してライフサイクル管理を行う前記ステップは、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードライフサイクル管理要求を生成するステップと、
前記ノードにノードリソース管理操作を行い、前記ノードリソース管理操作を実行した後に操作結果情報を生成するよう前記VIMに指示する前記ノードライフサイクル管理要求を、前記VIMに送信するステップと、
前記VIMによってフィードバックされた操作結果情報を受信し、前記操作結果情報をOSS又はNFVOに転送するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ノードライフサイクル管理要求がノード作成要求である場合、前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノード作成のライフサイクル管理を行うステップは、
前記ノード作成要求をノードが属するエリアのVIMに送信するステップであって、前記ノード作成要求には、ノードリソース情報モデルが付されており、前記ノードリソース情報モデルはノードを作成するよう前記VIMに指示するものであり、前記ノードリソース情報モデルは、ノードサイズ、ノード標識子、ノードリソースのうちの少なくとも1つを含み、前記ノードリソース情報モデルはノード作成情報に基づいて生成され、前記ノード作成情報はノードタイプ、ノードサイズ、ノードリソース、ノードディプロイメントのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記ノードが属するエリアのVIMによってフィードバックされ、作成されたノードの数及びノードに割り当てられたリソースが付されているノード作成完了情報を受信するステップとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記ノードが属するエリアのVIMによってフィードバックされたノード作成完了情報を受信する前記ステップの後、
作成されたノードをクラスターに追加するステップと、
クラスター標識子と前記クラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むクラスター情報を更新するステップとをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記クラスター情報を更新した後、
前記クラスター標識子とそれぞれのクラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むノード作成成功情報を、前記OSS又は前記NFVOに送信するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記ノードが属するエリアのVIMは前記ノードディプロイメントに基づいて決定される、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記ノードライフサイクル管理要求がノードスケーリング要求である場合、前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードスケーリングのライフサイクル管理を行うステップは、
ノードが属するエリアのVIMに前記ノードスケーリング要求を送信するステップであって、前記ノードスケーリング要求にはノードスケーリング情報モデルが付されており、前記ノードスケーリング情報モデルはノードスケーリングサイズ、ノードリソース要件を含み、前記ノードスケーリング要求は、ノードスケーリング操作を実行し、前記ノードスケーリング操作完了後にノードスケーリング結果情報を生成するよう前記VIMに指示するものであるステップと、
前記ノードが属するエリアのVIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信するステップとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記ノードが属するエリアのVIMに前記ノードスケーリング要求を送信する前に、
ノードスケーリングストラテジーに従って、前記ノードスケーリング要求を開始させるか否かを決定するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ノードスケーリングストラテジーに従って前記ノードスケーリング要求を開始させるか否かを決定するステップは、
ノードリソース又はノードサイズが不足している場合、前記ノードリソースの増加又は前記ノードサイズの増加を含むノードスケールアウト・スケールアップ要求を開始させるステップと、
ノードアイドルリソースが業務に必要なリソースよりも大きい場合、前記ノードリソースの減少又は前記ノードサイズの減少を含むノードスケールイン・スケールダウン要求を開始させるステップとを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ノードが属するエリアのVIMに前記ノードスケーリング要求を送信する前記ステップの前に、
アイドルリソースがノードリソース要件を満たすか否かをクエリするよう前記VIMに指示するクエリ要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信するステップと、
前記ノードが属するエリアのVIMによって送信されたアイドルリソースが、前記ノードリソース要件を満たすことを受信した場合、前記VIMに前記ノードスケーリング要求を送信する操作を実行するステップと、
前記VIMによって送信されたアイドルリソースが、前記ノードリソース要件を満たしていないことを受信した場合、ノードスケーリングサイズ及びノードリソース要件を更新するステップと、をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記ノードが属するエリアのVIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信する前記ステップの後、
前記ノードスケーリング結果情報が新たなノードを作成することである場合、新しく作成されたノードをクラスターに追加するステップと、
前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードリソースを増加することである場合、クラスターにおいて既存ノードのノード情報を更新するステップと、
前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードをリリースすることである場合、クラスターにおいて前記既存ノードを削除するステップと、
前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードリソースを減少させることである場合、クラスターにおいて既存ノードのノード情報を更新するステップと、をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記ノードライフサイクル管理要求がノードリリース要求である場合、前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードリリースのライフサイクル管理を行うステップは、
ノード標識子が付されており、ノード及びノードが占有するリソースをリリースし、ノードリリース操作完了後にノードリリース結果情報を生成するよう前記VIMに指示する前記ノードリリース要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信するステップと、
前記VIMによってフィードバックされ、リリース済みノード標識子が付されているノードリリース結果情報を受信するステップと、
クラスターにおいてリリース済みノードを削除するステップとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項16】
前記ノードリリース要求は、
アイドルノードが所望のノードよりも大きい場合に生成されるか、
クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に生成される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリとを含み、
前記1つ又は複数のプログラムは、前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、請求項1~16のいずれか1項に記載のノード管理方法を前記1つ又は複数のプロセッサに実現させる、クラスターマネージャー。
【請求項18】
プロセッサによって実行されると、請求項1~16のいずれか1項に記載のノード管理方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体。
【請求項19】
業務運用サポートシステムOSSと、ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVOと、仮想化インフラストラクチャマネージャーVIMと、クラスターマネージャーCNMとを含み、
前記NFVO又は前記OSSは前記CNMにノードライフサイクル管理情報を送信し、
前記CNMは、前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードライフサイクル管理要求を生成し、前記VIMに前記ノードライフサイクル管理要求を送信し、
前記VIMは、前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してライフサイクル管理操作を行い、
前記CNMは、所定時間内でノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するサブスクリプション要求を前記VIMに送信し、
前記CNMは、前記VIMによってフィードバックされ、ノードが属するクラスターのクラスター標識子、ノード標識子及びノードリソース情報を含むノード状態情報を受信した場合、前記ノード状態情報をOSS又はNFVOに送信する、ネットワーク機能仮想化システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年12月02日に中国特許庁に提出された、出願番号が201911216078.6である中国特許出願の優先権を主張しており、当該出願の全内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は通信ネットワークの技術分野に関し、例えばノード管理方法、装置、機器、記憶媒体及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
Kubernetes(K8s)のようなオープンソース技術では、コンテナ統合環境を運行するにはクラスターノード(Clusterノード)が必要とされる。ノードはKubernetesクラスターにおける作動ノードである。ノード上で運行されるサービスはpodの運行やmasterとの通信などに利用される。ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)システムでは、クラスター内のノードに対するライフサイクル管理が行われない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願はノード管理方法、装置、機器、記憶媒体及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例は、
ノードライフサイクル管理情報を受信するステップと、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの1つ又は複数を含むライフサイクル管理を行うステップとを含むノード管理方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
ノードライフサイクル管理情報を受信するように構成される受信モジュールと、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの1つ又は複数を含むライフサイクル管理を行うように構成される管理モジュールとを含むノード管理装置を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは、前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、本願の実施例のいずれかの方法を前記1つ又は複数のプロセッサに実現させるクラスターマネージャーを提供する。
【0008】
本願の実施例は、業務運用サポートシステムOSSと、ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVOと、仮想化インフラストラクチャマネージャーVIMと、クラスターマネージャーCNMとを含み、
前記NFVO又はOSSは前記CNMにノードライフサイクル管理情報を送信し、
前記CNMはノードライフサイクル管理情報に基づいてノードライフサイクル管理要求を生成し、前記VIMにライフサイクル管理要求を送信し、
前記VIMは前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してライフサイクル管理操作を行う、ネットワーク機能仮想化システムを提供する。
【0009】
本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、本願の実施例のいずれかの方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】ETSIで定義されたNFVシステムのアーキテクチャの模式図である。
図2】本願の実施例で提供されるノード管理方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例で提供されるノード管理装置の構造模式図である。
図4】本願の実施例で提供されるネットワーク機能仮想化システムの構造模式図である。
図5】本願の実施例で提供されるクラスター管理機能を有するNFVシステムの構造図である。
図6】本願の実施例で提供されるノード作成方法のフローチャートである。
図7】本願の実施例で提供されるノードスケーリング方法のフローチャートである。
図8】本願の実施例で提供されるノードリリース方法のフローチャートである。
図9】本願の実施例で提供されるNode状態監視報告方法のフローチャートである。
図10】本願の実施例で提供されるクラスターマネージャーの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本願の実施例を詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例の特徴は任意に互いに組み合わせてもよい。
【0012】
図面のフローチャートに示されるステップは、1組のコンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータシステムで実行されてもよい。さらに、フローチャートには論理的な順序が示されているが、いくつかの場合、示される又は説明されるステップをここでの順序とは異なる順序で実行してもよい。
【0013】
Kubernetesのようなオープンソース技術では、コンテナ統合環境を運行するにはクラスターノード(Cluster node)が必要とされる。nodeはkubernetesクラスターにおける作動ノードであり、仮想マシンであっても物理マシンであってもよい。Node(ノード)上でいくつかのサービスが運行されて、podの運行やmasterとの通信などに利用される。1つのnode上でのサービスは、docker運行の際の環境などを含む。Kubernetesでは、Nodeからコンテナイメージをダウンロードして、コンテナオブジェクト、例えばPOD、Service、Deploymentなどを作成する必要があり、サービスプロバイダ又はオペレータは、コンテナオブジェクトにアプリケーションプログラムをインストールして、コンテナ環境におけるネットワークシステムサービスを実現してもよい。
【0014】
ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)は、一般的なハードウェア及び仮想化技術を用いて他の機能をベアラするソフトウェア処理技術であり、ネットワークにかかる高い機器コストを削減させることを目的とする。NFVでは、ソフトウェアとハードウェアのデカップリング及び機能抽象化によって、ネットワーク機器の機能が専用のハードウェアに依存しなくなり、リソースが十分かつ柔軟に共有可能となり、新しい業務の効率的な開発やディプロイメントが達成され、そして、実際の業務のニーズに応じて自動ディプロイメント、オートスケーリング、故障隔離や自己修復などが行われる。
【0015】
図1は、ETSIで定義されたNFVシステムアーキテクチャの模式図であり、図1に示すように、欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute、ETSI)で定義されたNFVシステムアーキテクチャは、主として、業務運用サポートシステム-管理サポートプラットホーム(Operation-Support System/Business Support System、OSS/BSS)、仮想化ネットワーク機能(Virtualized Network Function、VNF)、ネットワーク機能仮想化インフラストラクチャ(Network Functions Virtualization Infrastructure、NFVI)、及びネットワーク機能仮想化管理-オーケストレーションシステム(VNF-Management and Orchestration、NFV-MANO)を含む。これらのうち、NFVIは、主に、計算、記憶及びネットワークなどのハードウェアリソースを網羅的に仮想化し、仮想リソースとしてマッピングすることを担当し、VNFは、ソフトウェアを利用して様々な従来の物理ネットワーク機能を実現し、VNFはNFVI上で運行され、NFVIで仮想化された仮想リソースを使用している。NFV-MANOは、VNFとNFVIの関係、並びに、VNF同士及び/又は他の物理ネットワーク機能(Physical Network Functions、PNF)との接続関係の管理及びオーケストレーションを行う。
【0016】
NFV-MANOは、仮想化インフラストラクチャマネージャー(Virtualized Infrastructure Manager、VIM)、仮想ネットワーク機能マネージャー(Virtualized Network Function Manager、VNFM)、及びネットワーク機能仮想化オーケストレータ(Network Function Virtualization Orchestrator、NFVO)を含む。VIMは仮想化リソースの制御及び管理を担当する。また、VIMは、物理インフラストラクチャマネージャー(Physical Infrastructure Manager、PIM)機能を有してもよく、例えば物理サーバーなどのベアコンピュータリソースを管理することを担当し、VNFMはVNFのライフサイクル管理を担当し、NFVOは仮想インフラストラクチャに対するオーケストレーション及び管理、並びにネットワークサービス(NS、Network Service)に対するライフサイクル管理を担当する。
【0017】
図2は、本願の実施例で提供されるノード管理方法のフローチャートであり、本実施例で提供されるノード管理方法は、主に、NFVシステムにおいてノードのライフサイクルを管理する場合に適しており、前記ノード管理方法は、ノード管理装置によって実行され、前記ノード管理装置は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの形態として実現されてもよい。
【0018】
図2に示すように、本願の実施例で提供されるノード管理方法は、主に、ステップS11及びS12を含む。
【0019】
S11:ノードライフサイクル管理情報を受信する。
S12:前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの1つ又は複数を含むライフサイクル管理を行う。
【0020】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードライフサイクル管理情報は、下記のノードの1つによって送信されるものである。
【0021】
業務運用サポートシステムOSS、
ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVO、
NFVOによって送信されたノードライフサイクル管理情報を転送する仮想ネットワーク機能マネージャーVNFM。
【0022】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードに対してライフサイクル管理を行う前記ステップは、前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードライフサイクル管理要求を生成するステップと、ノードに対してノードリソース管理操作を行い、ノードリソース管理操作を実行した後に操作結果情報を生成するようVIMに指示する前記ノードライフサイクル管理要求を、仮想化インフラストラクチャマネージャーVIMに送信するステップと、前記VIMによってフィードバックされた操作結果情報を受信し、OSS又はNFVOに転送するステップとを含む。
【0023】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードライフサイクル管理要求がノード作成要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノード作成のライフサイクル管理を行うステップは、ノードが属するエリアのVIMにノード作成要求を送信するステップであって、前記ノード作成要求にはノードリソース情報モデルが付されており、前記ノードリソース情報モデルは対応するノードを作成するよう前記VIMに指示するものであり、前記ノードリソース情報モデルは、ノードサイズ、ノード標識子、ノードリソースのうちの1つ又は複数を含み、前記ノードリソース情報モデルはノード作成情報に基づいて生成され、前記ノード作成情報は、ノードタイプ、ノードサイズ、ノードリソース、ノードディプロイメントのうちの1つ又は複数を含むステップと、前記VIMによってフィードバックされ、作成されたノードの数及びノードに割り当てられたリソースが付されているノード作成完了情報を受信するステップとを含む。
【0024】
1つの例示的な実施形態では、前記VIMによってフィードバックされたノード作成完了情報を受信する前記ステップの後、作成されたノードをクラスターに追加するステップと、クラスター標識子と該クラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むクラスター情報を更新するステップとをさらに含む。
【0025】
1つの例示的な実施形態では、クラスター情報を更新した後、クラスター標識子とそれぞれのクラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むノード作成成功情報をOSS又はNFVOに送信するステップをさらに含む。
【0026】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードが属するエリアのVIMは前記ノードディプロイメントに基づいて決定される。
【0027】
1つの例示的な実施形態では、前記ライフサイクル管理要求がノードスケーリング要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードスケーリングのライフサイクル管理を行うステップは、ノードが属するエリアのVIMにノードスケーリング要求を送信するステップであって、前記ノードスケーリング要求にはノードスケーリング情報モデルが付されており、前記ノードスケーリング情報モデルはノードスケーリングサイズ、ノードリソース要件を含み、前記ノードスケーリング要求は、ノードスケーリング操作を実行し、ノードスケーリング操作完了後にノードスケーリング結果情報を生成するよう前記VIMに指示するものであるステップと、前記VIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信するステップとを含む。
【0028】
1つの例示的な実施形態では、ノードが属するエリアのVIMにノードスケーリング要求を送信する前に、ノードスケーリングストラテジーに従って、ノードスケーリング要求を開始させるか否かを決定するステップをさらに含む。
【0029】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードスケーリングストラテジーに従ってノードスケーリング要求を開始させるか否かを決定するステップは、ノードリソース又はノードサイズが不足している場合、ノードリソースの増加(スケールアップ)又はノードサイズの増加(スケールアウト)を含むノードスケールアウト・スケールアップ要求を開始させるステップと、ノードアイドルリソースが業務に必要なリソースよりも大きい場合、ノードリソースの減少(スケールダウン)又はノードサイズの減少(スケールイン)を含むノードスケールイン・スケールダウン要求を開始させるステップとを含む。
【0030】
1つの例示的な実施形態では、前記VIMにノードスケーリング要求を送信する前記ステップの前に、アイドルリソースがノードリソース要件を満たすか否かをクエリするよう前記VIMに指示するクエリ要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信するステップと、VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たすことを受信した場合、前記VIMにノードスケーリング要求を送信する操作を実行するステップと、VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たしていないことを受信した場合、ノードスケーリングサイズ及びノードリソース要件を更新するステップとをさらに含む。
【0031】
1つの例示的な実施形態では、前記VIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信した後、前記ノードスケーリング結果情報が新たなノードを作成することである場合、新しく作成されたノードをクラスターに追加するステップと、前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードリソースを増加することである場合、クラスターにおいてこの既存ノードのノード情報を更新するステップと、前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードをリリースすることである場合、クラスターにおいてこの既存ノードを削除するステップと、前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードリソースを減少させることである場合、クラスターにおいてこの既存ノードのノード情報を更新するステップとをさらに含む。
【0032】
1つの例示的な実施形態では、前記ライフサイクル管理要求がノードリリース要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードリリースのライフサイクル管理を行うステップは、ノード標識子が付されており、ノード及びノードが占有するリソースをリリースし、ノードリリース操作完了後にノードリリース結果情報を生成するよう前記VIMに指示するノードリリース要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信するステップと、前記VIMによってフィードバックされ、リリース済みノード標識子が付されているノードリリース結果情報を受信するステップと、クラスターにおいてリリース済みノードを削除するステップとを含む。
【0033】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードリリース要求は、
アイドルノードが所望のノードよりも大きい場合に生成されるか、
クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に生成される。
【0034】
1つの例示的な実施形態では、前記方法は、
所定時間内でノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するサブスクリプション要求を前記VIMに送信するステップと、前記VIMによってフィードバックされ、ノードが属するクラスターのクラスター標識子、ノード標識子及びノードリソース情報を含むノード状態情報を受信した場合、前記ノード状態情報をOSS又はNFVOに送信するステップとをさらに含む。
【0035】
1つの例示的な実施形態では、前記方法は、ノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するノード状態クエリ要求を前記VIMに送信するステップをさらに含む。
【0036】
1つの例示的な実施形態では、前記方法は、クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に前記VIMによってフィードバックされるノード異常情報を受信するステップと、ノードリソースが異常ノードのノードリソース情報モデルのノードリソースと同じであるノードリソース情報モデルが付されているノード作成要求を、前記VIMに送信するステップと、新しく作成されたノードの情報が付されているノード異常状態情報をOSS又はNFVOに送信するステップとを含む。
【0037】
図3は、本願の実施例で提供されるノード管理装置の構造模式図であり、本実施例で提供されるノード管理装置は、主に、NFVシステムにおいてノードのライフサイクルを管理する場合に適しており、前記ノード管理装置は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの形態として実現されてもよい。
【0038】
図3に示すように、本願の実施例で提供されるノード管理装置は、主に、受信モジュール21と、管理モジュール22とを含む。
【0039】
受信モジュール21は、ノードライフサイクル管理情報を受信するように構成され、
管理モジュール22は、前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの1つ又は複数を含むライフサイクル管理を行うように構成される。
【0040】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードライフサイクル管理情報は、下記のノードの1つによって送信されるものである。
【0041】
業務運用サポートシステムOSS、
ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVO、
NFVOによって送信されたノードライフサイクル管理情報を転送する仮想ネットワーク機能マネージャーVNFM。
【0042】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいてノードライフサイクル管理要求を生成し、
ノードに対してノードリソース管理操作を行い、ノードリソース管理操作を実行した後に操作結果情報を生成するようVIMに指示する前記ノードライフサイクル管理要求を仮想化インフラストラクチャマネージャーVIMに送信し、
前記VIMによってフィードバックされた操作結果情報を受信し、OSS又はNFVOに転送するように構成される。
【0043】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、さらに、前記ノードライフサイクル管理要求がノード作成要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノード作成のライフサイクル管理を行うように構成され、
一実施例では、管理モジュール22は、
ノードが属するエリアのVIMにノード作成要求を送信し、前記ノード作成要求にはノードリソース情報モデルが付されており、前記ノードリソース情報モデルは対応するノードを作成するよう前記VIMに指示するものであり、前記ノードリソース情報モデルは、ノードサイズ、ノード標識子、ノードリソースのうちの1つ又は複数を含み、前記ノードリソース情報モデルはノード作成情報に基づいて生成され、前記ノード作成情報は、ノードタイプ、ノードサイズ、ノードリソース、ノードディプロイメントのうちの1つ又は複数を含み、
前記VIMによってフィードバックされ、作成されたノードの数及びノードに割り当てられたリソースが付されているノード作成完了情報を受信するように構成される。
【0044】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
前記VIMによってフィードバックされたノード作成完了情報を受信した後、作成されたノードをクラスターに追加し、
クラスター標識子と、該クラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むクラスター情報を更新するように構成される。
【0045】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
クラスター情報を更新した後、クラスター標識子と、それぞれのクラスターにおける全てのノードのノード情報とを含むノード作成成功情報をOSS又はNFVOに送信するように構成される。
【0046】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードが属するエリアのVIMは前記ノードディプロイメントに基づいて決定される。
【0047】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、前記ライフサイクル管理要求がノードスケーリング要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードスケーリングのライフサイクル管理を行うように構成され、
一実施例では、管理モジュール22は、
ノードが属するエリアのVIMにノードスケーリング要求を送信し、前記ノードスケーリング要求にはノードスケーリング情報モデルが付されており、前記ノードスケーリング情報モデルは、ノードスケーリングサイズ、ノードリソース要件を含み、前記ノードスケーリング要求は、ノードスケーリング操作を実行し、ノードスケーリング操作完了後にノードスケーリング結果情報を生成するよう前記VIMに指示するものであり、
前記VIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信するように構成される。
【0048】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、ノードが属するエリアのVIMにノードスケーリング要求を送信する前に、ノードスケーリングストラテジーに従ってノードスケーリング要求を開始させるか否かを決定するように構成される。
【0049】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
ノードリソース又はノードサイズが不足している場合、ノードリソースの増加又はノードサイズの増加を含むノードスケールアウト・スケールアップ要求を開始させ、
ノードアイドルリソースが業務に必要なリソースよりも大きい場合、ノードリソースの減少又はノードサイズの減少を含むノードスケールイン・スケールダウン要求を開始させるように構成される。
【0050】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
前記VIMにノードスケーリング要求を送信する前に、アイドルリソースがノードリソース要件を満たすか否かをクエリするよう前記VIMに指示するクエリ要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信し、
VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たすことを受信した場合、前記VIMにノードスケーリング要求を送信する操作を実行し、
VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たしていないことを受信した場合、ノードスケーリングサイズ及びノードリソース要件を更新するように構成される。
【0051】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、
前記VIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信した後、前記ノードスケーリング結果情報が新たなノードを作成することである場合、新しく作成されたノードをクラスターに追加し、
前記ノードスケーリング情報が、既存ノードリソースを増加することである場合、クラスターにおいてこの既存ノードのノード情報を更新し、
前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードをリリースすることである場合、クラスターにおいてこの既存ノードを削除し、
前記ノードスケーリング結果情報が、既存ノードリソースを減少させることである場合、クラスターにおいてこの既存ノードのノード情報を更新するように構成される。
【0052】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、前記ライフサイクル管理要求がノードリリース要求である場合、前記ライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してノードリリースのライフサイクル管理を行うように構成され、
一実施例では、管理モジュール22は、
ノード標識子が付されており、ノード及びノードが占有するリソースをリリースし、ノードリリース操作完了後にノードリリース結果情報を生成するよう前記VIMに指示するノードリリース要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信し、
前記VIMによってフィードバックされ、リリース済みノード標識子が付されているノードリリース結果情報を受信し、
クラスターにおいてリリース済みノードを削除するように構成される。
【0053】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードリリース要求は、
アイドルノードが所望のノードよりも大きい場合に生成されるか、
クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に生成される。
【0054】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、所定時間内でノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するサブスクリプション要求を前記VIMに送信し、前記VIMによってフィードバックされ、ノードが属するクラスターのクラスター標識子、ノード標識子及びノードリソース情報を含むノード状態情報を受信した場合、前記ノード状態情報をOSS又はNFVOに送信するように構成される。
【0055】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、ノード状態情報を報告するよう前記VIMに指示するノード状態クエリ要求を前記VIMに送信するように構成される。
【0056】
1つの例示的な実施形態では、管理モジュール22は、クラスターにおいて異常ノードが存在する場合に前記VIMによってフィードバックされるノード異常情報を受信し、ノードリソースが異常ノードのノードリソース情報モデルのノードリソースと同じであるノードリソース情報モデルが付されているノード作成要求を、前記VIMに送信し、新しく作成されたノードの情報が付されているノード異常状態情報をOSS又はNFVOに送信するように構成される。
【0057】
図4は、本願の実施例で提供されるネットワーク機能仮想化システムの構造模式図であり、図4に示すように、前記システムは、業務運用サポートシステムOSS、ネットワーク機能仮想化オーケストレータNFVO、仮想化インフラストラクチャマネージャーVIM、及びクラスターマネージャーCNMを含む。
【0058】
S31:前記NFVO又はOSSは、前記CNMにノードライフサイクル管理情報を送信する。
【0059】
S32:前記CNMは、ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードライフサイクル管理要求を生成する。
【0060】
S33:前記CNMは、前記VIMにノードライフサイクル管理要求を送信する。
S34:前記VIMは、前記ノードライフサイクル管理要求に基づいてノードに対してライフサイクル管理操作を行う。
【0061】
1つの例示的な実施形態では、前記VIMはノードに対して管理操作を行った後、ノードの操作結果情報を生成し、前記CNMにノードの操作結果情報を送信し、前記CNMは前記ノードの操作結果情報を前記NFVO又は前記OSSに転送する。
【0062】
1つの例示的な実施形態では、前記ノードライフサイクル管理要求が、ノード作成要求である場合、
前記CNMは、ノードタイプ、ノードサイズ、ノードリソース、ノードディプロイメントのうちの1つ又は複数を含む前記ノード作成情報に基づいて、ノードサイズ、ノード標識子、ノードリソースのうちの1つ又は複数を含むノードリソース情報モデルを生成し、
前記CNMは、ノードリソース情報モデルが付されているノード作成要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信し、
前記VIMは、前記ノードリソース情報モデルに基づいて、対応するノードを作成し、
前記CNMは、前記VIMによってフィードバックされ、作成されたノードの数及びノードに割り当てられたリソースが付されているノード作成完了情報を受信し、該ノードをクラスターに追加する。
【0063】
1つの例示的な実施形態では、前記ライフサイクル管理要求が、ノードスケーリング要求である場合、前記方法は、
前記CNMは、ノードスケーリングサイズ、ノードリソース要件を含むノードスケーリング情報モデルが付されているノードスケーリング要求を、前記VIMに送信するステップと、
前記VIMは、ノードスケーリング要求に基づいて、ノードスケーリング操作を実行し、ノードスケーリング結果情報を生成するステップと、
前記CNMは、前記VIMによってフィードバックされたノードスケーリング結果情報を受信し、ノードが所属するクラスターの情報を更新するステップとをさらに含む。
【0064】
1つの例示的な実施形態では、前記CNMは、ノードが属するエリアのVIMにクエリ要求を送信し、
前記VIMは、前記クエリ要求に基づいて、アイドルリソースがノードリソース要件を満たすか否かをクエリし、クエリ結果を前記CNMにフィードバックし、
前記CNMは、VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たすことを受信した場合、前記VIMにノードスケーリング要求を送信し、
前記CNMは、VIMによって送信されたアイドルリソースが、ノードリソース要件を満たしていないことを受信した場合、ノードスケーリングサイズ及びノードリソース要件を更新する。
【0065】
1つの例示的な実施形態では、前記ライフサイクル管理要求が、ノードリリース要求である場合、
前記CNMは、ノード標識子が付されているノードリリース要求を、ノードが属するエリアのVIMに送信し、
前記VIMは、前記ノードリリース要求に基づいて、ノード及びノードが占有するリソースをリリースし、ノードリリース結果情報を生成し、
前記CNMは、前記VIMによってフィードバックされ、リリース済みノード標識子が付されているノードリリース結果情報を受信し、
前記CNMは、クラスターにおいてリリース済みノードを削除する。
【0066】
1つの例示的な実施形態では、前記CNMは前記VIMにサブスクリプション要求を送信し、
前記VIMは、前記サブスクリプション要求に基づいて、所定時間内でノード状態情報を報告し、
前記CNMは、前記VIMによってフィードバックされ、ノードが属するクラスターのクラスター標識子、ノード標識子及びノードリソース情報を含むノード状態情報を受信した場合、前記ノード状態情報をOSS又はNFVOに送信する。
【0067】
1つの例示的な実施形態では、前記VIMは、クラスターにおいて異常ノードが存在する場合、ノード異常情報を生成して前記CNMにフィードバックし、
前記CNMは、ノード異常情報を受信し、ノードリソースが異常ノードのノードリソース情報モデルのノードリソースと同じであるノードリソース情報モデルが付されているノード作成要求を、前記VIMに送信し、
前記VIMは、前記ノード作成要求に基づいて新たなノードを作成し、異常ノードを置換し、
前記CNMは、新しく作成されたノードの情報が付されているノード異常状態情報をOSS又はNFVOに送信する。
【0068】
1つの適用例では、本願において、1つのクラスター管理機能CNM(Cluster Node Manager)が新しく定義され、該機能は物理的なものであってもよいし、論理的なものであってもよい。論理機能であれば、NFVO、VNFM、VIMなどの機能エンティティに組み込まれ、物理機能であれば、単独のエンティティとしてネットワーク機能仮想化システムに配置され得る。図5は本願の実施例で提供されるクラスター管理機能を有するNFVシステムの構造図である。
【0069】
図5に示すように、クラスター管理機能CNMは、ノードライフサイクル管理を担当したものであり、ノード作成、ノードスケーリング、ノードリリースなどの機能を含む。
【0070】
クラスター管理機能CNMは、クラスターノードの更新をも担当し、新しく作成されたノードを所定のクラスターに追加し、ノードが更新されると、関連するノードが所属するクラスターを更新し、ノードがリリースされると、対応するノードの中から該ノードを削除する。
【0071】
クラスター管理機能CNMは、OSS/NFVOとインタラクションし、OSS/NFVOから関連するノードの作成情報、更新情報及びリリース情報を取得し、ノードの作成済み、更新済み、リリース済みという情報をOSS/NFVOにタイムリーに報告することができる。
【0072】
クラスター管理機能CNMは、VIMとインタラクションすることができ、CNMは、ノードディプロイメント情報に従って、所属するディプロイメントエリアのVIMを特定し、このVIMにノードの要求、更新及びリリースを行うことができる。VIM作成に成功した後、ノードの作成済み、更新済み、リリース済みという情報をCNMにタイムリーに通知する。
【0073】
クラスター管理機能CNMは、VNFMとインタラクションし、VNFMからノードの作成テンプレート情報を取得することができる。
【0074】
ノードが異常である場合、VIMは、ノードの異常を検出すると、この旨をCNMに通知し、CNMは、OSS/NFVOにノード異常情報をタイムリーに報告する。CNMは、異常ノードを置換するために、完全に置換できるノードを作成するようにVIMに要求する。
【0075】
1つの適用例では、ノード作成の流れが提供され、図6は、本願の実施例で提供されるノード作成方法のフローチャートであり、図6に示すように、本実施例では、OSS/NFVOは、ネットワーク計画、サードパーティアプリケーションやオペレータのニーズに応じてNode作成を開始させ、Node作成情報モデルが付されている。CNMは、Node作成要求を受信すると、Node作成情報モデルを解析する。CNMは、Nodeリソース情報モデルを生成し、Nodeリソース情報モデルにおけるNodeディプロイメント情報に従ってVIMを選択し、ノード作成要求及びNodeリソース情報モデルを、選択したVIMに送信し、VIMにNode作成を要求する。VIMは、Nodeの作成に成功した後、ノード成功作成情報を返信し、CNMは、作成されたNodeをあるCluster Nodeクラスターに追加し、要求対象のNodeの作成に成功する旨をOSS/NFVOに通知する。
【0076】
S101:オペレータは、ユーザのニーズ及びネットワーク計画に従って計画設計を行い、Nodeタイプ、Nodeサイズ(Node数)、Nodeリソース要件、Nodeディプロイメントなどを含む所望のNode作成情報モデルを、ネットワーク機能記述(仮想ネットワーク機能記述子/物理ネットワーク機能記述子(Virtualized Network Function Descriptor/Physical Network Function Descriptor、VNFD/PNFD))で計画して設計する。
【0077】
前記Node作成情報モデルも、新しく定義されたNode機能記述テンプレートを用いて計画設計される。Node機能記述テンプレートは、OSS/NFVOによるCNMへのNode作成情報の伝達に使用される。
【0078】
S102:OSS/NFVOは、Node作成情報モデルをCNMに直接送信し、また、VNFMを介してNode作成情報モデルをCNMに転送してもよく、前記VNFMは、NFVOによって送信された作成情報モデルを転送する。
【0079】
S103:CNMは、受信したNode作成情報モデルを解析し、ネットワーク機能記述又はNode機能記述内の関連Node情報を解析し、Nodeサイズ、Node標識子、Nodeに必要なリソース(計算、記憶、ネットワーク)などリソースに関連する情報を含むNodeリソース情報モデルを生成する。
【0080】
S104:CNMは、Nodeディプロイメント情報に従って、所属するエリアのVIMを選択し、前記VIMに対して、Nodeサイズ、Node標識子、Nodeに必要なリソース(計算、記憶、ネットワーク)を含むNodeリソース情報モデルが付されているNode作成要求を開始させ、Nodeディプロイメント情報に従って、所属するディプロイメントエリアのVIM/PIMに送信する。
【0081】
S105:VIMは、Nodeリソース情報モデルに従って、対応するNodeを作成し、Node作成完了情報を返信する。付されている情報は、作成されたNodeノード数、Nodeに割り当てられたリソース(計算リソース、記憶リソース、ネットワークリソース)に限定されない。
【0082】
S106:CNMは、作成されたNodeをClusterクラスターに追加し、Clusterクラスター情報を更新する。Cluster Node情報にはClusterクラスターID、該クラスター内の全てのNodeの情報、例えばNode標識子、Nodeリソース、node状態などが含まれている。
【0083】
S107:CNMは、OSS/NFVOにNode作成完了を通知し、Cluster Node ID、及びそれぞれのCluster Nodeクラスターに属する作成済みNodeの標識子、リソース、ディプロイメント位置などの情報を含むCluster Node作成成功情報が付されている。
【0084】
1つの適用例では、本実施例において、Nodeスケーリングの流れが説明され、図7は、本願の実施例で提供されるノードスケーリング方法のフローチャートであり、図7に示すように、OSS/NFVOはNodeスケーリング要求を開始させてもよく、CNMは、nodeスケーリング要求を能動的に開始させてもよい。CNMは、スケーリング要求を受信すると、リソースがNodeスケーリング要件を満たすか否かを、選択したVIMにクエリし、満たしていない場合、OSS/NFVOはNodeスケーリング要件を更新するか、又はCNMはNodeスケーリング要件を能動的に更新し、VIMのリソースがスケーリング要件を満たすようにする。
【0085】
CNMは、Nodeスケーリング要求をVIMに対して開始させ、VIMはNodeスケーリング操作を実行し、スケーリングとしては、Nodeの増加又はリソースの減少と、nodeの追加又は既存Nodeのリリースとの2種がある。Nodeスケーリングに成功した後、CNMはCluster Nodeクラスターを更新し、スケーリング結果をOSS/NFVOに報告する。
【0086】
S201:Nodeスケーリング要求は、OSS/NFVOによってトリガーされるか、又はクラスターノード管理機能CNMは能動的に開始させる。OSS/NFVOは、Nodeスケーリングストラテジーに従って、例えば、使用中のNodeの数が一定の割合(例えば80%)よりも大きくなるような所定条件や、サードパーティによるNodeの使用要件、例えばKubernetes(K8S)によるNodeアクティベーション要件に従って、トリガーを行う。
【0087】
クラスターノード管理システムCNMは、例えば現在のNodeが業務要件を満たしていないなど、Nodeスケーリングのストラテジーに従って、Nodeのスケーリングを能動的に開始させてもよい。
【0088】
Nodeリソースが不足したり、Nodeサイズが不足したりすると、Nodeリソースの増加及びNodeサイズの増加といった2つの形態を含むNodeスケールアウト・スケールアップを開始させ、Nodeアイドルリソースが業務に必要なリソースよりも大きいと、Nodeリソースの減少及びNodeサイズの減少といった2種の形態を含むNodeスケールイン・スケールダウンを開始させる。
【0089】
S202:CNMは、OSS/NFVOによって開始させたNodeスケーリング要求を受信するか、又はVNFMを介して転送されたNodeスケーリング要求を受信し、要求メッセージには、Clusterクラスター標識子と、Nodeスケーリングサイズ、Nodeに必要なリソースなどの情報を含むNodeスケーリング情報モデルとが付されている。
【0090】
CNMは、スケーリングストラテジーに従って、Nodeスケーリング操作を能動的に開始させる場合、Nodeスケーリングサイズ、Nodeに必要なリソースなどの情報を含むNodeスケーリング情報モデルを能動的に生成してもよい。
【0091】
S203:CNMは、Nodeスケーリング操作を開始させる前に、Nodeのディプロイメント情報に従って、所属するエリアのVIMに、アイドルリソースがNodeリソース要件を満たすか否かをクエリし、リソース要件を満たしてない場合、OSS/NFVOにその旨をフィードバックし、OSS/NFVOはNodeのスケーリングサイズ及びスケーリングリソースを更新する。
【0092】
CNMは、Nodeスケーリング操作を能動的に開始させる場合、Nodeのスケーリングサイズ及びスケーリングリソースを能動的に調整する。
【0093】
S204:CNMは、スケーリング要求をVIMに対して開始させ、VIMはNodeスケーリング操作を実行し、Nodeスケールアウト・スケールアップ操作の場合、VIMはNodeスケーリング情報に従ってNodeを新しく生成し、必要なリソースを割り当てるか、又は既存のNodeリソースを付加し、スケールイン・スケールダウン操作の場合、既存Nodeのリソースを減少したり、対応するNodeをリリースしたりし、ここでは、以前に割り当てられたリソースのリリースも含まれる。
【0094】
S205:VIMは、Nodeスケーリング結果をCNMに通知する。
S206:Nodeスケールアウト・スケールアップ操作では、CNMは、スケールアウトしたばかりのNodeをCluster Nodeクラスターに追加し、既存のNodeのリソースがスケールアウトされた場合(Nodeリソース増加)、クラスター情報において関連Node情報を更新し、Nodeスケールイン・スケールダウン操作では、CNMは、スケールインしたNodeをクラスターにおいて削除し、既存のNodeのリソースがスケールインされた場合(Nodeリソース減少)、クラスター情報において関連Node情報を更新する。
【0095】
S207:CNMは、Nodeのスケーリング結果情報をOSS/NFVOに報告する。また、任意選択で、Cluster Nodeの更新情報を報告してもよく、更新情報には、Clusterクラスターid、Node更新情報(例えばid、リソース)が含まれている。
【0096】
1つの適用例では、本実施例において、Nodeリリースの流れが説明され、図8は、本願の実施例で提供されるノードリリース方法のフローチャートである。図8に示すように、この実施例では、OSS/NFVO又はCNMは、Nodeの実際の要件に従って、アイドルのNodeが必要なNodeよりもはるかに多い場合、VIMリソースを節約するために一部のNodeをリリースしてもよい。
【0097】
OSS/NFVOは、Nodeリリース要求を開始させ、又はCNMは、ストラテジーに従ってNodeリリース要求を開始させ、VIMはNode idに従って作成済みNode及びこれが占有するリソースをリリースする。Nodeリリースに成功した後、CNMはClusterクラスター情報を更新し、リリース済みのNodeを削除し、Nodeリリース済みの結果をOSS/NFVOに通知する。
【0098】
S301:Nodeのリリースは、OSS/NFVOによってトリガーされるか、又はCNMによって能動的に開始させる。OSS/NFVOは、業務ディプロイメント要件に従って、例えば5G用のあるネットワークスライスサービスが、有効期限が切れたため、終了された場合、該ネットワークサービス用のNodeについて、オープンソースアプリケーションからNodeリリースが通知される。
【0099】
クラスターノード管理システムCNMは、例えば現在のアイドルNodeが業務要件よりもはるかに多くなったり、あるClusterクラスター内のNodeに異常が生じたりするなど、Nodeリリースストラテジーに従ってNodeリリースを能動的に開始させてもよい。
【0100】
S302:CNMは、OSS/NFVOによって開始させたNodeリリース要求、又はVNFMを介して転送されたNodeリリース要求を受信し、要求メッセージには、Clusterクラスター標識子及びNode標識子が付されている。
【0101】
CNMは、Nodeリリースストラテジーに従ってNodeリリース操作を能動的に開始させ、Clusterクラスター内のアイドル又は異常のNodeをリリースしてもよい。
【0102】
S303:CNMは、Nodeが所属するエリアのVIMに、Node標識子が付されているNode要求を開始させる。
【0103】
S304:VIMは、Node及びNodeが占有するリソースをリリースし、Nodeリリース結果をCNMに通知する。
【0104】
S305:CNMは、クラスター情報を更新し、リリースに成功したNodeをクラスターにおいて削除する。
【0105】
S306:CNMは、Nodeリリース済み結果情報をOSS/NFVOに報告する。また、任意選択で、Cluster Nodeの更新情報を報告してもよく、更新情報には、Clusterクラスターid、Node更新情報(例えばid、リソース)が含まれている。
【0106】
1つの適用例では、本実施例において、Node状態監視報告の流れが説明され、図9は、本願の実施例で提供されるNode状態監視報告方法のフローチャートであり、図9に示すように、本実施例では、CNMは、VIMに対してNode状態情報をサブスクリプションするか、又は動的にクエリし、Node情報をOSS/NFVOに送信してもよい。Node状態が異常である場合、VIMは能動的にその旨をCNMに報告し、CNMはクラスター情報において置換用のNodeを検索し、置換用のアイドルNodeがなかれば、異常Nodeを置換するためのNodeの作成をVIMに要求し、OSS/NFVOにNode異常情報を報告すると同時に、置換Nodeの作成済み情報をOSS/NFVOに報告する。
【0107】
S401:CNMは、VIMに対してNode状態を動的にクエリし、具体的には、VIMに対してNode状態情報の定期報告をサブスクリプションしてもよく、Node状態情報を能動的に動的にクエリしてもよい。クエリメッセージには、Node標識子が付されている。
【0108】
S402:VIMは、サブスクリプションメカニズムに従って、CNMにNode状態情報を定期的に送信するか、又はCNMからのクエリ要求を受信するとNode状態を返信する。
【0109】
S403:CNMは、Node状態をOSS/NFVOに報告するか、又はVNFMによってOSS/NFVOに転送する。メッセージには、Clusterクラスター標識子、NodeのID、Nodeの状態(アイドルリソース及び占有するリソース)などの情報が付されている。
【0110】
S404:Nodeに異常が生じた場合、VIMはCNMにNode異常状態情報を報告する。
【0111】
S405:CNMは、Clusterクラスターにおいて該Nodeを置換可能なアイドルNodeを検索し、検出していなければ、状態異常Nodeを置換するために、異常Nodeとリソースが同等の新しいNodeの作成をVIMに要求する。
【0112】
S406:CNMは、OSS/NFVOにNode異常状態情報を報告し、通知メッセージにおいて置換可能なNode標識子を含める。
【0113】
上記実施例に基づいて、本願の実施例は、クラスターマネージャーをさらに提供し、図10は本願の実施例で提供されるクラスターマネージャーの構造模式図であり、図10に示すように、該クラスターマネージャーは、プロセッサ100、メモリ101、入力装置102、及び出力装置103を含んでもよく、クラスターマネージャーのプロセッサ100は1つ又は複数であり、図10においては、1つのプロセッサ100が例示されており、クラスターマネージャーのプロセッサ100、メモリ101、入力装置102、及び出力装置103は、バスや他の方式で接続されてもよく、図10においては、バス接続が例示されている。
【0114】
メモリ101は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラムやモジュール、例えば本願の実施例におけるノード管理方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ノード管理装置の受信モジュール21及び管理モジュール22)を記憶してもよい。プロセッサ100は、メモリ101に記憶されたソフトウェアプログラム、命令やモジュールを運行することで、クラスターマネージャーの各機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、本願の実施例で提供されるいずれかの方法を実現する。
【0115】
メモリ101は、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、この中でも、プログラム記憶領域は操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶し得、データ記憶領域は端末の使用によって作成されたデータなどを記憶し得る。さらに、メモリ101は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュデバイスや他の不揮発性固体ストレージデバイスを含んでもよい。いくつかの例では、メモリ101は、プロセッサ100に対して遠隔に配置されたメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してクラスターマネージャーに接続されてもよい。上記のネットワークの例として、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0116】
入力装置102は、入力された数字又は文字の情報を受信したり、クラスターマネージャーのユーザー設定及び機能制御に関するキー信号入力を発生させたりすることができる。出力装置103はディスプレイなどのディスプレイ機器を含んでもよい。
【0117】
上記の実施例に基づいて、本願の実施例は、コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、本願の実施例で提供されるいずれかの方法を実行する。
【0118】
例えば、本願の実施例で提供されるノード管理方法を実行する場合、該方法は、
ノードライフサイクル管理情報を受信するステップと、
前記ノードライフサイクル管理情報に基づいて、ノードに対して、ノード作成、ノードスケーリング、及びノードリリースのうちの1つ又は複数を含むライフサイクル管理を行うステップとを含む。
【0119】
本願の実施例で提供されるコンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体では、コンピュータ実行可能な命令は前記方法の操作に加えて、本願のいずれかの実施例で提供されるノード管理方法の関連操作を実行してもよい。
【0120】
以上の実施形態に関する説明により、当業者が理解できるように、本願はソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって実現されてもよい。このような知見に基づいて、本願は、ソフトウェア製品として具現化することができ、このコンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピー(登録商標)ディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスク、又は光ディスクなど、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、1つのコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器など)に、本願の様々な実施例に記載された方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0121】
なお、上記のノード管理装置の実施例では、含まれる各ユニットやモジュールは、機能論理に従って区分されているだけであるが、上記の区分に限定されるものではなく、それぞれの機能が実現されればよく、また、各機能ユニットの具体的な名称も相互に区別しやすくするために過ぎず、本願の請求の範囲を制限するものではない。
【0122】
以上は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の請求の範囲を限定するものではない。
当業者にとって明らかなように、ユーザ端末という用語は、携帯電話、携帯型データ処理装置、携帯型ウェブブラウザや車載移動局など、任意の適切なタイプの無線ユーザ機器をカバーする。
【0123】
一般に、本願の様々な実施例は、ハードウェア又は専用の回路、ソフトウェア、ロジック、又はそれらの任意の組み合わせにおいて実装され得る。例えば、いくつかの態様はハードウェアで実装されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置によって実行されてもよいファームウェア又はソフトウェアで実装されてもよいが、本願はこれに限定されない。
【0124】
本願の実施例は、例えばプロセッサエンティティ内で、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで、モバイル装置のデータプロセッサが、コンピュータプログラム命令を実行することによって実装されてもよい。コンピュータプログラム命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、マシン命令、マシン関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせでプログラミングされたソースコード又はターゲットコードであってもよい。
【0125】
本願の図面における任意の論理的な流れのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、相互に接続された論理回路、モジュール及び機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュール及び機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムは、メモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカル技術環境に適した任意のタイプを有することができ、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、光メモリ装置及びシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)又はコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などの任意の適したデータ記憶技術を使用して実装してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサなど、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよい。
図1
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