IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本電気株式会社の特許一覧

特許7439864基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法
<>
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図1
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図2
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図3
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図4
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図5
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図6
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図7
  • 特許-基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-19
(45)【発行日】2024-02-28
(54)【発明の名称】基地局、ユーザ装置、基地局によって実行される方法、及びユーザ装置によって実行される方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/1273 20230101AFI20240220BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20240220BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240220BHJP
【FI】
H04W72/1273
H04W16/14
H04W72/0446
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022114677
(22)【出願日】2022-07-19
(62)【分割の表示】P 2021074380の分割
【原出願日】2015-01-30
(65)【公開番号】P2022141820
(43)【公開日】2022-09-29
【審査請求日】2022-07-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ジャン レイ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ ホンメイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
(72)【発明者】
【氏名】スン ジェンニエン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン チュアンシン
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-174583(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0112289(US,A1)
【文献】国際公開第2011/093095(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0103315(US,A1)
【文献】国際公開第2014/136682(WO,A1)
【文献】Kyocera,Further considerations on the essential functionalities for LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#79 R1-144955,2014年11月21日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-144955.zip>
【文献】Intel Corporation,Discussion on PHY layer options for LAA using LTE[online],3GPP TSG-RAN WG1#79 R1-144666,2014年11月21日,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-144666.zip
【文献】Nokia Corporation, Nokia Networks,LAA LBT operation using Reservation signals[online],3GPP TSG-RAN WG1#79 R1-145004,2014年11月21日,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-145004.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局であって、
無認可スペクトルで送信されるダウンリンク送信の、時間ドメインにおける複数の潜在的な開始位置を認識する手段と、
ここで、前記複数の潜在的な開始位置は、第1の複数の周期的なシンボルに対応し、
前記第1の複数の周期的なシンボルはそれぞれ互いに、第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔を隔てており、
前記複数の潜在的な開始位置のうち、複数が1つのサブフレーム内に配置され、
前記第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔は、前記1つのサブフレームの持続時間よりも短く、
チャネルセンシングを実行した後に、前記無認可スペクトルにおけるターゲット位置から開始するダウンリンク送信を実行する手段と、を含み、
前記ダウンリンク送信は、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)を含み、
前記ターゲット位置は、前記複数の潜在的な開始位置の1つである、基地局。
【請求項2】
前記ダウンリンク送信は、占有されたシンボルと、占有されていない他のシンボルとを伴うサブフレームのシンボルにおいて終了する、請求項1に記載の基地局。
【請求項3】
前記PDCCHが、前記占有されたシンボルと、前記占有されていない他のシンボルとを伴う前記サブフレーム、又は前記サブフレームの前のサブフレームの1つにおいて送信される、請求項2に記載の基地局。
【請求項4】
前記PDCCHの送信は、前記基地局が、前記無認可スペクトルにおけるチャネルがアイドルであることを検知したことに伴って実行される、請求項1~3のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項5】
前記複数の潜在的な開始位置は、前記1つのサブフレームのシンボル0を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項6】
ユーザ装置であって、
無認可スペクトルで送信されるダウンリンク送信の、時間ドメインにおける複数の潜在的な開始位置を認識する手段と、
ここで、前記複数の潜在的な開始位置は、第1の複数の周期的なシンボルに対応し、
前記第1の複数の周期的なシンボルはそれぞれ互いに、第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔を隔てており、
前記複数の潜在的な開始位置のうち、複数が1つのサブフレーム内に配置され、
前記第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔は、前記1つのサブフレームの持続時間よりも短く、
チャネルセンシングが実行された後に、前記無認可スペクトルにおけるターゲット位置から開始するダウンリンク送信を受信する手段と、を含み、
前記ダウンリンク送信は、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)を含み、
前記ターゲット位置は、前記複数の潜在的な開始位置の1つである、ユーザ装置。
【請求項7】
前記ダウンリンク送信は、占有されたシンボルと、占有されていない他のシンボルとを伴うサブフレームのシンボルにおいて終了する、請求項6に記載のユーザ装置。
【請求項8】
前記PDCCHが、前記占有されたシンボルと、前記占有されていない他のシンボルとを伴う前記サブフレーム、又は前記サブフレームの前のサブフレームの1つにおいて受信される、請求項7に記載のユーザ装置。
【請求項9】
前記PDCCHの受信は、基地局が、前記無認可スペクトルにおけるチャネルがアイドルであることを検知したことに伴って実行される、請求項6~8のいずれか1項に記載のユーザ装置。
【請求項10】
前記複数の潜在的な開始位置は、前記1つのサブフレームのシンボル0を含む、請求項6~9のいずれか1項に記載のユーザ装置。
【請求項11】
基地局によって実行される方法であって、
無認可スペクトルで送信されるダウンリンク送信の、時間ドメインにおける複数の潜在的な開始位置を認識することと、
ここで、前記複数の潜在的な開始位置は、第1の複数の周期的なシンボルに対応し、
前記第1の複数の周期的なシンボルはそれぞれ互いに、第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔を隔てており、
前記複数の潜在的な開始位置のうち、複数が1つのサブフレーム内に配置され、
前記第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔は、前記1つのサブフレームの持続時間よりも短く、
チャネルセンシングを実行した後に、前記無認可スペクトルにおけるターゲット位置から開始するダウンリンク送信を実行することと、を含み、
前記ダウンリンク送信は、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)を含み、
前記ターゲット位置は、前記複数の潜在的な開始位置の1つである、方法。
【請求項12】
ユーザ装置によって実行される方法であって、
無認可スペクトルで送信されるダウンリンク送信の、時間ドメインにおける複数の潜在的な開始位置を認識することと、
ここで、前記複数の潜在的な開始位置は、第1の複数の周期的なシンボルに対応し、
前記第1の複数の周期的なシンボルはそれぞれ互いに、第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔を隔てており、
前記複数の潜在的な開始位置のうち、複数が1つのサブフレーム内に配置され、
前記第2の複数のシンボルからなる等しいシンボル数の間隔は、前記1つのサブフレームの持続時間よりも短く、
チャネルセンシングが実行された後に、前記無認可スペクトルにおけるターゲット位置から開始するダウンリンク送信を受信することと、を含み、
前記ダウンリンク送信は、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)を含み、
前記ターゲット位置は、前記複数の潜在的な開始位置の1つである、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、一般に、通信技術に関する。より詳細には、本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信(fractional subframe transmission)を実施する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project(3GPP))において、3GPP無線通信ネットワークと無線LAN(Wireless Local Area Network(WLAN))との間の端末の移動に対して必要とされるネットワーク構成および様々な技術は、インターワーキングWLAN(interworking WLAN)と呼ばれる。マルチモード無線通信技術は、同時に複数の無線通信技術を使用するために発展している。複数の無線通信技術を使用することは、同時に、それによって単位時間当たりの転送速度を高め、又は端末の信頼性を向上させる。
【0003】
無線通信において、スペクトルは非常に希少なリソースである。認可バンド(licensed band)は、特定の無線サービスを提供するために、特定の事業者に独占的にライセンスされた周波数帯域を表す。一方、無認可帯域(unlicensed band)は、特定の事業者に割り当てられていない周波数帯域を表すが、所定の要件を満たす全てのエンティティが周波数帯域を使用することができるように開放されている。
【0004】
世界のいくつかの地域において、無認可帯域の技術は、例えば、リッスンビフォアトーク(Listen-Before-Talk(LBT))のような一定の規則及びチャネル帯域幅の占有要件を遵守する必要がある。LBTはチャネル利用可能の不確実性をもたらす。例えば、無認可バンドは、サブフレームの中でいつでも利用されても良い。
【0005】
ワイヤレス・フィディリティー(Wireless Fidelity(WiFi))を利用するWLANは、無認可帯域において使用される典型的な無線通信技術である。現在のロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))の時間精度は、WiFiの時間精度よりもはるかに大きく、LBTを伴うライセンス補助アクセス(License Assisted Access(LAA))に低い競争力をもたらす。このように、LTE事業者間と同様に、LTEとWiFiのような他の技術との間の公正な共存が期待される。
【0006】
無認可帯域において、さらなる競争とするために、低いシグナリングオーバーヘッドで、高いリソース利用率を伴うフラクショナルサブフレーム送信を実施することが必要となる。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、フラクショナルサブフレーム送信に関する解決策を提案する。具体的に、本発明は、低いシグナリングオーバーヘッド及び高いリソース利用率を伴うフラクショナルサブフレーム送信のための方法および装置を提供する。
【0008】
本発明の実施形態の第1の態様によれば、本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法を提供する。本方法は、チャネルが利用可能になることを検出することに応じて、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定すること、及び、ターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信を実施すること、を含んでも良い。この方法は、送信機で実施されても良い。
【0009】
本発明の実施形態の第2の態様によれば、本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法を提供する。本方法は、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定すること、及び、フラクショナルサブフレーム送信をターゲットポジションで開始し、ターゲットポジションからのフラクショナルサブフレーム送信を受信すること、を含んでも良い。この方法は、受信機で実施されても良い。
【0010】
本発明の実施形態における第3の態様によれば、本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信を実施する装置を提供する。本装置は、チャネルが利用可能になることを検出することに応じて、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定する第1の決定部、及び、ターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信を実施するための実施部、を含んでも良い。この装置は、送信機で実装されても良い。
【0011】
本発明の実施形態における第4の態様によれば、本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信を実施する装置を提供する。本装置は、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定する第2の決定部、及び、ターゲットポジションからのフラクショナルサブフレーム送信を受信する受信部、を含んでも良い。この装置は、受信機で実装されても良い。
【0012】
一例として、本発明の実施形態の原理を説明する添付図面と併せて読むことで、本発明の実施形態の他の特徴及び利点は、特定の実施形態の以下の説明から明らかにされるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施形態は、例示的な意味で提示され、それらの利点は、添付の図面を参照しつつ、以降により詳細に説明される。
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る送信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法100のフローチャートを表す。
【0015】
図2】本発明の他の実施形態に係る送信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法200のフローチャートを表す。
【0016】
図3】本発明の一実施形態に係る受信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法300のフローチャートを表す。
【0017】
図4】本発明の他の実施形態に係る受信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法400のフローチャートを表す。
【0018】
図5】本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信の概略図500を表す。
【0019】
図6】本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信の概略図600を表す。
【0020】
図7】本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信を実施する装置700のブロック図を表す。
【0021】
図8】本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信を実施する装置800のブロック図を表す。
【0022】
図面全体を通して、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本明細書に記載された主題は、いくつかの例示的な実施形態を参照して、ここに説明する。これらの実施形態は、主題の範囲のいかなる限定を意図することよりもむしろ、当業者が本明細書に記載の主題をより理解し、実装することを可能とする目的のためだけに説明されていることを理解されるべきである。
【0024】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためのものであり、例示的な実施形態に限定することを意図するものでは無い。本明細書で使用される場合、単数形は、文脈が明らかに他を示さない限り、複数形も含むことを意図している。さらに、「含む」、「含んでいる」「含む」及び/又は「含んでいる」という用語は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は、構成要素の存在を特定するが、1又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又はグループの存在又は追加を排除するものではないことは理解されるであろう。
【0025】
また、いくつかの代替的な実施例において、言及された機能/動作は、図において言及された順に限られないことに留意すべきである。例えば、連続的に図示される2つの機能又は動作は、含まれる機能/動作に基づいて、実際には同時に実行されても良く、又は、ときには逆の順序で実行されても良い。
【0026】
本発明の実施形態は、フラクショナルサブフレーム送信を行うための解決策を対象とする。この解決策は、受信機と送信機との間で実施されても良い。具体的には、チャネルが利用可能になることを検出すると、送信機は、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジション(potential position)からターゲットポジション(target position)(目標位置)を決定し、ターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信を実施しても良い。受信機は、同様に、少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定し、ターゲットポジションからのフラクショナルサブフレーム送信を受信しても良い。このように、送信は、シグナリングオーバーヘッドを導入することなく実施されても良い。その一方で、一旦、チャネルがアイドル状態に入ると、送信は次のサブフレームの代わりに現在のサブフレームから開始しても良い。このように、リソース利用率は改善される。
【0027】
本発明の実施形態では、フラクショナルサブフレームは、ダウンリンク送信のためのサブフレーム又はアップリンク送信のためのサブフレームを参照しても良く、フラクショナルサブフレームの一部は制御情報の送信に使用され、他の部分は送信に使用されない。例えば、14シンボルにより構成されるダウンリンクサブフレームに対し、最後の6シンボルだけがダウンリンク送信において利用可能で、最初の8シンボルが利用不可であれば、このサブフレームはフラクショナルサブフレームとみなしても良い。
【0028】
本開示において、フラクショナルサブフレーム送信は、1又は複数のサブフレームにおいて実施される送信を参照しても良く、1又は複数のサブフレームの少なくとも1つがフラクショナルサブフレームである。一例として、フラクショナルサブフレーム送信は、最初のサブフレームがフラクショナルサブフレームである場合、最後のサブフレームがフラクショナルサブフレームである場合、最初及び最後のサブフレームがフラクショナルサブフレームである場合、等々の様々な場合を含んでも良い。
【0029】
いくつかの実施形態において、フラクショナルサブフレーム送信は、ダウンリンク又はアップリンクセルラー送信であっても良い。ダウンリンク送信では、受信機は、端末、移動端末(Mobile Terminal(MT))、加入者ステーション(Subscriber Station(SS))、ポータブル加入者ステーション(Portable Subscriber Station(PSS))、移動局(Mobile Station(MS))又はアクセスターミナル(Access Terminal(AT))のようなユーザー装置(user equipment(UE))を含んでも良い。その一方で、送信機は、ノードB(node B(NodeB又はNB))、又はエボルブドノードB(evolved NodeB(eNodeB又はeNB))のような基地局(base station(BS))を含んでも良い。アップリンク送信では、送信機はUEを含んでも良く、受信機はBSを含んでも良い。
【0030】
本発明のいくつかの他の実施形態によれば、フラクショナルサブフレーム送信はD2D送信であっても良い。この点で、受信機はデバイストゥーデバイス(Device-to-Device(D2D))受信機であっても良く、送信機はD2D送信機であっても良い。
【0031】
本発明の実施形態は、様々な通信システムにおいて適用されても良いが、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))システム又はロングタームエボリューションアドバンスト(Long Term Evolution Advanced(LTE-A))システムに限定されるものではない。通信の急速な発展を考えると、当然のことながら、本発明が将来の無線通信技術又はシステムに具体化されても良い。前述のシステムだけに本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。
【0032】
ここで、本発明のいくつかの例示的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の実施形態に係る送信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法100のフローチャートである、図1を参照する。方法100は、BS、D2D送信機及びその他の適切なデバイスのような送信機で実施されても良い。
【0033】
方法100は、ステップS110で開始され、チャネルが利用可能になることを検出することに応じて、ターゲットポジションはサブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションから決定される。
【0034】
本発明の実施形態によれば、サブフレームは複数のシンボルにより構成されても良い。一例として、サブフレームは1msであっても良く、例えば、シンボル0からシンボル13のように14シンボルにより構成されても良い。ポテンシャルポジション、ターゲットポジション、カレントポジション(current position)(現在位置)、次の位置(next position)のような位置(position)は、サブフレームにおける時(time point)又は期間(time period)を指しても良い。いくつかの実施形態において、位置はサブフレームにおける瞬間に対応しても良い。代替として、位置はサブフレームのシンボルに対応しても良い。この点では、位置は、例えば、シンボルの期間のように期間を占有しても良い。文脈において、ターゲットポジションはフラクショナル送信が開始される位置を指しても良く、ポテンシャルポジションは、ターゲットポジションの候補である所定の位置を指しても良い。
【0035】
本発明の実施形態によれば、サブフレームにおける1又は複数の所定のポテンシャルポジションが存在しても良い。ポテンシャルポジションの各々は、周期的に又は非周期的にサブフレームのシンボルに対応しても良い。いくつかの実施形態では、ポテンシャルポジションは、例えば、シンボル0、3、6、9及び12のように3シンボル毎に構成されても良い。例えば、ポテンシャルポジションは、以下のように設定されてもよい。
【数1】
ここで、Nは、サブフレームにおけるシンボルのインデックスを表し、Ndは2つのポテンシャルポジションの間の周期を表し1から例えば14のようなサブフレームにおけるシンボルの総数までの範囲である整数の表す。式(1)によれば、小さいNdは、ポテンシャルポジションが高密度であると決定されても良い。いくつかの実施形態では、サブフレームにおける各シンボルはポテンシャルポジションとして事前に定義されても良い。
【0036】
なお、上述の例は限定というよりもむしろ、例として記載されていることに留意すべきである。代替的な実施形態では、ポテンシャルポジションの非周期的な構成が存在しても良いことは理解され得る。例えば、ポテンシャルポジションは、シンボル0、3、8及び12に対応しても良い。
【0037】
本発明の実施形態によれば、クリアチャネル評価(Clear Chanel Assessment(CCA))又は拡張クリアチャネル評価(Extended Clear Chanel Assessment(eCCA))が実施されても良い。CCA/eCCAにより、送信機はチャネルが利用可能であるかどうかを検出しても良い。チャネルが利用可能であることを検出することに応じて、送信機はいくつかの方法で1又は複数のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定しても良い。いくつかの実施形態では、まず、カレントポジションがポテンシャルポジションであるかどうかが最初に検出される。カレントポジションがポテンシャルポジションである場合、ポテンシャルポジションはターゲットポジションとして決定されても良い。そうでない場合、チャネル占有信号はカレントポジションからポテンシャルポジションまで送信されても良く、そして、ポテンシャルポジションはターゲットポジションとして決定されても良い。
【0038】
ステップS120において、フラクショナルサブフレーム送信はターゲットポジションから実施される。
【0039】
本発明の実施形態によれば、ステップS120において、送信機はターゲットポジションにおいてインジケータ(indicator)を受信機に送信しても良い。インジケータは、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel(PDCCH))のシンボル数のような、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示しても良い。いくつかの実施形態では、インジケータは、物理制御フォーマット通知チャネル(Physical Control Format Indicator Channel(PCFICH))、又はその他の適切なインジケータとして実装されても良い。インジケータを受信すると、受信機は制御情報の大きさを知っても良い。例えば、受信機がPCFICHを検出すると、それはPDCCHのシンボル数を知っても良い。上記の例は本明細書に記載の主題の範囲を何ら制限することを示唆することではなく、上記の例は説明の目的のためにのみ示されていることに留意すべきである。いくつかの実施形態では、理解できるように、制御情報は上位レイヤ信号により構成されても良く又は仕様により構成されても良い。
【0040】
本発明の実施形態によれば、ステップS120において、送信機はターゲットポジションに基づいてサブフレームにおける利用可能シンボル数を決定しても良く、利用可能シンボル数に基づいてターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信の制御情報及びデータを送信しても良い。いくつかの実施形態では、制御情報はPDCCHにより送信されても良く、データは物理ダウンリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))により送信されても良い。実施形態の詳細は、図2を参照して説明される。
【0041】
本発明の実施形態によれば、ポテンシャルポジションの各々に関連するスケジューリング情報は予め事前に設定されていても良い。フラクショナルサブフレーム送信を実施する際、送信機はターゲットポジションに関連する事前に設定されたスケジューリング情報を取得しても良く、事前に設定されたスケジューリング情報に基づいてフラクショナルサブフレーム送信を実施しても良い。このように、ターゲットポジションを決定する際、送信機はターゲットポジションに関連するスケジューリング情報を構成する上で多くの時間を費やす必要がない。このようにして、フラクショナルサブフレーム送信は、より迅速かつ効率的に実施されても良い。
【0042】
図5は、本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信の概略図500を示す。図5は、例示的にサブフレーム0から3の4つのサブフレームを表す。サブフレーム0について、3つのポテンシャルポジション521、522及び523があり、最初のポテンシャルポジション521は、例えば、サブフレーム0のシンボル0のようなサブフレーム0の開始に対応する。CCA/eCCA501は、最初のポテンシャルポジション521から開始されても良い。CCA/eCCA501の間、送信機は位置524においてチャネルが利用可能であると決定しても良い。位置524はポテンシャルポジションではないため、送信機は位置524から、例えば、ポテンシャルポジション522のようなポテンシャルポジションまでチャネル占有信号を送信しても良く、ポテンシャルポジション522をターゲットポジションと決定しても良い。フラクショナルサブフレーム送信は、その後、ターゲットポジションから開始されても良く、制御情報はPDCCHにより期間503、505、507及び509で送信されても良く、データはPDSCHにより期間504、506、508及び510で送信されても良い。
【0043】
ここで、本発明の他の実施形態に係る送信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法200のフローチャートを示している図2を参照する。方法200は、図1を参照して上記で説明した方法100の特定の実装と考えても良い。しかし、これは、その範囲を限定するためというよりむしろ、本発明の原理を説明する目的のためだけであることに留意されたい。
【0044】
方法200は、ステップS210で開始され、チャネルは利用可能になるとして検出される。
【0045】
本発明の実施形態によれば、チャネルが利用可能であるかどうかは、エネルギー検出、キャリアセンシング等のような、いくつかの方法により検出されても良い。いくつかの実施形態では、他の送信機からのエネルギーの強さは、チャネル上で測定されてもよい。他の送信機は、同一チャネルを利用する送信機であっても良く、本発明の実施形態に係る方法を実施する送信機とは異なるものであっても良い。エネルギー強度が強くない場合、チャネルはアイドルであると決定しても良い。この点に関し、エネルギー強度は、強度閾値と比較されても良い。測定された強度が、強度閾値よりも小さいことに応じて、チャネルが利用可能であると決定されても良い。強度閾値は、システム要件、仕様、チャネル品質、等々にしたがって設定される所定の閾値であっても良い。本発明の実施形態によれば、強度閾値は、固定値又は動的に変化する値として設定されても良い。上記の例示的な実施形態は、本明細書で記載される主題のいかなる限定を示唆するものではなく、説明を目的としているのみであることは理解されるべきである。強度閾値は他の適切な方法により実装されても良い。
【0046】
代替的に、チャネル利用可能性は、キャリアセンシングに基づいて検出されても良い。一例として、他の送信機からの信号が、チャネルにより検出されても良い。他の送信機は、そのチャネルを使用する送信機であっても良く、本発明の実施形態に係る方法を実施する送信機とは異なっていても良い。信号に基づいてチャネルが利用可能であるかどうかは決定されても良い。
【0047】
上記の実施形態は、1つの他の送信機を説明するが、本発明の実施形態に係る通信システムにおいて、複数の他の送信機が存在してもよいことに留意されるべきである。このような実施形態では、エネルギー検出及びキャリアセンシングが複数の他の送信機に対して実施されても良い。
【0048】
ステップS220において、カレントポジションがポテンシャルポジションであるかどうかが検出される。
【0049】
カレントポジションがポテンシャルポジションである場合、フローはステップS240に進み、ポテンシャルポジションはターゲットポジションとして決定される。カレントポジションがポテンシャルポジションではない場合、フローはステップS230に進み、チャネル占有信号はカレントポジションからポテンシャルポジションまで送信される。そして、フローはステップS240に進み、ポテンシャルポジションはターゲットポジションとして決定される。
【0050】
ステップS250において、サブフレームにおける利用可能シンボル数はターゲットポジションに基づいて決定される。
【0051】
いくつかの実施形態では、利用可能シンボル数はターゲットポジション及びサブフレームにおけるシンボルの総数に基づいて決定されても良い。一例として、1つのサブフレームに14シンボルがあり、ターゲットポジションが6番目のシンボル、つまりシンボル5に対応する場合、8個の利用可能シンボル、すなわちシンボル6から13があると決定されても良い。他の例として、1つのサブフレームに12シンボルがあり、ターゲットポジションが8番目のシンボル、つまりシンボル7に対応する場合、4個の利用可能シンボル、すなわちシンボル8から11があると決定されても良い。
【0052】
ステップS260において、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報、及び/又は、データは利用可能シンボル数に基づいてターゲットポジションから送信される。
【0053】
いくつかの実施形態では、チャネルが、例えば、シンボル0から6のように早いシンボルにおいて利用可能である場合、例えば、通常のPDCCHのような通常の制御情報が適用されても良い。チャネルが、例えば、シンボル9から13のように遅いシンボルにおいて利用可能である場合、例えば、短縮PDCCHのような短縮制御情報が適用されても良い。例示的な実施形態では、通常のPDCCHは3シンボルを占有しても良く、短縮PDCCHは1又は2シンボルを占有しても良い。
【0054】
さらに、いくつかの実施形態では、利用可能シンボル数が所定の閾値よりも小さい又は等しいことに応じて、送信機は、このサブフレームの利用可能シンボル及び直後のサブフレームにおいて制御情報及びデータを送信しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が制御情報の大きさと等しい場合、送信機は、このサブフレームの利用可能シンボルにおいて制御情報を送信しても良く、その直後のサブフレームにおいてデータを送信しても良い。さらなる例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が制御情報の大きさよりも小さい場合、送信機は、このサブフレームの利用可能シンボルにおいて制御情報の第1の部分を送信し、その直後のさらなるサブフレームにおいて制御情報の第2の部分を送信しても良く、第1の部分及び第2の部分により制御情報が構成される。制御情報が送信された後、送信機はさらなるサブフレームにおいてデータを送信しても良い。本発明の実施形態によれば、所定の閾値は固定値又は動的に変化される値として設定されても良く、上位レイヤ信号により構成されても良く又は仕様により規定されても良い。例示的な実施形態では、所定の閾値は3に設定されても良い。
【0055】
図6は、本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信の概略図600を示す。図6は、例示的にサブフレーム0から3の4つのサブフレームを表している。サブフレーム0について、2つのポテンシャルポジション621及び622が存在する。CCA/eCCA601は、第1のポテンシャルポジション621から開始しても良い。CCA/eCCA601の間、送信機は、ポテンシャルポジション622でチャネルが利用可能であると決定しても良い。このように、ポテンシャルポジション622はターゲットポジションとして決定されても良い。そして、フラクショナルサブフレーム送信は、ターゲットポジションから開始されても良く、PDCCHにより制御情報は期間602、603及び605において送信されても良く、PDSCHによりデータは期間604及び606で送信されても良い。図6に示されるように、制御情報はサブフレーム0の利用可能シンボル及び次のサブフレーム1において送信され、それぞれ期間602及び603に対応する。制御情報の後、データは期間604で送信される。具体的には、制御情報の第1の部分は、期間602で送信され、制御情報の第2の部分は期間603で送信される。
【0056】
フラクショナルサブフレーム送信は、サブフレームの一部又は完全なサブフレームで終了することに留意されたい。図5に示される実施形態によれば、フラクショナルサブフレーム送信は、位置525で終了する。このように、サブフレーム3の一部は、フラクショナルサブフレーム送信で使用される。この場合、最初のサブフレーム(つまり、サブフレーム0)及び最後のサブフレーム(つまり、サブフレーム3)の両方は、フラクショナルサブフレームである。代替的に、図6に示す様に、フラクショナルサブフレーム送信は、サブフレーム2の最後で終了する。言い替えると、フラクショナルサブフレーム送信は、完全なサブフレームで終了する。
【0057】
さらに、いくつかの実施形態では、フラクショナルサブフレームにおけるトランスポートブロックサイズは、利用可能シンボル数に基づいて決定されても良く、トランスポートブロックサイズのデータはサブフレームにおいて送信されても良い。
【0058】
トランスポートブロックサイズは、フラクショナルサブフレーム送信において送信されるデータブロックの大きさを示す。本発明の実施形態によれば、トランスポートブロックサイズは、様々な方法により決定されても良い。いくつかの実施形態では、送信機は、利用可能シンボル数に関連するスケーリングファクターを決定しても良く、そして、スケーリングファクター(scaling factor)に基づいてトランスポートブロックサイズを決定しても良い。スケーリングファクターは、いくつかの方法により定義されても良い。表1は、利用可能シンボルの異なる数に関連するスケーリングファクターの例を表す。
【表1】
【0059】
いくつかの実施形態では、利用可能シンボル数が1、2又は3である場合、送信機はフラクショナルサブフレーム送信の制御情報を送信するために利用可能シンボルを使用しても良く、利用可能シンボルは制御情報の送信後、データを送信するために十分でないと決定しても良い。これに関して、スケーリングファクターは「N/A」の値として設計されても良く、スケーリングファクターが「利用不可(not available)」であることを示す。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が4である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.25であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が5である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.25から0.375であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が6である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.375であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が7である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.375から0.5であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が8である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.5から0.75であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が9、10、11又は12である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは0.75であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が13又は14である場合、送信機は関連するスケーリングファクターは1であると決定しても良い。
【0060】
いくつかの実施形態において、トランスポートブロックサイズはいくつかの方法によりスケーリングファクターに基づいて決定されても良い。一例として、送信のために割り当てられたリソースブロック数を示す第1のリソースブロック番号は取得されても良い。送信機に対し、第1のリソースブロック番号はリアルタイムに送信機により決定されても良い。そして、第2のリソースブロック番号は第1のリソースブロック番号及びスケーリングファクターに基づいて決定されても良い。例示的な実施形態では、第2のリソースブロック番号は以下の様に決定されても良い。
【数2】
ここでN’PRBは第1のリソースブロック番号を表し、NPRBは第2のリソースブロック番号を表し、Factorはスケーリングファクターを表す。
【0061】
第2のリソースブロック番号に基づいて、トランスポートブロックサイズは決定されても良い。いくつかの実施形態では、トランスポートブロックサイズテーブルはトランスポートブロックサイズを決定するために使用される。表2は例示的なトランスポートブロックサイズテーブルを表す。
【表2】
【0062】
表2の横方向は、例えば、実施形態における第2のリソースブロック番号の様なリソースブロック番号に対応し、縦方向は変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme(MCS))に対応する。実施形態では、送信機が現在採用するMCSと同様に第2のリソースブロック番号を決定するとき、第2のリソースブロック番号及びMCSに基づいて、表2を参照することによりトランスポートブロックサイズは決定されても良い。一例として、第2のリソースブロック数が8であり、MCSが8である場合、トランスポートブロックサイズは1096として決定されても良い。
【0063】
表2の大きさは10×27であるが、表2は大きさが34×110である3GPP TS36.213の簡略化であることに留意されたい。さらに、上記例の表は、説明を目的としているのみであり、本明細書に記載される主題においていかなる限定を示唆するものではないことに留意されたい。他の適切な表がトランスポートブロックサイズを決定する際に使用されても良い。
【0064】
ここで、本発明の実施形態に係る受信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法300のフローチャートを示す図3を参照する。方法300は、UE、D2D受信機及び他の適切なデバイスのような受信機において実施されても良い。
【0065】
ステップS310において、ターゲットポジションはサブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションから決定され、フラクショナルサブフレーム送信はターゲットポジションで開始される。
【0066】
本発明の実施形態によれば、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションは存在しても良い。いくつかの実施形態では、複数のポテンシャルポジションは、例えば、(1)式にしたがって、サブフレームのシンボルに周期的に対応しても良い。代替的に、ポテンシャルポジションの非周期な構成があっても良い。例えば、ポテンシャルポジションはシンボル3、8及び12に対応しても良い。
【0067】
ターゲットポジションは、いつフラクショナルサブフレーム送信が開始されるかを示す。受信機がサブフレームにおける1又は複数の所定のポテンシャルポジションに基づいて、ターゲットポジションを決定するいくつかの方法があっても良い。いくつかの実施形態では、送信機はターゲットポジションでインジケータを受信機に送信しても良く、例えば、PCFICHのようなインジケータは、フラクショナルサブフレーム送信の制御信号の大きさを示しても良い。このように、ターゲットポジションは明示的に示されても良い。受信機にとって、例えば、ポテンシャルポジション1として示される、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つで、受信機はインジケータを検出しても良い。インジケータが検出されることに応じて、受信機は、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つをターゲットポジションとして決定しても良い。一方、受信機は、このポテンシャルポジションはターゲットポジションではないと決定しても良く、例えば、ポテンシャルポジション2等のさらなるポテンシャルポジションにおいて、同じ検出を実施しても良い。
【0068】
代替的に、いくつかの実施形態では、送信機は、インジケータを送信しなくても良い。この場合、受信機は、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つで、フラクショナルサブフレーム送信の制御信号に対してブラインドコーディングをしても良い。ブラインドコーディングが成功することに応じて、受信機は少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つをターゲットポジションと決定しても良い。
【0069】
ステップS320で、フラクショナルサブフレーム送信は、ターゲットポジションから受信される。
【0070】
いくつかの実施形態では、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示すインジケータに基づいて、受信機は制御情報の大きさを知っても良く、それに応じて、ターゲットポジションから制御情報を受信しても良い。
【0071】
本発明の実施形態によれば、サブフレームにおける利用可能シンボル数はターゲットポジションに基づいて決定されても良く、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報及びデータは利用可能シンボル数に基づいて受信されても良い。いくつかの実施形態では、フラクショナルサブフレーム送信の間、制御情報はデータの前に送信されても良い。この場合、受信機はデータに先立って制御情報を受信しても良い。いくつかの代替的な実施形態では、データは制御情報の前に送信されることが可能である。そのように、受信機は制御情報に先立ってデータを受信しても良い。図4の実施形態を参照して、詳細を説明する。
【0072】
図4は、本発明の他の実施形態に係る受信機において、フラクショナルサブフレーム送信を実施する方法400のフローチャートを表している。方法400は、図3を参照して上記で説明した方法300の特定の実装とみなしても良い。しかし、これは、その範囲を限定するよりも、本発明の原理を説明する目的のためだけであることに留意されたい。
【0073】
ステップS410において、インジケータは少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つで検出され、インジケータはフラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示す。
【0074】
いくつかの実施形態では、送信機は、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示すために、例えば、PCFICHのようなインジケータをターゲットポジションで受信機に送信しても良い。この場合、受信機は少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つでインジケータを検出しても良い。ステップS420において、インジケータが検出されることに応じて、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つはターゲットポジションとして決定される。一方、受信機はさらなるポテンシャルポジションでインジケータを検出しても良い。
【0075】
ステップS430において、サブフレームにおける利用可能シンボル数は、ターゲットポジションに基づいて決定される。
【0076】
このステップは、ステップS250と類似する。いくつかの実施形態において、利用可能シンボル数は、ターゲットポジション及びサブフレームにおけるシンボルの総数に基づいて決定されても良い。一例として、1つのサブフレーム内に14シンボルがあり、ターゲットポジションが6番目のシンボル、つまり、シンボル5に対応している場合、8個の利用可能シンボル、すなわち、シンボル6から13、が存在していると決定しても良い。他の例として、1つのサブフレームに12シンボルがあり、ターゲットポジションが8番目のシンボル、つまり、シンボル7に対応している場合、4つの利用可能なシンボル、すなわち、シンボル8から11が存在していると決定しても良い。
【0077】
ステップS440において、フラクショナルサブフレーム送信の制御情報及びデータは、利用可能シンボル数に基づいて受信される。
【0078】
いくつかの実施形態では、利用可能シンボル数が所定の閾値よりも小さい又は等しいことに応じて、受信機は利用可能シンボル及び直後のサブフレームにおいて制御情報及びデータを受信しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が制御情報の大きさと等しい場合、受信機はそのサブフレームの利用可能シンボルにおいて制御情報を受信しても良く、その直後のサブフレームにおいてデータを受信しても良い。さらなる例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が制御情報の大きさよりも小さい場合、受信機はそのサブフレームの利用可能シンボルで制御情報の第1の部分を受信し、直後のサブフレームで制御情報の第2の部分を受信しても良く、第1の部分及び第2の部分は制御情報を構成する。制御情報が受信された後、受信機はさらなるサブフレームでデータを受信しても良い。
【0079】
さらに、いくつかの実施形態では、サブフレームにおけるトランスポートブロックサイズは利用可能シンボル数に基づいて決定されても良い。そして、トランスポートブロックサイズのデータはそのサブフレームにおいて受信されても良い。
【0080】
トランスポートブロックサイズは、フラクショナルサブフレーム送信において送信されるデータブロックの大きさを示す。本発明の実施形態によれば、トランスポートブロックサイズは、様々な方法により決定されても良い。いくつかの実施形態において、受信機は利用可能シンボル数に関連するスケーリングファクターを決定しても良く、そして、スケーリングファクターに基づいてトランスポートブロックサイズを決定しても良い。スケーリングファクターは、いくつかの方法により定義されても良い。上述の通り、表1は、利用可能シンボルの異なる数に関連するスケーリングファクターの例を示している。
【0081】
例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が1、2又は3である場合、受信機は送信されるデータが無いと決定しても良く、トランスポートブロックサイズを決定する必要が無いと決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が4である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.25であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が5である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.25又は0.375であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が6である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.375であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が7である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.375又は0.5であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が8である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.5又は0.75であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が9、10、11又は12である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは0.75であると決定しても良い。例示的な実施形態では、利用可能シンボル数が13又は14である場合、受信機は関連するスケーリングファクターは1であると決定しても良い。
【0082】
いくつかの実施形態において、トランスポートブロックサイズは、いくつかの方法でスケーリングファクターに基づいて決定されても良い。一例として、送信のために割り当てられるリソースブロック数を示す第1のリソースブロック番号は取得されても良い。受信機に対し、第1のリソースブロック番号は送信機により通知されても良い。そして、第2のリソースブロック番号は第1のリソースブロック番号及びスケーリングファクターに基づいて決定されても良い。例示的な実施形態では、第2のリソースブロック番号は、式(2)により決定されても良い。第2のリソースブロック番号に基づいて、トランスポートブロックサイズは決定されても良い。いくつかの実施形態では、例えば表2のようなトランスポートブロックサイズテーブルは、トランスポートブロックサイズを決定するために使用されても良い。特に、受信機が現在採用されているMCSと同様に第2のリソースブロック番号を決定する場合、表2を参照することによりトランスポートブロックサイズを決定しても良い。
【0083】
図7は、本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信を実施する装置700のブロック図を示している。本発明の実施形態によれば、装置700は、例えば、BS、D2D送信機又は他の適用可能なデバイスのような送信機で実装されても良い。
【0084】
示す様に、装置700は、チャネルが利用可能になることを検出することに応じて、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定する第1の決定部710、ターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信を実施する実施部720、を含む。
【0085】
本発明の実施形態によれば、第1の決定部710は、カレントポジションがポテンシャルポジションであるかどうかを検出するポテンシャルポジション検出部、及び、カレントポジションがポテンシャルポジションであることに応じて、ポテンシャルポジションをターゲットポジションと決定し、カレントポジションがポテンシャルポジションではないことに応じて、カレントポジションからポテンシャルポジションまでチャネル占有信号を送信し、ポテンシャルポジションをターゲットポジションと決定する第1のターゲットポジション決定部、を含んでも良い。
【0086】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのポテンシャルポジションの各々は、周期的に又は非周期的にサブフレームのシンボルに対応しても良い。
【0087】
本発明の実施形態によれば、実施部720は、ターゲットポジションでインジケータを送信する送信部を含んでもよい。インジケータはフラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示す。
【0088】
本発明の実施形態によれば、実施部720は、ターゲットポジションに基づいてサブフレームにおける利用可能シンボル数を決定する第1の利用可能シンボル数決定部、及び、利用可能シンボル数に基づいて、ターゲットポジションからフラクショナルサブフレーム送信の制御情報及びデータを送信する伝送部(送信部)、を含んでも良い。
【0089】
いくつかの実施形態では、伝送部は、利用可能シンボル数が所定の閾値より小さい又は等しいことに応じて、利用可能シンボル及び直後のサブフレームにおいて制御情報及びデータをさらに送信しても良い。
【0090】
いくつかの実施形態では、伝送部は、利用可能シンボル数に基づいてサブフレームにおけるトランスポートブロックサイズを決定するサイズ決定部、を含んでも良く、伝送部はサブフレームにおけるトランスポートブロックサイズのデータをさらに送信しても良い。
【0091】
本発明の実施形態によれば、実施部720は、ターゲットポジションに関連する事前に設定されたスケジューリング情報を取得するスケジューリング情報取得部、を含んでも良く、実施部は事前に設定されたスケジューリング情報に基づいてフラクショナルサブフレーム送信をさらに実施しても良い。
【0092】
図8は、本発明の実施形態に係るフラクショナルサブフレーム送信を実施する装置800のブロック図を示す。本発明の実施形態によれば、装置800は、例えば、セルラーUE、D2D受信機又は他の適用可能なデバイスのような受信機で実装されても良い。
【0093】
示すように、装置800は、サブフレームにおける少なくとも1つの所定のポテンシャルポジションからターゲットポジションを決定し、ターゲットポジションでフラクショナルサブフレーム送信を開始する第2の決定部810、及び、ターゲットポジションからのフラクショナルサブフレーム送信を受信する受信部820、を含む。
【0094】
本発明の実施形態によれば、第2の決定部810は、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つでインジケータを検出し、インジケータはフラクショナルサブフレーム送信の制御情報の大きさを示すインジケータ検出部、及び、インジケータが検出されることに応じて、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つをターゲットポジションとして決定する第2のターゲットポジション決定部、を含んでも良い。
【0095】
本発明の実施形態によれば、第2の決定部810は、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つでフラクショナルサブフレーム送信の制御情報をブラインドデコーディングする復号部、及び、ブラインドデコーディングが成功することに応じて、少なくとも1つのポテンシャルポジションの1つをターゲットポジションとして決定する第3のターゲットポジション決定部、を含んでも良い。
【0096】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのポテンシャルポジションの各々が周期的に又は非周期的にサブフレームのシンボルに対応しても良い。
【0097】
本発明の実施形態によれば、受信部820は、ターゲットポジションに基づいて、サブフレームにおける利用可能シンボル数を決定する第2の利用可能シンボル数決定部、を含んでも良く、受信部は、利用可能シンボル数に基づいてフラクショナルサブフレーム送信の制御情報及びデータをさらに受信しても良い。
【0098】
本発明の実施形態によれば、受信部820は、利用可能シンボル数が所定の閾値よりも小さい又は等しいことに応じて、利用可能シンボル及び直後のサブフレームにおいて制御信号及びデータをさらに受信しても良い。
【0099】
本発明の実施形態によれば、受信部820は、利用可能シンボル数に基づいてサブフレームにおけるトランスポートブロックサイズを決定するサイズ決定部、を含んでも良く、受信部はサブフレームにおけるトランスポートブロックサイズのデータをさらに受信しても良い。
【0100】
また、装置700及び800は、それぞれ、現在知られている、又は将来開発される、いずれかの任意の適切な技術により実装されても良いことに留意されるべきである。さらに、図7又は図8に示される単一のデバイスは、別々に複数のデバイスにおいて代替的に実装されても良く、複数の別々のデバイスは、単一のデバイスにおいて実装されても良い。本発明の範囲はこれらの点に限定されるものではない。
【0101】
装置700は、図1-2を参照して説明した機能を実装するように構成されても良く、装置800は、図3-4を参照して説明した機能を実装するように構成されても良いことに留意されるべきである。したがって、方法100又は200について説明した特徴は、装置700の対応する構成要素に適用されても良く、方法300又は400について説明した特徴は、装置800の対応する構成要素に適用されても良い。さらに、装置700又は装置800の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、これらの任意の組み合わせにおいて具体化されても良い。例えば、装置700又は装置800の構成要素は、それぞれ回路、プロセッサ又は任意の他の適切なデバイスにより実装されても良い。当業者は、前述の例は限定ではなく、説明のためだけであることを理解するであろう。
【0102】
本開示のいくつかの実施形態では、装置700又は装置800は、少なくとも1つのプロセッサを含んでも良い。本開示の実施形態と共に使用するのに適した少なくとも1つのプロセッサが含まれても良く、一例として、既に知られているか、又は将来開発される、汎用及び専用プロセッサの両方を含んでも良い。装置700又は装置800は、さらに、少なくとも1つのメモリを含んでも良い。少なくとも1つのメモリは、例えば、RAM、ROM、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリデバイスのような、例えば、半導体メモリデバイスを含んでも良い。少なくとも1つのメモリは、コンピュータが実行可能な命令のプログラムを格納するために使用されても良い。プログラムは、ハイレベル及び/又はローレベルのコンパイル可能な(compliable)、又は、インタープリタ可能な(interpretable)プログラム言語で記載することが出来る。実施形態によれば、コンピュータが実行可能な命令は、少なくとも1つのプロセッサと共に、上述のように、装置700に方法100又は200にしたがって少なくとも実施させ、又は上述のように、装置800に方法300又は400にしたがって少なくとも実施させるように構成されても良い。
【0103】
上述の説明に基づいて、当業者は、本開示は装置、方法又はコンピュータプログラム製品において具体化されても良いことは理解される。一般的に、様々な例示的な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理又はこれらの任意の組み合わせにより実装されても良い。例えば、いくつかの態様は、ハードウェアにより実装されても良く、一方、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ又は他の計算デバイスにより実行することが可能なファームウェア又はソフトウェアにより実装されても良いが、本開示はこれに限られるものではない。本開示における例示的な実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又はいくつかの図的な表現として記載され、説明されるが、本明細書に記載されたこれらのブロック、装置、システム、技術又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用的ハードウェア又はコントローラ又は他の計算デバイス、又はこれらのいくつかの組み合わせとして実装されても良い。
【0104】
図1-4に示された様々なブロックは、方法のステップとして、及び/又は、コンピュータプログラムコードの動作に起因する動作として、及び/又は、関連する機能を実行する複数の結合論理回路素子として、図に記載されても良い。本開示の例示的な実施形態の少なくともいくつかの態様は、集積回路チップ及びモジュールのような様々な構成要素により実施されても良く、本開示の例示的な実施形態は、本開示の例示的な実施形態を参照して動作するように構成可能な結合回路、FPGA又はASICとして具体化された装置において実施されても良い。
【0105】
本明細書は、多くの具体的な実施の詳細が含まれるが、これらは、いかなる開示又は主張されたものの範囲を限定して解釈されるべきものではなく、むしろ、特定の開示の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。また、別個の実施形態の文脈において、本明細書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実装することが可能である。逆に、単一の実施形態の文脈において記載された様々な特徴は、複数の実施形態に分離して又は任意の適切な下位の組み合わせにより実装することが出来る。さらに、特徴は特定の組み合わせにおいて及びそのように当初主張されたように動作できると、上に記載されても良いが、主張された組み合わせから1又は複数の特徴は、いくつかの場合において、組み合わせから削除することができ、主張された組み合わせは下位の組み合わせ又は下位の組み合わせのバリエーションを対象としても良い。
【0106】
同様に、動作が図面において特定の順序で示されているが、これは、そのような動作が、示される特定の順序により又は順番に実施されることが要求されているとして理解されるべきではなく、又は好ましい結果を得るために、全て記載された動作が実施されることを要求されているとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク(multitasking)及び並列処理(parallel processing)が有利であっても良い。さらに、上述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求されているとして理解されるべきでは無く、記載されたプログラム構成要素及びシステムは一般的に単一のソフトウェア製品に共に統合され又は複数のソフトウェア製品に結合されることが可能であると理解すべきである。
【0107】
添付の図面と併せて読むと、種々の改変、本開示の前述の例示的な実施形態の適用は、前述の説明を考慮して、関連する分野の当業者には明らかになるかもしれない。任意及びすべての変形は、本開示を限定するものではなく、例示的な実施形態の範囲に含まれる。さらに、ここに説明されている開示の他の実施の形態は、本開示のこれらの実施の形態が上述の説明及び関連図面で示される教示の利点を有することを当業者に思い浮かばせる。
【0108】
したがって、本開示の実施形態は、開示された特定の実施形態に限定されることはなく、変形及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることは理解されるべきである。特定の用語がここで使用されるが、それらは、一般的で説明的な意味でのみ使用され、限定の目的で使用されたものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8