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  • 特許-ダイヤフラムおよび圧力センサ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-19
(45)【発行日】2024-02-28
(54)【発明の名称】ダイヤフラムおよび圧力センサ
(51)【国際特許分類】
   G01L 7/08 20060101AFI20240220BHJP
【FI】
G01L7/08
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020014876
(22)【出願日】2020-01-31
(65)【公開番号】P2021121784
(43)【公開日】2021-08-26
【審査請求日】2023-01-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000220033
【氏名又は名称】東京コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市倉 学
(72)【発明者】
【氏名】大嶌 聡一郎
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-062208(JP,A)
【文献】特開平02-078924(JP,A)
【文献】特開2009-198337(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0198939(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 7/00-23/32
G01L 27/00-27/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム部に開設された開口を覆うように配置され、開口縁部に固定される周縁部を有し、両面にかかる圧力間の差により変位する圧力センサ用のダイヤフラムであって、
前記ダイヤフラムの前記周縁部と中央部との間の中間部に配置され、伸縮可能な波形に形成されたコルゲート部を備え、
前記開口の中央部を通る中心線の一側に位置する第1開口縁部に対応して配置される第1コルゲート部の伸縮量は、前記中心線の他側に位置する第2開口縁部に対応して配置される第2コルゲート部の伸縮量よりも大きい、
ダイヤフラム。
【請求項2】
前記第1コルゲート部の波形の数は、前記第2コルゲート部の波形の数よりも多い、
請求項1に記載のダイヤフラム。
【請求項3】
前記第1コルゲート部の波形の大きさは、前記第2コルゲート部の波形の大きさよりも大きい、
請求項1に記載のダイヤフラム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のダイヤフラムの中央部における前記第1コルゲート部側に配置される被検出部と、
平板状の前記フレーム部と、
を備える、圧力センサ。
【請求項5】
前記第2開口縁部の方から前記第1開口縁部の方へ延在し、延在する自由端としての先端部に前記被検出部が配置される、弾性を有する片持ち梁部をさらに備える、
請求項に記載の圧力センサ。
【請求項6】
前記片持ち梁部は、前記フレーム部と一体に形成される、
請求項に記載の圧力センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイヤフラムおよび圧力センサに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、フレーム部と、可動部と、フレーム部と可動部とに架け渡されるカーボンナノチューブ素子とを備え圧力センサが開示されている。圧力センサは、フレーム部と可動部とを連結すると共に、伸縮可能な波形(蛇腹状)に形成されたコルゲート部を備えている。
【0003】
可動部およびコルゲート部は、薄膜形成されている。可動部は、フレーム部の内側で全周にわたりコルゲート部によって支持されている。可動部およびコルゲート部は、ダイヤフラムを構成している。可動部は、ダイヤフラムの表裏の圧力差に応じて、ダイヤフラムの表裏方向に変位する構成となっている。ダイヤフラムの裏側から表側よりも高い圧力が加わった場合、ダイヤフラムが薄膜形成されているため、可動部は表側へ変位する。これにより、カーボンナノチューブ素子も変形することになり、カーボンナノチューブ素子の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化量に基づいて、ダイヤフラムの表裏の圧力差が検出される。
【0004】
波形の伸縮によりフレーム部に対する可動部の変化量を大きくすることができると共に、カーボンナノチューブ素子の抵抗値の変化量についても大きくすることができる。つまり、コルゲート部の伸縮量に応じて、圧力センサを高感度化することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2009-198337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載の圧力センサを高感度化するため、単に、コルゲート部の波形の数を増やすことや、波形を大きくすることにより、コルゲート部の伸縮量を大きくする場合、ダイヤフラムの厚さが増し、その結果、例えば、圧力センサが大型化になることや、圧力センサのレイアウトの自由度が低下するという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、薄型にすることが可能なダイヤフラムおよび圧力センサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明におけるダイヤフラムは、
フレーム部に開設された開口を覆うように配置され、開口縁部に固定される周縁部を有し、両面にかかる圧力間の差により変位する圧力センサ用のダイヤフラムであって、
前記ダイヤフラムの前記周縁部と中央部との間の中間部に配置され、伸縮可能な波形に形成されたコルゲート部を備え、
前記開口の中央部を通る中心線の一側に位置する第1開口縁部に対応して配置される第1コルゲート部と、前記中心線の他側に位置する第2開口縁部に対応して配置される第2コルゲート部とは、前記開口の中央部を通り、前記中心線と直交する線に対して非対称に構成される。
【0009】
また、本発明における圧力センサは、
上記ダイヤフラムの中央部における上記第1コルゲート部側に配置される被検出部と、
平板状の上記フレーム部と、
を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ダイヤフラムを薄型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の一実施の形態における圧力センサを概略的に示す平面図である。
図2図2は、本発明の一実施の形態における圧力センサを概略的に示す斜視図である。
図3図3は、圧力センサの分解斜視図である。
図4図4は、図1のA-A線断面図である。
図5図5は、図1のB-B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における圧力センサ1を概略的に示す平面図である。図2は、圧力センサ1の斜視図である。図3は、圧力センサ1の分解斜視図である。図1にはX軸、Y軸およびZ軸が描かれている。図1において左右方向をX方向又は横方向といい、右向を「+X方向」又は横方向一側、左方向を「-X方向」又は横方向他側という。また、図1において上下方向をY方向又は縦方向といい、上方向を「+Y方向」又は縦方向一側、下方向を「-Y方向」又は縦方向他側という。また、図1の紙面の奥行き方向をZ方向、表裏方向又は厚さ方向といい、手前側を「+Z方向」、表側又は表方向、奥側を「-Z方向」、裏側又は裏方向という。
【0013】
図1から図3に示すように、圧力センサ1は、フレーム部10と、ダイヤフラム20と、片持ち梁部30と、を有している。
【0014】
フレーム部10は、矩形状の外形形状を有する平板であって、開口12を有している。図1に、開口12の中央部を通り、Y方向に沿って延在する中心線L1(第1対称軸ともいう)、および、開口12の中央部を通り、X方向に沿って延在する直交線L2(第2対称軸ともいう)を示す。
【0015】
開口12は、台形形状を有している。開口12の開口縁部14は、互いに平行な2つの辺である長辺部14aおよび短辺部14bと、斜辺部14cと、斜辺部14dとを有する。ここで、長辺部14aは、開口12の中央部に対し縦方向一側(+Y方向)に配置される。長辺部14aは中心線L1の一側である第1開口縁部に相当する。また、短辺部14bは、開口12の中央部に対し縦方向他側(-Y方向)に配置される。短辺部14bは中心線L1の他側である第2開口縁部に相当する。斜辺部14cは、開口12の中央部に対し横方向一側(+X方向)に配置される。斜辺部14dは、開口12の中央部に対し横方向他側(-X方向)に配置される。
【0016】
ダイヤフラム20は、開口12を裏方向(-Z方向)から覆うように配置される。ダイヤフラム20は、薄膜形成を有している。ダイヤフラム20には、例えば、薄い銅板が用いられる。ダイヤフラム20は、開口12の形状に対応するように台形形状を有している。ダイヤフラム20の周縁部22は、気密を保つように開口縁部14に固定されている。
【0017】
図4図1のA-A線断面図である。図5図1のB-B線断面図である。図4および図5に、フレーム部10、ダイヤフラム20および片持ち梁部30のそれぞれの板厚を強調して示す。図1から図5に示すように、ダイヤフラム20の周縁部22と中央部24との間の中間部26には、伸縮可能な波形(蛇腹状)に形成されたコルゲート部28が配置されている。ダイヤフラム20の表裏の圧力差に応じて、コルゲート部28が伸縮することでダイヤフラム20が変位する。コルゲート部28は、第1コルゲート部28a、第2コルゲート部28b、第3コルゲート部28c、および、第4コルゲート部28dを有している。
【0018】
第1コルゲート部28aは、長辺部14a(第1開口縁部)に沿うように配置される。第1コルゲート部28aは、直交線L2に対して第2コルゲート部28bと非対称に構成される。ここで、「非対称」とは、二つのコルゲート部の位置が互いに異なる位置における非対称、二つのコルゲート部の大きさが互いに異なる大きさにおける非対称、及び二つのコルゲート部の形状が互いに異なる形状における非対称のうちの一つ以上の非対称をいう。
【0019】
具体的には、第1コルゲート部28aは、その伸縮量が第2コルゲート部28bの伸縮量より大きくなるように構成される。ここで、伸縮量とは、コルゲート部28が最も縮んだ最大短縮位置と最も伸びた最大伸長位置との間の距離をいう。
【0020】
図1から図3に示すように、第2コルゲート部28bは、短辺部14b(第2開口縁部)に対応して配置される。本実施の形態では、第2コルゲート部28bは、第3コルゲート部28cの縦方向他側(-Y方向)端部と、第4コルゲート部28dの縦方向他側(-Y方向)端部とにより構成される。
【0021】
第3コルゲート部28cは、斜辺部14cに沿うように配置される。第3コルゲート部28cの縦方向一側端部は、第1コルゲート部28aの横方向一側端部に接続されている。また、前述したように、第3コルゲート部28cの縦方向他側端部は、第2コルゲート部28bを構成している。第1コルゲート部28aの伸縮量が第2コルゲート部28bの伸縮量よりも大きくため、第3コルゲート部28cは、縦方向一側端部の伸縮量が縦方向他側端部の伸縮量よりも大きくなるように形成される。
【0022】
第4コルゲート部28dは、中心線L1に対して第3コルゲート部28cと対称的に構成される。第4コルゲート部28dは、斜辺部14dに沿うように配置される。第4コルゲート部28dの縦方向一側端部は、第1コルゲート部28aの横方向他側端部に接続されている。また、前述したように、第4コルゲート部28dの縦方向他側端部は、第2コルゲート部28bを構成している。第1コルゲート部28aの伸縮量が第2コルゲート部28bの伸縮量よりも大きいため、第4コルゲート部28dは、縦方向一側端部の伸縮量が縦方向他側端部の伸縮量よりも大きくなるように形成される。
【0023】
片持ち梁部30は、フレーム部10と一体に形成される。片持ち梁部30は、弾性を有する片持ちバネである。片持ち梁部30には、弾性を持たせるため例えば、熱処理したリン青銅やステンレスが用いられる。
【0024】
片持ち梁部30は、短辺部14bの横方向中央部から長辺部14aに向かって+Y方向に延在する。片持ち梁部30の基端部32は短辺部14bの横方向中央部に固定された固定端である。片持ち梁部30の延出部34(中央部)は、中心線L1に沿って縦方向(Y方向)に延在する。図4に示すように、片持ち梁部30の自由端である先端部36は、ダイヤフラム20の中央部24における第1コルゲート部28a側に固定される。
【0025】
片持ち梁部30は、ダイヤフラム20の両面の圧力差に応じて変位する。本実施の形態では、片持ち梁部30の先端部36を被検出部30Aとする。
【0026】
片持ち梁部30の先端部36(被検出部30A)の変位量を検出する方法として、公知の手段が用いられる。例えば、先端部36の変位量を、直線可動ポテンショメータや、レバーを用いて回転変位に変換して回転可動ポテンショメータで検出する方法がある。また、例えば、先端部36に設けられた磁石と先端部36に対向配置される部位に設けられた磁気官能素子とを用いた磁気方式により検出する方法がある。また、例えば、対向電極を先端部36と先端部36に対向配置された部位とに設けて、対向電極間の静電容量の変化により電気的信号に変換する方法がある。
【0027】
次に、圧力センサ1の動作について、図1から図5を参照して簡単に説明する。図4に、変位した状態のダイヤフラム20および片持ち梁部30を示す。
【0028】
例えば、ダイヤフラム20の裏側(-Z方向)の圧力が表側(+Z方向)の圧力より高い場合、第1から第4のコルゲート部28a,28b,28c,28dのそれぞれは、受ける圧力に応じて伸縮する。これにより、ダイヤフラム20は表側に変位し、片持ち梁部30も表側に変位する。片持ち梁部30の変位量(ダイヤフラム20の変位量)は、片持ち梁部30の各部(基端部32から先端部36)が受けるダイヤフラム20からの力と、片持ち梁部30の復元力とがつり合うときの変位量である。
【0029】
片持ち梁部30の変位量は、先端ほど大きく変位する。また、第2コルゲート部28bの伸縮量が比較的に大きいため、片持ち梁部30の先端部36の変位量も大きくなる。前述する公知の手段は、先端部36の変位量に基づいて、ダイヤフラム20の両面の圧力差を検出する。
【0030】
上記実施の形態におけるダイヤフラム20は、フレーム部10に開設された開口12を覆うように配置され、開口縁部14に固定される周縁部22を有し、両面にかかる圧力間の差により変位する圧力センサ用のダイヤフラム20であって、ダイヤフラム20の周縁部22と中央部24との間の中間部26に配置され、伸縮可能な波形に形成されたコルゲート部28を備え、開口12の中央部を通る中心線L1の一側に位置する長辺部14aに対応して配置される第1コルゲート部28aと、中心線L1の他側に位置する短辺部14bに対応して配置される第2コルゲート部28bとは、開口12の中央部を通り、中心線L1と直交する直交線L2に対して非対称に構成される。
【0031】
第1コルゲート部28aと第2コルゲート部28bとを非対称に構成することで、例えば、第1コルゲート部28aと第2コルゲート部28bとの間で伸縮量に差をつけることが可能となる。コルゲート部28の一部であるコルゲート部28aの伸縮量を大きくしたため、単に、コルゲート部28の全体の伸縮量を大きくする場合に比較して、ダイヤフラム20の全体がコルゲート部28によって厚さ方向(Z方向)に嵩張ることがないため、ダイヤフラム20を薄型にすることが可能となる。
【0032】
また、上記実施の形態におけるダイヤフラム20は、第1コルゲート部28aの伸縮量は、第2コルゲート部28bの伸縮量よりも大きい。これにより、コルゲート部28の一部である第1コルゲート部28a及びその近傍の例えば波形の数を増やすことや、波形を大きくすることで、第1コルゲート部28aおよびその近傍の伸縮量を大きくしため、単に、コルゲート部28の全体の波形の数を増やすことや、波形を大きくする場合に比較して、ダイヤフラム20を薄型にすることが可能となる。
【0033】
また、上記実施の形態におけるダイヤフラム20は、開口12は台形形状を有し、第1コルゲート部28aは、開口縁部14の長辺部14aに沿うように配置される。これにより、第1コルゲート部28a及びその近傍の波形の数を増やすことや、波形を大きくする場合、第1コルゲート部28aが長い分だけ、多数の波形や大きな波形を折りたたみ展開し易くなる。結果的に、第1コルゲート部28aが伸縮し易くなる。
【0034】
また、上記実施の形態における圧力センサ1においては、平板状のフレーム部10と、ダイヤフラム20の中央部24における第1コルゲート部28a側に配置される被検出部30Aと、を備える。上記の構成によれば、平板状のフレーム部10を備えることにより、圧力センサを薄型にすることが可能となる。また、ダイヤフラム20の両面の圧力差に応じてダイヤフラム20が変位する場合、ダイヤフラム20の中央部24における第1コルゲート部28a側の変位量が他の場所に比べて大きくなる。変位量が大きな場所に被検出部30Aが配置されるため、圧力センサ1を高感度化することが可能となる。
【0035】
また、上記実施の形態における圧力センサ1においては、短辺部14bの方から長辺部14aの方へ延在し、延在する自由端としての先端部36に被検出部30Aが配置される、弾性を有する片持ち梁部30を備える。片持ち梁部30の先端部36が長辺部14a側に位置し、長辺部14aに沿って配置される第1コルゲート部28aの伸縮量が比較的に大きいため、先端部36は、他の部位(基端部32や延出部34)と比較して大きな荷重を受ける。これにより、先端部36は大きく撓む。大きく撓む先端部36に被検出部30Aが配置されるため、圧力センサ1を高感度化することができる。
【0036】
また、上記実施の形態における圧力センサ1においては、片持ち梁部30は、フレーム部10と一体に形成される。これにより、片持ち梁部30をフレーム部10に厚さ方向(Z方向)から取り付ける必要がないため、圧力センサ1をさらに薄型にすることが可能となり、また、部品点数を削減することが可能となる。
【0037】
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0038】
上記実施の形態では、開口12は台形形状を有するが、本発明はこれに限らない、開口12は、矩形形状、多角形状、円形形状又は楕円形状であってもよい。この場合でも、開口12の開口縁部において開口12の中心部を間にして対向する辺部の一方から他方の辺部に向かって片持ち梁部を延在すればよく、また、他方の辺部に沿って伸縮量が比較的大きなコルゲート部を配置すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、薄型にすることが要求されるダイヤフラムを備えた圧力センサに好適に利用される。
【符号の説明】
【0040】
1 圧力センサ
10 フレーム部
12 開口
14 開口縁部
14a 長辺部
14b 短辺部
20 ダイヤフラム
22 周縁部
24 中央部
26 中間部
28 コルゲート部
28a 第1コルゲート部
28b 第2コルゲート部
28c 第3コルゲート部
28d 第4コルゲート部
30 片持ち梁部
30A 被検出部
32 基端部
34 延出部
36 先端部

図1
図2
図3
図4
図5