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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-20
(45)【発行日】2024-02-29
(54)【発明の名称】営巣防止装置
(51)【国際特許分類】
   A01M 29/32 20110101AFI20240221BHJP
   H02G 7/00 20060101ALI20240221BHJP
【FI】
A01M29/32
H02G7/00
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020092791
(22)【出願日】2020-05-28
(65)【公開番号】P2021185792
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-03-06
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 1.公開日 令和1年7月11日、12日2.開催場所 JR東日本研究センター3.公開者 塚部祐三、大山 亨、主濱 裕太、長南光晃、菅野一位4.公開された発明の内容 営巣装置について公開した。
(73)【特許権者】
【識別番号】000221616
【氏名又は名称】東日本旅客鉄道株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000207562
【氏名又は名称】タキロンシーアイシビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】塚部 祐生
(72)【発明者】
【氏名】大山 亨
(72)【発明者】
【氏名】主濱 裕太
(72)【発明者】
【氏名】長南 光晃
(72)【発明者】
【氏名】菅野 一位
(72)【発明者】
【氏名】西久保 嘉範
(72)【発明者】
【氏名】三田 昂平
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-195483(JP,A)
【文献】特開2010-273624(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0225907(US,A1)
【文献】登録実用新案第3083711(JP,U)
【文献】特開2013-094088(JP,A)
【文献】特開2013-245112(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 1/00 - 99/00
H02G 7/00 - 7/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体として角柱状をなすフレーム構造またはトラス構造の建造物の内部に設置されて営巣を防止するための営巣防止装置であって、
所定の大きさの目合いを有する複数枚の合成樹脂製のネットがヒンジによって折り畳みおよび拡開が可能に連結されていることを特徴とする営巣防止装置。
【請求項2】
前記ヒンジは、ネットの縁部に所定の間隔を置いて固着され各々軸筒部を有する複数個の羽部材と、隣接するネットの縁部に固着された前記羽部材の軸筒部に跨って挿通された芯棒とから構成され、
前記芯棒の外径と前記軸筒部の内径は、当該芯棒と軸筒部との間で前記ネットの重量による回転を阻止可能な摩擦力が得られるような大きさに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の営巣防止装置。
【請求項3】
前記芯棒は、樹脂被覆鉄線または樹脂被覆鋼管であることを特徴とする請求項2に記載の営巣防止装置。
【請求項4】
前記羽部材は、合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の営巣防止装置。
【請求項5】
建造物の内部に設置されて拡開された状態で、各ネットを構成する網線が複数箇所にて、前記建造物を構成する部材に紐状部材にて結束されていることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の営巣防止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防鳥網を用いた営巣防止装置に関し、例えば鉄道軌道設備の電車線支持構造物のビームのようなフレーム構造の梁等に設置して好適な営巣防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道軌道においては、電車線支持構造物のビームにカラス等の鳥類が巣を作る営巣行動が報告されている。鳥類による営巣は、ツタやカズラなどの植物の枝の他、金属製ハンガーや針金等の金属物を材料としてビーム内に持ち込んで行われることがある。ビームに吊架されている架線は絶縁被膜のない裸線であるため、巣の材料に金属線が使用されていると、それらが垂れ下がって地絡事故を起こし、輸送障害が発生するおそれがある。そこで、従来は、ビーム内にロール状の防鳥網を取り付けるという対策が行われている。
【0003】
しかし、ロール状の防鳥網を取り付けるには、材料となる網をビームの各面の寸法に合わせて切断したり、梯子やリフト付きの軌陸車等を使って高所作業で1枚ずつ取り付けたりする必要があるので、作業時間が長いという課題があった。なお、防鳥網を用いた営巣防止装置に関する発明としては、例えば特許文献1や2に開示されているものがある。
【0004】
このうち、特許文献1に開示されている営巣防止装置は、断面視矩形状のフレーム構造の梁の内部に、三角柱状に形成された金属製の網を設置して左右下部2箇所と中央上部の3か所に梁の長手方向に延在する支持体を設けたものである。また、特許文献2に開示されている発明は、フレーム構造の梁の内側上部に、梁の延びる方向に沿って取り付けられた一対の細長い板部材からなる支持体によって、防鳥網の端部を挟み込んで梁の上部より吊架して広げた状態で支持するようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第4668078号公報
【文献】特開2012-161197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の営巣防止装置は、防鳥網が三角柱状であるため安定性は良いものの、網が金属製であるため重量が大きく取り扱いが容易でないとともに、高所で三角柱状に組み立てなければならないので施工に時間を要する。また、梁の断面が矩形状であるのに対して防鳥網の断面は三角形であるため梁と網との間に隙間が生じることとなり、その隙間に営巣されてしまうリスクが残るという課題がある。
【0007】
一方、特許文献2の発明は、合成樹脂製の防鳥網を使用するため軽量で取り扱いが容易であるものの、防鳥網の持つ弾性復元力で広げる構造であるため、経年劣化や風圧により変形を起こし、梁と網との間に隙間が生じ、その隙間に営巣されてしまうおそれがある。また、支持体によって防鳥網を吊架する構造であるため、電車線支持構造物の縦柱の内部へ設置する用途には向いていないという課題がある。
【0008】
本発明は上記のような課題に着目したなされたもので、その目的とするところは、軽量で取り扱いが容易であるとともに、構造物のフレームとネットとの間に隙間が生じにくく営巣されるリスクを低くすることができる営巣防止装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、電車線支持構造物のビーム部分の他、ビーム両端の台形部分や縦柱部分にも容易に設置することができる営巣防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、この発明は、
全体として角柱状をなすフレーム構造またはトラス構造の建造物の内部に設置されて営巣を防止するための営巣防止装置において、
所定の大きさの目合いを有する複数枚の合成樹脂製のネットがヒンジによって折り畳みおよび拡開が可能に連結されているように構成したものである。
【0010】
上記構成の営巣防止装置によれば、合成樹脂製のネットにより構成されているため軽量であるとともに、複数枚のネットがヒンジにより折り畳みおよび拡開可能に連結されているため、取り扱いが容易である。
【0011】
ここで、望ましくは、前記ヒンジは、ネットの縁部に所定の間隔を置いて固着され各々軸筒部を有する複数個の羽部材と、隣接するネットの縁部に固着された前記羽部材の軸筒部に跨って挿通された芯棒とから構成され、
前記芯棒の外径と前記軸筒部の内径は、当該芯棒と軸筒部との間で前記ネットの重量による回転を阻止可能な摩擦力が得られるような大きさに設定されているように構成する。
具体的には、芯棒の外径は軸筒部の内径とほぼ同径となるように設定すればよい。
【0012】
かかる構成によれば、ネットが拡開された際にネット同士の角度を、ヒンジを構成する軸筒部と芯棒との摩擦力によって維持することができるため、構造物のフレームとネットとの間に隙間が生じにくくなり、営巣されるリスクを低くすることができる。なお、芯棒の外径が軸筒部の内径よりも若干小さい場合、ヒンジ単独の状態ではあまり大きな摩擦力が得られないが、ネットの重量で芯棒全体が湾曲することで芯棒と軸筒部との緩みがなくなり、軸筒部と芯棒との間に適切な摩擦力を得ることができる。また、芯棒の外径が軸筒部の内径よりも若干大きい場合には、より大きな摩擦力が得られることとなる。従って、ネットのサイズ(重量)に応じて、適切な摩擦力となるように芯棒の外径と軸筒部の内径を設計するのが望ましい。
【0013】
さらに、望ましくは、前記芯棒は、樹脂被覆鉄線または樹脂被覆鋼管であるようにする。
かかる構成によれば、軸筒部と芯棒との摩擦力をより大きくすることができ、ネットが拡開された状態を安定に維持することができ、構造物のフレームとネットとの間に隙間が生じにくくなる。
【0014】
また、望ましくは、前記羽部材は、合成樹脂で形成されているようにする。
かかる構成によれば、金属製の羽部材を使用する場合に比べて重量を減らし、取り扱いを容易にすることができる。
【0015】
また、望ましくは、建造物の内部に設置されて拡開された状態で、各ネットを構成する網線が複数箇所にて、前記建造物を構成する部材に紐状部材にて結束されているように構成する。
かかる構成によれば、拡開されたネットが内側につぶれるのを防止することができ、構造物のフレームとネットとの間に隙間が生じにくくなり、営巣されるリスクをさらに下げることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の営巣防止装置によれば、軽量で取り扱いが容易であるとともに、構造物のフレームとネットとの間に隙間が生じにくくなり、営巣されるリスクを低くすることができる。また、電車線支持構造物のビームの中間部分の他、ビーム両端の台形部分や縦柱部分にも容易に設置することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係る営巣防止装置のビーム中間部用の防巣ネットの構成を示す斜視図である。
図2】実施形態の営巣防止装置のビーム両端の台形部用の防巣ネットの構成を示す斜視図である。
図3】実施形態に係る営巣防止装置を設置して好適なビームの一例を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。
図4図1の実施形態に係る営巣防止装置の防巣ネットの詳細な構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図である。
図5】実施形態に係る営巣防止装置を構成するヒンジの詳細を示すもので、(A)は1つのヒンジの斜視図、(B)は3個のヒンジの平面図、(C)はネットを90度開いた状態を示す斜視図である。
図6】実施形態に係る営巣防止装置を電車線支持用のビーム内に設置した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明に係る営巣防止装置の実施形態について詳細に説明する。
図1および図2は本発明の実施形態に係る営巣防止装置の構成を示す斜視図、図3は実施形態の営巣防止装置が配設されるフレーム構造物の一例としての電車線支持用のビームの構成例を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。図3に示されているように、実施形態の営巣防止装置が配設されるビーム20は、断面L字型の山形鋼(アングル材)や断面コの字状をなす鋼材(チャンネル鋼)を組み合わせたフレーム構造物であり、中間部20Aが四角柱状をなし、両端に台形部20Bが設けられている。
【0019】
図1に示す営巣防止装置10は、図3に示されているビーム20の中間部20A内に設置されるもので、上部ネット11Aと一対の側部ネット11Bと下部ネット11Cとからなり、これらのネットがヒンジ12によって回動可能に連結され、全体として四角柱をなすように形成されている。上部ネット11Aと側部ネット11Bと下部ネット11Cは、それぞれ長方形をなしている。
【0020】
一方、図2に示す営巣防止装置10は、図3に示されているビーム20の台形部20B内に設置されるもので、上部ネット11Aと一対の側部ネット11Bと下部ネット11Cとからなり、これらのネットがヒンジ12によって回動可能に連結され、側面視で矩形状、前面視で台形をなすように形成されている。上部ネット11Aと下部ネット11Cはそれぞれ長方形をなし、側部ネット11Bは一方の高さH1が他方の高さH2よりも大きい台形をなすように形成されている。
【0021】
上記上部ネット11Aと側部ネット11Bと下部ネット11Cは、マトリックス状に並んで形成された正方形の目を有し、ポリエチレンやポリプロピレンなどの可撓性のある合成樹脂で構成されている。また、各ネットを構成する合成樹脂には、紫外線吸収剤や酸化防止剤などの耐候剤が含有されている。各ネットの目合いは、営巣を防止したい鳥の種類に応じて20mm~60mmのような寸法に設定される。例えば営巣を防止したい鳥がカラスのような大型の鳥類の場合、目合いとして60mmが選択される。
【0022】
各ネットの目合いの寸法を大きくすることで、ネットの大きさが同一の場合の重量を低減することができる。各ネットの大きさ(面積)と重量を同一とした場合には、目合いを大きくするほど線径(太さ)を太くして強度を高めることができる。
上部ネット11Aの幅Wと側部ネット11Bの高さH,H1,H2は、設置するビーム20の内寸とほぼ一致するように設定される。また、施工性の観点から、各ネット11A,11B,11Cの長さLは2m以下、全体の重量は10kg以下とするのが望ましい。
【0023】
次に、図4および図5を用いて、上記各ネット11A,11B,11Cを連結するヒンジ12の構造について説明する。なお、図4(A)は図1に示す営巣防止装置10の平面図、図4(B)はその正面図である。
各ネット11A,11B,11Cの長辺側の縁部には、図5(A)に拡大して示すように、短冊状をなす一対の合わせ部12a,12bと円柱状の貫通孔を有する軸筒部12cとを有する羽部材12Aが、合わせ部12a,12b間に各ネット11A,11B,11Cの縁部を挟み込んで融着することによって固着されている。
【0024】
上記のような羽部材12Aが、各ネット11A,11B,11Cの長辺側の縁部に沿って所定の間隔をおいて複数個設けられている。また、隣り合うネットの羽部材12Aは、図5(B)に示すように、連結の相手側のネットの縁部の羽部材12Aと互い違いの関係となるように設けられており、羽部材12Aの軸筒部12cに樹脂被覆鉄線または樹脂被覆鋼管を芯棒12Bとして挿通させることで、ネット同士を回動可能に連結するヒンジが構成されるようになっている。なお、羽部材12Aの材料は、ネット11A,11B,11Cの材料と同じ合成樹脂とするのが望ましいが、金属製であっても良い。また、いずれの場合にも、ボルトとナット、またはリベットにより合わせ部12a,12bを結合することができる。
【0025】
さらに、本実施形態の営巣防止装置においては、芯棒12Bの径が、羽部材12Aの軸筒部12cの内径と同径となるように設定されている。同径であったとしても、ネットの重量で芯棒全体が湾曲することで芯棒と軸筒部との緩みがなくなる。また、芯棒12Bと軸筒部12cが共に摩擦の大きな樹脂製である。そのため、軸筒部12cとこれに挿通された芯棒12Bとの間に適切な摩擦力が発生し、図5(C)に示すように、ネットとネットの角度を設定した後に手を放してもネット同士の角度を維持できるようになる。そのため、例えば図3のビーム内に設置した際にビームのフレームとネットとの間に隙間が生じにくくなり、営巣されるリスクを低くすることができる。
【0026】
次に、本実施形態の営巣防止装置の取り扱いおよび設置方法について説明する。
本実施形態の営巣防止装置(防巣ネット)を図3に示すようなフレーム構造のビーム内に設置する場合には、先ず全体を折り畳んで平坦にした後に、昆布巻きのように丸める。次に、梯子等を使用して防巣ネットをビーム高さまで運び上げ、フレームの隙間からビーム内に挿入する。続いて、ビーム内で防巣ネットを展開しながら、図1に示すように、各ネット同士の角度が90度になるように拡開する。この際、四角柱状に拡開した防巣ネットの表面が部分的にビームのフレームに接触した状態になる。
【0027】
その後、図6に示すように、複数の結束バンド13を用いて、適当な間隔をおいて、防巣ネットの網線をビームのフレーム(アングル材やチャンネル鋼)に結束して設置が完了する。ビームの中間部の長さが2mよりも長い場合には、複数の防巣ネットをビーム内に挿入して設置する。また、ビームの両端の台形部には、図2に示す台形状の防巣ネットをそれぞれ挿入して設置する。
【0028】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、ネット同士を連結するヒンジ12の芯棒12Bとして樹脂被覆鉄線または樹脂被覆鋼管を使用すると説明したが、芯棒12Bはその径が軸筒部12cの内径と同径もしくは若干大きければ樹脂で被覆されていない鉄線または鋼管であっても良い。また、芯棒12Bは全体が樹脂製の丸棒または丸管であってもよい。この場合、軸筒部12cとの間で摩擦の大きな樹脂同士の接触となるため、芯棒12Bの径は軸筒部12cの内径よりも若干小さくても良い。
【0029】
また、上記実施形態では、4枚のネットを連結して四角柱状に拡開可能に構成した営巣防止装置について説明したが、ネットの枚数は4枚に限定されず、5枚以上のネットを連結して営巣防止装置を構成しても良い。また、上記実施形態の営巣防止装置は両端が開口しているが、両端の開口または一方の開口を閉塞するネットを設けるようにしても良い。
さらに、前記実施形態では、本発明の営巣防止装置を鉄道軌道設備の電車線支持構造物に利用した場合について説明したが、送電用の鉄塔や鉄橋その他のフレーム構造またはトラス構造の建造物の営巣防止装置として利用することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 営巣防止装置(防巣ネット)
11A 上部ネット
11B 側部ネット
11C 下部ネット
12 ヒンジ
12A 羽部材
12B 芯棒
12a,12b 合わせ部
12c 軸筒部
13 結束バンド
20 ビーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6