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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-21
(45)【発行日】2024-03-01
(54)【発明の名称】クレーンゲーム機の電源構造
(51)【国際特許分類】
A63F 9/30 20060101AFI20240222BHJP
H01F 7/06 20060101ALI20240222BHJP
H01F 5/06 20060101ALI20240222BHJP
【ＦＩ】
A63F9/30 502C
H01F7/06 G
H01F5/06 Q
H01F5/06 H
【請求項の数】
4
(21)【出願番号】P 2023081885
(22)【出願日】2023-05-17
【審査請求日】2023-05-17
(31)【優先権主張番号】111143199
(32)【優先日】2022-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】523184467
【氏名又は名称】飛騰精密科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＦＡ ＴＥＮＧ ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ． １８， Ｌｎ． １０１， Ｃａｏｔｉ Ｒｄ．， Ｘｉｈｕ Ｖｉｌ．， Ｄａｌｉ Ｄｉｓｔ．， Ｔａｉｃｈｕｎｇ Ｃｉｔｙ ４１２６３， Ｔａｉｗａｎ
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】ＳＫ弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】林紹宇
【審査官】上田 泰
(56)【参考文献】
【文献】特許第７１５４６６５（ＪＰ，Ｂ１）
【文献】登録実用新案第３１９３１８２（ＪＰ，Ｕ）
【文献】特開２０１７－２１３２５３（ＪＰ，Ａ）
【文献】韓国公開特許第１０－２０１９－００４６１９７（ＫＲ，Ａ）
【文献】中国特許出願公開第１０７７１５４４８（ＣＮ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ａ６３Ｆ ９／３０
Ａ６３Ｆ １１／００
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動台およびアームを含むクレーンゲーム機の電源構造において、そのうち、前記移動台は基板を設け、前記基板は巻取リールが枢設され、前記巻取リールの周辺縁にある両側には車輪凸垣がそれぞれ成形され、前記両側の車輪凸垣の相互に背離する側には導電リングがそれぞれ設置され、
前記基板上には電源供給する導片固定台が設けられ、前記導片固定台は二つの導電片が伸びて設置され、且つ前記導電リング上にそれぞれ当接され、
前記巻取リールには少なくとも二本の内部電気コードが被覆された耐撓みケーブルが巻かれ、各前記車輪凸垣は穿孔がそれぞれ穿設され、前記耐撓みケーブルの一方の端部の内部電気コードはそれぞれ前記穿孔に挿入して前記導電リング上で接続固定し、
前記アーム上方は前記耐撓みケーブルの他方の端部に接続し、前記アームは駆動部材を有し、前記駆動部材は外筒から構成され、前記外筒内部は納置槽が形成され、前記納置槽内には電磁コイルが設置され、且つ前記外筒の最上端には最上蓋を設け、
前記最上蓋の中央には通孔を穿設し、前記耐撓みケーブルを前記通孔に通し、前記内部電気コードを前記電磁コイル上で電気連接させることを特徴とするクレーンゲーム機の電源構造。
【請求項2】
前記基板上には電源コネクタを設け、前記電源コネクタおよび導片固定台の間は電源コードで接続することを特徴とする請求項１記載のクレーンゲーム機の電源構造。
【請求項3】
前記穿孔は前記導電リングの内側縁に位置することを特徴とする請求項１記載のクレーンゲーム機の電源構造。
【請求項4】
前記耐撓みケーブル外部材質はＰＶＣ、ＰＵＲまたはＴＰで製造され前記内部電気コードを被覆することを特徴とする請求項１記載のクレーンゲーム機の電源構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンゲーム機の電源構造に関し、特にアームに吊りロープおよび電源供給機能を備えた耐撓みケーブルを設置し、構造の簡素化、更なる耐久性および更なる簡易操作性を達成する。
【背景技術】
【0002】
公知のクレーンゲーム機の構造は、図１から図３に示すとおり、箱体１０、箱体１０内に二本対照に配置された縦方向ガイドレール１１、縦方向ガイドレール１１に跨がる縦方向移動台１２および縦方向移動台１２でスライドする横方向移動台１３を含む。
横方向移動台１３は、巻取できる吊りロープ１４でアーム１５の昇降を制御し、且つアーム１５上は駆動部材１６を有し、駆動部材１６内には電磁コイル１７および透磁部材１８を設ける。
複数個の内部電気コード２０を有する弾性螺旋ケーブル１９一端は外部から駆動部材１６側の配線孔２１を通過し、内部の電磁コイル１７で電気接続する。別一端は横方向移動台１３の電源コネクタ２２を電気接続し、電磁コイル１７への通電か否かを制御し、透磁部材１８が磁力を発生しアーム１５の強磁性可動杆２３を吸引し挟持爪２４を夾持状態にしたり、または磁力の発生を停止してアーム１５の強磁性可動杆２３を開き挟持爪２４を非夾持状態にしたりする。しかしながら、上述の構造において、クレーンゲーム機が煩雑に物品を挟持する場合、弾性螺旋ケーブルは横方向移動台１３およびアーム１５と共に移動し、且つアーム１５の昇降により弾性伸縮する。そのため、以下の問題が発生する。
一に、アーム１５が往復移動および昇降する時、弾性螺旋ケーブル１９は常に伸縮および揺動し、弾性螺旋ケーブル１９は配線孔２１周辺縁で常に擦られ、弾性螺旋ケーブル１９が摩擦破損、切断されやすく、場合によっては長時間の往復曲げにより、その内部電気コード２０が切れ、アーム１５が故障して機能を失ったりする事がある。
二に、プレイヤーがアーム１５を操作して物品を挟持する時、常に揺動する弾性螺旋ケーブル１９はプレイヤーの視線に影響を与え、また挟持位置の判断を妨害したりする。更にアーム１５を重心不均衡の歪曲状態にするため、プレイヤーのゲームの情熱と興味がなくなる。
三に、弾性螺旋ケーブル１９が横方向移動台１３、アーム１５と共に移動する時、揺動する弾性螺旋ケーブル１９は物品にまとわりつき易く、進行する横方向移動台１３が物品と弾性螺旋ケーブル１９を相互に引っ張り内部電気コード２０を切断してしまうことがある。
横方向移動台１３は、巻取できる吊りロープ１４でアーム１５の昇降を制御し、且つアーム１５上は駆動部材１６を有し、駆動部材１６内には電磁コイル１７および透磁部材１８を設ける。
複数個の内部電気コード２０を有する弾性螺旋ケーブル１９一端は外部から駆動部材１６側の配線孔２１を通過し、内部の電磁コイル１７で電気接続する。別一端は横方向移動台１３の電源コネクタ２２を電気接続し、電磁コイル１７への通電か否かを制御し、透磁部材１８が磁力を発生しアーム１５の強磁性可動杆２３を吸引し挟持爪２４を夾持状態にしたり、または磁力の発生を停止してアーム１５の強磁性可動杆２３を開き挟持爪２４を非夾持状態にしたりする。しかしながら、上述の構造において、クレーンゲーム機が煩雑に物品を挟持する場合、弾性螺旋ケーブルは横方向移動台１３およびアーム１５と共に移動し、且つアーム１５の昇降により弾性伸縮する。そのため、以下の問題が発生する。
一に、アーム１５が往復移動および昇降する時、弾性螺旋ケーブル１９は常に伸縮および揺動し、弾性螺旋ケーブル１９は配線孔２１周辺縁で常に擦られ、弾性螺旋ケーブル１９が摩擦破損、切断されやすく、場合によっては長時間の往復曲げにより、その内部電気コード２０が切れ、アーム１５が故障して機能を失ったりする事がある。
二に、プレイヤーがアーム１５を操作して物品を挟持する時、常に揺動する弾性螺旋ケーブル１９はプレイヤーの視線に影響を与え、また挟持位置の判断を妨害したりする。更にアーム１５を重心不均衡の歪曲状態にするため、プレイヤーのゲームの情熱と興味がなくなる。
三に、弾性螺旋ケーブル１９が横方向移動台１３、アーム１５と共に移動する時、揺動する弾性螺旋ケーブル１９は物品にまとわりつき易く、進行する横方向移動台１３が物品と弾性螺旋ケーブル１９を相互に引っ張り内部電気コード２０を切断してしまうことがある。
【0003】
上述から、本発明者はクレーンゲーム機アームの電気供給構造を更に研究し、改良を進め、ここに上述の問題を解決する本発明を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アームには耐撓みケーブルを吊り設置し、同時に耐撓みケーブルがアームの電源を提供する。アームに通電することで挟持状況にするか、もしくは通電停止することで非挟持状態にする。それらにより、耐撓みケーブルが擦れたり、引っ張られることがなく、構造の簡素化、および更なる耐久性の効果を達成するクレーンゲーム機の電源構造を提供することを本発明の主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上述の目的にもとづき、本発明はクレーンゲーム機の電源構造を提供する。それは移動台およびアームを含む。
そのうち移動台は基板を設け、基板は巻取リールが枢設され、巻取リール周辺縁の両側には車輪凸垣がそれぞれ成形され、両側の車輪凸垣の背離する側には導電リングがそれぞれ設置される。
基板上には電源供給する導片固定台が設けられ、導片固定台は二つの導電片が伸びて設置され、且つ導電リング上にそれぞれ当接する。
巻取リールには少なくとも二本の内部電気コードが被覆された耐撓みケーブルが巻かれ、各車輪凸垣には穿孔がそれぞれ穿設され、耐撓みケーブル前端の内部電気コードはそれぞれ穿孔に挿入して導電リング上で接続固定する。
アーム上方は耐撓みケーブル末端に接続し、アームは駆動部材を有し、駆動部材は外筒から構成され、外筒内部は納置槽が形成され、納置槽内には電磁コイルが設置され、且つ外筒の最上端には最上蓋を設ける。
最上蓋の中央には通孔を穿設し、耐撓みケーブルを通孔に通し、内部電気コードを電磁コイル上で電気連接させる。
そのうち移動台は基板を設け、基板は巻取リールが枢設され、巻取リール周辺縁の両側には車輪凸垣がそれぞれ成形され、両側の車輪凸垣の背離する側には導電リングがそれぞれ設置される。
基板上には電源供給する導片固定台が設けられ、導片固定台は二つの導電片が伸びて設置され、且つ導電リング上にそれぞれ当接する。
巻取リールには少なくとも二本の内部電気コードが被覆された耐撓みケーブルが巻かれ、各車輪凸垣には穿孔がそれぞれ穿設され、耐撓みケーブル前端の内部電気コードはそれぞれ穿孔に挿入して導電リング上で接続固定する。
アーム上方は耐撓みケーブル末端に接続し、アームは駆動部材を有し、駆動部材は外筒から構成され、外筒内部は納置槽が形成され、納置槽内には電磁コイルが設置され、且つ外筒の最上端には最上蓋を設ける。
最上蓋の中央には通孔を穿設し、耐撓みケーブルを通孔に通し、内部電気コードを電磁コイル上で電気連接させる。
【0006】
本発明の一つの実施例として、そのうち基板上には電源コネクタを設け、電源コネクタおよび導片固定台の間は電源コードで接続する。
【0007】
本発明の一つの実施例として、そのうち穿孔は導電リングの内側縁に位置する。
【0008】
本発明の一つの実施例として、そのうち耐撓みケーブルの外部材質はＰＶＣ、ＰＵＲまたはＴＰで製造し、内部電気コードを被覆する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のクレーンゲーム機の電源構造において、耐撓みケーブルは擦れたり、引っ張られたりする状況なくなり、更にプレイヤーが物品を挟持する時の視線に影響を与えず、構造の簡素化、更なる耐久性および更なる簡易操作性効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】公知の整体クレーンゲーム機の立体図である。
【図2】公知のアームが弾性螺旋ケーブルで電力供給する立体図である。
【図3】公知のアームおよび弾性螺旋ケーブル接続の指示断面図である。
【図4】本発明のアームが耐撓みケーブルで電力供給する立体図である。
【図5】本発明の導電片が巻取リールに当接され通電する指示断面図である。
【図6】本発明のアームおよび耐撓みケーブル接続の指示断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
（一実施形態）
本発明について、更に理解するため、図式と共に実施例を挙げて詳細に説明する。
本発明について、更に理解するため、図式と共に実施例を挙げて詳細に説明する。
【0012】
図４から図６に示すクレーンゲーム機の電源構造は以下を含む。
移動台３０およびアーム４０を有する。
そのうち、移動台３０は垂直の基板３１が設けられ、基板３１には巻取モータ３２が設けられる。巻取モータ３２は基板３１に枢設された巻取リール３３を駆動して回転させる。巻取リール３３周辺縁両側には車輪凸垣３３１がそれぞれ成形され、車輪凸垣３３１の両側の背離する側には導電リング３４がそれぞれ設置される。
基板３１上には電源コネクタ３５および導片固定台３６が設置され、導片固定台３６は二つの導電片３７が伸びて設置され、且つ導電リング３４上にそれぞれ当接される。
電源コネクタ３５および導片固定台３６の間は電源コード３８が接続され、二つの導電片３７が通電して電源形成される。
巻取リール３３には少なくとも二本の内部電気コード３９１が被覆された耐撓みケーブル３９が巻かれ、各車輪凸垣３３１の二つの導電リング３４内側縁にはそれぞれ穿孔３３２が穿設される。耐撓みケーブル３９には前端の内部電気コード３９１を巻き付け、それぞれ穿孔３３２に通して導電リング３４に固定する。
アーム４０上方は耐撓みケーブル３９の巻き末端に接続され、アーム４０は駆動部材４１および複数の挟持爪４２を連動する強磁性可動杆４３を有する。
そのうち駆動部材４１は外筒４４から構成され、外筒４４内部は納置槽４５が形成され、納置槽４５には内部に軸孔４７が穿設された管部材４６が設置され、管部材４６外周辺縁には電磁コイル４８が嵌入され、管部材４６の軸孔４７最上部には透磁部材４９が設置され、且つ外筒４４最上端には最上蓋５０が合わさって設置される。
最上蓋５０中央には通孔５１を穿設し、耐撓みケーブル３９を通孔５１に通し、内部電気コード３９１を電磁コイル４８上で電気連接させる。
強磁性可動杆４３は納置槽４５底部を可動通過でき、管部材４６底部から軸孔４７の中に挿入され、耐撓みケーブル３９、電磁コイル４８を通電させ、透磁部材４９に磁力を発生させて強磁性可動杆４３を吸引し、挟持爪４２に挟持動作をさせる。
耐撓みケーブル３９、電磁コイル４８は通電停止されると、透磁部材４９が磁力を発生しなくなり、強磁性可動杆４３を解放し、挟持爪４２が展開動作する。
上述構造により、アーム４０に電源を供給する耐撓みケーブル３９は、擦れたり、引っ張られたりする状況がなくなり、更にプレイヤーが物品を挟持する時の視線に影響を与えず、構造の簡素化、更なる耐久性および更なる簡易操作性効果を達成する。
移動台３０およびアーム４０を有する。
そのうち、移動台３０は垂直の基板３１が設けられ、基板３１には巻取モータ３２が設けられる。巻取モータ３２は基板３１に枢設された巻取リール３３を駆動して回転させる。巻取リール３３周辺縁両側には車輪凸垣３３１がそれぞれ成形され、車輪凸垣３３１の両側の背離する側には導電リング３４がそれぞれ設置される。
基板３１上には電源コネクタ３５および導片固定台３６が設置され、導片固定台３６は二つの導電片３７が伸びて設置され、且つ導電リング３４上にそれぞれ当接される。
電源コネクタ３５および導片固定台３６の間は電源コード３８が接続され、二つの導電片３７が通電して電源形成される。
巻取リール３３には少なくとも二本の内部電気コード３９１が被覆された耐撓みケーブル３９が巻かれ、各車輪凸垣３３１の二つの導電リング３４内側縁にはそれぞれ穿孔３３２が穿設される。耐撓みケーブル３９には前端の内部電気コード３９１を巻き付け、それぞれ穿孔３３２に通して導電リング３４に固定する。
アーム４０上方は耐撓みケーブル３９の巻き末端に接続され、アーム４０は駆動部材４１および複数の挟持爪４２を連動する強磁性可動杆４３を有する。
そのうち駆動部材４１は外筒４４から構成され、外筒４４内部は納置槽４５が形成され、納置槽４５には内部に軸孔４７が穿設された管部材４６が設置され、管部材４６外周辺縁には電磁コイル４８が嵌入され、管部材４６の軸孔４７最上部には透磁部材４９が設置され、且つ外筒４４最上端には最上蓋５０が合わさって設置される。
最上蓋５０中央には通孔５１を穿設し、耐撓みケーブル３９を通孔５１に通し、内部電気コード３９１を電磁コイル４８上で電気連接させる。
強磁性可動杆４３は納置槽４５底部を可動通過でき、管部材４６底部から軸孔４７の中に挿入され、耐撓みケーブル３９、電磁コイル４８を通電させ、透磁部材４９に磁力を発生させて強磁性可動杆４３を吸引し、挟持爪４２に挟持動作をさせる。
耐撓みケーブル３９、電磁コイル４８は通電停止されると、透磁部材４９が磁力を発生しなくなり、強磁性可動杆４３を解放し、挟持爪４２が展開動作する。
上述構造により、アーム４０に電源を供給する耐撓みケーブル３９は、擦れたり、引っ張られたりする状況がなくなり、更にプレイヤーが物品を挟持する時の視線に影響を与えず、構造の簡素化、更なる耐久性および更なる簡易操作性効果を達成する。
【0013】
上述実施例の構成、作用および効果について、以下に詳細に説明する。
図４から図６に示すとおり、本発明の耐撓みケーブル３９の外部材質はＶＣ、ＰＵＲ、ＴＰＥ．．．等で製造され内部電気コード３９１を被覆し、ケーブルの柔軟度を高めることに加え、良好な耐撓み機能を有するが、これだけに制限されない。
強磁性可動杆４３は鉄、コバルト、ニッケル．．．等材質で製造し、通電した透磁部材４９（電磁石を形成）によって吸引されるが、それだけに制限されない。本発明はアーム４０に電線と吊りロープを統合して一体にした構造であるため、統合後、アーム４０全体構造は更に簡素化され、電源回路は更に安全で、耐久性を備え、同時にプレイヤーが物品を挟持する時の視線妨害問題を軽減する。このようにして、プレイヤーのゲーム熱と興味を更に高める。
電源コネクタ３５は、アーム４０に電源を供給するか否か制御するためのソースとなる。仮に基板３１が統合設計されると、導片固定台３６がアーム４０に電源を供給するか否かの直接ソースとして実施しても良い。言い換えると、導片固定台３６は電源に直接接続され、二つの導電片３７は電源の正極と負極にそれぞれ接続し、導電片３７に電気供給したり、供給しなかったりする。このようにして更に基板３１構造を簡素化されるよう導電リング３４、導電片３７は導電性が良好な銅製材質を採用するが、それに制限されない。内部電気コード３９１は車輪凸垣３３１の穿孔３３２に挿入し溶接方式で導電リング３４の内周辺縁に接続する。導電片３７は巻取リール３３外側から伸入り導電リング３４上で当接するため、内部電気コード３９１と導電リング３４内周辺縁に位置する接触点（溶接点）は回転する導電リング３４と導電片３７の接触通電に影響妨害しない。
更に金屬製の導電片３７は弾力があり、巻取リール３３の回転と共に回転する導電リング３４に当接されるため、アーム４０の電源は安定して供給される。総合すると、耐撓みケーブル３９によってアーム４０電源を直接供給することで、揺れやすい電源コードを別に設置する必要がなく、また絡まったり、引っ張られたりして故障したり壊れたりするのを回避し、またプレイヤーが物品を挟持する時の視線に影響せず、構造の簡素化および耐久性効果を達成する。
図４から図６に示すとおり、本発明の耐撓みケーブル３９の外部材質はＶＣ、ＰＵＲ、ＴＰＥ．．．等で製造され内部電気コード３９１を被覆し、ケーブルの柔軟度を高めることに加え、良好な耐撓み機能を有するが、これだけに制限されない。
強磁性可動杆４３は鉄、コバルト、ニッケル．．．等材質で製造し、通電した透磁部材４９（電磁石を形成）によって吸引されるが、それだけに制限されない。本発明はアーム４０に電線と吊りロープを統合して一体にした構造であるため、統合後、アーム４０全体構造は更に簡素化され、電源回路は更に安全で、耐久性を備え、同時にプレイヤーが物品を挟持する時の視線妨害問題を軽減する。このようにして、プレイヤーのゲーム熱と興味を更に高める。
電源コネクタ３５は、アーム４０に電源を供給するか否か制御するためのソースとなる。仮に基板３１が統合設計されると、導片固定台３６がアーム４０に電源を供給するか否かの直接ソースとして実施しても良い。言い換えると、導片固定台３６は電源に直接接続され、二つの導電片３７は電源の正極と負極にそれぞれ接続し、導電片３７に電気供給したり、供給しなかったりする。このようにして更に基板３１構造を簡素化されるよう導電リング３４、導電片３７は導電性が良好な銅製材質を採用するが、それに制限されない。内部電気コード３９１は車輪凸垣３３１の穿孔３３２に挿入し溶接方式で導電リング３４の内周辺縁に接続する。導電片３７は巻取リール３３外側から伸入り導電リング３４上で当接するため、内部電気コード３９１と導電リング３４内周辺縁に位置する接触点（溶接点）は回転する導電リング３４と導電片３７の接触通電に影響妨害しない。
更に金屬製の導電片３７は弾力があり、巻取リール３３の回転と共に回転する導電リング３４に当接されるため、アーム４０の電源は安定して供給される。総合すると、耐撓みケーブル３９によってアーム４０電源を直接供給することで、揺れやすい電源コードを別に設置する必要がなく、また絡まったり、引っ張られたりして故障したり壊れたりするのを回避し、またプレイヤーが物品を挟持する時の視線に影響せず、構造の簡素化および耐久性効果を達成する。
【0014】
以上の実施例は本発明を十分に説明するためだけのものであり、本発明の特徴を制限するものではなく、本発明に関する技術手段、発明の精神に基づく修飾等すべては、本発明の請求範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0015】
１０ 箱体
１１ 縦方向ガイドレール
１２ 縦方向移動台
１３ 横方向移動台
１４ 吊りロープ
１５ アーム
１６ 駆動部材
１７ 電磁コイル
１８ 透磁部材
１９ 弾性螺旋ケーブル
２０ 内部電気コード
２１ 配線孔
２２ 電源コネクタ
２３ 強磁性可動杆
２４ 挟持爪
３０ 移動台
３１ 基板
３２ 巻取モータ
３３ 巻取リール
３３１ 車輪凸垣
３３２ 穿孔
３４ 導電リング
３５ 電源コネクタ
３６ 導片固定台
３７ 導電片
３８ 電源コード
３９ 耐撓みケーブル
３９１ 内部電気コード
４０ アーム
４１ 駆動部材
４２ 挟持爪
４３ 強磁性可動杆
４４ 外筒
４５ 納置槽
４６ 管部材
４７ 軸孔
４８ 電磁コイル
４９ 透磁部材
５０ 最上蓋
５１ 通孔
１１ 縦方向ガイドレール
１２ 縦方向移動台
１３ 横方向移動台
１４ 吊りロープ
１５ アーム
１６ 駆動部材
１７ 電磁コイル
１８ 透磁部材
１９ 弾性螺旋ケーブル
２０ 内部電気コード
２１ 配線孔
２２ 電源コネクタ
２３ 強磁性可動杆
２４ 挟持爪
３０ 移動台
３１ 基板
３２ 巻取モータ
３３ 巻取リール
３３１ 車輪凸垣
３３２ 穿孔
３４ 導電リング
３５ 電源コネクタ
３６ 導片固定台
３７ 導電片
３８ 電源コード
３９ 耐撓みケーブル
３９１ 内部電気コード
４０ アーム
４１ 駆動部材
４２ 挟持爪
４３ 強磁性可動杆
４４ 外筒
４５ 納置槽
４６ 管部材
４７ 軸孔
４８ 電磁コイル
４９ 透磁部材
５０ 最上蓋
５１ 通孔
【要約】 （修正有）
【課題】構造の簡素化、耐久性および簡易操作性効果を達成するクレーンゲーム機の電源構造の提供。
【解決手段】電源構造は、移動台およびアームを含む。移動台は基板を設け、基板は巻取リールが枢設され、巻取リール周辺縁の両側には車輪凸垣が成形され、両側の車輪凸垣には導電リングをそれぞれ設置する。基板には導片固定台を設け、導片固定台は二つの導電片が伸びて設置され、導電リング上にそれぞれ当接する。巻取リールには内部電気コードが被覆された耐撓みケーブルを巻かれ、耐撓みケーブルの内部電気コードは導電リング上にそれぞれ接続固定する。アーム上方には耐撓みケーブルを接続し、アームは駆動部材を有し、駆動部材は外筒から構成され、外筒内部は納置槽が形成され、納置槽内には電磁コイルが設置され、外筒の最上端には最上蓋を設ける。最上蓋には通孔を穿設し、耐撓みケーブルを通孔に通し、内部電気コードを電磁コイル上で電気連接させる。
【選択図】図４
【解決手段】電源構造は、移動台およびアームを含む。移動台は基板を設け、基板は巻取リールが枢設され、巻取リール周辺縁の両側には車輪凸垣が成形され、両側の車輪凸垣には導電リングをそれぞれ設置する。基板には導片固定台を設け、導片固定台は二つの導電片が伸びて設置され、導電リング上にそれぞれ当接する。巻取リールには内部電気コードが被覆された耐撓みケーブルを巻かれ、耐撓みケーブルの内部電気コードは導電リング上にそれぞれ接続固定する。アーム上方には耐撓みケーブルを接続し、アームは駆動部材を有し、駆動部材は外筒から構成され、外筒内部は納置槽が形成され、納置槽内には電磁コイルが設置され、外筒の最上端には最上蓋を設ける。最上蓋には通孔を穿設し、耐撓みケーブルを通孔に通し、内部電気コードを電磁コイル上で電気連接させる。
【選択図】図４
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
