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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-21
(45)【発行日】2024-03-01
(54)【発明の名称】冷却貯蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 25/02 20060101AFI20240222BHJP
【FI】
F25D25/02 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020076059
(22)【出願日】2020-04-22
(65)【公開番号】P2021173450
(43)【公開日】2021-11-01
【審査請求日】2023-03-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】弁理士法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河合 俊明
(72)【発明者】
【氏名】丸山 卓哉
(72)【発明者】
【氏名】井上 和彦
(72)【発明者】
【氏名】平野 裕司
【審査官】五十嵐 公輔
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-082580(JP,A)
【文献】実開平04-045458(JP,U)
【文献】特開2009-250556(JP,A)
【文献】特開2001-197980(JP,A)
【文献】特開2001-050649(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 25/02
A47B 57/30-57/34
A47B 57/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体の内部を冷却するための冷却装置と、前記貯蔵庫本体の下側に配された複数の車輪と、を備えて移動可能とされた冷却貯蔵庫であって、
前記貯蔵庫本体は、前方に開口する箱状をなすとともに、複数の棚板を上下方向に並ぶ形で載置可能な棚受構造を有する貯蔵室を備えており、
前記棚受構造は、
前記貯蔵室の左右の側壁にそれぞれ、上下方向に沿って配設されている複数の棚柱と、
前記貯蔵室の左右の側壁のそれぞれにおいて、複数の前記棚柱に着脱可能に渡し架けられる棚受と、を有し、
前記棚柱は、
上下方向に所定間隔で係止孔が設けられているとともに、前記係止孔が設けられた部分が前記貯蔵室の室内側に突出されている凸状部材と、
上下方向に延びる板状をなし、前記凸状部材と前記側壁との間に配置される板状部材と、により構成されており、
前記板状部材は、前記凸状部材に一体化されていることにより、前記凸状部材の剛性を高める構成とされている、冷却貯蔵庫。
【請求項2】
複数の前記棚柱は、前記側壁に対して締結手段によって固定されているとともに、
前記凸状部材と前記板状部材とは、溶接により一体化されている、請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項3】
前記棚柱は、前記締結手段によって複数の固定位置において前記側壁に対して固定されており、
前記凸状部材と前記板状部材とは、複数の前記固定位置よりも上方および下方と、複数の前記固定位置の間と、においてスポット溶接されることによって一体化されている、請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項4】
前記凸状部材と前記板状部材とは、前記貯蔵室の前記側壁に沿う面の外形が略同一となる構成を備えている、請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項5】
前記凸状部材は、
前記貯蔵室の前後方向に沿う方向の中央部分であって、前記係止孔が設けられるとともに、前記貯蔵室の室内側に突出されている凸面部と、
前記凸面部の前記前後方向の両端から前記側壁に向けて後退するとともに前記凸面部を支持する一対の壁部と、
一対の前記壁部にそれぞれ連続するとともに、前記前後方向に離間して前記側壁の表面に沿う方向に延びる一対の基板部と、
を備えて構成されており、
前記板状部材は、前記凸状部材に対して、前記基板部のうち前記壁部の周縁部分においてスポット溶接されることにより一体化されている、請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項6】
前記凸状部材は、
前記貯蔵室の前後方向に沿う方向の中央部分であって、前記係止孔が設けられるとともに、前記貯蔵室の室内側に突出されている凸面部と、
前記凸面部を支持するとともに、前記凸面部の前記前後方向の両端から前記側壁に向けて後退している一対の壁部と、
一対の前記壁部に連なるとともに、前記前後方向に離間して前記側壁に当接する一対の基板部と、
を備えて構成されており、
前記板状部材は、前記壁部に対応する形状をなすとともに、一対の前記壁部の互いに向かい合う側の面のそれぞれに一体的に取り付けられている、請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項7】
前記冷却装置は、
機械室に配される圧縮機および凝縮器と、
前記貯蔵室内における上部に配された冷却器と、
前記機械室から前記貯蔵室内に入り込み、前記圧縮機、前記凝縮器、および前記冷却器を接続する冷媒管と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の冷却貯蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ここに開示される技術は、冷却貯蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、冷却貯蔵庫として、貯蔵庫本体の内部に貯蔵室と冷却装置とを有し、貯蔵庫本体の下側に複数の車輪を備えることで移動可能に構成されたものが知られている。例えば、特許文献1には、このような冷却貯蔵庫(冷蔵収納庫)の貯蔵室(収納室)において、貯蔵品を載置するトレイを支持するための棚受を、任意の高さに設置できるようにした構造が開示されている。すなわち、この貯蔵室では、上下方向に所定間隔で係止孔が設けられた棚柱を貯蔵室の左右の側壁に2本ずつ設けるとともに、断面略L字状をなす長尺の棚受に係止爪を備えておき、棚柱の係止孔に棚受の係止爪を係止することによって、棚柱に任意の高さに棚受を架設できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-041645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような冷却貯蔵庫においては、棚受が棚柱に固定されていない。そのため、棚受にトレイや貯蔵品を載せている場合にはさほど問題とはならないものの、棚受からトレイを取り出した状態においては、冷却装置の駆動に伴い発生する振動によって棚受と棚柱との間で接触音(ビビリ音)が発生してしまう場合があった。
【0005】
ここに開示される技術は、上記事情に鑑みて完成されたものであって、冷却装置の振動に起因する棚受と棚柱との間の接触音の発生が抑制されている冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、ここに開示される技術は、貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体の内部を冷却するための冷却装置と、前記貯蔵庫本体の下側に配された複数の車輪と、を備えて移動可能とされた冷却貯蔵庫を提供する。この冷却貯蔵庫において、前記貯蔵庫本体は、前方に開口する箱状をなすとともに、複数の棚板を上下方向に並ぶ形で載置可能な棚受構造を有する貯蔵室を備えており、前記棚受構造は、前記貯蔵室の左右の側壁にそれぞれ、上下方向に沿って配設されている複数の棚柱と、前記貯蔵室の左右の側壁のそれぞれにおいて、複数の前記棚柱に着脱可能に渡し架けられる棚受と、を有している。そして、前記棚柱は、上下方向に所定間隔で係止孔が設けられているとともに、前記係止孔が設けられた部分が前記貯蔵室の室内側に突出されている凸状部材と、上下方向に延びる板状をなし、前記凸状部材と前記側壁との間に配置される板状部材と、により構成されており、前記板状部材は、前記凸状部材に一体化されていることにより、前記凸状部材の剛性を高める構成とされていることに特徴を有する。
【0007】
上記構成において、棚柱は凸状部材と板状部材とが一体化されて構成されていることにより、その剛性が高められている。したがって、このような冷却貯蔵庫によると、例えば棚受に棚板が載置されていない場合であっても、棚柱と棚受とが冷却装置の駆動に伴う振動によって接触音(ビビリ音)を発することが抑制される。その結果、騒音の発生が低減された冷却貯蔵庫が提供される。
【0008】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、複数の前記棚柱は、前記側壁に対して締結手段によって固定されているとともに、前記凸状部材と前記板状部材とは、溶接により一体化されている。このように、棚柱がリベット等の締結手段により側壁に固定されている構成の冷却貯蔵庫は、製造上の作業性はよいものの、棚柱と棚受とが振動によって音を発し易くなることが懸念される。その一方で、棚柱の凸状部材と前記板状部材とを溶接により密に固定しておくと、凸状部材と前記板状部材との間でガタつきが生じ難く音が発生し難いことに加え、棚柱と側壁と間での振動による音の発生も抑制することができる。このような冷却貯蔵庫にここに開示される技術を適用することで、その効果を顕著に発揮できるために好適である。
【0009】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、前記棚柱は、前記締結手段によって複数の固定位置において前記側壁に対して固定されており、前記凸状部材と前記板状部材とは、複数の前記固定位置よりも上方および下方と、複数の前記固定位置の間と、においてスポット溶接されることによって一体化されている。このような構成によると、締結手段による固定とスポット溶接による固定の利点を上手く発揮させることができ、棚柱からの騒音の発生を効果的に抑制できる。
【0010】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、前記凸状部材と前記板状部材とは、前記貯蔵室の前記側壁に沿う面の外形が略同一となる構成を備えている。このような構成によると、凸状部材と前記板状部材との一体化を確実かつ容易に行うことができ、棚柱の剛性を効果的に高めることができるとともに、棚板および棚受を取付けない状態における外観に優れた棚受構造を実現できる。
【0011】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、前記凸状部材は、前記貯蔵室の前後方向に沿う方向の中央部分であって、前記係止孔が設けられるとともに、前記貯蔵室の室内側に突出されている凸面部と、前記凸面部の前記前後方向の両端から前記側壁に向けて後退するとともに前記凸面部を支持する一対の壁部と、一対の前記壁部にそれぞれ連続するとともに、前記前後方向に離間して前記側壁の表面に沿う方向に延びる一対の基板部と、を備えて構成されている。そして前記板状部材は、前記凸状部材に対して、前記基板部のうち前記壁部の周縁部分においてスポット溶接されることにより一体化されていることを特徴としている。このような構成によると、棚柱の剛性をさらに効果的に高めることができる。
【0012】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、前記凸状部材は、前記貯蔵室の前後方向に沿う方向の中央部分であって、前記係止孔が設けられるとともに、前記貯蔵室の室内側に突出されている凸面部と、前記凸面部を支持するとともに、前記凸面部の前記前後方向の両端から前記側壁に向けて後退している一対の壁部と、一対の前記壁部に連なるとともに、前記前後方向に離間して前記側壁に当接する一対の基板部と、を備えて構成されている。そして前記板状部材は、前記壁部に対応する形状をなすとともに、一対の前記壁部の互いに向かい合う側の面のそれぞれに一体的に取り付けられている。このような構成によると、棚柱全体のサイズおよび質量の増加を抑制しつつ、凸状部材の剛性を効果的に高めることができ、振動に伴う棚柱と側壁との接触音の発生を抑制することができる。
【0013】
上記冷却貯蔵庫の好適な一態様において、前記冷却装置は、前記機械室に配される圧縮機および凝縮器と、前記貯蔵室内における上部に配された冷却器と、前記機械室から前記貯蔵室内に入り込み、前記圧縮機、前記凝縮器、および前記冷却器を接続する冷媒管と、を備えることを特徴としている。このような構成の冷却貯蔵庫においては、冷却装置が貯蔵室の上方と下方に亘って配されることになり、冷却装置の駆動に伴う振動が棚受構造に伝わりやすくなっている。そのため、ここに開示される技術を適用することでその効果がより明瞭に発揮されるために好適である。また、このような構成の冷却貯蔵庫は、貯蔵室内において冷気を好適に循環することができるとともに、圧縮機や凝縮器といった比較的重い部材を貯蔵室よりも下方に配して、冷却貯蔵庫の重心を下げることができる。これにより、複数の棚板を載置した状態であっても、冷却貯蔵庫を安全かつスムーズに移動させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、冷却装置の振動に起因する棚受と棚柱との間の接触音の発生が抑制されている冷却貯蔵庫を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態に係る貯蔵室の扉を閉じた状態の冷却貯蔵庫を示す斜視図
図2】棚板構造を備える貯蔵室を有する冷却貯蔵庫の扉を開いた状態を示す斜視図
図3】棚板構造を備える貯蔵室を有する冷却貯蔵庫の扉を開いた状態を示す正面図
図4】貯蔵室の扉を閉じた状態の冷却貯蔵庫の断面図(図1におけるA-A線断面)
図5】機械室を上方から視た図
図6】棚板構造における棚柱の分解斜視図
図7】棚柱における凸状部材の平面図
図8】棚板構造における棚受の要部を拡大した斜視図
図9】棚板構造の要部を拡大した側面図
図10】他の実施形態に係る凸状部材の平面図
図11】他の実施形態に係る凸状部材の要部切欠き斜視図
【発明を実施するための形態】
【0016】
ここに開示される技術について、図1から図8を参照しつつ、一実施形態に係る冷却貯蔵庫10に基づいて説明する。なお、各図に示した符号F,Rr,L,R,U,Dはそれぞれ、前方,後方,左方,右方,上方,下方を示し、符号IN,OUTはそれぞれ、後述する貯蔵室15の室内側,室外側を示す。ただし、上記方向は便宜的に定めたものに過ぎず、限定的に解釈すべきものではない。
【0017】
図1に示すように、冷却貯蔵庫10は、複数のキャスタ(車輪)11を有する台車部12と、その台車部12上に立設された縦長の貯蔵庫本体13と、を備えており、複数のキャスタ11が回転することによって容易に移動させることができるように構成されている。貯蔵庫本体13は、図2から図4に示すように、貯蔵物を貯蔵可能な貯蔵室15と、その貯蔵室15の下方に配された機械室16と、を有している。
【0018】
貯蔵室15は、前方に開口した筐体状をなしており、左側壁15A、右側壁15B、天井壁15C、背面壁15D、および底壁15Eによって貯蔵空間が形成されている。貯蔵室15の開口の右側の縁部には、図1および図2に示すように、上下に設けられた一対のヒンジ部14Aを介して、扉14が回動可能に取り付けられている。扉14の左側にはハンドル17が設けられており、このハンドル17を操作することによって、ヒンジ部14Aを中心軸として扉14を回動させることができるとともに、貯蔵室15を外部に開放したり、外部から閉塞したりすることができる。なお、貯蔵室15を区画する各壁15A,15B,15C,15D,15Eおよび扉14の内部には断熱材が充填されており、貯蔵室15は断熱性を有するものとなっている。ただし、各図において断熱材の図示は省略している。また、各壁15A,15B,15C,15D,15Eおよび扉14の室内側の表面は、ステンレス,アルミニウム合金等の金属製の板材によって構成されており、貯蔵室15を効果的に冷却できるようになっている。
【0019】
冷却貯蔵庫10は、貯蔵庫本体13の内部(貯蔵室15)を冷却するための冷却装置30を有している。図4および図5に示すように、機械室16には、冷却装置30の一部を構成する機械室側ユニット30Aが備えられている。機械室側ユニット30Aは、凝縮器31と、凝縮器ファン32と、圧縮機33と、を備える。機械室側ユニット30Aは、機械室16の右側に配されており、前方から凝縮器31,凝縮器ファン32,圧縮機33の順で設けられている。冷却装置30は、機械室側ユニット30Aの他に、冷媒が封入されている冷媒管34A,34Bと、後述する貯蔵室15の上方の冷却器室52に配される冷却器35(蒸発器)と、を備えて構成される。冷媒管34A,34Bは、機械室側ユニット30Aから後方に向けて延び出しており、機械室側ユニット30Aと冷却器室52の冷却器35とを循環接続している。冷媒管34Aは、圧縮機33から凝縮器31を介して冷却器35まで連通し、圧縮機33にて圧縮されたのち凝縮器31によって液化された冷媒を冷却器35に向けて送る吐出側冷媒管である。冷媒管34Bは、冷却器35と圧縮機33とを連絡し、冷却器35から還流される冷媒を再び圧縮機33に吸入させる吸入側冷媒管である。
【0020】
冷却器35は、図3および図4に示すように、天井壁15Cの下面に固定されており、貯蔵室15の上方においてハウジング部材51と天井壁15Cとによって画成された冷却器室52内に収容されている。冷媒管34A,34Bは、機械室16における右側後端部において上方に向けて屈曲し、機械室16から貯蔵室15に入り込むように延設されて、冷却器室52内において冷却器35と接続されている。貯蔵室15において、冷媒管34A,34Bは、背面壁15Dと右側壁15Bとの隅角部に沿って配されており、冷媒管34A,34Bのうちのハウジング部材51よりも下方の部分は、貯蔵室15内の右奥の角部に沿って取り付けられた冷媒管カバー50によって覆われている。
【0021】
ハウジング部材51は、冷却器35よりも前方において天井壁15Cから垂下するように取り付けられ、冷却器室52の高さ寸法を確保する金属製のスペーサ51Aと、スペーサ51Aの下側に後傾姿勢で取り付けられた樹脂製のエアダクト51Bと、により構成されている。エアダクト51Bには、冷却器35よりも前方に庫内ファン53が設けられており、庫内ファン53が作動することにより、貯蔵室15の庫内空気が冷却器室52に送られる。また、冷却器室52の冷却器35の前方には、図4に示すように、庫内ファン53によって送られてきた庫内空気の温度を検知する庫内サーミスタ55が取り付けられている。そして、エアダクト51Bの後端と、背面壁15Dとの間には、隙間54が設けられており、この隙間54は冷却器室52の吹出口となっている。このような冷却貯蔵庫10において、冷却装置30が駆動しつつ庫内ファン53が作動すると、貯蔵室15の庫内空気が庫内ファン53によって冷却器室52内に吸引され、その空気が冷却器35を流通する間に熱交換によって冷気になるとともに、この冷気が隙間54から背面壁15Dの内面に沿って貯蔵室15に吹き出され、貯蔵室15内に冷気が循環供給される。また、庫内サーミスタ55により庫内温度が検知され、庫内温度に応じて冷却装置30の運転と停止とが制御されて、庫内温度が所定の冷却温度に維持されるようになっている。
【0022】
なお、エアダクト51Bは、ドレンパンとしても機能する。エアダクト51Bは、その底面が後方に向かうにつれて下降傾斜する形とされており、冷却器35からエアダクト51Bの底面に滴下した水は、後方に向かって流れるようになっている。エアダクト51Bの後端には、ドレンホース60が接続されている。ドレンホース60は、貯蔵庫本体13の背面壁15Dの内部を通って機械室16にまで延出されている。図5に示すように、ドレンホース60の下端は、ドレンタンク42の上方に開口しており、冷却器室52において生じた除霜水は、ドレンホース60を流下してドレンタンク42に溜まるようになっている。
【0023】
また、図2から図4に示すように、貯蔵室15内には、ステンレス,アルミニウム合金等の金属によって構成された棚受構造20が設けられている。棚受構造20は、大まかには、棚柱21とトレイガイド25(棚受)とを備えることで構成されており、貯蔵室15内に、食材等の貯蔵物を載せたトレイ26(棚板)を単数で、ないしは複数のものを上下方向に並ぶ形で、載置することができるようになっている。具体的には、貯蔵室15内の左右の側壁15A,15Bにはそれぞれ、前後に1本ずつの棚柱21が固定されている。棚柱21には、上下方向に所定の間隔で複数の係止孔23が設けられており、左右の側壁15A,15Bの各々において、トレイガイド25を、略水平な姿勢で前後の棚柱21に渡るように、着脱可能に取り付けられるようになっている。トレイガイド25は、左右の棚柱21の同じ高さ位置に設置されたものが対をなしており、この一対のトレイガイド25の上に、一つのトレイ26を載置することができるようになっている。このような棚受構造20において、棚柱21の構成は前後左右で同一であり、トレイガイド25の構造は左右で同一となっている。そのため、以下の棚受構造20の説明では、左側壁15Aに備えられた棚受構造20を基にし、右側の棚受構造20については適宜説明を省略するものとする。
【0024】
図4に示すように、棚柱21は、大まかには長尺の柱状をなしており、長手方向が上下方向に沿うように左側壁15Aに設置されている。棚柱21は、図6に示すように、貯蔵室15の室内側に配置される凸状部材22と、凸状部材22に対して室外側、すなわち、凸状部材22と左側壁15Aとの間に配置される板状部材24と、によって構成されている。
【0025】
凸状部材22は、長尺の平板状の板材を、その短手方向の中央部分において、断面形状がコの字状をなすように室内側に突出させたような断面凸字状の形態をなしている。具体的には、凸状部材22は、凸面部22Aと、一対の壁部22Bと、一対の基板部22Cと、を有している。凸面部22Aは、前後方向に対応するように配される短手方向の中央部分であって、後述する係止孔23が設けられるとともに、基板部22Cに対して室内側に突出されている平面部分である。一対の壁部22Bは、この凸面部22Aの前後方向の両端部から左側壁15Aに向けて後退することで、凸面部22Aを左側壁15Aに対して離間した状態で支持する部分である。一対の基板部22Cは、一対の壁部22Bの左側壁15Aに沿う端部に連続しているとともに、左側壁15Aの表面に沿って互いに離れる方向に(前後方向に離間して)延びる平面部分である。
【0026】
凸面部22Aには、図6に示すように、上下方向に所定の間隔で、複数の係止孔23が貫通形成されている。係止孔23はそれぞれ、水平方向(前後方向)に延びる長角孔として形成されおり、前後方向の中央部分が、後述するトレイガイド25の係止爪25Aの前後方向の寸法よりもやや長い寸法で下方に拡幅されており、トレイガイド25の係止爪25Aが安定して納まるようになっている。
【0027】
板状部材24は、凸状部材22の剛性を高めるための部材であり、凸状部材22に対して一体化されている。本実施形態において、凸状部材22と板状部材24とは、左側壁15Aに沿う面の外形が略同一となるように構成されており、これらを重ね合わせたときに凸状部材22の基板部22Cの輪郭と板状部材24の輪郭とが一致するようになっている。また、本実施形態において板状部材24は、凸状部材22に対して、スポット溶接により一体化されている。スポット溶接等の溶融接合法は、接合手段のうちでも接合材料および被接合材料の少なくとも一方を溶融して凝固させる手法であって、他の材料を介することなく、それ自体の液相を介して結合させるため、接合界面に間隙が生じ難いという特徴がある。そのため、接合後の板状部材24と凸状部材22との間でガタつきが起こり難く、振動等が加えられてもビビリ音が発生し難いという利点がある。本実施形態において、板状部材24と凸状部材22とは、図6および図7に示すように、複数の溶接点Wにおいてスポット溶接されている。なお、凸状部材22と板状部材24との接合法はこれに限定されず、アーク溶接やレーザ溶接,電子ビーム溶接等の溶融接合法の他、例えば、超音波溶接等の固相接合法、およびその他の接合方法であってもよい。板状部材24と凸状部材22とが一体化されることで、棚柱21が用意される。
【0028】
また本実施形態において棚柱21は、左側壁15Aに対し、リベット等の機械的締結手段によって固定されている。より詳細には、棚柱21は、貯蔵室15の左側壁15Aの室内側の表面を構成する金属製の板材に対して、複数のリベット締結具により固定されている。リベットによる接合は、例えば棚柱21(接合材料)と左側壁15Aの板材(被接合材料)との合計の厚みが厚い場合であっても、図6および図7に示すように、それぞれの材料に締結孔CHを設けて適切な形状のリベット締結具(中間材)を挿通し、リベット締結具を塑性変形させる(かしめる)ことにより、加熱手段等を要することなく締結できる点において簡便である。また、棚柱21と板材とを、一方の側(ここでは棚柱21の側)から締結できる点においても有利である。
【0029】
なお、棚柱21において、溶接点Wと締結孔CHとを重ねることは、板状部材24によって凸状部材22の剛性を高める効果が得られ難くなるために好ましくない。したがって、棚柱21における溶接点Wと締結孔CHとの配置を決めるに当たっては、先ずは、凸状部材22における溶接点Wの位置を決定するとよい。凸状部材22における溶接点Wは、例えば図7に示すように、板状部材24と当接される一対の基板部22Cのそれぞれにおいて、短手方向の中央よりも壁部22Bに近い領域に設けるとよい。凸状部材22のうち、壁部22Bと基板部22Cとの境界である屈曲部の近傍はその形状に由来して剛性が高く、このような壁部22Bの周縁部分において板状部材24と接合することで、振動による凸状部材22の揺れや変形を効果的に抑制することができ、棚柱21全体の剛性を高めるために好適である。また、凸状部材22における溶接点Wの長手方向における位置は、棚柱21の長手方向の寸法にもよるものの、例えば、上方と下方の両端部、中央部、ならびにこれらの中間部、の5点程度とすることができる。板状部材24については、凸状部材22の溶接点Wと対応する位置に、溶接点Wを設けるとよい。
【0030】
なお、凸状部材22と板状部材24とをスポット溶接するに際し、凸状部材22と板状部材24とをズレなく精密に重ね合わせるために、凸状部材22と板状部材24との対応する位置に、それぞれ、位置合わせめのための位置決め用孔Pを設けておくとよい。位置決め用孔Pは、例えば、凸状部材22と板状部材24とが当接される領域における四隅であって、溶接点Wと締結孔CHとに干渉しない位置にそれぞれ設けるとよい。
【0031】
棚柱21を左側壁15Aにリベット締結するための締結孔CHについては、例えば図7に示すように、棚柱21の短手方向の両端に近い領域に設けるとよく、例えば凸状部材22については、一対の基板部22Cのそれぞれにおいて、短手方向の中央よりも壁部22Bとは反対側の端部に近い領域に締結孔CHを設けるとよい。棚柱21における長手方向における締結孔CHの位置は、棚柱21の長手方向の寸法にもよるものの、例えば、上方と下方の両端部、およびこれらの間の2点、の計4点程度とすることができる。なお、凸状部材22と板状部材24との両方について、対応する位置に締結孔CHを設けるとよい。ここで、凸状部材22については、係止孔23の形状に上下の区別があることから、左側壁15Aに対して凸状部材22が上下逆に取り付けられることを防ぐために、一対の基板部22Cのうち、前後方向で前方側に配される基板部22Cと、後方側に配される基板部22Cとで、締結孔CHの上下方向の位置を異ならしめてもよい。図7では、上下方向の中央付近に配置される2つの締結孔CHについて、前方(図の左側)に配される基板部22Cにおいては上下方向で相対的に離れるように、後方(図の右側)に配される基板部22Cにおいては上下方向で相対的に近づくように設けるようにしている。
【0032】
トレイガイド25は、図9に示すように、前方から見たときの断面形状が略L字形を呈し、左側壁15Aの前後に配設された2本の棚柱21,21の離間長さよりも長尺となるように形成されている。また、トレイガイド25は、左側壁15Aに沿って伸びる垂直面部と、この垂直面部から室内側に向けて水平に伸びる水平面部とから構成され、垂直面部における棚柱21,21と対応する位置にはそれぞれ、図8に示すように、棚柱21,21の同じ高さの係止孔23,23に着脱可能に係止される係止爪25A,25Aが備えられている。係止爪25Aは、垂直面部から棚柱21の側(室外側)に向けて所定の寸法(凸面部22Aの厚みと同じかやや大きい寸法)だけ後退したのち上方に向けて延びることで、段差部を形成している。トレイガイド25は、これらの係止爪25A,25Aを係止孔23,23の拡幅部分に挿入したのち、段差部を係止孔23,23の下方の孔壁面に載せた状態で垂直面部を凸面部22Aに沿わせることで、水平面部を室内側に水平に延出した姿勢で棚柱21,21の所定高さ位置に取付けられるようになっている。対向する側壁15A,15Bにおいて同一高さ位置に取付けられた対向する一対のトレイガイド25には、図9に示すように、トレイ26を載置することができる。
【0033】
トレイガイド25にトレイ26が載置されているとき、トレイガイド25の水平面部には下向きの力が加わる。このとき、トレイガイド25の段差部が係止孔23に載置されていることにより、下向きの力は段差部を支点としてトレイガイド25を回転(図9においては右回り)させる力に変換され、段差部よりも下では垂直面部が室内側から凸面部22Aに当接するとともに、段差部よりも上では係止爪25Aが室外側から凸面部22Aに当接し、トレイガイド25の回転を規制している。このことにより、トレイガイド25は、下向きの力に抗してトレイ26および貯蔵物を安定して支持することができる。その一方で、トレイガイド25にトレイ26が載置されていないとき、トレイガイド25の水平面部の室内側の端部は自由端となり、例えば冷却装置30が駆動することにより発生する振動によって、上下に揺動し得る構成となっている。棚柱21とトレイガイド25とは共に金属製であるため、わずかな振動によってもわずかに接触音を発生することとなり得る。したがって、上記のとおり棚柱21の剛性が高められ、棚柱21自体の振動が抑制されるとともに、冷却装置30からの振動を棚柱21を介してトレイガイド25に伝播し難い構成とされていることで、この冷却貯蔵庫10は、棚柱21とトレイガイド25との間の接触音の発生が抑制されるものとなっている。
【0034】
以上の構成の冷却貯蔵庫10によると、貯蔵室15に備えられた棚受構造20において、棚柱21は、上下方向に所定間隔で係止孔23が設けられているとともに、係止孔23が設けられた部分が貯蔵室15の室内側に突出されている凸状部材22と、上下方向に延びる板状をなし、凸状部材22と側壁15Aとの間に配置される板状部材24と、により構成されており、板状部材24は、凸状部材22に一体化されていることにより、凸状部材22の剛性を高める構成とされている。そのため、例えばトレイガイド25にトレイ26が載置されておらず、棚柱21とトレイガイド25との係止がトレイ26によって拘束されていない場合であっても、棚柱21とトレイガイド25とが冷却装置30の駆動に伴う振動によって細かな接触音(ビビリ音)を発することが抑制される。その結果、騒音の発生が低減された冷却貯蔵庫が提供される。
【0035】
また、前後に2本設けられた棚柱21は、それぞれが左右の側壁15A,15Bに対してリベット締結具によって固定されているとともに、凸状部材22と板状部材24とは、スポット溶接により一体化されている。棚柱21がリベット等の締結手段により側壁15A,15Bに固定されている構成の冷却貯蔵庫10は、製造上の作業性はよいものの、他部材を用いた接合であるために接合界面に間隙が生じやすく、冷却装置30の駆動に伴う振動が増幅されて、棚柱21とトレイガイド25とが音を発し易くなることが懸念される。このような冷却貯蔵庫10にここに開示される棚受構造20を適用することで、棚柱21自体の振動が抑制され、トレイガイド25との接触音の発生抑制効果を顕著に発揮させることができる。
【0036】
また、凸状部材22と板状部材24とは、貯蔵室15の左右の側壁15A,15Bに沿う面の外形が略同一となる構成を備えている。そして、凸状部材22は、短手方向の中央部分であって、係止孔23が設けられるとともに、室内側に突出されている凸面部22Aと、凸面部22Aの短手方向の両端から側壁15A,15Bに向けて後退するとともに凸面部22Aを支持する一対の壁部22B,22Bと、一対の壁部22B,22Bにそれぞれ連続するとともに、前後方向に離間して側壁15A,15Bの表面に沿う方向に延びる一対の基板部22C,22Cと、を備えて構成されている。そして板状部材24は、凸状部材22に対して、基板部22C,22Cのうち壁部22B,22Bの周縁部分においてスポット溶接されることにより一体化されていることを特徴としている。このような冷却貯蔵庫10によると、凸状部材22と板状部材24との一体化を確実かつ容易に行うことができ、棚柱21の剛性を効果的に高めることができるとともに、トレイガイド25およびトレイ26を取付けない状態においても外観に優れた棚受構造を実現できる。
【0037】
また、冷却装置30は、機械室16に配される圧縮機33および凝縮器31と、貯蔵室15の上方の冷却器室52に配された冷却器35と、機械室16から貯蔵室15内に入り込み、圧縮機33、凝縮器31、および冷却器35を接続する冷媒管34A,34Bと、を備えている。このような構成の冷却貯蔵庫10においては、冷却装置30が貯蔵室15の上方と下方に亘って配されることになり、冷却装置30の駆動に伴う振動が棚受構造20に伝わりやすくなっている。そのため、ここに開示される技術を適用することでその騒音抑制効果がより明瞭に発揮されるために好適である。また、このような構成の冷却貯蔵庫10は、貯蔵室15内において冷気を好適に循環することができるとともに、圧縮機33や凝縮器31といった比較的重い部材を貯蔵室15よりも下方に配して、冷却貯蔵庫10の重心を下げることができる。これにより、複数のトレイ26を載置した状態であっても、冷却貯蔵庫10を安全かつスムーズに移動させることができる。
【0038】
<他の実施形態>
ここに開示される技術は、上記の実施形態に開示されたものに限定されるものではなく、例えば、以下の態様もここに開示される技術範囲に含まれる。また、ここに開示される技術は、その本質から逸脱しない範囲において種々変更された態様で実施することができる。
【0039】
(1)棚柱21の側壁15A,15Bへの締結位置(例えば締結孔CH)と、凸状部材22および板状部材24の固定位置(例えば溶接点W)と、これらの相対的な位置関係は、上記実施形態に開示されたものに限定されない。例えば、棚柱21の側壁15A,15Bへの締結位置は、図10に示すように、上下方向において等間隔であってよいし、棚柱21の前方と後方とで同じ高さ位置としてもよい。また、凸状部材22および板状部材24の固定位置は、棚柱21の四隅において、締結位置よりも端部側であってよい。すなわち、凸状部材22および板状部材24の固定位置は、複数の締結位置よりも上方および下方と、複数の締結位置の間(例えば略中央)と、に配されていてもよい。
(2)また、一つの凸状部材22に一体化させる板状部材24の寸法、形状、およびその一体化の態様は、上記実施形態に開示されたものに限定されない。例えば、板状部材24の寸法および形状は、凸状部材22の外形に一致させる必要はなく、その一体化させる位置も、凸状部材22の基板部22Cに限定されない。例えば、板状部材24は、図11に示すように、凸状部材22の一部(ここでは壁部22B)に対応した形状であってよい。また、このように壁部22Bに対応した形状を有する板状部材24は、一対の壁部22Bの対向する(室外側)の面のいずれか一方において一つを一体化してもよいし、あるいは、図11に示すように、一対の壁部22Bの対抗するの面の両方に一つずつ(計二つ)を一体化してもよい。この場合の一体化の手法も特に制限されず、例えばスポット溶接や、接着剤等の接合手段による貼合せであってよい。
(3)また、上記実施形態において、板状部材24は、凸状部材22の長手方向の全長に亘って備えられていたがこれに限定されない。例えば、板状部材24は、ごくわずかでも凸状部材22に一体化されることで、凸状部材22の剛性を高めることができる。しかしながら、剛性向上、延いては騒音抑制の効果を明瞭に発揮させる観点では、板状部材24は、例えば凸状部材22の長手方向の1/3以上(好ましくは2/3以上、例えば3/4以上)に亘って備えるとよい。
(4)上記実施形態において、板状部材24は金属材料により構成されていたが、これに限定されない。例えば、板状部材は、凸状部材の剛性を高めることができるとともに、凸状部材に一体化できるものであれば、各種の無機材料や有機材料、およびこれらと金属材料との複合材料等によって構成されていてもよい。ただし、製造容易性や低温環境における耐久性・耐用性、食衛法に対する適否等の観点から、金属材料により構成されていることが好ましい。
(5)上記実施形態以外にも、冷却貯蔵庫における、圧縮機と凝縮器とを含む機械室の配置は適宜変更可能である。上記実施形態では、機械室は貯蔵室の下方に配されるものとしたが、これに限定されず、例えば、機械室は貯蔵室の上方に配されるものであってもよい。
【符号の説明】
【0040】
10…冷却貯蔵庫、11…キャスタ(車輪)、13…貯蔵庫本体、15…貯蔵室、16…機械室、20…棚受構造、21…棚柱、22…凸状部材、24…板状部材、25…トレイガイド(棚受)、26…トレイ(棚板)、30…冷却装置、W…溶接点、CH…締結孔、P…位置決め用孔
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