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特許7441966ドナー間の移行中にダウンストリームデバイスの構成情報を更新する方法およびデバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-21
(45)【発行日】2024-03-01
(54)【発明の名称】ドナー間の移行中にダウンストリームデバイスの構成情報を更新する方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/10 20090101AFI20240222BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20240222BHJP
【FI】
H04W36/10
H04W92/20 110
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022555642
(86)(22)【出願日】2020-03-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-25
(86)【国際出願番号】 CN2020079483
(87)【国際公開番号】W WO2021109356
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-11-07
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ツァオ, クン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, イン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, リン
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/159107(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第110035472(CN,A)
【文献】CATT,(TP for NR_IAB BL CR for TS 38.401) Inter-CU IAB-node migration[online],3GPP TSG RAN WG3 #106 R3-196959,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_106/Docs/R3-196959.zip>,2019年11月08日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
ソースIAB-ドナー中央ユニット(CU)が、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれているシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすること
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)が専用RRCメッセージを通して前記ダウンストリームデバイスに前記更新された構成情報を含む前記システム情報を転送するように、前記ソースIAB-ドナーCUが、F1-APを介して、前記移行IAB-ノードDUに、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、前記更新された構成情報を含む前記システム情報を送信することと
によって行われる、方法。
【請求項2】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、請求項1記載の方法。
【請求項5】
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)が、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれているシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすること
前記移行IAB-ノードDUが、専用RRCメッセージを通して、前記ダウンストリームデバイスに、前記MIBまたは前記SIB1内に含まれている前記システム情報を送信することと
によって行われる、方法。
【請求項6】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、請求項5記載の方法。
【請求項9】
ソース統合アクセスバックホール-ドナー中央ユニット(IAB-ドナー CU)であって、前記ソースIAB-ドナー CUは、
命令を記憶しているメモリと、
前記メモリと通信するプロセッサと
を備え、
前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを前記ソースIAB-ドナー CU行わせるように構成されており、
前記更新することは、
SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれているシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすること
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)が前記ダウンストリームデバイスに専用RRCメッセージを通して前記更新された構成情報を含む前記システム情報を転送するように、F1-APを介して、前記移行IAB-ノードDUに、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、前記更新された構成情報を含む前記システム情報を送信することと
によって行われる、ソースIAB-ドナー CU
【請求項10】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードMTを備えている、請求項9に記載のソースIAB-ドナー CU
【請求項11】
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、請求項9に記載のソースIAB-ドナー CU
【請求項12】
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、請求項9に記載のソースIAB-ドナー CU
【請求項13】
装置であって、前記装置は、
命令を記憶しているメモリと、
前記メモリと通信するプロセッサと
を備え、
前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、請求項5に記載の方法を実行することを前記装置に行わせるように構成されている、装置。
【請求項14】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体あって、前記命令は、プロセッサによって実行されると、請求項1に記載の方法を実装することを前記プロセッサに行わせるように構成されている、命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体
【請求項18】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、請求項17に記載の命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体
【請求項19】
命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体あって、前記命令は、プロセッサによって実行されると、請求項5に記載の方法を実装することを前記プロセッサに行わせるように構成されている、命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体
【請求項20】
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、請求項19に記載の命令を記憶しているコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信を対象とする。特に、本開示は、ドナー間の移行中、ダウンストリームデバイスの構成情報を更新する方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術は、ますます接続され、ネットワーク化された社会に向けて世界を移動させつつある。ロングタームエボリューション(LTE)と比較すると、第5世代(5G)の新規無線(NR)技術は、例えば、ミリメートル波(mm波)周波数帯域を含むよりはるかに広いスペクトルを有する。多入力多出力(MIMO)および/または複数のビームシステムの開発に伴って、5G NRは、よりはるかに高速およびよりはるかに短い待ち時間を提供し得る。
【0003】
5G NRは、統合アクセスバックホール(IAB)実装を含み得る。IAB実装は、1つ以上のIAB-ドナーと、複数の接続IAB-ノードとを含み得る。現在、特に、1つのIABノードが1つのIAB-ドナーから別のIAB-ドナーに移行するとき、IABノードを構成することに関連付けられた問題および/または問題点がある。
【0004】
本開示は、無線通信の性能を改良するために、既存のシステムに関連付けられた問題/問題点のうちの少なくともいくつかに対処し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本書は、無線通信のための方法、システム、およびデバイスに関し、より具体的に、ドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新する方法、システム、およびデバイスに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、移行IAB-ノードDUが専用RRCメッセージを通してダウンストリームデバイスに更新された構成情報を含むシステム情報を転送するように、IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、更新された構成情報を含むシステム情報を送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0007】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、移行IAB-ノードDUによって、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリームデバイスに、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0008】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、移行IAB-ノードDUがダウンストリームデバイスに更新された構成情報を含むSystemInformation(SI)メッセージを周期的にブロードキャストするように、IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、更新された構成情報を含むシステム情報を送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0009】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、MIBまたはSIB1におけるシステム情報を周期的にブロードキャストすることとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0010】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、RRCReconfigerationメッセージの中に更新された構成情報を提供することと、移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むRRCReconfigerationメッセージを送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0011】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、バックホール適合プロトコル(BAP)制御プロトコルデータユニット(PDU)の中に更新された構成情報を提供することと、移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むBAP制御PDUを送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含む。
【0012】
別の実施形態において、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)の中に更新された構成情報を提供することと、移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むMAC CEを送信することとによって、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することとを含む。
【0013】
いくつかの他の実施形態において、無線通信のための装置が、命令を記憶しているメモリと、メモリと通信する処理回路網とを含み得る。処理回路網が命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を実行するように構成されている。
【0014】
いくつかの他の実施形態において、無線通信のためのデバイスが、命令を記憶しているメモリと、メモリと通信する処理回路網とを含み得る。処理回路網が命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を行うように構成されている。
【0015】
いくつかの他の実施形態において、コンピュータ読み取り可能な媒体が、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上記の方法を行わせる命令を備えている。
【0016】
上記および他の側面およびその実装は、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれたシステムシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、
移行IAB-ノードDUが専用RRCメッセージを通して前記ダウンストリームデバイスに前記更新された構成情報を含む前記システム情報を転送するように、前記IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、前記更新された構成情報を含む前記システム情報を送信することと
による、方法。
(項目2)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、
前記移行IAB-ノードDUによって、専用RRCメッセージを通して、前記ダウンストリームデバイスに、前記MIBまたは前記SIB1内に含まれる前記システム情報を送信することと
による、方法。
(項目3)
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、項目1および2のいずれかに記載の方法。
(項目4)
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、項目1および2のいずれかに記載の方法。
(項目5)
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、項目1および2のいずれかに記載の方法。
(項目6)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、
前記移行IAB-ノードDUが前記ダウンストリームデバイスに前記更新された構成情報を含む前記SystemInformation(SI)メッセージを周期的にブロードキャストするように、前記IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、前記更新された構成情報を含む前記システム情報を送信することと
による、方法。
(項目7)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および前記システム情報を前記更新された構成情報を用いてエンコーディングすることを行うことと、
前記移行IAB-ノードDUによって、前記ダウンストリームデバイスに、前記MIBまたは前記SIB1における前記システム情報を周期的にブロードキャストすることと
による、方法。
(項目8)
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードMTを備えている、項目6および7のいずれかに記載の方法。
(項目9)
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、項目6および7のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、項目6および7のいずれかに記載の方法。
(項目11)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、RRCReconfigerationメッセージの中に更新された構成情報を提供することと、
前記移行IAB-ノードDUによって、前記ダウンストリームデバイスに、前記更新された構成情報を含む前記RRCReconfigerationメッセージを送信することと
による、方法。
(項目12)
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を備えている、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、項目11に記載の方法。
(項目15)
前記更新された構成情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)IDを備えている、項目11に記載の方法。
(項目16)
前記ダウンストリームデバイスは、子IAB-ノードMTを備え、
前記更新された構成情報は、インターネットプロトコル(IP)アドレスを備えている、
項目11に記載の方法。
(項目17)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、バックホール適合プロトコル(BAP)制御プロトコルデータユニット(PDU)の中に更新された構成情報を提供することと、
前記移行IAB-ノードDUによって、前記ダウンストリームデバイスに、前記更新された構成情報を含む前記BAP制御PDUを送信することと
による、方法。
(項目18)
前記ダウンストリームデバイスは、子IAB-ノードMTを備えている、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、項目17に記載の方法。
(項目20)
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、項目17に記載の方法。
(項目21)
前記更新された構成情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)IDを備えている、項目17に記載の方法。
(項目22)
無線通信のための方法であって、前記方法は、ソースIAB-ドナーから標的IAB-ドナーへのドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新することを含み、
前記更新することは、
移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)の中に更新された構成情報を提供することと、
前記移行IAB-ノードDUによって、前記ダウンストリームデバイスに、前記更新された構成情報を含む前記MAC CEを送信することと
による、方法。
(項目23)
前記ダウンストリームデバイスは、ユーザ機器(UE)または子IAB-ノードMTを備えている、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)を備えている、項目22に記載の方法。
(項目25)
前記更新された構成情報は、NRセルグローバル識別子(CGI)を備えている、項目22に記載の方法。
(項目26)
前記更新された構成情報は、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)IDを備えている、項目22に記載の方法。
(項目27)
プロセッサおよびメモリを備えている無線通信装置であって、前記プロセッサは、コードを前記メモリから読み取り、項目1-26のいずれかに記載の方法を実装するように構成されている、無線通信装置。
(項目28)
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体コードを備え、前記コードは、プロセッサによって実行されると、項目1-26のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1A図1Aは、統合アクセスバックホール(IAB)システムを含む無線通信システムの例を示す。
【0018】
図1B図1Bは、IABシステムのアーキテクチャの別の例を示す。
【0019】
図2図2は、IAB-ドナーまたはIAB-ノードの例を示す。
【0020】
図3図3は、ユーザ機器の例を示す。
【0021】
図4図4は、ドナー間の移行における移行IAB-ノードの概略図を示す。
【0022】
図5A図5Aは、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0023】
図5B図5Bは、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0024】
図6A図6Aは、図5Aにおける無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0025】
図6B図6Bは、図5Bにおける無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0026】
図7A図7Aは、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0027】
図7B図7Bは、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0028】
図8A図8Aは、図7Aにおける無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0029】
図8B図8Bは、図7Bにおける無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0030】
図9図9は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0031】
図10図10は、図9における無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0032】
図11図11は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0033】
図12図12は、図11における無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【0034】
図13図13は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0035】
図14図14は、図13における無線通信のための方法の例示的論理フローを示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本開示が、ここで、本開示の一部を形成し、例証として、実施形態の具体的例を示す添付の図面を以降で参照して、詳細に説明されるであろう。しかしながら、本開示は、種々の異なる形態で具現化され得、したがって、網羅または請求される主題は、下記に記載されることになる実施形態のいずれかに限定されているものとして解釈されるように意図されるものではないことに留意されたい。
【0037】
本明細書および請求項全体を通して、用語は、明示的に記載される意味以外にも文脈において示唆または含意される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書に使用されるような語句「一実施形態では(in one embodiment)」または「いくつかの実施形態では(in some embodiments)」は、必ずしも、同じ実施形態を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実施形態では(in another embodiment)」または「他の実施形態では(in other embodiments)」は、必ずしも異なる実施形態を指すわけではない。本明細書に使用されるような語句「1つの実装では(in one implementation)」または「いくつかの実装では(in some implementations)」は、必ずしも、同じ実装を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実装では(in another implementation)」または「他の実装では(in other implementations)」は、必ずしも、異なる実装を指すわけではない。例えば、請求される主題が、全体的または部分的に、例示的実施形態または実装の組み合わせを含むことを意図している。
【0038】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書に使用されるような「および」、「または」、または「および/または」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る、種々の意味を含み得る。典型的に、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、ここでは包括的な意味で使用されるA、B、およびC、および、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することを意図している。加えて、本明細書に使用されるような用語「1つ以上の」または「少なくとも1つ」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味で任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用され得る、または複数形の意味で特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用され得る。同様に、再び、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝えるように、または複数形の使用を伝えるように理解され得る。加えて、用語「~に基づく」または「~によって決定される」は、必ずしも、因子の排他的セットを伝えることを意図しないように理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも明確に説明されない追加の因子の存在を可能にし得る。
【0039】
本開示は、ドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報を更新する方法およびデバイスを説明する。
【0040】
次世代(NG)または第5世代(5G)無線通信は、リアルタイム短待ち時間通信をサポートするための高速でダウンロードすることからのさまざまな能力を提供し得る。ロングタームエボリューション(LTE)と比較して、5Gの新しい無線(NR)技術は、例えば、ミリメートル波(mm波)周波数帯域を含むよりはるかに広いスペクトルを有する。多入力多出力(MIMO)および/または複数のビームシステムの開発に伴って、5G NRは、よりはるかに高速およびよりはるかに短い待ち時間を提供し得る。5G NRは、統合アクセスバックホール(IAB)実装の開発を含み得る。IAB実装は、1つ以上のIAB-ドナーと、複数の接続IAB-ノードとを含み得る。IAB実装は、無線バックホールおよび中継リンクを介して、1つ以上のIAB-ドナーと1つ以上のIAB-ノードとの間で通信し得る。IAB実装は、フレキシブルなNRセル構成を提供し、IAB-ドナーの密度を増加させずに、セル密度を増加させ得る。
【0041】
IABシステムが、1つ以上のIAB-ドナーと、1つ以上のIAB-ノードとを含み得、それらは、無線接続サービスを1つ以上のユーザ機器(UE)(例えば、スマートフォン)に集合的に提供する。IAB-ドナーおよびIAB-ノードは、NG無線アクセスネットワーク(NG-RAN)基地局を含む無線ネットワーク基地局であり得、それらは、モバイル通信コンテキスト内にNodeB(NB、例えば、gNB)を含み得る。IAB-ドナーは、アクセスバックホールを1つ以上の接続子IAB-ノードに提供し得、IAB-ドナーは、有線通信を介して、コアネットワークに接続し得る。1つの実装では、コアネットワークは、5Gコアネットワーク(5GC)を含み得る。別の実装では、有線通信は、ファイバ伝送通信を含み得る。IAB-ノードは、無線アクセスリンクと、無線バックホールリンクとを含み得る。無線アクセスリンクは、UEとIAB-ノードとの間の通信のために使用され得る。無線バックホールリンクは、IAB-ノードとIAB-ドナーとの間の通信、および/または1つのIAB-ノードと別のIAB-ノードとの間の通信のために使用され得る。したがって、IAB-ノードは、データバックホールのために有線通信ネットワークを必要としない。いくつかの実装では、IAB-ノードは、IAB-ノードがよりフレキシブルであり、実装することがより容易であり、有線通信ネットワークを実装する負担を軽減するように、データバックホールのための有線通信ネットワークを含まない。アクセスリンクとバックホールリンクとは、同じ周波数を用いた伝送帯域を使用するか(帯域内中継として知られる)、または、異なる周波数を用いた伝送帯域を使用し得る(帯域外中継として知られる)。
【0042】
図1Aおよび1Bを参照すると、IAB-ドナー130は、アクセスバックホール140を1つ以上の接続子IAB-ノード(152および154)に提供し得る。IAB-ドナー130は、有線通信120を介して、コアネットワーク110に接続し得る。1つの実装では、コアネットワーク110は、5Gコアネットワーク(5GC)を含み得る。別の実装では、有線通信120は、ファイバ伝送通信を含み得る。
【0043】
IAB-ドナーが、無線接続を1つ以上のユーザ機器(UE)に提供し得る。UEは、モバイルデバイス、例えば、スマートフォンまたは車両内に配置されたモバイル通信モジュールであり得る。例えば、IAB-ドナー130は、無線接続160をUE172に提供し得る。
【0044】
同様に、限定ではないが、子IAB-ノードが、無線接続を1つ以上のUEに提供し得る。例えば、IAB-ノード152は、無線接続160をUE174に提供し得る。
【0045】
同様に、限定ではないが、子IAB-ノードが、アクセスバックホールを1つ以上の接続孫IAB-ノードに提供し得る。例えば、IAB-ノード154は、アクセスバックホール140をIAB-ノード156に提供し得る。同様に、限定ではないが、孫IAB-ノードも、アクセスバックホールを1つ以上の接続曾孫IAB-ノードに提供する、および/または無線接続を1つ以上のUEに提供し得る。
【0046】
図1Bを参照すると、IABシステム100は、2つ以上のIAB-ドナー(130および135)を含み得る。IAB-ドナーの各々は、有線通信120を介して、コアネットワーク(例えば、5GC)110に接続し得る。1つの実装では、IAB-ドナー135は、アクセスバックホール140を1つ以上の接続子IAB-ノード158に提供し得、IAB-ノード158は、無線接続160を1つ以上のUE176に提供し得る。
【0047】
IAB-ノード154を介してIAB-ドナー130に現在接続しているIAB-ノード156は、IAB-ドナー135に移行し得る。これは、ドナー間の移行と呼ばれ得、IAB-ノード156は、移行IAB-ノードと呼ばれ得る。現在、ドナー間の移行中、移行IABノードを構成することに関連付けられた問題および/または問題点がある。
【0048】
本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新する方法およびデバイスの実施形態を説明し、上で議論される問題のうちの少なくともいくつかに対処する。
【0049】
図2は、例示的無線通信基地局200を示す。無線通信基地局200は、図1Aおよび1BにおけるIAB-ドナー(130および135)と、IAB-ノード(152、154、156、および158)とのうちの少なくとも1つの例示的実装であり得る。基地局200は、1つ以上のUE、および/または1つ以上の他の基地局を用いて、通信を伝送/受信するために、無線伝送/受信(Tx/Rx)回路網208を含み得る。基地局は、基地局を他の基地局および/またはコアネットワークと伝えるためのネットワークインターフェース回路網209を含み得る(例えば、光学または有線相互接続、イーサネット(登録商標)、および/または他のデータ伝送媒体/プロトコル)。基地局200は、随意に、オペレータ等と通信するための入/出力(I/O)インターフェース206を含み得る。
【0050】
基地局は、システム回路網204も含み得る。システム回路網204は、プロセッサ221および/またはメモリ222を含み得る。メモリ222は、オペレーティングシステム224と、命令226と、パラメータ228とを含み得る。命令226は、基地局の機能を実施するために、プロセッサ124のうちの1つ以上のために構成され得る。パラメータ228は、命令226の実行を支持するためのパラメータを含み得る。例えば、パラメータは、ネットワークプロトコル設定、帯域幅パラメータ、無線周波数マッピング割り当て、および/または他のパラメータを含み得る。
【0051】
図3は、例示的ユーザ機器(UE)300を示す。UE300は、モバイルデバイス、例えば、スマートフォンまたは車両内に配置されたモバイル通信モジュールであり得る。UE300は、図1Aおよび1BにおけるUE(172、174、および176)のうちの少なくとも1つの例示的実装であり得る。UE300は、通信インターフェース302と、システム回路網304と、入/出力インターフェース(I/O)306と、ディスプレイ回路網308と、記憶装置309とを含み得る。ディスプレイ回路網は、ユーザインターフェース310を含み得る。システム回路網304は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または他の論理/回路網の任意の組み合わせを含み得る。システム回路網304は、例えば、1つ以上のシステムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、離散アナログおよびデジタル回路、および他の回路網を用いて、実装され得る。システム回路網304は、UE300における任意の所望の機能性の実装の一部であり得る。その点において、システム回路網304は、例として、以下を促進する論理を含み得る:音楽およびビデオをデコーディングおよび再生すること、例えば、MP3、MP4、MPEG、AVI、FLAC、AC3、またはWAVデコーディングおよび再生;アプリケーションを起動すること;ユーザ入力を受け取ること;アプリケーションデータを保存および読み出すこと;携帯電話コールまたはデータ接続を確立、維持、および終了すること(一例として、インターネットコネクティビティ);無線ネットワーク接続、Bluetooth(登録商標)接続、または他の接続を確立、維持、および終了させること;および、関連情報をユーザインターフェース310上に表示すること。ユーザインターフェース310および入/出力(I/O)インターフェース306は、グラフィカルユーザインターフェース、タッチセンサ式ディスプレイ、触知フィードバックまたは他の触知出力、音声または顔認識入力、ボタン、スイッチ、スピーカ、および他のユーザインターフェース要素を含み得る。I/Oインターフェース306の追加の例は、マイクロホン、ビデオ、静止画カメラ、温度センサ、振動センサ、回転および向きセンサ、ヘッドセットおよびマイクロホン入/出力ジャック、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ、メモリカードスロット、放射センサ(例えば、IRセンサ)、および他のタイプの入力を含み得る。
【0052】
図3を参照すると、通信インターフェース302は、1つ以上のアンテナ314を通して、信号の伝送および受信をハンドリングする無線周波数(RF)伝送(Tx)および受信(Rx)回路網316を含み得る。通信インターフェース302は、1つ以上の送受信機を含み得る。送受信機は、1つ以上のアンテナを通して、または(いくつかのデバイスのための)物理(例えば、有線)媒体を通して、伝送および受信するために、変調/復調回路網、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、成形テーブル、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、フィルタ、波形整形器、フィルタ、前置増幅器、電力増幅器、および/または他の論理を含む無線送受信機であり得る。伝送および受信された信号は、多様なアレイのフォーマット、プロトコル、変調(例えば、QPSK、16-QAM、64-QAM、または256-QAM)、周波数チャネル、ビットレート、符号化のうちのいずれかに準拠し得る。1つの具体的例として、通信インターフェース302は、2G、3G、BT、WiFi、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)+、4G/ロングタームエボリューション(LTE)、および5G規格下で伝送および受信をサポートする送受信機を含み得る。しかしながら、下記に説明される技法は、第3世代移動通信システム(3GPP(登録商標))、GSM(登録商標)アソシエーション、3GPP2、IEEE、または他の共同または標準化団体のいずれから生じるかにかかわらず、他の無線通信技術に適用可能である。
【0053】
図3を参照すると、システム回路網304は、1つ以上のプロセッサ321と、メモリ322とを含み得る。メモリ322は、例えば、オペレーティングシステム324と、命令326と、パラメータ328とを記憶する。プロセッサ321は、UE300に関して所望の機能性を実行するために、命令326を実行するように構成されている。パラメータ328は、構成を提供および規定し、命令326のためのオプションを動作し得る。メモリ322はまた、任意のBT、WiFi、3G、4G、5G、またはUE300が通信インターフェース302を通して送信し得るか、または、受信した他のデータを記憶し得る。種々の実装では、UE300のためのシステム電力が、バッテリまたは変換器等の電力記憶装置デバイスによって供給され得る。
【0054】
本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新する方法およびデバイスのいくつかの実施形態を説明し、それは、部分的または完全に、図2および3において上で説明される1つ以上の無線ネットワーク基地局および/または1つ以上のユーザ機器上で実装され得る。
【0055】
図4を参照すると、IABシステム400が、2つのIAB-ドナー(410および420)を含み得る。IAB-ノード430を介して、IAB-ドナー410に現在接続しているIAB-ノード450が、IAB-ノード440を介して、IAB-ドナー420に移行し得る。これは、ドナー間の移行と呼ばれ得る。IAB-ノード450は、移行IAB-ノードであり得、IAB-ドナー410は、ソースIAB-ドナーであり得、IAB-ノード430は、ソース親IAB-ノードであり得、IAB-ドナー420は、標的IAB-ドナーであり得、IAB-ノード440は、標的親IAB-ノードであり得る。
【0056】
ソースIAB-ドナー410は、中央ユニット(CU)412と、分散型ユニット(DU)414とを含み得、ソースIAB-ドナーCU412は、ソースIAB-ドナーDU414と通信し得る。ソースIAB-ドナー410と通信するソース親IAB-ノード430は、モバイルターミネーション(MT)432と、分散型ユニット(DU)434とを含み得る。標的IAB-ドナー420は、CU422と、DU424とを含み得、標的IAB-ドナーCU422は、標的IAB-ドナーDU424と通信し得る。標的IAB-ドナー420と通信する標的IAB-ノード440は、MT442と、DU444とを含み得る。
【0057】
ドナー間の移行に先立って、移行IAB-ノード450は、ソース親IAB-ノード430と通信し得る。移行IAB-ノード450は、MT452と、DU454とを含み得る。1つの実装では、移行IAB-ノード450は、UE470と通信し得る。別の実装では、移行IAB-ノード450は、子IAB-ノード460と通信し得る。子IAB-ノード460は、MT462と、DU464とを含み得る。
【0058】
図4を参照すると、移行IAB-ノード450は、ソースIAB-ドナー410に接続するソース親IAB-ノード430から、標的IAB-ドナー420に接続する標的IAB-ノード440にそのアタッチ点を変更し得る。1つの実装では、ハンドオーバ(HO)プロセスが、ドナー間の移行中に生じ得、これは、CU間HOシナリオであり得る。移行IAB-ノードDU454は、F1-AP 482を介して、標的IAB-ドナーCU422と通信し得る。
【0059】
図5および5Bを参照すると、本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、無線リソース制御(RRC)メッセージを使用する方法の種々の実施形態を説明する。1つの実装では、ダウンストリームデバイスは、1つ以上のユーザ機器(UE)および/または1つ以上の子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を含み得る。更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、またはNRセルグローバル識別子(CGI)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0060】
図5Aを参照すると、方法500は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ510:IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすること:ステップ520:IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、更新された構成情報を含むシステム情報を送信すること;ステップ530:移行IAB-ノードDUが、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むシステム情報を転送すること。
【0061】
図5Bを参照すると、方法550は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ560:移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、および、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすること;ステップ570:移行IAB-ノードDUによって、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリームデバイスに、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を送信すること。
【0062】
図6Aおよび6Bは、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、RRCメッセージを使用するための種々の方法の論理フローを示す。
【0063】
図6Aにおけるステップ610を参照すると、IAB-ドナーCU602が、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供し、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングし得る。1つの実装では、IAB-ドナーCU602は、ソースIAB-ドナーCUを含み得る。別の実装では、IAB-ドナーCU602は、標的IAB-ドナーCUを含み得る。
【0064】
図6Aにおけるステップ620を参照すると、IAB-ドナーCU602は、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)454に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、システム情報を送信し得る。システム情報は、更新された構成情報を含む。
【0065】
図6Aにおけるステップ630aを参照すると、RRCコンテナとしてのシステム情報の受信時、移行IAB-ノードDU454は、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリームUE470に、更新された構成情報を含むシステム情報を転送し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、またはNRセルグローバル識別子(CGI)。
【0066】
図6Aにおけるステップ630bを参照すると、RRCコンテナとして、システム情報の受信時、移行IAB-ノードDU454は、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、更新された構成情報を含むシステム情報を転送し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、またはNRセルグローバル識別子(CGI)。
【0067】
1つの実装では、ステップ630aは、ステップ630bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ630aは、ステップ630bより後に実施され得る。
【0068】
随意に、および代替として、図6Bにおけるステップ660を参照すると、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)454は、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供し得、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングし得る。図6Bにおけるステップ670aを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリームUE470に、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を送信し得る。図6Bにおけるステップ670bを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、専用RRCメッセージを通して、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を送信し得る。更新された構成情報は、以下、すなわち、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)またはNRセルグローバル識別子(CGI)のうちの1つ以上を含み得る。1つの実装では、ステップ670aは、ステップ670bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ670aは、ステップ670bより後に実施され得る。
【0069】
図7Aおよび7Bを参照すると、本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための更新された構成情報をブロードキャストする方法の種々の実施形態を説明する。1つの実装では、ダウンストリームデバイスは、1つ以上のユーザ機器(UE)および/または1つ以上の子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を含み得る。更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)またはNRセルグローバル識別子(CGI)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0070】
図7Aを参照すると、方法700が、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ710:IAB-ドナー中央ユニット(CU)によって、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすること;ステップ720:IAB-ドナーCUによって、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、更新された構成情報を含むシステム情報を送信すること;ステップ730:移行IAB-ノードDUがダウンストリームデバイスに更新された構成情報を含むSystemInformation(SI)メッセージを周期的にブロードキャストすること。
【0071】
図7Bを参照すると、方法750が、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ760:移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれたシステム情報の中に更新された構成情報を提供すること、およびシステム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングすること;ステップ770:移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、MIBまたはSIB1におけるシステム情報を周期的にブロードキャストすること。
【0072】
図8Aおよび8Bは、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための更新された構成情報をブロードキャストするための種々の方法の論理フローを示す。
【0073】
図8Aにおけるステップ810を参照すると、IAB-ドナーCU802が、SystemInformation(SI)メッセージにおいて搬送されるSIB1以外のシステム情報ブロック(SIB)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供し、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングし得る。1つの実装では、IAB-ドナーCU802は、ソースIAB-ドナーCUを含み得る。別の実装では、IAB-ドナーCU802は、標的IAB-ドナーCUを含み得る。
【0074】
図8Aにおけるステップ820を参照すると、IAB-ドナーCU802は、F1-APを介して、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)に、無線リソース制御(RRC)コンテナとして、システム情報を送信し得る。システム情報は、更新された構成情報を含む。
【0075】
図8Aにおけるステップ830aを参照すると、SIBメッセージの受信時、ソースIAB-ドナーCU412は、ダウンストリームUE470に、更新された構成情報を含むSystemInformation(SI)メッセージを周期的にブロードキャストし得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)またはNRセルグローバル識別子(CGI)。
【0076】
図8Aにおけるステップ830bを参照すると、SIBメッセージの受信時、ソースIAB-ドナーCU412は、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、更新された構成情報を含むSystemInformation(SI)メッセージを周期的にブロードキャストし得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)またはNRセルグローバル識別子(CGI)。
【0077】
1つの実装では、ステップ830aは、ステップ830bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ830aは、ステップ830bより後に実施され得る。
【0078】
随意に、および代替として、図8Bにおけるステップ860を参照すると、移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)454は、マスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック-1(SIB1)内に含まれるシステム情報の中に更新された構成情報を提供し得、システム情報を更新された構成情報を用いてエンコーディングし得る。図8Bにおけるステップ870aを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリームUE470に、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を周期的にブロードキャストし得る。図8Bにおけるステップ870bを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、MIBまたはSIB1内に含まれたシステム情報を周期的にブロードキャストし得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)またはNRセルグローバル識別子(CGI)。1つの実装では、ステップ870aは、ステップ870bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ870aは、ステップ870bより後に実施され得る。
【0079】
図9を参照すると、本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、RRCReconfigerationメッセージを使用する方法900の種々の実施形態を説明する。1つの実装では、ダウンストリームデバイスは、1つ以上のユーザ機器(UE)および/または1つ以上の子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を含み得る。更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別のうちの少なくとも1つを含み得る。別の実装では、ダウンストリームデバイスが、子IAB-ノードMTを含むとき、更新された構成情報は、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含み得る。
【0080】
方法900は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ910:移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、RRCReconfigerationメッセージの中に更新された構成情報を提供すること;ステップ920:移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むRRCReconfigerationメッセージを送信すること。
【0081】
図10は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、RRCReconfigerationメッセージを使用する方法1000の論理フローを示す。
【0082】
図10におけるステップ1010を参照すると、移行IAB-ノードDU454は、RRCReconfigerationメッセージの中に更新された構成情報を提供し得る。RRCReconfigerationメッセージは、更新された構成情報を含む。
【0083】
図10におけるステップ1020aを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリームUE470に、更新された構成情報を含むRRCReconfigerationメッセージを送信し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別。
【0084】
図10におけるステップ1020bを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、更新された構成情報を含むRRCReconfigerationメッセージを送信し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別、またはインターネットプロトコル(IP)アドレス。別の実装では、更新された構成情報は、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含み得る。
【0085】
1つの実装では、ステップ1020aは、ステップ1020bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ1020aは、ステップ1020bより後に実施され得る。
【0086】
図11を参照すると、本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、バックホール適合プロトコル(BAP)制御プロトコルデータユニット(PDU)を使用する方法1100の種々の実施形態を説明する。1つの実装では、ダウンストリームデバイスは、1つ以上の子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を含み得る。更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0087】
方法1100は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ1110:移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、バックホール適合プロトコル(BAP)制御プロトコルデータユニット(PDU)の中に更新された構成情報を提供こと;ステップ1120:移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むBAP制御PDUを送信すること。
【0088】
図12は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、BAP制御PDUを使用する方法1200の論理フローを示す。
【0089】
図12におけるステップ1210を参照すると、移行IAB-ノードDU454は、BAP制御PDUの中に更新された構成情報を提供し得る。
【0090】
図12におけるステップ1220を参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、BAP制御PDUを送信し得る。BAP制御PDUは、更新された構成情報を含む。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別。
【0091】
図13を参照すると、本開示は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を使用する方法1300の種々の実施形態を説明する。1つの実装では、ダウンストリームデバイスは、1つ以上のユーザ機器(UE)および/または1つ以上の子IAB-ノードモバイルターミネーション(MT)を含み得る。更新された構成情報は、新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0092】
方法1300は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ1310:移行IAB-ノード分散型ユニット(DU)によって、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)の中に更新された構成情報を提供すること;ステップ1320:移行IAB-ノードDUによって、ダウンストリームデバイスに、更新された構成情報を含むMAC CEを送信すること。
【0093】
図14は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、MAC CEを使用する方法1400の論理フローを示す。
【0094】
図14におけるステップ1410を参照すると、移行IAB-ノードDU454は、MAC CEの中に更新された構成情報を提供し得る。
【0095】
図14におけるステップ1420aを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリームUE470に、更新された構成情報を含むMAC CEを送信し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別。
【0096】
図14におけるステップ1420bを参照すると、移行IAB-ノードDU454は、ダウンストリーム子IAB-ノードMT462に、更新された構成情報を含むMAC CEを送信し得る。更新された構成情報は、以下のうちの1つ以上を含み得る:新規無線(NR)物理セル識別子(PCI)、NRセルグローバル識別子(CGI)、または公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)識別。
【0097】
1つの実装では、ステップ1420aは、ステップ1420bより前に実施され得る。別の実装では、ステップ1420aは、ステップ1420bより後に実施され得る。
【0098】
本開示は、無線通信のための方法、装置、およびコンピュータ読み取り可能な媒体を説明する。本開示は、ドナー間の移行中、移行統合アクセスバックホールノード(IAB-ノード)のダウンストリームデバイスのための構成情報の更新に伴う問題点に対処した。本開示で説明される方法、デバイス、およびコンピュータ読み取り可能な媒体は、ドナー間の移行中、移行IAB-ノードのダウンストリームデバイスのための構成情報を更新するために、専用RRCメッセージを使用すること、またはシステム情報メッセージをブロードキャストすること、またはRRCReconfigerationメッセージを使用すること、またはBAP制御PDUを使用すること、またはMAC CEを使用することによって、無線通信の性能を促進し、したがって、移行効率および全体的無線ネットワーク性能を改良し得る。本開示で説明される方法、デバイス、およびコンピュータ読み取り可能な媒体は、無線通信システムの全体的効率を改良し得る。
【0099】
本明細書全体を通した特徴、利点、または類似する言語の言及は、本解決策を用いて実現され得る特徴および利点の全てが、その任意の単一の実装に含まれるべきである、または含まれることを含意しない。むしろ、特徴および利点に言及する言語は、実施形態に関連して説明される具体的特徴、利点、または特性が、本解決策の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するように理解される。したがって、本明細書全体を通した特徴および利点および類似する言語の議論は、必ずしもそうではないが、同じ実施形態を指し得る。
【0100】
さらに、本解決策の説明される特徴、利点、および特性は、1つ以上の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。当業者は、本明細書の説明に照らして、本解決策が、特定の実施形態の具体的特徴または利点のうちの1つ以上を伴わずに実践され得ることを認識するであろう。他の事例では、本解決策の全ての実施形態に存在しない場合がある、追加の特徴および利点が、ある実施形態において認識され得る。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14