(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-22
(45)【発行日】2024-03-04
(54)【発明の名称】輸送パレットの段積み用サポートフレーム
(51)【国際特許分類】
B65D 19/38 20060101AFI20240226BHJP
【FI】
B65D19/38 A
(21)【出願番号】P 2020184472
(22)【出願日】2020-11-04
【審査請求日】2023-04-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】593232402
【氏名又は名称】親和パッケージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100093997
【氏名又は名称】田中 秀佳
(72)【発明者】
【氏名】日名 晃一
(72)【発明者】
【氏名】松縄 健太
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第02747997(FR,A1)
【文献】実開昭51-158063(JP,U)
【文献】実開平03-126832(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第03375725(EP,A1)
【文献】実開昭58-103725(JP,U)
【文献】仏国特許発明第01260686(FR,A)
【文献】特開平08-026281(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0288664(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 19/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する辺々に左右一対のフォークポケットを備えた輸送パレットを、当該パレットに積荷を載せた状態で段積み可能にするサポートフレームであって、
当該サポートフレームは前記輸送パレットの四隅に着脱可能に立設される4本の支柱ユニットを有し、各支柱ユニットは、
当該支柱ユニットの本体を構成する柱部と、
当該柱部の下端にあって前記フォークポケットに挿し込み固定可能な脚部と、
当該柱部の上端にあって上段の輸送パレットの四隅を支持可能な受け金具と、
前記柱部の上端部側面から前記輸送パレットの辺方向で向き合う他の2本の前記柱部に向けて延びた第1の連結横材と第2の連結横材
と、
前記第2の連結横材の下方において前記柱部の下端部の側面から前記輸送パレットの辺方向で向き合う他の2本の前記柱部に向けて延びた第3の連結横材とを有し、
前記第1の連結横材の先端部同士と、前記第2の連結横材の先端部同士が、それぞれ、相対スライド可能に重なり合った状態で第1のロック部材によって連結可能とさ
れ、
前記第3の連結横材の先端部同士が、それぞれ入れ子式に重合された状態で第2のロック部材によって連結可能とされ、
前記脚部に、前記輸送パレットの前記フォークポケットに係合する抜止め用爪部が形成され、
前記第3の連結横材が前記輸送パレットの上面高さに合わせて配設されると共に、前記脚部を前記フォークポケットに挿し込み固定して前記抜止め用爪部を前記フォークポケットに係合した状態で前記第3の連結横材が前記輸送パレットの側面に当接する
ことを特徴とするサポートフレーム。
【請求項2】
前記第1の連結横材の先端部同士と、前記第2の連結横材の先端部同士が、それぞれ、入れ子式に重合可能であることを特徴とする請求項1のサポートフレーム。
【請求項3】
前記受け金具が前記第1の連結横材の基端部に配設されると共に、前記受け金具の下部に配設された挿し込み軸が前記柱部の上端部に着脱可能に挿入連結されることを特徴とする請求項1又は2のサポートフレーム。
【請求項4】
前記第2の連結横材が前記第1の連結横材よりも高い位置で前記柱部に連結されていることを特徴とする請求項3のサポートフレーム。
【請求項5】
前記第1のロック部材と前記第2のロック部材が、ロックピンであることを特徴とする請求項
1のサポートフレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は輸送パレットの段積み用サポートフレームに関する。
【背景技術】
【0002】
輸送パレットに積荷を載せた状態で段積み可能にする段積み用サポートフレームが、特許文献1、2のように複数知られている。従来のサポートフレームは、輸送パレットの四面すべてが格子状フレームで囲まれているものが一般的であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平9-2472号公報
【文献】特開2015-209218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のサポートフレームのように、輸送パレットの四面すべてが格子状フレームで囲まれている場合、サポートフレームを装着する輸送パレットのサイズ変更に対するサイズ汎用性を持たせることが難しい。このため、輸送パレットのサイズが変わるとサポートフレームの装着が不可能になる。したがって、輸送パレットの複数サイズに対応してサポートフレームも複数タイプを用意する必要があり、このことがサポートフレームのコスト低減の障害になっていた。
【0005】
そこで本発明の目的は、サイズ汎用性のある段積み用サポートフレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明の段積み用サポートフレームは、互いに対向する辺々に左右一対のフォークポケットを備えた輸送パレットを、当該パレットに積荷を載せた状態で段積み可能にするサポートフレームであって、当該サポートフレームは前記輸送パレットの四隅に着脱可能に立設される4本の支柱ユニットを有し、各支柱ユニットは、当該支柱ユニットの本体を構成する柱部と、当該柱部の下端にあって前記フォークポケットに挿し込み固定可能な脚部と、当該柱部の上端にあって上段の輸送パレットの四隅を支持可能な受け金具と、前記柱部の上端部側面から前記輸送パレットの辺方向で向き合う他の2本の前記柱部に向けて延びた第1の連結横材と第2の連結横材とを有し、前記第1の連結横材の先端部同士と、前記第2の連結横材の先端部同士が、それぞれ、相対スライド可能に重なり合った状態で第1のロック部材によって連結可能とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、サイズ汎用性のあるサポートフレームを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る段積み用サポートフレームを輸送パレットに装着した状態の斜視図である。
【
図3A】(a)は正方形の輸送パレットに装着するサポートフレームの分解斜視図、(b)は長方形の輸送パレットに装着するサポートフレームの分解斜視図である。
【
図3B】サポートフレームを(a)正方形と(b)長方形の各輸送パレットに装着する状態を示す斜視図である。
【
図4】サポートフレームを使用して正方形の輸送パレットを二段積みした状態を示す斜視図である。
【
図5】サポートフレームを使用して長方形の輸送パレットを二段積みした状態を示す斜視図である。
【
図6】抜止め用爪部を設けた脚部の(a)斜視図と(b)B方向から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、全図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付することで、重複した説明を適宜省略することとする。
【0010】
(段積み用サポートフレームの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る段積み用サポートフレーム100を、積荷を抜いた輸送パレット200に取り付けた状態で示す斜視図である。輸送パレット200は矩形板状の樹脂成形品であって、上層部210と下層部220の二層構造である。
【0011】
輸送パレット200は品番によって縦横サイズが異なり、正方形であったり長方形であったりもする。従来のサポートフレームはサイズ汎用性がなかったが、本発明に係るサポートフレーム100はサイズ汎用性を備えている。
【0012】
輸送パレット200は上層部210と下層部220が軽量化のためメッシュ状とされている。上層部210と下層部220の間には、四隅のコーナー部230と、辺々中央に位置する中間部240が配置されている。
【0013】
これらコーナー部230と中間部240によって、上層部210と下層部220の間に所定の空間が保持される。そして左右のコーナー部230と中間部240との間に、フォークリフトの左右一対のフォークを挿し込むためのフォークポケット250が左右一対で形成されている。フォークポケット350は四方挿し対応型であり、輸送パレット300の四辺に形成されている。
【0014】
サポートフレーム100は、4本の支柱ユニット110を有する。4本の支柱ユニット110を水平方向に相互連結することで、一体形のサポートフレーム100を構成する。
【0015】
これら支柱ユニット110は、後述するように第1の連結横材111と第3の連結横材113によって二本一組で連結された後、輸送パレット200の四隅に着脱可能に立設される。輸送パレット200の対角線方向に配置された2本の支柱ユニット110が同一形状であり、輸送パレット200の辺方向で左右に配置された2本の支柱ユニット110が相互に対称形状である。
【0016】
各支柱ユニット110は、支柱ユニット110の本体を構成する柱部110aを有する。この柱部110aの下端に、フォークポケット250に水平方向から挿し込み固定可能な脚部115がほぼ直角に取り付けられている。
【0017】
この脚部115は、矩形状板金を断面コ字状に屈曲成形したもので、上板部115a、下板部115b、連結板部115cで構成される。そして上板部115aが第3の連結横材113の下面に、また連結板部115cが支柱ユニット110の下端部側面に、それぞれビス止め又は溶接付けされる。また、連結板部115cはフォークポケット350の内面(コーナー部230の側面)に当接する。
【0018】
一方、柱部110aの上端には
図2、
図4のように、上段の輸送パレット200の四隅を支持可能な受け金具150が取り付けられている。また、柱部110aの上端部の一側面から、輸送パレット200の辺方向(
図1で左右方向)で向き合う他の柱部110aに向けて、第1の連結横材111が水平方向に延びている。そして
図2に示すように、左右の支柱ユニット110の第1の連結横材111の先端部同士が、相対スライド可能に重なり合った状態で第1のロック部材としてのロックピン112によって連結可能とされている。
【0019】
このロックピン112は、その先端部にバネによって半径方向外方に付勢されたボールを有する。当該ボールがロックピン112の挿し込み穴(ロック穴)を通過した後、外径側に突出することでロックピン112を抜止めする。
【0020】
詳しくは、一方の第1の連結横材111の先端部に、複数のロック穴を長手方向等間隔に有する挿し込み軸が固定されている(
図3A(b)参照)。この挿し込み軸が他方の第1の連結横材111の先端部に入れ子式に相対スライド可能に挿し込まれた後、他方の第1の連結横材111のロックピン112を所定のロック穴に挿し込むことで第1の連結横材111の先端部同士が連結される。
【0021】
同様に、柱部110aの下端部の一側面から、輸送パレット200の辺方向(
図1で左右方向)で向き合う他の柱部110aに向けて、第3の連結横材113が水平方向に延びている。そして
図2に示すように、左右の支柱ユニット110の第3の連結横材113の先端部同士が、相対スライド可能に重なり合った状態で第2のロック部材としてのロックピン114によって連結可能とされている。
【0022】
柱部110aの上端に、L字形フレーム130が着脱可能に装着される。前記受け金具150は、このL字形フレーム130の角部に一体形成されている。L字形フレーム130は、
図2に示すように水平方向に延びた第2の連結横材131と、垂直下方に延びた連結縦材132を有する。
【0023】
第2の連結横材131は、前述した第1の連結横材111よりも高い位置に配置され、受け金具150から輸送パレット200の辺方向(
図2で前後方向)で向き合う他の柱部110aの受け金具150に向けて水平方向に延びている。そして第2の連結横材131の先端部同士が、相対スライド可能に重なり合った状態で第1のロック部材としての別のロックピン135によって連結可能とされている。第2の連結横材131を前述したように高い位置に配置することで、
図4、
図5のように積荷Wの横出し横入れを可能にする。
【0024】
前記連結縦材132は、
図3A(a)(b)に示すように下方に延びた挿し込み軸132aを有する。そして当該挿し込み軸132aが、柱部110aの上端部に対して垂直方向から着脱可能に挿入連結されるようになっている。
【0025】
(サポートフレーム100の装着)
サポートフレーム100は以上のように構成され、当該サポートフレーム100は
図3B(a)(b)の矢印で示すように輸送パレット200に対して水平方向から装着される。
図3Bの(a)は正方形の輸送パレット200、(b)は長方形の輸送パレット300である。
図3Bの装着に先立ち、まず左右一対の支柱ユニット110が第1の連結横材111と第3の連結横材113によって二本一組で連結される。
【0026】
すなわち、輸送パレット200(300)の辺方向で対向する第1の連結横材111の先端部同士と、第3の連結横材113の先端部同士が、それぞれ入れ子式に挿入される。そして、輸送パレット200(300)のサイズに対応した所定位置で前記先端部同士がロックピン112、114によって連結される。このように支柱ユニット110を二本一組で連結することで、輸送パレット200(300)の一面に配置される矩形状のフレーム構造ができる。
【0027】
第3の連結横材113の高さは、輸送パレット200(300)の上層部210の上面高さと同じ高さである。また、第3の連結横材113の内側面は輸送パレット200(300)の外側面に当接する。したがって、
図4、
図5の段積み状態において、第3の連結横材113が積荷Wと干渉することがない。
【0028】
支柱ユニット110を二本一組にした矩形状フレーム構造の下端の脚部115を、輸送パレット200(300)のフォークポケット250に挿し込んで固定する。脚部115の上下方向高さはフォークポケット250の上下高さに対応して設定されている。
【0029】
これにより、脚部115をいったんフォークポケット250に強く挿し込むと、容易に脚部115を抜けない程度にフォークポケット250に堅固に固定される。脚部115の上面又は下面に緩い下りテーパ又は上りテーパを付けておくことにより、フォークポケット250に対する脚部115の固定をより強固にすることができる。また、
図6で後述するように、脚部115の下面に抜止め用爪部115dを設けることにより、フォークポケット250に対する脚部115の固定(抜止め)を確実なものとすることができる。
【0030】
脚部115をフォークポケット250に固定して支柱ユニット110を立設した後、柱部110aの上端部にL字形フレーム130を連結する。すなわち、L字形フレーム130の連結縦材132の下端の挿し込み軸132aを、柱部110aの上端部に対して垂直方向から挿入連結する。この連結部分は、上段に輸送パレット200を段積みするとビス止めなしでも上方に抜けるおそれがないが、必要に応じてビス止めしたり、ロックピンで固定したりしてもよい。
【0031】
最後に、L字形フレーム130の第2の連結横材131の先端部同士を、
図2のように入れ子式に相対スライド可能に重ね合わせ、ロックピン135で連結する。ロックピン135の連結位置は、輸送パレット200のサイズに対応した所定位置である。輸送パレット200のサイズは、通常若干のバラつきがあるので、現場でサポートフレーム100を装着した状態でロックピン112、113、135の連結位置を微調整するのがよい。
【0032】
図3B(a)(b)は空の輸送パレット200を示すが、実際は
図4、
図5のように、下段の輸送パレット200(300)に積荷Wを載せた状態で、下段の輸送パレット200(300)にサポートフレーム100を装着する。その後、サポートフレーム100の上端四隅の受け金具150に、積荷Wを有する上段の輸送パレット200(300)を段積みする。
【0033】
前記受け金具150は、水平矩形板状の支持面151と、当該支持面151の外側の直交二辺から起立したL字状の位置決め板部152を有する。そして、上段の輸送パレット200の四隅のコーナー部230の下面が支持面151に支持される。また、コーナー部230の直交する2つの外側面が、位置決め板部152に当接して上段の輸送パレット200(300)の横方向の位置ズレが防止される。
【0034】
本発明の実施形態に係るサポートフレーム100は、輸送パレット200(300)のサイズが変わっても、同じサポートフレーム100で対応可能なサイズ汎用性を有する。
図4のように段積みした輸送パレット200のサイズが、例えば1100mmx1100mmの正方形であり、
図5のように段積みした輸送パレット300のサイズが、例えば1200mmx1100mmの長方形であるとする。この場合、正面側の上下のロックピン112、114の連結位置をそれぞれ100mmだけ延ばす。
【0035】
前記
図3A(b)と
図3B(b)は、このような長方形輸送パレット300に対するサポートフレーム100の装着を示している。この長方形輸送パレット300も、正方形輸送パレット200と同様にコーナー部330、中間部340、フォークポケット350を有する。なお、フォークポケット350は二方挿し対応型であり、輸送パレット300の対向二辺に形成されている。
【0036】
また、
図4と
図5は輸送パレット200、300を二段積みした状態を示すものであるが、輸送パレット200、300は三段以上に積み重ねることも可能である。また、
図4、
図5の段積み状態において、矢印で示す水平方向では支柱ユニット110の下端部を相互に連結する連結横材がないので、下段の積荷Wを当該矢印方向で出し入れすることも可能である。
【0037】
これに対して従来の輸送パレットは、四面すべてが格子状のサポートフレームで囲まれた型式なので、パレット側方からの積荷の出し入れが困難であった。格子状フレームの一部に開閉ドアを設ければ、そこから積荷の出し入れが可能ではあるが、そうするとサポートフレームの構造が複雑化し、部品点数増加とコストアップの課題があった。本実施形態ではサポートフレーム100の二方向が空いているので、積荷Wを矢印方向で出し入れ可能である。
【0038】
(脚部の抜止め用爪部)
図6(a)(b)は前述した脚部115に抜止め用爪部115dを設けた例であって、
図6(b)は(a)の斜視図の矢印B方向から見た断面図である。すなわち、脚部115の下板部115bの縁部に抜止め用爪部115dを設け、脚部115をフォークポケット250に挿し込んだ後、当該抜止め用爪部115dを垂直下方に折り曲げる。
【0039】
そして折り曲げた爪部115dの下端部を、
図6(b)のように輸送パレット200の下層部220のメッシュ穴220aに係合させる。これで、フォークポケット250から脚部115が抜出るのが防止される。
【0040】
なお、脚部115の上板部115aにも同様の抜止め用爪部を設け、当該爪部を垂直上方に折り曲げて輸送パレット200の上層部210のメッシュ穴に係合させてもよい。上板部115aや下板部115bの前記抜止め用爪部115dは、脚部115の抜止めの他、メッシュ穴に対する係合位置によっては左右一対の支柱ユニット110の接近防止用に利用することも可能である。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では、各支柱ユニット110を第1の連結横材111、第2の連結横材131、および第3の連結横材113の3本で横方向に連結したが、第3の連結横材113は省略することも可能である。すなわち、前述したように抜止め用爪部115dなどを利用することで、脚部115をフォークポケット250に強固に固定した場合、第1の連結横材111の下側にある第3の連結横材113は、強度的に必ずしも必要でない場合は省略することも可能である。
【0042】
また、前記実施形態ではL字形フレーム130を柱部110aと別体にして柱部110aに挿し込み連結することで一体化するようにしたが、これは支柱ユニット110を分解したときにコンパクトに収納するためである。したがって、収納スペースに余裕がある場合は、L字形フレーム130を含めて支柱ユニット110を一体形に構成することも可能である。
【符号の説明】
【0043】
100:段積み用サポートフレーム 110:支柱ユニット
110a:柱部 111:第1の連結横材
112、135:ロックピン(第1のロック部材)
114:ロックピン(第2のロック部材)
113:第3の連結横材 115:脚部
115a:上板部 115b:下板部
115c:連結板部 115d:抜止め用爪部
130:L字形フレーム 131:第2の連結横材
132:連結縦材 132a:挿し込み軸
135:第1のロック部材 150:受け金具
151:支持面 152:位置決め板部
200、300:輸送パレット 200、300:輸送パレット
210:上層部 220:下層部
220a:メッシュ穴 230、330:コーナー部
240、340:中間部 250、350:フォークポケット
W:積荷