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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-22
(45)【発行日】2024-03-04
(54)【発明の名称】空気清浄機
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20240226BHJP
   F24F 6/06 20060101ALI20240226BHJP
   F24F 8/108 20210101ALI20240226BHJP
   F24F 8/80 20210101ALI20240226BHJP
   F24F 13/20 20060101ALI20240226BHJP
【FI】
F24F6/00 A
F24F6/06
F24F8/108 110
F24F8/80 115
F24F8/80 212
F24F8/80 400
F24F13/20
【請求項の数】 20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019149337
(22)【出願日】2019-08-16
(65)【公開番号】P2020071017
(43)【公開日】2020-05-07
【審査請求日】2022-05-24
(31)【優先権主張番号】10-2018-0133153
(32)【優先日】2018-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】201914002123
(32)【優先日】2019-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ウェブサイトの掲載日: 2018年8月17日 ウェブサイトのアドレス:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LPOD&mid=sec&sid1=&oid=016&aid=0001430624 公開者:エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド ウェブサイトの掲載日: 2018年11月1日 ウェブサイトのアドレス:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LPOD&mid=sec&sid1=&oid=003&aid=0008888042 公開者:エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】スクチュン キム
(72)【発明者】
【氏名】ミュンジン ク
(72)【発明者】
【氏名】テヨン キム
(72)【発明者】
【氏名】クンヤン リ
(72)【発明者】
【氏名】ヒョンピル ハ
【審査官】礒部 賢
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-020708(JP,A)
【文献】特開2011-021797(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0169542(US,A1)
【文献】中国実用新案第204519811(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第105674422(CN,A)
【文献】米国特許第3610589(US,A)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0111037(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00 - 6/18
F24F 7/003
F24F 8/00 - 8/99
F24F 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿空気清浄機であって、
少なくとも前方に開放されたキャビネットと、
前記キャビネットから引き出されるように支持され構成された引き出しであって、エアフィルタ、水槽、及び加湿フィルタを支持するように構成された引き出し(drawer)と、を備えてなり、
前記引き出しは、
前記引き出しの下面上のベース面を形成する底面と、
前記底面の両側端部から上方に延在する其々の側面と、
前記其々の側面の前端部を互いに接続し、前記其々の側面の両方よりも高い高さまで上方に延在する前面と、を備え、
前記底面は、
前記水槽が着座する水槽台座面と、
前記水槽台座面の前に配置され、前記水槽台座面よりも高い位置まで延在し、前記エアフィルタを着座させるように構成されたエアフィルタ台座面と、
前記エアフィルタ台座面と前記前面との間の開口部として画定される吸気口と、を備える、加湿空気清浄機。
【請求項2】
前記吸気口は、前記キャビネットの左右方向の幅W1が前記キャビネットの前後方向の幅W2よりも大きいものである、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項3】
前記キャビネットの前記左右方向の前記吸気口の前記幅W1は、前記キャビネットに対して横方向の前記エアフィルタの幅に対応する、請求項2に記載の加湿空気清浄機。
【請求項4】
前記引き出しは、前記エアフィルタ台座面の後端部から上方に延在する後部支持ジョーを更に備えてなる、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項5】
前記後部支持ジョーは、前記水槽台座面及び前記エアフィルタ台座面よりも高い高さまで延在する、請求項4に記載の加湿空気清浄機。
【請求項6】
前記キャビネットは、
第1のベースと、前記第1のベースの後側から上方に延在するベース接続部分と、前記ベース接続部分から後方に延在する第2のベースと、を備えたベースと、
前記ベースの両側の各々から上方に延在する其々のサイドパネルと、前記其々のサイドパネルの上側に配置された上部パネルと、を備えるパネルアセンブリと、を更に備え、
前記加湿空気清浄機は、
前記引き出しと、前記パネルアセンブリの前側に取り外し可能に支持されたドアパネルと、を備えるドアアセンブリと、
前記吸気口と前記ドアパネルの下方の前記第1のベースとの間の空間として画定される凹部部分と、を更に備え、
前記加湿フィルタは、前記ドアアセンブリに取り付けられ、前記エアフィルタを通過する気は、前記加湿フィルタを通過し、
前記ドアアセンブリは、前記第2のベースによって支持され、前記パネルアセンブリの内側部分から選択的に引き出され、前記パネルアセンブリの前記内側部分に引き込まれる、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項7】
前記引き出しに結合されたフロントパネルと、
前記フロントパネルの後面に結合され、長方形の形状を有するシーリングフレームと、
前記シーリングフレームは前記キャビネットに接触するように配置され、前記引き出しが前記キャビネット内に入った状態において、空気漏れを遮断し、
前記シーリングフレームは、前記吸気口の幅に対応する長さにより、互いに離間された下端を備え、
前記シーリングフレームの前記下端は、前記引き出しが前記キャビネット内に入った状態において、前記吸気口の一部を構成することを特徴とする、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項8】
前記引き出しと、前記引き出しの前部外面上に支持されたドアパネルと、を備えたドアアセンブリを更に備え、
前記吸気口、前記エアフィルタ、及び前記加湿フィルタは、前記ドアアセンブリの前後方向に連続して整列している、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項9】
前記加湿フィルタの出口側に取り付けられた送風ファンを更に備え、
前記エアフィルタ、前記加湿フィルタ、及び前記送風ファンは、前記加湿空気清浄機の前後方向に連続して整列している、請求項8に記載の加湿空気清浄機。
【請求項10】
第1の側面部分、第2の側面部分、並びに前記第1の側面部分の前端部及び前記第2の側面部分の前端部に結合された前面開口部を画定するバーを含む本体フレームと、
前記第1の側面部分に結合され、前記バーの前方に延在する第1のサイドパネルと、
前記第2の側面部分に結合され、前記バーの前方に延在する第2のサイドパネルと、
前記バーの前面と、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの其々の側面と、に接触しているシーリングフレームと、及び
前記シーリングフレームの前面に結合され、前記前面開口部を覆うドアパネルと、を更に備え
前記引き出しは、前記ドアパネルに結合され、前記前面開口部から選択的に引き出され、前記前面開口部に引き込まれるように支持され及び構成される、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項11】
前記引き出しが前記本体フレームに引き込まれると、前記シーリングフレームの外面の少なくとも2つが、前記バー、前記第1のサイドパネル、及び前記第2のサイドパネルのうちの少なくとも1つと密着して、前記前面開口部をシールする、請求項10に記載の加湿空気清浄機。
【請求項12】
前記本体フレームの下端部に取り付けられたスライドレールと、
前記引き出しの下端部に取り付けられ、前記スライドレールと結合されたレールガイドとを更に備えてなる、請求項10に記載の加湿空気清浄機。
【請求項13】
前記シーリングフレームは、前記シーリングフレームの両下端部から互いに向かい合うように延在する第1の端部部分及び第2の端部部分を備え、
前記第1の端部部分及び前記第2の端部部分は、互いに離間し、前記吸気口と流れ連通する空間を形成する、請求項10に記載の加湿空気清浄機。
【請求項14】
前記引き出しと、前記引き出しの前部外面上に支持されたドアパネルと、を備えたドアアセンブリを更に備え、
前記キャビネットは、開いた前面を有する本体フレーム、前記本体フレームの側面に結合されたサイドパネル、及び前記サイドパネルの上側に結合された上部パネル、を備え、
前記ドアパネル、前記サイドパネル、又は前記上部パネルのうちの少なくとも1つは、木材で形成される、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項15】
前記ドアパネル、前記サイドパネル、又は前記上部パネルのうちの少なくとも1つは、其々の内面に刻まれた複数の溝を有する、請求項14に記載の加湿空気清浄機。
【請求項16】
前記ドアパネル、前記サイドパネル、又は前記上部パネルのうちの少なくとも1つは、金属材料で作られた其々の補強フレームを有し、
前記其々の補強フレームは、前記ドアパネル、前記サイドパネル、又は前記上部パネルのうちの前記少なくとも1つの其々の内面に挿入されている、請求項14に記載の加湿空気清浄機。
【請求項17】
前記エアフィルタを備え、前記吸気口の斜め上方に配置されたエアフィルタアセンブリを更に備え、
前記エアフィルタアセンブリは、前記吸気口の後端部に位置する下端部と、前記前面の上端部に位置する上端部と、を備える、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項18】
前記エアフィルタアセンブリの前記下端部から前記上端部までの長さは、
前記吸気口の前記前端部から前記吸気口の下端部までの第1の長さ、又は、
前記吸気口の前記前端部から前記前面の前記上端部までの第2の長さ、の少なくとも一方より長い、請求項17に記載の加湿空気清浄機。
【請求項19】
前記引き出しの前記其々の側面は、前記前面の両側端部から後方に延在し、かつ、各々が前記前面の前記上端部から前記底面に向かって斜め後方に延在するフィルタガイドを其々形成し、
前記引き出しは、前記其々のフィルタガイドから両方向に延在し、前記エアフィルタアセンブリを支持する、其々のフィルタ支持部分を備える、請求項17に記載の加湿空気清浄機。
【請求項20】
前記其々の側面は、前記前面の両側端部から後方に延在し、
前記引き出しは、前記其々の側面から突出して、前記エアフィルタアセンブリをガイドして支持する其々のガイドリブと、
前記エアフィルタアセンブリに配置され、前記其々のガイドリブと接触する其々の装着突起と、を更に備える、請求項17に記載の加湿空気清浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気清浄と空気加湿を行うことができる加湿空気清浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
空気清浄機は、汚染された空気を吸い込んで汚染された空気を浄化し、浄化された空気を排出する装置として理解されている。例えば、空気清浄機は、空気清浄機の内側部分に外気を導入する送風装置と、空気中のダストや細菌などをフィルタ処理することができるフィルタと、を含んでもよい。
【0003】
近年、空気清浄機を家具の一種として認識し、空気清浄機と周囲の家具との調和を強調するように設計された空気清浄機が開発された。特に、空気清浄機が寝室に設けられる場合、その外観パネルがワードローブやベッドとの調和を重視した木材で作られている空気清浄機が提案されている。
【0004】
空気清浄機は、一般的な家具と同様の引き出し型ドアを含むことができ、ドアを開けることができ、空気清浄機の内部構成要素を清掃または交換することができる。
【0005】
このような引き出し型空気清浄機に関して、以下の関連する技術文献1が開示されている。
【0006】
1.特許登録番号(登録日):第10-0485578号(2005年4月18日)
【0007】
2.発明の名称:空気清浄機
【0008】
上述した関連する技術文献1によれば、以下の問題が存在する可能性がある。
【0009】
第1に、関連する技術文献1の空気清浄機は、送風部分と、フィルタ部分と、吸気開閉部分と、を上下に並べて別々の引き出しに設置するように含む。したがって、空気清浄機の内側部分にアクセスするために、ユーザがすべての引き出しを開かなければならないという欠点がある。
【0010】
第2に、比較的重い空気吹き出し部分がフィルタ部分および吸気開閉部分の上に積み重ねられているため、フィルタ部分または吸気開閉部分が設置された下側の引き出しが変形する可能性がある。
【0011】
一方、引き出し型空気清浄機に関しては、以下の関連する技術文献2が開示されている。
【0012】
1.実用新案登録番号(登録日):第20-0419443号(2006年6月14日)
【0013】
2.実用新案の名称:引き出し型空気清浄機
【0014】
上述した関連する技術文献2によれば、以下の問題が存在する可能性がある。
【0015】
第1に、関連文献2の空気清浄機は、本体の後面および底面に空気を導入するための吸気口が形成されるように構成されている。家具のような外観を有する空気清浄機の場合、それはしばしば部屋の壁面(後面または側面)に隣接して配置される。したがって、本体の後面に吸気口が形成されている場合、および本体と壁面との間の空間が狭すぎて、本体の底面に吸気口が形成されている場合には、本体と底面の空間が狭すぎるため、吸気性能が低下する可能性がある。
【0016】
第2に、フィルタと駆動ファンが一緒に引き出しの内部空間に設置されている。この場合、ユーザがフィルタを交換または清掃するために引き出しを引き出す際に、比較的重い駆動ファンも引き出しと一緒に引き出す必要があるという難点がある。
【0017】
一方、近年、空気清浄機に加湿機能を付加した加湿空気清浄機が開発されている。
【0018】
このような加湿空気清浄機に関して、以下の関連する技術文献3が開示されている。
【0019】
1.日本特許登録番号(登録日):第5,842,962号(2015年11月27日)
【0020】
2.発明の名称:空気清浄機
【0021】
上述した関連する技術文献3によれば、以下の問題が存在する可能性がある。
【0022】
第1に、関連する技術文献3の空気清浄機では、空気清浄機の下部部分から上部部分に向かって垂直方向に送風機、空気清浄フィルタ、加湿ユニットが積み重ねられている。空気清浄フィルタおよび加湿ユニットは、ユーザが定期的に清掃または交換する必要がある構成要素であり、上記の構造によれば、空気清浄フィルタまたは加湿ユニットを分離することは面倒で困難である。
【0023】
第2に、加湿ユニットが送風機および空気清浄フィルタの上方に配置されているため、加湿ユニットに存在する水が落下し、送風機または空気清浄フィルタに流入する可能性がある。この場合、送風機や空気清浄フィルタの性能が低下したり、故障が起きたりする可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0024】
【文献】特許第10-0485578号
【文献】実用新案登録第20-0419443号
【文献】特許第5,842,962号
【発明の概要】
【0025】
〔発明が解決しようとする課題〕
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、引き出す引き出しのように開くように構成されたドアを提供することにより、加湿空気清浄機の内側部分へのアクセスを容易に提供できる加湿空気清浄機を提供することを目的とする。
【0026】
さらに、本発明の別の目的は、加湿空気清浄機から引き出し型のドアを一度引き出すだけで、ユーザが水容器とフィルタに簡単にアクセスできるように、ドアに水容器とフィルタが配置された加湿空気清浄機を提供することである。
【0027】
さらに、本発明の別の目的は、キャビネットの前下部分から空気を吸い込んで吸気性能を向上させることができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0028】
さらに、本発明の別の目的は、加湿空気清浄機に吸い込まれる空気がエアフィルタの全領域を通過できるように、ドアの後面にエアフィルタを取り付けて空気のフィルタリング性能を向上させることができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0029】
さらに、本発明の別の目的は、エアフィルタを装着するためのガイド構造を提供することにより、ユーザの利便性を高めることができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0030】
さらに、本発明の別の目的は、浄化された空気を容易に加湿するように構成されたエアフィルタの出口側に加湿フィルタを備えた加湿空気清浄機を提供することである。
【0031】
さらに、本発明の別の目的は、キャビネットの内側部分に送風ファンが固定された加湿空気清浄機を提供することであり、これにより、ユーザがドアを開けても送風ファンにアクセスすることが難しくなり、安定性と安全性が確保される。
【0032】
さらに、本発明の別の目的は、加湿空気清浄機の上面部分領域を貯水部分として利用することができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0033】
さらに、本発明の別の目的は、その外観パネルが木材で作られ、家具と同様の美観を有することができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0034】
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、キャビネットの前側から前方にキャビネットから引き出すことができる引き出し型ドアアセンブリを含む。したがって、キャビネットの前側からドアアセンブリを引き出すことにより、キャビネットの内側部分へのアクセスを容易に提供することができる。
【0035】
ドアアセンブリは、エアフィルタと加湿装置を収容する引き出しの形態のドアを含む。ドアアセンブリが加湿空気清浄機のキャビネットから引き出されると、ドアに収容されているエアフィルタと加湿装置が一緒に引き出される。
【0036】
さらに、ドアアセンブリが取り付けられ、キャビネットから引き出されるか、キャビネットに再挿入されるように適合される。一例として、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、前面開口部が形成されたキャビネットと、エアフィルタアセンブリと、エアフィルタアセンブリの背後に配置された加湿フィルタアセンブリが挿入されるドアアセンブリと、ドアアセンブリが、レールアセンブリに沿ってキャビネットの前面開口部から引き出されるか、同じレールアセンブリに沿ってキャビネットの前面開口部内に押し戻すことができるように、ドアアセンブリをキャビネットと接続するレールアセンブリと、を含む。
【0037】
ドアアセンブリには、空気がキャビネットに導入される吸気口が形成されている。
【0038】
エアフィルタおよび加湿装置は、吸気口から吸い込まれた空気がエアフィルタおよび加湿装置を順に通過するように配置されてもよい。
【0039】
吸気口、エアフィルタ、および加湿装置は、ドアアセンブリの収容部分内でドアアセンブリの前後方向に連続して整列されてもよい。
【0040】
吸気口は、ドアの底面に形成されてもよい。
【0041】
さらに、吸気口は、ドアパネルの前面に形成されてもよい。
【0042】
さらに、ドアアセンブリの下部部分とベースとの間の空間として画定される凹部部分が設けられてもよく、吸気口が凹部部分の上方に配置されてもよい。したがって、凹部部分を流れた空気は、吸気口からドア内に引き込まれ得る。
【0043】
吸気口を通過した空気は、ドアのエアフィルタ台座部分に着座したエアフィルタを通過してもよい。エアフィルタを通過した空気は、加湿フィルタを含む加湿装置を通過してもよい。
【0044】
ドアは、エアフィルタ台座部分および水槽台座部分が前後方向に延在するように構成されてもよい。
【0045】
水槽台座部分は、エアフィルタ台座部分よりも凹んでいるため、水槽の設置位置を下げることができる。
【0046】
エアフィルタは、ドアアセンブリで支持されてもよい。
【0047】
エアフィルタの上部部分は、エアフィルタの取り付けと取り外しを容易にするために斜め前方に配置されている。したがって、エアフィルタアセンブリの上部部分は前方に傾斜するように配置される。
【0048】
ドアには、エアフィルタの取り付けをガイドするガイド構造が設けられている。したがって、エアフィルタを正しい位置に取り付け、取り外すことが容易になる。エアフィルタの揺れを防ぐこともできる。例えば、ドア側面部分には、エアフィルタの装着突起に接触するガイドリブが設けられ、ドアの上面部分には、エアフィルタの挿入突起が結合される装着溝が設けられている。
【0049】
遠心ファンが加湿装置の出口側に取り付けられている。
【0050】
送風ファンは、加湿装置の後側に取り付けられ、送風ファンを通過した空気は、上部パネルの後方上部部分を通過することができる。
【0051】
キャビネットは、複数のパネルアセンブリとベースから形成されてもよい。
【0052】
ベースは、第1のベースと、第1のベースの後側から上方に延在するベース接続部分と、ベース接続部分から後方に延在する第2のベースと、を含んでもよい。
【0053】
パネルアセンブリは、ベースの両側から上方に延在するサイドパネルと、サイドパネルの上側に配置された上部パネルと、を含んでもよい。
【0054】
ドアの外観表面を形成するドアパネルは、パネルアセンブリの前に取り外し可能に設けられてもよい。ドアは、ドアパネルに結合されてもよい。そこでは、ドアは第2のベースに支持され、パネルアセンブリの内側部分から取り出される。
【0055】
別の観点では、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、加湿空気清浄機の外観が室内生活に使用される家具との一体感を維持できるように家具形状に形成することができる。したがって、キャビネットおよびキャビネットに取り外し可能に取り付けられたドアアセンブリの外観は、木材で形成されてもよい。
【0056】
キャビネットは、前方に開いて基本本体を形成する本体フレーム、本体フレームの両側面に結合されたサイドパネル、およびサイドパネルの上方から2つのサイドパネルを接続する上部パネルを含んでもよい。
【0057】
本体フレームは、前面の開口部を画定するバーを含んでもよい。
【0058】
ドアアセンブリは、本体フレームの開放方向に引き出されるように取り付けられた引き出しを含んでもよい。
【0059】
ドアアセンブリは、引き出しの前面の外観を形成するドアパネルをさらに含んでもよい。ドアパネルは、引き出しの前面に結合されてもよい。
【0060】
ドアパネル、2つのサイドパネル、および上部パネルの少なくとも1つは、木材で形成されてもよい。したがって、加湿空気清浄機を室内用家具の一種として認識できるように、均一な美的外観を提供することができる。
【0061】
木材で形成された加湿空気清浄機の一実施形態では、木材の変形、破損などを防ぐために、複数の溝が形成されてもよい。一例として、ドアパネル、サイドパネル、および上部パネルのうちの少なくとも1つは、その内面に直線状に形成された木製の溝を有するように形成されてもよい。
【0062】
さらに、木材からなる加湿空気清浄機の実施形態では、耐久性を向上させるための金属を挿入することができる。一例として、ドアパネル、サイドパネル、および上部パネルのうちの少なくとも1つは、その内面に挿入された金属補強フレームを有してもよい。
【0063】
加湿空気清浄機の外観は、一体感を形成するように提供されてもよい。一例として、ドアパネルは、上部パネルの前端部と2つのサイドパネルの前端部とによって画定される領域に対応するサイズを有してもよい。
【0064】
さらに、ドアパネルの両側端部は、2つのサイドパネルの内面に接触することができる。したがって、ドアアセンブリは、キャビネットに引き込まれた状態で完全に一体に形成することができる。
【0065】
別の観点では、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、キャビネット内に取り付けられた引き出し型ドアアセンブリとして設けられたドアアセンブリを含んでもよい。言い換えると、ドアアセンブリは、キャビネットに取り外し可能に設けられ、空気の流路を形成してもよい。
【0066】
したがって、ドアアセンブリがキャビネットに完全に引き込まれる場合、ドアアセンブリおよびキャビネットの開放部分は、入ってくる空気が意図した流路をたどることができるようにシール構造を提供することができる。
【0067】
本発明の加湿空気清浄機は、空気清浄機を通過する空気流に対して二重シール構造を提供することができる。
【0068】
加湿空気清浄機は、第1の側面、第2の側面、および2つの側面の前端部に結合されて前面開口部を画定するバーを有する本体フレームを含んでもよい。さらに、加湿空気清浄機は、第1の側面に結合され、バーの前方に延在する第1のサイドパネルと、第2の側面に結合され、バーの前方に延在する第2のサイドパネルと、を含んでもよい。
【0069】
また、バーの前面ならびに第1のサイドパネルおよび第2のサイドパネルの側面と接触または密着するシーリングフレームが設けられている。前面開口部を覆うためのドアパネルは、シーリングフレームの前面に結合される。
【0070】
さらに、前面開口部から引き出されるように設けられた引き出しがドアパネルに結合されている。
【0071】
引き出しの底面には、空気を吸引するための吸入ポート(または吸気口)が形成されてもよい。エアフィルタアセンブリは、吸入ポートの後側に位置するように引き出しに取り付けられている。
【0072】
シーリングフレームは、ドアパネルの上端部の下方に配置されてもよい。
【0073】
ドアパネルは、シーリングフレームの周囲よりも大きい周囲を有してもよい。
【0074】
シーリングフレームの下端部分は、吸気口の下方または吸気口の前領域の両端に配置されてもよい。シーリングフレームの下端部分は、切開空間を形成してもよい。
【0075】
シーリングフレームは、その両側の下端部から互いに向かい合うように延在する第1の端部部分および第2の端部部分を含んでもよい。第1の端部部分と第2の端部部分との間の空間は、吸気口と連通してもよい。
【0076】
第1の端部部分および第2の端部部分は、互いに向かい合う方向に互いに離間してもよい。
【0077】
本体フレームのバーは、シーリングフレームに対応する形状に形成されてもよい。
【0078】
本体フレームのバーの下端部分とシーリングフレームの下端部分によって形成される切開空間は、吸気口の一部を形成してもよい。
【0079】
シーリングフレームは、シーリングフレームに挿入されたシーリング部材をさらに含んでもよい。
【0080】
引き出しが本体フレームに引き込まれる場合、シーリングフレームの後面をバーの前面に密着させることができる。引き出しが本体フレームに引き込まれる場合、シーリングフレームの側面は、第1のサイドパネルまたは第2のサイドパネルに密着してもよい。
【0081】
さらに、引き出しが本体フレームに引き込まれる場合、シーリングフレームの外面の少なくとも2つの表面は、前面開口部をシールするように、バー、第1のサイドパネル、および第2のサイドパネルのうちの少なくとも1つと密着してもよい。
【0082】
さらに、第1のサイドパネルは第1の側面の外側に結合されてもよく、第2のサイドパネルは第2の側面の外側に結合されてもよい。
【0083】
さらに、スライドレールが本体フレームの両下端部に取り付けられてもよい。スライドレールと結合するためのレールガイドが引き出しの両下端部に取り付けられてもよい。
【0084】
スライドレールは、本体フレームのバーの下端部分の上方に配置されてもよい。
【0085】
本体フレームのバーの下端部とシーリングフレームの下端部分は、密着されるか、または前後方向に互いに離間されてもよい。
【0086】
ドアパネルの上端部は、ディスプレイ溝を形成するために、上部パネルの前端部から前方に離間されてもよい。入力ユニットを有するディスプレイがディスプレイ溝に配置されてもよい。
【0087】
別の観点では、引き出し可能または引き込み可能に設けられたドアと、ドアに取り付けられたドアパネルと、がキャビネットに着脱可能に設けられ得る、本発明の実施形態による加湿空気清浄機が提供される。
【0088】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、1つの開放された表面を有するキャビネットと、キャビネットから引き出されるか、キャビネットに引き込まれる(押し込まれる)ように、キャビネットの1つの開放された表面に結合された引き出しと、キャビネットの1つの開放された表面に配置されたドアパネルと、を含む。
【0089】
本発明の一実施形態による加湿空気清浄機は、引き出しの底面に形成された吸気口と、引き出しに収容されて吸気口の後側に取り付けられたエアフィルタおよび加湿フィルタと、をさらに含んでもよい。
【0090】
ドアパネルは、引き出しを引き出す操作と共にキャビネットから移動可能であってもよい。
【0091】
キャビネットは多角形に形成されてもよく、ドアパネルはキャビネットの1つの表面を形成するように配置されてもよい。
【0092】
ドアパネルは、キャビネットに取り外し可能に接続されてもよい。
【0093】
加湿フィルタは、エアフィルタの後側に配置されてもよい。
【0094】
引き出しは、エアフィルタの後側に水を貯蔵するための貯水空間を形成し、加湿フィルタは貯水空間に配置されてもよい。
【0095】
別の観点では、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、下部部分から空気を吸い込んで空気清浄および空気加湿を行った後に、上部部分に空気を排出することができる。したがって、加湿空気清浄機は、水が使用される空気加湿領域と、水が防止される空気清浄領域とを仕切るための構造を提供することができる。
【0096】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、前方に開放されたキャビネットと、キャビネットから引き出されるように取り付けられ、エアフィルタ、水槽、および加湿フィルタを含み、下部部分のベース面を形成する底面を有する引き出しと、底面の両側端部から上方に延在する両側面と、両側面の前端部を接続し、両側面よりも高くなるように上方に延在する前面と、を含む。
【0097】
さらに、引き出しは、両側面の後端部を接続する後面をさらに含んでもよい。
【0098】
引き出しの底面は、水槽が着座する水槽台座面と、水槽台座面の前に配置され、エアフィルタを着座させるように水槽台座面よりも高い位置まで延在するエアフィルタ台座面と、エアフィルタ台座面と前面との間の開口部として画定される吸気口と、を含んでもよい。
【0099】
水槽は、加湿フィルタに提供される水を貯蔵するための貯水空間を形成してもよい。
【0100】
吸気口の左右方向の幅W1は、前後方向の幅W2よりも大きくてもよい。
【0101】
左右方向の幅W1は、エアフィルタアセンブリの横方向の幅に対応する大きさを有するように設けられてもよい。
【0102】
吸気口は、エアフィルタの台座面の前端部から引き出しの前面の後端部まで切り取られた空間として形成されてもよい。
【0103】
引き出しは、エアフィルタ台座面の後端部から上方に延在する後部支持ジョーをさらに含んでもよい。
【0104】
後部支持ジョーは、水槽台座面から所定の高さH4だけ上方に延在してもよい。そこで、所定の高さH4は、水槽の最下端部から最上端部までの垂直距離よりも大きく設定されてもよい。後部支持ジョーは、エアフィルタを後側から支持することができる。
【0105】
別の観点では、加湿空気清浄機は、空気の吸入面積を最大化できる構造を提供することができる。さらに、加湿空気清浄機は、ユーザがメンテナンスを必要とする構成を容易に分離して取り付けることができる構成を提供することができる。
【0106】
そのような管理を必要とする構成は、水槽、エアフィルタアセンブリ、水容器、加湿フィルタアセンブリを含んでもよい。
【0107】
エアフィルタアセンブリは、引き出しの内側に斜めに配置されてもよい。
【0108】
さらに、加湿フィルタアセンブリの加湿フィルタは、水槽の内側に斜めに配置されてもよい。
【0109】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、開放された前面を有するキャビネットと、キャビネットから引き出されるかキャビネットに引き込まれるようにキャビネットに結合されたドアアセンブリと、を含み、ドアアセンブリは、底面を構成し、空気が吸い込まれる吸気口を有するドア底面部分と、吸気口の前端部を画定し、上方に延在するドア前面部分と、吸入ポートの上方に傾斜するように配置されたエアフィルタアセンブリと、を含む。
【0110】
さらに、エアフィルタアセンブリは、吸気口の後端部に位置する下端部と、ドア前面部分の上端部に位置する上端部と、を有してもよい。
【0111】
ここで、エアフィルタアセンブリの下端部から上端部までの長さは、ドア前面部分の上端部から吸気口の前端部までの長さおよび/または吸気口の前端部からエアフィルタアセンブリの下端部までの長さよりも長い。
【0112】
言い換えると、エアフィルタアセンブリは、吸気口の前端部から後端部までの第1の長さおよび吸気口の前端部からドア前面部分の上端部までの第2の長さのいずれか1つよりも長く形成され得る、下端部から上端部までの長さを有してもよい。
【0113】
さらに、ドアアセンブリは、ドア前面部分の両側端部から後方に延在し、ドア前面部分の上端部からドア底面部分に向かって斜め後方に延在するフィルタガイドを有するドア側面部分と、フィルタガイドから両方向に延在し、エアフィルタアセンブリを前方向に支持するフィルタ支持部と、を含んでもよい。
【0114】
フィルタ支持部分は、ベースの長さである第1の長さH1と、ドア前面部分に接触する縁部の長さである第2の長さH2と、ベースと縁部を接続する斜辺(または縁部)である第3の長さH3と、を画定してもよく、第3の長さH3は、第2の長さH2および第1の長さH1よりも長い。
【0115】
フィルタガイドは、所定の角度α1だけ斜め後方に延在しており、エアフィルタアセンブリの両側面を支持することができる。
【0116】
フィルタ支持部分は、エアフィルタアセンブリの前面の両側部分を支持してもよい。
【0117】
フィルタ支持部分は、エアフィルタアセンブリの垂直長さに対応するように延在してもよい。
【0118】
エアフィルタアセンブリの垂直方向の長さは、第3の長さH3に対応してもよい。
【0119】
フィルタ支持部分の斜辺は、上端部から下端部に向かって所定の角度α1だけ後方に傾斜することができる。所定の角度α1は鋭角であってもよい。
【0120】
第1の長さH1は、吸気口の幅に対応してもよい。
【0121】
エアフィルタアセンブリは、エアフィルタが結合されるフィルタケースを含んでもよい。
【0122】
フィルタケースの上面は、フィルタケースの下面の後端部に向かって傾斜角βだけ下向きに傾斜した傾斜面として形成されてもよい。
【0123】
フィルタケースは、傾斜した側面を有する長方形状に形成されてもよい。
【0124】
フィルタケースは、フィルタケースの上面と側面によって形成される縁部の延在する方向に引かれた仮想直線である第1の平行線P1と、フィルタケースの下面と側面によって形成される縁部の前端部から第1の平行線P1に平行に引かれた仮想直線である第2の平行線P2と、フィルタケースの下面と側面によって形成される縁部の延在する方向に沿って引かれた仮想的な直線である傾斜線P3と、を画定してもよい。ここで、傾斜線P3は、第2の平行線P2から所定の傾斜角βを有してもよい。
【0125】
フィルタケースの上面は、フィルタケースの下面に対して下方に延在し、傾斜角βを有してもよい。
【0126】
フィルタケースの下面は、フィルタケースの上面に対して上方に延在し、傾斜角βを有してもよい。
【0127】
ドア底面部は、エアフィルタアセンブリの底面が着座するエアフィルタ台座部分を含んでもよく、エアフィルタ台座部分は、後端部に向かって上方に傾斜してもよい。
【0128】
エアフィルタ台座部分は、傾斜角βを有するように延在してもよい。
【0129】
フィルタ支持部分とエアフィルタ台座部分は、それらの側端部で「V」形状を有するように接続されてもよい。エアフィルタアセンブリの側面下端部は、フィルタ支持部分とフィルタ台座部分が互いに接続される点に取り付けることができる。
【0130】
別の観点では、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、キャビネットから引き出されたドアアセンブリが最大限まで引き出された場合に、キャビネットの内側部分がユーザの視線に露出しないように提供することができる。同時に、加湿空気清浄機は、上記の管理が必要な構成が、ユーザが容易に操作できる空間に配置されるように提供することができる。
【0131】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、前面に開口部が形成された本体フレームと、本体フレームから引き出され、エアフィルタアセンブリおよびエアフィルタアセンブリの後ろに配置された加湿フィルタアセンブリが挿入される引き出しと、引き出しの両側面に結合されたレールガイドと、本体フレームの両側の下部部分に結合され、レールガイドの前後の動きをガイドするスライドレールと、を含む。
【0132】
ここで、引き出しが最大限に引き出されている場合、加湿フィルタアセンブリは、本体フレームの前端部によって形成される平面上に配置されている。
【0133】
引き出しの両側面は、エアフィルタアセンブリと加湿フィルタアセンブリを収容する内側プレートと、内側プレートの外側から離間した外側プレートと、を含んでもよい。レールガイドは、内側プレートと外側プレートとの間の空間に配置される。
【0134】
引き出しの両側面は、内側プレートから外側プレートまで延在する複数の補強リブをさらに含んでもよい。
【0135】
スライドレールまたはレールガイドには、引き出しをキャビネットから引き出すことができる距離を制限するためのストッパを設けてもよい。
【0136】
本体フレームは、その前端部に結合されるバーを含んでもよく、バーの下端部には、スライドレールまたはレールガイドがキャビネットから引き出される距離を制限するために、上方に突出するレール保持ジョーが設けられてもよい。
【0137】
レール保持ジョーは、スライドレールまたはレールガイドの進行方向に対して垂直に突出してもよい。
【0138】
本体フレームは、本体フレームの両側の下部部分に配置され、スライドレールを囲むレールカバーをさらに含んでもよい。
【0139】
レール保持ジョーは、レールカバーの前端部から前方に離間されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0140】
図1】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機のドアが開いた状態を示す図である。
図3】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す分解斜視図である。
図4】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部の構成を示す分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態によるドアパネルの構成を示す図である。
図6】本発明の一実施形態による水容器の底面の構成を示す図である。
図7図1の線VI-VI’に沿った断面図である。
図8】本発明の一実施形態による、エアフィルタと加湿フィルタがドアに配置された状態を示す図である。
図9】本発明の一実施形態によるドアに配置されたエアフィルタが分離された状態を示す図である。
図10】本発明の一実施形態によるドアの構成を示す斜視図である。
図11】本発明の一実施形態によるエアフィルタの装着をガイドするための構成を示す図である。
図12】本発明の一実施形態によるドアの構成を示す平面図である。
図13】本発明の一実施形態によるキャビネットの内部構造を示す図である。
図14】本発明の一実施形態によるエアフィルタアセンブリの構成を示す分解図である。
図15】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す断面図である。
図16】本発明の別の実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図である。
図17】本発明の別の実施形態による加湿空気清浄機のドアおよびエアフィルタの構成を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0141】
次に、本開示の実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。
【0142】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明では、本明細書の一部を形成し、本発明を実施することができる特定の好ましい実施形態を例として示す添付図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分詳細に記載されており、また、他の実施形態を利用することができること、ならびに本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、論理構造的、機械的、電気的、および化学的変更を行うことができることを理解されたい。当業者が本発明を実施することを可能にするために必要ではない詳細を回避するために、説明は、当業者に知られている特定の情報を省略する場合がある。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されるべきではない。
【0143】
また、実施形態の説明では、本発明の構成要素を説明するときに、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を本明細書で使用する場合がある。これらの各用語は、対応する構成要素の本質、順序、またはシーケンスを定義するために使用されるのではなく、対応する構成要素を他の構成要素と区別するためにのみ使用される。
【0144】
図1は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機のドアを示す図である。
【0145】
図1および図2を参照すると、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機10は、外観を形成するキャビネット100と、キャビネットから引き出せるようにキャビネット100に結合されたドアアセンブリ200と、を含む。
【0146】
キャビネット100は、複数のパネルから構成されるパネルアセンブリを含む。
【0147】
ドアアセンブリ200は、パネルアセンブリによって形成された内部空間から取り出すことができる。例えば、ユーザは、ドアアセンブリ200をキャビネット100から引き出すことができる。ドアアセンブリ200は、ユーザによってドアアセンブリ200に加えられる外力により、キャビネット100の内部から外側方向に取り出されてもよい。
【0148】
もちろん、ユーザは、ドアアセンブリ200と反対方向に外力を加えることにより、ドアアセンブリ200をキャビネット100内に戻すことができる。
【0149】
複数のパネルは、下側の第1のベース101と、第1のベース101の両側に設けられ上方に延在する2つのサイドパネル103と、2つのサイドパネル103の上側に結合された上部パネル105と、2つのサイドパネル103の後側に結合された後部パネル107と、を含む。
【0150】
第1のベース101、2つのサイドパネル103、上部パネル105、および後部パネル107により、キャビネット100は、前方に開放された直方体の形状を有することができる。
【0151】
さらに、両側のサイドパネル103は、キャビネット100の一方の側面を形成する第1のサイドパネルと、キャビネット100の他方の側面を形成する第2のサイドパネルと、を含んでもよい。
【0152】
複数のパネルは、木材で作られてもよい。したがって、加湿空気清浄機1は、家具の美的外観を有することができる。言い換えると、外観を向上させることができる。
【0153】
エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および送風ファン480(図7を参照)は、キャビネット100の内部空間に配置されてもよい。
【0154】
ドアアセンブリ200は、キャビネット100の前側に引き出されることにより開くことができ、またはキャビネット100の後側に向かってキャビネット内に引き込まれることにより閉じることができる。ドアアセンブリ200は、加湿空気清浄機10の前面部分を構成するドアパネル210を含む。ドアパネル210は、「フロントパネル」と呼ばれる場合がある。
【0155】
ドアパネル210は、キャビネット100の1つの面に配置されてもよい。例えば、ドアパネル210は、キャビネット100の前面開口部に配置されてもよい。したがって、ドアパネル210は、キャビネット100の前面を形成してもよい。したがって、ドアパネル210およびキャビネット100は、ユーザに一体感を提供することができる。
【0156】
ドアパネル210は、キャビネット100から移動可能であってもよい。例えば、ドアパネル210は、キャビネット100の前面から引き出された引き出し220によってキャビネット100から離間されてもよい。
【0157】
ドアパネル210は、正方形プレートの形状を有してもよい。ドアアセンブリ200が閉じた状態では、ドアパネル210は、加湿空気清浄機10の外観の前面を形成する。さらに、ドアパネル210は、家具と同様の美的外観を有することができるように、木材で作られる。
【0158】
ドアパネル210の下端部と第1のベース101との間には、凹部部分30が形成され、後方に凹んだ空間を形成されてもよい。
【0159】
凹部部分30には、キャビネット100内に空気を吸い込むための吸気口225が形成されてもよい。
【0160】
以下では、吸気口225を取入口225と呼ぶ場合がある。例えば、吸気口225は、引き出し220の底面に形成されてもよい。
【0161】
凹部部分30は、第1のベース101とドアパネル210の下方に形成された吸気口225との間の空間として画定されてもよい。
【0162】
さらに、凹部部分30は、ドアパネル210の下縁部と、下縁部より下に位置する第1のベース101と、で画定される開口部がベース接続部分115まで後方に延在する空間として画定されてもよい。
【0163】
キャビネット100の上部パネル105には、浄化された空気が排出される排出部分109が形成される。排出部分109は、上部パネル105の後側に位置してもよい。
【0164】
排出部分109は、上部パネル105と共に平坦面に形成されてもよい。例えば、排出部分109の上端部は、上部パネル105の上端部と同じ高さに形成されてもよい。
【0165】
ドアアセンブリ200は、ドアパネル210の後面から後方に延在する引き出し220をさらに含む。
【0166】
加湿空気清浄機10の洗浄部品が引き出し220に取り付けられている。洗浄部品は、エアフィルタアセンブリ280および加湿装置を含んでもよい。加湿装置は、加湿フィルタアセンブリ300、水槽260、および水容器270を含んでもよい。
【0167】
ドアアセンブリ200を前側に引き出してキャビネット100の前面を開くと、引き出し220に配置されたエアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および水容器270を一緒に前方に引き出すことができる。したがって、ユーザは、エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および水容器270に容易にアクセスすることができる。
【0168】
引き出し220は、キャビネット100から引き出されるか、キャビネット内に引き戻されるように、キャビネット100に結合されてもよい。したがって、引き出し220は、「ドア」または「収容部分」と呼ばれることがある。
【0169】
ドアアセンブリ200は、ドアアセンブリ200をキャビネット100から引き出す、またはキャビネット100内に戻す操作をガイドするレールガイド230をさらに含む。レールガイド230は、引き出し220の下部部分の両側に結合されてもよい。
【0170】
言い換えると、ドアアセンブリ200は、キャビネット100から前後方向に移動可能に設けられている。したがって、ドアアセンブリ200は、ドアアセンブリ200がキャビネット内に引き込まれた状態でキャビネット100の前端部分に密着するように設けられてもよい。
【0171】
詳細には、ドアアセンブリ200は、キャビネット100の開いた前面をシールするためのシーリング手段を含んでもよい。シーリング手段は、後述するシーリングフレーム211とシーリング部材212とを含んでもよい。
【0172】
シーリング手段は、キャビネット100とドアアセンブリ200との間に形成される微小な隙間をシールすることができる。したがって、外気が、凹部部分30または吸気口225に集中的に流入することができる。
【0173】
上部パネル105の前面には、空気清浄機の動作情報が表示されるディスプレイ108aが配置されている。ディスプレイ108aは、左右方向に長く延在してもよく、後述するディスプレイモジュール452の前部分の上面に設けられてもよい。さらに、ディスプレイ108aには、ユーザが入力可能な入力ユニット108bが設けられてもよい。
【0174】
入力ユニット108bを複数設けて、加湿空気清浄機10の動作モードや動作機能を設定してもよい。例えば、入力ユニット108bは、「電力入力ユニット」、「クリーン強度」、「高速クリーン」、「加湿クリーン」、「スリープモード」、「空気滅菌」、「モード照明」、および「ロック」などの設定モード(または機能)を実行するように、複数の入力ユニットを含んでもよい。
【0175】
ディスプレイ108aは、上部パネル105とドア200との間に配置されてもよい。詳細には、キャビネット100の上部部分には、下向きに凹んだディスプレイ溝108が形成される。例えば、ドアパネル210の上端部は、上部パネル105の前端部から前方に離間されてもよい。さらに、ディスプレイ溝108は、ドアパネル210と上部パネル105との間に形成される空間として画定されてもよい。
【0176】
したがって、ディスプレイ108aは、ディスプレイ溝108を介して外部に露出され、ユーザが動作情報を確認したり、入力ユニット108bを操作したりすることができる。
【0177】
上部パネル105は、ユーザが上部パネル105を貯蔵空間として利用できるように平らに構成される。商品、食品などが貯蔵空間に置かれる。そのため、ユーザが視覚的に確認する必要があるディスプレイを上部パネルに配置するのは容易ではない。ディスプレイが上部パネルの中央部分に配置されている場合、ディスプレイは物体または食物によって遮られる可能性がある。
【0178】
本実施形態では、このような問題を防止するために、ディスプレイ108aを上部パネル105の前面とドアの後面との間に配置してもよい。次に、ドア200が前方に引き出され、ディスプレイ108aの前面が外部に露出され得る。
【0179】
図3は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す分解斜視図である。図4は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部の構成を示す分解斜視図である。図5は、本発明の一実施形態によるドアパネルの構成を示す図である。図6は、本発明の一実施形態による水容器の底面の構成を示す図である。図7は、図1の線VI-VI’に沿った断面図である。
【0180】
図3図7を参照すると、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機10は、空気をフィルタ処理するためのエアフィルタアセンブリ280、空気を加湿するための加湿フィルタアセンブリ300、および空気の流れを生成するための送風ファン480を含む。ファンモータ485が、送風ファン480に結合されている。
【0181】
詳細には、キャビネット100は、上述の構成要素が配置される空間部分112を形成する本体フレーム110を含む。
【0182】
本体フレーム110は、前面、後面、上面が開放された六面体形状を有してもよい。詳細には、本体フレーム110の前面は開放されており、開放された前面はドアアセンブリ200によって遮蔽され得る。さらに、本体フレーム110の後面は開放されており、開放された後面は、ファンハウジング410およびハウジングカバー430によって遮蔽され得る。さらに、本体フレーム110の上面は開放されており、開放された上面は電気ユニット450によって遮蔽されてもよい。
【0183】
第1のベース101は、本体フレーム110の構成部分として理解することができる。
【0184】
2つのサイドパネル103は、本体フレーム110の両側に結合されている。言い換えると、本体フレーム110は、一方の側面である第1の側面と、他方の側面である第2の側面と、を含んでもよい。
【0185】
2つのサイドパネル103のうちの1つのサイドパネル103は、第1の側面に結合されてもよい。さらに、2つのサイドパネル103のうちの他方のサイドパネル103は、第2の側面に結合されてもよい。そこでは、第1の側面に結合されたサイドパネル103を第1のサイドパネル103と呼び、第2の側面に結合されたサイドパネル103を第2のサイドパネル103と呼ぶ。
【0186】
上部パネル105は電気ユニット450の上側に結合され、後部パネル107はハウジングカバー430の後側に結合される。
【0187】
一方、上述したように、ドアパネル、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル、および上部パネルのうちの少なくとも1つは、木材で形成されてもよい。
【0188】
したがって、複数のパネル103、105、107は、木材の変形を防ぎ、耐久性を高めるために、それぞれのパネル103、105、107の内面に切り込むことによって形成された、幅と奥行きが比較的小さい溝210bと、パネル103、105、107の内面に挿入された複数の補強フレーム215と、を含んでもよい。
【0189】
木製の溝210bは、パネルの延長方向に沿って長くてもよく、複数の溝に形成されてもよい。例えば、木製の溝210bは、複数のパネル103、105、107のうちの少なくとも1つに、内面の長手方向に直線状に刻まれてもよい。
【0190】
補強フレーム215は、複数のパネルに結合する構成に固定するための孔215aを有してもよい。例えば、引き出しの前面221に締結される締結部材を、ドアパネル210に挿入された補強フレーム215の孔215aに挿入してもよい。さらに、補強フレーム215は、金属材料で形成されてもよい。
【0191】
本体フレーム110の両側面に結合された第1および第2のサイドパネル103は、本体フレーム110の前面開口部を画定するバー110aの前方に延在してもよい。
【0192】
本体フレームのバー110aの前方に位置する第1および第2のサイドパネル103の各々の内面は、シーリングフレーム211の外面と密着してもよい。したがって、シーリングフレーム211の少なくとも2つの外面は、キャビネット100に密着して、ドアアセンブリ200に引き込まれた状態において吸気口225を除いた二重シーリング構造を提供することができる。
【0193】
本体フレーム110のバー110aは、本体フレーム110の前面開口部を画定するように長方形のフレームとして形成されてもよい。
【0194】
しかし、ドアアセンブリ200がキャビネット100から引き出されたりキャビネット100内に戻されたりするときに干渉が生じるのを避けるために、本体フレームのバー110aを所定の長さだけ切断して本体フレームとドアアセンブリとの間に空間を形成してもよい。
【0195】
ここで、所定の長さは、後述するシーリングフレーム211の下部ギャップD1に対応する長さと定義してもよい。例えば、本体フレームのバー110aは、開放されたベースを有する長方形で提供されてもよい。
【0196】
本体フレーム110のバー110aは、本体フレーム110の両側面の前端部に沿って延在してもよい。バー110aは、ディスプレイモジュール452の下側から延在して、本体フレーム110の両側面の上端部を接続してもよい。
【0197】
本体フレームのバー110aの下端部分110bは、本体フレーム110の両側面の前端部から互いに向かい合う方向に屈曲してもよい。そこで、バー110aの下端部分110bは、引き出し220と干渉しないように切断されてもよい。
【0198】
言い換えると、本体フレーム110の両側面からそれぞれ延在する本体フレームのバー110aの下端部分110bは、互いに向かい合う方向に所定の長さだけ互いに離間して延在してもよい。
【0199】
さらに、ドアアセンブリ200が引き込まれたときに、本体フレームのバー110aとシーリング手段とが密着するように設けられている。したがって、本体フレームのバー110aとシーリング手段とを互いに対応するように形成することができる。
【0200】
その結果、ドアパネル210の後側に設けられたシーリング手段は、バー110aと、バー110aから前方に突出するように延在する第1および第2のサイドパネル103の表面と、密着することができる。
【0201】
したがって、シーリング手段は、キャビネット100とドアアセンブリ200との間の隙間を2つの垂直面でシールすることができる。したがって、隙間への空気の流入をより効果的に遮断することができる。
【0202】
本体フレーム110の両側面には、複数の補強リブ111a、111bが設けられてもよい。補強リブ111a、111bは、横方向に延在する複数の第1の補強リブ111aと、第1の補強リブ111aと交差する方向に延在する複数の第2の補強リブ111bと、を含む。例えば、第2の補強リブ111bは、長手方向に延在してもよい。
【0203】
さらに、本体フレーム110の両側面には、電気ユニット450から排出された流体を下方に導くための排出流路111cが形成されてもよい。排出流路111cは、第1の補強リブ111aと第2の補強リブ111bとの間に形成された流路として理解することができる。
【0204】
ドアアセンブリ200は、前面の外観を形成するドアパネル210と、ドアパネル210の後側に延在する引き出し220と、を含む。
【0205】
ドアパネル210の横方向の幅は、2つのサイドパネル103間の距離よりも小さく設定されてもよい。したがって、ドアパネル210は、2つのサイドパネル103の間に挿入されて、平坦な表面を形成することができる。これによれば、ドアパネル210および2つのサイドパネル103は、ユーザに外観の統一感を与えることができる。したがって、ドアパネル210および2つのサイドパネル103は視覚的にきれいであり、家具としての認識に適した外観を提供することができる。
【0206】
ドアパネル210は、ユーザが保持できるように、ドアパネル210の後面の上部部分に凹んで形成されたハンドル溝210aを含んでもよい。したがって、ユーザは、ディスプレイ溝108に手を入れることにより、ハンドル溝210aを通して手を引っ張りながらドアアセンブリ200を引き出すことができる。
【0207】
ドアパネル210は、引き出し220の前面との結合をガイドするためのパネルフレーム218をさらに含んでもよい。
【0208】
パネルフレーム218は、ドアパネル210の後面に結合されてもよい。パネルフレーム218は、後述するシーリングフレーム211の内側に位置してもよい。例えば、パネルフレーム218は、締結部材によって後述するパネル結合部分221aに結合されてもよい。
【0209】
一方、前述したように、ドアアセンブリ200はシーリング手段をさらに含んでもよい。シーリング手段は、シーリングフレーム211およびシーリング部材212を含んでもよい。
【0210】
詳細には、シーリングフレーム211は、ドアパネル210の後面に結合されてもよい。シーリングフレーム211は、本体フレーム110のバー110aに対応するように形成されてもよい。例えば、シーリングフレーム211は、開放されたベースを有する長方形の形状を有してもよい。
【0211】
言い換えると、シーリングフレーム211の下部部分は、所定の長さD1だけ切断されてもよい。例えば、シーリングフレーム211の下部部分は、吸気口225と連通する開口部を形成してもよい。これにより、シーリングフレーム211の下端部分211a、211bは、互いに向かい合う方向に所定の長さD1だけ離間され得る。
【0212】
シーリングフレーム211の下端部分211a、211bは、吸気口225の下方、または吸気口225の前部部分の両側端部に位置してもよい。詳細には、下端部分211a、211bは、バー110aの下端部分110bと共に吸気口225と連通する切開空間(またはシーリングフレームギャップ)を形成してもよい。
【0213】
切開空間(または下端部分211aと下端部分211bとの間のシーリングフレームギャップ)は、吸気口225の一部225aと流れ連通している。例えば、下端部分211a、211bと下端部分110bとが互いに密着している場合、切開空間(またはシーリングフレームギャップ)は、吸気口225の両前端部を画定してもよい。したがって、ドアパネル210の下端部から吸い込まれた空気は、切開空間に集中的に流入することができる。
【0214】
具体的には、シーリングフレーム211の下端部は、一方の下端部で垂直に曲げられた第1の端部部分211aと、他方の下端部で垂直に曲げられた第2の端部部分211bと、を含んでもよい。第1の端部部分211aおよび第2の端部部分211bは、水平方向に延在し、所定の長さD1だけ離間してもよい。
【0215】
所定の長さD1は、シーリングフレーム211の下部ギャップD1と呼ぶことができる。
【0216】
シーリングフレーム211の下端部分211a、211bは、下部ギャップD1だけ互いに離間しているため、第1の端部部分211aと第2の端部部分211bとの間のシーリングフレームギャップは、吸気口225の一部225pを形成してもよい。
【0217】
したがって、ドアアセンブリが本体フレーム110内に引き込まれ、シーリングフレーム211と本体フレームのバー110aとが互いに接触する場合に、シーリングフレーム211の下端部分211a、211b、および本体フレームのバー110aの下端部分110bは、下向きに切り開かれて吸入ポート255の一部225pを形成し、その結果、空気の取り入れ断面積を広げることができる。
【0218】
一方、下部ギャップD1は、後述する吸気口225の左右方向の幅W1に対応する長さとして理解することができる。
【0219】
シーリングフレーム211の外周の長さは、ドアパネル210の外周の長さより小さくてもよい。シーリングフレーム211と本体フレームのバー110aの外周の長さは同一であってもよい。
【0220】
さらに、ドアパネル210の周囲長は、キャビネット100の前面の周囲長より小さくてもよい。ドアパネル210の上部縁部は、キャビネット100の前端部の上部縁部に対応する高さに配置されてもよい。したがって、ドアパネル210の下側には、空気の流入を導くための凹状空間または凹部部分30が形成されている。
【0221】
一方、シーリングフレーム211の幅D2は、バー110aから前方に突出した第1および第2のサイドパネル103の長さに対応する長さに設定されてもよい。
【0222】
したがって、シーリングフレーム211は、本体フレームの第1および第2のサイドパネル103とバー110aとに密着し、それにより、不必要な流量損失およびノイズを低減する。シーリングフレーム211は、空気の取り入れを凹部部分30または吸気口225に集中させてもよい。
【0223】
言い換えると、引き出し220が本体フレーム110内に引き込まれる場合に、本体フレーム110の前面開口部を画定するバー110aの前面とシーリングフレーム211の前面とが互いに密着することができる。このとき、シーリングフレーム211の外面は、第1のサイドパネル103または第2のサイドパネル103に密着してもよい。
【0224】
要するに、シーリングフレーム211の外面の少なくとも2つは、前面開口部をシールするために、バー110a、第1のサイドパネル103、および第2のサイドパネルのうちの少なくとも1つと密着することができる。
【0225】
したがって、シーリングフレーム211と本体フレーム110との間の二重シーリングが可能であるので、吸気口225に導入された空気の流れは、漏れまたは損失なしにエアフィルタアセンブリ280に効果的に導かれ得る。
【0226】
一方、シーリングフレーム211は、シーリング部材212が挿入される中央溝を形成してもよい。中央溝は、シーリングフレーム211の後面の中央部分を凹ませることにより形成されてもよい。中央溝は、シーリングフレーム211の延在する方向に延在してもよい。
【0227】
シーリング部材212は、シーリングフレーム211の後面に挿入されてもよい。言い換えると、シーリング部材212は、シーリングフレーム211の中央溝に挿入することができる。
【0228】
シーリング部材212は、シーリング部材212が本体フレームのバー110aに密着するときに、気密性を維持できる材料で形成されてもよい。例えば、シーリング部材212はゴムを含んでもよい。
【0229】
ドアパネル210は、エアフィルタアセンブリ280の上部部分に設けられたフィルタカバー282aと密着するカバーフレーム211cをさらに含んでもよい。
【0230】
カバーフレーム211cは、シーリングフレーム211の上側を形成する上部部分に接続されてもよい。例えば、カバーフレーム211cは、カバーフレーム211cのシーリングフレーム211の上側から丸く下向きに延在してもよい。
【0231】
カバーフレーム211cの後面は、フィルタカバー282aの前面に対応するように形成されてもよい。例えば、フィルタカバー282aの前面が丸い形状に形成される場合には、カバーフレーム211cの後面は、対応する丸い形状に形成されてもよい。
【0232】
したがって、ドアアセンブリ200がキャビネット100内に引き込まれると、カバーフレーム211cがフィルタカバー282aに密着し、吸気口225に吸い込まれた空気が損失または漏れがなくエアフィルタ285を通過するように導くことができる。
【0233】
引き出し220の前面221は、ドアパネル210の後面に結合されてもよい。言い換えると、ドアパネル210は、本体フレーム110の前面開口部を覆ってもよい。
【0234】
一方、引き出しの前面221は、引き出しのドア前面部分221または「第1の壁」と呼ぶことができる。さらに、ドアパネル210とドア前面部分221とを合わせて「ドア前面部分」と呼ぶことがある。
【0235】
ドア前面部分221には、ドアパネル210の後面に結合されたパネル結合部分221aが設けられてもよい。例えば、パネル結合部分221aは、ドア前面部分221から後方に凹んでおり、締結部材は、パネル結合部分221aがドアパネル210のパネルフレーム218に締結され得るようにパネル結合部分221aに結合される。
【0236】
引き出し220は、ドア前面部分221の後面からエアフィルタ台座部分226の前面まで延在するコネクタ221bをさらに含んでもよい。
【0237】
言い換えると、コネクタ221bは、ドア前面部分221と、吸気口225として画定されるエアフィルタ台座部分226と、の間の空間に配置されてもよい。
【0238】
コネクタ221bは、ドア前面部分221の後面の下部部分に配置されてもよい。コネクタ221bは、吸気口225の上方に配置されてもよい。例えば、コネクタ221bは、ドア前面部分221の後面から吸気口225に流れる空気の抵抗を最小限にするために、比較的細い幅を有するように後方に延在してもよい。
【0239】
コネクタ221bは、吸気口225が位置することによる影響が比較的弱くなるようにドア前面部分221を支持することができる。したがって、コネクタ221bは、ドア前面部分221の変形を防止し、それによって引き出し220の耐久性を向上させることができる。
【0240】
引き出し220は、ドア前面部分221の両側から後方に延在するドア側面部分222と、ドア側面部分222の下方に設けられたドア下面部分224と、ドア下面部分224の後側から上方に向かって延在するドア後面部分223と、をさらに含む。
【0241】
一方、ドア側面部分222は、引き出し220の側面または引き出しの「第2の壁」と呼ばれる場合がある。ドア下面部分224は、引き出し220の底面または引き出しの「第3の壁」と呼ばれる場合がある。同様に、ドア後面部分223は、引き出し220の後壁または引き出しの「第4の壁」と呼ばれる場合がある。
【0242】
吸気口225は、ドア下面部分224に形成されてもよい。
【0243】
さらに、水槽260、水容器270、および加湿フィルタアセンブリ300が設置される設置空間は、ドア前面部分221、ドア下面部分224、ドア側面部分222、およびドア後面部分223によって引き出し220内に画定され得る。
【0244】
例えば、エアフィルタアセンブリ280は、引き出し220の前部部分に取り付けられてもよい。エアフィルタアセンブリ280は、エアフィルタケース281と、エアフィルタケース281に結合されたエアフィルタ285と、を含んでもよい。エアフィルタアセンブリ280は、上方に持ち上げられて分離されるように配置されてもよい。
【0245】
水容器270は、引き出し220のほぼ中央部分、すなわち、前後方向に関してエアフィルタアセンブリ280の後側に配置されてもよい。
【0246】
水容器270は、水槽260の内側に取り付けられてもよい。水容器270は、上方に持ち上げられて水槽260から分離されるように配置することができ、ユーザは、水容器270を分離して水を補充したり、水容器270を洗浄したりすることができる。さらに、開閉可能な水容器蓋271が水容器270に設けられてもよい。
【0247】
水を排出するためのバルブ孔272bと、バルブ孔272bを選択的に開閉するバルブ装置276とが、水容器270の底面272に設けられてもよい。
【0248】
水容器270の底面272は、バルブ装置276を囲むように突出するバルブブラケット273をさらに含んでもよい。バルブブラケット273は、バルブ装置276を保護するために、バルブ装置276の周りに半径方向に離間されてもよい。例えば、バルブブラケット273は、底面272から下方に突出する円筒形状を有してもよい。
【0249】
水容器270の底面272には、バルブブラケット273およびバルブ装置276が後述するフロート装置267と結合される結合空間272aが形成されてもよい。例えば、結合空間272aは、凹状空間として形成されてもよい。
【0250】
バルブ装置276は、水容器270が水槽260に設けられた水容器支持部分261に載置されるとバルブ孔275aを開けることができ、バルブ装置276は、水容器270が水容器支持部分261から分離されるとバルブ孔275aを閉じることができる。
【0251】
水槽260は、上部部分が開放された実質的に六面体形状を有してもよい。水槽260の下部部分には、水容器270を支持するための水容器支持部分261が含まれる。水容器支持部分261は、平坦な表面を形成する。
【0252】
水槽260は、水容器支持部分261から下方に突出し、かつフロート装置267が取り付けられる空間を有するフロート収容部分262をさらに含む。フロート収容部分262は、内部が空の中空形状であってもよい。例えば、フロート収容部分262は、水容器支持部分261のほぼ中央部分に配置されてもよい。
【0253】
フロート収容部分262は、水を貯蔵する第1の貯水部分229aを形成し、第1の貯水部分229aに貯蔵された水位に応じてフロート装置267が上下方向に移動するように設けられ得る。このとき、第1の貯水部分229aの水位が設定水位以上になると、フロート装置267が上昇して、水容器270のバルブ孔275aを閉じることができる。
【0254】
水槽260には、フロート収容部分262から後方に延在して水を貯蔵する第2の貯水部分229bが形成されてもよい。第2の貯水部分229bは、第1の貯水部分と連通し、第1の貯水部分と同じ水位を形成してもよい。
【0255】
加湿フィルタアセンブリ300は、第2の貯水部分229bに取り付けられてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の内部空間の後部部分に収容されてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、水容器270の後側に配置されてもよい。
【0256】
加湿フィルタアセンブリ300は、加湿フィルタケース310と、加湿フィルタケース310に回転可能に支持され、水槽260に貯蔵された水を吸収する加湿フィルタ330と、を含む。
【0257】
加湿フィルタ330は、円形の加湿フィルタフレーム331と、加湿フィルタフレーム331の内側に配置され、円形形状を有するフィルタ媒体332と、を含む。
【0258】
加湿フィルタ330の下部部分は、第2の貯水部分229bに浸漬するように配置されてもよい。
【0259】
加湿フィルタ330は、実質的に円形であり、加湿フィルタ330の外周部分は、水を保持することができる構造を有する収集リブ331aを含む。収集リブ331aは、加湿フィルタフレーム331の内側に設けられ、半径方向に延在してもよい。複数の収集リブ331aが設けられ、複数の収集リブ331aの間の空間が貯水空間を形成する。加湿フィルタ330および加湿フィルタフレーム331は、水車と同様の構造を有してもよい。
【0260】
加湿フィルタ330が回転可能に設けられると、収集リブ331aによって収集された水が上方に移動する。そして、水は重力により加湿フィルタ330の中央部分に流れる。加湿フィルタ330は、水を容易に吸収できる布、フェルト、またはスポンジ材料で作られてもよい。
【0261】
水槽260の内部に光を照射するための殺菌装置269が水槽260の後側に配置され、水槽260に貯蔵された水を殺菌することができる。例えば、殺菌装置269は紫外線LEDを含んでもよい。
【0262】
加湿空気清浄機10は、キャビネット100の内側に配置されたハウジングアセンブリ400をさらに含む。ハウジングアセンブリ400は、ドアアセンブリ200の後側に配置されてもよい。言い換えると、ハウジングアセンブリ400は、引き出し220の後部部分223の後側に配置される。
【0263】
詳細には、ハウジングアセンブリ400には、空気流を生成するための送風ファン480と、送風ファン480の前に配置されてその中に空気を吸い込むファン吸気口415を有するファンハウジング410と、ファンハウジング410の後側に結合されたハウジングカバー430と、が設けられる。送風ファン480は、ファンハウジング410とハウジングカバー430とによって画定されるファン設置空間に取り付けられてもよい。
【0264】
送風ファン480は、軸方向に空気を吸い込み、半径方向に空気を排出する遠心ファンを含む。例えば、遠心ファンはシロッコファンを含んでもよい。送風ファン480の軸方向は、前後方向であってもよい。送風ファン480に接続されたファンモータ485は、ファンハウジング410の中央部分に支持されており、送風ファン480の中央に軸方向に結合することができる。
【0265】
ファンハウジング410は、ファン吸気口415を含む(図13を参照)。ファン吸気口415は、半径方向または円周方向に延在する吸気ガイドリブを含んでもよい。吸気ガイドリブにより、ユーザの手が送風ファン480に導入されることを防止できる。
【0266】
加湿空気清浄機10は、複数の電気部品を有する電気ユニット450をさらに含む。電気ユニット450は、本体フレーム110の開放された上部部分を覆う電気プレート451をさらに含み、電気部品453は、電気プレート451の上面に取り付けられてもよい。
【0267】
言い換えると、キャビネット100は、エアフィルタ285および送風ファン480が設置される空調空間と、電気部品が設置される電気空間と、を含む。空調空間と電気空間は、電気プレート451により上下に仕切られている。言い換えると、電気空間は電気プレート451の上方に位置してもよく、空調空間は電気プレート451の下方に位置してもよい。
【0268】
電気プレート451は、ハウジングアセンブリ400の上部部分から前方に延在してもよい。上部パネル105は、電気部品453を保護するために電気プレート451の上側に結合される。
【0269】
電気ユニットは、ディスプレイ108aを有するディスプレイモジュール452をさらに含んでもよい。ディスプレイモジュール452は、電気プレート451の前部部分に配置されてもよい。ディスプレイ108aは、ディスプレイ溝108を通して外部に露出されてもよい。
【0270】
本体フレーム110の内側に、ドアアセンブリ200を出し入れする操作をガイドするために、スライドレール235を設置することができる。
【0271】
スライドレール235は、本体フレーム110の下部部分の両側に配置されてもよい。スライドレールは、バー110aの下端部分110bの上方に配置されてもよい。
【0272】
したがって、バー110aの下端部分110bとシーリングフレーム211の下端部分211a、211bが前後方向に互いに密着するので、スライドレール235とレールガイド230により形成される隙間(または空間)をシールすることが可能である。したがって、吸気口225に流入する空気の流れを効果的に導くことができる。
【0273】
スライドレール235は、本体フレーム110の内面に結合された本体結合部分235aを含んでもよい。
【0274】
レールカバー236は、スライドレール235の外側に配置されている。レールカバー236により、スライドレール235は外部に露出されなくてもよい。
【0275】
ドアアセンブリ200の両側面には、レールガイド230が設けられる。レールガイド230は、スライドレール235に結合され、スライドレール235から引き出されるか、スライドレール235内に引き込まれることができ、前後にスライドすることができる。
【0276】
さらに、レールガイド230またはスライドレール235は、前方および後方の移動距離を制限するためのストッパを含んでもよい。
【0277】
引き出し220が最大限に引き出される場合、加湿フィルタアセンブリ300は、本体フレーム110の前面開口部によって形成される平坦な表面上に配置されてもよい。
【0278】
言い換えると、ストッパは、引き出し220をキャビネットから引き出すことができる最大距離を設定することができる。ストッパは、加湿フィルタアセンブリ300の位置に応じて、引き出し220をキャビネットから引き出すことができる最大距離を決定してもよい。
【0279】
本体フレーム110は、照明装置が取り付けられる照明ブラケット116をさらに含む。照明ブラケット116は、本体フレーム110の下方に配置されてもよく、第1のベース101から離間されてもよい。照明ブラケット116は、第1のベース101に面するように配置されてもよい。
【0280】
本体フレーム110は、第1のベース101から上方に延在するベース接続部分115をさらに含む。
【0281】
ベース接続部分115は、照明ブラケット116の後部部分から第1のベース101に向かって下方に延在することが理解できる。
【0282】
凹部部分30は、第1のベース101と照明ブラケット116との間の空間を形成してもよい。ベース接続部分115は、凹部部分30の後側を遮蔽してもよい。
【0283】
さらに、上述したように、凹部部分30は、第1のベース101、ベース接続部分115、および照明ブラケット116により画定される空間として理解することができる。
【0284】
本体フレーム110は、ベース接続部分115から後方に延在し、かつ引き出し220を支持する第2のベース113をさらに含む。第2のベース113は、平坦な表面を形成し、引き出し220のドア下面部分224を支持することができる。第1のベース101および第2のベース113は、集合的に「ベース」と呼ばれることがある。
【0285】
本体フレーム110は、第1のベース101、ベース接続部分115および第2のベース113の構成により、前部部分から後側に向かって上方に階段状になった構成を有してもよい。ドアアセンブリ200は、第2のベース113に支持されてキャビネット100から出し入れされるので、ドアアセンブリ200の下部部分は第1のベース101から上方に離間され、その空間は凹部部分30を構成するので、吸気口225と連通することができる。
【0286】
照明装置は、照明源122aを有する照明PCB122と、照明PCB122に結合された照明ケース124と、を含む。複数の照明源122aを設けてもよく、複数の照明源122aを左右方向に配置してもよい。
【0287】
照明ケース124は、照明ケース124の内部空間を複数の空間124aに区画する区画リブ124bを含み、照明源122aは、複数の空間124aにそれぞれ配置されてもよい。照明源122aは、照明PCB122の1つの表面に結合され、光を下方に放射するように構成されてもよい。例えば、照明源122aは、照明PCB122の底面または前面に取り付けられてもよい。
【0288】
第1のベース101の上面に反射プレート120を設けてもよい。反射プレート120は、複数の照明源122aの下方に配置され、照明源122aから放射された光を穏やかに反射または拡散するように設けられてもよい。照明源122aは、反射プレート120の上側に配置され、反射プレート120に向かって下方に光を照射する。凹部部分30は、照明源と反射プレート120との間に形成されてもよい。
【0289】
加湿空気清浄機1は、照明源122aによって照射される光に応じて、凹部部分30または吸気口225が位置する領域に穏やかな光を提供することができる。したがって、照明装置は、ムード照明とも呼ばれることがある。
【0290】
照明ケース124の前面に人体検知センサを設置してもよい。人体検知センサは、ドアパネル210の方向に接近する人体を検知することができる。例えば、人体検知センサが加湿空気清浄機1に接近する人体を検知すると、照明装置は、照明源122aの明るさを調整するように動作することができる。
【0291】
図8は、本発明の一実施形態による、エアフィルタと加湿フィルタがドアに配置された状態を示す図であり、図9は、本発明の一実施形態によるドアに配置されたエアフィルタが分離された状態を示す図であり、図10は、本発明の一実施形態によるドアの構成を示す斜視図であり、図11は、本発明の一実施形態によるエアフィルタの装着をガイドするための構成を示す図であり、図12は、本発明の一実施形態によるドアの構成を示す平面図であり、図13は、本発明の一実施形態によるキャビネットの内部構造を示す図である。
【0292】
図8から図13を参照すると、ドアアセンブリ200は、上述のように、ドアパネル210の後側に結合された引き出し220を含む。
【0293】
引き出し220は、キャビネットから前方に引き出され、キャビネット内に後方に引き込まれるように設けられてもよい。言い換えると、引き出し220は、家具の引き出しと同様の構成で設けられてもよい。
【0294】
引き出し220は、エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、水容器270、および水槽260を含んでもよい。
【0295】
上述したように、引き出し220には、前面221と、前面221の両側端部から後方に延在する両側面222と、両側面222の下端部分に接続するように延在し、前面221と共に前後方向に離間した空間225を形成する底面224と、底面224の後端部と両側面222の後端部とを接続する後面223と、が設けられる。
【0296】
両側面222は、後側に向かって高さが低くなるように傾斜するように延在してもよい。両側面222および後面223の後端部は、前面221の高さよりも低くなるように上方に延在してもよい。
【0297】
上述したように、引き出し220の下部部分にベース面を形成する引き出しの底面224は、ドア下面部分224と呼ばれる場合がある。
【0298】
また、引き出しの前面221は、ドア前面部分221と呼ばれる場合がある。
【0299】
ドア下面部分224には、空気が吸い込まれる吸気口225が形成されている。吸気口225は、ドア前面部分221の後側に位置してもよい。例えば、吸気口225は、ドア下面部分224の少なくとも一部を通して形成されてもよい。
【0300】
吸気口225の左右方向の幅W1は、前後方向の幅W2よりも大きくてもよい。左右方向の幅W1は、エアフィルタアセンブリ280の横方向の幅に対応する大きさを有してもよい。
【0301】
加湿空気清浄機10の外部の空気は、凹部部分30を介して吸気口225に吸い込まれ得る。次に、吸い込まれた空気は上方に流れ、エアフィルタ285を通過する間に浄化される。
【0302】
ドア下面部分224は、エアフィルタアセンブリ280が着座するエアフィルタ台座部分226を含む。
【0303】
エアフィルタ台座部分226は、エアフィルタ台座面と呼ばれる場合がある。吸気口225は、エアフィルタ台座部分226の前端部から引き出し220の前面221まで形成された開口部として画定されてもよい。
【0304】
エアフィルタ台座部分226は、吸気口225の後側に配置することができる。エアフィルタアセンブリ280の底面はエアフィルタ台座部分226に着座するため、エアフィルタ台座部分226は、エアフィルタアセンブリ280の底面に対応する平坦な表面として形成されてもよい。
【0305】
エアフィルタ台座部分226には、エアフィルタアセンブリ280を後側から支持するためのジョー226aが設けられてもよい。
【0306】
ジョー226aは、エアフィルタ台座部分226の後縁部から上方に突出してもよい。ジョー226aは、「後部支持ジョー」と呼ばれる場合がある。
【0307】
ドア下面部分224は、水槽260が置かれる台座面227をさらに含む。水槽260が置かれる台座面は、水槽台座部分227または水槽台座面と呼ばれる場合がある。
【0308】
さらに、エアフィルタ台座部分226と水槽台座部分227とをまとめて「台座部分」または「台座面」と呼ぶ場合がある。
【0309】
水槽台座部分227は、エアフィルタ台座部分226よりも低い位置に形成されてもよい。例えば、引き出し220の底面224には、エアフィルタ台座部分226からエアフィルタ台座部分226の後側に向かって下方に凹んだ水槽台座部分227が形成されてもよい。さらに、水槽台座部分227の底面は平坦な名称で形成されてもよい。
【0310】
したがって、水槽260が水槽台座部分227に着座すると、水槽260がエアフィルタアセンブリ280より低い位置に配置されるので、水槽は空気の流れを妨げることがなく、貯えられた水が空気の流路に飛び散ることがない。
【0311】
一方、ジョー226aは、引き出し220の内部空間を、エアフィルタアセンブリ280が設置される空気浄化空間と、水槽260が設置される空気加湿空間とに区分することができる。
【0312】
空気加湿空間では、水容器270から供給された水が貯水部分229a、229bに貯えられ、加湿フィルタアセンブリ300の回転動作により貯蔵された水が汲み上げられ、空気を加湿する加湿処理が行われる。
【0313】
加湿処理によって流れる水が空気清浄空間に飛散したり流れ込んだりすると、加湿空気清浄機1が設置された室内空間が吸気口225を通して汚染される可能性がある。さらに、エアフィルタアセンブリ280の空気浄化性能を低下させる可能性がある。
【0314】
したがって、ジョー226aは、空気加湿空間から空気浄化空間に水が飛散するのを防ぐ防水機能を果たすことができる。言い換えると、ジョー226aは、水槽台座部分227およびエアフィルタ台座部分226よりも高くなるように上方に延在してもよい。
【0315】
エアフィルタ台座部分226は、水槽台座部分227よりも上方に位置してもよい。ジョー226aの上端部は、水槽台座部分227の底面よりも所定の高さH4だけ高く位置してもよい。
【0316】
言い換えると、ジョー226aは、水槽台座部分227から所定の高さH4だけ上方に延在してもよい。
【0317】
ここで、所定の高さH4は、水槽260の最大高さよりも大きく設定されてもよい。例えば、水槽260の最大高さは、貯水部分229a、229bを画定する水槽260の底面から、水槽260の外観を形成する水容器支持部分261の最上端部までの距離として定義されてもよい。
【0318】
言い換えると、所定の高さH4は、水槽260の最下端部から最上端部までの垂直距離よりも大きくなるように設定されてもよい。したがって、ジョー226aは、水槽台座部分227に位置する貯水部分から空気浄化空間への水の流入を防止することができる。
【0319】
吸気口225、エアフィルタ台座部分226、および水槽台座部分227は、引き出し220内で前後方向に順番に整列されてもよい。したがって、吸気口225に吸い込まれた空気は後方に流れ、エアフィルタ285および加湿フィルタ330を通過するため、流動性を向上させることができる。
【0320】
さらに、引き出し220の底面の前部領域に形成された吸気口225によりドアパネル210の下端部に流入する空気は、吸気口225を介して上側に流れることができる。
【0321】
吸気口225を通過した空気は、エアフィルタ台座部分226に着座したエアフィルタアセンブリ280を通過し、加湿フィルタアセンブリ300は、水槽台座部分227に着座し、したがって空気浄化および空気加湿を行うことができる。
【0322】
ここで、エアフィルタアセンブリ280と加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の上側から挿入されるため、空気が流入する領域(またはエリア)は、エアフィルタ台座部分226と水槽台座部分227に相対的に垂直方向または長手方向に形成されてもよい。
【0323】
言い換えると、吸気口225を通過して上方に導かれる空気の流路は、横方向に曲げられてもよく、したがって、空気がエアフィルタ285および加湿フィルタ330を通過する。
【0324】
したがって、上記の空気流路による本発明の実施形態による加湿空気清浄機1は、エアフィルタ285および/または加湿フィルタ330の上端部が下端部よりも前方に傾斜するように取り付けることができる。したがって、空気浄化効果および空気加湿効果を向上させることができる。
【0325】
言い換えると、エアフィルタアセンブリ280は、引き出し220内に斜めに挿入されてもよい。したがって、上記の空気流路における空気の取り入れ面積を最大限に向上させることができる。
【0326】
具体的には、エアフィルタアセンブリ280は、吸気口225の後端部に位置する下端部と、ドア前面部分221の上端部に位置する上端部と、を有してもよい。
【0327】
このとき、エアフィルタアセンブリ280の下端部から上端部までの長さは、ドア前面部分221の上端部から吸気口225の前端部までの長さおよび/または吸気口225の前端部からエアフィルタアセンブリ280の下端部までの長さよりも長くてもよい。
【0328】
エアフィルタアセンブリ280の下端部から上端部までの長さH3は、少なくとも吸気口225の前端部から下端部までの第1の長さH1および吸気口225の前端部からドア前面部分の上端部までの第2の長さH2の少なくとも一方より長くなるように形成されてもよい。
【0329】
以下では、吸気口225の位置および形状により、取り入れ面積を最大化し、エアフィルタ285を簡単かつ安定的に固定し支持するための設置構造について詳細に説明する。
【0330】
ドア側面部分222は、エアフィルタアセンブリ280の両側面部分を支持するためのフィルタガイド225aを含む。
【0331】
フィルタガイド225aは、エアフィルタ台座部分226の両側端部から斜め上方に延在してもよい。フィルタガイド225aは、所定の角度α1で傾斜することにより、下部部分から上部部分に向かって前方に延在してもよい。
【0332】
言い換えると、フィルタガイド225aは、ドア下面部分224に向かって斜め後方に延在してもよい。したがって、エアフィルタアセンブリ280がエアフィルタ台座部分226に着座する場合に、エアフィルタアセンブリ280は、斜め前方に傾斜するように配置されてもよい。
【0333】
したがって、ユーザは、エアフィルタアセンブリ280を容易に上方に持ち上げることができる。したがって、フィルタガイド225aは、引き出し220からのエアフィルタアセンブリ280の分離を容易にすることができる。
【0334】
さらに、ドア側面部分222は、フィルタガイド225aの両側方向に延在し、かつエアフィルタアセンブリ280の前面の両側端部を支持するフィルタ支持部分225bをさらに含む。
【0335】
フィルタ支持部分225bは、フィルタガイド225aの前部部分から左右方向(または両側方向)に所定の長さだけ延在してもよい。所定の長さは、エアフィルタアセンブリ280のエアフィルタ285と干渉しない長さに設定されてもよい。
【0336】
フィルタ支持部分225bは、エアフィルタアセンブリ280の前面の一部を支持してもよい。言い換えると、フィルタ支持部分225bは、エアフィルタアセンブリ280が傾斜して配置された状態で前方に倒れないようにエアフィルタアセンブリ280を支持する「前部支持ジョー」として機能することができる。
【0337】
フィルタ支持部分225bはまた、所定の角度α1の傾きで下端部から上端部に向かって前方に延在してもよい。言い換えると、後述するフィルタ支持部分225bの斜辺は、上端部から下端部に向かって所定の角度α1だけ後方に傾斜するように延在してもよい。
【0338】
言い換えると、フィルタ支持部分225bとドア前面部分221とがなす角度は、所定の角度α1を形成する。所定の角度α1は鋭角を形成し、例えば5~45度の範囲で形成されてもよい。
【0339】
したがって、エアフィルタアセンブリ280の前面、両側面、および両側面の上端部の一部は、フィルタガイド225aおよびフィルタ支持部分225bによって支持されるので、これにより、エアフィルタアセンブリ280を前方に傾けて配置しても、エアフィルタアセンブリ280を安定に固定することができる。
【0340】
一方、エアフィルタアセンブリ280の前面を支持するフィルタ支持部分225bの表面の長さは、エアフィルタアセンブリ280の前面の垂直方向の長さに対応する長さとして形成してもよい。例えば、エアフィルタ285の垂直方向の長さは、フィルタ支持部分225bによって支持される側面の長さに等しくてもよい。
【0341】
詳細には、フィルタ支持部分225bは、下端部がエアフィルタ台座部分226の前端部に形成され、上端部がドア前面部分221の上端部に形成されている。言い換えると、フィルタ支持部分225bは、エアフィルタ台座部分226の前端部からドア前面部分221の上端部まで前方に傾斜するように延在してもよい。したがって、吸気口225は、フィルタ支持部分225bの下端部に配置されてもよい。
【0342】
ここで、吸気口225の幅H1は、エアフィルタ台座部分226の前端部とドア前面部分221の後面との間の距離として定義されてもよい。言い換えると、フィルタ支持部分225bのベースの長さH1は、吸気口225の幅H1として定義されてもよい。フィルタ支持部分225bのベースの長さは、第1の長さH1と呼ばれる場合がある。
【0343】
さらに、フィルタ支持部分225bとドア前面部分221とが互いに接触する縁部の長さH2は、フィルタ支持部分225bの下端部から水平方向に前側に離間するように対応するドア前面部分221の点からドア前面部分221の上端部までの長さとして定義することができる。この場合、フィルタ支持部分225bの縁部の長さは、第2の長さH2と呼ばれる場合がある。
【0344】
さらに、フィルタ支持部分225bの斜辺の長さH3は、エアフィルタ台座部分226の前端部からドア前面部分221の上端部までの長さH3として定義されてもよい。この場合、フィルタ支持部分225bの斜辺の長さは、第3の長さH3と呼ばれる場合がある。
【0345】
フィルタ支持部分225bは、エアフィルタアセンブリ280の前面を前側から支持してもよい。詳細には、フィルタ支持部分225bは、エアフィルタアセンブリ280のフィルタケース281を支持してもよい。具体的には、フィルタ支持部分225bは、後述する第1のケース部分281aの前端部分に接触して支持され得る。
【0346】
第1のケース部分281aの前端部分は、フィルタ支持部分225bの斜辺に対応する長さH3を有するように形成されてもよい。したがって、エアフィルタ285の前面は、フィルタ支持部分225bの斜辺に対応する長さH3として形成されてもよい。
【0347】
第3の長さH3は、第2の長さH2および第1の長さH1よりも長く設定されてもよい。
【0348】
言い換えると、フィルタ支持部分225bの斜辺は、フィルタ支持部分225bの縁部よりも長く延在する。したがって、エアフィルタ285は、フィルタ支持部分225bの垂直方向の縁部より長く延在してもよい。
【0349】
さらに、フィルタ支持部分225bの縁部は、吸気口225の幅よりも長く延在してもよい。
【0350】
したがって、エアフィルタ285は、空気の取り入れ面積を最適化するために、引き出し220に斜め方向に挿入することができる。
【0351】
さらに、ユーザが、ドア上面部分228の分離したエアフィルタアセンブリ280の下端部を、分離したエアフィルタアセンブリ280の下端部がドア上面部分228に挿入された状態にしておくことを可能にすることによって、エアフィルタアセンブリ280は、重力によりフィルタ支持部分225bのガイドに沿って下方にスライドする。その結果、エアフィルタアセンブリ280を容易に取り付けることができる。
【0352】
フィルタ支持部分225bの側面は、三角形状に形成されてもよい。例えば、フィルタ支持部分225bのベースは、フィルタ支持部分225bの斜辺に対して垂直であってもよい。言い換えると、フィルタ支持部分225bの側面は直角三角形を形成してもよい。この場合、フィルタ支持部分225bの斜辺の長さH2は、既知の数式から導出されてもよい。
【0353】
フィルタガイド225aには、エアフィルタアセンブリ280の後側をガイドし支持するために突出するガイドリブ225cが設けられている。
【0354】
ガイドリブ225cは、エアフィルタ台座部分226の両側の後端部に配置されてもよい。ガイドリブ225cは、エアフィルタ台座部分226から上方に延在し、上部部分が後方に屈曲していてもよい。
【0355】
ガイドリブ225cは、ジョー226aから上方に延在する第1の部分225dと、第1の部分225dの上部部分から後方に屈曲した第2の部分225eと、を含む。
【0356】
エアフィルタケース281には、ガイドリブ225cに接触する装着突起280aが設けられている。装着突起280aは、エアフィルタケース281から後方に突出してもよい。エアフィルタアセンブリ280がエアフィルタ台座部分226に装着されると、装着突起280aがガイドリブ225cの前面に接触する。
【0357】
エアフィルタアセンブリ280がエアフィルタ台座部分226に向かって下方に移動すると、装着突起280aは、第2の部分225e、225dの前側を通過して、第1の部分225dの前側に向かう。
【0358】
このとき、第2の部分225eは第1の部分225dから屈曲しているので、装着突起280aは第2の部分225eと干渉することなく容易に下方に移動し、装着突起280aが第1の部分225dと干渉すると、エアフィルタアセンブリ280の装着が完了され得る。装着突起280aとガイドリブ225cとの接触により、エアフィルタアセンブリ280の揺れを防止することができる。
【0359】
ドア側面部分222は、フィルタガイド225aから後方に延在する内側プレート222aと、内側プレート222aの外側面から離間した外側プレート222bと、内側プレート222aから外側プレート222bまで延在する複数の補強リブ222cと、をさらに含む。
【0360】
内側プレート222aはドア側面部分222の内面を形成し、外側プレート222bは内側プレート222aよりも短く配置される。具体的には、外側プレート222bの上部部分は内側プレート222aの上部部分に接続され、外側プレート222bの下部部分は内側プレート222aの下部部分よりも上方に配置されてもよい。
【0361】
したがって、外側プレート222bの下方には、内側プレート222aに向かって凹んだガイド設置空間222dが形成される。ガイド設置空間222dには、レールガイド230が配置され得る。レールガイド230の後部部分は、内側プレート222aおよび外側プレート222bの後部部分に結合されてもよい。
【0362】
レールガイド230は、本体フレーム110に設けられたスライドレール235に移動可能に結合されてもよい。
【0363】
一方、レールガイド230およびスライドレール235は、レールアセンブリと呼ばれる場合がある。
【0364】
さらに、レールガイド230またはスライドレール235は、引き出し220がキャビネット100に前後方向に出し入れされる距離を制限するためのストッパを含んでもよい。
【0365】
別の例として、本体フレーム110は、ドアアセンブリ200がキャビネットから引き出され得る距離を強制的に制限するためのレール保持ジョー235bをさらに含んでもよい。
【0366】
レール保持ジョー235bは、レールカバー236の前端部から前方に離間されてもよい。例えば、レール保持ジョー235bは、本体フレームのバー110aの下端部分110bに配置されてもよい。より具体的には、レール保持ジョー235bは、本体フレーム110の下端部分110bから上方に突出してもよい。
【0367】
スライドレール235またはレールガイド230は、スライドレール235またはレールガイド230がレール保持ジョー235bと接触するまで前方に引き出されてもよい。レール保持ジョー235bは、スライドレール235またはレールガイド230の進行方向に対して垂直に突出しているため、レール保持ジョー235bによりスライドレール235またはレールガイド230が保持される。したがって、レール保持ジョー235bは、ドアアセンブリ200をキャビネットから引き出すことができる距離を制限することができる。
【0368】
レール保持ジョー235bまたはストッパ(図示せず)は、ドアアセンブリ200がキャビネットから引き出することができる最大距離を画定してもよい。詳細には、ドアアセンブリ200が引き出され得る最大距離は、加湿フィルタアセンブリ300が本体フレーム110の前端部によって形成される平坦な表面上に位置するように設定されてもよい。
【0369】
言い換えると、ドアアセンブリ200が完全に引き出された場合、加湿フィルタケース310の前面と本体フレームのバー110aの前面は平坦な表面に位置することができる。
【0370】
したがって、ドアアセンブリ200が引き出される場合、管理が必要な加湿空気清浄機1の構成、すなわち、エアフィルタアセンブリ280、水容器270、および加湿フィルタアセンブリ300を一緒に引き出すことができる。
【0371】
さらに、加湿フィルタアセンブリ300は、本体フレーム110の前面開口部に対応する位置に配置されているため、ユーザは、管理する必要のある構成を操作可能な空間に向けて一度に引き出すことができる。言い換えると、管理構成要素へのアクセシビリティを改善することができる。
【0372】
さらに、ドアアセンブリ200が引き出される場合、加湿フィルタアセンブリ300が本体フレーム110またはキャビネット100の前面開口部に位置するため、本体フレームの内部空間112が視野にさらされることを防止することができる。
【0373】
したがって、ドアアセンブリ200が最大限に引き出されたとしても、ユーザがキャビネット100の内部構成に手を入れることを防止することができる。したがって、製品の安全性を向上させることができる。
【0374】
ドアアセンブリ200を最大限引き出しても、内部空間112に設けられた構成要素はユーザに露出されないため、加湿空気清浄機1の外観をきれいに保つことができる。これにより、ユーザの感情的な側面を満たすことができるため、製品のアップグレードが可能になる。
【0375】
ドア後面部分223には、殺菌装置269が配置される貫通孔223bが形成されている。例えば、殺菌装置269は、貫通孔223bの内部に配置されてもよいし、貫通孔223bの後側に配置されてもよい。殺菌装置269から照射された光は、貫通孔223bを介して水槽260に伝搬され、水を殺菌することができる。
【0376】
ドアアセンブリ200は、引き出し220の前部上面を形成するドア上面部分228をさらに含む。ドア上面部分228は、フィルタガイド225aの上面を形成し、引き出し220の両側に設けられてもよい。
【0377】
ドア上面部分228には、下向きに凹み、エアフィルタアセンブリ280が装着される装着溝228aが形成されている。エアフィルタアセンブリ280のエアフィルタケース281には、装着溝228aに挿入される挿入突起280bが設けられている。
【0378】
詳細には、エアフィルタケース281には、フィルタガイド225aに沿ってスライドし、垂直方向に斜めに延在する第1のケース部分281aと、第1のケース部分281aの上側に設けられ、左右方向に延在する第2のケース部分281bと、が設けられている。第1のケース部分281aはエアフィルタケース281の側面部分を形成し、第2のケース部分281bはエアフィルタケース281の上面部分を形成する。
【0379】
挿入突起280bは、第2のケース部分281bに設けられ、第2のケース部分281bの底面から下方に突出してもよい。第2のケース部分281bがフィルタガイド225aの上面に着座すると、挿入突起280bが装着溝228aに挿入され得る。
【0380】
水槽260の上側には、水容器270が配置されている。水容器270は、水を貯蔵する水容器本体と、水容器本体の上部に着脱可能に結合された水容器蓋271と、を含む。ユーザは、水容器カバーを分離して、水容器本体内の水を補充することができる。
【0381】
水容器270が水槽260内に配置されると、水容器270のバルブ装置276が開かれ、水容器270に貯蔵された水が第1の貯水部分229aに流れ込むことができる。
【0382】
加湿フィルタアセンブリ300は、水槽260に取り付けられてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、水容器270の後側に配置されてもよく、加湿フィルタアセンブリ300の下部部分は、第2の貯水部分229bに浸漬するように配置されてもよい。
【0383】
加湿フィルタアセンブリ300は、シャフト支持部分315を有する加湿フィルタケース310と、シャフト支持部分315により支持された中心シャフト335を有する加湿フィルタ330と、を含む。加湿フィルタ330の中心シャフト335は、シャフト支持体315によって支持されながら、時計回りまたは反時計回りに回転することができる。
【0384】
加湿フィルタ330は、水槽260の第2の貯水部分229bに貯蔵された水を汲み上げるための収集リブ331aを含む。収集リブ331aから汲み上げられた水は、加湿フィルタが回転する過程で上方に移動し、水が再び下方に移動すると、加湿フィルタ330に下方に流れ込むことができる。加湿フィルタ330に下向きに流れ込む水は、フィルタ媒体332に浸透することができる。
【0385】
加湿空気清浄機10は、加湿フィルタ330を回転させるための駆動装置として、加湿フィルタモータ353(図7参照)と、加湿フィルタモータ353に結合されて回転する加湿フィルタ駆動ギヤ355と、をさらに含む。加湿フィルタモータ353および加湿フィルタ駆動ギヤ355は、ファンハウジング410に設置されてもよい。
【0386】
加湿フィルタ330は、加湿フィルタ駆動ギヤ355と噛み合うフィルタギヤ338を含む。フィルタギヤ338は、フィルタ媒体332の外面に設けられてもよく、複数のギヤを有してもよい。フィルタ媒体332の複数のギヤは、加湿フィルタ駆動ギヤ355と噛み合うことができる。加湿フィルタモータ353が駆動されると、フィルタギヤ338は、加湿フィルタ駆動ギヤ355と連動して時計回りまたは反時計回りに回転することができる。
【0387】
ファンハウジング410の前面には、接触部分411が設けられている。ドア後面部分223には、接触部分411の操作を切り替えるための接触突起223aが設けられている。接触突起223aは、ドア後面部分223から後方に突出してもよい。
【0388】
ドア200が閉じられると、接触突起223aが接触部分411に接触するか、接触突起223aが所定の距離内で接触部分411に近づくことにより、ドア200が閉じられたことが認識され得る。ファンモータ485または加湿フィルタモータ353は、ドア200が閉じていると認識された場合にのみ駆動することができる。したがって、使用安定性を向上させることができる。
【0389】
図14は、本発明の一実施形態によるエアフィルタアセンブリの構成を示す分解図であり、図15は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す断面図である。
【0390】
図14および図15を参照すると、エアフィルタアセンブリ280は、第1のケース部分281aおよび第2のケース部分281bを有するエアフィルタケース281、エアフィルタケース281に結合されたフィルタ装着部分283、ならびにフィルタ装着部分283に結合されたエアフィルタ285を含んでもよい。
【0391】
以下では、説明の便宜上、エアフィルタケース281をフィルタケース281と呼ぶ場合がある。
【0392】
フィルタケース281は、側面が傾斜した長方形状に形成されてもよい。例えば、フィルタケース281の側面が平行四辺形に形成されてもよい。
【0393】
フィルタケース281の側面は、第1のケース部分281aとして理解することができ、フィルタケース281の上面は、第2のケース部分281bとして理解することができる。
【0394】
第2のケース部分281bは、第1のケース部分281aの上部部分に設けられたフィルタガイド台座部分282bと、フィルタガイド台座部分282bの上面に結合されたフィルタカバー282aと、を含む。フィルタカバー282aは、平坦な表面が形成された板状に設けられてもよい。
【0395】
フィルタケース281は、前面と後面が開放され、エアフィルタ台座部分226とフィルタガイド225aに対応する形状を有するように構成されてもよい。例えば、フィルタケース281は、前後方向に開放された六面体形状を有してもよい。
【0396】
フィルタケース281の下面は、エアフィルタ台座部分226に着座されてもよく、エアフィルタ台座部分226に対応する形状を有してもよい。例えば、フィルタケース281の下面は、平坦な表面として形成されてもよい。
【0397】
したがって、エアフィルタアセンブリ280は、引き出し220から取り外され、平坦な地面に立つように置かれてもよい。したがって、エアフィルタアセンブリの管理性を向上させることができる。
【0398】
一方、フィルタケース281の下面が地面に当接してエアフィルタアセンブリ280が起立する場合、フィルタケース281の上面は前側に向かって上向きに傾斜するように形成されてもよい。
【0399】
詳細には、フィルタケース281の上面と側面とによって形成される縁部の延在する方向に引かれた仮想直線を第1の平行線P1と定義することができる。フィルタケース281の下面と側面とによって形成される縁部の前端部から第1の平行線P1に平行に引いた仮想直線を第2の平行線P2と定義することができる。
【0400】
第1の平行線P1および第2の平行線P2は互いに平行である。
【0401】
さらに、フィルタケース281の下面と側面とによって形成される縁部の延在する方向に引かれた仮想直線を傾斜線P3と定義することができる。
【0402】
傾斜線P3は、第2の平行線P2からの所定の傾斜角βを有する。例えば、傾斜角βは鋭角に設定されてもよい。
【0403】
言い換えると、フィルタケース281の上面は、傾斜角βを有するようにフィルタケース281の下面に対して下向きに延在してもよい。具体的には、フィルタケース281の上面は、フィルタケース281の下面よりも後端部に向かって傾斜角βだけ下方に傾斜した傾斜面として形成されてもよい。
【0404】
さらに、フィルタケース281の下面は、傾斜角βを有するようにフィルタケース281の上面に対して上方に延在してもよい。具体的には、フィルタケース281の下面は、フィルタケース281の上面よりも後端部に向かって上方に傾斜した傾斜面として形成されてもよい。
【0405】
言い換えると、フィルタケース281の上面および下面の延長線は互いに平行ではなく、任意の仮想点で交わることができる。
【0406】
さらに、エアフィルタ台座部分226は、後端部に向かって上方に傾斜した上面を形成することができる。ここで、エアフィルタ台座部分226の上面により形成される傾斜角βは、上述したフィルタケース281の傾斜角βと同じであってもよい。
【0407】
したがって、エアフィルタアセンブリ280の下端部分は、例えば、「V」字形の縦断面を有するように形成されてもよい。フィルタ支持部分225bとエアフィルタ台座部分226とが互いに接続される側面は、「V」字形を形成してもよい。したがって、エアフィルタアセンブリ280の下端部分は、フィルタ支持部分225bとエアフィルタ台座部分226とが互いに接続されている縁部に嵌合することができる。
【0408】
その結果、ユーザがエアフィルタアセンブリ280をドア上面部分228に置いて、エアフィルタアセンブリ280をそのままにすると、エアフィルタアセンブリ280が重力により下方にスライドし、台座部分226とフィルタ支持部分225bの傾斜した上面に嵌合するので、取り付けを容易に完了することができる。言い換えると、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0409】
エアフィルタアセンブリ300がエアフィルタ台座部分226に着座した場合、フィルタケース281の下縁部は傾斜角βだけ傾斜する。したがって、フィルタケース281の上面、すなわち第2のケース部分281bは、水平に配置されてドア上面部分228に着座してもよい。
【0410】
その結果、本発明の実施形態によるエアフィルタアセンブリ280および引き出し220によれば、エアフィルタ285に吸い込まれる空気の流れ断面積を最大限に向上させることが可能であり、ユーザがフィルタアセンブリ280を容易に分離または設置することができるという利点がある。
【0411】
一方、フィルタケース281の両側面、すなわち第1のケース部分281aは、下面から上部部分に向かって前方に傾斜するように延在することができる。言い換えると、第1のケース部分281aは、フィルタガイド225aに対応するように形成されてもよい。
【0412】
第2のケース部分281bは、第1のケース部分281aの上部部分を結合するように延在しており、第2のケース部分281bの上面は、両側の第1のケース部分281a間の距離より長く延在する。したがって、第2のケース部分281bの両側部分は、第1のケース部分281aから外側に突出し、ドア上面部分228に支持されてもよい。挿入突起280bは、第2のケース部分281bの底面の両側部分に設けられてもよい。
【0413】
フィルタケース281は、ユーザが握ることができるハンドル282cをさらに含んでもよい。ハンドル282cは、フィルタケース281の上部部分に凹溝を含んでもよい。例えば、ハンドル282cは、フィルタケース281の後側の上部部分から下方に傾斜するように凹んでいてもよい。したがって、ユーザの手は、フィルタケース281の後側から容易に挿入することができる。
【0414】
ユーザは、ハンドル282cに手を挿入することにより、フィルタカバー282aと共にハンドル282cを握ることができる。その結果、ユーザは、ハンドル282cを握ることにより、傾斜した垂直方向にエアフィルタアセンブリ280を容易に分離または装着するという利点を有する。
【0415】
フィルタ装着部分283は、フィルタ支持部分225bの斜辺に対応する長さで垂直方向に延在してもよい。
【0416】
フィルタ装着部分283は、複数のフレーム283a、283bを含んでもよい。例えば、フィルタ装着部分283は、フィルタケース282の開放された前端部分に対応する外側フレーム283aと、外側フレームから垂直方向または両側方向に延在する内側フレーム283bと、を含んでもよい。内側フレーム283bは、向かい合う外側フレーム283aを接続するように形成されてもよい。フレームは、比較的高い延性を有する材料で形成されてもよい。
【0417】
したがって、ユーザが圧力を加えることでフレームを曲げることができる。これにより、ユーザは、後述する取付リブ286を引っ張ることにより曲げられたフィルタ装着部分283を介して、フィルタ装着部分283をフィルタケース281から容易に分離することができる。
【0418】
エアフィルタ285は、フィルタ装着部分283により結合されて安定的に固定されてもよい。例えば、エアフィルタ285は、フレーム283a、283bに嵌合されることにより、フレームによって形成される空間に配置され、吸い込まれた空気を浄化する。
【0419】
エアフィルタ285は、比較的大きな粒子を有する物質をフィルタ処理するためのプレフィルタ、比較的小さな粒子を有する物質をフィルタ処理するためのHEPAフィルタ、および臭気を除去するための脱臭フィルタのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0420】
フィルタ装着部分283およびエアフィルタ285は、フィルタケース282の開放前端部分に配置されてもよい。具体的には、フィルタ装着部分283は、フィルタケース281に嵌合することができる。このために、フィルタ装着部分283は、上部固定突起287および下部固定突起288を含んでもよい。
【0421】
フィルタ装着部分283の上端部分には、複数の上部固定突起287が形成されてもよい。例えば、上部固定突起287は、フィルタ装着部分283の上部部分から上方に突出してもよい。
【0422】
フィルタ装着部分283の下端部分には、複数の下部固定突起288が形成されてもよい。例えば、下部固定突起288は、フィルタ装着部分283の下部部分から下方に突出してもよい。
【0423】
フィルタケース281は、上部固定突起287が挿入される上部固定溝284aと、下部固定突起288が挿入される下部固定溝284bと、を含んでもよい。
【0424】
上部固定溝284aは、フィルタケース282の上端部面に内向きに凹んだ溝として形成されてもよい。上部固定溝284aは、上部固定突起287の数と位置に対応するように形成されてもよい。したがって、上部固定突起287は、上部固定溝284aに挿入されて上部固定溝284aに嵌合されてもよい。
【0425】
下部固定溝284bは、フィルタケース281の下面に内側に凹んだ溝として形成されてもよい。下部固定溝284bは、下部固定突起288の数と位置に対応してもよい。したがって、下部固定突起288は、下部固定溝284bに挿入されて下部固定溝284bに嵌合されてもよい。
【0426】
フィルタ装着部分283は、ユーザが握ることができる取付リブ286をさらに含んでもよい。取付リブ286は、フィルタ装着部分283の前面から前方に突出してもよい。例えば、取付リブ286は、フィルタ装着部分283の内側フレーム前面から前方に突出するように形成されてもよい。
【0427】
さらに、取付リブ286は、複数の内側フレーム前面に対して互いに対称となるように設けられてもよい。言い換えると、一対の取付リブ286を設けることができる。したがって、ユーザは、前面に取付リブ286をそれぞれ把持して、フィルタ装着部分283をフィルタケース281に容易に取り付けたり、フィルタ装着部分283をフィルタケース281から分離したりすることができる。
【0428】
取付リブ286は、内側フレームの前端部面から前方に延在するので、取付リブ286は、凹部部分30を通って流入し、エアフィルタ285を通過する空気の流れ方向に沿って遮蔽しないので、空気がエアフィルタ285の取り入れ面全体を通過するという利点がある。
【0429】
さらに、ユーザは、上部固定突起287と下部固定突起288が上部固定溝284aと下部固定溝284bに容易に挿入されるように取付リブ286を把持できるので、エアフィルタ285を容易に管理することができる。
【0430】
図15を参照して、本発明の実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れについて簡単に説明する。
【0431】
送風ファン480が駆動されると、空気清浄機の外部の空気を凹部部分30を介して吸気口225に吸い込むことができる。吸気口225から吸い込まれた空気は、上方に流れて引き出し220に流れ込む。
【0432】
次に、空気はエアフィルタアセンブリ280を通過する。エアフィルタアセンブリ280がエアフィルタ台座部分226に着座した状態では、エアフィルタアセンブリ280が前方に傾斜しているため、エアフィルタアセンブリ280のフィルタ面を空気が均一に通過することができる。
【0433】
エアフィルタアセンブリ280でフィルタ処理された空気は後方に流れ、加湿フィルタアセンブリ300を通過することができる。空気は、加湿フィルタアセンブリ300を通過する間に加湿され、加湿された空気は、送風ファン480を通過することができる。
【0434】
エアフィルタアセンブリ280、水槽260、および加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の前部分から順に後方に配置されるので、空気のフィルタ処理および加湿が促進される。
【0435】
空気は、送風ファン480の軸方向に吸引され、半径方向に排出され得る。送風ファン480を通過した空気は上方に流れ、排出部分109を通って外部に排出され得る。言い換えると、空気は、加湿空気清浄機10の前下部部分に吸い込まれ、後上部部分に排出されるため、流動抵抗が低減され、送風性能を向上させることができる。
【0436】
図16は、本発明の別の実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図であり、図17は、本発明の別の実施形態による加湿空気清浄機のドアおよびエアフィルタの構成を示す分解斜視図である。
【0437】
図16および図17を参照すると、本発明の別の実施形態による加湿空気清浄機10aは、吸気ユニット200aが形成されたドア200を含む。
【0438】
ドア200は、加湿空気清浄機10aの前面を形成しているため、吸気ユニット200aは、加湿空気清浄機10aの前面に形成されていることが理解できる。エアフィルタアセンブリ280は、吸気ユニット200aの後方に配置されてもよい。
【0439】
したがって、空気はドア200の前側から吸い込まれて後方に流れ、ドア200に取り付けられたフィルタアセンブリを通してフィルタ処理され、加湿フィルタアセンブリと送風ファンを通過することができる。さらに、キャビネット100の上面の後側に形成された排出部分109を通して空気を外部に排出することができる。
【0440】
前の実施形態で説明したように、ドア200は、キャビネット100の前面に引き出されるように、またはキャビネット100の内側部分に引き込まれるように設けられてもよい。他の加湿空気清浄機の説明は、前の実施形態の説明に基づいている。
【0441】
実施形態のすべての要素が1つに結合されるか、または組み合わされた状態で動作されるとしても、本開示はそのような実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲を逸脱することなく、すべての要素を互いに選択的に組み合わせることができる。さらに、1つの要素がいくつかの要素を備える(または含むまたは有する)と記述されている場合には、それらの要素のみを備える(または含むまたは有する)ことができ、あるいは特定の制限がない場合にはそれらの要素だけでなく他の要素も備える(または含むまたは有する)ことができることを理解されたい。本明細書で特に明確に定義されていない限り、技術用語または科学用語を含むすべての用語には、当業者によって理解される意味が与えられるものとする。辞書で定義される用語と同様に、一般的に使用される用語は、技術的な文脈で使用される意味として解釈する必要があり、ここで特に明確に定義されない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されない。
【0442】
いくつかの例示的な実施形態を参照して実施形態を説明したが、添付の特許請求の範囲で定義された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることを当業者は理解するであろう。したがって、好ましい実施形態は、限定の目的ではなく説明の意味でのみ考慮されるべきであり、本発明の技術的範囲は実施形態に限定されない。さらに、本発明の詳細な説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義され、範囲内のすべての相違は、本開示に含まれると解釈される。
【符号の説明】
【0443】
10 加湿空気清浄機
10a 加湿空気清浄機
30 凹部部分
100 キャビネット
101 第1のベース
103 サイドパネル
105 上部パネル
107 後部パネル
108 ディスプレイ溝
108a ディスプレイ
108b 入力ユニット
109 排出部分
110 本体フレーム
110a バー
110b 下端部分
111a 第1の補強リブ
111b 第2の補強リブ
111c 排出流路
112 内部空間
113 第2のベース
115 ベース接続部分
116 照明ブラケット
120 反射プレート
122 照明PCB
122a 照明源
124 照明ケース
124a 空間
124b 区画リブ
200 ドアアセンブリ
200a 吸気ユニット
210 ドアパネル
210a ハンドル溝
210b 溝
211 シーリングフレーム
211a 第1の端部部分
211b 第2の端部部分
211c カバーフレーム
212 シーリング部材
215 補強フレーム
215a 孔
218 パネルフレーム
220 引き出し
221 ドア前面部分
221a パネル結合部分
221b コネクタ
222 ドア側面部分
222a 内側プレート
222b 外側プレート
222c 補強リブ
222d ガイド設置空間
223 ドア後面部分
223a 接触突起
223b 貫通孔
224 ドア下面部分
225 吸気口
225a フィルタガイド
225b フィルタ支持部分
225c ガイドリブ
225d 第1の部分
225e 第2の部分
225p 一部
226 エアフィルタ台座部分
226a ジョー
227 水槽台座部分
228 ドア上面部分
228a 装着溝
229a 第1の貯水部分
229b 第2の貯水部分
230 レールガイド
235 スライドレール
235a 本体結合部分
235b レール保持ジョー
236 レールカバー
255 吸入ポート
260 水槽
261 水容器支持部分
262 フロート収容部分
267 フロート装置
269 殺菌装置
270 水容器
271 水容器蓋
272 底面
272a 結合空間
272b バルブ孔
273 バルブブラケット
275a バルブ孔
276 バルブ装置
280 エアフィルタアセンブリ
280a 装着突起
280b 挿入突起
281 エアフィルタケース
281a 第1のケース部分
281b 第2のケース部分
282 フィルタケース
282a フィルタカバー
282b フィルタガイド台座部分
282c ハンドル
283 フィルタ装着部分
283a 外側フレーム
283b 内側フレーム
284a 上部固定溝
284b 下部固定溝
285 エアフィルタ
286 取付リブ
287 上部固定突起
288 下部固定突起
300 加湿フィルタアセンブリ
310 加湿フィルタケース
315 シャフト支持部分
330 加湿フィルタ
331 加湿フィルタフレーム
331a 収集リブ
332 フィルタ媒体
335 中心シャフト
338 フィルタギヤ
353 加湿フィルタモータ
355 加湿フィルタ駆動ギヤ
400 ハウジングアセンブリ
410 ファンハウジング
411 接触部分
415 ファン吸気口
430 ハウジングカバー
450 電気ユニット
451 電気プレート
452 ディスプレイモジュール
453 電気部品
480 送風ファン
485 ファンモータ
D1 下部キャップ
H4 所定の高さ
P1 第1の平行線
P2 第2の平行線
P3 傾斜線
α1 所定の角度
β 傾斜角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17