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特許7442383交換可能な要素を備えたブレード撓みアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-22
(45)【発行日】2024-03-04
(54)【発明の名称】交換可能な要素を備えたブレード撓みアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/182 20210101AFI20240226BHJP
【FI】
G02B7/182
【請求項の数】 12
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020082735
(22)【出願日】2020-05-08
(65)【公開番号】P2021021934
(43)【公開日】2021-02-18
【審査請求日】2023-04-12
(31)【優先権主張番号】16/523,377
(32)【優先日】2019-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー・ラザロ
【審査官】森内 正明
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第2446952(FR,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0142729(US,A1)
【文献】特開平2-81800(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0084563(US,A1)
【文献】米国特許第4802720(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 11/12
F16F 1/18 - 1/30
F16F 3/02
G02B 7/18 - 7/198
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の取り外し可能な撓みブレード(20、20a、20b)であって、各取り外し可能な撓みブレードが第1の端部(21)および第2の端部(22)を有する、複数の取り外し可能な撓みブレード(20、20a、20b)と、
複数の取り付け構造体(30、30a、30b)であって、各取り付け構造体が前記撓みブレード(20、20a、20b)のうちの1つの前記第1の端部(21)および前記第2の端部(22)の一方を受け入れるための湾曲面(34、34a、34b)を有する、複数の取り付け構造体(30、30a、30b)と、
複数のクランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)であって、各クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)が、前記撓みブレード(20、20a、20b)の前記第1の端部(21)および前記第2の端部(22)の一方を前記取り付け構造体(30、30a、30b)の前記湾曲面(34、34a、34b)のうちの1つにクランプし、前記第1の端部(21)と前記第2の端部(22)の前記一方が2つの線接触でクランプされ、前記撓みブレード(20、20a、20b)と前記取り付け構造体(30、30a、30b)または前記クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)との間にギャップ(60)が存在するように、各クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)が前記取り付け構造体の前記それぞれの湾曲面(34、34a、34b)とは異なる形状を有する湾曲面(41、41a)を有する、複数のクランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)と、
を含む、ブレード撓みアセンブリ(10)。
【請求項2】
前記撓みブレード(20、20a、20b)は、前記取り付け構造体(30、30a、30b)の材料よりも高い引張強度を有する材料を含む、請求項1に記載のブレード撓みアセンブリ。
【請求項3】
前記取り付け構造体(30、30a、30b)を前記クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)に接合するための複数の固定具(50、50a、50b、50c、50d)をさらに含む、請求項1または2に記載のブレード撓みアセンブリ。
【請求項4】
各撓みブレード(20、20a、20b)は、前記第1の端部(21)に第1の湾曲部分(23)、前記第2の端部(22)に第2の湾曲部分(24)、および前記第1の湾曲部分(23)と前記第2の湾曲部分(24)との間に中間部分(25)を含み、前記中間部分(25)は、前記第1の湾曲部分(23)および前記第2の湾曲部分(24)のいずれとも異なる反り量を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【請求項5】
各撓みブレード(20、20a、20b)は、第1の半径(R1、R2)を有する湾曲部分を含み、前記クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)の前記湾曲面の各々は、第2の半径(R4)を含み、前記第1の半径(R1、R2)は前記第2の半径(R4)とは異なる、請求項1から3のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【請求項6】
前記撓みブレード(20、20a、20b)のうちの隣接するものは、前記取り付け構造体(30、30a、30b)間で交差する、請求項1から5のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【請求項7】
ブレード撓みアセンブリ(10)を組み立てる方法であって、前記方法は、
第1および第2の撓みブレード(20、20a、20b)を第1および第2の取り付け構造体(30、30a、30b)の間に配置するステップであって、前記第1および第2の撓みブレード(20、20a、20b)が並んで交差する構成で配置される、ステップと、
前記第1の取り付け構造体(30a)と第1のクランプブロック(40a)との間の前記第1の撓みブレード(20a)の第1の端部(21)において、第1の湾曲部分(23)をクランプすることにより、前記第1の撓みブレード(20a)を前記第1の取り付け構造体(30a)に固定するステップと、
前記第2の取り付け構造体(30b)と第2のクランプブロック(40b)との間の前記第1の撓みブレード(20a)の第2の端部(22)において、第2の湾曲部分(24)をクランプすることにより、前記第1の撓みブレード(20a)を前記第2の取り付け構造体(30b)に固定するステップと、
前記第1の取り付け構造体(30a)と第3のクランプブロック(40d)との間の前記第2の撓みブレード(20b)の第1の端部(21)において、前記第1の湾曲部分(23)をクランプすることにより、前記第2の撓みブレード(20b)を前記第1の取り付け構造体(30a)に固定するステップと、
前記第2の取り付け構造体(30b)と第4のクランプブロック(40c)との間の前記第2の撓みブレード(20b)の第2の端部(22)において、第2の湾曲部分(24)をクランプすることにより、前記第2の撓みブレード(20b)を前記第2の取り付け構造体(30b)に固定するステップと、
前記第1、第2、第3、および第4のクランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)の各々を、2つの線接触に沿って前記それぞれの撓みブレード(20、20a、20b)に接触させるステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
前記第1および第2の取り付け構造体(30、30a、30b)の間で前記第1および第2の撓みブレード(20、20a、20b)の真っ直ぐな中間部分(25)を交差させるステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1および第2の取り付け構造体(30、30a、30b)の間の中点に、前記第1および第2の撓みブレード(20、20a、20b)の間の交点を配置するステップをさらに含む、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1、第2、第3、および第4のクランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)と前記それぞれの撓みブレード(20、20a、20b)との間にギャップ(60)を形成するステップをさらに含む、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
固定具(50、50a、50b、50c、50d)を前記第1、第2、第3、および第4のクランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)に挿入し、前記撓みブレード(20、20a、20b)および前記クランプブロック(40、40a、40b、40c、40d)を前記取り付け構造体(30、30a、30b)に固定するステップをさらに含む、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記撓みブレード(20、20a、20b)を配置し、前記第1の取り付け構造体(30a)を前記第2の取り付け構造体(30b)から離間させるステップをさらに含む、請求項7から11のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、ブレード撓みアセンブリの分野に関し、より具体的には、本開示は、モジュール構造体を有するブレード撓みアセンブリの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
ブレード撓み装置は一般に、取り付け構造体の間に延伸する中間撓みブレードを備えた対向する取り付け構造体を含む。これらの装置は、光学装置のミラー要素をフレームに取り付けるなど、様々な目的に使用できる。取り付け構造体は、対向する部材に取り付けられるように構成され、中間撓みブレードは、取り付け構造体を支持し、撓みブレードに形成された回転軸の周りに回転運動を提供する。
【0003】
既存の装置は通常、モノリシックに製造またはろう付けされる。モノリシックに製造された装置は、機械加工の許容誤差と製造プロセスの表面仕上げによって制限される。製造プロセスは、特定の装置の性能と強度の再現性と精度、および中間ブレードの疲労性能に影響を与える可能性がある。さらに、モノリシックに製造された装置のサブトラクティブおよびアディティブ製造方法では、中間ブレードのより適切な材料の使用が妨げられる。ろう付けされた装置は恒久的に組み立てられるので、中間ブレードの取り外しおよび/または交換を妨げる。撓み要素の設計にわずかな変更を加えると、新しい撓みアセンブリを製造する必要があり、撓みの変更に対応する場合は、親システムから分離した、または分離可能なサブアセンブリにする必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一態様はブレード撓みアセンブリに関し、ブレード撓みアセンブリは、複数の取り外し可能な撓みブレードであって、各々が第1の端部および第2の端部を有する、複数の取り外し可能な撓みブレードと、複数の取り付け構造体であって、各々が撓みブレードのうちの1つの第1および第2の端部の一方を受け入れるための湾曲面を有する、複数の取り付け構造体と、複数のクランプブロックであって、各クランプブロックが、撓みブレードの第1および第2の端部の一方を取り付け構造体の湾曲面のうちの1つにクランプする、複数のクランプブロックと、を含む。第1と第2の端部の一方が2つの線接触でクランプされ、撓みブレードと取り付け構造体またはクランプブロックとの間にギャップが存在するように、各クランプブロックが取り付け構造体のそれぞれの湾曲面とは異なる形状を有する湾曲面を有する。
【0005】
別の態様では、撓みブレードは、取り付け構造体の材料よりも高い引張強度を有する材料を含む。
【0006】
別の態様では、固定具が取り付け構造体をクランプブロックに接合する。
【0007】
別の態様では、各撓みブレードは、第1の端部に第1の湾曲部分、第2の端部に第2の湾曲部分、および第1の湾曲部分と第2の湾曲部分との間に中間部分を含み、中間部分は、第1および第2の湾曲部分のいずれとも異なる反り量を有する。
【0008】
別の態様では、各撓みブレードは第1の半径を有する湾曲部分を含み、クランプブロックの湾曲面の各々は第2の半径を含み、第1の半径は第2の半径とは異なる。
【0009】
別の態様では、撓みブレードのうちの隣接するものは、取り付け構造体の間で交差する。
【0010】
一態様は、各々が湾曲面を有する複数のレセプタクルを含む第1および第2の取り付け構造体を含むブレード撓みアセンブリを対象とする。取り付け構造体は、離間され、かつ重なり合う方向に配置される。複数の撓みブレードは、第1の取り付け構造体と第2の取り付け構造体との間に延伸する。撓みブレードの各々は、第1の取り付け構造体のレセプタクルのうちの1つに嵌合する第1の端部における第1の湾曲部分と、第2の取り付け構造体のレセプタクルのうちの1つに嵌合する反対側の第2の端部における第2の湾曲部分と、を含む。複数のクランプブロックは各々、取り付け構造体の湾曲面とは異なる曲率を有する湾曲面を含む。固定具は、クランプブロックを取り付け構造体に接続し、固定具は、取り付け構造体のうちの1つの湾曲面と1つのクランプブロックのうちの1つの湾曲面との間で撓みブレードをクランプする。
【0011】
別の態様では、取り付け構造体の各湾曲面は半径を含み、クランプブロックの湾曲面は異なる第2の半径を含む。
【0012】
別の態様では、クランプブロックの各々は、2つの線接触に沿って撓みブレードのうちの1つに対して接触する。
【0013】
別の態様では、撓みブレードの各々と取り付け構造体との間、または撓みブレードの各々とクランプブロックとの間にギャップが形成される。
【0014】
別の態様では、撓みブレードの第1および第2の湾曲部分、ならびに取り付け構造体の湾曲面は、実質的に等しい半径を有する。
【0015】
別の態様では、各撓みブレードは、第1の湾曲部分と第2の湾曲部分との間に延伸する中間部分を含み、中間部分は直線である。
【0016】
別の態様では、撓みブレードのうちの隣接するものは、第1および第2の取り付け構造体の間で交差する。
【0017】
別の態様では、取り付け構造体の各々は、レセプタクルのうちの2つを含む。
【0018】
一態様は、ブレード撓みアセンブリを組み立てる方法を対象とする。方法は、第1および第2の撓みブレードを第1および第2の取り付け構造体の間に配置するステップであって、第1および第2の撓みブレードが並んで交差する構成で配置される、ステップと、第1の取り付け構造体と第1のクランプブロックとの間の第1の撓みブレードの第1の端部において、第1の湾曲部分をクランプすることにより、第1の撓みブレードを第1の取り付け構造体に固定するステップと、第2の取り付け構造体と第2のクランプブロックとの間の第1の撓みブレードの第2の端部において、第2の湾曲部分をクランプすることにより、第1の撓みブレードを第2の取り付け構造体に固定するステップと、第1の取り付け構造体と第3のクランプブロックとの間の第2の撓みブレードの第1の端部において、第1の湾曲部分をクランプすることにより、第2の撓みブレードを第1の取り付け構造体に固定するステップと、第2の取り付け構造体と第4のクランプブロックとの間の第2の撓みブレードの第2の端部において、第2の湾曲部分をクランプすることにより、第2の撓みブレードを第2の取り付け構造体に固定するステップと、第1、第2、第3、および第4のクランプブロックの各々を、2つの線接触に沿ってそれぞれの撓みブレードに接触させるステップと、を含む。
【0019】
別の態様では、方法は、第1および第2の取り付け構造体の間で第1および第2の撓みブレードの真っ直ぐな中間部分を交差させるステップを含む。
【0020】
別の態様では、方法は、第1および第2の取り付け構造体の間の中点に、第1および第2の撓みブレードの間の交点を配置するステップを含む。
【0021】
別の態様では、方法は、クランプブロックとそれぞれの撓みブレードとの間にギャップを形成するステップを含む。
【0022】
別の態様では、方法は、固定具をクランプブロックに挿入し、撓みブレードおよびクランプブロックを取り付け構造体に固定するステップを含む。
【0023】
別の態様では、方法は、撓みブレードを配置し、第1の取り付け構造体を第2の取り付け構造体から離間させるステップを含む。
【0024】
説明された特徴、機能および利点は、様々な態様において独立して達成することができるか、またはさらに他の態様において組み合わせることができ、そのさらなる詳細は以下の説明および図面を参照して理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】例示的な実施形態による、ブレード撓みアセンブリの斜視図である。
図2】例示的な実施形態による、撓みブレードの斜視図である。
図3】例示的な実施形態による、撓みブレードの概略側面図である。
図4】例示的な実施形態による、撓みブレードの概略側面図である。
図5】例示的な実施形態による、第1の取り付け構造体と第2の取り付け構造体との間で交差構成された一対の撓みブレードの概略側面図である。
図6】例示的な実施形態による、取り付け構造体の内側の斜視図である。
図7】例示的な実施形態による、取り付け構造体の外側の斜視図である。
図8】例示的な実施形態による、湾曲面を有するレセプタクルを有する取り付け構造体の一部分の概略側面図である。
図9】例示的な実施形態による、クランプブロックの斜視図である。
図10】例示的な実施形態による、クランプブロックの側面概略図である。
図11A】例示的な実施形態による、ブレード撓みアセンブリの側面図である。
図11B】例示的な実施形態による、図11Aのブレード撓みアセンブリの一部分の拡大図である。
図11C】例示的な実施形態による、取り付け構造体とクランプブロックとの間にクランプされた撓みブレードの代替的配置の拡大図である。
図12】例示的な実施形態による、ブレード撓みアセンブリを組み立てる方法のフローチャート図である。
図13】例示的な実施形態による、高速ステアリングミラーに組み込まれたブレード撓みアセンブリの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、ブレード撓みアセンブリ10を示している。ブレード撓みアセンブリ10は、複数の取り付け構造体30および2つ以上の撓みブレード20を含む。特に、ブレード撓みアセンブリ10は、第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bを含む。2つ以上の撓みブレード20a、20bは、第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bに接続され、それらの間に延伸する。クランプブロック40a、40b、40c、40dは、撓みブレード20a、20bを取り付け構造体30a、30bにクランプする。ブレード撓みアセンブリ10のモジュール設計は、ブレード撓みアセンブリ10の1つまたは複数の機能的側面を調整するために、撓みブレード20a、20bの1つまたは複数を交換することを提供する。
【0027】
ブレード撓みアセンブリ10は、2つ以上の撓みブレード20を含む。撓みブレード20a、20bは、図2図4を参照してより詳細に説明される。図2に示すように、各撓みブレード20は、第1の端部21および反対側の第2の端部22を備えた細長い長さを含む。第1の湾曲部分23は、第1の端部21に向かって配置され、第2の湾曲部分24は、第2の端部22に向かって配置される。第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24は、同じまたは異なる曲率および/または長さを含むことができる。一例では、第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24の一方または両方は、それぞれの端部21、22で始まる。別の例では、第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24の一方または両方は、それぞれの端部21、22から内側に間隔を置いて配置される。第1の開口部26は、第1の湾曲部分23に沿って撓みブレード20を貫通して延伸し、第2の開口部27は、第2の湾曲部分24に沿って撓みブレード20を貫通して延伸する。中間部分25は、第1の湾曲部分23と第2の湾曲部分24との間に延伸する。中間部分25は、第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24のいずれとも異なる反り量を含む。一例では、中間部分25は真っ直ぐである。
【0028】
撓みブレード20は比較的薄く、厚さは幅および長さよりも小さい。撓みブレード20は、様々な異なる材料から構築することができる。材料には、ステンレス鋼合金、チタン合金、および高合金鋼が含まれるが、これらに限定されない。ブレード撓みアセンブリ10内の異なる撓みブレード20は、同じまたは異なる材料から構築することができる。一例では、撓みブレード20は、取り付け構造体30よりも高い引張強度を有する材料から構成される。
【0029】
図3は、撓みブレード20の概略図である。第1の湾曲部分23は、第1の端部21に配置され、半径R1を含む。第2の湾曲部分24は、第2の端部22に配置され、半径R2を含む。図3は、同じ半径R1、R2および同じ長さを有する第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24を含む。図4は、異なる半径R1、R2、および長さを有する第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24を備えた撓みブレード20を含む。
【0030】
中間部分25は真っ直ぐであり、第1の湾曲部分23と第2の湾曲部分24との間を延伸する。中間部分25は、第1の湾曲部分23および第2の湾曲部分24のいずれとも異なる曲率を含む他の形状を含むことができる。
【0031】
撓みブレード20は、取り付け構造体30a、30bの間で交差するように位置合わせされる。図5に示すように、撓みブレード20a、20bは、交差点Iで交差する。交差点Iは、ブレード撓みアセンブリ10の公称回転軸を規定する。一例では、交差点Iは、取り付け構造体30a、30bの内側32a、32bの間の中間に位置する。別の例では、交差点Iは、内側32a、32bの間の交差点Iの間隔が変化し得るので、内側32a、32bのうちの一方により近く配置される。3つ以上の撓みブレード20を有する例では、隣接する撓みブレード20間の異なる交差点Iは、取り付け構造体30間で同じまたは異なる間隔に配置され得る。
【0032】
取り付け構造体30aおよび30bは、撓みブレード20の互いに反対側に配置される。取り付け構造体30aおよび30bは、図6および7を参照してより詳細に説明される。図6および図7に示すように、各取り付け構造体30は、外側31および内側32を含む。外側31は、撓みブレード20とは反対側を向き、構成要素と係合するような形状およびサイズにされる。一例では、外側31は実質的に平坦である。他の例は、様々な形状を含む。
【0033】
内側32は、2つ以上のレセプタクル33a、33bを含み、レセプタクル33a、33bはそれぞれ、異なる撓みブレード20を受け入れるように構成されている。第1のレセプタクル33aは、第1の撓みブレード20aの第1の湾曲部分23を受け入れるための湾曲面34aを含む。第2のレセプタクル33bは、第2の撓みブレード20bの第2の湾曲部分24を受け入れるための第2の湾曲面34bを含む。開口部35a、35bは、取り付け構造体30を貫通して外側31から湾曲面34a、34bまでそれぞれ延伸する。
【0034】
図8は、取り付け構造体30の内側32に沿って配置されたレセプタクル33の概略図を示す。レセプタクル33の湾曲面34は、半径R3を有し、撓みブレード20の第1の湾曲部分23を受け入れるように構成される。
【0035】
取り付け構造体30上の異なるレセプタクル33は、同じまたは異なる形状および/またはサイズを含むことができる。一例では、各レセプタクル33は同じ半径R3を含む。他の例は、異なる形状および/またはサイズを有する1つまたは複数のレセプタクル33を含むことができる。
【0036】
一例では、各取り付け構造体30は、交換可能であるような形状およびサイズである(すなわち、上部取り付け構造体30aまたは下部取り付け構造体30bのいずれかとして使用することができる)。図6および図7に示すように、レセプタクル33a、33bは、前縁部36と後縁部37との間で反対方向に位置合わせされる。すなわち、第1のレセプタクル33aは前縁部36および左縁部38に位置し、第2のレセプタクル33bは後縁部37および右縁部39に位置する。取り付け構造体30a、30bの各々は、この同じ構成を含み、上部取り付け構造体30aまたは下部取り付け構造体30bのいずれかとして使用することができる。
【0037】
各クランプブロック40a~40dは、撓みブレード20をレセプタクル33にクランプする。クランプブロック40a~40dは、図9を参照してより詳細に説明される。図9は、取り付け構造体30に取り付けられたときに、撓みブレード20の方を向いて接触するように構成された湾曲した側面41を含むクランプブロック40を示す。図10に示すように、湾曲した側面41は半径R4を含む。クランプブロック40はまた、湾曲した側面41から反対側の第2の側面42までクランプブロック40を貫通して延伸する開口部43を含む。開口部43は、固定具50(例えば、図1に示す固定具50a、50b、50c、または50d)を受け入れるような形状およびサイズである。
【0038】
クランプブロック40の各々は、同じまたは異なる形状および/またはサイズを含むことができる。一例では、各クランプブロック40は同じ半径R4を含む。他の例は、半径が異なるクランプブロック40のうちの少なくとも2つを含む。
【0039】
固定具50は、クランプブロック40を取り付け構造体30に固定するように構成される。固定具50は、取り付け構造体30の開口部35を通り、撓みブレード20の開口部26または27を通って、クランプブロック40の開口部43内に延伸する。固定具50は、取り付け構造体30の開口部35よりも大きく、外側31を超えて外向きに配置された拡大ヘッド51を含むことができる。一例では、固定具50は、クランプブロック40および取り付け構造体30を越えて外向きに延伸する長さを含む。
【0040】
各撓みブレード20は、取り付け構造体30とクランプブロック40との間にクランプされる。撓みブレード20は、クランプブロック40および取り付け構造体30の両方に適合する。一例では、クランプブロック40の半径R4は、撓みブレード20の半径R1およびR2よりも大きい。一例では、クランプブロック40の半径R4は、取り付け構造体30の半径R3よりも大きく、撓みブレード20の厚さを差し引いたものである。
【0041】
一例では、クランプブロック40の半径R4は、取り付け構造体30の半径R3と等しいか、または実質的に等しい。他の例は、半径R4が半径R3よりも大きいまたは小さいことを含む。
【0042】
図11Aに示すように、撓みブレード20aの第1の湾曲部分23は、クランプされ、取り付け構造体30aの湾曲面34aとクランプブロック40aの両方に適合する。撓みブレード20aの第2の湾曲部分24はクランプされ、取り付け構造体30bの湾曲面34bとクランプブロック40bの両方に適合する。クランプブロック40aの半径は、湾曲面34aの半径よりも大きく、撓みブレード20aの厚さを差し引いたものである。クランプブロック40bの半径は、湾曲面34bの半径より大きく、撓みブレード20aの厚さを差し引いたものである。
【0043】
図11Aおよび図11Bの例では、撓みブレード20aとクランプブロック40aの湾曲面41aとの間にギャップ60が形成されている。クランプブロック40aの湾曲面41aは、2つの線接触C1、C2に沿って撓みブレード20に接触する。線接触C1とC2との間の湾曲面41aの部分は、撓みブレード20aに接触しない。撓みブレード20aは、レセプタクル33aの湾曲面34aの長さに接触する。一例では、接触は、線接触C1とC2との間の湾曲面34aの全長に沿っている。別の例では、接触は、湾曲面34aのより短い長さに沿っている。この同じ2つの線接触C1、C2およびギャップ60も、撓みブレード20aの第2の湾曲部分24に作成される。
【0044】
図11Cは、撓みブレード20aとレセプタクル33aの湾曲面34aとの間に形成されたギャップ60を有する例を示す。レセプタクル33aの湾曲面34aは、2つの線接触C1、C2に沿って撓みブレード20aに接触する。クランプブロック40aの湾曲面41aは、2つの線接触C1とC2との間で撓みブレード20aの湾曲部分23aに接触する。
【0045】
一例では、撓みブレード20の作動部分は、2つの線接触C2(中間部分25を含む)の間に延伸する領域である。線接触C2は、作業部分の外側の境界を形成する。C1における線接触は、撓みブレード20の作動に付随する。
【0046】
ブレード撓みアセンブリ10のモジュール設計により、撓みブレード20を特定の性能ニーズに合わせて交換および調整可能にすることができる。さらに、2つの線接触C1、C2でのクランプは、同等の物理的性能特性を提供するモノリシックまたはろう付けされたアセンブリをエミュレートするという利点を提供する。さらに、線接触C1、C2でのクランプにより、撓みブレード20の作動長さをより正確に規定することができる。
【0047】
撓みブレード20を取り付け構造体30にクランプすると、ブレード撓みアセンブリ10が単一のモノリシック材料のように機能する。モジュール設計は、必要に応じてブレード撓みアセンブリ10の特性を変更するために、取り外して交換される撓みブレード20の1つまたは複数を提供する。例えば、第1の対の撓みブレード20は、取り付け構造体30の間にクランプされ得る。第1の対の撓みブレード20は、第1の使用のために設計することができる。第1の対の撓みブレード20は、取り外して、異なる第2の使用のために第2の対の撓みブレード20と交換することができる。撓みブレード20の取り外しおよび交換は、取り外し可能な固定具50により容易である。
【0048】
図12は、ブレード撓みアセンブリ10を組み立てる例示的な方法を示している。第1の撓みブレード20aおよび第2の撓みブレード20bが、第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bの間に配置される(ブロック200)。第1の撓みブレード20aおよび第2の撓みブレード20bが、並んで交差する構成で配置される。第1の撓みブレード20aが、第1の取り付け構造体30aに固定される(ブロック202)。これは、第1の取り付け構造体30aと第1のクランプブロック40aとの間で第1の撓みブレード20aの第1の湾曲部分23aをクランプすることを含むことができる。第1の撓みブレード20aは、第2の取り付け構造体30bにも固定される(ブロック204)。これは、第2の取り付け構造体30bと第2のクランプブロック40bとの間で第1の撓みブレード20aの第2の湾曲部分24aをクランプすることを含むことができる。
【0049】
第2の撓みブレード20bが、第1の取り付け構造体30aに固定される(ブロック206)。これは、第2の撓みブレード20bの第1の湾曲部分23bを第1の取り付け構造体30aと第3のクランプブロック40cとの間でクランプすることを含むことができる。第2の撓みブレード20bが、第2の取り付け構造体30bに固定される(ブロック208)。これは、第2の取り付け構造体30bと第4のクランプブロック40dとの間で第2の撓みブレード20bの第2の湾曲部分24bをクランプすることを含むことができる。
【0050】
撓みブレード20a、20bの各々の接続は、クランプブロック40a、40b、40c、40dの各々の2つの線接触に沿っている。
【0051】
方法は、様々な組み立て順序を含むことができる。第1の撓みブレード20aを第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bの各々に固定することができ、その後に、第2の撓みブレード20bを第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bの各々に固定することができる。方法はまた、第1の撓みブレード20aおよび第2の撓みブレード20bの各々を第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bの一方に取り付け、次いで第1の撓みブレード20aおよび第2の撓みブレード20bを第1の取り付け構造体30aおよび第2の取り付け構造体30bの他方に取り付けることを含むことができる。
【0052】
ブレード撓みアセンブリ10は、交差点Iの周りの回転運動を提供するために様々な状況で使用することができる。例えば、図13は、高速ステアリングミラー100と共に使用される一対の撓みブレードアセンブリ10を示す。撓みブレードアセンブリ10は、ミラー101を支持体102に取り付けるための柔軟な支持システムを提供する。ブレード撓みアセンブリ10は、他のシステムでも使用することができる。
【0053】
量または測定値に関して「実質的に」という用語は、記載された特性、パラメータ、または値が正確に達成される必要がないことを意味する。むしろ、例えば、公差、測定誤差、測定精度の制限、および当業者に知られている他の要因を含む偏差または変動は、特性が提供するように意図された効果を妨げない量で発生し得る。
【0054】
さらに、本開示は、以下の条項による実施形態を含む。
条項1.複数の取り外し可能な撓みブレードであって、各取り外し可能な撓みブレードが第1の端部および第2の端部を有する、複数の取り外し可能な撓みブレードと、
複数の取り付け構造体であって、各取り付け構造体が撓みブレードのうちの1つの第1および第2の端部の一方を受け入れるための湾曲面を有する、複数の取り付け構造体と、
複数のクランプブロックであって、各クランプブロックが、撓みブレードの第1および第2の端部の一方を取り付け構造体の湾曲面のうちの1つにクランプし、第1と第2の端部の一方が2つの線接触でクランプされ、撓みブレードと取り付け構造体またはクランプブロックとの間にギャップが存在するように、各クランプブロックが取り付け構造体のそれぞれの湾曲面とは異なる形状を有する湾曲面を有する、複数のクランプブロックと、
を含む、ブレード撓みアセンブリ。
【0055】
条項2.撓みブレードは、取り付け構造体の材料よりも高い引張強度を有する材料を含む、条項1に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0056】
条項3.取り付け構造体をクランプブロックに接合するための複数の固定具をさらに含む、条項1または2に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0057】
条項4.各撓みブレードは、第1の端部に第1の湾曲部分、第2の端部に第2の湾曲部分、および第1の湾曲部分と第2の湾曲部分との間に中間部分を含み、中間部分は、第1および第2の湾曲部分のいずれとも異なる反り量を有する、条項1から3のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0058】
条項5.各撓みブレードは、第1の半径を有する湾曲部分を含み、クランプブロックの湾曲面の各々は、第2の半径を含み、第1の半径は第2の半径とは異なる、条項1から3のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0059】
条項6.撓みブレードのうちの隣接するものは、取り付け構造体間で交差する、条項1から5のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0060】
条項7.各々が湾曲面を有する複数のレセプタクルを含む第1および第2の取り付け構造体であって、取り付け構造体が、離間され、かつ重なり合う方向に配置される、第1および第2の取り付け構造体と、
第1および第2の取り付け構造体の間に延伸する複数の撓みブレードであって、撓みブレードの各々は、第1の取り付け構造体のレセプタクルのうちの1つに嵌合する第1の端部における第1の湾曲部分と、第2の取り付け構造体のレセプタクルのうちの1つに嵌合する反対側の第2の端部における第2の湾曲部分と、を含む、複数の撓みブレードと、
複数のクランプブロックであって、各々が取り付け構造体の湾曲面とは異なる曲率を有する湾曲面を含む、複数のクランプブロックと、
クランプブロックを取り付け構造体に接続する複数の固定具であって、各々が、第1および第2の取り付け構造体のうちの1つの湾曲面とクランプブロックのうちの1つの湾曲面との間で撓みブレードのうちの1つをクランプする、複数の固定具と、
を含む、ブレード撓みアセンブリ。
【0061】
条項8.取り付け構造体の各湾曲面は半径を含み、クランプブロックの湾曲面の各々は異なる第2の半径を含む、条項7に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0062】
条項9.クランプブロックの各々は、2つの線接触に沿って撓みブレードのうちの1つに対して接触する、条項8に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0063】
条項10.撓みブレードの各々と取り付け構造体との間、または撓みブレードの各々とクランプブロックとの間に形成されるギャップをさらに含む、条項9に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0064】
条項11.撓みブレードの第1および第2の湾曲部分、ならびに取り付け構造体の湾曲面は、実質的に等しい半径を有する、条項7に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0065】
条項12.各撓みブレードは、第1の湾曲部分と第2の湾曲部分との間に延伸する中間部分を含み、中間部分は直線である、条項7から11のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0066】
条項13.撓みブレードのうちの隣接するものは、第1および第2の取り付け構造体の間で交差する、条項7から12のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0067】
条項14.取り付け構造体の各々はレセプタクルのうちの2つを含む、条項7から13のいずれか一項に記載のブレード撓みアセンブリ。
【0068】
条項15.ブレード撓みアセンブリを組み立てる方法であって、方法は、
第1および第2の撓みブレードを第1および第2の取り付け構造体の間に配置するステップであって、第1および第2の撓みブレードが並んで交差する構成で配置される、ステップと、
第1の取り付け構造体と第1のクランプブロックとの間の第1の撓みブレードの第1の端部において、第1の湾曲部分をクランプすることにより、第1の撓みブレードを第1の取り付け構造体に固定するステップと、
第2の取り付け構造体と第2のクランプブロックとの間の第1の撓みブレードの第2の端部において、第2の湾曲部分をクランプすることにより、第1の撓みブレードを第2の取り付け構造体に固定するステップと、
第1の取り付け構造体と第3のクランプブロックとの間の第2の撓みブレードの第1の端部において、第1の湾曲部分をクランプすることにより、第2の撓みブレードを第1の取り付け構造体に固定するステップと、
第2の取り付け構造体と第4のクランプブロックとの間の第2の撓みブレードの第2の端部において、第2の湾曲部分をクランプすることにより、第2の撓みブレードを第2の取り付け構造体に固定するステップと、
第1、第2、第3、および第4のクランプブロックの各々を、2つの線接触に沿ってそれぞれの撓みブレードに接触させるステップと、を含む、方法。
【0069】
条項16.第1および第2の取り付け構造体の間で第1および第2の撓みブレードの真っ直ぐな中間部分を交差させるステップをさらに含む、条項15に記載の方法。
【0070】
条項17.第1および第2の取り付け構造体の間の中点に、第1および第2の撓みブレードの間の交点を配置するステップをさらに含む、条項15または16に記載の方法。
【0071】
条項18.クランプブロックとそれぞれの撓みブレードとの間にギャップを形成するステップをさらに含む、条項15から17のいずれか一項に記載の方法。
【0072】
条項19.固定具をクランプブロックに挿入し、撓みブレードおよびクランプブロックを取り付け構造体に固定するステップをさらに含む、条項15から18のいずれか一項に記載の方法。
【0073】
条項20.撓みブレードを配置し、第1の取り付け構造体を第2の取り付け構造体から離間させるステップをさらに含む、条項15から19のいずれか一項に記載の方法。
【0074】
本発明は、本発明の本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載されたもの以外の方法で実行されてもよい。本実施形態は、あらゆる点で例示的であってかつ限定的ではないと見なされるべきであり、添付の特許請求の範囲の意味および同等の範囲内にあるすべての変更は、そこに含まれるものとする。
【符号の説明】
【0075】
10 ブレード撓みアセンブリ
20 撓みブレード
20a 第1の撓みブレード
20b 第2の撓みブレード
21 第1の端部
22 第2の端部
23 第1の湾曲部分
23a 第1の湾曲部分
23b 第1の湾曲部分
24 第2の湾曲部分
24a 第2の湾曲部分
24b 第2の湾曲部分
25 中間部分
26 第1の開口部
27 第2の開口部
30 取り付け構造体
30a 第1の取り付け構造体/上部取り付け構造体
30b 第2の取り付け構造体/下部取り付け構造体
31 外側
32 内側
32a 内側
32b 内側
33 レセプタクル
33a 第1のレセプタクル
33b 第2のレセプタクル
34 湾曲面
34a 湾曲面
34b 湾曲面
35 開口部
35a 開口部
35b 開口部
36 前縁部
37 後縁部
38 左縁部
39 右縁部
40 クランプブロック
40a 第1のクランプブロック
40b 第2のクランプブロック
40c 第3のクランプブロック
40d 第4のクランプブロック
41 側面
41a 湾曲面
42 第2の側面
43 開口部
50 固定具
50a 固定具
50b 固定具
50c 固定具
51 拡大ヘッド
60 ギャップ
100 高速ステアリングミラー
101 ミラー
102 支持体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12
図13