(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-22
(45)【発行日】2024-03-04
(54)【発明の名称】配車システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/123 20060101AFI20240226BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20240226BHJP
G08G 1/005 20060101ALI20240226BHJP
【FI】
G08G1/123 A
G01C21/26 B
G08G1/005
(21)【出願番号】P 2020161818
(22)【出願日】2020-09-28
【審査請求日】2023-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000001122
【氏名又は名称】株式会社日立国際電気
(74)【代理人】
【識別番号】100093104
【氏名又は名称】船津 暢宏
(72)【発明者】
【氏名】戸舘 高広
【審査官】宮本 礼子
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-217091(JP,A)
【文献】特開2013-182597(JP,A)
【文献】国際公開第2019/004475(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の車両の現在位置情報と当該車両の動態情報を管理する管理センタにおける管理装置を有し、ユーザ端末から車両の配車を予約する配車システムであって、
前記ユーザ端末は、自身の位置情報を前記管理装置へ送信し、
前記管理装置は、前記ユーザ端末の位置情報を受信すると、前記ユーザ端末の近くにいる車両の位置情報と動態情報
とルート情報を、前記ユーザ端末へ送信し、
前記ユーザ端末は、前記管理装置から受信した車両の動態情報が空車で
あって待機場に戻る場
合、地図上
の当該車両の現在位置に空車である旨のアイコン
を表示し、前記地図上に当該車両の待機場所までのルートを表示することを特徴とする配車システム。
【請求項2】
前記管理装置は、前記ユーザ端末の位置情報を受信すると、前記ユーザ端末の近くにいる車両の到着位置情報を、前記ユーザ端末へ送信し、
前記ユーザ端末は、前記管理装置から受信した車両の動態情報が実車で
あって特定時間内に到着位置に到着予定である場
合、地図上
の当該車両の
前記到着位置に実車である旨のアイコンを表示することを特徴とする請求項1記載の配車システム。
【請求項3】
前記管理装置は、前記ユーザ端末の位置情報を受信すると、前記ユーザ端末の近くにいる車両の内、動態情報が空車又は実車の車両の位置情報と動態情報を、
前記動態情報が実車である場合には到着位置の到着予定時刻を、前記ユーザ端末へ送
信し、
前記ユーザ端末は、実車である旨のアイコンの近くに前記到着予定時刻を表示することを特徴とする請求項
2記載の配車システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の配車を行う配車システムに係り、特に、利用者の利便性を向上させる配車システムに関する。
【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
近年、無線移動通信システムの発展と共に、手軽に広域エリアを対象とした移動体データ通信を行うことが可能となっている。また、電波を利用した測位技術の発展により、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)測位システムにより、位置情報が容易に得ることができるようになった。
【0003】
これら無線移動通信システムと測位システムの融合により、移動体のデータ伝送システムや位置管理システムが実用化され、業務無線や公衆無線を通じてタクシーや運送車両の配車効率を向上させる目的で利用されている。
【0004】
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2018-049408号公報「配車システム」(特許文献1)がある。
特許文献1には、顧客の迎え先を含むエリア内で配車に適した車両がない場合でも、当該エリア内で配車が可能な状態に変化した車両を検出すると、配車させる配車システムが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の配車システムでは、利用者がタクシー等の車両の位置と、空車・実車等の動態情報を確認して車両を利用できるものとはなっていないという問題点があった。
【0007】
尚、特許文献1には、利用者がタクシー等の車両の位置と、空車・実車等の動態情報を確認できる構成についての記載がない。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、タクシー等の車両の位置と、空車・実車等の動態情報を利用者が確認できるようにして、利用者の利便性を向上させる配車システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の車両の現在位置情報と当該車両の動態情報を管理する管理センタにおける管理装置を有し、ユーザ端末から車両の配車を予約する配車システムであって、ユーザ端末が、自身の位置情報を管理装置へ送信し、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の位置情報と動態情報とルート情報を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、管理装置から受信した車両の動態情報が空車であって待機場に戻る場合、地図上の当該車両の現在位置に空車である旨のアイコンを表示し、地図上に当該車両の待機場所までのルートを表示することを特徴とする。
【0010】
本発明は、上記配車システムにおいて、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の到着位置情報を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、管理装置から受信した車両の動態情報が実車であって特定時間内に到着位置に到着予定である場合、地図上の当該車両の到着位置に実車である旨のアイコンを表示することを特徴とする。
【0012】
本発明は、上記配車システムにおいて、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の内、動態情報が空車又は実車の車両の位置情報と動態情報を、動態情報が実車である場合には到着位置の到着予定時刻を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、実車である旨のアイコンの近くに到着予定時刻を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザ端末が、自身の位置情報を管理装置へ送信し、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の位置情報と動態情報とルート情報を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、管理装置から受信した車両の動態情報が空車であって待機場に戻る場合、地図上の当該車両の現在位置に空車である旨のアイコンを表示し、地図上に当該車両の待機場所までのルートを表示する配車システムとしているので、ユーザ端末の地図上で空車の現在位置と待機場所までのルートを確認して、空車を容易に捕まえることができ、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0014】
本発明によれば、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の到着位置情報を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、管理装置から受信した車両の動態情報が実車であって特定時間内に到着位置に到着予定である場合、地図上の当該車両の到着位置に実車である旨のアイコンを表示する上記配車システムとしているので、ユーザ端末の地図上で特定時間内での実車の到着位置を確認して、実車がお客を降ろした後に空車となったところを容易に捕まえることができ、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0016】
本発明によれば、管理装置が、ユーザ端末の位置情報を受信すると、ユーザ端末の近くにいる車両の内、動態情報が空車又は実車の車両の位置情報と動態情報を、動態情報が実車である場合には到着位置の到着予定時刻を、ユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が、実車である旨のアイコンの近くに到着予定時刻を表示する上記配車システムとしているので、ユーザ端末へは表示に必要な情報が送信されるため、管理装置とユーザ端末との間の通信データのサイズを小さくでき、実車の到着位置と到着予定時刻から空車となるところを容易に捕まえることができ、ユーザの利便性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図4】空車のルート情報を表示した例を示す概略図である。
【
図6】車両の動態情報と位置情報の表示処理フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る配車システム(本システム)は、タクシー等の車両の配車を管理する管理センタの管理装置が、利用者の端末に、車両の動態情報により車両のアイコンを変化させて表示するものであり、車両が「空車」の場合は、地図上に現在位置と空車のアイコンを表示し、車両が「実車」の場合は、地図上に車両の到着位置と実車のアイコンを表示するものであり、利用者は自分の現在位置の近辺にタクシーがいるか否か、またそのタクシーが空車か実車かを容易に認識することができ、タクシーを利用する場合の利便性を向上させることができるものである。
【0019】
また、本システムは、管理装置が、利用者の端末の地図上に表示された車両のアイコンが選択されると、当該車両の配車の予約を受け付ける処理を行うものであり、利用者は容易に配車予約を行うことができ、タクシー利用の利便性を向上させることができるものである。
【0020】
[本システム:
図1]
本システムの概要構成について
図1を参照しながら説明する。
図1は、本システムの概略構成図である。
本システムは、
図1に示すように、管理センタとなる管理装置10と、配車センタ11と、通信エリア20を形成する複数の無線基地局21と、移動局22と、GPS衛星23と、ユーザ端末30とを基本的に有している。
本システムは、特に、タクシー配車用AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システムを用いた無線通信システムである。
【0021】
ここで、無線基地局21と、管理装置10と、配車センタ11内の配車端末とは、有線のネットワークを介して接続されている。
また、移動局22とユーザ端末30は、GPS衛星からの電波によって位置情報を取得するものである。
【0022】
[本システムの各部]
次に、本システムの各部について具体的に説明する。
[管理装置10]
管理装置10は、管理センタにおけるコンピュータの処理装置であり、タクシー等の車両の位置情報と動態情報を管理している。
車両の位置情報と動態情報は、移動局22から送信されるものであり、無線基地局21を介して管理装置10が受信する。
尚、動態情報は、車両の運転手が設定するもので、「空車」「実車」「迎車」「休憩」等がある。
【0023】
また、管理装置10は、後述するユーザ端末30にインストールされた配車アプリへ、車両の位置情報と動態情報を送信する。管理装置10から配車アプリへ送信する情報は、車両の到着地の位置情報、到着地の到着予定時刻、ルート情報等がある。
そして、管理装置10は、ユーザ端末30の周辺にいる車両の位置情報と動態情報を検出し、該当する車両の位置情報と動態情報をユーザ端末30に送信する。
【0024】
[配車センタ11]
配車センタ11は、複数の配車端末11-1~11-Mがネットワークで接続されており、配車端末でオペレータが配車の手配、予約の受付等を行うようになっている。
尚、配車予約については、配車アプリからの予約であれば、管理装置10で自動受付処理を行ってもよいし、配車端末で行ってもよい。
【0025】
[無線基地局21]
無線基地局21(21-1~21-L)は、通信エリア20を形成するもので、通信エリア20内の移動局22との無線通信を行う。
【0026】
[移動局22]
移動局22は、タクシー等の車両に搭載される無線端末であり、複数のGPS衛星23からの電波によって車両の現在位置情報を取得し、当該現在位置情報と、運転手によって設定される動態情報とを、無線基地局21を介して管理装置10に送信する。
【0027】
また、移動局22は、表示画面を備え、到着地が設定されると、ルート情報を表示する。尚、ルート情報は、移動局22のナビゲーションシステムによって表示するようにしてもよいし、管理装置10で動作するナビゲーションシステムで指定されたものを表示してもよい。管理装置10は、いずれの場合のルート情報も取得して管理し、ユーザ端末30に提供する。
【0028】
[GPS衛星23]
GPS衛星23は、GPS測位システムにより電波を地上に送信し、移動局22とユーザ端末30の現在位置情報を取得できるようにしている。
【0029】
[ユーザ端末30]
ユーザ端末30は、スマートフォン、タブレット等の通信機能を備えた端末装置であり、複数のGPS衛星23からの電波によって端末装置の現在位置情報を取得するものである。
また、ユーザ端末30は、管理装置10を運用する主体から提供された配車アプリをインストールしており、当該配車アプリを立ち上げると、ユーザ端末30の現在位置を含む地図情報を表示する。その地図上にタクシー等の車両の位置情報が、動態情報が分かるように表示される。
【0030】
例えば、動態情報が「空車」であれば、当該空車の現在位置に空車であることを示すアイコン(空車アイコン)を表示する。空車アイコンでは向きも示すようになっている。
また、動態情報が「実車」であれば、目的の到着地の位置情報を実車であることを示すアイコン(実車アイコン)で表示する。実車アイコンでは向きも示すようになっている。
また、動態情報が「空車」や「実車」でない場合、地図上への車両の表示は行わない(非表示とする)。具体的な表示方法については後述する。
【0031】
[本システムの概略処理:
図2~4]
次に、本システムの概略処理について
図2~4を参照しながら説明する。
図2は、空車アイコンの表示例を示す概略図であり、
図3は、実車アイコンの表示例を示す概略図であり、
図4は、空車のルート情報を表示した例を示す概略図である。尚、
図2~4は、白黒画像であるため、空車アイコンと実車アイコンの区別がしづらいが、カラー画面では、空車アイコンを水色又は青色で表示し、実車アイコンを赤色又はピンク色で表示するようにして明確に区別している。
また、
図2,4における空車の空車番号は「301」と「503」とし、
図3における実車の実車番号は「503」として表示している。
【0032】
本システムのユーザ端末30は、まず管理装置10の運用会社が提供する配車アプリをダウンロードしてインストールしてもらうことになる。
そして、ユーザ端末30は、当該配車アプリを起動すると、ユーザ端末30の現在位置情報が管理装置10に送信され、管理装置10は、ユーザ端末30の現在位置情報から、ユーザ端末30の周辺にいる車両を検出し、当該車両の位置情報、動態情報、到着地の位置情報、到着地の到着予定時刻、ルート情報等をユーザ端末30に送信する。
更に、ユーザ端末30は、当該地図のエリアにおいて、車両の情報を表示する。
【0033】
動態情報が「空車」の場合は、
図2に示すように、空車の現在位置情報を地図上に空車アイコンで表示する。この空車アイコン表示によりユーザは空車を捕まえ易くなり、利便性が向上するものである。
【0034】
また、動態情報が「実車」の場合には、
図3に示すように、当該地図のエリア内に特定時間(例えば、30分)内に到着する到着地の位置情報を地図上に実車アイコンで表示する。実車アイコンの近くに予想される到着時刻又は支払い完了して発車可能となる時刻(到着予定時刻)を表示すると、ユーザにとって利用可能な時刻が分かるので、利便性が高い。
尚、動態情報が「迎車」「休憩中」であれば、車両のアイコンの表示は行わない。
【0035】
更に、ユーザ端末30は、
図4に示すように、空車のルート情報を地図上に色を付けて表示する。空車のルート情報は、例えば、目的地で乗客を降ろした後に待機場所へ戻るルートを示す。このルート情報をユーザが確認できれば、そのルート上で待ち構えて空車を捕まえることが容易となる。
更に、管理装置10は、ユーザ端末30の表示画面で、空車アイコン又は実車アイコンを選択すると、配車の予約を受け付ける処理を行う。予約の処理は、プログラムによって自動化してもよいし、配車端末で行わせるようにしてもよい。
【0036】
[本システムの処理内容:
図5]
次に、本システムにおける処理について
図5を参照しながら説明する。
図5は、本システムの処理を示すフロー図である。
まず、ユーザ端末30が配車アプリを起動する(S1)。
【0037】
配車アプリが起動した後に、ユーザ端末30は現在位置情報(自分の位置情報)を取得する(S2)。そのとき、ユーザ端末30の現在位置情報も地図上に表示する。
配車アプリを起動していなければ(Noの場合)、判定処理S1を繰り返す。
【0038】
次に、ユーザ端末30は、取得した現在位置情報を管理装置10に送信する(S3)。
管理装置10は、受信したユーザ端末30の現在位置の周辺の車両の動態情報と位置情報を収集し、収集した車両の動態情報と位置情報をユーザ端末30へ送信する(S4)。
ユーザ端末30は、管理装置10から周辺の車両の動態情報と位置情報を受信すると(S5)、ユーザ端末30の現在位置情報と、周辺の車両の動態情報と位置情報と、を地図上に表示する(S6)。
【0039】
尚、管理装置10は、ユーザ端末30の周辺にいる車両の内、動態情報が「空車」又は「実車」である車両の情報のみをユーザ端末30へ送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ端末30が表示する必要がない車両の情報だけ通信しなくてもよくなるため、管理装置10とユーザ端末30との間の通信データのサイズを小さくすることができる。
【0040】
次に、ユーザ端末30から車両のアイコンを選択して予約が為された(予約が成立した)か否かを判定し(S7)、予約が為された場合(Yesの場合)、予約処理を行う(S8)。予約が成立した場合(Yesの場合)、処理を終了し、予約が成立しなかった場合(Noの場合)、処理S2に戻る。
判定処理S7で、予約が為されなかった場合(Noの場合)、配車アプリが終了したか否かを判定し(S9)、配車アプリが終了したなら(Yesの場合)、処理を終了し、配車アプリが終了していなければ(Noの場合)、処理S2に戻る。
【0041】
[ユーザ端末30における車両の動態情報と位置情報の表示処理:
図6]
次に、ユーザ端末30における車両の動態情報と位置情報の表示処理について
図6を参照しながら説明する。
図6は、車両の動態情報と位置情報の表示処理フロー図である。
ユーザ端末30は、管理装置10から受信した車両の位置情報に基づいて、地図エリア内の車両を検出する(S11)。検出される車両は、現在位置が地図エリア内にあるもの(空車、迎車、休憩中等)と、特定時間以内の未来に地図エリア内に到着するもの(実車)がある。
【0042】
そして、処理S11で検出した車両について動態情報を判定する(S12)。
具体的には、動態情報が「空車」の場合、現在位置に空車アイコンを表示する(S13)。動態情報が「実車」の場合、車両の目的地への到着位置に実車アイコンを表示する(S14)。この場合、到着時刻等も表示する。更に、動態情報が空車、実車以外のその他である場合に、非表示(S15)として処理を終了する。
【0043】
[実施の形態の効果]
本システムによれば、ユーザ端末30は、車両の動態情報により車両のアイコンを変化させて表示するものであり、車両が「空車」の場合は、車両の位置情報と空車のアイコンを表示し、車両が「実車」の場合は、地図上に車両の到着位置と実車のアイコンを表示するものであり、利用者は自分の現在位置の近辺にタクシーがいるか否か、またそれが空車か実車かを容易に認識することができ、タクシーを利用する場合の利便性を向上させることができる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、タクシー等の車両の位置と、空車・実車等の動態情報を利用者が確認できるようにして、利用者の利便性を向上させる配車システムに好適である。
【符号の説明】
【0045】
10…管理装置、 11…配車センタ、 11-1~11-M…配車端末、 20…通信エリア、 21(21-1~21-L)…無線基地局、 22…移動局、 23…GPS衛星、 30…ユーザ端末