(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-22
(45)【発行日】2024-03-04
(54)【発明の名称】能力制御方法、端末及びネットワーク側のネットワーク要素
(51)【国際特許分類】
H04W 8/24 20090101AFI20240226BHJP
H04W 92/08 20090101ALI20240226BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W92/08
(21)【出願番号】P 2021505262
(86)(22)【出願日】2019-07-31
(86)【国際出願番号】 CN2019098554
(87)【国際公開番号】W WO2020024972
(87)【国際公開日】2020-02-06
【審査請求日】2021-03-17
(31)【優先権主張番号】201810879846.5
(32)【優先日】2018-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
(72)【発明者】
【氏名】馬 ▲月▼
【審査官】倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2006/0129638(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0285621(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0088526(US,A1)
【文献】特開2005-312056(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00~99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
能力管理機能ネットワーク要素を含むネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法であって、
第1情報を取得することと、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行することと、を含み、
前記第1情報は、端末能力変更情報、及び端末能力情報の少なくとも1つを含み、
前記の端末能力の第2関連操作を実行することは、
更新済みの端末能力に対する能力識別子の割り当て、及び、端末コンテキストの第1能力識別子から第2能力識別子への更新の少なくとも1つを含む、能力制御方法。
【請求項2】
前記第1情報は、さらに、端末位置変更情報、端末能力識別子の指示情報、及び端末能力識別子の操作情報の少なくとも1つを含み、
前記端末能力識別子の指示情報は、
端末能力識別子が失効したかの指示情報、端末能力識別子を削除するかの指示情報、端末能力識別子を一時停止するかの指示情報、端末能力識別子を復元するかの指示情報、端末能力識別子の更新を要求するかの指示情報、及び端末能力識別子の割り当てを要求するかの指示情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の能力制御方法。
【請求項3】
前記端末能力変更情報は、
能力変更指示情報、能力変更種別情報、能力変数情報、第1能力識別子、及び第2能力識別子の少なくとも1つを含み、
前記能力変数情報は、
能力変数の能力識別子、変更が発生する能力情報、新規追加の能力情報、終了の能力情報、変更前能力の能力識別子、変更後能力の能力識別子、新規追加能力の能力識別子、及び終了能力の能力識別子の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の能力制御方法。
【請求項4】
前記の端末能力の第2関連操作を実行することは、さらに、
端末能力識別子の更新、新規追加の端末能力識別子の保存、前記第1情報の保存、第1目標側への前記第1情報の送信、端末能力の導出又はマッピング、端末能力の更新、及び、端末能力を取得する要求情報の第2目標側への送信、の少なくとも1つを含み、
前記の端末能力の第2関連操作を実行することが、端末能力識別子の更新を含む場合、前記の端末能力識別子の更新は、
端末能力識別子の指示情報、及び端末能力識別子の操作情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力識別子を更新することを含み、
前記の端末能力の第2関連操作を実行することが、端末能力の導出又はマッピングを含む場合、前記の端末能力の導出又はマッピングは、
第2能力識別子、端末能力識別子の指示情報、及び端末能力識別子の操作情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力を導出又はマッピングすることを含み、
前記の端末能力の第2関連操作を実行することが、端末能力の更新を含む場合、前記の端末能力の更新は、
能力変数情報、及び第2能力識別子からマッピングする端末能力の少なくとも1つに基づいて、前記端末の能力を更新することを含む、請求項1に記載の能力制御方法。
【請求項5】
前記の端末能力の第2関連操作を実行することは、さらに、端末能力識別子の削除又は一時停止を含み、前記の端末能力識別子の削除又は一時停止は、
端末能力識別子失効の指示情報、端末能力識別子削除の指示情報、失効した能力識別子、削除された能力識別子、端末位置変更情報、及び端末能力変更情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力識別子を削除又は一時停止することを含み、
及び/又は、
前記の端末能力の第2関連操作を実行することは、さらに、端末能力識別子の復元を含み、前記の端末能力識別子の復元は、
端末能力識別子復元の指示情報、端末位置変更情報、及び端末能力変更情報の少なくとも1つに基づいて、端末の能力識別子を復元することを含む、請求項1に記載の能力制御方法。
【請求項6】
能力管理機能ネットワーク要素を含むネットワーク側のネットワーク要素であって、
第1情報を取得する第1取得モジュールと、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行する第2実行モジュールと、を含み、
前記第1情報は、端末能力変更情報及び端末能力情報の少なくとも1つを含み、
前記第2実行モジュールは、具体的に、
更新済みの端末能力に対する能力識別子の割り当て、及び、端末コンテキストの第1能力識別子から第2能力識別子への更新の少なくとも1つに用いられる、ネットワーク側のネットワーク要素。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2018年8月3日に中国に提出された中国特許出願201810879846.5の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特に能力制御方法、端末及びネットワーク側のネットワーク要素に係る。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク技術の発展に伴い、端末がサポートすべき能力がますます多くなると共に、端末からネットワークに報告すべき能力もますます多くなっている。従って、端末能力の報告による無線インタフェース負荷がますます大きくなり、端末能力の更新が生じる可能性がある。
【0003】
しかしながら、端末能力変更時の報告をいかに最適化するかについては、現時点では明確な定論がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、端末能力変更時の報告の最適化が明確化されていないという問題を解決するために、能力制御方法、端末及びネットワーク側のネットワーク要素を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様として、本開示の実施例による、端末に応用される能力制御方法は、
所定の条件が満たされたか否かを決定することと、
ここで、前記所定の条件は、端末能力変更、端末位置変更、端末内のカード削除、端末内のカード新規追加、及び位置変更後の端末による能力シグナリング最適化の非対応の少なくとも1つを含み、
前記所定の条件が満たされると、端末能力の第1関連操作を実行することと、を含む。
【0006】
第2態様として、本開示の実施例による、端末に応用される能力制御方法は、
能力変数を取得する要求情報を受信することと、
前記能力変数を取得する要求情報に基づいて、能力変数情報を送信することと、を含む。
【0007】
第3態様として、本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法は、
第1情報を取得することと、
ここで、前記第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含み、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行することと、を含む。
【0008】
第4態様として、本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法は、
第2情報を取得することと、
ここで、前記第2情報は、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報、登録解除要求情報、及び登録要求情報の少なくとも1つを含み、
前記第2情報に基づいて、端末能力の第3関連操作を実行することと、を含む。
【0009】
第5態様として、本開示の実施例による通信機器は、
所定の条件が満たされたか否かを決定する決定モジュールと、
ここで、前記所定の条件は、端末能力変更、端末位置変更、及び位置変更後の端末による能力シグナリング最適化の非対応の少なくとも1つを含み、
前記所定の条件が満たされると、端末能力の第1関連操作を実行する第1実行モジュールと、を含む。
【0010】
第6態様として、本開示の実施例による通信機器は、
能力変数を取得する要求情報を受信する受信モジュールと、
前記能力変数を取得する要求情報に基づいて、能力変数情報を送信する送信モジュールと、を含む。
【0011】
第7態様として、本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素は、
第1情報を取得する第1取得モジュールと、
ここで、前記第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含み、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行する第2実行モジュールと、を含む。
【0012】
第8態様として、本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素は、
第2情報を取得する第2取得モジュールと、
ここで、前記第2情報は、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報、登録解除要求情報、及び登録要求情報の少なくとも1つを含み、
前記第2情報に基づいて、端末能力の第3関連操作を実行する第3実行モジュールと、を含む。
【0013】
第9態様として、本開示の実施例による、メモリと、プロセッサと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器は、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記端末に応用される能力制御方法、又は上記ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法が実現される。
選択可能で、該通信機器は、端末又はネットワーク側のネットワーク要素である。
【0014】
第10態様として、本開示の実施例による、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記端末に応用される能力制御方法、又は上記ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法が実現される。
【発明の効果】
【0015】
本開示の実施例において、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0016】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本開示の実施例に係る能力制御方法のフローチャートその1である。
【
図2】本開示の実施例に係る能力制御方法のフローチャートその2である。
【
図3】本開示の実施例に係る能力制御方法のフローチャートその3である。
【
図4】本開示の実施例に係る能力制御方法のフローチャートその4である。
【
図5】本開示の実施例に係る第1情報送信のフローチャートその1である。
【
図6】本開示の実施例に係る第1情報送信のフローチャートその2である。
【
図7】本開示の実施例に係る第1情報送信のフローチャートその3である。
【
図8】本開示の実施例に係る第1情報送信のフローチャートその4である。
【
図9】本開示の実施例に係る能力識別子情報の削除を要求するフローチャートである。
【
図10】本開示の実施例に係る能力識別子情報の追加を要求するフローチャートである。
【
図11】本開示の実施例に係る端末位置変更プロセスのフローチャートその1である。
【
図12】本開示の実施例に係る端末位置変更プロセスのフローチャートその2である。
【
図13】本開示の実施例に係るシグナリング最適化能力変更プロセスのフローチャートである。
【
図14】本開示の実施例に係る端末の構造図その1である。
【
図15】本開示の実施例に係る端末の構造図その2である。
【
図16】本開示の実施例に係るネットワーク側のネットワーク要素の構造図その1である。
【
図17】本開示の実施例に係るネットワーク側のネットワーク要素の構造図その2である。
【
図18】本開示の実施例に係る端末の構造図その3である。
【
図19】本開示の実施例に係るネットワーク側のネットワーク要素の構造図その3である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
まず、端末の能力は、無線能力とコアネットワーク能力の2種類に分けられる。無線能力については、端末は、ネットワークの要求に応じて端末の無線能力を報告する。コアネットワーク能力については、端末は、登録時に端末のネットワーク能力を報告する。
【0019】
端末は、複数の周波数帯(Band)及び周波数(frequency)をサポートする。キャリアアグリゲーションCA(Carrier Aggregation)及びデュアルコネクティビティDC(Dual Connectivity)などの技術の導入に伴い、様々な可能な周波数帯の組み合わせを並べて組み合わせる必要があり、各端末メーカがサポートする周波数帯の組み合わせがそれぞれ異なる可能性もあり、無線能力がとりわけ膨大となる。更に、ネットワークの進化に伴い、ネットワークに多くの特性が導入され、異なる特性は、異なる無線能力及びネットワーク能力を必要とすることが多い。関連するネットワーク特性について、端末は、サポートするか否かの情報をネットワークに通知する必要がある。
【0020】
一般に、出荷される端末は、国際移動体装置識別子番号IMEI(International Mobile Equipment Identity)などの装置識別子情報を有する。国際移動体装置識別子番号IMEIには、タイプ割り当てコードTAC(Type Allocation Code)が含まれる。該タイプ割り当てコードTACは、通常8桁(初期には6桁)の数字からなり、端末のブランド及び機種を区別するコードである。該タイプ割り当てコードTACは、GSMA及びその認可機関によって割り当てられる。該タイプ割り当てコードTACの最初の2桁は、割り当て機構識別子(Reporting Body Identifier)とも呼ばれ、国際移動体装置識別子番号IMEI割り当てを許可する機構のコードであり、例えば、01は、米国CTIAであり、35は、英国BABTであり、86は、中国TAFである。タイプ割り当てコードTACにより、同一端末機種を一意に識別する。同一端末機種の端末能力は、同じであることが多い。
【0021】
国際移動体装置識別子番号IMEIには、ソフトウェアバージョン番号SVN(Software Version Number)も含まれる。該ソフトウェアバージョン番号SVNは、同型の端末が出荷されるときに使用される異なるソフトウェアバージョンを区別する。ソフトウェアバージョン番号SVNは、一部のブランドの一部の機種にのみ存在する。異なるソフトウェアバージョン番号SVNは、異なる端末能力に対応する。
【0022】
端末能力の報告によるオーバーヘッドを減らすために、端末能力を指示可能な識別子情報を端末に設定する。1つの端末による能力シグナリング最適化の方法は、端末能力を指示する識別子情報のみを端末からネットワークに報告することである。ネットワークは、端末能力を指示する識別子情報をマッピングすることにより端末能力を得る。端末能力識別子情報は、端末能力を指示する能力識別子情報である。
【0023】
実際のニーズの変化により、端末能力は、更新される可能性がある。更新シナリオは、以下の通りである。
【0024】
シナリオ1:出荷時に、端末の多くの能力がオフ状態にある可能性があり、その後のソフトウェアのアップデートの際に、VoLTE能力、一部のband能力などのいくつかの能力をオンにする。この場合、端末能力は、一括アップグレードされる。VoLTEなどの特性の能力のサイズ(size)は、制御可能であるが、bandの能力変更は、CA又はDCの能力変更につながり、変更する能力のサイズが大きい可能性がある。
【0025】
シナリオ1について、現在、端末のTVNは、出荷後に変更されることはない。後続のソフトウェアのアップデートでは、一部の能力をオンにして、端末メーカは、ソフトウェアバージョン番号SVNを変更する可能性があり、ソフトウェアバージョン番号SVNを変更しない可能性もある。このため、ネットワークは、端末の能力が変更されたか否かを、端末のソフトウェアバージョン番号SVNから直接知ることができない。ネットワークから能力識別子情報を割り当てるシナリオについては、変更を知っても、ネットワークは、端末の完全な無線能力を必要とし、その無線能力に対応する能力識別子情報が既に存在しているか否かを確認し、新たな能力を割り当てる必要があるか否かを問い合わせる。これは、バックグランド実現にとって大きな作業量である。
【0026】
シナリオ2:同一機種の異なる端末で、一方の端末は、データ優先(data centric)であり、4Gネットワークにアクセスすると、5Gネットワーク能力をオンにするが、他方の端末は、音声優先(voice centric)であり、5Gネットワークの音声非対応が確認できた場合に5Gネットワーク能力をオフにする可能性がある。5Gネットワーク能力をオフにした後、端末は、ネットワークに対して位置更新を開始し、新たなネットワーク能力を指示する。
【0027】
本開示の実施例において、端末能力の識別子情報(単に端末能力識別子情報という)は、端末能力を識別する。端末能力識別子情報と端末能力情報との間にはマッピングの関係があり、端末能力識別子情報をマッピングして端末能力を得る。端末能力識別子情報をマッピングすることによって、1つのグループの端末能力又は完全な端末能力を得る。端末能力識別子情報のサイズは、端末能力よりも小さいので、能力シグナリング最適化を軽減するという効果を達成することができる。
【0028】
選択可能で、1の端末は、1つ又は複数の端末能力識別子情報を有する。
【0029】
本開示の実施例において、サービスネットワークは、端末にアクセスを提供するネットワークであり、オペレータのネットワーク又は専用ネットワークであり、公衆通信ネットワークであってもよいし、プライベート通信ネットワークであってもよい。選択可能で、サービスネットワークの識別子は、PLMN又は他の識別子(例えば、プライベート通信ネットワーク自体によって構成される識別子)である。
【0030】
本開示の実施例において、ネットワークの種類は、通信ネットワークの種類、無線アクセス技術の種類、無線アクセスネットワークの種類及びネットワークの年代の少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0031】
選択可能で、通信ネットワークの種類としては、GSM、EDGE、GPRS、GSM-CS、GSM-PS、CS、PS、CDMA、3GPP2 1xCS、EPS、5GSの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0032】
選択可能で、無線アクセス技術の種類は、GERAN、GERAN-CS、GERAN-PS、EDGE、UTRA、TD-SCDMA、WCDMA、HSPA、CDMA、CDMA2000、3GPP2 1xCS、cdma2000-1XRTT、EUTRA、LTE FDD、LTE TDD、3GPP、N3GPP、3GPP2、WLAN、NB IOT、NG RAN、EUTRA-NR及びNRの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0033】
選択可能で、無線アクセスネットワークの種類としては、GERAN、GERAN-CS、GERAN-PS、EDGE、UTRAN、TD-SCDMA、WCDMA、HSPA、CDMA、CDMA2000、3GPP2 1xCS、cdma2000-1XRTT、EUTRAN、LTE FDD、LTE TDD、3GPP、N3GPP、3GPP2、WLAN、NB IOT、NG RAN、EUTRA-NR及びNRの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0034】
選択可能で、ネットワークの年代は、2Gネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、5Gネットワークの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0035】
本開示の実施例において、端末能力は、端末のコアネットワーク能力と端末の無線能力の少なくとも1つを含む。端末のコアネットワーク能力は、端末のネットワーク能力、非アクセス網(NAS)能力と呼ばれてもよい。
【0036】
選択可能で、端末の無線能力は、キャリアアグリゲーションCA能力及びデュアルコネクティビティDC能力の少なくとも1つを含む。
【0037】
選択可能で、端末のコアネットワーク能力は、5Gセッション管理能力、5G移動性管理能力、ユーザ端末ネットワーク能力(UE Network capability)及び移動局ネットワーク能力(MS Network capability)などの少なくとも1つを含む。
【0038】
選択可能で、端末のコアネットワーク能力は、5Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力(例えばUE Network capability)及び3Gネットワーク能力(例えばMS Network capability)などの少なくとも1つを含む。
【0039】
本開示の実施例において、「能力」と「端末能力」とは、同一の意味を示すものであり、混用されてもよい。
【0040】
本開示の実施例において、端末能力コンテキストは、端末能力の記述情報とも呼ばれ、具体的な能力を記述するために使用される。
【0041】
本開示の実施例において、一実施形態では、能力変数は、変更後の端末能力と変更前の端末能力との能力間の差異を示す。別の実施形態では、能力変数は、更新が発生する能力である。
【0042】
本開示の実施例において、「能力識別子情報」、「端末能力識別子情報」及び「端末能力の識別子情報」は、同一の意味を示すものであり、混用されてもよい。
【0043】
本開示の実施例において、「無効」は、以下の「利用不可能」、「一時停止」の1つとして具現化される。無効な能力識別子情報は、一時停止の能力識別子情報、及び利用不可能な能力識別子情報の少なくとも1つとして表現される。
【0044】
本開示の実施例において、「カード」は、UICC、SIM、eSIM、eUICCのいずれかであり、これらに限定されない。カードは、物理的カードであってもよい。更に、第Nカードは、サービスネットワークのカードを第Nカードスロットに装着することを示してもよい。メインカードは、サービスネットワークのカードをメインカードスロットに装着することを示し、サブカードは、サービスネットワークのカードをサブカードスロットに装着することを示す。カード位置情報は、カードスロット情報とも呼ぶ。
【0045】
カードは、電子カードでもよい。サービスネットワークは、端末に対して複数のカードを構成することができる。
【0046】
本開示の実施例において、端末内のカード新規追加は、カードを端末機器に差し込むこと、カード情報を端末機器に書き込むことのいずれかであり、それらに限られない。
【0047】
本開示の実施例において、端末内のカード削除は、カードを端末機器から取り出すこと、端末機器内のカード情報を削除することのいずれかであり、それに限られない。
【0048】
本開示の実施例において、端末能力識別子情報の適用範囲情報は、端末能力識別子情報の適用条件情報、及び端末能力識別子情報の種別情報の少なくとも1つとして具現化される。
【0049】
本開示の実施例において、端末能力シグナリング最適化は、無線能力シグナリング最適化及び非アクセス層能力シグナリング最適化を含む。選択可能で、無線能力シグナリング最適化は、optimizations on UE radio capability signaling、略してRACSと呼ばれる。しかしながら、標準組織は、他の名称を有する場合があるが、本開示の実施例は、名称によって影響されない。
【0050】
本開示の実施例において、選択可能で、能力シグナリング最適化の対応可否は、能力シグナリング最適化の能力を有するかともされる。
【0051】
選択可能で、能力シグナリング最適化の対応は、能力シグナリング最適化を可能にすること、能力シグナリング最適化の能力を有すること、能力シグナリング最適化をオンにすることともされる。
【0052】
選択可能で、能力シグナリング最適化の非対応は、能力シグナリング最適化を不可能にすること、能力シグナリング最適化の能力を有しないこと、能力シグナリング最適化をオフにすることともされる。
【0053】
選択可能で、取得は、構成から取得すること、受信によって取得すること、要求してから受信して取得すること、自己学習で取得すること、受信しなかった情報から導出すること、又は、受信した情報に基づいて処理して取得することと理解してもよいが、具体的には実際のニーズに応じて決められてもよいので、本開示の実施例ではこれについて限定しない。例えば、機器から送信されたある能力指示情報を受信しなかった場合、該機器が該能力をサポートしないことと導出する。
【0054】
本開示の実施例において、登録要求は、アタッチ要求、位置更新要求、移動登録要求、初期登録要求の1つを含む。
【0055】
本開示の実施例において、登録解除要求は、アタッチ解除要求を含む。
【0056】
本開示の実施例において、新規追加能力は、追加の能力、オフ後に新たにオンにされた能力、サポートされる能力の少なくとも1つを含む。
【0057】
本開示の実施例において、終了能力は、非対応の能力に変更すること、失効の能力の少なくとも1つを含む。
【0058】
本開示の実施例において、第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、第2能力識別子情報は、更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。
【0059】
以下、本開示の実施例の図面とともに、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をしなくても為しえる全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0060】
本開示の実施例において、ネットワーク要素は、エンティティ機器、ネットワーク機能エンティティ、又はネットワークユニットである。
【0061】
本開示の実施例において、コアネットワークのネットワーク要素(CNネットワーク要素)は、コアネットワーク機器、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワークのネットワーク要素、モビリティ管理エンティティMME(Mobility Management Entity)、アクセスモビリティ管理機能AMF(Access Management Function)、セッション管理機能SMF(Session Management Function)、ユーザプレーン機能UPF(User Plane Function)、サービングゲートウェイSGW(serving GW)、PDNゲートウェイ(PDN Gate Way)、ポリシー制御機能PCF(Policy Control Function)、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF(Policy and Charging Rules Function)、GPRSサービスサポートノードSGSN(Serving GPRS Support Node)、ゲートウェイGPRSサポートノードGGSN(Gateway GPRS Support Node)及び無線アクセスネットワーク機器の少なくとも1つを含むが、それに限られない。
【0062】
本開示の実施例において、無線アクセスネットワークのネットワーク要素(RANネットワーク要素)は、無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワークノード、無線アクセスネットワーク機能、無線アクセスネットワークユニット、3GPP無線アクセスネットワーク、非3GPP無線アクセスネットワーク、セントラル装置CU(Centralized Unit)、分散装置DU(Distributed Unit)、基地局、進化型基地局eNB(evolved Node B)、5G基地局(gNB)、無線ネットワークコントローラRNC(Radio Network Controller)、基地局(NodeB)、非3GPPインターワーキング機能N3IWF(Non-3 GPP Inter Working Function)、アクセス制御AC(Access Controller)ノード、アクセスポイントAP(Access Point)機器又は無線ローカルエリアネットワークWLAN(Wireless Local Area Networks)ノードの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0063】
基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局BTS(Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよく、LTEにおける発展型基地局eNB又はe-NodeB(evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよく、本開示の実施例では限定されない。
【0064】
本開示の実施例において、ネットワーク側ネットワーク要素は、CNネットワーク要素、RANネットワーク要素の少なくとも1つを含む。
【0065】
本開示の実施例において、端末は、端末の機能をサポートするリレーを含む。端末は、端末機器又はユーザ端末UE(User Equipment)と呼ばれてもよい。端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、携帯情報端末PDA(Personal Digital Assistant)、モバイルネットワーク装置MID(Mobile Internet Device)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、又は車載機器などの端末側機器である。なお、本開示の実施例において、端末の具体的なタイプを限定しない。
【0066】
本開示の実施例において、端末の能力シグナリング最適化能力は、他の端末能力とは独立して定義された能力エレメント(IE)である。端末は、この能力シグナリング最適化能力を報告し、ネットワークは、この能力シグナリング最適化能力に応じて、能力識別子情報を割り当てるか否か、又は端末から能力識別子情報を取得するか否かを決定する。
【0067】
図1に示すように、本開示の実施例は、通信機器に応用される能力制御方法を提供する。前記通信機器は、端末、ネットワーク側機器の一方を含む。前記方法は、以下のステップを含む。
【0068】
ステップ101において、所定の条件が満たされたか否かを決定する。
【0069】
具体的には、端末は、端末能力を有するリレー、端末機器自体、チップ、カード(例えばSIMカード、UICCカード等)の少なくとも1つ又は複数の組み合わせである。本実施例において、端末の応用シナリオを限定しない。
【0070】
選択可能で、該所定の条件は、端末能力変更、端末位置変更、端末内のカード削除、端末内のカード新規追加、及び位置変更後の端末による能力シグナリング最適化の非対応の少なくとも1つを含む。
【0071】
一実施形態において、端末は、端末機器とカードとの組み合わせの全体である。なお、端末能力が変更しても、カードの位置は、変更がなくてもよい。
【0072】
更に、端末位置の変更は、端末内のカードのカードスロットの変更であってもよいし、カードを第1端末機器から第2端末機器に移すことであってもよい。この場合、本開示の実施例の実行主体端末は、カードである。
【0073】
一実施形態において、カード(例えばUICCカード又はSIMカード)の位置は、第1カードスロットから第2カードスロットに変更される。端末がそのカードである場合、そのカードからみて、端末位置が変更される。別の実施形態では、カードは、ある端末から別の端末に移される。端末がそのカードである場合、そのカードからみて、端末位置が変更される。この場合、該カードに対応する端末能力は、変更される可能性もあるし、変更されない可能性もある。なお、端末位置の変更後に、端末は、端末能力識別子をネットワークに再度送信し、又は、ネットワークにおける端末能力識別子情報の失効を指示する。ネットワークは、端末能力の識別子情報を端末に再度要求する。これは、安全かつ信頼性のあるやり方である。
【0074】
更に、端末内のカード削除は、端末内のカードが取り出されること(例えば物理的カード)、カード情報が削除されること(例えば電子カード)のいずれかである。
【0075】
更に、端末内のカード新規追加は、カードを端末に差し込むこと、カード情報を新規追加することのいずれかである。
【0076】
一実施形態では、端末内のカードが削除されると、該端末は、最終的に登録解除要求をネットワークに送信する。この登録解除要求メッセージには、第1情報が含まれる。なお、ネットワークは、該登録解除要求を受信すると、端末コンテキスト内の端末能力の識別子情報を削除する。ネットワークは、端末が再度登録する際に、端末能力の識別子情報を再度取得する。なお、これは、安全かつ信頼性のあるやり方である。
【0077】
一実施形態では、端末内のカード新規追加の際に、該端末は、登録要求をネットワークに送信する。該登録要求メッセージには、第1情報が含まれ、例えばネットワークにおける端末能力識別子情報の失効を指示する。なお、ネットワークは、該登録解除要求を受信すると、安全かつ信頼性のあるやり方として、既有の端末コンテキスト中の端末能力の識別子情報を削除することである。
【0078】
ステップ102において、所定の条件が満たされると、端末能力の第1関連操作を実行する。
【0079】
ここで、ステップ102で端末能力の第1関連操作を実行することは、端末能力識別子情報に対する操作、及び第1情報の送信の少なくとも1つを含む。
【0080】
一実施形態では、該端末能力識別子情報は、変更前の端末能力の能力識別子情報である。
【0081】
選択可能で、該第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含む。
【0082】
更に、該端末能力識別子情報に対する操作は、具体的には、端末能力識別子情報を更新すること、端末能力識別子情報を削除すること、及び端末能力識別子情報を無効に設定することの少なくとも1つを含む。
【0083】
更に、端末能力識別子情報を無効に設定することは、端末能力識別子情報を一時停止すること、端末能力識別子情報を利用不可能に設定することの少なくとも1つを含む。
【0084】
一実施形態では、複数の種類の端末能力の更新が発生し、又は複数の端末能力識別子情報が存在する。一実施形態では、すべて又は一部の端末能力識別子情報を更新する。一実施形態では、すべて又は一部の端末能力識別子情報を削除する。一実施形態では、全て又は一部の端末能力識別子情報を無効に設定する。
【0085】
更に、前記の端末能力識別子情報を更新することは、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新することを含む。
ここで、前記第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、前記第2能力識別子情報は、更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。
【0086】
なお、一実施形態では、第1情報を第1目標側に送信する。該第1目標側は、RANネットワーク要素、CNネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME及び能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0087】
選択可能で、該端末能力識別子情報は、端末機種情報、能力指示補助情報、能力識別子適用範囲情報、及び端末能力識別子の少なくとも1つを含む。
【0088】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末機種情報及び能力指示補助情報を含む。
【0089】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子を含む。
【0090】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子及び能力指示補助情報を含む。
【0091】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子及び能力識別子適用範囲情報を含む。
【0092】
選択可能で、該端末機種情報は、端末メーカ識別子、タイプ割り当てコード(例えばタイプ割り当てコードTAC)及びソフトウェアバージョン番号(例えばSVN)の少なくとも1つを含む。
【0093】
選択可能で、該能力指示補助情報は、能力対応カードスロット情報、能力対応カード情報(例えば物理的カードのカード情報、電子カードのカード情報)、能力対応サービスネットワーク情報、能力対応ネットワーク種別情報及び能力種別指示情報の少なくとも1つを含む。
【0094】
更に、能力対応カードスロット情報は、カードスロットの識別子情報、カードスロットのシリアル番号、第1カードスロットの情報、第2カードスロットの情報、メインカードスロット又はサブカードスロットに対応する指示情報、能力がすべてのカードスロットに適用するか否かの指示情報、及び、能力がカードスロットを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。具体的には、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであり、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットである。
【0095】
更に、能力対応カード情報は、カードのサービスネットワークのネットワーク情報、カードのシリアル番号、カードが装着されているカードスロットのシリアル番号、メインカード又はサブカードの指示情報、能力がすべてのカードに適用するか否かの指示情報、能力がカードを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。なお、能力対応カード情報により、端末の該当カードにおける対応する端末能力をネットワークがマッピングするのを支援する。
【0096】
更に、能力対応サービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別子情報、能力が全てのサービスネットワークに適用するか否かの指示情報、能力がサービスネットワークを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。更に、ネットワーク識別子情報は、公衆通信ネットワークの識別子(例えばPLMN)、プライベート通信ネットワークの識別子(例えばTypeAネットワーク識別子、TypeBネットワーク識別子)を含む。
【0097】
更に、能力対応ネットワーク種別情報は、ネットワークの種別、能力が全てのネットワーク種別に適用するか否かの指示情報、能力がネットワーク種別を問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。ここで、ネットワーク種別情報は、端末が現在サポートしているネットワーク種別の能力を指示し、又は、端末がサポートしていないネットワーク種別の能力を指示する。
【0098】
選択可能で、該端末能力識別子情報の指示情報は、端末能力識別子が失効したかの指示情報、端末能力識別子を削除するかの指示情報、端末能力識別子を一時停止するかの指示情報、端末能力識別子を復元するかの指示情報、端末能力識別子の更新を要求するかの指示情報、及び端末能力識別子の割り当てを要求するかの指示情報の少なくとも1つを含む。
【0099】
なお、この端末能力識別子情報の指示情報は、端末のすべての能力識別子情報の指示に適用する。同一端末は、1つ又は複数の能力識別子情報を有する。例えば、端末能力識別子が失効したかの指示情報は、端末能力識別子の失効を指示する場合、端末コンテキスト内の全ての能力識別子情報を第1目標側が削除又は一時停止するのを支援する。
【0100】
選択可能で、該端末能力識別子情報の操作情報は、終了した能力識別子情報、失効した能力識別子情報、削除した能力識別子情報、一時停止した能力識別子情報、新規追加した能力識別子情報、及び復元した能力識別子情報の少なくとも1つを含む。
【0101】
なお、同一端末は、1つ又は複数の能力識別子情報を有する。一実施態様では、一部の能力識別子情報のみに対応する能力が終了した場合、該端末能力識別子情報の操作情報は、終了した能力識別子情報を指示する。例えば、端末は、4Gネットワークにアクセスした後に5Gネットワークの能力を終了し、5Gネットワーク能力の能力識別子情報をネットワークに通知する。なお、複数の能力識別子情報の場面において、該端末能力識別子情報の操作情報は、特有の利点を有する。
【0102】
選択可能で、端末位置変更情報は、端末位置が変更するか否かの指示情報、第1端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))、第2端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))の少なくとも1つを含む。一実施形態では、実行主体端末がカードである場合、カードは、第1端末から第2端末に移される。第1端末の識別子と第2端末の識別子とが異なることにより、端末位置変更を第1目標側が確認するのを支援する。
【0103】
選択可能で、該端末能力変更情報は、能力変更指示情報、能力変更種別情報、能力変数情報、第1能力識別子情報、及び第2能力識別子情報の少なくとも1つを含む。なお、該端末能力変更情報によって、端末能力の変更が発生するかを指示し、及び/又は、変更前と変更後の能力の差異を指示する。一実施形態では、能力変更指示情報は、能力の変更が発生するか否かを指示する。
【0104】
具体的には、第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、第2能力識別子情報は、更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。一実施形態では、第1能力識別子情報及び/又は第2能力識別子情報によって端末能力変更情報を示す。なお、該方式は、端末メーカが能力識別子情報を割り当てる方式に適用可能である。
【0105】
なお、能力変数は、変化が発生する能力、新規追加の能力、及び減少される能力の少なくとも1つを含む。
【0106】
更に、該能力変数情報は、能力変数の能力識別子情報、変更が発生する能力の能力情報、新規追加能力の能力情報、終了能力の能力情報、変更前能力の能力識別子情報、変更後能力の能力識別子情報、新規追加能力の能力識別子情報、及び終了能力の能力識別子情報の少なくとも1つを含む。更に、能力情報は、能力指示補助情報、能力コンテキストの少なくとも1つを含む。なお、能力変数情報の方式は、ネットワークによって能力識別子を割り当てる方式に適用可能である。能力変数情報によって、端末から完全な端末能力を送信する必要がなく、シグナリングを節約し、更新後の能力をネットワークが導出するのをサポートし、更新後の能力に能力識別子情報を割り当てる。
【0107】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び能力変数情報によって、変更された端末能力を指示する。なお、更新後の端末能力を第1目標側が導出するのを支援する。
【0108】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び能力変数の識別子情報とによって、変更後の端末能力を導出する。例えば、端末は、ある無線アクセスタイプRAT(Radio Access Type)能力を終了し、1つの大きい能力識別子(例えば、第1能力識別子情報)及び1つの終了した小さい能力識別子(例えば、能力変数識別子情報)によって、更新後の端末能力を指示する。又は、端末は、1つの無線アクセスタイプRAT能力をオンにし、1つの大きい能力識別子と1つの新規追加の小さい能力識別子とによって、更新後の端末能力を指示する。
【0109】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び第2能力識別子情報によって、端末能力の変更が発生することを指示する。なお、第1目標側は、第2能力識別子情報を受信した後、端末能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新してもよいし、第2能力識別子情報に基づいて変更後の端末能力を取得してもよい。又は、第1目標側は、第1能力識別子情報及び第2能力識別子情報に基づいて、ある能力変数情報を取得する。
【0110】
一実施形態では、端末能力識別子情報の指示情報及び第2能力識別子情報によって、端末能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新してもよいし、第2能力識別子情報に基づいて、更新後の端末能力を第1目標側が取得するのを支援してもよい。
【0111】
一実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報が2、3、4、5の4つの識別子から構成され、それぞれ2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力、5Gネットワーク能力に対応する場合、5Gネットワーク能力を終了することが決定されると、端末は、能力識別子5に対応する能力の終了をネットワークに通知する。ネットワークは、対応する端末コンテキストから能力識別子5を削除する。
【0112】
一実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報は、基本能力識別子1と、追加能力変数の能力識別子A,B及びCとから構成され、ここで、端末UE1の能力識別子が1及びAである場合、UE1が1及びAからマッピングする能力をサポートすることを示し、端末UE2の能力識別子が1及びBである場合、UE2が1及びBからマッピングする能力をサポートすることを示し、このように類推する。その後、UE1がAからマッピングする能力を終了する場合、UE1は、Aからマッピングする能力を終了したことをネットワークに通知する。ネットワークは、能力識別子Aを削除し、能力識別子1を保留し、UE1では能力識別子1からマッピングする基本能力のみが残ることを示す。その後、UE1は、Aからマッピングする能力を再びオンにすると、ネットワークに通知し、ネットワークは、能力識別子Aを新規に追加し又は復元する。
【0113】
他の実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報は、端末種別全能力識別子1と、終了能力変数識別子A,B,Cとから構成され、端末種別全能力識別子は、端末の機種及び/又はソフトウェアバージョンを含む。ここで、端末UE3の能力識別子が1及びAである場合、UE3が、識別子1からマッピングする能力から、Aからマッピングする能力を除くことをサポートすることを示す。UE3は、その後、Aからマッピングする能力をオンにすると、識別子Aの削除をネットワークに通知する。UE3は、Aからマッピングする能力を再び終了すると、能力識別子Aの新規追加をネットワークに通知する。
【0114】
なお、異なる能力識別子割当方式、即ち単一識別子又は複数識別子によって、ネットワークによって割り当て又は端末メーカによって割り当てることで、端末能力の更新後に、能力報告シグナリングを節約すると共に、端末とネットワーク側における端末能力の同期維持を保証することができる。
【0115】
なお、本開示の実施例において、端末能力の第1関連操作によって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0116】
図2に示すように、本開示の実施例は、更に、通信機器に応用される能力制御方法を提供する。前記通信機器は、端末及びネットワーク側機器の一方を含む。端末は、端末能力を有するリレーを含む。前記方法は、以下のステップを含む。
【0117】
ステップ201において、能力変数を取得する要求情報を受信する。
【0118】
なお、一実施形態では、能力変数を取得する要求情報を第2目標側から受信する。該第2目標側は、RANネットワーク要素、CNネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME、及び能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0119】
選択可能で、ステップ201の実行に先立って、更に第1情報を第1目標側に送信する。更に、第1目標側は、RANネットワーク要素、CNネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME、及び能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含む。第1目標側は、第2目標側と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0120】
ステップ202において、能力変数を取得する要求情報に基づいて、能力変数情報を送信する。
【0121】
一実施形態では、能力変数情報を第2目標側に送信する。
【0122】
選択可能で、該能力変数を取得する要求情報は、第1能力識別子情報、第2能力識別子情報、能力変数の能力情報を取得するか否かの指示情報、能力変数の能力識別子情報を取得するか否かの指示情報、及び能力変数の種別情報の少なくとも1つを含む。
【0123】
具体的には、第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、第2能力識別子情報は、更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。
【0124】
一実施形態では、能力変数は、更新が発生する能力である。
【0125】
一実施形態では、能力変数は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力と第1能力識別子情報からマッピングする端末能力との差異である。
【0126】
選択可能で、能力変数の種別情報は、能力変数のネットワーク種別情報、能力変数のサービスネットワーク情報、能力変数のカードスロット情報、能力変数のカード情報の少なくとも1つを含む。なお、能力変数の種別情報は、種別情報に一致する能力変数の情報の取得を要求する。
【0127】
更に、能力変数対応ネットワーク種別情報は、ネットワークの種別、能力が全てのネットワーク種別に適用するか否かの指示情報、能力がネットワーク種別を問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。ここで、ネットワーク種別情報は、端末が現在サポートしているネットワーク種別の能力を指示し、又は、端末がサポートしていないネットワーク種別の能力を指示する。
【0128】
更に、能力変数対応カードスロット情報は、カードスロットの識別子情報、カードスロットのシリアル番号、第1カードスロットの情報、第2カードスロットの情報、メインカードスロット又はサブカードスロットに対応する指示情報、能力がすべてのカードスロットに適用するか否かの指示情報、及び、能力がカードスロットを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。具体的には、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであり、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットである。
【0129】
更に、能力変数対応カード情報は、カードのサービスネットワークのネットワーク情報、カードのシリアル番号、カードが装着されているカードスロットのシリアル番号、メインカード又はサブカードの指示情報、能力がすべてのカードに適用するか否かの指示情報、能力がカードを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。なお、能力対応カード情報により、端末の該当カードにおける対応する端末能力をネットワークがマッピングするのを支援する。
【0130】
更に、能力変数対応サービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別子情報、能力が全てのサービスネットワークに適用するか否かの指示情報、能力がサービスネットワークを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。更に、ネットワーク識別子情報は、公衆通信ネットワークの識別子(例えばPLMN)、プライベート通信ネットワークの識別子(例えばTypeAネットワーク識別子、TypeBネットワーク識別子)を含む。
【0131】
選択可能で、該能力変数情報は、能力変数の能力識別子情報、変更が発生する能力情報、新規追加の能力情報、終了の能力情報、変更前能力の能力識別子情報、変更後能力の能力識別子情報、新規追加能力の能力識別子情報、及び終了能力の能力識別子情報の少なくとも1つを含む。
【0132】
なお、本開示の実施例において、能力変数情報を取得することによって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0133】
図3に示すように、本開示の実施例は、更に、ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法を提供する。前記方法は、以下のステップを含む。
【0134】
ステップ301において、第1情報を取得する。
【0135】
選択可能で、該第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含む。
【0136】
一実施形態では、該第1ネットワーク側のネットワーク要素は、CNネットワーク要素、RANネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME、能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含む。
【0137】
一実施形態では、第3目標側から第1情報を取得する。該第3目標側は、端末、第2ネットワーク側のネットワーク要素の少なくとも1つを含むが、それらに限られない。
【0138】
該第1ネットワーク側のネットワーク要素は、CNネットワーク要素、RANネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME、能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含む。
【0139】
選択可能で、該端末能力識別子情報は、端末機種情報、能力指示補助情報、能力識別子適用範囲情報、及び端末能力識別子の少なくとも1つを含む。
【0140】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末機種情報及び能力指示補助情報を含む。
【0141】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子を含む。
【0142】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子及び能力指示補助情報を含む。
【0143】
一実施形態では、端末能力識別子情報は、端末能力識別子及び能力識別子適用範囲情報を含む。
【0144】
選択可能で、該端末機種情報は、端末メーカ識別子、タイプ割り当てコード(例えばタイプ割り当てコードTAC)及びソフトウェアバージョン番号(例えばSVN)の少なくとも1つを含む。
【0145】
選択可能で、該能力指示補助情報は、能力対応カードスロット情報、能力対応カード情報(例えば物理的カードのカード情報、電子カードのカード情報)、能力対応サービスネットワーク情報、能力対応ネットワーク種別情報、及び能力種別指示情報の少なくとも1つを含む。
【0146】
更に、能力対応カードスロット情報は、カードスロットの識別子情報、カードスロットのシリアル番号、第1カードスロットの情報、第2カードスロットの情報、メインカードスロット又はサブカードスロットに対応する指示情報、能力がすべてのカードスロットに適用するか否かの指示情報、及び、能力がカードスロットを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。なお、具体的には、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであり、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットである。
【0147】
更に、能力対応カード情報は、カードのサービスネットワークのネットワーク情報、カードのシリアル番号、カードが装着されているカードスロットのシリアル番号、メインカード又はサブカードの指示情報、能力がすべてのカードに適用するか否かの指示情報、能力がカードを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。なお、能力対応カード情報により、端末の該当カードにおける対応する端末能力をネットワークがマッピングするのを支援する。
【0148】
更に、能力対応サービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別子情報、能力が全てのサービスネットワークに適用するか否かの指示情報、能力がサービスネットワークを問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。更に、ネットワーク識別子情報は、公衆通信ネットワークの識別子(例えばPLMN)、プライベート通信ネットワークの識別子(例えばTypeAネットワーク識別子、TypeBネットワーク識別子)を含む。
【0149】
更に、能力対応ネットワーク種別情報は、ネットワークの種別、能力が全てのネットワーク種別に適用するか否かの指示情報、能力がネットワーク種別を問わないか否かの指示情報の少なくとも1つを含む。ここで、ネットワーク種別情報は、端末が現在サポートしているネットワーク種別の能力を指示し、又は、端末がサポートしていないネットワーク種別の能力を指示する。
【0150】
選択可能で、該端末能力識別子情報の指示情報は、端末能力識別子が失効したかの指示情報、端末能力識別子を削除するかの指示情報、端末能力識別子を一時停止するかの指示情報、端末能力識別子を復元するかの指示情報、端末能力識別子の更新を要求するかの指示情報、及び端末能力識別子の割り当てを要求するかの指示情報の少なくとも1つを含む。
【0151】
なお、この端末能力識別子情報の指示情報は、端末のすべての能力識別子情報の指示に適用する。同一端末は、1つ又は複数の能力識別子情報を有する。例えば、端末能力識別子が失効したかの指示情報は、端末能力識別子の失効を指示する場合、端末コンテキスト内の全ての能力識別子情報を第1目標側が削除又は一時停止するのを支援する。
【0152】
選択可能で、該端末能力識別子情報の操作情報は、終了した能力識別子情報、失効した能力識別子情報、削除した能力識別子情報、一時停止した能力識別子情報、新規追加した能力識別子情報、及び復元した能力識別子情報の少なくとも1つを含む。
【0153】
なお、同一端末は、1つ又は複数の能力識別子情報を有する。一実施態様では、一部の能力識別子情報のみに対応する能力が終了した場合、該端末能力識別子情報の操作情報を、終了した能力識別子情報を指示する。例えば、端末は、4Gネットワークにアクセスした後に5Gネットワークの能力を終了し、5Gネットワーク能力の能力識別子情報をネットワークに通知する。なお、複数の能力識別子情報の場面において、該端末能力識別子情報の操作情報は、特有の利点を有する。
【0154】
選択可能で、端末位置変更情報は、端末位置が変更するか否かの指示情報、第1端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))、第2端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))の少なくとも1つを含む。一実施形態では、実行主体端末がカードである場合、カードは、第1端末から第2端末に移される。第1端末の識別子と第2端末の識別子とが異なることにより、端末位置変更を第1目標側が確認するのを支援する。
【0155】
選択可能で、該端末能力変更情報は、能力変更指示情報、能力変更種別情報、能力変数情報、第1能力識別子情報、及び第2能力識別子情報の少なくとも1つを含む。なお、該端末能力変更情報によって、端末能力の変更が発生するかを指示し、及び/又は変更前と変更後の能力の差異を指示する。一実施形態では、能力変更指示情報は、能力の変更が発生するかを指示する。
【0156】
具体的には、第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、第2能力識別子情報は、更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。一実施形態では、第1能力識別子情報及び/又は第2能力識別子情報によって端末能力変更情報を示す。なお、該方式は、端末メーカが能力識別子情報を割り当てる方式に適用可能である。
【0157】
なお、能力変数は、変化が発生する能力、新規追加の能力、及び減少される能力の少なくとも1つを含む。
【0158】
更に、能力変数情報は、能力変数の能力識別子情報、変更が発生する能力の能力情報、新規追加能力の能力情報、終了能力の能力情報、変更前能力の能力識別子情報、変更後能力の能力識別子情報、新規追加能力の能力識別子情報、及び終了能力の能力識別子情報の少なくとも1つを含む。更に、能力情報は、能力指示補助情報、能力コンテキストの少なくとも1つを含む。
【0159】
なお、能力変数情報の方式は、ネットワークによって能力識別子を割り当てる方式に適用可能である。能力変数情報によって、端末から完全な端末能力を送信する必要がなく、シグナリングを節約し、更新後の能力をネットワークが導出するのをサポートし、更新後の能力に能力識別子情報を割り当てる。
【0160】
ステップ302において、第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行する。
【0161】
本開示の実施例において、選択可能で、ステップ302で端末能力の第2関連操作を実行することは、端末能力識別子情報の更新、端末能力識別子情報の削除又は一時停止、新規追加の端末能力識別子情報の保存、(今まで一時停止又は削除された)端末能力識別子情報の復元、更新済みの端末能力に対する能力識別子情報の割り当て、能力変数に対する能力識別子情報の割り当て、前記第1情報の保存、第1目標側(選択可能で、該第1目標側がRANネットワーク要素、CNネットワーク要素などである)への前記第1情報の送信、端末能力の導出又はマッピング、端末能力の更新、端末コンテキストの第1能力識別子情報から第2能力識別子情報への更新、端末能力を取得する要求情報の第2目標側(選択可能で、該第2目標側が端末などである)への送信、及び、端末変数を取得する要求情報の第3目標側(選択可能で、該第3目標側が端末などである)への送信の少なくとも1つを含む。
【0162】
更に、前記端末能力識別子情報の更新は、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力識別子情報を更新することを含む。
【0163】
更に、該端末能力識別子情報の更新は、具体的には、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新すること、第1能力識別子情報を削除すること、第1能力識別子情報を無効に設定することの少なくとも1つを含む。ここで、第1能力識別子情報は、更新前端末能力からマッピングする能力識別子情報であり、該第2能力識別子情報は、具体的に更新後端末能力からマッピングする能力識別子情報である。一実施形態では、第1能力識別子情報に複数の能力識別子が含まれる場合、一部の第1能力メッセージの中の能力識別子を削除する。一実施形態では、第1能力識別子に複数の能力識別子が含まれる場合、一部の第1能力のうちの能力を無効に設定し、又は一時停止する。
【0164】
更に、前記端末能力識別子情報の削除又は一時停止は、端末能力識別子失効の指示情報、端末能力識別子削除の指示情報、失効した能力識別子情報、削除された能力識別子情報、端末位置変更情報、及び端末能力変更情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力識別子情報を削除又は一時停止することを含む。
【0165】
更に、前記端末能力識別子情報の復元は、端末能力識別子復元の指示情報、端末位置変更情報、及び端末能力変更情報の少なくとも1つに基づいて、端末の能力識別子情報を復元することを含む。
【0166】
更に、前記端末能力の導出又はマッピングは、第2能力識別子情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つに基づいて、前記端末能力を導出又はマッピングすることを含む。
【0167】
更に、前記端末能力の更新は、能力変数情報、及び第2能力識別子情報からマッピングする端末能力の少なくとも1つに基づいて、前記端末の能力を更新することを含む。
【0168】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び能力変数情報によって、変更後の端末能力を導出する。
【0169】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び能力変数の識別子情報とによって、変更後の端末能力を導出する。例えば、端末は、ある無線アクセスタイプRAT(Radio Access Type)能力を終了し、1つの大きい能力識別子(例えば、第1能力識別子情報)及び1つの終了した小さい能力識別子(例えば、能力変数識別子情報)によって、更新後の端末能力を指示する。又は、端末は、1つの無線アクセスタイプRAT能力をオンにし、1つの大きい能力識別子と1つの新規追加の小さい能力識別子とによって、更新後の端末能力を指示する。
【0170】
一実施形態では、第1能力識別子情報及び第2能力識別子情報によって、端末能力の変更が発生することを指示する。なお、第2能力識別子情報を受信した後、端末能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新してもよいし、第2能力識別子情報に基づいて変更後の端末能力を取得してもよい。又は、第1能力識別子情報及び第2能力識別子情報に基づいて、ある能力変数情報を取得する。
【0171】
一実施形態では、端末能力識別子情報の指示情報及び第2能力識別子情報によって、端末能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新してもよいし、第2能力識別子情報に基づいて、更新後の端末能力を取得してもよい。
【0172】
一実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報が2、3、4、5の4つの識別子から構成され、それぞれ2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力、5Gネットワーク能力に対応する場合、5Gネットワーク能力を終了することが決定されると、端末は、能力識別子5に対応する能力の終了をネットワークに通知する。ネットワークは、対応する端末コンテキストから能力識別子5を削除する。
【0173】
一実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報が2、3、4、5の4つの識別子から構成され、それぞれ2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力、5Gネットワーク能力に対応する場合、5Gネットワーク能力を終了することが決定されると、端末は、能力識別子5に対応する能力の終了をネットワークに通知する。ネットワークは、対応する端末コンテキストから能力識別子5を削除する。
【0174】
一実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報は、基本能力識別子1と、追加能力変数の能力識別子A,B及びCとから構成され、ここで、端末UE1の能力識別子が1及びAである場合、UE1が1及びAからマッピングする能力をサポートすることを示し、端末UE2の能力識別子が1及びBである場合、UE2が1及びBからマッピングする能力をサポートすることを示し、このように類推する。その後、UE1がAからマッピングする能力を終了する場合、UE1は、Aからマッピングする能力を終了したことをネットワークに通知する。ネットワークは、能力識別子Aを削除し、能力識別子1を一時停止し、UE1では能力識別子1からマッピングする基本能力のみが残ることを示す。その後、UE1は、Aからマッピングする能力を再びオンにすると、ネットワークに通知し、ネットワークは、能力識別子Aを新規に追加し又は復元する。
【0175】
他の実施形態では、例えば、端末の能力識別子情報は、端末種別全能力識別子1と、終了能力変数識別子A,B,Cとから構成され、端末種別全能力識別子は、端末の機種及び/又はソフトウェアバージョンを含む。ここで、端末UE3の能力識別子が1及びAである場合、UE3が、識別子1からマッピングする能力から、Aからマッピングする能力を除くことをサポートすることを示す。UE3は、その後、Aからマッピングする能力をオンにすると、識別子Aの削除をネットワークに通知する。UE3は、Aからマッピングする能力を再び終了すると、能力識別子Aの新規追加をネットワークに通知する。
【0176】
一実施形態では、ネットワーク側のネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、最新の端末能力を導出する。一実施形態では、ネットワーク側のネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。なお、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在しない場合、ネットワーク側のネットワーク要素は、既有の第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、最新の端末能力を導出する。
【0177】
なお、本開示の実施例において、端末能力の第2関連操作によって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0178】
図4に示すように、本開示の実施例は、更に、ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法を提供する。前記方法は、以下のステップを含む。
【0179】
ステップ401において、第2情報を取得する。
【0180】
選択可能で、該第2情報は、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報、登録解除要求情報、及び登録要求情報の少なくとも1つを含む。
【0181】
一実施形態では、該ネットワーク側のネットワーク要素は、CNネットワーク要素、RANネットワーク要素、アクセスモビリティ管理機能AMF、モビリティ管理エンティティMME、能力管理機能ネットワーク要素の少なくとも1つを含む。
【0182】
一実施形態では、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報は、端末が能力シグナリング最適化に対応することから、能力シグナリング最適化に対応しないことに変更する指示情報である。
【0183】
ステップ402において、第2情報に基づいて、端末能力の第3関連操作を実行する。
【0184】
選択可能で、ステップ401で第2情報を取得することは、端末位置変更、及び能力シグナリング最適化の指示情報の未受信の少なくとも1つに基づいて、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報を取得することを含む。
【0185】
一実施形態では、受信した端末位置変更情報に基づいて端末位置変更を確認する。
【0186】
選択可能で、端末位置変更情報は、端末位置が変更するか否かの指示情報、第1端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))、第2端末の識別子(例えば、端末の機器識別子(例えば、IMEI識別子))の少なくとも1つを含む。一実施形態では、実行主体端末がカードである場合、カードは、第1端末から第2端末に移される。第1端末の識別子と第2端末の識別子とが異なることにより、端末位置変更を確認する。
【0187】
一実施形態では、能力シグナリング最適化の指示情報の未受信は、受信した登録要求メッセージの中に能力シグナリング最適化の指示情報が含まれないことである。
【0188】
本開示の実施例において、選択可能で、ステップ402で端末能力の第3関連操作を実行することは、端末の能力シグナリング最適化能力の更新、端末能力識別子情報の削除又は一時停止、前記第2情報の第4目標側(選択可能で、該第4目標側がRANネットワーク要素、CNネットワーク要素などである)への送信、及び端末能力を取得する要求情報の第5目標側(選択可能で、該第5目標側が端末などである)への送信の少なくとも1つを含む。
【0189】
一実施形態では、削除又は一時停止の端末能力識別子情報は、既有の端末能力識別子であってもよいし、登録済みの端末能力識別子であってもよい。例えばカードを第1端末から第2端末に移した場面では、第1端末に対して登録解除プロセスを行う必要があり、第2端末に対して登録プロセスを行う必要がある。一方、ネットワークに対して再登録プロセスを行う必要がある。ネットワークの再登録プロセスが順調に進むことを保証するために、ネットワークに登録されていたコンテキストに既有の能力識別子情報を削除する。
【0190】
以下、
図5~
図13を参照しながら本開示の一部の具体的な実施例を詳細に説明する。
【0191】
図5に示すように、本開示の実施例は、主に端末からCNネットワーク要素に第1情報を送信するプロセスを記載する。
図5に示すように、対応する送信プロセスは、以下のステップを含む。
【0192】
ステップ51において、端末は、第1情報が含まれるNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。
【0193】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM及び能力管理機能ネットワーク要素のいずれかである。
【0194】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0195】
一実施形態では、第1情報に第2能力識別子情報(更新後の能力識別子情報)が含まれる場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在するか否かのマッピングが可能である。存在しない場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力をRANネットワーク要素から取得する。選択可能で、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を取得する場合、能力変数のみを取得してもよい。
【0196】
一実施形態では、第1情報に第1能力識別子情報(更新前の能力識別子情報)及び能力変数情報が含まれる場合、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、最新の端末能力を取得する。
【0197】
ステップ52において、CNネットワーク要素は、第1情報が含まれるNG又はS1(単にNG/S1という)メッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0198】
選択可能で、RANネットワーク要素は、第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。RANネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0199】
一実施形態では、第1情報に第2能力識別子情報(更新後の能力識別子情報)が含まれる場合、RANネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在するか否かのマッピングが可能であり、フローが終了する。
【0200】
一実施形態では、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在しない場合、RANネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を端末から取得する。RANネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を取得する場合、能力変数のみを取得してもよく、ステップ53へ進む。
【0201】
ステップ53において、選択可能で、RANネットワーク要素は、RRCメッセージを介して端末に対して端末能力取得要求を送信する。選択可能で、該RRCメッセージは、能力変数を取得する要求情報を含む。
【0202】
ステップ54において、選択可能で、端末は、端末能力関連情報のRRCメッセージをRANネットワーク要素に送信する。選択可能で、該RRCメッセージは、能力変数情報を含む。
【0203】
なお、RANネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0204】
ステップ55において、選択可能で、RANネットワーク要素は、端末能力指示メッセージをCNネットワーク要素に送信する。選択可能で、該メッセージは、能力変数情報を含む。
【0205】
なお、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0206】
図6に示すように、本開示の実施例は、主に端末からRANネットワーク要素に第1情報を送信するプロセスを記載する。
図6に示すように、対応する送信プロセスは、以下のステップを含む。
【0207】
ステップ61において、端末は、第1情報が含まれるRRCメッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0208】
選択可能で、RANネットワーク要素は、第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。RANネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0209】
一実施形態では、第1情報に第2能力識別子情報が含まれるが、RANネットワーク要素に第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在しない場合、RANネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を端末から取得する。RANネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を取得する場合、能力変数のみを取得してもよく、ステップ62へ進む。
【0210】
ステップ62において、選択可能で、RANネットワーク要素は、RRCメッセージを介して端末に対して端末能力取得要求を送信する。該RRCメッセージは、能力変数を取得する要求情報を含む。
【0211】
ステップ63において、選択可能で、端末は、端末能力関連情報のRRCメッセージをRANネットワーク要素に送信する。選択可能で、該RRCメッセージは、能力変数情報を含む。
【0212】
なお、RANネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0213】
ステップ64において、RANネットワーク要素は、第1情報及び/又は能力変数情報をCNネットワーク要素に送信する。
【0214】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM及び能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。
【0215】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報及び/又は能力変数情報に基づいて、端末の能力をマッピング又は導出する。
【0216】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報及び/又は能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0217】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0218】
図7に示すように、本開示の実施例は、主に端末からCNネットワーク要素に第1情報を送信するプロセスを記載する。
図7に示すように、対応する送信プロセスは、以下のステップを含む。
【0219】
ステップ71において、端末は、第1情報が含まれるNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。
【0220】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM及び能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。
【0221】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。
【0222】
一実施形態では、第1情報に第2能力識別子情報(更新後の能力識別子情報)が含まれる場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在するか否かのマッピングが可能である。存在しない場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力をRANネットワーク要素から取得する。選択可能で、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を取得する場合、能力変数のみを取得してもよく、ステップ72へ進む。
【0223】
一実施形態では、第1情報に第1能力識別子情報(更新前の能力識別子情報)及び能力変数情報が含まれる場合、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、最新の端末能力を取得する。
【0224】
一実施形態では、第1情報に第2能力識別子情報(更新後の能力識別子情報)が含まれ、且つCNネットワーク要素に第2能力識別子情報からマッピングする端末能力が存在する場合、ステップ74へ進む。
【0225】
ステップ72において、選択可能で、CNネットワーク要素は、NASメッセージを介して端末に対して端末能力取得要求を送信する。選択可能で、該NASメッセージは、能力変数を取得する要求情報を含む。
【0226】
ステップ73において、選択可能で、端末は、端末能力関連情報のRRCメッセージをCNネットワーク要素に送信する。選択可能で、該RRCメッセージは、能力変数情報を含む。
【0227】
なお、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報からマッピングする端末能力及び能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0228】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0229】
ステップ74において、選択可能で、CNネットワーク要素は、NG/S1メッセージをRANネットワーク要素に送信する。ここで、該NG/S1メッセージは、第1情報及び/又は能力変数情報を含む。
【0230】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報及び/又は能力変数情報に基づいて、端末の能力をマッピング(又は導出)する。
【0231】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報及び/又は能力変数情報に基づいて、第2能力識別子情報からマッピングする端末能力を導出する。
【0232】
図8に示すように、本開示の実施例は、主にCNネットワーク要素が第1情報に基づいて端末に第2能力識別子情報を割り当てるプロセスを記載する。
図8に示すように、対応する割り当てプロセスは、以下のステップを含む。
【0233】
ステップ81において、端末は、第1情報が含まれるNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。
【0234】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。CNネットワーク要素は、該第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。
【0235】
一実施形態では、第2機種情報(例えばTAC/SVN)、第2能力指示補助情報及び能力変数情報の少なくとも1つが第1情報に含まれる場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報を割り当て、RANネットワーク要素及び端末に送信する。
【0236】
一実施形態では、第1機種情報(例えばTAC/SVN)、第1能力指示補助情報及び能力変数情報の少なくとも1つが第1情報に含まれる場合、CNネットワーク要素は、第2能力識別子情報を割り当て、RANネットワーク要素及び端末に送信する。
【0237】
一実施形態では、CNネットワーク要素は、能力変数情報に基づいて、能力変数の識別子情報を割り当て、RANネットワーク要素及び端末に送信する。
【0238】
ステップ82において、CNネットワーク要素は、第1情報が含まれるNG/S1メッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0239】
選択可能で、RANネットワーク要素は、第1情報からのマッピングで端末の能力を得る。第1情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0240】
選択可能で、RANネットワーク要素は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0241】
ステップ83において、選択可能で、RANネットワーク要素は、端末にRRCメッセージを送信するか、又はNASメッセージを転送する。選択可能で、該RRCメッセージ又はNASメッセージに第1情報が含まれる。
【0242】
選択可能で、第1情報は、
図1の実施例の記載と同様である。端末は、第1能力識別子情報を第2能力識別子情報に更新する。
【0243】
図9に示すように、本開示の実施例は、主に、ある能力識別子情報の削除を端末からCNネットワーク要素に要求するプロセスを記載する。
図9に示すように、対応する要求プロセスは、以下のステップを含む。
【0244】
ステップ91において、端末は、第1情報が含まれるNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。
【0245】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。CNネットワーク要素は、該第1情報に基づいて、端末の能力を導出する。
【0246】
ステップ92において、選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報に基づいて、ある端末能力の識別子情報を削除又は一時停止する。
【0247】
一実施形態では、第1情報は、第1能力識別子情報及び能力変数情報を含む。
【0248】
一実施形態では、第1情報は、第2能力識別子情報及び能力変数情報を含む。
【0249】
ステップ93において、選択可能で、CNネットワーク要素は、削除又は一時停止の能力識別子情報が含まれるNG/S1メッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0250】
ステップ94において、選択可能で、RANネットワーク要素は、端末にRRCメッセージを送信し、又はNASメッセージを転送する。選択可能で、該RRCメッセージ又はNASメッセージには、削除又は一時停止の能力識別子情報と、削除又は一時停止の能力識別子情報の確認情報とが含まれる。
【0251】
図10に示すように、本開示の実施例は、主に、ある能力識別情報の新規追加を端末からCNネットワーク要素に要求するプロセスを記載する。
図10に示すように、対応する要求プロセスは、以下のステップを含む。
【0252】
ステップ11において、端末は、第1情報が含まれるNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。
【0253】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。CNネットワーク要素は、該第1情報に基づいて、端末の能力を導出する。
【0254】
ステップ12において、選択可能で、CNネットワーク要素は、第1情報に基づいて、ある端末能力の識別子情報を新規追加又は復元する。
【0255】
一実施形態では、第1情報は、第1能力識別子情報及び能力変数情報を含む。
【0256】
一実施形態では、第1情報は、第2能力識別子情報及び能力変数情報を含む。
【0257】
ステップ13において、選択可能で、CNネットワーク要素は、新規追加又は復元された能力識別子情報が含まれるNG/S1メッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0258】
ステップ14において、選択可能で、RANネットワーク要素は、端末にRRCメッセージを送信し、又はNASメッセージを転送する。選択可能で、該RRCメッセージ又はNASメッセージには、新規追加又は復元された能力識別子情報、及び、新規追加又は復元された能力識別子情報の確認情報が含まれる。
【0259】
図11に示すように、本開示の実施例は、主に端末位置変更プロセスを記載する。本実施例において、UICCカードやSIMカード等のサービスネットワークのカードを一方の機器から引き抜いて他の機器に差し込む。
図11に示すように、対応する位置変更プロセスは、以下のステップを含む。
【0260】
ステップ111において、カードを第1機器から引き抜く。第1機器(以下、単に端末第1位置と呼ぶ)は、登録解除要求メッセージのようなNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。選択可能で、該登録解除要求メッセージは、第1情報を含む。
【0261】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。該第1情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0262】
選択可能で、CNネットワーク要素は、受信した登録解除要求メッセージ及び/又は第1情報に基づいて、端末の能力識別子情報を端末コンテキストから削除する。
【0263】
ステップ112において、CNネットワーク要素は、端末コンテキストリリースメッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0264】
ステップ113において、選択可能で、RANネットワーク要素は、RRC接続リリースメッセージを端末第1位置に送信する。
【0265】
図12に示すように、本開示の実施例は、主に端末位置変更プロセスを記載する。本実施例において、UICCカードやSIMカード等のサービスネットワークのカードを一方の機器から引き抜いて他の機器に差し込む。
図12に示すように、対応する位置変更プロセスは、以下のステップを含む。
【0266】
ステップ121において、カードを第1機器から引き抜いて且つ第2機器に差し込む。カード又は第2機器(以下、単に端末第2位置と呼ぶ)は、登録要求メッセージのようなNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。選択可能で、該登録要求メッセージは、第1情報を含む。
【0267】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。該第1情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0268】
選択可能で、CNネットワーク要素は、第2情報の未受信、第1情報及び登録要求メッセージを少なくとも1つに基づいて、端末の能力識別子情報を端末コンテキストから削除する。
【0269】
一実施形態では、端末は、端末第1位置(第1機器)によって登録済みであり、CNネットワーク要素には、端末のコンテキストが既に存在する。
【0270】
ステップ122において、CNネットワーク要素は、登録受付メッセージが含まれる端末コンテキスト確立メッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0271】
ステップ123において、RANネットワーク要素は、登録受付メッセージが含まれるRRCメッセージを端末第2位置に送信する。
【0272】
ステップ124において、CNネットワーク要素は、RANネットワーク要素に端末第1位置のコンテキストも存在すると確認すると、端末コンテキストリリースメッセージをRANネットワーク要素に送信する。
【0273】
ステップ125において、選択可能で、RANネットワーク要素は、RRC接続リリースメッセージを端末第1位置に送信する。
【0274】
図13に示すように、本開示の実施例は、主に端末のシグナリング最適化能力変更プロセスを記載する。
図13に示すように、対応する変更プロセスは、以下のステップを含む。
【0275】
ステップ131において、端末は、登録要求メッセージ等のNASメッセージを、RANネットワーク要素を介してCNネットワーク要素に送信する。選択可能で、該登録要求メッセージには、端末の能力シグナリング最適化能力の指示情報が含まれなくてもよい。
【0276】
なお、CNネットワーク要素は、アクセスモビリティ管理機能AMF、ポリシー制御機能PCF、ポリシー&課金ルール機能ユニットPCRF、OAM、能力管理機能ネットワーク要素等のいずれかである。
【0277】
選択可能で、CNネットワーク要素に端末のコンテキストが存在し、且つ端末のコンテキストに端末の能力識別子情報が含まれている場合には、CNネットワーク要素は、端末の能力識別子情報を削除する。
【0278】
ステップ132において、CNネットワーク要素は、端末コンテキスト確立メッセージをRANネットワーク要素に送信する。該メッセージには、登録受付メッセージが含まれる。
【0279】
ステップ133において、RANネットワーク要素は、RRCメッセージを端末に送信する。このRRCメッセージには、登録受付メッセージが含まれる。
【0280】
上記実施例は、本開示の能力制御方法を説明した。以下、実施例及び図面を参照しながら本開示の端末及びネットワーク側のネットワーク要素を説明する。
【0281】
図14に示すように、本開示の実施例は、更に通信機器14を提供する。前記通信機器は、端末及びネットワーク側機器の一方である。
通信機器14は、
所定の条件が満たされたか否かを決定する決定モジュール141と、
ここで、前記所定の条件は、端末能力変更、端末位置変更、端末内のカード削除、端末内のカード新規追加、及び位置変更後の端末による能力シグナリング最適化の非対応の少なくとも1つを含み、
前記所定の条件が満たされると、端末能力の第1関連操作を実行する第1実行モジュール142と、を含む。
【0282】
本開示の実施例において、選択可能で、前記第1実行モジュール142は、具体的に、端末能力識別子情報の更新、及び第1情報の送信を行う。
【0283】
ここで、前記第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含む。
【0284】
なお、該端末能力識別子情報の更新プロセスは、
図1の実施例の記載と同様である。該端末能力識別子情報は、
図1の実施例に記載したように、例えば端末機種情報、能力指示補助情報、能力識別子適用範囲情報、及び端末能力識別子の少なくとも1つを含む。
【0285】
選択可能で、該端末能力識別子情報の指示情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末能力識別子情報の操作情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末能力変更情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末位置変更情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0286】
なお、本開示の実施例において、端末能力の第1関連操作によって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0287】
図15に示すように、本開示の実施例は、更に通信機器15を提供する。前記通信機器は、端末及びネットワーク側機器の一方である。
通信機器は、
能力変数を取得する要求情報を受信する受信モジュール151と、
前記能力変数を取得する要求情報に基づいて、能力変数情報を送信する送信モジュール152と、を含む。
【0288】
なお、該能力変数を取得する要求情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該能力変数情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0289】
なお、本開示の実施例において、能力変数情報を取得することによって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0290】
図16に示すように、更に本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素16は、
第1情報を取得する第1取得モジュール161と、
ここで、前記第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含み、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行する第2実行モジュール162と、を含む。
【0291】
なお、該端末能力識別子情報は、
図1の実施例に記載したように、例えば端末機種情報、能力指示補助情報、能力識別子適用範囲情報、及び端末能力識別子の少なくとも1つを含む。
【0292】
選択可能で、該端末能力識別子情報の指示情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末能力識別子情報の操作情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末能力変更情報は、
図1の実施例の記載と同様である。該端末位置変更情報は、
図1の実施例の記載と同様である。
【0293】
選択可能で、該第2実行モジュール162によって実行する端末能力の第2関連操作は、
図3の実施例の記載と同様である。
【0294】
なお、本開示の実施例において、端末能力の第2関連操作によって、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0295】
図17に示すように、更に本開示の実施例による、ネットワーク側のネットワーク要素17は、
第2情報を取得する第2取得モジュール171と、
ここで、前記第2情報は、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報、登録解除要求情報、及び登録要求情報の少なくとも1つを含み、
前記第2情報に基づいて、端末能力の第3関連操作を実行する第3実行モジュール172と、を含む。
【0296】
選択可能で、該第2取得モジュール171は、具体的に、端末位置変更、及び能力シグナリング最適化の指示情報の未受信の少なくとも1つに基づいて、前記端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報を取得する。
【0297】
なお、該第3実行モジュール172によって実行する端末能力の第3関連操作は、
図4の実施例の記載と同様である。
【0298】
また、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末を更に提供し、ここで、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記端末に応用される能力制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して述べない。
【0299】
具体的には、
図18は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造図である。
図18に示すように、該端末1800は、ラジオ周波数ユニット1801と、ネットワークモジュール1802と、音声出力ユニット1803と、入力ユニット1804と、センサ1805と、表示ユニット1806と、ユーザ入力ユニット1807と、インタフェースユニット1808と、メモリ1809と、プロセッサ1810と、電源1811などの構成要素を含むが、これらに限定されない。
図18に示される端末の構造は、端末を限定するものではなく、端末は、図示されるよりも多い又は少ない構成要素、又は特定の構成要素の組み合わせ、又は異なる構成要素の配置を含むことができることを、当業者は理解可能である。本開示の一部実施例において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップパソコン、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、それらに限定されない。
【0300】
ここで、プロセッサ1810は、
所定の条件が満たされたか否かを決定し、
ここで、前記所定の条件は、端末能力変更、端末位置変更、端末内のカード削除、端末内のカード新規追加、及び位置変更後の端末による能力シグナリング最適化の非対応の少なくとも1つを含み、
前記所定の条件が満たされると、端末能力の第1関連操作を実行する。
又は、インタフェースユニット1808は、能力変数を取得する要求情報を受信し、前記能力変数を取得する要求情報に基づいて、能力変数情報を送信する。
【0301】
本開示の実施例において、端末能力更新の際に、端末能力の報告を最適化する効果を達成することができるため、能力報告シグナリングを節約すると共に、同一端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するニーズを満たすこともできる。
【0302】
なお、本開示の実施例において、ラジオ周波数ユニット1801は、情報の送受信又は通話中で信号の送受信に用いられ、具体的に、基地局から下りデータを受信した後、プロセッサ1810による処理に供し、また、上りデータを基地局に送信する。一般に、ラジオ周波数ユニット1801は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。また、ラジオ周波数ユニット1801は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信を行うこともできる。
【0303】
端末は、ネットワークモジュール1802を介して、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスを支援するなど、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0304】
音声出力ユニット1803は、ラジオ周波数ユニット1801やネットワークモジュール1802が受信した音声データや、メモリ1809に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力ユニット1803は、端末1800が実行する特定の機能に関する音声(例えば、呼出信号着信音、メッセージ着信音等)を出力してもよい。音声出力ユニット1803は、スピーカ、ブザー及びレシーバなどを含む。
【0305】
入力ユニット1804は、音声や映像の信号を受信することに用いられる。入力ユニット1804は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードでカメラなどの画像キャプチャ装置によって取得された静止画又は動画の画像データを処理するグラフィックスプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)18041と、マイク18042とを含む。処理された画像フレームは、表示ユニット1806上に表示される。グラフィックスプロセッサ18041で処理された画像フレームは、メモリ1809(又は他の記憶媒体)に記憶されるか、又はラジオ周波数ユニット1801又はネットワークモジュール1802を介して送信される。マイク18042は、音声を受信し、音声データに加工することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合、ラジオ周波数ユニット1801を介して移動体通信基地局に送信可能な形式に変換して出力することができる。
【0306】
端末1800は、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ1805を更に含む。具体的には、光センサは、周辺光センサ及び近接センサを含む。周辺光センサは、周辺光の明暗に応じて表示パネル18061の輝度を調節し、近接センサは、端末1800が耳に移動したときに表示パネル18061及び/又はバックライトを消灯する。モーションセンサの1種として、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時は重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の認識(例えば、縦横画面切替、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動認識関連機能(例えば、歩数計、ストローク)などに用いることができる。センサ1805は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを更に含むことができるが、ここでは枚挙しない。
【0307】
表示ユニット1806は、ユーザが入力した情報やユーザに提供した情報を表示するために用いられる。表示ユニット1806は、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオードOLED(Organic Light-Emitting Diode)などからなる表示パネル18061を含んでもよい。
【0308】
ユーザ入力ユニット1807は、数字や文字情報の入力を受け付け、ユーザによる端末の構成や機能制御に関するキー信号の入力を行うことに用いられる。具体的に、ユーザ入力ユニット1807は、タッチパネル18071と、その他の入力機器18072とを含む。タッチパネル18071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作を取得可能である(例えばユーザが指やスタイラスなどの任意の適切な物体や付属部材を用いたタッチパネル18071の上又はタッチパネル18071の付近での操作)。タッチパネル18071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含む。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からのタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換してプロセッサ1810に送り、プロセッサ1810からの命令を受信して実行する。なお、タッチパネル18071は、抵抗膜式、静電容量式、赤外線、表面弾性波など、種々の方式を用いて実現することができる。ユーザ入力ユニット1807は、タッチパネル18071の他に、他の入力機器18072を含んでもよい。具体的に、他の入力機器18072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、音量調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、レバーを含むが、ここでは枚挙しない。
【0309】
更に、タッチパネル18071は、表示パネル18061に重ねられる。タッチパネル18071は、その上又はその近くでタッチ操作を検出すると、プロセッサ1810に送信して、タッチイベントのタイプを決定する。次いで、プロセッサ1810は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル18061に提供する。
図18では、タッチパネル18071と表示パネル18061は、独立した2つの部品として端末の入出力機能を実現するが、実施例によっては、タッチパネル18071と表示パネル18061を一体化して端末の入出力機能を実現することもでき、具体的にここでは限定しない。
【0310】
インタフェースユニット1808は、外部装置と端末1800とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポート等を含む。インターフェイスユニット1808は、外部装置から入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末1800内の1つ以上の要素に伝送するために使用されてもよく、又は端末1800と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0311】
メモリ1809は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを格納するために使用される。メモリ1809は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを格納することができるプログラム格納領域と、データ格納領域とを主に含んでもよい。データ格納領域は、音声データや電話帳など、携帯電話機の使用に応じて作成されたデータを記憶することができる。更に、メモリ1809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含んでもよい。
【0312】
プロセッサ1810は、端末の制御センタであり、各種インタフェースや回線を用いて端末全体の各部を接続し、メモリ1809に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行、メモリ1809に格納されたデータを呼び出して端末の各種機能及び処理データを実行し、端末全体の監視を行う。プロセッサ1810は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。選択可能で、プロセッサ1810は、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上述のモデムプロセッサは、プロセッサ1810に統合されなくてもよいことが理解される。
【0313】
端末1800は、各構成要素に電力を供給するためのバッテリのような電源1811を更に含んでもよい。選択可能に、電源1811は、電源管理システムを介してプロセッサ1810に論理的に接続されてもよく、電源管理システムを介して充電、放電、及び消費電力管理などを管理する機能を実現してもよい。
【0314】
また、端末1800は、図示しない機能モジュールを更に含んでもよく、ここでの説明は省略する。
【0315】
本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含むネットワーク側のネットワーク要素を更に提供する。ここで、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記ネットワーク側のネットワーク要素に応用される能力制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
【0316】
具体的には、
図19は、本開示の各実施例を実現するネットワーク側のネットワーク要素のハードウェア構造図である。前記ネットワーク側のネットワーク要素190は、バス191と、トランシーバ192と、アンテナ193と、バスインタフェース194と、プロセッサ195と、メモリ196とを含むが、それらに限られない。
【0317】
本開示の実施例において、前記ネットワーク側のネットワーク要素190は、メモリ196に格納されてプロセッサ195で動作可能なコンピュータプログラムを更に含む。
コンピュータプログラムがプロセッサ195によって実行されると、
第1情報を取得するステップと、
ここで、前記第1情報は、端末能力変更情報、端末位置変更情報、端末能力情報、端末能力識別子情報の指示情報、及び端末能力識別子情報の操作情報の少なくとも1つを含み、
前記第1情報に基づいて、端末能力の第2関連操作を実行するステップとが実現される。
【0318】
又は、コンピュータプログラムがプロセッサ195によって実行されると、更に、
第2情報を取得するステップと、
ここで、前記第2情報は、端末による能力シグナリング最適化の非対応の指示情報、登録解除要求情報、及び登録要求情報の少なくとも1つを含み、
前記第2情報に基づいて、端末能力の第3関連操作を実行するステップと、が実現される。
【0319】
トランシーバ192は、プロセッサ195による制御でデータを送受信する。
【0320】
図19において、バスアーキテクチャ(バス191で示す)は、任意数の相互接続するバスとブリッジを含む。バス191は、プロセッサ195をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ196をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バス191は、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェース194により、バス191とトランシーバ192との間でインタフェースが提供される。トランシーバ192は、1つの部品であってもよく、複数の受信機及び送信機など、複数の部品であってもよく、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ195に処理されたデータは、アンテナ193を介して無線媒体で伝送される。更に、アンテナ193802は、データを受信し、データをプロセッサ195に伝送する。
【0321】
プロセッサ195は、バス191と通常の処理を管理し、更に計時、周囲インタフェース、電圧調節、電源管理及びほかの制御機能など、様々な機能も提供する。メモリ196は、プロセッサ195による操作実行に用いられるデータを記憶ことに用いられる。
【0322】
選択可能で、プロセッサ195は、CPU、ASIC、FPGA又はCPLDである。
【0323】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記能力制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどなどである。
【0324】
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」又はそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。よって、一連の要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確に列挙されていない他の要素を更に含み、又はこのようなプロセス、方法、モノ又は装置に固有の要素を更に含む。特に限定されない限り、「・・・を1つ含む」の表現によって限定される要素について、当該要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置に他の同一要素の存在を除外しない。
【0325】
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアに必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本発明の技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバー、空調機又はネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指示を含む。
【0326】
以上、本開示の実施例を図面に基づいて記載したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。本開示のヒントを受け、当業者が本開示の趣旨及び特許請求の範囲から逸脱することなくなしえる多くの形態は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。