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特許7442761無能力者のための医療用アラーム中継デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】無能力者のための医療用アラーム中継デバイス
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/04 20060101AFI20240227BHJP
   G08B 25/08 20060101ALI20240227BHJP
   G16H 40/67 20180101ALI20240227BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B25/08 A
G16H40/67
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021502995
(86)(22)【出願日】2019-07-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 NZ2019050088
(87)【国際公開番号】W WO2020032804
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2022-07-19
(31)【優先権主張番号】744977
(32)【優先日】2018-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NZ
(73)【特許権者】
【識別番号】521020527
【氏名又は名称】フックウェイ,ジョン
【氏名又は名称原語表記】HOOKWAY,John
【住所又は居所原語表記】18 Clearwater Cove Hobsonville 0618 Auckland(NZ)
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100182903
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武慶
(72)【発明者】
【氏名】フックウェイ,ジョン
【審査官】山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-025702(JP,A)
【文献】特開2015-159347(JP,A)
【文献】特開2005-196812(JP,A)
【文献】特開2003-078590(JP,A)
【文献】特開2005-039505(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0295684(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1440362(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q50/22
G08B19/00-31/00
G16H10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アラートを送信する方法であって、以下を含む:
スマートウォッチの操作性を検出するために、アプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して前記スマートウォッチをデータベースサーバに接続すること;
ユーザがスマートウォッチに事前設定時間を設定することであって、前記事前設定時間は、前記ユーザがいつ起きて応答するかを期待するかを示すこと;
事前設定時間に前記ユーザおよび前記スマートウォッチの間の対話を検出すること;
前記スマートウォッチの位置を検出すること;
前記ユーザの心拍数を検出すること;
前記APIは、前記事前設定時間を前記スマートウォッチからサーバ上のデータベースに前記APIを介して転送し;
改善は、以下を含む生体測定監視システムを含む:
前記スマートウォッチが、前記事前設定時間に前記ユーザおよび前記スマートウォッチの間の対話の欠如を検出することに応答して、データ通信ネットワークを介してレシーバにアラートを送信し始めることを含む;
前記スマートウォッチの非操作性を検出すると、前記レシーバにアラートを送信することを開始し;
予め決められた信号によって、前記ユーザは前記レシーバへのアラートの送信を中断/キャンセルし得る、方法。
【請求項2】
前記ユーザは、彼らが前記事前設定時間に前記スマートウォッチと対話できないほど、身体的または精神的に無能力であり得る、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スマートウォッチは、無線モジュールおよび前記APIを介して定期的に送信し、それによって、前記事前設定時間に対する任意の変更を伴って前記データベースを更新する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記事前設定時間は、一日の時間および特定の時間間隔を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザは、前記スマートウォッチを介して前記レシーバへの前記アラートの送信を中断し、キャンセルするためのモダリティを設定する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの前記スマートウォッチとの対話を検出することにより、前記事前設定時間における前記ユーザの明晰度および意識状態をテストする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザの前記スマートウォッチとの対話は、前記スマートウォッチのボタンを1回または2回スライドさせるか、または押すことを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザおよび前記スマートウォッチの間の対話の欠如を検出することに応答して、前記スマートウォッチは、前記データベースサーバにさらに接続するアプリケーションプログラムインターフェース(API)に接続する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
監査ログは、ユーザ対話データ、心拍数データ、およびGPS位置データを格納する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記レシーバへの前記アラートは、前記スマートウォッチのGPS位置データおよび前記ユーザの心拍数データを前記レシーバに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記レシーバへのアラートの送信を中断およびキャンセルし、前記スマートウォッチから前記APIを介してサーバ上のデータベースに前記事前設定時間を転送することは:
APIを介して前記サーバに接続する前記スマートウォッチにデータを入力すること;
APIを介して前記サーバに接続するクラウドベースのユーザポータルにデータを入力することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記レシーバは、1または複数の電子アドレスと、前記レシーバおよび前記サーバの間の通信デバイスとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
アラートを送信するための装置であって、以下を含む:
以下を含むクラウドベースサーバ:
データベース、
スケジューラーおよび
アプリケーションプログラミングインターフェース(API);
1または複数のレシーバは電子メールおよび
テキストメッセージ用の電話番号を含む;
スマートウォッチは以下を含む:
ユーザインターフェース制御、
無線モジュール、
GPSモジュール、
心拍数センサ、
監査ログ;
1または複数のユーザインターフェース制御のうちの少なくとも1つとのユーザ対話を検出することであって、前記ユーザインターフェース制御は、前記スマートウォッチ上の視覚的表示インターフェースおよびボタンであり、前記検出されたユーザ対話に基づいて前記スマートウォッチを制御すること;
前記GPSモジュールは、前記スマートウォッチのGPS位置データを提供し、心拍数センサは前記ユーザの心拍数データを提供し;
監査ログは、前記ユーザの対話データ、前記ユーザの前記心拍数データ、前記スマートウォッチの前記GPS位置データを格納し;
前記スマートウォッチの視覚的表示インターフェースは、一日の時間;および特定の時間間隔を入力し、前記監査ログに時間値を格納する手段を含み;
前記監査ログの前記データは、前記無線モジュールおよび前記APIを介して前記データベースに送信され;
前記スマートウォッチは、前記無線モジュールおよび前記APIを介して定期的に送信し、それによって、事前設定時間に対する任意の変更を伴って前記データベースを更新し;
前記サーバは、前記データベースに格納されている前記事前設定時間にレシーバに非常アラートを送信し、前記非常アラートは、前記スマートウォッチのGPS位置データおよび前記ユーザの前記心拍数データを含み;
前記特定の時間間隔の間に前記ユーザが前記スマートウォッチと特定の対話を行うと、レシーバへの前記非常アラートの送信がキャンセルされ、それによって前記ユーザが応答していることの信号を送信し;
前記APIは、前記スケジューラーによって指定された時間に前記スマートウォッチからの送信をチェックし;
前記サーバは、前記スケジューラーによって指示された時間に前記スマートウォッチからの送信がない場合に、前記サーバから前記レシーバに送信されるアラートの送信を開始するように構成されたスケジューリングされたタスクをホストし、それによって前記スマートウォッチの操作不能の信号を送信し;
改善は、前記ユーザの生体状態または対話とは無関係に、レシーバにアラートを送信することを含む、装置。
【請求項14】
前記データベースに接続するクラウドベースのユーザポータル上でデータを入力するための視覚的表示インターフェースは、前記一日の時間および前記特定の時間間隔を受信し、前記データを前記データベースに格納することができる、請求項13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェアラブル非常装備の技術分野に関し、特に、無能力者のための医療用アラーム中継デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
ウェアラブル非常装備のアイデアは目新しいものではなく、例えば、様々な通信デバイスの使用、例えば、電話機、ページャー、または呼出救助信号を送信するための専用デバイスの使用を記載した特許出願が公開されている。しかし、ユーザは、身体的にも医学的にも不自由で操作ができない場合がある。
【0003】
また、人々が自力で助けを求めさせることには、避けて通れない問題がある。一部の人々は自分の状態および病気を評価することができず、それは助けを求める行動および意志力の欠如につながる。一部の人々は、助けを求めず、状態が悪化するのを待ってから病気が重症であると判断する人もいるが、それは手遅れであり得る。
【0004】
「落下検知器」を利用することで、これらの問題が部分的に解決され得る。ウェアラブルデバイスがユーザが転倒したことを検知すると、「落下検知器」は自動的に助けの信号を発信する。しかし、これは選択された非常時にのみ適用され、アラームをトリガするには、まず行動を起こす必要がある。例えば、ベッドで意識不明の状態で横たわっている人には適用されない。
【0005】
同時に、このようなデバイスには問題がある:それらは過失によって故障し得る。携帯電話などのデバイスの電池が切れたり、またはその他の理由でデバイスが動作しなくなったりし得る。重要なのは、デバイスの「フェールセーフ」な動作とユーザとデバイスの対話を確保することで、万が一故障しても危害が及ばない、または怪我を最小限に抑えることができることである。
【0006】
したがって、上記の状況を考慮すると、現在の実用的なアプリケーションの欠点を克服するために、無能力者のための医療用アラーム中継デバイスを開発することが緊急に必要である。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、上記背景に記載された問題点を解決することができる無能力者用の医療用アラーム中継デバイスを提供することを目的とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術的スキームを提供する:
【0009】
デバイスをチェックするための自動プログラム可能インターフェース(API)と、サーバから装備&補助装備まで自動プログラム可能インターフェース(API)と相互接続するための通信ネットワークと、信頼性回路とを含む、無能力者のための医療用アラーム中継デバイス。
【0010】
本発明のさらなるスキームとして、デバイスは以下のものから構成される:
a)デバイス上のカウントダウンディスプレイであって、何も行動を取らない場合にデバイスが非常信号を送信することをユーザに警告するためのカウントダウンタイマであるカウントダウンディスプレイ;
b)無反応のユーザから医療上の非常時を示す信号を送信する方法;
c)デバイスが応答していない場合に信号を送信するために、リモートデータベースサーバから操作される自動プログラム可能インターフェース(API)が用いられる。
d)医療上の非常時に信号の送信を指示するために、ユーザがデバイスに対して特定の動作を行う方法;
e)無線または携帯電話のサービスを利用してインターネット上で信号を送信する無線送信機;
f)ユーザ(31)の心拍数、GPSの位置情報、および医療情報を含む情報を送信する方法;
g)耐衝撃性および防水性のあるブレスレットおよび時計;
h)ユーザと直接音声で通信するための電話デバイスを提供するデバイス(33)のオプション機能
【0011】
本発明のさらなるスキームとして、通信ネットワークは以下のものを含む:
a)デバイスおよびサーバの間の通信;
b)デバイスが応答しない場合に、サーバおよび補助デバイスの間の通信;
c)デバイスが応答しない場合、サーバおよびレシーバの間の通信;
d)サーバは、ショートメッセージ情報、ハイパーリンク、添付物、監査ログ、地図および心拍数チャートを含む、テキスト、電子メールおよび音声メッセージを介して完全かつ整然とした信号を、デバイスからレシーバに送信する。
e)レシーバおよびサーバ間の1または複数の電子アドレスおよび通信デバイスを含むレシーバのリスト。
【0012】
本発明のさらなるスキームとして、自動プログラム可能インターフェース(API)は、以下を含む:
a)ネットワークデータの入力メカニズムに基づいて、ユーザは表示された情報を使用して自動プログラム可能インターフェース(API)を更新し得る。
b)ユーザのバイタルサインおよびアクティビティの監査ログ、ならびにデバイスアクティビティの監査ログ;
c)現パラメータを超えるバイタルサインを検出してアラームを提供するデバイス上のユーザアクティビティ、デバイスアクティビティ、心拍およびGPS位置情報など、デバイスから収集された情報;
d)デバイスステータスレシーバまたはユーザステータスレシーバの通信ニーズを判断し、任意の通信性能が不適切な場合にデバイスまたはユーザに通知する自動推論タスク。
e)受信者およびユーザに送信される通信。
【0013】
本発明のさらなるスキームとして、信頼性回路の方法は、以下の冗長性を含む:
a)複数のサーバの使用;
b)複数の信号(ショートメッセージ、電子メールおよびボイスメールを含む)を様々な通信方法によって送信する;
c)複数の信号が複数の帯域幅のチャネルを介して送信される;
d)複数の信号が複数の通信事業者を介してして送信される;
e)複数の信号が複数のレシーバに送信される;
f)デバイス、ユーザおよび送信信号をシステムの期待値と一致させる。
g)装備および補助装備を介してユーザと通信する;
h)デバイス(33)の設定変更時にユーザ(31)およびレシーバ(49)に通知する;
i)自動プログラム可能インターフェース(API)を介して、継続的および定期的なチェックが行われる。
【0014】
既存技術と比較して、本発明の有益な効果は、本発明が自動プログラム可能インターフェース(API)、通信ネットワーク、および信頼性回路と協力してシステム中継を提供することである。信頼性回路は、システム中継を提供し、確実にユーザアクティビティおよびデバイス、ユーザとデバイスの対話を監視し、デバイス自体が無効な事象を警告し、ユーザまたは装備の応答の欠如は、ユーザを救出するために時間内に他の人へのアラームをトリガするだろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】従来技術における医療用アラームデバイスである。
【0016】
図2】無能力者のための医療用アラーム中継デバイスにおける、無反応ユーザにより送信される信号の概略図である。
【0017】
図3】ユーザが応答しても信号が送信されない場合の医療用アラームデバイスの中継故障の概略図である。
【0018】
図4】無能力者のための医療用アラーム中継デバイスにおける、自動プログラム可能インターフェース(API)の概略図である。
【0019】
図5】無能力者のための医療用アラーム中継デバイスにおける、デバイス間、サーバ間、およびレシーバ間の信号送信の概略図である。
【0020】
図6】無能力者のための医療用アラーム中継デバイスの動作フローチャートである。
【0021】
図において:31-ユーザ、32-ボタン、33-デバイス、34-表示タイマー、35-アンテナ、36-信号、41-自動プログラム、42-無線通信、46-通信、47-補助デバイス、48-送信、49-レシーバ、51-サーバ51、52-再送信、56-心拍数情報、57-GPS位置、58-監査ログ、59-医療情報。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本特許の技術的スキームは、特定の実施形態に関連してさらに詳細に記載される。
【0023】
本特許の実施形態を以下に詳細に説明するが、実施形態の例は、全体を通して同一または類似のラベルが同一もしくは類似の要素または同一もしくは類似の機能を有する要素を表す図面に示されている。添付の図面を参照して説明した以下の実施形態は例示的なものであり、特許を説明するためにのみ使用され、特許を拘束するために使用されるものではない。
【0024】
本特許の説明では、別段の規定および限定がない限り、「接続」および「設定」という用語は、広義に理解されるべきであることに留意すべきである。例えば、それらは、固定された接続、設定、または取り外し可能な接続、設定、または統合された接続および設定であり得る。当業者にとっては、本特許における上記の用語の特定の意味は、特定の状況に応じて理解され得る。
【0025】
実施形態1
無能力者のための医療用アラーム中継デバイスは、以下を含む:
A)デバイス33をチェックするための自動プログラム可能インターフェース(API);
B)通信ネットワーク:APIは、サーバ51からデバイス33および補助デバイス47に相互接続されている;
C)信頼性回路。
【0026】
A:デバイス33
デバイス33は、自動プログラム可能インターフェース(API)、通信ネットワーク、および信頼性回路と組み合わせて使用される。信頼性回路はシステム中継を提供し、これはユーザのアクティビティおよび装備33自体を確実に監視し得る。
【0027】
図1を参照すると、図1は、従来技術における医療用アラームデバイス33が解決すべき問題点を示す。ユーザ31は、応答しない、信号を送信しない、ユーザ31は、非応答状態にある、起動デバイス33のボタン32を押さない、または起動デバイス33の信号を送信しない。
【0028】
図2を参照すると、図2は、ユーザが応答しないので信号を送信するデバイス33を示す。添付の図では、ユーザ31は動けず、横になっており、そして表示タイマー34の終了時にデバイス33を開放するためのボタン32を押していない。そのため、表示タイマー34のタイミングが終了した後、信号36が送出される。
【0029】
ユーザが所定の警告時間内にアラームを解除しない場合、デバイス33は、事前設定時間に信号を送信するだろう。表示タイマー34の時間が到来した場合、デバイス33は、視覚的および聴覚的な警告を与えるだろう。ユーザ31が警告を確認しなかった場合、デバイス33は信号を送信するだろう。
【0030】
図3は、ユーザ31がデバイス33を解放して、デバイス33が信号を送らないようにすることを示す。図において、ユーザ31は、表示タイマー34が終了する前にデバイス33のボタン32を押し、ボタン32を押した後は信号を送らないようにしている。
【0031】
本実施形態の好ましい実施形態として、デバイス33は、ウェアラブルまたはモバイルであり、以下を含む独立した無線インターネット設備を有する:
a)カウントダウン警告付きの表示タイマー34;
b)ボタンを1回または2回スライドさせたりまたは押したりすることにより、時計の非常送信を簡単に解除するための簡単な方法;
c)ユーザ31が手動で信号を送信するための方法。
d)ユーザの健康に関する情報を送信するための方法。
e)ユーザと直接音声で通信するためのオプションの電話デバイスと、無線アラームを送信することが可能な無線送信機。
【0032】
デバイス33は、以下の内容を含む:
a)マイクロフォン
b)ビデオカメラ
c)トランシーバ
d)スクリーン
e)スピーカー
f)電源
g)心拍数センサ
h)GPSユニット
i)メモリストレージ
j)ロジックボード/CPU
k)メモリ(RAM&ROM)
l)SIMカード
m)アンテナ
n)ブザー/アラーム
デバイス33の構成要素間の正確な回路および機能的関係は、当業者には自明のことであるが、多くの修正および変更を受けることができる。
【0033】
B:通信ネットワーク
図5を参照する。デバイス33の信号は、サーバ51を介してレシーバ(複数可)49に送信され、デバイス33からサーバ51に情報が送信され、そして複数のレシーバ49に再送信52が行われる。この情報は、心拍数情報56、GPS位置57、監査ログ58、および医療情報59を含む。
【0034】
通信ネットワークは、以下を含む:
a)デバイス33
b)補助デバイス47;
c)サーバ51;インターネットを介してデータを格納および送信するコンピューター;
d)ダッシュボードの設定(インターネットウェブアプリケーション);
e)インターネット、電話およびショートメッセージシステム;
f)レシーバ:メッセージレシーバおよびその電子アドレス;
g)API:バックグラウンドで実行する自動プログラム可能インターフェース;
【0035】
最後に、メッセージまたは信号の送信:
a)送信機からサーバ51へ;
b)サーバ51からレシーバ49へ;
c)サーバ51から補助デバイス47へ(デバイス33が応答しない場合);
【0036】
API監視情報は、サーバ51とデバイス33との間を移動する。
【0037】
通信ネットワークの詳細な説明
a)デバイス33:デバイス33は、サーバ51に情報を送信して応答状態を示し;ユーザ31が応答しない場合に信号を送信する;
b)補助デバイス47:デバイス33が動作しない場合、APIは、デバイス33が応答しないことを説明して、補助通信チャネル、例えば携帯電話の音声メッセージで、ユーザ31に問題を伝えるだろう。
c)サーバ51は、APIからの情報を格納し、予めロードされた医療情報とともに、GPSの位置データ、心拍数および他の情報を受信者49に送信する。サーバ51は、バックアップサーバ51へのアクセスを確保するためのロードバランシングを行う;
d)デバイス33は、ダッシュボードと連動して、デバイス33およびその送信を構成するために使用される。構成用ポータルは、構成用デバイスを含む;
i)レシーバの電子アドレス;
ii)非常信号に添付された情報パッケージ;
iii)デバイス33の信号デプロイメントの特徴、例えば、信号の送信頻度、警告時間など。
e)インターネット、電話およびショートメッセージシステム:これらは、信号およびメッセージを送信できる一般的に利用可能な電気通信サービスである。
f)レシーバ-メッセージレシーバおよびその通信アドレス、電子メールアドレス、ショートメッセージおよび電話番号;
【0038】
C:自動プログラム可能インターフェース(API)
通信ネットワークのすべての構成要素は、API(自動プログラム可能インターフェース)で相互接続される。APIはバックグラウンドで動作し、自動推論タスクのための明示的な仕様、アルゴリズム、または一連のルールを使用してプログラムされる。例えば、メッセージを送信することでいつ行動を起こすか。
【0039】
図4を参照すると、この図はデバイス33と無線通信機42とが通信し、デバイス33が応答するかどうかをチェックする自動プログラム41を示す。この場合、ハードウェアおよびメモリの故障により、デバイス33が応答しない。自動プログラムは、補助デバイス47と通信46を行うだろう。補助デバイス33が応答しない場合は、それは複数のレシーバ49にメッセージ48を送信する。
【0040】
本質的に、自動プログラム可能インターフェース(API)の機能は、以下である:
a)デバイス33にログインして、デバイス33を終了し、それが応答性があることを確認する;
b)デバイス33から、デバイス33上のユーザアクティビティ、デバイス33アクティビティ、心拍およびGPS位置情報などの情報を収集する。APIは、バイタルサインが現パラメータを超えた場合に検出し、警告する。
c)アクティビティの監査ログを作成し、格納する。
d)通信をフォローアップするための自動推論タスクを実行するために、インテリジェントなルールに基づいてプログラムシステムと協力する。APIは、ユーザの個人的なデジタルアシスタントと通信し得る。
e)無効にされるアラートの時間および属性、信号および医療情報を受信したときに誰に連絡し、どのように連絡するかなど、ユーザの好みを設定するための設定パネルを含む、ポータルサイトへのアクセスを提供すること。
【0041】
自動プログラム可能インターフェース(API)を監視するための最良の方法:
【0042】
自動プログラム可能インターフェース(API)システムを使用するための最良の方法は、デバイス33に基づいて複数のセンサによって受信されたデータを使用して、可能なすべてのデータを単一の集約メトリックに削減し、自動推論アルゴリズムを実装することである。非常レベルは、複数のメトリックから計算され、自動プログラム可能インターフェース(API)個人監視を提供する。集約メトリックは、アラートとともに色分けされた対数スケールで表示される。
【0043】
D:信頼性回路
図6を参照し、この図は通信ネットワークデータストリームにおける近似的なステップを示すフローチャートである。このフローチャートは、自動推論のコア項目が、ダイヤモンド決定ボックスであることを示す。ボックスは、自動プログラム可能インターフェース(API)を介して、デバイス33が良好な動作状態にあるかどうかをチェックされることを示す。これは継続的な動作であり、デバイス33に異常があれば再チェックを行う。デバイス33が応答できない場合は、ユーザ31は補助チャネル(電話)で通知される。ユーザ31が応答しない場合は、レシーバ49が通知されよう。それ以外の場合は、表示タイマー34が時間計測を開始し、ユーザ31が応答しない場合はレシーバ49に通知する。
【0044】
信頼性を確保するために、実現可能な場合には冗長性を利用して複数の並列チャネルを使用する。例えば、複数のデバイス信号36、複数のサーバ51、複数の通信チャネル(ショートメッセージ、電話、および電子メール)を介した複数のレシーバ49との通信など。
【0045】
実施形態2
本実装および第1実施形態の間の異なる点は、他の信頼性手段構成要素である継続的改善システムが以下を含む点である:
a)実際の動作に基づいて期待される動作をモデル化する(例えば、ダッシュボードに入力された再構成された警告時間と実際の警告時間とを比較するなど);
b)補助通信デバイス33は、任意の障害をユーザ31および任意にレシーバ49に通信するために使用される;
c)デバイス33の設定が変更されると、ユーザ31および一部のレシーバ49に補助通知が送信されるであろう;
d)自動プログラム可能インターフェース(API)は、早期警告システムを提供するためにデバイス33を定期的に検査する。
【0046】
以上は、本発明の好ましい実施形態にすぎない。当業者にとっては、本発明の概念を逸脱することなく、ある程度の変形および改良が可能であることが指摘されるべきである。これらも本発明の保護範囲と考えるべきであり、これは本発明の実装の効果および特許の実施可能性に影響を与えるものではないだろう。

図1
図2
図3
図4
図5
図6