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特許7443164情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/00 20220101AFI20240227BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20240227BHJP
【FI】
H04L67/00
H04N7/15 120
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020096632
(22)【出願日】2020-06-03
(65)【公開番号】P2021189928
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】隈田 章寛
(72)【発明者】
【氏名】山下 大輔
(72)【発明者】
【氏名】戸丸 知信
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-009164(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0038346(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0341374(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
H04N 7/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付処理部と、
前記受付処理部により前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定処理部と、
前記特定処理部により特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力処理部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記特定処理部は、会議に参加する全てのユーザーの参加場所を特定し、かつ特定した参加場所に設置された前記表示装置を特定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記特定処理部は、特定した前記表示装置ごとに、当該表示装置において利用可能な前記表示アプリケーションを特定する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記特定処理部は、前記第1ユーザー端末において利用可能な前記表示アプリケーションを特定する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記特定処理部は、前記表示装置において利用可能な前記表示アプリケーション及び前記第1ユーザー端末において利用可能な前記表示アプリケーションのうち、前記第1ユーザー端末の表示画面を全ての前記表示装置に表示させることが可能な前記第1表示アプリケーションを特定する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記出力処理部は、前記第1表示アプリケーションの識別情報と、前記第1ユーザー端末及び前記表示装置を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記出力処理部は、前記第1表示アプリケーションの識別情報と、前記第1ユーザー端末及び第1表示装置を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1ユーザー端末に出力し、かつ、前記第1表示アプリケーションの識別情報と、前記第1表示装置及び第2表示装置を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1表示装置に出力する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記出力処理部は、前記第1表示アプリケーションの識別情報と、前記第1ユーザー端末及び第1表示装置を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1ユーザー端末に出力し、かつ、前記第1表示アプリケーションの識別情報と、第2ユーザー端末及び第2表示装置を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第2ユーザー端末に出力する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記受付処理部は、前記第1ユーザー端末に表示される操作画面において前記第1ユーザーにより所定の操作が行われた場合に前記表示要求を受け付ける、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにより前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサにより実行する情報処理方法。
【請求項11】
会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにより前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のユーザー(会議参加者)が参加する会議において、会議室に設置されたディスプレイに会議用の資料(ファイル)を表示させて、複数のユーザーが閲覧したり情報を書き込んだりすることが可能な会議システムが利用されている(例えば特許文献1参照)。前記会議システムでは、複数の会議室をネットワーク接続して、所定のユーザー端末に表示された表示画面を、各会議室のディスプレイに共有表示させることも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-171526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、ユーザー端末の画面を各ディスプレイに画面共有させる場合、例えば、当該ユーザー端末が配置された会議室に設置されたディスプレイにはHDMI(登録商標)ケーブルなどを接続して画面共有させ、遠隔地の会議室に設置されたディスプレイには所定の画面共有アプリケーション、ウェブ会議アプリケーションなどを使用して画面共有させる。このように、複数の表示機器により表示画面を共有させる場合、表示機器ごとに表示方法を設定する必要があるため手間がかかる。
【0005】
本発明の目的は、複数の表示機器により表示画面を共有させる際の操作性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様に係る情報処理システムは、会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付処理部と、前記受付処理部により前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定処理部と、前記特定処理部により特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力処理部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにより前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定ステップと、前記特定ステップにより特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する方法である。
【0008】
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、会議に参加する複数のユーザーのうち第1ユーザーの第1ユーザー端末から、当該第1ユーザー端末の表示画面を一又は複数の表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにより前記表示要求が受け付けられた場合に、前記第1ユーザー端末及び前記一又は複数の表示装置のそれぞれにおいて利用可能な表示アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーが前記表示画面を共有することが可能となる第1表示アプリケーションを特定する特定ステップと、前記特定ステップにより特定される前記第1表示アプリケーションの情報を含む表示指示を前記第1ユーザー端末に出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の表示機器により表示画面を共有させる際の操作性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す模式図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る会議システムの構成を示す機能ブロック図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議情報の一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議室情報の一例を示す図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるユーザー情報の一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるユーザー端末情報の一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議室端末情報の一例を示す図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるアプリケーション情報の一例を示す図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係る会議システムのユーザー端末で実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図11図11は、本発明の実施形態に係る会議システムの管理サーバーで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図12図12は、本発明の他の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
図13図13は、本発明の他の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0012】
本発明に係る情報処理システムは、例えば複数の場所(会議室)において複数のユーザーが参加する会議、一つの場所(会議室)において複数のユーザーが参加する会議などに適用することができる。本実施形態に係る会議システムは、本発明に係る情報処理システムの一例である。例えば、本実施形態に係る会議システムでは、複数の会議室に、会議に参加する各ユーザーが利用するユーザー端末と、当該ユーザー端末の表示画面などを表示可能な会議室端末(本発明の表示装置の一例)とが配置される。
【0013】
[会議システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す図である。会議システム100は、管理サーバー1と、ユーザー端末2と、会議室端末3と、データベースDBとを含んでいる。図1には、2つの会議室1及び会議室2を示している。会議室1には、会議の参加者であるユーザーAが利用するユーザー端末2Aと、ユーザーBが利用するユーザー端末2Bと、会議室端末3Aとが配置されている。会議室2には、会議の参加者であるユーザーCが利用するユーザー端末2Cと、ユーザーDが利用するユーザー端末2Dと、会議室端末3Bとが配置されている。
【0014】
管理サーバー1は、例えば1台又は複数台のサーバ(仮想サーバ)で構築される。データベースDBは、各種データを記憶する。データベースDBは、管理サーバー1又は会議室端末3に含まれてもよいし、これらの機器に分散して含まれてもよい。ユーザー端末2は、会議に参加するユーザーが会議室に持ち込む自身の携帯端末(パーソナルコンピューター、スマートフォンなど)であってもよいし、会議室に設置されたコンピューターであってもよい。
【0015】
管理サーバー1、ユーザー端末2、会議室端末3、及びデータベースDBは、ネットワークN1を介して互いに接続されている。ネットワークN1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。
【0016】
[管理サーバー1]
図2に示すように、管理サーバー1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、通信インターフェース14などを備える。管理サーバー1は、1台又は複数台の仮想サーバ(クラウドサーバ)であってもよいし、1台又は複数台の物理サーバーであってもよい。
【0017】
通信インターフェース14は、管理サーバー1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えばユーザー端末2、会議室端末3、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0018】
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0019】
記憶部12は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部11に後述の会議支援理を実行させるための会議支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、管理サーバー1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶されてもよい。
【0020】
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー1を制御する。
【0021】
また制御部11は、データベースDBを参照して各種処理を実行する。データベースDBには、会議情報D1、会議室情報D2、ユーザー情報D3、ユーザー端末情報D4、会議室端末情報D5、アプリケーション情報D6などのデータが記憶される。
【0022】
図3には、会議情報D1の一例を示している。会議情報D1には、会議ごとに、対応する「会議ID」、「会議名」、「場所(会議室ID)」、「開始日時」、「終了日時」、「参加者ID(ユーザーID)」、「添付ファイル」などの情報(スケジュール情報)が互いに関連付けられて登録される。「会議ID」は会議の識別情報であり、「会議名」は会議の名称(件名)であり、「会議室ID」は会議室の識別情報である。「開始日時」は会議の開始日時であり、「終了日時」は会議の終了日時である。「参加者ID」は、会議に参加するユーザーの識別情報(ユーザID)である。「添付ファイル」は、会議に使用されるファイル(資料)のファイル名であり、添付ファイルに対応するファイルデータは、データベースDBに記憶される。会議情報D1は、会議の開催予定が決定すると責任者などの登録操作により事前に登録される。図3では、ユーザーA(「U001」)、ユーザーB(「U002」)、ユーザーC(「U003」)、及びユーザーD(「U004」)が会議室1(「R01」)及び会議室2(「R02」)で13:00~14:00に開催される会議Xの参加者として登録されている。
【0023】
図4には、会議室情報D2の一例を示している。会議室情報D2には、会議室ごとに、対応する「会議室ID」、「会議室名」、「会議室端末ID」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「会議室ID」は会議室の識別情報であり、「会議室名」は会議室の名前である。「会議室端末ID」は、会議室に設置される会議室端末3の識別情報である。例えば、会議室1に会議室端末3Aが設置される場合、会議室1に対応する前記会議室端末IDに、会議室端末3Aの識別情報「S001」が登録される。同様に、会議室2に会議室端末3Bが設置される場合、会議室2に対応する前記会議室端末IDに、会議室端末3Bの識別情報「S002」が登録される。
【0024】
図5には、ユーザー情報D3の一例を示している。ユーザー情報D3には、ユーザーごとに、対応する「ユーザーID」、「ユーザー名」、「パスワード」、「参加会議室ID」などの情報が互いに関連付けられて登録される。ユーザー情報D3には、会議に参加するユーザーだけでなく、会議システム100を利用する権限を有する全てのユーザーに関する情報が事前に登録されてもよい。例えば、企業の全社員の情報がユーザー情報D3に登録されてもよい。「ユーザーID」はユーザーの識別情報であり、「ユーザー名」はユーザーの名前である。「ユーザーID」及び「パスワード」はユーザーが会議に参加する際のログインに利用される情報である。
【0025】
例えば、会議に参加するユーザーは、会議を開始する際に自身のユーザー端末2において会議支援アプリケーションを起動させて、ログイン画面にログイン情報である前記ユーザーID及び前記パスワードを入力する。管理サーバー1は前記ログイン情報に基づいてログイン処理を行う。前記会議が行われる会議室に前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合、ログインしたユーザーは、前記会議支援アプリケーションを利用した会議に参加することが可能となる。
【0026】
図6には、ユーザー端末情報D4の一例を示している。ユーザー端末情報D4には、ユーザー端末2ごとに、対応する「ユーザーID」、「IPアドレス」、「インストール済アプリケーション」、「アプリケーション接続情報」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「ユーザーID」はユーザー端末2を所有するユーザーの識別情報である。「インストール済アプリケーション」は、ユーザー端末2にインストールされている会議用アプリケーションであって、ユーザー端末2に表示された画面の共有を可能にする画面共有アプリケーション(本発明の表示アプリケーションに相当)の識別情報である。「A001」及び「A002」は、互いに異なる画面共有アプリケーションを示している。また、例えばユーザー端末2に表示された表示画面をHDMIケーブルにより会議室端末3に表示(画面共有)させることが可能である場合、当該ユーザー端末2の「インストール済アプリケーション」に、「HDMI」が登録される。「アプリケーション接続情報」は、前記画面共有アプリケーションを利用するユーザー端末2に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)である。「アプリケーション接続情報」には、前記画面共有アプリケーションごとに異なる接続情報が登録される。
【0027】
図7には、会議室端末情報D5の一例を示している。会議室端末情報D5には、会議室端末3ごとに、対応する「会議室端末ID」、「IPアドレス」、「インストール済アプリケーション」、「アプリケーション接続情報」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「会議室端末ID」は会議室端末3の識別情報である。「インストール済アプリケーション」は、会議室端末3にインストールされている会議用アプリケーションであって、会議室端末3に表示された画面の共有を可能にする画面共有アプリケーションの識別情報である。「A001」及び「A002」は、互いに異なる種類の画面共有アプリケーションを示している。また、例えばユーザー端末2に表示された表示画面をHDMIケーブルにより会議室端末3に表示(画面共有)させることが可能である場合、当該会議室端末3の「インストール済アプリケーション」に、「HDMI」が登録される。「アプリケーション接続情報」は、前記画面共有アプリケーションを利用する会議室端末3に接続するための接続情報(認証情報)である。「アプリケーション接続情報」には、前記画面共有アプリケーションごとに異なる接続情報が登録される。
【0028】
図8には、アプリケーション情報D6の一例を示している。アプリケーション情報D6には、画面共有アプリケーションごとに、対応する「画面共有アプリケーションID」、「互換アプリケーションID」、「制限情報」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「画面共有アプリケーションID」は前記画面共有アプリケーションの識別情報である。「互換アプリケーションID」は、前記画面共有アプリケーションと互換性のある画面共有アプリケーションの識別情報である。「制限情報」は、前記画面共有アプリケーションの接続制限に関する情報であり、例えば同時接続可能数が登録される。
【0029】
なお、会議情報D1、会議室情報D2、ユーザー情報D3、ユーザー端末情報D4、会議室端末情報D5、アプリケーション情報D6などの情報の一部又は全部が、管理サーバー1、ユーザー端末2、及び会議室端末3のいずれかに記憶されてもよいし、これら複数の機器に分散して記憶されてもよい。また、前記各情報が会議システム100からアクセス可能なサーバーに記憶されてもよい。この場合、会議システム100は、前記サーバーから前記各情報を取得して、後述の会議支援処理などの各処理を実行してもよい。
【0030】
図2に示すように、制御部11は、登録処理部111、受付処理部112、特定処理部113、取得処理部114、出力処理部115などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0031】
登録処理部111は、会議情報D1、会議室情報D2、ユーザー情報D3、ユーザー端末情報D4、会議室端末情報D5、アプリケーション情報D6の各情報を登録する。具体的には、登録処理部111は、ユーザーの登録操作に基づいて前記各情報をデータベースDBに登録する。なお、登録処理部111は、例えば会議室に配置されたユーザー端末2を認識した場合に、ユーザー端末2の情報を取得してユーザー情報D3を登録してもよい。また、登録処理部111は、例えば会議室に配置された会議室端末3を認識した場合に、会議室端末3の情報を取得して会議室情報D2を登録してもよい。
【0032】
受付処理部112は、ユーザー端末2から各種要求を受け付ける。具体的には、受付処理部112は、ユーザー端末2においてログイン操作が行われると、ユーザー端末2からログイン要求を受け付ける。受付処理部112は、前記ログイン要求を受け付けると、ログイン情報(ユーザーID、パスワードなど)に基づいてログイン処理を行う。受付処理部112は、前記ログイン処理においてユーザーを認証すると、会議情報D1から当該ユーザーのユーザーIDに関連付けられた会議情報を取得してユーザー端末2に出力する。
【0033】
ユーザー端末2は、前記会議情報を取得すると、会議の参加可否に関する判定処理を実行する。例えば、ユーザー端末2は、前記会議情報において、当該ユーザー端末2のユーザーが参加する会議が予約済みであるか否か、当該会議を開催する会議室が設定されているか否かなどを判定する。これらの条件が満たされる場合、管理サーバー1の制御部11は、前記ユーザー端末2による会議の参加を許可する。なお、前記判定処理は、ログイン要求を出力した各ユーザー端末2において実行され、制御部11は、各ユーザー端末2について会議への参加の可否を決定する。
【0034】
ここで、前記会議情報に会議が予約されていない場合には、ユーザー端末2は、他の形式の会議(例えばアドホック会議)を開始するための処理を実行してもよい。
【0035】
また、受付処理部112は、会議が開始されて、ユーザー端末2において所定の画面共有操作(後述)が行われると、ユーザー端末2から画面共有要求を受け付ける。具体的には、受付処理部211は、ユーザー端末2に表示される前記操作画面においてユーザーにより所定の操作が行われた場合に前記画面共有要求を受け付ける。受付処理部112は、本発明の受付処理部の一例である。前記画面共有要求は、本発明の表示要求の一例である。
【0036】
特定処理部113は、受付処理部112により前記画面共有要求が受け付けられた場合に、ユーザー端末2及び一又は複数の会議室端末3のそれぞれにおいて利用可能な画面共有アプリケーションのうち会議に参加する全てのユーザーがユーザー端末2の表示画面を共有することが可能となる画面共有アプリケーション(以下、「第1画面共有アプリケーション」という。)を特定する。具体的には、特定処理部113は、受付処理部112により取得される前記画面共有要求に基づいて、ユーザー端末2の表示画面を他の機器(会議室端末3、ユーザー端末2)に共有させるための前記第1画面共有アプリケーションを特定する。前記第1画面共有アプリケーションは、本発明の第1表示アプリケーションの一例である。
【0037】
具体的には、特定処理部113は、前記画面共有要求を取得すると、前記画面共有要求を出力したユーザー端末2のユーザーが参加する会議に参加する他のユーザーを特定する。また、特定処理部113は、前記他のユーザーの場所(参加場所;会議室、自席など)を特定する。例えば、特定処理部113は、会議情報D1(図3参照)を参照して前記他のユーザーを特定し、ユーザー情報D3(図5参照)を参照して前記他のユーザーの場所(会議室ID)を特定する。また、特定処理部113は、会議室情報D2(図4参照)を参照して、会議に参加する各ユーザーの場所(会議室)に設置された会議室端末3を特定する。例えば、複数のユーザーが異なる複数の会議室において会議に参加する場合には、特定処理部113は、会議室情報D2(図4参照)を参照して、各ユーザーの会議室に設置された全ての会議室端末3を特定する。すなわち、特定処理部113は、会議に参加する全てのユーザーの場所を特定し、かつ特定した場所に設置された会議室端末3を特定する。
【0038】
次に、特定処理部113は、会議室端末情報D5(図7参照)を参照して、特定した会議室端末3ごとに、会議室端末3において利用可能な画面共有アプリケーションを特定する。なお、会議室端末情報D5に登録されたインストール済アプリケーションが、会議室端末3において利用可能な画面共有アプリケーションに相当する。
【0039】
次に、特定処理部113は、ユーザー端末情報D4(図6参照)を参照して、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2において利用可能な画面共有アプリケーションを特定する。なお、ユーザー端末情報D4に登録されたインストール済アプリケーションが、ユーザー端末2において利用可能な画面共有アプリケーションに相当する。
【0040】
そして、特定処理部113は、各会議室端末3において利用可能な一又は複数の画面共有アプリケーションと、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2において利用可能な画面共有アプリケーションとのうち、各会議室端末3及びユーザー端末2において利用可能な一又は複数の前記第1画面共有アプリケーションを特定する。具体的には、特定処理部113は、ユーザー端末情報D4及び会議室端末情報D5を参照して、一又は複数の会議室端末3とユーザー端末2とのそれぞれで利用可能な共通又は互換性のある一又は複数の前記第1画面共有アプリケーションを特定する。また、特定処理部113は、前記第1画面共有アプリケーションを利用可能な前記一又は複数の会議室端末3に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)を特定する。特定処理部113は、本発明の特定処理部の一例である。
【0041】
取得処理部114は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、画面共有先の会議室端末3に画面共有させるための接続情報とを取得する。具体的には、取得処理部114は、ユーザー端末情報D4(図6参照)及び会議室端末情報D5(図7参照)から、特定処理部113により特定される一又は複数の前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、一又は複数の会議室端末3に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)とを取得する。
【0042】
出力処理部115は、取得処理部114により取得される前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と前記接続情報とを含む表示指示を、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2に出力する。具体的には、出力処理部115は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、ユーザー端末2及び会議室端末3を接続するための前記接続情報とを含む前記表示指示を当該ユーザー端末2に出力する。他の実施形態として、出力処理部115は、前記表示指示を、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2と、当該ユーザー端末2が配置された会議室に設置された会議室端末3とに出力してもよい。また、他の実施形態として、出力処理部115は、前記表示指示を、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2と、当該ユーザー端末2が配置された会議室に配置された他のユーザー端末2とに出力してもよい。出力処理部115は、本発明の出力処理部の一例である。
【0043】
[ユーザー端末2]
図2に示すように、ユーザー端末2は、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、通信インターフェース25などを備える。図1では、会議室1で会議に参加するユーザーAのユーザー端末2A及びユーザーBのユーザー端末2Bと、会議室2で会議に参加するユーザーCのユーザー端末2C及びユーザーDのユーザー端末2Dとを例示している。ユーザー端末2A,2B,2C,2Dは、互いに同一の機能を備える。
【0044】
通信インターフェース25は、ユーザー端末2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバー1、会議室端末3、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0045】
操作部23は、ユーザー端末2を利用するユーザーの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどである。表示部24は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示パネルである。操作部23及び表示部24は、一体に形成されたユーザーインターフェースであってもよい。
【0046】
記憶部22は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、制御部21に後述の会議支援処理を実行させるための会議支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、ユーザー端末2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶されてもよい。
【0047】
また、記憶部22には、一又は複数の前記画面共有アプリケーションがインストールされて記憶されている。ユーザー端末2にインストールされた前記画面共有アプリケーションの情報は、管理サーバー1のユーザー端末情報D4(図6参照)に登録される。
【0048】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザー端末2を制御する。
【0049】
具体的には、制御部21は、受付処理部211、表示処理部212などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0050】
受付処理部211は、ユーザーから各種操作を受け付ける。例えば、受付処理部211は、ユーザーから前記会議支援アプリケーションを起動する操作を受け付ける。例えば、会議室1において会議Xが開始される際に、ユーザーAがユーザー端末2Aにおいて前記会議支援アプリケーションを起動させる操作を行うと、受付処理部211は当該操作を受け付ける。また、受付処理部211は、前記会議支援アプリケーションのログイン画面においてユーザーAが前記ユーザーID及び前記パスワードを入力する操作を行うと、受付処理部211は前記ユーザーID及び前記パスワードを取得する。受付処理部211は、前記ユーザーID及び前記パスワードを取得すると管理サーバー1にログイン要求を出力し、管理サーバー1は前記ログイン要求を取得すると前記ログイン情報に基づいて前記ログイン処理を行う。
【0051】
また、受付処理部211は、会議が開始されて、ユーザー端末2において画面共有操作を受け付ける。具体的には、会議が開始させると、制御部21は、前記会議支援アプリケーションの操作画面に画面共有ボタンを表示させる。なお、前記画面共有ボタンは、会議への参加が許可された全てのユーザーのユーザー端末2にそれぞれ表示される。ユーザーが前記画面共有ボタンを押下すると、受付処理部211は、前記画面共有操作を受け付ける。受付処理部211は、前記画面共有操作を受け付けると前記画面共有要求を管理サーバー1に出力する。管理サーバー1は前記画面共有要求を取得すると、上述のように前記第1画面共有アプリケーション及び前記接続情報を特定する処理を実行する。
【0052】
表示処理部212は、ユーザー端末2に表示された表示画面を会議室端末3に表示(画面共有)させるための表示処理を実行する。具体的には、表示処理部212は、管理サーバー1から前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と前記接続情報(IPアドレス、PIN番号など)とを含む前記表示指示を取得すると、当該接続情報により特定される会議室端末3に、ユーザー端末2に表示された表示画面を前記第1画面共有アプリケーションにより表示させる表示指示を出力する。
【0053】
他の実施形態として、表示処理部212は、管理サーバー1から前記表示指示を取得すると、他のユーザー端末2に前記表示指示を出力して、当該他のユーザー端末2から会議室端末3に表示処理を実行させてもよい。すなわち、表示処理部212は、他のユーザー端末2を介して会議室端末3に表示処理を実行させてもよい。
【0054】
また、表示処理部212は、ユーザー端末2の表示部24で表示中の表示画面の表示データを含む前記表示指示を出力する。前記表示データは、表示部24の表示画面をキャプチャした画像データであってもよいし、ユーザー端末2の記憶部22に記憶されたデータであってもよい。
【0055】
[会議室端末3]
図2に示すように、会議室端末3は、制御部31、記憶部32、操作部33、表示部34、通信インターフェース35などを備える。図1では、会議室1に設置された会議室端末3Aと、会議室2に設置された会議室端末3Bとを例示している。会議室端末3A,3Bは、例えば、互いに同一の機能を備える表示装置である。
【0056】
通信インターフェース35は、会議室端末3を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバー1、ユーザー端末2、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0057】
操作部33は、ユーザーの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどである。表示部34は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示パネルである。操作部33及び表示部34は、一体に形成されたユーザーインターフェースであってもよい。
【0058】
記憶部32は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部32には、制御部31に後述の会議支援処理を実行させるための会議支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、会議室端末3が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部32に記憶されてもよい。
【0059】
また、記憶部32には、一又は複数の前記画面共有アプリケーションがインストールされて記憶されている。会議室端末3にインストールされた前記画面共有アプリケーションの情報は、管理サーバー1の会議室端末情報D5(図7参照)に登録される。
【0060】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより会議室端末3を制御する。
【0061】
具体的には、制御部31は、ユーザー端末2から表示指示を取得した場合に表示処理を実行する。具体的には、制御部31は、ユーザー端末2から前記画面共有アプリケーションの識別情報と前記表示データとを含む前記表示指示を取得すると、対応する前記画面共有アプリケーションを起動させて前記表示データに対応する画像を表示部34に表示させる。
【0062】
他の実施形態として、制御部31は、管理サーバー1から前記表示指示を取得した場合には、当該表示指示に基づいて対応する前記画面共有アプリケーションを起動させて前記表示データに対応する画像を表示部34に表示させる。
【0063】
[会議支援処理]
以下、会議システム100において実行される会議支援処理の手順の一例について説明する。
【0064】
なお、本発明は、前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する会議支援処理方法(本発明の情報処理方法の一例)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記会議支援処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは会議システム100に含まれる装置(管理サーバー1、ユーザー端末2)の各制御部によって前記会議支援処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、1又は複数のプロセッサによって前記会議支援処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
【0065】
ここでは、上述した会議室1において開催される会議Xに対応する会議支援処理を例に挙げて説明する。図9は、ユーザー端末2Aの表示画面を会議室端末3A,3Bに表示させる場合の前記会議支援処理の手順の一例を示すシーケンス図である。ユーザー端末2Aは、本発明の第1ユーザー端末の一例である。
【0066】
まず、会議室1において会議Xに参加するユーザーA,Bは、自身のユーザー端末2A,2Bにおいてログイン操作を行う。ユーザー端末2A,2Bのそれぞれは、ユーザーA,Bからログイン情報を取得するとログイン要求を管理サーバー1に出力する。管理サーバー1は前記ログイン要求を取得すると前記ログイン情報に基づいて前記ログイン処理を行う。管理サーバー1は、ユーザーA,Bを認証すると、会議情報D1(図3参照)からユーザーA,BのそれぞれのユーザーID(「U001」、「U002」)に関連付けられた会議情報を取得してユーザー端末2A,2Bのそれぞれに出力する。ユーザー端末2A,2Bのそれぞれにおいて、各ユーザー端末2のユーザーが参加する会議が予約済みであるか否か、当該会議を開催する会議室が設定されているか否かなどを判定する。これらの条件が満たされる場合、管理サーバー1の制御部11は、各ユーザー端末2による会議の参加を許可して会議を開始する。
【0067】
会議が開始されて、例えばユーザーAがユーザー端末2Aに表示された画面共有ボタンを押下すると、ユーザー端末2Aは前記画面共有操作を受け付けて前記画面共有要求を管理サーバー1に出力する。
【0068】
管理サーバー1は、前記画面共有要求を取得すると、上述のように、ユーザー端末2Aの表示画面を会議室端末3に共有させるための前記第1画面共有アプリケーションを特定する処理、及び、当該会議室端末3に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)を特定する処理を実行する。そして、管理サーバー1は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、画面共有先の会議室端末3に画面共有させるための前記接続情報とを取得する。図9に示す共有情報は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と前記接続情報とを示している。
【0069】
管理サーバー1は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と前記接続情報とを取得すると、これらの情報を含む表示指示を、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2Aに出力する。
【0070】
ユーザー端末2Aは、管理サーバー1から前記表示指示を取得すると、前記接続情報により特定される会議室端末3A,3Bに、ユーザー端末2Aに表示された表示画面を前記第1画面共有アプリケーションにより表示させる表示指示を出力する。例えば、ユーザー端末2Aは、会議室端末3Aに、ユーザー端末2Aに表示された表示画面を画面共有アプリケーション「A001」により表示させる表示指示を出力し、会議室端末3Bに、ユーザー端末2Aに表示された表示画面を画面共有アプリケーション「A002」により表示させる表示指示を出力する。
【0071】
会議室端末3Aは、ユーザー端末2Aから前記表示指示を取得すると、画面共有アプリケーション「A001」を起動させて、ユーザー端末2Aの表示画面の表示データに対応する画像を表示部34に表示させる。また、会議室端末3Bは、ユーザー端末2Aから前記表示指示を取得すると、画面共有アプリケーション「A002」を起動させて、ユーザー端末2Aの表示画面の表示データに対応する画像を表示部34に表示させる。
【0072】
以上の処理により、ユーザー端末2Aの表示画面が各会議室1,2に設置された会議室端末3A,3Bのそれぞれに表示させることができるため、各会議室1,2にいるユーザーA,B,C,Dはユーザー端末2Aの表示画面を共有することができる。
【0073】
次に、ユーザー端末2及び管理サーバー1のそれぞれにおいて実行される前記会議支援処理の手順の一例について以下に説明する。図10には、ユーザー端末2において実行される前記会議支援処理の手順の一例を示し、図11には、管理サーバー1において実行される前記会議支援処理の手順の一例を示している。
【0074】
図10に示すように、ユーザー端末2では、先ずステップS21において、制御部21は、前記会議支援アプリケーションのログイン画面においてユーザーからログイン操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21がユーザーからログイン操作を受け付けた場合(S21:Yes)、処理はステップS22に移行する。制御部21は、ログイン操作を受け付けるまで待機する(S21:No)。制御部21は、ログイン操作を受け付けるとログイン要求を管理サーバー1に出力する。管理サーバー1はログイン処理を行うと会議情報をユーザー端末2に出力する。
【0075】
ステップS22において、制御部21は、管理サーバー1から前記会議情報を取得する。次にステップS23において、制御部21は、ユーザー端末2のユーザーが参加する会議が予約済みであるか否か、すなわち前記会議の情報が会議情報D1(図3参照)に登録されているか否かを判定する。前記会議が予約済みである場合(S23:Yes)、処理はステップS24に移行する。一方、前記会議が予約済みでない場合(S23:No)、処理はステップS231に移行する。ステップS231では、制御部21は、他の形式の会議(例えばアドホック会議)を開始するための処理を実行して、前記会議支援処理を終了する。
【0076】
ステップS24では、制御部21は、前記会議を開催する会議室が設定されているか否か、すなわち前記会議室の情報が会議情報D1(図3参照)に登録されているか否かを判定する。前記会議室が設定されている場合(S24:Yes)、処理はステップS25に移行する。一方、前記会議室が設定されていない場合(S24:No)、処理はステップS241に移行する。ステップS241では、会議室を利用しない会議を開催する処理を行って前記会議支援処理を終了する。
【0077】
ステップS25では、制御部21は、前記会議を開始する。制御部21は、前記会議を開始すると、前記会議支援アプリケーションの操作画面を表示させる。
【0078】
次にステップS26において、制御部21は、前記操作画面においてユーザーから画面共有操作を受け付けたか否かを判定する。例えば前記操作画面に表示される画面共有ボタンをユーザーが押下した場合に、制御部21は、前記画面共有操作を受け付けたと判定する。制御部21がユーザーから前記画面共有操作を受け付けた場合(S26:Yes)、処理はステップS27に移行する。制御部21がユーザーから前記画面共有操作を受け付けない場合(S26:No)、処理はステップS30に移行する。
【0079】
ステップS27では、制御部21は、前記画面共有要求を管理サーバー1に出力する。管理サーバー1は前記画面共有要求を取得すると、上述のように前記第1画面共有アプリケーションを特定する処理、及び、会議室端末3に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)を特定する処理を実行する。そして、管理サーバー1は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、画面共有先の会議室端末3に画面共有させるための前記接続情報とを取得して、これらの情報を含む表示指示をユーザー端末2に出力する。
【0080】
次にステップS28において、制御部21は、管理サーバー1から前記表示指示を取得する。次にステップS29において、制御部21は、前記接続情報に対応する画面共有先の会議室端末3に前記表示指示を出力する。会議室端末3は、ユーザー端末2から前記表示指示を取得すると、前記表示指示により指定された画面共有アプリケーションを起動させて、ユーザー端末2の表示画面の表示データに対応する画像を表示部34に表示させる。
【0081】
次にステップS30において、制御部21は、ユーザーから会議の終了操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21がユーザーから前記終了操作を受け付けた場合(S30:Yes)、前記会議支援処理を終了する。制御部21がユーザーから前記終了操作を受け付けない場合(S30:No)、処理はステップS26に戻り上述の処理を繰り返す。
【0082】
図11に示すように、管理サーバー1では、先ずステップS11において、制御部11は、ユーザー端末2からログイン要求を取得したか否かを判定する。制御部11がユーザー端末2からログイン要求を取得した場合(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。制御部11は、ログイン要求を取得するまで待機する(S11:No)。
【0083】
制御部11は、前記ログイン要求を取得すると、ステップS12において、会議情報を取得する。具体的には、制御部11は、ログイン情報(ユーザーID、パスワード)に基づいてユーザーを認証すると、会議情報D1(図3参照)から当該ユーザーに関連付けられた会議情報を取得する。次にステップS13において、前記会議情報をログイン要求を行ったユーザー端末2に出力する。
【0084】
次にステップS14において、制御部11は、ユーザー端末2から前記画面共有要求を取得したか否かを判定する。制御部11がユーザー端末2から画面共有要求を取得した場合(S14:Yes)、処理はステップS15に移行する。制御部11は、画面共有要求を取得するまで待機する(S14:No)。ステップS14は、本発明の受付ステップの一例である。
【0085】
ステップS15では、制御部11は、前記画面共有要求を出力したユーザー端末2のユーザーと、当該ユーザーが参加する会議に参加する他のユーザーと、各ユーザーの場所(会議室)とを特定する。具体的には、制御部11は、会議情報D1(図3参照)を参照して会議に参加するユーザーを特定し、ユーザー情報D3(図5参照)を参照して各ユーザーの場所を特定する。
【0086】
次にステップS16において、制御部11は、会議に参加する各ユーザーの場所(会議室)に設置された会議室端末3と、特定した会議室端末3ごとに、会議室端末3において利用可能な画面共有アプリケーションを特定する。具体的には、制御部11は、会議室情報D2(図4参照)を参照して、各ユーザーの会議室に設置された全ての会議室端末3を特定する。また、制御部11は、会議室端末情報D5(図7参照)を参照して、会議室端末3ごとに、利用可能な画面共有アプリケーションを特定する。
【0087】
次にステップS17において、制御部11は、ユーザー端末情報D4(図6参照)を参照して、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2において利用可能な画面共有アプリケーションを特定する。
【0088】
次にステップS18において、制御部11は、各会議室端末3において利用可能な一又は複数の画面共有アプリケーションと、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2において利用可能な画面共有アプリケーションとのうち、各会議室端末3及びユーザー端末2において利用可能な一又は複数の前記第1画面共有アプリケーションを特定する。具体的には、制御部11は、ユーザー端末情報D4及び会議室端末情報D5を参照して、一又は複数の会議室端末3とユーザー端末2とのそれぞれで利用可能な共通又は互換性のある一又は複数の前記第1画面共有アプリケーションを特定する。ステップS18は、本発明の特定ステップの一例である。
【0089】
次にステップS19において、制御部11は、前記第1画面共有アプリケーションを利用可能な前記一又は複数の会議室端末3に接続するための接続情報(IPアドレス、PIN番号など)を特定する。
【0090】
次にステップS20において、制御部11は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と前記接続情報とを含む表示指示を、前記画面共有要求を行ったユーザー端末2に出力する。ユーザー端末2は、上述のように前記表示指示を取得すると(図10のステップS28)、所定の会議室端末3に前記表示指示を出力する。ステップS20は、本発明の出力ステップの一例である。
【0091】
以上のようにして、管理サーバー1、ユーザー端末2、及び会議室端末3は、前記会議支援処理を実行することにより、会議に参加する全てのユーザーに画面を共有させる。なお、図10に示す前記会議支援処理は、各ユーザー端末2において並行して実行可能である。このため、各ユーザー端末2の表示画面を所定の会議室端末3に表示させることが可能である。例えば、ユーザーAがユーザー端末2Aの表示画面を共有させている場合に、ユーザーBがユーザー端末2Bにおいて前記画面共有ボタンを押下した場合には、ユーザー端末2Bの表示画面が共有される。
【0092】
本実施形態に係る会議システム100によれば、ユーザーは自身のユーザー端末2において画面共有操作のみを行うことにより、当該ユーザー端末2の表示画面を各会議室端末3に表示させることが可能となる。また、ユーザー端末2及び会議室端末3にインストールされた画面共有アプリケーションが異なる場合であっても、ユーザーが前記画面共有操作のみを行うことにより、当該ユーザー端末2の表示画面を各会議室端末3に表示させることが可能となる。よって、複数の会議室端末3(表示機器)により表示画面を共有させる際の操作性を向上させることが可能となる。
【0093】
本発明は上述の実施形態に限定されない。他の実施形態として、例えば図12に示すように、管理サーバー1は、ユーザー端末2Aから前記画面共有要求を取得した場合に、前記表示指示をユーザー端末2Aと、ユーザー端末2Aが配置される会議室1に設置された会議室端末3Aとに前記表示指示を出力してもよい。そして、ユーザー端末2Aは、管理サーバー1から前記表示指示を取得すると、会議室端末3Aに前記表示指示を出力し、会議室端末3Aは、管理サーバー1から前記表示指示を取得すると、会議室端末3Bに前記表示指示を出力する。この場合、管理サーバー1は、ユーザー端末2Aと会議室端末3Aとにおいて利用可能な前記第1画面共有アプリケーションを特定した前記表示指示をユーザー端末2Aに出力し、会議室端末3Aと会議室端末3Bとにおいて利用可能な前記第1画面共有アプリケーションを特定した前記表示指示を会議室端末3Aに出力する。
【0094】
このように、管理サーバー1は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、第1ユーザー端末2及び第1会議室端末3を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1ユーザー端末2に出力し、かつ、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、前記第1会議室端末3及び第2会議室端末3を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1会議室端末3に出力してもよい。
【0095】
これにより、ユーザー端末2Aの表示画面が、直接会議室端末3Aに表示され、かつ会議室端末3Aを介して会議室端末3Bに表示される。
【0096】
また、他の実施形態として、例えば図13に示すように、管理サーバー1は、ユーザー端末2Aから前記画面共有要求を取得した場合に、前記表示指示をユーザー端末2Aと、ユーザー端末2Aが配置される会議室1とは異なる会議室2に配置されたユーザー端末2C(図1参照)とに前記表示指示を出力してもよい。例えば、管理サーバー1は、ユーザー端末2Aと会議室端末3Aとにおいて利用可能な前記第1画面共有アプリケーション(例えば「A001」)と、ユーザー端末2Aとユーザー端末2Cとにおいて利用可能な前記第1画面共有アプリケーション(例えば「A002」)を特定した前記表示指示をユーザー端末2Aに出力する。ユーザー端末2Aは、管理サーバー1から前記表示指示を取得すると、会議室端末3Aとユーザー端末2Cとに前記表示指示を出力する。
【0097】
また、管理サーバー1は、ユーザー端末2Cと会議室端末3Bとにおいて利用可能な前記第1画面共有アプリケーション(例えば「HDMI」)を特定した前記表示指示をユーザー端末2Cに出力する。管理サーバー1は、HDMIケーブルを使用した表示指示を出力する場合、例えばHDMIケーブルの接続操作をユーザーCに促すメッセージ、操作画面などを出力してもよい。ユーザー端末2Cは、前記表示指示を取得すると、例えば表示部24にユーザー端末2Cと会議室端末3BとをHDMIケーブルで接続するように促す画面を表示させる。ユーザーCがHDMIケーブルによりユーザー端末2Cと会議室端末3Bとを接続すると、ユーザー端末2C及び会議室端末3Bは接続処理を行う。ユーザー端末2C及び会議室端末3Bの接続が確立すると、ユーザー端末2Cは、ユーザー端末2Aから取得する前記表示指示に基づいて会議室端末3Bに表示指示を出力する。
【0098】
このように、管理サーバー1は、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、第1ユーザー端末2及び第1会議室端末3を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第1ユーザー端末2に出力し、かつ、前記第1画面共有アプリケーションの識別情報と、第2ユーザー端末2及び第2会議室端末3を接続するための接続情報とを含む前記表示指示を前記第2ユーザー端末2に出力してもよい。
【0099】
これにより、ユーザー端末2Aの表示画面が、直接会議室端末3Aに表示され、かつユーザー端末2Cを介して会議室端末3Bに表示される。
【0100】
また、他の実施形態として、管理サーバー1は、会議情報D1を参照せず、超音波、Bluetooth(登録商標)などの通信によりユーザーの場所(会議室)を特定してもよい。
【0101】
ここで、会議室にユーザーがいない場合に、当該会議室の会議室端末3に共有画面が表示されると、情報漏洩の可能性がある。そこで、管理サーバー1は会議室にユーザーがいるか否かを判定し、ユーザーがいない場合には当該会議室の会議室端末3の表示を非表示又は制限処理(モザイク処理など)を行ってもよい。
【0102】
尚、本発明の情報処理システムは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
【符号の説明】
【0103】
1 :管理サーバー
2 :ユーザー端末
3 :会議室端末
100 :会議システム
111 :登録処理部
112 :受付処理部
113 :特定処理部
114 :取得処理部
115 :出力処理部
211 :受付処理部
212 :表示処理部
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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図13