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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】提供装置、提供方法及び提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240227BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021046179
(22)【出願日】2021-03-19
(65)【公開番号】P2022144962
(43)【公開日】2022-10-03
【審査請求日】2021-05-19
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 里紗
(72)【発明者】
【氏名】笹尾 建斗
(72)【発明者】
【氏名】舟橋 紀絵
(72)【発明者】
【氏名】磯上 史美菜
(72)【発明者】
【氏名】冨永 大二朗
【合議体】
【審判長】佐藤 智康
【審判官】松田 直也
【審判官】中野 浩昌
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-231027(JP,A)
【文献】楽天グループ株式会社,世界のインターネットアーカイブ|みんなのレビュー,[online],日本,楽天グループ株式会社,2021年02月26日,[令和3年11月16日検索],インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20210226195928/https://review.rakuten.co.jp/>
【文献】楽天グループ株式会社,世界のインターネットアーカイブ|Rakuten みんなのレビュー,[online],日本,楽天グループ株式会社,2021年02月27日,[令和3年11月16日検索],インターネット<URL: https://web.archive.org/web/20210227223418/https://review.rakuten.co.jp/search/-/100317/?l2-id=review_PC_top_GenreSearch>
【文献】楽天グループ株式会社,世界のインターネットアーカイブ|Rakuten みんなのレビュー,[online],日本,楽天グループ株式会社,2020年12月03日,[令和3年11月16日検索],インターネット<URL: https://web.archive.org/web/20201203155448/https://review.rakuten.co.jp/item/1/193924_10002060/1.1/>
【文献】楽天グループ株式会社,世界のインターネットアーカイブ|Rakuten みんなのレビュー,[online],日本,楽天グループ株式会社,2021年02月27日,[令和3年11月16日検索],インターネット<URL: https://web.archive.org/web/20210227103523/https://review.rakuten.co.jp/howto/read/reviewer.html>
【文献】ナビプラス株式会社,世界のインターネットアーカイブ|NaviPlus,[online],日本,ナビプラス株式会社,2021年01月22日,[令和3年11月16日検索],インターネット<URL: https://web.archive.org/web/20210122183827/https://www.naviplus.co.jp/popinaction.html>
【文献】安藤 美里 ほか,Amazon超活用術! 2018,洋泉社MOOK,日本,株式会社洋泉社,2018年04月01日,17,35,100~106ページ
【文献】神嶌 敏弘,推薦システムのアルゴリズム(2),人工知能,23 巻 1号,日本,一般社団法人 人工知能学会,2008年08月01日,89~103ページ,DOI https://doi.org/10.11517/jjsai.23.1_89
【文献】神嶌 敏弘,推薦システムのアルゴリズム(1),人工知能,日本,一般社団法人 人工知能学会,2007年11月01日,22巻 6号,826~837ページ,DOI https://doi.org/10.11517/jjsai.22.6_826
【文献】市川 裕介,協調フィルタリングを用いたレコメンドサービスの導入事例と課題,情報処理,日本,社団法人情報処理学会,2007年09月15日,第48巻, 第9号,972~978ページ
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の電子商取引サービスにおいて、利用者の当該所定の電子商取引サービスにおける購入履歴または当該利用者のコンテンツの閲覧履歴を含む利用者情報と、当該所定の電子商取引サービスにおける取引対象毎に投稿されたレビュー情報と所定の外部装置から取得する取得部と、
記レビュー情報から、前記利用者によって入力された検索クエリと関連する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する選択部と、
選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける受付部と、
フォローされた前記投稿者により投稿された、当該取引対象以外取引対象ついての複数のレビューが、所定の順序で配置されたコンテンツを前記利用者に提供する提供部と、
を備えることを特徴とする提供装置。
【請求項2】
前記選択部は、
前記利用者によって入力された検索クエリと関連する取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択することを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
【請求項3】
前記選択部は、
前記複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の提供装置。
【請求項4】
前記選択部は、
複数の取引対象の各々に対して投稿された、複数のレビューのうちから、各取引対象に対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項5】
前記選択部は、
前記複数のレビューのうちから、取引対象の添付画像が所定の条件を満たす複数のレビューを選択する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項6】
前記選択部は、
前記複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項7】
前記提供部は、
前記所定の順序として、前記複数のレビューが投稿された日時に基づいて決定された順序で前記複数のレビューが配置されたコンテンツを前記利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項8】
前記提供部は、動画によって構成されたレビューが少なくとも1つ配置されたコンテンツを前記利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項9】
レビューを介して、利用者が当該レビューに係る取引対象を購入した場合に、当該レビューを投稿した投稿者に対して、所定の報酬を設定する設定部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の提供装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する提供方法であって、
所定の電子商取引サービスにおいて、利用者の当該所定の電子商取引サービスにおける購入履歴または当該利用者のコンテンツの閲覧履歴を含む利用者情報と、当該所定の電子商取引サービスにおける取引対象毎に投稿されたレビュー情報と所定の外部装置から取得する取得工程と、
記レビュー情報から、前記利用者によって入力された検索クエリと関連する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する選択工程と、
選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける受付工程と、
フォローされた前記投稿者により投稿された、当該取引対象以外取引対象ついての複数のレビューが、所定の順序で配置されたコンテンツを前記利用者に提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする提供方法。
【請求項11】
所定の電子商取引サービスにおいて、利用者の当該所定の電子商取引サービスにおける購入履歴または当該利用者のコンテンツの閲覧履歴を含む利用者情報と、当該所定の電子商取引サービスにおける取引対象毎に投稿されたレビュー情報と所定の外部装置から取得する取得手順と、
記レビュー情報から、前記利用者によって入力された検索クエリと関連する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する選択手順と、
選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける受付手順と、
フォローされた前記投稿者により投稿された、当該取引対象以外取引対象ついての複数のレビューが、所定の順序で配置されたコンテンツを前記利用者に提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させるための提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットショッピングや、電子商店街等の電子商取引サービスで取扱われている商品又はサービスといった取引対象の販売を促進させる技術が知られている。例えば、電子商取引サービスにおいて販売される複数の取引対象の中から、複数のユーザの其々について決定した検索条件を満たす取引対象に関する取引対象情報を含むコンテンツを、各検索条件に対応した其々のユーザの端末装置に提供する技術が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-219731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、電子商取引サービスにおいて販売される複数の取引対象の中から、複数のユーザの其々について決定した検索条件を満たす取引対象情報を含むコンテンツを、各検索条件に対応した其々のユーザの端末装置に提供するに過ぎないため、取引対象の訴求効果を十分に向上させることが困難な場合がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、取引対象の訴求効果を向上させることができる提供装置、提供方法及び提供プログラムを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る提供装置は、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する選択部と、選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける受付部と、フォローされた前記投稿者が投稿した複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを前記利用者に提供する提供部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、取引対象の訴求効果を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る提供装置が実行する提供処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係るコンテンツの遷移の一例である。
図3図3は、実施形態に係るコンテンツの遷移の一例である。
図4図4は、実施形態に係るコンテンツの遷移の一例である。
図5図5は、実施形態に係る提供システムの構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るレビュー情報記憶部の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る投稿者情報記憶部の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る提供装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9図9は、提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.提供装置が示す提供処理の一例〕
まず、図1を用いて、提供装置100が実行する提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る提供装置100が実行する提供処理の一例を示す図である。図1の例では、電子商取引サービスにおいて、提供装置100が、利用者にフォローされた投稿者(レビュワー)の複数のレビューが取引対象ごとに配置されたコンテンツを利用者に提供する例を挙げて説明する。
【0011】
まず、図1に示すように、提供装置100は、利用者が所望する取引対象情報を示す検索クエリを端末装置10から受付ける(ステップS1)。ここで、端末装置10は、利用者によって利用されるものとする。
【0012】
続いて、提供装置100は、レビュー情報を外部装置20から取得する(ステップS2)。例えば、提供装置100は、レビューを投稿した投稿者に関する投稿者情報や、レビューが投稿された日時に関する情報や、レビューの内容に関する情報や、レビューに対する評価に関する情報といったレビュー情報を外部装置20から取得する。
【0013】
そして、提供装置100は、所定の条件を満たす複数のレビューを選択する(ステップS3)。例えば、提供装置100は、所定の共通性を有する取引対象として、利用者によって入力された検索クエリが示す取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する。
【0014】
この場合、例えば、提供装置100は、所定の条件として、検索クエリが示す取引対象に対する評価が高いレビューを優先的に選択することができる。また、提供装置100は、所定の条件として、検索クエリが示す取引対象に関する情報が多いレビュー(文字数が所定の閾値よりも多いレビューや、添付された画像が所定の閾値よりも多いレビュー)を優先的に選択することができる。また、提供装置100は、所定の条件として、検索クエリが示す取引対象について、参考になった利用者が多いレビューを優先的に選択することができる。なお、所定の条件を満たすレビューが選択されるのであれば、複数でなく単一のレビューが選択されてもよい。
【0015】
続いて、提供装置100は、選択された複数のレビューが配置されたコンテンツを端末装置10に提供する(ステップS4)。例えば、提供装置100は、取引対象に対する評価が所定の閾値よりも高い複数のレビューを、評価が高い順に並べた順序で配置されたコンテンツを端末装置10に提供する。
【0016】
続いて、提供装置100は、利用者が興味のあるレビューの投稿者に対するフォローを端末装置10から受付ける(ステップS5)。例えば、投稿者のレビューが利用者の趣味や嗜好の傾向と似ていたり、レビューの内容が的確で購入判断の参考になったり、レビューが面白かったりした場合には、利用者が投稿者に興味を持ってフォローするため、提供装置100は、利用者からのフォローを受付ける。
【0017】
続いて、提供装置100は、フォローされた投稿者が投稿した複数のレビューを配置させる順序を決定する(ステップS6)。例えば、提供装置100は、フォローされた投稿者が投稿した複数のレビューを、かかる複数のレビューが投稿された日時に基づいて、複数のレビューを配置させる順序を決定する。より具体的な例を挙げると、提供装置100は、フォローされた投稿者の複数のレビューを、投稿された日時が新しい順に並べた順序を複数のレビューを配置させる順序として決定する。ここで、フォローされた投稿者の複数のレビューを、取引対象ごと又は取引対象を含むカテゴリごとに区分けし、これら区分けされた複数のレビューを、投稿された日時が新しい順に並べた順序を複数のレビューを配置させる順序として決定してもよい。
【0018】
そして、提供装置100は、決定された順序で、フォローされた投稿者の複数のレビューが配置されたコンテンツを端末装置10に提供する(ステップS7)。例えば、提供装置100は、フォローされた投稿者の複数のレビューを、区分けされたカテゴリごとに、其々、投稿された日時が新しい順に並べた順序で配置されたコンテンツを端末装置10に提供する。端末装置10は、例えば、取引対象又はカテゴリを選択することで、選択された取引対象又はカテゴリに関し、フォローされた投稿者の複数のレビューを投稿された日時が新しい順に閲覧することができる。
【0019】
インターネットショッピングを含む電子商取引サービスでは、利用者の年齢、性別、家族構成等によって、取引対象(購入する商品またはサービス)が異なる傾向にある。また、近年の電子商取引サービスでは、取引対象を購入するにあたり、該当する取引対象に関するレビューを参考にすることも多い。しかし、従来技術では、電子商取引サービスにおいて販売される複数の取引対象の中から、複数の利用者の其々について決定した検索条件を満たす取引対象のレビューを含むコンテンツを、各検索条件に対応した其々の利用者の端末装置に提供するに過ぎない。このため、取引対象の訴求効果を十分に向上させることが困難な場合があった。そこで、本実施形態に係る提供装置100は、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する。そして、提供装置100は、選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付け、フォローされた投稿者が投稿した複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを利用者に提供する。
【0020】
例えば、利用者は検索した取引対象に関する投稿者のレビューが、利用者の趣味や嗜好の傾向と似ている場合、利用者は投稿者と年齢、性別、家族構成等が似ていることが想定される。このため、他の取引対象に関する投稿者の複数のレビューも、利用者の購入判断の参考になることが多い。従って、利用者が投稿者のレビューを気に入った場合には、この投稿者をフォローすることにより、提供装置100は、この投稿者が投稿した他の取引対象に関する複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供する。
【0021】
これにより、提供装置100は、複数の取引対象の訴求効果を向上させることができる。また、提供装置100は、複数のレビューが配置されたコンテンツを提供することで、利用者に対して、SNS(Social Networking Service)の様なサービスを提供することができる。すなわち、提供装置100は、レビューを投稿した投稿者と、利用者とが相互に関係を持つことが可能な場を提供することが可能である。これにより、提供装置100は、投稿者に対して、各種の取引対象に対するレビューを投稿するための動機付けを図ることができる。また、提供装置100は、利用者に対して、レビューを閲覧することで取引対象の特徴等を理解することができるため、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0022】
〔2.コンテンツの一例〕
次に、図2図4を用いてコンテンツの遷移例を説明する。図2図4は、実施形態に係るコンテンツの遷移の一例である。以下では、コンテンツC1からコンテンツC2に遷移し、コンテンツC2からコンテンツC3に遷移する例について説明する。また、コンテンツC1からコンテンツC3、コンテンツC4、またはコンテンツC5に遷移する例について説明する。
【0023】
まず、コンテンツC1からコンテンツC2に遷移し、コンテンツC2からコンテンツC3に遷移する例について説明する。図2の例では、端末装置10は、コンテンツC1を表示する。ここで、利用者は、予め所定の利用者登録サービスに登録しているものとする。
【0024】
例えば、端末装置10は、利用者が所定の利用者登録サービスにログインすることで、利用者に応じたホーム画面としてコンテンツC1を表示する。図2の例では、コンテンツC1は、検索窓である領域AR11や、端末装置10を利用する利用者に対する有益な情報、各種機能を有するコンテンツへ遷移するためのアイコン(おすすめを示すためのボタンB11やランキングを示すためのボタンB12)等を含む。
【0025】
例えば、利用者に対する有益な情報は、利用者によって所定の頻度以上で利用されるインターネットショッピング「KLM SHOP」のポイント還元サービス等に関する情報等といった利用者に応じた広告コンテンツ等である。
【0026】
そして、端末装置10は、利用者によって入力された検索クエリを受付ける(ステップS21)。例えば、端末装置10は、利用者によって入力された検索クエリとして、「財布」を受付ける。
【0027】
そして、端末装置10は、画面に表示されるコンテンツを、コンテンツC1からコンテンツC2に遷移させる。図2の例では、コンテンツC2は、「KLMショッピング」という電子商取引サービスに関するコンテンツである。コンテンツC2は、取引対象情報や、投稿者によって投稿されたレビューが配置された領域AR21や、特定の取引対象のセール等に関する情報を含む。
【0028】
ここで、領域AR21は、「口コミで人気の商品」といったタイトルや、カテゴリとして財布の特定のブランドや、投稿者によって投稿されたレビューや、「もっと見る」ボタン等を含む。
【0029】
ここで、端末装置10は、利用者によって「もっと見る」ボタンが押下されたものとする。この場合、端末装置10は、画面に表示されるコンテンツを、コンテンツC2からコンテンツC3に遷移させる(ステップS22)。例えば、端末装置10は、コンテンツC3を表示する。コンテンツC3は、「みんなの口コミ」といったタイトルや、複数のレビュー、レビューを書き込むためのコンテンツへ遷移するためのボタンB31、レビューを投稿した投稿者をフォローするためのボタンB32を含む。
【0030】
図2に示すコンテンツC3では、複数のレビューが、投稿された日時が新しい順に並べられてある。例えば、複数のレビューのうち、一のレビューを示す領域AR31は、かかるレビューを投稿した投稿者の名称や、投稿された日付に関する情報や、投稿者が「3つ星レビュワー」である情報等を含む。
【0031】
また、領域AR31は、取引対象の画像や、「小さく、軽くて使いやすい財布です」といったタイトルや、レビューの内容や、投稿者によって評価された取引対象の評価値「3.5」といった情報を含む。また、領域AR31には、例えば、取引対象の正規画像を示す領域AR32と、投稿者による取引対象の複数の投稿画像を示す領域AR33とが並べて設けられ、これら正規画像及び投稿画像がスライドしてカルーセル表示可能となっている。また、領域AR31は、レビューが参考となった人数に関する情報を表示する領域AR34と、レビューが参考になったことを示す「参考になった」ボタンB33を含む。このボタンB33を押下(タッチ)することにより、領域AR34に示す人数が増加(カウントアップ)するようになっている。また、領域AR31には、レビューを閲覧した利用者がレビューに関連する対象商品の販売ページへ移行するためのバナー(不図示)を設けてもよい。これによれば、レビューを閲覧した利用者が簡単に「KLMショッピング」サイトにおける対象商品の販売ページに移行することができ、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0032】
また、端末装置10は、利用者によってボタンB31が押下された場合、画面に表示されるコンテンツを、コンテンツC3からレビューを書き込むためのコンテンツに遷移させる。例えば、レビューを書き込むためのコンテンツは、利用者によって過去に購入された取引対象がリスト化されて配置されたコンテンツである。
【0033】
また、レビューを書き込むためのコンテンツには、利用者によって過去に購入された取引対象毎のレビューが複数配置される。また、レビューを書き込むためのコンテンツは、取引対象に対する評価を任意の値で評価付けることができるボタンや、利用者によるレビューを入力するためのフォーム等をさらに含んでもよい。これにより、利用者は、自身が購入した取引対象についてのレビューを作成することができる。
【0034】
また、端末装置10は、利用者によってボタンB32が押下された場合、画面に表示されるレビューを投稿した投稿者のフォローを受付ける。
【0035】
このように、端末装置10は、複数のレビューを利用者に統合したコンテンツとして提供することで、利用者に対して複数のレビューを参考としながら取引対象を吟味させるといった体験を提供することができる。
【0036】
なお、コンテンツC3は、レビューに対する利用者からのコメントや、投稿者に対する利用者からの質問や、レビューが投稿された取引対象が属するカテゴリと同一のカテゴリに属する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューや、取引対象を購入するためのコンテンツへ遷移するためのリンク等を含んでもよい。また、コンテンツC3は、コンテンツC3が提供される利用者が過去に購入した取引対象のレビューを含まなくともよい。
【0037】
次に、コンテンツC1からコンテンツC3に遷移する例について説明する。なお、上記コンテンツC1からコンテンツC2に遷移し、コンテンツC2からコンテンツC3に遷移する例と同様の説明は省略する。
【0038】
例えば、端末装置10は、利用者によって入力された検索クエリを受付ける。例えば、端末装置10は、利用者によって入力された検索クエリとして、「財布」を受付ける。そして、端末装置10は、画面に表示されるコンテンツを、コンテンツC1からコンテンツC3に遷移させる(ステップS31)。このように、端末装置10は、検索クエリを受付けた場合に、電子商取引サービスに関するコンテンツと、複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを適宜出し分けることを可能とする。
【0039】
なお、上記例では、遷移元のコンテンツとして、利用者が所定の利用者登録サービスにログインした場合に利用者に応じて表示されるホーム画面を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、遷移元のコンテンツは、電子商取引サービスに関するコンテンツであってもよい。
【0040】
また、上記例では、端末装置10が利用者によって入力された検索クエリを受付け、検索クエリに基づいて推定されたカテゴリに属する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューが配置されたコンテンツを表示する例を挙げて説明したが、これに限定されない。
【0041】
例えば、端末装置10は、コンテンツの提供先である利用者に関する利用者情報に基づいて推定されたカテゴリに属する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューが配置されたコンテンツを表示してもよい。この場合、端末装置10は、利用者による検索クエリが入力されずとも、複数のレビューが配置されたコンテンツを表示する。
【0042】
次に、コンテンツC1からコンテンツC4に遷移する例について説明する。コンテンツC1において、ボタンB12を押下すると、画面に表示されるコンテンツをコンテンツC1からコンテンツC4に遷移させる。図3の例では、コンテンツC4は、ランキングに関するコンテンツである。コンテンツC4は、「みんなの口コミ」といったタイトルや、フォロワーの増加数の順番に応じて並べられたフォロワー急上昇ランキングを表示する領域AR41などを含む。領域AR41には、順位ごとに投稿者名とフォロワーの増加数とが表示される。
【0043】
この構成では、利用者は、フォロワー数が急上昇した投稿者のレビューを閲覧することにより、フォロワー数が多いスペシャリストのレビューから取引対象の特徴等を理解することができ、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0044】
次に、コンテンツC1からコンテンツC5に遷移する例について説明する。コンテンツC1において、ボタンB11を押下すると、画面に表示されるコンテンツをコンテンツC1からコンテンツC5に遷移させる。図4の例では、コンテンツC5は、利用者にフォローされた投稿者の複数のレビューが配置されたコンテンツである。コンテンツC5は、「みんなの口コミ」といったタイトルや、利用者にフォローされた投稿者の複数のレビューに関する対象商品(またはカテゴリ)を選択するためのボタン、選択された対象商品の複数のレビューを表示する領域AR51を含む。対象商品(またはカテゴリ)を選択するためのボタンは、対象商品(またはカテゴリ)ごとに其々設けられ、図4の例では、利用者がペット用品のボタンB51を押下すると、領域AR51には、利用者にフォローされた投稿者(○○さん)が投稿したキャットタワー(ペット用品)に関する複数のレビューが、投稿された日時が新しい順に並べた順序で配置させる。
【0045】
この構成では、利用者にフォローされた投稿者の対象商品(またはカテゴリ)に関する複数のレビューが、投稿された日時が新しい順に配置されたコンテンツC5が提供されるため、利用者は、自分がフォローした投稿者の他の取引対象に関する複数のレビューを閲覧することができる。また、コンテンツC5に配置されるレビューは、対象商品の評価の高低に関係なく、投稿された日時が新しい順にタイムライン形式で表示される。すなわち、評価の低いレビューであっても、投稿された日時が新しい順にタイムライン形式で表示される。これにより、コンテンツC5に配置される投稿者のレビューの信憑性が高まるため、これらレビューを参考とされることで取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0046】
〔3.提供システムの構成〕
図5に示すように、提供システム1は、端末装置10と、外部装置20と、決済サーバ30と、提供装置100とを含む。端末装置10、外部装置20、決済サーバ30及び提供装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図5に示す提供システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の外部装置20や、複数台の決済サーバ30や、複数台の提供装置100が含まれてもよい。
【0047】
実施形態に係る端末装置10は、ブラウザに表示されるウェブページやアプリケーション用のコンテンツ等のコンテンツにアクセスする利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等や、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)等である。
【0048】
実施形態に係る外部装置20は、各種情報を記憶するデータサーバの機能を有し、かかる各種情報を提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、外部装置20は、ネットワークNを介して、投稿者によって投稿されたレビュー情報を提供装置100に提供する。また、外部装置20は、ネットワークNを介して、投稿者に関する投稿者情報を提供装置100に提供する。さらに、外部装置20は、ネットワークNを介して、利用者に関する利用者情報を提供装置100に提供してもよい。
【0049】
実施形態に係る決済サーバ30は、決済処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ30は、提供装置100によって設定された金額に対して各種決済処理が実行された場合、提供装置100と連携して決済処理を実行する。
【0050】
実施形態に係る提供装置100は、ネットワークNを介して、各種の装置と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、提供装置100は、ネットワークNを介して、他の各種装置と通信可能に接続される。
【0051】
〔4.提供装置の構成〕
以下、上記した提供装置100が有する機能構成の一例について説明する。図5は、実施形態に係る提供装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
【0052】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。
【0053】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部120は、レビュー情報記憶部121と、投稿者情報記憶部122とを有する。
【0054】
(レビュー情報記憶部121について)
レビュー情報記憶部121は、投稿者によって投稿されたレビューに関する各種情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るレビュー情報記憶部121の一例を示す。図6に示した例では、レビュー情報記憶部121は、「レビューID(Identifier)」、「投稿者ID」、「カテゴリ」、「取引対象ID」、「取引対象」、「日時」、「レビュー内容」、「評価値」といった項目を有する。
【0055】
「レビューID」は、レビューを識別する識別子である。「投稿者ID」は、レビューを投稿した投稿者を識別する識別子である。「カテゴリ」は、「レビューID」に対応付けられたカテゴリに関する情報である。
【0056】
具体的には、カテゴリとは、所定の共通性を示す。例えば、カテゴリとは、取引対象が属する所定のカテゴリ等である。より具体的な例を挙げると、カテゴリは、青色のカテゴリや、冬物のカテゴリや、弔辞のカテゴリや、利用者の属性のカテゴリや、投稿者の属性のカテゴリ等である。また、カテゴリは、投稿者に対する評価が所定の閾値以上である投稿者の属性のカテゴリ等であってもよい。
【0057】
「取引対象ID」は、「レビューID」に対応付けられた取引対象を識別する識別子である。「取引対象」は、所定の共通性を示すものであり、具体的な商品名「財布」、「スニーカ」などや、サービス名「動画配信サービス」などいう。「取引対象」は、「レビューID」に対応付けられた取引対象情報である。「日時」は、「レビューID」に対応付けられたレビューが投稿された日時に関する情報である。「レビュー内容」は、「レビューID」に対応付けられたレビューの内容である。「評価値」は、「レビューID」に対応付けられたレビューに対する評価を示す値である。
【0058】
例えば、図6では、レビューIDによって識別された「R1」は、投稿者IDが「P1」であり、カテゴリが「CA1」であり、取引対象IDが「M1」であり、取引対象が「MA1」である。また、「R1」は、日時が「DT1」であり、レビュー内容が「RC1」であり、評価値が「VR1」である。
【0059】
なお、図6に示した例では、カテゴリ等を、「CA1」等の抽象的な符号で表現したが、カテゴリ等は、カテゴリ等を示す数値や、カテゴリ等を示す文字列や、カテゴリ等を示す各種情報を含むファイルのファイル形式等であってもよい。
【0060】
(投稿者情報記憶部122について)
投稿者情報記憶部122は、投稿者に関する各種情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る投稿者情報記憶部122の一例を示す。図7に示した例では、投稿者情報記憶部122は、「投稿者ID」、「レビュー数」、「評価値」、「フォロワー数」といった項目を有する。
【0061】
「投稿者ID」は、投稿者を識別する識別子である。「レビュー数」は、「投稿者ID」に対応付けられた投稿者が投稿したレビューの数に関する情報である。「評価値」は、「投稿者ID」に対応付けられた投稿者に対する評価を示す値である。「フォロワー数」は、「投稿者ID」に対応付けられた投稿者が利用者によってフォローされている数であるフォロワー数に関する情報である。
【0062】
例えば、図7では、投稿者IDによって識別された「P1」は、レビュー数が「NR1」であり、評価値が「VU1」であり、フォロワー数が「NF1」である。なお、図7に示した例では、レビュー数等を、「NR1」等の抽象的な符号で表現したが、レビュー数等は、レビュー数等を示す数値や、レビュー数等を示す文字列や、レビュー数等を示す各種情報を含むファイルのファイル形式等であってもよい。
【0063】
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0064】
図5に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、推定部133と、選択部134と、提供部135と、設定部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0065】
(受付部131について)
受付部131は、各種要求を受付ける。具体的には、受付部131は、利用者が所望する取引対象情報を示す検索クエリを受付ける。例えば、受付部131は、利用者が所望する取引対象情報を示す検索クエリを受付けるとともに、コンテンツの提供要求を受付ける。また、受付部131は、レビューを投稿する投稿者に対するフォロー操作を受付ける。この場合、受付部131は、利用者によって入力されたフォロー要求を受付けるとともに、コンテンツの提供要求を受付ける。
【0066】
(取得部132について)
取得部132は、各種情報を取得する。具体的には、取得部132は、レビュー情報を外部装置20から取得する。例えば、取得部132は、レビューを投稿した投稿者に関する投稿者情報や、レビューが投稿された日時に関する情報や、レビューの内容に関する情報や、レビューに対する評価に関する情報といったレビュー情報を外部装置20から取得する。そして、取得部132は、かかるレビュー情報をレビュー情報記憶部121に記憶する。
【0067】
また、取得部132は、投稿者情報を外部装置20から取得する。例えば、取得部132は、レビュー数や、投稿者に対する評価や、フォロワー数に関する情報といった投稿者情報を外部装置20から取得する。そして、取得部132は、かかる投稿者情報を投稿者情報記憶部122に記憶する。
【0068】
(推定部133について)
推定部133は、各種情報を推定する。例えば、推定部133は、利用者によって入力された検索クエリに基づいて、検索クエリが示す取引対象が属するカテゴリを推定する。
【0069】
(選択部134について)
選択部134は、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する。例えば、選択部134は、レビュー情報記憶部121に記憶されるレビュー情報のうちから、受付部131によって受付けられた検索クエリに関連する取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する。この場合、選択部134は、検索クエリに関連する取引対象に対する評価が高いレビューを優先的に選択する。また、選択部134は、検索クエリに関連する取引対象の情報が多いレビュー(例えば、文字数が所定の閾値よりも多いレビューや、添付された画像が所定の閾値よりも多いレビュー)を優先的に選択してもよい。また、選択部134は、検索クエリに関連する取引対象について、参考になった(「参考になった」ボタンB33を押下した)利用者が多いレビューを優先的に選択してもよい。
【0070】
なお、上記例に限定されなくともよく、選択部134は、レビュー情報記憶部121に記憶されるレビュー情報のうちから、推定部133によって推定されたカテゴリに属する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0071】
(提供部135について)
提供部135は、各種情報を提供する。具体的には、提供部135は、選択部134により選択された取引対象に関する複数のレビューを利用者に提供する。例えば、提供部135は、選択した複数のレビューを、取引対象に対する評価の高さに基づいて配置する順序を決定して提供する。また、提供部135は、利用者によって投稿者がフォローされた場合、フォローされた投稿者が投稿した複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを利用者に提供する。
【0072】
より具体的な例を挙げると、提供部135は、利用者にフォローされた投稿者の複数のレビューを、投稿された日時が新しい順に並べた順序を複数のレビューを配置させる順序として決定する。そして、提供部135は、利用者にフォローされた投稿者の複数のレビューを、投稿された日時が新しい順に並べた順序で複数のレビューが配置されたコンテンツを端末装置10に提供する。
【0073】
(設定部136について)
設定部136は、投稿者のレビューを介して、利用者がレビューにかかる取引対象を購入した(取引が成立した)場合に、該レビューを投稿した投稿者に対して、所定の報酬を設定する。例えば、投稿者が投稿したレビューを含むコンテンツに、このレビューを閲覧した利用者がレビューに関連する対象商品の販売ページへ移行するためのバナー(不図示)を設けておき、設定部136は、このバナーをクリックして対象商品の販売ページし、該取引対象が購入された場合に、該レビューを投稿した投稿者に対して、所定の報酬を設定する。
【0074】
〔5.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る提供装置100が実行する提供処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る提供装置100が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0075】
図8に示すように、受付部131は、検索クエリの入力を受付ける(ステップS101)。具体的には、受付部131は、利用者が所望する取引対象情報を示す検索クエリを受付けるとともに、コンテンツの提供要求を受付ける。ここで、検索クエリの入力を受付けていない場合(ステップS101;No)、検索クエリの入力を受付けるまで待機する。
【0076】
一方、取得部132は、受付部131が検索クエリの入力を受付けた場合(ステップS101;Yes)、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿された複数のレビュー情報を取得する(ステップS102)。
【0077】
そして、選択部134は、取得部132によって取得された複数のレビューのうちから、所定の条件を満たす複数のレビューを選択する(ステップS103)。例えば、選択部134は、所定の共通性を有する取引対象として、入力された検索クエリが示す取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する。そして、提供部135は、選択部134によって選択された複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供する(ステップS104)。
【0078】
また、受付部131がレビューを投稿した投稿者に対するフォローを受付ける(ステップS105)と、提供部135は、フォローされた投稿者の複数のレビューを配置させる順序として決定する(ステップS106)。そして、提供部135は、フォローされた投稿者の複数のレビューを、決定された順序で配置されたコンテンツを提供する。
【0079】
〔6.変形例〕
上述した提供装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、提供装置100の他の実施形態について説明する。
【0080】
〔6-1.取得処理〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の取得部132がレビュー情報を外部装置20から取得する例について説明したが、これに限定されない。例えば、取得部132は、利用者情報をさらに取得してもよい。より具体的な例を挙げると、取得部132は、利用者の年齢、性別又は興味関心等を示す属性に関する属性情報や、利用者の電子商取引サービスにおける購入履歴や、利用者のコンテンツの閲覧履歴等を取得してもよい。このように、実施形態に係る提供装置100の取得部132は、各種情報を取得することができる。
【0081】
〔6-2.選択処理(1)レビューに対する評価〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の選択部134が所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する例について説明したが、これに限定されない。例えば、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択してもよい。
【0082】
より具体的な例を挙げると、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の閾値以上である複数のレビューを選択してもよい。このように、実施形態に係る提供装置100の選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0083】
〔6-3.選択処理(2)取引対象に対する評価〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の選択部134が所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する例について説明したが、これに限定されない。例えば、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象に対する評価が所定の条件を満たす取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0084】
より具体的な例を挙げると、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象に対する評価が所定の閾値以上である取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0085】
〔6-4.選択処理(3)取引対象に対する評価〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の選択部134が所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択する例について説明したが、これに限定されない。例えば、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象の添付画像が所定の条件を満たす取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0086】
より具体的な例を挙げると、選択部134は、複数のレビューのうちから、添付された取引対象の画像の数が所定の閾値以上である取引対象に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0087】
なお、上記例に限定されなくともよく、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象の価格が所定の閾値以上である複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。また、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象の価格が所定の閾値未満である複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択してもよい。
【0088】
このように、実施形態に係る提供装置100の選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象に対する評価が所定の条件を満たす複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0089】
〔6-5.選択処理(4)投稿者に対する評価〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の選択部134が所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択する例について説明したが、これに限定されない。例えば、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択してもよい。
【0090】
より具体的な例を挙げると、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の閾値以上である投稿者によって投稿されたレビューを選択してもよい。
【0091】
また、選択部134は、投稿者に対して利用者がフォロー可能な場合、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者のフォロワー数が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択してもよい。
【0092】
このように、実施形態に係る提供装置100の選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0093】
〔6-6.受付処理(1)フォローの受付け〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の受付部131が、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける例について説明したが、これに限定されない。例えば、受付部131は、利用者情報に基づく利用者の属性と、取引対象の属性とのマッチ度合いに応じて、投稿者に対する利用者のフォロー操作を提案してもよい。
【0094】
より具体的な例を挙げると、推定部133は、利用者情報に基づいて、カテゴリを推定する。ここで、利用者情報に基づいて推定されたカテゴリが「スポーツ」であるものとする。この場合、選択されたレビューの投稿者が投稿した複数の対象商品の多くが「スポーツ」に関連するものである場合には、受付部131は「この投稿者をフォローしませんか」と投稿者に対する利用者のフォロー操作を提案してもよい。また、例えば、利用者が商品に対して有する興味の度合いと、投稿者と利用者との類似度とをそれぞれ算出する手段を設け、これらスコアが所定の閾値以上となったらフォロー操作を提案する構成としてもよい。
【0095】
〔6-7.受付処理(2)フォローの受付け〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の受付部131が、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける例について説明したが、これに限定されない。例えば、受付部131は、利用者がフォローしている投稿者の傾向から、新たな投稿者の対する利用者のフォロー操作を提案してもよい。
【0096】
より具体的な例を挙げると、推定部133は、利用者がフォローしている投稿者が投稿している取引対象の傾向から、利用者が興味を持つ取引対象を推定する。そして、この取引対象と同様な取引対象に関する新たな投稿者を選択し、受付部131は、「この投稿者をフォローしませんか」と投稿者に対する利用者のフォロー操作を提案してもよい。
【0097】
〔6-8.提供処理(1)動画レビューの提供〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の提供部135が複数のレビューを所定の順序で配置されたコンテンツを利用者に提供する例について説明したが、これに限定されない。例えば、提供部135は、動画によって構成されたレビューが少なくとも1つ配置されたコンテンツを利用者に提供してもよい。
【0098】
より具体的な例を挙げると、提供部135は、取引対象のレビューを動画で構成し、例えば、A社の取引対象とB社の取引対象とを比較する動画を提供してもよい。また、提供部135は「今日10時から、AAのライブ評価をします」との連絡を利用者に提供し、この動画をライブ配信してもよい。
【0099】
〔6-9.提供処理(2)レビューに対する評価〕
上記実施形態では、実施形態に係る提供装置100の提供部135が複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを利用者に提供する例について説明したが、これに限定されない。例えば、提供部135は、所定の順序として、レビューに対する評価に基づいて決定された順序で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供してもよい。
【0100】
より具体的な例を挙げると、レビューに対する評価は、図2に示したコンテンツC3に含まれる「参考になった」ボタンB33が利用者によって押下された回数であるものとする。この場合、提供部135は、「参考になった」ボタンが押下された回数が多い順で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供してもよい。
【0101】
他の例として、レビュー毎にスコアリングされるものとする。この場合、提供部135は、レビューのスコアが大きい順で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供してもよい。例えば、提供部135は、レビューの閲覧数が多い順で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供してもよい。
【0102】
なお、上記例以外にも、レビューに対する評価は、各種手段によって決定されてもよい。例えば、レビューに対する評価は、レビューの内容を自然言語処理等の従来解析によって解析することで評価されてもよい。
【0103】
より具体的な例を挙げると、提供部135は、レビューに対して、形態素解析及び意味解析等の従来技術を用いることで、レビューの内容に取引対象に対して肯定的な内容が多いほど、レビューに対する評価を高い評価としてもよい。一方、提供部135は、レビューに対して、形態素解析及び意味解析等の従来技術を用いることで、レビューの内容に取引対象に対して否定的な内容が多いほど、レビューに対する評価を低い評価としてもよい。
【0104】
また、提供部135は、所定の文言を示す文字列が所定数以上含まれている場合に、レビューに対する評価を高い評価としてもよい。一方、提供部135は、所定の文言を示す文字列が含まれている場合に、レビューに対する評価を低い評価としてもよい。
【0105】
このように、実施形態に係る提供装置100の提供部135は、所定の順序として、レビューに対する評価に基づいて決定された順序で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0106】
〔6-10.レビュー〕
さらに、選択された複数のレビューは、所定の条件を満たしてもよい。以下では、複数のレビューのうち、一のレビューに関する所定の条件について説明する。例えば、レビューは、レビューの内容が所定の文字数以上(例えば、50文字以上等)であるレビューである。また、レビューは、取引対象に対する評価が所定の閾値以上であるレビューである。また、レビューは、レビューに対する評価が所定の閾値以上であるレビューである。また、レビューは、取引対象の画像情報を含むレビューである。また、レビューは、在庫がある取引対象のレビューである。このように、レビューは、各種条件を満たすレビューでもよい。なお、上記所定の条件は、すべて満たしてもよいし、少なくとも1つだけ満たしてもよい。
【0107】
〔6-11.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る提供装置100は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0108】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0109】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0110】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0111】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0112】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0113】
例えば、コンピュータ1000が提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。
【0114】
〔6-12.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0115】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0116】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0117】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、提供部は、提供手段や提供回路に読み替えることができる。
【0118】
また、上記実施形態及び変形例では、例えば、インターネットショッピングや電子商店街等を電子商取引サービスとして説明したが、電子商取引サービスには、動画や音楽のコンテンツ配信サービスを含むものとする。
【0119】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、選択部134と、受付部131と、提供部135とを有する。選択部134は、所定の電子商取引サービスにおいて取引対象毎に投稿されたレビューのうちから、所定の共通性を有する取引対象に対して投稿されたレビューを選択する。受付部131は、選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付ける。提供部135は、フォローされた前記投稿者が投稿した複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを前記利用者に提供する。
【0120】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、選択されたレビューの投稿者に対する利用者のフォロー操作を受け付け、フォローされた投稿者が投稿した複数のレビューが所定の順序で配置されたコンテンツを利用者に提供するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0121】
また、実施形態に係る提供装置100において、選択部134は、所定の共通性として、利用者によって入力された検索クエリと関連する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択する。
【0122】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、所定の共通性として、利用者によって入力された検索クエリと関連する複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0123】
また、実施形態に係る提供装置100において、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択する。
【0124】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、複数のレビューのうちから、レビューに対する評価が所定の条件を満たす複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0125】
また、実施形態に係る提供装置100において、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象に対する評価が所定の条件を満たす複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択する。
【0126】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、複数のレビューのうちから、取引対象に対する評価が所定の条件を満たす複数の取引対象の各々に対して投稿された複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0127】
また、実施形態に係る提供装置100において、選択部134は、複数のレビューのうちから、取引対象の添付画像が所定の条件を満たす複数のレビューを選択する。
【0128】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、複数のレビューのうちから、取引対象の添付画像が所定の条件を満たす複数のレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0129】
また、実施形態に係る提供装置100において、選択部134は、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択する。
【0130】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、複数のレビューのうちから、レビューを投稿した投稿者に対する評価が所定の条件を満たす投稿者によって投稿されたレビューを選択するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる適切なレビューを選択することができる。
【0131】
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、所定の順序として、複数のレビューが投稿された日時に基づいて決定された順序で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供する。
【0132】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、所定の順序として、複数のレビューが投稿された日時に基づいて決定された順序で複数のレビューが配置されたコンテンツを利用者に提供するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0133】
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、動画によって構成されたレビューが少なくとも1つ配置されたコンテンツを利用者に提供する。
【0134】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、動画によって構成されたレビューが少なくとも1つ配置されたコンテンツを利用者に提供するため、取引対象の訴求効果を向上させることができる。
【0135】
また、実施形態に係る提供装置100は、レビューを介して、取引対象の取引が成立した場合に、該レビューを投稿した投稿者に対して、所定の報酬を設定する設定部136をさらに備える。
【0136】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、レビューを介して、取引対象の取引が成立した場合に、該レビューを投稿した投稿者に対して、所定の報酬を設定するため、投稿者に対してレビューを投稿するための適切な動機付けを行うことができる。
【0137】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【符号の説明】
【0138】
N ネットワーク
1 提供システム
10 端末装置
20 外部装置
30 決済サーバ
100 提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 レビュー情報記憶部
122 投稿者情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 取得部
133 推定部
134 選択部
135 提供部
136 設定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9