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特許7443319NZP CSI-RSを用いたMU干渉測定のためのシグナリング
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】NZP CSI-RSを用いたMU干渉測定のためのシグナリング
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240227BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240227BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20240227BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20240227BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28 130
H04L27/26 114
H04B7/06 986
【請求項の数】 14
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021189547
(22)【出願日】2021-11-22
(62)【分割の表示】P 2020518808の分割
【原出願日】2018-10-02
(65)【公開番号】P2022043047
(43)【公開日】2022-03-15
【審査請求日】2021-12-21
(31)【優先権主張番号】62/567,015
(32)【優先日】2017-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, シーウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ファクサー, セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】ムルガナサン, シバ
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-512713(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0171948(US,A1)
【文献】国際公開第2016/056980(WO,A1)
【文献】Ericsson,On interference measurement and CSI for reciprocity based operation[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1709 R1-1716348,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1709/Docs/R1-1716348.zip>,2017年09月12日
【文献】Huawei, HiSilicon,Channel and interference measurement for CSI acquisition[online],3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1712227,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1712227.zip>,2017年08月12日
【文献】NTT DOCOMO,Enhancements on MU Interference Measurement and MU-CQI Reporting[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610029,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610029.zip>,2016年10月01日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
H04L 27/26
H04B 7/06
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システム(700)において測定を実行するために無線デバイス(702)によって実行される方法であって、前記方法は、
前記無線通信システム(700)のネットワークノード(704)から、(i)チャネル測定のための不定期の非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースの1つまたは複数の第1のセットと、(ii)干渉測定のための不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットと、を含むチャネル状態情報(CSI)報告設定の半静的指標を受信すること(2400、2402)と、ここで、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットのそれぞれは、プリコードされる1つまたは複数のCSI-RSポートを伴う単一の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットのそれぞれは、1つまたは複数の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットにおける各CSI-RSポートは、共スケジューリングされるユーザ装置に関連付けられたマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)干渉レイヤに対応しており、
前記ネットワークノード(704)から、前記CSI報告設定と、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第2のセットとにしたがったCSI報告を要求する動的指標を受信すること(2404、2406)と、
前記チャネル測定と前記干渉測定との結果に基づくランクおよびチャネル品質インジケータ(CQI)を、前記CSI報告において、前記ネットワークノード(704)へ報告すること(2412)と、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記動的指標によって示される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットにおいてチャネル測定を実行すること(2408)と、
前記動的指標によって示される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットにおいて干渉測定を実行すること(2410)を含む、方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の方法であって、前記動的指標は、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットの両方を示す、単一の動的指標を含む、方法。
【請求項4】
無線通信システム(700)において測定を実行するための無線デバイス(702)であって、前記無線デバイス(702)は、
前記無線通信システム(700)のネットワークノード(704)から、(i)チャネル測定のための不定期の非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースの1つまたは複数の第1のセットと、(ii)干渉測定のための不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットと、を含むチャネル状態情報(CSI)報告設定の半静的指標を受信し、ここで、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットのそれぞれは、1つまたは複数のプリコードされるCSI-RSポートを伴う単一の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットのそれぞれは、1つまたは複数の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットにおける各CSI-RSポートは、共スケジューリングされるユーザ装置に関連付けられたマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)干渉レイヤに対応しており、
前記ネットワークノード(704)から、前記CSI報告設定と、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第2のセットとにしたがったCSI報告を要求する動的指標を受信し、
前記チャネル測定と前記干渉測定との結果に基づくランクおよびチャネル品質インジケータ(CQI)を、前記CSI報告において、前記ネットワークノード(704)へ報告する、ように構成される、無線デバイス。
【請求項5】
請求項4に記載の無線デバイス(702)であって、前記無線デバイス(702)は、さらに、
前記動的指標によって示される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットにおいてチャネル測定を実行し、
前記動的指標によって示される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットにおいて干渉測定を実行する、ように構成される、無線デバイス。
【請求項6】
請求項4または5に記載の無線デバイス(702)であって、前記動的指標は、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットの両方を示す、単一の動的指標を含む、無線デバイス。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるときに、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読媒体
【請求項9】
無線通信システム(700)において測定を実行するように無線デバイス(702)を構成するためにネットワークノード(704)によって実行される方法であって、前記方法は、
無線デバイス(702)へ、(i)チャネル測定のための不定期の非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースの1つまたは複数の第1のセットと、(ii)干渉測定のための不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットと、を含むチャネル状態情報(CSI)報告設定の半静的指標を送信すること(2400、2402)と、ここで、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットのそれぞれは、1つまたは複数のプリコードされるCSI-RSポートを伴う単一のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットのそれぞれは、1つまたは複数の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットにおける各CSI-RSポートは、共スケジューリングされるユーザ装置に関連付けられたマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)干渉レイヤに対応しており、
前記無線デバイス(702)へ、前記CSI報告設定と、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソース前記の1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第2のセットとにしたがったCSI報告を要求する動的指標を送信すること(2404、2406)と、
前記無線デバイス(702)から、前記CSI報告において、不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットにおけるチャネル測定の結果と、不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットにおける干渉測定の結果とに基づくランクおよびチャネル品質インジケータ(CQI)を受信すること(2412)と、
を含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、前記動的指標は、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットの両方を示す、単一の動的指標を含む、方法。
【請求項11】
無線通信システム(700)において測定を実行するように無線デバイス(702)を構成するためのネットワークノード(704)であって、前記ネットワークノード(704)は、
無線デバイス(702)へ、(i)チャネル測定のための不定期の非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースの1つまたは複数の第1のセットと、干渉測定のための不定期のNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットを含むチャネル状態情報(CSI)報告設定の半静的指標を送信し、ここで、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットのそれぞれは、1つまたは複数のプリコードされるCSI-RSポートを伴う単一の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットのそれぞれは、1つまたは複数の不定期のNZP CSI-RSリソースから構成され、
不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットにおける各CSI-RSポートは、共スケジューリングされるユーザ装置に関連付けられたマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)干渉レイヤに対応しており、
前記無線デバイス(702)へ、前記CSI報告設定と、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの第2のセットとにしたがったCSI報告を要求する動的指標を送信し、
前記無線デバイス(702)から、前記CSI報告において、不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットにおけるチャネル測定の結果と、不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットにおける干渉測定の結果とに基づくランクおよびチャネル品質インジケータ(CQI)を受信する、ように構成される、ネットワークノード。
【請求項12】
請求項11に記載のネットワークノード(704)であって、前記動的指標は、チャネル測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第1のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第1のセットと、干渉測定のために前記無線デバイス(702)によって使用される不定期のNZP CSI-RSリソースの前記1つまたは複数の第2のセットからの不定期のNZP CSI-RSリソースの前記第2のセットの両方を示す、単一の動的指標を含む、ネットワークノード。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるときに、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項9または10に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読媒体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連する出願
本出願は、2017年10月2日に出願された仮特許出願第62/567,015号の利益を主張し、その開示は、その全体が基準により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、セルラ通信ネットワークにおけるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS(Channel State Information Reference Signal))測定に関係し、より具体的には、チャネル測定およびマルチユーザ(MU(Multiple User))干渉測定のために使用される非ゼロパワー(電力)(NZP(Non-zero power))CSI-RSリソースのシグナリングに関係する。
【背景技術】
【0003】
次世代移動無線通信システム(第5世代(5G))またはNew Radio(NR)は、多様なユースケースの設定および多様な配備シナリオの設定をサポートする。後者は、今日のロングタームエボリューション(LTE)に類似した低周波数、すなわち数百メガヘルツ(MHz)、および数十ギガヘルツ(GHz)の超高周波数、すなわちミリメートル(mm)波の両方での展開を含む。
【0004】
LTEと同様に、NRは、ネットワークノード、NR基地局(次世代ノードB(gNB)と呼ばれる)、進化型または拡張型ノードB(eNB)、または他の基地局からユーザ装置(UE)へのダウンリンクにおいて、直交周波数分割多重(OFDM)を使用する。UEからネットワークへのアップリンクでは、LTEでシングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)としても知られるOFDMおよび離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT-S-OFDM)の両方がサポートされる。
【0005】
したがって、基本的なNR物理リソースは、図1に示されるような時間-周波数グリッドとして理解することができ、14シンボルスロットを有するリソースブロック(RB)が示される。リソースブロックは、時間領域では1スロットに対応し、周波数領域では12個の連続したサブキャリアに対応する。リソースブロックは、システム帯域幅の一方の端から0から始まり、周波数領域で番号が付けられる。各リソースエレメントは、1つのOFDMシンボル間隔の間の1つのOFDMサブキャリアに対応する。
【0006】
NRでは、異なるサブキャリア間隔値がサポートされる。サポートされるサブキャリア間隔値(異なるヌメロロジーとも呼ばれる)は、Δf=(15×2α)kHzで与えられ、ここで、αは非負の整数である。Δf=15kHzは、LTEでも使用される基本的なサブキャリア間隔である。
【0007】
時間領域では、NRにおけるダウンリンク送信およびアップリンク送信は、それぞれがLTEに類似する1msの等しいサイズのサブフレームに編成される。サブフレームはさらに、等しい継続時間の複数のスロットに分割される。異なるサブキャリア間隔におけるスロット長を表1に示す。Δf=15kHzにおいて、サブフレーム当たり1つのスロットしかなく、1つのスロットは14個のOFDMシンボルからなる。
【0008】
NRにおけるデータスケジューリングは、LTEにおけるようにスロットベースであり得ることが理解される。一例は14シンボルのスロットを有する図2に示され、最初の2つのシンボルは制御チャネル(物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH))を含み、残りはデータチャネル(物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))を含む。便宜上、以下の説明では、1つのスロットをサブフレームと呼ぶ。
【0009】
ダウンリンク送信は、動的にスケジュールされる。すなわち、各サブフレームにおいて、gNBは、どのUEデータがどのUEデータに送信されるべきか、および、現在のダウンリンクサブフレーム内のどのリソースブロックにデータが送信されるかについて、ダウンリンク制御情報(DCI)を送信する。この制御シグナリング(信号)は、典型的にはNR内の各サブフレーム内の最初の1つまたは2つのOFDMシンボルで送信される。制御情報はPDCCH上で搬送され、データはPDSCH上で搬送される。UEはまず、PDCCHを検出し、復号する。PDCCHが正常に復号された場合、UEは、PDCCH内の復号された制御情報に基づいて、対応するPDSCHを復号する。
【0010】
アップリンクデータ送信も、PDCCHを使用して動的にスケジュールされる。ダウンリンクと同様に、UEはまず、PDCCHにおいてアップリンク許可(グラント)を復号し、次いで、変調オーダー(次数)、符号化レート、アップリンクリソース割り当てなどのアップリンク許可における復号された制御情報に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介してデータを送信する。
【0011】
[空間多重]
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータレートおよび信頼性を著しく高めることができる。送信機と受信機の両方が複数のアンテナを備えている場合、性能は特に改善され、その結果、多入力多出力(MIMO)通信チャネルが生じる。そのようなシステムおよび/または関連技術は、一般にMIMOと呼ばれる。
【0012】
LTEおよびNRにおけるコアコンポーネントは、MIMOアンテナ展開およびMIMO関連技術のサポートである。空間多重化は、好ましいチャネル条件で高いデータレート(速度)を達成するために使用されるMIMO技術の一つである。空間多重化動作の図を図3に示す。
【0013】
図に示すように、シンボルベクトルs = [s,s,...,sを搬送する情報は、N×rプリコーダ行列によって乗算され、これは(Nアンテナポートに対応する)Nの次元ベクトル空間の部分空間に送信エネルギーを分配する役割を果たす。プリコーダ行列は、典型的には可能なプリコーダ行列のコードブックから選択され、典型的には、所与の個数のシンボルストリームについてコードブック内の一意のプリコーダ行列を指定するプリコーダ行列インジケータ(PMI(Precoder Matrix Indicator))の手段によって示される。s内のr個のシンボルはそれぞれ、レイヤに対応し、rは、送信ランクと呼ばれる。このようにして、同じ時間/周波数リソースエレメント(RE)上で複数のシンボルを同時に送信することができるので、空間多重化が達成される。シンボルの数rは、典型的には現在のチャネル特性に適するように適合される。
【0014】
あるRE nでN本の受信アンテナを持つUEでの受信信号は、
により与えられる。ここで、yはN×1受信信号ベクトルであり、HはREにおけるN×Nチャネル行列であり、eはUEによってREで受信された雑音と干渉ベクトルであるかによって与えられる。プリコーダWは広帯域プリコーダであってもよく、これは、周波数にわたって一定であるか、または周波数選択性、すなわち、周波数にわたって異なる。
【0015】
プリコーダ行列はしばしば、N×N MIMOチャネル行列Hの特性に一致するように選択され、その結果、いわゆるチャネル依存性プリコーディングが生じる。これはまた、一般に、閉ループプリコーディングとも呼ばれ、本質的に、送信エネルギーの大部分をUEに伝達するという意味で強いサブスペースに集束することを目指している。さらに、プリコーダ行列はまた、チャネルを直交化するように努めるように選択されてもよく、これは、UEにおける適切な線形等化の後に、レイヤ間干渉が低減されることを意味する。
【0016】
送信ランク、したがって空間的に多重化されたレイヤの数は、プリコーダの列数に反映される。送信ランクは、UEで観測される信号対干渉雑音比(SINR)にも依存する。典型的には、より高いランクを有する送信にはより高いSINRが必要とされる。効率的な性能のためには、干渉と同様にチャネル特性にマッチする送信ランクが選択されることが重要である。プリコーディング行列、送信ランク、およびチャネル品質は、通常、UEによって測定され、ネットワークノードまたはgNBにフィードバックされる、チャネル状態情報(CSI)の一部である。
【0017】
[CSIフィードバック]
CSIフィードバックの場合、LTEと同様に、NRは、UEが送信ランクインジケータ(RI)、PMI、および1つまたは2つのチャネル品質インジケータ(CQI)に関してダウンリンクCSIをフィードバックする、暗黙のCSI機構を採用した。CQI/RI/PMI報告は、設定(構成)に基づいて、広帯域またはサブバンドのいずれかとすることができる。
【0018】
RIは、空間的に多重化され、従って有効チャネルを介して並列に送信されるべき推奨されるレイヤ数に対応する。PMIは、推奨されるプリコーダを識別する。CQIは、各トランスポートブロックに対する推奨される変調レベル(すなわち、直交位相シフトキーイング(QPSK)、16直交振幅変調(QAM)など)および符号化率を表す。NRは、1つのスロット内のUEへの1つまたは2つのトランスポートブロックの送信をサポートする。したがって、1つまたは複数のトランスポートブロックが送信される空間レイヤのCQIとSINRとの間には関係がある。
【0019】
[チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)]
LTEと同様に、ダウンリンクにおけるチャネル推定のためにCSI-RSがNRに導入された。CSI-RSは、各送信アンテナ(またはアンテナポート)において送信され、各アンテナポートに関連するダウンリンクチャネルを測定するためにUEによって使用される。最大32個のCSI-RSが定義される。アンテナポートは、CSI-RSポートとも呼ばれる。NRでサポートされるアンテナポートの数は{1,2,4,8,12,16,24,32}である。受信したCSI-RSを測定することにより、UEは、無線伝播チャネルおよびアンテナゲインを含むCSI-RSが移動しているチャネルを推定することができる。CSI-RSは、NZP(非ゼロパワー(Non-Zero Power))CSI-RSとも呼ばれる。
【0020】
CSI-RSは、あるREおよびサブフレームにおいて送信される。図4には、12アンテナポートを用いたCSI-RSに使用されるREの例を示している。ここではポートあたりRBあたり1REが示されている。2つのOFDMシンボルで12ポートのCSI-RSを有することも可能であることに注意する。
【0021】
NZP CSI-RSに加え、NRではゼロパワー(ZP)CSI-RSを導入した。その目的は、関連するREがgNBにおいてミュートされていることをUEに示すことであった。ZP CSI-RSが、隣接セル内のNZP CSI-RSと完全にオーバーラップするように割り当てられる場合、このセルによって生成される干渉がないので、隣接セルにおけるUEによるチャネル推定を改善するために使用することができる。
【0022】
干渉測定リソース(IMR(Interference Measurement Resource))は、干渉を測定するためのUEのためにNRで使用されることが合意された。ZP CSI-RSは、IMRとして使用することができる。NZP CSI-RSに基づくチャネルとIMRに基づく干渉の両方を測定することにより、UEはCSI、すなわちランク、プリコーディング行列、およびチャネル品質を決定するために有効チャネルと雑音+干渉を推定できる。
【0023】
[非プリコード対プリコードまたはビーム形成CSI-RS]
ビームフォーミング(ビーム形成)された(またはプリコーディングされた)CSI-RS概念は、CSI-RSがプリコーディングされ、2つ以上のアンテナポートを介して送信されるLTEリリース13に導入された。これは、各CSI-RSが1つのアンテナポートで送信される非プリコードCSI-RSと対照的である。ビーム形成CSI-RSは、CSI-RSが狭いビーム又はビームで送信されて1つ以上のUEに到達することができように、当該1つ以上のUEの方向が大まかに知られている場合に使用することができる。これは、増加したビームフォーミングゲインでCSI-RSカバレッジを改善でき、CSI-RSリソースとCSIフィードバックオーバーヘッドも低減できる。このビームフォーミングまたはプリコードされたCSI-RSは、通常、UE特定の方法で使用され、必要に応じて、または不定期に送信される。
【0024】
[マルチユーザMIMO(MU-MIMO)]
全てのデータレイヤが一つのUEに送信される場合、それは単一ユーザMIMO(SU-MIMO)と呼ばれる。一方、データレイヤが複数のUEに送信される場合、それはMU-MIMOと呼ばれる。MU-MIMOは例えば、2つのUEがセルの異なるエリア(領域)にあり、gNBで異なるプリコーダ(またはビームフォーミング)によって分離できる場合に可能である。2つのUEは、異なるプリコーダまたはビームを使用することによって、同じ時間-周波数リソース(すなわち、物理リソースブロック(PRB(Physical Resource Block)))上でサービスを受け得る。
【0025】
[MU-MIMO干渉]
MU-MIMOシナリオでは、他のセルからの干渉(セル間干渉とも呼ばれる)に加えて、MU-MIMOに参加するUE間の干渉も、UEによって経験される(セル内干渉または多重ユーザ(MU)干渉とも呼ばれる)。MU干渉は、MU-MIMOで対になっているUEの動的性質のため、測定または推定がより困難である。データ送信において同じ時間-周波数リソースを共有するK個のUEが存在すると仮定すると、k番目(k=1,2,...,K)のUEおよびi番目のREにおける受信信号は、以下のように表すことができる:
ここで、H(i)、W(i)、s(i)は、チャネル行列、プリコーディング行列、およびi番目のREにおけるk番目のUEに関連するデータベクトルであり、
は、k番目のUEにおいて経験されるMU干渉であり、e(i)は、k番目のUEにおいて受信される雑音+セル間干渉である。通常、e(i)は、UE側でSU-MIMOを仮定した既存のCSIフィードバックでのみ考慮される。典型的には、IMRベースのZP CSI-RSリソースは、セル間干渉測定のためにUEのために構成される。
【0026】
[NZP CSI-RSベースIMRによるMU干渉測定]
NZP CSI-RSベースのIMRが提案され、MU干渉測定のためにNRで合意された。典型的なユースケースは、gNBがCSIフィードバックまたはチャネル相互性のいずれかを通じて機能する各UEのダウンリンクチャネルについてすでにある程度の知識を有しており、MU-MIMO事前調整が実行されている、すなわち、UEのグループがMU-MIMO送信の候補であると決定されている。UEの各々のためのプリコーダは知られているが、MU干渉は知られていないので、事前スケジュールされたMU-MIMO送信に基づくランクおよびCQIに関するさらなるフィードバックが必要とされる。この目的のために、プリコーディングされたNZP CSI-RSを用いることによりMU干渉をエミュレートし、各NZP CSI-RSポートは1つのMU-MIMOレイヤに対応する。
【0027】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線アクセスネットワーク(RAN)1では、2つのオプションが提案されている。
・オプション1:単一の共通NZP CSI-RSリソースは、事前にスケジュールされたMU-MIMO内のUEごとに設定される(すなわち、NZP CSI-RSリソースは、MU-MIMOのために事前にスケジュールされたUEに共通である)。この場合、UEはまた、チャネル測定のためにリソース内のポートのサブセットを用いてシグナリングされる。一例を図5に示す。
・オプション2:事前にスケジュールされたMU-MIMOでUEごとにNZP CSI-RSリソースの共通セットが設定される。このオプションでは、UEはまた、チャネル測定のための共通セットからのNZP CSI-RSリソースを用いてシグナリングされる。一例を図6に示す。
【0028】
NRにおいて、UEはN≧1のCSI報告設定、M≧1のリソース設定、及び1つのCSI測定設定で構成されることができ、CSI測定設定は、L≧1のリンクを含むことが合意されている。Lリンクのそれぞれは、CSI報告設定とリソース設定に対応している。
【0029】
少なくともCSI取得のために、少なくとも以下の設定パラメータが無線リソース制御(RRC)を介してシグナリングされる:
・N、M、L-暗黙的または明示的に示される
・各CSI報告設定において、少なくとも、報告されたCSIパラメータ、報告された場合のCSIタイプ(IまたはII)、コードブックサブセット制限を含むコードブック構成、時間領域動作、CQIおよびPMIの周波数粒度、測定制限構成
・各リソース設定において
〇S≧1のCSI-RSリソースセットの設定
‐注記:各セットは、設定済みのすべてのCSI-RSリソースの「プール」からUEへの異なる選択に対応する
〇少なくともREへのマッピング、ポート数、タイムドメイン動作などを含む、セットごとのK≧1のCSI-RSリソースの設定
〇CSI測定設定(CSI報告設定指示、リソース設定指示、測定される量(チャネルまたは干渉のいずれか))におけるL個のリンクの各々において、
‐1つのCSIレポート設定は、1つまたは複数のリソース設定とリンクできる
‐同じリソース設定で複数のCSIレポート設定をリンクできる
【0030】
適用可能であれば、L1またはL2信号によって、少なくとも以下のものが動的に選択される
・CSI測定設定内の1つまたは複数のCSI報告設定
・1つ以上のリソース設定から選択された1つ以上のCSI-RSリソースセット
・少なくとも1つのCSI-RSリソースセットから選択された1つ以上のCSI-RSリソース
【0031】
現在、ある種の課題が存在する。MU干渉測定のためのNZP CSI-RSベースIMRにより、問題は、チャネル測定と干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースを、いかに効率的にUEにシグナリングオーバーヘッドが低く、シグナリングするかである。
【発明の概要】
【0032】
チャネル測定および干渉測定(例えばMU(マルチユーザ)干渉測定)に使用する非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースを決定するためのシステムおよび方法がここに開示されている。いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するために無線デバイスによって実行される方法は、無線通信システムのネットワークノードから、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を受信することと、ネットワークノードから、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を受信することを含む。方法は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSIリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標をネットワークノードから受信することをさらに含む。このようにして、チャネル測定および干渉測定に使用すべきNZP CSI-RSリソースを、無線デバイスに効率的にシグナリングし、無線デバイスによって決定することができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、方法はさらに、1つ以上の動的指標によって示されるNZP CSI-RSの第1のセットにおいてチャネル測定を実行することと、1つ以上の動的指標によって示されるNZP CSIリソースの第2のセットにおいて干渉測定を実行することとを含む。
【0034】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動的指標は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSIリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとの両方を示す単一の動的指標を含む。
【0035】
いくつかの実施形態では、方法は、チャネル測定および干渉測定の結果をネットワークノードに報告することをさらに含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、チャネル測定のための1つまたは複数の第1のNZP CSI-RSリソースセット内の各NZP CSI-RSリソースセットは、単一のNZP CSI-RSリソースからなる。いくつかの他の実施形態では、チャネル測定のための1つまたは複数の第1のNZP CSI-RSリソースセット内の各NZP CSI-RSリソースは、チャネル測定目的のために使用される1つまたは複数のポートからなる。いくつかの他の実施形態では、チャネル測定のための1つまたは複数の第1のNZP CSI-RSリソースセット内の各NZP CSI-RSリソースがチャネル測定目的のために使用される1つ、2つ、または4つのポートからなる。
【0037】
いくつかの実施形態では、干渉測定のための1つ以上の第2のNZP CSI-RSリソースセット内の各NZP CSI-RSリソースセットは、いくつか、Kの、NZP CSI-RSリソースから成り、ここで、Kは1以上である。
【0038】
無線通信システムにおいて測定を実行するための無線デバイスの実施形態も開示される。いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するための無線デバイスは、無線通信システムのネットワークノードから、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を受信し、ネットワークノードから、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を受信するように適合される。無線デバイスは、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標をネットワークノードから受信するようにさらに適合される。
【0039】
いくつかの実施形態では、無線デバイスはさらに、1つまたは複数の動的指標によって示されるNZP CSI-RSリソースの第1のセットに対してチャネル測定を実行し、1つまたは複数の動的指標によって示されるNZP CSIリソースの第2のセットに対して干渉測定を実行するように構成される。
【0040】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動的指標は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSIリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとの両方を示す単一の動的指標を備える。
【0041】
いくつかの実施形態では、無線デバイスは、チャネル測定および干渉測定に基づいてチャネル状態情報(CSI)結果をネットワークノードに報告するようにさらに適合される。
【0042】
いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するための無線デバイスは、無線通信システムのネットワークノードから、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を受信し、ネットワークノードから、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を受信し、ネットワークノードから、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標を受信するように動作可能な、インターフェースおよび処理回路を備える。
【0043】
ネットワークノードによって実行される方法の実施形態も開示される。いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するように無線デバイスを構成するためにネットワークノードによって実行される方法は、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を無線デバイスに送信することと、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を無線デバイスに送信することを含む。方法は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標を無線デバイスに送信することをさらに含む。
【0044】
実施形態では、方法は、NZP CSI-RSリソースの第1のセットにおけるチャネル測定の結果と、NZP CSI-RSリソースの第2のセットにおける干渉測定の結果とを、無線デバイスから受信することを更に含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動的指標は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとの両方を示す単一の動的指標を含む。
【0046】
ネットワークノードの実施形態も開示される。いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するように無線デバイスを構成するためのネットワークノードは、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を無線デバイスに送信し、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を無線デバイスに送信するように適合される。ネットワークノードは、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標を無線デバイスに送信するようにさらに適合される。
【0047】
いくつかの実施形態では、ネットワークノードはさらに、無線デバイスから、NZP CSI-RSリソースの第1のセットにおけるチャネル測定の結果、およびNZP CSI-RSリソースの第2のセットにおける干渉測定の結果を受信するように構成される。
【0048】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動的指標は、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとの両方を示す単一の動的指標を含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、無線通信システムにおいて測定を実行するように無線デバイスを構成するためのネットワークノードは、無線デバイスに、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットの半静的指標を送信し、無線デバイスに、干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットの半静的指標を送信し、無線デバイスに、チャネル測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第1のセットからのNZP CSI-RSリソースの第1のセットと、干渉測定のために無線デバイスによって使用されるNZP CSI-RSリソースの1つまたは複数の第2のセットからのNZP CSI-RSリソースの第2のセットとを示す1つまたは複数の動的指標を送信するように動作可能な、インターフェースおよび処理回路を備える。
【図面の簡単な説明】
【0050】
本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は本開示のいくつかの態様を示し、説明とともに本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1図1は、基本的なNew Radio(NR)物理リソースを示す。
図2図2は、15キロヘルツ(kHz)のサブキャリア間隔を有するNR時間領域構造を示す。
図3図3は、ロングタームエボリューション(LTE)におけるプリコードされた空間多重化モードの伝送構造を示す。
図4図4は、NRにおける12ポートチャネル状態基準信号(CSI-RS)のリソースエレメント(RE)割り当ての例を示す。
図5図5は、単一の非ゼロパワー(NZP)CSI-RSリソースを用いる、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ワーキンググループ(WG)無線アクセスネットワーク(RAN)1において提案されているオプション1の例を示す。
図6図6は、複数のNZP CSI-RSリソースを含むCSI-RSリソースセットを用いる、有する、3GPP WG RAN1でにおいて提案されているオプション2の例を示す。
図7図7は、本開示の実施形態が実装され得る無線通信システムの一例を示す。
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態による、マルチユーザ(MU)干渉測定のためのオプション1の可能なフレームワークを示す。
図9図9は、本開示のいくつかの他の実施形態による、MU干渉測定のためのオプション2のための可能なフレームワークを示す。
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態による、開始インデックスおよびポートの数をシグナリングすることによる、チャネル測定のためのポートのシグナリングを示す。
図11図11は、本開示のいくつかの実施形態による、MU干渉測定のためのポートを示すためにビットマップを使用する例を示す。
図12図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ装置(UE)(この例ではUE1)へのチャネル測定およびMU干渉測定の両方のためのポートの動的シグナリングのための例示的なフレームワークを示す。
図13図13は、本開示のいくつかの実施形態による、MU干渉測定のための相補的ポートを使用する例を示す。
図14図14は、本開示のいくつかの実施形態による、NZP CSI-RSリソース内の残りのポートがMU干渉のためのものでUE(この例ではUE1)へのチャネル測定のためのポートのみの動的シグナリングの例を示す。
図15図15は、本開示の第1の実施形態の少なくともいくつかの態様による、ネットワークノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図16図16は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のNZP CSI-RSリソースを構成し、NZP CSI-RSリソースを動的に選択する例を示す。
図17図17は、本開示の第2の実施形態の少なくともいくつかの態様による、ネットワークノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図18図18は、本開示のいくつかの実施形態による、MU CSI測定のために6つの2ポートNZP CSI-RSリソースの単一のリソースセットを使用する例を示す。
図19図19は、本開示のいくつかの実施形態による、リソースをシグナリングすることなく、MU干渉測定のための補足NZP CSI-RSリソースを仮定するUEの例を示す。
図20図20は、本開示のいくつかの実施形態による、2つのUEによってNZP CSI-RSリソースを共有する例を示す。
図21図21は、本開示の第3の実施形態の少なくともいくつかの態様による、ネットワークノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図22図22は、本開示の第4の実施形態の少なくともいくつかの態様によるネットワークノードおよび無線デバイスの操作を示す。
図23図23は、本開示のいくつかの実施形態による、1つのリソース設定におけるチャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースセットと、異なるリソース設定における干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースセットとを構成する例を示す。
図24図24は、本開示の第5の実施形態の少なくともいくつかの態様による、ネットワークノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図25図25は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な無線ネットワークを示す。
図26図26は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なUEを示す。
図27図27は、本開示のいくつかの実施形態による、仮想化環境を示す。
図28図28は、本開示のいくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを示す。
図29図29は、本開示のいくつかの実施形態による、基地局を介して、部分的に無線接続を介してUEと通信するホストコンピュータを示す。
図30図30は、本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図31図31は、本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図32図32は、本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図33図33は、本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図34図34は、本開示のいくつかの実施形態による仮想化環境を示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下に記載される実施形態は当業者が実施形態を実施し、実施形態を実施する最良の形態を示すことを可能にする情報を表す。添付の図面に照らして以下の説明を読むと、当業者は本開示の概念を理解し、本明細書で特に対処されないこれらの概念の適用を認識するのであろう。これらの概念およびアプリケーションは、本開示の範囲内にあることを理解されたい。
【0052】
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかを、添付の図面を参照してより完全に説明する。しかしながら、他の実施形態は本明細書に開示された被写体の範囲内に含まれ、開示された被写体は本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は被写体の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。追加情報は、付録に記載されている文書にも記載されている。
【0053】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/the要素、装置、構成要素(コンポーネント)、手段、工程(ステップ)などへの言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、工程などの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法の工程は、工程が別の工程の後または前として明示的に記載されていない限り、および/または工程が別の工程の後または前になければならないことが暗黙的である場合、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになるのであろう。
【0054】
本開示では本開示のいくつかの実施形態を例示するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)およびNew Radio(NR)からの用語が使用されたが、これは本開示のいくつかの実施形態の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。他の無線システムもまた、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから利益を得ることができる。
【0055】
また、発展型または拡張型ノードB(eNB)/New Radio基地局(gNB)およびユーザ機器(UE)などの用語は非限定的に考慮されるべきであり、特に、2つの間のある階層関係を暗示するものではなく、一般に、「eNodeB」はデバイス1、および「UE」はデバイス2と見なすことができ、これらの2つのデバイスは、何らかの無線チャネルを介して互いに通信することに留意されたい。本明細書ではダウンリンクにおける無線送信にも焦点を当てるが、本開示の実施形態はアップリンクにおいても同様に適用可能である。
【0056】
現在、ある種の課題が存在する。マルチユーザ(MU)干渉測定のための非ゼロパワー(NZP)チャネル状態情報基準(参照)信号(CSI-RS)ベースの干渉測定リソース(IMR)により、問題は、チャネル測定と干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースをいかに効果的にUEに、低いシグナリングオーバーヘッドでシグナリングするか、である。
【0057】
本開示およびそれらの実施形態のある態様は、これらの課題または他の課題に対する解決策を提供することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークノード(例えば、gNBなどの基地局)は、チャネル測定のためのポートのみをUEに動的にシグナリングする。ネットワークノードは、MU干渉測定のためのポートを、UEに明示的にシグナリングすることもできる。あるいは、MU干渉測定のためのポートがネットワークノードによってUEに暗黙的にシグナリングされてもよい(例えば、UEは相補的ポート(すなわち、チャネル測定のためのポート以外のポート)がMU干渉測定のためのものであると仮定する)。したがって、いくつかの実施形態では、MU干渉測定のためのポートが(明示的に)動的にシグナリングされない。
【0058】
いくつかの他の実施形態では、リソースセットが構成され、リソースセットは例えば、それぞれが、例えば、2つのポートを有する、例えば、6つまでのNZP CSI-RSリソースからなる。UEは、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースと、MU測定のためのNZP CSI-RSリソースとを用いて動的にシグナリングされる。あるいは、MU測定のためのNZP CSI-RSリソースが暗黙的にシグナリングされてもよい(例えば、UEはリソースセット中のNZP CSI-RSリソースの残りがMU干渉測定のためのものであると仮定する)。
【0059】
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供することができる。本開示の実施形態は、チャネル測定およびMU干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの効率的なシグナリングを可能にする。いくつかの実施形態では、MU干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースのためのポートの明示的なシグナリングは存在せず、従って、シグナリングオーバーヘッドは低減される。
【0060】
この点に関して、図7は、本開示の実施形態が実装され得る無線通信システム700の一例を示す。いくつかの実施形態では、無線通信システム700が第5世代(5G)NRシステムである。しかし、本開示はこれに限定されない。図示のように、無線通信システム700は、無線アクセスネットワーク(RAN)によってサービスされる複数の無線デバイス702(本明細書ではUEとも呼ばれる)を含む。RANは、対応するカバレッジエリア(例えば、セル706)を有するいくつかの無線アクセスノード704(またはより一般的にはネットワークノード)を含む。無線アクセスノード704は例えば、5G NRノードB(gNB)のような基地局でありうる。無線アクセスノード704はコアネットワーク708(例えば、5Gコアネットワーク)に接続される。
【0061】
NRにおけるCSI報告のための合意されたチャネル状態情報(CSI)フレームワークを用いて、図8および9は、それぞれ、MU干渉測定に関する2つのオプションのための可能な報告メカニズムを示す。
【0062】
オプション1(例:図8)については、共通NZP CSI-RSリソースセット内のCSI-RSポートの最初のサブセットがチャネル測定用のUEに動的にシグナリングされ、ポートの2番目のサブセットがMU干渉測定に使用される。
【0063】
オプション2(例:図9)については、CSI-RS ポートにシグナリングする代わりに、NZP CSI-RSリソースがチャネル測定用のUEにシグナリングされ、共通リソースセット内のNZP CSI-RSリソースのサブセットがMU干渉測定用にシグナリンクされる。
【0064】
[オプション1に対するシグナリンク方法]
第1の実施形態では、ネットワークノード(例えば、無線アクセスノード704)はリソースセットにおいて最大で、例えば、P=12ポートを有する単一のNZP CSI-RSリソースを用いて、UE(例えば、無線デバイス702)を(例えば、無線リソース制御(RRC)信号を介して、半静的に)構成する。
【0065】
この第1の実施形態では、12までのポートを有する単一のNZP CSI-RSリソースがチャネル測定(すなわち、MU CSI報告)およびMU干渉測定の両方のために(例えば、RRCによって)構成される。MU CSIの報告設定は、同じリソース設定およびリソースセットを指す少なくとも2つのリンクを有する測定設定で半静的に構成される。いくつかの実施形態では、チャネル測定のためのCSI-RSポートおよびMU干渉測定のためのポートが例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で搬送されるダウンリンク制御情報(DCI)の一部として、UEに動的にシグナリングされる。
【0066】
UEへのチャネル測定のためのポートをシグナリングするために、2つの代替例を使用することができる。
1.代替例1では、図10に示すように、NZP CSI-RSリソースの開始ポートインデックスとポート数によってポートが示される。
2.代替例2では、ジョイントエンコーディング(ジョイント符号化)が使用され、一例が表3から表6に示される。
【0067】
代替例1では、開始CSI-RSポートをシグナリングするために4個までのDCIビットが必要であり、(UE当たり最大4アンテナポートを仮定して)ポートの数、すなわち{1,2,3,4}をシグナリングするために追加の2個のDCIビットが必要である。従って、合計6DCIビットまでが必要とされる。
【0068】
DCIビットの総数は、NZP CSI-RSリソースのポート数によって異なる場合がある。表2に、2、4、8、および12ポートに必要なDCI ビットを示す。
【0069】
代替例2では、チャネル測定のためのポートをシグナリングするために、ジョイントエンコーディングを使用することができる。12ポートNZP CSI-RSの例を表3に示す。この場合、6DCIビットの代わりに5 DCIビットのみが必要とされる。8ポート、4ポート、および2ポートを有するNZP CSI-RSリソースの例を、表4から表6に示す。ジョイントエンコーディングでは、チャネル測定のためにポートをシグナリングするために必要とされるDCIビットの数が低減される。
【0070】
MU干渉測定に対するシグナリンクポートには、2つの方法を使用できる。
1.他の干渉UEによって使用されるポートをシグナリングするためにビットマップを使用する。ビットマップ長は、NZP CSI-RSリソース内のポート数と等しくなる。対応するビットがセットされている場合、干渉測定にポートが含まれる。
2.干渉測定のためのポートは明示的にシグナリングされず、チャネル測定のためにシグナリングされるポートによって暗黙的に示される、すなわち、NZP CSI-RSリソース内の相補的ポートは、干渉測定のためにUEによって使用されるべきである。異なって記載されているが、チャネル測定のために示されない/シグナリングされないポートは干渉測定のために使用されることになる。
【0071】
方法1について、例を図11に示す。ここで、12ポートのNZP CSI-RSリソースが構成されているが、6つのレイヤ(ポート0~5)を用いる多入力多出力(MU-MIMO)が4つのUEにスケジューリングされている。残りのポート(ポート6~11)は、実際には使用されない。UE1の場合、MU干渉測定用のポートはポート2~5で、他のUEにより使用される。したがって、{001111000000}のビットマップがUE1にシグナリングされ得る。ビットマップは、より正確な干渉測定を可能にする。この例では、UE1はポート6~11上の干渉を測定しない。オーバーヘッドをさらに低減するために、ビットマップは、UEのためのチャネル測定ポートとして示されたポートを常に除外することができる。例えば、UE2はチャネル測定のために2つのポート(2および3)で示されるため、サイズが10のビットマップ{1111000000}がシグナルとして送信され、ビットマップ内の各ビットがポート2および3を除くポートに対応する。例えば、ビットマップの最初の2ビットはポート1と2に対応し、ビットマップの残りの8ビットはポート4~11に対応する。
【0072】
方法1を用いた、全体的なシグナリング方式が図12に示されている。ここではチャネル測定用のポートとMU干渉測定用のポートの両方が動的にシグナリングされる。
【0073】
方法2では、干渉測定のためのポートが明示的にシグナリングされないが、チャネル測定のためにシグナリングされるポートによって暗黙的に示される、すなわち、NZP CSI-RSリソース内のすべての相補的ポートは干渉測定のためにUEによって使用されるべきである。一例が図13に示されており、UE1はチャネル測定のためにポート0および1でシグナリングされ、ポート0および1以外のポート(すなわち、ポート2~11)上のMU干渉を測定する。
【0074】
UEは各ポートでチャネル推定を実行し、そのポートに対するチャネル推定に基づいて干渉電力を決定できる。信号が送信されていないポート(例ではポート6~12)は、MU干渉電力推定のために破棄されるか、セル間干渉推定のために使用できる。方法2はシグナリングオーバーヘッドを節約し、好ましい解決策である。この方法のシグナリング方式は図14に示されており、チャネル測定のためのポートのみが動的にシグナリングされる。
【0075】
さらなる実施形態では、チャネル測定のために使用されるポートをシグナリングする代わりに、チャネル測定のためのポート数Nのみが、DCIにおいてUEに動的にシグナリングされる。UEは受信電力に基づいてリソース内のポートを順序付けることによって、チャネル測定のためのポートを識別し、チャネル測定のための第1のポートとして、最大の受信電力を有するポートを選択する。この場合、2ビットのみが動的シグナリングに必要とされる。
【0076】
例えば、リソースセットにおいてN=2で12のポートがあるとする。最大受信電力を有するポートがp=5であると仮定すると、UEはチャネル測定のためにポート{5,6}を使用し、MU干渉測定のためにリソース内の残りのポート{0~4および7~11}を使用する。UEは、CSIフィードバックの開始ポート(この例ではポート5)を示すポートインジケーション(PI)も含めるため、gNBは正しいポートがUEによって使用されているかどうかを確認できる。
【0077】
図15は、上述の第1の実施形態の態様のうちの少なくともいくつかによるネットワークノード704および無線デバイス702の動作を示す。図示されるように、ネットワークノード704は、チャネル測定およびMU干渉測定の両方のための単一のNZP CSI-RSリソースを無線デバイス702に(例えば、半静的に)示す(知らせる)(ステップ1500)。ネットワークノード704は、示された(知らされた)NZP CSI-RSリソースにおいて、無線デバイス702に、チャネル測定のためのポートを(動的に)示し、MU干渉測定のためのポートを(明示的または暗黙的に)示す(ステップ1502)。無線デバイス702は、チャネル測定のために示されたポートを使用して、示されたNZP CSI-RSリソースにおいてチャネル測定を行い(ステップ1504)、MU干渉測定のために示されたポート(複数可)を使用して、示されたNZP CSI-RSリソースにおいてMU干渉測定を行う(ステップ1506)。無線デバイス702は、測定の結果を、例えば、1つまたは複数の報告でネットワークノード704に送信する(ステップ1508)。
【0078】
第2の実施形態では、ネットワークノード704は、リソースセットにおける異なる数のポートを有する複数のNZP CSI-RSリソースで無線デバイス702を構成する(例えば、RRCシグナリングを介して)。
【0079】
単一のNZP CSI-RSリソースを有する第1の実施形態の欠点は、最大12レイヤのMU-MIMOをサポートするために、12ポートを有するNZP CSI-RSリソースが必要とされることである。しかしながら、場合によっては、12ポートの全てが使用されるわけではない。この場合、NZP CSI-RSリソースオーバーヘッドは依然としてリソースブロック(RB)あたり12のリソースエレメント(RE)である。代替案は、複数のNZP CSI-RSリソース、例えば図16 に示すように2、4、8、12ポートの4つのNZP CSI-RSリソースを構成することである。スケジュールされるMU-MIMOレイヤの数に応じて、正しいサイズのNZP CSI-RSリソースを使用できる。例えば、4レイヤのMU-MIMOを予定する場合、4ポートのNZP CSI-RSリソースが選択される。一部の実施形態では、CSI-RSリソース選択のために余分な数のDCIビット(例えば、2個のDCIビット)が使用される。
【0080】
図17は、上述の第2の実施形態の態様のうちの少なくともいくつかによるネットワークノード704および無線デバイス702の動作を示す。図示されるように、ネットワークノード704は、異なる数のポートを有する複数のNZP CSI-RSリソースを無線デバイス702に(例えば、半静的に)示す(ステップ1700)。ネットワークノード704は、無線デバイス702に、チャネル測定およびMU干渉測定の両方のためのNZP CSI-RSリソースの示されたセットからの単一のNZP CSI-RSリソース、チャネル測定のために指示されたNZP CSI-RSリソースにおいて使用するポートを(明示的または暗黙的に)示し、MU干渉測定のために示されたNZP CSI-RSリソースにおいて使用するポートを、(例えば、動的に)示す(ステップ1702)。無線デバイス702は、チャネル測定のために示されたポートを使用して、示されたNZP CSI-RSリソースにおいてチャネル測定を行い(ステップ1704)、MU干渉測定のために示されたポート(複数可)を使用して、示されたNZP CSI-RSリソースにおいてMU干渉測定を行う(ステップ1706)。無線デバイス702は、測定の結果を、例えば、1つまたは複数の報告でネットワークノード704に送信する(ステップ1708)。
【0081】
[オプション2に対するシグナリング方法]
オプション2(すなわち、チャネル測定のためにNZP CSI-RSリソースがUEにシグナリングされ、共通リソースセット内のNZP CSI-RSリソースのサブセットがMU干渉測定のためにシグナリングされるオプション)では、UEがチャネル測定のためにNZP CSI-RSリソースを用いてシグナリングされる。1つのレイヤで最大12 UE がダウンリンクMU-MIMO に参加できるため、UE用に最大12のシングルポートNZP CSI-RSリソースを設定する必要がある。異なるランク(1~4)のMU-MIMOをサポートするために、3セットのNZP CSI-RSリソースをUE用に設定できる。
・リソースセット0:12 シングルポートCSI-RSリソース {RS0_1,...,RS11_1}
・リソースセット1:6 2ポートCSI-RSリソース {RS0_2,...,RS5_2}
・リソースセット2:3 4ポートCSI-RSリソース {RS0_4,...,RS2_4}
【0082】
チャネル測定のために、UEは、リソースセットおよび当該リソースセットにおけるNZP CSI-RSリソースを用いてシグナリングされる。リソースセットを選択するために2個のDCIビット、およびCSI-RSリソースを選択するために最大4個のDCI ビットが必要となるため、チャネル測定のためにCSI-RSリソースにシグナリングするために合計6個のDCIビットが必要になる。
【0083】
MU干渉測定のためにCSI-RSリソースをシグナリングするために、NZP CSI-RSリソースは3つのリソースセットすべてに入ることができる。組合せは、非常に大きくすることができる。
【0084】
第3の実施形態では、ネットワークノードは、複数のNZP CSI-RSリソースの単一のNZP CSI-RSリソースセットを構成する(例えば、RRCシグナリングを介して半静的に)。
【0085】
この実施形態では、各UEは、チャネル測定のためのリソースセットからのNZP CSI-RSリソースと、MU干渉測定のためのリソースセット内の1つまたは複数のNZP CSI-RSリソースとを用いてシグナリングされる。
【0086】
シグナリングを簡素化するために、1つのUEに対して、それぞれ2つのポートを持つ最大6つのCSI-RS リソースの1つのリソースセットを設定できる。一例が図18に示されており、ここでは、6つの2ポートNZP CSI-RSリソースが各UEに対して設定されている。NZP CSI-RSリソース0がランク2でUE1に割り当てられる。NZP CSI-RSリソース1がランク2でもUE2に割り当てられる。NZP CSI-RSリソース2がランク1でUE3に割り当てられる。NZP CSI-RSリソース3がランク1でUE4に割り当てられる。NZP CSI-RSリソース4および5がこの例では実際には割り当てられていない。
【0087】
チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースをシグナリングするために、表7に示すように、3つのDCIビットを使用することができる。
【0088】
MU干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースをシグナリングするために、5ビットビットマップが使用されてもよく、各ビットは、チャネル測定のためのもの以外のNZP CSI-RSリソースに関連付けられる。この場合、UEあたりの最大ランクは、MU-MIMOにおいて2に制限される。
【0089】
図18におけるUE3とUE4では、割り当てられたCSI-RSリソースにおける1つのポートのみが実際に送信される。UEは、両方のポートにおいて測定し、実際のランクを決定する。
【0090】
この例における干渉測定のために、NZP CSI-RSリソース2および3の全体が、DCI内の5ビットビットマップを用いてUE1にシグナリングされる。2つのリソースのうちのポート1上で測定された干渉はUE3およびUE4からの実際のMU干渉ではない。ポート上でコヒーレントチャネル推定が実行されない限り、何らかの測定不正確さがあり得る。
【0091】
代替として、リソースセットにおける1つのポートにそれぞれ関連付けられたDCI内の12ビットビットマップはMU干渉測定のためにリソースをシグナリングするために使用され得るが、追加のシグナリングオーバーヘッドのコストを伴う。
【0092】
別の実施形態では、MU干渉測定のためのリソースが明示的にシグナリングされない。UEは、チャネル測定のために示されたNZP CSI-RSリソース以外に、リソースセット内の残りのすべてのNZP CSI-RSリソースが、MU干渉測定のためのものであると仮定する。一例を図19に示す。ここで、UE1は、チャネル測定のためにNZP CSI-RS 0でシグナリングされる。UE1は、MU干渉測定のためにNZP CSI-RSリソース1~5を仮定する。コヒーレントチャネル推定を使用して、CSI-RS送信に実際に使用されていないポートを排除することができる。
【0093】
これは、シグナリングオーバーヘッドを節約し、好ましい解決策である。このアプローチにより、MU-MIMO CSI測定のために最大6UEをスケジュールできる。
【0094】
MU-MIMOにおいてより多くのUEをサポートするために、2UE がNZP CSI-RSリソースを共有できるように、各NZP CSI-RSリソース内のポートをさらに選択するために2つの追加のDCIビットを使用することができる。UE3とUE4がNZP CSI-RSリソース2の異なるポートを使用する場合の例を図20に示す。
【0095】
図21は、上述の第2の実施形態の態様のうちの少なくともいくつかによるネットワークノード704および無線デバイス702の動作を示す。図示されるように、ネットワークノード704は、複数のNZP CSI-RSリソースを含むNZP CSI-RSリソースのセットを無線デバイス702に(例えば、半静的に)示す(ステップ2100)。ネットワークノード704は、チャネル測定のために、示されたNZP CSI-RSリソースのセットからの単一のNZP CSI-RSリソースを無線デバイス702に(例えば、動的に)示す(ステップ2102)。任意選択で、ネットワークノード704は、MU干渉測定のために、示されたNZP CSI-RSリソースのセットからの単一のNZP CSI-RSリソースを無線デバイス702に(例えば、動的に)示す(ステップ2104)。他の実施形態では、MU干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの示されたセットからの単一のNZP CSI-RSリソースは暗に示される。無線デバイス702は、チャネル測定のために示されたNZP CSI-RSリソースにおいてチャネル測定を行い(ステップ2106)、MU干渉測定のために示されたNZP CSI-RSリソースにおいてMU干渉測定を行う(ステップ2108)。無線デバイス702は、測定の結果を、例えば、1つまたは複数の報告でネットワークノード704に送信する(ステップ2110)。
【0096】
第4の実施形態では、各UEは、MU-MIMO共スケジューリング(co-scheduling)の異なる仮説に対応するいくつかのNZP CSI-RSリソースセットで構成される。この実施形態ではNZP CSI-RSリソースセットの各リソースセットが例えば、4つのアンテナポートを有するリソースを備えることができる(UEが例えば、ランク2でのみプリスケジュールされている場合であっても、リソース内の残りのポートは空である)。
・リソースセット0:4 4ポートリソース{RS0,...,RS3}
・リソースセット1:4 4ポートリソース{RS4,...,RS7}
・リソースセット2:4 4ポートリソース{RS8,...,RS11}
・リソースセット3:4 4ポートリソース{RS12,...,RS15}
この場合、gNBは、以下の表9のように、異なるUEを異なるリソース設定に割り当てることによって、異なる共スケジューリング仮説を評価することができる。
【0097】
リソースセット内の一部のリソースは空(XXで示される)で、UEに割り当てられていない可能性があることに注意する。また、リソースセットにおける物理NZP CSI-RSリソースが重複している可能性があるため、同じリソースが複数のセットで使用されることにも注意する。
【0098】
チャネル測定のためのリソースをシグナリングするために、リソースセットを選択するために2個のDCIビットが必要とされ、セット内のリソースを選択するために別の2個のDCIビットが必要とされ、合計で4個のDCIビットが必要とされる。選択したセット内の残りのリソースは、干渉測定に使用される。
【0099】
別の実施形態では、UEがチャネル測定のために使用するセット内のリソースはシグナリングされず、代わりに、UEは好ましいリソースを選択し、選択したリソースをCSI-RSリソースインジケータ(CRI)の形成で報告するよう指示される。CSI-RSリソースはビーム形成されるので、UEは非常に高い確率で、gNBがUEを形成した「意図されたリソース」を持つCRIを選択する。選択したセット内の残りのリソースは、干渉測定に使用される。したがって、このアプローチでは、チャネル測定または干渉測定のためにセット内の特定のリソースをシグナリングする必要がなく、リソースセットを示すための2ビットのみがDCIにおいてシグナリングされる。UEは、いずれにせよ、CSI-RSリソース全体のチャネルを測定および推定する必要があるため、UEの追加的な複雑性はない。
【0100】
さらに別の実施形態では、1つのリソースセットのみが構成され、リソースセットの動的シグナリングの必要はない。
【0101】
図22は、上述の第4の実施形態の態様のうちの少なくともいくつかによるネットワークノード704および無線デバイス702の動作を示す。図示されるように、ネットワークノード704は、各々が複数のNZP CSI-RSリソースを含む、複数のNZP CSI-RSリソースの設定を無線デバイス702に(例えば、半静的に)示す(ステップ2200)。ネットワークノード704は、チャネル測定のために、NZP CSI-RSリソースの示されたセットのうちの1つからの単一のNZP CSI-RSリソースを無線デバイス702に(例えば、動的に)示す(ステップ2202)。任意選択で、ネットワークノード704は、MU干渉測定のために、NZP CSI-RSリソースの示されたセットのうちの1つからの単一のNZP CSI-RSリソースを、無線デバイス702に(例えば、動的に)示す(ステップ2204)。他の実施形態では、MU干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースの示されたセットの1つからの単一のNZP CSI-RSリソースは暗に示される。無線デバイス702は、チャネル測定のために示されたNZP CSI-RSリソースにおいてチャネル測定を行い(ステップ2206)、MU干渉測定のために構成されたNZP CSI-RSリソースにおいてMU干渉測定を行う(ステップ2208)。無線デバイス702は測定の結果を、例えば、1つまたは複数の報告でネットワークノード704に送信する(ステップ2210)。
【0102】
第5の実施形態では、各UEがMU-MIMO共スケジューリングの異なる仮説に対応するいくつかのNZP CSI-RSリソースセットで構成される(例えば、RRCシグナリングを介して、例えば、半静的に)。この実施形態では、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースセットおよび干渉測定のためのNZP CSI-RSリソースセットが図23に示すように異なるリソースセットで構成される(例えば、RRCシグナリングを介して、例えば、半静的に)。
【0103】
図23の例では、リソース設定Aは、チャネル測定のためのS個の異なるリソースセットからなり、各リソースセットは単一のNZP CSI-RSリソースからなる。リソース設定A内のリソースセットの各々におけるこれらのNZP CSI-RSリソースは、チャネル測定目的のために使用される異なる数のポートから成ることができる。1つの例ではリソース設定Aのリソースセット内のすべてのNZP CSI-RSリソースを4ポートで設定できる(UEが事前にスケジュールされているだけであっても、例えば、ランク-2ではリソース内の残りのポートは空になる)。
【0104】
図23において、リソース設定Bは、干渉測定のためのS個の異なるリソースセットからなり、各リソースセットは、K個のNZP CSI-RSリソースからなる。これらのK個のNZP CSI-RSリソースのそれぞれは、gNBによって異なるUEに割り当てられ得る(すなわち、MU干渉を生成するK個までのUEが可能である)。したがって、gNBは、K+1個までのUEを含むMU-MIMOのための異なるコスケジューリング仮説を評価することができる。なお、リソース設定Bのリソースセットのうち、一部のNZP CSI-RSリソースがUEに割り当てられていない可能性がある。リソース設定Bのリソースセット内の物理NZP CSI-RSリソースが重複している可能性があるため、同じリソースが複数のリソースセットで使用される可能性があることに注意する。
【0105】
この実施形態では、UEは例えば、リソース設定A内のどのリソースセットがチャネル測定のために使用される(べき)かを示すために、log(S)までのDCIビットフィールドで動的に構成される。リソース設定A内のリソースセットは、チャネル測定のための単一のNZP CSI-RSリソースのみを含むので、追加のシグナリングはこのNZP CSI-RSリソースを示す必要はない。いくつかの実施形態では、干渉測定に使用されるリソース設定Bからのリソースセットがリソース設定Aからのどのリソースセットがチャネル測定に使用される(べき)かを示す同じDCIビットフィールドによって暗黙的に示される。
【0106】
例えば、リソース設定Aからのリソースセット2がチャネル測定のために使用される(べき)であることを示すために、log(S)までのDCIビットフィールドがUEにシグナリングされる場合、UEは、干渉測定のためにリソース設定Bからリソースセット2を仮定する。したがって、干渉測定に使用されるリソースセットまたはNZP CSI-RSリソースを明示的に示すために、追加のDCIビットは必要とされない。別の言い方をすれば、チャネル測定に使用されるリソース設定Aからのリソースセットと、干渉測定に使用されるリソース設定Bからのリソースセットとは、同じDCIフィールドによって一緒に示される。
【0107】
リソース設定Aおよびリソース設定Bの両方においてS=4リソースセットで構成されたUEの場合、この実施形態における解決策は2DCIビットまでを必要とするだけであり、したがって、DCIシグナリングオーバーヘッドを節約する。
【0108】
この実施形態では、UEは、干渉測定に使用されているリソースセットのK個のNZP CSI-RSリソースのそれぞれに対してチャネル推定を実行し、K個のNZP CSI-RSリソースのそれぞれにおけるチャネル推定に基づいて干渉電力を決定することができる。非常に低い干渉電力のNZP CSI-RSリソースは、MU干渉電力推定から廃棄できるか、セル間干渉推定に使用できる。
【0109】
図24は、上述の第5の実施形態の態様のうちの少なくともいくつかによるネットワークノード704および無線デバイス702の動作を示す。図示されるように、ネットワークノード704は無線デバイス702に、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの複数の第1のセットを(例えば、半静的に)示し、それぞれは、例えば、単一のNZP CSI-RSリソースを含む(ステップ2400)。ネットワークノード704はまた、無線デバイス702に、チャネル測定のための複数の第2のセットのNZP CSI-RSリソースを(例えば、半静的に)示し、それぞれは、例えば、K個のNZP CSI-RSリソースを含む(ステップ2402)。ネットワークノード704は、チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースの第1のセットのうちの1つを無線デバイス702に(例えば、動的に)示す(ステップ2404)。任意選択で、ネットワークノード704は、MU干渉測定用のNZP CSIリソースの第2のセットのうちの1つを無線デバイス702に(例えば動的に)示す(ステップ2406)。他の実施形態では、NZP CSIリソースの第2のセットの1つが暗に示されている。無線デバイス702は、チャネル測定のために示されたNZP CSI-RSリソースにおいてチャネル測定を行い(ステップ2408)、MU干渉測定のために構成されたNZP CSI-RSリソースにおいてMU干渉測定を行う(ステップ2410)。無線デバイス702は、測定の結果を、例えば、1つまたは複数の報告でネットワークノード704に送信する(ステップ2412)。
【0110】
本明細書で説明される主題は任意の適切な構成要素を使用して任意の適切なタイプのシステムで実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は図25に示される例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡潔にするために、図25の無線ネットワークはネットワーク2506、ネットワークノード2560および2560B、ならびに無線デバイス(WD)2510、2510B、および2510Cのみを示す。ネットワークノード2560は、上述のネットワークノード704に対応し、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って、ネットワークノード704の機能を提供するように動作することができることに留意されたい。同様に、WD2510は上述の無線デバイス702に対応し、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って、無線デバイス702の機能を提供するように動作し得る。実際には、無線ネットワークが無線デバイス間の通信、または無線デバイスと、陸線電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加の要素をさらに含むことができる。図示された構成要素のうち、ネットワークノード2560およびWD2510は、さらなる詳細を伴って示されている。無線ネットワークは、無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスへの無線デバイスのアクセスおよび/またはそのサービスの使用を容易にするために、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供することができる。
【0111】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、または他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースすることができる。いくつかの実施形態では、無線ネットワークが特定の規格または他のタイプの事前定義された規則または手順に従って動作するように構成され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、LTE、および/またはその他の適当な第2、第3、第4、または第5世代(2G、3G、4Gまたは5G)標準規格、IEEE802.11標準規格のような無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)標準規格、および/または、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwage Access)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee標準規格のような他の適当な無線通信標準規格を実装し得る。
【0112】
ネットワーク2506は、1つ以上のバックホールネットワーク、コアネットワーク、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、WLAN、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを含むことができる。
【0113】
ネットワークノード2560およびWD2510は、以下でより詳細に説明する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおける無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を提供するために協働する。異なる実施形態では無線ネットワークが任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、および/または有線またはワイヤレス接続を介するかどうかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたは参加することができる任意の他の構成要素またはシステムを備えることができる。
【0114】
本明細書で使用されるように、ネットワークノードは無線デバイスおよび/または無線ネットワーク内の他のネットワークノードまたは装置と直接的または間接的に通信するために、および/または無線ネットワーク内の他のネットワークノードまたは装置と直接的または間接的に通信することができ、および/または無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または無線ネットワーク内の他の機能(例えば、管理)を実行することができる、構成され、配置され、および/または動作可能な装置を指す。ネットワークノードの例にはアクセスポイント(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、eNB、およびgNB)が含まれるが、これらに限定されない。基地局はそれらが提供する(または別の言い方をすれば、それらの送信電力レベル)カバレッジの量に基づいて分類され得、次いで、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれ得る。基地局は、リレー(中継)を制御するリレーノードまたはリレードナーノードであってもよい。ネットワークノードは、集中型デジタルユニットおよび/または遠隔無線ユニット(RRU)(遠隔無線ヘッド(RRH)と呼ばれることもある)などの分散型無線基地局の1つまたは複数の(またはすべての)部分を含むこともできる。そのようなRRUは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されてもされなくてもよい。分散無線基地局の一部は、分散アンテナシステム(DAS)におけるノードとも呼ばれることがある。ネットワークノードのさらなる例には、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、移動交換局(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME))、操作および保守(O&M)ノード、オペレーションサポートシステム(OSS)ノード、自己最適化ネットワーク(SON)ノード、測位ノード(例えば、E-SMLC)、および/またはドライブテストの最小化(MDT)が含まれる。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードが無線デバイスに無線ネットワークへのアクセスを可能にする、および/または提供する、あるいは無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、構成された、配置された、および/または動作可能な、任意の適切なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
【0115】
図25において、ネットワークノード2560は、処理回路2570、デバイス可読媒体2580、インターフェース2590、補助装置2584、電源2586、電力回路2587、およびアンテナ2562を含む。図25の例示的な無線ネットワークに示されたネットワークノード2560はハードウェア構成要素の図示された組合せを含むデバイスを表すことができるが、他の実施形態は構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えることができる。ネットワークノードは、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能、および方法を実行するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せを備えることを理解されたい。さらに、ネットワークノード2560の構成要素はより大きなボックス内に配置された単一のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子に描かれているが、実際にはネットワークノードが単一の図示された構成要素を構成する複数の異なる物理構成要素を含むことができる(例えば、デバイス可読媒体2580は複数の個別のハードドライブと、複数のランダムアクセスメモリ(RAM)モジュールとを含むことができる)。
【0116】
同様に、ネットワークノード2560は複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から構成されてもよく、それらはそれぞれ、それら自体のそれぞれの構成要素を有する可能性がある。ネットワークノード2560が複数の別個の構成要素(例えば、BTSおよびBSC構成要素)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数がいくつかのネットワークノード間で共有され得る。例えば、単一のRNCは、複数のノードBを制御することができる。このようなシナリオでは、それぞれの一意のノードBとRNCのペアが場合によっては単一の個別のネットワークノードと見なされることがある。いくつかの実施形態では、ネットワークノード2560が複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成され得る。そのような実施形態ではいくつかの構成要素が複製されてもよく(例えば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体2580)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ2562はRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード2560はまた、例えば、GSM、WCDMA(広帯域符号分割多重アクセス)、LTE、NR、WiFi(登録商標)、またはBluetooth無線技術のような、ネットワークノード2560に統合された異なる無線技術のための様々な例示された。これらの無線技術は、ネットワークノード2560内の同じまたは異なるチップまたはチップの設定および他の構成要素に統合され得る。
【0117】
処理回路2570は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実行するように構成される。処理回路2570によって実行されるこれらの動作は例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つまたは複数の動作を実行すること、および前記処理の結果として判定を行うことによって、処理回路2570によって取得された情報を処理することを含み得る。
【0118】
処理回路2570は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組合せのうちの1つまたは複数の組合せを備えることができ、これらは、単独で、またはデバイス可読媒体2580、ネットワークノード2560機能などの他のネットワークノード2560構成要素と併せてのいずれかで提供するように動作可能である。例えば、処理回路2570は、デバイス可読媒体2580または処理回路2570内のメモリに格納された命令を実行することができる。そのような機能は、本明細書で説明される各種無線特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含むことができる。一部の実施形態において、処理回路2570はシステム・オン・チップ(SOC)を含むことができる。
【0119】
いくつかの実施形態では、処理回路2570は、無線周波数トランシーバ回路2572およびベースバンド処理回路2574のうちの1つ以上を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2572およびベースバンド処理回路2574が無線ユニットおよびデジタルユニットなどの、別個のチップ(またはチップの設定)、ボード、またはユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路2572およびベースバンド処理回路2574の一部または全部が同一チップまたはチップ、ボード、またはユニットの設定上にあってもよい。
【0120】
いくつかの実施形態ではネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能のいくつかまたはすべてはデバイス可読媒体2580または処理回路2570内のメモリ上に格納された命令を実行する処理回路2570によって実行され得る。代替の実施形態では、機能のいくつかまたはすべてはハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体上に格納された命令を実行することなく、処理回路2570によって提供され得る。これらの実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路2570は、説明された機能を実行するように構成され得る。そのような機能性によって提供される利点は、処理回路2570単独またはネットワークノード2560の他の構成要素に限定されず、ネットワークノード2560全体によって、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク全体によって享受される。
【0121】
デバイス可能媒体2580は、限定されるものではないが、永続的記憶装置、固体メモリ、遠隔マウントされたメモリ、磁気媒体、RAM、読取専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスクまたはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または処理回路2570によって使用され得る情報、データ、および/または命令を格納する他の任意の揮発性または不揮発性、不揮発性、不一時的デバイス読取可能、および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、任意の形式の揮発性または不揮発性コンピュータ読取可能メモリを含み得る。デバイス可読媒体2580は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路2570によって実行され、ネットワークノード2560によって利用されることが可能な他の命令を含む、任意の適切な命令、データ、または情報を格納することができる。デバイス可読媒体2580は、処理回路2570によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース2590を介して受信された任意のデータを格納するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路2570およびデバイス読み取り可能媒体2580が集積されていると考えられてもよい。
【0122】
インターフェース2590は、ネットワークノード2560、ネットワーク2506、および/またはWD2510間の信号および/またはデータの有線または無線通信に使用される。図示のように、インターフェース2590は、例えば有線接続を介してネットワーク2506との間でデータを送受信するためのポート/端子2594を備える。インターフェース2590はまた、アンテナ2562の一部に結合され得る、または特定の実施形態では無線フロントエンド回路2592を含む。無線フロントエンド回路2592は、フィルタ2598および増幅器2596を含む。無線フロントエンド回路2592は、アンテナ2562および処理回路2570に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ2562と処理回路2570との間で通信される信号を条件付けるように構成されてもよい。無線フロントエンド回路2592は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路2592は、フィルタ2598および/または増幅器2596の組合せを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換することができる。次いで、無線信号は、アンテナ2562を介して送信されてもよい。同様に、データを受信する場合、アンテナ2562は無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路2592によってデジタルデータに変換されてもよい。デジタルデータは、処理回路2570に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースが異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを含むことができる。
【0123】
特定の代替実施形態では、ネットワークノード2560が別個の無線フロントエンド回路2592を含んでもよく、代わりに、処理回路2570は無線フロントエンド回路を含んでもよく、別個の無線フロントエンド回路2592を伴わずに、アンテナ2562に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2572のすべてまたは一部がインターフェース2590の一部とみなされてもよい。さらに他の実施形態ではインターフェース2590が無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端子2594、無線フロントエンド回路2592、およびRFトランシーバ回路2572を含むことができ、インターフェース2590はデジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路2574と通信することができる。
【0124】
アンテナ2562は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含み得る。アンテナ2562は無線フロントエンド回路2592に結合することができ、データおよび/または信号を無線で送受信することができる任意のタイプのアンテナとすることができる。いくつかの実施形態では、アンテナ2562が例えば、2ギガヘルツ(GHz)と66GHzとの間で無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向性アンテナ、セクタアンテナ、またはパネルアンテナを備えることができる。無指向性アンテナは任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用されてもよく、セクタアンテナは特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用されてもよく、パネルアンテナは比較的直線で無線信号を送信/受信するために使用される見通し線(line of sight)アンテナであってもよい。いくつかの例では、2つ以上のアンテナの使用が多入力多出力(MIMO)と呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、アンテナ2562がネットワークノード2560とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを介してネットワークノード2560に接続可能であってもよい。
【0125】
アンテナ2562、インターフェース2590、および/または処理回路2570は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/または特定の取得動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ2562、インターフェース2590、および/または処理回路2570は、ネットワークノードによって実行されるものとして、本明細書に記載される任意の送信動作を実行するように構成されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
【0126】
電力回路2587は、電力管理回路を備えてもよく、または電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載される機能を実行するための電力をネットワークノード2560の構成要素に供給するように構成される。電力回路2587は、電源2586から電力を受け取ってもよい。電源2586および/または電力回路2587はそれぞれの構成要素に適した形式でネットワークノード2560の様々な構成要素に電源を提供するように構成されてもよい(例えば、各構成要素に必要な圧及び現在のレベルで)。電源2586は、電力回路2587および/またはネットワークノード2560に含まれるか、または外部から構成されてもよい。例えば、ネットワークノード2560は電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それによって、外部電源は、電力回路2587に電力を供給する。さらなる例として、電源2586は、電力回路2587に接続される、または集積される、バッテリまたはバッテリパックの形態の電源を含んでもよい。バッテリは、外部電源が故障した場合にバックアップ電力を供給することができる。光起電装置のような他のタイプの電源も使用することができる。
【0127】
ネットワークノード2560の代替的な実施形態は、本明細書で説明される機能性のいずれか、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な任意の機能性を含む、ネットワークノードの機能性のある態様を提供する責任を負うことができる、図25に示されるものを超える追加の構成要素を含むことができる。例えば、ネットワークノード2560はネットワークノード2560への情報の入力を可能にし、ネットワークノード2560からの情報の出力を可能にするユーザインターフェース装置を含むことができる。これにより、ユーザは、ネットワークノード2560の診断、保守、修理、および他の管理機能を実行することができる。
【0128】
本明細書で使用されるように、WDは、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線に通信することができる、構成される、配置される、および/または動作可能なデバイスを指す。特に断らない限り、用語WDは、本明細書ではUEと互換的に使用され得る。無線通信は、電磁波、電波、赤外線、および/またはエアを介して情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、WDが直接的な人間の対話なしに情報を送信および/または受信するように構成され得る。例えば、WDは内部イベントまたは外部イベントによってトリガされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例としてはスマートフォン、携帯電話、ボイスオーバーIP電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽ストレージデバイス、再生アプライアンス、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線カスタマープレミス機器(CPE)、車載無線端末機器等があるが、これらに限定されない。WDは例えば、サイドリンク通信、車車間(V2V)、車間インフラストラクチャ(V2I)、車間(V2X)のための3GPP標準を実装することによって、デバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。さらに別の特定の例として、IoT(Internet of Things(モノのインターネット))シナリオでは、WDが監視および/または測定を実行し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する機械または他のデバイスを表すことができる。この場合、WDはマシン・ツー・マシン(M2M)デバイスとすることができ、3GPP文脈では、マシンタイプ通信(MTC)デバイスと呼ばれることができる。1つの特定の例として、WDは、3GPP Narrowband IoT(NB-IoT)標準規格を実装するUEであり得る。そのような機械または装置の特定の例はセンサ、電力計、産業機械、家庭用または個人用機器(例えば、冷蔵庫、テレビなど)などの計量装置、または個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、WDがその動作状態またはその動作に関連する他の機能を監視および/または報告することができる車両または他の機器を表すことができる。上述のWDはワイヤレス接続のエンドポイントを表すことができ、この場合、装置は、ワイヤレス端末と呼ばれることができる。さらに、上述したようなWDは、モバイルであってもよく、その場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末とも呼ばれてもよい。
【0129】
図示のように、無線デバイス2510は、アンテナ2511、インターフェース2514、処理回路2520、機器読み取り可能媒体2530、ユーザインターフェース機器2532、補助装置2534、電源2536、および電力回路2537を含む。WD 2510はほんの数例を挙げると、例えば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMax、またはBluetooth無線技術など、WD 2510によってサポートされる異なる無線技術のための例示された構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD 2510内の他のコンポーネントと同じまたは異なるチップまたはチップの設定に統合され得る。
【0130】
アンテナ2511は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インターフェース2514に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ2511がWD 2510とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを介してWD 2510に接続可能であってもよい。アンテナ2511、インターフェース2514、および/または処理回路2520は、WDによって実行されるものとして、本明細書に記載される任意の受信または送信動作を実行するように構成されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ2511がインターフェースとみなされてもよい。
【0131】
図示されるように、インターフェース2514は、無線フロントエンド回路2512およびアンテナ2511を備える。無線フロントエンド回路2512は、1つまたは複数のフィルタ2518および増幅器2516を備える。無線フロントエンド回路2512は、アンテナ2511および処理回路2520に接続され、アンテナ2511と処理回路2520との間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路2512は、アンテナ2511に結合されてもよく、またはその一部であってもよい。一部の実施形態ではWD2510が別個の無線フロントエンド回路2512を含まなくてもよく、むしろ、処理回路2520は無線フロントエンド回路を含んでもよく、アンテナ2511に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2522の一部または全部がインターフェース2514の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路2512は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路2512は、フィルタ2518および/または増幅器2516の組合せを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換することができる。次いで、無線信号は、アンテナ2511を介して送信されてもよい。同様に、データを受信する場合、アンテナ2511は無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路2512によってデジタルデータに変換されてもよい。デジタルデータは、処理回路2520に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースが異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを含むことができる。
【0132】
処理回路2520はマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、CPU、DSP、ASIC、FPGA、または任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組合せのうちの1つまたは複数の組合せを備えることができ、これらは、単独で、またはデバイス可読媒体2530、WD2510機能性などの他のWD2510構成要素と併せてのいずれかで提供するように動作可能である。そのような機能は、本明細書で説明される各種ワイヤレス特徴または利点のいずれかを提供することを含むことができる。例えば、処理回路2520は本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体2530または処理回路2520内のメモリに格納された命令を実行することができる。
【0133】
図示されるように、処理回路2520は、RFトランシーバ回路2522、ベースバンド処理回路2524、およびアプリケーション処理回路2526のうちの1つ以上を含む。他の実施形態では、処理回路が異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを含むことができる。特定の実施形態では、WD2510の処理回路2520がSOCを備えることができる。いくつかの実施形態ではRFトランシーバ回路2522、ベースバンド処理回路2524、およびアプリケーション処理回路2526は別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路2524およびアプリケーション処理回路2526の一部または全部が1つのチップまたはチップの設定に組み合わされてもよく、RFトランシーバ回路2522は別個のチップまたはチップの設定上にあってもよい。さらに代替の実施形態ではRFトランシーバ回路2522およびベースバンド処理回路2524の一部または全部が同一チップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路2526は別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路2522、ベースバンド処理回路2524、およびアプリケーション処理回路2526の一部または全部が同一チップまたは一組のチップ内で組み合わされてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2522がインターフェース2514の一部であってもよい。RFトランシーバ回路2522は、処理回路2520のためのRF信号を条件付けてもよい。
【0134】
特定の実施形態では、WDによって実行されるものとして本明細書で説明される機能の一部またはすべては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体とすることができるデバイス可読媒体2530上に記憶された命令を実行する処理回路2520によって提供することができる。代替の実施形態では、機能のいくつかまたはすべてはハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行することなく、処理回路2520によって提供され得る。これらの特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路2520は、説明された機能を実行するように構成され得る。そのような機能性によって提供される利点は、処理回路2520単独またはWD2510の他の構成要素に限定されず、WD2510全体によって、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク全体によって享受される。
【0135】
処理回路2520はWDによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、ある取得動作)を実行するように構成され得る。これらの動作は処理回路2520によって実行されるように、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をWD2510によって記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つまたは複数の動作を実行すること、および前記処理の結果として決定を行うことによって、処理回路2520によって取得された情報を処理することを含み得る。
【0136】
デバイス可読媒体2530は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、表などのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路2520によって実行されることが可能な他の命令を格納するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体2530はコンピュータメモリ(例えば、RAMまたはROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、CDまたはDVD)、および/または、処理回路2520によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性の不揮発性デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリ装置を含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路2520およびデバイス可読媒体2530が集積されていると考えられてもよい。
【0137】
ユーザインターフェース機器2532は、人間のユーザがWD2510と対話することを可能にするコンポーネントを提供することができる。このような相互作用は、視覚的、聴覚的、触覚的などの多くの形態であり得る。ユーザインターフェース機器2532はユーザに出力を生成し、ユーザがWD2510に入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD2510にインストールされたユーザインターフェース機器2532のタイプに応じて変わり得る。例えば、WD2510がスマートフォンである場合、相互作用はタッチスクリーンを介して行われてもよく、WD2510がスマートメータである場合、相互作用は使用量(例えば、使用されるガロン数)を提供するスクリーン、または可聴警報(例えば、煙が検出される場合)を提供するスピーカを介して行われてもよい。ユーザインターフェース機器2532は、入力インターフェース、装置及び回路、ならびに出力インターフェース、装置及び回路を含み得る。ユーザインターフェース機器2532は、WD2510への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路2520に接続されて、処理回路2520が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインターフェース機器2532は例えば、マイクロフォン、近接または他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、または他の入力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器2532はまた、WD2510からの情報の出力を可能にし、処理回路2520がWD2510から情報を出力することを可能にするように構成される。ユーザインターフェース機器2532は例えば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドホンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器2532の1つまたは複数の入出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD2510はエンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信することができ、本明細書で説明する機能性からの利益をエンドユーザおよび/または無線ネットワークに与えることができる。
【0138】
補助装置2534は、WDによって一般に実行されない可能性があるより具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースを含むことができる。補助装置2534の構成要素の含有及び種類は、実施例および/またはシナリオに応じて変わり得る。
【0139】
電源2536は、一部の実施形態ではバッテリまたはバッテリパックの形態であってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、またはパワーセルなどの他のタイプの電源も使用することができる。WD2510はさらに、電源2536からの電力を、電源2536からの電力を必要とするWD2510の様々な部分に送り、本明細書に記載または示される任意の機能を実行するための電力回路2537を含んでもよい。電力回路2537は、特定の実施形態では電力管理回路を備えてもよい。電力回路2537は追加的または代替的に、外部電源から電力を受け取るように動作可能であってもよく、その場合、WD2510は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して、外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であってもよい。また、特定の実施形態において、電力回路2537は、外部電源から電源2536に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源2536の充電のためであってもよい。電力回路2537は電力が供給されるWD2510のそれぞれの構成要素に適した電力にするために、電源2536からの電力に対して、任意のフォーマット、変換、または他の修正を実行することができる。
【0140】
図26は、本明細書で説明される様々な態様によるUEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるように、ユーザ装置またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または操作する人間のユーザという意味でユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作が意図されているが、最初は特定の人間のユーザ(例えば、スマートスプリンクラコントローラ)に関連付けられていてもいなくてもよく、または関連付けられていなくてもよいデバイスを表してもよい。あるいはUEがエンドユーザへの販売またはエンドユーザによる操作を意図されていないが、ユーザ(例えば、スマート電力メータ)のために関連付けられるか、または操作され得るデバイスを表し得る。UE2600は、NB-IoT UE、MTC UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、3GPPによって識別される任意のUEであり得る。UE2600は、図26に示されるように、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G標準規格のような、3GPPによって公布される1つまたは複数の通信標準規格に従って通信するように構成されたWDの一例である。前述のように、用語WDおよびUEは、互換的に使用され得る。したがって、図26はUEであるが、本明細書で説明される構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた同様である。
【0141】
図26では、UE2600が入力/出力インターフェース2605、RFインターフェース2609、ネットワーク接続インターフェース2611、RAM2617、ROM2619、および記憶媒体2621などを含むメモリ2615、通信サブシステム2631、電源2613、および/または任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された処理回路2601を含む。記憶媒体2621は、オペレーティングシステム2623、アプリケーションプログラム2625、およびデータ2627を含む。他の実施形態では、記憶媒体2621が他の同様のタイプの情報を含むことができる。いくつかのUEは、図26に示される構成要素のすべて、または構成要素のサブセットのみを利用し得る。コンポーネント間の統合のレベルは、1つのUEから別のUEへと変化し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、コンポーネントの複数のインスタンスを含み得る。
【0142】
図26では、処理回路2601がコンピュータ命令およびデータを処理するように構成されてもよい。処理回路2601は1つまたは複数のハードウェア実装状態機械(例えば、個別論理、FPGA、ASICなど)、適切なファームウェアとともにプログラマブル論理、適切なソフトウェアとともに1つまたは複数の格納プログラム、マイクロプロセッサまたはDSPなどの汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せなど、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作する任意の順次状態機械を実装するように構成され得る。例えば、処理回路2601は、2つのCPUを含むことができる。データは、コンピュータによる使用に適した形式の情報であってもよい。
【0143】
図示された実施形態では、入力/出力インターフェース2605が入力デバイス、出力装置、または入力および出力装置への通信インターフェースを提供するように構成され得る。UE2600は、入力/出力インターフェース2605を介して出力デバイスを使用するように構成され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインタフェースポートを使用することができる。例えば、USBポートを使用して、UE2600との間で入力および出力を行うことができる。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、他の出力デバイス、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。UE2600はユーザがUE2600に情報をキャプチャすることを可能にするために、入力/出力インターフェース2605を介して入力デバイスを使用するように構成され得る。入力デバイスはタッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含むことができる。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知するための容量性または抵抗性タッチセンサを含むことができる。センサは例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せとすることができる。例えば、入力装置は、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであってもよい。
【0144】
図26では、RFインターフェース2609が送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。ネットワーク接続インターフェース2611は、ネットワーク2643Aへの通信インターフェースを提供するように構成され得る。ネットワーク2643Aは、LAN、WAN、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなどの有線および/または無線ネットワークを包含することができる。例えば、ネットワーク2643Aは、Wi-Fiネットワークを構成することができる。ネットワーク接続インターフェース2611は、イーサネット、TCP(Transmission Control Protocol)/IP、SONET(Synchronous Optical Networking)、ATM(Asynchronous Transfer Mode)などの1つ以上の通信プロトコルに従って、通信ネットワークを介して1つ以上の他のデバイスと通信するために使用される受信機および送信機インターフェースを含むように構成することができる。ネットワーク接続インターフェース2611は通信ネットワークリンク(例えば、光、電気など)に適切な受信機および送信機機能を実装し得る。送信機機能および受信機機能は回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有することができ、あるいは、別々に実装することができる。
【0145】
RAM2617は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中にデータまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシュを提供するために、バス2602を介して処理回路2601にインターフェースするように構成することができる。ROM2619は、コンピュータ命令またはデータを処理回路2601に提供するように構成することができる。例えば、ROM2619は、不揮発性メモリに記憶されたキーボードからの基本的な入出力、スタートアップ、またはキーストロークの受信のような基本的なシステム機能のための不変な低レベルのシステムコードまたはデータを記憶するように構成されてもよい。記憶媒体2621は、RAM、ROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成することができる。一例では、記憶媒体2621がオペレーティングシステム2623、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジンまたは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム2625、およびデータ・ファイル2627を含むように構成することができる。記憶媒体2621はUE 2600によって使用するために、様々なオペレーティングシステムのうちの任意のもの、またはオペレーティングシステムの組合せを記憶することができる。
【0146】
記憶媒体2621は、独立ディスク冗長アレイ(RAID)、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度DVD(HD-DVD)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期ダイナミックRAM(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別モジュール(SIM/RUIM)などのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなどの、いくつかの物理駆動部含むように構成され得る。記憶媒体2621はUE 2600が一時的または非一時的記憶媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラム等にアクセスし、データをオフロードし、またはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用するものなどの製造品は、デバイス可読媒体を備えることができる記憶媒体2621内に有形に具現化することができる。
【0147】
図26では、処理回路2601が通信サブシステム2631を使用してネットワーク2643Bと通信するように構成することができる。ネットワーク2643Aおよびネットワーク2643Bは、同じネットワークまたはネットワーク、または異なるネットワークまたはネットワークであってもよい。通信サブシステム2631は、ネットワーク2643Bと通信するために使用される1つまたは複数の送受信機を含むように構成され得る。例えば、通信サブシステム2631は、IEEE 802.24、符号分割多元接続(CDMA)、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、別のWD、UE、またはRANの基地局などの無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモート送受信機と通信するために使用される1つまたは複数の送受信機を含むように構成され得る。各トランシーバはRANリンク(例えば、周波数割り当てなど)に適切な送信機または受信機機能をそれぞれ実装するために、送信機2633および/または受信機2635を含んでもよい。さらに、各トランシーバの送信機2633および受信機2635は回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは別々に実装されてもよい。
【0148】
図示の実施形態では、通信サブシステム2631の通信機能がデータ通信、音声通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、近距離通信、位置を決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などの位置ベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。例えば、通信サブシステム2631は、セルラ通信、WiFi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含むことができる。ネットワーク2643Bは、有線および/または無線ネットワーク、例えばLAN、WAN、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、他の同様のネットワーク、またはこれらの任意の組合せを含むことができる。例えば、ネットワーク2643Bは、セルラネットワーク、WiFiネットワーク、および/または近距離無線ネットワークであってもよい。電源2613は、UE2600の構成要素に交流(AC)又は直流(DC)電力を供給するように構成することができる。
【0149】
本明細書で説明される特徴、利点、および/または機能は、UE2600の構成要素のうちの1つにおいて実装され得るか、またはUE2600の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利点、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム2631が本明細書で説明される構成要素のいずれかを含むように構成され得る。さらに、処理回路2601は、バス2602を介してそのような構成要素のいずれかと通信するように構成されてもよい。別の例では、そのような構成要素のいずれも、処理回路2601によって実行されるときに本明細書で説明される対応する機能を実行する、メモリに格納されたプログラム命令によって表され得る。別の実施例では、そのような構成要素のいずれかの機能が処理回路2601と通信サブシステム2631との間で区分され得る。別の例ではそのような構成要素のいずれかの計算集約的でない機能がソフトウェアまたはファームウェアで実装されてもよく、計算集約的な機能はハードウェアで実装されてもよい。
【0150】
図27は、いくつかの実施形態によって実装される機能を仮想化することができる仮想化環境2700を示す概略ブロック図である。本文脈では、仮想化手段がハードウェアプラットフォーム、記憶装置、およびネットワーク資源を仮想化することを含み得る装置または装置の仮想版を生成する。本明細書で使用されるように、仮想化はノード(例えば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)またはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、または任意の他のタイプの通信デバイス)またはそれらの構成要素に適用されることができ、機能の少なくとも一部が1つまたは複数の仮想構成要素として(例えば、1つまたは複数のネットワーク内の1つまたは複数の物理処理ノード上で実行される1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)実装される実装形態に関係する。
【0151】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載する機能の一部または全部は、1つ以上のハードウェアノード2730によってホストされる1つ以上の仮想環境2700内に実装される1つ以上の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装することができる。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードでないか、または無線接続性を必要としない実施形態(例えば、コアネットワークノード)では、ネットワークノードを完全に仮想化することができる。
【0152】
機能は、本明細書で開示される実施形態のいくつかの特徴、機能、および/または利益のいくつかを実装するように動作する1つまたは複数のアプリケーション2720(代替として、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれ得る)によって実装され得る。アプリケーション2720は、処理回路2760およびメモリ2790を備えるハードウェア2730を提供する仮想化環境2700において実行される。メモリ2790は処理回路2760によって実行可能な命令2795を含み、それによって、アプリケーション2720は、本明細書で開示される特徴、利点、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
【0153】
仮想化環境2700は商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用ASIC、またはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素もしくは専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であってもよい、1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路2760のセットを備える汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス2730を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路2760によって実行される命令2795またはソフトウェアを一時的に格納するための非永続的メモリであり得るメモリ2790-1を備え得る。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース2780を含むネットワークインタフェースカードとしても知られる、1つ以上のネットワークインターフェースコントローラ2770を含むことができる。各ハードウェアデバイスはまた、ソフトウェア2795および/または処理回路2760によって実行可能な命令を格納した、非一時的な、永続的な、機械可読記憶媒体2790-2を含むことができる。ソフトウェア2795は、1つ以上の仮想化レイヤ2750(ハイパーバイザとも呼ばれる)をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン2740を実行するためのソフトウェア、および本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して説明される機能、特徴、および/または利点を実行することを可能にするソフトウェアを含む任意のタイプのソフトウェアを含むことができる。
【0154】
仮想マシン2740は仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワークワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを含み、対応する仮想化レイヤ2750またはハイパーバイザによって実行することができる。仮想アプライアンス2720のインスタンスの異なる実施形態は1つまたは複数の仮想マシン2740上で実装されてもよく、実装は異なる方法で行われてもよい。
【0155】
動作中、処理回路2760は、ソフトウェア2795を実行して、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることもあるハイパーバイザまたは仮想化レイヤ2750をインスタンス化する。仮想化レイヤ2750は、ネットワークハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを仮想マシン2740に提示することができる。
【0156】
図27に示すように、ハードウェア2730は、一般的または特定のコンポーネントを有するスタンドアロンネットワークノードであってもよい。ハードウェア2730はアンテナ27225を備えることができ、仮想化を介していくつかの機能を実装することができる。あるいは、ハードウェア2730が多くのハードウェアノードが共に動作し、特にアプリケーション2720のライフサイクル管理を監視する管理および編成(MANO(Management and Orchestration))27100を介して管理される、より大きなハードウェアのクラスタ(例えば、データセンタまたはCPE内)の一部であってもよい。
【0157】
ハードウェアの仮想化は、ネットワーク機能仮想化(NFV(Network Function Virtualization)と呼ばれるいくつかの文脈で行われる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンター内に配置することができる業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ、ならびにCPE上に統合するために使用することができる。
【0158】
NFVの文脈では、仮想マシン2740があたかも物理的な仮想化されていないマシン上で実行されているかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実装であってもよい。仮想マシン2740の各々、およびその仮想マシンを実行するハードウェア2730のその一部はその仮想マシンおよび/またはその仮想マシンによって他の仮想マシン2740と共有されるハードウェア専用のハードウェアであり、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
【0159】
なお、NFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF(Virtual Network Function))がハードウェアネットワークインフラストラクチャ2730上の1つ以上の仮想マシン2740で実行され、図27のアプリケーション2720に対応する特定のネットワーク機能を処理する責任がある。
【0160】
いくつかの実施形態では、それぞれが1つまたは複数の送信機27220および1つまたは複数の受信機27210を含む1つまたは複数の無線部(無線ユニット)27200が1つまたは複数のアンテナ27225に結合され得る。無線部27200は1つ以上の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード2730と直接通信することができ、仮想構成要素と組み合わせて使用して、無線アクセスノードまたは基地局などの無線機能を仮想ノードに提供することができる。
【0161】
いくつかの実施形態では、いくつかの信号がハードウェアノード2730と無線部27200との間の通信のために代替的に使用され得る制御系統27230を使用して達成され得る。
【0162】
図28を参照すると、実施形態に従って、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク2811を含む3GPPタイプのセルラネットワークなどの電気通信ネットワーク2810と、コアネットワーク2814とを含む。アクセスネットワーク2811は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数の基地局2812A、2812B、2812Cを備え、それぞれが対応するカバレッジエリア2813A、2813B、2813Cを定義する。各基地局2812A、2812B、2812Cは、有線接続または無線接続2815を介してコアネットワーク2814に接続可能である。カバレッジエリア2813cに位置する最初のUE2891は、対応する基地局2812Cと無線で接続されるか、またはポケットベルされるように構成されている。カバレッジエリア2813A内の第2のUE2892は、対応する基地局2812Aに無線で接続可能である。この例では複数のUE2891、2892が示されているが、開示された実施形態は単一のUEがカバレッジエリア内にある状況、または単一のUEが対応する基地局2812に接続している状況に等しく適用可能である。
【0163】
電気通信ネットワーク2810はそれ自体がホストコンピュータ2830に接続されており、これは、スタンドアロンサーバ、クラウドに実装されたサーバ、分散サーバ、またはサーバファーム内の処理リソースのハードウェアおよび/またはソフトウェア内で具体化され得る。ホストコンピュータ2830はサービスプロバイダの所有権または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに操作されてもよい。電気通信ネットワーク2810とホストコンピュータ2830との間の接続2821および2822は、コアネットワーク2814からホストコンピュータ2830まで直接延びてもよく、あるいは任意の中間ネットワーク2820を介して延びてもよい。中間ネットワーク2820はパブリック、私設、またはホストネットワークのうちの1つ、または複数の組合せであってもよく、中間ネットワーク2820はもしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク2820は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
【0164】
全体として図28の通信システムは、接続性されたUE2891、2892とホストコンピュータ2830との間の接続性を可能にする。接続性は、オーバー・ザ・トップ(OTT)接続2850として記述されうる。ホストコンピュータ2830および接続されたUE2891、2892は、アクセスネットワーク2811、コアネットワーク2814、任意の中間ネットワーク2820、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を中継として使用して、OTT接続2850を介してデータおよび/または信号を通信するように構成される。OTT接続2850は、OTT接続2850が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、透過的(トランスペアレント)であり得る。例えば、基地局2812は接続されたUE2891に転送される(例えば、ハンドオーバされる)ためにホストコンピュータ2830から発信されるデータをもつ着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされる必要はない。同様に、基地局2812は、UE2891からホストコンピュータ2830へ向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0165】
実施例は上記の実施形態に従い、図29を参照して、本節で説明したUE、基地局およびホストコンピュータの具体化に従い、通信システム2900では、ホストコンピュータ2910が通信システム2900の異なる通信装置のインターフェースと有線または無線の接続を設定し維持するように構成された通信インターフェース2916を含むハードウェア2915を構成する。通信システム2900では、ホストコンピュータ2910が通信システム2900の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インターフェース2916を含むハードウェア2915を備える。ホストコンピュータ2910は、記憶および/または処理能力を有することができる処理回路2918をさらに備える。具体的には、処理回路2918が命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。ホストコンピュータ2910はさらにソフトウェア2911を構成し、それがホストコンピュータ2910に記憶されるか、アクセス可能であり、処理回路2918によって実行可能である。ソフトウェア2911は、ホストアプリケーション2912を含む。ホストアプリケーション2912は、UE2930およびホストコンピュータ2910で終端するOTT接続2950を介して接続するUE2930などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション2912は、OTT接続2950を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
【0166】
通信システム2900はさらに、遠隔通信システム内に設けられ、ホストコンピュータ2910およびUE2930と通信することを可能にするハードウェア2925を含む基地局2920を含む。ハードウェア2925は、通信システム2900の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース2926、ならびに基地局2920によってサービスされるカバレッジエリア(図29には示されていない)内に位置するUE2930との少なくとも無線接続2970をセットアップおよび維持するための無線インターフェース2927を含み得る。通信インターフェース2926は、ホストコンピュータ2910への接続2960を容易にするように構成することができる。接続2960は直接的であってもよいし、電気通信システムのコアネットワーク(図29には示されていない)を通過してもよいし、および/または電気通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示の実施形態では、基地局2920のハードウェア2925が命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる処理回路2928をさらに含む。さらに、基地局2920は、内部に記憶されるか、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア2921を有する。
【0167】
通信システム2900は、既に言及したUE2930をさらに含む。そのハードウェア2935はUE2930が現在位置するカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線接続2970をセットアップし、維持するように構成された無線インターフェース2937を含み得る。UE2930のハードウェア2935は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる処理回路2938をさらに含む。UE2930はさらにソフトウェア2931を構成し、これらはUE2930内に記憶されるかアクセス可能であり、また、処理回路2938によって実行可能である。ソフトウェア2931は、クライアントアプリケーション2932を含む。クライアントアプリケーション2932は、ホストコンピュータ2910のサポートを受けて、UE2930を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能である。ホストコンピュータ2910において、実行中のホストアプリケーション2912は、UE2930およびホストコンピュータ2910で終了するOTT接続2950を介して実行中のクライアントアプリケーション2932と通信することができる。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション2932はホストアプリケーション2912から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続2950は、要求データおよびユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション2932は、ユーザと対話して、ユーザが提供するユーザデータを生成することができる。
【0168】
図29に示されるホストコンピュータ2910、基地局2920、およびUE2930は、それぞれ、ホストコンピュータ2830、基地局2812A、2812B、2812Cのうちの1つ、および図28のUE2891、2892のうちの1つと類似または同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は図29に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図28のものであってもよい。
【0169】
図29ではOTT接続2950を抽象的に描いて、基地局2920を介したホストコンピュータ2910とUE2930との間の通信を示すが、任意の中間デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングを明示的に参照することはない。ネットワークインフラストラクチャはルーティングを決定してもよく、ルーティングはUE2930から、またはサービスプロバイダオペレーティングホストコンピュータ2910から、あるいはその両方から隠すように構成されてもよい。OTT接続2950がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ネットワークインフラストラクチャがルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
【0170】
UE2930と基地局2920との間の無線接続2970は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続2970が最後のセグメントを形成するOTT接続2950を使用して、UE2930に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示が(低減されたオーバーヘッドを介して)スループットを改善し、それによって改善されたユーザ体験などの利益を提供することができる。
【0171】
測定手順は、データ速度、待ち時間、および1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視する目的で提供され得る。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ2910とUE2930との間のOTT接続2950を再構成するためのオプションのネットワーク機能があってもよい。OTT接続2950を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ2910のソフトウェア2911およびハードウェア2915、またはソフトウェア2931およびUE2930のハードウェア2935、あるいはその両方で実施することができる。いくつかの実施形態ではセンサ(図示せず)がOTT接続2950が通過する通信デバイス内に、またはそれに関連して配備することができ、センサは上で例示した監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア2911、2931が監視量を計算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与することができる。OTT接続2950の再構成はメッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、基地局2920に影響を及ぼす必要はなく、基地局2920には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能性は当技術分野で公知であり、実践され得る。特定の実施形態では、測定がホストコンピュータ2910のスループット、伝搬時間、待ち時間などの測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェア2911および2931が伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続2950を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施することができる。
【0172】
図30は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図28および図29を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図30に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ3010において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ3010のサブステップ3011(オプションであってもよい)では、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ3020において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。ステップ3030(任意であってもよい)において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ3040(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0173】
図31は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図28および図29を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図31に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ3110において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ3120において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して渡され得る。ステップ3130(任意であってもよい)において、UEは、送信において搬送されるユーザデータを受信する。
【0174】
図32は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図28および図29を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図32に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ3210(任意選択であってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。さらに、または代替的に、ステップ3220で、UEはユーザデータを提供する。ステップ3220のサブステップ3221(任意選択であってもよい)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ3210のサブステップ3211(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、サブステップ3230において、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ3240において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0175】
図33は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図28および図29を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図33に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ3310(オプションであってもよい)において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ3320(任意選択でよい)において、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ3330(任意であってもよい)において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において反動されるユーザデータを受信する。
【0176】
本明細書で開示される任意の適切な工程(ステップ)、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えることができる。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる処理回路、ならびにDSP、専用デジタルロジックを含むことができる他のデジタルハードウェアを介して実装することができる。処理回路は、ROM、RAM、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路がそれぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実行させるために使用され得る。
【0177】
図34は、無線ネットワーク(例えば、図25に示される無線ネットワーク)における装置3400の概略ブロック図を示す。装置は無線デバイスまたはネットワークノード(例えば、図25に示される無線デバイス2510またはネットワークノード2560)において実装され得る。装置3400は、図15図17図21、および/または図22を参照して説明した例示的な方法、および場合によっては本明細書で開示した任意の他のプロセスまたは方法を実行するように動作可能である。図15図17図21、および/または図22の方法は、必ずしも装置3400によってのみ実行されるわけではないことも理解されたい。本方法の少なくともいくつかの操作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実行することができる。
【0178】
仮想装置3400は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる処理回路、ならびにDSP、専用デジタル論理などを含むことができる他のデジタルハードウェアを含むことができる。処理回路は、ROM、RAM、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態では、装置3400はネットワークノード704であり、処理回路は1つまたは複数のユニット3402に、図15図17図21、および/または図22に関して上述したネットワークノード704の機能を実行させるために使用され得る。幾つかの他の実装形態では、装置3400が無線デバイス702であり、処理回路は1つ以上のユニットに、図15、17、21、および/または22に関して上述した無線デバイス702の機能を実行させるために使用されてもよい。処理回路は装置3400の任意の他の適切なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実行させるために使用され得る。
【0179】
ユニットという用語は電子機器、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野において従来の意味を有することができ、例えば、本明細書で説明されるような、電気および/または電子回路、デバイス、ユニット(部)、プロセッサ、メモリ、論理ソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実行するためのコンピュータプログラムまたは命令を含むことができる。
【0180】
以下は、本開示のいくつかの非限定的な実施形態の説明である。
【0181】
[グループAの実施形態]
実施形態1:無線通信システムにおいて測定を行うために無線デバイスによって実行される方法であって、チャネル測定およびマルチユーザ(MU)干渉測定のためにネットワークノードから指標を受信することと、当該指標に従ってチャネル測定およびMU干渉測定を実行することを含む方法。
【0182】
実施形態2:実施形態1の方法であって、当該指標は、チャネル測定およびMU干渉測定の両方のためのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、チャネル測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースにおける1つ以上の第1ポートの(動的)指標、およびMU干渉測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースにおける1つ以上の第2ポートの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含み、当該1つ以上の第1ポートは当該1つ以上の第2ポートと異なる、方法。
【0183】
実施形態3:実施形態1の方法であって、当該指標は、異なる数のポートを有する2つ以上のNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のための2つ以上のNZP CSI-RSリソースのうちの1つで使用するための1つ以上の第1のポートの(動的)指標と、MU干渉測定のための2つ以上のNZP CSI-RSリソースのうちの1つで使用するための1つ以上の第2のポートの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0184】
実施形態4:実施形態1の方法であって、当該指標は、2つ以上のNZP CSI-RSリソースを含むNZP CSI-RSリソースのセットの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースのセットからの第1のNZP CSI-RSリソースの(動的)指標と、MU干渉測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースのセットからの第2のNZP CSI-RSリソースの明示的または暗示的な(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0185】
実施形態5:実施形態1の方法であって、当該指標は、NZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットのうちの1つからの第1のNZP CSI-RSリソースの(動的)指標と、MU干渉測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットのうちの1つからの第2のNZP CSI-RSリソースの明示的または暗示的な(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0186】
実施形態6:実施形態1の方法であって、当該指標は、チャネル測定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、MU干渉測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、チャネル測定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースの1つの(例えば、動的)指標、およびチャネル測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースの1つの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0187】
実施形態7:実施形態6の方法であって、NZP CSI-RSリソースの2つ以上の第1のセットは、それぞれ単一のNZP CSI-RSリソースからなる、方法。
【0188】
実施形態8:実施形態7の方法であって、NZP CSI-RSリソースの2つ以上の第2のセットは、それぞれK個のNZP CSI-RSリソースからなる、方法。
【0189】
実施形態9:実施形態6から8のいずれかの方法であって、チャネル推定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースのうちの1つの指標は、干渉測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースのうちの1つの指標としても機能する、方法。
【0190】
実施形態10:実施形態1から9のいずれかの方法であって、チャネル測定(値)およびMU干渉測定(値)の結果をネットワークノードに報告することをさらに含む、方法。
【0191】
実施形態11:実施形態1から10のいずれかの方法であって、ユーザデータを提供することと、ネットワークノードへの送信を介してホストコンピュータにユーザデータを転送することをさらに含む、方法。
【0192】
[グループBの実施形態]
実施形態12:チャネル測定およびマルチユーザ(MU)干渉測定を実行するように無線デバイスを指示するためにネットワークノードによって実行される方法であって、チャネル測定およびMU干渉測定のために無線デバイスに指標を提供することを含む方法。
【0193】
実施形態13:実施形態12の方法であって、当該指標は、チャネル測定およびMU干渉測定の両方のためのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、チャネル測定のためにNZP CSI-RSリソース上で使用する1つ以上の第1ポートの(動的)指標、およびMU干渉測定のためにNZP CSI-RSリソース上で使用する1つ以上の第2ポートの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含み、当該1つ以上の第1ポートは、当該1つ以上の第2ポートとは異なる、方法。
【0194】
実施形態14:実施形態12の方法であって、当該指標は、異なる数のポートを有する2つ以上のNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のために2つ以上のNZP CSI-RSリソースのうちの1つで使用するための1つ以上の第1のポートの(動的)指標と、MU干渉測定のために2つ以上のNZP CSI-RSリソースのうちの1つで使用するための1つ以上の第2のポートの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0195】
実施形態15:実施形態12の方法であって、当該指標は、2つ以上のNZP CSI-RSリソースを含むNZP CSI-RSリソースのセットの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースのセットからの第12のNZP CSI-RSリソースの(動的)指標と、MU干渉測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースのセットからの第2のNZP CSI-RSリソースの明示的または暗示的な(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0196】
実施形態16:実施形態12の方法であって、当該指標は、NZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットの(例えば、半静的)指標と、チャネル測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットのうちの1つからの第1のNZP CSI-RSリソースの(動的)指標と、MU干渉測定のために使用するためのNZP CSI-RSリソースの2つ以上のセットのうちの1つからの第2のNZP CSI-RSリソースの明示的または暗示的な(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0197】
実施形態17:実施形態12の方法であって、当該指標は、チャネル測定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、MU干渉測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースの(例えば、半静的)指標、チャネル測定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースの1つの(例えば、動的)指標、およびチャネル測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースの1つの明示的または暗示的(例えば、動的)指標のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0198】
実施形態18:実施形態17の方法であって、NZP CSI-RSリソースの2つ以上の第1のセットは、それぞれ単一のNZP CSI-RSリソースからなる、方法。
【0199】
実施形態19:実施形態18の方法であって、NZP CSI-RSリソースの2つ以上の第2のセットは、それぞれK個のNZP CSI-RSリソースからなる、方法。
【0200】
実施形態20:実施形態17から19のいずれかの方法であって、チャネル推定のための2つ以上の第1のセットのNZP CSI-RSリソースのうちの1つの指標は、干渉測定のための2つ以上の第2のセットのNZP CSI-RSリソースのうちの1つの指標としても機能する、方法。
【0201】
実施形態21:実施形態12から20のいずれかの方法であって、無線デバイスから、ネットワークノードへのチャネル測定(値)およびMU干渉測定(値)の結果を受信することをさらに含む、方法。
【0202】
実施形態22:前述の実施形態のいずれかの方法であって、ユーザデータを取得することと、ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスに転送することをさらに含む、方法。
【0203】
[グループCの実施形態]
実施形態23:無線通信システムにおいて測定を実行するための無線デバイスであって、グループA実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成される処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように構成される電源回路とを備える、無線デバイス。
【0204】
実施形態24:チャネル測定およびマルチユーザ(MU)干渉測定を実行するように無線デバイスを指示するためのネットワークノードであって、グループBの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように構成された電源回路とを備える、ネットワークノード。
【0205】
実施形態25:無線通信システムにおいて測定を実行するためのユーザ装置(UE)であって、無線信号を送受信するように構成されたアンテナと、当該アンテナと処理回路に接続され、かつ、当該アンテナと当該処理回路との間で通信される信号を条件付けるように構成された無線フロントエンド回路と、グループAの実施形態のいずれかの工程を実行するように構成された処理回路と、当該処理回路に接続され、かつ、当該処理回路によって当該UEへの情報の入力が処理されることを可能にするように構成された入力インターフェースと、当該処理回路に接続され、かつ、当該処理回路によって処理された当該UEからの情報を出力するように構成された出力インターフェースと、当該処理回路に接続され、当該UEに電力を供給するように構成されたバッテリと、を含む、ユーザ装置。
【0206】
実施形態26:ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにユーザデータをセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェースとを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、セルラーネットワークは、無線インターフェースおよび処理回路を有するネットワークノードを有し、ネットワークノードの処理回路は、グループBの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0207】
実施形態27:ネットワークノードをさらに有する、前述の実施形態の通信システム。
【0208】
実施形態28:前述の2つの実施形態の通信システムであって、UEをさらに有し、UEがネットワークノードと通信するように構成される、通信システム。
【0209】
実施形態29:前述の3つの実施形態の通信システムであって、当該ホストコンピュータの当該処理回路はホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成され、当該UEは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を有する、通信システム。
【0210】
実施形態30:ホストコンピュータと、ネットワークノードと、ユーザ装置(UE)とを有する通信システムにおいて実装される方法であって、当該方法は、当該ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、当該ホストコンピュータにおいて、当該ネットワークノードを有するセルラーネットワークを介して当該UEへのユーザデータの送信を開始することと、を含み、当該ネットワークノードは、グループBの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行する、方法。
【0211】
実施形態31:ネットワークノードにおいて、ユーザデータを送信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0212】
実施形態32:前述の2つの実施形態の方法であって、当該ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによって当該ホストコンピュータにおいて提供され、当該方法は、当該UEにおいて、当該ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、方法。
【0213】
実施形態33:ネットワークノードと通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、当該UEは、無線インターフェースと、前述の3つの実施形態の方法を実行するように構成された処理回路とを有する、ユーザ装置(UE)。
【0214】
実施形態34:ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザデータをユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェースとを有するホストコンピュータを含む通信システムであって、当該UEは、無線インターフェースおよび処理回路を有し、当該UEの構成要素はグループAの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0215】
実施形態35:前述の実施形態の通信システムであって、当該セルラーネットワークは、当該UEと通信するように構成されたネットワークノードをさらに有する、通信システム。
【0216】
実施形態36:前述の2つの実施形態の通信システムであって、当該ホストコンピュータの当該処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成され、当該UEの処理回路は、当該ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成される、通信システム。
【0217】
実施形態37:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を有する通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は、当該ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、当該ホストコンピュータにおいて、当該ネットワークノードを有するセルラーネットワークを介して当該UEへのユーザデータの送信を開始することと、を含み、当該UEは、グループAの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行する、方法。
【0218】
実施形態38:UEにおいて、ネットワークノードからユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0219】
実施形態39:ユーザ装置(UE)からネットワークノードへの送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを有するホストコンピュータを有する通信システムであって、当該UEは、無線インターフェースおよび処理回路を備え、当該UEの処理回路は、グループAの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0220】
実施形態40:UEをさらに有する、前述の実施形態の通信システム。
【0221】
実施形態41:前述の2つの実施形態の通信システムであって、ネットワークノードをさらに有し、当該ネットワークノードは、当該UEと通信するように構成された無線インターフェースと、当該UEから当該ネットワークノードへの送信によって搬送されるユーザデータを当該ホストコンピュータに転送するように構成された通信インターフェースとを含む、通信システム。
【0222】
実施形態42:前述の3つの実施形態の通信システムであって、当該ホストコンピュータの当該処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、当該UEの当該処理回路は、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによってユーザデータを提供する、通信システム。
【0223】
実施形態43:前述の4つの実施形態の通信システムであって、当該ホストコンピュータの当該処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように構成され、当該UEの当該処理回路は、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによって当該要求データに応答してユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
【0224】
実施形態44:ホストコンピュータ、ネットワークノード、およびユーザ装置(UE)を有する通信システムにおいて実施される方法であって、当該ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、当該UEは、グループAの実施形態のいずれかの工程いずれかを実行する、方法。
【0225】
実施形態45:前述の実施形態の方法であって、当該ユーザデータを当該基地局に提供することをさらに含む、方法。
【0226】
実施形態46:前述の2つの実施形態の方法であって、当該UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって、送信されるべきユーザデータを提供し、ホストコンピュータにおいて、クライアントに関連付けられたホストアプリケーションを実行することをさらに含む、方法。
【0227】
実施形態47:前述の3つの実施形態の方法であって、当該UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、当該UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することをさらに含み、当該入力データは、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、送信されるべきユーザデータは、当該入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、方法。
【0228】
実施形態48:ユーザ装置(UE)からネットワークノードへの送信に由来するユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを有するホストコンピュータを含む通信システムであって、当該ネットワークノードは、無線インターフェースおよび処理回路を有し、当該ネットワークノードの当該処理回路は、グループBの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0229】
実施形態49:ネットワークノードをさらに有する、前述の実施形態の通信システム。
【0230】
実施形態50:UEをさらに有し、当該UEが当該ネットワークノードと通信するように構成される、前述の2つの実施形態の通信システム。
【0231】
実施形態51:前述の3つの実施形態の通信システムであって、当該ホストコンピュータの当該処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、当該UEは、当該ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによって、ホストコンピュータによって受信されるユーザデータを提供する、通信システム。
【0232】
実施形態52:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を有する通信システムにおいて実施される方法であって、当該ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信に由来するユーザデータを基地局から受信することを含み、当該UEは、グループAの実施形態のいずれかの工程のいずれかを実行する、方法。
【0233】
実施形態53:当該ネットワークノードにおいて、当該UEからユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0234】
実施形態54:当該ネットワークノードにおいて、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、前述の2つの実施形態の方法。
【0235】
本開示では、以下の略語の少なくともいくつかを使用することができる。略語間に不一致がある場合、それが上記でどのように使用されるかが優先されるべきである。以下に複数回列挙される場合、最初の列挙は、その後の任意の列挙よりも優先されるべきである。
2G:Second Generation(第2世代)
3G:Third Generation(第3世代)
3GPP:3rd Generation Partnership Project(第三世代パートナーシップ・プロジェクト)
4G:Fourth Generation(第4世代)
5G:5th Generation(第5世代)
AC:Alternating Current(交流)
ASIC:Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)
ATM:Asynchronous Transfer Mode(非同期転送モード)
BS:Base Station(基地局)
BSC:Base Station Controller(基地局コントローラ)
BTS:Base Transceiver Station(基地トランシーバ局)
CD:Compact Disk(コンパクトディスク)
CDMA:Code Division Multiple Access(符号分割多重アクセス)
COTS:Commercial Off-the-Shelf(商用オフザシェルフ)
CPE:Customer Premise Equipment(顧客構内装置)
CPU:Central Processing Unit(中央処理装置)
CQI:Channel Quality information(チャネル品質情報)
CRI:Channel State Information Reference Signal Resource Index(チャネル状態情報基準信号リソースインデックス)
CSI:Channel State Information(チャネル状態情報)
CSI-RS:Channel State Information Reference Signal(チャネル状態情報基準信号)
D2D:Device-to-Device(デバイス・ツー・デバイス)
DAS:Distributed Antenna System(分散アンテナシステム)
DC:Direct Current(直流)
DCI:Downlink Control Information(ダウンリンク制御情報)
DFT:Discrete Fourier Transform(離散フーリエ変換)
DFT-S-OFDM:Discrete Fourier Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing(離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重)
DIMM:Dual In-line Memory Module(デュアルインラインメモリモジュール)
DSP:Digital Signal Processor(デジタル信号プロセッサ)
DVD:Digital Video Disk(デジタルビデオディスク)
EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Medium(電気的に消去可能なプログラム可能なROM)
eMTC:Enhanced Machine Type Communication(拡張マシンタイプ通信)
EPROM:Erasable Programmable Read-Only Medium(消去可能なプログラム可能なROM)
eNB:Evolved or Enhanced NodeB Evolved NodeBまたはEnhanced NodeB(進化型または拡張型ノードB)
E-SMLC:Evolved Serving Mobile Location Center(進化型サービング・モバイル・ロケーション・センター)
FPGA:Field Programmable Gate Array(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
GHz:Gigahertz(ギガヘルツ)
GPS:Global Positioning System(全地球測位システム)
gNB:New Radio Base Station(New Radio(新無線)基地局)
GSM:Global System for Mobile communication(グローバル移動通信システム)
HDDS:Holographic Digital Data Storage(ホログラフィックデジタルデータ記憶装置)
HD-DVD:High Density Digital Video Disk(高密度デジタルビデオディスク)
IMR:Interference Measurement Resource(干渉測定リソース)
I/O:Input and Output(入力/出力)
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)
IP:Internet Protocol(インターネットプロトコル)
kHz:Kilohertz(キロヘルツ)
LAN:Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)
LEE:Laptop Embedded Equipment(ラップトップ内蔵機器)
LME:Laptop Mounted Equipment(ラップトップ搭載機器)
LTE:Long-Term Evolution(ロングタームエボリューション)
M2M:Machine-to-Machine(マシン・ツー・マシン)
MANO:Management and Orchestration(管理・組織)
MCE:Multi-cell/Multicast Coordination Entity(マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ)
MDT:Minimization of Drive Tests(ドライブテストの最小化)
MHz:Megahertz(メガヘルツ)
MIMO:Multiple Input Multiple Output(多入力多出力)
mm:Millimeter(ミリメートル)
MME:Mobility Management Entity(モビリティ管理エンティティ)
MSC:Mobile Switching Center(移動交換センタ)
MSR:Multi-Standard Radio(マルチスタンダード無線)
MTC:Machine Type Communication(マシンタイプ通信)
MU:Multiple User(マルチ(複数)ユーザ)
MU-MIMO:Multiple User Multiple Input Multiple Output(マルチユーザ多重入力多重出力)
NB-IoT:Narrowband Internet of Things(ナローバンド(狭帯域)IoT)
NFV:Network Function Virtualization(ネットワーク機能の仮想化)
NIC:Network Interface Controller(ネットワークインタフェースコントローラ)
NR:New Radio(新無線)
NZP:Non-Zero Power(非ゼロパワー(電力))
NZP-CSI:Non-Zero Power Channel State Information(非ゼロパワーチャネル状態情報)
OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重)
OSS:Operations Support System(業務支援システム)
OTT:Over-the-Top(オーバー・ザ・トップ)
O&M:Operation and Maintenance(運用・保守)
PDA:Personal Digital Assistant(携帯情報端末)
PDCCH:Physical Downlink Control Channel(物理ダウンリンク制御チャネル)
PDSCH:Physical Downlink Shared Channel(物理ダウンリンク共有チャネル)
PI:Port Indication(ポートインジケーション)
PMI:Precoder Matrix Indicator(プリコーダ行列インジケータ)
PRB:Physical Resource Block(物理リソースブロック)
PROM:Programmable Read-Only Medium(プログラム可能なROM)
PSTN:Public Switched Telephone Network(公衆交換電話網)
PUSCH:Physical Uplink Shared Channel(物理アップリンク共有チャネル)
QAM:Quadrature Amplitude Modulation(直交振幅変調)
QPSK:Quadrature Phase Shift Keying(直交位相シフトキーイング)
RAID:Redundant Array of Independent Disk(独立ディスクの冗長アレイ)
RAM:Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ)
RAN:Radio Access Network(無線アクセスネットワーク)
RAT:Radio Access Technology(無線アクセス技術)
RB:Resource Block(リソースブロック)
RE:Resource Element(リソースエレメント(要素))
RF:Radio Frequency(無線周波数)
RI:Rank Indicator(ランクインジケータ)
RNC:Radio Network Controller(無線ネットワークコントローラ)
ROM:Read Only Memory(読み取り専用メモリ)
RRC:Radio Resource Control(無線リソース制御)
RRH:Remote Radio Head(リモート無線ヘッド)
RRU:Remote Radio Unit(リモート無線ユニット)
RUIM:Removable User Identity Module(リムーバブルユーザー識別モジュール)
SC-FDMA:Single Carrier Frequency Division Multiple Access(単一キャリア周波数分割多重アクセス)
SDRAM:Synchronous Dynamic Radio Access Memory(同期ダイナミック無線アクセスメモリ)
SIM:Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)
SINR:Signal to Interference plus Noise Ratio(信号対干渉雑音比)
SOC:System on a Chip(システムオンチップ)
SON:Self-Optimized Network(自己最適化ネットワーク)
SONET:Synchronous Optical Networking(同期光ネットワーク)
SU-MIMO:Single User Multiple Input Multiple Output(単一ユーザ多入力多出力)
TCP:Transmission Control Protocol(送信制御プロトコル)
UE;User Equipment(ユーザ装置)
UMTS:Universal Mobile Telecommunication System(ユニバーサル移動通信システム)
USB:Universal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス)
UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network(ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク)
V2I:Vehicle-to-Infrastructure(車両対インフラ)
V2V:Vehicle-to-Vehicle(車車間(車両対車両))
V2X:Vehicle-to-Everything(車両対全て)
VMM:Virtual Machine Monitor(仮想マシンモニター)
VNE:Virtual Network Element(仮想ネットワーク要素)
VNF:Virtual Network Function(仮想ネットワーク機能)
VoIP:Voice-Over Internet Protocol(Voice-Over Internetプロトコル)
WAN:Wide Local Area Network(ワイドエリアネットワーク)
WCDMA:Wide Code Division Multiplexing Access(広域符号分割多重アクセス)
WD:Wireless Device(無線デバイス)
WG:Working Group(ワーキンググループ)
WiMax:Worldwide Interoperability for Microwave Access
WLAN:Wide Local Area Network(ワイドローカルエリアネットワーク)
ZP:Zero-Power(ゼロパワー(電力))
【0236】
当業者は、本開示の実施形態に対する改良および修正を認識するのであろう。全てのそのような改良及び修正は、本明細書に開示された概念の範囲内にあると考えられる。
図1
図2
図3
図4
図5
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図10
図11
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図33
図34