(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】ネットワークスライス特有総最大ビットレート(AMBR)構成
(51)【国際特許分類】
H04W 28/02 20090101AFI20240227BHJP
H04W 28/084 20230101ALI20240227BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240227BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20240227BHJP
【FI】
H04W28/02
H04W28/084
H04W72/0457 110
H04W16/32
(21)【出願番号】P 2022573459
(86)(22)【出願日】2020-06-01
(86)【国際出願番号】 CN2020093668
(87)【国際公開番号】W WO2021243500
(87)【国際公開日】2021-12-09
【審査請求日】2023-01-25
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ジャンミン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0297634(US,A1)
【文献】国際公開第2019/074433(WO,A1)
【文献】ZTE,Solution for KI#3 data rate per slice per UE[online],3GPP TSG SA WG2 #136AH S2-2000379,フランス,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_136AH_Incheon/Docs/S2-2000379.zip>,2020年01月07日,[検索日 2023.10.24]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1のネットワーク機能
が、端末のために構成され
ているネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを取得することと、
前記第1のネットワーク機能
が、前記1つ以上の最大ビットレートを第2のネットワーク機能に伝送すること
であって、前記第2のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている、
ことと
を含み、
前記1つ以上の最大ビットレートを取得することは、前記第1のネットワーク機能が、各ネットワークスライスに対して、または、各ネットワークスライスタイプに対して、前記1つ以上の最大ビットレートのマスタノード部分と前記1つ以上の最大ビットレートの二次ノード部分とを決定することを含み、
前記第1のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートの前記マスタノード部分に基づいて、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを制限するように構成されており、前記第2のネットワーク機能に伝送される前記1つ以上の最大ビットレートは、前記1つ以上の最大ビットレートの前記二次ノード部分に対応する、方法。
【請求項2】
前記1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、各ネットワークスライス
に対して、または
、各ネットワークスライスタイプ
に対して、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意の総最大ビットレートを限定することによって、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記ネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワーク機能がネットワークノードの中央ユニットを備え、前記第2のネットワーク機能が前記ネットワークノードの分散ユニットを備えているか、
前記第1のネットワーク機能がネットワークノードの制御プレーンを備え、前記第2のネットワーク機能が前記ネットワークノードのユーザプレーンを備えているか、
前記第1のネットワーク機能がマスタノード(MN)を備え、前記第2のネットワーク機能が二次ノード(SN)を備えているか、または、
前記第1のネットワーク機能が第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、前記第2のネットワーク機能が第2のNG-RANノードを備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の最大ビットレートは、
1)UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれか、
2)ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれか、または、
3)ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれか
に含まれ
ている、請求項1
~4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の最大ビットレートの前記二次ノード部分は、S-ノード追加要求メッセージおよびS-ノード修正要求メッセージのいずれかに含まれ
ている、請求項1
、5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の最大ビットレートを取得することは、前記1つ以上の最大ビットレートをコアネットワークノードから受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の最大ビットレートは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、プロトコルデータユニット(PDU)セッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ
、経路切り替え要求確認応答メッセージのいずれかを介して、前記コアネットワークノードから受信される、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第2のネットワーク機能
が、第1のネットワーク機能から、端末のためのネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレート
の二次ノード部分を受信すること
であって、前記第1のネットワーク機能は、各ネットワークスライスに対して、または、各ネットワークスライスタイプに対して、前記1つ以上の最大ビットレートのマスタノード部分と前記1つ以上の最大ビットレートの前記二次ノード部分とを決定するように構成されている、ことと、
前記第2のネットワーク機能
が、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを限定することと
を含
み、
前記第1のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートの前記マスタノード部分に基づいて、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを制限するようにさらに構成されている、方法。
【請求項10】
前記1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記ネットワークフローの前記ビットレートを限定することは、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、各ネットワークスライス
に対して、または
、各ネットワークスライスタイプ
に対して、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意のビットレートを限定することを含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のネットワーク機能がネットワークノードの中央ユニットを備え、前記第2のネットワーク機能が前記ネットワークノードの分散ユニットを備えているか、
前記第1のネットワーク機能がネットワークノードの制御プレーンを備え、前記第2のネットワーク機能が前記ネットワークノードのユーザプレーンを備えているか、
前記第1のネットワーク機能がマスタノード(MN)を備え、前記第2のネットワーク機能が二次ノード(SN)を備えているか、または、
前記第1のネットワーク機能が第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、前記第2のネットワーク機能が第2のNG-RANノードを備えている、請求項
9に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の最大ビットレートは、
1)UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれか
2)ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれか、または、
3)ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれか
に含まれ
ている、請求項
9~12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
無線通信のための装置であって、前記装置は、請求項
1~8のいずれかに記載の方法を
実行するように構成され
ているプロセッサを備えている、装置。
【請求項15】
無線通信のための装置であって、前記装置は、請求項9~13のいずれかに記載の方法を実行するように構成されているプロセッサを備えている、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信技術は、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に変化させている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩は、容量および接続性のさらなる需要につながっている。エネルギー消費、デバイス費用、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面も、種々の通信シナリオの必要を満たすために重要である。より高い品質のサービスを提供する新しい方法を含む種々の技術が、議論されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本書は、デジタル無線通信に関連する方法、システム、およびデバイスを開示し、より具体的に、ネットワークスライス特有総最大ビットレート(aggregate maximum bit rate、AMBR)を構成することに関連する技法を開示する。
【0004】
1つの例示的側面では、無線通信のための方法が、開示される。方法は、第1のネットワーク機能によって、端末のために構成されたネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを取得することを含む。方法は、第1のネットワーク機能によって、1つ以上の最大ビットレートを第2のネットワーク機能に伝送することも含み、第2のネットワーク機能は、1つ以上の最大ビットレートに従って、端末のためのネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている。
【0005】
別の例示的側面では、無線通信のための方法が、開示される。方法は、第2のネットワーク機能によって、第1のネットワーク機能から端末のためのネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを受信することを含む。方法は、第2のネットワーク機能によって、1つ以上の最大ビットレートに従って、端末のためのネットワークフローのビットレートを限定することも含む。
【0006】
別の例示的側面では、プロセッサを備えている無線通信装置が、開示される。プロセッサは、本明細書に説明される方法を実装するように構成されている。
【0007】
また別の例示的側面では、本明細書に説明される種々の技法は、プロセッサ実行可能コードとして具現化され、コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体上に記憶され得る。
【0008】
1つ以上の実装の詳細が、付随の添付書類、図面、および下記の説明に記載される。他の特徴が、説明および図面から、および付記から明白となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1のネットワーク機能によって、端末のために構成されたネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを取得することと、
前記第1のネットワーク機能によって、前記1つ以上の最大ビットレートを第2のネットワーク機能に伝送することと
を含み、
前記第2のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている、方法。
(項目2)
前記1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第2のネットワーク機能は、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意の総最大ビットレートを限定することによって、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記ネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの中央ユニットを備え、前記第2のネットワーク機能は、前記ネットワークノードの分散ユニットを備えている、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの制御プレーンを備え、前記第2のネットワーク機能は、前記ネットワークノードのユーザプレーンを備えている、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1のネットワーク機能は、マスタノード(MN)を備え、前記第2のネットワーク機能は、二次ノード(SN)を備えている、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第1のネットワーク機能は、第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、前記第2のネットワーク機能は、第2のNG-RANノードを備えている、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記1つ以上の最大ビットレートは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる、項目1および4のいずれかに記載の方法。
(項目9)
前記1つ以上の最大ビットレートは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる、項目1および5のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記MNを備えている前記第1のネットワーク機能によって、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、前記1つ以上の最大ビットレートのMN部分および前記1つ以上の最大ビットレートのSN部分を決定することをさらに含む、項目1および6のいずれかに記載の方法。
(項目11)
前記1つ以上の最大ビットレートの前記SN部分は、S-ノード追加要求メッセージおよびS-ノード修正要求メッセージのいずれかに含まれる、項目1、6、および10のいずれかに記載の方法。
(項目12)
前記1つ以上の最大ビットレートは、ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかに含まれる、項目1および7のいずれかに記載の方法。
(項目13)
前記1つ以上の最大ビットレートを取得することは、前記1つ以上の最大ビットレートをコアネットワークノードから受信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記1つ以上の最大ビットレートは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、プロトコルデータユニット(PDU)セッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、および経路切り替え要求確認応答メッセージのいずれかを介して、前記コアネットワークノードから受信される、項目1および13のいずれかに記載の方法。
(項目15)
前記第1のネットワーク機能によって、コアネットワークノードからの1つ以上の受信されたPDUセッション総最大ビットレートに基づいて、前記1つ以上の最大ビットレートを計算することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目16)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第2のネットワーク機能によって、第1のネットワーク機能から、端末のためのネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを受信することと、
前記第2のネットワーク機能によって、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記端末のためのネットワークフローのビットレートを限定することと
を含む、方法。
(項目17)
前記1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記1つ以上の最大ビットレートに従って、前記ネットワークフローの前記ビットレートを限定することは、前記1つ以上の最大ビットレートに従って、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意のビットレートを限定することを含む、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの中央ユニットを備え、前記第2のネットワーク機能は、前記ネットワークノードの分散ユニットを備えている、項目16に記載の方法。
(項目20)
前記第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの制御プレーンを備え、前記第2のネットワーク機能は、前記ネットワークノードのユーザプレーンを備えている、項目16に記載の方法。
(項目21)
前記第1のネットワーク機能は、マスタノード(MN)を備え、前記第2のネットワーク機能は、二次ノード(SN)を備えている、項目16に記載の方法。
(項目22)
前記第1のネットワーク機能は、第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、前記第2のネットワーク機能は、第2のNG-RANノードを備えている、項目16に記載の方法。
(項目23)
前記1つ以上の最大ビットレートは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる、項目16および19のいずれかに記載の方法。
(項目24)
前記1つ以上の最大ビットレートは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる、項目16および20のいずれかに記載の方法。
(項目25)
前記1つ以上の最大ビットレートは、ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかに含まれる、項目16および21のいずれかに記載の方法。
(項目26)
無線通信のための装置であって、前記装置は、項目1-25のいずれかに記載の方法を行うように構成されたプロセッサを備えている、装置。
(項目27)
コードを記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、項目1-25のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実装させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、例示的5Gネットワークアーキテクチャを図示する。
【0010】
【0011】
【
図3】
図3は、例示的デュアル接続性(DC)アーキテクチャを図示する。
【0012】
【
図4】
図4は、第1の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0013】
【
図5】
図5は、第2の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0014】
【
図6】
図6は、第3の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0015】
【
図7】
図7は、第4の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0016】
【
図8】
図8は、第5の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0017】
【
図9】
図9は、第6の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセスを図示する。
【0018】
【
図10】
図10は、ネットワークスライス特有AMBRを構成するための例示的方法のブロック図である。
【0019】
【
図11】
図11は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が適用され得る無線通信システムの例を示す。
【0020】
【
図12】
図12は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
新しい世代の無線通信、すなわち、5G新規無線(NR)通信の開発は、高まるネットワーク需要の要件を満たすための持続的なモバイルブロードバンド発展プロセスの一部である。NRは、より多くのユーザが同時に接続されることを可能にするために、より大きいスループットを提供するであろう。エネルギー消費、デバイス費用、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面も、種々の通信シナリオの必要を満たすために重要である。
【0022】
図1は、例示的5Gネットワークアーキテクチャ100を図示する。第5世代(5G)ネットワークアーキテクチャは、5Gコアネットワーク(5GC)と、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)とを含み得る。5GCは、アクセスモビリティ機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、およびユーザプレーン機能(UPF)のいずれかを含み得る。NG-RANは、進化型4G基地局(ng-eNB)、5G基地局(gNB)等の異なる無線アクセス技術(RAT)を伴う基地局を含み得る。NG-RAN基地局は、NGインターフェースを通して、5GCに接続され得、複数のNG-RAN基地局は、Xnインターフェースを通して接続され得る。
【0023】
図2は、例示的分割gNB構造200を図示する。分割gNBは、1つのCUと、1つ以上のDUとを含み得、CUは、1つのCPと、1つ以上のUPとを含み得る。
【0024】
図3は、例示的デュアル接続性(DC)アーキテクチャ300を図示する。UEは、2つのNG-RANノードに同時に接続し得、一方は、マスタノード(MN)であることができ、他方は、二次ノード(SN)であることができる。
【0025】
多くの場合、ネットワークスライスが、導入されることができる。NG-RANは、スライス間のリソース分離をサポートすることができる。完全専用NG-RANリソースをあるスライスに提供し、共有リソースをスライス間に提供することが可能であり得る。
【0026】
(システム概要)
【0027】
本実施形態は、総最大ビットレート(AMBR)を構成することに関する。特に、実施形態は、特定のスライスまたはスライスタイプのための全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得るAMBRを限定することに関することができる。第1のノード(例えば、ノード1)は、UEのために、1つ以上のスライス特有AMBRを第2のノード(例えば、ノード2)に送信することができる。スライス特有AMBRは、各スライスまたは各スライスタイプに関する1つのスライス特有AMBRであることができる。ノード2は、各スライスに関して、または各スライスタイプに関して、受信されたスライス特有AMBRに従って、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0028】
第1のインスタンスでは、ノード1は、中央ユニット(centralized unit、CU)を含むことができ、ノード2は、分散ユニット(distributed unit、DU)を含むことができる。別のインスタンスでは、ノード1は、制御プレーン(CP)を含むことができ、ノード2は、ユーザプレーン(UP)を含むことができる。別のインスタンスでは、ノード1は、マスタノード(MN)を含むことができ、ノード2は、二次ノード(SN)を含むことができる。別のインスタンスでは、ノード1は、第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを含むことができ、ノード2は、第2のNG-RANノードを含むことができる。
【0029】
ノード1が、CUであり、ノード2が、DUであるインスタンスでは、1つ以上のスライス特有AMBRは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0030】
ノード1が、CPであり、ノード2が、UPであるインスタンスでは、1つ以上のスライス特有AMBRは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージまたはベアラコンテキスト修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0031】
ノード1が、MNであり、ノード2が、SNであるインスタンスでは、MNは、各スライスに関して、または各スライスタイプに関して、MN部分スライス特有AMBRおよびSN部分スライス特有AMBRを決定することができる。1つ以上のSN部分スライス特有AMBRは、S-ノード追加要求メッセージまたはS-ノード修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0032】
ノード1が、第1のNG-RANノードであり、ノード2が、NG-RANノードであるインスタンスでは、1つ以上のスライス特有AMBRは、ハンドオーバ要求メッセージまたはUEコンテキスト読み出し応答メッセージ内に含まれることができる。
【0033】
いくつかの実施形態において、ノード1は、1つ以上のスライス特有AMBRをコアネットワーク(CN)ノードから受信すること、または、CNノードからの1つ以上の受信されたプロトコルデータユニット(PDU)セッションAMBRに基づいて、1つ以上のスライス特有AMBRを計算することによって、1つ以上のスライス特有AMBRを取得することができる。
【0034】
ノード1が、1つ以上のスライス特有AMBRをCNから受信する、インスタンスでは、1つ以上のスライス特有AMBRは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、または経路切り替え要求確認応答メッセージ内に含まれることができる。
【0035】
(例示的実施形態1)
【0036】
図4は、第1の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス400を図示する。
【0037】
ステップ406では、CN402は、UEのための1つ以上のスライス特有AMBRをRANノード404に送信することができる。1つのスライス特有AMBRは、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関するものであることができる。1つ以上のスライス特有AMBRは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、または経路切り替え要求確認応答メッセージ内に含まれることができる。
【0038】
ステップ408では、RANノード404は、受信されたスライス特有AMBRに従って、各スライスまたは各スライスタイプに関して、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0039】
(例示的実施形態2)
【0040】
図5は、第2の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス500を図示する。
【0041】
ステップ506では、CN502は、UEのための1つ以上のPDUセッションAMBRをRANノード504に送信することができ、各PDUセッションに関して1つのPDUセッションAMBRを伴う。1つ以上のPDUセッションAMBRは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、または経路切り替え要求確認応答メッセージ内に含まれることができる。
【0042】
ステップ508では、RANノード508は、各スライスに属する受信されたPDUセッションAMBRを蓄積し、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関するスライス特有AMBRを取得することができる。
【0043】
ステップ510では、RANノード508は、各スライスまたは各スライスタイプに関して、計算されたスライス特有AMBRに従って、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0044】
(例示的実施形態3)
【0045】
図6は、第3の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス600を図示する。
【0046】
ステップ606では、CU602は、UEのための1つ以上のスライス特有AMBRをDU604に送信することができ、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関する1つのスライス特有AMBRを伴う。1つ以上のスライス特有AMBRは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0047】
ステップ608では、DU604は、受信されたスライス特有AMBRに従って、各スライスまたは各スライスタイプに関して、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0048】
(例示的実施形態4)
【0049】
図7は、第4の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス700を図示する。
【0050】
ステップ706では、CU-CP702は、UEのための1つ以上のスライス特有AMBRをCU-UP704に送信することができ、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関して、1つのスライス特有AMBRを伴う。1つ以上のスライス特有AMBRは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージまたはベアラコンテキスト修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0051】
ステップ708では、CU-UP704は、受信されたスライス特有AMBRに従って、各スライスまたは各スライスタイプに関して、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0052】
(例示的実施形態5)
【0053】
図8は、第5の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス800を図示する。
【0054】
ステップ806では、MN802は、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関して、MN部分スライス特有AMBRおよびSN部分スライス特有AMBRを決定することができる。
【0055】
ステップ808では、MN802は、UEのための1つ以上のSN部分スライス特有AMBRをSN804に送信することができ、各スライスまたは各スライスタイプに関して、1つのSN部分スライス特有AMBRを伴う。1つ以上のSN部分スライス特有AMBRは、S-ノード追加要求メッセージ、またはS-ノード修正要求メッセージ内に含まれることができる。
【0056】
ステップ810では、MN802は、各スライスまたは各スライスタイプに関して、MN部分スライス特有AMBRに従って、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0057】
ステップ812では、SN804は、各スライスまたは各スライスタイプに関して、受信されたSN部分スライス特有AMBRに従って、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0058】
(例示的実施形態6)
【0059】
図9は、第6の例示的実施形態に対応するスライス特有AMBRのための例示的信号伝達プロセス900を図示する。
【0060】
ステップ906では、RANノード1 902は、UEのための1つ以上のスライス特有AMBRをRANノード2 904に送信することができ、各スライス(S-NSSAIによって識別される)または各スライスタイプ(SSTによって識別される)に関して、1つのスライス特有AMBRを伴う。1つ以上のスライス特有AMBRは、ハンドオーバ要求メッセージまたはUEコンテキスト読み出し応答メッセージ内に含まれることができる。
【0061】
ステップ908では、RANノード2 904は、各スライスまたは各スライスタイプに関して、受信されたスライス特有AMBRに従って、全ての非GBR QoSフローにわたって提供され得る総最大ビットレートを限定し得る。
【0062】
(AMBRを構成する例示的方法)
【0063】
図10は、ネットワークスライス特有AMBRを構成するための例示的方法1000のブロック図である。方法は、第1のネットワーク機能によって、端末のために構成されたネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを取得すること(ブロック1002)を含み得る。端末のために構成されたネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートは、本明細書に説明されるように、スライス特有AMBRを含み得る。
【0064】
ネットワーク機能は、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェア回路上で起動するソフトウェアプログラムによって実装される、機能の組を含むことができる。例えば、ネットワーク機能は、中央ユニット(CU)または分散ユニット(DU)、ノードのユーザプレーン(UP)または制御プレーン(CP)、RANノード、マスタノード(MN)、または二次ノード(SN)等のいずれかを含むことができる。
【0065】
ネットワークスライスは、類似した物理的ネットワークインフラストラクチャの仮想化され独立した論理ネットワークの多重化を有効にし得るネットワークアーキテクチャを含むことができる。ネットワークスライスは、種々の用途のために多様な要件を満たすように調整される分離されたエンドツーエンドネットワークであることができる。
【0066】
方法はまた、第1のネットワーク機能によって、1つ以上の最大ビットレートを第2のネットワーク機能に伝送することも含み得、第2のネットワーク機能は、1つ以上の最大ビットレートに従って、端末のためのネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている(ブロック1004)。
【0067】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する。
【0068】
いくつかの実施形態において、第2のネットワーク機能は、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、1つ以上の最大ビットレートに従って、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意の総最大ビットレートを限定することによって、1つ以上の最大ビットレートに従って、ネットワークフローのビットレートを限定するように構成されている。
【0069】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの中央ユニットを備え、第2のネットワーク機能は、ネットワークノードの分散ユニットを備えている。
【0070】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの制御プレーンを備え、第2のネットワーク機能は、ネットワークノードのユーザプレーンを備えている。
【0071】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、マスタノード(MN)を備え、第2のネットワーク機能は、二次ノード(SN)を備えている。
【0072】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、第2のネットワーク機能は、第2のNG-RANノードを備えている。
【0073】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる。
【0074】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる。
【0075】
いくつかの実施形態において、方法は、MNを備えている第1のネットワーク機能によって、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、1つ以上の最大ビットレートのMN部分および1つ以上の最大ビットレートのSN部分を決定することを含む。
【0076】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートのSN部分は、S-ノード追加要求メッセージおよびS-ノード修正要求メッセージのいずれかに含まれる。
【0077】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかに含まれる。
【0078】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートを取得することは、1つ以上の最大ビットレートをコアネットワークノードから受信することを含む。
【0079】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、プロトコルデータユニット(PDU)セッションリソース設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、および経路切り替え要求確認応答メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードから受信される。
【0080】
いくつかの実施形態において、方法は、第1のネットワーク機能によって、コアネットワークノードからの1つ以上の受信されたPDUセッション総最大ビットレートに基づいて、1つ以上の最大ビットレートを計算することを含む。
【0081】
別の実施形態において、無線通信のための方法は、第2のネットワーク機能によって、端末のためのネットワークスライスに特有である1つ以上の最大ビットレートを第1のネットワーク機能から受信することを含むことができる。方法は、第2のネットワーク機能によって、1つ以上の最大ビットレートに従って、端末のためのネットワークフローのビットレートを限定することも含み得る。
【0082】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートの各々は、各ネットワークスライスまたは各ネットワークスライスタイプに対応する。
【0083】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートに従って、ネットワークフローのビットレートを限定することは、各ネットワークスライスに関して、または各ネットワークスライスタイプに関して、1つ以上の最大ビットレートに従って、全ての非保証ビットレート(非GBR)サービスの質(QoS)フローにわたって提供される任意のビットレートを限定することを含む。
【0084】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの中央ユニットを備え、第2のネットワーク機能は、ネットワークノードの分散ユニットを備えている。
【0085】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、ネットワークノードの制御プレーンを備え、第2のネットワーク機能は、ネットワークノードのユーザプレーンを備えている。
【0086】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、マスタノード(MN)を備え、第2のネットワーク機能は、二次ノード(SN)を備えている。
【0087】
いくつかの実施形態において、第1のネットワーク機能は、第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)(NG-RAN)ノードを備え、第2のネットワーク機能は、第2のNG-RANノードを備えている。
【0088】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、UEコンテキスト設定要求メッセージまたはUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる。
【0089】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、ベアラコンテキスト設定要求メッセージおよびベアラコンテキスト修正要求メッセージのいずれかに含まれる。
【0090】
いくつかの実施形態において、1つ以上の最大ビットレートは、ハンドオーバ要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかに含まれる。
【0091】
(例示的無線システム)
【0092】
図11は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が適用され得る無線通信システムの例を示す。無線通信システム1100は、1つ以上の基地局(BS)1105a、1105bと、1つ以上の無線デバイスまたは端末1110a、1110b、1110c、1110dと、コアネットワーク1125とを含むことができる。基地局1105a、1105bは、1つ以上の無線セクタにおいて無線デバイス1110a、1110b、1110c、および1110dに無線サービスを提供することができる。いくつかの実装では、基地局1105a、1105bは、異なるセクタにおいて無線サービスエリアを提供するために、2つ以上の指向性ビームを生成するための指向性アンテナを含む。基地局は、本書に説明されるように、スケジューリングセルまたは候補セルの機能性を実装し得る。
【0093】
コアネットワーク1125は、1つ以上の基地局1105a、1105bと通信することができる。コアネットワーク1125は、他の無線通信システムおよび有線通信システムとの接続性を提供する。コアネットワークは、サブスクライブされる無線デバイス1110a、1110b、1110c、および1110dに関連する情報を記憶するために、1つ以上のサービスサブスクリプションデータベースを含み得る。第1の基地局1105aは、第1の無線アクセス技術に基づいて、無線サービスを提供することができる一方、第2の基地局1105bは、第2の無線アクセス技術に基づいて、無線サービスを提供することができる。基地局1105aおよび1105bは、展開シナリオに従って、共同設置され得るか、または、現場に別個に据え付けられ得る。無線デバイス1110a、1110b、1110c、および1110dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。
【0094】
いくつかの実装では、無線通信システムは、異なる無線技術を使用する複数のネットワークを含むことができる。デュアルモードまたはマルチモード無線デバイスは、異なる無線ネットワークに接続するために使用され得る2つ以上の無線技術を含む。
【0095】
図12は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。ネットワークノードまたは基地局または端末または無線デバイス(またはUE)等のハードウェアプラットフォーム1205は、本書に提示される技術のうちの1つ以上を実装するマイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器1210を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム1205は、アンテナ1220または有線インターフェース等の1つ以上の通信インターフェースを経由して有線または無線信号を送信および/または受信するための送受信機電子機器1215を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム1205は、データを伝送および受信するための定義されたプロトコルを伴う他の通信インターフェースを実装することができる。ハードウェアプラットフォーム1205は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成された1つ以上のメモリ(明示的に図示せず)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器1210は、送受信機電子機器1215の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態において、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかは、ハードウェアプラットフォーム1205を使用して実装される。
【0096】
(結論)
【0097】
前述から、本開示の技術の具体的実施形態は、例証目的のために、本明細書に説明されているが、種々の修正が、本発明の範囲から逸脱することなく、行われ得ることを理解されたい。故に、本開示の技術は、添付の請求項による場合を除き、限定されない。
【0098】
本書に説明される開示される、および他の実施形態、モジュール、および機能的動作は、デジタル電子回路において、または本書に開示される構造およびそれらの構造的均等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアにおいて、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせにおいて実装されることができる。開示される実施形態および他の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、デー処理装置による実行のために、またはその動作を制御するためにコンピュータ読み取り可能な媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な記憶デバイス、機械読み取り可能な記憶基板、メモリデバイス、機械読み取り可能な伝搬信号をもたらす組成物、または1つ以上のそれらの組み合わせであり得る。用語「データ処理装置」は、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせを構成するコードを含むことができる。伝搬信号は、好適な受信機装置への伝送のために情報をエンコードするために発生させられる人工的に発生させられた信号、例えば、機械発生電気、光学、または電磁信号である。
【0099】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)は、コンパイル型またはインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語において書き込まれることができ、それは、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、またはコンピューティング環境内での使用のために好適な他の単位としてを含む任意の形態において展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応しない。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語ドキュメント内に記憶される1つ以上のスクリプト)を保持するファイルの一部の中に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の連携ファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を記憶するファイル)内に記憶されることができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または1つの地点に位置し、または複数の地点にわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続される、複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
【0100】
本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、1つ以上のコンピュータプログラムを実行する1つ以上のプログラマブルプロセッサによって実施され、入力データに対して動作し、出力を発生させることによって機能を実施することができる。プロセスおよび論理フローは、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置も、それとして実装されることができる。
【0101】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、例として、汎用および専用マイクロプロセッサの両方および任意の種類のデジタルコンピュータのいずれか1つ以上のプロセッサを含む。概して、プロセッサは、読み取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたは両方から命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの本質的な要素は、命令を実施するためのプロセッサおよび命令およびデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスである。概して、コンピュータは、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、または光学ディスクも含むか、それらからデータを受信するか、それらにデータを転送するために動作的に結合されるか、または、両方であろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ読み取り可能な媒体は、例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、光磁気ディスク、およびCD ROMおよびDVD-ROMディスクを含むあらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完されるか、または、その中に組み込まれることができる。
【0102】
本特許文書は、多くの詳細を含むが、これらは、任意の発明または請求され得る内容の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本特許文書に説明されるある特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実装されることもできる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴は、複数の実施形態において別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることもできる。さらに、特徴が、ある組み合わせにおいて作動するものとして上記に説明され、さらには最初にそのように請求され得るが、請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、ある場合に、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象とし得る。
【0103】
同様に、動作が、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または順次的順序で実施されること、または全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、本特許文書に説明される実施形態における種々のシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求するものとして理解されるべきではない。
【0104】
いくつかの実装および例のみが、説明され、他の実装、向上、および変形例も、本特許文書に説明および例証される内容に基づいて行われることができる。