(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-26
(45)【発行日】2024-03-05
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/214 20220101AFI20240227BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240227BHJP
【FI】
H04L51/214
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023141798
(22)【出願日】2023-08-31
【審査請求日】2023-08-31
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500007325
【氏名又は名称】アットホームホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】栗本 祐作
(72)【発明者】
【氏名】山崎 龍
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-119107(JP,A)
【文献】特開2014-063430(JP,A)
【文献】特開2017-037636(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第114124861(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0367495(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/00
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して前記メッセージに対する返信メッセージを前記第1のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
を実行させることが可能な情報処理プログラム。
【請求項2】
前記第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、前記チャネルを生成する機能をさらに実行させることが可能な請求項
1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを生成する機能をさらに実行させることが可能な請求項2を引用する請求項
2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記受信する機能は、前記第2のユーザのユーザ情報を受信することを含み、
前記チャネルを生成する機能は、前記第2のユーザのユーザ情報に紐付けられた前記第2のユーザのアカウントに基づいて前記チャネルを生成することを含む、
請求項
3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記第1の通信サービスを介して前記第1のユーザの端末に出力するための前記メッセージに関する通知を出力する機能をさらに実行させることが可能な請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記第1の通信サービスを介して前記第1のユーザの端末に出力するための前記返信メッセージに関する通知を出力する機能をさらに実行させることが可能な請求項
1に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能をさらに実行させることが可能な請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第1のユーザのアカウントから前記第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する機能と、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントから前記第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する機能と、
を実行させることが可能な
情報処理プログラム。
【請求項9】
コンピュータに、
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
前記第1の通信サービスを介して、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能
と、
を実行させることが可能
な情報処理プログラム。
【請求項10】
コンピュータに、
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
前記第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントを生成する機能と、
前記少なくとも1つのアカウントにおいて、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能と、
を実行させることが可能な情報処理プログラム。
【請求項11】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信することと、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力することと、
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して前記メッセージに対する返信メッセージを前記第1のユーザのアカウントに対して出力することと、
を備える情報処理方法。
【請求項12】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信することと、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力することと、
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第1のユーザのアカウントから前記第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力することと、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントから前記第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力することと、
を備える情報処理方法。
【請求項13】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信することと、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力することと、
前記第1の通信サービスを介して、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にすることと、
を備える情報処理方法。
【請求項14】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信することと、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力することと、
前記第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントを生成することと、
前記少なくとも1つのアカウントにおいて、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にすることと、
を備える情報処理方法。
【請求項15】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する受信部と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する出力部と、
を備え
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記出力部は、前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して前記メッセージに対する返信メッセージを前記第1のユーザのアカウントに対して出力する、
情報処理システム。
【請求項16】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する受信部と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する出力部と、
を備え、
前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記出力部は、前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第1のユーザのアカウントから前記第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力し、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントから前記第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する、
情報処理システム。
【請求項17】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する受信部と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する出力部と、
前記第1の通信サービスを介して、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする表示処理部と、
を備える、情報処理システム。
【請求項18】
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する受信部と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する出力部と、
前記第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントを生成する生成部と、
前記少なくとも1つのアカウントにおいて、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする表示処理部と、
を備える、情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、客がインターネットやスマートフォンアプリ等を利用して、多数の物件情報を一括して提供するポータルサイト等に掲載された物件情報を検索することができる不動産サービスが提供されている。ポータルサイト等を運営する不動産サービス提供者は、物件を取り扱う加盟店等の取扱店舗から物件情報を取得し、物件情報を客に提供する。客は、通常、物件情報から所望の物件を選択し、ポータルサイト等を介して当該物件を取り扱う取扱店舗に問合せを行い、取扱店舗と電子メールや電話等で連絡を取り合う。
【0003】
インターネットやスマートフォンアプリ等を利用する客の中には、電子メールや電話等よりも利用頻度が高いメッセージアプリ等のSNS(Social Networking Service)を介して取扱店舗とコミュニケーションを取りたいという要求がある。
【0004】
しかしながら、複数の取扱店舗と客が直接SNS等のメッセージサービスを介してコミュニケーションを取ることができる仕組みはない。
【0005】
そこで、ポータルサイト等を運営する不動産サービス提供者とコミュニケーションを取ることができるユーザと、当該コミュニケーションに対して応答することができる別のユーザとをメッセージサービス等を介して直接コミュニケーションできるようにする仕組みが望まれている。
【0006】
特許文献1には、SNSのユーザ間のチャットサービスにおいて、管理者、担当者、顧客の対応関係に基づいて、メッセージ送信者から受信したメッセージをメッセージ送信者と対応付けられた者に送信する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の技術では、サービス提供者とコミュニケーションを取ることができるユーザと、当該コミュニケーションに対して応答することができる別のユーザとが直接コミュニケーションを取ることができる技術は提供されていない。
【0009】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、サービス提供者と通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるユーザと、別のユーザとの間で他の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができる情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態において、情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、メッセージを第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、を実行させることが可能である。
【発明の効果】
【0011】
実施形態によれば、サービス提供者と通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるユーザと、別のユーザとの間で他の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理システムを例示するブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る第2の通信サービスサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るテーブルの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係るユーザ端末に表示される問合せ画像の一例を概略的に示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る加盟店端末に表示されるメッセージ画像の一例を概略的に示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるメッセージ画像の一例を概略的に示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る情報処理システムによる情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施形態)
以下、図面を用いて実施形態について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】
(構成例)
図1は、実施形態に係る情報処理システム100を例示するブロック図である。
情報処理システム100は、例えば、不動産の物件情報を提供するポータルサイト等の不動産サービスにおいて、客が、ポータルサイト等の運営を行う不動産サービス提供者に対して物件に関する問合せを行うと、物件を取り扱う物件取扱店舗とコミュニケーションを取ることができる通信サービスを提供するためのシステムである。不動産サービスは、複数の物件取扱店舗から提供される物件情報を一括して提供するサービスである。物件取扱店舗は、不動産物件に関する物件情報の管理、不動産物件の管理、不動産物件の賃貸、購入の仲介等を行う会社、又は店舗等を示す。物件取扱店舗は、例えば、不動産会社、不動産仲介会社、不動産エージェント等を含む。物件取扱店舗は、不動産サービス提供者に物件情報を提供する。物件取扱店舗は、不動産サービスの加盟店を含む。物件取扱店舗は、取扱店舗、店舗、又は加盟店ともいう。
【0015】
客は、不動産サービスを利用して、所望の物件を検索することができる。客は、不動産サービスにより提供される物件情報から所望の物件を見つける。所望の物件を見つけた客は、当該物件を管理する物件取扱店舗とコミュニケーションを取るため、第1の通信サービスを介して、不動産サービス提供者に問合せメッセージを送信する。第1の通信サービスは、例えば、SNS等のメッセージサービスを含む。第1の通信サービスは、チャットサービスであってもよい。第1の通信サービスは、客のアカウントと不動産サービス提供者のアカウントとの間でメッセージのやり取りを行うことができるサービスである。客は、第2の通信サービスを介して物件取扱店舗とコミュニケーションを取ることができる。第2の通信サービスは、第1の通信サービスとは異なる通信サービスである。第2の通信サービスは、例えば、SNS等のメッセージサービスを含む。第2の通信サービスは、チャットサービスであってもよい。第2の通信サービスは、客のアカウントと物件取扱店舗のアカウントとの間でメッセージのやり取りを行うことができるサービスである。例えば、客は、第2の通信サービスを介して物件取扱店舗に対して物件の詳細情報の問合せ、空室状況の問合せ、見学予約等を行うことができる。
【0016】
情報処理システム100は、第2の通信サービスサーバ1、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4を含む。第2の通信サービスサーバ1、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークNWは、インターネットである。ネットワークは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。なお、情報処理システム100は、第2の通信サービスサーバ1、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4のうちの少なくとも2つの機器を含むシステムを指すこともある。
【0017】
第2の通信サービスサーバ1は、データを収集し、収集したデータを処理する装置である。装置は、コンピュータを含む。第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスを提供する。第2の通信サービスサーバ1は、ネットワークを介して、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4と通信自在に接続する。第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4から種々のデータを受け取り、第1の通信サービスサーバ2、ユーザ端末3、及び加盟店端末4に種々のデータを出力する。第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスを介して、ユーザ端末3の第1のユーザのアカウント、及び加盟店端末4の第2のユーザのアカウントとの間でメッセージの送受信を行う。第2の通信サービスサーバ1は、情報処理装置の一例である。第2の通信サービスサーバ1の構成例については後述する。
【0018】
第1の通信サービスサーバ2は、データを収集し、収集したデータを処理する装置である。装置は、コンピュータを含む。第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを提供する。第1の通信サービスサーバ2は、ネットワークを介して、第2の通信サービスサーバ1、ユーザ端末3、及び加盟店端末4と通信自在に接続する。第1の通信サービスサーバ2は、第2の通信サービスサーバ1、ユーザ端末3、及び加盟店端末4から種々のデータを受け取り、第2の通信サービスサーバ1、ユーザ端末3、及び加盟店端末4に種々のデータを出力する。第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを介して、ユーザ端末3のユーザのアカウント、及び不動産サービス提供者のアカウントとの間でメッセージの送受信を行う。
【0019】
ユーザ端末3は、他の装置と通信可能な装置である。ユーザ端末3は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、又は、タブレット端末等である。ユーザ端末3は、第1の通信サービスを介して、不動産サービス提供者の端末と通信可能な装置である。ユーザ端末3は、第2の通信サービスを介して、加盟店端末4と通信可能な装置である。ユーザ端末3は、情報処理端末の一例である。ユーザ端末3は、不動産サービスを利用するユーザにより使用される。情報処理システム100は、複数のユーザ端末3を含み得る。以下の説明では、ユーザ端末3のユーザは、第1のユーザの一例である。ユーザは、客、又は人と読み替えてもよい。
【0020】
加盟店端末4は、他の装置と通信可能な装置である。加盟店端末4は、PC、スマートフォン、又は、タブレット端末等である。加盟店端末4は、第2の通信サービスを介して、ユーザ端末3と通信可能な装置である。加盟店端末4は、情報処理端末の一例である。加盟店端末4は、不動産サービスに物件情報を提供する加盟店のスタッフ等により使用される。加盟店は、物件取扱店舗、不動産会社、不動産仲介会社、不動産エージェントと読み替えてもよい。スタッフは、社員、店員、ユーザ、又は、人と読み替えてもよい。以下の説明では、加盟店端末4のユーザは、第2のユーザの一例である。加盟店端末4のユーザは、別のユーザの一例である。
【0021】
第2の通信サービスサーバ1の構成例について説明する。
第2の通信サービスサーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14を含む装置である。第2の通信サービスサーバ1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
図1では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0022】
プロセッサ11は、第2の通信サービスサーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ11は、第2の通信サービスサーバ1のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ11は、1つ以上のプロセッサを含む。例えば、プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサは、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に予め記憶されているプログラムをメインメモリ12に展開する。プログラムは、第2の通信サービスサーバ1のプロセッサ11に後述する各部による処理を実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ11は、メインメモリ12に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。プロセッサ11は、処理回路の一例である。
【0023】
メインメモリ12は、第2の通信サービスサーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。メインメモリ12は、プログラムを記憶する。
【0024】
補助記憶デバイス13は、第2の通信サービスサーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス13は、上述のプログラム、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ11での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス13は、上述のプログラムを記憶する。
【0025】
通信インタフェース14は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、第2の通信サービスサーバ1を他の装置と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0026】
なお、第2の通信サービスサーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。第2の通信サービスサーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0027】
図2は、実施形態に係る第2の通信サービスサーバ1の機能構成の一例を示すブロック図である。
第2の通信サービスサーバ1は、制御部110、通信制御部120、及び記憶部130を備える。制御部110、通信制御部120、及び記憶部130は、プロセッサ11が上述のプログラムを実行することで第2の通信サービスサーバ1が実現する機能である。
【0028】
制御部110は、第1の通信サービスサーバ2からデータを受信する。データは、第1のユーザによる第1の通信サービスを介したメッセージを含む。制御部110は、チャネルを生成するための認証を行う。認証は、例えば、第1のユーザとチャネルに基づいて通信を行う第2のユーザとの間で既にチャネルが存在しているか否かを判定することを含む。制御部110は、第1のユーザのアカウントを生成する。第1のユーザのアカウントは、第2の通信サービスを利用するためのアカウントである。制御部110は、第1のユーザと第2のユーザとの間のチャネルを生成する。第1の通信サービスサーバ2からデータを受信する機能は、受信部により実現されてもよい。
【0029】
制御部110は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して加盟店端末4にデータを出力する。データは、第1のユーザによる第1の通信サービスを介したメッセージを含む。制御部110は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して加盟店端末4からデータを受信する。データは、第2のユーザによる第2の通信サービスを介したメッセージを含む。制御部110は、チャネルに基づいて、第1の通信サービスを介してユーザ端末3にデータを出力する。データは、第2のユーザによる第2の通信サービスを介したメッセージに関するデータを含む。第2の通信サービスを介して加盟店端末4からデータを受信する機能は、受信部により実現されてもよい。第1の通信サービスを介してユーザ端末3にデータを出力する機能は、出力部により実現されてもよい。第2の通信サービスを介して加盟店端末4にデータを出力する機能は、出力部により実現されてもよい。
【0030】
制御部110は、第2のユーザのアカウントを生成する。制御部110は、第2のユーザに関連付けられた少なくとも1つの子アカウントを生成する。制御部110は、第2のユーザのアカウントと子アカウントを関連付けて管理する。
【0031】
通信制御部120は、制御部110からの指示にしたがって、第1の通信サービスサーバ2、加盟店端末4とのネットワークを介した通信を制御する。
【0032】
記憶部130は、第2の通信サービス用テーブル1301、及び管理用テーブル1302を記憶する。記憶部130は、制御部110からの指示に従って、第2の通信サービス用テーブル1301、及び管理用テーブル1302を記憶、又は更新する。
【0033】
図3を用いて、第2の通信サービス用テーブル1301、及び管理用テーブル1302について説明する。
図3は、実施形態に係るテーブルの一例を示す図である。
第2の通信サービス用テーブル1301は、チャネルマスタ、第2のユーザアカウントマスタ、及び第1のユーザアカウントマスタを含む。
【0034】
チャネルマスタは、チャネルを管理するテーブルである。チャネルマスタは、主キー(PK: Primary Key)としてチャネルIDを含む。チャネルIDは、チャネルを個々に識別するためにチャネル毎に割り当てられた固有の識別情報である。チャネルは、例えば、第2の通信サービスにおいて第1のユーザと第2のユーザとのコミュニケーションを可能にするための伝送路を示す。チャネルは、第2の通信サービスにおける第1のユーザのアカウントと第2のユーザのアカウントとの間でデータのやり取りを可能にする。チャネルは、第1のユーザのアカウントと第2のユーザのアカウントの組合せ毎に生成され得る。チャネルは、例えば、第1のユーザ情報、及び第2のユーザ情報に基づき生成され得る。第1のユーザ情報は、第1の通信サービスについての第1のユーザのユーザ情報である。第1のユーザ情報は、例えば、第1の通信サービスにおける第1のユーザのユーザIDを示す。第1のユーザのユーザIDは、第1の通信サービスにおいて第1のユーザを個々に識別するために第1のユーザ毎に割り当てられた固有の識別情報である。第1のユーザのユーザIDは、例えば、第1の通信サービスにおいて登録されている客のアカウントを識別可能な情報であってもよい。第1のユーザのユーザIDは、例えば、第1の通信サービスIDともいう。第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザ情報を第1の通信サービスサーバ2から受信し得る。
【0035】
第2のユーザ情報は、例えば、第2のユーザのユーザIDを示す。第2のユーザのユーザIDは、第2のユーザを個々に識別するために第2のユーザ毎に割り当てられた固有の識別情報である。第2のユーザのユーザIDは、例えば、加盟店を個々に識別するために加盟店毎に割り当てられた固有の識別情報である。第2のユーザのユーザIDは、例えば、加盟店番号である。チャネルIDは、例えば、第1の通信サービスID、及び加盟店番号を含み得る。第1のユーザのアカウントは、第2の通信サービスにおいて使用される第1のユーザに割り当てられたアカウントを示す。第1のユーザのアカウントは、例えば、第2の通信サービスにおける第1のユーザの第2の通信サービスアカウントを示す。第2のユーザのアカウントは、第2の通信サービスにおいて使用される第2のユーザに割り当てられたアカウントを示す。第2のユーザのアカウントは、例えば、第2の通信サービスにおける第2のユーザの第2の通信サービスアカウントを示す。第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスにおいて、第1のユーザのアカウントと第2のユーザのアカウント間でメッセージのやり取りを行う。
【0036】
チャネルマスタは、外部キー(FK:Foreign key)として、第2のユーザアカウントID、及び第1のユーザアカウントIDを含む。第2のユーザアカウントIDは、第2の通信サービスにおける第2のユーザのアカウントを個々に識別するために第2のユーザのアカウント毎に割り当てられた固有の識別情報である。第2のユーザアカウントIDは、例えば、第2の通信サービスにおける第2のユーザの第2の通信サービスアカウントIDを示す。第1のユーザアカウントIDは、第1の通信サービスにおける第1のユーザのアカウントを個々に識別するために第1のユーザのアカウント毎に割り当てられた固有の識別情報である。第1のユーザアカウントIDは、例えば、第2の通信サービスにおける第1のユーザの第2の通信サービスアカウントIDを示す。
【0037】
第2のユーザアカウントマスタは、第2のユーザアカウントを管理するテーブルである。第2のユーザアカウントマスタは、主キー(PK)として第2のユーザアカウントIDを含む。第2のユーザアカウントマスタの第2のユーザアカウントIDは、チャネルマスタの第2のユーザアカウントIDと1対n(nは、1以上の整数)の関係を有する。第2のユーザアカウントマスタは、外部キー(FK)として、第2のユーザ情報を含む。第2のユーザ情報は、上述のように、例えば、加盟店番号である。
【0038】
第1のユーザアカウントマスタは、第1のユーザアカウントを管理するテーブルである。第1のユーザアカウントマスタは、主キー(PK)として第1のユーザアカウントIDを含む。第1のユーザアカウントマスタの第1のユーザアカウントIDは、チャネルマスタの第1のユーザアカウントIDと1対nの関係を有する。第1のユーザアカウントマスタは、第1のユーザ情報、第1のユーザ名、及びトークンを含む。第1のユーザ情報は、上述のように、例えば、第1のユーザの第1の通信サービスIDである。第1のユーザ名は、例えば、第1の通信サービスにおいて登録されている第1のユーザの氏名、アカウント名、ユーザ名等を示す。トークンは、例えば、第1の通信サービスで使用される認証用トークンを示す。トークンは、例えば、IDトークンである。
【0039】
管理用テーブル1302は、第2のユーザマスタ、スタッフマスタ、及び物件マスタを含む。
【0040】
第2のユーザマスタは、第2のユーザの情報を管理するテーブルである。第2のユーザマスタは、主キー(PK)として第2のユーザ情報を含む。第2のユーザマスタは、会社名、住所等を含む。会社名は、第2のユーザを特定可能な名称を示す。会社名は、例えば、加盟店名である。住所は、第2のユーザの住所を特定可能な情報を示す。住所は、例えば、加盟店の住所である。
【0041】
スタッフマスタは、スタッフの情報を管理するテーブルである。スタッフは、第2のユーザに関連付けられた関連ユーザを示す。関連ユーザは、子ユーザともいう。スタッフは、例えば、第2のユーザの従業員、店員等を示す。スタッフは、例えば、加盟店の店舗スタッフである。スタッフマスタは、主キー(PK)としてスタッフIDを含む。スタッフIDは、スタッフを個々に識別するためにスタッフ毎に割り当てられた固有の識別情報である。スタッフマスタは、外部キー(FK)として、第2のユーザ情報を含む。第2のユーザ情報は、スタッフと関連付けられた第2のユーザのユーザ情報を示す。第2のユーザ情報は、例えば、スタッフが所属する加盟店の加盟店番号である。スタッフマスタの第2のユーザ情報は、第2のユーザマスタの第2のユーザ情報とn対1の関係を有する。スタッフマスタは、氏名、電話番号等を含む。氏名は、スタッフを特定可能な名称を示す。氏名は、スタッフのユーザ名等であってもよい。電話番号は、スタッフの連絡先情報を示す。電話番号は、電子メールアドレス等であってもよい。
【0042】
物件マスタは、物件情報を管理するテーブルである。物件情報は、第2のユーザから不動産サービス提供者に提供される物件情報を含む。物件マスタは、主キー(PK)として物件番号を含む。物件番号は、物件を個々に識別するために物件毎に割り当てられた固有の識別情報である。物件マスタは、外部キー(FK)として、第2のユーザ情報を含む。第2のユーザ情報は、物件情報と関連付けられた第2のユーザのユーザ情報を示す。第2のユーザ情報は、例えば、物件情報を管理する加盟店の加盟店番号である。物件マスタの第2のユーザ情報は、第2のユーザマスタの第2のユーザ情報とn対1の関係を有する。物件マスタは、物件名、住所等を含む。物件名は、物件を特定可能な名称を示す。物件名は、例えば、マンション名等を含む。住所は、物件の住所を特定可能な情報を示す。
【0043】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
なお、以下の第2の通信サービスサーバ1を主体とする説明では、第2の通信サービスサーバ1をプロセッサ11、又は制御部110と読み替えてもよい。第1の通信サービスサーバ2を主体とする説明では、第1の通信サービスサーバ2を第1の通信サービスサーバ2のプロセッサと読み替えてもよい。ユーザ端末3を主体とする説明では、ユーザ端末3をユーザ端末3のプロセッサと読み替えてもよい。加盟店端末4を主体とする説明では、加盟店端末4を加盟店端末4のプロセッサと読み替えてもよい。
【0044】
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0045】
以下の処理では、ユーザ端末3のユーザが不動産サービス提供者により提供される不動産ポータルサイト、又は不動産検索アプリ等を利用して、所望の物件について物件取扱店舗に問合せを行うものとする。問合せは、第1の通信サービスを介して行われるものとする。第1の通信サービスは、第1の通信サービスサーバ2により提供される第1の通信サービスであるとする。問合せは、第1の通信サービスを介して不動産サービス提供者に送信される。第2の通信サービスは、第1の通信サービスとは異なる通信サービスである。第2の通信サービスは、第2の通信サービスサーバ1により提供される第2の通信サービスであるとする。
【0046】
ユーザ端末3のユーザにより第1の通信サービスを介して問合せが行われる処理について
図5を参照して説明する。
図5は、実施形態に係るユーザ端末3に表示される問合せ画像の一例を概略的に示す図である。問合せ画像は、ユーザ端末3の表示デバイスに表示される。
ユーザ端末3のユーザは、「XXマンション」について第1の通信サービスを使用して問合せを行うものとする。
【0047】
問合せ画像Imaは、ユーザ端末3のユーザが問合せの手段を選択するための画像である。問合せ画像Imaは、物件名エリアAra、問合せボタンBa、Bb、及びBcを含む。問合せボタンBaは、電話で問合せを行う場合にユーザによりタッチ入力等により選択されるボタンである。問合せボタンBaは、例えば、電話機能を起動する指示を入力可能なボタンである。ユーザにより問合せボタンBaが選択されたことに応答して、問合せ画像Imaから電話をかけるための画像に遷移してもよい。問合せボタンBbは、メールで問合せを行う場合にユーザによりタッチ入力等により選択されるボタンである。問合せボタンBbは、例えば、電子メール機能を起動する指示を入力可能なボタンである。ユーザ端末3は、ユーザにより問合せボタンBbが選択されたことに応答して、問合せ画像Imaから電子メールを作成するための画像に遷移してもよい。ユーザ端末3は、ユーザにより問合せボタンBbが選択されたことに応答して、メールアプリ等を起動してもよい。問合せボタンBcは、第1の通信サービスで問合せを行う場合にユーザによりタッチ入力等により選択されるボタンである。問合せボタンBcは、例えば、第1の通信サービスを起動する指示を入力可能なボタンである。ユーザ端末3は、ユーザにより問合せボタンBcが選択されたことに応答して、表示画像は、問合せ画像Imaから問合せ画像Imbに遷移する。以下の説明では、「応答して」は、「基づいて」と読み替えてもよい。
【0048】
問合せ画像Imbは、第1の通信サービスサーバ2による認証処理を行うための画像である。問合せ画像Imbは、許可ボタンBd、及びキャンセルボタンBeを含む。許可ボタンBdは、ユーザが認証を許可する場合に、タッチ入力等により選択されるボタンである。許可ボタンBdは、例えば、認証を許可する指示を入力可能なボタンである。キャンセルボタンBeは、ユーザが認証をキャンセルする場合に、タッチ入力等により選択されるボタンである。キャンセルボタンBeは、例えば、認証をキャンセルする指示を入力可能なボタンである。ユーザにより許可ボタンBdが選択されたことに応答して、第1の通信サービスサーバ2は、認証処理を行う。認証処理は、ユーザ端末3のユーザ認証を含み得る。認証処理は、公知の技術により実現され得る。ユーザ端末3は、ユーザにより許可ボタンBdが選択されたことに応答して、表示画像は、問合せ画像Imbから問合せ画像Imcに遷移する。
【0049】
問合せ画像Imcは、第1の通信サービスを介して提供される問合せ情報を入力するための画像である。問合せ情報は、例えば、問合せを行う対象物件に関する情報、問合せ内容、ユーザの氏名、ユーザの連絡先等を含む。対象物件に関する情報は、物件名、物件番号、対象物件を管理する加盟店に関する情報を含み得る。対象物件を管理する加盟店は、問合せ先加盟店ともいう。第1の通信サービスサーバ2は、対象物件に関する情報を、ユーザにより入力されたことに応答して受信してもよいし、ユーザにより問合せボタンが選択されたことに応答して受信してもよい。問合せ内容は、問合せ先加盟店に対するメッセージを含み得る。問合せ内容は、例えば、「物件を見たい」、「詳細を知りたい」、「空室状況を知りたい」、「お店に行って相談したい」等を含む。メッセージは、第1のユーザから第2のユーザへのメッセージである。メッセージは、問合せメッセージともいう。ユーザの連絡先は、ユーザの電話番号、又は電子メールアドレスを含む。ユーザは、問合せ画像Imcに従い、必要な情報を入力する。問合せ画像Imcは、送信ボタンBfを含む。送信ボタンBfは、入力した情報を出力する指示を入力するためのボタンである。ユーザ端末3は、ユーザにより送信ボタンBfがタッチ入力等により選択されたことに応答して、ユーザにより入力された情報を第2の通信サービスサーバ1を介して、第1の通信サービスサーバ2に出力する。例えば、ユーザにより入力された情報は、第1の通信サービスにおける、不動産サービス提供者のアカウントに宛てて出力されてもよい。以下の説明では、問合せボタンBcの選択から送信ボタンBfの選択までのユーザ操作を問合せ操作という。
【0050】
以下の処理は、ユーザ端末3のユーザにより問合せ操作が行われたことに応答して開始されるものとする。
【0051】
ユーザ端末3のユーザにより問合せ操作に基づいて、ユーザ端末3は、第1のユーザ情報、第2のユーザ情報、物件番号、メッセージ等のデータを第1の通信サービスサーバ2に出力する。メッセージは、問合せ内容を含む。ユーザ端末3のユーザは、第1のユーザである。
【0052】
第2の通信サービスサーバ1は、ユーザ端末3からデータを受信する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、ユーザ端末3から、第1の通信サービスを介して出力された第2のユーザ情報、物件番号、メッセージ等のデータを受信する。メッセージは、第1のユーザから第2のユーザへのメッセージを示す。第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスサーバ2から、第1の通信サービスについての第1のユーザ情報を受信する。例えば、第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスサーバ2で発行されたワンタイムトークン等をユーザ端末3から受信する。第2の通信サービスサーバ1は、ワンタイムトークン等を第1の通信サービスサーバ2に送信する。第2の通信サービスサーバ1は、ワンタイムトークン等のレスポンスとして、第1の通信サービスサーバ2から第1のユーザ情報を受信する。
【0053】
第2の通信サービスサーバ1は、初回メッセージ受信時、以下のステップS12、S13、及びS14の処理を行う。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザから、第1の通信サービスを介して、不動産サービス提供者のアカウントに対して初めて問合せがされた場合を含む。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザから、第1の通信サービスを介して、加盟店に対して初めて問合せがされた場合を含む。初めて問合せがされた場合は、過去にユーザ端末3のユーザから問合せを受けていない場合を含む。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザから、第1の通信サービスを介して、新たな加盟店に対して初めて問合せがされた場合を含む。新たな加盟店は、ユーザ端末3のユーザが過去に問合せを行っていない加盟店を示す。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザに対して第2の通信サービスにおいて使用するアカウントが生成されていない場合を含む。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザと加盟店との間で第2の通信サービスにおいて使用するチャネルが生成されていない場合を含む。初回メッセージ受信時は、第1のユーザ情報と第2のユーザ情報との新たな組合せを受信した場合を含む。新たな組合せは、過去に第1のユーザ情報と第2のユーザ情報との組み合わせを第1の通信サービスサーバ2から受信していないことを示す。初回メッセージ受信時は、ユーザ端末3のユーザに対して第2の通信サービスにおいて使用するアカウントが以前に生成されてから所定の期間が経過した場合を含み得る。初回メッセージ受信時は、第1のユーザと第2のユーザとの間で第2の通信サービスにおいて使用するチャネルが以前に生成されてから所定の期間が経過した場合を含み得る。
【0054】
第2の通信サービスサーバ1は、認証処理を行う(ステップS12)。ステップS12では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザ情報に基づいて、ユーザ端末3のユーザについて認証処理を行う。認証処理は、例えば、過去にアカウントが生成されているか否か、又は過去にチャネルが生成されているか否か等の認証処理を含む。認証処理は、公知の技術により実現され得る。
【0055】
第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを生成する(ステップS13)。ステップS13では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを生成する。第2の通信サービスサーバ1は、例えば、第1のユーザアカウントIDを生成する。第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザアカウントマスタに第1のユーザのアカウントの情報を記憶する。
【0056】
第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスで使用するチャネルを生成する(ステップS14)。ステップS14では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する第2のユーザのアカウントを含むチャネルを生成する。チャネルは、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを含む。第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザのユーザ情報を受信したことに基づいて、チャネルを生成してもよい。第2の通信サービスサーバ1は、第2のユーザのユーザ情報に紐付けられた第2のユーザのアカウントに基づいてチャネルを生成する。
【0057】
第2の通信サービスサーバ1は、チャネルに基づいて、メッセージを第2のユーザのアカウントに対して出力する(ステップS15)。ステップS15では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、チャネルに基づいて、第1のユーザから第1の通信サービスを介して出力された第2のユーザへの問合せメッセージを第2の通信サービスを介して出力する。例えば、第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスを介して客から出力された問合せ先加盟店へのメッセージを第2の通信サービスを介して第2の通信サービスにおいて使用する加盟店アカウントに対して出力する。第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスを介して、第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする。加盟店端末4は、チャネルに基づいて、第1のユーザから第2のユーザへのメッセージを第2の通信サービスを介して受信する。
【0058】
加盟店端末4は、受信したメッセージに基づいて、第2のユーザのアカウントに対して送信されたメッセージ一覧を更新する(ステップS21)。メッセージ一覧は、チャネル毎に生成されるメッセージの一覧を示す。メッセージ一覧は、第2のユーザのアカウントと少なくとも1つの第1のユーザのアカウントの組合せ毎に生成され得る。ステップS21では、例えば、加盟店端末4は、加盟店端末4の表示デバイスに表示されるメッセージ一覧を生成する。例えば、加盟店端末4は、加盟店端末4のアカウントに対して送信されたメッセージを、問合せを行った第1のユーザ毎にメッセージ一覧を生成し得る。加盟店端末4は、第2の通信サービスサーバ1からメッセージを受信する毎にメッセージ一覧を更新し得る。加盟店端末4は、加盟店端末4の表示デバイスに、メッセージを受信したことを示すポップアップ、アイコン等による表示を行ってもよい。
【0059】
加盟店端末4の表示デバイスに表示されるメッセージ一覧に関する通知について
図6を参照して説明する。
図6は、実施形態に係る加盟店端末4に表示されるメッセージ画像の一例を概略的に示す図である。
メッセージ画像Imgは、メッセージ一覧を表示するための画像である。メッセージ画像Imgは、メッセージ一覧エリアAre、メッセージエリアArf、メッセージ入力エリアArgを含む。メッセージ一覧エリアAreは、メッセージ一覧を表示するためのエリアである。メッセージ一覧は、加盟店端末4のユーザと少なくとも1人の第1のユーザとのメッセージを一覧表示したリストを示す。メッセージ一覧は、加盟店端末4のユーザと各第1のユーザとの組み合わせ毎に生成される項目を含む。例えば、メッセージ一覧は、第1のユーザのユーザ名等により識別可能な項目を含む。第2の通信サービスサーバ1が、加盟店端末4のユーザである加盟店「BBB店」に対して、客「aaa」、及び「bbb」からの問合せメッセージを受信した場合について説明する。メッセージ一覧は、加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージが閲覧可能な項目、及び加盟店「BBB店」と客「bbb」とのメッセージが閲覧可能な項目を含む。メッセージ一覧エリアAreは、加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージが閲覧可能な項目Itc、及び加盟店「BBB店」と客「bbb」とのメッセージが閲覧可能な項目Itdを含む。項目Itcは、例えば、加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。項目Itdは、例えば、加盟店「BBB店」と客「bbb」とのメッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。
【0060】
加盟店端末4のユーザにより、項目Itcがタッチ入力等により選択されると、加盟店端末4は、加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージの詳細を閲覧可能にする。加盟店端末4のユーザにより、項目Itdがタッチ入力等により選択されると、加盟店端末4は、加盟店「BBB店」と客「bbb」とのメッセージの詳細を閲覧可能にする。メッセージ一覧は、新着メッセージが届いたことを示すアイコン等を含んでもよい。これにより、加盟店端末4のユーザは、メッセージ一覧のうちどの項目に対するメッセージに新着メッセージが届いたかを認識することができる。メッセージ一覧は、第2の通信サービスサーバ1の処理に応じて更新され得る。例えば、メッセージ一覧は、第2の通信サービスサーバ1が、第2の通信サービスを介してメッセージを受信、又は出力する毎に更新され得る。
【0061】
加盟店端末4のユーザにより、項目Itcがタッチ入力等により選択されると、加盟店端末4は、メッセージエリアArfに加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージの詳細を表示する。メッセージエリアArfは、第2の通信サービスを介した、加盟店「BBB店」と客「aaa」とのメッセージの詳細が閲覧可能な画像である。メッセージの詳細は、メッセージの履歴を含む。加盟店「BBB店」と客「aaa」とのアカウント間のメッセージは、双方向のメッセージのやり取りを含む。メッセージのやり取りは、双方向のアカウント間のメッセージの送受信を示す。メッセージのやり取りは、リアルタイムのアカウント間のメッセージの送受信を含み得る。メッセージは、送信者を識別可能な情報を含んでもよい。識別可能な情報は、例えば、客「aaa」のアイコン等を含む。メッセージは、テキスト、画像、音声、動画等の情報を含み得る。
【0062】
メッセージ入力エリアArgは、ユーザによりテキスト入力等が可能なエリアである。メッセージ入力エリアArgは、メッセージを送信するための送信ボタンを含んでもよい。メッセージ入力エリアArgにおいて、ユーザにより入力操作がされたことに基づいて、加盟店端末4は、メッセージエリアArfを更新し得る。加盟店端末4は、ユーザにより入力操作がされたことに基づいて、入力された情報を第2の通信サービスサーバ1に出力する。
【0063】
メッセージ画像Imgは、メッセージタブBi、及びチャットタブBjを含む。メッセージタブBiは、第2の通信サービスを介したユーザ端末3と加盟店端末4との間のメッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。チャットタブBjは、第2の通信サービスを介した複数の加盟店端末4間によるチャットを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。加盟店端末4のユーザによりチャットタブBjがタッチ入力等により選択されると、複数の加盟店端末4のユーザのアカウント間で第2の通信サービスを介したメッセージのやり取りを行うことができる。複数の加盟店端末4は、後述する子アカウントを使用してメッセージのやり取りを行う。加盟店端末4は、ユーザによるタブを介した切替操作に基づいて、第2の通信サービスサーバ1により実現される第2の通信サービスを介した、ユーザ端末3のアカウントと加盟店端末4のアカウントとの間のメッセージのやり取りと、複数の加盟店端末4のアカウント間のメッセージのやり取りを行うことができる。
【0064】
【0065】
第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスを介してユーザ端末3に出力するための問合せメッセージに関する通知を出力する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、問合せメッセージを加盟店端末4に出力したことに基づいて、問合せメッセージに関する通知を第1の通信サービスサーバ2に出力する。問合せメッセージに関する通知は、例えば、問合せメッセージを問合せ先加盟店に送ったことを示す通知である。問合せメッセージに関する通知は、例えば、「問合せメッセージを加盟店BBBに送りました」等を示すテキスト情報を含み得る。加盟店端末4は、問合せ先加盟店の一例である。
【0066】
第1の通信サービスサーバ2は、問合せメッセージに関する通知をユーザ端末3に出力する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを介して、第1の通信サービスにおいて使用する第1のユーザのユーザアカウントに対して、問合せメッセージに関する通知を出力する。ユーザ端末3は、問合せメッセージに関する通知を受信する。ユーザ端末3は、第1の通信サービスを介して、問合せメッセージに関する通知を表示デバイスに表示する。第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを介して、問合せメッセージに関する通知をユーザ端末3に出力する。
【0067】
ユーザ端末3の表示デバイスに表示される問合せメッセージに関する通知について
図7を参照して説明する。
図7は、実施形態に係るユーザ端末3に表示されるメッセージ画像の一例を概略的に示す図である。
ユーザ端末3のユーザにより、「XXマンション」について加盟店「BBB店」に問合せを行ったものとする。
【0068】
メッセージ画像Imdは、問合せメッセージに関する通知を表示するための画像である。メッセージ画像Imdは、通知エリアArb、メッセージボタンBg、及びリンクボタンBhを含む。通知エリアArbは、各種通知を含むエリアである。
図7の例では、通知エリアArbは、問合せメッセージに関する通知を含む。問合せメッセージに関する通知は、例えば、問合せ内容、問合せ対象物件等の情報を含む。問合せ内容は、問合せ先加盟店の情報を含み得る。問合せに関する通知は、問合せメッセージを第2の通信サービスを介して問合せ先加盟店に出力したことを示す。第1の通信サービスサーバ2は、第2の通信サービスサーバ1から問合せに関する通知の情報を受信したことに応答して、第1の通信サービスを介して、問合せに関する通知の情報をユーザ端末3に出力する。
【0069】
メッセージボタンBgは、メッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なボタンである。ユーザによりメッセージボタンBgがタッチ入力等により選択されたことに応答して、表示画像は、メッセージ画像Imdからメッセージ画像Imeに遷移する。リンクボタンBhは、不動産サービスのポータルサイト等に遷移する指示を入力可能なボタンである。ユーザによりリンクボタンBhがタッチ入力等により選択されたことに応答して、表示画像は、メッセージ画像Imdからポータルサイト等に遷移する。
【0070】
メッセージ画像Imeは、第2の通信サービスサーバ1により提供される第2の通信サービスを介したメッセージが閲覧可能な画像である。第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスを介して、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする。メッセージ画像Imeは、例えば、メッセージ一覧エリアArcを含む。メッセージ一覧エリアArcは、メッセージ一覧を表示するためのエリアである。メッセージ一覧は、ユーザ端末3のユーザと少なくとも1つの加盟店とのメッセージを一覧表示したリストを示す。メッセージ一覧は、ユーザ端末3のユーザと各加盟店端末4との組み合わせ毎に生成される項目を含む。例えば、メッセージ一覧は、加盟店端末4を使用する加盟店名等により識別可能な項目を含む。
【0071】
ユーザ端末3のユーザが加盟店「AAA店」、及び「BBB店」に問合せメッセージを送った場合について説明する。メッセージ一覧は、ユーザと「AAA店」とのメッセージが閲覧可能な項目、及びユーザと「BBB店」とのメッセージが閲覧可能な項目を含む。メッセージ一覧エリアArcは、ユーザと「AAA店」とのメッセージが閲覧可能な項目Ita、及びユーザと「BBB店」とのメッセージが閲覧可能な項目Itbを含む。項目Itaは、例えば、ユーザと「AAA店」とのメッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。項目Itbは、例えば、ユーザと「BBB店」とのメッセージを閲覧可能な画像に遷移する指示を入力可能なタブ、又はボタンである。
【0072】
ユーザ端末3のユーザにより、項目Itaがタッチ入力等により選択されると、表示画像は、ユーザと「AAA店」とのメッセージの詳細が閲覧可能な画像に遷移する。ユーザ端末3のユーザにより、項目Itbがタッチ入力等により選択されると、表示画像は、ユーザと「BBB店」とのメッセージの詳細が閲覧可能な画像に遷移する。メッセージ一覧は、新着メッセージが届いたことを示すアイコン等を含んでもよい。これにより、ユーザ端末3のユーザは、メッセージ一覧のうちどの項目に対するメッセージに新着メッセージが届いたかを認識することができる。メッセージ一覧は、第2の通信サービスサーバ1の処理に応じて更新され得る。例えば、メッセージ一覧は、第2の通信サービスサーバ1が、第2の通信サービスを介してメッセージを受信、又は出力する毎に更新され得る。
【0073】
ユーザ端末3のユーザにより、項目Itbがタッチ入力等により選択されると、表示画像は、メッセージ画像Imeからメッセージ画像Imfに遷移する。メッセージ画像Imfは、第2の通信サービスを介した、ユーザと「BBB店」とのメッセージの詳細が閲覧可能な画像である。メッセージの詳細は、メッセージの履歴を含む。メッセージ画像Imfは、ユーザと「BBB店」との間のメッセージを示すメッセージエリアArdaを含む。ユーザと「BBB店」とのアカウント間のメッセージは、双方向のメッセージのやり取りを含む。メッセージのやり取りは、双方向のアカウント間のメッセージの送受信を示す。メッセージのやり取りは、リアルタイムのアカウント間のメッセージの送受信を含み得る。メッセージは、メッセージの送信者を識別可能な情報を含んでもよい。メッセージの送信者は、加盟店端末4のユーザを含む。識別可能な情報は、例えば、送信者のアイコン等を含む。メッセージは、テキスト、画像、音声、動画等の情報を含み得る。メッセージ画像Imfは、メッセージ入力エリアArdbを含む。メッセージ入力エリアArdbは、ユーザによりテキスト入力等が可能なエリアである。メッセージ入力エリアArdbは、メッセージを送信するための送信ボタンを含んでもよい。メッセージ入力エリアArdbにおいて、ユーザにより入力操作がされたことに基づいて、ユーザ端末3は、メッセージエリアArdaを更新し得る。ユーザ端末3は、ユーザにより入力操作がされたことに基づいて、入力された情報を第2の通信サービスサーバ1に出力する。
【0074】
【0075】
加盟店端末4は、加盟店端末4のユーザの操作に基づいて、返信メッセージを第2の通信サービスサーバ1に出力する(ステップS22)。ユーザの操作は、加盟店端末4のユーザによるテキスト入力等を含む。返信メッセージは、問合せメッセージに関連するメッセージを示す。返信メッセージは、問合せメッセージに対する返信を内容とするメッセージを含む。ステップS22では、例えば、加盟店端末4は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して、返信メッセージを第1のユーザアカウントに対して出力する。例えば、問合せ先加盟店のスタッフは、問合せメッセージに対する返信メッセージを、加盟店端末4を介して入力する。加盟店端末4は、返信メッセージを第2の通信サービスを介して出力する。
【0076】
第2の通信サービスサーバ1は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して返信メッセージを加盟店端末4から受信する(ステップS17)。第2の通信サービスサーバ1は、返信メッセージを第2の通信サービスを介して、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントへ出力する。
【0077】
第2の通信サービスサーバ1は、第1の通信サービスを介してユーザ端末3に出力するための返信メッセージに関する通知を出力する(ステップS18)。ステップS18では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、返信メッセージを加盟店端末4から受信したことに基づいて返信メッセージに関する通知を第1の通信サービスサーバ2に出力する。返信メッセージに関する通知は、例えば、返信メッセージが問合せ先加盟店から届いたことを示す通知である。返信メッセージに関する通知は、例えば、「返信メッセージが届きました」等を示すテキスト情報を含み得る。
【0078】
第1の通信サービスサーバ2は、返信メッセージに関する通知をユーザ端末3に出力する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを介して、第1の通信サービスにおいて使用する第1のユーザのユーザアカウントに対して、返信メッセージに関する通知を出力する。ユーザ端末3は、返信メッセージに関する通知を受信する。ユーザ端末3は、第1の通信サービスを介して、返信メッセージに関する通知を表示デバイスに表示する。第1の通信サービスサーバ2は、第1の通信サービスを介して、返信メッセージに関する通知をユーザ端末3に出力する。ユーザ端末3における返信メッセージに関する通知の表示は、問合せメッセージに関する通知の表示の処理と同様の処理により行われる。
【0079】
ユーザ端末3は、ユーザの操作に基づいて、返信メッセージに対するメッセージを出力する。ユーザ端末3は、第2の通信サービスを介して、返信メッセージに対するメッセージを第2の通信サービスサーバ1に出力する。返信メッセージに対するメッセージは、返信メッセージに関連するメッセージを含む。返信メッセージに対するメッセージは、返信メッセージに対する返信メッセージを含む。返信メッセージに対するメッセージは、メッセージの宛先となる加盟店端末4のユーザの第2のユーザ情報、及びメッセージ等のデータを含む。メッセージの宛先は、例えば、問合せ先加盟店である。
【0080】
第2の通信サービスサーバ1は、ユーザ端末3からデータを受信する(ステップS19)。ステップS19では、例えば、ユーザ端末3は、第1の通信サービスを介して、第2の通信サービスサーバ1に第2のユーザ情報、メッセージ等のデータを送信する。第2の通信サービスサーバ1は、ユーザ端末3から送信されたデータを受信する。第2の通信サービスサーバ1は、第2のユーザ情報に基づいて、メッセージを送信するチャネルを特定する。第2の通信サービスサーバ1は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して、第1のユーザのアカウントから第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する。
【0081】
加盟店端末4は、第2の通信サービスを介して、第2のユーザのアカウントに対して新着メッセージが届いたか否かを監視する。加盟店端末4は、監視指示を第2の通信サービスサーバ1に出力する。加盟店端末4は、所定の間隔で監視指示を第2の通信サービスサーバ1に出力してもよい。第2の通信サービスサーバ1は、監視指示に基づいて、メッセージ一覧を加盟店端末4に出力する。第2の通信サービスサーバ1は、第2のユーザのアカウントに対して新着メッセージの受信に基づいて、メッセージ一覧を加盟店端末4に出力してもよい。第2の通信サービスサーバ1は、新着メッセージを加盟店端末4に出力してもよい。
【0082】
加盟店端末4は、第2の通信サービスサーバ1から、メッセージ一覧を受信したことに基づいて、メッセージ一覧を更新する(ステップS23)。加盟店端末4は、ステップS21と同様に、メッセージ一覧を更新する。
【0083】
加盟店端末4は、ユーザの操作に基づいて、第2の通信サービスを介して、新着メッセージに対するメッセージを第2の通信サービスサーバ1に出力する。新着メッセージは、例えば、返信メッセージに対する返信メッセージである。新着メッセージは、ユーザ端末3のユーザにより出力された新たなメッセージであってもよい。新着メッセージに対するメッセージは、新着メッセージに関連するメッセージを含む。新着メッセージに対するメッセージは、新着メッセージに対する返信メッセージを含む。
【0084】
加盟店端末4は、第2の通信サービスを介して、第2の通信サービスサーバ1へ新着メッセージに対するメッセージに関するデータを送信する。第2の通信サービスサーバ1は、加盟店端末4から送信されたデータを受信する。第2の通信サービスサーバ1は、例えば、加盟店端末4から、第1のユーザ情報、メッセージ等のデータを受信する。第2の通信サービスサーバ1は、第1のユーザ情報に基づいて、メッセージを送信するチャネルを特定する。第2の通信サービスサーバ1は、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して、第2のユーザのアカウントから第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する。
【0085】
この例によれば、第2の通信サービスサーバ1は、ポータルサイト等を運営する不動産サービス提供者に対してSNS等のメッセージサービスを介して問合せを行った客であるユーザ端末3のユーザと、問合せ先の加盟店である加盟店端末4のユーザとの間でコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。ユーザ端末3のユーザは、第2の通信サービスを介して加盟店端末4のユーザと直接コミュニケーションを取ることができる。そのため、第2の通信サービスサーバ1は、サービス提供者と第1の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるユーザ端末3のユーザと、加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0086】
情報処理システム100による子アカウント生成処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る情報処理システム100による情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【0087】
第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスで使用する加盟店端末4の親アカウントを生成する(ステップS101)。親アカウントは、加盟店端末4のユーザのユーザアカウントである。親アカウントは、第2のユーザのアカウントの一例である。第2の通信サービスサーバ1は、例えば、加盟店端末4のユーザにより第2の通信サービスを利用するための登録操作が行われた場合に親アカウントを生成してもよい。
【0088】
加盟店端末4は、子アカウント生成要求を第2の通信サービスサーバ1に出力する。子アカウント生成要求は、子アカウントを生成することを要求する指示を示す。子アカウントは、親アカウントに紐づけられたアカウントを示す。子アカウントは、第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントの一例である。子アカウントは、例えば、加盟店のスタッフ等により使用されるアカウントである。加盟店のスタッフ等は、加盟店端末4を使用するユーザを含む。子アカウントは、1つの加盟店に加盟店端末4が複数ある場合にそれぞれの加盟店端末4のユーザについて生成され得る。子アカウントは、親アカウント、及び他の子カウントとの少なくとも一方との間で、第2の通信サービスを介したメッセージの送受信を行うことができる。
【0089】
第2の通信サービスサーバ1は、子アカウント生成要求に基づいて、子アカウントを生成する(ステップS102)。ステップS102では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、子アカウントのユーザのユーザ情報の受信に基づいて、第2の通信サービスで使用する子アカウントを生成する。子アカウントのユーザのユーザ情報は、例えば、スタッフID等である。第2の通信サービスサーバ1は、例えば、子アカウントのアカウントIDを生成する。第2の通信サービスサーバ1は、子アカウントの情報を記憶部130に記憶する。第2の通信サービスサーバ1は、子アカウントの生成に基づいて、子アカウント生成完了通知を加盟店端末4に出力する。
【0090】
第2の通信サービスサーバ1は、親アカウントと子アカウントの関連付けを行う(ステップS103)。ステップS103では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、親アカウントと子アカウントを紐づけて記憶部130に記憶する。
【0091】
情報処理システム100による子アカウントにより第2の通信サービスにログインされた場合の処理の手順について説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理システム100による情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【0092】
以下の処理は、加盟店端末4のユーザが、子アカウントで第2の通信サービスにログインしたことに基づいて開始される。
【0093】
加盟店端末4は、子アカウントでのログイン処理を行う(ステップS211)。加盟店端末4は、子アカウントによるログイン情報を第2の通信サービスサーバ1に出力する。ログイン情報は、例えば、子アカウントのアカウントID等を含む。
【0094】
第2の通信サービスサーバ1は、子アカウントに紐づけられた親アカウントの情報を特定する(ステップS201)。ステップS201では、例えば、第2の通信サービスサーバ1は、記憶部130に記憶された情報を参照して、子アカウントに紐づけられた親アカウントを特定する。
【0095】
加盟店端末4は、第2の通信サービスを介して、親アカウントに対して新着メッセージが届いたか否かを監視する。加盟店端末4は、監視指示を第2の通信サービスサーバ1に出力する。加盟店端末4は、所定の間隔で監視指示を第2の通信サービスサーバ1に出力してもよい。
【0096】
第2の通信サービスサーバ1は、第2の通信サービスを介した第1のユーザアカウントから親アカウントへの新着メッセージを受信する(ステップS202)。第2の通信サービスサーバ1は、親アカウントにおいて新着メッセージを受信したことに基づいて、メッセージ一覧を加盟店端末4に出力する。第2の通信サービスサーバ1は、新着メッセージを加盟店端末4に出力してもよい。第2の通信サービスサーバ1は、子アカウントにおいて、親アカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする。
【0097】
加盟店端末4は、第2の通信サービスサーバ1から、メッセージ一覧を受信したことに基づいて、メッセージ一覧を更新する(ステップS212)。加盟店端末4は、ステップS21と同様に、メッセージ一覧を更新する。加盟店端末4は、
図6に示すメッセージ画像Imgと同様のメッセージ画像を表示デバイスに表示する。加盟店端末4のユーザは、メッセージ画像に基づいて、メッセージの詳細を閲覧することができる。加盟店端末4のユーザは、親アカウントに対するメッセージに対して、返信メッセージを入力することができる。
【0098】
この例によれば、加盟店端末4のユーザにより子アカウントで第2の通信サービスにログインされた場合でも、第2の通信サービスを介して、子アカウントに紐づけられた親アカウントに対して出力されたユーザ端末3のユーザからのメッセージを閲覧することができる。加盟店端末4のユーザは、子アカウントで第2の通信サービスにログインした場合でも、親アカウントに対して出力されたメッセージに対して返信メッセージを出力することができる。
【0099】
(効果)
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信させ、第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、メッセージを第2のユーザのアカウントに対して出力させることができる。例えば、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第1の通信サービスを介して客のユーザ端末から出力されたユーザ情報、及び加盟店へのメッセージを受信し、受信した情報に基づいて、第2の通信サービスを介して加盟店のアカウントに客からのメッセージを出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、サービス提供者と第1の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができる客と、加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0100】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、第2の通信サービスを介してメッセージに対する返信メッセージを第1のユーザアカウントに対して出力するさせることができる。例えば、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスで使用する客のアカウントに対して、加盟店からの返信メッセージを出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介して双方向のコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0101】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、チャネルを生成させることができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して客のユーザ端末から出力されたユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用するチャネルを生成することができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第1の通信サービスを介して受信したユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用する第1のユーザと第2のユーザとのメッセージを送受信するためのチャネルを生成させることができる。これにより、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0102】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを生成することができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して客のユーザ端末から出力されたユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用する客のアカウントを生成することができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第1の通信サービスを介して受信したユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントを生成させることができる。これにより、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0103】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第2のユーザのユーザ情報を受信させ、第2のユーザのユーザ情報に紐付けられた第2のユーザのアカウントに基づいてチャネルを生成させることができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して客のユーザ端末から出力された加盟店のユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用するチャネルを生成することができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第1の通信サービスを介して受信した第2のユーザのユーザ情報に基づいて、第2の通信サービスで使用する第1のユーザと第2のユーザとのメッセージを送受信するためのチャネルを生成させることができる。これにより、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0104】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1の通信サービスを介して第1のユーザの端末に出力するためのメッセージに関する通知を出力させることができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して、客からの問合せメッセージを問合せ先加盟店に宛てて送信したことを示す通知を、ユーザ端末に出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスを介してメッセージが加盟店端末4に出力されたことをユーザ端末3のユーザに通知することができる。これにより、ユーザ端末3のユーザは、第1の通信サービスを介して、メッセージが問合せ先加盟店に送られたことを確認することができる。このように、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介したコミュニケーションの利便性を高めることができる。
【0105】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1の通信サービスを介して第1のユーザの端末に出力するための返信メッセージに関する通知を出力させることができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して、問合せ先加盟店からの問合せメッセージに対する返信メッセージを問合せ先加盟店から受信したことを示す通知を、ユーザ端末に出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスを介して返信メッセージが加盟店端末4から出力されたことをユーザ端末3のユーザに通知することができる。これにより、ユーザ端末3のユーザは、第1の通信サービスを介して、返信メッセージが問合せ先加盟店から送られたことを確認することができる。このように、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介したコミュニケーションの利便性を高めることができる。
【0106】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して、第1のユーザのアカウントから第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力させ、チャネルに基づいて、第2の通信サービスを介して、第2のユーザのアカウントから第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力させることができる。例えば、第2の通信サービスで使用する客アカウントと加盟店アカウントとの間でメッセージの送受信を行うチャネルが生成された後は、第2の通信サービスを介してチャネルに基づいて客のアカウントと加盟店のアカウントとの間でメッセージのやり取りを行うことができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスを介して第1のユーザのアカウントと第2のユーザのアカウントとのメッセージの送受信を行わせることができる。これにより、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるサービスを提供することができる。
【0107】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1の通信サービスを介して、第2の通信サービスで使用する第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にさせることができる。例えば、情報処理プログラムは、第1の通信サービスを介して、客と加盟店との間のメッセージの一覧をユーザ端末に出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスを介したメッセージの一覧をユーザ端末3のユーザに閲覧可能にすることができる。これにより、ユーザ端末3のユーザは、第1の通信サービスを介して、第2の通信サービスを介したメッセージのやり取りを確認することができる。このように、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介したコミュニケーションの利便性を高めることができる。
【0108】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第2の通信サービスを介して、第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にさせることができる。例えば、情報処理プログラムは、第2の通信サービスを介した客と加盟店との間のメッセージの一覧を加盟店端末に出力させることができる。そのため、情報処理プログラムは、第2の通信サービスサーバ1に、第2の通信サービスを介したメッセージの一覧を加盟店端末4のユーザに閲覧可能にすることができる。これにより、加盟店端末4のユーザは、第2の通信サービスを介したメッセージのやり取りを容易に確認することができる。このように、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介したコミュニケーションの利便性を高めることができる。
【0109】
実施形態の情報処理プログラムは、コンピュータに、第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントを生成させ、少なくとも1つのアカウントにおいて、第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にさせることができる。例えば、情報処理プログラムは、親アカウントに紐づけられた子アカウントにより第2の通信サービスにログインされた場合に、親アカウントと客との間のメッセージの一覧を閲覧可能にすることができる。そのため、加盟店に所属する複数のスタッフのそれぞれが、子アカウントで第2の通信サービスにログインした場合でも、親アカウントと客との間のメッセージの一覧を閲覧することができる。これにより、複数の加盟店端末4のユーザは、第2の通信サービスを介した客と親アカウントのメッセージのやり取りを容易に確認することができる。このように、情報処理プログラムは、ユーザ端末3のユーザと加盟店端末4のユーザとの間で第2の通信サービスを介したコミュニケーションの利便性を高めることができる。
【0110】
(他の実施形態)
上述の実施形態では、不動産サービスにおいて、第1のユーザを客とし、第2のユーザを不動産サービス提供者とは異なり、サービス提供者に情報を提供する加盟店として説明したが、これに限られない。第2のユーザは、サービスを提供するサービス提供者であってもよい。第2のユーザは、サービス提供者である企業、又は会社等の従業員であってもよい。サービス提供者が企業、又は会社等である場合、第2のユーザは、支店、事業所等であってもよい。
【0111】
サービスは、不動産サービスに限られず、複数の情報提供者からの情報を集約するサービスを含み得る。サービスは、例えば、飲食店等の情報を提供するサービス、自動車等の情報を提供するサービスであってもよい。
【0112】
第1の通信サービス、及び第2の通信サービスは、同種の通信手段であってもよいし、異なる種類の通信手段であってもよい。例えば、通信手段は、アプリを用いた通信手段、及びWEBブラウザを用いた通信手段等を含む。第1の通信サービスは、同種の通信サービスであってもよいし、異なる種類の通信サービスであってもよい。
【0113】
情報処理装置は、第2の通信サービスサーバ1のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0114】
上述の実施形態は、装置だけでなく、装置が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、装置のコンピュータに各機能を実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。上述の実施形態は、プログラムを記憶する記録媒体に適用されてもよい。上述の実施形態は、システムだけでなく、システムに含まれる複数の要素が実行する方法に適用されてもよい。
【0115】
処理回路は、複数の機能による複数の処理を実現する1つ以上の回路を含む。例えば、回路は、プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(field-Programmable Gate Array)であるが、これらに限定されない。
【0116】
処理回路を構成する1つ以上の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの1つ以上の処理を実行する。処理回路が単一の回路で構成される場合、単一の回路は、複数の処理の全部を実行する。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの一部を実行する。複数の処理のうちの一部は、複数の処理のうちの1つでもよいし、複数の処理のうちの2つ以上でもよい。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路は、1つの装置に含まれていてもよいし、複数の装置に分散していてもよい。
【0117】
プログラムは、装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0118】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0119】
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0120】
(付記)
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
(1) コンピュータに、
第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
を実行させることが可能な情報処理プログラム。
(2) 前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して前記メッセージに対する返信メッセージを前記第1のユーザのアカウントに対して出力する機能と、
をさらに実行させることが可能な(1)に記載の情報処理プログラム。
(3) 前記第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、前記チャネルを生成する機能をさらに実行させることが可能な(1)又は(2)に記載の情報処理プログラム。
(4) 前記第1のユーザのユーザ情報の受信に基づいて、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを生成する機能をさらに実行させることが可能な(2)を引用する(3)に記載の情報処理プログラム。
(5) 前記受信する機能は、前記第2のユーザのユーザ情報を受信することを含み、
前記チャネルを生成する機能は、前記第2のユーザのユーザ情報に紐付けられた前記第2のユーザのアカウントに基づいて前記チャネルを生成することを含む、
(4)に記載の情報処理プログラム。
(6) 前記第1の通信サービスを介して前記第1のユーザの端末に出力するための前記メッセージに関する通知を出力する機能をさらに実行させることが可能な(1)に記載の情報処理プログラム。
(7) 前記第1の通信サービスを介して前記第1のユーザの端末に出力するための前記返信メッセージに関する通知を出力する機能をさらに実行させることが可能な(2)に記載の情報処理プログラム。
(8) 前記チャネルは、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントを含み、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第1のユーザのアカウントから前記第2のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する機能と、
前記チャネルに基づいて、前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントから前記第1のユーザのアカウントに対するメッセージを出力する機能と、
をさらに実行させることが可能な(1)に記載のプログラム。
(9) 前記第1の通信サービスを介して、前記第2の通信サービスで使用する前記第1のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能をさらに実行させることが可能な(1)に記載の情報処理プログラム。
(10) 前記第2の通信サービスを介して、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能をさらに実行させることが可能な(1)に記載の情報処理プログラム。
(11) 前記第2のユーザのアカウントに紐付けられた少なくとも1つのアカウントを生成する機能と、
前記少なくとも1つのアカウントにおいて、前記第2のユーザのアカウントに対して出力されたメッセージの一覧を閲覧可能にする機能と、
をさらに実行させることが可能な(1)に記載のプログラム。
(12) 第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信することと、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力することと、
を備える情報処理方法。
(13) 第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する受信部と、
前記第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する前記第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、前記メッセージを前記第2のユーザのアカウントに対して出力する出力部と、
を備える情報処理システム。
【符号の説明】
【0121】
1…第2の通信サービスサーバ、2…第1の通信サービスサーバ、3…ユーザ端末、4…加盟店端末、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インタフェース、100…情報処理システム、110…制御部、120…通信制御部、130…記憶部、1301…第2の通信サービス用テーブル、1302…管理用テーブル、Ara…物件名エリア、Arb…通知エリア、Arc…メッセージ一覧エリア、Arda…メッセージエリア、Ardb…メッセージ入力エリア、Are…メッセージ一覧エリア、Arf…メッセージエリア、Arg…メッセージ入力エリア、Ba…ボタン、Bb…ボタン、Bc…ボタン、Bd…許可ボタン、Be…キャンセルボタン、Bf…送信ボタン、Bg…メッセージボタン、Bh…リンクボタン、Bi…メッセージタブ、Bj…チャットタブ、Ima~Imc…問合せ画像、Imd~Img…メッセージ画像、Ita~Itd…項目、NW…ネットワーク。
【要約】
【課題】サービス提供者と通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができるユーザと、別のユーザとの間で他の通信サービスを介してコミュニケーションを取ることができる情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザの端末から第1の通信サービスを介して出力された前記第1のユーザから第2のユーザへのメッセージ、及び前記第1の通信サービスについての前記第1のユーザのユーザ情報を受信する機能と、第1のユーザのユーザ情報、及び第2の通信サービスで使用する第2のユーザのアカウントを含むチャネルに基づいて、メッセージを第2のユーザのアカウントに対して出力する機能と、を実行させることが可能である。
【選択図】
図4