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特許7444512情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-27
(45)【発行日】2024-03-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/40 20180101AFI20240228BHJP
【FI】
G16H10/40
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2023129727
(22)【出願日】2023-08-09
(62)【分割の表示】P 2023128280の分割
【原出願日】2023-08-07
【審査請求日】2023-08-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509152079
【氏名又は名称】株式会社ヘルスケアシステムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】瀧本 陽介
(72)【発明者】
【氏名】松本 美保
【審査官】吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】特許第7304111(JP,B1)
【文献】特開2018-125018(JP,A)
【文献】特開2022-051162(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00 - 80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、検査キットに固有の固有識別子と1以上の検査項目識別子と当該1以上の各検査項目識別子に対応付く検査結果とを有するユーザ検査情報が格納されるユーザ検査管理部と、
1以上の固有識別子に対応付き、検体種類識別子を有する1以上の検査キット情報が格納される検査キット管理部と、
検査項目識別子と検体種類識別子と1以上の検査項目属性値とを有する1以上の検査項目情報が格納される検査項目管理部と、
ユーザ識別子に対応付く、固有識別子を有する検査依頼をユーザ端末から受信する依頼受信部と、
前記依頼受信部が受信した前記固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になり、1以上の検査項目属性値に関する予め決められた条件を含む採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を前記検査項目管理部から取得する候補取得手段と、
前記候補取得手段が取得した前記1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得する画面構成手段と、
前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信手段と、
前記ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する選択受信手段と、
前記依頼受信部が受信した前記固有識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積し、かつ前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する依頼蓄積部と、
固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する結果受信部と、
前記結果受信部が受信した前記検査結果を前記固有識別子と前記検査項目識別子とに対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する結果蓄積部と、
ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末から受信する指示受信部と、
前記閲覧指示に対応付く前記ユーザ識別子と対になる前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記ユーザ検査管理部から取得する結果取得部と、
前記結果取得部が取得した前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記閲覧指示を送信した前記ユーザ端末に送信する結果送信部とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記候補取得手段は、
前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、当該1以上の検査項目属性値を用いて、前記採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を選択る請求項記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記候補取得手段は、
前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、当該1以上の検査項目属性値を用いて、前記採用条件を満たさない1以上の検査項目識別子を選択し、
前記画面構成手段は、
前記候補取得手段が選択した前記1以上の検査項目識別子であり、前記採用条件を満たさない1以上の検査項目識別子で識別される検査項目を選択できない画面情報を取得する請求項記載の情報処理装置。
【請求項4】
記候補取得手段が選択した前記1以上の各検査項目識別子に対して、前記採用条件を満たさない理由を特定する理由情報であり、前記採用条件と対になる理由情報、1以上の各採用条件と対になる理由情報が格納されている格納部から取得する理由取得手段をさらに具備し、
前記画面構成手段は、
前記理由取得手段が取得した前記理由情報を含む前記画面情報を取得る請求項記載の情報処理装置。
【請求項5】
検査項目識別子と1以上の他の検査項目識別子とを有する1以上の推薦情報を管理する推薦管理部と、
前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子と対になる1以上の他の検査項目識別子を前記推薦管理部から取得する推薦決定部をさらに具備し、
前記画面構成手段は、
前記推薦決定部が取得した前記1以上の他の各検査項目識別子で識別される検査項目が推薦する検査項目であることを把握可能な態様の画面情報を取得る請求項記載の情報処理装置。
【請求項6】
検査機関を識別する機関識別子と当該検査機関の住所情報を含む1以上の機関属性値とを有し、当該検査機関が検査可能な検査項目を識別する1以上の検査項目識別子に対応付く2以上の機関情報が格納される機関管理部と、
前記依頼蓄積部が蓄積した前記固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子に対応付く機関情報を、前記機関管理部の前記2以上の機関情報から決定する機関決定部と、
前記機関決定部が決定した前記機関情報に含まれる住所情報を配送業者の業者端末に送信する住所送信部をさらに具備する請求項から請求項いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記1以上の機関属性値は、検査機関の混み具合を示すレベルを含み
前記機関決定部は、
前記依頼蓄積部が蓄積した前記固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子に対応付く機関情報であり、前記レベルが最低の前記機関情報を決定する請求項記載の情報処理装置。
【請求項8】
2以上の各検査項目識別子には、検査料金が対応付いており、
前記検査項目情報は、1以上の検査項目属性値を有し、
前記依頼蓄積部が蓄積する前記固有識別子に対応する前記2以上の検査項目識別子が識別する2以上の検査の合計金額を算出する場合に、当該2以上の各検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値に応じて、異なる方法により合計金額を算出する算出部と、
前記合計金額を前記ユーザ端末に送信する金額送信部とをさらに具備し、
前記異なる方法により合計金額を算出することは、異なる演算式により合計金額を算出すること、異なる割引率により合計金額を算出すること、または割引の有無が異なることである、請求項記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記1以上の検査項目属性値は、検査に使用する分析装置を識別する分析装置識別子、検査に使用する試薬を識別する試薬識別子、検査における分析方法を識別する分析方法識別子、検査のための前処理を識別する前処理識別子、検査を行う機関を識別する機関識別子のうちのいずれかを含み、
前記算出部は、
前記2以上の検査において同じ分析装置を使用する場合と異なる分析装置を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または前記2以上の検査において同じ試薬を使用する場合と異なる試薬を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または前記2以上の検査において同じ分析方法を使用する場合と異なる分析方法を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または前記2以上の検査において同じ前処理を行う場合と異なる前処理を行う場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または前記2以上の検査において同じ分析機関が検査する場合と異なる分析機関が検査する場合とで異なる方法により合計金額を算出する請求項記載の情報処理装置。
【請求項10】
1以上の各検査項目識別子には、検査料金が対応付いており、
1以上の各検査項目識別子に対応付けて、スポンサー識別子を含むスポンサー情報が格納されるスポンサー管理部と、
前記依頼蓄積部が蓄積する前記固有識別子に対応付く前記1以上の各検査項目識別子ごとに、検査料金を取得し、当該検査料金を用いて検査の合計金額を算出する算出部と、
前記合計金額を前記ユーザ端末に送信する金額送信部とをさらに具備し、
前記算出部は、
前記検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合と存在しない場合とで、異なる方法により合計金額を算出する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記スポンサー情報は、スポンサーの恩恵を受ける人数を特定する制限人数または提供期間を有し、
前記算出部は、
前記制限人数を超えた場合または前記提供期間を外れている場合には、前記1以上の各検査項目識別子の検査料金を取得し、当該検査料金を用いて検査の合計金額を算出する請求項10記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記スポンサー情報は、スポンサーの恩恵を受けるための条件であり、1以上のユーザ属性値に関する条件である提供条件を有し、
前記算出部は、
1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値が前記提供条件を満たさない場合、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合でも、当該検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該検査料金を用いて、検査の合計金額を算出する請求項10記載の情報処理装置。
【請求項13】
1以上の各検査項目識別子に対応付くアンケートであり、1以上の設問を含むアンケートが格納されるアンケート管理部と、
前記依頼蓄積部が蓄積した前記固有識別子と対になる1以上の各検査項目識別子に対応するアンケートを前記アンケート管理部から取得するアンケート取得部と、
前記アンケート取得部が取得した前記アンケートを前記ユーザ端末に送信するアンケート送信部と、
前記アンケート送信部が送信した前記アンケートの1以上の各設問に対する回答を受信する回答受信部と、
前記回答を前記固有識別子と対に蓄積する回答蓄積部とをさらに具備する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記アンケート管理部には、
2以上の各検査項目識別子に対応付くアンケート格納され、
前記アンケート取得部は、
前記依頼蓄積部が蓄積した前記固有識別子と対になる2以上の各検査項目識別子に対応するアンケートを前記アンケート管理部から取得し、当該2以上の各アンケートが同じ設問を有する場合は、当該2以上の各アンケートに基づいて、設問が重複しない一のアンケートを取得する請求項13記載の情報処理装置。
【請求項15】
1以上の各検査項目識別子に対応付けて、検体の使用期限までの日数情報が管理されており、
前記依頼蓄積部が蓄積した前記固有識別子と対になる検査項目識別子に対応する日数情報を取得し、当該日数情報に基づく日の情報であり、検体の検査機関への配送日を特定する情報である配送日情報を取得する配送日決定部と、
前記配送日情報を業者端末に送信する配送日送信部とをさらに具備する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項16】
固有識別子を受け付ける業者受付部と、
前記固有識別子を請求項15記載の情報処理装置に送信する業者送信部と、
前記固有識別子の送信に応じて、前記情報処理装置から検査機関の住所情報と配送日に関する配送日情報と配送方法とを受信する業者受信部と、
前記住所情報と前記配送日情報と前記配送方法とを出力する業者出力部とを具備する、配送業者の業者端末。
【請求項17】
1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、検査キットに固有の固有識別子と1以上の検査項目識別子と当該1以上の各検査項目識別子に対応付く検査結果とを有するユーザ検査情報が格納されるユーザ検査管理部と、1以上の固有識別子に対応付き、検体種類識別子を有する1以上の検査キット情報が格納される検査キット管理部と、検査項目識別子と検体種類識別子と1以上の検査項目属性値とを有する1以上の検査項目情報が格納される検査項目管理部と、依頼受信部と、候補取得手段と、画面構成手段と、画面送信手段と、選択受信手段と、依頼蓄積部と、結果受信部と、結果蓄積部と、指示受信部と、結果取得部と、結果送信部とにより実現される情報処理方法であって、
前記依頼受信部が、ユーザ識別子に対応付く、固有識別子を有する検査依頼をユーザ端末から受信する依頼受信ステップと、
前記候補取得手段が、前記依頼受信部が受信した前記固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になり、1以上の検査項目属性値に関する予め決められた条件を含む採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を前記検査項目管理部から取得する候補取得ステップと、
前記画面構成手段が、前記候補取得手段が取得した前記1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得する画面構成ステップと、
前記画面送信手段が、前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信ステップと、
前記選択受信手段が、前記ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する選択受信ステップと、
前記依頼蓄積部が、前記依頼受信部が受信した前記固有識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積し、かつ前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する依頼蓄積ステップと、
前記結果受信部が、固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する結果受信ステップと、
前記結果蓄積部が、前記結果受信部が受信した前記検査結果を前記固有識別子と前記検査項目識別子とに対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する結果蓄積ステップと、
前記指示受信部が、ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末から受信する指示受信ステップと、
前記結果取得部が、前記閲覧指示に対応付く前記ユーザ識別子と対になる前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記ユーザ検査管理部から取得する結果取得ステップと、
前記結果送信部が、前記結果取得部が取得した前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記閲覧指示を送信した前記ユーザ端末に送信する結果送信ステップとを具備する情報処理方法。
【請求項18】
1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、検査キットに固有の固有識別子と1以上の検査項目識別子と当該1以上の各検査項目識別子に対応付く検査結果とを有するユーザ検査情報が格納されるユーザ検査管理部と、1以上の固有識別子に対応付き、検体種類識別子を有する1以上の検査キット情報が格納される検査キット管理部と、検査項目識別子と検体種類識別子と1以上の検査項目属性値とを有する1以上の検査項目情報が格納される検査項目管理部とにアクセス可能なコンピュータを、
ユーザ識別子に対応付く、固有識別子を有する検査依頼をユーザ端末から受信する依頼受信部と、
前記依頼受信部が受信した前記固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になり、1以上の検査項目属性値に関する予め決められた条件を含む採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を前記検査項目管理部から取得する候補取得手段と、
前記候補取得手段が取得した前記1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得する画面構成手段と、
前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信手段と、
前記ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する選択受信手段と、
前記依頼受信部が受信した前記固有識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積し、かつ前記選択受信手段が受信した前記選択に対応する前記検査項目識別子を前記ユーザ識別子に対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する依頼蓄積部と、
固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する結果受信部と、
前記結果受信部が受信した前記検査結果を前記固有識別子と前記検査項目識別子とに対応付けて前記ユーザ検査管理部に蓄積する結果蓄積部と、
ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末から受信する指示受信部と、
前記閲覧指示に対応付く前記ユーザ識別子と対になる前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記ユーザ検査管理部から取得する結果取得部と、
前記結果取得部が取得した前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記閲覧指示を送信した前記ユーザ端末に送信する結果送信部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査キットを入手したユーザの検査項目の選択を支援する情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、検体中の検出対象を高い感度で検出することができる抗原検査を行えるとする検査キットがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2023-71397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、検査キットによって検査できる項目が予め決まっており、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームが存在しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報処理装置は、1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、検査キットに固有の固有識別子と1以上の検査項目識別子と1以上の各検査項目識別子に対応付く検査結果とを有するユーザ検査情報が格納されるユーザ検査管理部と、ユーザ識別子に対応付く、固有識別子を有する検査依頼をユーザ端末から受信する依頼受信部と、依頼受信部が受信した検査依頼が有する固有識別子を、固有識別子に対応する検査キットを用いて検査可能でありユーザが申し込んだ1以上の各検査項目を識別する検査項目識別子とユーザ識別子とに対応付けて検査キット管理部に蓄積する依頼蓄積部と、固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する結果受信部と、結果受信部が受信した検査結果を固有識別子と検査項目識別子とに対応付けて検査キット管理部に蓄積する結果蓄積部と、ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末から受信する指示受信部と、閲覧指示に対応付くユーザ識別子と対になる検査項目識別子と検査結果とを検査キット管理部から取得する結果取得部と、結果取得部が取得した検査項目識別子と検査結果とを閲覧指示を送信したユーザ端末に送信する結果送信部とを具備する情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームを提供できる。
【0007】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、1以上の固有識別子に対応付き、検体種類識別子を有する1以上の検査キット情報が格納される検査キット管理部と、検査項目識別子と検体種類識別子とを有する1以上の検査項目情報が格納される検査項目管理部と、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になり、採用条件を満たす検査項目を識別する1以上の検査項目識別子を検査項目管理部から取得する候補取得部とをさらに具備し、依頼蓄積部が蓄積する固有識別子に対応する検査可能な1以上の各検査項目識別子は、候補取得部が取得した1以上の検査項目識別子の中の検査項目識別子である情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームを提供できる。
【0009】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、検査項目情報は、1以上の検査項目属性値を有し、採用条件は、1以上の検査項目属性値に関する条件を含む情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームを提供できる。
【0011】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、候補取得部は、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子を検査キット管理部から取得し、検体種類識別子に対応付く1以上の検査項目識別子を検査項目管理部から取得する候補取得手段と、候補取得手段が取得した1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得し、画面情報をユーザ端末に送信する画面送信手段と、ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する選択受信手段とを具備し、候補取得手段は、選択受信手段が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、1以上の検査項目属性値を用いて、採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を選択し、画面送信手段は、候補取得手段が選択した1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得し、画面情報をユーザ端末に送信する情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を適切に選択できるプラットフォームを提供できる。
【0013】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、候補取得部は、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子を検査キット管理部から取得し、検体種類識別子に対応付く1以上の検査項目識別子を検査項目管理部から取得する候補取得手段と、候補取得手段が取得した1以上の検査項目識別子の中から1以上の検査項目識別子をユーザが選択するための画面情報を取得し、画面情報をユーザ端末に送信する画面送信手段と、ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する選択受信手段とを具備し、候補取得手段は、選択受信手段が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、1以上の検査項目属性値を用いて、採用条件を満たさない1以上の検査項目識別子を選択し、画面送信手段は、候補取得手段が先に取得していた1以上の検査項目識別子の中で、候補取得手段が選択した1以上の検査項目識別子で識別される検査項目を選択できない画面情報を取得し、ユーザ端末に送信する情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を適切に選択できるプラットフォームを提供できる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第五の発明に対して、候補取得部は、候補取得手段が選択した1以上の各検査項目識別子に対して、採用条件を満たさない理由を特定する理由情報を取得する理由取得手段をさらに具備し、画面送信手段は、理由取得手段が取得した理由情報を含む画面情報を取得し、ユーザ端末に送信する情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を適切に選択できるプラットフォームを提供できる。
【0017】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第四の発明に対して、検査項目識別子と1以上の他の検査項目識別子とを有する1以上の推薦情報を管理する推薦管理部と、選択受信手段が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の他の検査項目識別子を推薦管理部から取得する推薦決定部をさらに具備し、画面送信手段は、推薦決定部が取得した1以上の他の各検査項目識別子で識別される検査項目が推薦する検査項目であることを把握可能な態様の画面情報を取得し、ユーザ端末に送信する情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目をより適切に選択できるプラットフォームを提供できる。
【0019】
また、本第八の発明の情報処理装置は、第二から第七いずれか1つの発明に対して、検査項目情報は、検査機関の住所情報を含む機関情報に対応付き、依頼蓄積部が蓄積した固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子に対応付く機関情報であり、1以上の各検査項目識別子で識別される検査項目を検査可能な検査機関の機関情報を決定する機関決定部と、機関決定部が決定した機関情報に含まれる住所情報を配送業者の業者端末に送信する住所送信部をさらに具備する情報処理装置である。
【0020】
かかる構成により、検体の郵送支援ができる。
【0021】
また、本第九の発明の情報処理装置は、第八の発明に対して、検査機関を識別する機関識別子と検査機関の1以上の機関属性値とを有する2以上の機関情報が格納される機関管理部をさらに具備し、機関決定部は、検査機関の1以上の機関属性値を用いて、機関情報を決定する情報処理装置である。
【0022】
かかる構成により、適切な検査機関を決定できる。
【0023】
また、本第十の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、2以上の各検査項目識別子には、検査料金が対応付いており、検査項目情報は、1以上の検査項目属性値を有し、依頼蓄積部が蓄積する固有識別子に対応する2以上の検査項目識別子が識別する2以上の検査の合計金額を算出する場合に、2以上の各検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値に応じて、異なる方法により合計金額を算出する算出部と、合計金額をユーザ端末に送信する金額送信部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0024】
かかる構成により、適切な検査費用を取得できる。
【0025】
また、本第十一の発明の情報処理装置は、第十の発明に対して、1以上の検査項目属性値は、検査に使用する分析装置を識別する分析装置識別子、検査に使用する試薬を識別する試薬識別子、検査における分析方法を識別する分析方法識別子、検査のための前処理を識別する前処理識別子、検査を行う機関を識別する機関識別子のうちのいずれかを含み、算出部は、2以上の検査において同じ分析装置を使用する場合と異なる分析装置を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または2以上の検査において同じ試薬を使用する場合と異なる試薬を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または2以上の検査において同じ分析方法を使用する場合と異なる分析方法を使用する場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または2以上の検査において同じ前処理を行う場合と異なる前処理を行う場合とで異なる方法により合計金額を算出する、または2以上の検査において同じ分析機関が検査する場合と異なる分析機関が検査する場合とで異なる方法により合計金額を算出する情報処理装置である。
【0026】
かかる構成により、適切な検査費用を取得できる。
【0027】
また、本第十二の発明の情報処理装置は、第一から第十一いずれか1つの発明に対して、1以上の各検査項目識別子には、検査料金が対応付いており、1以上の各検査項目識別子に対応付けて、スポンサー識別子を含むスポンサー情報が格納されるスポンサー管理部と、依頼蓄積部が蓄積する固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子ごとに、検査料金を取得し、検査料金を用いて検査の合計金額を算出する算出部と、合計金額をユーザ端末に送信する金額送信部とをさらに具備し、算出部は、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合と存在しない場合とで、異なる方法により合計金額を算出する情報処理装置である。
【0028】
かかる構成により、スポンサーの有無に応じた適切な検査費用を取得できる。
【0029】
また、本第十三の発明の情報処理装置は、第十二の発明に対して、スポンサー情報は、スポンサーの恩恵を受ける人数を特定する制限人数または提供期間を有し、算出部は、制限人数を超えた場合または前記提供期間を外れている場合には、1以上の各検査項目識別子の検査料金を取得し、検査料金を用いて検査の合計金額を算出する情報処理装置である。
【0030】
かかる構成により、スポンサーが検査費用を助成する上限または期間を設定できる。
【0031】
また、本第十四の発明の情報処理装置は、第十二の発明に対して、スポンサー情報は、スポンサーの恩恵を受けるための条件であり、1以上のユーザ属性値に関する条件である提供条件を有し、算出部は、1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値が前記提供条件を満たさない場合、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合でも、当該検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該検査料金を用いて、検査の合計金額を算出する情報処理装置である。
【0032】
かかる構成により、スポンサーが検査費用を助成する対象ユーザを設定できる。
【0033】
また、本第十五の発明の情報処理装置は、第一から第十四いずれか1つの発明に対して、1以上の各検査項目識別子に対応付くアンケートであり、1以上の設問を含むアンケートが格納されるアンケート管理部と、依頼蓄積部が蓄積した固有識別子と対になる1以上の各検査項目識別子に対応するアンケートをアンケート管理部から取得するアンケート取得部と、アンケート取得部が取得したアンケートをユーザ端末に送信するアンケート送信部と、アンケート送信部が送信したアンケートの1以上の各設問に対する回答を受信する回答受信部と、回答を固有識別子と対に蓄積する回答蓄積部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0034】
かかる構成により、検査項目に応じたアンケートをユーザに実施できる。
【0035】
また、本第十六の発明の情報処理装置は、第十五の発明に対して、アンケート管理部には、2以上の各検査項目識別子に対応付くアンケートが格納され、アンケート取得部は、依頼蓄積部が蓄積した固有識別子と対になる2以上の各検査項目識別子に対応するアンケートをアンケート管理部から取得し、2以上の各アンケートが同じ設問を有する場合は、2以上の各アンケートに基づいて、設問が重複しない一のアンケートを取得する情報処理装置である。
【0036】
かかる構成により、2以上の検査項目に応じた適切なアンケートをユーザに実施できる。
【0037】
また、本第十七の発明の情報処理装置は、第一から第十六いずれか1つの発明に対して、1以上の各検査項目識別子に対応付けて、検体の使用期限までの日数情報が管理されており、依頼蓄積部が蓄積した固有識別子と対になる検査項目識別子に対応する日数情報を取得し、日数情報に基づく配送日情報を取得する配送日決定部と、配送日情報を業者端末に送信する配送日送信部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0038】
かかる構成により、検査項目に応じた検体の使用期限を考慮した検体の配送日を設定できる。
【0039】
また、本第十八の発明の配送業者の業者端末は、固有識別子を受け付ける業者受付部と、固有識別子を情報処理装置に送信する業者送信部と、固有識別子の送信に応じて、第一から第十六いずれか1つの情報処理装置から検査機関の住所情報と配送日に関する配送日情報と配送方法とを受信する業者受信部と、住所情報と配送日情報と配送方法とを出力する業者出力部とを具備する、配送業者の業者端末である。
【0040】
かかる構成により、正確および適切な検体の配送が可能となる。
【発明の効果】
【0041】
本発明による情報処理装置によれば、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
図2】同情報システムAのブロック図
図3】同情報処理装置1のブロック図
図4】同情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート
図5】同情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート
図6】同候補決定処理の例について説明するフローチャート
図7】同画面構成処理の例について説明するフローチャート
図8】同料金取得処理の例について説明するフローチャート
図9】同理由取得処理の例について説明するフローチャート
図10】同推薦取得処理の例について説明するフローチャート
図11】同機関決定処理の例について説明するフローチャート
図12】同スコア取得処理の例について説明するフローチャート
図13】同複数機関決定処理の例について説明するフローチャート
図14】同配送日決定処理の例について説明するフローチャート
図15】同ユーザ端末2の動作例について説明するフローチャート
図16】同業者端末4の動作例について説明するフローチャート
図17】同機関管理表を示す図
図18】同検査キット管理表を示す図
図19】同検査項目管理表を示す図
図20】同推薦管理表を示す図
図21】同スポンサー管理表を示す図
図22】同アンケート管理表を示す図
図23】同ユーザ検査管理表を示す図
図24】同割引管理表を示す図
図25】同出力例を示す図
図26】同出力例を示す図
図27】同検体の配送等の流れを説明するための図
図28】同コンピュータシステムの概観図
図29】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0044】
(実施の形態1)
本実施の形態において、検査キットの固有の識別子である固有識別子と1以上の検査項目識別子とをユーザ端末から受信し、蓄積する情報処理装置について説明する。
【0045】
また、本実施の形態において、ユーザ端末から閲覧指示を受信し、当該閲覧指示に対応する検査結果をユーザ端末に送信する情報処理装置について説明する。
【0046】
また、本実施の形態において、固有識別子に応じた検体を用いた検査項目の選択が可能な情報処理装置について説明する。なお、検査項目の選択は、例えば、1以上の検査項目属性値に関する条件に基づく。
【0047】
また、本実施の形態において、ユーザの検査項目の選択に基づいて、選択可能な検査項目が絞られるための処理を行う情報処理装置について説明する。
【0048】
また、本実施の形態において、ユーザの検査項目の選択に応じて、選択できない検査項目を決定する情報処理装置について説明する。
【0049】
また、本実施の形態において、選択できない検査項目について、選択できない理由を取得し、出力する情報処理装置について説明する。
【0050】
また、本実施の形態において、ユーザの検査項目の選択に応じて、推薦する他の検査項目を決定し、当該他の検査項目に対する出力を変更する情報処理装置について説明する。なお、出力の変更は、例えば、順序の変更、目立つような態様にする等である。
【0051】
また、本実施の形態において、ユーザが選択した1以上の検査項目に応じた検査機関を決定し、当該検査機関への郵送先を宅配の業者端末に送信する情報処理装置について説明する。
【0052】
また、本実施の形態において、ユーザが2以上の検査項目を選択した場合に、当該2以上の検査項目に応じた検査料金を決定し、出力する情報処理装置について説明する。
【0053】
また、本実施の形態において、ユーザが選択した2以上の検査項目における検査に使用される分析装置、試薬、検査における分析方法、検査における前処理、および分析機関に応じて、検査料金の算定方法が異なる情報処理装置について説明する。
【0054】
また、本実施の形態において、スポンサー識別子が対応付いている検査項目識別子で識別される検査項目が選択された場合と、スポンサー識別子が対応付いていない検査項目識別子で識別される検査項目が選択された場合とは、検査料金の算定方法が異なる情報処理装置について説明する。
【0055】
また、本実施の形態において、スポンサー識別子に対応付く検査項目の人数制限があり、人数制限を考慮して検査料金を算定する情報処理装置について説明する。
【0056】
また、本実施の形態において、ユーザが選択した検査項目に応じたアンケートを選択し、ユーザ端末に送信する情報処理装置について説明する。
【0057】
また、本実施の形態において、ユーザが選択した2以上の各検査項目に応じたアンケートを合成し、一のアンケートを構成し、ユーザ端末に送信する情報処理装置について説明する。
【0058】
さらに、本実施の形態において、検査項目識別子に対応付けて日数情報が管理されており、日数情報に基づいて、配送の業者端末に送信する配送日に関する情報が異なる情報処理装置について説明する。
【0059】
なお、本明細書において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0060】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、1または2以上のユーザ端末2、1または2以上の機関端末3、および1または2以上の業者端末4を備える。
【0061】
情報処理装置1とは、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から所望の検査項目を選択できるプラットフォームとなり得る装置である。情報処理装置1は、例えば、ASPのサーバ、クラウドサーバ等である。但し、情報処理装置1の種類は問わない。
【0062】
ユーザ端末2は、ユーザが使用する端末である。1以上のユーザ端末2は、検査の結果情報を閲覧する端末を含む。ユーザは、通常、検査を受ける被験者である。ユーザは、被験者の家族や被験者が同意した者等でも良いことは言うまでもない。
【0063】
機関端末3は、検査機関の者が使用する端末である。検査機関とは、検体を用いた検査を行う機関である。検査機関とは、検体を用いた分析を行う機関であっても良い。検査機関は、医療機関でも良い。
【0064】
業者端末4は、配送業者が使用する端末である。配送業者は、ユーザから預かった検査キットを検査機関に配送する者である。
【0065】
ユーザ端末2、機関端末3、および業者端末4は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
【0066】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報処理装置1のブロック図である。
【0067】
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、機関管理部111、検査キット管理部112、検査項目管理部113、推薦管理部114、スポンサー管理部115、アンケート管理部116、およびユーザ検査管理部117を備える。受信部12は、依頼受信部121、回答受信部122、結果受信部123、および指示受信部124を備える。処理部13は、依頼蓄積部131、候補取得部132、推薦決定部133、機関決定部134、算出部135、アンケート取得部136、配送日決定部137、結果蓄積部138、および結果取得部139を備える。候補取得部132は、候補取得手段1321、画面構成手段1322、選択受信手段1323、および理由取得手段1324を備える。送信部14は、画面送信部140、金額送信部141、アンケート送信部142、配送日送信部143、住所送信部144、および結果送信部145を備える。
【0068】
ユーザ端末2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25および、端末出力部26を備える。
【0069】
業者端末4は、業者格納部41、業者受付部42、業者処理部43、業者送信部44、業者受信部45、および業者出力部46を備える。
【0070】
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する機関情報、後述する検査キット情報、後述する検査項目情報、1または2以上の後述する採用条件、ユーザ情報である。1以上の各採用条件には、例えば、後述する理由情報が対応付いていることは好適である。理由情報とは、検査項目識別子が採用されない理由を特定する情報である。
【0071】
ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する。ユーザ属性値とは、ユーザの属性値である。ユーザ属性値は、例えば、性別、年齢、住所、身長、体重、血圧、既往歴、服薬情報、同居及び/又は別居の家族に関する情報、嗜好性、特定商品の購入履歴、過去のアンケート回答結果である。
【0072】
機関管理部111には、1または2以上の機関情報が格納される。機関情報とは、検査機関に関する情報である。機関情報は、機関識別子を有する。機関情報は、通常、1以上の機関属性値を有する。機関識別子とは、検査機関を識別する情報である。機関識別子は、例えば、検査機関のID、検査機関名である。機関属性値とは、検査機関の属性値である。機関属性値は、例えば、混み具合、位置情報、検査機関レベルである。混み具合とは、検査の混み具合である。混み具合は、例えば、混んでいる状況を示すレベルである。位置情報とは、位置を特定する情報である。位置情報は、例えば、緯度,経度の情報であるが、住所でも良い。検査機関レベルとは、検査機関の品質管理に関する情報である。品質管理に関する情報は、衛生検査所登録、ISO取得等、品質管理に関する認定の有無である。
【0073】
検査キット管理部112には、1または2以上の検査キット情報が格納される。検査キット情報とは、検査キットに関する情報である。検査キット情報は、検体種類識別子を有する。検査キット情報は、1以上の固有識別子に対応付く。検査キット情報は、1以上の検査キット属性値を有する。
【0074】
固有識別子とは、検査キットに固有の情報である。固有識別子は、同じ検査を行える2以上の検査キット(例えば、同じ容量の尿採取のキット)でも、異なる固有識別子が付与されている。固有識別子は、例えば、検査キットのシリアル番号である。固有識別子は、例えば、検体採取の容器に貼り付けられたコードに埋め込まれている。固有識別子は、例えば、検査キットに含まれるシールに印刷されたコードに埋め込まれている。コードは、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、マイクロQRコード、rMQRコード、RFIDであるが、問わない。
【0075】
検査キット管理部112には、検体種類識別子に対応付く1または2以上のお勧めセット情報が格納されていても良い。お勧めセット情報とは、ユーザに勧める検査項目のセットを特定する情報である。検査項目のセットは、通常、2以上の検査項目である。お勧めセット情報は、通常、2以上の検査項目識別子である。お勧めセット情報は、1以上のユーザ属性値に関する条件と、検体種類識別子に対応付いていても良い。
【0076】
検査キットとは、検体を用いた検査を行うための物である。検査キットは、ユーザが購入したり、ユーザが他者から譲渡を受けたり等して、ユーザが入手した物である。ただし、ユーザの検査キットの入手ルートや入手方法は問わない。検査キットは、例えば、検体の採取の方法等を説明した説明書、検体採取のための容器、返送用封筒を有する。返送用封筒とは、検体を検査機関に送付するための封筒である。検査キットは、例えば、被験者の生体から得られる物質を用いた検査のための物品等である。生体から得られる物質は、例えば、尿、血液、便、唾液、口腔内細胞、爪、毛髪、毛根、精液、経血、皮脂、汗、涙液、皮膚切片、耳垢、鼻汁、帯下、乳汁、歯垢、その他の体液である。検査キットは、例えば、インドキシル硫酸値を測定するための検体を採取するための検査のための物品である。検査キットは、例えば、大豆イソフラボンからエクオールがつくれているか測る尿検査であるエクオール検査のキット、腸内細菌由来の腐敗物質量で腸内環境の健康度を測る尿検査である腸内環境検査のキット、活性酸素によってダメージをうけたDNA(8-OHdG)を測る尿検査である酸化ストレス検査のキット、1日あたりどれくらい食塩を摂っているのか測る尿検査である減塩測定の検査キット、胃がんリスクを高める「ヘリコバクター・ピロリ菌」の抗体の有無を測る尿検査のキットである。なお、検査キットは、例えば、生体外試料(例えば、ハウスダスト)の採取のための物品である。
【0077】
検査キットは、例えば、被験者に関する情報を用いた検査のための情報(例えば、権利情報)でも良い。被験者に関する情報は、例えば、被験者の音声データ、被験者の画像データである、画像データは、静止画または動画である。物品以外のものは、画像データと音声データの両方を含む情報でも良い。なお、被験者の音声データや被験者の画像データから、被検者の健康状態に関する情報が検査結果として得られる。かかる健康状態に関する情報は、例えば、フレイル度や心の落ち込み度等であるが、情報の内容は問わない。
【0078】
検体種類識別子とは、検体の種類を識別する情報である。検体種類識別子は、例えば、尿、血液、便、唾液、口腔内細胞、爪、毛髪、毛根、精液、経血、皮脂、汗、涙液、皮膚切片、耳垢、鼻汁、帯下、乳汁、歯垢、その他生体から得られる体液、生体外試料(例えば、ハウスダスト)、音声データ、画像データである。音声データは、被験者の音声の情報である。音声データにおいて、例えば、活舌または声のトーンが検査の対象となる。画像データは、例えば、被験者を撮影した静止画、被験者の食事を撮影した静止画である。被験者を写した静止画において、例えば、被験者の姿勢、または被験者の体型が検査の対象となる。動画は、被験者を撮影した動画である。被験者を撮影した動画において、例えば、被験者の歩行速度、歩幅、歩行時の姿勢が検査の対象となる。
【0079】
検査キット属性値とは、検査キットの属性値である。検査キット属性値は、例えば、容量である。
【0080】
検査項目管理部113には、1または2以上の検査項目情報が格納される。検査項目情報とは、検査項目に関する情報である。検査項目情報とは、検査項目に関する情報である。検査項目とは、検査する項目である。検査項目は、単に検査と言って良い。検査項目情報は、検査項目識別子と検体種類識別子とを有する。検査項目情報は、例えば、1以上の検査項目属性値を有する。検査項目情報は、検査機関の住所情報を含む機関情報に対応付くことは好適である。
【0081】
検査項目識別子とは、検査項目を識別する情報である。検査識別子は、例えば、検査名であるが、検査項目を識別するID等でも良い。検査識別子は、例えば、「インドキシル硫酸」、「腸内環境」、「酸化ストレス」「ヘリコバクター・ピロリ菌の抗体」である。
【0082】
検査項目属性値とは、検査項目の属性値である。検査項目属性値は、例えば、検査実施可否に関するユーザ属性値、検査に必要な検体量、採取条件、安定化剤に関する情報、検体の保管温度情報、保管可能日数情報、検査料金、機関情報である。
【0083】
検査に必要な検体量は、例えば、検査に必要な尿の量(例えば、5ml)、検査に必要な血液の量(例えば、30μl)である。
【0084】
採取条件とは、検体を採取する際の条件である。検体が尿である場合の採取条件は、例えば、「早朝第一尿」「早朝第二尿」「食後2時間後」である。検体が口腔内細胞である場合の採取条件は、例えば、「起床後」である。検体が皮脂である場合の採取条件は、例えば、「起床後の洗顔前」である。
【0085】
安定化剤に関する情報とは、安定化剤の有無、安定化剤の種類、安定化剤の量である。安定化剤の必要有無は検査において安定化剤が必要である(例えば、「1」)、または検査において安定化剤が不要である(例えば、「0」)である。
【0086】
検体の保管温度情報とは、検体の保管温度に関する情報である。検体の保管温度情報は、例えば、検体の保管温度の範囲を示す情報、要冷蔵であるか否か、要冷凍であるか否か、である。
【0087】
検査料金とは、対になる検査項目識別子で識別される検査に必要な料金である。検査料金は、通常、検査の定価の料金である。
【0088】
ここでの機関情報は、対になる検査項目識別子で識別される検査が可能な検査機関の情報である。ここでの機関情報は、機関管理部111に格納されている機関情報でも良い。ここでの機関情報は、例えば、機関管理部111に格納されている機関情報が有する機関識別子、機関管理部111に格納されている機関情報へのリンク情報である。
【0089】
推薦管理部114には、1または2以上の推薦情報が格納される。推薦情報とは、検査項目を推薦する際に使用される情報である。推薦情報は、例えば、検査項目識別子と1または2以上の他の検査項目識別子とを有する。例えば、推薦情報が有する検査項目識別子がユーザにより選択された場合に、当該検査項目識別子と対になる1以上の他の検査項目識別子が取得され、当該1以上の他の検査項目識別子で識別される検査項目が推薦される。推薦情報は、例えば、回答条件と1または2以上の他の検査項目識別子とを有する。回答条件とは、1または2以上の回答に関する条件である。回答条件は、通常、1または2以上のユーザ属性値に関する条件である。回答条件は、例えば、回答が「糖尿病であること」「血圧が150以上であること」である。
【0090】
スポンサー管理部115は、1または2以上のスポンサー情報が格納される。スポンサー情報とは、検査のスポンサーに関する情報である。検査のスポンサーとは、検査の料金を支援する組織または個人である。検査のスポンサーは、例えば、検査の料金を全額負担する組織または個人であるが、検査の料金の一部を負担する組織または個人でも良い。
【0091】
スポンサー情報は、例えば、1または2以上のスポンサー属性値を有する。1以上のスポンサー情報は、検査項目識別子に対応付く。なお、検査項目識別子には、通常、検査料金が対応付いている。
【0092】
スポンサー属性値とは、スポンサーの属性値である。スポンサー属性値は、例えば、制限人数、提供期間、提供条件である。制限人数とは、スポンサーの恩恵を受ける人数を特定する情報である。制限人数は、例えば、「10名」「先着10名」「5名/月」である。提供期間とは、スポンサーの恩恵を提供する機関を特定する情報である。提供期間は、例えば、「~2023年8月31日」「2023年の間」である。提供条件とは、スポンサーの恩恵を受けるユーザを特定する情報である。提供条件は、通常、1以上のユーザ属性値に基づく条件である。提供条件は、例えば、「性別=女性 AND 50<=年齢<=65」である。
【0093】
アンケート管理部116には、1または2以上のアンケートが格納される。アンケートは、例えば、1または2以上の検査項目識別子に対応付く。アンケートは、1以上の設問を有する。アンケートは、ユーザに対するアンケートである。アンケートは、ユーザの属性値に関連する1以上の設問である。アンケートは、例えば、ユーザの生活習慣に関するアンケートである。アンケートは、ユーザが検査項目を申し込む場合に、ユーザ端末2に送信されることは好適である。
【0094】
ユーザ検査管理部117には、1または2以上のユーザ検査情報が格納される。ユーザ検査情報とは、ユーザが申し込んだ検査項目に関する情報である。ユーザ検査情報とは、ユーザが受ける検査に関する情報であるとも言える。ユーザ検査情報は、検査キットに関する情報を含む。ユーザ検査情報は、ユーザ識別子に対応付く。ユーザ検査情報は、例えば、固有識別子と1以上の検査項目識別子と検査結果とを有する。検査結果は、1以上の各検査項目識別子に対応付く。
【0095】
受信部12は、各種の指示または情報を受信する。各種の情報は、例えば、後述する検査依頼、後述する回答、後述する検査結果、後述する閲覧指示である。
【0096】
依頼受信部121は、検査依頼をユーザ端末2から受信する。検査依頼とは、検査キットを用いた検査の依頼に関する情報である。検査の依頼は、検査の申込み、検査の指示等と言っても良い。検査依頼は、通常、ユーザ識別子に対応付く。検査依頼は、固有識別子の登録だけの依頼でも良い。固有識別子の登録は、将来の検査の依頼に繋がる。検査依頼は、固有識別子を有する。検査依頼は、例えば、1以上の検査項目識別子を有する。依頼受信部121は、固有識別子と1以上の各検査項目識別子とを一緒に受信しても良いし、別のタイミングで受信しても良い。検査依頼は、1以上のユーザ属性値が対応付いていても良い。
【0097】
回答受信部122は、アンケート送信部142が送信したアンケートの1以上の各設問に対する回答を受信する。回答受信部122は、通常、ユーザ端末2から、1以上の各設問に対する回答を受信する。回答受信部122が1以上の回答を受信するタイミングは、例えば、検査の依頼時であるが、問わない。
【0098】
結果受信部123は、固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する。結果受信部123は、例えば、機関端末3から検査結果を受信する。結果受信部123は、例えば、ユーザ端末2から検査結果を受信する。なお、検査結果とは、検査の結果を特定する情報である。
【0099】
指示受信部124は、閲覧指示をユーザ端末2から受信する。閲覧指示とは、検査結果等の閲覧の指示である。閲覧指示は、例えば、情報処理装置1におけるユーザのマイページへのアクセスの指示である。閲覧指示は、通常、ユーザ識別子に対応付く。検査結果等とは、例えば、検査結果であるが、検査結果に加えて、スポンサー情報やレコメンド情報を含んでも良い。レコメンド情報とは、ユーザに推薦する情報である。レコメンド情報は、例えば、ユーザに推薦する商品やサービスや健康プログラム等である。
【0100】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、依頼蓄積部131、候補取得部132、推薦決定部133、機関決定部134、算出部135、アンケート取得部136、配送日決定部137、結果蓄積部138、または結果取得部139が行う処理である。
【0101】
依頼蓄積部131は、受信された検査依頼が有する固有識別子を、ユーザ識別子に対応付けてユーザ検査管理部117に蓄積する。依頼蓄積部131は、例えば、検査依頼が有する固有識別子を、1または2以上の検査項目識別子とユーザ識別子とに対応付けて検査キット管理部112に蓄積する。ここでの1以上の各検査項目識別子は、当該固有識別子に対応する検査キットを用いて検査可能であり、ユーザが申し込んだ検査項目を識別する検査項目識別子である。ここでのユーザ識別子は、検査を申し込んだユーザの識別子である。
【0102】
候補取得部132は、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子と対に1以上の検査項目識別子を検査項目管理部113から取得する。
【0103】
候補取得部132は、例えば、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になり、採用条件を満たす検査項目を識別する1以上の検査項目識別子を検査項目管理部113から取得する。
【0104】
採用条件とは、候補取得部132が検査項目識別子を選択するための条件である。採用条件は、例えば、1以上の検査項目属性値に関する条件を含む。1以上の検査項目属性値に関する条件は、例えば、検査実施可否に関するユーザ属性値に関する条件、検体の種類に関する条件、安定化剤に関する条件、検査機関に関する条件、検査に必要な検体量に関する条件、検体の保管温度情報に関する条件、検査に使用する分析装置に関する条件、検査に使用する試薬に関する条件、検査における分析方法に関する条件、検査のための前処理に関する条件である。
【0105】
採用条件は、例えば、固有識別子に対応付く検体種類識別子と対になる検査項目識別子であることである。この採用条件は、ユーザが使用する予定の検査キットを用いて採取する検体を用いて検査可能な検査項目の検査項目識別子であることである。言い舞えれば、この採用条件は、複数の検査を行う場合に、同じ種類の検体で検査可能であることである。
【0106】
1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる検体量と、検査項目識別子と対になる検体量との合計が、固有識別子に対応付く容量を超えないことである。この採用条件は、複数の検査を行う場合に、各検査に必要な検体の量の合計が、検査キットの容器に入れることができる検体の量(容器の容量)を超えないことである。
【0107】
1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる採取条件と同じ採取条件と対になる検査項目識別子であることである。この採用条件は、複数の検査を行う場合に、検査対象の検体の採取条件が同じであることである。
【0108】
また、1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる採取条件に含まれる採取条件と対になる検査項目識別子であることである。例えれば、採取条件「早朝第一尿」や「食後2時間尿」は、採取条件「随時尿」に含まれる。なお、採取条件の包含関係を特定する情報は、格納部11に格納されている。
【0109】
1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる情報「安定化剤に関する情報」と同じ「安定化剤に関する情報」と対になる検査項目識別子であることである。この採用条件は、複数の検査を行う場合に、情報「安定化剤に関する情報」が同じ検査項目を識別する検査項目識別子であることである。
【0110】
1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる機関識別子と同じ機関識別子と対になる検査項目識別子であることである。この採用条件は、複数の検査を行う場合に、同じ検査機関で検査できることである。
【0111】
1以上の検査項目がユーザにより選択された後に使用される採用条件は、例えば、当該選択された検査項目の検査項目識別子と対になる保管温度情報と、同じまたは同じ温度幅を有する保管温度情報と対になる検査項目識別子であることである。この採用条件は、複数の検査を行う場合に、同様の温度管理で配送可能であることである。
【0112】
候補取得部132を構成する候補取得手段1321は、検査依頼が有する固有識別子に対応付く検体種類識別子を検査キット管理部112から取得し、当該検体種類識別子に対応付く1以上の検査項目識別子を検査項目管理部113から取得する。
【0113】
候補取得手段1321は、例えば、選択受信手段1323が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、当該1以上の検査項目属性値を用いて、採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を選択する。
【0114】
候補取得手段1321は、例えば、選択受信手段1323が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を取得し、当該1以上の検査項目属性値を用いて、採用条件を満たさない1以上の検査項目識別子を選択する。なお、採用条件を満たさない1以上の検査項目識別子を選択することは、その結果として、採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を選択することとなり、採用条件を満たす1以上の検査項目識別子を選択することと同じ意味である、と考えても良い。
【0115】
画面構成手段1322は、候補取得手段1321が取得した1以上の検査項目識別子の中からユーザが検査項目識別子を選択するための画面情報を取得する。画面情報は、ユーザ端末2において出力される情報を含めば良く、その構造や実現手段は問わない。画面情報は、例えば、HTML、XMLで実現されるが、プログラム等により実現されても良い。また、検査項目識別子を選択するためのユーザインターフェイスは、例えば、チェックボックス、メニュー項目であるが、その種類は問わない。なお、検査項目識別子の選択は、検査項目の選択である、と言える。
【0116】
画面構成手段1322は、取得された検体種類識別子と対になるお勧めセット情報を取得し、当該お勧めセット情報を含む画面情報を取得しても良い。
【0117】
画面構成手段1322は、例えば、候補取得手段1321が先に取得していた1以上の検査項目識別子の中で、候補取得手段1321が選択した1以上の検査項目識別子で識別される検査項目を選択できない画面情報を取得する。かかる場合、候補取得手段1321が、選択できないと判断した検査項目の検査項目識別子は、ユーザ端末2において非表示となったり、グレイアウトし、選択できなくなったりする。
【0118】
画面構成手段1322は、例えば、後述する理由取得手段1324が取得した理由情報を含む画面情報を取得する。
【0119】
画面構成手段1322は、例えば、後述する推薦決定部133が取得した1以上の他の各検査項目識別子で識別される検査項目が推薦する検査項目であることを把握可能な態様の画面情報を取得する。なお、把握可能な態様の画面情報は、例えば、推薦する検査項目のみの画面を構成するための情報、または推薦する検査項目が目立つ態様の画面を構成するための情報、または推薦する検査項目が選択されやすいように上に配置されている画面を構成するための情報等である。
【0120】
選択受信手段1323は、ユーザによる検査項目識別子の選択を受信する。検査項目識別子の選択は、検査項目識別子でも良いし、検査項目識別子のID等でも良い。
【0121】
理由取得手段1324は、候補取得手段1321が選択した1以上の各検査項目識別子に対して、採用条件を満たさない理由を特定する理由情報を取得する。ここでの候補取得手段1321が選択した1以上の各検査項目識別子は、採用条件を満たさないと判断された検査項目識別子である。
【0122】
理由取得手段1324は、例えば、満たさない採用条件と対になる理由情報を格納部11から取得する。理由取得手段1324は、例えば、満たさない採用条件を有する理由情報を構成する。理由取得手段1324は、例えば、取得した理由情報を、採用条件を満たさなかった検査項目識別子に対応付ける。
【0123】
推薦決定部133は、選択受信手段1323が受信した選択に対応する検査項目識別子と対になる1以上の他の検査項目識別子を推薦管理部114から取得する。推薦決定部133は、ユーザが検査項目を選択した場合に、当該検査項目が示す検査と一緒に行うべき検査を識別する1以上の他の検査項目識別子を取得する。
【0124】
機関決定部134は、依頼蓄積部131が蓄積した固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子に対応付く機関情報であり、1以上の各検査項目識別子で識別される検査項目を検査可能な検査機関の機関情報を決定する。機関情報を決定することは、例えば、機関識別子を取得すること、機関情報へのリンクを取得することである。
【0125】
機関決定部134は、例えば、検査機関の1以上の機関属性値を用いて、機関情報を決定する。機関決定部134は、例えば、1以上の各検査項目識別子で識別される検査項目を検査可能な2以上の検査機関を選択した場合、当該2以上の各検査機関の混み具合を示すレベルを取得し、当該レベルが最低の検査機関を決定する。なお、検査機関を決定することは、例えば、機関識別子を取得することである。機関決定部134は、例えば、1以上の各検査項目識別子で識別される検査項目を検査可能な2以上の検査機関を選択した場合、当該2以上各検査機関の住所情報とユーザの住所情報とを用いて、ユーザの住所から最も近い住所の検査機関を決定する。
【0126】
算出部135は、ユーザが選択した検査項目識別子と対になる検査料金を取得する。算出部135は、例えば、ユーザが選択した2以上の各検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該2以上の検査料金の合計である合計金額を算出する。
【0127】
算出部135は、例えば、依頼蓄積部131が蓄積する固有識別子に対応付く1以上の各検査項目識別子ごとに、検査料金を取得し、当該検査料金を用いて検査の合計金額を算出する。
【0128】
算出部135は、例えば、依頼蓄積部131が蓄積する固有識別子に対応する2以上の検査項目識別子が識別する2以上の検査の合計金額を算出する場合に、2以上の各検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値に応じて、異なる方法により合計金額を算出する。
【0129】
異なる方法は、例えば、異なる演算式、異なる割引率、割引の有無が違うこと等である。異なる方法は、例えば、同じ1または2以上の検査を行う場合に、異なる金額を取得することである。異なる方法は、例えば、スポンサーがある検査は無料とし、スポンサーがない検査は有料であることである。
【0130】
算出部135は、2以上の検査において、同じ分析装置を使用する場合と異なる分析装置を使用する場合とで異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。
【0131】
算出部135は、2以上の検査において、同じ試薬を使用する場合と異なる試薬を使用する場合とで異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。
【0132】
算出部135は、2以上の検査において、同じ分析方法を使用する場合と異なる分析方法を使用する場合とで異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。
【0133】
算出部135は、2以上の検査において、同じ前処理を行う場合と異なる前処理を行う場合とで異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。
【0134】
算出部135は、2以上の検査において、同じ分析機関が検査する場合と異なる分析機関が検査する場合とで異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。
【0135】
算出部135は、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合と存在しない場合とで、異なる金額となるように合計金額を算出することは好適である。検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合は、算出部135は、当該検査項目識別子で識別される検査の費用は無料として、料金を取得することは好適である。
【0136】
算出部135は、スポンサー識別子と対になる制限人数に、当該スポンサー識別子と対になる検査項目識別子で識別される検査の利用人数が達した後には、当該検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該検査料金を用いて、1または2以上の検査の合計金額を算出する。
【0137】
算出部135は、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合でも、現在の時点が提供期間を外れている時点である場合、当該検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該検査料金を用いて、検査の合計金額を算出する。なお、提供期間は、スポンサー管理部115に管理されており、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子と対になるスポンサー属性値の一つである。
【0138】
算出部135は、1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値が提供条件を満たさない場合、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子が存在する場合でも、当該検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、当該検査料金を用いて、検査の合計金額を算出する。1以上の各ユーザ属性値は、検査依頼に対応付くユーザ識別子と対になるユーザの属性値である。1以上の各ユーザ属性値は、検査依頼に対応付いていても良いし、格納部11にユーザ識別子と対に格納されていても良い。なお、提供条件は、スポンサー管理部115に管理されており、検査項目識別子に対応付くスポンサー識別子と対になるスポンサー属性値の一つである。
【0139】
アンケート取得部136は、依頼蓄積部131が蓄積した固有識別子と対になる1以上の各検査項目識別子に対応するアンケートをアンケート管理部116から取得する。なお、ここで、アンケートが対応付いていない検査項目識別子が存在していても良い。アンケート取得部136は、例えば、ユーザが選択した検体種類識別子と対になるアンケートをアンケート管理部116から取得する。
【0140】
アンケート取得部136は、例えば、依頼蓄積部131が蓄積した固有識別子と対になる2以上の各検査項目識別子に対応するアンケートをアンケート管理部116から取得し、当該2以上の各アンケートが同じ設問を有する場合は、当該2以上の各アンケートに基づいて、設問が重複しない一のアンケートを取得する。かかる処理は、アンケートの合成処理である。
【0141】
配送日決定部137は、依頼蓄積部131が蓄積した固有識別子と対になる検査項目識別子に対応する日数情報を取得し、当該日数情報に基づく配送日情報を取得する。
【0142】
なお、配送日情報とは、配送日を決定するための情報である。配送日情報は、例えば、配送日、今日から配送日までの日数である。
【0143】
結果蓄積部138は、結果受信部123が受信した検査結果を、固有識別子と検査項目識別子とに対応付けて検査キット管理部112に蓄積する。なお、結果受信部123が受信した検査結果は、固有識別子と検査項目識別子とに対応付いている。
【0144】
結果取得部139は、指示受信部124が受信した閲覧指示に対応付くユーザ識別子と対になる検査項目識別子と検査結果とを検査キット管理部112から取得する。
【0145】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、画面情報、合計金額、アンケート、配送日情報、住所情報、検査項目識別子と検査結果である。
【0146】
画面送信部140は、画面構成手段1322が取得した画面情報をユーザ端末2に送信する。
【0147】
金額送信部141は、算出部135が取得した合計金額をユーザ端末2に送信する。合計金額は、送信される画面情報に含まれていても良い。
【0148】
アンケート送信部142は、アンケート取得部136が取得したアンケートをユーザ端末2に送信する。アンケート送信部142がアンケートを送信するタイミングは、例えば、ユーザ端末2から検査依頼が受信された場合、ユーザがログインした場合、ユーザにより検査項目が選択された場合であるが、問わない。
【0149】
配送日送信部143は、配送日決定部137が取得した配送日情報を業者端末4に送信する。
【0150】
住所送信部144は、機関決定部134が決定した機関情報に含まれる住所情報を配送業者の業者端末4に送信する。住所送信部144は、例えば、業者端末4からの固有識別子が受信されたことに応じて、当該固有識別子に対応する機関情報に含まれる住所情報を配送業者の業者端末4に送信する。住所送信部144は、検査機関名をも業者端末4に送信しても良い。
【0151】
結果送信部145は、結果取得部139が取得した検査項目識別子と検査結果とを閲覧指示を送信したユーザ端末2に送信する。
【0152】
ユーザ端末2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子、ユーザ端末識別子等である。ユーザ端末識別子は、ユーザ端末2を識別する情報であり、例えば、Cookie ID、セッション識別子、IPアドレス、
【0153】
端末受付部22は、ユーザから指示や情報等の入力を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、検査依頼、アンケートに対する回答、閲覧指示である。なお、指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0154】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理、端末受信部25が受信した情報を出力する構造に変更する処理等である。
【0155】
端末送信部24は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、検査依頼、検査項目の選択、アンケートに対する回答、閲覧指示である。端末送信部24は、通常、情報処理装置1に情報や指示等を送信する。なお、検査項目の選択とは、検査項目識別子の選択でもある。選択は、例えば、検査項目識別子を有する。
【0156】
端末受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、画面情報、合計金額、アンケート、検査結果である。なお、画面情報の中に合計金額または検査結果が含まれていても良い。
【0157】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、端末受信部25が受信し、端末処理部23が出力される構造に変更した情報であり、例えば、画面、合計金額、アンケート、検査結果である。
【0158】
出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0159】
機関端末3は、検査結果を情報処理装置1に送信する。機関端末3は、例えば、固有識別子と検査項目識別子とに対応付けて、検査結果を情報処理装置1に送信する。
【0160】
業者端末4は、例えば、固有識別子を情報処理装置1に送信し、検査機関の機関情報、配送方法情報を情報処理装置1から受信し、出力する。配送方法情報とは、配送方法を特定する情報である。配送方法情報は、例えば、「通常」「要冷蔵」または「要冷凍」である。「通常」は、常温での配送を示す。
【0161】
業者端末4を構成する業者格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報は、業者の識別子、機関情報、配送日情報、配送方法情報である。機関情報は、検査機関の住所情報を有することは好適である。
【0162】
業者受付部42は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、固有識別子である。業者受付部42は、例えば、コードに埋め込まれた固有識別子を読み取ることにより、固有識別子を受け付ける。かかる場合、業者受付部42は、例えば、コードリーダーを有する。
【0163】
業者処理部43は、各種の処理を行う。業者処理部43は、例えば、業者受付部42が受け付けた固有識別子を用いて、固有識別子を含む情報であり、送信する構造の情報を取得する。
【0164】
業者送信部44は、各種の情報を送信する。業者送信部44は、例えば、業者受付部42が受け付けた固有識別子を情報処理装置1に送信する。
【0165】
業者受信部45は、各種の情報を受信する。業者受信部45は、例えば、固有識別子の送信に応じて、情報処理装置1から1または2以上の機関情報を受信する。業者受信部45は、例えば、固有識別子の送信に応じて、情報処理装置1から機関情報に加えて、配送日情報や配送方法情報を受信することは好適である。機関情報は、検査機関の住所情報に加え、検査機関の名称、電話番号等を有することは好適である。
【0166】
業者出力部46は、各種の情報を出力する。業者出力部46は、例えば、業者受信部45が受信した機関情報を出力する。業者出力部46は、例えば、業者受信部45が受信した1または2以上の機関情報と配送日情報と配送方法情報とを出力する。業者受信部45が2以上の機関情報を受信した場合、例えば、業者出力部46は、機関情報ごとに、各配送伝票または配送のタグ等に、機関情報を印刷する。
【0167】
ここで、出力とは、プリンタでの印字、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、プリンタでの印字は、1以上の検査機関ごとの機関情報の印刷であることは好適である。2以上の各検査機関ごとの機関情報の印刷は、検査機関ごとに異なる配送票への印刷である。
【0168】
格納部11、機関管理部111、検査キット管理部112、検査項目管理部113、推薦管理部114、スポンサー管理部115、アンケート管理部116、ユーザ検査管理部117、端末格納部21、および業者格納部41は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0169】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0170】
受信部12、依頼受信部121、回答受信部122、結果受信部123、指示受信部124、選択受信手段1323、端末受信部25、および業者受信部45は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0171】
処理部13、依頼蓄積部131、候補取得部132、推薦決定部133、機関決定部134、算出部135、アンケート取得部136、配送日決定部137、結果蓄積部138、結果取得部139、候補取得手段1321、理由取得手段1324、端末処理部23、および業者処理部43は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0172】
送信部14、画面送信部140、金額送信部141、アンケート送信部142、配送日送信部143、住所送信部144、結果送信部145、端末送信部24、および業者送信部44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0173】
端末受付部22、および業者受付部42は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0174】
端末出力部26、および業者出力部46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0175】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、図4図5のフローチャートを用いて説明する。
【0176】
(ステップS401)依頼受信部121は、検査依頼をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。検査依頼を受信した場合はステップS402に行き、受信しなかった場合はステップS407に行く。なお、当該検査依頼は、ユーザ識別子に対応付く。
【0177】
(ステップS402)依頼蓄積部131は、ステップS401で受信された検査依頼に含まれる固有識別子とユーザ識別子とを取得する。
【0178】
(ステップS403)依頼蓄積部131は、ステップS402で取得したユーザ識別子に対応付けて、ステップS402で取得した固有識別子をユーザ検査管理部117に蓄積する。
【0179】
(ステップS404)候補取得部132は、当該固有識別子に対応する検査キットを用いて検査可能な検査項目であり、ユーザの選択対象の検査項目の候補を決定する。かかる候補決定処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、ここで決定された1以上の検査項目は、第一候補の検査項目である、とする。第一候補は、第一段階の候補である、と言える。第一段階の候補は、固有識別子に対応する検体種類識別子に対応する検査項目の絞り込みの対象である。
【0180】
(ステップS405)画面構成手段1322は、ユーザが検査項目を選択するための画面情報を構成する。かかる画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0181】
(ステップS406)画面送信部140は、ステップS405で構成された画面情報を、検査依頼を送信してきたユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0182】
(ステップS407)受信部12は、検査項目の選択をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。検査項目の選択を受信した場合はステップS408に行き、受信しなかった場合はステップS413に行く。
【0183】
(ステップS408)候補取得部132は、ステップS407で受信された選択に応じた検査可能な検査項目であり、ユーザの選択対象の検査項目の候補を決定する。かかる候補決定処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、ここで決定された1以上の検査項目は、第二候補の検査項目である、とする。また、ここでは、少なくとも第一候補の検査項目から、1以上の検査項目が選択される、とする。なお、第二候補は、第二段階の候補である、と言える。第二段階の候補は、ユーザの1以上の検査項目の選択に応じた検査項目の絞り込みの対象である。
【0184】
(ステップS409)理由取得手段1324は、選択対象とならない検査項目の理由を特定する理由情報を取得する。かかる理由取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0185】
(ステップS410)推薦決定部133は、ステップS407で受信された選択に応じた検査項目であり、ユーザに推薦すべき検査項目を識別する検査項目識別子を取得する。かかる推薦取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0186】
(ステップS411)画面構成手段1322は、ユーザが検査項目を選択するための画面を構成する。かかる画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0187】
(ステップS412)画面送信部140は、ステップS411で構成された画面情報を、検査項目の選択を送信してきたユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0188】
(ステップS413)アンケート取得部136は、ユーザ端末2にアンケートを送信するか否かを判断する。アンケートを送信する場合はステップS414に行き、アンケートを送信しない場合はステップS423に行く。なお、アンケートを送信する場合は、例えば、検査項目の選択が受信された場合、またはユーザによる検査項目の選択が完了した場合である。ただし、アンケートを送信するためのトリガーは問わない。
【0189】
(ステップS414)アンケート取得部136は、カウンタiに1を代入する。
【0190】
(ステップS415)アンケート取得部136は、i番目の検査項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の検査項目識別子が存在する場合はステップS416に行き、存在しない場合はステップS419に行く。
【0191】
(ステップS416)アンケート取得部136は、i番目の検査項目識別子と対になるアンケートが存在するか否かを判断する。アンケートが存在する場合はステップS417に行き、存在しない場合はステップS418に行く。
【0192】
(ステップS417)アンケート取得部136は、i番目の検査項目識別子と対になるアンケートをアンケート管理部116から取得する。なお、ここで、アンケートを取得できない場合があっても良い。
【0193】
(ステップS418)アンケート取得部136は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS415に戻る。
【0194】
(ステップS419)アンケート取得部136は、ステップS417で1つのアンケートを取得したか否かを判断する。1つのみのアンケートを取得した場合はステップS422に行き、2以上のアンケートを取得した、またはアンケートを取得しなかった場合はステップS420に行く。
【0195】
(ステップS420)アンケート取得部136は、ステップS417で2以上のアンケートを取得したか否かを判断する。2以上のアンケートを取得した場合はステップS421に行き、アンケートを取得しなかった場合はステップS401に戻る。
【0196】
(ステップS421)アンケート取得部136は、2以上のアンケートを合成する。ステップS401に戻る。アンケート取得部136は、例えば、2以上の全アンケートの設問を結合し、当該結合した設問に集合に対して、ユニーク処理を行い、一のアンケートを取得する。その結果、一のアンケートに、同一の設問を2以上含むことを防止できる。
【0197】
(ステップS422)アンケート送信部142は、取得した一のアンケートをユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0198】
(ステップS423)回答受信部122は、アンケートに対する1以上の回答をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。回答を受信した場合はステップS424に行き、回答を受信しなかった場合はステップS429に行く。なお、1以上の回答は、ユーザ識別子および固有識別子に対応付く。
【0199】
(ステップS424)処理部13は、ユーザ識別子および固有識別子に対応付けて、ステップS423で受信された1以上の回答を格納部11に蓄積する。
【0200】
(ステップS425)推薦決定部133は、1以上の回答に基づいて、ユーザに推薦する1以上の検査項目を識別する検査項目識別子を取得する。かかる推薦取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0201】
(ステップS426)画面構成手段1322は、ステップS425で1以上の検査項目識別子が取得されたか否かを判断する。検査項目識別子が取得された場合はステップS427に行き、検査項目識別子が取得されなかった場合はステップS401に戻る。
【0202】
(ステップS427)画面構成手段1322は、ステップS425で取得された1以上の検査項目識別子が識別する検査項目の中から、ユーザが検査項目を選択するための画面を構成する。かかる画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0203】
(ステップS428)画面送信部140は、ステップS427で構成された画面情報をユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0204】
(ステップS429)結果受信部123は、検査機関の機関端末3から検査結果を受信したか否かを判断する。検査結果を受信した場合はステップS430に行き、検査結果を受信しなかった場合はステップS431に行く。なお、検査結果は、固有識別子と検査項目識別子とに対応付いている。
【0205】
(ステップS430)結果蓄積部138は、ステップS429で受信された検査結果を、固有識別子と検査項目識別子とに対応付けてユーザ検査管理部117に蓄積する。ステップS401に戻る。
【0206】
(ステップS431)指示受信部124は、ユーザ端末2から閲覧指示を受信したか否かを判断する。閲覧指示を受信した場合はステップS432に行き、閲覧指示を受信しなかった場合はステップS434に行く。
【0207】
(ステップS432)処理部13は、ステップS431で受信された閲覧指示に対応する検査結果等をユーザ検査管理部117から取得する。
【0208】
(ステップS433)結果送信部145は、ステップS432で取得された検査結果等を、閲覧指示を送信してきたユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0209】
(ステップS434)受信部12は、業者端末4から固有識別子を受信したか否かを判断する。固有識別子を受信した場合はステップS435に行き、固有識別子を受信しなかった場合はステップS401に戻る。なお、ここで、業者端末4以外から固有識別子を受信した場合は、ステップS401に戻ることとなる。
【0210】
(ステップS435)機関決定部134は、検査キットを配送する検査機関を決定する。かかる機関決定処理の例は、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0211】
(ステップS436)配送日決定部137は、検査キットの配送日を決定する。かかる配送日決定処理の例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0212】
(ステップS437)処理部13は、ステップS435で決定された1または2以上の検査機関の機関情報と、ステップS436で取得された配送日情報とを用いて、機関端末3に送信する情報を構成する。なお、送信する情報には、配送方法情報が含まれることは好適である。つまり、処理部13は、配送方法情報も取得することは好適である。
【0213】
(ステップS438)送信部14は、ステップS437で構成された情報を機関端末3に送信する。ステップS401に戻る。なお、配送日送信部143が配送日情報を送信し、住所送信部144が1以上の各検査機関の住所情報を送信しても良い。
【0214】
なお、図4図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0215】
次に、ステップS404、ステップS408の候補決定処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0216】
(ステップS601)候補取得部132は、前のステップでユーザの選択を受信したか否かを判断する。ユーザの選択を受信している場合はステップS606に行き、ユーザの選択を受信していない場合はステップS602に行く。
【0217】
(ステップS602)候補取得手段1321は、受信されている固有識別子と対になる検体種類識別子を検査キット管理部112から取得する。
【0218】
(ステップS603)候補取得手段1321は、ステップS602で取得した検体種類識別子と対になるお勧めセット情報が検査キット管理部112に存在するか否かを判断する。お勧めセット情報が存在する場合はステップS604に行き、存在しない場合はステップS605に行く。
【0219】
(ステップS604)候補取得手段1321は、検体種類識別子と対になるお勧めセット情報を検査キット管理部112から取得し、図示しない第一バッファに一時蓄積する。なお、お勧めセット情報は、例えば、2以上の検査項目識別子である。また、第一バッファは、画面情報の構成するための情報を一時蓄積するバッファである。
【0220】
(ステップS605)候補取得手段1321は、ステップS602で取得した検体種類識別子と対になる1以上の検査項目識別子を検査項目管理部113から取得し、第一バッファに一時蓄積する。上位処理にリターンする。
【0221】
(ステップS606)候補取得手段1321は、受信された選択に対応する検査項目識別子を取得し、当該検査項目識別子を図示しない第二バッファに一時蓄積する。なお、かかる第二バッファは、ユーザが選択した検査項目識別子が格納されるバッファである。また、選択した検査項目識別子は、例えば、選択に含まれる。
【0222】
(ステップS607)候補取得手段1321は、第二バッファから1以上の検査項目識別子を取得する。なお、かかる1以上の検査項目識別子は、ユーザが選択済みの検査項目の識別子である。
【0223】
(ステップS608)候補取得手段1321は、ステップS404で決定された候補の検査項目の中で、ユーザが未選択の検査項目の1以上の検査項目識別子を取得する。
【0224】
(ステップS609)候補取得手段1321は、カウンタiに1を代入する。
【0225】
(ステップS610)候補取得手段1321は、i番目の未選択の検査項目が存在するか否かを判断する。i番目の未選択の検査項目が存在する場合はステップS611に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0226】
(ステップS611)候補取得手段1321は、i番目の未選択の検査項目の検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を検査項目管理部113から取得する。
【0227】
(ステップS612)候補取得手段1321は、カウンタjに1を代入する。
【0228】
(ステップS613)候補取得手段1321は、j番目の採用条件が存在するか否かを判断する。j番目の採用条件が存在する場合はステップS614に行き、j番目の採用条件が存在しない場合はステップS619に行く。
【0229】
(ステップS614)候補取得手段1321は、j番目の採用条件を格納部11から取得する。
【0230】
(ステップS615)候補取得手段1321は、ステップS611で取得した1以上の検査項目属性値がj番目の採用条件を満たすか否かを判断する。j番目の採用条件を満たす場合はステップS616、j番目の採用条件を満たさない場合はステップS617に行く。
【0231】
(ステップS616)候補取得手段1321は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS613に戻る。
【0232】
(ステップS617)候補取得手段1321は、i番目の未選択の検査項目の検査項目識別子を、j番目の採用条件と対にして、図示しない第三バッファに蓄積する。ここでの第三バッファは、ユーザが選択できない検査項目の検査項目識別子が格納されるバッファである。
【0233】
(ステップS618)候補取得手段1321は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS610に戻る。
【0234】
(ステップS619)候補取得手段1321は、i番目の未選択の検査項目の検査項目識別子を図示しない第一バッファに蓄積する。ここでの第一バッファは、ユーザが選択可能な検査項目の検査項目識別子が格納されるバッファである。
【0235】
(ステップS620)候補取得手段1321は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS610に戻る。
【0236】
次に、ステップS405、ステップS411、およびステップS427の画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0237】
(ステップS701)画面構成手段1322は、固有識別子と対になる検体種類識別子と対になるお勧めセット情報が第一バッファに存在するか否かを判断する。お勧めセット情報が存在する場合はステップS702に行き、存在しない場合はステップS703に行く。
【0238】
(ステップS702)画面構成手段1322は、固有識別子と対になる検体種類識別子と対になる1以上のお勧めセット情報を第一バッファから取得する。画面構成手段1322は、当該1以上の各お勧めセット情報を選択可能とする画面情報(例えば、ページ)を構成する。
【0239】
(ステップS703)画面構成手段1322は、カウンタiに1を代入する。
【0240】
(ステップS704)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の第一候補の検査項目識別子が存在する場合はステップS705に行き、存在しない場合はステップS711に行く。
【0241】
(ステップS705)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子は、選択され得るか否かを判断する。選択され得る場合はステップS707に行き、選択され得ない場合はステップS706に行く。
【0242】
(ステップS706)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子と対になる採用条件に対する理由情報を取得し、当該理由情報をi番目の第一候補の検査項目識別子に対応付ける。
【0243】
(ステップS707)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子で識別される検査項目は推薦対象であるか否かを判断する。推薦対象であればステップS708に行き、推薦対象でなければステップS709に行く。
【0244】
(ステップS708)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子と対にして、推薦フラグを付加する。
【0245】
(ステップS709)画面構成手段1322は、i番目の第一候補の検査項目識別子で識別される検査項目に対する選択項目を構成する。なお、i番目の第一候補の検査項目が選択され得ない検査項目である場合、当該選択項目は、理由情報を有し、かつ選択されないユーザインターフェイスとなっている。選択されないユーザインターフェイスは、例えば、グレイアウトされている。i番目の第一候補の検査項目が選択され得る検査項目であり、推薦対象の検査項目である場合、例えば、当該選択項目は、選択可能なユーザインターフェイスであり、ハイライト表示されている。i番目の第一候補の検査項目が選択され得る検査項目であり、推薦対象の検査項目である場合、例えば、当該選択項目は、選択可能であり、ハイライト表示されずに、通常の表示のユーザインターフェイスである。
【0246】
(ステップS710)画面構成手段1322は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS704に戻る。
【0247】
(ステップS711)算出部135は、ユーザが選択している1または2以上の各検査項目の検査料金を用いて、1以上の検査料金を取得する。かかる料金取得処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0248】
(ステップS712)画面構成手段1322は、送信される画面情報を構成する。上位処理にリターンする。画面情報は、例えば、お勧めセット情報、選択できない検査項目と選択できないことの理由情報、推薦対象の検査項目、および通常の選択できる検査項目とを有する。
【0249】
次に、ステップS711の料金取得処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0250】
(ステップS801)算出部135は、変数「料金」に0を代入する。
【0251】
(ステップS802)算出部135は、ユーザにより選択されている1以上の各検査項目の検査項目識別子を取得する。
【0252】
(ステップS803)算出部135は、ステップS802で1以上の検査項目識別子を取得したか否かを判断する。1以上の検査項目識別子を取得した場合はステップS804に行き、取得したかった場合は上位処理にリターンする。
【0253】
(ステップS804)算出部135は、カウンタiに1を代入する。
【0254】
(ステップS805)算出部135は、ステップS802で取得した1以上の検査項目識別子の中で、i番目の検査項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の検査項目識別子が存在する場合はステップS806に行き、存在しない場合はステップS812に行く。
【0255】
(ステップS806)算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になる1以上の検査項目属性値を検査項目管理部113から取得する。
【0256】
(ステップS807)算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になるスポンサー識別子がスポンサー管理部115に存在するか否かを判断する。スポンサー識別子が存在する場合はステップS808に行き、存在しない場合はステップS810に行く。
【0257】
(ステップS808)算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になるスポンサー識別子に対応する利用人数が、当該スポンサー識別子に対応する制約人数を満たすか否かを判断する。制約人数を満たす場合はステップS809に行き、制約人数を満たさない場合はステップS810に行く。なお、制約人数は、スポンサーが検査費用を負担する上限数である。
【0258】
(ステップS809)算出部135は、算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になるスポンサー識別子に対応する利用人数を1、インクリメントする。ステップS811に行く。なお、ここで、利用人数に代えて、利用可能人数が管理されており、利用可能人数が1、デクリメントされても良い。
【0259】
(ステップS810)算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になる検査料金を取得し、変数「料金」に加算する。
【0260】
(ステップS811)算出部135は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS805に戻る。
【0261】
(ステップS812)算出部135は、ステップS802で取得した検査項目識別子が2以上であるか否かを判断する。ステップS802で取得した検査項目識別子が2以上であればステップS813に行き、1つであれば上位処理にリターンする。
【0262】
(ステップS813)算出部135は、ステップS802で取得した2以上の各検査項目識別子と対になる検査料金を検査項目管理部113から取得する。算出部135は、当該2以上の検査料金を加算し、変数「料金」に代入する。
【0263】
(ステップS814)算出部135は、ステップS802で取得した2以上の各検査項目識別子と対になる機関識別子を機関管理部111から取得する。算出部135は、2以上のすべての検査項目識別子と対になる機関識別子が、同一の機関識別子を含むか否かを判断する。同一の機関識別子を含めばステップS815に行き、同一の機関識別子を含まなければステップS816に行く。
【0264】
(ステップS815)算出部135は、変数「料金」を減額する。なお、減額する割合い、または量は問わない。
【0265】
(ステップS816)算出部135は、ステップS802で取得した2以上の各検査項目識別子と対になる試薬識別子を機関管理部111から取得する。算出部135は、2以上のすべての検査項目識別子と対になる試薬識別子が、同一であるか否かを判断する。同一であればステップS817に行き、同一でなければステップS818に行く。
【0266】
(ステップS817)算出部135は、変数「料金」を減額する。なお、減額する割合い、量は問わない。
【0267】
(ステップS818)算出部135は、ステップS802で取得した2以上の各検査項目識別子と対になる分析方法識別子を機関管理部111から取得する。算出部135は、2以上のすべての検査項目識別子と対になる分析方法識別子が、同一であるか否かを判断する。同一であればステップS819に行き、同一でなければステップS820に行く。
【0268】
(ステップS819)算出部135は、変数「料金」を減額する。なお、減額する割合い、量は問わない。
【0269】
(ステップS820)算出部135は、ステップS802で取得した2以上の各検査項目識別子と対になる前処理識別子を機関管理部111から取得する。算出部135は、2以上のすべての検査項目識別子と対になる前処理識別子が、同一であるか否かを判断する。同一であればステップS821に行き、同一でなければ上位処理にリターンする。
【0270】
(ステップS821)算出部135は、変数「料金」を減額する。上位処理にリターンする。なお、減額する割合い、量は問わない。
【0271】
なお、図8のフローチャートにおいて、上述した条件以外の条件で、2以上の検査料金を割り引いても良い。
【0272】
また、図8のフローチャートのステップS808において、算出部135は、i番目の検査項目識別子と対になるスポンサー識別子に対応する利用人数が、当該スポンサー識別子に対応する制約人数を満たすか否かを判断する。しかし、算出部135は、上述した提供期間や上述した提供条件を満たすか否かを判断しても良い。そして、ステップS808において、提供期間や提供条件を満たす場合はステップS809に行き、満たさない場合はステップS810に行っても良い。
【0273】
次に、ステップS409の理由取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0274】
(ステップS901)理由取得手段1324は、カウンタiに1を代入する。
【0275】
(ステップS902)理由取得手段1324は、第一候補の中で、第二候補に入らなかったi番目の検査項目が存在するか否かを判断する。当該i番目の検査項目が存在する場合はステップS903に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0276】
(ステップS903)理由取得手段1324は、i番目の検査項目識別子と対になる採用条件を取得する。
【0277】
(ステップS904)理由取得手段1324は、ステップS903で取得した採用条件に対応する理由情報を取得する。
【0278】
(ステップS905)理由取得手段1324は、i番目の検査項目識別子と理由情報とを対応付ける。
【0279】
(ステップS906)理由取得手段1324は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS902に戻る。
【0280】
次に、ステップS410の推薦取得処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0281】
(ステップS1001)推薦決定部133は、カウンタiに1を代入する。
【0282】
(ステップS1002)推薦決定部133は、ユーザに選択されたi番目の検査項目が存在するか否かを判断する。i番目の検査項目が存在する場合はステップS1003に行き、存在しない場合はステップS1006に行く。
【0283】
(ステップS1003)推薦決定部133は、ユーザに選択されたi番目の検査項目の検査項目識別子を取得する。
【0284】
(ステップS1004)推薦決定部133は、i番目の検査項目の検査項目識別子と対になる推薦対象の他の1以上の検査項目識別子を推薦管理部114から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、推薦対象の他の1以上の検査項目識別子を取得できない場合もあり得る。
【0285】
(ステップS1005)推薦決定部133は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1002に戻る。
【0286】
(ステップS1006)推薦決定部133は、アンケートの回答を受信しているか否かを判断する。アンケートの回答を受信していればステップS1007に行き、アンケートの回答を受信していなければ上位処理にリターンする。
【0287】
(ステップS1007)推薦決定部133は、カウンタjに1を代入する。
【0288】
(ステップS1008)推薦決定部133は、格納部11にj番目の回答条件が存在するか否かを判断する。j番目の回答条件が存在する場合はステップS1009に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0289】
(ステップS1009)推薦決定部133は、受信されているアンケートの1以上の回答が、j番目の回答条件を満たすか否かを判断する。j番目の回答条件を満たす場合はステップS1010に行き、満たさない場合はステップS1011に行く。
【0290】
(ステップS1010)推薦決定部133は、j番目の回答条件と対になる推薦対象の他の1以上の検査項目識別子を推薦管理部114から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0291】
(ステップS1011)推薦決定部133は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1008に戻る。
【0292】
次に、ステップS435の機関決定処理の例は、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0293】
(ステップS1101)機関決定部134は、1以上の検査項目識別子を取得する。
【0294】
(ステップS1102)機関決定部134は、1以上の検査項目識別子のすべてと対になる機関識別子を取得する。なお、ここで、機関識別子を取得できない場合もあり得る。
【0295】
(ステップS1103)機関決定部134は、ステップS1102で1つの機関識別子が取得できたか否かを判断する。1つの機関識別子が取得できた場合はステップS1104に行き、取得できた機関識別子が2以上または0である場合はステップS1105に行く。
【0296】
(ステップS1104)機関決定部134は、ステップS1102で取得した1つの機関識別子を図示しないバッファに蓄積する。上位処理にリターンする。なお、かかる機関識別子が検査を行う検査機関の識別子である。
【0297】
(ステップS1105)機関決定部134は、ステップS1102で2以上の機関識別子が取得できたか否かを判断する。2以上の機関識別子が取得できた場合はステップS1106に行き、取得できた機関識別子が0である場合はステップS1111に行く。
【0298】
(ステップS1106)機関決定部134は、カウンタiに1を代入する。
【0299】
(ステップS1107)機関決定部134は、ステップS1102で取得した2以上の機関識別子のうちのi番目の機関識別子が存在するか否かを判断する。i番目の機関識別子が存在する場合はステップS1108に行き、存在しない場合はステップS1110に行く。
【0300】
(ステップS1108)機関決定部134は、i番目の機関識別子のスコアを取得する。かかるスコア取得処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0301】
(ステップS1109)機関決定部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1107に戻る。
【0302】
(ステップS1110)機関決定部134は、ステップS1108で取得されたスコアのうち、最大のスコアと対になる機関識別子を取得し、図示しないバッファに蓄積する。上位処理にリターンする。
(ステップS1111)機関決定部134は、複数機関決定処理を行う。上位処理にリターンする。なお、複数機関決定処理とは、ユーザが選択した検査を行う複数の機関を決定する処理である。複数機関決定処理の例について、図13のフローチャートを用いて説明する。
【0303】
次に、ステップS1108のスコア取得処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0304】
(ステップS1201)機関決定部134は、対象となる検査機関の機関識別子と対になる1以上の機関属性値を機関管理部111から取得する。なお、ここでの1以上の機関属性値は、例えば、混み具合、住所を含む。
【0305】
(ステップS1202)機関決定部134は、1以上の機関属性値に基づくスコアを取得する。なお、ここでのスコアは、混み具合に応じたスコアでも良い。なお、混み具合が激しいほど、小さいスコアとなる。
【0306】
(ステップS1203)機関決定部134は、1以上のユーザ属性値を取得する。1以上のユーザ属性値は、例えば、住所を含む。
【0307】
(ステップS1204)機関決定部134は、1以上の機関属性値と1以上のユーザ属性値とを用いて、ユーザと検査機関との関係に基づくスコアを取得する。なお、関係に基づくスコアは、例えば、ユーザの住所と検査機関の住所とに基づく距離に対応するスコアである。なお、距離が小さいほど、大きなスコアとなる。
【0308】
(ステップS1205)機関決定部134は、ステップS1202で取得したスコアと、ステップS1204で取得したスコアとを用いて、対象となる検査機関の総合的なスコアを取得し、当該スコアを機関識別子と対にして一時蓄積する。上位処理にリターンする。
【0309】
次に、ステップS1111の複数機関決定処理の例について、図13のフローチャートを用いて説明する。
【0310】
(ステップS1301)機関決定部134は、カウンタiに1を代入する。
【0311】
(ステップS1302)機関決定部134は、機関管理部111に、i番目の検査機関識別子が存在するか否かを判断する。i番目の検査機関識別子が存在する場合はステップS1303に行き、存在しない場合はステップS1305に行く。
【0312】
(ステップS1303)機関決定部134は、機関管理部111を参照し、ユーザが選択した検査項目の中の検査機関が決まっていない検査項目の検査項目識別子で、i番目の検査機関識別子と対になる検査項目識別子の数を取得する。なお、かかる数は、ユーザが選択した検査項目の中で、i番目の検査機関が検査可能な検査項目の数である。
【0313】
(ステップS1304)機関決定部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1302に戻る。
【0314】
(ステップS1305)機関決定部134は、ステップS1303で取得した検査項目識別子の数が最大である検査機関の機関識別子を取得し、図示しないバッファに蓄積する。
【0315】
(ステップS1306)機関決定部134は、ユーザが選択した検査項目の検査項目識別子の中で、ステップS1305で取得した検査機関の機関識別子と対にならない1以上の検査項目識別子を取得する。
【0316】
(ステップS1307)機関決定部134は、ステップS1306で検査項目識別子を取得したか否かを判断する。検査項目識別子を取得した場合はステップS1308に行き、取得しなかった場合は上位処理にリターンする。
【0317】
(ステップS1308)機関決定部134は、複数機関決定処理を行う。上位処理にリターンする。
【0318】
次に、ステップS436の配送日決定処理の例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0319】
(ステップS1401)配送日決定部137は、ユーザが選択した1以上の各検査項目の検査項目識別子を取得する。
【0320】
(ステップS1402)配送日決定部137は、カウンタiに1を代入する。
【0321】
(ステップS1403)配送日決定部137は、i番目の検査項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の検査項目識別子が存在する場合はステップS1404に行き、存在しない場合はステップS1406に行く。
【0322】
(ステップS1404)配送日決定部137は、i番目の検査項目識別子と対になる日数情報を検査項目管理部113から取得する。
【0323】
(ステップS1405)配送日決定部137は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1403に戻る。
【0324】
(ステップS1406)配送日決定部137は、ステップS1404で取得した1以上の日数情報の中で、最も短い日数を特定する日数情報を取得する。
【0325】
(ステップS1407)配送日決定部137は、ステップS1406で取得した日数情報を用いて、配送日情報を取得する。上位処理にリターンする。なお、配送日情報は日数情報でも良いし、本日の日付け+日数情報でも良い。
【0326】
次に、ユーザ端末2の動作例について、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0327】
(ステップS1501)端末受付部22は、検査依頼を受け付けたか否かを判断する。検査依頼を受け付けた場合はステップS1502に行き、検査依頼を受け付けなかった場合はステップS1503に行く。
【0328】
(ステップS1502)端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子を対応付けて、送信する検査依頼を構成する。端末送信部24は、当該検査依頼を情報処理装置1に送信する。ステップS1501に戻る。
【0329】
(ステップS1503)端末受付部22は、ユーザ端末2の画面において、検査項目の選択を受け付けたか否かを判断する。検査項目の選択を受け付けた場合はステップS1504に行き、検査項目の選択を受け付けなかった場合はステップS1505に行く。
【0330】
(ステップS1504)端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子を対応付けて、送信する選択を構成する。端末送信部24は、当該選択を情報処理装置1に送信する。ステップS1501に戻る。なお、送信する選択は、通常、選択された検査項目識別子を有する。
【0331】
(ステップS1505)端末受信部25は、情報処理装置1から画面情報を受信したか否かを判断する。画面情報を受信した場合はステップS1506に行き、画面情報を受信しなかった場合はステップS1507に行く。
【0332】
(ステップS1506)端末処理部23は、受信された画面情報を用いて画面を構成する。端末出力部26は、当該画面を出力する。ステップS1501に戻る。
【0333】
(ステップS1507)端末受信部25は、情報処理装置1からアンケートを受信したか否かを判断する。アンケートを受信した場合はステップS1508に行き、アンケートを受信しなかった場合はステップS1509に行く。
【0334】
(ステップS1508)端末処理部23は、受信されたアンケートを用いて、出力するアンケートを構成する。端末出力部26は、当該アンケートを出力する。ステップS1501に戻る。
【0335】
(ステップS1509)端末受付部22は、出力されているアンケートに対する1以上の回答を受け付けたか否かを判断する。回答を受け付けた場合はステップS1510に行き、回答を受け付けなかった場合はステップS1511に行く。
【0336】
(ステップS1510)端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子と固有識別子とを取得し、当該ユーザ識別子と固有識別子とを対応付けて、送信する情報を構成する。端末送信部24は、当該情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1501に戻る。なお、当該情報は、1以上の回答を有する。
【0337】
(ステップS1511)端末受付部22は、閲覧指示を受け付けたか否かを判断する。閲覧指示を受け付けた場合はステップS1512に行き、閲覧指示を受け付けなかった場合はステップS1501に戻る。
【0338】
(ステップS1512)端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子を対応付けて、送信する閲覧指示を構成する。端末送信部24は、当該閲覧指示を情報処理装置1に送信する。ステップS1501に戻る。
【0339】
(ステップS1513)端末受信部25は、情報処理装置1から検査結果等を受信したか否かを判断する。検査結果等を受信した場合はステップS1514に行き、検査結果等を受信しなかった場合はステップS1513に戻る。
【0340】
(ステップS1514)端末処理部23は、受信された検査結果等を用いて、出力する検査結果等を構成する。端末出力部26は、当該検査結果等を出力する。ステップS1501に戻る。
【0341】
なお、図15のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0342】
次に、業者端末4の動作例について、図16のフローチャートを用いて説明する。
【0343】
(ステップS1601)業者受付部42は、固有識別子を受け付けたか否かを判断する。固有識別子を受け付けた場合はステップS1602に行き、受付なかった場合はステップS1601に戻る。
【0344】
(ステップS1602)業者処理部43は、ステップS1601で受け付けられた固有識別子を用いて、送信する情報を構成する。業者送信部44は、固有識別子を含む当該情報を情報処理装置1に送信する。
【0345】
(ステップS1603)業者受信部45は、固有識別子の送信に応じて、1または2以上の機関情報等を受信したか否かを判断する。機関情報等を受信した場合はステップS1604に行き、受信しない場合はステップS1603に戻る。なお、機関情報等とは、住所を含む機関情報と配送日情報と配送方法情報である。また、業者受信部45は、通常、一つの機関情報等を受信する。
【0346】
(ステップS1604)業者処理部43は、カウンタiに1を代入する。
【0347】
(ステップS1605)業者処理部43は、受信された情報の中に、i番目の機関情報が存在するか否かを判断する。i番目の機関情報が存在する場合はステップS1606に行き、存在しない場合はステップS1601に戻る。
【0348】
(ステップS1606)業者出力部46は、i番目の配送伝票に、i番目の機関情報と配送日情報等を印刷し、配送に使用する配送伝票を作成する。
【0349】
(ステップS1607)業者処理部43は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1605に戻る。
【0350】
なお、図16のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0351】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。以下の表の「ID」は、レコードを識別する属性である。また、以下の表の属性値「-」は「NULL」であり、情報が存在しないことを示す。
【0352】
情報処理装置1の機関管理部111には、図17に示す機関管理表が格納されている。機関管理表とは、機関情報を管理する表である。機関管理表は、「ID」「機関ID」「検査機関名」「機関属性値」を有する1以上のレコードを管理する。「機関属性値」は、「住所」「混み具合」を有する。「住所」は、検査機関の住所である。「混み具合」は、検査機関の混み具合のランクであり、1から5のいずれかの自然数を採り得る。ここでは、混み具合「1」は最も混んでいる状況を示し、「5」は最も空いている状況を示す。検体が届いてから検査結果を出せるまでの時間の長さに応じて、「1」から「5」のいずれかの自然数が登録されても良い。なお、「混み具合」は、機関端末3から、機関IDに対応付けて、受信され、蓄積された情報である。
【0353】
検査キット管理部112には、図18に示す検査キット管理表が格納されている。検査キット管理表とは、検査キット情報を管理する表である。検査キット管理表は、「ID」「検体種類」「検査キット属性値」「識別子情報」を有する1以上のレコードを管理する。「検査キット属性値」は、「容量」を有する。「検体種類」は、検体種類識別子である。「識別子情報」は、固有識別子の範囲を示す情報である。識別子情報「U001~U900」は、「U001,U002,U003,・・・,U898,U899,U900」を示す。識別子情報「U001~U900」は、「尿」の検体を入れる容器を有する900の検査キットが市場で出回っていることを示す。
【0354】
検査項目管理部113には、図19に示す検査項目管理表が格納されている。検査項目管理表とは、検査項目情報を管理する表である。検査項目管理表は、「ID」「検査項目識別子」「検体種類」「検査項目属性値」を有する1以上のレコードを管理する。「検査項目属性値」は、「検体量」「採取条件」「安定化剤有無」「保管温度」「日数」「分析装置」「試薬」「分析方法」「前処理」「料金」「機関識別子」を有する。「検体種類」は、検体種類識別子である。「検体量」は、検査に必要な検体量である。検体量の属性値「c11」「c12」等は、具体的な数値(例えば、「5ml」)である、とする。「安定化剤有無」の「0」は、検査において安定化剤を「使用しない」ことを示し、「1」は、安定化剤は「使用する」ことを示す。「保管温度」は検体の保管温度情報である。「日数」は検査可能な日数情報である。「分析装置」は検体の分析に使用する装置の識別子である。「試薬」は検体の分析に使用する試薬の識別子である。「分析方法」は検体の分析方法の識別子である。「前処理」は検体の分析のために行う前処理の識別子である。「料金」は定価の検査料金である。「機関識別子」は、検査項目識別子で識別される検査項目の検査が可能な1以上の各検査機関の識別子である。例えば、「検体種類」「検体量」「採取条件」「安定化剤有無」「保管温度」「分析装置」「試薬」「分析方法」「前処理」は、採用条件を判断するための情報である、と言える。
【0355】
推薦管理部114には、図20に示す推薦管理表が格納されている。推薦管理表とは、推薦情報を管理する表である。推薦管理表が、「ID」「推薦情報」を有する1以上のレコードを管理する。「推薦情報」は、ここでは2以上の検査項目識別子を有する。「推薦情報」のうちの一の検査項目識別子が選択された場合、当該一の検査項目識別子と対になる他の検査項目識別子で識別される検査項目が推薦される。
【0356】
スポンサー管理部115には、図21に示すスポンサー管理表が格納されている。スポンサー管理表とは、スポンサー情報を管理する表である。スポンサー管理表は、例えば、「ID」「スポンサー情報」を有する1以上のレコードを管理する。「スポンサー情報」は「スポンサー識別子」「検査項目識別子」「スポンサー属性値」を有する。「スポンサー属性値」は、「制限人数」「利用人数」「サポート内容」を有する。「制限人数」は、スポンサーが検査をサポートする対象人数を示す情報である。「利用人数」は、スポンサーのサポートを利用したユーザの数である。利用人数が制限人数に達した後は、ユーザはサポートされない。「サポート内容」は、スポンサーがサポートする内容を示し、ここでは「全額」または「半額」である。「全額」は、検査料金の全額をスポンサーが負担することを示す。「半額」は、検査料金の半額をスポンサーが負担し、半額をユーザがすることを示す。
【0357】
アンケート管理部116には、図22に示すアンケート管理表が格納されている。アンケート管理表とは、アンケートを管理する表である。アンケート管理表は「ID」「検査項目識別子」「アンケート」を有する1以上のレコードを管理する。ユーザが検査項目を選択した場合に、当該検査項目の検査項目識別子と対になるアンケートがユーザに送信される。アンケートの中の「設問a」等は、設問の内容を示す文字列も有する、とする。
【0358】
なお、ユーザにより「検査T1」と「検査T3」とが選択された場合、アンケート取得部136は、上述した処理により、「検査T1」と対になるアンケートと「検査T3」と対になるアンケートとを合成し、「設問a,設問b,設問c,設問d,設問e,設問f」からなる一のアンケートを取得する。つまり、重複する設問である「設問a」「設問d」の重複は除かれる。
【0359】
ユーザ検査管理部117には、図23に示す構造を有するユーザ検査管理表が格納されている。ユーザ検査管理表とは、ユーザ検査情報を管理する表である。ユーザ検査管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ユーザ住所」「固有識別子」「検査項目識別子」「回答」「検査結果」を有する1以上のレコードを管理する。「ユーザ住所」は、ユーザの住所である。「固有識別子」は、ここでは、ユーザが購入した検査キットのシリアル番号である。検査結果の属性値(例えば、「結果11」)は、検査結果の詳細を示す情報である、とする。
【0360】
格納部11には、図24に示す割引管理表が格納されている。割引管理表とは、割引情報を管理する表である。割引情報とは、検査料金の割引に関する情報である。割引管理表は「ID」「割引条件」「割引内容」を有する1以上のレコードを管理する。「割引条件」とは、割引を行う条件である。「割引条件」の適用は、ここでは、2以上の検査項目が選択されていることが前提である。「割引内容」とは、割引の内容を示す情報である。割引条件「同一「機関識別子」」は、2以上の各検査を行うすべての検査機関の機関識別子が同一であることである。割引条件「同一『安定化剤有無=「1」』」は、2以上の各検査において「安定化剤の有無」の値が「1」であることである。割引条件「同一「分析装置」は、2以上の各検査が同一の分析装置を使用することである。割引条件「同一「試薬」は、2以上の各検査が同一の試薬を使用することである。割引条件「同一「分析方法」は、2以上の各検査が同一の分析方法を使用することである。割引条件「同一「前処理」は、2以上の各検査が同一の前処理を行うことである。割引内容「10%OFF」は、2以上の検査料金の合計から10%を割り引いた料金が、2以上の検査料金となることである。割引内容「100円×n」は、2以上の検査料金の合計から「100円×n」を減額した料金が、2以上の検査料金となることである。なお、割引内容を構成する「n」は、重複する数(自然数)である。例えば、3つの検査項目が一つの分析装置で行える場合、「n」は「2」である。例えば、3つの検査項目のうち、2つの検査項目が一つの分析装置で行える場合、「n」は「1」である。
【0361】
以上の状況において、以下の具体例について説明する。
【0362】
ユーザ識別子「US01」で識別されるユーザUは、一の検査キットを購入した、とする。そして、その検査キットには、固有識別子「U001」が印字されていた、とする。また、検査キットの封筒には、固有識別子「U001」が埋め込まれたバーコードが印刷されている、とする。なお、封筒は、検査のための容器を入れる封筒である。
【0363】
そして、ユーザUは、固有識別子「U001」を含む検査依頼をユーザ端末2に入力した、とする。
【0364】
次に、ユーザ端末2は、当該検査依依頼を受け付け、固有識別子「U001」を含む検査依頼を情報処理装置1に送信する。
【0365】
次に、情報処理装置1の依頼受信部121は、当該検査依頼をユーザ端末2から受信する。次に、依頼蓄積部131は、当該検査依頼に含まれる固有識別子「U001」を、ユーザ識別子「US01」に対応付けて、ユーザ検査管理表(図23)に蓄積する。
【0366】
次に、候補取得部132は、当該固有識別子「U001」に対応する検査キットを用いて検査可能な検査項目であり、ユーザの選択対象の検査項目の候補を決定する。なお、候補取得部132は、当該固有識別子「U001」と対になる検体種類識別子「尿」を検査キット管理表(図18)から取得する。また、候補取得手段1321は、検体種類識別子「尿」と対になるお勧めセット情報(例えば、検査項目識別子「ソイチェック」と検査項目識別子「腸活チェック」)を検査キット管理部112から取得する。さらに、候補取得手段1321は、検体種類識別子「尿」と対になる1以上の検査項目識別子「検査T1,検査T2,検査T3,検査T4,検査T10,・・・」を検査項目管理表(図19)から取得する。
【0367】
次に、画面構成手段1322は、図7のフローチャートの動作に従って、以下のように、ユーザが検査項目を選択するための画面情報を構成する。まず、画面構成手段1322は、お勧めセットを選択するための画面情報を構成する。また、画面構成手段1322は、検査項目を自由に選択するための画面情報を構成する。さらに、画面構成手段1322は、お勧めセットの選択の画面情報のページと、検査項目を自由に選択するための画面情報のページの2ページを有する画面情報を構成する。
【0368】
次に、画面送信部140は、構成された画面情報を、ユーザUのユーザ端末2に送信する。
【0369】
次に、ユーザ端末2は当該画面情報を受信し、画面を構成し、出力する。かかる出力例は、図25である。図25において、2501はお勧めセットの選択の画面である。2502は、検査項目を自由に選択するための画面に移行するためのタブである。
【0370】
次に、ユーザは、図25のタブ2502を指示した、とする。すると、図26の画面に切り替わる。
【0371】
次に、ユーザは、図26の画面において、検査T1(2601)を選択した、とする。すると、ユーザ端末2は、検査項目識別子「検査T1」を含む選択を受け付け、当該選択を情報処理装置1に送信する。
【0372】
次に、情報処理装置1の受信部12は、検査項目識別子「検査T1」を含む選択をユーザ端末2から受信する。
【0373】
次に、候補取得部132は、受信された選択に含まれる検査項目識別子「検査T1」に応じた検査可能な検査項目であり、ユーザの選択対象の検査項目の候補を決定する。つまり、候補取得部132は、選択された検査項目識別子「検査T1」に対して、図6の候補決定処理により、検査項目識別子「検査T2」は選択不可である、と判断する。「検査T2」は「検査T1」と採取条件が異なるためである。また、候補取得部132は、選択された検査項目識別子「検査T1」に対して、図6の候補決定処理により、検査項目識別子「検査T3」は選択可能である、と判断する。また、候補取得部132は、選択された検査項目識別子「検査T1」に対して、図6の候補決定処理により、検査項目識別子「検査T4」は選択不可である、と判断する、とする。検査項目識別子「検査T1」と対になる検体量「c11」と検査項目識別子「検査T4」と対になる検体量「c14」の合計「c11+c14」が、固有識別子「U001」に対応する容量「C01」を超えると、候補取得部132が判断したからである。候補取得部132は、以上の処理を、「検査T10」等に対しても行う。そして、候補取得部132は、選択された検査項目識別子「検査T1」に対して、最終的に「検査T3,検査T10」を選択可能な検査項目識別子であり、「検査T2,検査T4」は選択不可の検査項目識別子である、と判断した、とする。
【0374】
次に、理由取得手段1324は、選択対象とならない検査項目(例えば、「検査T4」)の理由を特定する理由情報「検査に必要な検体量が得られません。」を、格納部11から取得した、とする。なお、理由情報「検査に必要な検体量が得られません。」は、採用条件「容量<=検体量の合計」と対に格納されている、とする。
【0375】
次に、推薦決定部133は、推薦管理表(図20)を参照し、受信された選択に含まれる検査項目識別子「検査T1」に応じた検査項目であり、ユーザに推薦すべき検査項目を識別する検査項目識別子(例えば、「検査T10」)を取得する。
【0376】
次に、画面構成手段1322は、ユーザが検査項目を選択するための画面情報を構成する。かかる画面情報は、検査項目識別子「検査T10」で識別される検査項目がハイライトされており、選択不可の検査項目「検査T4」がグレーアウトされている、とする。
【0377】
次に、画面送信部140は、当該構成された画面情報を、ユーザUのユーザ端末2に送信する。
【0378】
次に、ユーザ端末2は、当該画面情報を受信し、画面を構成し、出力する。かかる画面例は、図26である。図26において、検査項目識別子「検査T10」で識別される検査項目(2602)がハイライトされている、とする。また、検査項目識別子「検査T4」で識別される検査項目(2603)がグレーアウトされている。また、検査項目(2603)において、理由情報「検査に必要な検体量が得られません。」が表示されている。
【0379】
次に、ユーザUは、図26において、「検査T10」で識別される検査項目(2602)を選択した、とする。次に、ユーザUの検査項目(2602)の選択に応じた処理が行われる。
【0380】
以上の処理の結果、ユーザUは、検査項目識別子「T1,T10」の2つの検査を申し込んだ、とする。そして、算出部135は、割引管理表(図24)を参照し、2つの検査の合計料金に対して割引を行い、6280円を取得した、とする。なお、かかる料金「6280円」も、ユーザ端末2に送信された画面情報に含まれている(2604参照)。
【0381】
次に、ユーザUは、固有識別子「U001」に対応する検査キットの容器に自分の早朝第一尿を入れ、配送業者に渡した、とする(図27の2701参照)。
【0382】
次に、配送業者は、業者端末4で、容器が入れられた封筒に印刷された固有識別子を示すバーコードをバーコードリーダーで読んだ、とする。次に、業者端末4の業者受付部42は、固有識別子「U001」を受け付ける。次に、業者処理部43は、固有識別子を用いて、送信する情報を構成する。業者送信部44は、固有識別子「U001」を含む当該情報を情報処理装置1に送信する(2703参照)。
【0383】
次に、情報処理装置1の受信部12は、業者端末4から固有識別子「U001」を含む当該情報を受信する。
【0384】
次に、機関決定部134は、検査キットを配送する検査機関(例えば、「機関AB」)を、図11のフローチャートの動作に従い、以下のように決定する。つまり、まず、機関決定部134は、固有識別子「U001」と対になる検査項目識別子「検査T1,検査T10」を、ユーザ検査管理表(図23)から取得する。次に、機関決定部134は、検査項目識別子「検査T1,検査T10」のすべてと対になる機関ID「IA01,IA02、IA03」を取得した、とする。次に、機関決定部134は、3つの各機関ID「IA01,IA02、IA03」に対応する住所と混み具合とを機関管理表(図17)から取得する。また、機関決定部134は、ユーザU(ユーザ識別子「US01」)のユーザ住所「東京都・・・・」を、ユーザ検査管理表(図23)から取得する。次に、機関決定部134は、3つの各機関の住所とユーザ住所との距離に基づくスコア「(IA01,IA02、IA03)=(5,3,1)」を取得する。また、機関決定部134は、3つの各機関の混み具合に基づくスコア「(IA01,IA02、IA03)=(3,2,5)」を取得する。次に、機関決定部134は、距離に基づくスコアと混み具合に基づくスコアとを合計し、各機関の総合的なスコア「(IA01,IA02、IA03)=(8,5,6)」を取得する。次に、機関決定部134は、最高のスコア(ここでは「8」)と対になる機関ID「IA01」と機関名「機関AB」とを機関管理表(図17)から取得する。
【0385】
次に、配送日決定部137は、以下のように、検体の配送日を決定する。つまり、配送日決定部137は、検査項目識別子「検査T1,検査T10」の各々と対になる日数「7」「5」を検査項目管理表(図19)から取得する。配送日決定部137は、最小の日数「5」を採用する。次に、配送日決定部137は、本日「2023/6/10」から5日後の1日前の「2023/6/14」を、到着日を示す配送日情報として取得する。なお、配送日決定部137は、5日後の2日前、または3日前等の日を取得しても良い。つまり、配送日決定部137は、最小の日数「5」を用いて配送日情報を取得すれば良い。
【0386】
また、処理部13は、検査項目識別子「検査T1,検査T10」の各々と対になる保管温度「常温」を検査項目管理表(図19)から取得する。次に、処理部13は、保管温度「常温」に対応する配送方法情報「常温」を取得する。次に、処理部13は、取得した機関情報と取得した配送日情報と取得した配送方法情報とを用いて、業者端末4に送信する情報「<検査機関名>機関AB <住所>東京都港区・・・ <到着期限>2023/6/14 <配送方法>常温」を構成する。次に、送信部14は、当該構成された情報を業者端末4に送信する(2703参照)。
【0387】
次に、業者端末4の業者受信部45は、当該情報を受信する。業者出力部46は、1つの配送伝票に、「<検査機関名>機関AB <住所>東京都港区・・・ <到着期限>2023/6/14 <配送方法>常温」を印刷し、配送に使用する配送伝票を作成する(2704参照)。
【0388】
また、配送業者は、検体を検査機関「機関AB」に配送する(2705参照)。そして、検査機関「機関AB」は、2つの検査「検査T1,検査T10」を行う。そして、検査機関の検査者は、固有識別子「U001」に対応付けて、2つの検査の検査結果「結果11,結果12」を機関端末3に入力し、情報処理装置1に登録する(2706参照)。なお、かかる検査結果は、ユーザ検査管理表(図23)の「ID=1」の検査結果である。
【0389】
その後、ユーザUは、固有識別子「U001」を含む閲覧指示をユーザ端末2に入力した、とする。すると、固有識別子「U001」を含む閲覧指示が情報処理装置1に送信される。情報処理装置1は、当該閲覧指示を受信し、固有識別子「U001」に対応する2つの検査「検査T1,検査T10」の検査結果「結果11,結果12」をユーザ検査管理表(図23)から取得し、ユーザ端末2に送信する。次に、ユーザ端末2は、2つの検査の検査結果を受信し、結果表を構成し、出力する(2707参照)。なお、結果表は、検査結果及び/又は検査結果に関連する情報を記載したものである。
【0390】
以上、本実施の形態によれば、検査キットを入手したユーザが、当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、検査項目を選択できるプラットフォームを提供できる。
【0391】
また、本実施の形態によれば、検査キットを入手したユーザが、当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、検査項目をより適切に選択できるプラットフォームを提供できる。
【0392】
また、本実施の形態によれば、適切な検査機関を決定できる。
【0393】
さらに、本実施の形態によれば、検査のためのユーザの検体を配送業者が配送する場合の支援ができる。
【0394】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、検査キットに固有の固有識別子と1以上の検査項目識別子と当該1以上の各検査項目識別子に対応付く検査結果とを有するユーザ検査情報が格納されるユーザ検査管理部にアクセス可能なコンピュータを、ユーザ識別子に対応付く、固有識別子を有する検査依頼をユーザ端末から受信する依頼受信部と、前記検査依頼が有する前記固有識別子を、当該固有識別子に対応する検査キットを用いて検査可能でありユーザが申し込んだ1以上の各検査項目を識別する検査項目識別子と前記ユーザ識別子とに対応付けて前記検査キット管理部に蓄積する依頼蓄積部と、固有識別子と検査項目識別子とに対応付く検査結果を受信する結果受信部と、前記検査結果を前記固有識別子と前記検査項目識別子とに対応付けて前記検査キット管理部に蓄積する結果蓄積部と、ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末から受信する指示受信部と、前記閲覧指示に対応付く前記ユーザ識別子と対になる前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記検査キット管理部から取得する結果取得部と、前記結果取得部が取得した前記検査項目識別子と前記検査結果とを前記閲覧指示を送信した前記ユーザ端末に送信する結果送信部として機能させるためのプログラムである。
【0395】
また、図28は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図28は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図29は、システム300のブロック図である。
【0396】
図28において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0397】
図29において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0398】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0399】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0400】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0401】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0402】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0403】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0404】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0405】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置1は、検査キットを入手したユーザが当該検査キットにより検査可能な検査項目の中から、当該ユーザが検査項目を選択できるプラットフォームを提供できるという効果を有し、検査結果等を管理するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0406】
A 情報システム
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 機関端末
4 業者端末
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
41 業者格納部
42 業者受付部
43 業者処理部
44 業者送信部
45 業者受信部
46 業者出力部
111 機関管理部
112 検査キット管理部
113 検査項目管理部
114 推薦管理部
115 スポンサー管理部
116 アンケート管理部
117 ユーザ検査管理部
121 依頼受信部
122 回答受信部
123 結果受信部
124 指示受信部
131 依頼蓄積部
132 候補取得部
133 推薦決定部
134 機関決定部
135 算出部
136 アンケート取得部
137 配送日決定部
138 結果蓄積部
139 結果取得部
140 画面送信部
141 金額送信部
142 アンケート送信部
143 配送日送信部
144 住所送信部
145 結果送信部
1321 候補取得手段
1322 画面構成手段
1323 選択受信手段
1324 理由取得手段
【要約】
【課題】検査キットにより検査可能な検査項目の中からユーザが検査項目を選択できるプラットフォームが存在しなかった。
【解決手段】固有識別子を有する検査依頼を受信する依頼受信部121と、固有識別子に対応する検査キットを用いて検査可能でありユーザが申し込んだ1以上の各検査項目を識別する検査項目識別子とユーザ識別子とに対応付けて依頼蓄積部131と、検査結果を受信する結果受信部123と、検査結果を固有識別子と検査項目識別子とに対応付けて結果蓄積部138と、ユーザ識別子に対応付く閲覧指示をユーザ端末2から受信する指示受信部124と、閲覧指示に対応付くユーザ識別子と対になる検査項目識別子と検査結果とを取得する結果取得部139と、当該検査項目識別子と検査結果とを送信する結果送信部145とを具備する情報処理装置1により、上記課題を解決できる。
【選択図】図3
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