(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-27
(45)【発行日】2024-03-06
(54)【発明の名称】靴
(51)【国際特許分類】
A43B 17/00 20060101AFI20240228BHJP
A43B 3/38 20220101ALI20240228BHJP
A43B 13/14 20060101ALI20240228BHJP
【FI】
A43B17/00 Z
A43B3/38
A43B13/14 Z
(21)【出願番号】P 2019142156
(22)【出願日】2019-08-01
【審査請求日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2018-0100347
(32)【優先日】2018-08-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】盧 世坤
(72)【発明者】
【氏名】安 惠▲うく▼
(72)【発明者】
【氏名】盧 昌賢
(72)【発明者】
【氏名】朴 美▲きょん▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ぺ▼ 藝智
(72)【発明者】
【氏名】沈 榮輔
(72)【発明者】
【氏名】崔 旻鎬
(72)【発明者】
【氏名】崔 炳權
【審査官】宮部 愛子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/004498(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0023785(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0188950(US,A1)
【文献】米国特許第4837494(US,A)
【文献】特表2010-505451(JP,A)
【文献】国際公開第2011/115241(WO,A1)
【文献】中国実用新案第206542969(CN,U)
【文献】韓国登録特許第1724650(KR,B1)
【文献】登録実用新案第3142657(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0164680(US,A1)
【文献】実開昭58-93202(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B 17/00
A43B 13/14
A43B 3/34
A43B 3/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バックカウンタ(back counter)を含む甲皮(upper)と、
ミッドソールと、
前記甲皮内部に位置し、前記ミッドソールの上面に載置されるインソールボディ、及び前記インソールボディ内に配置される電子素子を含むインソールと、
前記ミッドソールの後方部に挿入され、前記電子素子を制御可能な制御モジュールと
、
前記甲皮の外部に露出され、前記電子素子を制御するためのユーザ命令が入力されるユーザインタフェースと、
前記電子素子及び前記制御モジュールに電力を供給するバッテリと、
を含
み、
前記甲皮に含まれる前記バックカウンタは、前記ミッドソールの後方の枠を取り囲み、前記ミッドソールから上方に延長され、
前記ユーザインタフェースは、前記バックカウンタに設けられた連結溝に沿ってスライドし且つ脱着可能であり、前記ユーザインタフェースは前記バックカウンタに取り付けたときに外部に露出されない非露出面と外部に露出される露出面とを含み、前記非露出面には前記バッテリを充電するために使用されるバッテリ充電端子が配置されており、前記ユーザインタフェースを前記バックカウンタに取り付けたときに前記バッテリ充電端子は外部に露出されない、靴。
【請求項2】
前記電子素子は、振動子、圧力センサ、又は慣性センサを含む、請求項1に記載の靴。
【請求項3】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子をオン・オフさせることができる電源ボタンを含む、請求項1に記載の靴。
【請求項4】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子のオン・オフ状態を表示できる光源を含む、請求項3に記載の靴。
【請求項5】
前記ユーザインタフェースは、前記甲皮に脱着可能である、請求項1に記載の靴。
【請求項6】
前記インソールは、前記電子素子を前記制御モジュールに電気的に接続させるためのコネクタをさらに含む、請求項1に記載の靴。
【請求項7】
前記コネクタは前記インソールの後方部に位置し、前記インソールボディの底面を貫通して前記制御モジュールにインストールされた接続端子に接続可能である、請求項6に記載の靴。
【請求項8】
靴の上側外形を形成し、且つバックカウンタを含む甲皮と、
前記靴の下側外形の少なくとも一部を形成するミッドソールと、
前記ミッドソールの上側に載置されるインソールボディ、及び前記インソールボディに配置される電子素子を含むインソールと、
前記ミッドソールに挿入され、前記電子素子を制御可能な制御モジュールと
、
前記電子素子を制御するためのユーザ命令が入力されるユーザインタフェースと、
前記電子素子及び前記制御モジュールに電力を供給するバッテリと、
を含
み、
前記甲皮に含まれる前記バックカウンタは、前記ミッドソールの後方の枠を取り囲み、前記ミッドソールから上方に延長され、
前記ユーザインタフェースは、前記バックカウンタに設けられた連結溝に沿ってスライドし且つ脱着可能であり、前記ユーザインタフェースは前記バックカウンタに取り付けたときに外部に露出されない非露出面と外部に露出される露出面とを含み、前記非露出面には前記バッテリを充電するために使用されるバッテリ充電端子が配置されており、前記ユーザインタフェースを前記バックカウンタに取り付けたときに前記バッテリ充電端子は外部に露出されない、靴。
【請求項9】
前記制御モジュール及び前記ユーザインタフェースを接続する延長ラインをさらに含み、
前記延長ラインの少なくとも一部は前記バックカウンタに固定され、
前記延長ラインの残りの一部のうち、前記ユーザインタフェースに隣接する部分は前記バックカウンタに固定されない、請求項8に記載の靴。
【請求項10】
前記制御モジュール及び前記ユーザインタフェースを接続する延長ラインをさらに含み、
前記延長ラインの被覆は、ファブリック材質で形成される、請求項8に記載の靴。
【請求項11】
前記ユーザインタフェースは、前記バックカウンタにタイトフィットされる方式で結合される、請求項8に記載の靴。
【請求項12】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子をオン又はオフさせるための電源ボタンをさらに含む、請求項8に記載の靴。
【請求項13】
前記ユーザインタフェースは、インタフェース磁性体をさらに含み、
前記甲皮は、前記ユーザインタフェースが前記甲皮に付着された状態で、前記インタフェース磁性体に磁力を提供する甲皮磁性体を含む、請求項8に記載の靴。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の説明は靴に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザは、日常で基本的に靴を着用する。靴は、ユーザの足に負担をかけず安全に保護する。近年、靴にセンサ及び/又は駆動器を配置することによってユーザの歩行パターンを検出したり、ユーザが安定的に歩行するように補助したりするウェアラブルデバイスが開発されている実状がある。
【0003】
前述した背景技術は、発明者が本発明の創作過程で保有したり習得したものであり、決して本発明の出願前に一般公衆に公開された公知技術とは言えない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、靴に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る靴は、甲皮(upper)と、ミッドソールと、前記甲皮内部に位置し、前記ミッドソールの上面に載置されるインソールボディ、及び前記インソールボディ内に配置される電子素子を含むインソールと、前記ミッドソールの後方部に挿入され、前記電子素子を制御可能な制御モジュールと、前記甲皮の外部に露出され、前記電子素子を制御するためのユーザ命令が入力されるユーザインタフェースとを含む。
【0006】
前記電子素子は、振動子、圧力センサ、又は慣性センサを含み得る。
【0007】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子をオン・オフさせることができる電源ボタンを含み得る。
【0008】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子のオン・オフ状態を表示できる光源を含み得る。
【0009】
前記ユーザインタフェースは、前記甲皮に脱着可能である。
【0010】
前記ユーザインタフェースは、バッテリ充電端子を含み、前記バッテリ充電端子は、前記ユーザインタフェースが前記甲皮に付着すれば外部に露出されない。
【0011】
前記インソールは、前記電子素子を前記制御モジュールに電気的に接続させるためのコネクタをさらに含み得る。
【0012】
前記コネクタは前記インソールの後方部に位置し、前記インソールボディの底面を貫通して前記制御モジュールにインストールされた接続端子に接続可能である。
【0013】
一実施形態に係る靴は、靴の上側外形を形成し、且つバックカウンタを含む甲皮と、
前記靴の下側外形の少なくとも一部を形成するミッドソールと、
前記ミッドソールの上側に載置されるインソールボディ、及び前記インソールボディに配置される電子素子を含むインソールと、
前記ミッドソールに挿入され、前記電子素子を制御可能な制御モジュールと、
前記バックカウンタに脱着可能であり、前記電子素子を制御するためのユーザ命令が入力されるユーザインタフェースとを含む。
【0014】
前記制御モジュール及び前記ユーザインタフェースを接続する延長ラインをさらに含み、前記延長ラインの少なくとも一部は前記バックカウンタに固定され、
前記延長ラインの残りの一部のうち、前記ユーザインタフェースに隣接する部分は前記バックカウンタに固定されない。
【0015】
前記制御モジュール及び前記ユーザインタフェースを接続する延長ラインをさらに含み、前記延長ラインの被覆は、ファブリック材質で形成され得る。
【0016】
前記ユーザインタフェースは、前記バックカウンタにタイトフィットされる方式で結合され得る。
【0017】
前記ユーザインタフェースは、前記バックカウンタの高さ方向に沿って前記バックカウンタにスライドして前記バックカウンタに結合され得る。
【0018】
前記ユーザインタフェースは、前記ユーザインタフェースが前記バックカウンタに付着されるとき、外部に露出されないバッテリ充電端子を含み得る。
【0019】
前記ユーザインタフェースは、前記電子素子をオン又はオフさせるための電源ボタンをさらに含み得る。
【0020】
前記ユーザインタフェースは、インタフェース磁性体をさらに含み、前記甲皮は、前記ユーザインタフェースが前記甲皮に付着された状態で、前記インタフェース磁性体に磁力を提供する甲皮磁性体を含み得る。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、靴を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図2】一実施形態に係る靴の分解斜視図であり、インソールボディが部分切開された形状を示す。
【
図4】一実施形態に係るインソールボディに内蔵される構成要素を示す斜視図及び部分拡大斜視図である。
【
図5】一実施形態に係るコネクタが制御モジュールに結合された形状を示す側面図である。
【
図6】一実施形態に係るコネクタが制御モジュールに結合された形状を示す背面図である。
【
図7】一実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
【
図8】一実施形態に係るコネクタを他の角度で図示する斜視図である。
【
図9】一実施形態に係る電子素子及びユーザ足の相対的な位置関係を示す平面図である。
【
図10】一実施形態に係る制御モジュールの平面図である。
【
図11】一実施形態に係る制御モジュールの背面図である。
【
図13】一実施形態に係る接続部の断面図であり、接続端子及び接続ラインが接触した状態を示す。
【
図15】一実施形態に係る靴の部分拡大斜視図であり、ユーザインタフェースがバックカウンタに装着された状態を示す。
【
図16】一実施形態に係る靴の部分拡大斜視図であり、ユーザインタフェースがバックカウンタから分離した状態を示す。
【
図17】一実施形態に係るユーザインタフェースが外部の電源供給装置に結合された状態を示す斜視図である。
【
図18】一実施形態に係る靴製造方法を示すフローチャートである。
【
図19】一実施形態に係るインソールを製造する下部成形フレームを示す斜視図である。
【
図20】一実施形態に係る下部成形フレームに支持レイヤが配置された状態を示す斜視図である。
【
図21】一実施形態に係る下部成形フレーム、支持レイヤ、及び上部成形フレームが分離した状態を示す断面図である。
【
図22】一実施形態に係る下部成形フレームと上部成形フレームとの間に支持レイヤが配置された状態で発泡材が発泡された状態を示す断面図である。
【
図23】一実施形態に係るインソール製造方法を示すフローチャートである。
【
図24】一実施形態にしたがってレイヤにコネクタを接続するステップを具体的に示すフローチャートである。
【
図25】一実施形態に係る底部成形フレーム、中間成形フレーム、及び上部成形フレームが分離した状態を示す断面図である。
【
図26】一実施形態に係る底部成形フレーム、中間成形フレーム、及び上部成形フレームが組み立てられた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
実施形態に対する特定の構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものとして、様々な形態に変更される。したがって、実施形態は特定の開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0024】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈しなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0025】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解しなければならない。
【0026】
本明細書で用いられる用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0027】
異なるように定義されない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈することはない。
【0028】
以下、実施形態を添付の図面を参照して詳説する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに関する重複説明は省略することにする。
【0029】
図1は、一実施形態に係る靴の斜視図である。
図2は、一実施形態に係る靴の分解斜視図であり、インソールボディが部分切開された形状を示す。
図3は、一実施形態に係る靴の断面図である。
【0030】
図1~
図3を参照すると、靴1は靴底10(sole)、制御モジュール20、ユーザインタフェース40、延長ライン50、及び甲皮90(upper)を含む。靴底10は、アウトソール11(outsole)、ミッドソール12(midsole)及びインソール13(insole)を含む。
【0031】
アウトソール11は、靴1の底部のうち少なくとも一部を形成する。例えば、アウトソール11は、ユーザが靴1を着用したときに地面と接する底面を含み、ミッドソール12よりも剛性な材質、例えば、革、ゴム又はウレタンから形成される。以下、アウトソール11及びミッドソール12が互いに区別される実施形態を基準にして説明するが、アウトソール11は、ミッドソール12と同じ材質で一体に形成されることを明らかにする。
【0032】
ミッドソール12は、靴1の下側の外形の少なくとも一部を形成する。ミッドソール12は、アウトソール11の上側に位置し、上面から下方に陥没形成される収容溝121を含む。収容溝121は、ユーザが靴1を着用したときに、ユーザのかかとを支持するミッドソール12の後方部に形成される。ミッドソール12の後方部は、その他の部分よりも厚い。例えば、ミッドソール12は、後方に行くほど次第に厚くなる形状を有し、ユーザの足の前面を支持する前方部が、ユーザのかかとを支持する部分よりも薄い。ミッドソール12の後方部は、その他の部分と比較するとき相対的に余裕をもった空間の確保が容易である。ユーザの足前面を支持する部分とユーザのかかとを支持する部分との間の領域であるミッドソール12の中央部は、ユーザが靴1を着用した状態で歩行するとき相対的に変形量が多い部分である。
【0033】
インソール13は、ユーザの足裏が接触する表面を含み、甲皮90の内部に装着されてミッドソール12上に配置され、ユーザの足を支持する。インソール13は、ミッドソール12よりもやわらかい材質から形成され、ユーザの着用感を向上させることができる。洗濯又は交替などのために、インソール13は、ミッドソール12から分離して洗濯又は交替してから載置される。インソール13は、インソールボディ131、支持レイヤ132、電子素子133、接続ライン134、及びコネクタ135を含む。
【0034】
インソールボディ131は、ミッドソール12の上面に載置される。インソールボディ131は、様々な形状に製造され、柔軟な材質から構成される。インソールボディ131がユーザの足裏形状に合うように、例えば、インソールボディ131の前方部の幅は、相対的に後方部の幅よりも広く製造される。インソール13を靴1に載置すれば、インソールボディ131の枠は甲皮90によって囲まれる。インソールボディ131の枠は、中央に比べて上方に突出形成される。
【0035】
支持レイヤ132は、インソールボディ131の内側に設けられ、後述する電子素子133及び接続ライン134を支持する。支持レイヤ132は、インソールボディ131によって囲まれた状態に位置して外部に露出されない。支持レイヤ132は、柔軟な材質のフィルムで形成してもよい。
【0036】
電子素子133についてもインソールボディ131内に配置される。例えば、電子素子133は、ユーザの足裏に対向する支持レイヤ132の上面に配置され、このように配置された電子素子133及び支持レイヤ132の全体がインソールボディ131の内部に含まれる。図面上に電子素子133の個数は4個として図示されているが、これに制限されることなく、これ以上の個数であってもよい。電子素子133は、ユーザの足に刺激を伝達したり、ユーザの足から加えられる圧力を測定したり、ユーザ足の動きを検出し得る。例えば、電子素子133は、振動子、圧力センサ、又は慣性センサを含んでもよい。例えば、プリント回路板(FPCB)は電子素子133を含んでもよく、前記プリント回路板(FPCB)は支持レイヤ132に設けてもよい。
【0037】
電子素子133は、振動子、例えば、偏心モータを含む。偏心モータは、ユーザの足裏に確率共鳴(stochastic resonance)を含む。例えば、電子素子133は、ユーザの足裏が検出できる触覚の閾値以下の振動ノイズを生成してユーザの足裏に提供する。この場合に、実際のユーザの足裏に伝えられる触覚信号が振動ノイズとの共振によって増幅されるため、ユーザの足裏の感覚を敏感にする。
【0038】
電子素子133は、圧力センサ、例えば、ピエゾ(piezo)圧力センサ又はFSR(force sensitive resistor)圧力センサを含む。圧力センサは、ユーザの足裏から加えられる圧力の大きさを測定し、測定された情報はユーザの歩行姿勢を解析するために使用される。
【0039】
電子素子133は、慣性センサを含む。慣性センサはユーザの足の各部分、例えば、前方部又は後方部の加速度、速度及び/又は方向を測定し、ユーザの歩行パターンを解析するために使用される。
【0040】
電子素子133は、前方電子素子133a及び後方電子素子133bを含む。ユーザが靴1を着用した状態を基準として、前方電子素子133aはユーザの足裏の前部に対向し、後方電子素子133bはユーザの足裏のかかとに対向する。電子素子133の例示的な配置構造については、
図9を参照して後述することにする。
【0041】
接続ライン134は、電子素子133及びコネクタ135と電気的に接続される。接続ライン134の一端は電子素子133に接続され、他端はコネクタ135に接続される。
【0042】
コネクタ135は、電子素子133を制御モジュール20へ電気的に接続させる。コネクタ135が接続ライン134に接続され、接続ライン134が電子素子133に接続されることにより、コネクタ135が制御モジュール20に接続されれば、電子素子133と制御モジュール20とが電気的に接続される。接続ライン134を制御モジュール20に接続させる役割を果たすコネクタ135は、例えば、インソール13の後方部に位置し、且つ接続ライン134を制御モジュール20に物理的に接触させる。コネクタ135は、制御モジュール20に脱着可能である。コネクタ135が制御モジュール20に装着されれば、電子素子133と制御モジュール20とが電気的に接続され、分離されれば、電気的な接続が途切れる。コネクタ135は、支持レイヤ132に固定されるベース1351と、制御モジュール20に脱着可能な脱着部材1352とを含む。
【0043】
制御モジュール20は、電子素子133と電気的に接続され、電子素子133の動作を制御する。例えば、電子素子133が振動子を含む場合に、制御モジュール20は、電子素子133の振動数及び/又は振幅などを調整する。一方、制御モジュール20は、電子素子133から情報を受信する。例えば、電子素子133が圧力センサ又は慣性センサを含む場合に、制御モジュール20は電子素子133で検出された情報を受信する。制御モジュール20がコネクタ135との物理的な接触を介して電子素子133と通信する場合について例示的に説明するが、コネクタ135が省略され、制御モジュール20が無線方式で電子素子133と通信することも可能であることを明らかにする。
【0044】
制御モジュール20は、ミッドソール12に装着される。例えば、制御モジュール20は、ミッドソール12の後方部に形成された収容溝121に装着される。ミッドソール12の後方部は、前方部に比べて相対的に厚い部分に当該し、余裕をもった空間の確保が容易な箇所であるため、後方部に形成された収容溝121は、制御モジュール20を安定的に収容することができる。また、ユーザのトーオフ(toe off)動作又は階段の上がり動作などで、ミッドソール12の前方部には急激な荷重が加えられるが、ミッドソール12の後方部は、ユーザの全体の立脚期過程で比較的に均一な荷重が加えられ、緩衝効果の優れた部分であるため、制御モジュール20に加えられる損傷が減少し得る。また、ユーザのヒールオフ(heel off)及びトーオフ(toe off)の間の過程などで、ミッドソール12の中央部には高い変形が加えられるが、ミッドソール12の後方部は比較的に均一な変形が発生する部分であるため、制御モジュール20に加えられる損傷が減少し得る。制御モジュール20は、ケース21、接続部22、バッテリ23、及びプロセッサ24を含む。
【0045】
ケース21は、収容溝121の形状に対応する形状を有する。ケース21は、ケースボディ211と、ケースボディ211上に陥没形成される結合溝212とを含む。収容溝121の大きさ及び形状は、制御モジュール20の全体が受容されるように形成される。例えば、収容溝121の高さは、制御モジュール20が装着されたとき、制御モジュール20の上面がミッドソール12の上面から突出しないように、制御モジュール20の厚さよりも大きいか同一である。
【0046】
結合溝212は、脱着部材1352に係合する形状を有することで、コネクタ135がケース21から上側に離脱することを防止する。例えば、結合溝212は、ケースボディ211の左側及び/又は右側に設けられ、脱着部材1352に形成された突出部が結合溝212に結合される。結合溝212の位置は、これに制限されないことを明らかにする。このような結合構造によって、ユーザの足の様々な運動過程で、コネクタ135及び制御モジュール20が短絡される問題を防止することができる。
【0047】
接続部22は、接続ライン134と電気的に接触可能な端子とを備える。接続部22は、ケース21の上側に位置して接続ライン134の端子に接触可能である。例えば、コネクタ135が制御モジュール20に結合される場合に、接続部22の接続端子は、接続ライン134の端子と接触して電気的に接続される。
【0048】
バッテリ23は、電子素子133及びプロセッサ24に電力を供給する。バッテリ23はケース21内に受容される。
【0049】
プロセッサ24は、電子素子133を制御する。プロセッサ24はケース21内に受容される。
【0050】
ユーザインタフェース40は、甲皮90の後方部に結合される。ユーザインタフェース40は、電子素子133を制御するためのユーザ命令が入力される。例えば、ユーザ命令は、電子素子133の電源をオン(on)又はオフ(off)する電源命令を含む。ユーザインタフェース40は、甲皮90のバックカウンタ91(back counter)に脱着可能である。例えば、ユーザインタフェース40は、バックカウンタ91にタイトフィット(tight fit)されたり、バックカウンタ91の高さ方向に沿ってバックカウンタ91にスライド可能である。バックカウンタ91は、相対的に甲皮ボディ92よりも剛性な材質で形成されることができ、この場合に、甲皮90の変形に応じてユーザインタフェース40の脱着動作に関する干渉する問題を減らし得る。ユーザインタフェース40は、制御モジュール20から分離して靴の外部に配置されるため、ミッドソール12に備えられる制御モジュール20の大きさをより小さく製造することができる。
【0051】
延長ライン50は、制御モジュール20及びユーザインタフェース40を連結して接続させることができる。例えば、延長ライン50は、バックカウンタ91の高さ方向に応じて、バックカウンタ91を囲むように設けられる。このような構造によると、ユーザは、延長ライン50を靴の取っ手として活用できる。延長ライン50の少なくとも一部、例えば靴1の外部に露出されない部分は、バックカウンタ91の内部に固定され、残りの一部、例えば靴1の外部に露出されるユーザインタフェース40に隣接する部分は、バックカウンタ91に固定されない。このような構造によると、ユーザは、延長ライン50を引っ張る方式でユーザインタフェース40をバックカウンタ91から分離する。延長ライン50の被覆は、ファブリック材質で形成してもよく、幅は厚さよりも相対的に広くてもよい。
【0052】
制御モジュール20、延長ライン50、及びユーザインタフェース40はともに制御アセンブリとして称してもよい。
【0053】
甲皮90は、靴の上側外形を形成してユーザの足を囲む。甲皮90の下段の枠はミッドソール12に連結され、ユーザのかかとの垂直部分を支持するバックカウンタ91を含む。以下、説明の便宜のために、甲皮90からバックカウンタ91を除いた部分は甲皮ボディ92と称することにする。
【0054】
バックカウンタ91は、ミッドソール12の後方の枠を取り囲み、ミッドソール12から上方に延長される。バックカウンタ91は、甲皮ボディ92よりも剛性な材質から形成され、甲皮ボディ92が外形を保持するよう補助できる。例えば、バックカウンタ91の内側は、甲皮ボディ92の裏側に固定され、甲皮ボディ92を支持する。延長ライン50は、バックカウンタ91の内面上に配置される。延長ライン50がバックカウンタ91の内面上に配置された状態で、甲皮ボディ92が形成される。その結果、延長ライン50は、バックカウンタ91及び甲皮ボディ92の間に配置される。
【0055】
図4は、一実施形態に係るインソールボディに内蔵されるインソールの構成要素を示す斜視図及び部分拡大斜視図であり、
図5は、一実施形態に係るコネクタが制御モジュールに結合された形状を示す側面図であり、
図6は、一実施形態に係るコネクタが制御モジュールに結合された形状を示す背面図であり、
図7は、一実施形態に係るコネクタを示す斜視図であり、
図8は、一実施形態に係るコネクタを他の角度で図示する斜視図である。
【0056】
図4~
図8を参照すると、複数の電子素子133を支持する支持レイヤ132はコネクタ135に固定される。例えば、かかとに該当する支持レイヤ132の後方端部はコネクタ135に巻かれる。
【0057】
コネクタ135は、制御モジュール20に脱着可能である。コネクタ135が制御モジュール20に装着される場合に、接続ライン134は制御モジュール20に接続される。コネクタ135は、ベース1351、脱着部材1352、及び支持突起1353を含む。
【0058】
ベース1351は、支持レイヤ132の後方部で延長された端部に連結される。ベース1351は、接続ライン134それぞれを下方に露出させ、制御モジュール20に伝えられる衝撃を吸収することができる。例えば、ベース1351は、弾性を有しており、靴1を着用したユーザのかかとと制御モジュール20との間に位置する。ユーザが歩行する間に、ユーザの荷重により垂直方向に伝えられる衝撃をベース1351が少なくとも一部吸収し、制御モジュール20に伝えられる衝撃量を減少させることができる。ベース1351は、下部プレート1351a、上部プレート1351b、接続部材1351c、流体通過孔1351d、及び複数のリブ1351eを含む。
【0059】
接続ライン134は、ベース1351に巻かれる。接続ライン134の一端部である接触端子134aは、ベース1351の下面に付着されて外部に露出される(
図8参照)。
【0060】
下部プレート1351aは、接続ライン134を下方に露出させることができる。例えば、接続ライン134は、ベース1351の周縁に巻かれ、接続ライン134は下方に露出される。下部プレート1351aは、メイン下部プレート1351a1及び補助下部プレート1351a2を含み、メイン下部プレート1351a1は、補助下部プレート1351a2よりもサイズが大きい。補助下部プレート1351a2は、メイン下部プレート1351a1の中央部に配置され、両者の間には段差が形成され、例えば、垂直方向に下方から上方を見るときを基準にして、メイン下部プレート1351a1の枠は補助下部プレート1351a2によってオーバラップされない。
【0061】
上部プレート1351bは、下部プレート1351aから離隔し、支持レイヤ132を支持する。例えば、上部プレート1351bの上面は、支持レイヤ132の下面と接触した状態を保持する。
【0062】
接続部材1351cは、下部プレート1351a及び上部プレート1351bを連結する。ベース1351に衝撃が加えられる場合に、接続部材1351cは変形される。例えば、接続部材1351cは、凸部分がインソールボディ131(
図2参照)の後方に向かっているU型の形状であってもよい。ユーザがヒールストライク(heel strike)を行う間には、上部プレート1351bが下方に加圧され、下部プレート1351a及び上部プレート1351bの間の距離が減少する一方、ユーザがヒールオフ(heel off)する間には、上部プレート1351bが再び元の状態に復元する。このような構造によって、ベース1351は、接続ライン134が制御モジュール20に垂直方向に接触した状態を保持しながら、ユーザの足による衝撃の一部を吸収することができる。
【0063】
流体通過孔1351dは、接続部材1351c上に形成され、支持レイヤ132の長手方向に貫通形成される。流体通過孔1351dは、製造過程でインソールボディ131を形成する発泡材の発泡が円滑に行われるように補助する。例えば、発泡材は、流体通過孔1351dを通過し、接続部材1351cの後方にも円滑に発泡される。また、流体通過孔1351dは、接続部材1351cがより滑らかに変形されるように補助することができる。支持レイヤ132は、流体通過孔1351dに対応するホールを備える。複数の接続ライン134は、流体通過孔1351dを迂回して下部プレート1351aの下面に延長される。
【0064】
複数のリブ1351eは、下部プレート1351aから下方に突出形成される。複数の接続ライン134のそれぞれは、下部プレート1351aの下面のうち、リブ1351eが形成されていない面、言い換えれば、陥没した部分に配置され、リブ1351eのそれぞれは隣接する2つの接続ライン134の間に配置される。同様に、接続ライン134は、隣接する2つのリブ1351eの間に配置される。リブ1351eは接続ライン134の側部を支持し、接続ライン134の整列を補助する。また、制御モジュール20に含まれた接続部22の端子がリブ1351eの間に挿入され、接続ライン134の端子に接触することによって、接続部22の端子と接続ライン134の端子との間の連結状態を頑固にする。例えば、接続ライン134の接触端子134aは、隣接する2つのリブ1351eの間に配置してもよい。
【0065】
脱着部材1352は、制御モジュール20に脱着可能である。例えば、脱着部材1352のうち少なくとも一部は、制御モジュール20のケース21に備えられた結合溝212に挿入される。挿入が可能になるよう、脱着部材1352の一部は、インソールボディ131の下面に突出形成される。突出する構造として、脱着部材1352は、左側アーム1352a及び右側アーム1352bを含む。
【0066】
左側アーム1352aは、ベース1351aの左側から下方に突出形成され、制御モジュール20の左側に結合可能である。例えば、左側アーム1352aの内側部は、制御モジュール20の左側面を囲み、左側アーム1352aの端部はケースボディ211の左側面から陥没形成された結合溝212に挿入される。
【0067】
同様に、右側アーム1352bは、ベース1351aの右側から下方に突出形成され、制御モジュール20の右側に結合可能である。例えば、右側アーム1352bの内側部は、制御モジュール20の右側面を囲み、右側アーム1352bの端部は、ケースボディ211の右側面から陥没形成された結合溝212に挿入される。右側アーム1352bは、左側アーム1352aと向い合って対応する形状を有する。
【0068】
一般に、ユーザが足の背屈(dorsiflexion)及び/又は足の底屈(planar flexion)を行う間、インソールボディ131(
図2参照)の側方面の変形は、相対的に前後方向の変形よりも小さい。したがって、左側アーム1352a及び右側アーム1352bは、ユーザが歩行する途中にも安定的に制御モジュール20に結合された状態を保持することができる。
【0069】
一方、他の例として、脱着部材1352は、フックとループのファスナー(hook-and-loop fastener)又はスナップフィット(snap-fit)構造などであることを明らかにする。
【0070】
支持突起1353は、ベース1351から上方に突出形成される。支持突起1353が貫通される孔(opening)が支持レイヤ132に含まれ、当該の孔を貫通するように結合されれば、支持突起1353は、ベース1351と支持レイヤ132の固定をより強固にし、レイヤ132がベース1351に対して相対的に動くことを防止する。支持突起1353は2つ以上備えてもよい。
【0071】
図9は、一実施形態に係る電子素子及びユーザの足の相対的な位置関係を示す平面図である。
【0072】
図9を参照すると、複数の電子素子133は、支持レイヤ132の前方部に配置される前方電子素子133aと、支持レイヤ132の後方部に配置される後方電子素子133bとを含む。
【0073】
前方電子素子133aは、支持レイヤ132の幅方向に配列される第1前方電子素子133a1及び第2前方電子素子133a2を含む。第1前方電子素子133a1は、支持レイヤ132のうち、ユーザ足の小指に相対的に隣接する位置に配列され、第2前方電子素子133a2は、支持レイヤ132のうち、ユーザ足の親指に相対的に隣接する位置に配列される。第1前方電子素子133a1及び第2前方電子素子133a2が振動子を含んでいる場合に、第1前方電子素子133a1は、ユーザの足裏の前方部のうち外側部に刺激を加え、第2前方電子素子133a2は、ユーザの足裏の前方部のうち内側部に刺激を加える。一方、第1前方電子素子133a1及び第2前方電子素子133a2がセンサを含んでいる場合に、第1前方電子素子133a1及び第2前方電子素子133a2は、ユーザの内がえし(inersion)及び/又は外がえし(eversion)を検出することができる。例えば、ユーザの足首が内がえしする場合に、第1前方電子素子133a1は圧力を検出し、第2前方電子素子133a2は圧力を検出することができない。ユーザの足首が外がえしする場合に、第1前方電子素子133a1は圧力を検出せず、第2前方電子素子133a2は圧力を検出する。
【0074】
後方電子素子133bは、支持レイヤ132の長手方向に配列される第1後方電子素子133b1及び第2後方電子素子133b2を含む。第1後方電子素子133b1は、ユーザのかかとのうち相対的に前方に配置され、第2後方電子素子133b2は、ユーザのかかとのうち相対的に後方に配置される。第1後方電子素子133b1及び第2後方電子素子133b2がセンサを含む場合に、第1後方電子素子133b1及び第2後方電子素子133b2は、ユーザの歩行状態をより精密に検出することができる。例えば、ヒールストライクが行われている間に、第1後方電子素子133b1は圧力を検出せず、第2後方電子素子133b2は圧力を検出する。ミッドスタンス(mid stance)が行われる間に、第1後方電子素子133b1及び第2後方電子素子133b2は全て圧力を検出することができる。
【0075】
図10は、一実施形態に係る制御モジュールの平面図であり、
図11は、一実施形態に係る制御モジュールの背面図であり、
図12は、一実施形態に係る接続部の断面図である。
図13は、一実施形態に係る接続部の断面図であり、接続端子及び接続ラインが接触した状態を示す。
【0076】
図10~
図13を参照すると、制御モジュール20は、ケース21、接続部22、バッテリ23、及びプロセッサ24を含む。ケース21は、ケースボディ211及び結合溝212を含む。接続部22は、接続ボディ221、接続端子222、接続ライン223、及び弾性部材224を含む。
【0077】
接続ボディ221は、ケース21の上部に備えられる。接続ボディ221は、接続端子222が上下方向に移動される空間を設ける。
【0078】
接続端子222は、接続ライン134の接触端子134a(
図8参照)に接続する。例えば、接続端子222は、上下方向に移動可能であり、接続ライン134の接触端子134aと物理的に接触して電気的に接続される。接続端子222は、少なくとも一部が接続ボディ221の内部に収容され、ケース21の上面に対して垂直方向に移動する。接続端子222の上面は、接続ライン134と容易に接触できるように平坦な表面を有する。
【0079】
接続ライン223は、接続端子222の下面から延長してバッテリ23及び/又はプロセッサ24に電気的に接続される。接続端子222とバッテリ23は、接続ライン50を介して電気的に接続される。したがって、ユーザインタフェース40の電源ボタン43がオフにされれば、接続端子222とバッテリ23の電気的な接続が途切れ、結果的に電子素子133への電源供給が途切れるようになる。
【0080】
弾性部材224は、接続端子222が接続ライン134に安定的に接触した状態を保持するように補助する。例えば、弾性部材224は、線形ばね又はゴムパッドであってもよい。弾性部材224は、接続ボディ221内に受容されて上端部は接続端子222に接続され、下端部は接続ボディ221に固定される。弾性部材224は、接続ライン134が接続端子222に接触した状態で、接続端子222を上方に加圧するよう構成され、歩行中に接点保持力を向上させることができる。
【0081】
図14は、一実施形態に係る靴の断面図である。
図15は、一実施形態に係る靴の部分拡大斜視図であり、ユーザインタフェースがバックカウンタに装着された状態を示す。
図16は、一実施形態に係る靴の部分拡大斜視図であり、ユーザインタフェースがバックカウンタから分離した状態を示す。
図17は、一実施形態に係るユーザインタフェースが外部の電源供給装置に結合された状態を示す斜視図である。
【0082】
図14~
図17を参照すると、ユーザインタフェース40は、甲皮90のバックカウンタ91の外側に脱着可能である。ユーザインタフェース40は、ユーザインタフェース40が甲皮90に脱着されときに、外部に露出される露出面と、外部に露出されない非露出面とを含む。ユーザインタフェース40は、インタフェースボディ41、バッテリ充電端子42、電源ボタン43、及びインタフェース磁性体44を含む。
【0083】
例えば、インタフェースボディ41は、バックカウンタ91にタイトフィット又はスライド方式により結合される。インタフェースボディ41は、左側面及び/又は右側面から突出形成されて弾性を有する連結突起411を備える。連結突起411は、タイトフィット又はスライド方式でバックカウンタ91に備えられた連結溝914に挿入されて結合されたインタフェースボディ41が外部衝撃によってバックカウンタ91から容易に分離されることを防止できる。
【0084】
バックカウンタ91に備えられた装着空間913は、インタフェースボディ41がタイトフィット又はスライドして結合及び分離されるように連結溝914を有する。装着空間913の側面の深さは、インタフェースボディ41の一側面の高さと同一であるか類似し、装着された状態で靴1の後面は滑らかな表面を有する。
【0085】
バッテリ充電端子42は、ユーザインタフェース40の非露出面に配置される。バッテリ充電端子42は、バックカウンタ91の外壁によってカバーされる。
【0086】
電源ボタン43は、電子素子133をオン・オフさせることができる。電源ボタン43は、例えば、バッテリ23及び接続端子222の電気的な接続の有無を変更する方式により、電子素子133をオン・オフさせる。電源ボタン43は、ユーザインタフェース40の露出面に配置され、ユーザがプッシュすれば、オン・オフされる。電源ボタン43には光源(例えば、LED電球)が装着され、電子素子133のオン・オフ状態を表示する。例えば、光源は、電子素子133がオン状態である時のみ発光する。
【0087】
インタフェース磁性体44は、ユーザインタフェース40の非露出面に配置され、ユーザインタフェース40を外部の電源供給装置に結合させるための磁力を提供する。例えば、インタフェース磁性体44は、バッテリ充電端子42と並んで配置してもよい。
【0088】
外部の電源装置Cは、電源ラインC10と、ユーザインタフェース40を支持する電源支持部C11と、バッテリ充電端子42と接続する電源充電端子C12と、インタフェース磁性体44に磁力を提供する電源磁性体C13とを含む。電源ラインC10、電源支持部C11、電源充電端子C12、及び電源磁性体C13はそれぞれ2個ずつ設けられ、左側の靴及び右側の靴それぞれのバッテリを充電できる。
【0089】
バックカウンタ91は、バックカウンタボディ911、甲皮磁性体912、装着空間913、及び連結溝914を含む。
【0090】
バックカウンタボディ911は、ミッドソール12の後方端部を囲み、ミッドソール12から上方に突出形成される。バックカウンタボディ911は、甲皮ボディ92と比較して、相対的に剛性な材質から構成され、ユーザインタフェース40を安定的に収容するための装着空間913を備える。
【0091】
甲皮磁性体912は、インタフェース磁性体44に磁力結合し、ユーザインタフェース40の結合力を向上させることができる。甲皮磁性体912は、バックカウンタボディ911内に設けられ、インタフェース磁性体44と対向する。
【0092】
装着空間913は、バックカウンタボディ911の外面から陥没形成されてユーザインタフェース40を収容する。装着空間913は、例えば、上方に開放された形状を有し、インタフェースボディ41がスライド方式により結合又は分離する。スライド結合又は分離を助けるために、装着空間913は連結突起411を収容することのできる連結溝914を有する。連結溝914は、装着空間913を形成しているバックカウンタ91の一面から陥没形成される。
【0093】
図18は、一実施形態に係る靴製造方法を示すフローチャートである。
【0094】
図18を参照すると、靴製造方法は、ミッドソールにバックカウンタを形成するステップS110と、ミッドソールに制御モジュールを挿入するステップS120と、制御モジュールに接続され、バックカウンタに沿って延長される延長ラインを形成するステップS130と、延長ラインの端部にユーザ命令が入力されるためのユーザインタフェースを形成するステップS140と、ミッドソールに甲皮ボディを形成するステップS150とを含む。図面に開示された各ステップの順序は1つの実施形態に過ぎず、反対となる記載がない以上、各ステップの順序は制限されないことを明らかにする。
【0095】
ステップS110において、ミッドソールにバックカウンタが形成される。例えば、バックカウンタは、ミッドソールの後側から上方に突出するようミッドソールに連結される。バックカウンタは、ミッドソールよりも相対的に剛性な材質で形成され得る。
【0096】
ステップS120において、制御モジュールがミッドソールに挿入される。例えば、ミッドソールは、制御モジュールを収容できる収容溝を備えてもよい。収容溝はミッドソールの後方部に形成される。ここで、後方部とは、ユーザの足裏のかかとを支持する部分を意味する。
【0097】
ステップS130において、延長ラインが制御モジュールに形成される。ステップS130は、ステップS110及び/又はステップS120よりも先行する可能性があることを明らかにする。延長ラインは、バックカウンタに沿って延長される。例えば、延長ラインは、バックカウンタの内壁に沿って延長してもよい。
【0098】
ステップS140において、ユーザインタフェースが延長ラインの端部に形成される。ステップS140は、ステップS110、ステップS120、及びステップS130のいずれか1つ以上のステップよりも先行する可能性があることを明らかにする。
【0099】
ステップS150において、甲皮ボディがミッドソールに形成される。ステップS150は、ステップS110、ステップS120、及びステップS130の後に実行される。言い換えれば、制御モジュールがミッドソールに受容され、延長ラインがバックカウンタの内壁に沿って延長されるように配置された状態で、甲皮ボディがミッドソールに形成される。このような靴製造方法によると、延長ラインがミッドソールの内壁及び甲皮ボディの外壁の間に介在され、結合の安定性が向上される。また、延長ラインがユーザの足に干渉される問題を防止することができる。
【0100】
図19は、一実施形態に係るインソールを製造する下部成形フレームを示す斜視図であり、
図20は、一実施形態に係る下部成形フレームに支持レイヤが配置された状態を示す斜視図であり、
図21は、一実施形態に係る下部成形フレーム、支持レイヤ、及び上部成形フレームを分離した状態で図示した断面図であり、
図22は、一実施形態に係る下部成形フレームと上部成形フレームとの間に支持レイヤが配置された状態で発泡材が発泡された状態を示す断面図である。
【0101】
図19~
図22を参照すると、下部成形フレーム81及び上部成形フレーム82は、インソール13(
図2参照)が電子素子133を正確な位置に内蔵できるように補助する。一方、製造上の便宜のために、下部成形フレーム81及び上部成形フレーム82のうちの1つ以上の複数のフレームが積層された構造を有することを明らかにする。
【0102】
下部成形フレーム81は、下部成形ボディ811、底面812、第1支持棒813、第2支持棒814、及びコネクタ収容部815を含む。
【0103】
下部成形ボディ811は、発泡材が発泡される空間を提供する。
【0104】
底面812は、下部成形ボディ811においてインソールの外郭形状に対応して陥没した部分である。底面812は、インソールの下側の外郭形状を決定する。
【0105】
第1支持棒813は、底面812から突出形成され、支持レイヤ132を支持する。第1支持棒813の上面は平たくてもよく、下部成形フレーム81の前方部に位置する第1前方支持棒813aと、下部成形フレーム81の後方部に位置する第1後方支持棒813bとを含む。第1前方支持棒813aの高さは、第1後方支持棒813bの高さよりも小さい。第1支持棒813は、突出方向を基準として電子素子133にオーバラップされる。例えば、第1支持棒813は、電子素子133の重心を支持する。
【0106】
第1支持棒813は、電子素子133の垂直位置を正確に位置付けすることができる。ユーザの足裏に適切なノイズを印加するための、電子素子133と足の裏との間の距離が決定されれば、第1支持棒813は、インソール上面から電子素子133が離隔した距離を設定し、結果的に、ユーザの足と電子素子133との間隔を設定できる。
【0107】
第2支持棒814も支持レイヤ132を支持する。第2支持棒814は、支持レイヤ132を支持する役割と同時に、支持レイヤ132の離脱防止の役割を行う。第2支持棒814は、下部成形フレーム81の前方部に位置する第2前方支持棒814aと、下部成形フレーム81の後方部に位置する第2後方支持棒814bとを含む。第2前方支持棒814aの高さは、第2後方支持棒814bの高さよりも小さい。第2支持棒814は、底面812から突出形成される支持棒ボディ8141と、支持棒ボディ8141上面に備えられる貫通突起8142とを含む。
【0108】
支持棒ボディ8141は、底面812から電子素子132が離隔した距離を設定する。
【0109】
貫通突起8142は、支持レイヤ132を貫通して電子素子133の正確な水平位置を設定することができる。支持レイヤ132には、貫通突起8142を収容するための孔が設けられる。貫通突起8142は、支持棒ボディ8141よりも小さい断面積を有する。例えば、貫通突起8142の横断面積は、支持棒ボディ8141の横断面積よりも小さくてもよい。貫通突起8142は、支持棒ボディ8141の上面から突出形成され、支持レイヤ132の当該の孔を貫通して製造過程のうち、支持レイヤ132が発泡剤の発泡により水平方向に移動することを防止する。
【0110】
コネクタ収容部815は、コネクタ135を固定させる。コネクタ収容部815は、コネクタ135を収容する溝又はホールであり得る。コネクタ収容部815は、コネクタ135の下面に密着可能であり、枠816を含む。支持枠816は、底面812とは異なって同じ高さを有する額状であり得る。支持枠816は、コネクタ135の下面に密着し、支持枠816とコネクタ135との間で発泡材の流動を防止する。
【0111】
上部成形フレーム82は、下部成形フレーム81をカバーする。上部成形フレーム82は、上部成形ボディ821と、上部成形ボディ821から下方に突出形成されてインソールの上側形状を決定する突出部を含む。
【0112】
図23は、一実施形態に係るインソール製造方法を示すフローチャートであり、
図24は、一実施形態によりレイヤにコネクタを接続するステップを具体的に示すフローチャートである。
【0113】
図23及び
図24を参照すると、インソール製造方法は、支持レイヤ上に電子素子を提供するステップS210と、接続ラインを配置するステップS220と、支持レイヤにコネクタを接続するステップS230と、支持レイヤを下部成形フレームに配置するステップS240と、下部成形フレームを上部成形フレームでカバーするステップS250と、下部成形フレームと上部成形フレームとの間に発泡材を発泡させるステップS260とを含む。図面に開示された各ステップの順序は1つの実施形態に過ぎず、反対となる記載がない以上、各ステップの順序は制限されないことを明らかにする。
【0114】
ステップS210において、支持レイヤ上に電子素子が配置される。電子素子は複数備えられてもよい。ステップS210は、支持レイヤの前方部上に支持レイヤの幅方向に複数の前方電子素子を配列するステップを含む。また、ステップS210において、支持レイヤの後方部上に支持レイヤの長手方向に複数の前方電子素子を配列するステップを含む。
【0115】
ステップS220において、支持レイヤ上に電子素子と電気的に接続される接続ラインを配置する。
【0116】
ステップS230において、コネクタは支持レイヤに接続される。例えば、コネクタは支持レイヤの後方端部に接続される。ステップS230は、支持レイヤにコネクタを固定するステップS231と、接続ラインがコネクタの少なくとも一部を囲むように接続ラインをコネクタに巻くステップS232と、接続ラインの端部をコネクタの下面に付着させるステップS233とを含む。
【0117】
ステップS240において、支持レイヤは下部成形フレームに配置される。支持レイヤ上に配置された複数の電子素子は、複数の支持棒によって支持される。貫通突起は支持レイヤを貫通し、支持レイヤが揺れることを防止する。例えば、下部成形フレームが後述するように、互いに組み立てられる底部成形フレーム及び中間成形フレームを含んでいる場合に(
図25及び26参照)、ステップS240は、支持レイヤを底部成形フレームに配置するステップと、底部成形フレームに中間成形フレームを組み立てるステップとを含む。
【0118】
ステップS250において、下部成形フレームを上部成形フレームでカバーする。下部成形フレーム及び上部成形フレームは係合することができる。下部成形フレームと上部成形フレームとの間の空間は、外部と連通されない。
【0119】
ステップS260において、下部成形フレームと上部成形フレームとの間に発泡材、例えば、ポリウレタンを発泡させてもよい。下部成形フレームと上部成形フレームとの間に発泡された発泡材は、四方で発泡されてインソールボディを形成する。インソールボディは、下面に陥没形成され、支持レイヤに形成された孔よりも大きい面積を有する第1溝を備える。前記第1溝は、第1支持棒813によって支持レイヤが支持された状態で、発泡材が発泡されて形成される。また、インソールボディは下面に陥没形成され、電子素子の面積よりも小さい面積を有する第2溝を備える。第2溝は、第2支持棒814によって支持レイヤが支持された状態で、発泡材が発泡されて形成される。第2溝の面積は、電子素子の面積よりも小さいため、電子素子は下方に落下しない。
【0120】
図25は、一実施形態に係る底部成形フレーム、中間成形フレーム、及び上部成形フレームが分離した状態を示す断面図であり、
図26は、一実施形態に係る底部成形フレーム、中間成形フレーム、及び上部成形フレームが組み立てられた状態を示す断面図である。
【0121】
図25及び
図26を参照すると、下部成形フレーム81は、底部成形フレーム81a及び中間成形フレーム81bを含む。底部成形フレーム81a及び中間成形フレーム81bは、組立及び分離可能な構造である。
【0122】
底部成形フレーム81aは、支持レイヤ132(
図20参照)の下面を支持する。底部成形フレーム81aは、支持レイヤを支持するための突出領域を含む。例えば、突出領域は、底部成形フレーム81aの上方に突出形成される。前記突出領域には、
図19を参照して前述した第1支持棒813、第2支持棒814、及びコネクタ収容部815のうち少なくとも1つ以上が備えられる。ユーザは、底部成形フレーム81aに突出領域に支持レイヤを配置することができるため、支持レイヤをより正確に安着させることができる。
【0123】
中間成形フレーム81bは、底部成形フレーム81aに組み立てられ、支持レイヤ132(
図20参照)を囲むことができる。例えば、中間成形フレーム81bは、底部成形フレーム81aの突出部に挟まれる環状を有する。中間成形フレーム81bの内壁は支持レイヤを囲む。製造者は、底部成形フレーム81a上に支持レイヤを安着させた後に、中間成形フレーム81bを底部成形フレーム81aに組み立てることができる。
【0124】
中間成形フレーム81bが底部成形フレーム81aに組み立てられた後に、上部成形フレーム82で中間成形フレーム81bをカバーする。底部成形フレーム81a、中間成形フレーム81b、及び上部成形フレーム82からなる空間内に発泡材が発泡されてインソールが製造される。インソールが製造された後に、製造者は、中間成形フレーム81bから上部成形フレーム82を分離し、底部成形フレーム81aから中間成形フレーム81bを分離し、製造されたインソールを容易に取り出すことができる。
【0125】
上述したように実施形態を限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明した技術が説明した方法と異なる順で実行されるし、及び/又は説明したシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明した方法と異なる形態で結合又は組み合わせてもよいし、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換したとしても適切な結果を達成することができる。
【0126】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0127】
1 靴
10 靴底
11 アウトソール
12 ミッドソール
121 収容溝
13 インソール
131 インソールボディ
132 支持レイヤ
133 電子素子
133a 前方電子素子
133a1 第1前方電子素子
133a2 第2前方電子素子
133b 後方電子素子
133b1 第1後方電子素子
133b2 第2後方電子素子
134 接続ライン
134a 接触端子
135 コネクタ
1351 ベース
1351a 下部プレート
1351a1 メイン下部プレート
1351a2 補助下部プレート
1351b 上部プレート
1351c 接続部材
1351d 流体通過孔
1351e 複数のリブ
1352 脱着部材
1352a 左側アーム
1352b 右側アーム
1353 支持突起
20 制御モジュール
21 ケース
211 ケースボディ
212 結合溝
22 接続部
221 接続ボディ
222 接続端子
223 接続ライン
224 弾性部材
23 バッテリ
24 プロセッサ
40 ユーザインタフェース
41 インタフェースボディ
411 連結突起
42 バッテリ充電端子
43 電源ボタン
44 インタフェース磁性体
50 延長ライン
81 下部成形フレーム
81a 底部成形フレーム
81b 中間成形フレーム
811 下部成形ボディ
812 底面
813 第1支持棒
813a 第1前方支持棒
813b 第1後方支持棒
814 第2支持棒
814a 第2前方支持棒
814b 第2後方支持棒
8141 支持棒ボディ
8142 貫通突起
815 コネクタ収容部
816 支持枠
82 上部成形フレーム
821 上部成形ボディ
90 甲皮
91 バックカウンタ
911 バックカウンタボディ
912 甲皮磁性体
913 装着空間
914 連結溝
92 甲皮ボディ
C 外部の電源装置
C10 電源ライン
C11 電源支持部
C12 電源充電端子
C13 電源磁性体
FPCB プリント回路板