(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-27
(45)【発行日】2024-03-06
(54)【発明の名称】ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法
(51)【国際特許分類】
B32B 27/10 20060101AFI20240228BHJP
B32B 7/06 20190101ALI20240228BHJP
B65D 30/02 20060101ALI20240228BHJP
B65D 65/46 20060101ALI20240228BHJP
B65D 65/40 20060101ALI20240228BHJP
【FI】
B32B27/10
B32B7/06
B65D30/02 BRF
B65D65/46 BRQ
B65D65/40 D
(21)【出願番号】P 2019227127
(22)【出願日】2019-12-17
【審査請求日】2022-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000205823
【氏名又は名称】大昭和紙工産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139044
【氏名又は名称】笹野 拓馬
(72)【発明者】
【氏名】木村 篤司
(72)【発明者】
【氏名】中村 知正
(72)【発明者】
【氏名】細貝 俊貴
【審査官】深谷 陽子
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-062786(JP,A)
【文献】特開2007-021932(JP,A)
【文献】特開2008-023965(JP,A)
【文献】特開2013-226831(JP,A)
【文献】特開2005-113060(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B32B 1/00-43/00
B65D 30/00-33/38、65/00-65/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法において、
ラミネート加工の前処理としてのコロナ放電処理が施されていない基紙の一表面に、
凸版印刷装置の凸版と液剤ローラを使って所定のニスないしメジュームを塗工するステップ
であって、上記一表面の所定の箇所におけるニスないしメジュームの塗工量の方が上記一表面のそれ以外の箇所における塗工量よりも多くなるように、上記液剤ローラに形成された複数の溝のうちの一部の溝がその他の溝よりも深く形成されており、上記所定のニスないしメジュームの入った液剤皿に上記液剤ローラが浸漬されると、上記所定のニスないしメジュームが上記複数の溝に収容された後、上記凸版の画線部に載せられるように構成されている、塗工するステップと、
所定のニスないしメジュームが塗工された上記一表面に合成樹脂ないし生分解性樹脂を押出しラミネート加工するステップであって、該基紙を材破させることなく手指の力で該基紙から剥離させることができる程度に該合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工される、押出しラミネート加工するステップと、
ラミネート加工済みの上記一表面が紙袋の外面となるように、ラミネート加工済みの基紙を折り畳むステップと、
を含む、
ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法。
【請求項2】
ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法において、
ラミネート加工の前処理としてのコロナ放電処理が施されていない基紙の一表面に、
凹版印刷装置の凹版を使って所定のニスないしメジュームを塗工するステップ
であって、上記一表面の所定の箇所における上記所定のニスないしメジュームの塗工量の方が上記一表面のそれ以外の箇所における塗工量よりも多くなるように、上記凹版に形成された複数の画線部のうちの特定の画線部がその他の画線部よりも深く形成されており、上記所定のニスないしメジュームの入った液剤皿に上記凹版が浸漬されると、上記所定のニスないしメジュームが上記複数の画線部に載せられるように構成されている、塗工するステップと、
所定のニスないしメジュームが塗工された上記一表面に合成樹脂ないし生分解性樹脂を押出しラミネート加工するステップであって、該基紙を材破させることなく手指の力で該基紙から剥離させることができる程度に該合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工される、押出しラミネート加工するステップと、
ラミネート加工済みの上記一表面が紙袋の外面となるように、ラミネート加工済みの基紙を折り畳むステップと、
を含む、
ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法。
【請求項3】
上記所定のニスないしメジュームは、パラフィン系のニスないしメジュームであることを特徴とする、請求項
1又は請求項
2に記載のラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラミネート加工紙、及びラミネート加工紙を用いた紙袋に関し、詳しくは、基紙からラミネート層を容易に剥離させることができるように構成されたラミネート加工紙、ラミネート加工紙を用いた紙袋及びこれをつくる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
百貨店等において消費者が商品を購入した際に手渡される紙袋の一例として、ラミネート加工紙を用いた紙袋がある。ラミネート加工紙は丈夫で、雨風による水濡れや汚れから紙袋を保護することができるので、ラミネート加工紙を用いた紙袋の需要は常に高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラスチック廃棄物による環境汚染が深刻な問題となっている現在、プラスチック廃棄物の量を削減するために、ラミネート加工紙の消費者が、使用済みのラミネート加工紙の基紙からラミネート層を剥離させ、再利用のために基紙(ラミネート基材)と合成樹脂ないし生分解性樹脂(ラミネート層)とに分別して回収できるとよい。
【0005】
しかし、ラミネート加工紙の消費者が、使用済みのラミネート加工紙からラミネート層のみを剥離させようとしても、基紙からラミネート層をきれいに剥がすことは難しく、ラミネート層を無理に引っ張ろうとすると基紙が材破してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施例においては、基紙の一表面に合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工されてなるラミネート加工紙であって、基紙を材破させることなく手指の力で基紙から剥離させることができる程度に合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工されてなる、ラミネート加工紙を提供する。
【0007】
さらなる実施例においては、合成樹脂ないし生分解性樹脂は、一表面に塗工された所定のニスないしメジュームを介してラミネート加工されていることを特徴とする。
【0008】
さらなる実施例においては、一表面の所定の箇所におけるニスないしメジュームの塗工量の方が、一表面のそれ以外の箇所における塗工量よりも増量されていることを特徴とする。
【0009】
また、ラミネート加工紙の上記一表面が紙袋の外面となるように該ラミネート加工紙が折り畳まれてなる、ラミネート加工紙を用いた紙袋を提供する。
【0010】
本発明の一実施例においては、ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法において、ラミネート加工の前処理としてのコロナ放電処理が施されていない基紙の一表面に、合成樹脂ないし生分解性樹脂を押出しラミネート加工するステップであって、基紙を材破させることなく手指の力で基紙から剥離させることができる程度に合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工される、押出しラミネート加工するステップと、ラミネート加工済みの上記一表面が紙袋の外面となるように、ラミネート加工済みの基紙を折り畳むステップと、を含む、ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法を提示する。
【0011】
他の実施例においては、ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法において、ラミネート加工の前処理としてのコロナ放電処理が施されていない基紙の一表面に、所定のニスないしメジュームを塗工するステップと、所定のニスないしメジュームが塗工された上記一表面に合成樹脂ないし生分解性樹脂を押出しラミネート加工するステップであって、基紙を材破させることなく手指の力で基紙から剥離させることができる程度に合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工される、押出しラミネート加工するステップと、ラミネート加工済みの上記一表面が紙袋の外面となるように、ラミネート加工済みの基紙を折り畳むステップと、を含む、ラミネート加工紙を用いた紙袋をつくる方法を提示する。
【0012】
さらなる実施例においては、塗工するステップは、一表面の所定の箇所におけるニスないしメジュームの塗工量の方が一表面のそれ以外の箇所における塗工量よりも多くなるように塗工することを含む。
【0013】
さらなる実施例においては、上記所定のニスないしメジュームは、パラフィン系のニスないしメジュームである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施例におけるラミネート加工紙を示す斜視図。
【
図2】他の実施例におけるラミネート加工紙を示す斜視図。
【
図3】ニスないしメジュームを塗工するための印刷装置の一例を示す図。
【
図5】紙袋が製造されるまでの過程を示すフローチャート。
【
図6】紙袋の表面からラミネート層が剥離されることを説明する図。
【
図7】紙袋の表面からラミネート層が剥離されることを説明する図。
【
図8】ラミネート層を剥がすと紙袋の模様が変わる様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明のラミネート加工紙、ラミネート加工紙を用いた紙袋及びこれをつくる方法について、添付の図を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は、本発明の第1の形態のラミネート加工紙1を示す。
図1(a)に示されるように、ラミネート加工紙1の基紙2の一表面に、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、及びポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂ないし生分解性樹脂がラミネート加工されている。ポリエチレンは約10
2~10
6の分子量をもつ分子の混合物であり、ラミネート加工では、分子量分布の広いポリエチレンが使用されることが多い。基紙として使われるのは、上質紙、クラフト紙、純白ロール紙、グラシンペーパー、パーチメント紙、マニラボール及び白ボールなどである。
【0017】
また、本発明におけるラミネート加工の特徴は、ラミネート加工の前処理として通常行われているコロナ放電処理を施さない点にある。コロナ放電処理を施さないことにより、完成品のラミネート加工紙は、基紙2からラミネート層4をきれいに(基紙2を材破させることなく)剥離させることができるものとなる。
図1(b)に、基紙2から部分的に剥がれた一部のラミネート層6が示されている。
【0018】
図2(a)は、本発明の第2の形態のラミネート加工紙10を示す。第2の形態のラミネート加工紙10は、基紙12の一表面に塗工された所定のニスないしメジューム(オーバーコート剤)14を介して、ラミネート加工されている。ラミネート加工する前に、ニスないしメジューム14を塗工しておくことにより、完成品のラミネート加工紙10からラミネート層16を剥離させるときに、一定の力加減できれいに(基紙12を材破させることなく)、ラミネート層16を剥離させることができるようになる。本願における所定のニスないしメジューム14の一例としては、パラフィン系のニスないしメジュームであるとよい。
【0019】
一実施例においては、本発明のラミネート加工紙10は、塗工される所定のニスないしメジュームが部分的に増量された厚盛り部18(斜線部分)を有する。この厚盛り部18に重ね合わせられるラミネート層の箇所は、使用者の手指で摘まみ易い箇所となるため、使用者はこの厚盛り部18を剥離作業の始点として、ラミネート層16を剥がし始めることができる。
図2(b)に、厚盛り部18から部分的に剥がされた一部のラミネート層20が示されている。
【0020】
図3(a)は、フレキソ印刷等を行う凸版印刷装置30を使って所定のニスないしメジューム14,14’が塗工される様子を示している。
図3(a)の右側に示されるように、液剤ローラ32が液剤皿31に浸漬されると、液剤ローラ32に形成されている複数の溝に、所定のニスないしメジューム14,14’が収容される。そして、ドクターブレード33によって余分なニスないしメジューム14,14’が掻き落とされた後、凸版34の画線部36,36’に載せられたニスないしメジューム14,14’が、回転する圧胴38の作用で基紙12に転写される。こうして、基紙12の全体に塗工されるニスないしメジューム14,14’は、基紙12上に複数の細かいドットとして点在するように塗工され得る。
【0021】
一実施例においては、
図3(a)に示されるように、液剤ローラ32に形成された複数の溝のうち特に深く形成されている特定の溝に、多量のニスないしメジューム14’が収容される。その特定の溝に対応する特定の画線部36’に載るニスないしメジューム14’は、他の画線部36に載るニスないしメジューム14よりも多量となる。このニスないしメジューム14’が基紙12に転写されると、他の画線部36から転写されるニスないしメジューム14よりも厚くなり、ニスないしメジューム14’からなる厚盛り部18(
図2を参照)が形成される。この厚盛り部18に重ね合わせられるラミネート層20の箇所は、完成品のラミネート加工紙の基紙からラミネート層16を剥離させ始めるときに、使用者が手指で摘まむ箇所となる。
【0022】
図3(a)の左側の一点鎖線内は、ニスないしメジューム14,14’を載せた凸版34の画線部36,36’が、圧胴38の下を通過する直前の様子を示している。図示されているように、画線部36’に載っているニスないしメジューム14’の量の方が、画線部36に載っているニスないしメジューム14の量よりも多い。
【0023】
本発明の他の実施例においては、液剤ローラ32のどの溝の深さも同じにして、所定の位置にのみ2色刷り印刷で1色ずつニスないしメジュームを塗工することにより、その所定の位置に厚盛り部18(
図2を参照)を形成することができる。
【0024】
図3(b)は、凹版印刷装置40を使って所定のニスないしメジューム14,14’が塗工される様子を示している。
図3(b)の右側に示されるように、凹版44は、ニスないしメジューム14,14’の液剤皿42に浸漬され、画線部48,48’にニスないしメジューム14,14’を載せる。そして、ドクターブレード46によって余分なニスないしメジューム14,14’が掻き落とされ、画線部48,48’内に残ったニスないしメジューム14,14’が、回転する圧胴50の作用で基紙12に転写される。
図3(b)に示される実施例においては、画線部48’の方が画線部48よりも深く形成されている。これにより、画線部48’から転写されるニスないしメジューム14’の方が、その他の画線部48から転写されるニスないしメジューム14よりも厚くなり、ニスないしメジューム14’からなる厚盛り部18(
図2を参照)が形成される。この厚盛り部18に重ね合わせられるラミネート層20の箇所は、完成品のラミネート加工紙の基紙からラミネート層16を剥離させ始めるときに、使用者が手指で摘まむ箇所となる。
【0025】
図3(b)の左側の一点鎖線内は、ニスないしメジューム14,14’を収容している凹版44の画線部48,48’が、圧胴50の下を通過する直前の様子を示している。図示されているように、画線部48よりも深く形成された画線部48’が収容するニスないしメジューム14’の量の方が、画線部48が収容するニスないしメジューム14の量よりも多い。
【0026】
図4は、ラミネート加工紙1,10から形成される紙袋60の展開図である。この展開図における紙袋60の一側面62、一側面64、襠(まち)部66、及び底面部68が折り畳まれ、一側面64に糊代(のりしろ)部70が重ね合わせられると、紙袋60の形状となる。さらに必要に応じて、手提げ用の持ち手72(
図8を参照)が取り付けられる場合もある。
【0027】
一実施例においては、ラミネート加工紙1,10から紙袋60がつくられるときに、完成品の紙袋60の糊代部70となるべき部分にのみ、ラミネート層16が施されない場合もある。他の実施例においては、完成品の紙袋60の底面部68となるべき部分に折り重なって完成品の紙袋60の外側に露出しない箇所にもラミネート層16が施されない場合がある。
【0028】
図5は、紙袋がつくられるまでの過程を示すフローチャートである。
図5(a)は、
図1に示した第1の形態のラミネート加工紙1を用いて紙袋がつくられるまでの過程を示している。
図5(b)は、
図2に示した第2の形態のラミネート加工紙10を用いて紙袋がつくられるまでの過程を示している。
図5(a),(b)における合成樹脂ないし生分解性樹脂を押出しラミネート加工するときの条件として、200℃~400℃の周囲温度、100m/分の加工速度、3kg/cm
2~5kg/cm
2のニップ圧(プレッシャーロール圧)、120mm~150mmのエアギャップとなるように、ラミネート加工装置に関する数値の設定を行う。但しこれらの数値は、使用されるラミネート加工装置の型式等に応じて異なる場合がある
。
【0029】
図6(a)は、本発明のラミネート加工紙10からつくられた紙袋60を示している。紙袋60の基紙12からラミネート層16を剥離させるには、
図6(b)に示されるように、最初に紙袋60の底面部68を開くように解体させる。紙袋60からラミネート層16を剥離させるには、第2の形態のラミネート加工紙10(
図2を参照)の厚盛り部18に重ね合わせられたラミネート層を手指で摘まんで、ラミネート層16をゆっくりと引っ張って基紙12から剥離させる。これによって、紙袋60の使用者は、紙袋60を基紙(ラミネート基材)と合成樹脂ないし生分解性樹脂(ラミネート層)とに分別して回収することができる。
図6(c)に示される実施例においては、紙袋60の一側面64の右上端部に剥離作業の始点が配置されている。
【0030】
これに対して、
図7に示されるように、複数の箇所に剥離作業の始点が配置される場合もある。
図7(a)は、ラミネート加工紙10からつくられた紙袋60の斜視図であり、
図7(b)は、紙袋60からラミネート層16が剥離される様子を示している。紙袋60からラミネート層16を剥離させるには、第2の形態のラミネート加工紙10(
図2を参照)の厚盛り部18に重ね合わせられたラミネート層を手指で摘まみ、ラミネート層16をゆっくりと引っ張って紙袋60の基紙から剥離させる。一実施例においては、紙袋60の一側面62、一側面64及び襠部66の各々に貼り付けられたラミネート層16を剥離させるとともに、底面部68に施された複数のラミネート層16を剥離させる場合もある。このように、紙袋60の外面となるべき箇所のみにラミネート層16が施されている場合、使用者は、紙袋60の底面部68を開くように解体させることなく、基紙12からラミネート層16を剥離させることができる。これによって、紙袋60の使用者は、再利用のために紙袋60を基紙(ラミネート基材)と合成樹脂ないし生分解性樹脂(ラミネート層)とに分別して回収することができる。
【0031】
或いは、紙袋60の使用者は、紙袋60を地面などに落としてひどく汚してしまった場合に、その汚れと一緒にラミネート層16を剥離させるとよい。これにより使用者は、汚れがきれいに取り除かれた紙袋を使用することができる。
【0032】
一実施例においては、紙袋60の模様替えをすることができるように、基紙12とラミネート層16とに別々の模様が描かれている。例えば、
図8(a)に示される実施例においては、ラミネート層16に星形の模様が描かれており、このラミネート層16が基紙12から剥離されると、
図8(b)に示されるように、ハート形の模様が描かれている基紙12が出現する。この場合、使用者は自分の好みでハート形の模様を選択するために、ラミネート層16を剥離させることができる。
【符号の説明】
【0033】
1…ラミネート加工紙
2…基紙
4…ラミネート層
6…一部のラミネート層
10…ラミネート加工紙
12…基紙
14…ニスないしメジューム
14’…ニスないしメジューム
16…ラミネート層
18…厚盛り部
20…一部のラミネート層(始点)
30…凸版印刷装置
31…液剤皿
32…液剤ローラ
33…ドクターブレード
34…凸版
36…画線部
36’…画線部
38…圧胴
40…凹版印刷装置
42…液剤皿
44…凹版
46…ドクターブレード
48…画線部
48’…画線部
50…圧胴
60…(ラミネート加工された)紙袋
62…一側面
64…一側面
66…襠部
68…底面部
70…糊代部
72…持ち手